扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第48回関西文学サロン月曜会「蓼喰う虫」

大寒波が日本列島を襲った三連休の初日。ここラポーティアには寒空の下、54名(初参加8人)もの参加者が集まりました。そんな日本列島よりも冷え切っていたのが、要、美佐子の夫婦仲! (すいません。急に講談調になりました笑)。


 

そう。今回の課題本は谷崎潤一郎の「蓼喰う虫」。もはや、愛し合うということがないにもかかわらず、別れを切り出せない2人。決断力にかけた2人は父親や親戚に頼ることでしか自分たちの将来が決められない。別れるのか、それとも別れないのか…読書会では2人の夫婦仲とは対照的に白熱した様子でした。女性は神か玩具か。人を愛するということとは。理想の夫婦像とは…この読書会のように2人も、思いの丈を素直に口に出せれば良かったんですが…参加者の皆さんは、2人の煮え切らない夫婦仲にやきもきされたことかと思います。




 

しかし、要、美佐子の煮え切らない夫婦仲以上に皆さんがやきもきさせられたものがあると思います。そう。それは今回のドレスコード「間男または娼婦」。月曜会サポーター陣の「悪意またはイタズラごころ」がヒシヒシと伝わる設定でした。難解なドレスコードを見事クリアし、映えあるベストドレッサーに選ばれたのが、写真の皆さんです!


 

最後は参加者の皆さんで記念写真。


 

読書会が終わると続いては懇親会。テーマごとに分かれての座談会になります。今回のテーマは「映画」、「話足りん!」、「働く」、「漫画」、「芸術」etc…そういえば、今年から藝術部も発足しますね。そちらも楽しみです。


 

「別れ」がテーマの課題本でしたが、「別れ」は月曜会サポーターにもありました。我らが月曜会サポーターのリーダー、しんちゃんが今期を持って退任されるとのことでした。このレポートを書いている私は、最初に参加した時のファシリテーターがしんちゃんでした。初参加の私に優しく接して下さったのをよく覚えています。月曜会に参加された方は私も含めて、皆さん、しんちゃんのお世話になったかと思います。4年という長い間、本当にお疲れ様でした。


 

なので、3月からは新体制で始まります。新しくリーダーになられたまみさんを筆頭として、運営を行っていきます。筆者の私も新しくサポーターとなりました。蓼の私ではありますが、皆さんから愛されるようにやって参りますので、どうかよろしくお願いします。

 

次回の関西文学サロン月曜会の開催は、

3月9日土曜日。課題本は、小林秀雄著『モオツァルト・無常という事』となっております。
お申し込みはコチラから。

皆様のご参加をおまちしています。

文:いぐち  写真:しん、カエ

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