扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2019年2月17日(日) 読書会16:30~ 懇親会19:30~
  • 『いとしい人と、おいしい食卓』ゲスト:筒井ともみさん

暖かい日差しが降り注ぐ2/17に映画「食べる女」の原作者であり脚本を手がけた
筒井ともみさんをお迎えして『いとしい人と、おいしい食卓』の読書会が開催されました。

今回の課題本はエッセイと筒井さん選りすぐりの46のレシピで構成されています。レシピ本が課題本になるのは猫町倶楽部では初めてですが、『他人の意見は否定しない』というルールのもと、読書会では料理や食べること、恋やセクシーについて話題が自由に広がっていきました。



「未知の食べ物ってためらいなく食べられますか?旅先で現地の食べ物を食べる行為は相手の文化を理解しようとする気持ちの表れに感じる」
「得意料理は何ですか?それより、そもそも得意料理って何でしょうかね?」
「味覚と男女の共通点って好きより嫌いが一緒の方が大事だと思う」
「箸置きを使うことで食べるというより味わう時間をもちたい」

今回のドレスコードは「エプロンまたは46のレシピからイメージして」でした。ベストドレッサーの皆さんは色や小物でレシピを表現されていました。

おめでとうございます!


読書会の後には、課題本の中でポルトガル旅行に同行された川良さんを聞き手に筒井さんのトークショーが始まりました。
「食べる女」の出演者の話や、筒井さんの食べる事へのこだわりなど、皆さん課題本を振り返りながら聞き入っていました。

セクシーな料理とは頭・心・体の全てで感じるもの、食べ物と自分の間に道具をなるべく挟みたくないというお話から課題本に出てくる「やわらか春菊の和風サラダ」を作って食べてみることになりました。
五感と指で料理という「エロス」を味わうレッスンの始まりです。まずは春菊の葉先をつまみます。その上にいりごまを手でひねってお醤油を2,3滴たらし手で食べてみます。


春菊は鍋物で食べるのがほとんどで、生で食べるのは初めて!という声を多く聞きました。食べる前は苦いのかな?と恐る恐るでしたが、春菊のやわらかい葉先をちぎると指先に青々しい香りがうつり、口にすると3つの素材の味をはっきりと感じつつもその調和に自然と 「お!おいしい!」と言葉がでてきます。何かを本気で感じとりたいときは五感を使ってみようという筒井さんの言葉の意味を体感したひとときでした。

読書とは一人で頭を使う行為ですが、参加者全員で五感を冴えわたらせた体験は読書会ならではの醍醐味でした。
また、今回の読書会をご縁に筒井さんが名づけ親である「写真集食堂 めぐたま」で写真家の飯沢耕太郎さんをゲストに読書会を開催することになりました。新しい発見がある読書会になると思いますよ!

4/20(土) 第一部16:00~ 第二部 18:25~
場所:写真集食堂 めぐたま  東京都渋谷区東3-2-7-1F
http://megutama.com/%e3%82%81%e3%81%90%e3%81%9f%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%a6%ef%bc%9f/

詳細・お申込みは猫町倶楽部のHPをご覧ください。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/66302
皆さまのご参加をお待ちしております。

文:なほこ  写真:かわべえ、あきこ

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