猫町倶楽部

第113回名古屋アウトプット勉強会は、世阿弥著「風姿花伝」/安田理央著「痴女の誕生」（どちらか１冊で参加）を課題本として、５月２０日（金）に「愛知県産業労働センター　ウインクあいち」（名古屋駅直結徒歩８分）で行われました。
今回の課題本は、名古屋藝術部からは「風姿花伝」、猫町UG（アンダーグラウンド）からは「痴女の誕生」の選書がありました。

会に先立って、今回がご自身初の読書会という「痴女の誕生」の著者安田理央さんにご挨拶を頂きました。





 

各テーブルともに簡単な自己紹介の後、読書会のスタートです。

まずは、世阿弥著「風姿花伝」の読書会の様子から。

人生には、「男時（おどき）」「女時（めどき）」即ち「いいとき」「悪いとき」があるとの話から、悪いときこそ備え時、との心強いアウトプットもありました。



「能はすぐ寝ちゃうけど大丈夫かしら」との意見に対して、「寝ちゃってもいい」という心強い意見(!?)もあったようです。



今回は写真撮影NGの方に、般若のお面をご用意しました。



世阿弥は年齢に応じた稽古についても説いています。あなたの年齢ではどんな稽古をする必要があるのでしょうか？（年齢がばれるので、私が何を思ったかは内緒です）

 





 

一方で、「痴女の誕生」を題材に話し合うテーブルでは、アダルト作品を題材に、性別や年齢を問わず、普段はなかなか口にしないようなコメントや感想について話しました。

「痴女の誕生」テーブルでは、安田さんにテーブルを回っていただき、参加者からの疑問や業界のお話を楽しく聞かせていただきました。テーブルのみなさんも、真剣です。





アダルトビデオ界での重大事件を思い出して、著者に感想や当時の事情を尋ねる参加者もいました。





女性がビデオショップの暖簾をくぐることの躊躇について、複数のグループで話題になったようです。





 

アウトプットが済んだところで、実行宣言の時間です。アウトプット勉強会では、本を読んで明日から実行に移すことを『実行宣言』していただいています。ビジネス書に近い「風姿花伝」も、ちょっと書きづらそうな「痴女の誕生」も、どちらも実行宣言を書きました。テーブル毎にベストを選出して、前に出て発表していただきます。



今回は、「ついてきたときのために腐らずに訓練する精神を忘れない」「能に触れにいく」「３４歳－３５歳までに許され、名望を得る」（以上、風姿花伝）、「痴女・男の娘はAV界のイノベーション。仕事でもイノベーションを大事にしよう」「責め言葉のボキャブラリーを増やす」「暖簾をくぐってみます」「エロを忘れない」（以上、痴女の誕生）の７つの実行宣言がベストに選ばれました。

今回は他分科会のスケジュールの告知のほか、名古屋藝術部と猫町UGから各分科会の様子を紹介していただきました。次回の名古屋藝術部は6/26(日)、猫町UGは7/18(月祝)です。普段アウトプット勉強会にだけ参加するメンバーさんが藝術部やUGに参加して下されば、今回の読書会を企画した甲斐があったというものです。
いずれも猫町倶楽部HP、各分科会mixiコミュに詳細をアップしています。ご一読を。
名古屋藝術部　【日本美術基礎講座】ゲスト:日本美術史家・山下裕二『山下流日本美術の見方』
猫町UG(アンダーグラウンド)　村田沙耶香「消滅世界」読書会

最後に記念撮影。



UG専属カメラマンさんのおかげで、全員で写ることができました。

読書会の後は懇親会です。

引き続き安田さんにも参加して頂き、仕事の話やお酒の話で盛り上がったり、プライベート企画を計画してみたりと、さまざまに盛り上がっています。はたまた、翌21日に開催するBL読書会の懇親会（懇親会のみ、男性がカップルを作れば参加可能なのです）に参加したいがためにお相手を募るボーイもちらほらと。

さて、次回の定例会は６月24日（金）。課題本は、松尾豊著「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」で行います。