扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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  • 東京シネマテーブル 第59回 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年10月16日(水) 19時30分〜22時30分
  • 東京シネマテーブル 第59回 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

2019年10月16日水曜日、渋谷のザ・ギャンゲット・バイ・モジャにて、東京シネマテーブルの定例会が行われました。



地下への階段前のご案内 シネマテーブルを行うモジャさんは地下にあります

地下への階段前のご案内 シネマテーブルを行うモジャさんは地下にあります


課題映画は「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」 (アメリカ)

原題は“Eighth Grade” 8年生という意味で、日本にあてはめると中学校3年生。 年齢でいうと13~14歳です。生まれたときからウェブサイトやSNSが存在する“ジェネレーションZ世代”の主人公・ケイラの中学校最後の1週間を描く青春ドラマで、公開4館から口コミで広がり1084館へ急拡大。全米大ヒットを記録しました。

 

今回用意したおやつは「バナナチップス」
白い器に盛られたバナナチップス

ケイラが嫌いな食べ物として登場したバナナですが、皆さま覚えていましたでしょうか??

●当日のタイムスケジュール

19:00~19:30 受付(受付後はドリンクチケット引き換えや、名札を書くタイム)

19:30~21:00 課題映画について話すシネマテーブル

21:00~21:30 食事タイム

21:30~22:30頃 ラウンドテーブル(テーマごとに席替え)

司会ミキティを見守る参加者の皆さん

司会から「他の参加者の意見を否定しない(作品に対する否定、批判は問題ないです)」という猫町倶楽部唯一のルール説明が終わり次第、スタートです!

まず、テーブルごとに進行役のファシリテーターを決定し、簡単な自己紹介と映画の感想を話し始めます。

「いろいろなシーンで過去や現在の自分と重なる場面があった」

「お父さん、いつも風呂上がりなの、娘に嫌われると思う」

「ケイラが片思いしている子が登場するときにかかる大袈裟なBGM、同級生の家に着いたときにその家のお母さんが映らない(見てない)、映画の後半は好きな子のシーンが少なくなってるところなど、映画は主人公目線で描かれている」

「映画の題材になるのは学校ヒエラルキーの下層ばかりなので、その手の話はお腹いっぱい。共感以外のアプローチがほしい」

「初めて行くパーティーに対する不安など、シネマテーブルにぴったりの題材だと思った」

「以前読んだ本*とリンクしていそうと思って読み直してから観た」

「アメリカのティーンは保護者の送迎なしに友人と遊ぶことが難しいがSNSでは自由に繋がれるという点を一部描いていたが、全体的にSNS世代特有とはあまり思わなかった。自分たちの頃とあまり変わらないと感じた」

*ダナ・ボイド著『つながりっぱなしの日常を生きる : ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』

などなど、映画を観て思ったこと、映画のテーマに関することなどを自由に話し合いました!

21時からはフード提供となります。通常はセルフサービス形式ですが、今回はお店のご厚意で各テーブルにサーブ頂けました!

サラダフランスパンのカナッペ

テーブルで雑談しながらモジャの美味しいメニューでお腹を満たし、21時半からはテーマごとに分かれて話をする懇親会「ラウンドテーブル」です。

今回のラウンドテーブルでのトークテーマのひとつ、懇親会映画は『宮本から君へ』でした。

「原作ファンですが、非常に満足です。媚びてない作りがいい。池松壮亮は宮本だ!」
「今の時代、女はこう、男はこうという描き方が気持ち悪かった」
「宮本の言うこと、やることはほとんど肯定できないし、エゴイズムの塊みたいだったが、その言葉や行動通りではない熱いものがあった」
「乳首相殺システム※が適用されず残念だった(※内容が残念でも綺麗な女優さんの乳首が見られればOK)」(ちなみに・・・女性の方の発言です)
さまざまな意見が飛び交う、熱いテーブルとなったようです!

その他のテーブルでは・・・

・「人間失格 太宰治と3人の女たち」や「ドリーミング村上春樹」の話をしたテーブル、「蜜蜂と遠雷」への絶賛に引き込まれたテーブルなど。読書好きで、「本」だけでなく作家にも詳しい方々が多く、楽しめたそう。

・10月に誕生日を迎えた堺雅人さんの過去出演作や、それにまつわるエピソードなどを話しあいました。一人の方の堺雅人さんへの溢れる愛に飲み込まれるようで、とても面白かったそうです。

22時半をまわったころ、会はお開きとなりました。

 

さて、次回定例会のお知らせです。

開催日時は11月13日(水)、19時受付開始、19時30分スタートです。

会場は今回同様、渋谷駅から徒歩3分、地下のすてきなビアホール「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。

課題映画は「ジョーカー」(10月4日より公開中)


DCコミックスの映画化作品として初めて、ベネチア国際映画祭の最高賞 金獅子賞を受賞し、アカデミー賞も確実とささやかれている話題作です。
すでにいろいろな考察があちらこちらで書かれていますが、

観た方の率直な感想や意見をお聞きしたい、と次回のテーブルが今から楽しみです。
いつも来てくださる方も、初めての方も皆さんとお話できるのを楽しみにしています。お待ちしております!

お申し込みはこちらから

東京シネマテーブルのmixiコミュニティにも、ぜひご参加を。懇親会映画の発表や、mixiページでのみ募集する不定期の特別企画もあります。

https://mixi.jp/view_community.pl?id=6184925


また、各地域合同のシネマテーブルツイッターアカウントもあります。こちらでも懇親会映画をお知らせしています。ぜひフォローを。
@cinematable


それでは、次回のシネマテーブルでお会いしましょう! グッチー!

「グッチ―」ケイラのyoutube動画終わりの合図

(文:あけ/写真:マサト、マーシー)

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