扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年10月28日 読書会14時30分~ 懇親会17時~
  • 第143回 名古屋アウトプット勉強会 「指導者とは」

第143回名古屋アウトプット勉強会「指導者とは」

猫町倶楽部は、10月28日、名古屋駅前のウインクあいちで、第143回名古屋アウトプット勉強会を開催しました。
名古屋アウトプット勉強会は、通常、金曜日の夜に開催されるため、スーツ姿の参加者を見かけることが多いのですが、今回は日曜日の夜に開催されたため、珍しく参加者全員が私服でした。


今回の課題本は、第37代アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソンの著書「指導者とは」。
ニクソン大統領が、政務中に関わった指導者たちの人物像を語り、指導者に必要な素質を説いた回顧録です。
マッカーサーと吉田茂といった日本人にはなじみ深い指導者から、冷戦時代の「敵国」であったソ連のフルシチョフまで、時代を代表する7人の指導者の姿が描かれた本書、参加者の皆さんはどのような読み方をしたでしょうか。

読書会では、参加者は6~7人ほどのグループに分かれ、各グループごとに課題本について語り合います。
各グループでは、クジ引きでファシリテーターを決め、ファシリテーターが進行役として読書会を進めていきます。
今回の読書会で使われたクジは、ニクソン大統領にちなんで、アタリが「信任」、ハズレが「不信任」と書かれていました。




それでは、読書会の参加者の意見を見てみましょう。


・倫理的に優れた者が必ずしも優れた指導者ではないというのは、まさにそうだと思う。
・指導者の資格について書かれているが、自分との共通点がびっくりするほど無かった。
・国と国との関係性で押さえておくべきベーシックなところがこの本にはよく書かれていて勉強になった。


・ドゴールはワークライフバランスがちゃんとしていて先進的だ。
・マッカーサーと吉田茂が補完し合って、日本が敗戦から復興できた理由がわかった。
・フルシチョフに一番ページ数を割いており、激しく対立しながらもニクソンの思い入れがうかがわれる。



描かれるいろいろな指導者、政治家の話で盛り上がるテーブルもあれば、著者のニクソンはどうだったのか? という話題に行き着くテーブルも。

・ニクソンは失脚したのに、なんでこんな話を書いたのか?
・ニクソンは各国のリーダーとうまく付き合ってて、外交力のある人だと感じた。
・アメリカの大統領には、新しい目標を指し示して、世界を引っ張って行くことを求められていたが、ニクソンには、それができなかった。





様々な感想が出ながらも、お互いの意見を否定することなく話すことができるのが猫町倶楽部の読書会です。

読書会終了後、懇親会も開催しました。
懇親会の会場は、「小割烹おはし めいえきりびんぐ」。
落ち着いた雰囲気の和風居酒屋でした。







次回の第144回名古屋アウトプット勉強会は、11月23日(金・祝)です。課題本は、吉川浩満著「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」。著者の吉川浩満様もゲストとして参加なさいますので、ぜひともご参加ください。

ところで、名古屋アウトプット勉強会は、2019年1月からの運営サポーターを募集しています。
勉強会の運営をしてみると、一般参加者とは違った発見や出会いもあります。
我こそはと思う方は奮ってご応募ください。

文:オプレ 写真:HIROKO/Yuki

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