扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ』 第三話「中川区」

特別イベント

  • 2015年12月2日(水) 
  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ』 第三話「中川区」

12月2日(水)、名古屋16話ツアーズ第三回「中川区」が開催されました。

吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわろうということではじまったこの企画も早くも三回目。アットホームな雰囲気でゆるゆると行っております。



今回の会場は、八田駅から歩いてすぐの住宅地にある<自由空間 八田>。
古民家を改装したお座敷カフェで、マスターのこだわりが随所に見られます。
自由空間の名にふさわしくゆったりとした時間が流れていて、まるでおばあちゃんちに遊びにきたかのようにリラックスムードで読書会スタート!



今回のおやつはチーズケーキ。
パティシエの方が八年かけてこの味にたどり着いたとメニューにありましたが、納得のおいしさ。



毎回、著者のトリコが各テーブルを回らせてもらうのですが、テーブルごとにまったく雰囲気が異なるのも読書会の楽しさのひとつ。
Aテーブルでは、中川区編「ハムくんは宇宙人」に登場するクラスでちょっと浮いているエキセントリックな男の子ハムくんの話から、「ぼくのわたしのハムくん体験」を中心に話しておりました。クラスにこういう子、一人はいたよね? そのとき、ぼくは、わたしはどうしてた? というちょっぴり苦い思い出話など。



Bテーブルでは、中川区近辺にお住まいの方が多かったからか、地元の話から、毎回必ず話題にのぼる名古屋の西と東、北と南での雰囲気のちがいなど、名古屋話に花を咲かせておりました。課題本をだしに名古屋の話ができる、この会ならではのテーブルでした。



最後のCテーブルでは、今回の短編に胸を打たれたおじさま方からのべた褒めにあい、著者テレテレという一場面も。北区編は女子人気が高かったのですが、中川区編ではとにかくおじさんたちが熱く語る語る語る・・・! 
小学生時代、一クラス15人で六年間同じメンバーで過ごしたという女性の、「ハムくんみたいな子も中にはいたけど、あたりまえのようにクラスの一部として存在していた」というお話もとても興味深かったです。

はじめる前は、こんな短い小説で読書会なんて無謀じゃないかと思っていましたが、短いからこそ濃い話が引き出せるのかもしれない、と三回を終えて感じているところです。

次回は第四話「ナゴヤからの手紙」を題材に、港区で実施します。
日曜日のお昼から、お正月ならではの企画を用意しておりますのでぜひご参加お待ちしております。


文責:吉川トリコ
写真:ayuppe

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