扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2019年09月28日 (土) 受付開始15:50 読書会16:10-17:40 レクチャー17:50-18:50 懇親会19:00-21:00
  • 関西藝術部 クラシック音楽評論家鈴木淳史さんゲスト『村上春樹の100曲』

第5回関西藝術部の課題本は、栗原裕一郎編著『村上春樹の100曲』。今回の会場は、いつもと違って本町駅と四ツ橋駅の間にあるオリックス劇場隣のカフェ「ラポーティア」さん。今回は、年齢・性別の垣根を超えた26名の方(うち初参加の方3名)が集まってくださりました♪


この日の受付開始は15時50分からでしたが、実はその10分前に、ボランティアで今回のファシリテーター担当になった参加者さんにて、簡単なミーティングを行っております。


「ファシリテーターって何?」と思われた方も居ると思うのでここで少し説明。ファシリテーターとは、全ての参加者が楽しみながら心地よく安心して発言出来るよう奮闘して下さる各テーブルの司会進行役のことで、特に課題本の専門家がなる訳ではありません。猫町倶楽部の読書会に何度か参加した事のある方に対して、事前にお願いをさせて頂いています。慣れないうちは緊張するかと思いますが、ボランティアの運営サポーターほか、過去にファシリテーター経験のある方がしっかりフォロー致しますので、ある程度慣れてきましたら一度チャレンジして頂けると嬉しいです♪


15時50分より受付開始。この日はいつものサポーターに、別の分科会のサポーター2人と、過去にサポーターをしていた1人が臨時でサポーターに加わりました。


関西藝術部では、毎回、課題本にちなんだネームカードを用意しているのですが、今回のネームカードはこの4種類。ここに、この場で呼ばれたい好きな名前を書いています。ちなみに僕は、ほぼ本名に一捻り加えた名前にしていますし、別に「花京院典明」とかにして頂いても全然構いません(笑)。


16:10より読書会開始ですが、読書会の前に簡単なお願いごとのPR。猫町倶楽部には、会が発足した2006年からずっと大事にしている理念が一つだけあります。それは、「人の意見を否定しない」こと。個人の感じ方の違いですので課題本の否定は問題ありませんが、誰もが話しやすく、楽しい時間が過ごせ、好きなものを共有出来るような場であり続けたいと考えていますので、それだけは守っていただけると嬉しいです。そしてまた、「参加してみたいけど勇気が出ない・・・」という方も、きっと安心してご参加頂けると思っていますので、勇気を出してまずは一歩を踏み出して頂けると幸いです☆


また、この日はゲストとして課題本の著者の一人であるクラシック音楽評論家の鈴木淳史さんがお越しいただきましたので、簡単な自己紹介をして下さいました♪


その後、読書会がスタート。各テーブルには15分起きにゲストの鈴木さんが回って下さりました☆






なお、参加者の中には、村上春樹さんの小説を読んだ事が無い方や、クラシック音楽も普段全く聴かないという方がたくさん居ました。ただ、経験上、そういう自分と最も縁遠い課題本の方が、これまでになかった新しい気づきもあったりして読書会としては楽しい会になる印象が多いです☆なので、「ちょっと今月の課題本は・・・」と言う場合も参加して頂けると嬉しいです♪


また、村上春樹さんの小説が好きな方の意見で非常に印象的だったのが、「どことなく村上春樹さんの小説は無音なイメージだったけど、こんなにも多彩な音楽に彩られていたと知り、既読の春樹本を片手に知らない音楽を探しに行きたくなった」という意見。本を読んで感想を語るだけで無く、自分の行動にも実践出来るなんて素敵ですね♪


また、「タイトルだけ言われても知らない曲ばかりだったけど、ネットで調べてみたらどこかしらで聴いた事がある曲ばかりで、ちょっと今、60年代の曲がマイブーム」という方もいらっしゃいました☆・・・いやすみません、嘘つきました。僕の話です(笑)。


また、「村上春樹さんもクラシックも好きだけど、クラシックの趣味は村上春樹さんと私で絶対に合わない」という意見もありました。


その他、「村上春樹さんの作品でクラシック音楽が出てくる時、指揮者や演奏者にもこだわりがあるよね」と言う意見から派生して、「クラシック音楽は自由度が高いから指揮者や演奏者によって全然違う作品になるのでそれが面白い」という意見をお聞きする事も出来ました。行ったら100%、途中で寝てしまう気がしますが(笑)、「いびきさえかかなければそれはそれで悪い事ではない」という意見も頂きましたので、また近いうちにクラシック音楽を聴きに行きたいな♪


17:50に読書会は終了し、続いては、「クラシック音楽で読み解く文学」というタイトルで鈴木さんのレクチャーが開始。


レクチャーの内容はかなりフランクな感じで、村上春樹さんになりきって書いてみた朝日新聞デジタル版の文章を題材に、いかに村上春樹さんの文章に使われている音楽の描写が素晴らしいかを熱い情熱で語って下さりました。特に印象的だったのが、「ここまで小説と音楽がシンクロし、また、多方面の音楽に精通している作家は珍しい」「むしろ村上春樹さんは小説を書きたいのではなく音楽を語りたいのでは」というお話かな~。


続いて、関西猫町倶楽部各分科会の次回告知。関西アウトプット勉強会では、10月19日(土)にピーター・F・ドラッカーさんの『マネジメント[エッセンシャル版]』を課題本としたビジネス書の読書会が開催されます☆
申し込みはこちらから


関西月曜会では、10月5日(土)に太宰治さんの『人間失格』を課題本とした文学書の読書会が開催されます☆
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関西シネマテーブルでは、10月27日(日)に『人間失格 太宰治と3人の女たち』を課題映画とした感想会が開催されます☆
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最後に関西藝術部ですが、まだ公式サイトでの募集は開始されていませんが、橋爪紳也監修・高岡伸一他著『生きた建築 大阪』を課題本とした読書会並びに、生きた建築ミュージアムフェスティバル2019(通称イケフェス)の鑑賞会を予定しています☆


この後、懇親会もありますが、読書会で帰られる方もいらっしゃいますので、ここでみんなで集合写真。


ちなみに、写真NGの方は課題本で顔を隠してくださって構いませんし、読書会中の写真もNGの方は写さないよう配慮した上で、万が一写り込んでしまった場合はその写真を使わないようにしていますのでご安心下さい☆


19:00からは、密かにメインイベントだという噂もある懇親会。














懇親会の中盤からはテーマ別席替えもあります☆




懇親会終了後、鈴木さんも交えた13人の方と24時近くまで3次会に行ったりして、ホント楽しい一日でした♪

★★次回告知!★★
第6回 関西藝術部は以下の日時で開催します!(芸術の秋は毎月やりますよ~!!)

開催日時:10月26日(土)イケフェス鑑賞=10時~、読書会=17時40分~
開催場所:スモーブローキッチン
※中之島図書館2階にある西日本初のスモーブロー専門店
※ATRIO CAFEではないのでご注意ください。
課題本:橋爪紳也監修 高岡伸一他著『生きた建築 大阪』
申し込みはこちらから
みなさんの参加を心よりお待ちしております★

(文:VAN 写真:そねっち、VAN、のんこ)

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