扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月30日(日) 
  • 第90回 東京文学サロン月曜会 川端康成 「古都」

平成29年7月30日、毎年恒例東京月曜会での浴衣読書会が、昨年に引き続き清澄庭園大正記念館で行われました。







今回は普段の定例会とは違い、特別会場でドレスコードが浴衣となっています。
全員浴衣着用というハードルがありながら、初参加者16名含め、90名以上の方にご参加頂きました。

当日、午前中は小雨がぱらつくことがあったものの、昼前には天気が回復。



緑の映える夏の日本庭園に浴衣、実に風流です。



課題本は川端康成の「古都」。
ノーベル文学賞の授賞対象作にもなった作品です。



「川端はあまり読んでいなかったけど、文章の美しさに感嘆した」
「京都弁が耳に心地いい」
「日本の四季の風物や伝統行事がたくさん盛り込まれていて、京都へ行きたくなる」
「最終的に恋愛模様がどうなったかはっきり書かれていないが、あえて結末を全て書かず、余韻を残すところに日本的な美意識を感じた」
「苗子の性格が綺麗過ぎるのでは?」
等、様々な意見が交わされました。







読書会中に庭園に散策に出る班も。
歩きながら本の話で盛り上がる班もあり、和やかな雰囲気で進んでいきます。

読書会終了後、ベストドレッサー賞の選出となります。
浴衣会ということで皆様気合が入っていますが、受賞された方は浴衣に課題本に関連づけた要素を+αしている方が多かったです。





ご自分の郷土に由来した柄の浴衣を着ていらっしゃる方も。



ベストドレッサーに選ばれた方々、おめでとうございます!

最後に全員で記念撮影です。







色鮮やかな浴衣が壮観ですね!

撮影が終了した後、懇談会に移ります。





読書会で打ち解けたおかげで、初対面の人とも会話が弾みます。



今回は普段と違う会場、全員浴衣という特別感のせいか、いつも以上に話が弾んでいたようでした。話し足りんと三次会へ繰り出す方も。
暑い中皆様お疲れ様でした。

次回の開催は8月27日(日)、課題本は『地下室の記録』で、会場はいつもと同じ代官山chano-maです。
訳者である亀山先生をお招きしてのイベントとなっておりますので、お楽しみに。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

文:山川
写真:山ちゃん・ハルアキ

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