扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋藝術部

  • 2016年9月4日(日) 能楽鑑賞会10:00~12:50、懇親ランチ会13:15~15:15
  • 【名古屋藝術部】能楽鑑賞会

晴れ渡った9月の日曜日。猫町倶楽部で初となる能楽鑑賞会が開催されました!


 

今年の名古屋猫町倶楽部は能楽尽くし!

5月のアウトプット勉強会では世阿弥『風姿花伝』、8月の浴衣読書会では白洲正子『能の物語』を取り上げました。

こうなったら、藝術部で舞台鑑賞へ行くしかありません!


初めての試みなので、人が集まるのかドキドキでしたが、総勢30名の方々にご参加いただきました!
「能は気になっていたけど、行く機会がなかった」という方が多かったようです。


ワクワクしながら会場の名古屋能楽堂へ。9月とはいえまだまだ暑い日でした。
今年度の能楽堂は「―能・狂言が描く“愛と恋”―」がテーマ。今回の3つの演目もすべて愛がらみ。

主君への忠義を貫く「巴」。巴御前が薙刀を携えた武士姿で舞う場面が華やかでした。その後、早着替えで一転して白装束になる場面がインパクトがあり、『風姿花伝』の「見る人の心にめづらしきが花なり。」を体感することができました。
夫婦の言い合いが面白い狂言「引括」。テンポ良く、言葉も分かりやすくて親しみやすかったです。現代のコントに通じる物を感じました。
幻想的な舞が印象的な「杜若」。華やかな唐衣へ変身してからの杜若の精の優美な舞が美しかったです。

三者三様の愛の形でしたが、皆さんはどの演目が一番印象に残ったのでしょうか。

 


 

参加された方からは「衣装がキレイ!」「時の流れがゆっくりだった」「言葉が聞き取りにくかった。イヤホンガイドで何とか」「控えている人たちが微動だにせずすごい!」などの声が上がっていました。
また、あまりの心地よさでコックリコックリしていた方も多かったようで(^^)

 


 

併設して展示室もあり、面を付けることができるコーナーも。視界がかなり狭くなり、ほとんど周りが見えないことが体感できました。その中で、よくあれだけの立ち振る舞いができるなと驚きでした。

第2部のランチ会は、丸の内駅近くのカフェブランカへ移動。

 


 

店名のブランカはエスペラント語で「白い」の意味だそうです。「巴」の白装束とのつながりを感じますね。


 

入り口ではこんな案内札がお出迎え。

 


 

まずは、猫町倶楽部主宰のタツヤさんからご挨拶。


 

その後はランチタイム!
店内は木のぬくもりがあって、落ち着いてくつろげる雰囲気でした。
舞台鑑賞での満足感とおいしい食事で、あちこちで話が盛り上がっていました。


 


 


 


 


 

 


 

今後も名古屋藝術部の活動は盛りだくさん!

9月の藝術部は、能に続いてクラシック音楽!
クラシック評論家の鈴木淳史さんをゲストにお招きして
9/18(日)に奥泉光「シューマンの指」を課題本にした読書会、9/19(祝)にオペラ「魔笛」の鑑賞会を開催します。
両日共に鈴木淳史さんのレクチャーつきです。

10月は日本美術。
10/16(日)には「佐藤晃子の日本美術基礎講座」の記念すべき第1回を開催。
美術ライターの佐藤晃子さんが日本美術についてレクチャーしてくださるこの講座は、全4回続きます!こちらも楽しみですね。

藝術の秋。たくさんのご参加をお待ちしています!

 

文:イノッチ、写真:タツヤ、ジャスミン、イノッチ

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