扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 平成31年4月3日(水) 19:15~
  • 第17回 猫町倶楽部フィロソフィア名古屋 スピノザ「エチカ-倫理学」

 


さくら咲く、美しい季節がやってきました。
一年に一度、限られた時間に楽しむことが出来るこの自然の美しさ。これも完全なるものの一つの様態なのね… あぁ、まさに「神すなわち自然」…



読書会会場であるJAZZ茶房・青猫前の桜並木も間もなく満開を迎えるかという4月3日、第17回名古屋フィロソフィアの定例会が開催されました。課題本は、かのアインシュタインをも魅了した偉大な哲学者・スピノザの「エチカ」。先に行われた東京では100名以上の大規模会でしたが、平日開催の名古屋は、フィロソフィア初参加の3名も加えて、和やかでアットホームな読書会となりました。

参加者の課題本への理解度は様々で、
「大好きな本!無人島に行くなら絶対に持っていく一冊はこれ!」
というスピノザ支持者もいれば、



「頑張って最後まで読んではみたけど、理解できない部分はどうしても無理…」が実は多数派だったかもしれません。

でもこういう自分一人で読みこなすのが難しい本こそ、読書会の効果が感じられるもの。感想や疑問をお互いがアウトプットしていく中で、難解に思われた哲学書に書かれていることが身近なものとして理解できるようになってきます。

ちなみにテーブルでは、
「ブラック企業に勤めているとしたら、スピノザのいう”能動的態度”とはどういうことを意味するのかな。」
「退職するのは受動的だよね。」
「いや、自らをより良い方へ変えるという理性の働きによるものなら能動的とも言えるんじゃない?」…



「先日のミュージシャンが起こした薬物使用事件って、スピノザ的にはどうなんだろう。」
「精神だけでなく肉体を鍛錬することも勧めていたスピノザだから、それはやっぱり悪でしょう。」
「いや、ピ◯ール瀧のコナトゥス(本質)である芸術の才能を高めたとして、意外と認めちゃうかもよ。」
…なんて会話も、終盤には交わされるようになっていました。



哲学というととてもハードルが高そうなイメージかもしれませんが、ここ名古屋フィロソフィアはそうでもありません。是非面白い話をしに来る感覚で、お気軽にご参加ください。

読書会後はよりフランクな懇親会へ。店内に飾られた本物の(!)さくらの樹々を眺めながらの、これまた楽しいひと時でした。



さて次回5月24日(金)名古屋フィロソフィアは、名古屋アウトプット勉強会と共催の特別イベントです。
ゲストに二村ヒトシさんをお迎えして、課題本は「欲望会議 「超」ポリコレ宣言」。
いつもとは違い金曜日開催ですのでお間違いなく。

お申込み詳細はこちら↓での発表をお待ちください。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/124

皆様のご参加をお待ちしております。

名古屋フィロソフィアサポーター一同

文責・写真:まりそる

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