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  • 名古屋藝術部 鈴木淳史のクラシックレクチャーシリーズ@名古屋 第二弾「はじめてのオペラ~椿姫」

名古屋藝術部

  • 2015年11月3日 
  • 名古屋藝術部 鈴木淳史のクラシックレクチャーシリーズ@名古屋 第二弾「はじめてのオペラ~椿姫」

大好評のクラシックレクチャーシリーズ、
今回のテーマはオペラです。



鑑賞するのは『椿姫』!
オペラ初心者におすすめと言われている作品です。



第一部は「オペラテーブル」です。
予習として事前にDVDやYoutubeで『椿姫』のオペラを鑑賞してきていただき、ディスカッションするというもので、25名の方にご参加いただきました。



オペラ好きの方、オペラを観るのが初めての方、DVDで何作も観比べた方、Youtubeで歌詞がわからず苦労された方など、いろいろな参加者がいらっしゃいました。

先月の月曜会で原作の小説が課題本になっていましたので、小説を読まれている方も多く、小説とオペラとの違いについても、たくさんの意見が出ました。



第二部は、クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんをお迎えしての「レクチャー」です。56名の方にご参加いただきました。



敷居が高いように思われがちなオペラですが、鈴木さんのレクチャーはとても親しみが持てる内容で、楽しいお話がいっぱい出てきました。



例えば、配役と声の音域 についてのお話では、「魔女役はアルト、お馬鹿な男性役はテノール」なのだそうです。また演出についても「お金が派手に出てくる場合、ヒロインが娼婦であることを強調している」など、オペラを聴くポイントだけでなく、観るポイントについてもたくさん教えていただきました。

ちなみに、鈴木さんがお好きなシーンは、「第二幕でアルフレートが炎上するところ」なのだとか。



また今回の歌姫デジレ・ランカトーレについても紹介がありました。「声質が明るいオペラ歌手なので、悲劇のヒロイン椿姫をどのように歌うのか楽しみ」といったオペラの鑑賞の仕方もあるというのも、とても面白いと思いました。

そして、いよいよ、愛知県芸術劇場大ホールでのプラハ国立歌劇場による『椿姫』開演です。



事前に猫町倶楽部で入手したチケットは40枚ですが、ご自分でチケットを手配されている方も多数いらして、レクチャーに参加されたほとんどの方がオペラ鑑賞されたようです。



白と黒のモダンな印象の舞台です。札束の海にいたヴィオレッタが、アルフレートと出会い、真実の愛を知り、しかしアルフレートの父親であるジェルモンに二人の仲を引き裂かれ・・・。

レクチャーや、事前のDVD鑑賞等で予習をしていますので、聴きどころや観どころを逃すことなく、オペラ鑑賞を堪能できました。

懇親会には鈴木淳史さんも含め、32名の方が集まり、お気に入りのシーンや歌について、話が弾みました。



中には、椿姫第一幕の「乾杯!」のメロディーが頭の中を流れ続けているという方もいました。





第一部から懇親会までフル参加の方は、12時間を超える長い1日になりました。どっぷりオペラ『椿姫』、素敵な休日になったのではないでしょうか。

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