猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2019年9月11日(水) 19:15~
- フィロソフィア名古屋 ミシェル・ウエルベック「ショーペンハウアーとともに」
2019年9月11日(水)に猫町倶楽部の読書会、フィロソフィア名古屋が藤が丘のJAZZ茶房青猫にて開催されました。フィロソフィアは隔月開催ですので7月以来の2カ月ぶりとなります。
今回の課題本は、ミシェル・ウエルベック「ショーペンハウアーとともに」(国書刊行会)となります。ちなみに上に掲げた写真上側の方が著者のミシェル・ウエルベック氏です。今回の参加者は15名になり、3テーブルに分かれての読書会となりました。
「ショーペンハウアーとともに」は、ミシェル・ウエルベック氏が好きな哲学者ショーペンハウアーについて書いた本です。同氏の本は過去の猫町倶楽部の課題本にもなっています。どちらも文学的な表現をするので途中どっちがショーペンハウアーの言葉でどっちがウェルベック氏の言葉か分からなくなったりもします。
本文のニーチェの言葉、ショーペンハウアーは西洋の上空に新たな仏教の脅威を飛翔させることになるにもあるように仏教感も漂っています。
読書会では、幸福について、天才について、SFについて、芸術観照について、意志について、亀と山犬について、装丁のこと、第1章は難しかった、ショーペンハウアーが好きになったなどテーブルごとに各々違った表象のされ方をしたようです。
さて、懇親会は「ばんばんざい」に移動しての開催となりました。
懇親会も皆様の熱い意志により盛り上がりました。
次回のフィロソフィア名古屋は、2019年11月20日(水)にJAZZ茶房青猫にて開催します。
課題本は、廣野由美子「批評理論入門-『フランケンシュタイン』解剖講義」(中公新書)
となります。月曜会の10月課題本との連動企画となっています。
申込ページはこちらです。http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/124
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
開催レポート担当 文章: アイカワ 写真:まりそる。