猫町倶楽部

１０月７日（水）、名古屋１６話ツアーズの記念すべき第１回「中区」が開催されました。
名古屋１６話ツアーズとは、吉川トリコ「名古屋１６話」を課題本に月一回、それぞれの短編の舞台となった区で読書会を行い、名古屋の全十六区すべてを横断するという新企画です。





長い長い旅のはじまり、今回の会場は第１話「さよならなんて言わないで」の舞台である御園座周辺からほど近い伏見＜Ｎｏｖ.Ｃａｆｅ＞です。





テーブル札は名駅のビル街をイメージしています。
後ろに見えるのはエッフェル塔？　それとも……。





トリコさんの開会挨拶でなごやかにスタート。

小説の感想からはじまり、話題は自然と名古屋という場所そのものへ。





「御園座に北島三郎の公演を母と見に行ったことがある」
「年配の方にもそれぞれの推しメンがいるんですね」
「岐阜に住んでるので、学生の頃から名古屋はハレのイメージ」


今回は1話のみ読了が参加条件ということで、
まだ途中読みの人と全話読了済みの人が半々くらいでした。
「とりあえず自分の区から読んだ」という人も。




もともとこの地方に住んでいた訳ではなく、
転勤で名古屋に来たという人もちらほら。
知らない土地で一から友達を作るには読書会が最適かもしれませんね（？）





トリコさんにも各テーブルを回ってもらいつつ。
1時間半と普段よりコンパクトなこともあって、盛り上がりの醒めぬまま締めの時間になりました。





11月14日に開催される第二回男子禁制 猫町BL読書会の宣伝もバッチリ…！？





こちらは今回使われた名札です。





参加した回の区を塗りつぶしていくと、
自分だけの名古屋の地図が完成するという仕掛けになっています。
（名古屋在住の酔いどれ作家、河村さんも参加していたようですね）


＊


懇親会は名古屋のメインストリート「広小路通」に面する老舗、広小路キッチンマツヤで行われました。





味噌串カツや手羽先など、名古屋名物をしっかり味わえて大満足！
（食べるのとお喋りに夢中になりすぎて写真が撮れませんでした…）


次回は11月5日（木）第二話「失恋温泉」を題材に、北区で実施します。
（募集開始しましたら猫町倶楽部トリコ組公式Twitterよりお知らせします！）


名古屋のことが好きな人も、複雑な思いをもつ人も、
月に一度集まって話し合える会。
約一年半の長い旅になりますが、ぜひ遊びに来てくださいね！




文責：あじさい
写真：よるこ・トリコ組サポーター