猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年10月26日(水) 19時半〜
- 第74回 名古屋シネマテーブル水曜会「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」
10月26日(水)19:30より、名古屋シネマテーブル第74回「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」が開催されました。
http://best-seller.jp/sp.html
今回は名古屋文学サロン月曜会との連動企画。
月曜会11月定例会では、パーキンズの手がけた小説家の作品が課題本になっています。
◆11月9日(水)名古屋会場
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39132
◆11月18日(金)藤が丘会場
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39151
シネマテーブルも65名(うち初参加6名)とたくさんの方にご参加いただきましたので、3会場に分かれての実施となりました。
第1会場「Nov.cafe」
第2会場「MITTS COFFEE STAND」
第3会場「Elephant’s Nest」は二次会(懇親会)の会場でもあります。
第2・第3会場になる場合は、前日までに猫町倶楽部事務局からメールでお知らせしていますので、ご参加の際には確認をお願い致します。
どの会場になるかもたのしみのひとつです。
さて今月の課題映画は、フィッツジェラルドやヘミングウェイの才能を見抜き、1920年代〜30年代アメリカで“ベストセラー”を世に送り続けた編集者パーキンズと、彼に見出された小説家トマス・ウルフの物語です。
全体的な感想としては、「淡々としている」と思われた方が多かったようですが、それを物足りないと感じるか、そこがいいと思うかは意見が分かれました。
物足りない派の主な意見は、
・トマス・ウルフの天才ならではのエピソードや創作苦労話をもっと見たかった。
・もっと熱い友情ものを期待していた。
・役者がいいのでもっと演技合戦が見たかった。
といったものでしたが、そこがいい派の方は、そういったところをあえてドライに表現しているのがいい、という見方をしていたようです。
そして何と言っても、主演のおふたり!
パーキンズ役のコリン・ファース(左)
トマス・ウルフ役のジュード・ロウ(右)
このふたりを目当てに鑑賞された女性多数でしたが、期待を裏切らない魅力的な演技でした。
他にもトマスの愛人役のニコール・キッドマンやフィッツジェラルド役のガイ・ピアースなど、俳優話で盛り上がったテーブルも。
パーキンズとウルフの関係性は、編集者と小説家というだけでなく、友情や父と息子のようにも見えるのですが、実際に親子ほど年齢の離れたメンバーと熱く語り合ったテーブルもありました。
その他には、
・パーキンズの帽子が気になる。
・ジュード・ロウの髪型が気になる。
・芸術は業。
・酒場のダンスシーンがよかった!
・トマスの遺言には、自作の権利は全てマックスに、と書いてあったそうだ。
・原題と邦題で印象がちがう。
・トマスの本を見て、あれだけ削ってまだこんなに分厚い!と思った。
・コリン・ファースとコリン・ファレルが混ざっていた。
といった感想を聞くことができました。
原題は『GENIUS』ですが、本当は誰を指していたのか、考えさせられる映画でした。
* * * * * * *
課題映画について語り合ったあとは「Elephant’s Nest」に集合して、二次会(懇親会)スタートです。
最近観た映画やおすすめ映画の情報交換、好きな女優さんトークなど、いろんな話題で盛り上がっています。
二次会にはサポーターセレクトの《話題映画テーブル》があります。
鑑賞は任意ですが、こちらの映画でもぜひ語りたい!という方もいらっしゃいます。
今月はイタリアの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレの新作『ある天文学者の恋文』でした。
ロマンチックで憧れる! vs ちょっと甘すぎてついていけない…と意見が分かれ、こちらも熱い感想戦になっていたようです。
二次会話題映画は、毎月mixiの定例会トピックスで告知していますので、チェックしてみてくださいね。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4993737
次回第75回シネマテーブルは11月30日開催。
課題映画は『この世界の片隅に』です。
お申し込みはこちらから。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39911
◆11月6日(日)には特別イベントもあります!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39497
シネマテーブルでは、映画に詳しい方も全然そうでもない方も、とにかく映画についてテーブルを囲みたいという方をお待ちしております。
ぜひ一度、ご参加ください。
文章:oota
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター