扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  2019年4月10日(水)
  • 月曜会名古屋会場 小沼丹『村のエトランジェ』

 暖かい日が続いいたかと思いきや、急に冷たい雨の降った4月10日水曜日に、KAKO柳橋店で猫町倶楽部名古屋月曜会の読書会が開催されました。参加者は30人、初参加は2人でした。

 猫町倶楽部の唯一のルール、「人の意見を否定しないこと」(本の内容の批判はOK)を説明した後、読書会がスタート。


今回の課題本は小沼丹の「村のエトランジェ」。小沼丹は昨年が生誕100周年で、芥川賞候補にもなったことのある作家。「村のエトランジェ」は小沼丹の出世作で、課題本には表題作のほかに7編の短編が収められています。
今回の読書会で初めて、小沼丹の名前を知った、という方がほとんどでした。

今回の読書会で出た意見をご紹介します。


・大人の世界を垣間見て少年たちが成長する感じが良かった。

・戦時中の割に平和な雰囲気。

・印象派の絵のような文体。その中で人間の恐い部分が描かれているのが面白い。

・特徴的な文体で、詩的な表現がきれい。のどかなイメージでのんびり読める。

・短編集の構成が良い。最初の話と最後の話が対になっている。

・作者は第三者目線が上手

・どの話にもエトランジェ(見知らぬ人)が登場する

表題作「村のエトランジェ」の詩人について、
・殺されて当然の悪い男!
・女たちに翻弄される哀れな男。
・モテるのが許せない…!
というような意見が出ました。

また、小沼丹の他の本を読んだことのある方は「黒いハンカチ」をお勧めされていました。

読書会の後、ベストドレッサーを選出しました。
今回のドレスコードは「花」。各テーブルで選出されたベストドレッサーの皆さんで、写真撮影をしました。


今回の懇親会は「村の肉祭り」!喋り疲れた体にお肉がしみますね。

懇親会では、読書会で話したりなかったことから、「最近こんな作品を見た!」といった話まで、様々な話題で盛り上がっていました。

懇親会に来ると人の輪がさらに広がるのが嬉しいですね!


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

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文責:タキタテ
写真:名古屋月曜会11.5期サポーター

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