扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年6月26日(水) シネマテーブル:19時30分~ 懇親会:21時10分~
  • 第106回名古屋シネマテーブル水曜会『SANJU/サンジュ』

梅雨真っ只中の6月26日(水)
雨の晴れ間に開催された第106回名古屋シネマテーブル定例会をお伝えします。

場所は伏見Nov. Cafe。公園の角に佇む閑静な大人のcafeですよ。


今回の参加人数は38名。2会場に分かれての開催となりました。
毎回初参加の方が一定数いらっしゃいます。一人で参加が不安な方も気軽にご参加ください(。・ω・。)

今回の課題映画は『SANJU/サンジュ


サンジュの愛称で親しまれるインドの国民的スター俳優サンジャイ・ダットの栄光と没落の人生を描いた自伝映画。
監督は「きっと、うまくいく」「PK」のラージクマール・ヒラーニ。
主演は「PK」「若さは向こう見ず」のランビール・カプールが務めました。


受付テーブルではガネーシャ神がお出迎え(^▽^)/。パオ~ン。


額にビンディ(赤印)を付けたサポーターたにぐち。ご希望の参加者にもお付けします(o^―^o)



サポーターお手製の名札やテーブル札や参考資料なども用意しました。
サンジャイ・ダットについて色々調べたようです。さぁ、気持ちが盛り上がってきましたねー!(^^)!


それではシネマテーブルのスタート!!!
各テーブルに分かれて意見交換が行われます。

皆さん映画の世界に気持ちが入っているようですね。
さてどのような意見が出たのでしょう?

・酒やドラッグに溺れるサンジュには感情移入できなかった。主人公が何と戦い何を成し遂げたのかが不明確。
・サンジュがクズすぎて親友カムレとお父様の良さがより際立っていた
・一方的に尽くすカムレが可愛い。
・登場する女性がみんな美しい。
・サンジュを知らないから日本人には伝わりづらい。
・当時はネットもないしメディアが嘘をついたらそれがそのまま通ってしまう時代だった。
・ちょっと歌と踊り成分が少ない。
・テーマ盛りすぎで散逸してる印象。
・歌って踊るインド映画とドラッギー描写は相性がいい。

むむ、これは手厳しいですぞ(# ゚Д゚)。
それでも独特なドラッグ描写と歌と踊り。魅力的な脇役には好感が持てたようですね。



こちらは第2会場のElephant’s Nest。

 


皆さん話し込んでます。

・感情移入しにくい主人公だが、物語自体は親に対する承認欲求の話であり普遍的。
・最初はサンジュを好きになれなかったが、薬物を断つために奮起するあたりで好きになった。
・サンジュ役のランビール・カプールの青年期と壮年期の演じ分けが凄い!
・サンジュ本人やムンバイのテロ事件などインド国内の社会的、文化的背景を知らないのでピンとこないシーンが多かった。
・思ったより歌や踊りが少なく期待していたインド映画とは違った。
・「芸能人2世あるある」は世界共通で面白い。
・インド映画の主人公は典型的な善人が多いのに、本作の主人公はクズで新鮮だった。
・日本でリメイクするとしたら北野武や勝新太郎?

ふむふむ、インド映画の歌って踊っての豪華絢爛さとテロやメディア批判など政治的なテーマとのバランスに戸惑った方が多かったんですね。北野武や勝新太郎の自伝映画も観てみたいな~。

話題にあがった関連映画はこちら
『きっと、うまくいく』
『PK ピーケイ』
『印度国道10号線』
『パッドマン 5億人の女性を救った男』
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
『DON -過去を消された男-』
『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』
『ビューティフル・ボーイ』
『トレインスポッティング』
『ムトゥ 踊るマハラジャ』

お馴染みのものから、なかなかメジャーでない作品まで皆さんよく映画をご覧になってますねぇ。

 


ということで、宴もたけなわ。シネマテーブルもお開きですー( ;∀;)。
皆さん言い残したことはないかな?

しかしこれから懇親会がスタート。
初参加で様子見の方もドタン場参加OKですよー。
3回ほど続けて参加してもらえると知り合いも増えて会を楽しむことができます。


懇親会の会場は第2会場のElephant’s Nest。ワンドリンクとおつまみで映画の話しが進みます。

代表ワカマツのカンパーイ!

 

懇親会では課題作品とは別に話題の映画を決めています。今回の話題作品は…

『アラジン』
不思議なランプを手に入れた青年アラジンが愛する女性ジャスミンを守るため繰り広げる冒険を描いたディズニーの長編アニメーション作品の実写版リメイクです。


皆さんお酒片手に盛り上がってますねー。どんなお話がされたのでしょう。

・オリエンタルな街並みを映すオープニングからマサラムービー要素満載の陽気なエンディングまで全力で楽しませてくれるディズニー映画の良さが詰まっている。
・白人俳優を排したキャスティングや強いメッセージが込められた新曲“Speechless”等が見どころ。一方で、ポリコレが全面に出すぎて鼻につくという意見もありました。
・ジーニー役のウィル・スミスがノリノリで歌い踊る場面は最高に楽しかった!
・アラジンの3つ目の願い事が感動的で、二人の友情に涙ぐんだ。

名曲“A Whole New World”を筆頭に、歌と踊りについての称賛の声が多かったようです。


さて、お話は尽きず夜も更けていきます。皆さん気をつけてお帰りくださいね~。

 

次回のシネマテーブルは7月31日(水)に開催します。
課題作品は『ゴールデン・リバー


ゴールドラッシュに沸く1851年。殺し屋稼業のシスターズ兄弟は政府からの依頼で黄金を見分ける化学式を持つという化学者を追うことになる。
フランス人監督ジャック・オーディアールによる初の英語作品。ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドという豪華キャストが話題。

伏見ミリオン座、TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて7月5日から公開です。

そして懇親会で設ける話題映画は新海誠監督の新作『天気の子』に決まりました。


話題映画の鑑賞は必須ではありませんが、こちらも一緒に鑑賞してもらえると懇親会で盛り上がるかな?
7月19日よりミッドランドスクエアシネマ、109シネマズ、イオンシネマ他にて公開です。

申し込みはもう始まってますよ。こちらからどうぞー。

mixiページはこちらから。

それではまた来月、初めての方もお久しぶりの方も名古屋伏見にてお待ちしております。

 

文・ゴーマー
写真・シネマテーブルサポーター

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