扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2019年5月22日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~21:00懇親会21:00~22:30
  • 第25回関西シネマテーブル「幸福なラザロ」

新緑眩しい5月22日(水)平日夜、関西シネマテーブルが心斎橋のカフェで開催されました。
平日は仕事で忙しい方も、課題映画さえ見てくれば遅刻も大丈夫です。懇親会含め22時半までお楽しみいただけます。また、参加を躊躇してHPをご覧になっているあなた、初参加の方も何名かいらっしゃいます。初参加者同士の初めましての交流もできますので、「えいや!」と遊びに来てください。


今回は参加者28名、内初参加6名、初心者の方のために初心者テーブルを設けました。


おいしそうなサンドイッチをほおばりながら、みんなでワイワイ話します。



第25回の課題映画は『幸福なラザロ』です。
ラザロは聖書に出てくる聖人の名前です。舞台はイタリアの田舎町、小作制度が廃止されたにも関わらずそれを隠し搾取を続ける地主と農民、その農民の中にラザロは存在しています。


今回は、始まりの前に皆さんに一言感想を書いて頂きラザロを葉っぱで囲みました。これを見るだけで、皆さんがいろいろなことを感じたのがわかります。


どれどれ、どんな会話が行われているかテーブルを覗いてみましょう。
ラザ夫さん「最後の狼の意味は何だと思いましたか?」
タンク嬢さん「完全な物語としてみていましたので、深く考えなかったです。」
アントニ也さん「狼が画面のほうに向かって歩いてきたのに、気が付きました?
        希望をあらわしているのだと思いました。」
村人さん「むしろ、本当はラザロは存在していなかったのでは?
     狼は希望というラザロ自身で、森に帰ったのではないかと思いました。」
タンク嬢さん「なるほど、そういう意味だったのですね。」
※↑↑仮名です。
最初は不明だった映画の中身も、自分でしゃべりながら理解を深めたり他の人の解釈に驚いたり盛り上がっています!


感想に正解はありません。「こいつは嫌な奴だった。」「ラザロは経営者に向いている。」などの意見も出ました。最初の感想と話し終わった後の感想、気づきや発見がたくさんあります。


シネマテーブルが終了した後は、懇親会に入ります。
懇親会は各テーブルに分かれて、テーマごとにおしゃべりを楽しみます。今回は『アベンジャーズ』のテーブルもあり最終回の話に花が咲いていました。


課題映画の他に話題映画として、懇親会でテーブルが設けられる映画があります。今回の話題映画は『愛がなんだ』です。各回大入り満員の人気映画です、こちらも盛り上がっていました。
「誰にも共感できないけど、この人のここは共感できる。」
「愛とはなんだ。」


平日の仕事帰りので疲れている方もいたでしょう。美味しい食事とおしゃべりで心も体も大満足です。

さて、次回の関西シネマテーブルは6月19日(水)19:30~課題映画は「アメリカン・アニマルズ」です。
2004年にアメリカで実際に起こった強盗事件を映画化した作品です。
監督は、『The Imposter』というドキュメンタリー映画で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞したバート・レインが務めます。
5/17(金)よりシネ・リーブル梅田他公開となります。申し込みはこちらからどうぞ!


話題映画は『誰もがそれを知っている』です。
この作品は、イラン出身のアスガー・ファルハディ監督がスペイン旅行中に実際の行方不明者の写真を目にした体験から着想を得た、濃密な人間関係を描くサスペンスです。
主役を演じるのはスペインを代表する女優ペネロペ・クルス。実際にペネロペの夫でもあるハビエル・バルデムとの共演となります。
6月1日から、Movix京都、テアトル梅田、シネリーブル神戸にて公開となります。

こちらも皆さんで話会いたいですね。


普段映画なんて見ない人、この機会に映画という文化に触れてみてください。きっと新しい世界といろいろな人があなたをお待ちしています。

文:あきちゃん 写真:ジュリア




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