扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋藝術部

  • 2018年8月22日(水) 読書会19:15~20:50、懇親会21:10~
  • 名古屋藝術部 『現代建築に関する16章』『建築における「日本的なもの」』

8月22日(水)、名古屋藝術部読書会が開催されました。
参加人数は21名、うち2名の方が初参加でした。
今回の課題本は、



課題本A:五十嵐太郎著『現代建築に関する16章―空間、時間、そして世界』
課題本B:磯崎新著『建築における「日本的なもの」』
課題本Aを読了して参加、課題本AとB両方読了して参加のいずれかの参加方法が選べる形でした。



会場はNov.Cafe(ノブカフェ)さん [名古屋伏見駅徒歩5分程]で行われました。



お馴染みのNov.Caféさんですが、こちらの建物もとてもオシャレですよね!!



内観もグットですね。異国の地に来たようです!!



いよいよ各テーブルに分かれて読書会が始まります。猫町の読書会のルールはたった一つ「他人の意見を否定しない」です。このルールがあることで参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。

今回も様々な背景の方が参加されています。建築に詳しい方、この読書会を機会に知りたいと思った方、毎回のように参加されている方、初めて参加される方。様々な参加メンバーだからこそ読んだ本への感想も様々で、自分でも気がつかなかった読み方に出会う機会となっています。







読書会のテーブルでは、

*著者の概念が哲学とも結びつきとても難解だった。
*著者の作品を前もって観ているとまた違う感想がうまれたかも。
*(本の中に登場する重源が携わった)浄土寺浄土堂を見に行った。その重厚でスケールの大きな造りは素晴らしかった。
*先に「日本的なもの」についての概念を語り、後半に具体的な建造物の話を盛り込んだあたり、本の構成に著者の思想が反映されているように感じた。
*実際に建造物を形にするには多くの人々が携わる。建築家はそのような人々を説得させるだけの概念がなくてはならない。その為にこのような哲学的な思想を持っているのではないか。

など様々な感想、意見が交わされました。
また、課題本では美術館などの大型施設建築も取り上げられていたのですが、そこから派生して「豊島美術館は是非観るべき、近くに安藤忠雄氏の設計したホテルがあってそこもオススメ」などといった情報のやり取りもされていました。本だけでなく、こういう情報交換も読書会の楽しみの一つですね。
読書会で知り合った方同士で、読書会をきっかけに関連する美術館を観に行ったりといった交流も行われているようです。
藝術には興味があるけど、一人で美術館は行きづらいという方、一緒に藝術を楽しみませんか‼
読書会の締めには課題本でハイチーズして、



場所を移動して懇親会です。今この音楽がオススメだとかの情報交換から…、お盆終わって久しぶりに会社で仕事できるか心配だったとか…笑、猫町倶楽部の課題本に追われて本の読みすぎで体調が悪いとか…笑、他愛もない話で盛り上がってました。



次回の名古屋藝術部の読書会は9月29日(土)
課題本A:岡本太郎『今日の芸術-時代を創造するものは誰か』(光文社知恵の森文庫)
課題本B:岡本太郎『日本の伝統』(知恵の森文庫)
課題本Aのみ、課題本Bのみ、課題本AB両方を読了してのいずれかの参加方法が選べる形となっています。ぜひご参加下さい!!



文:カツカレー水谷、写真:まき

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