扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月11日 
  • 第11回 長編読書会「源氏物語」【東屋】・【浮舟】

もうすぐそこに春!を感じる宵、藤が丘のJAZZ茶房 靑猫さんにて
第十一回 紫式部「源氏物語」長編読書会を開催しました。

課題帖は「東屋・浮舟」。
 

会場のポスターと今回の名札シールは、国宝「源氏物語」絵巻 「宿木(三)」より、匂宮が琵琶を弾いて中君に聞かせるところが描かれています。
この時、匂宮は中君に薫の残り香を怪しみ二人の仲を疑っていますが、より一層愛しくも思っているところ。寛いでいる様子が見られますね。
 

 

読書会が始まりました。長編にも関わらず、30人を越える読書会を続けています。
残すところあと1回ですが、初めて猫町読書会にいらした方のご参加も!
つ、強者… ありがとうございます!!
 

 

さて、宇治十帖に入ってからはだいぶ登場人物が絞られて来ました。
話題の中心は匂宮か薫か、自分が浮舟であるとしたらどう思うか?
男女ともに聞いてみましょう♪
 

 

「情熱的な匂宮に惹かれてしまうかも…」
「将来のことを思えば、薫の方が大事にしてくれる。」
「両方とも嫌。」
「…出家したい。」
 

 

「光源氏が理想だった。匂宮や薫の魅力や宇治十帖の面白さがわからない。」
「華やかな宮廷の描写では無く、心情が描かれるようになって面白くなった!」
「浮舟の母の気持ちは庶民的でわかりやすい。」

ひとつの物語で男女の目線や、貴族と庶民で描かれたりと色々な目線があり
読者の意見も分かれて、今月も面白い感想タイムとなりました。
また、今回も関連する本をご紹介して下さった方もあって、
源氏物語からまた世界が広がっていくのが嬉しいですね。
 

 

 

 

読書会後はドレッサーの発表です。お題は「ふわり」。
ふわっとしたショールやスカート、平安時代の襲(かさね)をイメージされたり、
お菓子やティッシュの小品まで。
 

 

皆さん、服装も明るくなってきましたね。
ふわふわしたものの紹介をした後に、テーブルで印象的だった
他のドレッサーの方のご紹介もありました。
面白いアイディアの方が沢山で、絞りきれないですね!
楽しかったので次回のドレス・コードは、テーブル対抗戦になるかもしれません(笑)。

ここで読書会は一旦終了。最後の先行予約の受付をして懇親会へ。

今回の懇親会は<桃の宴>でした~。
平安時代でも季節の催しを大事にしています♪
白酒と甘酒で皆で乾杯~。
 

 

 

温かいおでんと大人味なちらし寿司。
全部美味しかったです!!靑猫マスターご馳走さまでした。
 

 

 
(11回終了時で13名の皆勤賞のみなさん!)
 

ご参加の皆様、ありがとうございました。
また次回もお待ちしてます!

 

次回はいよいよ最終回。4/8(月)、課題帖は、蜻蛉・手習・夢浮橋の3帖です。
お申し込みはこちらの猫町倶楽部HPから

懇親会は「桜花の宴」。
卒業&読了シーズンの到来、最終回参加者にはオリジナル「読了証」を進呈いたします。
全帖読了されていれば、最後だけの参加ももちろん大歓迎です。
ご一緒に源氏物語を始めてみませんか?
 

(みんなで折った「浮舟」)

文責:カノン
写真:源氏物語読書会サポーター

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