扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2020年8月5日(水)、18日(火)、31日(日) 
  • 【猫町オンライン】シネマテーブル『ザ・ファイブ・ブラッズ』

8月オンラインシネマテーブル課題映画は、NETFLIXでの配信となったスパイク・リー監督の最新作「ザ・ファイブ・ブラッズ」です。全3回の開催で76名の方(初参加の方2名)にご参加いただきました。

シネマテーブル開始前に司会から当日の流れや参加ルール「他人の意見を否定しない」について説明がされます。この日の司会関西シネマテーブルサポーター、のぐち氏による熱い「ブラッズ流 Fist bump」でシネマテーブルが開始しました。



 

参加者からのコメントや意見の一部をご紹介しましょう。

・おじさん同士の楽しい映画かと思ったら地獄だった

・いまだに自分の中でどう受け止めていいのか分からない

・地獄の黙示録やプラトーンなど数えきれないほどの名作のオマージュが盛り込まれていた

・ポールがこちらに話しかけてくるシーンは監督の強い怒りが画面から襲い掛かってくる感じで強烈だった

・自分は差別されている黒人の苦しみや、戦争に行った人々の苦しみを真に理解したり共有したりはできないのではないか、と感じた

・ノーマンのバックグラウンドをもっと知りたかった

・黒人に寄り添った描き方をしているが、ベトナム人への理解は足りていないのでは

希望の感じられるラストだったという意見に対し、ラストでまた根深い差別を見せつけられ絶望を感じた、という逆の意見もありました。

 



 

シネマテーブルでは本編終了後、テーマ別ごとのグループにわかれ、30分ほどの懇親会を行っています。

「課題映画話し足りん」「最近見た映画」「フリートーク」などのグループがあり参加は任意です。

本編を終え、ゆるりとした雰囲気のグループもあれば、さらに熱いトークが展開されるグループもあり、毎回楽しい会となっていますのでぜひご参加ください。

 



参加者のみなさん

 

 

最後に・・

ストーミン・ノーマンを演じたチャドウィック・ボーズマン氏が8月28日に亡くなりました。

2016年に大腸がんの診断を受け、その後の4年間に出演してきた作品や、今回の「ザ・ファイブ・ブラッズ」は、数えきれない手術や化学療法の最中に撮影されていたものだそうです。「42」のジャッキー・ロビンソン、「ジェームズ・ブラウン」そして闘病中であったことを微塵も感じさせないカリスマ性に満ちた力強く気高い「ブラック・パンサー」ティ・チャラなど彼が演じてきた役を思い出すとこれからもうチャドウィックの新しい作品が見られないことが残念でなりません。

世界中がチャドウィックの死を悼み、生前の彼の姿や生き方を讃えている様子を見聞きするたびに、いかに愛され尊敬されていた人物であったかがわかります。悲しみは尽きませんが、彼の残してくれた素晴らしい作品に感謝するとともにご冥福をお祈りいたします。

 



 

9月のシネマテーブル課題映画はヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン 天使の詩」です。

(U-NEXT配信中  31日間無料トライアルあり)

開催日は9月4日(金)、9月20日(日)、9月30日(水)の3回です。

美しい映像で知られる名作、ぜひご参加ください。

 



 

文:とむまつ/写真 あきちゃん(関西シネマテーブル)

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年7月30日(木) 20:00~22:00
  • 【猫町オンライン】 文学サロン月曜会 カズオ・イシグロ『日の名残り』

7月30日(木)に東京文学サロン月曜会は、カズオ・イシグロ『日の名残り』のオンライン読書会を開催しました!
平日の夜にも関わらず、60名近くの参加者が集まり、読書会は大盛況となりました!

作品の舞台は1950年代のイギリス。
執事として勤めてきたスティーブンスが休暇をとり、ケントンのもとへ向かって旅をしながら回想にふけります。

長年仕えたダーリントン卿への敬意や、執事の鑑だった父が老いていくことに対する複雑な感情、女中頭だったミス・ケントンとの交流とすれ違い、……。
誰でも思い出を美化してしまうものです。
そのことはスティーブンスにも当てはまるでしょう。
そして、この物語はスティーブンスの視点から語られます。
彼の主観が織り交ぜられ、”不正確な語り手”によってストーリーが紡がれるのです。
クライマックスである、スティーブンスとケントンが再会したシーンでさえ、
「スティーブンスが数日前に会ったことを思い返す」という切り口で語られます。

参加者の意見・感想をいくつか紹介します。

_____
・ケントンはスティーブンスに友情を感じていたかもしれないが、
恋愛感情があったかは怪しいと思った。
・この日記に書かれていることは本当に起きたのか?
全部スティーブンスの妄想なのではないか?ケントンの言葉も妄想なのでは?
・実在しない地名が登場。ケントンの手紙の内容そのものの記載はないが、
スティーブンスがケントンは屋敷に戻りたいと解釈しているなど、
主観(もっといえば不正確な語り)が入っていると思った。
・一日目、二日目、……という構成となっているのに、五日目の記載がない。
ユダヤ教の安息日にあたるからではないか。
・偉大な執事であるには、主人も偉大であるべき。
しかし、ダーリントン卿は社会的には悪者になってしまった。
そのため、スティーブンスは偉大な執事でいられなくなり、
アイデンティティーの崩壊という危機に瀕していたのではないか。
・最後、スティーブンスが夕陽を観て後悔しながら涙を流すシーンに感動した。
正しい・間違っているでは測れないものがあると感じた。
_____
既に複数回『日の名残り』の読書会に参加されている方もいらっしゃり、
考察が深まった班も多かったのではと思います!

最後に集合写真をパチリ!


次回の月曜会は8月29日(土)太宰治『葉桜と魔笛』です。
猫町代表のタツヤさんお勧めの短編だそうです。

9月は三島由紀夫『仮面の告白』で3回開催されます。
日程は9月2日(水)、15日(火)、27日(日)です。
※東京月曜会の設営は27日となります。
さらに、9月13日(日)には駒井稔さんの『文学こそ最高の教養である』の読書会も開催されます。

また、猫町倶楽部では、新たな試みとして猫町ラウンジの運用を始めています。

猫町ラウンジとは、猫町倶楽部の読書会をより一層深く楽しむための、オンラインの活動拠点です。
※ラウンジに参加しなくても、個別の読書会、イベントには参加できます。
ラウンジに入会することで、オンライン読書会に定額で好きなだけ参加でき、
交流会などの課外活動も楽しめるようになります!

末筆ながら開催レポートを読んで頂き、ありがとうございました!
読書会でお会いできるのを楽しみにしています!

(文・写真:イノウエ、運営:東京文学サロン月曜会)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【猫町オンライン】 戸部 良一・寺本 義也他『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』 (中公文庫)

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年8月23日(日曜日) 受付開始20時 読書会20時半~22時
  • 【猫町オンライン】 戸部 良一・寺本 義也他『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』 (中公文庫)

2020年8月23日(日)名古屋アウトプット勉強会では、オンラインで読書会を開催しました。
今回の課題本はこちらです。
◇戸部 良一,寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀,野中郁次郎:「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」,中公文庫.

読書会には50名が参加しました。参加下さった皆様、ありがとうございました。
オンラインでの名古屋アウトプット勉強会の開催も3回目となり、オンラインでの意見交換にだいぶ慣れてきた様子の方もみえました。開催地による距離や時間の制限が無い利点を活かして、今回もあちらこちらから、リアル開催ではお会いできない方々と読んだ本について語り合うことができました。

猫町倶楽部読書会のルールは一つ、参加者の意見を否定しないこと。このルールのおかげで初めて会う参加者同士であっても発言しやすい雰囲気で、それぞれが自由に感想や意見を述べられます。

今回の読書会では、
・人を選ぶ基準がエリート(学歴)に偏っているが、何を基準に選ぶかは平時と戦時では異なる。また組織の目的や、どんな組織にしたいかで人選は変わると思うが結局、他の方法に比べ学歴は分かりやすく選びやすいから採用されるのだと思う。記憶と暗記力を重視する教育方針は今と変わっていない。
・米軍はトライ&エラーを繰り返し、組織を進化させていったが日本軍は何度もチャンスがあったのにできなかった。戦争という国家の主権をかけた戦いにおいて「結果より過程を重視する」ことや作戦遂行において「温情」を取り入れるなどある意味、日本的だと思った。
・一神教(仕事は神からの使命であると考える)で社会を信じられたのが欧米の強みだったのでは。日本はその一神を天皇に求めたがやはり人だった。輪廻転生的考え方で「国・企業を存続させること」が目標になってしまう。
・戦争はいけないものだという根本的な考えに変わりはないものの、この課題本のように作戦上の失敗から戦争を批判するのは新たな切り口だと思う。
・出版が古いため新しく見直されたり新事実が判明したりした歴史的事実があり、誤った歴史に基づいて分析されている。分析自体は的外れではないが惜しい。
・成功体験に固執するのは組織的要因ではなく、人間という生き物の心理によるのかもしれない。
・日本人は優秀な兵士はたくさん生み出せても、グランドデザインを描けるような優秀なリーダーが欠けているというのは現在も同じだと思う。教育を変えることで優れたリーダーを生み出せる国に変われないかと考えるが、まずは実際に海外に出て海外から学ばないと始まらないように思う。
など、様々な感想や意見が出ました。

読書会が終わった後も、まだまだ話したりないという参加者がたくさん残っていただけ、もう少しだけおしゃべりを。メインの読書会とはグループの参加者も変わるため、どんな感想が出ましたか?と、感想を紹介しあえて、一層様々な感想に出会えました。

こちらは読書会終了時の記念撮影です。
参加者の皆様、長時間にわたり本当にありがとうございました。


さてこれからも猫町倶楽部では、定例読書会や興味深いイベントが開催されます。開催スケジュールは、猫町倶楽部のウェブサイトでアナウンスされます。
たとえばアウトプット勉強会では、9月6日(日)、9月16日(水)、9月25日(金)に藤井保文『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』『アフターデジタル2 UXと自由』(日経BP)を課題本に読書会を行います。次回は2冊の課題本から1冊を選んで参加する形となります。3回の開催日から都合の良い1日を選んでの参加も良し、語り足りないなら複数回の参加も良し。このレポートを読んで興味を持たれた方、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

文:saki

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2020年8月20日 受付開始20:00 開催20:30 ~ 22:00
  • 【猫町オンライン】 『フィガロの結婚』

8月20日、オンラインでの新しい試みとしてオペラを題材としたイベントが開催されました。
課題作品モーツァルト『フィガロの結婚』(カール・ベーム指揮)、
伯爵に仕える家臣であるフィガロの結婚式にまつわる騒動を題材とした喜劇です。

今回は32名の方にご参加いただきました。
オペラが好きでよくご覧になる方から、初めてオペラを観たという方まで幅広くいらっしゃいました。
皆様ありがとうございました。

冒頭でオンラインでの新しい試みと書きましたが、
現在猫町倶楽部ではZoomを使用してのイベントを行っております。
マイクやカメラ、アプリなどの簡単な事前準備が必要となります。
詳しくは「オンライン読書会 参加手引き」をご覧ください。
【PC版】 【モバイル版】

イベント当日の流れですが、
先ず受付兼待合室で当日のグループを受付担当者から連絡し、
その後、開始時間まで歓談しながらその場で待機していただき、
時間になったら全員集合して司会より案内があります。

読書会中のルールは一つだけ、
・他の人の意見を否定しない (作品の内容を批判するのは問題ないです)
です。

また、オンライン読書会ならではの注意事項として、
・リアクションは大きめに
・動画やスクリーンショットの撮影禁止
・ながら参加の禁止
などが挙げられます。皆で楽しんで良い会にしていきましょう。
司会の案内が終了したら、グループに分かれての話し合いとなります。

さて、今回のイベントでは、
・聞いたことがある曲が多かった。
・現代の吉本新喜劇みたいだった。
・歌手なのに演技がうまかった。
・初夜権が気になった。
・3部作の他の作品も気になる。
・顔芸がすごい。
・伯爵夫人はあれで良かったのか。
・伯爵はクズ、あるいはゲス。
・登場人物は完全な悪人はいないのでは?
・音楽が良すぎて泣ける。
など作品に関することや、

・オペラ自体の楽しみ方はどこ?
・好きなオペラ作品は?
・ワーグナー作品と他の作品の違い
などオペラそのものに関する意見が挙がっていました。
各グループ大変盛り上がったようです。

話し合いが終了したら、再度全員集合して写真撮影





 

読書会終了後は5分間程度休憩してから、
有志の方に残っていただいて話し足りなかった事や意見交換などを20分ほど行いました。
今回の作品だけでなく、オペラ作品に関する意見交換なども盛んに行われたようです。

オペラの会は今後も継続的に行っていく予定です。
(1年で12本観たら「ちょっとしたオペラ通になれる」そうです。)
オペラに対して「育ちが良い人が集う社交の場でしょ?」と思う方(私です)、
「外国語の歌聞いて意味がわかるの?」と思う方(私です)
などハードルが高いと感じていらっしゃる方もいるかと思いますが、
非常に導入として良い会だと私は感じましたので、是非ご参加検討ください!
次回は9月24日(木)、題材はビゼー『カルメン』(C.クライバー指揮)です。
10月7日(水)には、プッチーニ『蝶々夫人』(カラヤン,1974年)で開催いたします。

最後に、現在猫町倶楽部では新しいホームページを作成し、
新たな会員交流の場所として猫町ラウンジの運営を開始しました。
9月からの会員募集はすでに終了しておりますが、
10月1日より利用可能となる会員募集を9月に行います
新しい遊び場を作っていきたい方はどうぞご検討ください!

(文:しみ、写真:る・どるふ)

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【猫町オンライン】 藝術部 『バンクシー 壁に隠れた男の正体』『バンクシー アート・テロリスト』

特別イベント

  • 2020年8月7日(金) 受付開始20:00 読書会20:30〜22:00
  • 【猫町オンライン】 藝術部 『バンクシー 壁に隠れた男の正体』『バンクシー アート・テロリスト』

8月7日(金)藝術部の読書会は、シュレッダー事件で有名な『バンクシー』でした。設営は関西藝術部です。

(シュレッダー事件:2018年10月のオークションで一枚の作品が1億5千万円で落札された瞬間にシュレッダーされた。下の写真にある課題本の表紙になっています)


 

課題本は2冊あり、どちらか1冊を選んで参加します。

①『バンクシー 壁に隠れた男の正体』 ウィル・エルスワース=ジョーンズ(PARCO出版)

②『バンクシー アート・テロリスト』 毛利嘉孝(光文社新書)

 

①の課題本に11名、②の課題本に15名ご参加いただき、4つのテーブルに分かれて読書会を行いました。

また、今回ゲストとして、①の課題本の翻訳者の一人で、バンクシー本人に直接会ってインタビューされたことがある鈴木沓子さんにご参加いただきました。猫町倶楽部代表のタツヤさんと一緒に、各テーブルを回っていただきました。

 

各テーブルで課題本に関して感想など語り合い、鈴木沓子さんにいろいろ質問させていただきました。

【各テーブルの感想】

・グラフィティに対する認識が変わった。日本国内だとヤンキーの「夜露死苦」のようなつまらない物ばかりなのに。

・バンクシーは前提の知識がなくても楽しめるし、知識を得ても楽しめる、間口が広く奥行きが深いアーティスト。

・地元ブリストル美術館でのバンクシー展が物凄く楽しそうで、読んでるだけでワクワクした。

・やっていることはアートだと思うが、作品そのものはアートとは思えない。

・強いユーモアと風刺、今の世の閉塞感を破る突破口になり得ると思う。ある意味、平和の象徴に感じる。

・反体制というだけで過大に称賛されている面があるのでは。 など

 

【鈴木沓子さんへの質問】

・鈴木さんが今日着ているTシャツは? → ブリストルのカフェで購入されたもの。(可愛かった)

・バンクシーの肩書は? → インタビューされたとき、本人は何者でもないと言っていた。アーティストと言われても、言われなくても何でもいいらしい。

・既存のアートの世界に反発している感じがカッコ良かったのに、アート資本主義に取り込まれた感があり、ダサくなったのでは? → 今の世界で資本主義に取り込まれないのは不可能。作品の価格が高騰したとはいえ、そこまでずば抜けて高いわけでもない(且つ本人にそこまでお金はいっていない)。なぜバンクシーの作品価格が高騰するとすぐ「資本主義に取り込まれた」という評価になるのは疑問、そして興味深い問題でもある。

・バンクシー以外で注目されているアーティストは? → フランス出身のゼウスやJR。 など

 

正体不明なのに最も有名、害のない非合法、そんなバンクシーについて、鈴木沓子さんのお話も聞いて、地元のヒーローという印象など、参加された皆様それぞれに新たな発見があったと思います。

最後にみんなでオンライン読書会の記念撮影です。


 

参加者の皆様、鈴木沓子さん、楽しいオンライン読書会をありがとうございました!

まだ参加されたことがない方もぜひ一度ご参加いただきたいです。読書もアートもいろいろ参加して楽しみましょう!

(文・写真:いっとく)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【猫町オンライン】アウトプット勉強会: 近内 悠太『世界は贈与でできている – 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』

特別イベント

  • 2020/7/18(土) 読書会: 20:00~21:30、ゲストトーク: 21:30~22:30
  • 【猫町オンライン】アウトプット勉強会: 近内 悠太『世界は贈与でできている – 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』

いつになく長かった2020年の梅雨も7月末になりようやく明けましたが、その長梅雨の真っただ中の7月18日(土)にアウトプット勉強会の読書会が開かれました。
(「オンライン開催」なので、天気は関係ないかもしれませんね…)

今回の課題本は、近内悠太さんの『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』です。
資本主義の社会においての「贈与」=「お金では買えないもの」とは何か?、また、どうして今「贈与」が重要・必要なのか?、などのポイントに迫った課題本です。
しかも、今回は著者の近内さんが参加されての、ゲストイベントとしての開催でした。



ゲストイベントという事もあり、今回の参加者数は参加申し込みの方の125名とゲストの近内さんと主催のタツヤさんの2名を合わせて、全員で127名でした。

これまで猫町のオンライン読書会では最多の参加者数でした!

国内では北は北海道から南は鹿児島県までの19都道府県からご参加いただきました。また、シンガポールなど海外から出席して頂いた方もいらっしゃいました。
そして13名もの初参加の方にもご参加頂きました。
ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

読書会ですが、今回はゲストトークもあるため、普段より少し早めの20:00スタートとなりました。

読書会が始まると、まずは司会からの挨拶と猫町倶楽部の読書会のルールの説明があります。
・課題本の読了
・他の参加者の意見を否定しない (課題本の内容を批判して頂くのはOKです)
の2つです。



タツヤさんやサポーターメンバーからの挨拶の後は、6~7名ずつのテーブルに分かれて読書会がスタートします。
今回は125名という事もあり、Zoomも2部屋を使っての開催になり、2部屋合わせて計19テーブルでの開催となりました。

読書会中には、近内さんに幾つかのテーブルを廻って頂き、読書会に一緒に参加して頂きました。
(上記の通り19テーブルもあったことと読書会の時間も限られていたため、近内さんが廻られたテーブルは5テーブル程となりました。
今回、読書会中に近内さんとテーブルを囲む機会の無かった皆さまは、申し訳ありませんが残念でした…。
近内さんとご一緒する機会があったテーブルの皆さまはラッキーでしたね!)

読書会中のコメントや感想などをいくつか紹介させてもらうと…
・これまで哲学書を読んできて分からなかったことが腑に落ちた、繋がりが見えた。
・「言語ゲーム」→「ナラティブ」に置き換えると分かりやすい!
・初恋が特別なのは贈与だからかも(相手が何を返してくれるのか知らないから)
・各章の伏線を最後に回収。最後エモい。
・贈与を受け取ってそのまま居られる人が貴重。
・ペイフォワードの話はしっくり来なかった…
・子どもに何を与えられるか、子育ての参考になった。

読書会終了後には「ゲストトーク・イベント」として、読書会中に各テーブルから出て来た質問や、飛び入りの質問などに答えて頂きました。



ゲストトーク中に参加者からの「『贈与』や今回の課題本に関してのお薦め本は何ですか?」に対して近内さんが挙げて下った本がありますので、そのリストを紹介いたします。
・「ものぐさ精神分析」 岸田秀
・「どもる体」 伊藤亜紗
・「贈与の系譜学」 湯浅博雄
・「居るのはつらいよ」 東畑開人
・「ハーモニー」 伊藤計劃
・「武器としての資本論」 白井聡

今回は読書会が1時間30分、ゲストトークが1時間、読書会終了後の「話足りん」に参加された方はプラス30分と、途中の休憩を含むと約3時間半と長丁場になりました。
参加された皆さま、お疲れ様でした。



さて、8月のアウトプット勉強会の課題本は、戸部 良一・寺本 義也 他『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』(中公文庫) です。

開催日は8月4日(火)、14日(金)、23日(日)の3日です。(開催レポートが出たタイミングでは、8/4は開催済みになっているかもしれません…)

オンラインという事で二の足を踏まれている方もいらっしゃるかもしれませんが、思ったより簡単・お気軽ですよ!
この機会に、一度参加を検討してみてくださいね。

それでは、皆さまのご参加お待ちしております!

(文:そねっち、写真:よこ)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年6月28日(日) 16:00〜18:00
  • [猫町オンライン]文学サロン月曜会 カミュ『ペスト』

6月から猫町倶楽部のオンライン読書会がスタート!
文学サロン月曜会も再開しました。

月に3回、同じ課題本での開催となります。
今回は6月28日に開催した東京月曜会設営の会場をレポートいたします。

読書会には、初参加を含む68名の方にご参加頂きました。
初めてのオンラインながら満員御礼!
なんと、海外からの参加者もいらっしゃいました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました!

課題本は、アルベール・カミュの『ペスト』。
パンデミックという不条理に直面した人間たちの、様々な行動を描いた群像劇。
コロナ禍の今読みたい一冊ということで、ベストセラーに並ぶなど注目が集まりました。
この時代にこそ、この本を誰かと語り合いたい!
そのように思った方も多かったのではないでしょうか。
同じ「本が好き」な仲間同士で、思いきり意見交換をできる場所なんて、なかなかないですよね。
猫町オンラインでは、存分にそんな時間が楽しめちゃいます。

まずは参加の手続きです。
Zoom会議のURLをクリックして、Zoomアプリを立ち上げます。
受付後、待機室で開始時間を待ち、参加者全員がメインルームに集合したら、
司会から会の流れ、注意事項等の説明があります。
(詳しくは「オンライン読書会 参加手引き」をご覧ください。
【PC版】
【モバイル版】

オンライン開催になっても猫町倶楽部のルールはいつも通り。
・課題作の読了
・人の意見を否定しない

6〜7名ずつのブレイクアウトルームに分かれて、読書会がスタートいたします。
各グループには司会進行役のファシリテーターがおり、
初参加の方や話すことが苦手な方でも発言しやすいよう、読書会を進めていきます。

 

参加者の意見・感想をいくつかご紹介します。
——————————————————————–
・小説というより伝記・記録のような淡々とした文体で、読みやすかった(同じ理由で、読みにくかったという人も)
・悪人も含め、考え方の異なるキャラクターが出てくるが、互いの行動を尊重するのでみんな良い人だなという印象
・主要人物に男性が多いのは、カミュは戦争が隠喩としてこの小説を書いたからではないか、災害や戦争など全ての不条理を「ペスト」と呼ぶのではないか
・ペストが流行ってから、変わった人と変わらない人がいるところが特徴的
・登場人物の名前が覚えづらく、よく間違える(笑)
・ペスト蔓延による町の封鎖というシビアな環境にあって、信じるものが違っても、目的を共有してお互いに理解を示しながら手を取り合う主人公達の姿を、今のコロナ渦の中で読めて良かった
・リウーとタルーが海で泳ぐシーンは凄く解放感があって印象的だった。緊張感に満ちた長い物語の中で唯一一息つける場面だったので、自分も二人と一緒に泳いでいる気持ちになれる位読んでいて気持ち良かった
・不条理さも描かれていて、特にリウーが妻と友タルーを失った点などが印象に残りました
・「この町に来る前からペストに侵されていた」というタルーのセリフが心に残った。結局カミュが言いたかった事はこのセリフに凝縮されている様に感じた。
——————————————————————–

群像劇らしく、登場人物の考え方や描かれ方に関する感想が多かったようです。
そこから、コロナに関する身の回りの問題についての話に広がり、
マスク警察について思うこととか、新宿勤務の人の苦労話などが熱く語られました。
1947年に発表されたはずの本ですが、
私たちの「今」にも通じる普遍性を感じますね…

この日は『ペスト』三回目の開催だったので、
すでに何度かご参加いただいている方が
「以前の会ではこんな意見がありました」と教えてくれて、
そこから話題が盛り上がることもありました。
県をまたいで何度も参加できることも、オンラインならではの良さですね〜

約1時間30分の読書会後、オンラインでの記念撮影です。


その後、各分科会より今後の開催告知をおこない、読書会は終了しました。
初のオンライン、運営に不慣れな点も多々ありましたが、
参加者全員にご協力いただき、無事に開催することが叶いました。
「楽しかった!」の声を聞くことができて、とても嬉しく思います。

人と会うことが難しいご時世ですが、
オンラインならではの楽しみもたくさんあるものだと、
たくさんの気づきがありました。
月曜会で人と話す楽しさはそれ自体は、オンラインでもオフラインでも変わらないものですね。
ぜひ、みなさんも、一度猫町倶楽部にご参加ください!

次回、7月の文学サロン月曜会の課題本は、カズオ・イシグロ『日の名残り』です。
開催日は7/3(水)〈終了〉、7/12(土)〈終了〉、7/30(木)です。

また、8月の課題本も決定しており、
トニ モリスン『青い眼がほしい』(ハヤカワepi文庫)  8/2(日)、8/12(水)、
太宰治『葉桜と魔笛』 8/29(土)で開催予定となります。

ご参加をお待ちしております!

記:さおり 写真:イノウエ ハセ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 猫町オンライン◆初心者ガイド◆シネマテーブル『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2020年6月 
  • 猫町オンライン◆初心者ガイド◆シネマテーブル『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』


6月から猫町倶楽部のオンライン読書会がスタート!シネマテーブルも再開しました。

待ちに待ったオンライン・シネマテーブルは月に3回、同じ課題映画での開催となります。
まだ参加したことのない方向けに、簡単に猫町オンラインの流れを説明をしたいと思います。
詳しくは「オンライン読書会 参加手引き」をご覧ください。
【PC版】
【モバイル版】

******************************
まず参加申し込みはいつも通り猫町倶楽部のホームページから。

申し込み完了すると通知のメールが届きます。
開催2日前に改めてZoom会議のURLが送られてきますので、当日受付時間になりましたらメール記載のURLをクリック!

Zoomアプリが立ち上がると「待機室」に自動で送られますので、このまましばらくお待ち下さい。


入室されたら受付にてお名前を確認させていただきます。
表示名をグループ別に変更した後、受付完了した方が集まる部屋に移りますのでしばしご歓談ください。

開始時間になると参加者全員メインルームに集合。
司会から会の流れ、注意事項等の説明があります。


オンライン開催になっても猫町倶楽部のルールはいつも通り。

・課題作の読了
・人の意見を否定しない

の2つです。

さて本番、6〜7名ずつのグループに別れてスタートです!


各テーブルにはいつもの読書会と同じく「ファシリテーター」がおりますので、そちらに進行を任せて、思う存分感想を話し合いましょう!

 

◆❖◆
6月のオンライン・シネマテーブルは3回合わせて113名の方に参加いただきました。
他県の人と交流したいということで複数回参加する方も多くいらっしゃいましたよ。
なんとイタリア、イギリスからの参加者も!

 

課題作品はNetflixオリジナル作品、
『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』。


 

さてオンラインになったシネマテーブルはどのような雰囲気なのでしょう。

 



オンライン読書会は“ZOOM”を利用しています。

 


映画の重要アイテム、ヤクルトを片手に参加した方もいらっしゃいました。



作中に登場した「タコ・ソーセージ」を自作する強者も!

 

各グループではこんな意見があがりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・基本的にいいヤツしか出てこない映画。爽やかな気分で楽しめた。
・登場人物が絞られるのでハイスクールものにありがちなわちゃわちゃ感がなく、落ち着いて楽しめた。
・孤独と向き合いながら不器用に成長していく三人がいとおしい。
・壁に絵を描くシーンが好き。青臭い芸術論を交わすところもこそばゆくていい。
・自分のティーン時代を思い出す。周りは皆バカで自分は違うと思いたがっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一時間半感想を話し合ったら、また全員メインルームに戻ってシネマテーブル本編は終了です。

しばしの休憩を挟んで、希望者のみ参加の30分の雑談タイムが始まります。
グループ別にトークテーマを設けていますので、ご希望のグループにご参加ください。
6月は“課題映画話し足りない!”や ”最近観たオススメ映画” 、”自粛中にこれにハマった” など様々な話題で盛り上がりました。

うーん、30分じゃ足りない!


オンラインでも変わらずいつものシネマテーブルの雰囲気を楽しめました。
人と話す楽しさはオンラインでも変わらないものなんですね。

これは体験してみないとわからない!ぜひみなさん一度猫町倶楽部にご参加ください。
同じ課題作で複数回設営してますが、何度参加しても意見も様々、繰り返し話すことで自分の考えも深まる楽しさもありますよ。

◆❖◆

さて、次回のシネマテーブル、課題映画はアルフレッド・ヒッチコック『めまい』です。
7/5(日) ※既に終了、7/22(水)7/31(金)の3回開催します。

 

そして8月のシネマテーブルも決まってます!!
課題映画はNetflixオリジナル、
スパイク・リー監督『ザ・ファイブ・ブラッズ』


詳しくは猫町倶楽部ホームページから。

それでは皆さん、次回シネマテーブルでお会いしましょう。

≪文:ゴーマー / 写真:シネマテーブルサポーター≫

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年06月26日 20:30~21:50
  • [猫町オンライン]アウトプット勉強会 V.E.フランクル「夜と霧」

猫町倶楽部では6月からzoomを利用したオンライン読書会が始まりました。

2020年6月27日(金)、名古屋アウトプット勉強会としては2月以降開催が中止されていた読書会をオンライン読書会として再開しました。

今回の課題本はヴィクトール・Ⅴ・フランクル「夜と霧」。強制収容所から奇跡的な生還をはたしたユダヤ人である著者が人間の生きがいとは何かを追及した名著です。発売以来、世界中で長きにわたり読み継がれてきましたが、コロナ禍を生きる参加者はどのように読んだのでしょうか?



 今回の読書会は初参加8名を含む71名の方がご参加いただき、満員御礼となりました!ありがとうございました。

受付後、待合室でしばらく歓談いただき20時30分いよいよ読書会の開催です。

司会からの挨拶の後、いつものように読書会のルールを説明します。

読書会のルールは2つ。
課題本の読了(←絶対必須)
他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。

またオンラインならではのルールを1つ。

スクリーンショット撮影の禁止

(読書会はお互いの表情がわかるようカメラオンで参加します。プライバシーの配慮をお願いしています。)

説明後zoomの機能、ブレイクアウトルームを利用し6~7名のグループに分かれ読書会の始まりです。

各グループには司会進行役のファシリテーターがいますので、

初参加の方や話すことが苦手な方でも発言しやすいよう読書会を進めていきます。

「読書が好き」な人の集まりです。自分の思ったことを積極的に発言して読書会を楽しみましょう!

参加者の意見・感想をいくつかご紹介します。

 ●「いい人は帰ってこなかった」とあるが、著者はこの本を書くために生き延びたのではと思う。

またこの「いい人」の定義とは何か。著者には生き延びたことへの罪悪感もあるのではないか。

ここには書けない、もっとつらいこともあったであろうし、誰かを見殺しにしなければならなかったこともあるだろう。ホロコーストの悲惨な理不尽の一つは、人を見殺しにさせられたこと、見殺しにする悪人にされてしまったことである。

●人を愛する気持ち、夕陽を美しいと思う気持ち、苦しみをユーモアで笑える人は、生き延びることができる。それは心の奥の芯の強さだ。

●極限的な状況においても、なお人は自分がどういう存在であるかを選ぶことができるという言葉が刺さったが、自分が著者のように振る舞うことができる自信はない。

でも、そうありたいとも思う。

●つらいときに思い浮かべる人がいるのはちょっとうらやましい。

人でなくても、自分がつらいときに心や癒されるようなものを持つのは必要だと思う。

実際に一緒にいなくても大切な人が心に存在するというのは心の支えになる。

●解放された後が希望に満ちているかというとそうでもないところが切ない。

家族が殺されたという現実が迫ってくること、周囲の人との温度差がある。

これはコロナ禍でもそうだし、震災でも起こりうることだと思う。

  ●繊細な人ほど過酷な状況に耐えられるという表現に違和感を覚えた。本来繊細な人ほど過酷な状況に屈してしまうのではないかと思う。

●「自分が人生に何を期待するかではなく、人生が自分に何を期待しているか」という言葉がとても印象に残った。

強制収容所にいる自分を保つために無理矢理導き出した思考なのか、すべての人に当てはまる心理なのかはまだわからない。

ポジティブな意見、反対に本の内容に対してネガティブな意見や疑問点など「他の参加者の意見を否定しないこと」という猫町のルールの下、活発なアウトプットが続きました。


 

約1時間30分の読書会後、オンラインでの記念撮影です。

その後、各分科会より今後の開催告知をおこない読書会は終了しました。

また読書会終了後、まだまだ「話したりん!」参加者有志によるzoom懇親会がおこなわれました。

本の感想を話す人、雑談する人など、通常の懇親会さながらにぎやかな開催となりました。皆様、お疲れさまでした!

「オンライン読書会」について

コロナ禍の中でも読書会を開催することを目的に、準備期間を経て導入された「オンライン読書会」でした。猫町倶楽部としても、運営するサポーターとしても、もちろん参加者も初めての経験です。zoomを使用したことがないという方も多かったのではないでしょうか?さまざま試行錯誤を繰り返しましたが、無事開催することが出来ました。運営に不慣れな点も多々ありましたが、参加者全員にご協力いただきました。ありがとうございました。読書会後の「楽しかった!」「また参加します!」の声を再び聞くことができ、本当に嬉しく思いました。


オンライン読書会は地域に関係なく、自分の都合で参加日、参加回数を決めることができます。同じ課題本で複数回参加することもできますし、画面越しに会話を聞くことは思った以上に読書会に集中する事ができます。


オフラインとは違った楽しみを見つけてみませんか?

zoomが分からない、苦手と思っている方も参加はとても簡単です。案内メールに添付されたURLをクリックするだけで、後はサポーターが案内、グループ分けを行います。

(猫町倶楽部のHPにも「オンライン読書会 参加手引き」が掲載されています。)

次回、7月のアウトプット勉強会の課題本は『世界は贈与でできているー資本主義の「すきま」を埋める倫理学』です。

一見当たり前に存在しているこの「世界」の成り立ちを、「贈与」や「言語」「常識」の成り立ちを通して説き起こした若き哲学者・近内悠太のデビュー作です。

開催日は7月8日(水)、18日(土)、23日(木)です。

この機会にぜひ、参加してみてください。お待ちしております!

文:写真:名古屋OP勉強会


開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • [真夜中の読書会]猫町UG 湯山玲子二村ヒトシ「日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない」

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2020年6月27日(土) 23:00受付23:30開始
  • [真夜中の読書会]猫町UG 湯山玲子二村ヒトシ「日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない」

『真夜中の読書会』と称して猫町アンダーグラウンド(通称猫町UG)が6月27日(土)23:30から開催されました。
課題本は湯山玲子二村ヒトシ『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』

お申込みは79名。18名の方が初参加でした。

ゲストに著者である二村ヒトシ氏をお迎えして、濃ゆい1時間半を過ごすことができました。

猫町UGは通常『仮面』というドレスコードがありますが、今回は初めてドレスコードなしで行いました。
しかし、チアキ隊長、やはり・・・


意気込みばっちりです。

代表の多津也さんも・・・ほら・・・ねぇ?


 

副隊長は迷走中・・・


 

この本は2016年に単行本が出版されたのち、2020年に文庫化されてます。
何度か読んだ方でも新しい発見が!


 

真夜中の読書会ならでは・・・


 

性愛がテーマの時は自分を解放できるか、相手の欲望を聞くことができるか、グループの雰囲気によってもいろいろ変わってきます。


 


 

これもまた醍醐味。ぜひ次回も参加してみてくださいね!
普段はUGには参加しない(できない)けれども、オンラインだからこそ、おそるおそる参加してみて自分を解放しちゃった方もちらほら・・・


 


 


 


 


 

猫町UGが親に聞かれているかもしれないなんて、なんてエロいんでしょう・・・


 

読書会終わってもまだまだ話足りない方も


 


 


 


 

 

名前隠しても誰だかわかってしまう猫町有名人は猫町UGがオンライン初参加!
次回も参加してね~


 


 

性愛のことを真面目に語れるのって大人の社交場でもなかなかないのですよ。
それが猫町UGではできるのです。


 


 


 


 


 

みなさん、ご参加ありがとうございました~

「俺寝落ちするかも」言っていた二村さんも「エッチな話は楽しい」とアフタートークまで残っていらっしゃいました。


 


 

次回7月の課題本は重松清『愛妻日記』。


 

そして8月の課題本濱野ちひろ『聖なるズー』からはドレスコードが復活するよ~

 


 


 

読書会終わっても興奮冷めやらぬ様子がみんなのTwitterの投稿時間が夜中なのから分かる~

今回拾いきれなかった方、ごめんなさい。#猫町UG 付けて投稿、または遠慮なく隊長、副隊長をメンションしてね!

text by ヘイデン。コップンカー

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年6月7日(日)  受付開始16:00~16:30 読書会16:30~18:00
  • [猫町オンライン]アウトプット勉強会 V.E.フランクル「夜と霧」

2020年6月7日(日)、4〜5ヶ月ぶり!のアウトプット勉強会が開催されました。(この日は東京アウトプットが設営担当)
現在は三密になりやすい読書会の特性上、しばらくは対面で集まることが難しい為、
数ヶ月の準備期間を経て5月末より、猫町は初のオンライン開催にチャレンジすることに。猫町の運営ボランティアであるサポーターの中にも、ZOOMを初めて使うメンバーもおり、若干の不安を覚えつつも数回の練習(打ち合わせ=飲み会?)を経て、何とか当日を迎えることができました。

読書会には初心者を含む65名の方にご参加頂き、初のオンライン開催にも関わらず満員御礼!参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

今回の課題本は、V.E.フランクルの「夜と霧」。
著者ヴィクトール・フランクルによるナチスの強制収容所経験に基づいたノンフィクションであり、1956年に日本語版が刊行されて以来、長く読み継がれている名著です。有名なのでタイトルは知っているけど、読んだことがなかった・・という方も多かったのでは(私です)。「夜と霧」は旧版/新版の両方が刊行されており、内容・訳共に趣が異なります。本日の参加者はどちらをチョイスしてきたのでしょうか。

初のオンライン開催ですが、司会からの猫町恒例の挨拶・読書会ルールは通常通り。
・課題本を読了して参加する
・人の意見を否定しない (課題本の内容/著者の否定意見はOK)
そして主催者のタツヤさんからの挨拶の後、6〜7人ずつ(通常であればテーブル毎)ブレイクアウトルームによる班分けを行い、今回はサポーターがファシリテーターを務めます。恒例の簡単な自己紹介の後、読書会スタート。

読書会で出た意見・内容の一部をご紹介します。
・淡々と綴られているが、想像を絶する苦しみや悲しみが、静かに感じられた。
・ナチスへの怒りを直接ぶつける描写がないことがすごい
・著者がもし生きていたら、現在のイスラエルの状況についてどう考えるだろうか?
・旧版と新版から受ける印象の違いについて
・宗教・信仰は困難に対してどういう救いになるか
・隔離生活を終えた後の苦しみとどう向き合ったのか

そして何と!! 今回1参加者として、新版の訳者である池田香代子さんが読書会にいらしていました。これもオンラインでなければ実現しなかったかも・・。直接会って話す醍醐味ももちろん捨てがたいですが、オンラインならではの嬉しい出来事もあるんだな〜と感じました。



1.5時間ほどの読書会の後、通常であれば懇親会へ・・の流れですが、今回はここで一旦終了。
(・・と言いつつ、この後有志での任意参加のZOOM懇親会へGO! 各自のペースで参加・退出しつつ、何と完全終了まで4時間近くの懇親会となりました!)

———————————————

初のオンラインアウトプットを終えて
『オンラインで話す』ということは、必ず話者VS全員 という構図になることもあり、直接対面で話す のとはなかなか勝手が違うな・・という印象。
しかし、これまで名古屋・大阪や首都圏など開催地の近くに住んでいる方以外は読書会に来ることは難しかったのが、
オンラインによって地域的差が0になることによって、色んな地域(海外も!)やお子さんのいる方など、新たに猫町に参加できる人が増えました!
そして同じ課題本で2〜3回の読書会を開催する場合は参加チャンスも増え、1回で話し足りない場合、同じ課題本の他の回に参加することも可能に。

また、昨年から東京アウトプット勉強会で始めた『LINE OPEN CHAT』も引き続き運用中です!
これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。
アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。
参加方法は読書会会場でご案内しています。入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

 

次回開催について
7月のアウトプット勉強会の課題本は近内悠太著『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』です。
開催日は、7/8(水)18(土)23(木)の3回あるので、週末/平日と自由に選べます!

オンラインでなんて・・と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、やって見ると意外とすぐ慣れるかも・・?(私です)
オンライン/対面読書会 と両方それぞれの良さがあると思いますので、1度トライしてみてはいかがでしょうか?

文:saito

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2020年02月15日(土曜日) 受付開始 16:00 読書会 16:30〜19:00 懇親会 19:00〜21:00
  • 第19回フィロソフィア東京読書会 濱野ちひろ「聖なるズー」

第19回フィロソフィア東京読書会が2月15日(土)にモンスーンカフェ G-Zone 銀座にて開催されました。


今回の課題本は濱野ちひろ『聖なるズー』。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞の話題作のためか70名弱の参加となりました。男女比は半々、初参加の方の割合は1割でした。大変な盛況でした、ありがとうございます。

 



 

 
動物性愛者の観察を通して人と人との関わりを考察しようというテーマだけあってどのテーブルも盛り上がります。



 

 
「性とは何なのかについて著者が答えを出す旅をしている」「思い返すと発情した飼い犬に飛びかかられたことがある」「セクシュアリティを選ぶとはどういう感覚なのか考えさせられる」といった意見も。「感染しないかどうかが気になる(by医師)」とおっしゃる方もおり、参加者の背景により様々な意見が出てくるのが読書会の特長だと改めて感じました。


 

2時間半ほど熱く語った後は同じ店で懇親会がスタート。課題本を離れて色々な話題が飛び出します。生理的に無理な男とめちゃくちゃ格好良いドーベルマンとだったらどっちとするかなど課題本に沿った(?)疑問で盛り上がるテーブルも。性、奥が深いですね。


 

懇親会後も希望者は同じ店で三次会を開いていました。フィロソフィアと聞くと難しい話が乱舞しそうに思われるかもしれませんが、意外と日常生活にも課題本に繋がるような哲学が隠れてたというのを語るうちに発見できるものです。楽しいので是非参加してみてくださいね。

次回は4月に開催されます。詳細は後日HPにて発表されます。皆様をお待ちしております。

文章 新井 写真 長谷 こうとく 小山

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2020年2月11日(火) 受付開始15:50~16:10 読書会16:10~17:40 レクチャー17:50~18:50 懇親会19:00~21:00
  • 第9回 関西藝術部 宮下規久朗『カラヴァッジョへの旅』『闇の美術史』

2月11日(火)建国記念の日、第9回関西藝術部読書会が開催されました。

今回の課題本は2冊からの選択制。宮下規久朗さんの『カラヴァッジョへの旅』『闇の美術史』です。
そしてさらに、今回は作者の宮下さんをゲストにお迎えしてのレクチャーもあり、まさにカラヴァッジョ漬け。
初参加4名を含む、総勢43名(関西藝術部過去最多!)の方々にご参加いただき、賑やかなひとときとなりました。

今、読んでくださっている方の中には、「猫町倶楽部って興味はあるけど、どんな会なのかな・・・」と少し不安に思われ参加を迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫!
今日は、猫町倶楽部の読書会の流れを順を追ってご紹介いたします。雰囲気を少しでも感じていただけたら幸いです。

●受付
読書会は1テーブル大体6~8名ほどに分かれて行います。
まずは受付を済ませ、各テーブルへ。
皆さん同じ課題本を読んできた者同士、初対面でも意外と話が弾むものですよ!


 

※あべのハルカス美術館で開催されていた「カラヴァッジョ展」にちなみ、会場をカラヴァッジョ展風にしようと、サポーター有志による会場の飾り付けが行われました!
(サポーターとは、読書会運営に携わるポランティアのことです!)



●読書会

各テーブルで1名、進行役のファシリテーターを決めていよいよ読書会開始です。
名前や参加のきっかけなど簡単な自己紹介を終えた後の進め方は、テーブルごとそれぞれです。
本の中で気になった部分を思い思いに話したり、ファシリテーターが「皆さんに~を聞きたい」と質問を振ったり、難解な課題本の時は「わからなかった」という話に終始するかと思いきや、思わぬ方向に話が盛り上がって行ったり・・・

ここではたった一つ、ルールがあります。それは、「他人の意見を否定しない」こと。

本の内容や作者への批判は意見としてOK!ただ、他の参加者の意見や見方に対する批判はしないことを猫町倶楽部はルールとして大切に守ってきました。

 

今回はゲストの宮下さんも各テーブルをまわってくださいました。


 

また、あべのハルカス美術館で「カラヴァッジョ展」が開催中(2/16で終了)であり、合わせて展示を観られた参加者も多く、展示品について宮下さんに尋ねる方も多くいました。

 

★『カラヴァッジョへの旅』テーブルの声

・(カラヴッジョ展の展示品が)真筆ではないことにショック!
・前期の作品が好きな人と後記の作品が好きな人に分かれた。
・(カラヴァッジョ展に本物は2.5点しかないという宮下さんの話を受け)
本物主義の話になり、上手に偽物を作る画家の芸術性への言及など話が広がった。




 

★『闇の美術史』テーブルの声

・(初参加の方)元々読書が好きでカラヴァッジョにも興味があり参加。
・「闇」という観点から美術を観たのは初めて。
・(歴史好きな方で)カラヴァッジョのみでなく、闇と光を上手く描いた多くの画家が登場し、美術史の流れが分かり興味深かった。
・宮下さんの文章に惹き込まれた。学者の域を超えて文学的。



 

●レクチャー

いよいよ宮下さんのレクチャーです。課題本やカラヴァッジョ展に展示された作品の画像をスライドに映していただきながらの解説でした。宮下さんの、勢いのあるドラマチックな語り口に聴き入りながらあっという間の一時間でした!

読書会から話題に上っていた、カラヴァッジョの真筆なのか?という点についても、スライドに映された絵を観ながら「カラヴァッジョは布の描き方に迷いがなくすごく上手い。これはどこから観てもカラヴァッジョではない」など、興味深い話もありました。「カラヴァッジョが描いたんじゃないのか・・・」とショックを受けた方も多かったようです(苦笑)
そこから、カラヴァッジョ云々に留まらず自分なりの美術の見方、感じ方にまで思いをめぐらせた方も多かったように思います。



最後に、あべのハルカス美術館のカラヴァッジョ展のポスターに言及されました。

◆↑の写真左側が当初のポスター。絵は《ホロフェルネスの首を斬るユディト》(部分)
右側が新ポスター。《法悦のマグダラのマリア》(部分)

新ポスターをよく見ると、右上部に一言、「赦したまえ」。
最初このポスターを見た時、おそらく画題のマグダラのマリアにちなんでの「赦したまえ」なのだと思っていました。

今回の展示は、当初の目玉作品であり、旧ポスターに取り上げられた《ホロフェルネスの首を斬るユディト》の来日中止という事態がありました。
何とその事を受けての、「赦したまえ」なのだそうです。(ユディトが来なくてごめん!ということ) そういうことか!
展示会のメインが来なくなるという、きっと大きかったであろう試練を切り抜けるご担当者のユーモア、センス!すごいですね!!

レクチャー後は、課題本に宮下さんのサインを求める長い列が出来ていました。
宮下さん、快く気さくに応じていただき、ありがとうございました。

 

読書会後に、全員で記念写真をパシャリ!


 

●懇親会

読書会終了後は懇親会です。今回はカラヴァッジョつながりということで、お料理はイタリアン!

まずは読書会のテーブルメンバーでスタートです。この頃には皆さん緊張もすっかり解けて、美味しいお料理とドリンクをお供に読書会での話がさらに盛り上がることが多いですね。さらには、普段どんな本を読んでいる?猫町倶楽部の他の分科会には参加しているのか?次はいつ参加する?などなど・・・

 

ひとしきり食事が済んだら、席替えタイムです。「え?そういうの苦手なんだけど・・・」「どこに行けば良いの?」と思われる方もいらっしゃいますよね。

私も初めて参加した時はそうでした。でも、この席替えではテーブルごとにテーマが設けられ、皆さんには好きなところに移動していただきます。
いつもなかなか興味深いテーマが並びます。進め方は各テーブル様々ですが、名前程度の簡単な自己紹介をしてテーマについて気軽にお話する感じでしょうか。

読書会でのテーブルは違っていても、元は同じ課題本を読んでいる者同士!やっぱりこの共通点は大きいんですよね。

自分の興味のあるテーマの世界をさらに広げるきっかけになったりするかも?!

ちなみに今回のテーブルごとのテーマは、以下の通りでした。
「宮下さんともっと話したい」「闇の〇〇」(課題本『闇の美術史』にちなんで 笑)「オススメの企画展・美術展」「旅行」「フリーテーマ」



ここまで来ると、あっという間に終了の時間に・・・

ご参加の皆さん、ありがとうございました!

 

自分が読んだ本の感想を、きちんと自分の言葉で声に出して伝えること。

これって有りそうでなかなか無い機会なんですよね。頭と心の風通しが良くなった気がするのですごくオススメです!

このレポートを読んでくださった方の中で、「参加してみようかな」とお一人にでも思っていただけたならこんなに嬉しいことはありません。

皆さまのご参加をお待ちしています!

【文:eri愛里  写真:いっとく、のんこ】

猫町倶楽部ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから関西藝術部に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。
mixi – コミュニティ『読書会◆関西藝術部』

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年2月5日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 長編読書会『平家物語』第一回

2020年2月5日、北風に乗って琵琶法師の声が微かに聞こえてきそうな冬の日に、『平家物語』(三の巻まで)の読書会が開催されました。こちらは今年度の長編読書会の第1回目も兼ねています。
誰もが聞いたことのある「祇園精舎の鐘の声…」のフレーズ。そこからいったいどんな物語が紡がれるのか。「普段は読まない古典ジャンルだけどこれを機に挑戦してみたい!」「思い入れのある作品なので、久しぶりに読書会に参加してみました!」と意気込む40名の方が参加され、会場は満員御礼です!

入り口では「琵琶にゃんこ」がみなさんをお出迎え。

そして月曜会恒例・今回も素敵なテーブル札…!!

『平家物語』の訳本は各出版社ごとにそれぞれ特色があり、どれを選ぶかで作品の印象も少しずつ変わってきます。
一つのテーブルでも、こんなにたくさんの種類の訳本・関連本が集まりました!自分の選んだ本をお互いに見せ合うのも読書会の楽しみのひとつですね。
関連本として学生時代の教科書をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。

猫町倶楽部のルールは「他人の意見を否定しない」こと。それさえ守れば、何を話しても大丈夫です。
「『平家物語』には初めて挑戦する!」という参加者も多かった今回、それぞれのテーブルではどんな意見が出たのでしょうか。

・敗者に焦点を当てた物語になっているのが面白い。やはり日本人は負けた側の話が好きなのか。
・清盛が悪者として描かれていて、一族から信頼が厚かったとされる本来の清盛像とは異なっている。
・歴史に忠実であるとは言えないが、それだけに誰が何のためにこの物語を作り、琵琶法師に語らせたのかが興味深い。

・当時の庶民にとっては、成功物語よりも悲劇や没落の方が面白かったのかも。ワイドショーを見る感覚。
・重盛の早すぎる退場は、今後の平家の運命を匂わせている。
・師長が流罪先でもポジティブ。当時の人にとって流罪や出家の位置づけはどのような感じだったのだろうか。

・人間の欲望が露骨なのは昔も今も同じ。
・歴史の勉強をもっとしておけば良かった。
・いろいろな翻訳があり、見比べると面白い。
・源氏物語と違い、女性の章が少なく、また軽んじられて書かれていると思った。
・貴族から武士へ徐々に時代が変わっていく状況の中、いろいろな人物が暗躍しているのが分かった。

・平家の成り上がりの過程が描かれなかったのは残念。
・源氏が天下をとった正当性を示すために平家のダメなところを挙げている感じがする。
・お坊さんたちがこんなに暴れて好き放題していることに驚いた。信長の延暦寺焼き討ちはひどいことだと思っていたが、彼らの振る舞いをみて納得した部分があった。

さて、読書会も終盤に差し掛かりここでベストドレッサーの選出へと移ります。本日のドレスコードは「夢」です。

自らの夢(と眠り)を体現した方、はたまた誰かの夢を背負った方など、さまざまな「夢」の形を見ることができました。ベストドレッサーに選ばれた方々、おめでとうございました!


読書会の後は懇親会へと移ります。今回の懇親会会場は、しゃぶしゃぶの「UMEHA」さんです。


懇親会でもこのように本を開く勉強熱心なテーブルも……!
ほんの三巻分でも、登場人物も事件も盛りだくさんだった平家物語、まだまだ話は尽きません。


長編読書会「平家物語」(今回含め全四回)は、今後4・6・8月に特別イベントとして開催します。平家を待ち受ける運命に思いを馳せたみなさん、ぜひ読了を目指してみませんか?
第2回以降のサポーターもまだまだ募集していますので、興味のある方はぜひサポーターまでお声がけください!

文:はるこ
写真:月曜会12.5期サポーター

猫町倶楽部ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
【http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186】

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第121回東京文学サロン月曜会 町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『告白』『くっすん大黒』

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年1月27日(日) 読書会&トークショー:16:30~19:15 懇親会:19:30~21:30
  • 第121回東京文学サロン月曜会 町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『告白』『くっすん大黒』

どうも人というものは色んな性分がございまして、その中でも読書が好きという人も多くございます。そんな人たちが集まる猫町倶楽部ですが、この度、町田康先生をお招きしての特別イベントを開催することになりました。

場所はいつもの代官山chano-maですが、さすが人気作家、今回は募集開始したとたんに、五千に五千また五千、合わせて一万五千の参加者が、というのは大げさですが、とにかく、代官山会場では久しぶりの満席になりました。

課題本はこの3冊からの選択です。



さて当日。なんといっても特別イベントですし、人数も多いしでどんな雰囲気になりますかね、初参加も多いけどやっぱりみんな町田康ファンの人なのかな、などということをわあわあ言いながら京成志津駅を出まして、勝田台から特急に乗りまして、京成船橋で降りまして、そこから船橋FACEの中を真っ直ぐに、JRに入りまして、総武線の快速で江戸川を越えまして、錦糸町駅で地下鉄半蔵門線に乗り換えまして、そこから渋谷まで参りまして、渋谷から東横線で代官山、そこから歩いてchano-ma代官山店に着いた頃にはずいぶんくたびれた。

近いところ遠いところから参加者が続々と会場に訪れ、開始時間が近づくと、ようじょこのように大賑わいとなりました。

まずは注意事項及び主催者のタツヤさんの挨拶、挨拶途中で町田先生が入場されました。

各班で進行役となるファシリテーターを決めて……、



いよいよ読書会の開始となります。

読書会は、唯一のルール「人の意見を否定しない」を守りつつ進んだわけですが、今回は課題本ごとに班が分かれていますので、詳しい様子は他の人たちに語っていただきましょう。ということで、よろしく。



『くっすん大黒』
『くっすん大黒』は町田康の処女作なり。我は初めて読みしとき、その音楽的なリズムを感じる文体にたいそう魅了せしものなり。読書会においても文章についての感想が多く見られたり。また、登場人物の特異さも話題にあがれり。個性的な人物が続々と現れ出でたるところは読書の楽しみを実感せしものなりとする意見が見受けられり。他、大黒の意味するところについても論を交わしたり。他の参加者より本にまつわる異なる思いや有益たる知識を聞きたることこそ読書会の大いなる魅力なれ。
なお、我は本作以外の町田作品を読まざりき。読書会に参加するものはすべからく他作も読むべきものと思われ、当日の朝は冬の寒きも相俟って心中安んじること能わざりしが、その実は我に似て初心者のものも多くあり、胸をなでおろした次第なり。また、同じ班に居合わせた町田を好みて読むものより、お薦め作品を賜りしことは有り難きことなり。
くっすん大黒は短き作品なれど、語るべき点は大なりしことは参加者の一致するところなり。


『告白』
はい、では『告白』読書会の感想です!
『告白』は、明治時代に起きた「河内十人斬り」という殺人事件をモデルにした小説です。なんと文庫本で842ページという、この本自体が凶器として使えちゃうんじゃないの!? という分厚さで、私は本屋で手に取って京極、じゃなかった驚愕しちゃったんだけど、でもなんと今回の読書会ではこの本を選んだ人が一番多かったんだって。参加者の意気込みがうかがえるよね。
内容はというと、主人公である熊太郎の心理描写が凄くて、どんどん引き込まれていっちゃった。悪いところだらけの熊太郎は、不幸な目にあいながらも、それでも何とか生きようとして、でも、自分が思っていることをうまく言葉にできなくて、周りの人も熊太郎のことを、何も、分かろうとしていなくて、周りから距離を置かれて、それで、それで……っ、…ちょっと待ってて …………    お待たせ。ごめんね。でも笑えるシーンもいっぱいあって、その話でも盛り上がったよ。あと、この事件をもとにした河内音頭とか、作中に出てくる河内弁の話とか。私が気づかなかったことに注目した人も多かったから、それを踏まえてもう1回読みたくなっちゃった! 


『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
「『しらふで生きる』は、禁酒した町田先生が、その過程で経験したり考えたりしたことをつづったエッセイだよ」
―ということは、この本を選んだ参加者は大酒飲みばかりだったんですか?
「いや、飲まない人も意外と多かったねー。酒じゃなくても止められないことがある人も多いから、参考になったと言ってたよ。私は飲むけど」
―知ってます。
「この本も飲みながら読んだんだけど、酒飲みの気持ちがつづられているところは共感したね。基本的にはこの本は同意するところしかなかった」
―じゃあ何で酒止めないんですか。
「それと表現が独特で面白かったと思ったので、そういう話もしたよ。私の考えは玉川通りに落下していった、とか。あとはちょっと脱線して好きなお酒の話とかもした。町田康はまだ、この本しか読んでないけど、小説はどんな感じなのか気になるなあ」
―読みましょう!
「もう1杯飲んでからね」



ありがとうございました。持つべきものは友達だねえ。読書会中は町田先生が各テーブルを回り、参加者からの質問に答えていらっしゃいました。



読書会後は町田康トークショー。読書についてユーモアを交えつつ、以下の3点について語っておられました。
(1)1冊の本を100回読んで読みを深くする。
(2)読書は最短距離を行かない
(3)まずは孤独に耐えて一人で本と向き合う



皆さんも真面目に聞いています(この開催レポートも100回読んでくださいね~)。



「賢くなるただ1つの方法は本を読むことである」という言葉でトークショーを締めた町田先生は、そのまましらふで帰られたのでした。ありがとうございました!

さて続いてはベストドレッサー賞の発表です。今回のテーマは「パンク」または「白黒」。苦労された方も多いようでしたが、選ばれたのはこちらの方々です。



ここからは懇親会に入ります。食事やお酒も登場し、席を移動して他の班の人と話す人も。




恒例の猫町堂古書店も開かれました。家から本を持ってくれば、テーブルの上の本と交換することができます。

そうこうしている間に、石油ファンヒーターからラブミーテンダーが流れる時間も過ぎ去って、お別れの時間となりました。参加者は名残を惜しみつつ家に帰ったり、3次会に参加してまた大いに盛り上がったりしたという、2020年1月の東京月曜会のお話でありました。

文:たかはし  写真:ハセ、たかはし

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第118回 関西アウトプット勉強会『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年1月25日(土) 読書会17:30~懇親会20:00~
  • 第118回 関西アウトプット勉強会『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』

暖冬と言われつつも寒さが厳しい2020年1月25日、2020年初めの関西アウトプット勉強会が大阪工業大学梅田キャンパス301/302会議室で開催されました。
猫町読書会での本会場使用は初めて。広い、白い、綺麗!
今年初、新会場ということも相まってとても新鮮な雰囲気を感じます。



新鮮と言えば、今回の読書会初参加者数はなんと18名、全参加者56名(満員御礼)中の約3割にのぼりました
皆さん、新年に新しい事にチャレンジしようと参加に踏み切ったのでしょうか。

新年推しはこのくらいにして、今回の課題本は

「他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論」(著:宇田川元一)。

他者と自分の「わかりあえなさ」により生じる「適応課題」を「対話」を使っていかに解決していくか、を書かれた一冊です。
現代社会では多かれ少なかれ他者との関わり合いが必須。参加者の皆さんも自分が持つ「適応課題」を考えつつ本書を読んできたのかも。

今回の読書会は8テーブル、参加者は受付でテーブル割を聴いた後、開始時間までのんびり待ち。
時間になったら運営ボランティアであるサポーターから読書会ルール2点
・課題本を読了して参加する
・人の意見を否定しない (課題本の内容/著者の否定はOK)
の説明、そして猫町主催者のタツヤさんからの挨拶の後、読書会スタートです。





各テーブルでファシリテーター(進行役)決め、自己紹介の後、課題本に関する話し合いへ。







読書会で出た意見の一部を紹介します。
・「対話」「橋を架ける」等、専門用語ではなく筆者独自の言葉で語りかけられているように感じた。
・課題が2種類(「技術的課題」と「適応課題」)あると分かっただけでも気が楽になった。
・対話により他者に橋を架けても戻ってくるのが難しい。馴れ合いになってしまう。
・橋を架けることは困難を伴うことが多いけど「誇り高く生きること」はやめないでおこうと思う。
・「今どきの若者は」の言説は、相手のナラティヴを考えていないことを表している。逆も然り!
・上司は部下を経験してるが、部下は上司を経験していないから、部下は上司のナラティブを理解してくれない。
・部下は部下で上司のタイプによってナラティヴは変わる(上司のナラティブを読み取って対応を変えてる)。
・すべての他者のナラティヴを理解しようとすると疲れてしまう。使い分けが大事。

2時間程の読書会の後、サポーターから次回・他の定例会告知があり閉会です。



その後、今回の懇親会会場「プロント 梅田楽天地ビル店」へ移動して懇親会スタート。
料理、ドリンク、ポップコーン(食べ放題)片手にまったりお喋り。カフェでポップコーンが出たとき素手で食べるか箸で食べるか…悩ましい問題です。



参加者のご経歴は様々なので、懇親会の話題も様々です。今回、個人的に印象的だったは、
楽器のマンドリンに仲間がいるという事実。(マンドラ、マンドロン・チェロ等)

後半はサポーターが用意したテーマ毎に集まる「ゆる席替え」へ。
今回のテーマは「話足りん」「お薦めの本」「映画」「やってみたい副業」「おすすめ旅行先」「2020年やりたいこと」
各テーブルどんな話になったのでしょうか。



次回の関西アウトプット勉強会は2月22日(土),課題本は

『身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質』(著: ナシーム・ニコラス・タレブ)
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/76992

になります。

またのご参加お待ちしております。

(文:みやっち、写真:光流)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年1月18日(土曜日) 受付開始 15:30 読書会 16:00~
  • 東京アウトプット勉強会 『[新版]競争戦略論Ⅰ』

1月18日(土)、新年最初の第126回東京アウトプット勉強会が六本木ミッドタウン シスコシステムズ会議室にて開催されました。

課題本は マイケルE.ポーター「新版 競争戦略論Ⅰ」でした。本著の表紙裏には、「競争戦略&企業戦略のエッセンスがこの一冊でわかる。ITは競争戦略をどう変えるか、経営者の使命は何か、企業の社会的責任をどう考えるべきか、現代の経営課題を『戦略』の視点で説く」と記載されており、450ページを超えるこの本を読了した39名が参加されました。猫町倶楽部の課題本は骨のあるものも多いですが、課題本かつ読了条件といういい意味での強制力が働き、一人では読了できないものが読了できることも猫町倶楽部の大きな魅力なのかもしれませんね。



猫町倶楽部のルールとして「本の内容の批判はいいけれども、他人の意見を否定しない」があります。今回の課題本は経営学の定番という定評がある、いわば固いとも思われるものですが、このルールがあるためかいつものように和やかな雰囲気でスタートとなりました。

今回の課題本はページ数も多く、経営学の定番ということもあり、内容については好き嫌いが分かれることもありましたが、「他人の意見を否定しない」というルールもあり様々な感想や意見交換がされておりました。


参加者の方の感想等をここで紹介したいと思います。
一番盛り上がった話はそんな内容でしたか?
・本の評価で別れたこと、面白い派と面白くない派に分かれた。
・日本には戦略が不足している。
・使えないおじさんと20代30代
・競争についてどう思うか

読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・いろいろな人のいろいろな経験に基づく意見が聞ける。
・本を通じて、幅広い話ができたこと
・自分の意見を言葉にできる
・本の話題に派生して色々な話ができて理解が深まる。


その後、会場を近くの居酒屋「小松」に移し懇親会となります。読書会から大多数の皆さんが参加されました。ハードルが高い課題本を読了し、その話題を2時間あまり話したこともあり、初めて会った参加者同士にも関わらず課題本以外でも様々な話題で話が尽きません。さらに3次会まで流れるものも…。

さてここで小さなお知らせです。

東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。

入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。

次回開催についてです。

2020年2月29日(土曜日) 受付開始 15:30 読書会 16:00
場所は今回と同じく 六本木 ミッドタウン シスコシステムズ内 21Fトレーニングルーム で開催予定です。
課題本は 宇田川元一 『他者と働く -「わかりあえなさ」から始まる組織論 -』です。

ご参加をお待ちしております。

文書:かつのり  写真:たかひろ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 猫町UG(アンダーグラウンド)『マゾヒストたち~究極の変態18人の肖像』

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2020年1月13日(月・祝) ランチ:11:30受付開始:12:00読書会&トークショー:12:30
  • 猫町UG(アンダーグラウンド)『マゾヒストたち~究極の変態18人の肖像』

お待たせしました、お待たせし過ぎたかも知れません。


今回、猫町UG開催レポを担当させていただく、タカハシでございます。

なんて、村西とおるのマネゴトは置いておいて、猫町UG「マゾヒストたち」の開催レポです!どうぞ。

2020年1月13日(月・祝) 晴れ。

阿佐ヶ谷ロフトAにて猫町UGによる松沢呉一「マゾヒストたち」の読書会が開催されました。


 

そう…、今回の課題本は「マゾヒストたち」。
10年以上前に「スナイパーEVE」というSM雑誌で連載されていた本作は、著者の松沢さんがSMバーや女王様を通じて知り合ったインパクトの強いM男さん達を取材していくという内容で。昨年、新潮社文庫から10年越しで奇跡の出版となりました。

 


 

本作では18人のM男さんが取材されています。M男さん達は、かなりヘンタイ性を帯びた性癖であったり、凄まじいSMのエピソードを語っているので、一本一本どれも強烈で味わい深く、「人間って面白い…。」と嘆息を吐かずにはおれません。

しかも、今回はゲストに著者の松沢呉一さんがやって来てくださるとか!エロ、アングラ、サブカル関係が好きならタマんないゲストです。


 

そんな素晴らしい課題本&ゲストだけあって、当日、会場には、なななんと70名以上もの人間が集まりました!


 

参加者の中には、AV監督の二村ヒトシ監督や猫町お馴染みのメンバーの他、わざわざ名古屋方面、関西方面からお越し下さった方も多く、猫町UGの底力を思い知らされました!

猫町UGにはドレスコードとして「仮面(マスク)」をつける…という文化があります。

参加者は、それぞれ仮面を用意してやって来て読書会中、素顔を隠した状態で性にまつわるアレコレを話したりするのです。

例えるならそれは、限りなくセックス に近い行為…、ぶっちゃけ度の高いピロートーク?といった感じでしょうか。

「仮面」といっても多種多様であります。
定番なのは、ベネチアンマスク、お祭りのお面、薬局に売ってるマスク…ちょっと変わったモノでは、アメコミのマスク、プロレスラーのマスク、SMプレイ用のマスク(本物)、などなど。最早、何がフツーで何がフツーじゃ無いのか分からない世界。


 

衣装も、課題本がSMにまつわるものなので、女性陣はボンテージやコルセット、網タイツなどのSM系のコスチュームに身を包んだ方が多かったです。自分は30歳超えてから軽くED気味なのですが、危うく勃起しかけました。

さて今回、タカハシが猫町UGに参加するにあたって、3つ目標がありました。

1・女性にケツを蹴ってもらう。
2・あわよくばワンナイトを狙う。
3・更にあわよくば、前立腺を開発してくれる女性を探す。


そんな感じの目標を立ててたんです。(おい!)
そして、そんな感じだったんですが、なななんと読書会が始まる前に、第一の目標クリアー!
網タイツの女性に頼んでお尻を蹴ってもらうことを了承してもらいました。
痛かったし、ありがたかった!


 

話が脱線したので元に戻します…。
会場にはSM衣装の他にも着物の人がいたり、ブリーフ一丁の人がいたり(オレ)、女装されてる人がいたり、ペニバン付けてる人がいたりと、入り乱れるに入り乱れていて、一言で表現するなら「まさにカオス」な状態。

ちなみにこの日、阿佐ヶ谷ロフトAでは、当日限定のオリジナルカクテルとして「女王様の聖水」「マゾヒストの鮮血」「黄金トレーニング」と課題本にちなんだオリジナルドリンクも販売。
まさにカオス。
意外とどれも評判が良かったようです。(名前とのギャップ効果…?)

さて、70名以上もの人数が集まった読書会なので、参加者はまず「A」から「J」まで10個のテーブルに振り分けられます。
読書会が始まると各テーブル様々な話題で盛り上がりました。

「SMプレイが好きな人って、どういうきっかけで目覚めたの?」
「『マゾヒストたち』には、色んな性癖を持った人たちが出てきたけど、どう思う?」
「ドギツイな内容だけど、著者の視点がニュートラルなおかげで、ユーモラスな本として読むことが出来た。」
「本で取材されているM男さん達のその後を調べてみた。10年以上経った現在も活動してる人が結構居て驚いた。」
「昔、しつこく絡んでくる男子がいて、キモいから、金蹴りしまくってたんだけど、『マゾヒストたち』を読んで『逆に悦ばせてしまっていた可能性もある!』ということに気付いてしまい、悔しくなった。」
「読めば性について、より深く知れるのかと思ったけれど、読んでますますわからなくなる感じが面白かった。」
「本の中に出てくるM男達には負けてられない。今年はウンコを食ってみようと思う。」
「僕はこんな性癖を持っている。」
「私はこんなプレイをした事がある。」
「xxxxxxx(自主規制)」
「jxueijjeheh(自主規制)」
「 dhskwsbbhsh(自主規制)」

…コンプライアンスがあるので、これ以上お見せする事は出来ません。

開催レポで全てをお伝えできないのは残念ですが興味を持った方は是非次回の猫町UGへお越しください!←したたかに宣伝

 

読書会中、著者の松沢さんにも各テーブルを回ってくださいました。


松沢さんは参加者の質問に答えたり、SM界隈にまつわるエピソードを語ってただいたりして、一参加者的に貴重な体験ができて嬉しかった!気になる方は是非次回の(以下略)

そして読書会の後は、猫町名物ベストドレッサー賞。ベストドレッサーに選ばれた方達にはチアキ隊長お手製、巾着袋と、猫町倶楽部オリジナル付箋セットがプレゼントされました。


…それにしても!
写真からカオスな雰囲気が伝われば幸いです!

BD賞の後は休憩を挟んで、松沢さんのトークショー。休憩中には受付前で「マゾヒストたち」担当の新潮社の編集さんが、松沢さんの前著「闇の女たち」を販売していました。
「闇の女たち」は、松沢さんが街娼ルポを取材している本。この本もスゴイです。

休憩が終わると、松沢さんのトークショーが始まりました。トークショーはUG隊長チアキ女王様(実はM)、副隊長ヘイデン女王様(実はSMに興味がない)も壇上に登り、トークは鼎談形式で進行。


 


 

「マゾヒストたち」という本は、M男さんが主役の本なので、本を読んだだけでは著者松沢さんの姿は、あまり見えてきません。

ですので、トークショーで松沢さんが「最近どんな活動をしていて、何故そのような活動をしているのか?」といったようなお話をされていたのは、とても興味深かったです。

例えば「最近の女王様の特徴」「SMバーとプレイ中の死について」「都内で蛇が出る場所を探してる」「チンコの皮を伸ばす方法」などなど…、この書き方だと、なんだか取り止めのない話題の羅列のようですが、どれも突き詰めていくと「マゾヒストたち」や、「闇の女たち」に繋がっていく思想の流れがあり、松沢さんの物の見方には、根底の部分に、ゆっくり流れている大きな川があって、その存在が垣間見えるような内容のトークでした。

その辺りの事を、もっと深く知りたい方は、松沢さんのメールマガジン「ビバノンライフ」を購読してみると良いかも知れません!←ここ重要

ちなみに、私がトークショーの内容で印象に残ったものを1つだけ書かせてもらうと、「毛の処理問題」です。松沢さん曰く「日本人は下の毛の処理が甘い」という話なのですが…

自分はケツ毛が濃くてボーボーなので、ウンコをすると、ケツ毛にウンコが絡まって痛くて痛くて…。でも、人に「ケツ毛の処理どうしてる?」なんて聞いても、ギャグだと思われて全然相手にされないんですよ!

それについて松沢さんは、ケツ毛のケアーについて、かなり具体的にお話ししてくださっていたので、とてもありがたかった。
そして、松沢さんは「日本人はもっと性的な事柄を話しあっていくべきだ。」みたいな事を仰っていました…。自分は(ヤバイ、わかりみしか無い…。)と思いました!

まあ、そんなこんなで松沢さんのトークショー、とても面白かったです!

トークショーが終わると阿佐ヶ谷ロフトAから飛び出して、阿佐ヶ谷の商店街に在るインド料理のお店で懇親会が行われました。スパイシーな味付けのお肉や唐揚げが美味しいお店です。

懇親会会場では、みんな仮面やコルセットを外していましたが、性的な話題は尽きないもので、みんな楽しい時間を過ごしたとか、過ごしていないとか。

さて、先ほど書かせていただいたタカハシの目標「ワンナイトと前立腺」ですが…この時点では達成出来ていません。

半ば諦め気味で懇親会でわちゃわちゃしていると、美人でしっかりしたタイプの女性がxxxの話をされていました。

美人さんだし、一見、xxxした事がある人には見えないのですが、話を聞くとxxxに留学している時にxxxに釣られてxxxを体験したらしい。
私はxxxなんてものの存在を初めて知ったので、驚いたのですが、聞くとxxxは、xxxとは違うけど、xxxをした後はxxxな状態になるとか…!(でも、その状態に到る為にはxxxを伴うらしい。)
唖然…。

いやー、世の中には知らない事がいっぱいありますね!そして、人は見かけによらないから面白い!

他にも爽やかな青年がxxxxをxxxxxされた話とか、IT系の某氏がxxxx…なんて話をしてるうちに楽しい懇親会もお開きです。

いやー、タカハシ今回目標達成ならず…!
ワンナイトも前立腺開発も出来なかったです。
まあ、お尻蹴ってもらえたし、いーか。

 


 

全ての目標は達成できなかったけど、結果メチャクチャ楽しかったです!
また次の猫町UGでお会いしましょう!
おわりでーす!

 


text by TAKAHASHI    Photoes by 真珠

special thanks : Terada(photographer)

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2020年1月11日(土) 
  • 東京シネマテーブル『ベスト&ワースト2019』

今年初の東京シネマテーブルが2020年1月11日(土)に開催されました。
会場はいつもお世話になっております渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。


当日のルールは以下の通り。
【2019年に公開された作品のうちベスト3&ワースト1と最も印象に残ったシーンをひとり90秒で発表。】

シネマテーブル代表のワカマツさんによる乾杯、


リーダーのマサトさんのあいさつの後、新年会がスタートしました!


好きな映画について熱く語る途中でも、制限時間の90秒で発表は終了となります。
誰かのベストが誰かのワーストだったりと、どれも楽しい発表ばかりです。


全員の発表が終わったら懇親会の始まりです。



発表内容や最近のおすすめ映画を語り合いました。

では、最後に結果発表です。1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計します。

【結果】
1位 : グリーン・ブック/ 13ポイント
2位 : ジョーカー / 12ポイント
3位 : ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/ 9ポイント

この結果にもっとも近いベスト3を挙げた参加者3名の方に、賞品としてミニシアター鑑賞券が渡されました。


ちなみに前回は・・・
1位 : スリー・ビルボード / 22ポイント
2位 : ボヘミアン・ラプソディ / 18ポイント
3位 : 寝ても覚めても / 13ポイント

名前挙がった映画昨年67本→今年は86本と今年は票が割れたのがわかりますね!

そしてそして!今年は特別にサポーター・ミキティ賞!
特に印象に残った2名に、ミキティおすすめ映画のムビチケを贈呈しました。


なお、4位~10位は以下のようになりました。

4位 : アベンジャーズ/エンドゲーム
スパイダーマン: スパイダーバース
家族を想うとき
男はつらいよ お帰り 寅さん / 6ポイント

5位 : アマンダと僕
アラジン
イエスタデイ
カツベン!
希望の灯り
工作 黒金星と呼ばれた男
新聞記者
翔んで埼玉 / 5ポイント
どれも素晴らしい作品です。
皆さんのお気に入りの作品は東京シネマテーブル的ランキングの何位になっていたでしょうか。

当日のみなさんの発表内容はmixiコミュニティにて掲載しています!
次回東京シネマテーブル次回定例会は2月12日(水)、課題映画は『パラサイト 半地下の家族』です。
カンヌ国際映画祭では最高賞となるパルムドールを受賞し、アカデミー賞には6部門ノミネートされている話題作です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/76742


皆さんのご参加を心よりお待ちしております。


文 : マーシー
写真 : 東京シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年1月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第59回関西文学サロン月曜会 カラマーゾフの兄弟 第1巻・第2巻

2020年、新年最初の関西文学サロン月曜会の読書会が
1月9日 大阪 四ツ橋ラポーティアにて開催されました。


今回の課題本は
【カラマーゾフの兄弟 / ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 第1巻・第2巻】

文学史上屈指の傑作の1つにも数えられる名作ですが、話の長さと内容の難解さから
敬遠している人、途中で挫折してしまった人も多く、まさに読書会にうってつけの作品です。

この機会に挑戦した人から、ロシア語原著を保有している猛者(?)まで
カラマーゾフの本編さながらに多様な参加者が総勢60名(初参加の方は14名)集いました。



今回の読書会は1テーブル6~7人、9テーブルに別れて行います。
参加者の皆さんの感想を見ていきましょう。


・登場人物がみんなエキセントリック
・セリフがとにかく長い!
・難解で倫理のテキストを思い出した
・宗教の話は分かりにくいが、キャラ立ちがすごいのでスラスラ読めた
・だめんずに恋する女性の物語として読んだ



主人公アリョーシャについて

・人間味が薄く、考えが掴みきれないので感情移入しにくい
・信仰への態度等、自分を重ねて読めた
・キリスト的で、相手の本音を引き出すのが上手い人物
・相手の話から善性を聞き取る人



カラマーゾフ家について

・長男ドミートリーは近くにいたら嫌だけど遠くで見てるぶんには可愛い
・次男イワンは神様の気を引きたくて悪魔の話をしているかまってちゃん
・イワンは理屈が勝ちすぎて本心が読めない
・父フョードルはけしからん人物だが、自由奔放な姿は共感できる



その他登場人物について

・グルーシェニカになら騙されてもいい
・ゾシマ長老の過去を読むと彼の発言の説得力が増した
・スネギリョフの家族はカラマーゾフ家のオルタナティブでは?



2巻ではカラマーゾフの兄弟でも特に有名な劇中劇「大審問官」が登場します。
本作でも特に難解で、人によって解釈も別れる部分です。

皆さんどのように読んだのでしょうか。

・イワンはキリスト教と現実世界との矛盾を指摘している
・大審問官への応答が、書かれなかった続編で描きたかったのでは?
・アリョーシャは何故口付けでしか答えることができなかったのか



読書会終了後はベストドレッサーの発表が行われます。

関西文学サロン月曜会の読書会では毎回、課題本を元にしたドレスコードが存在します。

今回のドレスコードは2巻内の章タイトル「プロとコントラ」にちなんで【白または黒】。
各テーブルで選ばれたベストドレッサーの方には景品が授与されます。



ベストドレッサーの発表後は懇親会へ。
懇親会は好きなテーマ席へ移動して行います。
テーマ席は「話し足りん」「本」「映画」「芸術」「マンガ」「恋愛」「酒」「フリートーク」の7つ。







恋話から2019年推し本、漫画の実写化について、スメルジャコフの魚スープは美味しいのか。。
懇親会も大盛り上がりで、時間が来るまで語り尽きない読書会となりました。




次回の関西文学サロン月曜会は
2月9日(土)
課題本【沈黙 / 遠藤周作】
ドレスコードは「クロス」です。

また、長編読書会の第2回も下記日程で開催が決定しています
3月14日(土)
課題本
【カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 第3巻】
今回参加できなかった方でも大歓迎ですので、ご参加お待ちしております。
※第1巻と第2巻も読了している必要があるのでご注意ください

(文:キタ、写真:タクミ、Tomomi)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年12月28日(土) 
  • 名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2019』

帰省ラッシュでにぎわうこの名古屋の片隅に、令和最初の名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2019』が開催されました。


 

今年で8回目になる年末恒例のお楽しみ。会場はナゴヤグランドホテルの宴会場です。

乾杯が終われば、ここからがシネマテーブル忘年会の主戦場、ベスト&ワースト発表のはじまりです。
1人90秒の持ち時間で、2019年の新作映画の鑑賞本数、ベスト3、ワースト1、印象に残ったシーンを参加者全員が発表します。


ファーストマンはワカマツさん。さすがの貫禄できっちり90秒以内にまとめます。


発表は続々と続きます。初参加の方も多く、意外な映画をベストに選んで会場を沸かせていました。


ネタを仕込んでくる人もいれば思いが強すぎて一本もタイトルを言えず無情にも時間オーバーになる人も。

全員の発表も終わり、集計がはじまります。例年以上にたくさんのタイトルが挙がった今回。ヒットした作品より、個人的に「刺さる」映画をベストに挙げる人が多いようでした。

その間も会場はどんどん盛り上がり、まさにクライマックスです。

そんな中、上位を制した「2019年シネマテーブル的ベスト3」の結果がこちら。

 

ベスト3:アベンジャーズ/エンドゲーム(14ポイント)


 

ベスト2:ROMA ローマ(15ポイント)


 

ベスト1:ジョーカー(25ポイント)

 

R指定でも大ヒット!2019年一番の台風の目がここでもベスト1でした。

以下、ベスト4~ベスト6はこうなりました。(ベスト6は同率2作品)

ベスト4:スパイダーマン:スパイダーバース(12ポイント)
ベスト5:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(11ポイント)
ベスト6:グリーンブック(7ポイント)
ベスト6:WEEKEND ウィークエンド(7ポイント)

さらに「2019年名古屋シネマテーブル的ベスト3」に最も近かった3名にはミニシアター鑑賞券がプレゼントされました。

「大作映画はやらないけど、ミニシアターでも映画を観てね」




 

大盛り上がりだった忘年会もここでエンドゲーム。しかし映画好きの話が尽きるはずもなく、会場を移動して二次会のはじまりです。


 

楽しすぎて後半は記憶にございません。

2020年もみなさんに素敵な映画の夜明けがおとずれますように。

☆名古屋シネマテーブルmixiコミュニティにて発表内容をアップしています!ぜひご覧ください。

 

そして名古屋シネマテーブル、次回2020年1月の定例会は、
1月29日(水)開催。会場は伏見のNov.Cafeにて

課題映画は『パラサイト 半地下の家族』です。


カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の最新作がついに公開!

そして懇親会での話題映画は『マリッジ・ストーリー』。
(こちらは鑑賞していなくても定例会にも懇親会にも参加できます。)



詳細・お申込みはこちらまで。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/76634

本年もシネマテーブルをよろしくお願いします!


文 : チカモリ
写真:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年12月14日 (土) 
    15:30~17:30 読書会/18:00~21:00 パーティー
  • 名古屋猫町倶楽部 クリスマス読書会&パーティー 2019

私はケイコ(仮名)、猫町倶楽部で「サポーター」をやってるの。サポーターっていうのは猫町で読書会等を運営するボランティアスタッフのこと。「サポ」って呼ぶ人も多いわね。
これから古い友人のマナミ(仮名)と「クリスマス読書会&パーティー」(通称、クリパ)に行くの。
ちゃんとした開催レポートも書くから安心して。急いでる人は会場の「千種グリル」に先に行ってもいいよ。


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*




「遅かったじゃない」

午後1時過ぎ ―― クリパが始まる2時間前、私とマナミは千種駅の目の前にあるコメダ珈琲店で待ち合わせをしていた。いつもなら私のほうが早く着くのが常なのだが、今日はめずらしくマナミのほうが早かった。

「なんでサポーターのあたしより、初参加のあんたの方が早いのよ」

「これ、読んでたから」

そう言ってかざしたマナミのスマホには、Kindleアプリにダウンロードされた『読書会入門』が映っている。

「あきれた。ホントに昨日の今日で参加するのね。あんた、ちゃんと申し込んだの?」

「昨日やったわよ」

お申し込みは余裕をもってお願いします…という言葉が喉まででかかったが、飲み込んだ。早く申し込んでくれた方が運営側の苦労(というか混乱)は減るが、何より一人でも多く参加して欲しいというのが素直な気持ちだ。

また、マナミは普段本を読まない。映画はたまに観にいくのでシネマテーブルに誘ったことがあるのだが、「そんなお金と時間があるなら、もう一本映画を観た方がいい」とけんもほろろに断られたこともある。
そんなマナミが昨夜急に「クリパ参加する!」といって連絡してきて、私に申し込み方法やKindleの使い方などをあれやこれやと聞いてきたのだ(サポの仕事が残っていたのですごく迷惑だった)。しかも選んだのは映画ではなく「著者がいるならサインくらいもらえるやろ」という(セコい)理由で『読書会入門』。まあどんな形であれ、本を読んでくれること自体は嬉しい。

「それでどこまで読めたの?感想は言える?ハンカチ持った?」

「親か!まだ読んだのは70%くらいだけど…結構面白いわよ。何よりこのタツヤっていう人? 読書会の主宰っていうからどんなガチガチの文系オタクかと思ったら、結構な遊び人じゃないの」

そうなのだ。『読書会入門』を読まれた方はわかると思うが、この本には猫町倶楽部の主宰であるタツヤさんの学生時代のエピソードが多くでてくる。私が読了したのは1ヶ月ほど前だが、今感想を聞かれたら「本の内容の1/3は六本木の話だった」と答えるだろう。

「それだけ理解してれば十分よ」

「あたし読書会でたことないけどさあ、これで十分ってことはないんじゃない?」

まあ細かい感想は読書会で言ってくれればいいから…といいつつ時計を見たら、もう1時40分をまわっている。

「ゴメン、あたしもう行くわ」

「サポーターは2時に集合だっけ?頑張ってね~」

「あんたもちゃんと読了しなさいよ」

そう言って、私は今日のために用意した白色のコート(クリスマス仕様❤)を手に取り、さっさと店を出た。

そして、会場への道すがらコートを羽織り、ボタンをとめた時にふと「そういえば、なんでマナミは急に参加するなんていいだしたんだろう?」と頭にうかんだ。おおかた婚活界隈では有名(?)な猫町のネット記事でも読んだのか。それとも…

クリパが終わった後、私がアイツに告白するのを、物見遊山しにきたか。

まあ、そんなことはいい。今は全力でクリパに専念するのみだ。しかも今年は、開催レポートの担当である。
さて、どうやって作ったものか…

そんなことをウダウダと考えている間に、会場である「千種グリル」に到着した。




-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*




なんだかんだで2時きっかりに会場に到着したけど、すでに殆どのサポーターが集合し、準備の真っ最中であった。



店内もすっかりクリスマス。

着たばかりのコートを急いで脱いで作業に取り掛かるも、準備の半分以上はすでに終わっているようだった。
そして、事務仕事をしながら出来上がっていく会場を見ていたら、早くも感慨深いものが込み上げてきてしまった。

みんな、よく頑張ったな…

内輪の話になってしまうけれども、ちょっとだけ聞いておくれ。実は、サポのみんなはクリパの準備を1ヶ月以上も前からやってきているのだ。



こういった全体ミーティングから、



美術班、読書会班、パーティー班、広報班ごとに集合して話し合いも。

で、今でも覚えているのが、全体ミーティングの時のこと。私なんかは「ミーティングを理由にみんなに会える♪」とお遊び気分で参加したのだが(屑)、会議室に入っていきなり



「これ…作ったんですけど…こんな感じで大丈夫ですかね…?」
って、とんでもないクオリティーの名札みせられて、正直「これマジ?」って思ったから。

またその後も司会担当の方やアシスタントを中心に会議がガンガンまわっていき、「あかん、この(遊び気分の)ままじゃ、やられる…」って思ったからね。

で、なにがすごいかって、こんだけガンガンやってるみんなが、ほぼ全員イベントに関しては素人だってところ。もちろん去年までのフォーマットはあるけど、繰り返しにならないよう、毎年基本ゼロベースから知恵をしぼって考え直してこのイベントは作られているのだ。

だから…

本番は、グダグダでもいい。トラブルも全然OK!(よっぽど酷いのは困るけど 笑)

サポーターと、参加者の皆さんも含めて、これだけの思いで作られているパーティーが、成功しないはずないからね。

今までの努力を思うと、ガラにもなくそう思えてならない。

「それでは間もなく開場しま~す。その前にサポーターだけで写真を撮りましょ~」

おっと

作業をしつつボーっとしていたら(屑)、アシスタントの適度に力の抜けた声が聞こえてきた。
いかんいかん。また妄想にふけってしまった。年を取ったか、苦労話が身に染みる…いや…



これは、「こんなにいいメンバーと仕事できたぞ!」っていう私のちょっとした自慢話、だな。
これから、待ちに待ったクリスマス読書会&パーティーが始まるよ!


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*


世間が「クリスマスまであと少し…」というところで、名古屋には一足早いクリスマスが!



さあ、今年もやって参りました猫町のクリスマスパーティー!



今年もなんと総勢180名近くの方にご参加いただきました!開場の午後3時には、早くも参加者の方がご来場です!そして…



猫町クリパといえば、プレゼント本交換!ということで、今年は交換する前に、舞台の特設ステージに本を並べることにしました! ツリーを彩るかのように並べられたプレゼント本は、とっても素敵なデコレーションですね!多くの方が見たり写真を撮ったりして楽しんでいました!



皆さんが用意したプレゼント本のタイトルと著者名が書かれた付箋を貼ったツリーのデコレーションです。付箋の一枚一枚から本を選んだ人の思いが溢れています。



やや、そうこうしている間に、早くもクリパ開始のお時間です。まずは主宰のごあいさつ。



今年は猫町倶楽部の副代表であるパクちゃんも参加してくれました!
二人だと、いつもとっても楽しそう 笑。





そして、クリスマスにふさわしいステキなエンジェルコーデと、全くふさわしくないメタルコーデの二人の合図で、第一部・読書会のスタートです!



そう、ここは猫町倶楽部。いくらクリパとはいえ、課題作品を読んでこなければ参加できません! 読書会を乗り越えてこそ、楽しいパーティーが待っているのです!(あ、もちろん読書会も楽しいですよ 笑)

そしてなんと私、この開催レポートを書くために、課題本と課題映画を全部制覇してまいりました!
そのほうが、開催レポートのグレードが3段階くらいあがるだろう!と思っての所業ですが、このことを信頼できるサポ仲間に話したときに

「え?そんなことしても意味ないんじゃ…」

って言われたときのわたしのかお

まあいいです(涙)。せっかくだから、全ての課題作品のテーブルにインタビューを決行いたします!
まずはアウトプット勉強会のテーブル『影響力の武器』から行ってみましょう!



お洒落な扉を抜けると、そこはアウトプット勉強会のテーブルだった。

さて、この『影響力の武器』なんですが、私がアウトプット勉強会のサポだと言うことを抜きにしても生粋の名著です!本自体は古く、今世間で売れているビジネス本の元になっているのですが、なによりも各議題につくエピソードが素晴らしい!早速インタビューしていきましょう!

―― こちらのテーブルではどんなお話が?

まず、満場一致で「読んでよかった本」だったね。今でもビジネスに十分使えるし、逆に消費者としては防御策がとれるようになっているところも素晴らしい。

―― ですよね! 最近のビジネス本違うところなどはありますか?

単にテクニックを紹介するだけでなく、その背景にある人間心理を丁寧に書いていること。また作者を含めた失敗談を沢山交えているところも、わかりやすさの一因だと思う。

―― この本、分厚いので、敬遠されている方もいると思うのですが…

確かにビジネス本には厚くて難しい本もあるけど、この本は本当に誰でも読めるほどわかりやすく、また面白いところが名著なんだと思うよ。うちのテーブルでは、「それは返報性の原理を使えば…」なんて早くも参加者同士でアドバイスをしていたし。それくらい「使える」本なんだね。

―― ありがとうございました!

アウトプットのテーブルでは大好評だった『影響力の武器』。みなさんも、ぜひ読んでみてくださいね!



では続きまして、お隣のフィロソフィア『AI時代の労働の哲学』にいってみましょう。

この本の著者である稲葉振一郎氏は社会学分野のトップランナーでありまして、猫町でお馴染みの吉川浩満さんとも交流があり…つまり、本には何が書いてあるかサッパリわからないということですね(Q.E.D.)。
題名から想像されるほどにAIの話はなく、総じて資本主義に対する考察と、そこから検証された価値観が書かれている…ように思います(不安)。それではいってみましょう。

―― この本、難しいですよね?

ウチのテーブルでも、みんなサッパリわからなかったよ 笑。

―― ですよねー(安堵)

でも、わからないなりに一生懸命読んでみんなと話をすると、色々な考えが出てきて面白いよね。

―― そこが猫町読書会の醍醐味ですよね!どんなお話がでましたか?

本の論調では「AIに人権にあるのは当然」というような帰結だったと思うけど、テーブルで「AIが進化することによって、人間というものが再定義されるのでは?」っていう話題がでたのが興味深かったな。あとこの本を触媒に、みんなとそれぞれの労働環境を説明しながら振り返ることができたのは有意義だったよ。

―― いいなあ。難しい本ほどなんとか読了した参加者の絆が強まって(笑)いい話ができたりするんですよね。お隣のテーブルは?

こっちは割と詳しい人がいてね。「大きな資本主義」とかになってくるとついて行くのが大変だけど、それでも面白い話が聞けてよかったよ。

―― 読書会での独演会は禁物…ですが、面白い人の話は面白いですよね 笑。慣れた方だと上手に話を振ってくれるので、いい読書会になりますし。ありがとうございました!

さあ、難しい課題本のコーナーを抜けてホッとしております(正直)。



続けてお隣のシネマテーブル『ラストクリスマス』へ。

こちらの作品、パッとみただけではクリスマスのベタベタな恋愛映画で、私なんかは「こんなもん一人でみてられっか」と思っていたのですが(正直)、実際に観るといい意味で予想を裏切られる形となりました。
ただ、それでも私にはピンとこない映画だったこともたしか。そんなときでも猫町は、つまらないと感じてもつまらないなりに話し合うのが流儀。いってみましょう!

―― こちらのテーブルでは、どんな評判でしたか?

みんな好評でしたよ。まさにクリスマス!な誰がみてもハートウォーミングな映画だと思います!

―― へー(棒)。まぁつまらなくはなかったですけど。

そうなんですか?ウチのテーブルの男性なんか「久しぶりに感動して泣いた」って言ってましたよ。

―― 私も、ちょっと泣きました。

泣いたのかよ!逆にどんなところが引っかかったんですか?

―― 『ジョーカー』のときも思ったんですが、安易に「社会問題取り上げときゃええやろ」っていうのを感じちゃうと、興ざめしてしまうんですよね。私にとってのアメコミのダークヒーローは、ただの快楽殺人者で十分ですし、今回の映画でも社会問題が「恋愛のエッセンス」程度に入ってるのがちょっと…て感じでしたね。

なるほど。でも、例えばホームレスの方が出てくるシーンで、ホームレスのほとんどが白人で、ボランティアスタッフが恐らく移民の方なんですが、そういうところも今のイギリスのリアルをちゃんと描いてたりするんです。

―― へえ、そうなんですか。(全然きづかなかった)

あと社会問題についても、深刻に論ずるのでなく、こうやって朗らかなムードのままで表現することも、とても意義深いことだと思いますね。

―― そ、その通りだと思います。(感涙)

もし「途中で泣いた」とおっしゃるなら、あまり余計なことを考えずに、たまには素直に映画をみるのもいいんじゃないでしょうか。

―― し、師匠!ありがとうございました!

いやー、いい映画だったですね(熱い掌返し)。いや真面目な話、こうやって自分と違う視点と出会って作品の良い部分をみつけられるのは、素晴らしいことだと思っています。

さてさて続いてのテーブルは…



おお、ここは我らが主宰、タツヤさんの著書『読書会入門』で行われる初心者限定のテーブルです。(サポが作ってくれた、課題本をビールジョッキに見立てたデザインがとってもキュート!)

このフレッシュなテーブルに、猫町3年目の荒んだ私なんかが交ざるわけにはいかないので、ここは聞き耳を立てて、意見だけを聞くことにしましょう。

「勇気を出して来てよかったです!」

「私なんか、参加するのに2年も迷ってました 笑」

「違う人の意見を聞くのってこんなに楽しいんですね!」


うんうん、フレッシュフレッシュ。猫町の良さを楽しんでもらえて本当にうれしい。

「この本を読んで、六本木に行ってみたくなりました!」

…なにその面白い意見!こうやって、次々と新しい逸材が生まれてくるのか…

猫町は、今後も安泰ですね 笑。

さて、老兵はそそくさと去りまして、



続いては藝術部の『アート思考』です。

こちらの本は、「アートは常に新しい視点を求めており、その視点はビジネス等に活かすことができる」といった論調から始まり、加えて仕事上での実例なども挙げられますので、ビジネスの観点からも切り込める内容となっています。が、トータルでみると、私は「現代アート入門」というような印象を受ける本でした。
私自身、芸術(特に現代アート)とは縁遠い生活を送って来ましたが、一年半くらい前から藝術部に参加するようになり、おかげで段々とその面白さがわかるようになってきました。さて、テーブルではどんな感じでしょうか。

―― こちらはどんなお話を?

え?ちょうど今、「現代アートがわかる人って、逆に…」みたいな話で盛り上がってました。

―― 逆になんなのかは聞かないでおきましょう 笑。普段はどんなものがお好きなんですか?

藝術部にはよく参加するほうなんですが、好きなのは印象派の絵画で、現代アートはあんまり…っていうか、このテーブルは誰も好きじゃなかったですね。

―― いくら芸術が好きでも、好みはそれぞれですからね。本の内容としては?

やはり、ビジネス書としてのわかりやすさが良かった反面、アート書としては、もっと図版などが欲しかったですね。

―― 確かにアートというよりも思想書という印象が強いですね。

あとは、せっかく芸術好きが集まったので、オススメの作品とか美術館を紹介しあいっこしました 笑。

―― それは楽しそう!ありがとうございました!

さあ、突撃インタビューも、いよいよ佳境に入って参りました!



続いては、一番参加人数が多かった『うたかたの日々』です。

ちなみにこちらのテーブル札、各テーブルに置かれています。写真立てにもなる職人の力作なんですが、あまり褒めると来年の制作予算の拡大を求めてくるので程々にしておきます 笑。

さて、毎年クリパでは月曜会(文学)の参加者が一番多いのですが、だからといってみんなが面白いと思うものが課題本になるわけではありません。
とくに、今回の作品はファンタジー(SF?)ということで、私も読んだときは「これは好みが別れるな…」と感じました。さあ、テーブルではどうでしょうか?

―― お、ファシリテーターご苦労様です!どんな感じでしたか?

うちのテーブルでは、面白いと思った人は少数派だったよ。僕もよくわからなかった方なんで、ファシリでよかった 笑。

―― ファシリだと、自分に意見がなくても人に振れますからね 笑。どんな部分がわかりにくいんでしょう?

「肺に睡蓮の花が咲く病気」とか「カクテルを作れるオルガン」とか。そういったファンタジーをファンタジーだとそのまま受け止められるといいんだろうね。僕なんか「まぶたをパチンと切る」という場面で、何回も眉毛じゃないの?って見直しちゃったから。

―― 私も最初は戸惑いました 笑。でも2回目に読んだときはすんなりと入って来ましたね。

そう!このテーブルでも「2回目のほうがおもしろかった!」という方がいました。やっぱり、その独特の世界観に入り込めるかどうかがカギだよね。好きな人は「まぶたを切ったところで引き込まれた」って言ってたから。

―― なるほどありがとうございます!



おや、隣のテーブルでは映像を覗き込んでいるぞ…

―― 何を見ているんですか?

この作品は映像化もされているので、ちょっと画像を。とても映像化に向いてるんですよ。

―― 知らなかった!ぜひ見てみたいです!あとこのテーブルではどんなお話がでましたか?

この作品が書かれた当時のフランスは大戦後なので、そのころの空気が出ているのではないかと。あと登場したパルトルは、実在の哲学者サルトルのパロディで、登場フランス国民がなんでもサルトル頼みだったことをよく現してると思います。

―― おお、そういった観点から作品を見ることができると、より面白いですよね。他にはなにか?

テーブルの女性から「コランはマジ女心わかってっから。男性諸君は見習うように」なんて話題もでました。

―― どこの部分なんだろう、あとで詳しく聞きますね。ありがとうございました!

いやあ、人数が多いのでインタビューも大変です。でも、その分色んなお話が聞けてよかった。

そして、読書会レポの大トリを飾る作品…それは…



猫町UG(アンダーグランド)の課題本、マルキ・ド・サドの『閨房哲学』です!

こちらの作品は…細かい内容の描写は避けますが 笑、インモラルで苛烈な性描写と、その正当性を主張する哲学が交互に織り成して絶妙なハーモニーを奏でており、私のなかで間違いなく一番おもしろかったクリパ課題本であります。

またこういった題材で読書会ができるってのが、猫町の素晴らしいところですよね。ああ…私もアウトプットのサポでなければ、ここに参加したかった…

さあ、放送コードが不安ですが、最後のインタビュー、行ってみます!

―― この課題本で、どんなお話がでましたか?

こちらのテーブルは(UG的に)初心者の方が多く、よくわからなかったとか、こういう機会がなければ読まなかったから読めてよかった、などの意見がでました。

―― こういった話題に疎くても、意見交換ができるのはいいですよね!もうちょっと過激な話題は出ませんでしたか?(ワクワク)

サドの他の作品よりは読みやすかったとか、窃盗や中傷を正当化する部分にたくさん付箋を貼った、なんて方もいましたね。でも、過激さならもう一つのテーブルのがすごいかも…

―― 本当ですか?ちょっと行ってきます!…すいませーん、こちらのテーブルではどんな話題がでましたか?

やはり皆さん(ピーー)に興味をもっている方が多く、(ピー)(ピーーー)してみたいという話で盛り上がって…

―― 早速つかえねえよ!すみません、もう少しやさしめのヤツでお願いします…

そうですね。現代こうやって色々なことが楽しめるのは、過去に偉人たちが戦ってきた結果なので感謝せねば…ということと、「抑圧あってこその快楽」なんていう意見もでましたね。その方は、自分を抑圧するためにあえてお堅い職業に就いて、その分解放した時の喜びを味わっているそうです。

―― (レベルが違いすぎる…)

また、人生百年時代に向けて、肉体的な悦びだけでなく、(空想を含めた)精神的な悦びにももっと目を向けたほうがいい、とのアドバイスをいただきました。

―― (すごく面白いけど、もうここにはいられない)ありがとうございましたー!!

はあっはあっ、これでインタビューは終わりです。どうですか皆さま!それぞれの課題本での読書会を、ほんの少しでも感じとっていただけましたでしょうか?
よかったら、普段は手に取らないタイプの本を読んでみて、読書会にも参加してみてくださいね。

はい、これにて読書会は終了となります。そしてここからは「ベストドレッサー」の選定タイム。
猫町倶楽部の月曜会では、読書会の終わりにテーブルで最もドレスコードにあった方を決めるベストドレッサーというものがあるのですが、今回はクリパということで、分科会ごとの「ベスト・オブ・ベストドレッサー」を決めていただきました。今回のドレスコードは「クリスマス」です!



そして、選ばれた皆さまはこちら!
皆様とってもステキです。おめでとうございます!

で、ベスト・オブ・ベストの方の他にも、色々な趣向を凝らした方達がいらっしゃいましたので、ここでちょっとご紹介いたします。



電飾ツリーだだ被り兄妹や

そのツリーから毒リンゴをもいでいく魔女。



クリスマスにステキな着物で来てくれた皆様!

そんな思い思いのドレスアップがある中で、私が一際注目したのは…

こちらの男性です!なんとこれ、自作のオリジナルTシャツだとか。昨今の猫町婚活ブームに警鐘を鳴らす、ストレートな気持ちのこもった力強い5・7・5ですね!

さあベスト・オブ・ベストの選定も終わり、いよいよお待ちかね!パーティーのお時間です!



パーティーでの司会は、天使の羽を最後まで嫌がったのに光に照らされるゆうみさんと、天使の羽を最後まで押し付けたのに奥で闇落ちする流汐(るしお)くんの迷コンビ。



でも、ナイスコンビでしたね 笑

そして乾杯のお時間なのですが、なんと運営がスムーズにいきすぎて、グラスをもちながらも少々お待ちいただくことに。



じりじりと乾杯を待つ皆様。そして…



いざ乾杯になったときのこの躍動感よ。
カンパーイ!!!!



さて、ようやくパーティーがはじまると…



仲良しグループや



クリパで久しぶりに出会う仲間



テーブルでまったり語らう女子達などなど

皆さん思い思いの場所で歓談を楽しみます。

でもってクリパはイベントが目白押し!まずは参加者総出のビンゴ大会から!

このビンゴは、空いているマスに自分以外の方の名前を本人に書いてもらはなくてはなりません!面識のない方とも自然と交流がはかれるスグレモノ!
ビンゴカードのマスには「骨折したことがありそうな人」や「ピンヒールが似合いそうな人」といった「条件」が書かれたものもあります。該当しそうな人を探せ、探せ!!



そして、マスが埋まったら、ビンゴスタート!
ランダムに選ばれた参加者さんの名前が順番に読み上げられます。



見事にビンゴになった方は、各分科会のリーダーから素敵なプレゼントを受けとることができます。



UGのプレゼントを選んだ方は、喜んでその場で仮面をつけていました 笑。
おめでとうございます!

つづいては、TwitterのRT(リツイート)キャンペーンの抽選会です。

こちらはクリパ特設アカウントの告知ツイートをリツイートしてくれた方の中から抽選で20名にプレゼントをあげちゃおう!というもの。



3等と2等は事前抽選でしたが、1等はタツヤさんに直接クジを引いていただきます。気になる当選者は…



おめでとうございます!1等はなんと「自分の選んだ課題作品で読書会ができちゃう権利」です! どんな作品を選ぶか、楽しみにしてますよ!

そして最後はプレゼント本の交換会。今年のテーマは「愛する人と語り合いたい本」でした。



私もプレゼント本選びには相当悩みました。そんなプレゼント本のなかには…



「愛する人には生きていて欲しい」と、こんな本を送るかたも。



思いを込めて選んだ本を贈りあう、ドッキドキのプレゼント本交換会でした。

そして、名古屋の猫町クリパは、最後まで



笑顔



笑顔



笑顔で幕を閉じました!

皆さまありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします!


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*


パーティーの2次会は、そのまま千種グリルで行われる。まだ熱気は冷めやらぬが、サポーター達も、幾分落ち着きを取り戻し…パーティー成功の喜びを分かち合う。

よかった。色々あったけど、本当にいいクリスマスパーティーになった。参加してくれたみんなの笑顔が、ずっと目の前に浮かんでいる。

でも、

私のクリパはまだ終わっていない。もう一つ、重大なイベントが残っている。

アイツに、告白する…

大きく息を吐き、よし!と気合いを入れて、この2年間ずっと思い続けてきたターゲットをさがす。

2次会だというのにちょこまかと動き回っているので、ヤツはすぐに見つかった。ありがたいことに、パーティー中に着ていたツリーの着ぐるみは脱いでいる。
よかった。あの格好のままでは、さすがに告白できない。理由はわからないが、半ば無理矢理剥ぎ取って持ち去っていってくれたマイミクさんには感謝だ。

「ちょっと、いい?」

「おう」

本当は心臓が口から飛び出しそうだが、アイツには何も気取られずに、まるで外に用事があるかのごとく誘い出すことができた。二人とも薄着だが、構わない。時間をかけるつもりはない。
そうそう都合のいい告白のセリフなど、あるわけがないのだ。気持ちを伝えて、あとはアイツの返事次第。

当たって砕けろだ…

そう小さく呟いて、店のドアをあけた。

「どうした、なんかあったの?」

あたしの気持ちも知らないで、間の抜けた声出しやがって…

「アンタさあ、」

「はい?」

「付き合ってる人、いるの?」

言った。ついに言ってしまった。こうなってしまったら、結果はどうあれ、いままでの関係ではいられなくなる。
いや、いまさら何を迷っているのだ。ええい、ままよ!

「もしいないんだったら、あたしと…」

「いるよ」

「へえっ?」

間の抜けた声を出したのは、自分のほうだった。

「付き合ってるやつがいる、っていってんだよ」

「ええ?でもあんた前に『恋人いません』みたいなこと言ってたじゃん!」

もういい

「まあつい最近の話だしな」

「……猫町の、人?」

もういい!やめろ!私! もう終わったんだ!これ以上聞いて何になる!

「そこまで言わないとダメか?」

「いや、いい。ゴメン…」

終わったーーー

ああ、こんな気持ちになったのは何年ぶりかな。こーゆーのがメンドクサくて、恋なんてしないようにしてたのに。

ダメだ。ちょっとアタマが回らないや。

「…大丈夫か?なんか、ゴメンな」

慰める言葉までブサイクなやつだ。いや、私も意地悪はこのくらいにしておこう。

「ゴメンゴメン。もう大丈夫。ほら、アンタ女っ気ないからさ…ちょっと声かけただけよ」

私の捨て台詞も大概だな。だがもういい、あとは二人の幸せでも願って…

「女っ気がないのはしょうがないなあ。相手男だし。」

願って…

え?

いまお前、何て言った?

「ちょっと!!付き合ってる相手って男なの!?どういうこと!?」

「おっと、発言には気をつけてくれよ」

確かに!

私は多様性を体現する団体、「猫町倶楽部」のサポーターである。この令和の時代に同性愛を云々なんて、チャンチャラおかし……いやしかし!だがしかし!

「ちょっと前に読書会で、タツヤさんと同じテーブルになってさ」

何…急に、何!?

「ちょうど多様性がテーマでさ。俺タツヤさんに『猫町で色んな本読んで考えたんすけど、俺男でもいけそうです』って相談したわけ」

発言には気をつけるがこれだけは言わせてくれ。お前猫町でなにを学んだんだ?

「そしたらタツヤさんがさ、『え!メッチャ羨ましいじゃん』って言ってくれて」

えぇ…

「『だって単純に考えても人の2倍楽しめるじゃん!絶対そっちの方がいいよ』って言ってくれたんで、俺も背中押された気分でさ。まあ、今に至るわけだ」

「へー」

もともと何言ってるかわかんないヤツだったけど、今日はもう異次元の領域だわ…

なんかもう疲れた。帰ろう。

「ゴメン、ありがとう。もうわかったから、帰るわ」

「荷物、持ってきたほうがいいか?」

「いや、自分で取りに行くからいい」

正直、今は顔も見たくなければ、声すら聞きたくない。できるなら、一瞬でいいから存在も消えてほしい。

「じゃ、俺もどるわ」

「ん」

目を閉じて、アイツが完全にいなくなるのを待ってから、再び目を開けて、入口に向かった。

はぁ…これからどうしよう…サポーターの任期も終わったし、潮時かな…

そんなことを考えながら入口のドアを開けようとしたら、入口の前に、何とも迫力のある人影があった。
なんとそこには、私の荷物と白のコートを抱えたマナミが仁王立ちしていた。

「話は聞かせてもらった!」


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*


もう…ほんとふざけんじゃないわよ!よりにもよって何で男と付き合ってるのよ!アタシの今までの思いは何だったっていうの!女だから全部ムダだったってこと!?ありえないっつーの!! 時間と今日の美容院代とコート代とかともかく全部返せバカヤロウ!!

うん。うん。

タツヤさんもタツヤさんよ!多様性っつっても限度ってもんがあるでしょうが!自分はヘテロなのになに他人そそのかしてくれちゃってんの!こちとら小さいときから積み上げてきた人間性とか宗教観とかそんな簡単に「今は多様性の時代です~」なんてホイホイと変えれねえんだよ!だいたいそういうヤツって昔は「自分がない」とか言って敬遠されてたじゃない!ちょっと時代が変わったからって今は「自分が多様性がある」と思ってる人が多様性が無いと思える人をバカにしていい気分になってるだけでしょ!それのどこが多様性だよ!ほんとバカじゃないの!? 何なのよもう!!

うん。うん。

わかってる!わかってるわよ!誰が誰のことを好きになったって自由よ!ただアタシがアイツにフラれただけよ!その腹いせにマイノリティを叩いてるだけなのよ!普段は涼しい顔してるくせに自分に不利になったからって急にマイノリティ責めてんの!ほんと醜いわ!ほんと…ほんとに…もう…

……

……

少しは落ち着いた?

……うん。

「ねえケイコ」

居酒屋で1時間以上も黙って私の愚痴を聞いてくれたマナミは、めずらしく真剣な面持ちで話始めた。

「なんで今日、私が猫町に参加したか、わかる?」

「え?こうやってフラれた私を慰めるため…じゃないの?」

マナミには学生のときから世話になりっぱなしだ。こういうとき、いつもすぐに駆けつけて、話をきいてくれる。
あれ?でもそれだと、私がフラれる前提ってことになるわね…

「それもあるけど」

あるのかよw」

「でも、そんなことならわざわざクリパに参加しなくても、終わりがけに外で待ってればいいじゃない」

確かにそうだ。じゃあ、なんで普段読まない本まで読んで参加したのだろう…
ポカンとする私に、マナミは「聞いて」と一言告げた。

「人と接する時は、相手の立場になって物事を考えること。これって、小学生で習うことよね?」

「うん」

「でも、それは本当に大変で、時間もかかるから、私達は表層面だけでコミュニケーションをとることがほとんど。しかも、ネットは更にそれを加速させてしまった。悪い面をね」

人がフラれた時に何を話はじめるんだこの女は…と思ったが、話ているマナミの顔は真面目そのものだった。

「そんな時代にだよ、読書会なんていう、いかにもケンカ別れしそうなグループが、十何年も運営したあげくに、クリパには200人近くも来るっていうじゃない」

そう、それは私も不思議に感じていたことだ。猫町に2年通っていても、実はよくわかっていない。

「でも本を読んで、さらに参加してみてわかったことがある。あのN宮…ナカミヤさんて人?アンタにTwitter見せられたときはビックリしたけど、実際に会うとすごくいい人じゃないの」

マナミの言う、『読書会入門』にも登場するN宮ことNAKAMIYAさんは、昔はすごかったらしいが、今は(とくに女子に対しては)やさしい。

「それって排除をしなかった結果でしょ?誰でも出来るってわけじゃないけど、それだけにあの場所は貴重よ。それに…」

それに?

「読書会の時に確信したわ。ああ、『人の意見を否定しない』っていうのは『相手の立場になって物事を考える』ってことを、最大限速く、効率的に実行できるルールなんだってね。だから…」

だから?

「あんた、もうちょっとだけ、あの場所にいなさい。あそこはあんたにとって、必要な場所よ」


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*


帰りに駅までマナミを送りしな、大事な質問があるのを忘れていたことに気がついた。

「そういえば、あんた今日は楽しかったの?」

「楽しかったわよ。色んな人がいて」

イイ男はいなかったけどね、と言って、マナミはホームに消えていった。あ、これもう猫町に来なくなるやつだ。まあいい。来るものは拒まず、去るものは追わずってね。

そして駅から一人、とぼとぼと歩いて帰る。

今日は長い一日だった…

走馬灯のように思いが駆け巡るなか見上げた空には、冬の美しい星達が満天の輝きをみせていていた。

色んな人がいて、か。

そう、猫町には、私と気の合う人もいれば、苦手な人もいる。

もちろん逆に、私のことを好きだったり、考えが合わないと思っている人もいるのだろう。

そんな場所で一つの作品に対して意見交換ができる場所は、マナミの言う通り、今の私にはもう少しだけ必要なのかもしれない。一つ「人の意見を否定しない」っていうルールだけ守ってね。

来年は、もっといい年になるといいな…

『他者との対話を求めるすべての人に』

メリークリスマス!


-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*-*+*

文:たくま
写真:テラダユキヒロ、まりそる。、ひら、Q
編集アシスト:Q

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月29日 19:15~
  • 第155回名古屋アウトプット勉強会『世界史とつなげて学ぶ中国全史』

2019年11月29日に、第155回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、岡本隆司著『世界史とつなげて学ぶ中国全史』でした。



 

この本は東洋史家の著者が現代中国を理解するために「教科書では教えてくれない真実の中国史」を赤裸々に書いた本です。

今回の読書会は寒い中、初心者の方、久しぶりの方も含めたくさんの方にお越しくださいました。
ありがとうございました!!



司会からの挨拶のあと、テーブルごとに進行役であるファシリテーターがトランプで選出されます。引いた数字が多い人など各テーブルで自由にルールを決めて引きます。 (ファシリテーターになる方は5回以上参加されている方のみです)

 

ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。

・課題本の読了。(←絶対必須)
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、どなたでも参加OKです!!

 

今回の課題本は中国好きの方も多く、様々な意見が交わされました。



・中国に関する歴史小説をよく読むが小説は一部の時代にフォーカスしており、課題本では中国の歴史の全体像を知ることができてよかった。

・年表がないので、分かりづらかった。



 

・読書会前の自己紹介で、ひとりずつ「好きな中華料理」を紹介しました。餃子、チャーハン、ナツメの黒蜜漬け、パイナップル抜きの酢豚⑤ホイコーロー、飲茶、麻婆豆腐→全員バラバラで面白かった。中国文化が日本に浸透していることを実感した。



 

・本の帯に「仕事に効く知識が満載」とあるので惹かれたが、近現代の章が少なく、具体的にどこが仕事に効くのか分からない…という意見に対して、「ここが仕事に役立てられるのでは?」という提案が他の参加者からあり、話が膨らみました。



・中国がこんなにバラバラの国とは思わなかった。何となく漢民族の国かと思っていたが、沿革をたどれば人種も文化も様々な人達が共存していたことがわかり、面白かった。

・塩が財源という話があったが、中国物語の主人公には「塩の密売人」がとても多い。それだけ希少であり、重要であったことがわかる。

 

また、今回は今年最後の例会ということで、今期でサポーターを退任される2人から挨拶がありました。

ひらさんはサブリーダーとして主に事前準備を、たくまさんは懇親会の会場予約と当日の開場など、お二人には大変お世話になりました。

 



ひらさん、たくまさん、1年間ありがとうございました!!

 

最後に全員で記念撮影です!



 

読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、「HUB名駅4丁目店」さんでした。

 



懇親会では、各々共通のテーマで盛り上がりました。
皆様ご参加ありがとうございました!!

次回12月は名古屋全分科会合同のクリスマスパーティーです!!
名古屋アウトプット勉強会の課題本は、ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器(第三版)』 です。
ぜひ奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ゆっこ 写真:OPサポ全員

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年12月7日(土) 
  • 関西猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2019

師走最初の週末となった、12月7日(土)。
大阪難波の#702 cafe&dinerで、関西猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2019が開催されました!
アウトプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル・藝術部の4分科会で合同開催です。当日は参加者104名(うち初参加は9名!)、名古屋・静岡・東京からの参加者もおり、大盛況でした。

今回の課題本・課題映画は、
アウトプット勉強会・・・片山杜秀/著『歴史という教養』
文学サロン月曜会・・・川端康成/著『雪国』
シネマテーブル・・・大島渚/監督『戦場のメリークリスマス』
藝術部・・・宮下規久朗/著『モチーフで読む美術史』
初心者推奨・・・山本多津也/著『読書会入門 人が本で交わる場所』
(猫町倶楽部に初参加、または過去参加回数が1回だけの方限定)
の5つ。この中から好きなものを1つ選び、読了・鑑賞して参加します。普段参加する分科会とは違う課題本・課題映画を選ぶ方も。

サポーターは一足早く会場に入り、参加者の皆様を迎える準備。
今回のお菓子は甘いものと辛いものをループしそうなセレクトと、サポーターが焼いてくださったシフォンケーキでした!
受付開始時間になると、参加者が次々と来場。受付後に持参したプレゼント本・DVDにメッセージを書き、引換券を受け取ります。
今回のプレゼント本・DVD交換の方法は例年とは違う様子。後ほどのお楽しみです。

定刻になり、主宰者のタツヤさんの挨拶と司会から本日のスケジュールの説明があり、読書会スタートです。
猫町倶楽部には、参加者が気持ちよく過ごすために大切なルールがあります。それは、他人の意見を否定しないこと。
本や映画の内容・著者について批判はOKですが、参加者の意見は尊重しながら各テーブルでファシリテーターと呼ばれる司会進行役を中心に進めていきます。

今回の課題本・課題映画では、
アウトプット勉強会『歴史という教養』
・「徳川家康」が流行った背景と日本経済の繋がりには気づかなかった。
・カリスマが活躍できない時代という論調に、『ティール組織』に通じるものを感じた。
文学サロン月曜会『雪国』
・女性を四季の移ろいのように情景、風景、美術品として見ている。
・島村は現代的な価値観に照らし合わせれば身勝手なだけの男性だが、閉鎖的な田舎に住む女性の感覚からすれば、裕福で都会的な男性として魅力があったのではないか。
シネマテーブル『戦場のメリークリスマス』
・日本と西洋の考え方の違いが色濃く出ていた。そんな中でも生まれる友情を描いていたのではないか。
・ヨノイは秩序や正義の人、たけしは時代が作った戦争の人、セリアズは自分の信念のままに生きる人で、時に時代や秩序と衝突する。
唯一ローレンスが普通の人に見えるのは、物語が彼の実体験を元にした実話だからである。
藝術部『モチーフで読む美術史』
・これまでモチーフの持つ意味について考えた事はなかったので、これからの絵画鑑賞の幅が広がりそう。
・フランダースの犬のネロが最後に見る絵にもしっかりと意味があって、そこまで含めてのあの作品だということを初めて知った。
など、様々な話が出てきました。

話も尽きませんが、そろそろ時間。各テーブルで今日のドレスコード『ホワイトクリスマス』にふさわしいと思うベストドレッサーを選出。
選ばれたベストドレッサーはステージに登場。ポイントを一言ずつアピールします。
白い装いや、サンタクロース・クリスマスモチーフ柄の服や小物。赤や緑を取り入れた方もいらっしゃいました。
いったん読書会は終了。ここからは席替えとパーティーが始まります。

最初にプレゼント本・DVDにメッセージを書いたときにもらった引換券。席替えとプレゼント交換を兼ねていました!
今回は、この引換券を1曲流れている間に会場内の参加者と次々に交換していきます。
みんな笑顔でほかのテーブルだった参加者と積極的に交換していき、曲が終わったときに持っていた引換券に書いてあるアルファベットのテーブルへ。
そしてテーブルに準備されていた、引換券に書いてあるアルファベットのあとの数字のプレゼントを受け取ります。
プレゼントを開けた参加者が盛り上がり、ひとしきり歓談したあとは謎解きの問題が。
今年の関西猫町倶楽部の課題本にちなんだ問題などがあり、全問解いて各問題の文字を抜き出すと答えになります。
すぐに解答がわかったテーブルも、なかなか解けないテーブルもみんなでワイワイ協力しながら考えるのが楽しそうでした。
問題の解説を聞いて、納得する声や「わからなかった!」などいろいろな声が上がるのも、また楽しいひと時です。
参加者に書いてもらった、本や映画の名言たち。素敵な言葉が並んでいました!

名残惜しいですが、楽しい時間も終わりに近づき、各分科会の次回告知と猫町倶楽部をタツヤさんと共同で立ち上げた朴ちゃんの挨拶、最後に集合写真を撮って終了。
本当に楽しい時間はあっという間ですね。

次回の開催は、
・文学サロン月曜会 
【長編読書会】ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟1』『カラマーゾフの兄弟2』

・シネマテーブル 
【関西シネマテーブル】ベスト&ワースト映画 2019

・アウトプット勉強会 
宇田川 元一『他者と働く-「わかりあえなさ」から始める組織論』

・藝術部
ゲストイベント『カラヴァッジョの旅 天才画家の光と闇』or『闇の美術史-カラヴァッジョの水脈』
となります。

2020年も関西猫町倶楽部で会いましょう!

(文:未来 写真:そねっち、光流、あにき)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月23日(土) 
  • 第125回 東京アウトプット勉強会『AI時代の労働の哲学』

第125回目の東京アウトプット勉強会が11/23(土)に「東京ミッドタウン シスコシステムズ会議室」にて行われました。

 

今回の課題本は、稲葉振一郎著『AI時代の労働の哲学』です。

本書は読売新聞や朝日新聞の書評でも取り上げられた話題の本です。


昨今のAIブームによって様々なAIに関する本が出版されていますが、この本は少し毛色が異なります。近代の産業化や機械化の歴史を紐解き、技術が仕事を奪うという「古くて新しい問題」について、哲学的な思索が展開されます。

 

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸にAIの話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

 

実際の会場の様子がこちら。


 

以下、読書会に参加した皆さんの意見を紹介していきます。

 

(1)一番盛り上がった話はどんな内容でしたか。

・AIが判断する世界は怖いんじゃないか。

・選択がなくなった世界で人は何をするようになるのか。

・読むのが大変だったという話で最初は大いに憂さを晴らせた。

・AIが仕事を奪う未来。

・特定の職業が残るのかどうか、これからどんな職業に就くべきか。

・本書の読み辛さ。

・人工知能が生み出す新たな格差社会。

 

(2)読書会に参加してよかったと思うことはなんですか。

・理解できなかった本の話が繋がった。

・難しい本だったが、班の方と議論することで少しずつ読み解けたこと。

・普段と違う層の人と話すことで身の回りのものの価値を再発見できること。

・一人ではわからないことばかりだったが、色々共有するなかで理解が深まったこと。

・本の延長として、本の内容を具体例に置き換えて議論することができた。

・1人で読むだけだと暗くなってしまうような内容でも、ポジティブな見方の意見も聞くことができたので、とても良かった。

・否定されることのない優しい空間。

 

(3)今日の課題本を勧めるとしたら、どんな人に勧めたいですか。

・労働がつらい人。

・おすすめしにくい……。

・AI導入に戦々恐々としている人。

・哲学が好きな人。

・職場の後輩にすすめて、俺はこんな難しい本を読んだんだぞとマウントをとりたい。

 

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


 

そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話題や最近の話題などで各テーブルが盛り上がりました。


 

―――――――――――――――――――

さてここで小さなお知らせです。

東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。

入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。

―――――――――――――――――――

 

さて、次回は12月22日(日)クリスマス読書会&パーティー2019となります。定例会としての次回は、2020年1月18日(土)にマイケル E. ポーター 『[新版]競争戦略論I』(ダイヤモンド社)で開催します。

 

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

 

文章:たかひろ 写真:マサ

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月23日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第116回 関西アウトプット勉強会 『誰のために法は生まれた』

秋の気色が深まり、肌寒くなってきた11月23日。
第116回関西アウトプット勉強会が梅田・ちゃやまちアプローズタワーで開催されました。


会場にはたくさんの人の熱気が…!
今回の課題本である「誰のために法は生まれた」は
数々の賞を取った話題作。


参加者は36名、うち初参加は6名。
中には「面白そうな課題本だから1年ぶりに猫町に参加した」なんて方も!


参加回数が少ない方向けのテーブルもあるので、気負わずにいらしてくださいね


初めに、猫町倶楽部のルールの説明があります。
・他人の意見を否定しないこと(本の批判はOK)

このルールを守って、自分の感じたことや疑問点を共有していきます。


それぞれのテーブルではこんな意見が出ました。

「法から税、教育にまで話しが広がり面白かった」
近松物語や演劇まで幅広い議題がありました。この本を読み終わり、次はギリシャ神話や山椒大夫を読みたいという声もちらほら。

「教授が結論を誘導しているように感じる、生徒も求められている答えを言っているのでは」
「法の起源がギリシャにまで遡って議論されるとは!」

「実際に個人を守るのは難しそう。本当に一旦ブロックできるのか?」
「グルvsグルだったらどうなるんだろう?」
なんて、さらに疑問点も出てきます。




あっという間に2時間の読書会は終了!

猫町倶楽部の各分科会から読書会の案内があります。




来月は合同のクリスマス会!
好きな課題本または映画を選んで参加してください。



読書会後は懇親会です。
今回はアプローズタワー地下の居酒屋にて。


たくさんの方が参加してくださり、熱気に溢れる会となりました!


前半は読書会のメンバーで、後半は好きな話題のテーブルに移動します。

今日のテーマはこちら
・学生時代にやっておけば良かったこと
・こんなクリスマスしてみたい
・週休3日になったら何をしたい?
・話し足りん
・フリートーク



どのテーブルも盛り上がっていましたね!


さて、次回の関西アウトプット勉強会は
12月7日(土)、関西猫町倶楽部の4分科会合同クリスマスパーティーです。
課題本は5つからお好きなものを選択してください。
①川端康成著『雪国』
②片山杜秀著『歴史という教養』
③宮下規久朗著『モチーフで読む美術史』
④【初心者推奨】山本多津也著『読書会入門—人が本で交わる場所』 
⑤映画 『戦場のメリークリスマス』

会場はなんばパークス7階「#702」です。
★ドレスコードは「ホワイトクリスマス」 
★プレゼント用の本またはDVDを1つご用意ください。


お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/74578

■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91702606



(文:たまちゃん、写真:そねっち、えり、たまちゃん)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年11月20日(水) 19:00~受付開始 19:30~21:00シネマテーブル 21:00~22:30懇親会
  • 関西シネマテーブル 第31回 『真実』or『楽園』

師走が近づく2019年11月20日水曜日の夜、大阪心斎橋のラポーティアにて関西シネマテーブルの定例会が開催されました。
今月の課題映画は『真実』と『楽園』。いつもは課題映画が1つのところ、今回は2作品のうち、どちらか一つでも観ていれば参加できるという形での開催となりました。
この2作品、どちらも大・大・大注目な話題作ということもあり、参加された方の中には両方とも観たよ、という方も少なくなく、会場は熱気に包まれておりました。

『真実』は『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、初めて国際共同制作で手掛けた長編作品。
フランスを代表する女優、カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュが母と娘を演じ、愛憎の入り混じった家族の「真実」を描き出す話題作でした。
当日は『真実 特別編集版』を上映していた時期でもありましたので、通常版はもちろん、特別版だけみたよ、という方も、両方観たよ!という方も様々おられました。

もう一つの課題作品『楽園』は、「悪人」「怒り」など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の映画化作品でした。
小説好きの方はもちろん、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市といった超有名キャストが出演していたこともあって、俳優さん目当てで鑑賞された方も参加しておられました。
未解決の少女誘拐事件をめぐるなかなかディープな題材ということもあって、皆様、真剣な面持ちで語り合っておられたのが印象的でした。

そして今回は、なんとゲストとして『楽園』の宣伝に携われた古野さんにも来ていただき、それぞれのテーブルに入っていただきました!
古野さんはお仕事として映画に携わっておられるというだけでなく、プライベートとしてもかなりの映画ファンでいらっしゃるとのことで、そんな公私共に映画のプロから聞かせていただけるお話は、目から鱗なお話ばかりでした。短い時間ではありましたが、一つ一つのテーブルで丁寧に参加者の方々と話をしていただけましたよ。
また、今回は開始前に参加者の皆さんへアンケートをお配りし、定例会終了後に回収、そして古野さんへ直接質問をぶつけてみる!トークショーの企画もありました。

そんな盛りだくさんな今回の定例会。参加者は26名で、初参加の方はそのうち3名でした。
また、全参加者のうち『真実』で参加された方は14名、『楽園』で参加された方は12名と、だいたい半分ずつの割合での開催となりました。


参加者の皆さんは6~7人程度のグループに分かれ、まずは簡単な自己紹介を行った後、課題作品について語り合います。
シネマテーブルでのルールはたった2つ。
1.課題映画を鑑賞していることと、
2.他の参加者の意見を否定しないこと
です。もちろん、「作品のここが納得いかない!」、「あのキャラクターのここが苦手!」等、作品について批判するのは問題ありません。
このルールがあるため、皆さん気持ちよく、思い思いに自分の感想を述べることができます。初参加の方も臆さず参加できる雰囲気作りを心掛けています。

では、各テーブルで盛り上がっていた話題を少し紹介していきます♪

こちらは『真実』のテーブル
●俳優陣の演技やロケーションについて
カトリーヌ・ドヌーブをはじめとする名優ばかりの出演作ということもあり、俳優陣の演技のすばらしさを語る方が多くおられました。
有名俳優はもちろん、特に話題に上がったのは、ジュリエット・ビノシュの子供、シャルロットを演じたクレモンティーヌちゃんの自然な可愛らしさ!
そして、カトリーヌ・ドヌーブが劇中劇で共演する役を演じたマノンさんの、スッと軸の通った美しさ!
是枝監督ならではの自然な子役演出、フランスの美しい街並みを映し出すカメラ演出に心奪われたという方も多かったようです。
●母親になることについて
この映画はカトリーヌ・ドヌーブ演じるファビエンヌの成長譚のように、多くの方が感じられたようです。
ワガママでチャーミング、まるで女の子のようなファビエンヌから、一人の母としての彼女の変貌ぶりには、是枝監督の過去作「そして父になる」を連想した、という方もおられました。
●母娘関係について
『真実』で描かれる母娘関係は、ある時は姉妹のように、ある時は良きライバルのように移り変わっていき、そこに共感したり感情移入できるかどうか、といった点が人によって様々でした。
また、この母と娘の間のシーンで度々問題にされる“演じること”自体への捉え方も様々でした。「彼女たちがお互いの関係を築く上で、互いの間に“演技”や“セリフ”をフィールターのように挟んで交流しているように感じた」「他者(母親、あるいは娘)との直接的な向き合えなさを感じた」という人もいれば、「そもそもこの母や娘にとっては、生活することと、自分(という役)を演じることがイコールの関係にあるように感じたので、“演じること”そのものが他者と向き合うツールとなっているのではないか」といった捉え方の人も。
自分と異なる捉え方を知れるのも、シネマテーブルの醍醐味でもあります。
様々な意見を素朴に話し合えたことで、母子関係、あるいは演技そのものの多面性に触れることができ、この映画についての理解が深まったように感じました。

こちらは『楽園』のテーブル
●俳優陣の演技について
綾野剛、杉咲花といった、今を時めく俳優陣が出演ということもあり、俳優陣の演技のすばらしさについて言及される方が多くおられました。
特に、柄本明さんのおじいちゃん、出戻りの幸薄奥さんについては「本当に田舎に居そうでとてもリアル!」とい盛り上がっておられました
●コミュニティの中の孤立について
この映画をとおして、社会の中でどのように所属し、生活していくかについて考えられた方が多かったようです。
村八分にされる善次郎の姿は辛く「心をえぐられた」「心に突き刺さった」等、ずんと胸の奥に重くのしかかるような印象を持たれた方が大半のようでした。
そして、こういう事は「この社会のなかに居ると、どこでも起こりうる事ではないか」「コミュニティの中で誰かを悪者にしないと辛くてしかたがないということも、普通に起こりうる構造ではないか」という意見もありました。
●タイトルについて
『楽園』とは正反対の内容の作品に、なぜこのタイトルなのか?についても議論が白熱しました。
特に、このタイトルを想起させるような、作品の終盤のあるキャラクターの台詞が印象的だった人が多くおられたようです

そして定例会後は、ここでしか聞けない古野さんへのQ&Aイベントが開かれました
映画『楽園』の制作裏話や、宣伝というお仕事の事について、皆様の質問アンケートから根掘り葉掘り聞いてしまいました!
時にはそんなことまで話してくださるんですか!という内容まで答えてくださり、会場はとても盛り上がりました。
定例会に参加された皆様だけにおススメする、今、そしてこれから観るべき映画についてのご紹介もいただきましたよ
本当にありがとうございました!!

惜しまれながら会はお開きに…。しかし話は尽きず、続いて、懇親会に突入いたします!
今回も9割ほどの方が参加されていました。
各テーブルでは、最近見た映画や公開を心待ちにしている映画、あるいは課題映画についてまだまだ話したりん!という人がテーブルに集まっておられました。
中には、最近食べに行った美味しいお店があって…といった話など、映画に関係なく自由にご歓談されているテーブルも。
もちろん、どんな話をしたらいいのかわからない…という初心者の方でも安心して懇親会に来ていただけるよう、「懇親会話題映画」というテーブルもございます。
このテーブルは毎回設定される「話題映画」を見てきた人が、懇親会の時に集まって意見交換をするテーブルとなっています。
今回の「話題映画」は『yesterday』。
課題映画の作品はどちらも現実的なストーリーでしたが、こちらは、売れないシンガーソングライターが事故にあい、目を覚ますと世界からビートルズがいなくなっていた!?という突拍子もないストーリー。
課題映画で描かれていた、胃がキリキリ、心が抉られるような現実とは対照的に、ビートルズ愛に溢れた、とてもハートウォーミングで、ある意味安心して(笑)観れる作品でした。
テーブルには、もちろんビートルズファンの方々が集まり、思い思いにビートルズ愛を語っておられましたよ!

シネマテーブルは年齢問わず、趣味を通して色々な人と出会える自由な社交の場です
ぜひぜひお気軽にお越しください♪

次回のシネマテーブルは、1月19日(日)開催となり、課題映画はありません。
なぜなら、毎年恒例の「年間ベスト&ワースト 2019」を開催させていただくからです!!!!
この一年間に劇場公開された新作映画の中から皆さんの「ベスト&ワースト」を発表する新年会企画となっております
詳細は↓からご確認ください♪
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/63985

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

文:むー
写真:ジュリア

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【文学サロン月曜会×藝術部コラボ】ゲストイベント&文楽鑑賞会『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

特別イベント

  • 2019年11月17日(日) 読書会12:50-14:30 トークショー14:40-15:40 観劇会16:00-20:25 懇親会20:40-22:40
  • 【文学サロン月曜会×藝術部コラボ】ゲストイベント&文楽鑑賞会『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

11月の第57回関西文学サロン月曜会並びに第7回関西藝術部はコラボ企画!第161回直木賞受賞作『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を課題本に、著者の大島真寿美さんをゲストにお迎えしての読書会&文楽鑑賞会を行いました。


ありがたい事に、参加者47名(初参加の方は1名)に、ゲストの大島真寿美さん、文春の担当者さん、猫町倶楽部主宰のタツヤさんを合わせた計50名の満員御礼!なお、読書会会場には、読書会後の文楽鑑賞に便利な国立文楽劇場の1階にある旧レストランスペースを利用させて頂きました。


この日の読書会は、16:00~20:25の文楽鑑賞会に合わせ、いつもよりかなり早めの12時30分より受付開始。受付係も関西文学サロン月曜会のサポーターと関西藝術部のサポーターのコラボです☆

ちなみにサポーターとは、各分科会の運営をお手伝いするボランティアのこと。分科会にもよりますが、原則半年ごともしくは1年ごとに募集しますので、気になる方は是非お近くのサポーターまでお声掛けください♪

猫町倶楽部主宰のタツヤさん並びにゲストの大島真寿美さんより一言ご挨拶を頂いた上で、読書会の前に簡単なお願いごとのPR。

猫町倶楽部には、会が発足した2006年からずっと大事にしている理念が一つだけあります。それは、「人の意見を否定しない」こと。個人の感じ方の違いですので課題本の否定は問題ありませんが、同じ課題本を読んできたメンバー間で、それぞれがこの本のどの箇所に対してどのように感じたかを共有し合う事が目的の会であり、何が正解で何が間違いという訳ではありません。誰もが話しやすく、楽しい時間が過ごせ、好きなものや嫌いなものを共有出来るような場であり続けたいと考えていますので、それだけは守っていただけると嬉しいです。そしてまた、「参加してみたいけど勇気が出ない・・・」という方も、きっと安心してご参加頂けると思っていますので、勇気を出してまずは一歩を踏み出して頂けると幸いです☆

その後、それぞれのテーブルで読書会の開始。各テーブルには15分起きにゲストの大島真寿美さんが回って下さり、課題本に関する様々な質問にお答えして頂きました☆


大島さんが直木賞を受賞したということもあり、テーブルによってはちらほらと下世話な質問も出ていましたが(笑)、嫌な顔一つせず気さくにお話して下さり、すっかり僕も大島さんのファンになってしまいました♪実はまだ今回の課題本しか読んだ事が無いのですが、様々なジャンルの本を手がけているとの事ですので、これをきっかけにいろいろ読んでみたいと思います☆


ここで、各テーブルで出た感想をいくつか紹介。

「文楽の知識は全く無かったが、文楽の知識が無い人にも分かりやすいよう丁寧に説明がされていて、最後まで一気に読む事が出来た」

「半二が生きた頃の道頓堀や、作中に出てきた文楽作品の話で盛り上がった」

「歌舞伎も文楽も、今はどちらも伝統芸能という位置付けでハードル高い印象があるが、当時は大衆向けの身近な娯楽だったという事を知れて面白かった」

「半二の人生の浮き沈みに自分を重ねて読んだ」


「最近は、若い女性に受けることが新商品のヒットの秘訣みたいに言われているが、当時は斬新な発想だったのかな?」

「女性が背負う社会的な不条理さみたいなものを正直に描いて、それが共感されて今でも残り続けてるという事を知り、なんだか胸が熱くなった」

「色んな人と一つの作品を完成させていく過程が面白く、自分に引きつけて読む事が出来た」

「大島さんの史実とそれを補う空想のバランスが絶妙」


「お佐久が一番好き。お佐久のような嫁が欲しい(同じテーブルの女性陣4人共通の意見)」

「半二の最後のセリフ『まあまあ、いうんは、あんがい、ええもんなんやで』が、同じ専門職に生きるものとして非常に共感した」

「少し説教くさい感じになりそうなセリフをお三輪に語らせる事で、嫌味なく受け入れる事が出来た」

「立作者としての作品は2作しか無いにも関わらず、50作を越える作品に合作者の一人として名前が残されている三好松洛さんの描写が素晴らしかった」


「小説だと違和感を持つことの多い関西弁の会話が、違和感無くすらすら読めた。」

「『』を使ったり、会話を文中に埋め込んだりの使い分けが上手」

「半二は大島先生自身なのかも??」

「歴史の伝記物になりがちだけど、お佐久が出てきて、印象が変わった」


「言葉遣いが印象的で、会話のリズムもすごく良かった。大島さんは名古屋出身なのに何故??」

「大阪にオーロラが出現した時期と妹背山婦女庭訓が作られた時期の時間軸はほぼ合っていると知り、ビックリした。実はノンフィクション??」

「正三と友達だったかどうかは不明らしいが、ご近所さんである事や年齢の設定は正しいらしい。事実と創造とのバランスが絶妙。」


「空気を読む事が求められる今の時代に、人形だからこそ表現できる、共感こそ出来ないが一心に何かを貫き通すお三輪の姿に共感の時代のその先を感じた」

「読んでてワクワクする。非常に読みやすい」

「全ての登場人物が個性的かつ魅力的」


「本の装丁のデザインが好き」

「作家が別の物書きを書いたのが凄い」

「うまくいって終わり、ではないところが現実的」

また、この日は関西文学サロン月曜会とのコラボイベントという事で、関西藝術部では通常実施していないお茶菓子とドレスコード付きの読書会になりました。今回のドレスコードは「人形 または 渦」。


ドレスコードと言われてしまうと身構えてしまう方もいらっしゃるかとは思いますが、あくまでもこれは読書会を楽しくするための「遊び」。過去には全身シロクマの着ぐるみで参加された方も居たりしますが(笑)、ハンカチや文具などの小物1点だけ取り入れるだけでも全然OK!自由な発想で楽しんで頂けたらと思います☆

ちなみに、ドレスコードを間違えたのでは無いかというくらいにお揃いのペアルックで参加されていた二人も居ました(笑)。


読書会終了後は、各テーブルでベストドレッサー賞を決定。受賞者の方たちは、おのおのでドレスコードのポイントをPRして下さいました♪




その後、大島さんを囲んで受賞者の皆さんで記念写真。


続いて、関西猫町倶楽部の各分科会による次回告知。


関西猫町倶楽部には、文学サロン月曜会と藝術部のほかにも、ビジネス書がメインのアウトプット勉強会と、映画について語り合うシネマテーブルの4つの分科会があります。今回はアウトプット勉強会とシネマテーブルのリーダー並びにサポーターの方たちも何名か参加して下さりましたが、多くの方が複数の分科会に参加されていますので、たまにはいつもと違う分科会に参加してみても良いかと思います♪

そして最後に全員で集合写真。


続いて、10分間の休憩を挟んだのち、読書会中に書いて頂いた質問表を使って大島真寿美さんとのトークショーを開始。和気あいあいとした楽しいトークショーとなり、あっという間の一時間でした♪以下に、トークショーで出てきた話題のうち、差し支えが無さそうなものをいくつか紹介。

Q:どの登場人物も魅力的ですが、どのようにキャラクターをイメージされたのでしょうか?
A:キャラクターをイメージして書いたのではなく、書いているうちにそのようなキャラクターになった感覚に近いです。

Q:大阪弁が非常に上手ですが大阪にゆかりがあるのでしょうか?
A:語りをちゃんとやりたかったのでしっかり勉強した。一方で、正確過ぎても大阪の人以外にとっては読みにくくなるので、とにかくリズムを大切にして書きました。


Q:一番気に入っている登場人物はいらっしゃいますでしょうか?
A:そういうのは全く無く、全ての登場人物に対して気持ちはフラットです。

Q:大島さんの作品で時代小説は初めてでしたが何か苦労されたところはありましたでしょうか?
A:特に時代小説を書いたという感覚は無くて、たまたま書きたい話が昔の話だった感覚だったので、特に苦労したという感覚はありませんでした。むしろ、当初の予定では現代の話も織り交ぜていこうと考えていましたが、楽しくなってきてしまい、最後までこの時代で書き切ってしまった感じです。


Q:元々は歌舞伎が好きだったとお聞きしましたが、歌舞伎と文楽の最も大きな違いは何でしょうか?
A:文楽は太夫が物語を語り継いでいくものなのに対し、歌舞伎は役者を観るものである点が最も大きな違いだと思います。仮名手本忠臣蔵は何度も歌舞伎で観た事がある作品なのですが、何度観てもおかるの行動が腑に落ちませんでした。しかし、文楽で観て一気に腑に落ちる事が出来ました。

Q:文楽作品には、心中ものや忠義のために我が子を殺すと言った狂気が描かれる事が多いですが何故でしょうか?
A:今と違って当時は死がもっと身近なものだったからかも知れません。身近だからこそ、美しく死ぬ事に対する憧れなどがあったのかも。また、人形というものを介して私たちが普段見れない世界を見せてくれていたのかも知れません。

楽しかったトークショーの後は、いよいよ文楽鑑賞。今年は国立文楽劇場開場三十五周年ということで、普段は有名な演目しかやらない『仮名手本忠臣蔵』を、4月公演・夏休み特別公演・11月公演の3回に分けて全段完全上演されており、この日は八段目~十一段目までをみんなで鑑賞しました。

4時間半という長丁場であり、かつ、文楽は今回が初めてという方もたくさん居た事もあり、ちらほら寝ている参加者の皆さんも居ました(笑)。ただ、江戸時代の劇場の風景を描いた絵を見ると、観客たちは実に思い思いのことをしているそうです。

元々江戸時代の日本人は長時間じっとしていることが苦手な民族で、演者側も観客の集中力が続かないことを初めから心得ていて、「ここは緩めて、ここで締める」という演出を心がけていたのかも知れませんね☆また、締めるべきシーンになると自然と音が大きくなるため、鑑賞後にみんなの感想を聞いてみると、意外と観るべきシーンはみんな観ていた感じでした♪なので、途中で寝てしまっても全然大丈夫ですし、むしろ無理するくらいなら潔く寝ちゃいましょう(笑)。

鑑賞後は、再度みんなで集まって記念撮影。


その後、希望者は、国立文楽劇場のほど近くにある韓国焼肉居酒屋にて食べ飲み放題の懇親会。10時間を超える長丁場にも関わらず最後までお付き合い頂き、本当にどうもありがとうございました♪




なお、12月の関西猫町倶楽部は、アウトプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル・藝術部合同主催で、クリスマス読書会&パーティー2019を開催します。課題本・課題映画は、以下の5つの中から好きなものを選んでご参加ください。
①片山杜秀/著『歴史という教養』
②川端康成/著『雪国』
③宮下規久朗/著『モチーフで読む美術史』
④【初心者推奨】山本多津也/著『読書会入門 人が本で交わる場所』
⑤映画『戦場のメリークリスマス』
申し込みはこちらから

(文:VAN、写真:タクミ、Tomomi、のんこ)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第154回名古屋アウトプット勉強会【新版】日本語の作文技術/【新版】実践・日本語の作文技術

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月1日 19:15~
  • 第154回名古屋アウトプット勉強会【新版】日本語の作文技術/【新版】実践・日本語の作文技術

カラッとした天気で過ごしやすい季節となった11月1日(金)に第154回名古屋アウトプット勉強会がウインクあいちで行われました。課題図書は本多勝一著「【新版】日本語の作文技術」と「【新版】実践・日本語の作文技術」です。

自分の文書を直すとき、なんとなくこっちのほうが良い気がすると感覚で直していました。この本はなぜ読みにくいのか? なぜ誤解を生むのか? 文書を書く技術が学べる本です。句読点1つを取ってもどのように打つかは案外難しいものです。



 

今回は「【新版】日本語の作文技術」のみを読了したグループと「【新版】実践・日本語の作文技術」も読了したグループに分かれて行われました。2冊読了で参加者は全体の3分の1ほどでした。

サポーターより開催の挨拶と注意事項の説明があった後、各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。

猫町読書会のルールは2つです。

・課題本の読了

・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

 

簡単に自己紹介をした後、読書会がスタートします。



・確かによくよく考えると小学校では作文技術は習わなかった。

・小学校では素直に書けば良いと言われ、結局何が良いのか分からなかった。

・この本を読んでも悪い例文の何が悪いのか分からなかった。ただ喧嘩を売っているイメージ。

・この本が書いているのは本当に作文技術なのか?一つの文を書く技術ではないか?

・この本が書かれた頃の風潮として英語は論理的だと言われていたということがあり、筆者はこれに新聞記者として争う気概で書いたのではないかと思う。

・ライトノベルから読書を始めた人たちにとっては、この本に書いてある悪文の何が悪いのか理解できない気がする。

・いまやライトノベルがメジャーになって一般図書もライトノベルに寄って来ている傾向があるように思える。



・助詞の使い方や句読点の打ち方などの理屈は分かるが、例文が多すぎて、日本語がゲシュタルト崩壊して見えてしまった。

・外国語の発音を無理やり日本語で再現するのはおかしい、という主張には共感した。ポリティカルコレクトネスの観点では他にも、特定の漢字を使わない(例えば子供→子ども)ようになっているが、
行きすぎると不便が多い。

・日本語作文の作法を学ぶには良い本だと思うが、40年ほど前の本であり、時代のニーズと合わなくなってきている面もある。 現代ではビジネスメール、ツイッター、ネット記事などで、短い文章で目を引くもの・レスポンスの速さが求められている。本書が想定しているような、新聞記事や一方的な長い文章へのニーズは減っているのでは。

・公文書の世界では、語順やコンマの打ち方が作法として決まっている。



・本書で良しとされている書き方とは大幅に異なるため文章の作法もTPOに応じて使い分ける必要があると思った。

・レポートで早速役に立った。

・仕事がら外国籍の方と接することが多いが、下手な日本人よりも文章が上手なことが多い。やはりしっかり学ぶことが大事。

・50年も前の作品ということもあり、作者の思想の偏りがはっきりとしているのが逆に新鮮だった。
ロングセラーなのにつまらなかったので読書会に出るのが心配だったが、みんなの評判が悪くて安心した笑。「理科系の作文技術」はオススメです!

・他人を説得するための文章を仕事で書くことが多いが、
その大前提となる“一読了解”な文を書くための重要なヒントを得られたように思う。

・読みやすい文章を書くという観点からは良いかも知れないが、
作者の言うとおりに実践すると、むしろ迫力や説得力が弱まってしまうように感じた。

・高校生くらいの子だと、主語が述語が合致してなくても気付かない等、
この本に書いてあること以前の最低限の作文技術もない子が多い。

・今まで何となく主語は文の先頭に持ってこなければならないと思っていたが、短い主語の場合はむしろ述語の直前に持ってきた方が読みやすくなるというのは目から鱗だった。

・長い文を先に書くということは役に立つ。

・書く文書の種類によると思う。思いを伝えるときに分かりやすさを求めると、熱意が伝わらないと思う。

 

実際に文書を書く人にとっては参考になる本だったようです。作者の思想について話が出たグループや、当日に配布されるプログラムの文書を皆で校正してみたグループがありました。

 

最後に集合写真を撮って終了です。



読書会終了後は近くの居酒屋へ移動し懇親会が行われました。参加者の8割ほどが参加します。



懇親会は読書会のグループごとではなくフリーで座りますので、読書会のグループとは違う参加者と話しができる場となります。



次回は11月29日(金)に開催されますので、参加をお待ちしております。

 

文;よしこ 写真:サポーター全員

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年10月26日(土) 
  • 第124回 東京アウトプット勉強会『歴史という教養』

前日の大雨から一転、爽やかな秋晴れとなった10月26日(土)、東京駅八重洲口から徒歩5分ほどの場所にあるTKP東京駅前会議室にて、東京アウトプット勉強会が開催されました。


今回の課題本は 片山杜秀(著)『歴史という教養』
本書は…
先行きの見えない時代の中で歴史に学ぶとはどういうことなのか、本当の教養とは何なのかをについて考えさせられる内容となっております。

今回は約60名が参加してくださいました。

猫町には「本や著者の批判はしてもいいけれど、他の参加者の意見は否定しない」という大切な決まり事があります。今回もそのルールを確認し、読書会スタートです。

また猫町の読書会では、テーブルごと1名、進行役のファリシテーター(ファシリ)を決めていただきます。ファシリの決め方は毎回様々ですが、今回は本のタイトルにも入っている『歴史』からの連想で、『一番最近京都に行った人』にファシリさんになっていただきました。
(ちなみに、ファシリは猫町に3回以上参加している方から選ばれますので、初心者の方ご心配なく)

自己紹介が始まると、緊張がほぐれ、一気に和やかな雰囲気になります。今回の読書会も、あちらこちらから笑い声が聞こえ、あっという間に時間が経っていきました。


以下、読書会後に参加者の皆さんから頂いた感想の一部をご紹介します。

Q1:本日一番盛り上がった話はどんな内容でしたか?
・歴史が好きな方とあまり興味のない方でお互いにどういうところに興味が湧くのか、なんで興味がないのかを話合ったのが面白かった。
・閉塞感を感じている中での歴史の重要性
・色々な史観のお話。

Q2:本日の読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・自分では考えないような意見、したことのない体験談を聞くことができた。
・違う意見が聞けたこと。
・開始まで音楽がかかっていて気楽になった。
・開始まで雑談しやすい雰囲気だった。
・いろんなタイプの人がいて、いろんな視点を学べて楽しい。
・自分にとっては難しい本だったですが、易しかったという参加者の方がいてくれたおかげで、本の理解が深まったこと。

読書会の後はみんなで写真撮影★



読書会の後は会場を「素材屋」に移して懇親会スタートです。懇親会では他のテーブルの方とも話す機会があり、いつも賑やかに時間が過ぎていきます。この日も話題の尽きない懇親会となりました!


猫町には何年も継続して参加してくださっている常連さんも多くいらっしゃいますが、何度読書会に参加しても全く同じメンバーがテーブルに揃うことはまずありません。まさに一期一会であり、参加者全員に『初めまして』がある時間です。
今回隣に座った人とはもう二度と会うことがないかもしれません。自分と違う意見が述べられたとしても、異なる意見や感想の出会いを楽しんでいただき、そしてできるだけ多くの方と話す機会を持つことで、昨日までとは違う自分を作っていっていただければいいな、と思いますし、毎回自分自身に言い聞かせていることでもあります。

今、この開催レポートを書きながら、今回のアウトプット勉強会がみなさんに素敵な新しい出会いを運んでくれたものであればいいな、と心から思っています。

―――――――――――――――――――
さてここで小さなお知らせです。
東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。
これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。
東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。
LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。
入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。
運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。
―――――――――――――――――――

☆次回開催のお知らせ☆
次回は11月23日(土)に開催。
課題本は稲葉振一郎著『AI時代の労働の哲学』(講談社)。会場は東京ミッドタウンになります。

初参加の方も、お久しぶりの方も大歓迎です。みなさまのご参加お待ちしております!

本文:ヤスコ  写真:なかじー

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年10月27日(日) 読書会:16時30分~19時 懇親会:19時~21時
  • 第118回 東京文学サロン月曜会 太宰治 「人間失格」

猫町倶楽部東京月曜会、10月の定例会はラグビーワールドカップが盛り上がりを見せる10月27日に開かれました。
課題本は太宰治『人間失格』、場所はいつもの代官山chano-maです。



「ちょっと早く着すぎちゃったかな。ええと、同じ班の人ですか?」
「いえ私は隣の班なんです。私は何回か来てるんですけど、ひょっとして初めての方ですか」
「そうなんですよ~。読書会が最近話題だと聞いて、ネットで検索したら最初に出てきたので申し込んじゃいました。でも太宰治って今まで『走れメロス』ぐらいしか読んでなくて。『人間失格』も申し込みしてからあわてて読んだんですけど大丈夫ですか? 素人意見を言っちゃって恥の多い人生になってしまうかも」
「詳しい人ばかりが集まっているわけではないから、課題本さえ読んでいれば大丈夫ですよ。とりあえずデザートでも食べながらお待ちください」




「わっすごい。これ全部食べてもいいんですか」
「ええと、これは1人1皿ですが、飲み物はフリードリンクですのでご自由にどうぞ。あとは司会の方から説明がありますよ」

そうこうしている間に参加者が集まり、開始時間となりました。司会より、今日の流れとルール説明です。ルールは「他人の意見を否定しないこと」。



続いて主催者のタツヤさんから挨拶とお知らせ。猫町倶楽部について書かれた『読書会入門』(幻冬舎新書)が発売中です。



進行役となるファシリテーターを決めて、さっそく読書会の開始。班ごとに、課題本について語り合います。




読書会の後はベストドレッサー賞の発表と、お楽しみの懇親会。同じ班の人だけでなく、他の班の人とも交流できます。



「あ、またお会いしましたね。懇親会になるとアルコールも出るんですか。やっぱりこういう場所ではお酒が出ないと世間が許さない」
「(世間というのは、君じゃないか) ええと、料理もありますよ」



「わっすごい。これ全部食べてもいいんですか」
「まあ、ほどほどに。読書会はどうでした?」
「盛り上がりましたよ。やっぱり太宰は力がありますね。私はすっかり主人公の葉蔵になった気分です」
「あ、危ないなあ。でも葉蔵、意外と人気ありましたね」
「なんてったって、神様みたいないい子ですから。逆に、全然共感できなかったという人も多かったですけど」
「読んだ年齢によっても違うみたいですからね」
「でも葉蔵は、環境が悪かったと思いますよ。この読書会みたいに同じ趣味を持った気のおけない仲間がたくさんいて、それで一緒に美味しい料理食べれば人生変わったかも」
「私は、葉蔵の悩みは乾布摩擦すれば解決すると思います」
「でた! 三島由紀夫的見解」
「まあ意見は人それぞれですよね~」
「ところで今、最高に面白い人間失格ジョークを思いついたんですけど、言ってもいいですか?」
「…………どうぞ」
「懇親会は飲み放題だからといってあまり飲みすぎると、葉蔵みたいに酔うぞう(笑)」
「そういえば今日のドレスコードは『ハロウィンまたはグランジファッション』でしたけど、どういうコンセプトで来ましたか?」
「ええと、あまり凝っていませんけど、ハロウィンにちなんで黒っぽい服装にしました。そんなことよりですね、葉蔵みたいに酔う」



「今日はハロウィンだけあって、ベストドレッサー賞に選ばれた人はみんな気合が入ってましたね~」
「そうですね。仮装したり、小道具をうまく使ったり(何の話をしていたんだっけ)。ところで向こうでも人が集まっていますけど」
「あれは猫町堂古書店といって、持ってきた本を交換できる場所ですよ。あとはテーマを決めて話すテーマトークテーブルというのも開かれていて、今日は太宰についてもっと話したいという人が集まっています」

21時になると懇親会も終わり、chano-maを出る時間です。

「初参加でしたけど、色々話ができて、来て良かった!」
「じゃあ、またここで会いましょう。次回は11月24日ですね。課題本は分かりますか?」
「もちろん! 『すっとび三太郎のすちゃらか冒険旅行』ですよね」
「全然違いますよ! ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』。私は初めて読むから楽しみ~」

こうして参加者は会場を後にし、引き続き三次会に行ったり、家に帰ったりと、それぞれの道を歩いてゆくのでした。

写真:iken、たかはし  文:たかはし

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年10月27日(日) 受付時間17:00 シネマテーブル17:30~19:00 懇親会19:00~20:30
  • 第30回関西シネマテーブル「人間失格 太宰治と3人の女たち」


日の暮れが早まった十月の終わりに『第30回関西シネマテーブル×月曜会』年に一度のコラボ企画が開催されました。

10月の課題映画は『人間失格 太宰治と3人の女たち』

今回は参加者41名(内初参加者1名)月曜会・シネマ両方参加された方は12名。両方に参加された方にはオリジナルの栞をプレゼントさせて頂きました。

人の意見を否定しない。これは猫町の大事なルールで、参加者全員で確認してから毎回シネマテーブルはスタートします。

「全く共感出来なくて、異星人の日記を読んでいるみたいだった。太宰にイライラして、二人が死んだ時、嬉しかった」

「太宰治は文豪というより俗っぽく、女性の口説き方、接し方が自分の周りにいるミュージシャン関係の人っぽかった」

「太宰治の小説は私小説だから、人間失格を読まずにこの映画だけ観て、猫町でみんなの意見を聞ければ充分かな」

「愛人に家の掃除をされるのは耐えられない」

「沢尻エリカ演じる静子が劇中で、太宰の記憶だけで生きていけるというセリフが物語っているように、静子には野心としたたかさと強さがあり、太宰に翻弄されることなく3人の中で一番華やかに見えた」

「愛人の沢尻エリカと二階堂ふみは小栗旬が抱いているが、本妻の宮沢りえだけが小栗旬を逆に抱いていて、愛人と本妻の差、愛の深さが表現されているのではないか」

「小栗旬がかっこよすぎて、太宰治本来の雰囲気と違う。ドラマのグッドバイで太宰を演じた山崎まさよしの方が合っている」

などなど、テーブルごとに色々な意見が上がりました。
そして、一時間程各テーブルで語り合った後、各テーブルでドレスコードを発表され、代表者を決定しました!いつもはドレスコードのないシネマテーブルですが、今回は月曜会とのコラボということで、ドレスコードがありました。ドレスコードは文豪またはvivid。

新潮社が発売している人間失格Tシャツや太宰治が好きだ公言されている方は、宮沢りえが青、沢尻エリカがピンク、二階堂ふみが緑なので、自分は黄色で太宰の四番目の女にという方もおられました。
ドレスコードの発表の後は懇親会へと移行。懇親会ではラポーティアさんの粋なはからいで、太宰治の好物の水炊きをご用意して頂きました。夫人の回想録で、虫も殺さぬ太宰が、この好物の水炊きを食べるために自ら鶏を絞めたのだそうです。CAFE&BARのラポーティアさんで、普段目にすることのないお鍋を目にし、それを囲む猫町の絵は一風変わった風景でした。


 

懇親会での席替えテーマは、フリートーク、最近、読んだ本、話題映画のジョーカー等。なんとこの日は、ジョーカーを語りたいという人が多く、2テーブルを予定していたのですが、急遽3テーブルに増やす人気っぷり。
「憂鬱になる」「アーサー自身とジョーカーによって扇動される人は区別して考える必要あり」「アーサーの背骨が凄い」「自己責任と言われがちだけど、主人公のような境遇でどうやって堕ちずにいられるのか」「あらゆる場面で行動の選択する自由があったはずで、そのなかで最悪の選択をし続けた結果がジョーカー」「映画『キング・オブ・コメディ』を観てほしい」「ホアキンの演技最高!!!」
課題映画よりも参加された方々の熱量が凄かったような(個人的な感想ですが・・・)時間はあっという間に過ぎてしまい、名残惜しくも第30回シネマテーブルは閉会となりました。

さて、次回の関西シネマテーブルは11月20日(水)開催となります。
課題映画は「真実」「楽園」のどちらか一方をご鑑賞下さい。



懇親会の話題映画は「イエスタデイ」になります。


皆様のご参加、心よりお待ちしております。

文:こも 写真:ジュリア/井口

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第6回関西藝術部 イケフェスツアー&読書会『生きた建築 大阪』橋爪紳也監修

特別イベント

  • 2019年10月26日(土) イケフェスツアー受付10:00 出発10:30-17:30 読書会受付17:40 読書会18:00-19:30
  • 第6回関西藝術部 イケフェスツアー&読書会『生きた建築 大阪』橋爪紳也監修

立冬も越え、季節はすっかり冬ですが、
10月の最後の週末に、関西藝術部では、建物巡りイベントへの参加&読書会を開催させて頂きました!初参加者を5名を含む24名の方にご参加頂き、日中は「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2019」に参加。晩は、橋爪紳也監修『生きた建築 大阪』を課題本に、大阪府立中之島図書館内のカフェ『スモーブロー キッチン ナカノシマ』で食事をしながらの読書会です。

当日は、猫町の読書会にしては珍しい朝の10時集合です。



さすが!猫町の遅刻者ゼロでした^ ^



今回参加させて頂いたイベントは、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2019」です。

今年で6年目のこのイベントは、普段は外観だけしか拝めない、大阪が世界に誇る超レトロな建物(保存状態バッチリです!)から超高層ビルまで、を無料で一般公開する、日本最大級の建築イベントです。関西藝術部では、当日集合時に5種類の見学コースを提案し、参加者の皆様にその場で希望コースを選んで頂いて、サポ引率のもと10時半〜17時半頃この2日間限定で一般開放された約169軒の建物の中から10〜20軒を電車&徒歩で見学させて頂きました(*’▽’*)。



































10時から18時まで、『あっ!』というまでした(*’▽’*)。
18時からの読書会は、中之島のスモーブロー キッチン ナカノシマでおいしい料理をいただきながらです。













「生きた建築」という言葉通り、
解放された建物は、ふだん店舗や会社等に使用されており、歴史的価値と実用性が見事に融合されていて、お金と時間をかけた修繕と、使用する人間の手入れと愛情によって、建物が今も生きていることを実感させて頂きました。



当日は、お散歩日和にピッタリのほどよい気候で、午後からお天気も良くなり、絶好の行楽日和でした(*’▽’*)。

個人的に、猫町の読書会で一番楽しい読書会になりました。
各自課題本で事前に知識や意見を持ったうえで、みんなで同じイベントに参加して、一日歩き回った心地よい疲労と空腹を満たしながら、違うコースをめぐった人の話を聞いて、自分の感想を話す!三次会まで、至福の時間でした。またこんなイベントをやってみたいです。猫町ルールの、他人の意見を否定しない。は言わずもがなで、みんなが、他の人の経験や感想を楽しく聞いて過ごした、あたたかい読書会でした。



さてさて。
11月の関西藝術部は、
文楽鑑賞『仮名手本忠臣蔵』&読書会『渦』&直木賞作家の著書と対談!の豪華セットです。
満員御礼のため募集を締め切らせて頂きましたが、12月のクリスマスパーティー(関西猫町4分科会合同)で、お待ちしています!
申し込みはこちらから

来年も、みんなで鑑賞イベント後の読書会を企画させて頂いていますのでお楽しみに(^^♪

(文/つぎ 写真/つぎ、ジャスティス、あにき、未来、VANちゃん、しゅがー、のんこ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2019年10月26日(土) 
  • 名古屋藝術部 カラヴァッジョ関連企画読書会 ゲスト:宮下規久朗氏

名古屋市美術館にて行われているカラヴァッジョ展初日。
伏見のリリーバンケットにて、美術史家 宮下規久朗氏をお迎えして読書会とレクチャーを開催しました。



宮下氏の著書が課題本になることやゲストにお招きすることは
過去にも何度かありましたが、名古屋でのレクチャーは初めてです。
当該レポートは過去の開催結果レポートに掲載されておりますので、ぜひご覧ください。



今回の課題本は宮下氏の著書2冊からの選択制でした。
1冊目の『カラヴァッジョの旅 天才画家の光と闇』は
カラヴァッジョの生涯と作品について記述されている
内容の濃いものです。

そして2冊目の『闇の美術史-カラヴァッジョの水脈』は
カラヴァッジョのテネブリズムに着目しており、先日も
名古屋藝術部で課題本にした宮下氏の
『そのとき、西洋では 時代で比べる日本美術と西洋美術』
同様の流れで、光と闇を扱う古今東西様々な作品・芸術家が
登場します。

この2冊を使った読書会の後には宮下氏の
カラヴァッジョに関するレクチャーが行われました。

【読書会】

猫町倶楽部の皆様にはお馴染みのルール
「課題本を読了した状態での参加」「他人の意見を否定しない」
に基づき、7つのテーブルに分かれて読書会を行いました。
課題本にはモノクロ図版が多かったり宗教主題の作品が多かったりしたため、
自主的に図録や参考書籍を持参する方が多かったです。



それぞれのテーブルでは次のような話が出ました。

・カラヴァッジョは苦悶に歪んだ表情の作品が上手い。
場面の切り取りに臨場感があって、印象に残る。
・実際に現地教会の暗さで実物が観てみたくなった。
・カラヴァッジョがいなかったら美術史はどうなったのだろうか。
・イタリアには気軽に行けないけれど
アジアの美術は実物を観に足を運んでみたい。



また、読書会の時間中には宮下氏自ら各テーブルを回り
参加者の質問に答えてくださいました。
読書会の前に名古屋市美術館に足を運んだ方からは
展覧会の作品リストを片手に沢山の質問が出ました。

【レクチャー】

レクチャー前に猫町倶楽部の宣伝タイムを挟んだところ、他部の課題本に対して宮下氏がコメントをくださる場面がありました。



レクチャーでは両課題本に基づき、カラヴァッジョ展を
楽しむのに活かせる情報を教えて頂きました。
本ではモノクロ印刷だった作品や写真をカラーで見られただけでなく、
他の講演では聞けないようなお話やカラヴァッジョ作品の見分け方を
知ることができ、大変盛り上がりました。



※内容は参加者特典ということで割愛しますがご了承下さい

【懇親会】

読書会と同じ会場にて立食パーティーを行いました。



宮下氏ご自身から気さくに話しかけてくださったおかげで
多くの参加者が宮下氏とお話しできたかと思います。
カラヴァッジョに関する話だけでなく、宮下氏監修のバスキア展や
名古屋めしの話など、話題が尽きません。
通常の読書会も勿論楽しいのですが、
ゲストレクチャーのある会は「著者に直接聴ける」、「さらに理解が深まる」楽しさがありました。



次回の読書会はレポートアップのタイミングで事後報告になってしまいましたが、
名古屋文学サロン月曜会とコラボし、11月4日(月・祝)にイプセン作品の読書会と来年1月に上演される「ムンク|幽霊|イプセン」の演出家、鳴海康平氏のトークイベントを開催しました。
その際の課題本はイプセンの『人形の家』『幽霊』『ヘッダ・ガーブレル』でした。

来年1月には愛知県芸術劇場で「ムンク|幽霊|イプセン」の鑑賞会も企画中です。
ぜひmixi等でチェックしてください。

写真:藝術部サポーター
文:ごん

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第115回 関西アウトプット勉強会『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年10月19日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第115回 関西アウトプット勉強会『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』

秋の気配が感じられる2019年10月19日(土) 、大阪梅田、ちゃやまちアプローズタワーの会議室にて、第115回アウトプット勉強会が開催されました。

参加者数31名(うち初参加3名)の方にご参加いただきました。



受付からすでに楽しい猫町☆

初めて参加される方は受付の時が一番不安が大きいかもしれませんが、楽しい雰囲気でお出迎えします。



前回より、読書会の各テーブルの司会進行役である「ファシリテーター」が
事前指名制から当日決定に変更になりました。

ファシリテーターは、過去3回以上参加された方の中から選出されます。
各テーブルごとにお題が書かれたカードを引いて、そのお題に最も該当する人がその日のファシリテーター役となります。

私のテーブルは、「ジャンケンで勝った人」。

結局ジャンケンかーいと爆笑しながらのファシリ決めでした。



今回の課題本は、ピーター・ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』です。

ビジネス界に多大な影響を与えたドラッカー、ビジネス書をあまり読まない方でも名前は知っているほどの名著だけに、期待が高まります。



テーブル毎に簡単な自己紹介から始まり、様々な意見が飛び交います。

・「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない」というのはすごく共感できた

・マネジメントする立場の人、される立場の人どちらもこの本を読んでおいたらお互い話が通じやすくなる(共通言語のイメージ)

・以前の課題本だった、『ティール組織』との比較(ティール組織とピラミッド型組織の違いなど)

・基本や原則が書かれているところは良いが、具体的にどうすべきなのかをもう少し詳しく書いて欲しかった。このままだと、実際には使いづらそう。もう少し実例が紹介されていると良いと思う。

・日本企業の事が述べられている箇所は、実際より結構よく書かれている様に感じる。ドラッカーは日本好きだったらしいので、その影響が出ているのでは?

・日本の年功序列について→ある程度は、年とともに責任のある立場にするべき。立場が人を作ることも。

堅めの内容だったり、分厚いとそれだけで読むのを躊躇してしまうけど、理解できない所の多い本ほど、他の人の考えを聞ける読書会を利用する価値は高いと感じます。



最後には参加者で集合写真!

写真NGの方は本で顔を隠していただけるので、ご安心を(^o^)

 

読書会の後は、歩いて2分ほどの『甘太郎 梅田茶屋町店』に移動して、懇親会です。

前半は読書会と同じテーブルメンバーで、親睦を深めながらおいしいお料理を楽しみます。









後半は、「ゆる席テーマ」、気になるテーマに分かれて席替えします。

今回のテーマは、「モチベーションの上げ方」「マイナー旅行先」「マネジメントしたいこと」「おすすめ恋愛アプローチ」。





来月のアウトプット会に思いを馳せ、ほこほこした気持ちで家路につきます。

 

次回の関西アウトプット勉強会は、11/23(土)に開催予定です。

課題本は、 木庭 顕『誰のために法は生まれた』(朝日出版社)

2018年『朝日賞』、2019年『紀伊國屋じんぶん大賞』受賞。

法とは何か、自由とは何かー。

中高生と共に、映画などを絡めながら考察を深めていきます。

 

お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/72897
■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91136882&comment_count=14

初めましての方も、お久し振りの方も、ご参加お待ちしております(^o^)

 

(文:セオ、写真:そねっち、たまちゃん、ナカスギ)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年10月13日 読書会10時~ トリエンナーレ鑑賞13:30~ 懇親会17:30~
  • 特別イベント「佐久間裕美子とあいちトリエンナーレにいこう&読書会」

台風19号の影響で開催が危ぶまれましたが
10月13日(日)に特別イベント「佐久間裕美子とあいちトリエンナーレにいこう&読書会」を行いました。

課題図書は佐久間裕美子著「真面目にマリファナの話をしよう」です。

今回の読書会は、ゲストとして著者の佐久間裕美子さんにお越しいただきました。

 

マリファナと大麻とハシシが同じものだと、この本を読むまで知りませんでした。
(ハシシは厳密にはちょっと違うようですが)

マリファナと聞くと「悪いもの・怖いもの」というイメージが強いですが
この本を読むとマリファナのイメージが180度変わると思います。



 

今回は特別イベントということで

読書会:10時~12時 会場は愛知芸術文化センター12F アートスペースE/F

あいちトリエンナーレ鑑賞:13時30分~17時

懇親会:17時30分~19時

というスケジュールで行われました。

 

■読書会

サポーターより開催の挨拶、注意事項の説明があった後、各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。



 

猫町読書会のルールは2つです。
・課題本の読了
・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

簡単に自己紹介をした後、進行役を中心に読書会がスタートします。

・マリファナを切り口とした真面目なアメリカ史の本だった。

・いままで悪いものだと思っていたマリファナがそうではないことに常識がぐらついた。

・マリファナ解禁と犯罪率増加の因果関係を詳しく分析すべき。
今はまだよくわかっていないようなので、問題がないとは言い切れない。

・医療上の効果や副作用を調べるためには多くのデータが必要で、時間がかかる。
日本では解禁以前の問題として規制のために研究すらできていないのは問題だと思う。



 

・カジノ法案しかり、よく議論しないまま突然決めてしまう政治は問題だ。
メリット、デメリットの議論、研究を始めるのきっかけとしてこの本が読まれてほしい。

・今の子どもたちはインターネットで容易に情報が入手できる。
これからは「ダメ、ゼッタイ」ではなく、「なぜいけないのか」を大人が説明できないと子どもへのブレーキにならないのでは。

・解禁されたら、自分に合うか合わないか、まず試してみたい。(大人になって、お酒タバコを試してみるように)

・あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」もそうだが、
駄目だといわれて何も考えずにいることは本当に駄目なことだと思う。

・課題本だけでなく他のマリファナの本も読んだが、佐久間さんの本は本当に中立に書かれている。



・嗜好目的はともかく、医療目的のものは早く合法化してほしい。
せめてマリファナを研究できる環境を段階的につくっていくべきではないか。

・酒だけでも犯罪の原因になりがちなのに、酒に加えて大麻まで解禁したとき、犯罪率があがることは間違いないように思う。アメリカではアンダーグラウンドで広く大麻が出回っており、法のコントロールの下におく必要があったため、苦渋の決断で合法化した経緯があるように思うが、大麻が出回っていない日本で解禁するのはデメリットが多く、やめておいた方がよいのではないか。



 

マリファナをめぐって歴史、政治、医療、教育と幅広いトピックで意見が出ました。

アメリカへ留学や旅行された経験がある方々が
現地のマリファナの扱いについて見聞きしたエピソードを披露する場面もありました。

最後に、全員で集合写真を撮って読書会は終了です。



 

 

■あいちトリエンナーレ

読書会終了後、いったん解散となり各自で昼食を取り
あいちトリエンナーレの鑑賞となります。

あいちトリエンナーレは名古屋市3会場、豊田市1会場で開催されていました。

読書会の会場となった愛知芸術文化センターはトリエンナーレ会場の1つです。



 

読書会の参加者と一緒に、あるいは一人じっくりと見て回ったりと、思い思いに過ごしました。



ウーゴ・ロンディノーネ「孤独のボキャブラリー」

 


葛宇路

 


弓指寛治「輝けるこども」

 

 

■懇親会

懇親会は、名古屋市中区錦にあるイベントスペースで行われました。
読書会参加メンバーの8割ほどが懇親会に参加しました。



 

ゲストの佐久間さんも参加いただき
課題本には書ききれなかったことや、出版にまつわるエピソードなど
興味深い話していただきました。



 

席を入れ替えて全員が佐久間さんと話す機会を作りましたが参加メンバーからいろいろな質問が飛び交い盛り上がりました。

 

終了予定は19時でしたが20時まで延長する盛り上がりでした。

 

参加を迷っている方、一度来てみてください!

 

文;よしこ 写真:サポーター全員

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年10月5日(土) 受付16:30、読書会17:00~18:40、懇親会19:00〜21:00
  • 関西文学サロン月曜会 第56回 太宰治『人間失格』

暑さの厳しかった夏も一段落。・・・したとは思えないほど、2019年10月5日の「猫町倶楽部関西文学サロン月曜会」は熱かった!!

その熱気の理由を明らかにすべく、我々はアマゾンの奥地・・・ではなく、おなじみのカフェバー「ラポーティア」へと向かった。


 

店内に一歩入ると、にこやかな運営スタッフが受付をしてくれる。


 

リラックスできる落ち着いた雰囲気の店内。ここまではいつも通りだ。だが・・・何かがおかしい。何かが気になるのだ。そういえば、心なしか着物を着用している参加者が多いような気もする。


 

そこまで考えを巡らせたところで、私ははっと気が付いた。そうだ、今回はいつもの読書会とは一味違うのだ。今回の課題本は太宰治の『人間失格』。関西シネマテーブルとのコラボ企画であり、次回の関西シネマテーブルでは『人間失格』を題材とした映画『人間失格 太宰治と三人の女たち』が取り上げられる・・・まさに太宰好きにはたまらない会!


 

「『人間失格』、初めて読んだのはいつ?」

「太宰って結構好き嫌い分かれませんか?ちなみに僕は大好きです!」

読書会が始まる前から話が盛り上がるのは猫町倶楽部ではよくあることだが、今回はすごい。参加者58名(うち初参加者7名)それぞれの太宰への熱い思いが伝わってくるようだ。司会が登場し、簡単な説明が行われたところでいよいよ読書会スタート。

「主人公も太宰治本人も、女をここまで惹きつける魅力はどこにあるのか?ダメな部分も自己開示するからでは?」


 

「昔読んだときの印象と違っていた。自分が大人になってみると共感できるところが増えた」


 

「世の中は明るく前向きが求められる中、これだけ読まれているのは、みんな少なからず共感があるからでは」

「道化を演じる事、常に世間の目を気にすることは芸能人にも通じるところがありそう」

・・・はっ、いけないいけない。あまりの楽しさに当初の目的を忘れてしまっていた。私はこの読書会の熱気の謎を知るためにここにいるのだ。ベストドレッサーの発表が始まるようなので、ここで一度クールダウンしてゆっくり考えをまとめてみよう。

参加者それぞれが「文豪」「vivid」というテーマで自分の装いについて発表していく。


 

同じテーマでも、参加者によって全く異なるアプローチで作り上げられた装いはどれをとっても素晴らしく、個性的だ!


 

しかし、今回は何といっても艶やかな着物姿が美しい・・・はっ、またやってしまった。全く熱気の謎は解けていないが、どうやら読書会は終了し、懇親会がスタートするようだ。


 


 

美味しい料理を囲むと、自然と笑顔が増えてくる。さっきまで初対面だったとは思えないほど打ち解けた参加者の面々は、思い思いに話に花を咲かせているようだ。

ここで恒例の席替えタイム!今回のトークテーマは「映画」「グルメ・酒」「旅行」「恋愛」「話し足りん」「フリートーク」「最近読んだ本」など。行きたいテーブルがたくさんあって迷ってしまう。だが、私には熱気の謎を解き明かすという使命が・・・・目的が・・・・・!

「『ボヘミアン・ラプソディ』が去年のベストかな~」

「最近行った美味しいお店ってありますか?」

「太宰って、生きてたらYoutuberとかになってそうな気がする!」


 

「素敵な出会いってどこにあるのかな~」

・・・楽しかった。ひとしきり「恋愛」のテーブルでおしゃべりを楽しんだ後、私は思った。結局最後まで熱気の謎は解けなかったが、それ以上の心地よい疲労感と充実感が私を包んでいた。だが、これでは駄目だ。このレポートの目的が全く果たされていない。

我々は、決して諦めない。猫町倶楽部の何がここまで人々を惹きつけ、熱気を生み出すのか。その謎を解くために、まずは10/27(日)開催の関西シネマテーブル(課題映画は『人間失格 太宰治と三人の女たち』、会場は引き続きラポーティアです)に参加しなければ。そして、11月17日(日)の特別イベント(文学サロン月曜会と関西藝術部コラボ!『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を課題本として、読書会の後に作者の大島真寿美さんによるトークショー&文楽の観劇があります!)にも参加しよう、と決意しながら、私は家路に着いた。


 

最後に、今回ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

また猫町倶楽部でお会いしましょう!

(文:しほ、写真:タクミ、Tomomi、ジュリア)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第123回 東京アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年9月28日(土) 読書会16:00〜18:30 懇親会19:00〜
  • 第123回 東京アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

まだまだ残暑の9月28日(土)、しばらくぶりの六本木ミッドタウン シスコシステム会議室にて東京アウトプット勉強会を開催。

今回の課題本は 綿野恵太 著『「差別はいけない」とみんないうけれど。』です。

本書は近年話題になりつつある「ポリティカル・コレクトネス」の変遷、過去の文献と日本の時事問題も紐解きながら、自分と社会が『差別』との向き合い方をどう捉えていくのかのヒントとなる内容です。

本日は著者である綿野さんをゲストとしてお迎えし、一緒に読書会に参加していただいた後、質疑応答コーナーもあり・・と盛りだくさん!

今回は課題本のタイトルや装丁の雰囲気から(?)、本日が初参加の方は少し緊張したという話もちらほら出ましたが、そこはいつもの「本や著者(会場にいらしてますが・・)の批判はしてもいいけれど、相手の意見は否定しない」という猫町ルールにのっとって和やかにスタート。


読書会の各テーブルで一緒に参加する、著者の綿野さん




自分以外の人が様々な『差別』やその構造についてどう考えているのか、気になるところ。
どのテーブルも様々な意見が交わされました。



読書会後半は、著者の綿野さんの質疑応答コーナーです。
集めておいたアンケート用紙から、多くの質問に答えていただきました!

本のテーマから好きな食べ物まで・・



今回の課題本については、一筋縄ではいかないテーマに加え「引用が多く難しい」「思っていたよりも難解な印象」などの声もありましたが、
いろんな人の意見を聞き、著者に直接質問することもでき、理解が深まった有意義な読書会になった!との感想も多かったです。

読書会終了後、みなさんからのアンケート結果より(抜粋)
Q1:本日一番盛り上がった話はどんな内容でしたか?
・差別と炎上、その背景について
・ここ数年でパワハラが一気になくなった話
・中国での監視社会がビジネスに有利なことを鑑みて、世界的にもそうなっていくのでは?
・環境型セクハラの難しさ
・「差別」と「合理的な区別」との違いは何か
・いじめについての体験談。痛みを知ることは差別しない原動力になるか?

Q2:本日の読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・課題本にならなかったら、多分読まなかったと思われる本に出会えた
・違う意見を聞けて、自分の立場が鮮明になって楽しかった
・普段話しにくい話題ついて話せた。著者の話は非常に興味深かった
・色々な受け取り方を知ることができるのはやはり良い
・難しい本に対して、不明点を共有して新しい発見を得られること


読書会の後は、六本木会場の定番「小松」に移動して恒例の懇親会へ。
著者の綿野さんにもご参加いただき、まだまだ質問し足りない皆さんと話題の尽きない懇親会となりました!

———————————————————

さてここで小さなお知らせです。


東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

前回の読書会にて初の案内を行い、現在は32名(9/30時点)の方が参加中。

参加方法は、読書会会場でご案内しています。
入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、ご意見・アイデア等がありましたら
弊分科会のサポーターもしくはTwitter宛に気軽にお寄せください。



———————————————————

次回は10月26日(土)に開催予定。
課題本は、片山杜秀『歴史という教養』(河出新書)です。
2019年の猫町もあっという間に残すところあと3回となりましたが

初心者の方もいつでも大歓迎ですので、皆さんのご参加お待ちしております!

本文:サイトウ  写真:カツノリ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年9月27日(金) 19:15~
  • 第152回名古屋アウトプット勉強会 木庭顕著『誰のために法は生まれた』

9月はもう終わるというのに真夏日が続く中、
9月29日(金)に第152回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。
今回の課題図書は木庭顕著「誰のために法は生まれた」です。



映画や戯曲を題材に
大学教授が中高生に対して「法」について対話していく内容ですが
参加している中高生は打てば響くような答えを返しており優秀さに驚きます。

読書会に参加するメンバーはこの本をどのように読んだかが気になるところです。

 

アウトプット勉強会サポーターより挨拶、注意事項の説明後
各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。

猫町読書会のルールは2つです。
・課題本の読了
・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

簡単に自己紹介をした後、読書会がスタートします。



・ギリシャで生まれた法を日本に当てはまるのは無理があるのではないか

・文学がこれほどまでに政治を語っていたことに驚いた。文学の読み方を教えてもらった。

・思想は寄っているが、とても勉強になる本。

・日本国憲法9条の解釈は勉強になった。



・裁判員制度や、虐待をした人が無罪となった最近の事例など、アクチュアルな話題にも話が及びました。

・徒党を組む、お金のやり取りが上下関係を生むといった人間社会の本質はギリシア時代から変わってない。世知辛い。

・占有の概念は大事。特に精神の自由は人間にとって根源的なもの。今日の法律はそれがうまく機能していない?

・感情は外から見えないから物証にならない。どうしたら感情を救えるのか。



・難しい本だったが、追いつめられた個人を守るものが法とデモクラシーなのだということが分かっただけでも良かった。

・これまで漠然と「法=制約」というイメージを持っていたが、この本で「個人を守るためのもの」という視点を新たに持つことができ、大変有意義だった。

・この本で、近松物語の主人は悪役のように描かれているが、仕事面では優秀なリーダーでもあり、利益を受けている人も多くいるように思った。法が個人に肩入れをすると、損なわれる利益もあるのではないか。

・日本のロースクールでは、ソクラテスメソッド(問答形式)で授業が行われるが、著者ほどソクラテスメソッドの上手な人を見たことがない。

・中高生が優秀すぎて驚いた。悪く言うと、若くて柔軟な脳に著者の価値観をすり込んでいるようにも思えた。

 

1テーブル7人のグループでしたが偶然、7人中4人が法学部出身!というテーブルもありました。

 



最後に、参加者全員で集合写真を撮って読書会は終了です。

 

 

懇親会は、近くのワインバーで行いました。
読書会参加メンバーの8割ほどが懇親会に参加します。



懇親会はフリートークですが課題本について引き続き話したり、

最近の時事ネタや映画の話など話題は尽きることなく盛り上がりました。

 

参加してみたいけど・・と思っている方は、ぜひ一度来てみてください!

 

文:よしこ 写真:名古屋アウトプットサポーター

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年9月25日(水) シネマテーブル:19時30分~ / 懇親会:21時10分~
  • 第109回:名古屋シネマテーブル『ガーンジー島の読書会の秘密』

私はジュリエット・アシュトン。ロンドンで作家をしています。

ロンドンから遠く離れたナーゴヤー島という場所で、映画をテーマにした読書会のような催し「猫町倶楽部 名古屋シネマテーブル」が開催されるという情報を手に入れた私は、さっそく行ってみることにしました。



名古屋シネマテーブルは今回でもう109回目を数えるイベントで、課題映画はマイク・ニューウェル監督、リリー・ジェームズ主演「ガーンジー島の読書会の秘密」という映画でした。

【「ガーンジー島の読書会の秘密」あらすじ】

第二次世界大戦が終わったばかりのイギリス。主人公ジュリエットは、ひょんなことから「ガーンジー島 読書とポテトピールパイの会」の参加者ドーシーと文通を交わすようになる。次第に読書会とドーシーの人柄に興味を持ったジュリエットは、意を決してガーンジー島を訪れる。ドーシーをはじめとする島の人々と交流するうちにこの読書会にはある秘密が隠されていることに気づく。

なんだかこの映画の主人公ジュリエットは私に似ているわね…、全然他人とは思えない!?

名古屋シネマテーブルの会場は、ナーゴヤー島の伏見駅からほど近い「Nov. CAFE」



暗くて落ち着いた雰囲気の内装



隠れ家感のある穴ぐらのような壁



こんな素敵なカフェでした。

今日のシネマテーブルのために集まった参加者は54名もいて大盛況。その中には初参加の人も7名いらっしゃいました。

そしてこの猫町倶楽部のシネマテーブルにはとても大事な「ルール」があることを、私を含めた初参加の皆さんは教えてもらいました。

それは「他の参加者の意見を否定しないこと」。

 



このルールのおかげで、初参加の人や、人前で自分の意見を話すことに慣れていない人でも安心して自分が映画を見た感想を話すことができるのね。

それはとても大切なことだし、このシネマテーブルという会の大きな魅力ね。100回以上も続いている理由も分かる気がするわ。

そしてシネマテーブルでは、ポテトピールパイならぬNov.CAFE名物のサンドイッチも人気の理由のひとつ。



私もおいしくいただきました!

さて、「ガーンジー島の読書会の秘密」について、シネマテーブル参加者の皆さんから出たお話をまとめてみますね。

・どの登場人物もルックスがハマり役でとても良かった! エンタメ要素盛りだくさんで、ロマンスであり、ミステリーであり、歴史ものでもある。ガーンジー島の自然は美しいし、主演女優は可愛くて、ドーシーはイケメンでうっとり。

・戦時中という厳しい状況の中、読書会というのはパッと出た嘘だったのだと思うけれど、そこに逃げ込めるというか文学の方に救いを求めるということができて、その間だけは戦争を忘れられたのかもしれない。

・ポテトピールパイを作ったり自家製ジンを飲んだり豚を隠れて飼育したり、人間はどういった状況でも楽しみを見つけられるし生きてゆけるのだと。

・マークとジュリエットが上手く意思疎通できていないように見えた。婚約者なのに。別に昨日から付き合い始めたばかりのカップルという訳じゃないんだから。

・風船が天井にあたるというシーンがあったが、あれは「人生が頭打ちになる」という暗示だったのでしょうか?

・シャーロットがジュリエットの指輪をじろじろ見ていたのは金目のものに目がくらんだのではなく、彼女は敬虔なキリスト教で、婚約指輪をした女性が1人で島を訪れているという状況を怪訝に思ったからなんだと思います。

・書いちゃダメって言われてもどうしても書きたい作家のさが、業を描いている。

・劇中でも外出禁止令等により島民は人との繋がりに飢えていましたが、SNS社会で直接的な人間関係が希薄となった現在でも、繋がりを求める人に読書会は一定の需要があると思います。



※関連作品
『ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど』
『きみに読む物語』
『ヒトラーの忘れ物』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『嵐が丘』(本)
『朗読者』(本)

会が始まって1時間半、楽しい時間はあっという間に過ぎ時刻は21時に。

シネマテーブルは一旦ここで〆になるのだけれど、この後は近くのブリティッシュパブ「Elephant’s Nest」に会場を移して懇親会が始まります。



まだまだ話足りない、もっと映画の話をしたい、という参加者はこの懇親会をとても楽しみにしているみたいね。だいたい8割くらいの参加者がそのまま懇親会に行きました。もちろん私もね!







懇親会では、映画について本当に気ままに話題フリーで話すことができるのだけれど、毎回一卓だけ「話題映画テーブル」を置いています。



今日の懇親会話題映画は、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。



レオナルド・ディカプリオ、そしてブラッド・ピットというハリウッドの2大トップスターを主演に迎えた話題作ね。

こちらについても参加者の皆さんから出たお話を簡単にまとめてみますね。

・ブラピがとにかくかっこいい。歳を重ねてもずっとかっこいい。
・タランティーノ10作品で引退説があるものの、今回の作品はいわば「彼がハリウッドで見聞きし、経験したことの集大成」と言っても良い、もし10作品目があるとしたら一体何をテーマにするのか、ひょっとして本当に今作で引退してしまうのではないか不安。
・衝撃的なあの事件について、史実とは異なる映画の展開に、タランティーノの「こうであって欲しかった」という思いが汲み取れ、涙しそうになった。
・シャロン・テート事件を知っている分、話が進むにつれて本当にドキドキした。
・劇中に出てくるハリウッドの過去作を知っていればもっと楽しめたかも。その分過去作品にも興味が湧いた。「大脱走」はディカプリオがうまく合成にはめ込まれていて、本当に実在する映画なのか、今作のための架空の映画なのかわからなかった。
・シャロンの映画ではロマンポランスキーの「吸血鬼」が彼女が本当に美しいのでオススメ。
・ディカプリオが8歳の天才子役女優に「あなたよくやったわよ」と言われ涙するという感動的な一幕がありましたが、けっきょく男ってやつは女性からの承認を得るために頑張っているのだなと。女性の年齢は関係ないです。今回のように少女でもそうだし大人の女性でもそうなのですが、女性から承認を与えられると「ああ俺はまだ大丈夫なんだ」と思える。

懇親会は明確な終わりの時間が決まっていないのだけれど、22時を過ぎると少しずつ人が減りはじめて、23時にはほとんどの人が帰ります。でも今回は(今回も?)終電まで頑張っている参加者もいたんですって! でも私はその前に帰りましたけどね。

さて…、実は最後に皆さんに謝らなければいけないのだけど、私がナーゴヤー島だって思いこんでいた今回の開催地…、名古屋市だったみたい。ゴメンなさい!

とにかく言えることは、今回初めて名古屋シネマテーブルに参加してみて、最初は不安もあったけど映画好きの参加者の皆さんと話し合うことができて、お互いに理解を深め交流することができたのはとても大きな収穫でした。次の機会にもこうして皆さんとお話しできることを願っています。

それではまた、シネマテーブルの会場でお会いしましょう!
愛をこめて
ジュリエット
———————————————————————–

次回のシネマテーブルは10月30日(水)、
課題映画は「JOKER(ジョーカー)」

第76回ベネチア国際映画祭で、アメコミ映画史上初となる最高賞にあたる金獅子賞を受賞した本作。すでに来年のアカデミー賞でも有力候補になるのではないかと噂されています。

10月4日(金)よりミッドランドスクエアシネマほか全国の劇場で上映開始です。

そして懇親会話題映画は、是枝裕和監督の「真実」
こちらは10月11日(金)からミッドランドスクエアシネマほか各館で公開
が始まります。

※懇親会話題映画の鑑賞は任意です。未鑑賞の方でも定例会・懇親会のどちらにもご参加いただけます。

 

定例会申し込みはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/73155

名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://c.mixi.jp/cinematable

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第114回 関西アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年09月21日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第114回 関西アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

まだまだ暑さの残る2019年09月21日(土) 、大阪梅田、ちゃやまちアプローズタワーの会議室にて、第114回アウトプット勉強会が開催されました。
参加者数22名(うち初参加1名)の方にご参加いただきました。


受付と参加者で仲良くパシャリ!「猫町」ゆえの猫ポーズですね。


今回から、読書会の各テーブルの司会進行役である「ファシリテーター」が
事前指名制から当日決定に変更になりました。

過去3回以上参加された方の中からファシリテーターは選出されます。
各テーブルごとにお題が書かれたカードを引いて、そのお題に最も該当する人がその日のファシリテーター役となります。


この日出たお題は・・・
「最近海外旅行に行った人」「今日一番遠くから来た人」「一番年の離れた兄弟がいる人」などなど。

「海外旅行いつ行ったっけ?」「京都と神戸はどっちが遠いのか?」
「9個下の弟がいるから絶対自分だと思った!」・・・  など、
いつもの自己紹介に加えて、ファシリ決めでも、各テーブル早くもわいわい盛り上がった模様。読書会前の良いアイスブレイクになったようです。

今回の課題本は、綿野 恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』です。


「セクハラや差別が跡を絶たないのは、「差別はいけない」と叫ぶだけでは、解決できない問題がその背景にあるからだろう。反発・反感を手がかりにして、差別が生じる政治的・経済的・社会的な背景に迫っていきたい。」(課題本表紙より引用)

「差別」・・・普段なかなか大っぴらに意見を表明したり、他人と語り合ったりはしない難しいテーマです。そんなセンシティブなテーマを誰かとオープンに語り合えるのも読書会だからこそ、かもしれません。


どのテーブルも様々な意見が活発に飛び交います。

課題本のテーマである差別やポリコレなどは、普段、馴染みが無かった人が多かったようで、
「なかなか読み進まず難しかった」
「読み終えるのは結構大変では?と危惧していた」
「いざ読み始めると、これまでは何と無くモヤモヤしていた差別の要因や構造などが整理されて理解しやすかった」という方もおられました。


また、
「これは誰に向けて書かれた本か?」
「自由主義と民主主義は本来は相容れないものであるという点は、これらが一緒にいる事は当然と感じていた身にとってはハッとさせられた気付きだった」
「皆が何らかのマイノリティである。それを自覚した上で、どうするか」

「差別がはびこるのは社会に余裕がないからでは」
「ヘイト発言をすると、SNSで簡単に人気が取れたりする。本来、強い者、上の者を批判すべきところを、言いやすいからと弱い者、目下の者に安易に矛先を向けがち」
「組織や競争で敗者が出るのは仕方がないかもしれないが、弱い者を踏み付ける以外のフラストレーションの解決策はないのか」

など、真摯な意見や問題提起も多数飛び交いました。

今話題のあいちトリエンナーレや言葉狩り、「#Me too」についてや「企業や組織のトップは男女同数であるべきか?」など、本のテーマから派生したディスカッションも。


「猫町に参加しなければこの様な本を自分では手に取る事も無かったし、例え読む機会があったとしても自分の読み方や受け取り方だけでは得られなかった気づきを、お互いにアウトプットしながら得られるという点では、猫町の読書会の良さを再認識出来た定例会にもなった」という声もあり、参加者それぞれにとって充実した時間となったようです。

最後に全員で集合写真です!皆さん良い笑顔!


さて、読書会の後は、お楽しみの懇親会です。

懇親会の前半では、読書会の同じテーブルのメンバーと同じテーブルで親睦を深め、その後、後半では猫町関西アウトプット恒例、話したいテーマ別の席替え、通称「ゆる席テーマ」による席替えを行います。
「ゆるっと席替え」するから「ゆる席テーマ」・・・なんでしょうか。

今回から、懇親会でのテーマ札も新しくなりました。
「猫町倶楽部の読書会」なので、テーマは「猫」と「本」のデザインです。
猫町らしくて可愛いですね。

今回のテーマは「話し足りん」「フリートーク」「こんな本で読書会がやりたい」
「丸投げしたいこと」です。


普段は居酒屋での開催が多い懇親会ですが、今回は会場近くのお洒落な「お野菜ダイニング&カフェSOLVIVA」さんにて。天井が高く開放感のある店内です。



美味しいごはんと楽しい会話・・・。各テーブルそれぞれに大変盛り上がりました。
読書会に引き続き、まだまだ熱く楽しく話が弾みます。



こうして、月に一度の楽しい猫町倶楽部定例会の夜も更けていくのでありました。

次回の関西アウトプット勉強会は、10/19(土)に開催予定です。
課題本は、 ピーター・F・ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則。
これぞアウトプット勉強会・・・といった感じの、名著です。
仕事にもプライベートにも役立つ示唆を得られそうですね。

お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/72897
■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91136882&comment_count=14

また、猫町倶楽部主宰の山本多津也さんの本が9/26に出版となりました!
■『読書会入門 人が本で交わる場所』 https://www.gentosha.jp/article/13859/

猫町倶楽部の読書会について、詳しく書かれております。
「ちょっと興味はあるけど、なんだか怖い。」「読書会って、猫町倶楽部ってどんなとこだろう・・・?」と思われて参加を迷っている方がいらっしゃいましたら、是非この本で会の雰囲気を感じて頂き、勇気を出して一歩を踏み出して頂ければ幸いです。

猫町倶楽部はフレンドリーかつアットホームな会です。
ちょうど季節も「読書の秋」です。猫町倶楽部の読書会で、あなたも新たな扉を開いてみませんか?


皆様のご参加をサポーター一同、心待ちにしております。

(文:光流、写真:みやっち、えり)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋藝術部 ゲスト:大島佐紀子『アーティスト症候群』『アート・ヒステリー』

名古屋藝術部

  • 2019年9月14日(土) 読書会14:00~ レクチャー16:40~ 懇親会18:30~
  • 名古屋藝術部 ゲスト:大島佐紀子『アーティスト症候群』『アート・ヒステリー』

 9月14日(土)、藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」に課題本の著者をゲストに迎えて名古屋藝術部の読書会を開催しました。参加者は31名、初参加の方は3名でした。

 課題本は大野左紀子さん著の2冊「アーティスト症候群…アートと職人、クリエイターと芸能人」「アート・ヒステリー…なんでもかんでもアートな国・日本」からの選択制です。「アーティスト」や「アート」という言葉を見聞きすることが多くなり、それがどんな人や物を意味するの分からなくなってきている現状について、そこに至る経緯や背景を芸能ニュースや身近な話題を引合いに笑いや共感を誘いながら、自身のアーティストとしての経験や学術的な分析を伝えて読者に考えさせる、非常に面白い本です。


猫町倶楽部主宰のタツヤさんから挨拶とゲストの紹介があり、大野先生から「読者の方とゆっくり話をする機会はなかなか無いので楽しみです」とお言葉をいただきました。いよいよ課題本ごとにテーブルに分かれて読書会スタートです。靑猫のマスターが用意してくれたお菓子をいただきながら、参加者それぞれの意見や感想を話し合います。猫町読書会のルールはたった一つ「他人の意見を否定しないこと」です。このルールがあることで参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。つい話に熱が入ってしまった後は一息ついて周りの意見に耳を傾けると、自分の中の別の意見や感情に気づくことも。今回はゲストの大野先生にも順番にテーブルに加わってお話していただきました。



「アーティスト症候群」のテーブルではこんな意見が交わされました。
・芸能人や歌手が日展や二科展に入選したとかイベントの総合プロデューサーに就任したというニュースを見るたびに違和感を感じていたので、本職のアーティストによる作品の評価や作者の精神分析をよんでスッキリした。
・TVでよく見る有名人の作品が入選したり展覧会に出品されることは、多くの人に美術に関心を持ってもらう仕掛けとしては有効だと思う。もともと好意を持っている人の作品が素敵に思えることと、教科書や新聞で名前を覚えた有名な芸術家の作品が高尚なものに思えることは紙一重だと思う。
・広告の仕事をしており、自分が若い頃に先輩から「アーティスト根性を出すなよ」と厳しく言われたのを思い出した。
・若い人たちにとってはアーティストやクリエイターという言葉が標準で、逆に芸術家・音楽家と名乗る方が大袈裟で違和感があるかも知れない。


「アート・ヒステリー」のテーブルでは、アートとは何かが話題になったようです。
・アートという言葉があまりにも溢れているため、それが指し示すものやそこに含まれるものが何なのか分からなくなっている。
・学生時代に美術の成績が悪かったが理由が分からなかった。結局は教師が特権的に決めているだけなのでは。
・現代アートが登場して常に新しい試みが求められる風潮があるが、それもアートの歴史のほんの一部であり絶対的なものではないのでは。


各テーブルで議論が沸くなか読書会は終了時刻を迎え、休憩をはさんだ後はゲストの大野先生のレクチャー開催です。日本の美術教育について、明治・大正・昭和から戦後そして現在までに時代背景や社会的要請によりどの様に変化してきたのかを解説していただきました。実用的技術が求められる時代と想像力や精神性が求められる時代、写真や印刷技術の登場がアートの在り方にどう影響したか、などとても興味深かったです。また、世界各国どこでも子どもの描くものは共通していて、ただの線から曲線や円になっていき、円が描けると顔に足がついただけの人間を描くようになる等、教育が始まる前の本能的な部分のお話もあり面白かったです。

定刻を迎え、課題本を持って参加者全員での集合写真。



読書会の後は場所を移して懇親会です。大島先生にも参加いただき、課題本以外の美術全般についてなど読書会やレクチャー後の質疑応答では出なかった話もお聞きできました。参加者同士でも気になるアーティスト・アート、実際に見た作品・展覧会について、「好きな人の作品に対しては贔屓目になってしまう」「名前で入選している人は絶対にいるはず」「とにかく実物を見て判断するべき」など様々な意見が出て盛り上がりました。




次回の名古屋藝術部読書会は10月26日(土)、美術史家の宮下規久朗さんをゲストにお迎えして開催します。課題本は「闇の美術史-カラヴァッジョの水脈」と「カラヴァッジョへの旅・天才画家の光と闇」の2冊からの選択制です。名古屋市美術館の「カラヴァッジョ展」にあわせて開催する、芸術の秋を満喫できる絶好のイベントです。皆さんと一緒に楽しい会にしたいと思っていますので是非ご参加ください。

(文:リュウセイ 写真:ゆり、HIROKO、リュウセイ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年8月10日(土) 
  • 名古屋月曜会浴衣読書会@白鳥庭園 川端康成『古都』

夏らしい強い日射しの中、白鳥庭園にて開催された毎年恒例、浴衣読書会の模様をお伝えします。名古屋の浴衣読書会は今回で10回目の開催となりました。

今年も80人以上の方が参加してくれました。

 

 

開会前には浴衣姿一色となった会場からいつもと違った高揚感が伝わってきます。

 

 

今回の課題本は川端康成「古都」。京都の四季と伝統ある行事を描いた美しい文章が印象的な長編小説です。

 

 

「映像的な美しさがある」

「過去に何回も映画化されているって」

 

 

「観光案内みたいな読み方ができる、海外の人に受けがよさそう」

「京都に住んでいたことがあるけど、作中の年中行事にはあまり行かなかった」

「京都にいる私の妹が「葵祭」に参加したことがあるよ、「お稚児さん」みたいな大役じゃないけど」

 

 

「千重子も苗子もいい子だと思うけど、できすぎて人形みたい」

「千重子って素直だけど受け身、友達にはなれそうもない」

「この姉妹は出会ったことできっと一生苦しみ続けるだろうな」

 

 

「物語が計算されコントロールされている、人工的な美しさだと思う、川端康成の見た京都の幻想なのかも」

「行間を読む楽しさがあった、こういうタイプの作家は好き」

 

 

今回のドレスコードは「浴衣」。ベストドレッサーに選ばれたみなさんの華やかな晴れ姿をご覧ください。

 

読書会後の集合写真です。ずらりと並んだ浴衣姿は壮観です。

 

 

懇親会でも課題本やこだわり浴衣など、話は尽きません。

参加者のみなさん長丁場お疲れさまでした。

 

 

文責:おりがみ

写真:名古屋月曜会サポーター、寺田

 

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186】

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年7月24日(水) 受付時間19:00 シネマテーブル19:30~21:00 懇親会21:00~22:30
  • 第27回関西シネマテーブル「COLD WAR あの歌、2つの心」

夏らしい日差しが和らぐ夕暮れ時、ラポーティアでは、「COLD WAR あの歌、2つの心」の民謡が穏やかに流れ、仕事帰りのみなさまをあたたかく迎えてくれました。


第27回関西シネマテーブル 課題映画は「COLD WAR あの歌、2つの心」。
第91回アカデミー賞ノミネート(監督賞・撮影賞・外国語映画賞)、第71回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞、そのほかにも数々の栄誉に輝いた作品です。
ちなみに、2019年は日本とポーランドの国交樹立100周年だそうです。


タイトルは「コールド・ウォー」ですが、冷戦ものの映画ではなくて、冷戦下で東西に引き裂かれた恋人たちのストーリーを、美しいモノクロの映像と音楽で描いています。


テーマ曲でもある「Dwa Serduszka(ふたつの心)」で何度も繰り返される「オヨヨ~ィ♪」(としか聞こえないので)。

「この印象しかない!」と言うくらい脳内リフレインしていました。

モノクロ映像の醸し出す情景が綺麗で、ズーラの着る民族衣装も色彩豊かに見えてきて、どのシーンも写真のように美しい。


最初はズーラが追いかけていたが、途中で逆転してヴィクトルが追いかけていた。女性は強いなぁ。

「2人が惹かれあったエピソードがなかったのは?」「2人が運命の人(ソウルメイト)である。」「なぜか2人は何度も離れることはあっても 離れられない。とわかっているから。」「だから、何年も会わなくても 再会したときに、情熱が燃えあがるんですね。」と盛り上がったり。

ヴィクトルが弾いていたのは、ショパンで(ポーランドが生んだピアニストでしたものね)、ラストシーンの廃墟の教会で流れていたのは、バッハ。とても印象的だった。


サンドイッチを頬張りながらの、お喋りは楽しいですね~(o^^o)♪ いつも美味しいお料理をありがとうございます。

猫町倶楽部では「他人の意見を否定しない」というルールを設けているため、和やかに会は進みます。

シネマテーブルの後は、休憩を挟んで懇親会が始まります。

関西シネマテーブルでは、懇親会で課題映画のほかに「話題映画」テーブルを設けています。今回の話題映画は、ホームレスの両親に育てられた女性の衝撃の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した「ガラスの城の約束」です。
他に「最近観た映画」「フリートーク」がありました。

課題映画のテーブルでは、「今年のベスト3に入る!」と言ってくれはる方がいらしたり。奔放な両親で育てられたのに、子ども達は自立して、しっかりしてたよね。

フリートークテーブルでは、今ハマっていることや、夏休みが近いこともありオススメの旅行先について盛り上がりました。


次回関西シネマテーブルは、8月21日(水)ここラポーティアにて開催します。

☆課題映画  「よこがお」
2019年7月26日公開の日本・フランス合作映画。
監督は深田晃司。2016年に『淵に立つ』で深田  とタッグを組んだ筒井真理子が主演を務める。

特別ゲスト、『よこがお』の広報をしておられる日宣の古野さんを迎えます。
監督の撮影裏話など話してくださいます!
お楽しみに!!

劇場情報:テアトル梅田、なんば パークスシネマなど。


☆話題映画  「天気の子」
「君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督の最新作。公開中。

劇場情報:TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、大阪ステーションシティシネマなど。

19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(グループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会

暑い日差しが続きますので、映画館で涼をとりながら鑑賞はいかがでしょうか。
みなさまと語らいができるのを、心よりお待ちしております(o^^o)♪

文 : ジュリア  写真 : あきちゃん、とむまつ、ジュリア

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年7月20日(土) 受付開始16:10 読書会16:40~18:20 説明会18:25~18:55 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪開催】猫町倶楽部の全てが分かる!初心者限定読書会 説明会付き

 

読書会って最近よく聞くけど、どんな感じ?常連さんばっかりだったら怖いカモ、、、
猫町倶楽部って何なの?
課題本も色んな種類があるなー。映画もあるんだ!
もう訳が分からないよーーー涙

 

そんな疑問や不安を一気に解決!

猫町倶楽部の全てが分かる!ビギナー限定読書会を7月20日(土)に大阪本町ラポーティアというカフェにて開催致しました。


 

猫町倶楽部の読書会は、生涯学習が一つの目的であり、課題本(課題映画)を各自読了(鑑賞)してきて、
当日は各々自由に感想を語り合うというスタイルの読書会です。
(※たまに違うスタイルの時もあります)


Q:人見知りするので、好きに語り合うって言われても、猫町倶楽部って人数多そうだし、ちょっと不安なんです、、、
A:事前に、男女比や過去参加回数のばらつきがなくなるように5~8名程度のグループ分けをしているので、話しやすいですよ!
そして猫町倶楽部の読書会の鉄の掟、「他人の意見の否定をしない」がありますし、
各グループにファシリテーター(持ち回りのボランティア)がいるので、全員気持ちよく感想を語り合えます。

 

また、猫町倶楽部は、各地域にて、扱う課題本の種類別に分科会が存在しており、
この日は、関西地区で活動している、以下4つの分科会合同にて、開催致しました。
■関西アウトプット勉強会
■関西文学サロン月曜会
■関西藝術部
■関西シネマテーブル

分科会には分かれていますが、実際の参加者は色々な会に参加されており、
コラボ開催や、合同開催も頻繁に行われています。

では、当日のそれぞれのテーブルからどんな様子・感想が飛び交ったかをちょっとだけご紹介。


 

■関西アウトプット勉強会 『FACTFULNESS』

実際に参加するまで、最長で1年間程度悩まれて今回満を持して参加頂いた方や、教員を目指している大学生の方などにご参加頂きました。

「数字は大切だけれど、見方によっては判断をゆがめてしまう。正しい数字のとらえ方をいつも忘れず、自分で判断できるようになりたい。」

「データのアップデートはすごく大切で古いデータを基に間違った提案を顧問先にしてしまわないようにしなければ…」

「職種や立場が違うだけで本の内容のとらえ方、今後への考え方が違うのかと参考になった。」



 

■関西文学サロン月曜会 『春琴抄』

今回最も参加人数も多く、大盛況だった『春琴抄』!

漫画版持参の方や、広島からお越しの方、谷崎潤一郎で論文を書かれた方など多くの方にお集り頂きました。

「佐助にとっての春琴は理想化された女神=観念の愛であって、現実の春琴はそこにいないのでは?」

「火傷した春琴に自分で自分の目を突いたと言わなかった佐助は卑怯」

「パッとしない佐助、漫画版ではイケメンに!」



 

■関西藝術部  『ベートヴェンを聴けば世界史がわかる』

『孤独死天国』を読んで猫町倶楽部に参加された方や、名古屋のビギナー会にまず参加してみてといった方などにお集り頂きました。

「世界史の流れとともに書いてあるのでクラシックは難しい印象だったけれど分かりやすかった」

「急に評価が変わるのは芸術作品の面白いところだと思った」



 

■関西シネマテーブル  『パドマーワト』『アラジン』

前半にパドワーマトの紹介をし、後半はアラジンの話で盛り上がりました。

「映画最初にジニーが人間になっており、自分の物語を話す伏線が素晴らしかった」

「実際に魔法のランプがてに入ったら3つ何を願うか」



 

読書会の後は、各分科会と課外活動のプレゼンを行いました。


 

■関西アウトプット勉強会

○普段の会場は梅田のちゃやまちアプローズの貸し会議室。

○課題本はビジネス書から、哲学・人文系など。話題のものから過去の名著まで。積読を解消出来るきっかけにも!?

○大体月の後半の土曜日の17時半~から開催。遅め時間なので土曜日仕事帰りの人も参加しやすい。

○著者がお越しになって直接お話を聞けるゲストイベントも頻繁に開催。

○いろいろなバックグラウンドを持った人と意見を交換でき、本の感想だけでなく、仕事や生き方の相談に及ぶ時も!



 

■関西文学サロン月曜会

○会場は今回と同じラポーティアで主に開催。たまに和室などに飛び出します!

○課題本は日本から海外、ミステリーやSFから純文学まで幅広く。

○大体第一(たまに第二)土曜日の17時~

○「遊び」のドレスコードがもう一つのお楽しみ。ベストドレッサーになるといいことが!?

○シネマテーブルや藝術部とのコラボ、合同開催も!

○文学作品の前では老若男女、ふだんはどんな仕事をしている人でもみな平等!読書会で色々な人の感想を聞くと、また新たな読み方が見つかって、帰ったらもう一度読みたくなるが癖になる。



 

■関西藝術部

○会場は靭公園沿いのATRIO CAFE。窓からのぞく木々が綺麗です。

○課題本、絵画、音楽、古典芸能、演劇などなど幅広く。

○隔月開催で月後半の日曜日の16時半~。日曜日なので早めに終われるのが嬉しい。芸術の秋は毎月開催に。

○2月からはじまったばかりの分科会なので、これからみんなで創り上げていける。先日は参加者さん発案で日本絵具体験を実施。

○その道のプロを呼んでのレクチャーイベントや、鑑賞会+読書会など、本+@でより芸術に親しめる。

○そのジャンルのプロみたいな参加者さんはほぼおらず、みんなで昨日よりもほんのちょっとだけでも芸術を知り日々をより豊かで楽しいものにしよう!といった好奇心豊かな参加者さんがほとんど。美術展の情報交換も楽しいひと時。



 

■関西シネマテーブル

○会場は今回と同じラポーティアで主に開催。

○課題映画は、開催時期に公開されているもので、日本も海外も、メジャー作品から単館映画館のみで上映される映画まで様々。

○開催は、主に水曜の19時半~開催で3か月に1度は日曜の夕方から開催。平日が都合がつきやすい人も土日が都合がつきやすい人どちらにも嬉しい!

○課題映画の他に懇親会で感想を語りあえる、話題映画も!一粒で二度おいしい。

○新年会の、昨年のベスト映画とワースト映画を発表する会も大盛り上がり

○ストーリー、俳優さん、監督さんや演出さん、音楽、ファッション、時代背景など、多角的に感想を飛び交わすことが出来るのがシネマテーブルの楽しみ!あのシーンのあの意味はそうだったのか…!といったスッキリ感?謎は深まる感?もたまりません。



 

■関西猫町課外活動

○定例会以外で、猫町参加者経験者同士で、イベントを企画したり参加したりしながら交流する放課後みたいな場

○他の分科会をメインに参加している参加者さんと仲良くなれたり、大人数ならではの企画が出来たり



 

その後は食事も交えての懇親会です。

ここまでの読書会で語り合った仲、本の感想の続きを語ったり、猫町倶楽部のことを聞いたり、今ハマっていることを聞いたりなどトークが弾みます。


 


 

途中で、関西猫町倶楽部定番の、「テーマ別席替え」を行います。

話したいトークテーマを基に、席替えを行い、読書会中同じテーブルではなかった人たちとも交流できますし、

自由に席替えとなると「ぽつんとなったらどうしよう、、、」といった不安もあるかと思いますが、テーマ別なので安心して盛り上がることが出来ます。

この日のテーマは「好きな本」「最近ハマっていること」「アート」「フリートーク」などなど。

 

最後はもう終わってしまうのか!といったぐらい、時の過ぎるのが早く感じられるほど、盛り上がりの中、閉会致しました。

この会をきっかけに、また猫町倶楽部にご参加いただき、猫町ライフを皆様にお楽しみいただけると、サポーター一同嬉しく思います。

 

■次回の予定■

関西アウトプット勉強会 8月24日(土) 聴く読書 オーディオブック読書会

関西月曜会 9月7日(土) 梶井基次郎『檸檬』/森見登美彦『四畳半神話大系』 

関西藝術部 8月31日(土)五十嵐 太郎 『日本建築入門』

 関西シネマテーブル 8月21日(水) 「よこがお」

 

ビギナー会にご参加頂いた皆様も、参加できなかった方も、また読書会でお会いできることを楽しみにしております。

 

<文:のんこ 写真:あっしー、しんちゃん、タクミ>

 

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年7月17日(水) 
  • フィロソフィア名古屋 中島義道「差別感情の哲学」

2019717日(水)に猫町倶楽部の読書会、フィロソフィア名古屋が藤が丘のJAZZ茶房青猫にて開催されました。フィロソフィアは隔月開催ですが、前回の5月は特別イベントでしたので、青猫での開催は20193月以来の4カ月ぶりとなり、ずいぶんと久しぶりです。



 今回の課題本は、中島義道「差別感情の哲学」(講談社学術文庫)となります。ちなみに上に掲げた写真右側の方が著者の中島義道氏です。今回の参加者は27名になり、これまたフィロソフィア名古屋としては久々の大入りで、4テーブルに分かれての読書会となりました。

 

「差別感情の哲学」は、いわゆる差別問題を扱う本ではなく、差別が生まれるその感情的根源を丁寧に分析していきます。それは「他人に対する否定的感情―不快、嫌悪、軽蔑、恐怖」から生まれるものもあれば、逆に「自分に対する肯定的感情―誇り、自尊心、帰属意識、向上心」から生まれるものもある。これらの感情は差別感情も生むかもしれないが、豊かな文化的創造の源泉でもまたあるのです。単純になくせばよいとは言えない。では、どのように考えればよいのか?



 

今回の読書会であがった感想からいくつかを以下に記します。

 ・合理的に解決できない問題を取り組むのが、哲学ですね。

・自分の内面についてのみんなの話が面白いと思った

・無自覚な差別感情についての意見交換が印象に残りました。

・差別をなくすには多様性が鍵となるのではないか、という話が印象に残りました。

・正常や普通の中身は時代とともに変わっていく。価値判断の物差しも変わっていく。

 ・差別は無くならない。自分の中のその感情を冷静に見つめ、考えることが必要。

私が面白いと思ったのは、『ある差別を指す言葉が死語になる、と、自然とその差別は無くなる』ということ。消極的だけど、一番効率が良いかも。

 ・哲学会話に女性がいると、概念的な話より、実際の行為側に話が行きやすいのが新鮮でした。

 

・「正常だと思われたい欲望」というのが、人間が差別感情から逃れられないキーワードなのかも。では「正常」とはどういう状態を言うのか定義しようとすると、環境に左右されてしまう余りにも曖昧なもの。「正常」こそ絶えず変化するものであり、そしてそれは「正しさ」とは違うということを自覚しておかなければと思った。

 ・「著者のクセが強い」という意見があったが、この本自体が中島氏の決意表明であり、ここまで真剣に差別と向き合ったからこそのこの書き方では?個人的にはクセの強さがかわいいと思ってしまった。

・「何も言わなければ無くなる(死語になる)差別もある」という記述に対して「私は差別と戦いたい」という意見があった。差別により解決法は様々だろうが、「ほうっておく」というのも真剣に差別と向き合ったからこその答えであろう。



今回は、試験的にですがQRコードをスマートフォンで読み込むと、すぐにその場で感想を書き込める仕組みを導入してみました。多くの方から読書会の感想を書いていただきまして、今回の開催レポートにはその一部を反映させていただいおります。以下はそのアンケートのワード分析となります。



さて、懇親会は「ニクバルダカラ藤が丘店」に移動しての開催となりました。そこで店内のモニターにニュースが入ってきました。「大島真寿美さんが、直木賞受賞決定!」とのこと。先日、猫町倶楽部にゲストで来ていただいた方が受賞したとの報に一同たいへん盛り上がりました。

 

今回は、懇親会にも多くの方が参加していただき、和やかに歓談できました。



次回のフィロソフィア名古屋は、2019911日(水)にJAZZ茶房青猫にて開催します。課題本は ミシェル・ウエルベック 『ショーペンハウアーとともに』 

 http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784336063557

 となります。

 申込ページはこちらです。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/71564

 たくさんの方のご参加をお待ちしております。

 開催レポート担当  文章:潤  写真:まりそる 

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年6月30日(日) 
  • 第114回 東京文学サロン月曜会 スタニスワフ・レム『ソラリス』

「ソラリス」の読書会の開催されたのは日曜日。
細かく柔らかな雨が時折降っては止む、そんな日でした。
会場となる代官山のchano-maは、
白を基調にしたインテリアと配線がむき出しの天井、
柔らかな麦わら色の照明が美しい場所です。
会場に入ってすぐの受付で席が案内されます。



参加者の多くは初対面です。少し緊張気味に話す声がいろいろな場所から聞こえてきます。
セルフサービスのドリンクとお菓子を味わいながら読書会が始まるのを待ちます。



読書会は時間きっかりに始まりました。

猫町倶楽部のルールは一つだけ。
「相手の意見を否定しない」

-コミュニケーションをとっているつもりの人間の傲慢さ
-主人公の解決方法はかなり唐突で乱暴
-脱ぎ捨てられたドレスが残ることの意味するものは





憶測、希望、願望等の入り混じった各々の考え方や視点を共有することで
新しく見えてきた物語の一面に歓声が上がったり
1人では気づけなかった解釈の視点に爆笑したり
感じ方、考え方、見方の幅が広がっていく事が現在進行形で感じ取れる。
読書会の醍醐味です。



読書会の後は本日のベストドレッサーを選んでいきます。
今回のテーマは「海または宇宙」
遊んだもの勝ち、自由な解釈で皆さん装っていらっしゃいました。



この後は懇親会です。
お酒も出て、おいしい食事をしながらの自由時間。
席に座ってそのまま話をする人や、他のテーブルに参加する人、知り合いに挨拶に行く人。
皆さん思い思いに過ごされています。



お腹がくちくなってきたころ、「テーマ・トーク・テーブル」が開催されました。
誰でも参加OKの「ソラリス読書会」延長戦です。
話したりなかった人や、他のテーブルの人と話してみたい人が集まり話に花を咲かせます。
それと同時に「猫町古書店」もオープンしました。
本と本の物々交換所。「つけ」もききます。
ここでも本を通していろいろな話で盛り上がります。



懇親会のお開きの後、名残惜しい人たちは恵比寿での三次会へ足を運びます。
今日一日でいろいろな話をしました。
SFのこと、漫画のこと、絵画や映画、舞台やゆるキャラ。
一冊の本を通じて多くの人といろいろな交流ができる機会はとても貴重です。
次回は8月4日の浴衣会です。
場所は清澄庭園 大正記念館
時間は 13:30受付 14:00開始
課題本は、永井荷風「つゆのあとさき」です。

今度はどんな話ができるのでしょうか。
皆さんに会える事を楽しみにしています。

写真:はねこ 文:みのり

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年6月28日 18:45~
  • 第149回名古屋アウトップット勉強会「あなたの人生の科学上・下」

2019年6月28日に、第149回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、ディヴィット・ブルックス著『あなたの人生の科学上・下』でした。



この本は架空の男女の一生をたどりながら無意識の選択が人生に大きな影響を及ぼすことを科学的に分析している本です。

今回の読書会は上下2巻であったにもかかわらず初参加5名を含む41名の方が参加されました。ありがとうございました!!



司会からの挨拶のあと、テーブルごとに進行役であるファシリテーターがトランプで選出されます。
引いた数字が多い人など各テーブルで自由にルールを決めて引きます。
(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)

ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。

・課題本の読了。(←絶対必須)
・他の参加者の意見を否定しないこと。(本の内容を批判するのは大丈夫です)

この二つを守っていただければ、どなたでも参加OKです!!



今回の課題本はページ数が多かったのですが、データや、分かりやすい例が多く様々な意見が交わされました。

・前回の課題本『ファクトフルネス』は思い込みをなくすことを主眼としていたが、この本は無意識について説いている。どこまで正しいのか。

・どのような老後が幸福なのか。リタイア後の人生には、生活の目的と他者とのコミュニケーションが必要だと思う。

・上巻はまだ自分と重ねることができたが、下巻の選挙のあたりから自分と関係なさ過ぎて入り込めなかった。

・子育てしているが、当てはまることと当てはらないことがまちまち。



・やはりアメリカと日本は大分違うのではないか。

・哲学、人文、その他諸々のことが書いてあって何が言いたいかわからなくなったが、章ごとにちょっとずつ人生のイベントが書いてあって面白かった。人種やジェンダー等、今のアメリカを前面に出しすぎている感じはある。

・結婚と夫婦の話がすっとばされている感じはある。子どもを産む産まないの意思決定の成り行きは気になった。

・エリカがストーリー上、上り詰めてしまった結果、知性が高ければ幸せかのようになってしまっている。



・果たしてエリカとハロルドは幸せだったのか。

・上巻は自分にとって身近な話題だったので理解しやすかったが、下巻はアメリカンサクセスストーリーで自己啓発的な内容だったので、ガッカリした。

・直接人に会って話すことが大事。特に一緒にご飯を食べてみることが大事。



・エリカは縦のつながりを重視し(男性的)、ハロルドは横のつながりを重視している(女性的)。

・ハロルドが人生の先生に出会う場面が一番面白かった。

・意識の方が人間的で、無意識は自動化すると人工知能っぽい感じがする。

最後に全員で記念撮影です!



読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、我らがリーダーおすすめの沖縄料理の「うりずん 琉球ダイニング」さんでした。
揚げ物が特に美味しいです!



懇親会では、美味しい沖縄料理を堪能しながら、各々共通のテーマで盛り上がりました。

皆様ご参加ありがとうございました。

次回7月の課題本はピーター・F・ドラッカー著『マネジメント(エッセンシャル版)基本と原則』 です。

これぞアウトプット!という王道の本です。ぜひ奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ゆっこ 写真:OPサポ全員

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 令和元年(2019年)6月22日(土) 受付:17時10分~ 読書会:17時半~ 懇親会:20時~
  • 第111回関西アウトプット勉強会『あなたの人生の意味』

関西アウトプット勉強会が、令和元年6月22日(土)に阪急梅田駅近くにある「ちゃやまちアプローズ」で開催されました。今回の課題本は、デイヴィッド・ブルックス著「あなたの人生の意味」。参加者は26名。うち初参加者2名でした。

人生の意味とは何なのでしょうか?あまり考えてこなかったこと。何かヒントは無いものかと読書会に足を踏み入れてみることに。

ここにも人生の意味について考える二人が・・・どうかは分かりませんが。



読書会は5~6名のグループに分かれて行われました。私が参加したテーブルでは、初めてお会いする人がいて少し緊張したり、久しぶりにお会いする人がいて少しほっとしたりと。

ファシリテーターの進行で読書会スタートです。



人間には「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」の2種類の美徳がある。どちらも大切だが、私たちは前者ばかり目を向けてないだろうか?課題本はこのような問いかけのもと、起伏に富んだ10人の生涯を通して「生きる意味」を問い直したものでした。



課題本でとりあげられ人物は、エネルギーが人一倍大きく、それ故に周囲との軋轢を生みやすかったのかなと思いました。しかし彼彼女らが、それを乗り越え自己をコントロールしていく姿には心打たれました。

私がいたテーブルでは仕事の話になり、尊敬している上司の話や、過去に仕事であった経験などが語られました。仕事の「価値観」について話すのが新鮮で、こういった事を語る機会が減ってきたことに気づいたり、人生における仕事の意味について考えさせられたり。

 読書会終了後には参加者全員で記念撮影。写真NGの方は課題本などで顔を隠していただいて大丈夫です。



読書会終了後は懇親会が行われました。そこで私と同じYouTubeを見ている方がいて、ついつい時間を忘れて話すことに。マニアックな趣味で語り合える楽しさを感じた一日となりました。これも人生の意味なのか・・・?





さて、本会でも告知しましたが7月の課題本は、フレデリック・ラルー著「ティール組織-マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」です。また8月は「聴く読書」という試みで、オーディオブックのオトバンクとのコラボ企画となっております。

あなたも読書会に参加してみませんか?きっと色々な出会いや発見があると思います。あなたのご参加お待ちしております。

※7月の読書会についてはこちら

※8月の読書会についてはこちら

 

 <文:よこ 写真:光流、みやっち>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年6月9日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京開催】猫町倶楽部の全てがわかる!初心者限定読書会

読書会って、どんな感じなんだろう?
参加してみたいけど、ちょっと勇気が出ないな…。
そういった方にも気軽に参加していただける、猫町倶楽部の初心者限定読書会。
今回は6月9日(日)に東京代官山で行われた、初心者読書会の様子をお伝えします。

 


 

東京猫町倶楽部には現在6つの分科会があります。
①アウトプット勉強会
②文学サロン月曜会
③シネマテーブル
④藝術部
⑤フィロソフィア
⑥アンダーグラウンド

初心者読書会では、こちらの6つの分科会のそれぞれの課題本の中からお好きなものを読了し、参加していただきます。

 


 

入り口で受付をすると、自分のテーブルを案内されます。

 


 

初めはみなさん緊張の面持ち。
「どんな人が参加しているんだろう?」
「何を話したらいいのかな?」
そんな期待と不安を胸に、いよいよ読書会が始まります。

 


 

猫町倶楽部の読書会のルールは、他人の意見を否定しないこと。
このルールを守った上で、色々な意見を交わしましょう。

 


 

今回は全分科会合わせて108名の参加者が集まり、各テーブル4〜9名の班に分かれ、読書会を行いました。
各テーブルには猫町倶楽部の運営サポーターも参加しており、読書会の進行役であるファシリテーターを務めます。

それでは、各分科会の読書会の様子を見ていきましょう。

 

【文学サロン月曜会】『斜陽』

おなじみ太宰治の代表作。貴族である一家の没落を描いた作品。

主人公であるかず子のたくましさ、弟直治の人間性、かず子が小説家上原に魅かれる理由といった登場人物の話や、その登場人物に投影されているであろう太宰自身の話など、時に脱線しながら様々な話題が飛び交いました。

自分が思ってもいなかった意見を聞くことができたという感想が多く聞かれ、皆さん読書会の醍醐味を味わえたようです。

 

【アウトプット勉強会】『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

変わりゆく世界の中を、自分はどれだけ正確にとらえているか。

自らの持つ本能、メディアによる報道の正確性といった要因を踏まえつつ、それらと現実とを見比べて、自分はいかなる判断をするべきか。

課題本の内容を現在起きている問題にあてはめたり、本に出てきた「レベル4」の上の「レベル5」があったとしたらどのようなものかを考えたり。

さらには参加者それぞれの経験なども語られ、複数の広い視点から本の内容について議論できました。

 

【シネマテーブル】『アメリカン・アニマルズ』

課題作は大学生が12億円の本を盗もうとしたという実話をもとにした映画。

中二病ならぬ大二病で、何かデカいことをして人生変えたい鬱屈した気持ちを上手く描いており、そこに感情移入してみてしまったという感想や、これまでに観たことない映画の構成についても話が出ました。

全編通して画がおしゃれで、主演のバリー・コーガンの演技のうまさも評価のポイント、また大島依提亜さんがデザインしたオシャレなパンフレットについても、今年1番級の出来だという話も。

また、参加者のおすすめ映画も共有しました。

 

【藝術部】『マルセルデュシャンとは何か』

「泉」で有名な芸術家マルセル・デュシャンの人生と作品などが語られている本。

表現が多岐に渡り、掴みどころがないようにも思えるデュシャン。

しかし彼の芸術とは、作品もさることながら、人々の常識や美意識を変えるという、彼のコンセプトそのものだったのではないか、という感想が聞かれました。

また、芸術はかつてのパトロンが求めるものを提供するものから、アーティスト自身の自己探求へと切り替わっているという、歴史的な話にも広がりました。

 

【フィロソフィア】『中動態の世界 意志と責任の考古学』

かつてのギリシア語などに存在した、能動態でも受動態でもない「中動態」についての研究を通して、現代社会の生き方を学びます。

失敗した時に自分の意思が弱いからと自分を責めてたけど、この本を読んで、自分の意思が絶対じゃないと気付いて、少し心が楽になったなどの、自分の意思に対して、別の見方をする事が出来たなどの意見がありました。

 

【UG(アンダーグラウンド)】『伯爵夫人』

文芸評論家である蓮實重彦の衝撃的な小説。

太平洋戦争直前、高校生が伯爵夫人らから性の手ほどきを受けます。

時代が生み出す緊張感と著者ならではの圧倒的な言葉による映画のような描写も特徴。

性的な表現が多くてびっくりしたとの率直な感想がありました。

普段読めない本を読むことができるという、猫町(特にUG)の良いところが出た読書会となりました。

 

さて、読書会の後は、東京猫町各分科会の紹介タイムです。

各分科会趣向を凝らしてのプレゼンが行われました。

 


 


 

皆さん興味津々で聞いています。次に参加したい会は見つかったでしょうか?

引き続き、同じ会場で懇親会になりました。

 


 


 

最初は初対面同士でちょっと緊張気味だった方も、読書会を通してそれぞれのお人柄が分かるようになり、楽しく交流されています。

読書会中の感想を言い合ったり、興味をもった他の分科会の話を聞きに行ったり。あちこちで話の輪が広がります。

 

読書会から懇親会まで4時間半と長丁場のイベントでしたが、まだまだ話し足りない様子の方々もいらっしゃる中、閉会となりました。

これをきっかけに読書会の魅力、猫町倶楽部の魅力を知っていただけたら、サポーター一同大変嬉しいです。

最後にサポーターで集合写真をパチリ。

 


 

初心者読書会から連続参加して、サポーターになった方もいます。

垣根は高くないので、何度か参加されたらサポーターに立候補してみるのもおすすめです。

次の初心者会で参加者をお迎えしているのは、あなたかもしれません。

 

記・写真:みつる たかはし マヤ

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年5月24日(日) 読書会16:30~懇親会19:30~
  • 第110回関西アウトプット勉強会『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』

夏の始まりを感じさせる暑い日々が続く5月24日(日)、第110回関西猫町OP勉強会がドルフィンズ 堺筋本町店にて開催されました。課題本は

「欲望会議 「超」ポリコレ宣言」 千葉 雅也, 二村 ヒトシ, 柴田 英里著


本書は、哲学者の千葉雅也氏、AV監督の二村ヒトシ氏、現代芸術家の柴田英里氏が、性(ジェンダー、セクシュアリティ)の観点から現代における人の在り方について鼎談した内容をまとめられた本です。なんと、今回は著者三名をゲストにお迎えした超豪華イベントでした!

オフィス街の一角にある煉瓦造り風の入り口を降りていくと、読書会運営のボランティアであるサポーターが受付でお出迎え。自分のテーブル番号を教えてもらいます。ちなみに、今回は総参加者48名、初参加者11名と多くの初参加者にご参加いただきました。



17:00より司会から読書会のルールと進行についての説明、猫町主催者のタツヤさんの挨拶、そして今回お越しいただいたゲストの紹介がされて読書会スタートです。



猫町読書会のルールは2つ
・課題本を読了してくること
・人の意見を批判しないこと (本に対する批判はOK)
です。それ以外の議論の進め方は基本的に各テーブルのファシリテーター及び参加者に委ねられます。同じ課題本を読んできた参加者同士でも、皆違う読み方・着目点を持っています。特に今回の課題本では人の性的欲望について様々な話題が取り扱われていたため、各テーブルでも
・ジェンダー, セクシャリティ
・ラディカルフェミニズム, リベラルフェミニズム
・性的マイノリティの立場
・メディア・SNSの性の問題に対する影響
等々、多様な話題で盛り上がっていました。

今回は読書会中にゲストの方々に各テーブルを回っていただき、課題本を読んでの質問・意見について解説していただきました。







読書会終了後は、今回だけの特別企画であるゲスト3名の座談会です。課題本の内容や参加者からの質問を基にさらに深い内容まで議論が掘り下げられた座談会により、参加者の皆さんの理解が一層深まったのではないでしょうか。



読書会終了後は、同会場にて懇親会を行いました。読書会での議論で打ち解けたメンバーでしばらく歓談した後は、猫町読書会恒例のテーマ別ゆる席替えです。今回のテーマは「話足りん」「お金の貯め方・殖やし方」「最近ドキッとしたこと」「足りない時間の作り方」「私のあかん恋愛観〜」「異性に言われたい言葉」と課題本にちなんで「欲望」が顕わになった6テーマでした。





懇親会終了後には関西猫町の各定例会(文学サロン月曜会、シネマテーブル、藝術部)の紹介と次回OP勉強会告知、全体での集合写真です。



皆様ご参加ありがとうございました&お疲れ様でした。

次回のOP読書会は6月22日(土) 17:30~ 、梅田のちゃやまちアプローズタワー13階 12号室で開催されます。課題本は

デイヴィッド ブルックス著『あなたの人生の意味』(上下巻)

です。是非ふるってご参加ください!

(文: みやっち、カメラ: そねっち、みやっち)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • ゲスト:二村ヒトシ『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(千葉雅也/二村ヒトシ/柴田英里)

特別イベント

  • 2019年5月24日(金) 
  • ゲスト:二村ヒトシ『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(千葉雅也/二村ヒトシ/柴田英里)

2019524日(金)に猫町倶楽部の読書会特別イベント(アウトプット勉強会・フィロソフィア共催)が開催されました。

課題本は、千葉雅也・二村ヒトシ・柴田英里「欲望会議-『超』ポリコレ宣言」(角川書店)で、著者の二村ヒトシ氏がゲストで来てくださいました。



会場は、ウインクあいちのすぐそば、おしゃれなレストランELLE HALL Dining(エルホールダイニング)です。今回の参加者は約40人で、顔ぶれをみると、アウトプット勉強会やフィロソフィア常連の方々と、二村ヒトシさんを以前から知っているファンの方々とがほどよくまじりあっていたように思います。



最初は、タツヤさんのあいさつから。過去の猫町倶楽部と二村さんとの関係が語られます。初めてゲストで来てくださったのはもう8年前とのこと!それ以来何回もゲストで来ているそうです。



二村さんにも簡単にあいさつしていただいた後で、読書会がスタートです。



今回の課題本は、著者3人の対談形式で主に「性的な欲望」をめぐって議論が展開されていきます。普段は、他人と話し合わないテーマですがどのような意見が出てきたでしょう。

・日本人は普段隠しているだけで、この本の議論は世界標準だと思う。柴田さんの意見を一方的に悪いものとするのはおかしいように思う。

#metoo運動は自分におきかえてもピンとこない感じがする。日本人は多様性がないのかなと考えた。

・個人的には非日常的な内容ばかりで抵抗がありました。 柴田さんはわざと過激にしゃべっているのだろうか?

・インターネットで海外から情報が入ってくるようになりこのような話題の扱い方も変わったのではないか。



欲望について語れる場があまりないので今日は楽しみにして来た。

フェミニズム運動などあえて強く告発することで社会が変わっていくと思う。

フェミニズム運動の告発する側と告発される側をそれぞれひとまとめにしていて違和感がある。

「たてがみを捨てたライオン」「キム・ジヨン」など最近の猫町倶楽部で課題本になったものも話題にあがりました。



・前回の二村さんイベントに参加して大ファンになったので、今回も是非と申し込んだ。

・「正義」と「暴力」がキーワードとして印象に残った。一面からだけの視点の正義を絶対的なものとするのは危険。

・善か悪か、白か黒か、で線引きするのが今の社会のように思う。テンプレートにはめ込んで判断した方が簡単だから?でもそれはプログラムされたAIと思考回路が同じなのでは。

・共感は大切。でも最近の共感は過剰に思う。ある対象に対して、理由は正反対なのにそれを悪とする点のみで繋がっていくのは怖い。



・柴田さんのKY力に驚いた。あのパワーはどこから来るのか。

・私は柴田さんが苦手でした。盛り上がっている話の論点を変えてしまうので。

・読書会が皆の欲望会議になると思ったが、あまり自己開示できない。お酒を飲んでから話した方がいいかも。

・ポリコレを強く主張する人達は、「みんな(自分と)同じにしたい」と思っているのか?こういったテーマだと「人類補完計画」を思い起こす。

 

著者の二村さんも順番にテーブルを回って読書会に参加してもらいました。

「この3人の対談に誰か加えるとしたら?」との質問への返答として、「千葉さんは、性別は男性だけどいわゆる男らしさとは違う。柴田さんも性別は女性だけど社会的に要求される女性性らしさではない。僕(二村さん)は性別男性で、まあ男らしいかな。するともう一人加えるならば女性らしい女性がバランスとれるのでは?ジェーン・スーさんとかどうだろう」といったお話もありました。



 読書会をいったん終了した後は、同じ会場での懇親会となります。みなさんでグラスを持って乾杯からスタートです。みなさんいい顔していますね。



今回のお料理はこんな感じ。素敵な盛り付けで、もちろんとても美味しかったですよ。



懇親会が始まって、みなさんが一通り食べられたかなとのタイミングで二村さんのトークショーに移りました。二村さんからの提案で、参加者から質問を受け付けてそれに答えながら進行していきます。



質問を受ける形式でしたが、途中からは質問者の「お悩み相談」のようになってきました。どんな話題でも的確に打ち返し、その場の人々に還元していく二村さんの話ぶりはなかなかすごいものでした。

 

著者の二村ヒトシさんに、サインを求める人もいました。



まだまだ話したりないような雰囲気でしたが、お店との約束の時間が来てしまいました。

最後まで残った方で集合写真を撮りお開きとなりました。参加者の熱気渦巻く素晴らしい雰囲気の読書会になったように思います。ゲストの二村さん、参加していただき本当にありがとうございました。

 

次回のアウトプット勉強会は、628日(金)で、課題本は、デイヴィッド・ブルックス「あなたの人生の科学(上下)誕生・成長・出会い」(ハヤカワ文庫NF)、会場はウインクあいち907会議室となります。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/68649

 

また次回のフィロソフィア名古屋は、717日(水)に藤が丘のJAZZ茶房青猫にて、中島義道「差別感情の哲学」(講談社学術文庫)で読書会を開催します。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/69453

      

会場設営・資料作成: Rui、ひら、たくま、HIROKO、ゆっこ (名古屋アウトプット勉強会)

開催レポート 文章:潤  写真:まりそる (フィロソフィア名古屋)

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月25日(土) 
  • 長編読書会『源氏物語』スピンオフ会 『あさきゆめみし』読書会

全国各地で8月並の最高気温を記録した2019年5月25日土曜日。
猫町倶楽部の本拠地「Jazz茶房 靑猫」では外気温を凌ぐ熱い熱い読書会が行われました。
 
 

2018年5月から2019年4月まで毎月開催した「名古屋文学サロン月曜会 長編読書会『源氏物語』」のスピンオフ企画、大和和紀さんの漫画『あさきゆめみし』(講談社)の読書会です。
長編読書会中から開催の要望が多く、今回の開催となりました。

当日は17名、うち男性が3名、関西猫町から1名のご参加をいただきました。
原作の「源氏物語」の読了は条件ではありませんでしたが、猫町で読了されたり、読了を目指して鋭意読書中だったりと、かなりの“源氏通”のみなさんが集まりました。

 

 
日にちが合わなくて泣く泣く断念した、という声もちらほらと聞こえ、この漫画が源氏物語のファンにも深く愛されていることを実感しました。

『あさきゆめみし』は1979年から月刊『mimi』(講談社)で連載開始、1993年に完結。現在は、コミックス(全13巻)、大型版(全7巻)、文庫版(全7巻)、完全版(全10巻)が出版され、累計売り上げは1700万部を超えています。(wikipediaより)

 
 

ということで、会場にはコミックス、文庫本、完全版がズラリと勢揃い。

参加者も、猫町で源氏物語を読了してから初めて読んだ人、『あさきゆめみし』で『源氏物語』を知った人、連載開始からリアルタイムで読んできた人(!)等幅広く、いやが上にも盛り上がりました。

 
 
こちらで笑いが起きたかと思えば
 

 
こちらでは真剣に話し合い。

源氏物語を読んできた猛者たちがどんな視点で『あさきゆめみし』を読んだのか、一部をご紹介します。
 
 

まずはしっかりと描きこまれた建物や衣装、調度品の数々、1コマ1コマに感嘆の声が上がります。
連載が始まった頃はまだ当時の生活様式についての資料が少なかったそう。
当時の衣装に詳しい参加者からは「ほとんど間違って描かれていないと思う」と賞賛の声。
どれだけのリサーチで書かれたのか、思いを馳せます。
 
 

次に、登場人物の描かれ方の違いについて。
長編読書会では賛否両論で盛り上がった、光源氏、薫、匂宮等の男君達のキャラクターが親しまれやすいように魅力的に描かれていることが指摘されました。
特に「あの薫がマイルドになっている!」という声が多数。
それは…物足りない?のでしょうか(笑)

 
 

紫の上、朧月夜、葵の上、六条御息所始めとする女君達はそれぞれの心理描写がより深くなって、思わず感情移入してしまったという感想がありました。
キャラクターのイメージが変わった、という人も多かったようです。
 
 


『あさきゆめみし』の中には原作にはない独自のエピソードが幾つもあります。
それらについて、なぜ必要だったのか、どういう効果を生んだのか、少女マンガというフィールドがどのように影響したのか、原作を逸脱しないための工夫やその緻密さについて等も熱く語り合いました。

関西猫町の課外活動で橋本治さんの「窯編源氏物語」を読まれている方からはこれまでの現代語訳との違いを伺い、そちらも大変興味深かったです。
 
 

そんなこんなを語っているうちにあっという間に終了の時刻。
「まだまだ話し足りない!」と参加者の顔にありありと書いてありました。

1年余に渡って盛り上がった「長編読書会『源氏物語』」は今回で一旦幕となります。
本当に多くの方にご参加いただき、サポーター一同、感謝感激の1年でした。
ありがとうございました!

また同窓会的に集れるイベントを企画したいと思っています。
情報はmixiにて公表しますので、mixi未登録の方はこれをきっかけにご登録いただき、「読書会◆名古屋文学サロン月曜会」のコミュニティにぜひ参加してください。

それでは、またどこかでお会いしましょう。
 

 

完。


文責:ゆうみ
撮影:okko、カノン、ゆうみ
源氏物語読書会サポーター:okko、あじさい、あきタマ、カノン、ジャスミン。、ゆうみ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月19日(日) 
  • 柴田元幸が月曜会にやってくる! ポール・オースター『オラクル・ナイト』

2019519日、今年も藤が丘JAZZ茶房靑猫で、柴田元幸さんをお招きしての月曜会特別イベントが行われました!なんと今年で9年目となるこのイベントに、今回は61名の方にご参加いただきました。「毎年これが楽しみ!」、「今回初参加でドキドキしてる!」等等、会場が様々なワクワク感につつまれていましたね。

課題本はポール・オースターの『オラクル・ナイト』。不思議なブルーのノートをきっかけにいくつもの世界が重層的に絡み合う、魅力的な物語でした。
イベントは三部構成となっており、読書会・柴田先生のトークショー&翻訳教室・懇親会と盛り沢山の内容!

 

第一部の読書会では、様々な解釈が飛び交いました。

猫町倶楽部には「他人の意見を否定しない」というルールがあるので、気持ちよくアウトプットができますね。

「シドニーは見えない現実を、青いノートによって言葉にできて満足したのでは。」

「グレースとジョンは本当に関係があったのか?ノートに書いたことによって真実になってしまったのでは。」

「言葉が力を持つという箇所は日本の言霊(ことだま)に通じるものがあると思った。」

「いろんな時間の軸がずれてると思った。」

「チャンの存在は疑わしく、シドニーが自分のために作り出した存在かもしれない。」

「注釈が多いが、それを読むと物語への理解が深まる。」

「読み終えた時、低温やけどのような終わり方だと思った。」

「重層的に話が展開するが特に意味はないと思う。深読みせず気楽に読む話ではないか?」

「入れ子構造かと思ったら、物語がもっと複雑な絡み方をしていて驚いた。」

「この物語のように、私たちの人生も重層的にかさなりあって連続している。

 

読書会中には、柴田さんがテーブルを順番に回って直接質問に答えてくださる贅沢な時間もありました…!

Q「注釈が長いのは何故?」

A「人は物語を一貫して生きているのではなく、一つの物語から別の物語へ行き来している。その揺らぎを読者が追体験できる構造になっているのです。」

 

Q「チャンは一体何のために存在したのですか?」

A「チャンがどう考えているかよりも、チャンが物語をどう動かすかが重要。チャンは狂言回しのような存在です。」

 

読書会の終わりには、青猫マスターの高橋さんが課題本に合わせて選んだ「今日の一曲」を紹介してくれます。今回は、Billie Holiday “Am I Blue?”でした。

 

各テーブルから選ばれたベストドレッサーの方々はとっても素敵な装い。今回のドレスコードは「夜」。夜や星空をイメージする洋服や小物、なんとおもちゃのカンヅメも登場しました!

ベストドレッサーに選ばれた皆さま、おめでとうございます!


第二部は柴田さんのトークショー&翻訳教室。トークショーでは、参加者の方から寄せられた質問に答えてくださったりと、じっくり柴田さんのお話を聞くことができました。

 

Q「作中、シドニーがブルーのノートに書いている時に姿が消えているのは、彼が小説の中に入っているためですか?」

A「『人が何かを物語っている間、人はそこにはいない』というのがオースターの考えです。この心理を誇張表現しているのではないでしょうか。人は常にここにいながら、ここにいないですよね。例えば、サシで話していても、頭の中は違うこと考えているとか…。」

 

Q「英語初心者におすすめの小説はありますか?」

A「オーディオブックで聞くには、19世紀の物語がおすすめです。ラフカディオ・ハーンの『怪談』とか。原文に挑戦するなら、カズオイシグロの『日の名残り』、ポール・オースターの『ムーン・パレス』、AA・ミルンの『クマのプーさん』もおすすめです。」

 

Q「翻訳をする時、『自分』を入れますか?」

A「翻訳する時にはなるべく自分を入れないようにしています。けれど翻訳というのは意味の伝達である以上に、読んだ瞬間の快楽の伝達。自分が読んだ時の快感を伝える、そういう意味では自分を入れているとも言えます。目標は何も考えないことです。」


 

質問に答えていただいた後は、翻訳教室の時間です。今回の課題文は、ポール・オースターの新作『4321』の冒頭部分。


事前に課題文の翻訳に挑戦すると、柴田さんに添削してもらえるという何とも贅沢な企画です。今回は29名が翻訳にチャレンジ!柴田さんに直接ペン入れをしていただいて返却された答案は宝物ですね。

選ばれた何名かの訳は、前のスクリーンに映し出されて、その場で添削していただけました。

優秀な翻訳を提出した3名に柴田さんからプレゼントが贈られました。柴田さんが訳されたエドワード・ゴーリーの絵本と、村上春樹さんとの対談集『本当の翻訳の話をしよう』です。


トークショーの終わりには、柴田さんにギターの弾き語りをしていただきました。曲はクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。美しいギターの音色と優しい柴田さんの歌声が、青猫に響き渡りました。


第三部は懇親会!参加者同士で話足りないことを語り合ったり、柴田さんを囲んでトークショーでは質問できなかった話を聞いたり…おいしいご飯とお酒を片手に、お話しが止まらなかったですね。お互いに翻訳教室の答案を見せ合って、「そういう訳し方もあるのか!」とお話しされている方々もいました。


 


今年も充実した楽しいイベントになりましたね。また月曜会でお待ちしています!

 

猫町倶楽部 名古屋文学サロン月曜会はSNSmixi」のコミュニティを中心に情報交換をしています。コミュニティは承認制ですので、登録の上お気軽に申請してください。

 

mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

 

 

文責:おぜみさ

写真:月曜会11.5期サポーター一同

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月12日(日) 16:00~19:00読書会 19:00~21:00懇親会
  • 第14回月曜会第2会場「駒井組」 バルガス・リョサ「密林の語り部」

最初に言葉があった……世界を構築する「語り」の力に魅せられる
南米文学の巨匠バルガス・リョサの名作

第14回月曜会 第二会場(通称:駒井組)の課題本は
バルガス・リョサの『密林の語り部』です。
アマゾンの未開部族の中で語り部になっていったユダヤ人青年サウル、
そして、その足跡を追い、別の形で密林に魅せられていく主人公、
異なる文体の2つの物語が交錯する作品です。



課題本は、光文社古典新訳文庫の創刊編集長、駒井稔さんが選定しています。



駒井組では「世界文学」をテーマに世界各国の文学を取り上げています。
海外文学好きにも人気の高い南米文学は今回初!
満を持しての登場です。
いつものように駒井さんから関連書籍やおすすめの南米文学の紹介もありました。


会場である銀座のモンスーンカフェ

「これが少なくとも私の知っていることだ」

語り部であるサウルのパートは
部族の神話のような語りで始まります。
部族固有の名詞が頻出し、
時間と空間が入り混じる独特のリズムの文体。
この「語り」が読みづらかった人も多かったようですが……。
読みづらいところ、わかりにくかったところを
話し合って深く読んでいけるのが読書会の良いところ。



サウルの語りは部族の歴史を表すとともに、彼の物語でもあります。
そして、サウルの足跡を追う主人公も、サウルの物語を通して
自分の物語を紡いでいくのです。



「サウルはマチゲンガ族をどこに導こうとしていたのだろう?」
「サウルのパートは実は主人公の想像かもしれない……」
「語り部になったサウルとテレビでジャーナリストとして働いている主人公。
新旧のメディアの対比になっている」
「サウルの相棒の鳥『ザムザ』はカフカの変身からのわかりやすいメタファー」
「サウルはユダヤ教を本当に捨てたのだろうか?」
「『物語』こそ、共同体を結びつける一番大切なもの、あらゆる文化の核」
「放浪するマチゲンガ族と、離散したユダヤ教徒はよく似ている」
「サウルが語る神話は、人生における大切な『教え』に満ちている」
などなど、皆さん大いに語り合いました。

「物語についての物語」である本作はまさに
読書会にぴったりの作品です。


駒井組には毎回、課題本にちなんだドレスコードがあります。
今回のドレスコードはサウルの相棒の鳥にちなんで
「鳥」もしくは「スマートカジュアル」です。
さらに、各テーブルで特に素敵なコーディネートをしていた方が
「ベストドレッサー」として選ばれます。


ベストドレッサーの方々
意外とアクセサリーや服の模様にも多い「鳥」モチーフ。
複数取り入れている方もいました。

ベストドレッサーには特製のしおりと
副賞として光文社古典新訳文庫がプレゼントされます!
今回は、フリオ・コルタサルなど南米文学多めです。



読書会の後は懇親会です。
乾杯!


アジアン料理とお酒を楽しみながら……。




まだまだ語り足りない人々は三次会へ……
語り部たちの夜は長い。




次回、駒井組は7月15日(月・祝)開催。
課題本は、パレスチナの代表的な作家であるガッサーン・カナファーニーの
『ハイファに戻って/太陽の男たち』(河出文庫)。
パレスチナ文学に触れる良い機会です。
お楽しみに!

文章:かなこ 写真:真珠

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年5月12日(日) 
  • ジェーン・スー ゲストイベント『私がオバさんになったよ』読書会

令和最初の猫町倶楽部ゲストイベントは、5月12日日曜日少し蒸し暑さを感じる午後の名古屋で開催。課題本「私がオバさんになったよ」の著者ジェーン・スーさんをゲストにお迎えしました。


本山駅からほど近く、歩道から続く階段を降りた「サロス」さんは、総勢120名を超える方々でいっぱいとなりました。初参加の方が約30名、遠くから足を伸ばしていただいた方もあるそうです。



今回の課題本は、ジェーン・スーさんがこれまでお付き合いのある方の中からガッツリお話してみたいと指名された7名、プラスこれまでに対談の機会がなかった能町みね子さんとの対談集です。
加えて、「生きるとか、死ぬとか、父親とか」を副読本としてご用意しました。半数以上の方が副読本も読んでの参加です。

始まるにあたって、ジェーン・スーさんのご挨拶。TBSラジオで毎日番組を持っておられるだけあって、とても流暢によどみのないトークに会場が一気に引き込まれてきます。ご自身のお名前とそれにまつわるお父様とのエピソードなどもはじめに披露していただきました。「ジェーン・スー」というインパクトのあるお名前にはこんな由来があったんですね。

ご挨拶に続けてサポーターとファシリテーターをサラッと紹介したあと、8人程のテーブルに分かれて読書会が始まります。
私が参加したテーブルでは、「中野先生のお話が自分にとってはとても新鮮で興味深い」「ペソかユーロか」問題で盛り上がりました。
他のテーブルでは、課題本や副読本を読んでどんなアウトプットがあったのでしょうか。







読書会の最中にも、スーさんが全テーブルを回り、参加者の感想や質問に直接答えて下さいました。
本を読んで感じた疑問を直接著者に聞くということは、ゲストイベントの醍醐味ですね。
そうこうするうちに、1時間半の読書会があっという間に終わります。まだ話したりなかったのにーーーぃ。





今回の読書会のドレスコードは「メガネ」。メガネユーザーの方にとっては、かえって難しかったかもしれませんね。いろいろなメガネが会場にあふれています。
テーブルごとのベストドレッサーをご紹介したほか、スーさんの心に残った「メガネ」を紹介していただきました。羽根付きって!







参加者の皆さんにもご協力を頂いて場面転換、楽しいトークイベントの時間が始まります。
皆さんに事前に書いていただいた質問用紙を手に、トークパートナーのyassweeさんからマシンガンのように質問が繰り出されます。
質問の合間に折り込まる相談にも丁寧に答えていただきます。
「自分自身を可愛がれ」「(30代で)全力投球して複雑骨折せよ」「筋トレ重要」など数々のパワーワード!







1時間のトークイベントがあっという間に終わってしまい、引き続き懇親会となりました。
会場のあちこちで、読書会の続きが繰り広げられたり、見知った参加者同士で近況を語り合ったりという中、傍らにはサインを求める列が。一体何人の方がサインを書いていただいたんでしょうか。
サインを書いて頂いている間「ラジオをよく聞いています」という方が本当に多くてびっくり。何人かは、名古屋銘菓「なごやん」をお土産に持参する方も。
読書会2日前にお誕生日を迎えられたスーさんにバースデイケーキ、というサプライズも。








楽しい時間はいつまでもは続かないもので名残は惜しいのですが、お開きとなりました。
今回の読書会にまつわるツイートは、ハッシュタグ「#読書会は踊る」でご覧いただけます。




(羽根付きメガネとサインの写真は、ご本人に提供いただきました。)

今回はじめて猫町倶楽部を体験した方には、6月に開催される初心者読書会に是非参加していただき、読書を共有するという体験をもっと味わっていただきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/60972


※twitterのハッシュタグ「#読書会は踊る」をまとめたtoggeterはこちらです!
https://togetter.com/li/1358223


(文:もし 写真:まりそる、もし)


============

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月11日(土) 
  • 第51回関西文学サロン月曜会 川端康成『眠れる美女』

5月11日(土)、大阪・四ツ橋 ラポーティアにて関西文学サロン月曜会が開催されました。



課題本は川端康成『眠れる美女』。

第48回の谷崎潤一郎、第49回の小林秀雄に続き、今回も日本近代文学がテーマになりました。川端は大阪・茨城で幼少期〜学生時代を過ごしており、記念館や通っていた高校なとゆかりの地もここ関西に多くあります。

 

参加者は満員御礼の50名。初参加のかたも11名おられました。たくさんのご参加ありがとうございます。

難解そうなイメージで、美しく切れ味鋭い川端康成の文章ですが、ストーリーは美少女と添い寝するための秘密の宿につどう老人たちのあわれさを描いており、意外にもセクシーなもの。ちょっと変態っぽいかも?!男性本位なのでは?色や匂いなどの濃厚な描写が好き!など、自由に意見が交わされます。

 



 

他人と正面からのコミュニケーションができない孤独な老人たちの姿や、手が届かない女神のような女性を崇拝することには、現代の私たちにも少しわかるなあという部分がありそうでした。

ドレスコード「深紅」に沿ったファッションにも注目。ベストドレッサー賞が決まりました。みなさん、それぞれに工夫を凝らしていますね。

 



 

つづいて40名のかたが参加した懇親会。食事をしながら各テーブルでテーマごとに分かれておしゃべりを楽しみます。映画、漫画、課題図書についてまだ話し足りない、性愛、婚活などのテーマがありました。

 



 



 

次回の関西文学サロン月曜会は、

7月6日(土)

課題本は、橋本治『蝶のゆくえ』

ドレスコードは『蝶』 です。

みなさまのご参加、ご入会をお待ちしています。

 

(文章:ハルカ  写真:パキスタン、しほ)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋】コアタイム・リブート『グッド・トリップ』&『コンテンポラリーダンスナイト』

特別イベント

  • 2019年5月6日(月) 
  • 【名古屋】コアタイム・リブート『グッド・トリップ』&『コンテンポラリーダンスナイト』

名古屋猫町倶楽部では2019年2月から月に1度『コアタイム・リブート』と称して、猫町倶楽部に一度でも参加したことのある人やその友人・パートナーを対象に、ここに来ればメンバーさんに会える「たまり場」的パーティを開催しています。
普段から読書会やシネマテーブルに参加している人だけでなく、猫町に来たばかりで知り合いのいない方も、ちょっとお酒を飲みにくる感覚で遊びに来てもらえると読書、映画や分科会の話ができますよ。
会場は栄の中心、錦のビルの中にあるSOUNDBAR JAP。





4/21(日)に行われたvol.3となる今回のイベントタイトルは『グッド・トリップ』。トリップといえば……サウナですね!
2019年最重要カルチャーのサウナ。東海地方最大級の音楽イベントである森道市場でも今年は10基のテントサウナが設置され、大盛り上がりだったそうです。
DJ陣は「熱い」アップテンポな曲をかけるタイムと「水風呂のように」ひんやりとしたチルアウトな曲をかける時間を交互に使い分け、さながら交互浴のよう。
フロアには「ととのい」が訪れました。



今回はスペシャルとして、サウナ発祥の地フィンランドの国民的ドリンク「ロンケロ」を再現したカクテルも。



エキシビジョンはサウナ・スパ健康アドバイザーによる『サウナ・トーク』。

前半の「入門編」では初心者に向けてサウナの楽しみ方をたっぷり語ってもらいました。



ロウリュウの実演も。



後半「フィンランド編」ではフィンランドのサウナツアーでのディープでプレミアムなお話を伺いました。




イベントの締めはオーガナイザーきょうへいさん(元月曜会サポーター)によるDJ。
この日のためにDJの猛練習を積んできたきょうへいさんの外気浴を表現した滑らかなプレイに、フロアは戸惑い&大盛り上がりの夜更けでした。




    - – - – - – - – - – - – - – - – -


4回目は5/6(月)。大型連休の最終日に『コンテンポラリーダンスナイト』。
猫町倶楽部主宰タツヤさんによる愛知県芸術劇場とのコラボイベントになりました。



まずは『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド』による読書会。





「著者の方のダンサーやカンパニーへの思い入れがそのまま書かれていて面白かった。興味を持つ最初の一歩としては取っ付きやすい内容だった」
「ダンスとはどこからがダンスなのか?表現方法として踊らないダンスもダンスなのか?という疑問を持った」
「youtubeで検索しながら読むとわかり易かった」
「同著者(乗越たかお)の『ダンスバイブル』がわかりやすかったので合わせて読むのをお勧め」
「自分が学生時代には体育で「創作ダンス」という授業が有ったが苦手であった。もっと低年齢のころから自己表現をする機会を多く続ければ、ダンスで表現することがしやすくなるかもしれない」

などといった意見が交わされました。



読書会のあとは愛知県芸術劇場シニアプロデューサーの唐津絵理さんをゲストにお迎えしてのレクチャータイム。





バレエとダンスの歴史、関係や代表的なコンテンポラリーダンスの紹介など課題本の総括的な内容で、課題本を読んでなくても全体がつかめ、読んでいる人には課題本を振り返って、より理解が深まりました。
直近に愛知芸術劇場で公演のあったローザスについての紹介ではローザスというダンスカンパニーの求めるもの、目指しているものをご紹介くださいました。
特に「ダンスと音楽の関係の追求」が興味深かったです。音楽を単にBGMとはしない。その曲へのリスペクトとして全曲をオリジナルのまま使用する、ダンサーは楽曲を楽譜の分析から始めるそう。また、至上の愛というジャズの曲をテーマとした理由として、ジャズの即興性と振り付けの関係を追求したかったからという点も興味深い。楽譜通りでない即興演奏に対して、どこまで事前の振り付けにし、どこまでをダンサーの即興に任せるのかをテーマとしているとお聴きして、そのあたりをどう演じているのか、この公演をこれから観に行く参加者にとってはたまらない内容に。

締めはDJタイムです。主宰によるブラックミュージック!




    - – - – - – - – - – - – - – - – -


コアタイム・リブートでは今後も分科会やベテラン・ビギナーに関わらず猫町倶楽部のメンバーが集って遊べるイベント・場所を月一回実施していきます。
次回は猫町UG(アンダーグラウンド)がオーガナイズするイベント『伯爵夫人』。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/67807



第一部は元東大総長蓮見重彦による衝撃の官能小説『伯爵夫人』読書会、第二部はDJイベントを行います(DJイベントからの参加もok)。
なお今回はドレスコードが「仮面」になります。普段とは違う自分になって、ぜひ非日常を楽しんでみてください。
(仮面はAmazon等で容易に入手可能です。どうぞお好みでもう一人の自分を表現するペルソナをお選びください)
7月は二か月ぶりのDJメインのイベント! テーマは「夏フェス」の予定です。ご期待ください。



写真・文責:猫町倶楽部サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年04月28日 受付開始16:30 読書会17:00~18:40 懇親会19:00-21:00
  • 関西藝術部第2回 若尾裕著『サステナブル・ミュージック』

平成31年4月28日(日)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

ゴールデンウィーク2日目。
平成最後記念に、第2回関西藝術部 若尾裕著『サステナブル・ミュージック』(本町・ATRIO CAFE)に参加!


猫町の読書会に参加してみよう。
と思ったのは、自分が今まで知らなかったことを知りたい、知的欲求と。年々休日に遊んでくれる友人が減り、新たな人間関係を構築したい人寂しさからだった。ふだん自分が手にしない本を読むのは苦しい。でも、苦労して読んだ後に、同じ経験をした人から、おんなじ感想や、思わぬ解釈やこぼれ話を聞くのは、めっちゃ楽しい。ビジネス本も文学本もソコソコ参加できたので、違う世界をのぞいてみたくて、今回の音楽本に走ってみたが…なじみがなさすぎて、読書会で、何を話したらいいのかわからない。。
受付から読書会までの待ち時間の所在なさから、靱公園沿いのおしゃれなカフェで課題本を読み返しながら、チョット帰りたくなっていた。


外観はヨーロッパな赤レンガ、内装はアジアンリゾートのステキなカフェでした。



せっかく本読んだし、なんかええことあるかも。
京町堀通りをテクテク歩くと、オレンジ色のまんまるの看板が見えた。細い小道を長めに歩くと、ガラス扉の向こうに受付と靱公園が見えた。


「京町堀1」交差点を西に行く道路沿い。



ちなみに、靱公園から行くなら、この白壁にこげ茶の二階建てが会場になります。


靱公園側。




ふつうの飲食店を貸し切った会場は、堅苦しさが一切なく、うちわのパーティに来たような穏やかな気持ちになった。明るい笑顔がキュートなサポーターから、ピアノと楽譜が描かれた名札を受け取り、読書会で呼ばれたい名前に、昔のあだ名を書いてみた。ちなみに、サポーターとは、みんなが楽しい読書会を目指して、運営に参加しているボランティアスタッフのことで、半年毎に募集している、とのことです。読書会中はおかわり自由とのことなので、久々にジンジャーエールにしてみた。ガラスのコップにシュワシュワしたはちみつ色の液体が注がれ、可憐な笑顔で渡された。人にいれて貰うのは久々だったので、それだけでうれしい。



今月の課題本と開催スケジュール




今日の読書会は、猫町がはじめての人はゼロで、24名参加。
40名の満員御礼が多い関西猫町では、珍しく少ない方だが、席配置がゆったりしているせいか、ほかのテーブルの話し声に悩まされることはなく、ふだんの声量で8人がけのテーブルで会話ができた。顔見知りがチラチラといるせいと、まだ明るい空と靱公園の緑が窓から盛大に覗くせいか、大人かわいいインテリアのアットホームな会場の雰囲気に、いつもよりリラックスした。紅白のギンガムチェックのテーブルクロスには、白地にアルファベットと、頭文字をもじった楽器が右下に描かれた席札が置いてあった。







華やかな女性の司会で読書会がはじまり、他の分科会のサポーターをしているという男性が、ファシリテーターとして、わたしのいるテーブルの進行をしてくれた。
『猫町の読書会では、どんな発言をされても構いませんが、参加者の意見を否定することは、禁止されています。後日、読書会の様子をホームページに載せさせていただきます。写真を掲載されたくない方はいますか?顔をうつさないように、カメラ担当者に伝えさせていただきます。』
ひとりずつ自己紹介と課題本の感想を伝え、最初はためらいがちに、会話がとまると、サポーターやファシリテーターが、課題本に関する紙面になかった情報や感想を、話してくれ、めいめい用意した感想を吐き出し、1時間40分の読書会の後半は、それぞれが好きな音楽の話になった。


その中でも印象的なのは、
会場で流れていた音楽が、課題本で紹介されたCDだったこと。
専門用語が多く、みんな読むのに苦労したこと。サステナブルミュージック(持続可能な音楽)として、音楽の歴史を辿り、音楽を生業として生きていく難しさや、音楽療法、今後どんな風にして音楽は生き残っていくのかの後半がぼんやりしていて、感想が浮かびにくい。数百年前の流行歌が現代ではクラシックとして、今も日常生活で流れていることの凄さ。
職場のカラオケで後輩が好きなアーティストの歌を歌って交流をはかってみる、好きなグループのチケットが思わぬラッキーで手に入ったこと、趣味でドラムを叩いていること、職場仲間と十数年前バンドを組んで、仕事内容を歌詞にした自作の曲がNHKにのった知り合いの話などなどを、ゆるゆると話して読書会は終わりました。









最後に、全員集合写真を、ぱちり。








明日の都合などなどで、帰られる人もいますが
ほぼ全員がそのまま懇親会に参加して、同じテーブル、同じメンバーでごはんを食べながら、いろんな話をします。

懇親会から、アルコール解禁で、フリードリンクです。
前菜に、ゆで卵とポテサラがのった生野菜のサラダ、からあげ、ナポリタン、クリームリゾットと流れるように料理が提供されます。よく見かけても会釈で終わって残念だった人達と同じテーブルだったので、本・猫町・職場・ゴールデンウィークの予定とみんなで楽しく話してるうちに、からあげが出され、テーマ別の席替えです。



からあげにハイボール。







今回は、『今後、藝術部でやりたいこと』『音楽』『お絵描きゲーム』。
わたしは、去年のクリスマスパーティでやったお絵描きゲームにしてみました。さすが藝術部!の絵心あり!!から、解読が悩ましい独創的…までのさまざまなイラストを堪能できました。ほかのテーブルも、この笑顔!!



テーマ別席替え後






ゴールデンウィーク2日目、予想外に楽しかった。
2ヶ月に1回開催なので、次回は6月。
次は、日本画だし、まずは読んでみよう。
美術館鑑賞のイベントもあるかも!!







みなさま。
令和もよろしくお願いします。





次回の藝術部は、
開催日      : 6月30日(日)16時半〜
開催場所 : ATRIO CAFE
課題本     :『奇想の系譜』辻維雄著  

内容の日本画に合わせて、課外活動を企画予定です!
まずは、mixiで『関西猫町藝術部』にご参加お待ちしています。


(文 : つぎ、写真 : ゆきちゃん、Miku、つぎ)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年4月28日 読書会:16時30分~19時 懇親会:19時~21時
  • 第112回 東京文学サロン月曜会 橋本治『恋愛論(完全版)』

「恋愛って結局なんなのよ」「とりあえず今年は私もセーター編んでみようかしら」そんな思いを胸に、4月28日代官山chano-maカフェにて東京文学サロン月曜会第112回定例会は開かれました。




サポーターも楽しみにしている、毎回種類の違う可愛いウエルカムスイーツ。とても美味しいので是非皆さんもお一つどうぞ。

ちなみにドリンクはフリードリンク、セルフ制なので安心して沢山お話ができます。



続々と参加者の皆さんがいらっしゃいます。緊張の面持ちの方、久々の再開を喜び合う方、「昨日ぶりー」と笑顔の方。猫町倶楽部の読書会はいつも10~20%の方が初参加です。皆さんお一人参加なので是非気軽に参加してみて下さい。連続で3~4回参加されると交友関係がぐっと広まり、ますます楽しくなりますよ。



猫町倶楽部代表のタツヤさんの挨拶で会は幕開けです。今回はゲストで課題本である「恋愛論(完全版)」の解説を書かれた二村ヒトシさんにも来て頂きました。因みにこの二村さんがお召しになっている桃色のTシャツは、「ゲイ受けするピンク」との事です。今回のドレスコードである「モテ服」と「桃色」どちらも押さえてくるなんて、ナイスですね!


読書会は6~7人程度のグループに分かれ行われます。
—「終わっているか確かめる為に彼にシャンデリアのクリスタルを渡すシーンが素敵だった。」
—「橋本さんの恋愛に関する感性は本当に瑞々しい。比べて私は恋愛においてもう荒野だ。」
—「年齢を重ねるにつれて恋愛が段々分からなくなってきている」
—「実は昨日告白してきました」
本の話をしつつ、脱線しつつ、楽しく会は進んでいきます。




猫町倶楽部の読書会は、本への批判や他の人と違う意見は勿論OKですが高度な文学論を戦わせる会ではありません。参加者全員が同じ課題本を読了して、課題本を通して楽しくお話する会です。猫町倶楽部唯一の大事なルール『人の意見を否定しない』を守って皆で協力しながら会を盛り上げていきましょう。



さて、読書会が終わった後は今回のベストドレッサー賞の選出です。ドレスコードは洋服の他にも、アクセサリー、ブックカバー、置物等々皆さんに毎回色々な物で表現して頂いています。ベストドレッサーに選ばれると猫町倶楽部オリジナル名言しおりが貰えるので、是非狙ってみて下さいね。



今回のベストドレッサーの方々はこちらです。今回も感心あり、驚きあり、笑いありのベストドレッサーでした。



会の最後はビュッフェ形式の懇親会です。懇親会は席の移動が自由なので、初参加の方も参加回数が浅い方も是非色々な方と交流してみて下さい。気の合うお友達も見つかるかもしれません。

chano-maカフェのごはんは美味しいと毎回好評です。



「初恋の話」「好きなタイプの話」「デートの話」。読書会に引き続き恋愛トークが弾みます。


懇親会の合間には、本と本を交換する猫町古書店や運が良ければひっそりと紙芝居も行われます。そして、今回は今月の定例会で卒業のサポーター卒業式も行われました。




皆さんが打ち解けた頃、定例会終了の時間がやってきます。名残惜しいですが「次の定例会で」と約束をして閉会です。
「もうちょっと話したいなぁ」という方達は、タツヤさんと二村さんと共に笑い声を響かせながら三次会会場のある夜の恵比寿の街に消えて行きました。

次回の定例会は5月26日(日)代官山chano-maカフェにて開催です。
課題本は有吉佐和子「悪女について」。ドレスコードは「白黒」または「悪」となります。
皆様に会えることを楽しみにお待ちしています。

文:はねこ 写真:マヤ、みのり

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年4月7日(日) 受付開始 15:00 読書会 15:30〜17:30
  • 第14回 フィロソフィア東京 フランクル『夜と霧』

第14回目のフィロソフィア東京の読書会を4月7日(日)に深川東京モダン館にて開催しました。

ポスター

今回の課題本はヴィクトール・フランクル著『夜と霧』です。ユダヤ人心理学者が自らの強制収容所体験を書き留めた本書は、これまでも猫町倶楽部で何度か課題本として取り上げられてきました。

『夜と霧』書影

会場には60名近くの参加者が集まりました。今回はフィロソフィア東京に初めて参加する方が比較的多かったです。(課題本の効果でしょうか?)

読書会の様子

読書会中の様子

フランクルの淡々とした、事実に即した客観的な記述は、かえって強制収容所の理不尽さを克明に描き出しています。

読書会での話題は多岐にわたりました。私のテーブルでは、実際にアウシュヴィッツに行ってきた話や、立場が変わることで人間はどのように変化してしまうのかという話や、自分が著者と同じ境遇に陥ったらどう振る舞うだろう? という話や、未来に期待が持てないときにはどうすればよいのかという話や、「髭を剃れ」という助言の意味の話や、翻訳の差(本書には2種類の邦訳があります)の話などが出ました。

読書会中の様子

ここが印象に残った、ここはよくわからなかった、ここはこう読めるんじゃないか……といった読書中に抱く様々な思いを、同じ本を読んだ人と共有し、相手の数だけのレスポンスを受け取ることができるのは、読書会ならではですね。

最後は参加者全員で記念撮影。

記念写真

読書会の後は会場近くのお店で懇親会を開催しました。余談ですが、私がいたテーブルでは各自のおすすめの本の話題で盛り上がり、結果として私の積ん読が増えました。

次回のフィロソフィア東京は6月16日(日)、課題本は大澤真幸著『社会学史』です。(詳細はこちら

次回も皆さんのご参加をお待ちしております。それでは。

文/写真 小山

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年4月6日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第50回 関西文学サロン月曜会 J.L.ボルヘス『伝奇集』



桜の花が満開を迎えた4月6日(土)の午後、大阪・四ツ橋の会場ラポーティアにて、記念すべき第50回関西文学サロン月曜会が開催されました。




課題本はJ.L.ボルヘスの『伝奇集』。
名古屋文学サロン月曜会のガルシア・マルケス『百年の孤独』読書会を追いかけるように、関西もラテンアメリカ文学での読書会となりました。

前回3月の小林秀雄『モオツァルト・無常という事』読書会同様、今回も難解さに頭がパンクする人が続出。
そんななか、読了にこぎ着けた38名(初参加者3名)が集まりました。




開始前の時間もゆるゆると会話を楽しみながら過ごします。
今回は関西在住メンバーだけでなく、中国地方、東海地方、さらにはコロンビア出身の外国人参加者まで!
今までにないバラエティー豊かなメンバーでスタートです。




まずは司会から読書会についての説明がおこなわれます。
丁寧な説明の後に読書会が開始するので、読書会が初めての人でも安心。




各テーブルでファシリテーター(進行役)を決めるところから読書会スタート!
「他人の意見を否定しない」というルールを守りながら、それぞれの意見を交換していきます。




・綺麗な文章で、理想の芸術を描こうとしている
・引用が多くてイヤミで衒学的、脈絡がなくてわかりにくい
・キャラが駒に過ぎない
・ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』に似ている
・クトゥルフの影響を受けているのでは?




・バベルの図書館を再現したサイトがあるよ!
・記憶力がものすごく高い人の夢の話みたい
・夢は断片的なものだから、連続性のなさはそこからきているように感じた
・叙述トリックは当時は革新的だったのでは?
・プロットが濃密で、じっくり読まないと圧倒される
・ボルヘスは形而上学が好きそう





・スピノザの影響!!
・南米文学とはいえマジックリアリズムの文学ではないのでは?
・再読するより、スピノザ等の周辺図書を読むほうが理解に繋がる
・南米ではボルヘスは大学の教科書に載っている
・南米ではスペイン語という言語にさえ影響を及ぼしたほど偉大な作家
・固有名詞という概念から解き放たれた思考
名古屋フィロソフィアのスピノザ『エチカ』や東京フィロソフィアのヴィクトール・フランクル『夜と霧』など、他の地域の猫町倶楽部の課題本との横のつながりを感じた

*******************

話の尽きない読書会ですが、そろそろベストドレッサー発表の時間です。
今回のドレスコード「幾何学」はなかなか難しかったようですが…工夫を凝らして参加された方がたくさん。




各テーブルから1名ずつ選ばれたベストドレッサーのみなさんが代表で表彰されます。
ベストドレッサーに選ばれた方には記念品の贈呈も!




その後は、参加者のみなさんで集合写真。
着物姿の方もちらほら…とても華やかな読書会となりました。




懇親会では料理を楽しみつつ、引き続き同じテーブルメンバーでおしゃべり。




少しお腹が膨れ始めたら、今度は席替えタイム!
テーマ別にテーブルを移動して席替えをおこないます。




今回の席替えテーマは「漫画」「旅行」「酒と芸術」「ダイエット」。
新旧ダイエット部部長による熱いトークが繰り広げられたり、特定の漫画について抜群の記憶力を発揮する女性たちが漫画テーブルをハックしたり。




忘れてはいけないのが、ラポーティアのソフトクリーム!
種類も豊富で甘すぎず、食事後でも軽くペロリといただけます。




懇親会後は、まだ帰りたくない人たちで、会場ラポーティア前の公園でお花見。
大阪W選の前日ということもあり(?)、いつもよりも熱くなっている人もいたりいなかったり。
その後、読書会参加者が主催のお泊まり企画スイートルームぱーりー(野郎会!)へと向かう人たちも!
読書会終了後も一緒に呑んでくれたり、朝まで話に付き合ってくれるメンバーがいたりするのが魅力の関西文学サロン月曜会です。

*******************




次回の関西文学サロン月曜会は5/11(土)開催。
課題本は川端康成『眠れる美女』、ドレスコードは「深紅」です。
表題作だけでなく一冊すべて読了のうえ、ご参加ください。

また、猫町倶楽部関西文学サロン月曜会は承認制のmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。
今後のスケジュールも先行告知していますので、入会がまだの方はお気軽に申請ください。

関西猫町倶楽部では、今回の読書会後に開かれたお泊まり企画だけでなく、登山や芸術関連イベントのような「課外活動」と呼ばれる承認制のmixiコミュニティも運営しています。
一度でも関西猫町倶楽部の定例会に参加したことがある方は入会可能となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
今回熱いトークを繰り広げたダイエット部もあります!

みなさまのご参加、ご入会をお待ちしております。

(文章:まみ 写真:イッシキ、taisho)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2019年04月06日 (土) 
  • 【名古屋藝術部】『マルセル・デュシャンとは何か』

明るい日差しのもと満開の桜並木を抜けてゆくと会場に辿りつきます。4月6日(土)
名古屋藝術部の読書会が藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」で開催されました。


今回の課題本は平芳幸浩著「マルセル・デュシャンとは何か」、参加者は13名、初参加の方は2名でした。現代アートの元祖といわれるデュシャンの作品と人生、そして後世への影響がわかる決定版入門書です。一人のアーティストに焦点をしぼることで、読み進めていくうちに難解な現代アートの核心に近づいていける内容でした。4月頭の忙しい時期で少人数での開催でしたが、お互いの意見をじっくり聞いて話しあえる読書会になりました。



猫町読書会のルールはたった一つ、「他人の意見を否定しないこと」です。美術に興味はあるけど詳しいことは分からないという方、地元でも遠方でも気になる美術展は見にいくという方、大学時代に美術史を専攻していた方、美術関係の仕事をされている方、と美術についての知識も様々ですが、このルールのもと参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。それぞれの立場での感想や質問をきっかけに話が発展してゆき、自分では気づかなかった視点・論点・解釈などに出会う機会が生まれます。



さて、各テーブルではどんな意見が出たのでしょうか。
・デュシャンの「アートとは選択である」という言葉が印象的だった。
・彼の代表作である「大ガラス」の解説を読み進めるのに苦労した。解釈に正解はないし本に書かれている通りに作品を見る必要もまた無く、ただ見るだけで感動したり楽しめるものとは違い、現代アートは見る側に想像力・思考力を求めてくる。
・「網膜的な鑑賞」という概念が提示され、自分を含めて多くの人が美術館などで作品を見るときの一般的な鑑賞態度と、現代アートを見るときの鑑賞態度の違いを考えた。
・アートに対する価値観は、印刷や写真など複製技術の普及とタイミングで変化してきた。最近では3Dプリンタがそれに当たると思う。作家の技術の高さも評価対象だったが、作品自体が訴えるものが評価の対象になってきている。
・大学生が締切り数日前に取りかかって持ち込んだ稚拙な作品と、構想・製作に時間をかけて高度な技術で作り上げられた作品を、どちらも現代アートとして提示された場合にそれらとどう向き合うのか。
・アートの評価は難しい。多くの人は作品の取引価格や作家の知名度をあてにして鑑賞している気がする。
・他人に自分を規定されることを嫌い、そういったものと距離を取りながらも常にアートに関わり、傍流を歩んでいるようで最後には主役になっているデュシャン。それを淡々とおこなう知性・理性に感心した。



今回は途中でグループ替えもおこない、終了時刻いっぱいまで活発な意見交換が続きました。つかみどころのない印象がある現代アートについて、どのように理解すればいいか楽しめばいいのかなど話は尽きません。



読書会の後は場所を移して懇親会です。最近行った美術館の話、気になるアーティストや作品の話、読書以外の趣味や活動の話と、くつろぎながら盛り上がりました。



次回の名古屋藝術部読書会はコンテンポラリーダンスナイトです。愛知県芸術劇場シニアプロデューサーの唐津絵里さんをゲストにお招きして、サウンドバーJAPにて5月6日(月)に開催します。課題本は「コンテンポラリーダンス徹底ガイド」「バレエとダンスの歴史−欧米劇場舞踊史」「西麻布ダンス教室−ダンス徹底ガイド」の3冊からの選択制です。読書会とレクチャーのあとはDJタイムと、好評のコアタイムリブートとのジョイント企画です。コンテンポラリーダンスって何、と思っている方も是非ご参加ください。レクチャー付読書会は、ゲストの方から楽しく詳しくお話を聞ける貴重な機会です。お待ちしています。

文・写真:リュウセイ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 特別イベント「菊地成孔『あたしを溺れさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』朗読/読書会&トークイベント」

特別イベント

  • 2019年3月31日 
  • 特別イベント「菊地成孔『あたしを溺れさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』朗読/読書会&トークイベント」

桜の花が咲き始めた3月31日(日)、猫町倶楽部の記念すべき第一回目のゲストでもある、ジャズミュージシャンで文筆家の菊地成孔さんを再びお迎えして、朗読・読書会・トークの特別イベントを開催しました。

会場はいつものJAZZ茶房靑猫。55名の方にご参加いただきました。
初参加の方が10名、中には関東や関西、東北地方からいらっしゃった方も!
 

 

課題本は『あたしをおぼれさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』。
本来新宿でしか購入できない(名古屋では手に入らない)ヴァイナル文學選書を、今回特別に会場で販売していただきました。
 

 

主宰のタツヤさんの挨拶で始まります。そしてなんと、サプライズゲストで小田朋美さんも来てくださいました!
 

 

前半は著者の菊地さん自らが朗読してくれるという贅沢な時間。良い声に皆さん心地よく聞きほれていました。
 

 

後半は各自で黙読です。その場で読んですぐ読書会をするのは、猫町倶楽部でも初めての試みです。
 

 

 

みなさんが読み終わったところを、各テーブルのファシリテーターが見計らって読書会がスタート!
「思ってた官能小説とは違った」
「究極の愛の形なのでは」
「言葉を通すから受け入れられる。映像だったらもっとショッキング」
「菊地さんの作品は音楽で感じることと同じものを感じ、泣ける」
「『溺れる』って比喩じゃなかったのか」
「この後の想像が広がる作品」
など、読んだ直後の新鮮な感想が飛び交う中、
菊地さんもテーブルを回って皆さんの質問に答えてくださいました。
 

 

 

その後はトークショーです。
小説は書かないと言っていた菊地さんが、なぜこの本を書いたのかという話や、フェティッシュな映画の話、副読本ともいえる蓮實重彦『伯爵夫人』についてなど、惜しまれつつ終了してしまったラジオ番組『粋な夜電波』さながらの軽快なトークで会場が沸きます。
 

 

 

 

今回のドレスコードは、菊地さんからの指定で「男性は片メガネ、女性はつけヒゲ」。
女性のつけヒゲは、デュシャンがダ・ヴィンチの《モナリザ》に口髭と顎鬚を付け加えた《L.H.O.O.Q》からということでしたが、ヒゲ姿の女性がたくさんいる様子は壮観でした。
ベストドレッサーはこちらの7名。人毛のヒゲや毛糸で編んだヒゲ、Tシャツの女の子の絵にヒゲを描いたりと、様々な工夫をされていました。男性の片メガネもかっこいいですね。
 

 

菊地さんに選んでもらったベストオブベストドレッサーは、こちらの方に。
あまりにナチュラルなイケメン振りに、会場の女性達から黄色い歓声が上がるほどでした。
 

 

懇親会は藤が丘のダイニングバー“ Torta due”
立食形式でいろいろな人と話がはずみます。菊地さんの本のファンの方、音楽のファンの方、ラジオ番組のファンの方、全く知らないけど参加してみましたという方まで、それぞれが菊地さんご本人の魅力に触れて、楽しんでくださったようです。
 

 

 

菊地成孔さん、小田朋美さん、ご参加の皆さま、濃厚な一日をありがとうございました!
 

 


文・しょうふう
写真・okko 、ジャスミン。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月31日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第111回 東京文学サロン月曜会 フランツ・カフカ『審判』

へいせい31ねん 3がつ 31にち にちようび

きょう、わたしは「どくしょかい」にさんかしました。

「どくしょかい」というのは、みんなでおなじほんをよんできて、はなしあうかいです。

きょうは、カフカというひとの、「しんぱん」というおはなしをよみました。

 



これから、どくしょかいのかんそうをかきたいとおもいます。

 

ばしょは、「だいかんやま」えきのちかくにある、chano-maというおみせです。



なかにはいるとききんちょうしましたが、「こんにちは。まやです。きょうはよろしくおねがいします」といったら、やさしそうなおねえさんとおにいさんがわたしのせきにあんないしてくれました。



 

おみせのなかにはひとがたくさんあつまっていたけど、わたしのはんは7にんで、「どくしょかい」ではこのぐるーぷではなすそうです。

さいしょに、ねこまちくらぶのさぽーたーのおにいさんとおねえさんが、「どくしょかい」のやりかたをおしえてくれました。



ぐるーぷのなかでしかいをするひとを「ふぁしりてーたー」というそうです。

「ふぁしりてーたー」はさんかしゃのなかからきめます。

わたしのはんは、めがねのおにいさんがやってくれることになりました。

それと、この「どくしょかい」ではほかのひとのいけんを「ひてい」したらだめだそうです。

それいがいなら、なにをはなしてもいいんだって。



「どくしょかい」がはじまると、さいしょにみんなでじこしょうかいをしました。

カフカの「へんしん」というおはなしをよんだことがあるというひとがいっぱいいました。

それから、「しんぱん」のかんそうをじゅんばんにはなしていきました。

わたしは、「しゅじんこうのきもちがよくわからなかった」といいました。

そうしたら、となりのおにいさんは「こわいゆめのなかにいるみたいだった」といっていました。

このおはなしのなかにはわからないことがいっぱいあるけれど、だからいろんなよみかたができるみたいです。

「ほうりつ」のはなしとか、むずかしいところもあったけど、しゅじんこうはなんでつかまったのかな、とか、「おきてのもん」はなにをあらわしているのかな、とか、みんなで「すいり」したのがたのしかったです。

さくしゃのカフカはどんなひとだったのかというはなしもしました。

わたしはこのさくしゃのことをよくしらなかったので、ほかのほんもよんでみたいなとおもいました。

2じかんってながいなとおもっていたけど、みんなではなしていたらすぐにおわりのじかんになりました。

さいごに、ぐるーぷのなかできょうの「べすとどれっさー」というのをきめました。



きょうの「どれすこーど」は「くろ」または「はな」だったから、わたしはさくらもようのくろいきものをきていったら、みんなが「べすとどれっさー」にえらんでくれました。



しゃしんをとられるのははずかしかったけど、しおりのぷれぜんとをもらってとてもうれしかったです。

「どくしょかい」がおわったあとは、「こんしんかい」がありました。

「こんしんかい」ではごはんをたべながら、どくしょかいではなしきれなかったこととか、すきなほんのはなしとかをできます。



じぶんのぐるーぷいがいのひとともはなせるので、おともだちをつくるちゃんすだとおもいました。

わたしは、いろんなひとに、すきなほんをきいてみました。

しらないほんをたくさんおしえてもらったので、これからじゅんばんによみたいです。

あと、「こんしんかい」では「こしょてん」というのがあって、じぶんのほんとほかのひとのほんをこうかんできるそうです。



おもしろそうなほんがあったけどわたしはほんをもってなかったので、ざんねんだなとおもったら、こしょてんのてんちょうさんが「こんどもってきてくれればいいよ」といってくれたので、「おもいでのマーニー」をもらいました。

それからこしょてんのてんちょうさんがかいたかみしばいをよんでもらいました。



てんちょうさんはいろんなほんをよんでいてすごいなあ、とおもいました。

こしょてんとはんたいがわのはじっこのほうではカフカについてもっとはなしたいというひとたちがあつまってはなしていて、すごくたのしそうでした。

 

わたしのおともだちはほんをあまりよまないけど、ここにはほんをすきなひとがいっぱいいて、はなせるのがいいなとおもいました。

きょうくるまえは「ちゃんとはなせるかな」としんぱいだったけど、きてみたらとてもたのしかったです。

またほかのほんをよんでさんかしたいなとおもいました。

つぎは4がつ28にちのにちようびにやるそうです。

「かだいぼん」は、はしもとおさむというひとの、「れんあいろん」だそうです。

わたしにはちょっとむずかしそうだけど、がんばってよんでみようとおもいます。

それで、またほんのすきなひとたちといっぱいはなしたいです。



ぶんしょう:まや しゃしん:はねこ、やま

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年3月30日(土) 読書会16:00~18:30懇親会19:00~
  • 第117回 東京アウトプット勉強会『日本語の作文技術』

第117回目の東京アウトプット勉強会が3月30日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。

今回の課題本は、本多勝一著『日本語の作文技術』です。


本書は1982年に発売以来ロングセラーとなっている文章術の本です。

「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章を書くこと」と謳い、句読点の打ち方・助詞の使い方等の普段意識をしていない文章の細部を実践的に解説しています。

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸に作文技術の話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。


以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・句読点の使い方を習う機会がないので、この本を皆読んだ方がいい。

・インターネットやSNS上などで短文にしか触れないことが作文能力や読解力の低下に繋がっているのではないか。

・日本人として書く練習をする機会が如何になかったかを再認識し、教育のあり方を考えさせられた。

・言語は文化に依拠することを改めて感じた。

・名文や悪文といわれる文章にもっと触れてみたい。

・文章の方法論についての本なので、これを題材にして話すことあるかなと不安だったが、盛り上がってよかった。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話や最近の話題など各テーブル盛り上がりました。

その後の3次会へも15人程の参加者がなだれ込み、話の尽きない夜となりました。

さて、次回は4月27日(土)スコット・ギャロウェイ『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』を開催します。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

そして、開催レポートをお読み頂いて、猫町倶楽部東京アウトプット勉強会に興味を持って頂けたあなた、、サポーターとして東京アウトプット勉強会の運営を支えるメンバーになってみませんか?

新規サポーターを募集中ですので、ご興味ある方は読書会の際にサポーターの腕章をつけているメンバーへ声をかけてみてくださいね!

 

文章:たかひろ 写真:あつこ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年3月27日(水) 読書会19:30~21:00 懇親会21:00~
  • 第103回 名古屋シネマテーブル水曜会『グリーンブック』

桜の咲き始めた宵に開催されました、名古屋シネマテーブル水曜会。
3/27に第103回の定例会を名古屋の伏見にて開催いたしました。
参加者数は58名、10名の初参加の方に参加していただきました。

課題映画は『グリーンブック』。
天才黒人ジャズピアニストと粗野なイタリア系白人運転手との旅の中で育まれる友情を描いた物語。
実話をもとに作られた第91回アカデミー賞作品賞受賞作です。
ドクター・ドン・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ
トニー・“リップ”・バレロンガ役に「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン

百花繚乱、各テーブルで尽きない話で盛り上がりました。

・奥さんと見に行ったら「私にも手紙書いてほしい」と言われた。
・品位を保つことが勝利である、と言い放つシャーリーがカッコいい。
・トニーが悩みながら手紙を書くエピソードが可愛かった。
・色々な場所に行って、行く先々で問題が起きるので飽きない。
・ワクワクした。ロードムービーの良さを知った。
など様々な意見が飛び出しました。

海外での生活や海外旅行で差別を意識したことが、話題になったテーブルもあったようです。

他の映画との比較も話題になり「シェイプ・オブ・ウォーター」でストリックランドが乗っていた車はキャデラック。
今回のシャーリーとトニーの乗っていた車もキャデラック。キャデラックはアメリカンドリームの象徴なのでしょうね。

定例会は21時で終了、その後は懇親会が行われました。

懇親会では毎回、自由に参加できる話題テーブル。
ひとつの映画をテーマにお話をする「話題映画テーブル」を設定しています。

今回は『スパイダーマン:スパイダーバース』

全体的に高評価でした。関連のアメコミ書籍を持ち込んで下さった方がみえて、理解が深まりました。
懇親会話題映画はmixiで告知しております。

関連映画やオススメ映画で話は尽きません。
ココでは話題になった作品を紹介します。
・『ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ』ケンタッキーフライドチキンからの連想
・『ブロンクス物語』1950~60年代アメリカが舞台
・『ブラック・クランズマン』今作と対になる映画
・『ヘルプ 心がつなぐストーリー』『ドリーム』黒人差別が大きなテーマ
・『最強のふたり』人種や階層の違う2人の交流という点で近似
・『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』南アで黒人と白人の混血児として生まれた筆者の自伝。
・『ドゥ・ザ・ライト・シング』ここでも黒人とイタリア移民。
・『アメリカン・ヒストリーX』人種問題。
・『LBJ ケネディの意志を継いだ男』ケネディの話から。
・『イースタン・プロミス』ほか、ヴィゴ・モーテンセン作品
・『國民の創生』白人視点で描かれた映画。「悪魔が映画をつくった」「ブラック・クランズマン」でも批判的に言及されています。
・ジェイムズ・ボールドウィン著『悪魔が映画をつくった』黒人の視点での映画エッセイ。『ビール・ストリートの恋人たち』『私はあなたのニグロではない』の原作者です。
・『デトロイト』黒人差別を白人監督が撮ったもの。『グリーンブック』の差別の描き方に批判が上がっていますが『デトロイト』もそれはそれで批判されました。
・『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド
・シドニー・ポワチエ『夜の大捜査線』『野のユリ』黒人男優初のアカデミー受賞者
他にも『キックス』『ドライビングMissデイジー』『8Mile』『水曜どうでしょう』『マンディンゴ』『ジャンゴ 繋がれざる者』などなど

さて次回の定例会課題映画は4月24日(水)19:30〜伏見にて開催いたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
年間に何百本と映画をご覧になる猛者もいらっしゃいますが、
課題作品さえ鑑賞済みなら1年に1~2本も映画をご覧にならない方もシネマテーブルは大歓迎です。
一緒に映画の話をしませんか

文章:Horike 協力:どんたく、イナガキ、月並流汐
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年3月21日(日) 
  • 【名古屋】コアタイム・リブート vol.1&2

名古屋猫町倶楽部では2019年2月から月に1度『コアタイム・リブート』と称して、猫町倶楽部に一度でも参加したことのある人やその友人・パートナーを対象に、ここに来ればメンバーさんに会える「たまり場」的パーティを開催しています。

普段から読書会やシネマテーブルに参加している人だけでなく、猫町に来たばかりで知り合いのいない方も、ちょっとお酒を飲みにくる感覚で遊びに来てもらえると読書、映画や分科会の話ができますよ。

会場は栄の中心、錦のビルの中にあるSOUNDBAR JAP。

入口はこんな感じ。




照明が点いているとこんな感じです。




2/24、記念すべき初回のvol.1は「デリケートに好きして」。参加者は32人でした。
オーガナイザーはシネマテーブル代表のワカマツさん。
JPOPをテーマにした親しみやすいDJパーティーになりました。



DJ体験講座もあり。



今回がDJデビューのシネマテーブルサポーターのなおこさん。



「最近の曲はかけられないけど」と同じくDJデビューのmottyさん(盛り上がっていました!)



++++++++++++++++++

3/17、vol.2は『三文芝居』

元月曜会名古屋会場リーダーのろくさんがオーガナイザーとなり、「映画・ドラマ・舞台」をテーマにした選曲のDJパーティ。参加者は43人でした。

元アウトプットサポーターのあさこさん。NEON DEMON!



そしてエキシビジョンとしてチェーホフ『かもめ』の朗読劇を三幕行いました。





朗読劇には名古屋在住、猫町倶楽部とも縁の深い作家の吉川トリコさんも参加。



元シネマテーブルサポーターのベテランDJとーるさんは任侠映画のサンプリングで独自の世界観を展開。



いつ来てもいつ帰ってもいい出入り自由のパーティですが、初回も今回も23時のラストまで多くの人が残る盛り上がりを見せました。



++++++++++++++++++

次回は4/21(日)、vol.3『グッド・トリップ』
テーマはなんと<サウナ>。
各地で野外フェスが行われたりおしゃれな女性専用の施設も増え、2019年最重要トレンドともいわれているサウナ。音楽でどう表現するのか?
もちろんまだサウナ経験のない人も大歓迎!
読書会らしく「サ道」や「はじめてのサウナ」を始めとした入門書をテーブルに用意してお待ちしております。トークや寸劇もあるかも…。
猫町に慣れた人もこれからなじみたい人もDJパーティが初めてという人も、たまり場にたくさんの人が遊びに来ていただけるのをお待ちしています!
詳細&参加表明はこちらのmixiトピックからどうぞ。

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5323854&id=88750875

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2019年3月21日(木) 受付開始17:00~ シネマテーブル17:30~
  • 第23回関西シネマテーブル「天国でまた会おう」

桜の開花にはまだ少し早い3月21日、心斎橋のカフェ「ラポーティア」にて第23回関西シネマテーブルが開催されました。今回の課題映画は「天国でまた会おう」です。「その女アレックス」で有名なフランスのミステリー作家ピエール・ルメートルの原作を映画化した作品で、フランスでは大ヒットを記録しています。

会場の「ラポーティア」店内には公開記念特別パネルが展示されています。



シネマテーブルが始まりました!猫町倶楽部では「人の意見を否定しない」というルールがあります。参加者全員が自由に楽しく語り合えるようにするための大事なルールです。各テーブルでは劇中の衣装、印象的な仮面や登場人物について感想を語り合っています。特にエドゥアールの最後のシーンについては様々な意見が出ました。
・美的感覚に溢れていたから自分が戦争で負傷した顔を父親に晒したくなかった
・父親と分かりあえて満たされたため思い残すことがなくなったから
ユーモアのある芸術的な映像の中に、戦争に対する痛烈な風刺が込められていて、胸を打たれる作品でした。


さて、今回の関西シネマテーブルは特別ゲストをお迎えしています。配給会社広報の古野さんにお越しいだたき、ミニトークショーを開催しました!

どんなお話が聞けるのか楽しみです・・



映画館の支配人を経て、現在は広報を担当されている古野さんに、まずは「天国でまた会おう」の宣伝活動についてお話いただきました。今回は美術的に優れた作品のため、美術館やギャラリーにパンフレットやポスターを置く、書店とタイアップし原作本にオリジナルの特装ブックカバーを付けて販売、また、レストランとのコラボメニューによる宣伝等を行ったそうです。

トークは映画上映にまつわる裏話へと続きます。作品の選定方法から、「この世界の片隅に」ロングラン上映時の裏話、今ではすっかり市民権を得つつある応援上映の誕生秘話まで・・年間500本ほどの映画をご覧になるという古野さんに好きな映画をお聞きしました。古野さんの選んだ作品がこちらです!

「羊たちの沈黙」「遊星からの物体X」「マッドマックス怒りのデスロード」

3本ともただものではないキャラクターが出てくる作品です!!まだ見ていない、という方にはぜひご覧になることをお勧めします。古野さん、貴重な楽しいお話をどうもありがとうございました。いつでも関西シネマテーブルに遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。

ラポーティア特製、劇中の青い鳥の仮面をモチーフにした限定スイーツ!食べるのがもったいない美しさですが・・・いただきます。



関西シネマテーブル懇親会では、課題映画のほかに【話題映画】というテーブルを設けています。今回の話題映画はアカデミー賞の受賞も記憶に新しい「グリーンブック」です。

対照的な2人が互いへの偏見に気づき、信頼と友情を築きあげていく姿が感動的です。



話題映画のテーブルでは、劇中で気になったシーン、誰の中にもある偏見などについて意見が交わされました。マハーシャラ・アリ演じるピアニスト、ドクター・シャーリーのアルバムを買ったという方も!

関西シネマテーブルは2年前の発足以来、ラポーティアを開催の場としてきました。今回、ラポーティアの岡野店長より関西シネマテーブルとの2年間についてご挨拶をいただきました。


あたたかいお言葉をいただき感激です。おいしいお料理と心地よい空間を提供してくださるラポーティアという場所があってこその関西シネマテーブルです。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

第24回関西シネマテーブルは4月21日(日)17:30開催です。課題映画は「ビリーブ」話題映画は「ブラック・クランズマン」です。どちらも実話に基づく作品です。映画好きの方はもちろん、あまり詳しくないんだけど・・・という方も大歓迎です!楽しく参加できるような場所になっていますので、安心してご参加ください。来月もたくさんの方にお会いできることを楽しみにしています。
文:とむまつ  写真:こも、ジュリア


 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年3月21日 受付開始18:00 読書会18:30~20:30
  • 第147回名古屋アウトプット勉強会 ケネス・J・アロー著『組織の限界』

2019年3月21日に、第147回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、1972年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者であるケネス・J・アロー著『組織の限界』でした。


この本では、個人を前提とした価格システムを経済としてとらえる弊害を指摘し、組織が個人の価値を高め、それが経済活動の向上に寄与するとの記述がありました。そして、組織は、硬直化や不服従といった別の問題も引き起こすといった内容について、考察しています。
今回の読書会は、23名の方が参加されました。

司会から挨拶のあと、グループごとに分かれて読書会開始です。グループごとに進行役であるファシリテーターがクジで選出され、初心者でも意見をアウトプットしやすいような環境になっています(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)。今回のくじは、サポーターが描いた著者ケネス・アローさんの似顔絵でした。



ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。
・課題本の読了。
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、自由に自分の意見をアウトプットしていただいて大丈夫です。



今回の課題本は、174ページと短いものでしたが、組織について様々な示唆に富んだ味わい深い内容でしたので、以下のような意見が出ました。

・「組織の限界」というタイトルを聞いて、人の体を考えた。人の体も組織も常に入れ替わりや新陳代謝が激しい。

・現代は当時に比べたら情報コストが下がり、色々な情報を手に入れることができるが、逆に情報量が多過ぎて個人の処理能力を超え始めた。

・解説を書かれた坂井豊貴先生の「多数決を疑う」も読むと、組織についてまた違う視点で考えられるから、おすすめできる。

・神や王などの権威を信じなくなった人が大半になった現代では、組織を成り立たせる権威が揺らいでいると思う。

・個人としての意思決定、個人でないものの意思決定についてどのような違いがあるのか、考えさせられた。

・不確定的財貨(コンテインジエント・コモデイテイ)といった、現代のブロックチェーン技術についての示唆が書かれていた点が面白かった。

また、今回は会の途中でグループメンバーの席替えを行い(ワールドカフェ方式)、読書会を継続したため、より他の方と意見交換ができて大いに盛り上がりました。



最後に参加者全員で記念撮影をしました。


読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、料理がお洒落でワインが豊富な「ワイン食堂 ウノ」でした。


懇親会に参加された皆さんは、提供された料理に舌鼓を打ちつつ、好きな本について話したり、各々共通のテーマで盛り上がったりしていました。

そして、読書会後の余韻に浸りつつ、懇親会の楽しい雰囲気の中、第147回名古屋アウトプット勉強会は幕を閉じました。


次回4月の読書会では、ハンス・ロスリング他著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』です。皆様も奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ポップコーンtakao 写真:HIROKO

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2019年3月20日(水) 受付開始19時〜/シネマテーブル開始19時30分〜
  • 第52回 東京シネマテーブル 『女王陛下のお気に入り』

3月20日、渋谷のザギャンゲットバイモジャにて第52回東京シネマテーブル「女王陛下のお気に入り」が開催されました。



<ザギャンゲットバイモジャへの階段。この階段を下りて不安になった頃に入口があります。>



<フォックスサーチライト配給作品ならではのパンフレット。最後の方の本作以外のページも楽しめます。>

ギリシャ出身の鬼才(!?)ヨルゴス・ランティモス監督最新作、かつ第91回米アカデミー賞で最多10部門ノミネートということで日本でも公開前からかなり話題となっていた作品です。

ヨルゴス・ランティモス監督は前作「聖なる鹿殺し」、その前の「ロブスター」など、ある意味シュールかつ冷徹な世界観を淡々と描くという印象を持っていましたが(あくまで筆者個人の印象)、今回はいかに…!?とかなりの期待感をもって鑑賞しました。

本作はオリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズという女優三名の豪華共演も見どころのひとつということもあったのか、女性の参加者が非常に高い比率となっていました。



<今回のコスプレテーマ「ウサギ」>

まずは我らがサポーターリーダー、マサトの挨拶からシネマテーブルがはじまります!猫町倶楽部唯一のルール「他の参加者の意見を否定しない」を守りつつ、各テーブルの皆さんから自由な意見がどんどん出されました。

・主要人物が3人いたが、人によって誰に重きを置くか決まる。アビゲイルからだと駆け上がる、サラからだと陥れられる…等。

・議会の対立(トーリーVSホイッグ)をバックに据えた便宜、見返りのかけ引きが面白い。また、党派で髪の色が真っ二つに分かれていて、それに笑った。

・章立てを入れる効果は?→小説っぽいがなぜなのか?言葉が象徴的でもない。また、言い回しが普通ではない、奇異。

・ほとんどのシーンが自然光を利用して撮影されており、光の使い方がとても印象的。



などなど、話はつきないのですが21時からは食事タイムです!

ザギャンゲットバイモジャのメニューはおいしくてボリュームもあるので、食事も楽しみのひとつですね。



腹ごしらえの後は後半戦、懇親会ラウンドテーブル開始です。

今回のラウンドテーブルのテーマは、

・懇親会映画『グリーンブック』(懇親会映画は鑑賞は必須ではありません)

・アカデミー賞おさらい

・最近これ観た&これから観たい映画

の3テーマでした。参加者皆さんそれぞれが自分の話したいテーマのテーブルに移動して、語り合います。アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞の最優秀三冠に輝いた『グリーンブック』は多くの皆さんがご覧になったようで、急遽2テーブルにするほど盛況でした。鑑賞された皆さん、やはりケンタッキーフライドチキンが食べたくなったみたいですね(笑)。



そんなこんなで、今回のシネマテーブルも大盛況のうちにお開きとなりました。

3月でサポーター任期終了のカツミさん、大変お疲れ様でした!そして、これからのシネマテーブルを担って頂ける新たなサポーターを大募集中です。興味のある方は、ぜひmixiの募集ページを参照の上、立候補お待ちしております!

 

こんな感じで猫町倶楽部東京シネマテーブルの最新情報は、mixi、Twitterでも発信されていますので、ぜひフォローを。懇親会映画のお知らせや、mixiページでのみ開催ををお知らせする不定期の特別企画もあったりします。

参加を迷っている方(はい、今これを読んでいるあなたです!)は、まずはmixiの東京シネマテーブルコミュニティへの参加をオススメします。あとよく、「難しい分析や考察しないとダメ…?」と心配をされるのですが、ノープロブレム!映画好きが多いですが、そんな小難しく観る人は(ほとんど)いません。みんな楽しんで観て、良かった作品をオススメしあったりしていますよ。

猫町倶楽部東京シネマテーブルmixiコミュニティページ

猫町俱楽部シネマテーブル合同Twitterアカウント

さてさて、次回の定例会は4月10日(水)19時30分から課題映画『ブラック・クランズマン』です。「あの」スパイク・リー監督ということで、こちらも期待度がかなり高い作品ですね!



詳細&お申込みはコチラから

次回も皆さんのご参加、お待ちしています!

(写真:マーシー、文:ケイ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月6日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 G・ガルシア・マルケス『百年の孤独』

 むずかしい本であったというのは言うまでもありません。課題本になっていなければ出会えなかったし、仮に読もうとしても何ページか読んでそっと閉じていたことでしょう。だからこそ、読書会という場が有難いわけなのですが。

 らいねんどには(このレポートが掲載される時は今年度になると思いますが)平成が終わり、新年号となります。平静を振り返ってみるという番組がいくつかあって時代は変わっていくと感じさせますが名作は時代を超えていくんだ。そんな感じでしょうか。


 さっかとしての評価の一つである、ノーベル文学賞を受賞するような作品は単に面白いとか、すごいとかそんな感想を超越して、理解しがたいものでした。多分名作とか個展をたくさん読んでそのバックグラウンドがあって初めてこの本は文章を読むのではなくなる。一つ一つに意味があってそれを読み解いていくと文章がつながって更に味わい深い作品となるのだと思います。僕は文章を読むので精一杯でしたが。

 きっかけがなければ絶対に読めないし、仮に読む機会があったとしても読むのが難しいと思えた(あくまで一サポーターの感想です。)「百年の孤独はどうだったんでしょうか。

 あまたの意見があったのですが、その中でごく一部を紹介します。

・理屈抜きで面白かった。ストーリーテリングが力押しで洪水のようだった。
・男性陣は自分から孤独に向き合っている。
・「豚のしっぽ」というのは「唯一の愛」だったのではないか。
・ガブリエルという登場人物が、実はガルシア・マルケス自身である(名前やプロフィールが一致する)。
・一族の話だけで完結しており、他の人間関係がない。
・終わり方が最高。
・心情描写は少ないが、淡々と語られる事実の中にキャラクターの心情が見える時があって面白い。
・聖書のような物語だと思った。アルカディオとウルスラはアダムとイヴ。
・昔話や伝承の集合体のように感じた。繰り返しや因果応報の物語なのも、昔話っぽい。
・一族のことを気にしてるのは女性ばかり。男性はどうしようもないやつばっかり。

・読むのに時間がかかった。
・登場人物は多いけど、キャラが被っている人はいない。
・マコンドが本当にあったような気がしてくる。
・人間離れしているエピソードが多いけれど、人間味を感じる。
・アウレリャノはオタク、アルカディオはリア充。
・主人公は誰なのか…。→ウルスラが長生きだし、ウルスラに肩入れすると読みやすい。
・思わず笑ってしまうようなシーンが多い。
・血が繋いできたマイナスの気持ちを終わらせる結末。
・長くてしんどかったけれど、終わり方がこれ以上なく良い!
・心の通い合いが感じられないのが孤独なのかな。

 りづめで考えるか感性で行くのか迷った今回のドレスコードの輝いていた人はこんな感じ。


 がんばってますね。もう、ネタに走る覚悟がなければベスドレは難しいのかもしれません。

 とうぜんそのあとは、懇親会。どてカボチャで楽しく飲みました。

 うれしいことに、ボリューム感が半端ない。残念ながら写真が・・・。

※一部不自然な点がありますが、これは決して誤字脱字ではないのと今年度転勤で高山に行ってしまったサポーターと関係があるかもしれません。
また、日本語で「ん」から始まる単語がなかったので呼び捨てになってしまいました。それだけが心残りです。多分高山はいいところだと思うので頑張ってください。



猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!

●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

文責:手乗りきんかちょう
写真:名古屋月曜会11.5期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月2日(土曜日) 8時30分東京駅集合 19時東京駅到着 19時~21時懇親会
  • 第110回 東京文学サロン月曜会 佐原日帰り旅行「桜の森の満開の下・白痴」

猫町倶楽部月曜会、今回はいつもの代官山chano-maを抜け出して、バス旅行に出かけました。例年は一泊旅行を開催していましたが、今回は初の試みとなる日帰り旅行です。行先は千葉県香取市。

絶好の旅行日和となった当日、東京駅近くに集合した参加者は、日程や旅先の紹介が記されたしおりをもらい、バスに乗り込みます。





行先は、ハワイ……?

9時になり、予定通り出発。バスの中では自己紹介。皆さん旅行への意気込みを語ります。猫町旅行に毎回参加している人、旅行は初めての人、猫町倶楽部自体が初めての人とさまざまです。



ところで、これから行く千葉県香取市は千葉県の北東部にある市です。香取神宮が立地し、中心部である佐原は江戸時代からの繁栄を感じさせる古い町並みが残されています。「しょうゆジェラートアイス」も売っています。


そんなことを話している間に、最初の目的地である香取神宮に到着しました。


大きい鳥居を抜け、参道を上ると朱色の楼門があります。


この楼門をくぐると漆黒の拝殿が現れますので、皆で参拝。参拝後は、おみくじを引いたり、鹿にエサをやったり、名物の団子を食べたり。




続いて一行は町並みの中心地へと向かいました。佐原の町並みは関東初の重要伝統的町並み保存地区に選定されており、最近は観光客も増えてきました。
まずは料亭「宮定」にてお食事。創業二百年を超える老舗で、元々は魚屋でした。



趣ある外観ですが、中も立派です。大広間で和食をいただきました。古い町に来た感じがして旅行気分も高まります。




食事を終えると、続いてグループに分かれて町並み散策の時間です。町の中心部を小野川が流れ、両岸に昔ながらの商家が軒を連ねます。川沿いの風景を眺めると心は和むというものです。




昼食場所の隣には、日本地図を作った伊能忠敬の旧宅が。忠敬は婿養子として佐原に来て、佐原の地では名主として町内をまとめ、天明の大飢饉では私財をなげうって町民を救ったというエピソードもあります。



一方こちらは江戸時代より続く酒造。酒造工程の説明を真剣に聞く参加者たち。見学後に試飲もできます(どぶろく美味しい!)。




また、この日はひな祭りの前日ということもあって、「さわら雛めぐり」が開催されていました。各店舗秘蔵の雛人形が町中に飾られていてにぎやかです。



他にも伝統ある店舗や、最近オープンしたコーヒーショップ、伊能忠敬の記念館、祭りの山車が展示されている施設など見所はたくさんありました。

町並みを楽しんだところで、読書会会場の「道の駅・川の駅水の郷さわら」に移動します。利根川に面し、防災施設を兼ねた「川の駅」を有する道の駅です。お土産を購入したところで、お待ちかねの読書会が始まります。

今回の課題本は坂口安吾の短編集『桜の森の満開の下・白痴』。



A「いきなり『風博士』だったからとまどいましたね。1冊全部この文体だったらどうしようかと思いました」
B「嗚呼、風博士はお気に召しませんでした乎。それは大変残念である。では好きな作品は何ですか?」
A「『桜の森の満開の下』のような、幻想的な話が好きでした。もうすぐ桜の季節だし」
B「やっぱり桜は特別な雰囲気ありますから、桜を見て人が変わってしまうのもわかる気がする」
A「あと戦争の話もいくつかありましたが、印象深かったです。他の作家の戦争もので見られるような、戦争の悲惨さを訴えるような内容とは雰囲気がだいぶ違っていて。風博士さんはどの作品が好きなんですか?」
B「ええと、私は別に風博士ではないんですが、『夜長姫と耳男』も人気でした。どの作品も女性の描かれ方が独特ですよね」
A「風博士さんは耳を切り落とすような女性が好みというわけですね。なるほど。確かに普通の男女の恋愛を描いた作品は少ないですね。『白痴』の男女も恋愛感情とは違う気がするし」
B「あと『アンゴウ』も好きです。ストーリーは(さっき日本酒飲みすぎたせいもあって)ここで言うことはできないですけど」
A「『アンゴウ』人気ありました。この短編集では異色な感じでしたが。それから……」


まだまだ話は尽きませんが、読書会はここまで。バスに乗って帰路につきます。

バスの中では旅行の感想を全員で語りました。観光での体験を話す人から、熱い文学論を語る人まで。いやあ盛り上がった旅行でしたねえ。あまりに盛り上がったので危うく全体写真を撮り忘れるところでした。酒々井パーキングエリアで仲良く撮影。



東京についた参加者のうち、希望者は懇親会に参加してすき焼きを堪能してから、一同自宅へと帰っていったのでした。

猫町旅行は、同じ趣味を持った人が観光地やバスの中で交流することで、知らない人同士でも一気に仲良くなれるイベントです。今回参加した方も、残念ながら参加できなかった方も、次の機会にはぜひご参加ください。

もちろん定例会にも来てくださいね。猫町倶楽部月曜会、次回は3月31日(日)に代官山chano-maで開催します。受付開始16:10、読書会開始16:30、課題本はフランツ・カフカ『審判』です。よろしくお願いします。

記:たかはし 写真:みのり

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年2月24日(日) 受付開始16:30 読書会17:00~18:40 懇親会19:00~21:00
  • 第1回関西藝術部 岡本太郎『今日の芸術』

少しずつ春の兆しが感じられるようになってきた2月24日の日曜日、
記念すべき第1回関西藝術部が開催されました。
なんと初回から参加者42名(うち猫町倶楽部初参加者は3名)の満員御礼です!
(お集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございます)

初回の課題本は、岡本太郎さんの『本日の芸術-時代を創造するものは誰か-』。
岡本太郎さんといえば万博記念公園にある「太陽の塔」の製作者でもあり、関西にお住まいの方なら馴染みの深い芸術家でもありますよね。
課題本は1954年に出版され、ベストセラーになった本なのですが、「全く古臭くなくて65年も前に書かれた本とは思えない。今読んでもなるほどと思う」という声も多く挙がっていました。


名札も岡本太郎さんの作品に合わせた特別仕様、席札は和パステルでの作成。
こういったアイテムが藝術部らしいですね。


17:00、主催者タツヤさんの挨拶の後、やや緊張しながらも藝術部初めての読書会がスタート。
猫町倶楽部には2つの大切なルールがあります。それは「課題本の読了」、「参加者の意見を否定しないこと」(本の内容を批判するのはOK)。
もちろん本は一通り読んではいるのですが、全くと言っていいほど芸術には詳しくなく、「どんなことを話したらいいのやら・・」「もしかして何も話せないかも」と思っていましたが、杞憂に終わりました。
各テーブルで出た意見・話題を少しご紹介すると、
・「自己疎外」を克服するための芸術の役割とは?
・「きれい」と「美しさ」の違い
・学校などで芸術を教えること、学ぶことについて
・「自由に描いてごらん」「勝手に描いてみろ」と言われても、紙と鉛筆を渡された時点で、紙と鉛筆で描くということが決められているので、自由ではないと言えるのでは?
・(美術館や博物館などで)音声ガイドを使うのはアリ?ナシ?
などなど、様々な意見やエピソードが次々出てきて、約1時間半の読書会はあっという間に終了しました。

最後はみんなで記念撮影。


読書会終了後は懇親会。まずは先ほどの読書会のメンバーで、読書会の続きの話や自身の話で盛り上がりました。
その後、「お絵かきゲーム」「こんなことやってほしい」「古典芸能」「音楽」「話し足りん」「フリートーク」など、各テーブルに分かれて座談会。藝術部らしいテーマの座談会になり、これから藝術部でやってほしいことなど、いろいろな意見が出ました。博物館見学など、1人でもできるけど、みんなでやるからより面白さを感じられるイベントなど、これからの藝術部の活動がもっと楽しいものになりそうです。

猫町倶楽部には、年代も性別も職業も様々な方が参加されています。普段なら出会うことのないような人と共通のテーマでお話しすることで、「こんな考え方があったんだ」「これはこういう見方もできるのでは」など、自分ひとりでは考えもしなかったような意見や感想、今まで知らなかった世界の話を聞くことができます。そのことによって、自分自身の考えを広くし、深めていけるので、参加してよかったな…と思っています。

次回は4月28日(日)開催。
場所は初回と同じく「ATORIO CAFE」さんにて。
(靭公園に面した素敵なカフェです!)

課題本は未定。
音楽、書道、建築、美術等々、芸術のジャンルは幅広い。
どんな課題本になるのか、どんな雰囲気になるのか、今からとても楽しみです。
「芸術ってよくわからなくて…」「読書会なんてなんだか難しそう…」という方も大丈夫です!
ぜひ一度、参加してみてください。きっと新しい世界が広がりますよ。

(文:しゅがー / 写真:VANちゃん、あにき)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年02月23日(土) 17:00~19:00
  • 「福岡文学サロン月曜会 第36回『ヴェネツィアの宿』須賀敦子

今回から場所を変えまして、本のあるところ「ajiro」にて定例会を開催することになりました。

本のあるところ「ajiro」さんは、福岡で短歌やカフェ本等様々な本を手掛ける出版社「書肆侃侃房」が運営するブックカフェで、2018年の12月に福岡・天神にオープンしたばかり。




その書棚の並びは読書欲をそそられるような選び抜かれた名作・珍作の山!




参加者の皆さんも平台や書棚の本を見て「ここの本、素敵ですね」と。
あまり一般の書店にないような珍しい本がたくさんあったので、つい参加者の方が揃うまでの時間、本を手に取ってしまうこともしばしばありました。

今回は福岡のみならず、長崎、大分と県外から参加された方がなんと半数も…!なんと須賀敦子さんの読書会があることで広島から来てくださった方もいらっしゃいました。

地元には課題本形式の読書会がなかなかないようなので、これは出張猫町の出番か、と考えたり考えなかったり…。

本日の課題本は須賀敦子「ヴェネツィアの宿」です。

「ヴェネツィアの宿」は、アントニオ・タブッキ等の翻訳で知られるイタリア文学者の須賀敦子さんの代表的なエッセイ集の一つです。

須賀敦子さんは1991年に61歳で「ミラノ 霧の風景」でデビューしてから1998年に亡くなるまで作家活動はわずか8年著作は5作と少ないながらも、没後20年経っても特集や全集が刊行される等、読書家にはファンの多い作家として知られています。

この「ヴェネツィアの宿」はデビュー作『ミラノ 霧の風景』、次の『コルシア書店の仲間たち』に続く三作目にあたり、前二作は著者のイタリアでの生活を元にしていますが、当作は、イタリア生活に加え日本で過ごした少女時代、家族関係をベースしたエッセイが主となっています。

今回の司会(ファシリテーター)より、猫町倶楽部の唯一のルール、「人の意見を否定しないこと」の説明をしました。

初参加の方もいるので、まずは各々自己紹介。
好きな本や最近読んだことのある本を各々紹介しあって場を温めたら、いよいよ課題本について踏み込みます。



須賀敦子さんの本は初めてという人が多かったですが、今回の「ヴェネツィアの宿」の全体を通しての感想を伺うと、

「まるで娘から父への書簡のような小説」
「最後までエッセイだとわからなかった」
「光や音楽、風景の書き方がとても美しい」
「何度も読み返したい小説」

と参加者にはとても好評でした。

ヴェネツィアの宿は、時系列はバラバラですが、主に日本で過ごした少女時代、学生時代、留学、結婚を含むイタリアでの生活の3つのパートにあわかれています。

戦前の生まれながら、ミッション系の学校、大学に進み、卒業後はイタリアに留学という華麗な経歴に「うちの家とは世界が違う」との感想も(笑)

この本の軸とも言える須賀敦子さんの父は、日本で有数の実業家に生まれ育ち文学的教養もあり海外留学経験も豊富。

須賀敦子さんは、少女時代に一時期愛人のいる京都の別宅に出奔し、自分と母を捨てたこの父親に複雑な思いを抱きつつも、強い影響を受けたことが、最後の章「オリエント・エクスプレス」等でわかります。

学生時代に父親の出奔を経験しますが、ミッション学校に通う須賀さんの周りには多くの個性豊かなシスター達がいました。

今まで家族でしかなかった父親と母親が見せる人間くささを垣間見ながら、少女から大人に変わる時間を通して、須賀敦子さんはシスター達やイタリアの文化、芸術、信仰に強い興味を持ち続けることになります。

議論の中で、「この本を読むと須賀敦子はキリスト教と切っても切り離せない感じがする」という声がありました。

また須賀敦子さんの文庫本の表紙の多くには彫刻家・舟越桂の彫刻が使われており、舟越桂の父・舟越保武も著名な彫刻家かつ敬虔なカトリック教徒です。
表紙の舟越氏の表紙しかり、須賀敦子さんの背景を理解するにキリスト教の知識はやはり必要なものかもしれませんね。




大学時代、イタリア留学のパートの話には留学や旅行等自らの人生経験に照らして活発な意見交換が行われました。

「芯の強い人。非常に現代的な感覚の持ち主」
「日本から離れることで、自分の中の日本が見えることがある」
「現在の女性の働き方問題がこの時代にもある」

バックハッカーの話、自分の留学の話、自分の親子関係の話…。

本の内容をあれこれ語る面白さもありますが、本の内容から自分自身の経験、人生を、自分だけではなく他人と、それも今日初めてあったかもしれない他者と共有することができる。

それが課題本形式、読書会のとても面白い所の一つで、今回も皆さんと素敵な時間を過ごすことができました。

さてさて、宴もたけなわ、ベストドレッサー賞の発表です。

今回のベストドレッサー賞は、「ヴェネツィアの宿」の舞台、イタリアで買った赤いハイソックス(男性用)~~~~!!!



どこに履いていけばいいか、ととまどいそうなデザインですね。

初参加ながら、ベストトレッサー賞の獲得、おめでとうございます!!



最後はみんなで集合写真。




次回の猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏の課題本、アメリカ文学の金字塔、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。

2019年2月23日(土)17:00〜19:00  懇親会もあります(読書会だけの参加もOK)

場所は、福岡市天神の「本のあるところ ajiro」にて。

*学生の方は学割もあります。

皆さんのご参加お待ちしております。

猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏はmixiを中心に様々なSNSにて情報発信を行っています。

課外活動イベントの情報や課題本について深く話せたりできますので、ぜひご利用ください。

福岡猫町倶楽部mixiコミュニティ

http://mixi.jp/view_community.pl?id=6262623

福岡猫町倶楽部(twitter)

https://twitter.com/nekomachfukuoka

文責・写真 のuこ

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2月23日(土) 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 第116回 東京アウトプット勉強会 『ファクトフルネス』

116回東京アウトプット勉強会が2月23日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。
今回の課題本は、ハンス・ロスリング著『ファクトフルネスー10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣ー』です。

本書は今話題になっていますが、世界の認識をゆがませる人間の10の本能を解説し、そこから解放されることで事実に基づき正しく見ることができると書かれたものです。
あなたの”常識”は20年前で止まっているとして、実際のデータを用いた世界と我々の認識する世界の違いが明示され、まさに世界を見る目が変わる本として注目を浴びています。

話題の本だったためか、参加者は70名近くと盛況で、各テーブルでは課題本を軸にデータの見方や物の認識、実際の体験に基づいた感想等、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。



以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・同じ本でも視点が違う話が聞け、あまり気に留めなかった部分にも興味が喚起された。
・レベル1,2の国がなくなったら世界はどうなるといった議論が面白かった。
・日常で「ファクトフルネス」を実践するのは難しく、どうやったら実現できるか考えていきたい。
・色々な世代・背景の人から様々な話が出て、とても有意義な時間だった。
・20年前から認識がアップデートされていない知識に気づいたが、若い世代は実感がないようで世代間ギャップが面白かった。
・この本で紹介されている事例自体正しいか考えた方がよいという意見もあり勉強になった。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話以外にも趣味や仕事の話題など各テーブル盛り上がりました。

さて、次回は3月30日(土)本多勝一著『日本語の作文技術』を開催します。

↓詳細はこちら↓

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/66024

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

文章:とうこ 写真:マサキ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第146回名古屋アウトプット勉強会 佐久間裕美子『My Little New York Times』ほか2冊

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月22日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
  • 第146回名古屋アウトプット勉強会 佐久間裕美子『My Little New York Times』ほか2冊

猫の日2月22日、ゲストに佐久間裕美子さんをお招きして第146回名古屋アウトプット勉強会がウィンクあいちにて開催されました。

今回の課題本は佐久間さんの著書、『My Little New York Times』、『ピンヒールははかない』、『ヒップな生活革命』の3冊からの選択制でした。



今回の読書会はゲスト会ということもあり80名近い方が参加され、特に女性の多い読書会になりました。平日開催なのに県外から多数の参加者も!!佐久間さん人気おそるべし・・・。

主催者タツヤさんの挨拶にはじまり、猫町倶楽部の2つのルール「課題本の読了」、「参加者の意見を否定しないこと」(本の内容を批判するのはOK)の説明ののち、佐久間さんからの挨拶。なんと佐久間さんは猫町倶楽部以外でも読書会に参加されるのは初めてで、アウェーな環境で緊張しているとおっしゃられていました。



では、各課題本のアウトプットをご紹介しましょう。

『My Little New York Times』(NUMABOOKS)はNY在住20年の佐久間裕美子さんが2017年7月5日から365日書き続けた日記で、ドナルド・トランプの大統領就任をきっかけに激動するアメリカ、日本、世の中の流れへの思いと、その日常を描いた本です。



・一部の日本人の中には在日外国人の人を差別しているが、自分たち日本人も外国に行ったら差別されることをあるということを知らないといけない。
・以前は出版業界も男が牛耳っていたため、セクハラ被害も広がらなかったが、最近はツイッターなどを通して、世間に対して声を上げやすくなった。
・セクハラの問題は異性間だけでなく、同性間で起きることもあり、同性間におけるセクハラ問題も考えなければいけない。

『ピンヒールははかない』(幻冬舎)はNYブルックリンひとり暮らしの佐久間さんが大都会で逞しく生きる女性達を描いたエッセイです。

・女性は年齢などで悩むことが多いが、日本だけではないのだなと思った。
・女性だけでなく男性も友人の幅や作り方、今後の生き方など自分におきかえられるところもあるのではないか。
・佐久間さんのように頼ったり頼られたりする幅広い友人がいるのはとても素敵。
・「幸福は、瞬間的に感じるもので、継続的な状態ではない」にぐっときた。
・勇気をだして恐怖心を克服すると確かに見方が変わる。そのように生きていきたい。
(ご自身の体験をシェアしてくださった方も!)

『ヒップな生活革命』(朝日出版社)大量生産・大量消費志向だったアメリカ人のライフスタイルや価値観に、サブプライム危機を経験した後、変化が現れている様子をレポートした本です。



・日本でもインディペンデントな職業への敷居は低くなっているのではないか。
・地産地消の考え方に賛成だが、コストが高くなる。所得水準が低い人にも広げられるように仕組みを作るべきでは。

また、読書会中には佐久間さんが各テーブルをまわられての質問コーナーもありました。



・日本では政治の話はタブーなイメージ。アメリカでは違うのですか?
佐久間さん:アメリカでは普通に意見を求められる。もともと子供の頃から自分の言いたいことは言う性格だったので、意見を求められるうちにそれが普通の感覚になった。



・この本(ピンヒールははかない)には先生の辛かったことがあまり深く書かれていないのでは?
佐久間さん:私自身、まだ辛かったことに向き合えていない。もともとの性格が天真爛漫なのでその部分をそのまま書いた。



読書会終了後、場所を変え懇親会&トークショーに移ります。懇親会参加率は過去最高の96%またまた佐久間さん人気おそるべし・・・。



トークショーでは子どものころおじいちゃんに年に30回はドラゴンズの応援に名古屋球場に連れて行かれた話、中学生の時から洋楽を聞いていた話、アメリカに渡ってからの勤め先の話など、佐久間さんのお人柄が伝わってくる魅力的なお話ばかりであっという間に時間が過ぎてしまいました!!



ここだけの話、SNSには書かないでねと言われたオフレコの話もあり、たいへん盛り上がりました。



最後に佐久間さんの挨拶で、「最初はアウェーな環境で緊張していたが、年齢も性別も職業も違う人たちが集まって活発にディスカッションすることは、まさにヒップではないですか!また参加したい!!」とおっしゃって頂きました。

佐久間裕美子さん本当にありがとうございました。

佐久間さんをもっと知りたい方は下記のメディアも要チェックです!!
佐久間さんのブログサイト sakumag(Webマガジン) https://www.sakumag.com/
ポッドキャスト http://podcast8.kiqtas.jp/future/
ヒップな生活革命の続編連載NewSphere https://newsphere.jp/author/yumiko-sakuma/

次回の第147回名古屋アウトプット勉強会は3月21日(木・祝)。課題本はケネス・J・アロー『組織の限界』です。祝日開催なのでいつもより早めの開始時間になります。

猫町倶楽部はあなたの参加を心よりお待ちしております。
初心者の方も大歓迎です!!

文 ゆっこ 写真 ひら・miyu

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月17日(日) 読書会17:30~懇親会20:00~
  • 第107回 関西アウトプット勉強会『FACTFULNESS』

突然ですが、あなたはサルより賢いですか?
え、そんな質問するなんて、バカにするなって?
しかし、この本は序盤から、
私達を、サルより世界を正しく認識出来ていないのではないかという現実に突き付けてくる、そんな本でした。

***************************************************************************************************

去る2月17日(日)、第107回関西アウトプット勉強会が、
3か月ぶりにもはやお馴染みのちゃやまちアプローズ会場にて開催されました。

今回の開催レポートは運営サポーターとして最後の月になるのんこが、あい務めさせて頂きます。




受付では陽気なサポーターが、お出迎え。本日の参加テーブルを伝えてくれます。

今月の課題本は、ハンス・ロスリング『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』です。
初の日曜日開催ということでどうなるかなと思っていましたが、老若男女初参加者5名を含む42名の満員御礼での開催です!
なかなかゲスト会でなく、ちゃやまち会場は満員御礼にならないのですが、嬉しい限りです♪


まずは司会からの開会の挨拶と、読書会のルール説明です。


猫町倶楽部の特にアウトプット勉強会は、難しい課題本が多いですが、
課題本の読了さえしてきてくれば、読書会は和気あいあいと開催しておりますので、
難しい感想言えない、、、なんて思わずに気軽に参加が出来ます。
読書会中は鉄の掟「他人の意見の批判はNG(本の批判はOK)」がありますので、
他の人と異なる感想でも(感想なんてそもそも一緒になることなんてあるのか、、、?)、
遠慮なく感想をぶつけ合わせられるので、新しい発見・本の読み方を知ることが出来てとても楽しいですよ。


読書会は事前に決められた6~7人のテーブルごとに感想を語り合います。
テーブルにはファシリテーター(もちまわりです)という司会進行役がいるので、沈黙でどうしよう、、、といったことにもなりません。
(時には沈黙を楽しむべしという声も!?)


参加したテーブルにより、全く感想が異なるところも読書会の醍醐味。
サルより正解出来ていたか?
レベルが落ちることはあるのか?
放射能の話は本当にそうなのか?
平均のトリックで世界を見誤ってはいけない。

本の直接的な感想から、どんどん話は広がります。
現金主義の話、留学生の数の話、映画の話などなど、、

人の数だけ感想は異なる。

著者や人の価値観に合わせる必要はない。自分は自分でいい。

でも。

他人から影響を受けて、自分の考え・世界が広がるのも素敵なことだと思いませんか?
猫町倶楽部は生涯学習がテーマの一つです。


読書会の最後には、関西の他の分科会の、月曜会・シネマテーブル・藝術部の告知タイムなど。


最後は全員でパチリ★


まだまだ話足りないぞー!ということで、懇親会へとなだれこみます。
読書会で感想を語ると、初対面でもすぐに仲良くなれちゃうので、もうこの懇親会の頃には、昔からの友達のように話が弾みます。


途中でテーマ別席替えを毎回行いますので、人見知りでも、色々な人と話が出来るのも嬉しいところ。
今月のテーマは、「話したりん」「バレンタインの思い出/チョコイベントで買ったチョコの話」「お薦め映画」「ショッピング・消費増税前に買いたい物」「今の時期に行くべきお薦めの旅行先」「フリーテーマ」です。
毎回、サポーターが、半分悪ノリ?いえいえ、毎回のおもてなし心で決めております。

来月は、土曜日開催に戻りまして、
3月23日(土)、
課題本は、関西に住む我々にはなじみのある、小林一三がテーマの、
鹿島茂著『小林一三 – 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』となっております。
阪急ユーザーのあなたも、宝塚好きのあなたも、ふるってご参加お待ちしております!

最後になりますが、私を含む4名(この日参加は3名)が今回で運営サポーターを卒業しました。
サプライズで、博士帽子とお花のプレゼントまで!


今までたくさんの参加者の皆様に支えられて、続けてくることが出来ました。
本当にありがとうございます。


毎月必ず課題本を読むということはもちろん、
運営サポーターを続けてきて、多くのよき仲間に恵まれ、人としても大きく成長することが出来たのではないかと感じております。
(最近人気なので、すぐ埋まっちゃうのですが、多分半年後ぐらいにまた募集するはず、、)

猫町倶楽部は、誰にでも開かれており、
本人が望みさえすれば、いくらでも新しい体験・世界を広げてくれる場所です。

大好きな猫町倶楽部がこれからも続いていきますように!!
書を愛せ。人を愛せ。

愛をこめて。

文:のんこ 写真:えり、みやっち、ゆゆ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月16日(土) 
  • 月曜会藤が丘本店 白岩玄『たてがみを捨てたライオンたち』

2月の藤が丘本店定例会は、気持ちよく晴れた土曜日のお昼に開催されました。
休日のゲストイベントという事もあり、満員御礼。70名が参加し、そのうち初参加は3名でした。

今回の課題本は白岩玄著「たてがみを捨てたライオンたち」。
専業主夫になるべきか悩む直樹、離婚して孤独をもてあます慎一、モテないアイドルオタクの幸太郎、この3人が主人公の小説です。テーマは「男らしさ」。

 

著者の白岩さんが特別ゲストとしてお越しくださいました。

皆さん自分の体験を交えて、<自己開示>しながら話をされていました。「この本は読書会向き」という感想もでるほど、大変盛り上がりました。代表的な意見をご紹介します。

・直樹は他者評価を気にしすぎではないか(大事なのは自己評価)
・直樹夫婦の話し合いができる所が、凄く良いと思った!
・綿貫さんは自分を貫いているところが良い!
・慎一は父親と和解しなくて良かった。話に締まりが出来た。
・親の世代のジェンダー感に左右され、納得できないものの、「そういう世代だから」という風に考えてしまいがちだった。

白岩さんも各テーブルを回って読書会に参加し、質問に答えてくださいました。

「自己開示しなかった人間が自己開示するようになったことが、<たてがみを捨てた>という事です」
「須田は他人に全く興味がないタイプで、一番書いていて楽しかったですね」

女性からの厳しいツッコミを受け、男性が自分の経験を重ねながら<自己開示>して、登場人物たちを弁護するようなシーンも。

・主人公の3人とも甘え過ぎ。まだそんな事でたてがみ(プライド、男としての尊厳?見栄?)にこだわるのかと呆れる。(女性の意見)
・もしも自分が専業主夫になってと言われたらショックだと思う…。(男性の意見)

 

今回のドレスコードは「自分らしくない服装」。

ベストドレッサーに選ばれたのは、こちらの皆さん。8人中6人が男性なのは珍しいです。サングラスをかけたり、髪の色を変えたり。「白岩さんによるベストドレッサー賞」に輝いたのは<男らしい>タンクトップ姿のワカさん。

マスターの一曲はジョン・レノン「ウーマン」でした。

読書会の後は、白岩さんのトークショー。

「この小説は男性の自己開示がテーマです」
「男性のプライド問題について、30代になってやっと書けるようになりました」
「男性が女性に押し付けてる事を事前にヒアリングして作品に盛り込みました」
「主人公3人ともに自分(白岩さん)の要素が入っています」
「男性が孤立してる感じを出すために、3人が関わらないようにしました」
「学生時代に運良くジャニーズ系枠に入れた事で人生変わりました」

トークショーの最後には、参加者からの質問に答えてくださいました。

 

この日のまとめとして、白岩さんから以下のコメントをいただきました。

「今日はいろんな意見を聞けて、勉強になりました。男性の生き方に幅が出てきたらいい。いろんな形の夫婦があっていいと思います。」

懇親会には50名以上が参加し、白岩さんと一緒に盛り上がりました。

タンクトップに直筆サイン!ライオンのイラスト付き!

次回は3月15日に定例会を予定しています。はじめての方も気軽にお越しください。

文:うえじ
写真:まりそる、ゆき

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月13日(水) 受付開始19時00分~
  • 東京シネマテーブル『バーニング』

お久しぶりです。東京月曜会のはねこです。最近やっと寒さが和らいで来ましたね。皆様如何お過ごしでしょうか?今回は月曜会とシネマテーブルのコラボ企画という事で、私が2月13日に行われたシネマテーブルの開催報告をさせて頂きます。

課題映画はイ・チャンドン監督『バーニング』。原作の村上春樹「納屋を焼く」を大胆にアレンジし、現代韓国社会に暮らす若者たちの閉塞感をミステリータッチに書いた美しい作品です。
会場はおなじみ渋谷「ザ ギャンゲット バイ モジャ」。平日の夜でしたが今回も沢山の参加者の皆さんで賑わいました。

シネマテーブルは、少人数に分かれて課題映画について語る前半戦と、食事をしつつテーマごとに分かれて語る後半戦の2部構成になっています。尚、猫町倶楽部では珍しく前半戦からアルコールOKです(大人の会ですね)。



サポーターの挨拶でシネマテーブルの幕は上がります。

今回皆さんバーニングを観てどんな感想を持ったのでしょうか?少しご紹介させて頂きますね。



—「主人公とベンは同一人物?」 「ヘミは本当にヘミ?」

—-「納屋をビニールハウスにした意味は?」

—-「主人公が最後ヘミの部屋で書き始めた後の物語は実は…」

今回は「抽象的でラストまではっきりとは分からない、クエスチョンだらけの映画。」そのような感想が多くの方から聞かれました。しかし、『人の意見を否定しない』事を唯一のルールとして掲げる猫町倶楽部では、沢山の解釈の余地が残された物語の方が盛り上がります。一人ではもやもやして終わってしまう事も、沢山の人を通す事で何か掴める事もあるかもしれません。

さて、課題映画について存分に語るとお腹が空きます。安心してください。そんな頃、お洒落で美味しいと大好評モジャのお食事タイムです。



お食事でまったりしつつ後半戦のコールかかります。今回のテーマは…

●カビール・カーン監督『バジュランギおじさんと小さな迷子』

●村上春樹「納屋を焼く」

●もっとバーニングの話をしたい

●最近これ観た&これから観たい映画  上記4テーマでした 。

今回はどのテーマテーブルでも、もっと色んな人の意見を聞きたい&語りたいと思った方が多かったのか、引き続き『バーニング』の感想を別の切り口で語り合う場面が非常に多かった印象です。中にはストップウォッチを持って映画を観たという猛者も…。



楽しい時間はあっという間の過ぎていきます。お腹も心も満たされ、打ち解けた雰囲気の中「また来月の定例会で」そんな約束をしてシネマテーブルは終幕です。

次回の東京シネマテーブル課題映画はヨルゴス・ランティモス監督『女王陛下のお気に入り』です。3月20日(水)19時30分から「ザ ギャンゲット バイ モジャ」にて皆様と会えることを楽しみにお待ちしております。



詳細&お申し込みはコチラ

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/65694

文:はねこ 写真:ちゃんもり

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第48回関西文学サロン月曜会「蓼喰う虫」

大寒波が日本列島を襲った三連休の初日。ここラポーティアには寒空の下、54名(初参加8人)もの参加者が集まりました。そんな日本列島よりも冷え切っていたのが、要、美佐子の夫婦仲! (すいません。急に講談調になりました笑)。


 

そう。今回の課題本は谷崎潤一郎の「蓼喰う虫」。もはや、愛し合うということがないにもかかわらず、別れを切り出せない2人。決断力にかけた2人は父親や親戚に頼ることでしか自分たちの将来が決められない。別れるのか、それとも別れないのか…読書会では2人の夫婦仲とは対照的に白熱した様子でした。女性は神か玩具か。人を愛するということとは。理想の夫婦像とは…この読書会のように2人も、思いの丈を素直に口に出せれば良かったんですが…参加者の皆さんは、2人の煮え切らない夫婦仲にやきもきされたことかと思います。




 

しかし、要、美佐子の煮え切らない夫婦仲以上に皆さんがやきもきさせられたものがあると思います。そう。それは今回のドレスコード「間男または娼婦」。月曜会サポーター陣の「悪意またはイタズラごころ」がヒシヒシと伝わる設定でした。難解なドレスコードを見事クリアし、映えあるベストドレッサーに選ばれたのが、写真の皆さんです!


 

最後は参加者の皆さんで記念写真。


 

読書会が終わると続いては懇親会。テーマごとに分かれての座談会になります。今回のテーマは「映画」、「話足りん!」、「働く」、「漫画」、「芸術」etc…そういえば、今年から藝術部も発足しますね。そちらも楽しみです。


 

「別れ」がテーマの課題本でしたが、「別れ」は月曜会サポーターにもありました。我らが月曜会サポーターのリーダー、しんちゃんが今期を持って退任されるとのことでした。このレポートを書いている私は、最初に参加した時のファシリテーターがしんちゃんでした。初参加の私に優しく接して下さったのをよく覚えています。月曜会に参加された方は私も含めて、皆さん、しんちゃんのお世話になったかと思います。4年という長い間、本当にお疲れ様でした。


 

なので、3月からは新体制で始まります。新しくリーダーになられたまみさんを筆頭として、運営を行っていきます。筆者の私も新しくサポーターとなりました。蓼の私ではありますが、皆さんから愛されるようにやって参りますので、どうかよろしくお願いします。

 

次回の関西文学サロン月曜会の開催は、

3月9日土曜日。課題本は、小林秀雄著『モオツァルト・無常という事』となっております。
お申し込みはコチラから。

皆様のご参加をおまちしています。

文:いぐち  写真:しん、カエ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月6日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』

2019年2月6日、KAKO柳橋店のドアを開けると、素敵な美青年がお出迎え。

月曜会名古屋会場2月の課題本はワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』です。

美青年のドリアンは、快楽主義者のヘンリー卿に感化され、背徳的な生活を送り堕落していく。その中で、本人は美貌と若さを失わず、肖像画だけが醜くなっていき…という物語。

美貌の青年ドリアン、彼に魅了される画家のバジル、ヘンリー卿といった魅力的なキャラクターや耽美な物語に、読書会では様々な意見が飛び交いました。


「美しさは素晴らしいが、とらわれるのは愚かなことだというメッセージを感じた。」

「ヘンリーがウィットに富んでいて好き。」「ニヒルなヘンリー卿がいてこそ、この小説が成り立つ。」

「ヘンリーが正しいとは思わないが、彼の人を惹きつける力の強さは凄いと思う。」

「作者は戯曲家であり、この小説も各章が極めて戯曲的に作られている。」

「序文に、芸術とは何かが書かれていて面白い。『芸術が映し出すものは、作者の人生ではなく、観客である。』という、芸術からは観客が観たいものが観えてくるといった考えに共感した。」

「いつまでも若い見た目は幼さの裏返し?生き方が顔に出るから主人公は内面ペラペラ。」

「『美しいものが好き。それしかいらない。』となってしまう時が人生にはある。その時にドリアンはヘンリーと出会ってしまったからこのようになってしまった。」


「ヘンリー卿の立場になったらドリアンみたいな魅力的な人に影響を与えたくなるものわかる。」

「バジルはモラルを重んじ、ヘンリーは自由を重んじていて、自由のためにはモラルが邪魔だったのでは。」

「バジルに絵を見られることを一番恐れていた。バジルがいるからドリアンは苦しかったのだろう。」


参加者の中でヘンリー派とバジル派が割れたり、ドリアンは元々善人派と悪人派がいたりと、キャラクター談義も白熱しました。


さて、本日のドレスコードは「美青年」。

美青年メイクのために眉毛全剃り(!)で臨んでくれた方や、「美」しい「青」の服で来ました!という方など…様々な「美青年」解釈が見れて楽しかったですね~!


ベストドレッサーに選ばれた皆さま、おめでとうございます!


「美青年」読書会ということで、美青年代表の某有名俳優(?)の方も遊びに来て下さり、とっても豪華な会になりました。


懇親会では、読書会で話せなかったあんなことやこんなことを語らいました。

最近見た面白作品の話から、私生活で出会ったヘンリー卿的人物の愚痴(!?)などなど…読書会を経たからこそ話せるテーマで盛り上がれるのが懇親会の楽しい所ですね!

読書会で腹を割って話すことで、ハッと気づきがあったり、素敵な仲間に出会えるのが猫町倶楽部の魅力!

また、次の月曜会で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています~!


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!

●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

●mixiトピック『話し足りん!』

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066



文責:おぜみさ
写真:名古屋月曜会11.5期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年2月3日(日) 
  • 第13回フィロソフィア東京 スピノザ『エチカ』

2月3日(日)第13回フィロソフィア東京 スピノザ『エチカ』(上下巻)が開催されました。『エチカ』の読書会は二回目。
一回目は本年1月6日(日)に下巻(第四部及び第五部)で行われました。
「なぜ下巻から?」と思われた方もいるかもしれません。 これは1月に引き続きゲストとしてお迎えした、國分功一郎先生が提唱されている読み方なのです。 猫町倶楽部では國分先生ご自身の著書『中動態の世界 : 意志と責任の考古学』でも読書会を開催し、その際もゲストとしてお越しいただきました。 またフィロソフィア東京の”名付け親”でもあり、フィロソフィア東京発足当時から何かとご縁がある方です。



会場である渋谷、THE GUINGUETTE by MOJAには、この日約90人の参加者が集まりました。 昨年2018年12月にNHK『100分de名著』で『エチカ』が取り上げられ、國分先生が講師として出演されていました。それがきっかけとなり『エチカ』を読まれた方もいましたが、とはいえ17世紀オランダの哲学者の本を、21世紀の日本でこれだけの人が読んでいるというのは、それだけでも何だかすごくないですか。

会場が参加者でほぼ埋まったところで、ちょうどオープニングの時間です。 猫町倶楽部主宰の多津也さんからの挨拶があり、通常であればここで読書会の始まりなのですが、今回は國分先生の講義からスタートです。



事前に参加者全員に「スピノザにおける意識の問題」と題された、今回の講義用に國分先生が特別に作られたレジュメが配られ、それを元に講義が進んでいきます。皆さん、食い入るように聴講していました。 1時間ほどの講義のあと、最後に質疑応答の時間が設けられました。最初に質問された方は···   AV監督の二村ヒトシさん。



(講義内容は、当日来られた方だけのヒミツです♥)

さあ、いよいよ読書会のスタートです。



「哲学書だけど、結構常識的なことが書いてあって、哲学書じゃないみたい。」「各自が自らの徳を追求すると、社会が成り立たないのでは?」「スピノザの汎神論における神とキリスト教の人格神の違いは分かるが、具体的にピンとこない…」「仏教とか密教とか、東洋思想的なモノを感じる。」「理性って言葉が何回も出てくるけど、そもそも理性って何なんだろう…?」「←能動的ということでは…?」などなど、課題本発表から当日まで約2ヶ月の間、みなさんこの難解な哲学書を読まれてきて、思ったこと·感じたことなどがどんどん出てきます。

それらを、読書会中に各班を回ってくださった國分先生に、直接ぶつけてみました。 参加者の疑問·質問に丁寧に答えてくださる國分先生。



(しかし、イケメンです…)

さて、あっという間に読書会の時間が終わり、当初の予定では國分先生による総括の時間だったのですが、会場に来られて読書会にも参加された文筆家の吉川浩満さん(近著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』は猫町倶楽部·アウトプット勉強会で課題本にさせていただきました)と國分先生との対談に急遽なりました。



···ここまでで、当日のプログラムはやっと中盤です。 このあとは、1月に続き今回も猫町ナイト!





國分先生はじめ、文化人の方々のDJで盛りあがります。
(以下、出演順)

鈴木淳史さん
二村ヒトシさん
吉川浩満さん
國分功一郎先生
柳樂光隆さん
なぞの新人 DJ MUSUKO
紫原明子さん

最後は再び國分先生のDJです。 “Don’t Stop Me Now”で大団円を迎えました。



(Tシャツはスピノザです)

7時間以上に渡る濃密で贅沢で楽しい時間を参加者の方々と、そして國分先生はじめお越しいただいた文化人の方々と共に過ごすことができました。

猫町倶楽部分科会フィロソフィア東京では、哲学や思想関連の本を毎回課題本にしています。
「哲学書は難しそう…」と参加に二の足を踏まれている方も、いらっしゃるかもしれません。大丈夫です。
参加されているほとんどの方が「最近になって興味を持ち始めた。」「何冊かは読んだことあるけれど、専門的に勉強したわけではない。」という方たちです。

猫町倶楽部のご参加にあたっては、大事なお約束はひとつだけ、「読了」です。
内容が難しくて分からなかったとしても、その分からない思いを持ちよって読書会でお話しませんか。 きっと日常では体験できない世界が広がると思いますよ。

次回の開催日は4月7日(日)、会場は深川東京モダン館。
課題本はヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』です。
猫町倶楽部で何回か課題本に取り上げている名著ですので是非ご参加ください。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


 

写真/文 こうとく

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 1月26日(土) 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 第114回 東京アウトプット勉強会『誰の為に法は生まれた』

新年一発目の東京アウトプット勉強会が1月26日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。
今回の課題本は、木庭 顕著『誰の為に法は生まれた』です。

本書は「自転車泥棒」などの名作映画やギリシャ悲劇を通して法とは何かを作者である木庭先生が高校生に授業を行うという内容の本です。
参加された方の中には本書で出てきた合計6作品のギリシャ悲劇と映画を見られたという猛者の方もいらっしゃいました。

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸に現代法とギリシャの法についての話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。



以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・課題本の内容から脱線していろいろなニュースと絡めて話せて楽しかった。
・本の内容を共有することができ勉強になった。。
・今の憲法や法律についての話を聞けたのが興味深かった。
・自分とは違う考え方に触れられたのが最大の収穫でした。色々、お勧めの本を教えていただいて楽しみも増えました。
・普段読まない”法”に関する本を読み、議論出来て良い頭の体操になりました。
・法が生まれた背景を説き起こしていく内容で楽しく読めました、最後の自衛隊の合祀の判例では盛り上がりました。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話や最近の話題など各テーブル盛り上がりました。
その後の3次会へも20人程の参加者がなだれ込み、話の尽きない夜となりました。

さて、次回は2月23日(土)ハンス・ロスリング『ファクトフルネスー10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣ー』を開催します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

文章:らい 写真:たかひろ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月27日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00 
  • 第108回 東京文学サロン月曜会 「蛍・納屋を焼く・その他の短編」

1月26日(日)、第108回東京文学サロン月曜会が代官山 chano-maにて開催されました。
今回の課題本は村上春樹の「蛍・納屋を焼く・その他の短編」です。



 

今回はその一編「納屋を焼く」原作の映画化作品『バーニング』が課題である、2月13日(水)に開催される東京シネマテーブル水曜会とのコラボ企画です。

 

長編「ノルウェイの森」の原型となった「蛍」。
彼の語る「納屋を焼く」とは。現実と虚構、存在と消滅が交差する物語「納屋を焼く」。
その他「踊る小人」「めくらやなぎと眠る女」「三つのドイツ幻想」。
さてさて、皆さんはどう読まれたのでしょうか。
それでは、読書会の様子をお伝えしたいと思います。

ちなみに、読書会1時間前に時間が空いてる人、頭の準備体操をしたい人などが集まり、自由に感想や意見の交換をすることができるちょっとお得な時間「欲張り読書会」も開かれています。

 
司会者による諸注意があり、、読書会のスタートです!
二人はシネマテーブルと月曜会のサポーターです。


 

猫町の読書会での大事なルールは1つ。
「他人の意見を否定しないこと」
時には脱線したりしながら課題本を中心にみんなで意見を交換していきます。

「春樹の描く自殺や死は”消える”という感じで、生々しさがない。」(蛍)
「納屋を焼くとはどんなメタファー?」「映画化が楽しみ」(納屋を焼く)
「仕事の描写が好き」「ファンタジー感がありつつ、妙なリアリティ」(踊る小人)
「春樹の住んでいた神戸を思わせる山と海の描写」(めくらやなぎと眠る女)
「全体的にほのぼのした話だからこそ、このくらい短いとおさまりが良い気がする。」(三つのドイツ幻想)

 


 

その他村上春樹作品で好きな作品だと、ノルウェイの森、世界の終わりと~、海辺のカフカなどを挙げた人が多かったです。翻訳物の和訳がいいとおすすめされる方も。

 


 

chano-ma特製スイーツで息をつきながら、さらに語り合います。

 

全作品を読破されている春樹好きの人から、今回初めて春樹を読んだ人まで様々な方にご参加いただきました。男女で意見の違いが見られたり、いろんな角度で作品を楽しめるのも読書会の醍醐味です。

 


 

読書会の最後にはベストドレッサー賞の発表があります。
東京文学サロン月曜会では毎回いろいろなテーマでドレスコードを決めています。
今回のテーマは、「80年代」または「キレイめカジュアル」。
ベストドレッサーは皆さんの投票で決定します。
そしてベストドレッサーに選ばれたのはこちらの皆さんです。

 


 

作品の登場人物をイメージしてコーディネートしていただいた方も。
素敵な衣装での参加、ありがとうございました!

 
課題本や映画について話し合う前半の部は終了。
 


 


 
読書会の後は東京猫町倶楽部の他の分科会の告知をはさんで、会の後半は食事と懇親会となります。
 


 
懇親会の最中に開催したのは「テーマ・トーク・テーブル」。
話したりない人達用の自由参加型の課題本読書会です。
違うグループの方と話せるのも魅力的です。
 
今回はシネマテーブル水曜会とのコラボ企画ならではの「最近見た映画・おススメの映画」テーブルができ大いに盛り上がりました。
 
そして、「猫町堂古書店」。
簡単に言うと本の物々交換です。
自分の本を持ってくればそこにある本と交換ができます。
交換する本を忘れた方は、次に参加した際に本を持ってくればOKです。
エッセイや新書などいろいろととりそろえていますので、ぜひ気軽に見ていってください。
 


 
自由に動き回って、たくさんの人と話すことができる懇親会。課題本や映画の話、共通の趣味の話などをしているうちに、あっという間にお開きの時間になってしまいました。
 

 
~東京文学サロン月曜会からのお知らせ~
日帰り読書会旅行  坂口安吾『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』【千葉県香取市佐原】
 
3/2(土) は、都会の喧騒を抜け出して日帰りで佐原旅行に出かけます!
 


 
月曜会サポーターによる熱のこもった佐原プレゼン。
 
メインの読書会はもちろん、歴史的文化財も数多く残された街並みが堪能できる千葉県香取市佐原。月に一度の定例会と比べても、より一層メンバーと仲良くなれるのが月曜会の旅行企画。ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております!
 
写真と文:東京シネマテーブルサポーター マーシー

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年1月23日(水) 
  • 第16回フィロソフィア名古屋 柄谷行人「探究Ⅰ」

平成31123日(水)

フィロソフィア名古屋1月定例会 開催レポート@JAZZ茶房青猫

1月の定例会といえば、ちょうど1年前のフィロソフィア名古屋が雪の降る寒く冷たい日だったのを思い出します。その日は積雪による交通機関の乱れもあり直前キャンセルの方もいました。今回は天候には恵まれて、冬らしい日ではありましたが、いくぶんか穏やかな気候であったように思います。

 


前回の定例会が10月でしたので、3カ月ぶりに開催されたフィロソフィア名古屋今回の課題本は、柄谷行人「探究Ⅰ」(講談社学術文庫)でした。12名の方に参加していただき、猫町倶楽部自体に初めて参加(それでフィロソフィアを選んでくれました!)の方が一名いたのと、他の分科会参加歴はあるが、フィロソフィア名古屋への参加が初めての方も数名いらっしゃいました。

 


主宰のタツヤさんから開会のあいさつがあり、その中で今回の課題本選定の一端が披露されました。過去にゲストイベントに講師で来てくださった、大澤聡さん、東浩紀さんの両名から「探究Ⅰ」は良い本ですよ、と推薦の言葉があったのがきっかけになったとのことでした。




柄谷行人著「探究Ⅰ」はどんな本でしょうか。1985年に「群像」にて連載を開始した評論が基になっています。Ⅰとあるのは、連載途中で本にまとまったからで、続編となる「探究Ⅱ」も出版されています。背表紙にもある「あとがき」より一部を引用してみましょう。

「あえて一言でいえば、本書は《他者》あるいは《外部》に関する探究である。それらの簡単な語は、自分自身を含むこれまでの思考に対する「態度の変更」を意味している」

わかりましたか?やっぱりよくわからないですか?参加者の感想として、「難しかった」「よくわからないところが多くある」との話が出ました。一方で、「20数年前に読んだときには、さっぱりわからなかったが、今回はよく理解できたよ」との感想も持つ人もいました。この難しさについて考えてみると、固有名詞とりわけ頻出する人名についての理解度が大きく関係しているように思うのです。「探究Ⅰ」は過去の多くの哲学者・思想家の文章を引用することによって成り立っています。順不同で記してみましょう。ウィトゲンシュタイン、クリプキ、マルクス、デカルト、スピノザ、フッサール、ハイデッガー、レヴィ=ストロース、ヤコブソン、ソシュール、バフチン、ドストエフスキー・・・等々。著者は初学者に優しく書いてくれていません。注釈や個別の説明なしに、多数の文献を引用しつつ自分の思考をドライブさせていきます。こうした人名から連想される思考の塊を掴むことができれば著者と並走することができるでしょう。逆に、個々の人名に引きつけられてしまうとなかなか思考が進まかったかもしれません。一方で論理展開を見てみると、提起している問題は単純であり「《他者》あるいは《外部》とは何か」を繰り返し思考していきます。

 


そのほかに出た意見としては、

「この文章が書かれた1985年はまだ東西冷戦時代であり、執筆動機にその頃の時代背景が関係しているのではないだろうか」

「ここで問われている《他者》の問題は、現在の社会問題に照らしてみれば、LGBTや障害を持つ人、または外国人への接し方に対して参考になるのではないか」

「論理的な構成はあまり考えずに、思考の赴くままに流れていくので、詩的な文章だなと思います。好きか嫌いか好みがわかれるのではないでしょうか」などがありました。

なかなかに読みがいと語りがいのある本であったように思います。




懇親会は、LaCrea(ラ・クレア)に移動して7名の参加でした。1テーブルを小さく囲んでとなりましたので、参加者からは主宰のタツヤさんに対して課題本リクエストが多くあげられました。みなさん、ここぞとばかりにたくさんの希望を述べていました。もちろんすべてが採用されるわけではありませんが、なかなか活発な感じでよかったです。

次回のフィロソフィア名古屋定例会は、3月を予定していますが現時点では日程・課題本、共に未定となっています。発表をお待ちください。

文章:潤

写真:まりそる、せんせー、潤

 

 ※猫町倶楽部-フィロソフィア名古屋ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

 

mixi –コミュニティ『猫町倶楽部フィロソフィア名古屋』

https://mixi.jp/view_community.pl?id=6236210

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2019年1月20日(日) 受付開始:17:00 シネマテーブル:17:30
  • 関西シネマテーブル『ベスト&ワースト発表会』

1月20日(日)に関西シネマテーブル『ベスト&ワースト2018』がラポーティアにて開催されました!

受付では、フレディに扮したサポーターがみなさんをお出迎え。

 


 

今回はいつもとは違い課題映画はありません。2018年に劇場公開された新作映画から「ベスト3&ワースト」を発表するという企画です。映画をあんまり観ていないから敷居が高いという声をきくのですが、新作を3作観ていたら参加できる会です。そして、他の参加者の発表を聴くのが本当に楽しく、会が終わったあと、観たくなる映画がきっと増えますよ!

発表のルールは簡単です。事前に記載いただいた「ベスト3&ワースト、昨年最も印象に残ったシーン」を90秒で発表します。サポーターが開始時に「チーン」と合図、90秒後もう一度「チーン」と終了のベルを鳴らします。

では、発表の始まりです。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間内で話しきれなくて、「うっ」となる人、自分と同じ映画の話がでて、「うん、うん分かる」と頷く人、ワーストの説明を聞いて「観てみたいな~」という声も。ベスト3だけでなくワーストに選んだ映画も、思い入れの強い映画かもしれませんね。

みなさんの発表が終わったら、次は懇親会です。 途中、サポーターより2018年の課題映画から音楽などを取り上げたクイズ大会が実施されました。



 

 

 

 

 

 

 

 

そして、席替え!今回の席替えテーマは「話題映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』」、「話したりない」、「最近観た映画」、「フリー」の4テーマです。

 

話題映画の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、前作の方がビースト感があってよかった、ハリー・ポッターに出てきたキャラクターや設定がこの映画に出てきてうれしかったなどなど、話が広がりました。  

では、最後に「2018年 関西シネマテーブル ベスト3」の発表です!

第3位『シェイプ・オブ・ウオーター』

第2位『スリー・ビルボード』

第1位『ボヘミアン・ラプソディ』


 

今回は3作とも、課題映画となりました!!  

クイズ大会の優勝者と関西シネマテーブルベスト3の結果に最も近いベスト3を選んだ参加者には、無料参加権が進呈されました。おめでとうございます!  

  関西シネマテーブルのmixiコミュニティにみなさんが記載した発表シートを記載しています。ぜひご覧ください!  

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6300590&id=88499985&fbclid=IwAR2bngiHV6jb3ed_B6G0r51Fd-YCMbZT5FFy86fPh-qgsdTQM4m6JMZlD7M#comment_id_1533910741

 

2月の関西シネマテーブルは220日(水)

受付開始 19時~、

シネマテーブル 19時30分 開始です。

課題映画は『バーニング』です。村上春樹氏の短編『納屋を焼く』を大胆に脚色したミステリーです。

 

2019年も関西シネマテーブルをよろしくお願いします。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文:MIKOTO 写真:あきちゃん、とむまつ)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第106回 関西アウトプット勉強会 『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 平成31年1月19日(土) 受付開始17時10分から 読書会17時30分から19時30分 懇親会20時から22時
  • 第106回 関西アウトプット勉強会 『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』

人工知能や遺伝子工学の発展により、私たちの生活は大きく変わると言われています。しかし、日々の生活に追われ、そんな実感も無く過ごしているのは私だけでしょうか。

第106回関西アウトプット勉強会が、平成31年1月19日(土)、「梅田阪急ビルオフィスタワー」で開催されました。

今回の課題本は、ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』。科学技術の発展は私たちをどこに導くのか。著者がその思慮深い考察から、人類の未来を大胆に予想したものでした。



受付を済ませた後、グループごとに分かれて読書会となりました。今回の参加者は33名。内5名が初参加者。増席をした上での満員御礼となりました。



読書会では著者が予想する未来について、肯定的な意見もあれば、否定的な意見もありました。

・AIが公平な判断をしてくれるなら、個人データを提供する事で不正が無くなったり、公平な評価が可能となるのでは。

・新しい技術と折り合いをつけた生活をすれば良い。未来を良くするために、過去を踏まえて今をしっかり捉えていけば良い。

・AIによって正解が教えられるのであれば、「自分」は存在する必要があるのか。

・人間や社会の価値観は刻々と変化していくのに対して、過去のデータを元にAIが導く「現在の最適解」は、本当に「良い答え」なのか?





相反する意見があっても「他の参加者の意見を否定しない。」というルールを守る。この共通認識があるからこそ、自分の意見が言え、考えの違う意見から新た気づきを得ることが出来る。そこが猫町倶楽部の良さだと思いました。

最後に全員で集合写真。写真NGの方は本などで顔を隠していただいて大丈夫です。



読書会終了後は懇親会となりました。私のいたテーブルでは、課題本について語り足りなかった男達が集まり、熱くAIについて議論したり、自作のAIを披露したりと・・・非常に楽しかったです・・・。





人の営みは大きく変わるのでしょうか。それとも・・・時代の転換期を生きているのなら、読書会を通じて皆さんとその事を共有できたことは、良い思い出となるのでしょう。

さて、本会でも告知しましたが2月の課題本は、ハンス・ロスリング著『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 』です。データを正しく読み解くことで、思い込みを乗り越えて、本当の世界の姿を見ようというものです。



あなたも日々の生活から少し立ち止まってみて、読書会で語り合いませんか?きっと新しい発見や出会いがあると思います。

あなたの参加をお待ちしております。参加申し込みはこちらから。

※2月は日曜日の開催。会場も変更されていますのでご注意を。

<文:よこ 写真:のんこ、そねっち、きんちゃん>

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 月曜会藤が丘本店×名古屋シネマテーブルコラボ 村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月18日(金) 
  • 月曜会藤が丘本店×名古屋シネマテーブルコラボ 村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』

2019年1月18日、寒風吹きすさぶ中、年が明けて最初の月曜会藤が丘本店読書会が開催されました。

課題本は村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』。
収録されている短編のうち『納屋を焼く』は、2月のシネマテーブル課題映画『バーニング劇場版』の原作となっており、今回の読書会はシネマテーブルとのコラボ企画となっています。
名古屋シネマテーブルではお馴染みの課題作品に関する参考情報が書かれたプリントがあったり、「今回で村上春樹に興味を持った人が最初に読むべき一冊」・「村上春樹を好きな人におすすめの映画」を書いてもらうアンケートがあったりと、いつもとは少し違った雰囲気です。

 

読書会前にはJAZZ茶房青猫マスターによるジャズ講座が行われます。
今回はジャズの王道を行くAntonio Faraòの曲が紹介されました。
愛らしい“Walking With My Soul”、サックスが入ったジャズらしいスタイルの“Far Out”、聞くだけでその凄さがわかる“One Ww”の3曲をBGMに、ゆったりとした気分に浸ります。

 

ジャズ講座の後は、いよいよ読書会のスタートです。
普段はシネマテーブルをメインに通っている参加者も多い中で、どんな意見が交わされたのでしょうか。

「初めて村上春樹を読んだけれど、独特な文章だと思った。ふんわりもやもやしていて、明確な答えがないのがいい。」
「死や消えていくような話が多いね。」
「『螢』は文章が美しくて、ストーリーは切ない。」
「『螢』を読んで『ノルウェイの森』の「突撃隊」を思い出した。すごく和む。」

「『納屋を焼く』の主人公、リンゴ食べ過ぎじゃない?」
「最後は主人公が納屋を燃やしていたら話として締まったのに残念。」
「納屋を焼くという表現は殺人を意味しているのではないかな。」
「不在について考えた話なのでは。“ない”ということをどう考えるか。」

「『踊る小人』に登場した小人は、ファンタジーの小人?それとも中世の道化師に多かった小人症の人?」
「ファンタジーの小人は村上作品によく出てくるモチーフで今回もそう読み取っていた。小人症なんて思いもよらなかった!」
「『めくらやなぎと眠る女』は死のイメージが漂っている話なのに清潔感があって不思議。」
「『三つのドイツ幻想』に出てくる空中庭園の話が良かった!」

「村上春樹が描いているのは“持てるものの孤独”なのではないかな。主人公たちは、物質的には満たされているのに、何か満ち足りていないように感じる。」
「村上春樹の面白さは曖昧さにあるのだけれど、同時にその曖昧さをズルいとも思う。」

村上春樹が苦手という立場からは、登場人物にどうしても感情移入できないという意見も。
他にも、村上春樹作品が何故海外でも人気なのか、村上春樹はノーベル賞に相応しいのか、といった話題で盛り上がったようです。

 

青猫マスターの選ぶ今日の一曲は、Pat Methenyの“And time Goes On”。
初期の村上春樹作品に感じられるような寂寥感を味わえる曲です。

 

続いてベストドレッサーの発表です。
ドレスコードは「蛍」。
蛍をイメージしたお手製のアクセサリーや、コーディネートが光ります。

 

懇親会は、おしゃれなカフェダイニングの楽食FU-ZIでの開催です。

今回は「映画」と「村上春樹」の2つのテーマテーブルを設けました。
さらに、読書会中に書いていただいた「今回で村上春樹に興味を持った人が最初に読むべき一冊」・「村上春樹を好きな人におすすめの映画」の回答を皆で回し読み。
最初に読むべき一冊は、『ノルウェイの森』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『風の歌を聴け』、『羊をめぐる冒険』などが人気だったようです。
おすすめ映画は『グレート・ギャッツビー』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』、『恋する惑星』、『花とアリス』など多岐に渡っていました。

 

2月にはコラボ企画後編、『バーニング劇場版』でのシネマテーブルが開催されます。
今回の月曜会に参加されていない方でも参加できます。 ぜひ奮ってご参加ください!

写真:なおこさん・ゴーマー
文章:ゆき

 猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京文学サロン月曜会第2会場「駒井組」第12回定例会 ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月14日(月・祝) 読書会16:30-19:00・懇親会19:00-21:00
  • 東京文学サロン月曜会第2会場「駒井組」第12回定例会 ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」

冬の銀座は、なぜだかいつもより街の光が輝いてみえます。
寒さから逃げるように、少しだけ早足でモンスーンカフェ銀座に向いましょう。

さて、本日は、43名の参加者の皆さんにお集まりいただきました。
課題本は、ミハイル・ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」です。

そして、今日の駒井組マスコットは、ハート(心臓)を抱えたワンちゃん。


++++++++++++++++++

16:00受付開始時刻です。
ワンちゃんも、受付カウンターの上で皆さんをお迎えします。(見えますか?)


ちなみに、購入した本人は「絶対にイヌだ!」と信じて連れてきたのですが、参加者からは「……クマじゃない?」「どう見てもクマちゃんでは?」と驚きの声が上がりました。
真相はともかく、駒井組の公式見解としては『この子はワンちゃんです。』ということにまとまりました。ワンちゃんです。

++++++++++++++++++

定刻の16:30になりました。

まずは、選書を担当された光文社古典新訳文庫の創刊編集長の駒井さんから、選書理由のご紹介です。本作は、20世紀ロシアを代表する名作……なのですが、世界での高い評価に対して日本での知名度は、いまひとつ。そんな「隠れた名作」の魅力を紐解いていきます。



日本で『ロシア文学』といえば、ゴーゴリ、トルストイ、ドストエフスキー、チェーホフといった『19世紀ロシア文学』を指すことが一般的ではないでしょうか。しかし、今回の課題本「犬の心臓・運命の卵」の作者であるミハイル・ブルガーコフは、20世紀において世界的にも最高の評価を得ている作家のひとりであると言えます。

ロシア文学の壮大な系譜の中で、1917年のロシア革命はどのような意味を持ったか。当時の作家は、ソビエト連邦をどのように捉えていたのか。
その一方で、文学があまりに政治的に語られる時代であったからこそ、そこに政治的背景を超越した、普遍の文学的価値を見出すこともできます。

皆さん、真剣な表情で聞き入っています。

++++++++++++++++++

続いて、司会者から読書会のタイムスケジュールや注意点をご案内します。
猫町倶楽部の読書会は、このようなサポーターと呼ばれるボランティアスタッフによって運営されています。

ここで、猫町倶楽部のたったひとつのルールを紹介します。

【他人の意見を否定しないこと】

課題本を読了すれば、誰でも参加できるのが猫町倶楽部の良いところ。
このルールがあるから、猫町倶楽部では誰でも自分の意見を気兼ねなく発言することができるし、話がどんどんと盛り上がるんですね。

++++++++++++++++++

ここで、なにやら面白そうなことが始まりました。

「はい。全員、手を挙げてください。」



実はこれ、各テーブルの進行役であるファシリテーターを選出しているのです。

ファシリテーターは、猫町倶楽部に3回以上参加したことある方から、その日のテーマに沿って選出されます。
今回のテーマは「参加回数が多い人」でしたが、もはや自分でもカウントできていない強者もたくさんいるようです。「30回……くらい?」「たぶん100回は超えてる気がする。」 おそるべし。

++++++++++++++++++

さて、ファシリテーターも決まりました。
簡単な自己紹介をしたら、いよいよ読書会のスタートです。
各テーブルの感想をこっそり聞いてみましょう。



「『犬の心臓』の博士とコロの関係って、すごく親子っぽくない? 言うことをきかそうとする親と反抗的な息子、みたいな。」

「このラストは、ループを匂わせるよね…。次は、どんな実験が行われるのかな。」

みんな本の感想をどんどん発言していきます。



今回は「犬の心臓」と「運命の卵」という2篇の中編を取り上げたため、両作品の類似点や相違点を取り上げるテーブルもありました。

「どちらの作品も、アメリカだったら人類全体の危機としてハリウッドで映画化されそうな大規模な災厄が起きてる割には、ご近所SF、お茶の間社会派に収まっているところが不思議な感覚で面白かった。」

「途中まで似たような展開だったのに、オチが真逆なのは驚いた。でも、ロシアの寒さには説得力があるね…。」



1時間経過。話は尽きず、読書会は、どんどん盛り上がっていきます。

「登場人物の誰に共感した??」
「誰にも共感できなかった!!!!」「私も……!」「あえて言うならコロかなぁ。」「コロかわいいよね。」「やっぱり、共感するなら助手じゃない?? どっちの助手も健気すぎる。」「分かる!」



他の作品とのリンクを楽しむテーブルもありました。

「『運命の卵』が、手塚治虫のSF漫画みたい。」

「『犬の心臓』は、『アルジャーノンに花束を』っぽくない? アルジャーノンより、かなり騒がしいけど!」

読書好きが集まるので、本にまつわる様々な情報が飛び交うのも猫町ならでは。その本、読んでないから今度挑戦してみようかなぁ、なんて、読みたい本がどんどん増えていきます。

自分で読書をするだけでは気づけないような新たな視点を得られるのも、読書会の楽しみのひとつではないでしょうか。

2時間に及ぶ読書会も、あっという間に終わってしまいました。

++++++++++++++++++

さて、読書会の最後はベスト・ドレッサー賞の発表です。

本日のドレスコードは「ハート(心臓)」もしくは「スマートカジュアル」です。

各テーブルから選出されたベストドレッサーさんが、今日のコーディネートのポイントを紹介します。
ハート柄の洋服を取り入れたり、ソ連をイメージした真紅のドレスや毛皮の帽子、作中のコロフになってみたり、リアルな心臓のカフスボタンで勝負したり、新年のお着物も素敵です。そして「鳩」模様まで。鳩、ハト、ハト……ハート!!

ベストドレッサーさんで記念撮影。おめでとうございます!


ベストドレッサーさんには、副賞として猫町倶楽部特製のしおりと、駒井さん選書の光文社古典新訳文庫が贈呈されました。真剣に選んでいます。


++++++++++++++++++

さて、19:00になると、お待ちかねの懇親会です。

かんぱ~~い!
窓には、銀座の街のイルミネーションがきらめいています。


引き続き課題本の話題で盛り上がるテーブルもあれば、最近読んだ本の話、ファッションの話、ムーミン谷の話など話題は尽きません。



++++++++++++++++++

21:00です。名残惜しいですが、懇親会もお開きの時間となりました。
しかし、まだまだ話足りない、飲み足りないという方は三次会へと繰り出します。



三連休の最終日でしたが「明日、有給とってます!」なんて、気合の入った方も。
皆さん、気をつけてお帰りください。

++++++++++++++++++

今日のおまけのコーナーです。

懇親会にて、本日のドレスコードである「ハート」のサングラスが大人気!
大人の雰囲気がただよう駒井組ですが、たまにはこんなノリも楽しいですね。
ワンちゃんも、大人気です。

……あれ、駒井さんまで????


++++++++++++++++++

さて、次回の開催は3月10日(日)です。
課題本はチヌア・アチェベ「崩れゆく絆」です。

駒井組では、ドイツ、フランス、中国、ロシアと様々国の名作を課題本として取り上げてきましたが、次回はナイジェリアに進出します。

ご参加を心よりお待ちしております。

記:あいこ 写真:なみ, マッチュ

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年1月12日(土) 
  • 東京シネマテーブル『ベスト&ワースト2018』

今年初の東京シネマテーブルが2019年1月12日(土)に開催されました。
会場はいつもお世話になっております渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。

今回は新年会!なのでいつもとは違った形式です。

また、新年会のため、いつもはやらないドレスコードを定めました。

ドレスコードは『晴れ着』です。




 

当日のルールは以下の通り。
【2018年に公開された作品のうちベスト3&ワースト1と最も印象に残ったシーンをひとり90秒で発表。】

リーダーのマサトさんのあいさつの後、シネマテーブル代表のワカマツさんの乾杯の音頭で新年会がスタートしました!



 



好きな映画について熱く語る途中でも、制限時間の90秒で発表は終了となります。
誰かのベストが誰かのワーストだったりと、どれも楽しい発表ばかりです。



 



 

全員の発表が終わったら懇親会の始まりです。



 

発表内容や最近のおすすめ映画を語り合いました。



最後に結果発表です。1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計します。

【結果】
 1位 : スリー・ビルボード / 22ポイント
 2位 : ボヘミアン・ラプソディ / 18ポイント
 3位 : 寝ても覚めても / 13ポイント

なんと、ベスト3がすべて2018年の課題作品という快挙です。パチパチパチパチ

この結果にもっとも近いベスト3を挙げた参加者3名の方に、賞品としてミニシアター鑑賞券が渡されました。



 



 



そして、最後にベストドレッサーをサポーターが選定しました。



とっても素敵な色のドレスで、まさに「晴れ着」でした。


お、4位~10位は以下のようになりました。


 4位 : カメラを止めるな! / 12ポイント
 5位 : ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 / 9ポイント
 5位 : ワンダー 君は太陽 / 9ポイント
 7位 : レディ・バード / 8ポイント
 8位 : バーフバリ 王の凱旋 / 6ポイント
 8位 : パッドマン 5億人の女性を救った男 / 6ポイント
 8位 : 君の名前で僕を呼んで / 6ポイント

どれも素晴らしい作品です。
いやぁ~、映画って本当にいいもんですね!!

当日のみなさんの発表内容はmixiコミュニティにて掲載しています!
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6184925&id=88325091

 

次回東京シネマテーブル次回定例会は2月13日(水)、課題映画は『バーニング 劇場版』です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/64849


皆さんのご参加を心よりお待ちしております。


文 : Katsumi
写真 : 東京シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月9日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 筒井康隆『虚人たち』

写真の説明はありません。

この本は何なのか。SFなのか、それとも高度な暗喩を駆使してとてつもなく大掛かりな仕掛けがあるのか、それともただの筆者の自己満足なのか。一通り読んだだけではわからなかった。いや、わからないという事だけがわかった。今のところ小学生並の感想しか言えそうにない、そんな思いを抱えながら、読書会が始まろうとしていた。

頼んだコーヒーが届いて、それを飲んだとたん意識がはっきりしてわからないことを楽しめばいいんだと開き直る。

そうして、読書会が始まる。

—————————————————————————————————————-

今回の読書会は23名とやや少数精鋭の読書会でした。

筒井康隆と言えば、フィロソフィアの課題本であった「文学部唯野教授」とか映画化されて話題になった「時をかける少女」といったどちらかと言えば読みやすい印象があった中で今回の作品はとても読書の幅を広げてくれる、読み応えのある本でした。

そんな、読書会の様子はどうだったのでしょうか。


・虚構の中で女性を、悲劇性を高めるために使っている
・カートボネカットがモチーフでは。
・すべての形式を無視していて玄人好みでは。
・ノワールのように事件が解決していない。どこまで壊すのか。
・最初と最後が整っている。

どうでもいいんですけど、このレポートもちょっとだけ最初と最後を意識しています。

画像に含まれている可能性があるもの:拓磨さん、座ってる

・主人公の意識の流れが延々と続く感じが、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』やジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を思い出した
・改行や読点がほとんどないため、読みづらかった。普段小説を読んでいる時、段落や句読点、章立てにいかに助けられているかわかった。
・主人公がどのキャラクターにも読者にも寄り添ってくれない感じがして、孤独な人物だと思った
・作者のエロのセンスが、笑える人には笑えるだろうし、合わない人はクスリともしないだろうと思った

エロのセンスがちょっと何言ってるかわからなかったですが、僕はサンドウィッチマンが結構好きです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、食事、テーブル、室内

そして、読書会のもう一つのメインベントであるドレスコード。今回は「実験」でした。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

実験と言ったら、白衣とかが思い浮かぶと思うのですが、今回は予想を超えて可愛いマウスのぬいぐるみ?を作ってくる人がいたり、本当に実験をする人がいたり、まさにドレスコードは裏切らない!(無理やり)

画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、立ってる(複数の人)、室内

そうやって楽しい読書会が韋駄天のように素早く終わり、懇親会へ移動しました。
会場はおいしい料理がまんぷくになるまで楽しめることが請け合いな、どてかぼちゃでした。
懇親会はいつもよりこじんまりとしていて、飲み物の注文が通りやすく、結構のむことができました。焼酎の水割りがおいしかったです。

—————————————————————————————————————-

そうやって飲んでいると少しぼんやりとしてくる。
そうだった、ただ飲むんじゃなくて懇親を深めなければ。ぼんやりとそんなことを考えながら文学談義なり、過去の武勇伝なり、多分会社では話すことがない会話を楽しむ。
それは「読書会」という場だから話してしまったのかもしれない。しかしながら、自分は話すという役割を演じているわけではなく、ただ話したかったから話したのだ。

楽しい懇親会が終わり、アルコールでゆらゆら揺れる自意識の中無事に家にたどり着いて、寝る支度をする。明日も仕事だった気がする。そうやってぼんやりと考えながら目を閉じる。そうして、無事読書会は終了する。



猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。
●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

次回もお待ちしております!

文責:手乗りきんかちょう
写真:名古屋11.5期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年12月29日(土) 15:00 受付開始、15:30~ 読書会、17:30~ 懇親会
  • 第105回 関西アウトプット勉強会 「今年一番自分にとって〇〇な本」

平成最後の年末も押し迫った12月29日(土)、2018年の最後となる関西アウトプット勉強会の定例会が開催されました。

今回は、普段のアウトプット勉強会の定例会からは少し趣を変えたスタイルでの開催です。
例えば、
● 課題本が無い!
● 代わりに「今年一番自分にとって〇〇な本」(〇〇の部分は参加の皆さんが自由に設定)を一人3分以内でエピソードと共に発表する!
● いつもの様な会議室では無く、靴を脱いで上がって直接床に座るスタイル!
● アルコールも含めたフリードリンクで、お酒を飲みながらの定例会参加もOK!
● 懇親会はインスタ映えしそうなケータリングサービスで!
などです。

さて、一体どのような定例会になったのでしょうか…

開催場所は、大阪市北区大淀南にある「セカンドスペース post831」です。
会場の建物は普通のマンションですので、間違って通り過ぎてしまう事の無い様に1Fでサポーターがお出迎えです。


受付を済ませて、少し足を進めると…


広がっているのは部屋の中に昭和レトロな真っ赤なポストのある空間!
ここが今回の定例会の会場です。


参加者の皆さんからの差し入れもあった中から飲み物を取って、定例会が始まるまではしばし歓談の時間です。


時間になって、リーダーから今回の定例会の趣旨の紹介があった後には、いよいよ読書会の開始です。
今回の参加者は26名。初参加の方も2名いらっしゃいました。


今回の読書会のテーマは、「今年一番自分にとって〇〇な本」(〇〇の部分は自由に設定)です。
参加された皆さんが、「今年一番自分にとって〇〇な本」を一人3分以内でエピソードと共に発表して行きます。

紹介された本の種類はバリエーション豊か。ビジネス本から紀行文、漫画、はたまた絵本までと本当に様々です。

持ち時間の3分を活用した、色々と趣向の凝らされた発表が続きます。


発表を聞いている側も、それぞれ思い思いの場所やスタイルで聞き入ります。


今回、紹介された本のタイトルを紹介すると…
『誰のために法は生まれた』
『化学の話』
『GHQと戦った女』
『世の中は偶然に満ちている』
『事情を知らない転校生がグイグイくる』
『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由』
『村上さんのところ』
『もうひとつのワンダー』
『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』
『プロカウンセラーの聞く技術』
『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』
『旅する力』
『アイデアのちから』
『ミレニアム』
『マリーアントワネットの日記』
『城取りの軍事学』
『没頭力』
『ハーモニー』
『シュルレアリスムとは何か』
『孤独力でひとりがつらいが楽になる』
『動物農場』
『大人の対応力』
『もいもい』
『ブランドで競争する技術』
『批評理論入門』
『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』
でした。

本の紹介の後には、発表を聞いての感想や気付いた事などを付箋に記して発表者に渡しました。
アウトプットをする事が大事なのは言うまでも無いのですが、”Feedback is a gift” (フィードバックは贈り物・宝物)とも言われている様に、猫町流の思いやりのあるフィードバックをもらう事も、自身の成長にとっては良い事なのだなあと感じた時間でした。


参加者の感想を幾つか挙げさせてもらうと、
●『村上さんのところ』の紹介で、「読書をする人は全体の5%しかいないという話があった中で、よくその5%が26人も年末の猫町定例会にも集まったね!」というコメントが印象的でした。

●『旅する力』の紹介で、「色々と知識を蓄えてしまった今だからこそ、旅先で若い頃に感じなかったことが分かる」というポイントが良かった。

●『心に折り合いをつけてうまくやる習慣』の紹介で心に残ったのは、「自己肯定感」を無理につけなくていいんだという部分でした。最近は自己肯定感を高めるという本や記事が多いですが、自己肯定感がないと幸せになれないという思い込みを吹き飛ばしてくれそうだなと感じました。

●『プロカウンセラーの聞く技術』が気になりました!今まで愚痴って聞かされるのもあんまり好きじゃなかったんですが、それが意味があることだと分かり、かといって自分がそれを受け止めすぎる必要もないということで、心も軽くなったし、人に優しくなれそうな気がして、読んでみたくなりました。


定例会の後は、いよいよお楽しみの懇親会です。

まずは定例会と18年の関西アウトプット勉強会の締めとして、新旧の担当による乾杯の音頭です。


今日のケータリングを準備して下さったのは、「円卓」「La lettre」のお二人です。
料理の美味しさもさることながら、インスタ映えしそうなビジュアルも参加者の皆さんに高評価でした!


みなさん、思い思いに料理を取られて、お弁当風にするなどして美味しくいただきました。




懇親会恒例の「ゆる席替え」のテーマは、「2019年やりたいこと・やめたこと」、「年末・年始何する?」、「話し足りん」、「あったまる食べ物」、「フリートーク」でした。


途中から当初のテーマを離れて「しいたけ占い」の話になったり「城談議」が始まったりと、脱線しつつも随分と話が弾んだ様でした。


さて、次回の関西猫町アウトプット勉強会の定例会は、1月19日(土)の17:30から、梅田阪急ビルオフィスタワー26階3号室にて開催されます。(ここ最近の開催が多かった「茶屋町アプローズタワー」とは違う会場となっておりますので、お気を付けください!)

課題本は、今、話題となっているユヴァル・ノア・ハラリ著の『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』上下巻 です。


会場の都合から30名での開催予定でしたが、あっと言う間に満員となりましたので、定員を40名に増席させてもらっています!
皆さまのご参加をお待ちしております。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/63564



文:そねっち
写真:ゆゆ、よこ、のんこ、そねっち

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年12月29日(土) 18時半〜
  • 名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2018』

朝から雪が降るほどの寒さとなったこの日、映画への熱い想いを胸にした47名が一堂に会し、平成最後の名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2018』が開催されました。

毎年恒例となったこの企画も今年で7回目。会場は昨年同様ナゴヤグランドホテルの宴会場です。



乾杯を終えると、早速シネマテーブル忘年会名物、ベスト&ワースト発表が始まります。

1人90秒の持ち時間で、2018年の新作映画の鑑賞本数、ベスト3、ワースト1、印象に残ったシーンを参加者全員が発表します。

好きな映画、苦手な映画、感じたことも人それぞれ。
発表中には感嘆の声が挙がることもあれば、想定外の意見や、作品に対する鋭いツッコミには一同爆笑!


緊張しながらもしっかりと自分の意見を話す人、話したいことが多すぎて無念にも時間オーバーで強制終了となる人、中には今年話題になったあの映画に登場した、女性プロデューサー役の声真似(クオリティ高すぎ!)で発表する人も!



楽しすぎてあっという間に全員の発表が終了!



発表後は、欠席者を含む48名全員のベスト3映画のポイントを集計し、いよいよ結果発表です。

集計した「2018シネマテーブル的ベスト3」の結果がこちら。

 

ベスト3:カメラを止めるな!(18ポイント)

 

ベスト2:ヘレディタリー/継承(22ポイント)

 

ベスト1:バーフバリ 王の凱旋(23ポイント)

やはり王は強かった!ジャイホー(万歳)!!

ちなみに、ベスト4~9(ベスト9は同率2作品)は以下の通り。

ベスト4:スリー・ビルボード(15ポイント)
ベスト5:ボヘミアン・ラプソディ(14ポイント)
ベスト6:ブリグズビー・ベア(11ポイント)
ベスト7:レディ・プレイヤー1(10ポイント)
ベスト8:オーシャンズ8(7ポイント)
ベスト9:ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(6ポイント)
ベスト9:若おかみは小学生!(6ポイント)

 

映画好きなシネマテーブルのメンバーなだけあって、センスを感じるラインナップですね。
今年はあまり映画を観られなかったという人も、今回の忘年会を通じて観たい映画が増えたのではないでしょうか。

そして、「2018名古屋シネマテーブル的ベスト3」と自身のベスト3が近かったお二人には、名古屋ミニシアター鑑賞券をプレゼント!おめでとうございます♪


サプライズでサポーターリーダーからの特別賞も。記念品はウェルビー(サウナ)利用券!

 

忘年会終了後は、会場を移して2次会が開催されます。話はまだまだ尽きません。



年の瀬まで皆で映画の話ができるなんて、最高!

 

そんな名古屋シネマテーブル水曜会、次回2019年1月の定例会は、
1月30日(水)19:30~ 会場は伏見のNov.Cafeにて

課題映画は絶賛公開中の「アリー/スター誕生」です。

レディ・ガガ×ブラッドリー・クーパー主演、ゴールデン・グローブ賞やグラミー賞にもノミネートされている注目作です!
詳細・お申込みはこちらをご覧ください。

 

そして、2月のシネマテーブル定例会の課題映画は『バーニング 劇場版』(センチュリーシネマ、TOHOシネマズベイシティ他にて2/1(金)公開)

イ・チャンドン監督(代表作『ペパーミント・キャンディ』『ポエトリー アグネスの詩』など)の期待の最新作です。
忘年会とちょうど同じ日に、NHKでドラマ版も公開されていましたね!
更に、今回は名古屋文学サロン月曜会とのコラボ企画として、原作である村上春樹の短編『納屋を焼く』が収録された短編集『蛍・納屋を焼く・その他の短編』を課題本とした読書会を1/18(金)に藤が丘本店で開催します。(詳細・お申込みはこちら
月曜会とシネマテーブル、両方に参加していただくことで、より作品への理解が深まるはず!

なんとなく参加を迷っているという方も、2019年は少しだけ勇気を出して是非一度参加してみてください。きっと気の合う仲間が見つかりますよ♪

 


サポーターの皆もお疲れ様でした!
2019年も沢山良い映画に出会えますように。

 

文:エジリ
写真:なおこさん, 名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 平成30年12月26日(水)受付開始19:00~ 
  • 第21回関西シネマテーブル 「メアリーの総て」

平成最後の12月の暮れに、関西シネマテーブルがいつもの会場ラポーティアにて開催されました。
今回はなんと!関西文学サロン月曜会とのコラボ企画ということで、月曜会サポーターがその潜入レポートを書かせていただきます!


年末の平日だというのにも関わらず30名を超える方が参加されており、シネマテーブルの人気度が伺えます。


今回コラボ企画の課題映画は、ハイファ・アル=マンスール監督、エル・ファニング主演の「メアリーの総て」。
19世紀のイギリスを舞台に、誰もが一度は聞いたことのある「フランケンシュタイン」を書いた作者であるメアリーが何故その物語を書くことになったのか、美しい映像や素晴らしい音楽と共に彼女の人生が描かれた作品でした。


噂によると、関西シネマテーブルで毎回各テーブルに置かれているテーブル札や映画資料、会で使用する名札はサポーターがデザインされているらしく、サポーター達の愛や熱意に驚きです。
さらに今回は、配給会社GAGAさんからプレスリリース用のリーフレット(非売品)が先着数名の方にプレゼントされる豪華特典付き!すごいぞシネマテーブル!

文学サロン月曜会と同様、「相手の意見を否定しない」という会のお約束の説明がされてから、いよいよシネマテーブルが開幕です。


参加者の中には、劇中でメアリーが書いていた「フランケンシュタイン」をすでに読んでメアリーの気持ちにとても共感されていた方や、パーシーをはじめとした登場人物たちの人物像に衝撃を受けていた方もいらっしゃいました。
いくつか感想をピックアップ。


・登場人物たちの衣装など全体的な雰囲気が好き
・フランケンシュタインが書かれるまでのメアリーの2年間が濃厚すぎる
・メアリーの実母が無くなっていることも大きな影響となっているように思う
などなど。

あっという間に時間は過ぎて、そのまま同会場にて懇親会が行われました。
懇親会では、好きな映画やフリートーク、文学サロン月曜会とのコラボ企画にちなんで最近読んだ本など、色んなテーマに分かれて盛り上がりました。
関西シネマテーブルには「話題映画」というものが決められているらしく、課題映画とは別に懇親会でその話題映画テーブルが作られるそうで、月曜会でそんなテーブルがあっても面白そうだなぁと思いました。

2018年のシネマテーブルは以上となりますが、2018年のシネマトークはまだまだ終わりません!
2019年1月20日(日)の関西シネマテーブルは「ベスト&ワースト映画2018年」ということで、2018年に公開された映画の中からベスト3&ワースト1を参加者全員が発表する会が行われるそうです!毎年大盛り上がりになるそうで、早めのお申し込みをおすすめします!

また、コラボ企画である関西文学サロン月曜会の次回お知らせです。
課題本:メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」 ※出版社は問わず
日時:2019年1月12日(土)17:30~ ※いつもより30分遅く開始
会場:ラポーティア

さらにコラボ企画特典として、今回の関西シネマテーブルと併せて1月の関西文学サロン月曜会に参加された方にはささやかなプレゼントもご用意しておりますのでお楽しみに!

シネマテーブル&月曜会へのまたのご参加をお待ちしております!

文:しん 写真:すっぱまん、パキスタン

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年12月16日 (日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00 
  • 第107回 東京文学サロン月曜会 「幽霊たち」

師走に入り、少しせわしない空気が漂い始めた肌寒い日。
第107回東京文学サロン月曜会が代官山で開催されました。
今回の課題本はポール・オースターの「幽霊たち」です。



色の名前を与えられた登場人物たちの日々。
その中に”見張るもの”と”見張られるもの”が存在し、時に交差しながら最後の場面へと進む。

人によってとらえ方が全く違ってきそうな物語です。
皆さんはどう読まれたのでしょうか。
それでは、読書会の様子をお伝えしたいと思います。


まずは「欲張り読書会」がスタートします。
毎回読書会開始の1時間前くらいから始まります。



読書会前に時間が空いてる人、頭の準備体操をしたい人などが集まり、自由に感想や意見の交換をすることができるちょっとお得な時間です。


受付で自分のグループを確認した皆さんが、それぞれのテーブルに足を運びます。
挨拶をする人、近況報告の話を咲かせる人。

そして、本番が始まります。



猫町の読書会での大事なルールは1つ。

「他人の意見を否定しないこと」

時には脱線したりしながら課題本を中心にみんなで意見を交換していきます。



「最初は読みづらかったけれど、後半は一気に読めた。」
「色の名前がついていない人もいるけど、それはどういう立ち位置なんだろう。」
「ここでいう幽霊ってそもそも何なのかな。」
「ミステリーより哲学に近いような気がする。」



1人で読んでいた時には気づかなかった箇所に疑問を持ったり、同じ場面でも違う印象を受けた人の意見を聞いたりしていくと、今まで見えていた物語が全く違って見えてきたりしたことはありませんか。そういったことも一つの読書会の楽しみです。

読書会の最後にはベストドレッサー賞の発表があります。
東京文学サロン月曜会では毎回いろいろなテーマでドレスコードを決めています。
今回のテーマは、探偵またはクリスマス。
ベストドレッサーは皆さんの投票で決定します。
そしてベストドレッサーに選ばれたのはこちらの皆さんです。



家にあるものをうまく組み合わせる人、手作りの小物を作る人。
素敵な衣装での参加、ありがとうございました!



読書会の後は東京猫町倶楽部の他の分科会の告知をはさんで、懇親会のはじまりです。
懇親会では席の移動は自由です。食事をしながら、参加された皆さんは思い思いに交流を楽しんでいます。





懇親会の最中にも月曜会はちょこちょこイベントを企画をしています。

今回開催したのは「テーマ・トーク・テーブル」。
話したりない人達用の自由参加型の課題本読書会です。
違うグループの方と話せるのも魅力的です。



そして、「猫町堂古書店」。
簡単に言うと本の物々交換です。
自分の本を持ってくればそこにある本と交換ができます。
交換する本を忘れた方は、次に参加した際に本を持ってくればOKです。
エッセイや新書などいろいろととりそろえていますので、ぜひ気軽に見ていってください。

楽しかった懇親会も21時でお開きとなりました。
話したりない方たちはそのまま3次会に繰り出します。
そこでも本が好きな人どうし、熱気あふれる会話が繰り広げられるのでしょう。

次回の猫町倶楽部東京文学サロン月曜会の課題本は、村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短編』です。
2019年1月27日(日)に開催されます。

猫町で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

写真:iken、はねこ 文責:みのり

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年12月15日(土) 15時〜
  • 2018名古屋合同クリスマス読書会&パーティ

師走の穏やかな土曜日、名古屋猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティーを開催しました。
 

昨年よりも20名ほど増えて194名(初参加も11名!)。今年も大盛況です!

会場は地下鉄千種駅から徒歩1分の千種GRILL。

 

 

サポーターお手製の名札や各課題作品のポスター、そしてキュートなサンタもお出迎え!

 
開始前には初参加~3回目までの「ビギナー向け説明会」も開催しました。

今回はちょうど名古屋シネマテーブルが100回を迎えるのを記念し、課題の6作品は全て映画関連となっています。また、作品ごとにドレスコードのカラーを設定し、当日の服装に取り入れていただきました。

色とりどりのみなさんで埋まった会場に、
オープニングは…やっぱり!「ボヘミアン・ラプソディー(Queen)」♪
いよいよ読書会の始まりです。


 

 

◆まずは赤いドレスコードの大軍団『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のテーブルの様子を覗いてみましょう。


 
 
『ライ麦畑でつかまえて』の邦題でも知られるJ・D・サリンジャーの名作。青春小説の古典として世界中で読み継がれています。

 

どのテーブルでも出てきたのは『中二病』というワード。「67年前のアメリカで出版された本が、現代日本の俗語にぴったり当てはまるというのがこの本の普遍性を表している」との意見もありました。そんな主人公に「共感できた」という人もいれば「自分の汚い部分を思い出して、読むのが辛かった」という人も。

 
 


◆白い個性的なドレスで集まったみなさんは『「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方』カール・イグレシアス著 のテーブルです。


 

 

カリフォルニア大学の人気課外授業の邦訳。
「面白い作品は、なぜ面白く感じるか」を構造的に解説した本作。それを分かりやすく説明しているのは凄い。それゆえに「ここまで説明されると冷めちゃう!」という人もいれば「映画をこれから分析して観ることができる!」という人も。

 
「脚本術の本だけど、ストーリー作りの方法は就活の面接とか、仕事のプレゼンとかに活用できそう」という意見もありました。

 
 

◆次は『ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門』のテーブルです。ヒップホップのプロフェッショナルが、ビギナーにもわかりやすくラップについて論ずる「ラップ史の教科書」とされる本です。
 

 

テーブルにはサポーターの力作、ラップ史年表!
 

 

「ラップというと特別な音楽のように思っていたが、CMやアイドルソングにも取り入れられており、自然に耳にしていた曲だったことに気付かされた」
「アメリカのラッパーの怖そうなイメージが払しょくされた」
「『8マイル』などラッパーを主人公にした映画を観た時の、真剣に詩を書く姿やラップバトルなどの雰囲気がわかり理解が深まりそう」
と、「ラップについて詳しく知ることができた」という意見が多かったようです。
 


こちらのドレスコードはイエローまたはゴールド!華やかでクリスマスっぽいですね。

 
 

◆ブルーをそれぞれに着こなしたみなさんは『複製技術時代の芸術』のテーブル。

 

映像や写真と言った芸術の可能性について論じた思想家ヴァルター・ベンヤミンによって書かれた芸術論。1936年に書かれた評論で、後のメディア論などに多大な影響を及ぼしたと言われています。
 

 

「複製芸術(映像、写真など)が登場し始めた時代に書かれた本で、本物と複製物の区別がつかなくなってきている現在に読むとより興味深かった。」など、書かれた当時と現在の違いについての意見が多かったようです。
また翻訳のせいか、その文章の難解さに苦戦した人多数!中には英語版を読んで、翻訳版との違いに言及した人もいました。
 
 

◆キュートなピンクがきまってますね!
こちらは『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』のテーブル。その悪趣味さ、下品さで、伝説のカルト映画として知られる『ピンク・フラミンゴ』の監督ジョン・ウォーターズが自らの生い立ちを語り、「美しい悪趣味」の作り方を論じた本です。
 

宗教や時代背景、魅惑のディヴァイン、フラミンゴの意味は?など多岐にわたる話題で盛り上がりました。「悪趣味な映画を笑いとばして観ると浄化される気がする」という人や中には冒頭からの過激な描写に「読み始めて選んだことを後悔した(笑)」という人も…。

 

◆最後に唯一の映画作品『ヘレディタリー/継承』アリ・アスター監督 のテーブル。
「現代ホラーの頂点」と国内外で絶賛される話題のホラー映画です。
 

 

 

「全く先が読めなくて、怖さも倍増」
「びっくりドッキリさせるタイプではなく、いたたまれなさ、不気味さで勝負するホラー。」「各所に用意周到に配置された伏線が効いてる。いろいろわかっている2回目の方が怖い。」「家族同士のいざこざや、毒親が怖い!」
と、みなさん「怖い!」と高評価だったようです。
 


ドレスコードはグリーン。王冠…のワケは映画を観た方ならわかるかな?
 

というわけで、クリスマス読書会はいずれのテーブルも多彩な映画作品にも話が及び、にぎやかに話はつきません。
 
 
さて読書会のあとはいよいよクリスマスパーティー。お料理はどれも美味しそう!
 
 


20世紀フォックスのテーマとともに、「超かっこいい!」「かわいいー!」の大歓声。『時計仕掛けのオレンジ』のアレックス姿の2人組がパーティを進行してくれます。

まずはベストドレッサーの発表!さきほどの課題作品ごとにもっとも輝いていた方に特製プレゼントを。
おめでとうございます!
 
 


次は「お名前ビンゴ大会」!ビンゴ用紙の9マスの空欄に名前と思い出の映画を書いてもらって、映画の話で盛り上がっちゃいました。「会場で一番目立っている人」、「一緒に映画を見に行きたい人」などが指定されているマスもあり、みなさん、初対面の人にも気軽に話しかけて談笑しながら名前を書いてもらっていました。


ビンゴになった人には各分科会リーダーから思いを込めた品がプレゼントされます。

 
中でも特別ゲスト、あの『野ブタ。をプロデュース』著者、白岩玄さんからのプレゼントは、自著『たてがみを捨てたライオンたち』のかわいいイラスト付きのサイン本!!…羨ましい。


なんと2月には白岩さんにもご参加いただいて名古屋月曜会で読書会が開催されるそうです。

そしてクリパ最大のイベント、本のプレゼント交換。ペアになった人とお互いに交換します。いったいどんな本が手元にくるのか…ドキドキの時間です!

プレゼントの後、その本への想いを貰った相手から聞けて、逆に相手に話せて、とても楽しい交換会となりました。

 
mixiに『2018クリスマス読書会でこんな本もらいました/あげました』のトピが立っていますので、ぜひあなたの本もご紹介ください。
 
 
 
プレゼント本交換会の後はお酒と料理を楽しみながら、課題作品について語ったり、普段あまり顔を合わせない他の分科会の人と歓談したり、その日始めて会った人と友達になったり…。猫町倶楽部のよいところは、こういった時間に交友関係が増えていく事ですよね。


この3人で始めたシネマテーブルもこの日で100回!今では東京・関西でも毎月賑やかに課題映画について語る会が開催されています。

最後はみんなで集合写真!


大盛況のなか、クリスマスパーティーは閉幕となりました。

全文科会合同のクリスマス読書会&パーティー、いかがだったでしょうか?
今回楽しかった!という方は是非定例会にもご参加ください。

猫町倶楽部はもちろん始めての方も大歓迎。常連さんも、最近ちょっとご無沙汰でもご気軽に足をお運びくださいね。新たな友人、新たな学びに出会えるはずです。

新年の名古屋猫町倶楽部は1月7日(月)の源氏物語読書会よりスタートです。
来年も魅力的なイベント&定例会がいっぱい!
お申し込みはこちらから

またどこかの猫町でみなさまとお話しできるのを楽しみにしております。

文:のぐち、うえじ、ヴォート、okko
写真:なおこさん、Yuki、okko

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年12月10日(月) 
  • 第八回 源氏物語読書会 【柏木】~【雲隠】

「お隠れちゃーん!!!」
 
 

最近、源氏物語読書会は(懇親会など)凝ってますね、との密かな評判をいただきます。
そんな回を重ねるごとに盛り上がり、狂乱の域に達した今回の懇親会の乾杯の音頭でありました。。。
 

さてさて少し時間を巻き戻し、読書会のことを書かせていただきます。
いよいよ光源氏の物語もクライマックス。
前回読書会の『若菜上・下』を経て源氏の君と取り巻く人はどのような人生のラストを迎えるのか
課題帖『柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻・雲隠』をみなさんでじっくり語ります。
 

 

毎回の密かな楽しみ、お茶のお供のスイーツはウグイス餅♪
 

 

それぞれのキャラクターの人生が急転するので、話す内容はそれぞれ大渋滞して書ききれませんが、
ここまで徹底的に語り、ネタにしてきた源氏の君。
 

 

最後に差し掛かって改めて同情する人もいれば憧れる人もいれば、ざまあみろ!!という人もいれば……
色々な感想が出てきて盛り上がっております。
 

 

特に神妙に頷けば、手を叩いて大笑いしたり。
話は尽きません。
 

 

夕霧の子どもたちや、源氏の若子や孫たちの可愛らしさ純真っぷりには、
「かわいいよね~~~~♡」とメロメロになってみたり。
…そんなかわいいかわいい子どもたちが次回以降の主人公なので、見逃せませんよね。
 

 

実はこの読書会の前日には源氏物語読書会遠足ということで京都を巡って参りました。
参加された方からの思い出話も交えて盛り上がりました。
 

 

今回のドレスコードは「わび」
各テーブルのベストドレッサーを見てみましょう。

わびと言えば、…ということでお点前の茶せんと茶碗と、わさび!!
 

 

こちらもわさび…のオイル(珍しい!!)そして京都遠足の戦利品♪

 

侘び寂びの美しさを感じる木綿のお着物に「源氏香」柄をあしらった帯。

 

「侘び」→ ごめん → お面という連想ゲーム。
 

などなどバラエティ豊かに、ベストドレッサーのみなさん、おめでとうございます。

 

あれ…2000円札を持ってきてくださった方も⁉
裏側に今回の課題「鈴虫」が描かれてるのですね。

 


さて、場面は冒頭へ戻りまして、懇親会。

今回は光源氏が「お隠れ」になったということで、
お疲れさまーという惜別の思いを込めた乾杯の音頭になりました。
(実は前日の京都遠足で生まれた名言)
…少々不謹慎ではありますが、みな源氏の君を愛していた気持ちからです。

 

前回の「スイーツの宴」から一転、今回は「さぬきの宴」!!
青猫マスターに「特製さぬきうどん」と丸亀の超有名名物の「骨付鳥」を用意いただきました。


スパイシーな骨付鳥は「おやどり」と「わかどり」があり、両方食べ比べできました。

讃岐うどんには大きな天ぷらを乗せて、いただきま~す♪

 

ちょうど寒波が到来し、外は本格的な冬の寒さ! そんな時に食べるあったかーい讃岐うどんはまた格別。

 
大満足の懇親会となりました。

さて、次回の第9回源氏物語読書会は次世代の若君たちが大活躍。
新年1月7日(月)の開催です。
課題帖は【匂宮】【紅梅】【竹河】【橋姫】【椎本】
懇親会は「お餅で祝う!はつねの宴」となります。
(1/7終了)

また、定例会に参加しそびれた、なかなか月曜日の参加がむずかしい、という人のために
キャッチアップ読書会も開催しています。
こちらは1月20日(日)金山駅近くで開催。
お申し込みはこちらから


あと1/4!みんなで54帖の読了めざしましょう。

文:あきタマ
写真:ゆうみ、ジャスミン。、あきタマ、okko

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年12月8日(土) 受付開始16:10~
  • 関西猫町倶楽部合同クリスマス読書会&パーティ2018

冬らしい寒さが身にしみる12月8日(土)、関西猫町倶楽部のクリスマス読書会&パーティー2018が、心斎橋のZAKURO -salon de desire-にて開催されました。今年はアウトプット勉強会、文学サロン月曜会、シネマテーブルに加えて、来年発足予定の藝術部も合わせた4分科会合同の開催です。各分科会の課題本・映画は

・アウトプット勉強会:エーリッヒ・フロム著『愛するということ』

・文学サロン月曜会:J.D.サリンジャー著『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

・シネマテーブル:デヴィッド・ロウリー監督『ア・ゴースト・ストーリー』

・藝術部:近藤史人著『藤田嗣治「異邦人」の生涯』

そしてドレスコードは『ゴールドクリスマス』。関西猫町史上最大の定員100名も見事に満員御礼です。初参加者10名のほか、名古屋から6名、東京からも1名の方にご参加いただきました。皆様と楽しめるよう各分科会サポーターが、進行・イベント確認やクリスマス用に作成した装飾の設置等の設営準備を張り切ります。





サポーターとは、各分科会の運営を楽しくお手伝いするボランティアです。半年毎に募集するので、気になる方は是非お近くのサポーターまでお声掛けください!

16:10には受付開始。猫町クリパ恒例の「プレゼント本交換会」のため、受付で各自持参のプレゼント本又は映画のDVDに付箋を添えて置いていきます。ジャンルに合った色の付箋を選び、付箋の表には一言メッセージ、裏には贈り主名を記載します。



100冊のプレゼントは壮観です!どんな本が入っているのか気になります。

16:40には猫町主催者タツヤさんの挨拶と、金色の司会者さんからの進行説明があり読書会開始です。


クリスマス読書会でも猫町のルールはいつもと同じく
・事前に課題本(映画)を読んで(観て)くること
・他人の意見を否定しない事
の2つです。ルールを守って、6~7人のテーブルで楽しく意見・感想を話合います。






読書会終盤で、今回のドレスコード『ゴールドクリスマス』にぴったりな服装の方を、ベストドレッサーとして各テーブルから選出します。ゴールドと銘打つだけあって皆さん煌びやかで素敵です!


読書会終了後は席替えしてクリスマスパーティー開始。異なる分科会の方とも美味しいご飯を食べながらご歓談です。


お話がひと段落したところでサポーターが準備したゲーム開始です。今年のゲームは
①お絵かき伝言ゲーム
②昔の写真から誰か当てまSHOW!
③関西猫町各分科会クイズ!
の3つ。得点合計上位の3テーブルには景品を、また、順位順にプレゼント本を早く選べる権利が与えられます。プレゼント本の中身はラッピングで見えないし、「残り物には福がある」とは言うけれど…、やっぱり早く選べる方がお得な気がするので皆さん頑張ります。結果は如何に!?




ラストは同率一位間でのじゃんけん勝負!


ゲームが終わったら、順位得点テーブルから付箋を頼りに本を選んでいきます。その後はプレゼント本の贈り主・貰い主を探したり、貰った本の中身を皆で楽しんだり。






名残惜しくはありますが、次回の定例会や課外活動の告知があり閉会です。


今回初参加の方は、是非騙されたと思って3回続けて参加してみてください。また、mixi上の関西猫町のコミュニティでは、今回のクリスマス本に関するトピックもあるので、参加いただけるとより読書会を楽しめます。

各分科会の次回課題本/映画は

・アウトプット:12/29 (土) 紹介型読書会『今年一番自分にとって○○な本』

・文学サロン月曜会:1/12(水) メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン』

・シネマテーブル:12/26(水) ハイファ・アル=マンスール監督『メアリーの総て』

・藝術部:発足に向けて準備中!

になります。是非ご参加ください!

<文:みやっち 写真:kae、taisho、ジュリア、のんこ、そねっち、しん>

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年12月5日(水)  受付開始 19:00/シネマテーブル19:30〜
  • 東京シネマテーブル 第50回『ボヘミアン・ラプソディ』

12月5日の水曜日、渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」にて、東京シネマテーブルの定例会が行われました。

今回の東京シネマテーブルは第50回の節目の会ということもあり、どうやらいつもの定例会と様子が違うようです。


それではレポートしていきたいと思います!



今回の課題映画は『ボヘミアン・ラプソディ』(イギリス・アメリカ)。

「これは伝記映画ではなく、硬い岩から掘り出されたような純粋なアートだ」ブライアン・メイ(クイーン)



“通算レコードセールス3億枚”、“アルバム全英チャート842週チャートイン”など数々の伝説を生んだイギリスのロックバンド「Queen」。

映画は1991年11月24日にHIV感染合併症により他界した、ボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、バンドの結成から1985年に行われた「ライヴエイド」でのパフォーマンスまでを描いた。

21分にも及ぶライブの再現など、多くの話題を呼びヒット中の映画ということもあり、この日の参加者は72名、初参加18名とかなりの盛況ぶりでした。




フレディ・マーキュリーのコスプレもばっちりの参加者。




猫町倶楽部主宰の山本多津也氏も緊急参戦。





まずは、前半課題映画のディスカッションがスタート。

やはり圧巻のライブシーンに触れる感想が多く、
「もともとのクイーンファンからしても、ライヴエイドの再現性がすごかった。」
「応援上映で観に行って、盛り上がって楽しかった。」
「実際にライブに来ているみたいに、“次の曲は?”、“あの曲やってほしい!”と興奮した。」

映画全体では、
「ストーリーがウェットにならなかったところがすごく良かった。」
「エンドロールまでたのしい。曲がキャッチー。駆け抜けていく感覚を感じた。」
「曲を聞いていると、明るい曲調に感じていたが、今回字幕を見て、孤独、悲しみをテーマにしていてギャップを感じた。」
「バンド映画には珍しい爽快感がある。」
「2回目は元々ファンだった母親を連れて観に行った。同じタイミングで泣いていた。」

一方で、
「すごく感動したが、後でいろいろ調べると史実と違うところが多く、調べなければよかったと後悔した。」

など、様々な意見が飛び交いました。




さて、ここからは懇親会をはさんで、本日の特別イベント。

スペシャルゲストとしてフレディ・マーキュリーのリップシンクパフォーマー、フレイディさんをお迎えしてのライブパフォーマンスです!



颯爽と登場するフレイディさん!!




『ボヘミアン・ラプソディ』のサウンドトラックをそのままリップシンクしたパフォーマンスに会場は大いに盛り上がりました。

最後は「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」で会場の心は一つに。



今回は多くの参加者や、11月に開催した初心者会からの定例会初参加者もおり、「参加して楽しかった」と帰り際に声をかけていただきサポーターとしても大変嬉しい会となりました。



さて、次回定例会のお知らせです。

次回は来年1月6日(日)に開催される東京猫町倶楽部の全分科会が一堂に会して開催する『NEW YEAR’S PARTY』です。

東京シネマテーブルからの課題映画はレディー・ガガ主演でも話題の『アリー/スター誕生』です。



映画『アリー/ スター誕生』オフィシャルサイト

↓↓↓お申込みはこちらから!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/62777



また、東京シネマテーブルとしては1月12日(土)毎年恒例の「ベスト&ワースト2018」を発表する新年会も開催予定です!
ひとり持ち時間90秒でベスト3&ワースト1を発表。

映画に良いも悪いも、上も下もないのは百も承知。
当日は映画ファン皆さんの姿勢(アティチュード)を見せてください!

↓↓↓お申込みはこちらから!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/63897


(文と写真:マーシー)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年11月28日(水) 受付開始 19:00~
  • 第20回関西シネマテーブル 「ボヘミアン・ラプソディ」

秋も終わりを告げそうな11月末ですが、関西シネマテーブルはいつもと少しだけ雰囲気が違う中で映画の話をしていきましょう!


ちょっとちょっと!!映画で観たあのお方が来てくれてるじゃないですか!!(サポータがコスプレをしています)
フレディーさんとサポーターとで司会進行から始まったシネマテーブルです。


本日はシネマテーブル開催中、ラポーティア店長にDJをやって頂きありがとうございます。いつもより音量が大きい中、課題映画『ボヘミアン・ラプソディ』を語ります。やはりというかQUEENのファンの方が熱く映画について解説などをして頂き、史実と違う所(フレディーのHIV発覚は映画最後の時代から二年後じゃないかな)とか、最後のシーンのバンドの出演者順が違うなど色々あって映画としてより良く作ろうとしてたのかな?っと思わせるところがありました。


後、出たお話としては「当時のライブの音源が使われてた」「QUEENは親日家」「メアリーはいい人」とかですかね。一番印象に残っていたのは、出演者皆が実際の人物とそっくりでよくぞここまで集ってくれたのかなと改めてQUEENの凄さが分かった一端かなと思いました。(日本の公演順番も違ってましたね~~)


さて、懇親会なのですが、当時のQUEENの映像を観つつDJ有りの曲を再現するテーブルも用意されていて本当にいつもとちょっと変わったシネマテーブルになり楽しい一時を過ごせました。

懇親会は、毎回mixi上にて告知している話題映画テーブルがあり今回は『マイ・プレシャスリスト』でした。ちょっとストーリーを描きますと、ハーバード大を飛び級で卒業した天才少女だが、友人0で屈折した性格の少女なのですよ。感想はこんな感じでした。「コミュ力0ではないかな?」「スイート17モンスターに似てる」「良い所と悪い所があった」などでした。


次回12/26の関西シネマテーブルは、『メアリーの総て』で関西月曜会の『フランケンシュタイン』著:メアリーシェリーとのコラボですので是非両方とも参加していただけると嬉しいです。
映画は12/15からの公開で例会の開催日まであまり日程に余裕がないのですがお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。
文:インド 写真:むー、ビトー・モンタナ

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年11月24日(土) 読書会16:00~
  • 第112回東京アウトプット勉強会『指導者とは』

  • 黄色く染まった銀杏の葉が歩道を彩る晩秋の候、
    第112回東京アウトプット勉強会が11月24日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。
今月課題本はリチャード ニクソン著『指導者とは』です。



本書は第2次世界大戦中及び戦後に活躍した指導者とその背景となる歴史について
ニクソンが副大統領、大統領として交流した私的な内容も交えて纏められたものです。偉大な指導者とはどのような人物なのか、どうあるべきか、考えさせられると共に、ニクソンの回顧録により、当時のリーダー達の意外な横顔を垣間見ることができます。

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸にシリアスな話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。



以下、 読書会での参加者の皆さんの意見を紹介していきます。

・初めての参加でしたが楽しかったです。読書の感想で2時間半も?
と思いましたが あっと言う間でした。
・世代や経験の違いによって指導者に対するイメージが違うのが興味深かった。
・政治に関する内容の為、少しヒートアップしたがそれも含めて楽しかった。
・話題が四方に飛んで色々な刺激を受けることができた。
・今回の課題本は読みやすい内容であったものの議論するには
難しい題材だと思っ た。
・海外の政治家は会話がウィットに富んでいると思った。
・ニクソンが本を書いているとは知らなかったが、裏話的な内容で面白かった。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では最初は読書会のチームでテーブルにつき、1時間後には興味ある分野ごとに席替えをしてより多くの参加者と交流が出来るような方法を取り入れてみました。
大いに盛り上がり、その後の3次会へも20人程の参加者がなだれ込み、話の尽きない夜となりました。

さて、次回は来年1月6日(日)に新年第1弾として『東京猫町倶楽部NEW YEARS PARTY 2019』を開催します。
↓詳細はこちら↓
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/62777

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

長文をご覧いただきありがとうございました。
来年も東京アウトプット勉強会をよろしくお願い致します!

(文:U子、写真:JUN)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西アウトプット勉強会 第103回『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』吉川浩満

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年11月24日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~19:50
  • 関西アウトプット勉強会 第103回『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』吉川浩満

だんだんと肌寒い季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

20181124日、第103回関西アウトプット勉強会が開催されました。

今回は課題本『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』の著者である吉川浩満さんをお迎えしました。三連休の中日にも関わらず36名の方にご参加いただきました!

『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』、という一見不思議なタイトルですが、
カール・マルクスが『資本論草稿』に書きつけた「人間の解剖は、猿の解剖のための一つの鍵である」という一節からとったものだそうです。この本は「現在生じている人間観の変容にかんする調査報告」であり、初めに「ヒトの過去・現在・未来」について語られ、大澤真幸さん、千葉雅也さんとの対談を通して「進化と絶滅」を描き、後半では人物及び作品が紹介されています。まさに「人間」を「解剖」する本といえるでしょう。



猫町倶楽部の読書会は56人ほどのグループに分かれて、テーブル毎にディスカッションを行います。進行役のファシリテーターを中心に読書会を進めていきます。
猫町倶楽部の読書会では次の2つルールがあります。
それは課題本を読了すること、そして他の参加者の意見を批判しないことです。
これさえ守れば大丈夫!自由に語りましょう。

ここで読書会中に出た感想を一部抜粋します

・この本で紹介されていた「サピエンス全史」を読みたくなった。

4枚カード問題の中身を変えるだけで、正答率が変わってしまうことに驚いた(1-2 合理性のマトリックスとロボットの戦い)

・ダーウィンの「進化論」の真実は以前から知っていた。

 同じ本を読んでいろんな方と感想を共有できるのは読書会の醍醐味ですね。

 

今回は読書会を行いながら吉川さんが各テーブルを順番に回ります。
気になっていたことを著者の方に聞く絶好のチャンスです!
私達のいたテーブルでは、「2-4 絶滅とともに哲学は可能か」について詳しく解説いただきました。

通常であればここで読書会が終了ですが、
吉川さんによるレクチャーが始まります!


<時代に対する態度>、吉川さんが執筆されるときのスタンスなど、猫町倶楽部でしか聞くことができない貴重なお話ばかりをお聞きすることができました。 

最後に読書会参加者全員で記念撮影!


お疲れさまでした♪

無事に読書会も終了したところで、ここからは場所を移して懇親会の始まりです。
懇親会ではテーマ毎に席替えを行います。今回のテーマは「吉川さんともっと話し隊」、「映画」、「お気に入りおススメの本屋」、「断捨離」、「クリスマスに欲しいもの」、「やりたいことリストの活用方法」でした。
好きなテーマで語るのも、吉川さんにもっとお話を聞くのも自由です。どのテーマも盛り上がっていました。

皆さんいい表情ですね♪

非常に有意義な読書会となりました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

次回の関西アウトプット勉強会、12/29() 15:30~、
場所はセカンドスペース ポスト 831で行います。
今回は課題本がありません。
「今年一番自分にとって〇〇な本」(〇〇は自由にお考えください)
お一人3分以内でエピソードどともに発表して頂きます。
一年の終わりを猫町倶楽部で過ごして、新たな気持ちで2019年を迎えませんか?
皆様のご参加をお待ちしております!

<文:えり  写真:のんこ、よこ>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年11月18日 16:30~21:00
  • 2018年11月 東京猫町倶楽部 初心者読書会



2018年11月18日 日曜日、秋も一段と深まる中、名古屋に続いて「東京猫町倶楽部初心者読書会」が代官山chano-maで開催されました。実に9カ月ぶりの開催です!

初心者読書会とは、猫町倶楽部定例会の参加回数が0~1回の人が参加できる、猫町倶楽部の魅力を知ってもらうためのイベントです。


さて、今回の課題作品は、全部で6作品。

リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』。
カミュ『異邦人』。
國分巧一郎『暇と退屈の倫理学』。
長谷川長蔵,大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門2』。
鹿島茂『SとM』。
大森立嗣「日日是好日」。

以上の書籍5作品・映画1作品の中から1作品を選んだ約80名の方が参加してくださいました!(パチパチ)。

それでは、それぞれのテーブルからのレポートをお届けします。

・16:30~ 読書会が始まりました!


サポーターによる司会の流れの案内と、と主宰のタツヤさんからのあいさつの後、いよいよ読書会が始まります。




課題本:カミュ『異邦人』……東京サロン月曜会
 この本はムルソーという主人公を通して理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。テーブルでは、ムルソーという風変わりな主人公についての感想が多く出ました。ムルソーと作品に共感できたか、第一部・第二部のどちらにより共感するか、といったことから話から始まり、共感した、という声もある一方で「なんだこいつ、めんどくさい奴だな」と思った、理屈っぽい知人男性の顔が浮かんだ、大人なら訓練ができていて嘘もつけるが、この人は未成熟な感じ、等々の声も出ました。また、詩的な描写の美しさは評価する声が多かったです。作品の時代背景から、社会と個、ファシズムと自由、といった観点からの議論や、また参加者にクリスチャンの方がいらっしゃったので、キリスト教を踏まえたコメントもありました。


課題本:リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』……東京アウトプット勉強会
 「利己的な」遺伝子を読んだ素直な感想から始まり、人間を機械に見なした解釈が怖いといった感想から、学生時代の専攻と近く抵抗なく読めた、などの感想も。本の中では追及されていない現代の遺伝子操作についてどう思う?といった話題や、人類も自然淘汰されて、ジャンクフードばっかり食べていると、どうなんだろう?という私達に身近な話題にもなりました。


課題本:國分巧一朗『暇と退屈の倫理学』……フィロソフィア東京
 猫町倶楽部では、何度も課題本になっているこちらの本。「なぜ人は退屈するのか?」という問題に迫る人気哲学者國分巧一郎さんの著書です。ハイデガーの暇の分類は納得できた?著者の消費社会分析をどう思う?という硬めの話から、引用された映画「ファイト・クラブ」の感想、最近暇と退屈を感じることは?明日急に会社が休みで暇になったらどうする?といったような自分にひきつけた話までいろんな話題で盛り上がりました。



課題本:長谷川長蔵,大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門2』
 こちらの本は、ヒップホップの聴き方がわかる入門書の第二弾で、ヒップホップの変遷や、鼎談を収録が収録された濃い1冊。ヒップホップ初心者の方からヒップホップ好きの方まで盛り上がりました。


課題本:鹿島茂『SとM』……東京UG(アンダーグラウンド)
 こちらの本は、「サディズム」と「マゾヒスム」の欲望を比較する文明論。「西洋人は苦痛を介して神に出会う、日本人は自由の拘束を介して共同幻想に至る」という一節から「今現在自由かどうか」「自由について」熱く語り合いました。SMには全く興味がなかったにもかかわらず徐々に楽しんでいってもらえたようで読書会の意義を感じました。サポーターが鞭と縄を持参しアンダーグラウンドな読書会だったようです。


課題映画:日日是好日……東京シネマテーブル水曜会
 今回唯一の映画作品からのテーブルです。茶道についての映画ですが、知らない人でも楽しめる作品です。「自分では観ない映画でしたが、 観たら思いのほか良かった」や「共感しすぎて、最初から泣いていた」などの感想があり、茶道経験者からはふくさのさばきや初釜などの茶道あるあるが満載でした、という意見も。茶道についての映画ですが知らない人でも楽しめ、テーブルは盛り上がったようです。


参加された方は単純に読書が好きな方や、課題本、課題映画に興味があった方、作品について話してみたかった方、中には利己的な遺伝子に挫折してきてくださった方もいました。色々な人同じテーブルで同じ作品について話すので、会はとても盛り上がっていきました。


・18:30~各分科会のプレゼンコーナー。

話も弾んでいる中時間は過ぎ、各分科会の個性が伝わる熱いプレゼンが繰り広げられました。今回参加した分科会以外の魅力もお伝えできるのが初心者読書会のいいところです。ぜひ他の分科会にも足を運んでみてください!



・19:00~たっぷり話し込んだ後、懇親会に突入です!


懇親会では、課題作品の縛りなく、料理とグラスを片手に興味のあるテーブルへ。乾杯と美味しいものを食べ共通の話題を見つけて歓談を楽しんでくれたようです。


およそ5時間にもなった初心者読書会大いに盛り上がりましたね。時間が経つのもあっという間だったと思います。

また、猫町倶楽部でお会いできることを楽しみにしています!サポーターの皆さんもサポートありがとうございました!


(写真:真珠、やま 文章:raimi)




開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年11月10日(土) 10:00~19:30
  • 関西文楽特別イベント 文楽鑑賞会&読書会『あやつられ文楽鑑賞』


芸術の秋らしい爽やかな秋晴れの一日、関西猫町倶楽部の課外活動として関西文楽特別イベントを開催しました。

こちらのイベント、当初は35名の募集定員だったところ、どんどん希望者が増えたため、初参加者6名を含むぎりぎりいっぱいの50名まで定員を増やして満員御礼。
「文楽に興味があって」という方もいらっしゃれば、「猫町倶楽部のイベントだから…」「文楽はハードルが高い気がしていたけど、みんなと一緒なら一度見てみたいと思って」という方まで、参加の動機はそれぞれ。
「猫町倶楽部初参加です」という方や、「かなり久しぶりに参加しました」という方も多く、関西圏以外の方もたくさんおられ、参加者の文楽に対する興味がうかがえます。

当日のスケジュールはこんな感じ。
9:45 受付開始
10:00 技芸員さんによる事前解説(人形遣い 吉田玉助さん)
10:30 質疑応答
11:00 11月公演第一部 蘆屋道満大内鑑 鑑賞
12:31~12:56 休憩
13:00 11月公演第一部 桂川連理柵 鑑賞
15:20 読書会開始 課題本:三浦しをん 『あやつられ文楽鑑賞』
17:00 読書会終了
17:30 懇親会 「たこ焼き えびす」にてたこ焼き食べ放題
19:30 懇親会終了
まるまる一日、文楽漬けの素敵な一日です。


技芸員さんによる事前解説は、主遣いの吉田玉助さんをはじめ、左遣い、足遣いの3名の人形遣いの方が来てくださり、文楽の歴史、3人遣いになった歴史、サインをどうやって出し合うか、人形の動かし方、表情の作り方…などなど、実際に人形を動かしながら説明してくださいました。同じ方々が動かしているのに、お姫様の人形と男の人形では全く動きが違うことにびっくり。質疑応答の時間もたっぷりとっていただきましたが、皆さん熱心に質問され、質問が止まらない!東京と大阪の雰囲気の違い、主役をできるまで何年かかるのか?どうやって練習するのか?どうやって役が決まるのか?などなど、普段聞けないお話が満載でした。
個人で文楽を観に来たとしても、こうしてレクチャーしていただけることはまずないと思いますので、とってもいい経験となりました。


さて、技芸員さんのレクチャーの後はいよいよ文楽鑑賞。事前に課題本を読んで文楽について知り、さらにレクチャーをしていただいてからなので、いつもより理解度が上がっているうえに、サポーターによる手作りのあらすじ付き。文楽初心者でも楽しめるように…との心遣いが嬉しいですね。

今回鑑賞したのは、
・蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)
葛の葉子別れの段/信田森二人奴の段
・桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
六角堂の段/帯屋の段/道行朧の桂川

『蘆屋道満大内鑑』は、手作りのあらすじによると、「陰陽師として有名な安倍清明のご両親のロマンスと、偉大なる陰陽師へと歩み出す彼の第一歩までを描く物語。伝説を元にこんなに話を膨らませちゃう文楽のお家芸大発揮な一作」とのこと。
実際、今回の公演ポスターにもなっていたお姫様の衣装からの狐への早変わりなど、華やかな演出など、見どころ満載でした。(ぜひ実際に見ていただきたい!)
お昼を挟んでの『桂川連理柵』は、課題本の十章「『桂川連理柵』を見る」でも詳しく内容が書かれているのですが、帯屋の長右衛門が、妻のある身でありながら、隣の家の娘(十四才だ!)と男女の仲になり、心中するという物語です。舞台を見ながらしをんさんの口調で、「おまえは泣いている場合か!」「あんたよく眠れるな、この状況で。」「なんつうかもう、昔っから情けない男だったんだな、きみは。」と、頭の中でツッコミが鳴りやまない…という状況でした、私は。


たっぷり文楽を楽しんだ後は読書会。おやつには文楽せんべい、名札はこのイベント特製の文楽仕様、テーブル名は「葛の葉姫」「安倍堂子」など、今回の演目の登場人物。細やかな心配りで、開始前から盛り上がります。(もちろん「帯屋右長衛門」の名もあったのですが、そのグループの男性参加者からは、「あの情けない長衛門とは…なんか嫌だ…」という声があったとか…(笑))
「実際に文楽を観る前と後では、課題本に対する印象が変わった」「事前に課題本を読んでいたから楽しめた」「(本にあったように)歌舞伎と見比べてみたい!」「内子座に行ってみたい!」といった話から、「なぜ長右衛門は心中しないといけなかったのかに対する洞察」など、幅広い話題が飛び交っていたようです。


最後は笑顔で記念撮影。
今回は月曜会で行っているドレスコードはありませんが、文楽イベントに合わせてお着物の方もいらっしゃって素敵でした。

懇親会会場は、国立文楽劇場の目の前、「たこ焼き えびす」にてたこ焼き食べ放題!名古屋や淡路島など、遠方からはるばるいらっしゃった方もいて、みんなでわいわい言いながら食べるたこ焼きは今日の懇親会にぴったり。先程の文楽、読書会の話をつまみに大盛り上がり、楽しい一日はあっという間に幕を閉じたのでした。

 

さて関西猫町倶楽部では、4分科会合同のクリスマス読書会&パーティーが12月8日に開催されます。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/61804

あいにく既に定員になってしまっているのですが、こちらも盛り上がること間違いなし!

関西猫町倶楽部の年内の予定は、

12月26日(水)にシネマテーブル 「メアリーの総て」

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/63021

12月29日(土)にアウトプット勉強会 課題本を設けずに「今年一番自分にとって〇〇な本」を発表

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/63299

まだまだ2018年は終わりませんよ!

皆様のご参加お待ちしております。

 

文:しゅがー 写真:VANちゃん、しば

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年11月4日 15時~22時30分
  • 【半年に一度の開催】猫町倶楽部の全てがわかる!ビギナー限定読書会2018秋

紅葉が色づく季節となり、5月に開催されたビギナー限定読書会からはや半年。11月4日(日)SAROS.the Quisson本山店にて「猫町倶楽部ビギナー限定読書会2018 秋」が開催されました。



このビギナー限定イベントは猫町初心者の方(過去参加回数0~2回までの方)を対象に猫町倶楽部の全分科会が一同に集結した読書会です。猫町倶楽部には6つの分科会があります。文学を主なテーマとする名古屋文学サロン月曜会・人文書やビジネス書を主なテーマとするアウトプット勉強会・芸術分野を主なテーマとする藝術部・哲学を主なテーマとするフィロソフィア・官能小説を主なテーマとするUG・映画を課題作品とするシネマテーブル水曜会があり、様々な分野の定例会が開催されています。まずは、3回続けて参加してみてください。きっと参加者の方との交流が深まると思います。なかには、このビギナー限定の読書会がきっかけでサポーター(運営ボランティア)になった方もいらっしゃいます。
今回もサポーターは、自分が最初に猫町倶楽部に参加したときを思い出しながら、準備を進めていきました。



さて、今回の課題作品をご紹介します。
内田百閒『ノラや』、ミヒャエル・エンデ『モモ』、デール・カーネギー『人を動かす』
東浩紀『弱いつながり』、草間弥生『クリストファー男娼窟』、山内マリコ原作『ここは退屈迎えに来て』の6作品でした。
古典あり、話題の映画ありでどれにしようか迷われた方もいらっしゃったかもしれません。

では、会の当日の模様を見ていきましょう。
開催時間になり、サポーターのあじさいさんとおぜみささんの司会でスタート。主催者のタツヤさんの挨拶のあと、読書会が始まりました。



グループ席のファシリテーター(司会進行役)によりまずは自己紹介。皆さん、参加の動機を緊張しながらそれぞれ語ります。
「周りに本を読む人がいなかったので、参加した」「職場以外の人間関係が欲しかった」などなど。お互いの自己紹介に少しほっとしたところで、課題作品の意見交換が交わされました。ここで各グループの意見をご紹介したいと思います。

まず『ノラや』のテーブル席から。(『ノラや』は内田百閒の飼い猫ノラの失踪とその後飼われた猫クルツに関する文章を集めた作品です。作者の内田百閒は夏目漱石門下の小説家です。)
「漱石の『吾輩は猫である』の表紙を真似るシーンが面白い。内田百閒はここからノラに愛着が湧いたのでは?」
「日記や随筆は、作家の小説作品の副読本として読むと、その小説の読み解きのヒントになって面白い。」
「何かに執着する、一つのことが気にかかって手がつかない感覚に共感した。」
『モモ』のテーブル席はいかがだったでしょうか。(『モモ』は「時間」という概念をテーマにした児童文学です。)

「昔に書かれたのに、現代のことを言っているみたい。現代人も、便利なものを生み出して、時間に追い立てられている。そして、自分たちの時間の足りないのを灰色男(作中の登場人物)のせいにしているかのよう。」
「児童文学だけれど、子どもの頃に読んで全然分からなかった。大人になってから読んで、やっと理解できることがたくさんあった。」
などなど、それぞれの作品を読了したあとのお互いの意見に皆さん刺激を受けていたようです。

では、次に『人を動かす』のテーブル席を見てみましょう。(『人を動かす』は、1937年に出版された本で、自己啓発書の元祖といわれています。)
「自分と相手で見えている世界が違う可能性がある、一歩引いた視点が必要。」
「一歩引いて相手のことを考えるためには余裕が必要だが、今の企業社会合理化でどんどん余裕がなくなっており、ますますこういった視点が必要。」
「書いてあることは当たり前のことだが、実践するのは難しいと感じた。」
など、書かれた当時とはすでに80年以上の時間が経っていますが、現代人の私たちにもとても共感できる課題作品だったようです。

お隣の『弱いつながり』はいかがだったでしょう。(『弱いつながり』は2014年初版発行でSNS時代の人生論がテーマとなっています。)
「一度しかない人生を、予め決められたことだけでなく偶然が加わることでオリジナルの人生を作っていく。偶然を増やすことの一つの方法が検索ワードを増やすことであり、そのために意識的に自分を置く環境を変えることは意義がある。」
「本が書かれているときよりも、時代が進み、ネットワークのつがなり方にもまた変化があり、検索ワードが探されやすい仕組みができている気がする。(例えば音楽におけるAppleMusicやSoptify)」
参加者の方の中に、かけあいのタイミングがものすごくこなれている方がいらっしゃり、その流れで他の参加者の方も活発に意見を話される流れになったテーブル席もあったようでした。参加者の方からの積極的な意見のかけあいが出るとそのテーブル席は自然に盛り上がるので、サポーターにとってもいい刺激になったようです。

『クリストファー男娼窟』のテーブル席を見てみましょう。(『クリストファー男娼窟』は草間弥生が書いた本で、「クリストファー男娼窟」、「離人カーテン」、「死臭のアカシア」の3つの章から構成されています。)
「普通の作家ならストーリーとか構成を考えて書くところを、草間さんは出てきたイメージを羅列している感じがした。三島の金閣寺に近い印象がある。」
「簡単な言葉で書かれているのでとても読みやすかった。」
参加者が1名でしたが、その分気さくに意見交換ができたようでした。

そして最後に『ここは退屈迎えにきて』のテーブル席はどのような意見交換がなされたのでしょうか?(『ここは退屈迎えにきて』は山内マリコ原作で20代の姿を「椎名君」という一人の男性を交差させて描いた映画作品です。)
「原作が好きな方はどうしても採点が辛くなりがち。」
「身につまされる、自分の物語。」
『ここは退屈迎えに来て』は原作は連作の短編集で、そのうち「アメリカ人とリセエンヌ」という話は、「文芸あねもね」という短編集にも収録されています。この短編集には吉川トリコさんの「少女病 近親者 ユキ」も収録されています。猫町倶楽部では吉川トリコさんの書いた本を課題本とした読書会も開催しています。(吉川トリ子さんの本を課題本にした開催レポートはこちら 10月5日開催 「マリーアントワネットの日記」)




読書会の終了時間が近づいたころ、「猫町倶楽部に聞いてみよう!」という質問用紙に参加者の方からの質問を書いてもらいました。その後は、各分科会のリーダーが会場の前に。主催者のタツヤさんとともにいろいろな質問に答えていきます。



「課題本はどうやって決めていますか?」
「海外進出の予定はありますか?」
「一番盛り上がった会・盛り上がらなかった会はどんな会でしたか?」
参加者の方からの質問にちょっとどきどきしながら笑顔でタツヤさんと各リーダーが答えていきました。
その後は懇親会へ。主催者のタツヤさんの合図で乾杯!



各分科会を紹介するテーブル席、漫画や旅行がテーマのテーブル席が設けられました。皆さん、お料理を片手に興味のあるテーブル席へ。サポーターや他の参加者との歓談を楽しまれました。

「定例会はいつ開催されていますか?」
「この漫画、懐かしいですね。」
などなど、お互いの共通点が見つかるとさらに会話が弾みます。





その後は、猫町ナイトへ。ここからは猫町倶楽部のベテラン勢も合流します。ちなみに今回のDJのラインナップはこちらです。
ゴーマー・パイル(ヒップホップとジャズ)、リュウセイ(HIP ROCK SOUL MIX)、タツヤ(Soul/Funk)、タツヤ(Cheek Time)、ろく(おせんちリリカルmix)yasswee(ディスコティック)、あじさい(地獄のミスチルMIX)、ワカマツ(真冬の46億年MIX)。
今回も様々な分野の曲が選ばれました。

ここでフロアの様子を紹介させていただきます。



皆さん、笑顔がとても生き生きしています。
下の写真は、DJのリュウセイさんとあじさいさん。自分が選んだ曲で、皆さんが盛り上がっているのはとても気持ちがいいですよね。

そして、猫町ナイトお決まりのチークタイム。皆さんの今回のお相手はどんな感じの方だったでしょうか。

皆さん呼吸がぴったりです。

今回も猫町ナイトは100名以上集まり、大いに盛り上がりました。

おおよそ6時間以上にも及ぶビギナー限定読書会。読書会あり、懇親会あり、ダンスパーティあり、時間が経つのもあっという間だったと思います。猫町倶楽部で今まで以上に人生を充実させてみませんか?また、お会いできるのを楽しみにしております!

文:HIROKO/アウトプット勉強会
写真:HIROKO/アウトプット勉強会、わとう/アウトプット勉強会

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年10月31日(水) 19:30~21:00
  • 名古屋シネマテーブル第98回定例会『アンダー・ザ・シルバーレイク』

10/31(水)に開催された名古屋シネマテーブル第98回定例会についてお伝え致します。課題映画は『アンダー・ザ・シルバーレイク』でした!

 



 

参加者は49名。初参加は4名。今回もまたNov.Cafe及び Elephant’s  Nestの二会場を使う盛況ぶりです。

 



今回は映画に登場したバルーン・ガールにちなんで風船のテーブル札などをご用意しました。

 



 

またフクロウ女のマスクなどもご用意!

 



 

今回の名札は劇中の印象的なシーンを使ったもので、皆さん好きなシーンのものを選んで使ってくれました!

 

 



『アンダー・ザ・シルバーレイク』はデヴィット・ロバート・ミッチェル監督のサスペンス・スリラー。舞台は、ロサンゼルスにあるセレブやアーティストの街シルバーレイク。オタク青年サムは、隣に住む美女サラに恋をするが、彼女が突然失踪。サラの行方を捜すうちに、いつしかサムは街の裏側に潜む陰謀に巻き込まれていく…。

 



謎と引用だらけの難解な作品なだけに、皆さんからも色々な解釈が飛び出しました。

「悪い夢みたいだった」

「全部主人公の妄想なのでは?」

「イカれた主人公の車の後部座席に乗って訳の分からない世界を放浪する気分で観ると楽しめた。」

「理解できないシーンが多くてもやもや」

「先の読めない展開に観てる間は楽しめたが、観た後で考えると訳が分からなくなった」

といった、夢か現実か分からない内容への意見が多かったようです。中には「全然訳が分からない内容なのに、世間では評価が高い。私がおかしいのかと思っていたけど、皆さんも同じように感じていて安心した。参加してよかった」という方もみえました。

 



 

ニルヴァーナや、ヒッチコック映画などの多数の引用に関しては、「ここはあの映画だ!」「これはあの曲!」と、参加者の間で紹介し合う事ができました。シルバーレイクの色々な施設が登場するので「これは観光映画なのでは?」という意見も。



 

関連している作品として『ラ・ラ・ランド』に言及する人がかなり多く、「同じLAが舞台のラ・ラ・ランドは夢を掴んだ人の物語であるのに対して、本作は夢に破れた人々の物語。」という意見もありました。同時に「夢の中みたいだから」ということで村上春樹の作品みたいだという方も多かったようです。

しかしあまりにも謎が多い作品なので、最終的には「意味なんてないのでは?解釈するだけ無駄なのでは??」という意見さえ出ました。 さらには「劇中のオウムの声を逆再生すれば何かのメッセージが聞けるに違いない!」と陰謀論に飲まれてしまう人まで…。

 



 

人それぞれ感じ方が違うだけに、解釈は様々!定例会は大いに盛り上がりました!

 



 

21:00に定例会は終了。懇親会の始まりです。10/31なので Elephant’s  Nestはハロウィン仕様!

 



 

中にはコスプレの参加者も!

 

懇親会話題映画は教誨師でした。



 

急逝された大杉漣さんの最後の出演作であり、唯一のプロデュース作です。大杉漣さん演じる牧師が幾人もの死刑囚と向き合っていく…と言う映画です。 「お気に入りの死刑囚は?」などの話で盛り上がる中、「懇親会の話題映画だから観た。チョイスが流石だなと思った」という意見に、サポーターとしてはとても嬉しくなりました!

 

次回の第99回定例会は11/28(水)開催!課題映画はsearch /サーチです。



物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していくサスペンススリラー。その斬新な内容で、非常に注目されている作品です。

お申し込みはこちらから!http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/62061

皆さんとこの映画についてお話できるのが今から楽しみです!

 

 

★今回話題になった関連作★

 

『ラ・ラ・ランド』2017年 アメリカ

色々な点で共通点が多い。関連に言及する人が多かった。

 

『ホーリー・モーターズ』 2012年 フランス・ドイツ

オマージュと引用に溢れた作品と言う点で共通。しかし元ネタが分かったところでとくに意味がなさそうなのも共通…。

 

 

『マルホランド・ドライブ』2001年 アメリカ・フランス

ハリウッドの闇に飲み込まれていく、という点で共通。話題に出す人が多かった。

 

『裏窓』 1954年 アメリカ

 

 『めまい』1958年 アメリカ

今作はヒッチコック作品からの引用、オマージュが多く、話題によく上がった。

 

 

文 : 名古屋シネマテーブルサポーター のぐち

写真 : 名古屋シネマテーブルサポーター 一同

 

 

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年10月28日 読書会14時30分~ 懇親会17時~
  • 第143回 名古屋アウトプット勉強会 「指導者とは」

第143回名古屋アウトプット勉強会「指導者とは」

猫町倶楽部は、10月28日、名古屋駅前のウインクあいちで、第143回名古屋アウトプット勉強会を開催しました。
名古屋アウトプット勉強会は、通常、金曜日の夜に開催されるため、スーツ姿の参加者を見かけることが多いのですが、今回は日曜日の夜に開催されたため、珍しく参加者全員が私服でした。


今回の課題本は、第37代アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソンの著書「指導者とは」。
ニクソン大統領が、政務中に関わった指導者たちの人物像を語り、指導者に必要な素質を説いた回顧録です。
マッカーサーと吉田茂といった日本人にはなじみ深い指導者から、冷戦時代の「敵国」であったソ連のフルシチョフまで、時代を代表する7人の指導者の姿が描かれた本書、参加者の皆さんはどのような読み方をしたでしょうか。

読書会では、参加者は6~7人ほどのグループに分かれ、各グループごとに課題本について語り合います。
各グループでは、クジ引きでファシリテーターを決め、ファシリテーターが進行役として読書会を進めていきます。
今回の読書会で使われたクジは、ニクソン大統領にちなんで、アタリが「信任」、ハズレが「不信任」と書かれていました。




それでは、読書会の参加者の意見を見てみましょう。


・倫理的に優れた者が必ずしも優れた指導者ではないというのは、まさにそうだと思う。
・指導者の資格について書かれているが、自分との共通点がびっくりするほど無かった。
・国と国との関係性で押さえておくべきベーシックなところがこの本にはよく書かれていて勉強になった。


・ドゴールはワークライフバランスがちゃんとしていて先進的だ。
・マッカーサーと吉田茂が補完し合って、日本が敗戦から復興できた理由がわかった。
・フルシチョフに一番ページ数を割いており、激しく対立しながらもニクソンの思い入れがうかがわれる。



描かれるいろいろな指導者、政治家の話で盛り上がるテーブルもあれば、著者のニクソンはどうだったのか? という話題に行き着くテーブルも。

・ニクソンは失脚したのに、なんでこんな話を書いたのか?
・ニクソンは各国のリーダーとうまく付き合ってて、外交力のある人だと感じた。
・アメリカの大統領には、新しい目標を指し示して、世界を引っ張って行くことを求められていたが、ニクソンには、それができなかった。





様々な感想が出ながらも、お互いの意見を否定することなく話すことができるのが猫町倶楽部の読書会です。

読書会終了後、懇親会も開催しました。
懇親会の会場は、「小割烹おはし めいえきりびんぐ」。
落ち着いた雰囲気の和風居酒屋でした。







次回の第144回名古屋アウトプット勉強会は、11月23日(金・祝)です。課題本は、吉川浩満著「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」。著者の吉川浩満様もゲストとして参加なさいますので、ぜひともご参加ください。

ところで、名古屋アウトプット勉強会は、2019年1月からの運営サポーターを募集しています。
勉強会の運営をしてみると、一般参加者とは違った発見や出会いもあります。
我こそはと思う方は奮ってご応募ください。

文:オプレ 写真:HIROKO/Yuki

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年10月21日 (日) 
  • 名古屋藝術部 ゲスト:柳樂光隆『Jazz The New Chapter 5』

2018年10月21日(日)猫町倶楽部 名古屋藝術部では、ゲストに音楽評論家の柳樂光隆さんをお招きして読書会&トークイベント「最新のJAZZを知りたければこれを読め!!」を開催しました。

課題本は柳樂光隆 監修「Jazz The New Chapter 5」。副読本は後藤雅洋・村井康司・柳樂光隆 著「100年のジャズを聴く」。藤が丘のJAZZ茶房青猫での開催です。読書会には40人が参加、うち初参加の方が15人と、いつもより多くいらっしゃいました。参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

課題本の「Jazz The New Chapter」シリーズは、21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本です。読書会に先立って、課題本をより深く読みこむために柳樂光隆さんによる選曲プレイリストが参加者に公開され、前もって視聴体験をして参加できました。

6~7人ずつのテーブルに分かれて読書会が始まります。テーブルごとに進行役のファシリテータが読書会を進めます。猫町倶楽部の読書会のルールはたった一つ、「人の意見を否定しないこと」だけです。
ジャズは全然わからなくてという方、柳樂さんの本をきっかけにジャズが好きになったという方、ジャズが好きで昔から聴いていたという方、さまざまな人が一緒に感想を語り合えるのが読書会の良い所です。課題本について、プレイリストに付いて様々な感想、意見、質問が出て、和気あいあいと読書会が進みます。

これまでジャズに馴染みのなかった参加者の方から、
・課題本に出てくる人名がわからなくて、読み進めるのがなかなか難しかった
・課題本だけ読んだら読むのに困ったけれどプレイリストを合わせて聴くと読み終われた
との感想が出ました。こういった感想にジャズに詳しい参加者からは、
・今回のVol.5は、これまでの集大成のような気がする、これまでのシリーズを読んでみた方が読みやすいかもしれない
・巻末の特集が全体像を掴みやすいので先に読んで前半に読み戻ると理解しやすい
・副読本が非常に参考になって読みやすい、読んでいなければぜひ合わせて読むと良い
などのアドバイスも寄せられました。

・インタビューに登場するジャズ音楽家らが影響を受けた音楽家に、クラッシック音楽家が次々上がるところが面白い
・ジャズとは何かという特集が面白かった、カテゴリーを越えて様々なジャンルの音楽が重なったり融合していることが興味深かった
・ドピュッシー等は弾く雰囲気が重要なところがJazzに似ているように思う
・クラウドファンディングで課題本を英訳したらどうか、日本より海外の方が売れそう
・インタビューしている内容が他のJazzの本に比べると独特で面白い
など様々な意見が出ました。

読書会中にはゲストの柳樂さんが全テーブルを回ってくださいました。

読んだ課題本について、直接ゲストの方に質問したり感想を言ったりすることができることも猫町倶楽部読書会の嬉しいところです。

例えば「インタビューをするには、たくさんの曲を聴いて勉強しなくてはいけないと思いますが、どうやって?」との質問に、「もちろん事前に勉強して知識を増やすのは当然ですが、全てを知っていなくてはいけないというわけではない。インタビューは『対話』。相手の話をよく聴いて、その内容を膨らましていくことが大切」と答えておられました。

ジャズが好きだからと読書会に今回初めて参加された方からは、
・初めて読書会に参加してみて楽しかった、他のジャンルの読書会にも出てみたい
との感想もあり、サポーターとしても嬉しい限りです。

読書会の後はトークタイム。柳樂さんが持参されたCDも使って、現代ジャズについて語られます。課題本を読みプレイリストを聴いてイメージしていたジャズの「今」が、実際の曲を聴きながら易しく解説されて一層理解が深まります。課題本、読書会とトークを通じてジャズが身近になり、もっと聴きたくなった方も多かったのではないでしょうか。

今回の読書会では、トークショーの後は同じ会場で引き続き懇親会。柳樂さんがDJをやってくださいました。柳樂さんにさらに質問したり、参加者同士でおしゃべりしたり、楽しく会話が盛り上がります。大人の社交場の雰囲気で、どのグループの輪にも笑顔が溢れていました。課題本やジャズに関する話から、今後行きたいと思っているライヴ、他の本や読書会についてなど会話がはずみました。

皆で記念撮影。参加者の皆様、長時間にわたり本当にありがとうございました。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年10月19日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】ドストエフスキー『白痴』読書会第一回(1巻及び2巻)

※こちらは名古屋月曜会 藤が丘会場です。お間違いのないようにお申込み下さい。

10月の課題本は

 ドストエフスキー『白痴』全4巻のうち第一回指定範囲は1巻及び2巻(光文社古典新訳文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。



■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。
■第二回3巻4巻は 11/16(金)を予定しています。

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月22日(土) 
  • 第110回東京アウトプット 勉強会『教養主義のリハビリテーション』

秋の村雨を感じる2018年9月22日(土)に、「ビジョンセンター田町」にて、第110回東京アウトプット勉強会が開催されました。

課題本は、大澤聡著『教養主義のリハビリテーション』です。
今回は、お正月の討論番組や「ゲンロン」でもお馴染み、著者の大澤先生をお迎えしての回となりました!
大澤先生、貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました!!

実際の会場の様子はこちら。




 

今回は、前半が通常の読書会、後半は大澤先生による本のレクチャーという豪華二本立てとなりました。

読書会で出た参加者の皆さんのご意見を少しだけ取り上げます。

・昨今の大学に通うことの意味とは何か?という話の中で、全てEラーニングでもいいのでは?という意見が出ました。それに対して、特に地方出身者には親元を離れ自立のきっかけになるという通学に意味がある、という意見がでました

・学生時代の読書をもっとしておけば良かった、という声が多く聞かれました。

・何かを夢中で調べた経験について話したところ、音楽、料理、サウナ、サンボ(ソ連の格闘技)、BL漫画、、、本当に十人十色で盛り上がりました。

レクチャーでは、大学の講義を思い起こすしっかりしたレジュメに、大澤先生の軽妙で笑いを誘う分かりやすいトークのお陰で、さらに本の内容に関する理解が深まりました。特に、本著で掲げられている「対話的教養」には読書会が非常に有効だと語っていただき、我々サポーター一同、本当に嬉しく感じました。

その後は、参加者全員で記念撮影!



そしてそして、「百代茶屋」さんに移動し、待ちに待った懇親会へ!
そこでも大澤先生にはサービス精神を発揮していただき、数多くの参加者に課題本へサインをしていただきました。至れり尽くせりで、本当にありがとうございます!

↓一枚脱いでちょっとラフな大澤先生


 

また、9月で任期終了のサポーターが複数人おり、卒業式を執り行いました。
実はかくいう私もその一人でして、良い齢した大人がちょっとジ~ンと来てしまいました。。。

こういう温かい文化が脈々と受け継がれている猫町倶楽部は、本当に素敵なボランティアです。
少しでも興味をもっていただけたら、ぜひ皆さんもサポーターに立候補してみてくださいね!

さて、次回の東京アウトプット勉強会の課題本は、吉川浩満著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』です。
そして、次回も著者の吉川さんをお招きしての講演会を開催します!

なお、開催スケジュールは、下記の通りです。
開催日:2018年10月20日(土)
受付開始    14:30
読書会・講演会 15:00~18:40
懇親会     19:00~

開催場所は、「東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー21F シスコシステムズ内」です。

↓詳細はこちら↓
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/60356

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
長文をご覧いただきありがとうございました。

<写真・文責 KJ>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年9月15日(土) 
  • 【特別イベント】ちはやふる全巻読書会

紅葉にはまだ早い初秋、2018年9月15日(土)名古屋の藤が丘にあるJAZZ茶房靑猫にて猫町倶楽部公式初の長編漫画読書会となる「ちはやふる全巻読書会」が開催されました。

開催時点で全39巻という猫町倶楽部として前例のない冊数を読了した参加者がなんと52名も!!そのうち15名は初参加の方でした。
この会のために遠征して頂いた方も少なくなく、東京、埼玉、京都、大阪、福井、福岡など全国からご参加頂きました。参加して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

このちはやふる全巻読書会、開催前からちはやふる愛に溢れるサポーター達が色々と事前企画を立ち上げておりました。
その一つとして、猫町倶楽部のmixiコミュニティにおける課外活動で参加者を募り、かるたの聖地である近江神宮や名古曽の滝跡がある大覚寺を巡る日帰りツアーを実施しました。



そしてこの会のために作成された専用のツイッターアカウントで情報を発信し、読書会に向けて作中のポスターを模したフライヤーを作り、特製サポーターTシャツまで準備しました!



それでは、読書会当日の様子を見ていきましょう。

今回はなんと「ちはやふる」作者である末次由紀先生より、読書会参加者に向けたお手紙を頂きました!!
気になる内容は…参加者だけの秘密とさせていただきますね。


末次先生からのお手紙で会場の熱気が高まったところで、司会の2人から読書会のルール説明があります。

通常、猫町倶楽部のルールはたった一つです「他人の意見を否定しない」
ですが今回は特別ルールとしてもう一つ「ネタばれを聞きたくない人にはネタばれを話さない」
単行本を楽しみにしているので先の展開を聞きたくない、という気持ちはファンならよく分かりますよね。

そんなネタばれに対する配慮として、今回は3種類のテーブルをご用意しました。
課題本の範囲はちはやふる単行本39巻までですが、
課題作品が収録されたBE LOVE19号(読書会当日の9/15発売分!)まで読んで話したい!という熱量のある方向けに「ネタバレ解禁テーブル」
単行本派だから絶対にネタバレを聞きたくない!という方向けの「ネタバレNGテーブル」
BE LOVE19号までは読んで無いけれど、ネタバレを聞いても大丈夫、という方向けの「どちらでもテーブル」

テーブル名も作品にちなみ、登場キャラに関連するかるたの決まり字。
ネタバレ解禁テーブルとして「ちは」「たち」
どちらでもテーブルとして「わたのはらや」 「しの」「ひさ」
ネタバレNGテーブルとして「せ」「おほえ」「はなの」
どの札がどのキャラか、分かりますか?
このテーブル名がのちに重要になるんです…


猫町倶楽部の読書会では、会を円滑に進めるためのファシリテーターと呼ばれる進行役がいます。
ファシリテーターにしたがって、それぞれのテーブルで読書会開始です。

それでは、読書会の各テーブルでどんな話が出たか、様子を覗いてみましょう。
※39巻以降のネタバレは書いてありません

「ネタバレNGテーブル」
・この本を読んだのを機にかるたの大会を見て、作品のリアルさを感じた
・今回の読書会を機に一気に読んだが、26巻で悶えた
・高校生が主役の少女漫画だが、原田先生や猪熊さんのような大人キャラも試合に参加できるのが魅力的
・読み進めていくとキャラクターの印象が変わって、その人となりが分かってくると好きになる!須藤先輩とか…
・周防名人は何かを得てきた経験が無さそう、喪失経験が今の周防名人を作っているのでは?だとしたら名人の強さは哀しい強さだと思う



「ネタバレ解禁テーブル」
・瑞沢高校のかるた部の子たちは高校生とは思えないほど周りに気を使っている、これは作者である末次先生の人柄から来ているのでは
・「ちはやふる」という群像劇の中でも太一はみんなの中心にいる一番太い軸、だから「太一」という名前なのでは
・ちはやふるをきっかけにかるたを始めた
・「太一」という言葉には北極星という意味がある、瑞沢の支柱である太一にピッタリ
・BE LOVE19号まで読んでからまた単行本1巻に戻って読むと、ごく最初に出てきた台詞がまたリフレインされて全てがつながっていることに気付いて感動する
・福井の人は殆どが新を推している、是非名人になってほしい

 

 

「どちらでもテーブル」
・太一は千早から離れた方が成長出来るので今後も距離を置いた方が太一の為に良いと思う
・好きなキャラは多すぎるので、嫌いなキャラを探してみたが桜沢先生に嫌味を言った富士崎の教頭くらいしか思いつかなかった
・太一は結構ブレてる印象があるけど、新はずっと一貫していて好感が持てる
・教育の一環として、子供にもちはやふるを読ませた
・高校2年までのスポ根展開が良かった、それ以降は方向性が変わってしまった
・逆に、高校3年になってからが特に面白いと感じた、ただのスポ根物ではなく、登場人物たちの成長物語なのだと実感できた
・何十回と猫町倶楽部の読書会に参加しているが、作品に思い入れがある分、今までで1番楽しい読書会になった



今回の読書会では、あらかじめ決められたドレスコードを取り入れて参加してもらい、テーブル毎にベストドレッサーを選出します。今回のドレスコードは作品にちなんで「ちはやふる」。
このドレスコードをどのように取り入れたのか、各テーブルで発表を行い、テーブルのベストとなった方々で記念撮影。おめでとうございます!


ちはやふるをイメージしたお着物姿の方や作中にも登場するスノー丸Tシャツ、ちはやふるグッズをたくさん持って来られた方など、みなさんとっても素敵ですね。
今回はかるたを題材にした課題本ということもあってか、和装の方も多くいらっしゃいました。

そして、会の最後には公式Twitterでも予告していた末次先生の神対応の発表です!

なんと、末次先生からこの読書会の為にプレゼントを贈っていただきました!! 末次先生、本当に、本当にありがとうございました!! どのプレゼントが貰えるのか、みんながドキドキする中、司会から抽選の方法が発表されます。 「抽選の方法はテーブル対抗の運命戦&かるたくじです!」 (この時「たち」テーブルから「太一テーブル運がないから読まれないじゃん!」と悲鳴が…) テーブル対抗の運命戦は、百人一首読み上げアプリを使用して各テーブルの札「ちは」「たち」「わたのはらや」「しの」「ひさ」「せ」「おほえ」「はなの」「ほ」(空札)をランダムに読み上げます。 そして読まれたテーブルの人から順に裏返しになった読み札を1枚取ります。 手に取った読み札と対になった取り札を探すと、そこに末次先生からのプレゼントが! 読み上げられる前の緊張の一瞬… 最初に読まれたのは、、、 「ちは」でした! 大きな歓声と共に「ちは」テーブルの方がプレゼントを捜します。 すぐ見つかるかな? その後も次々と読み上げられるテーブル毎にプレゼントを探し、当たったプレゼントに思わず笑顔が溢れます。 みなさん本当に嬉しそうですね、プレゼントの中には末次先生の直筆サインやイラストが入ったレア物も…羨ましい!! プレゼントを受け取った後は会場を移動して懇親会へ。 懇親会では予め用意されたテーマがあり、それぞれ自分の話したいテーマのテーブルについてもらいました。 「BE LOVE18号19号ネタバレトーク」 「話足りない!ネタバレNG」 「次はこの漫画で読書会したい!」 「フリートーク」 (ちはやふるアニメ・映画テーブルはテーブル数の関係で残念ながらお蔵入りに…) 懇親会では猫町倶楽部の常連メンバーと初参加の方々が入り混じり、それぞれのテーマについて熱く語り合いました。

 

好きなものについて心おきなく話せる場があるって、幸せですよね。
特にネタバレトークテーブルでは遠征組の方々や、ちはやふる愛に溢れるサポーターが最後までちはやふると末次先生の話題で大盛り上がり、懇親会終了時間になってもまだまだ話し足りない様子でした。


多大な贈り物をして頂いた末次先生に心から感謝いたします。
そして読書会に参加してくれた皆さま、読書会に一緒に参加してくれて、ありがとな。
また気が向いたら、一緒に読書会やろっさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

(文:わとう 写真:わとう、rakti)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月10日(月) 
  • 第五回 源氏物語読書会 【少女】~【常夏】


 

9月10日(月)5回目となる長編読書会「源氏物語」が開催されました。
1年をかけて日本文学の名作中の名作、紫式部の「源氏物語」全54帖を現代語訳で読了を目指す読書会です。


 

源氏読書会は毎回藤が丘にある「JAZZ茶房 靑猫」さんを貸し切っての開催です。
JAZZのお店で古典の読書会という斬新な組み合わせ、扉の向こうから楽しげな笑い声が漏れてきます。


 

今回の参加者は39名。中には今回が源氏読書会に初参加という方もいらっしゃいました。
いらっしゃいませ~♪

猫町倶楽部の参加ルールは2つ。

まずは「課題本を読了している」こと。

源氏読書会では各回ごとの課題帖までを読了していることが条件です。
今回は【少女】から【常夏】まで。
光源氏の息子夕霧の若者らしい戸惑いや淡い恋心、はかなく消えてしまった恋人夕顔の忘れ形見玉蔓の登場と彼女をめぐるあんなことこんなこと、権力の絶頂を極めつつある源氏の栄華などが語られています。
ここまでを読んでいれば初めての方でも読書会に参加いただけます。


(おうち帰ってから食べてねー、とドレスコードのアピール中)

そして猫町倶楽部の読書会のもうひとつのルールは「他人の意見を否定しない」こと。
これは楽しい読書会にするために欠かせないルールです。
一方、他人の意見を否定しなければ、課題本や作者、登場人物はどれだけ否定しても大丈夫という暗黙のお約束もあります。

ということで、各テーブルからこんな声が聞こえてきました。


 

「源氏がここまで変態になるとは…」
「もう(生理的に)ムリムリムリムリ!!」
「六条邸って何坪? 広いなー。挨拶周りで1日かかるはずだよね」
「30半ばで仕事を他人に譲ってるんでしょ?そりゃヒマだもん。女のことしか考えることないよね」

言いたい放題です(笑)


 

「でも物語に関してはいいこと言っているよね」
「『初音』の衣装の描写、色合いがきれい。見てみたい」
「六条邸を季節ごとに区切って作ってるのが素敵。庭を見てみたい」
「そこに一人ずつ女の人を住まわせちゃうのはまた別の話だけどね(笑)」

歯に衣着せぬ意見があちらこちらのテーブルから。
千年前の平安貴族の邸宅でもこんな会話が繰り広げられていたのでしょうか?


「源氏物語」は現代語訳の訳者を指定していませんので、各テーブルには様々な種類の「源氏物語」が並びます。

訳者による表現の違いを楽しんだり、付録についている六条邸の見取り図を見たりして更に話に花が咲きます。


 

楽しい時間はあっという間。最後に毎回恒例のベストドレッサーの発表です。

今回のドレスコードは「こい」。
みなさん思い思いの「こい」をご用意くださいました。
忘れられない恋の切なーい思い出たちを持ってきてくださった方。会場全員がキュンとしました。
登場人物の心理を投影した細やかな鯉柄の切り絵を作ってきてくださった方。
大ヒット曲、星野源さんの「恋」にちなんだ恋ダンスの衣装を着てきてくださった方。
「ひとめぼれ」のレトルトごはんの方もいらっしゃいました(笑)


 

読書会後は会場を移して懇親会です。
読書会だけでは語りきれなかったことをアルコールの力も借りて語り続けます。


 

次回第六回は10月15日(月)、課題帖は【藤裏葉】まで、ドレスコードは「あき」です。
この【藤裏葉】で源氏物語第一部が完了、そして、ここまでを読了すれば全ページ数のほぼ半分を読了となります。
おめでとうございます!もう半分も読めてしまいました^^

これを記念して次回は特別企画「登場人物の人気投票」を行います!
あなたのお気に入りの登場人物を考えてきてくださいね。

長編読書会「源氏物語」は課題帖までを読了していればどなたでも参加できます。
この先も思わず語りたくなるお話が待っています。
初めてさんもお久しぶりの方もふるってご参加ください。
ワンドリンク、ワンスイーツ付きでお待ちしております♪
第六回のお申し込みはこちらから

次回の懇親会は青猫にて。人気投票の結果も大いに語りましょう。

◆都合が合わずに行けなかった、行きづらくなってしまったという方向けに「キャッチアップ読書会」も開催しています。
日時は11月3日(土)15:30から、会場は金山駅南口すぐの「MARICAFE」。
【桐壺】から【藤裏葉】まで読了していればどなたでも参加いただけます。
キャッチアップ会のお申し込みはこちらから

こちらもご参加お待ちしております。

以上、紫の上付きの女房になって平安貴族の暮らしを体験してみたいサポでした。

文責:ゆうみ
写真:okko、ジャスミン。、あきたま

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第109回東京アウトプット勉強会『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月1日 
  • 第109回東京アウトプット勉強会『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

2018年9月1日(土)
TKPスター会議室六本木にて第109回東京アウトプット勉強会が開催されました。

今回の課題本はマックス・ヴェーバー著の『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。

宗教と経済という一見、相反するテーマがどう融合するのか 、非常に興味深い内容の本です。
学生のころに読んだことがある、または読もうとしたが挫折した、といった方が数名いらっしゃいましたが、ほとんどの方にとっては難解な内容の課題本だったと思います。このように自分一人では絶対に手に取らないような難解な本を読んで語りあうことも猫町倶楽部の醍醐味だと思います。

今回はグループの中で司会進行役であるファシリテーターを選出する際に、アイスブレイクも兼ねてあるお題を行って決めました。
それは、「自分の生活圏(家、学校、職場)にあるハウスルールを話す」です。
今回の課題本が宗教に関する本だったため、それに関連してのお題です。班のメンバーがハウスルールを一通り発表した後に、一番面白かった方を人気投票形式で選出して、その方にファシリをやってもらうという形式です。皆さん、どのようなハウスルールを共有してくれたのでしょうか。気になります。


それでは、参加者の皆さんの意見を一部ですがご紹介していきます。

・大学時代に社会学の授業で紹介してもらった本なので、この会に参加したことで読了できて良かったです。

・今回初めて読書会に参加してみて、キリスト教の体系的な知識だけでなく、宗教に対する参加者の意見を聞くことができて、とても面白かったです。

・今回の課題本は、非常に難解で読了に骨が折れましたが、真面目に色々な話が出来て楽しかったです。

・資本主義が誕生した要因を社会システムの根本にある宗教に求める内容は、物事を根本から考察することの重要性を教えてくれました。

・今回の読書会への参加が、今後の国際情勢の理解に活用できたら人生が少しずつ豊かになる様な気がしました。

・改めて本の解釈が皆それぞれ違うと実感しました。難しい本でしたが、思い切って参加して良かったです。

さて、18:30までたっぷり2時間半の読書会をした後は、近くの居酒屋「小松」に移動しての懇親会です。
今回で、こちらのお店の使用は3回目になるのですが、皆さんの評判は上々です。
ほとんどの参加者の方が帰ることなく懇親会に参加され、最後まで楽しんで頂けたと思います。

最後に告知です。
次回の東京アウトプット勉強会は9月22日(土)16:30から、いつもの六本木を離れて、田町の「ビジョンセンター田町」にて開催します!
課題本は、大澤聡著『教養主義のリハビリテーション』です。次回は、著者の大沢さんをお迎えしての回になります。読んだ本について著者に直接聴ける貴重な機会となると思います。
皆様のお越しをお待ちしております!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西アウトプット勉強会 第100回『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤 聡

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月25日(土) 16:30 受付開始 17:00~読書会 18:25~大澤聡さんレクチャー 19:20~21:05 懇親会開始
  • 関西アウトプット勉強会 第100回『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤 聡

2010年5月15日に始まった関西アウトプット勉強会、その記念すべき第100回目がドルフィンズ 堺筋本店にて開催されました。
今回の課題本『教養主義のリハビリテーション』の著者、大澤聡さんにも駆けつけて頂いたこともあり、単独開催では過去最大の総勢75名での読書会となりました。
参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました。


「期間中に3回以上浴衣を着て関西の猫町倶楽部へ参加された方に記念品を贈呈」する連動企画を開催中だったこともあり、浴衣姿で来場された方も多くいらっしゃいました。華やかで良いですね〜。


今回の課題本『教養主義のリハビリテーション』は危機に瀕している教養主義が進むべき道について、鷲田清一先生、竹内洋先生、吉見俊哉先生の3名との対話を通して考えていく内容です。教養と読書は切っても切り離せない関係にあるため、特に読書好きの方には気づきの多い本ではないでしょうか。


今回は100回記念ということで、過去の課題本100冊による人気投票を行いました。投票は「リバイバルしたい!」、「盛り上がった」、 「面白かった」、「生活に活かせた」、「読了に苦労した」の5部門で行われました。結果は後ほど記載します!


読書会では皆さん予め決められたテーブルに座り、各テーブルに1人いるファシリテーターが進行役となり読書会を進めていきます。100回記念ですが↓の猫町唯一のルールは変わりません。
●課題本を必ず読了してから参加すること
●他人の意見を批判しないこと(本の内容についての批判はOKとなっています)


読書会の最中は大澤さんが全テーブルを回って質問に回答してくれました。私がいたテーブルでは「この本は誰に向けて書いた本なのか?」という質問が出ましたが、それに対して「17歳だったころの自分に読ませる本」という意外な回答が!?(その他にも学生や社会人で仕事と読書が繋がっていない人向けに書かれたとのことでした)


読書会の後は大澤さんから課題本に関するレクチャータイム。特に「読書会」についてお話頂いたことが印象的でした。
●読書会の落とし穴:声の大きい人に感想が引っ張られがち。自分の最初の感想を大切にする。
●ワークショップと違い、読書会では必ずしも一定のアウトプットを出すことが目的ではないはず。無理に結論を出す必要はない。
などなど、今後の読書会で意識すべき内容が盛りだくさんでした。より良い読書会のためにも、今後の大澤さんの研究を注視していきたいですね。


その後は同会場にて懇親会を行いました。最初は読書会と同じテーブルに座り、途中で用意された雑談テーマの中から好きな所へ席替えします。今回のテーマは「妄想バカンス」、「好きな漫画」、「オススメの本」、「フリートーク」、「話し足りん」、「子供の育て方」、「夏には外せないグルメ」、「理想のデート」、「猫町の懐かし話」の9テーマでした。100回記念なだけあって、いつもより尖ったテーマが見受けられますね^^


さて、待ちに待った課題本人気投票の結果発表です。結果は以下の通りになりました!
●「リバイバルしたい!」:第69回 エーリッヒ・フロム『愛するということ』
●「盛り上がった」:第93回 白河桃子/是枝俊吾『「逃げ恥」に見る結婚の経済学』
●「面白かった」:第93回 白河桃子/是枝俊吾『「逃げ恥」に見る結婚の経済学』
●「生活に活かせた」:第1回,71回 D・カーネギー『人を動かす』
●「読了に苦労した」:第92回 リチャード・セイラー『セイラー教授の行動経済学入門』
個人的に『愛するということ』は好きな本ですので、是非ともリバイバル読書会を開催して欲しいですね!

最後に皆で集合写真を撮ってお開きです。


最後まで参加してくださって大澤さん、サイン攻めにも快く応じて頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました。


場所を移しての3次会にも多くの方々が参加してくださいました!皆さん終電ギリギリまでお付き合い頂きありがとうございました。
読書会の運営をするボランティア(=サポーター)の内、今回をもって2名が引退するということで記念撮影をパシャリ。
かく言う私がその一人なのですが、サポーターに立候補する時は「1年間本当にやり通せるのか?」と散々悩んだ覚えがあります。結果としてなかなか得難い経験と友人に恵まれたので、あの時は本当に良い決断をしたもんだと今でも思います。
最近はサポーターをやりたい!という方も増えているらしく、募集がすぐに埋まってしまうこともありますが、もしチャンスがあれば思い切って立候補してみては如何がでしょうか。一味違った世界が広がっているかもしれません。


さて次回の関西アウトプット勉強会は9月22日(土)、場所はちゃやまちアプローズタワー13階での開催となります。
課題本は佐伯 胖『「きめ方」の論理 』(ちくま学芸文庫)です。お申込みはこちらからお願いします。
皆様のご参加、お待ちしております。

文:ツバサ  写真:そねっち、典子

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月22日(水) 受付19:00 開始時間19:30
  • 関西シネマテーブル 第17回「ウインド・リバー」


立秋が近づいてくると、夜の暑さが和らいでまいりますね。
そんな秋の気配も感じるなか、まだまだ暑い夏の夜、第17回関西シネマテーブルは開催されました。


今回の課題映画は「ウインド・リバー」です。

まずは、司会から、シネマテーブルの流れや、「他の人の意見の否定はしない」という鉄の掟?の説明があります。
これがあるから、色々な意見の参加者同士で、仲良く色々な意見に触れることができます。


課題映画のウインド・リバーは、
アメリカ中西部・ワイオミング州のネイティブアメリカンの保留地のウインド・リバーが舞台です。
その深い雪に閉ざされた山岳地帯で、ネイティブアメリカンの少女の死体が見つかるところから物語ははじまります。

サスペンスのジャンルで前評判では言われておりましたが、
どちらかといと社会派のこの映画。

歴史や社会背景をより知りたくなった、知っていればもっと深い観方が出来たのかもという意見だったり。
男女での見方の違いを語ったり。
あっというまに、時間はすぎていきます。



シネマテーブルの楽しみの一つ、ラポーティアさんの絶品たまごサンドは本日も相変わらずのおいしさ。いつもありがとうございます♪


シネマテーブルの後は、同会場で懇親会も行います。
ここでは、最近観た映画を語ったり、フリートークで盛り上がったり、最近関西猫町でアツイ、ボードゲーム話で盛り上がったり、、、楽しい時間を過ごします。
課題映画ともう一つ、「話題映画」も指定しており、懇親会ではその感想を語るテーブルもあります。
今月の話題映画は「2重螺旋の恋人」

フランソワ・オゾン監督の心理サスペンスです。
予告編であった「8つの謎」は結局一体何だったんだ?と回収しきれていない謎に対して
集まった参加者同士で話がつきません。


暑い8月の定例会は、課題映画も話題映画も、少し背中が涼しくなるような、そんな2つの映画でしめくくりました。

そして9月、第18回定例会は、話題の「カメラを止めるな」を課題映画に、
9月19日(水)に開催します。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/59482

そしてそして、第1回から関わっていた、1-2期サポの4人が今月で卒業します。
9月からは第3期サポーターがさらにシネマテーブルをアツくアツく盛り上げていきますので
これからも関西シネマテーブルをよろしくお願いします!

文:のんこ 写真:ジュリア、たけもと

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年8月22日(水) 読書会19:15~20:50、懇親会21:10~
  • 名古屋藝術部 『現代建築に関する16章』『建築における「日本的なもの」』

8月22日(水)、名古屋藝術部読書会が開催されました。
参加人数は21名、うち2名の方が初参加でした。
今回の課題本は、



課題本A:五十嵐太郎著『現代建築に関する16章―空間、時間、そして世界』
課題本B:磯崎新著『建築における「日本的なもの」』
課題本Aを読了して参加、課題本AとB両方読了して参加のいずれかの参加方法が選べる形でした。



会場はNov.Cafe(ノブカフェ)さん [名古屋伏見駅徒歩5分程]で行われました。



お馴染みのNov.Caféさんですが、こちらの建物もとてもオシャレですよね!!



内観もグットですね。異国の地に来たようです!!



いよいよ各テーブルに分かれて読書会が始まります。猫町の読書会のルールはたった一つ「他人の意見を否定しない」です。このルールがあることで参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。

今回も様々な背景の方が参加されています。建築に詳しい方、この読書会を機会に知りたいと思った方、毎回のように参加されている方、初めて参加される方。様々な参加メンバーだからこそ読んだ本への感想も様々で、自分でも気がつかなかった読み方に出会う機会となっています。







読書会のテーブルでは、

*著者の概念が哲学とも結びつきとても難解だった。
*著者の作品を前もって観ているとまた違う感想がうまれたかも。
*(本の中に登場する重源が携わった)浄土寺浄土堂を見に行った。その重厚でスケールの大きな造りは素晴らしかった。
*先に「日本的なもの」についての概念を語り、後半に具体的な建造物の話を盛り込んだあたり、本の構成に著者の思想が反映されているように感じた。
*実際に建造物を形にするには多くの人々が携わる。建築家はそのような人々を説得させるだけの概念がなくてはならない。その為にこのような哲学的な思想を持っているのではないか。

など様々な感想、意見が交わされました。
また、課題本では美術館などの大型施設建築も取り上げられていたのですが、そこから派生して「豊島美術館は是非観るべき、近くに安藤忠雄氏の設計したホテルがあってそこもオススメ」などといった情報のやり取りもされていました。本だけでなく、こういう情報交換も読書会の楽しみの一つですね。
読書会で知り合った方同士で、読書会をきっかけに関連する美術館を観に行ったりといった交流も行われているようです。
藝術には興味があるけど、一人で美術館は行きづらいという方、一緒に藝術を楽しみませんか‼
読書会の締めには課題本でハイチーズして、



場所を移動して懇親会です。今この音楽がオススメだとかの情報交換から…、お盆終わって久しぶりに会社で仕事できるか心配だったとか…笑、猫町倶楽部の課題本に追われて本の読みすぎで体調が悪いとか…笑、他愛もない話で盛り上がってました。



次回の名古屋藝術部の読書会は9月29日(土)
課題本A:岡本太郎『今日の芸術-時代を創造するものは誰か』(光文社知恵の森文庫)
課題本B:岡本太郎『日本の伝統』(知恵の森文庫)
課題本Aのみ、課題本Bのみ、課題本AB両方を読了してのいずれかの参加方法が選べる形となっています。ぜひご参加下さい!!



文:カツカレー水谷、写真:まき

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年8月19日 
  • 名古屋月曜会浴衣読書会 @白鳥庭園 谷崎潤一郎『細雪』

恒例の浴衣読書会、今年は谷崎潤一郎の『細雪』でした。

  作者晩年の代表作であるこの小説は、大阪の旧家・蒔岡の美しい四姉妹をとりまく悲喜こもごもの日常を描いた群像劇となっており、三女雪子の縁談を軸に展開していきます。

 会場は名古屋市熱田区にある白鳥庭園内の茶室、清羽亭をお借りいたしました。

 園内には四季折々の花が咲き、秋には紅葉、冬には雪吊りといった日本ならではの美しい景色を楽しむことができます。作中に、春はできるだけ姉妹そろって京都の嵐山で花見をするというシーンがありますが、白鳥庭園はこのような《循環する時間》が体感できる場でもあるため、日本的な美しさをもつ『細雪』にふさわしい会場と言えるのではないでしょうか。

 当日は晴天に恵まれ、それでいて風もあり、過ごしやすい気候となりました。母屋と離れをつなぐ渡り廊下は池をまたいで、長屋らしい広い窓のどこからも睡蓮の生いしげる様を見渡すことができます。

 夏の庭園を楽しむにも素晴らしい一日に、百名近い方々が浴衣姿で集うだけでもちょっとした見物なのに、その全員が分厚い細雪を読破した猛者たちだというのだから、その日の最高気温中の五度くらいはこの会場から放たれた熱気によるものだろうと思えてなりません。

 しかも、今回は谷崎研究家の西野厚志先生をお招きし、午前と午後の二度に渡って特別講義を開いていただきました。西野先生は『谷崎潤一郎全集』にて「細雪」の解題を担当なさっているほどの専門家です。西野先生と約百名の猛者が合わさればもはや向かうところ敵なし、この一日ばかりは宇宙全体を見渡してもこれほど「細雪」濃度の高い場はほかに存在しなかったはず。

 午前の部は「谷崎源氏殺人事件」とセンセーショナルに題された講義に始まりました。谷崎の訳した源氏物語(通称「谷崎源氏」)の成り立ちについてをミステリーさながらに追うという内容で、事前知識なしでも十分わかりやすく楽しむことができました。

 猫町倶楽部では源氏物語の読書会も行っているので、どちらも参加している方にとっては双方の読みを深めるよい機会となったことでしょう。もちろん源氏物語が未読であっても、のちの「細雪」に続く谷崎の思想を学ぶ有意義な時間でした。

 昼食を経て、午後の部はいよいよ読書会。「四姉妹の誰が一番好きか」「誰に一番感情移入できるか」などの話題が飛び交い、いっそう会場の熱は増していきます。

 以下は感想の一部です。

・貞之助は現在の男性に比べてもとても優しい旦那様。妻を理解して慰めてくれる。女ばかりの家庭で居心地の悪い思いをしているかも?

・お嬢様気質の雪子と妙子。二人の結婚生活は上手くいくのだろうか?(いずれ破綻する可能は充分ありそう)

・雪子は電話を苦手とする気持ちもわかるが、電話くらい頑張って自分で出てほしかった。

・雪子はなんだかんだで周りに助けてもらいながら生きていけそうな感じがする。

・妙子は憧れるような生き方をしている。

・妙子は一番現代的なのに、責められすぎてイライラした。時代背景が違い過ぎたのかもしれない。

・身分階級差別が激しい。そして、女性はほとんど働かない時代だった。

・洪水のシーンの描写が詳しい。今年実際に洪水があったから、余計に身近に感じた。

・鉄道や大きな橋ができるなどの発展で高揚感のある時代だったため、そういう視点をもって見ると別の見方ができると思う。

・当時の風俗がみずみずしく伝わってくる。

・水のときに活躍したお春どんが、その後に痛烈にディスられてて悲しかった。

・蒔岡家は「血筋」にとらわれているように感じた。

・「結婚すれば治る」病気等、結婚があらゆる問題の解決法のような考え方に驚いた。当時の女性は結婚にがんじがらめになっていたのかもしれない。

 「四姉妹の誰がとくに気になったか」という問いはテーブルでもきれいに分かれるところで、このような考え方の違いを共有することこそが読書会の醍醐味だなと感じました。特に妙子の扱いは作中と現代で大きく異なるところで、当時の女性が「がんじがらめ」にされていた時代というものについて考えさせられます。

 また、洪水や台風といった自然災害が精緻に描かれていることも特徴的です。地震や台風による被害が多発する今日こそ、『細雪』は読まれるべき小説なのかもしれません。

 さて、午後の講義はいよいよ『細雪』の世界について。

 『細雪』には巡りゆく四季のような《循環する時間》と、戦争やなど時局的な《直線的な時間》が共存し、それによって「永遠の美」と「失われゆく美」の対比が描かれている、という内容でした。

 昭和以降、日本的な美に傾倒していったといわれる谷崎文学ですが、『細雪』を読むと、確かに日本的な美というものは今もなお滅びることなく生き続けているのだと知れます。それは白鳥庭園の景観の美しさもさることながら、この日集った皆さんの美しさによるものも大きく、まさに「永遠の美」と「失われてゆく美」を体現したような空間でしたね。

 美しさといえばベストドレッサー賞。受賞者は……全員! としたいところでしたが、心を鬼にして選んでいただきました。

 作中に登場する桜や蛍はもちろん、アンティークの浴衣に手作りの浴衣など、パリコレもびっくりのバリエーション。しかもそれぞれに物語があって、小説の読書会らしいこだわりが素敵でした。

 誰が池に落ちるか冷や冷やしながらウォーリーを探せ状態の集合写真を終え、舞台を移して懇親会へ。一冊の本を通じて出会った人たちがテーブルを超えて会話に花を咲かせるなんて、いかにも大人の娯楽らしくていいですよね。

 読みを深め、仲を深め、知識を深める読書会。最後に谷崎の格言を紹介します。

「人は健康になろうと思ったら、西洋流に強く明るく、積極的に生きることだ。食物であろうが、色欲であろうが、欲するままに精一杯貪ることだ。」

 知らない人ばかりの場所は緊張しますよね。でも思い切って「積極的に」「欲するままに」、飛び込んでみてください。面白い出会いや発見があるはず。

 一冊の本は未知の世界へ続く扉です。その扉を閉じたとき、月曜会への扉は開くのです。(かっこよくおわった!)

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!

●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

【http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186】

●mixiトピック『話し足りん!』

【http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066】

文責:染

写真:まりそる、なな、Yu、テラダユキヒロ
名古屋月曜会11期サポーター

 

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年8月11日(土)  
  • 福岡文学サロン月曜会 浴衣読書会 『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎

8/11日(土)、松楠居(しょうなんきょ)で福岡猫町倶楽部としては3回目になる浴衣読書会を行いました。
松楠居(しょうなんきょ)は、昭和11年、大名の老舗醤油メーカーであるジョーキュウ(当時は松村久商店)の3代目社長である松村久吉が60歳のときに建てた住居で、福岡を代表する昭和初期の建築物の一つです。






今回の課題本「陰翳礼讃」の初版は昭和8年(1933年)。
松楠居(しょうなんきょ)は谷崎潤一郎が「陰翳礼讃」を執筆してからおよそ3年後に建てられたということになります。
谷崎が評した日本文化を粋を集めた建物の中で読書をすると、また違った趣がありますね。




ドレスコードは、「浴衣」。
会場には着替えの場所も準備してあります。

福岡の猫町倶楽部の特徴は、県外からたくさん参加してくださることです。
この日も、熊本、山口、大分等からこの浴衣読書会のために遠方からはるばる浴衣を用意して参加してくれました。




猫町倶楽部の読書会には、ファシリテーターという進行役がいます。

読書会の前に、読書会についての紹介と注意事項の説明。
猫町倶楽部の読書会の唯一のルールは、「否定しないこと」です。
「私は〇〇の意見はおかしいと思う」というのはNGです。

読書を通して気持ちよく話し合うためのルールです。

まずは自己紹介。お題は「この夏に向けてとりくめたこと」。
初参加の方も複数いらっしゃいましたので、いきなり本の話題から始めるのではなく、身近な話題から話しやすい雰囲気を作ってくれました。



陰翳礼讃が書かれた昭和8年(1933年)、関東大震災以後、住み慣れていた東京を離れ関西に移住して数年を経て谷崎は、街並みから日本人の心から日本古来の情緒がなくなりつつことを憂いて、この「陰翳礼讃」を書いたといわれています。
その評論は日本だけではなく、海外でも高く評価され、ミシェルフーコー等多くの知識人に影響を与えたそうです。

参加者の読了した感想としては、ようかん、トイレ、椀等の谷崎の美麗な文章を称賛する声や、日本人の情緒についての意見、例えば、浮世絵は手明かりで見ると、最も細部まで鑑賞することができて美しい仕上がりになっている、日本庭園の借景が有名な足立美術館から、絶対領域=ニーソックスまで示唆に富む話に場が沸きました。



その一方で、谷崎は西洋と日本、もしくは中国人とを比較して、日本人のみが陰翳の世界を愛でると評していたが、それは主語が大きいのではないか。
日本の街並みは明るいし、むしろ海外の町並みは暗いぐらいだ。個人の主観によるのでは?
さらには明るい所を求めるのは動物の本能であり、むしろ陰翳を求めることは動物としての方向性として間違いではないかという意見もありました。

また日本の現在と結び付けて、おすそわけされた食べ物を食べることができない人々が増えている、現在はIT化がすすんでいるからVR技術等を使って、蚊が飛んでなくて熱くなくて風情のあるトイレが作れるのではないか等、課題本についてだけではなく、本を通してさらに参加者の価値観から未来の展望まで、複数人で語る読書会ならではの刺激的なトークが続き、最後まで盛り上がりました。

今回のベストドレッサー賞はこちら、目の保養ですね~~~~




最後は、門の前で集合写真をパチリ★




その後、浴衣を着たまま、近くのお店で懇親会を行いました。
老若男女が浴衣を来て、繁華街を練り歩く様はまさに壮観……!
すれ違う人々からの「今日はお祭りかな?」「イベント?」と囁く声。
読書会では語り切れなかった議論の続きからプライベートのことまで、美味しい食事と酒を交えながら、楽しい時間を過ごすことができました。





次回、福岡猫町倶楽部読書会は、川端康成『眠れる美女』です。
猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会では、mixi、twitter、facebookを通じて活動を紹介しています。
課外活動や突発的なイベントの最新情報も随時掲載しておりますので、せひチェックしてみて下さい。

文章、写真:のuこ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年08月29日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~
  • 第96回 名古屋シネマテーブル定例会「最初で最後のキス」



8/29(水)は、名古屋シネマテーブル96回目の定例会。残暑厳しい中、今月も映画を愛する52名、うち初参加7名の皆さんが集まってくれました。



課題映画は、「最初で最後のキス」。イタリアの地方都市を舞台に高校生3人の友情と恋を描き、本国でスマッシュヒットした作品。ポップでスウィートな青春映画かと思いきや、SNSでのいじめ、LGBTQ、親子関係、デートレイプなど現代のティーンが抱える問題に切り込み、彼らの未熟さや残酷さをリアルに描き出します。


・外側は甘酸っぱい青春映画なのに、さまざまな社会問題を内包している。
・イタリアでは多くの高校で上映会を行いディスカッションしたとか。確かに子どもに見せたい映画。
・SNSの使い方によってキャラクターの対照性が浮き彫りになっていた。
・ロレンツォ、アントニオ、ブルー。3人の登場人物それぞれに共感するところがあった。
・はみ出し者たちが集まれた奇跡のようなキラキラとした束の間の日々の描写が、その後の悲劇的なラストと相まって胸にせまる。
・3人、特に(ゲイの)ロレンツォの自分らしさを貫く生き方がカッコいいと感じた。

など、さまざまな観点からの意見が飛び交い、各テーブルで深いディスカッションがなされたようです。



会場では、映画のタイトルにちなんでこんなキャンディも配られました。


【話題にのぼった関連映画】
「ムーンライト」「彼の見つめる先に」「ウォールフラワー」「はなればなれに」
「アメリカン・ビューティー」「キャロル」「ラ・ラ・ランド」など


そして今回は、スペシャルゲストが!日本イタリア映画社代表の黒崎政夫さんがご参加くださったんです。黒崎さんは、たまたま飛行機の中で観た「最初で最後のキス」に惚れ込み日本公開のために配給会社を設立したという、とんでもない方(もちろん褒め言葉です!)。定例会ではディスカッションを楽しまれたようで、後日「映画に対する皆さんの深い洞察力に驚きました」という嬉しい感想メールをわざわざ送ってくださいました。

黒崎さんが持参くださったプレス用パンフ(左)



定例会終了後の懇親会は、黒崎さんの「乾杯!」の声でスタート。特設の“黒崎テーブル”は、お話を聞きたい人で常に満席状態。黒崎さんの来歴、配給会社設立の経緯など、人が入れ替わるたびに繰り返される質問にも丁寧に答えてくださいました。ほかにも邦題決定にまつわるエピソードや次回配給作について、さらにはオフレコのお話まで飛び出し、皆さん興味津々で遅くまで聞き入っていました。






懇親会では「話題映画テーブル」も設けられます。今月の話題映画は、まさに話題沸騰中の「カメラを止めるな!」。熱々ポイントについて「語りたい!」という参加者で、こちらのテーブルもいっぱいでした。



ほかにも会場のあちこちで、好きな映画や俳優、気になっている映画などを話題におしゃべりの輪が自然に生まれます。胸の名札に書かれた「最近観た映画」をたよりに会話の糸口を見つけ、初めて出会った人と交流するのも楽しいですよ。毎回、初参加の方も多数いらっしゃいます。ぜひ名古屋シネマテーブルで新しい世界を広げてください。

というわけで、次回の定例会は9月26日(水)に開催。
課題映画は「SUNNY 強い気持ち・強い愛」http://sunny-movie.jp/です。


こちらも青春映画ですが、皆さんはどんな感想を抱くでしょうか? ぜひ名古屋シネマテーブルに話しに来てください。


文章:いなば
撮影:名古屋シネマテーブル サポーター


開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京シネマテーブル 第46回 「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」/「カメラを止めるな!」

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年8月29日(水)  受付開始 19:00/シネマテーブル19:30~
  • 東京シネマテーブル 第46回 「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」/「カメラを止めるな!」

8月29日の水曜日、渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」にて、東京シネマテーブルの定例会が行われました。

今回に課題映画は異例の2本!どちらで参加するかの選択制。

まず1本目。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(アメリカ)。
1973年に開催された女子テニス世界チャンピオンと、男子の元チャンピオンよる男女対抗戦をモチーフにした作品。
主演は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー<賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーン。共演は『フォックス・キャッチャー』でオスカーにノミネートされたスティーブ・カレル。
監督はアカデミー賞2部門を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』のヴァレリー・ファリス&ジョナサンデイトンが務め、公開前から話題を呼んでいた。



そして、もう1本。「カメラを止めるな!」

監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの第7弾作品。
「ネタバレ禁止」の面白さがSNS上の口コミで評判が広がり、公開当初の2館から100館以上となりの空前の“カメ止め”ブームとなっている作品。



そんな話題作2本ということもあり、平日の夜にもかかわらず、多くの方々にお集まりいただきました。

はい、では毎回恒例となっている東京シネマテーブルサポーターリーダー・マサト氏によるコスプレのコーナー!

今回の衣装は、、、「カメ止め」監督役さんのコスプレ!



まずは、課題映画をテーマに前半戦がスタート

▼バトル・オブ・ザ・セクシーズ
「主人公の女性の尊厳を守るための行動に胸を打たれた」
「スティーブ・カレルに感情移入」
「スティーブ・カレルが、エンドロールで映った本物のボビーリッグスに似過ぎ」
「タバコ、ギャンブルなど依存をテーマに読み取くと面白いかも」

▼カメラを止めるな!
複数回観た人、これから2回目観る予定の人が複数名いた
「よく知らずに、バトル…の第二課題映画だったから観てみたら、面白かった」等々。
以下ネタバレになるため割愛させていただきます。

こんな感じで、盛り上がって締めの後も話が続いていました。

映画について存分に語った後は、お待ちかね「モジャ」特製のディナータイム。



続いて、第2部ラウンドテーブルへ!

今回のお題は
●「バトル」から「カメ止め」テーブル
●「カメ止め」から「バトル」テーブル
●リーダーマサトの来月の課題映画予習コーナー
●最近これ観た&これから観たい映画
の上記4テーマでした。

どのテーブルでも結局「バトル」「カメ止め」についての議論が続いていましたが、「カメ止め」未鑑賞者のために「ネタバレ禁止!」と議論をさえぎる場面も。

今回のシネマテーブルも大盛況のうちにお開きとなりました。

さて、次回定例会のお知らせです。

開催日時は9月19日(水)、19時受付開始、19時30分スタートです。
会場は今回同様、渋谷の「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。

課題映画は「寝ても覚めても」(9月1日より公開中)。



ラウンドテーブルのお題や第二課題映画も、mixi(ぜひご参加を)で随時お知らせします!

東京シネマテーブル「寝ても覚めても」mixiイベントページ

それでは、次回のシネマテーブルでお会いしましょう!

(文:マーシー、写真:ケイ、マーシー)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年8月26日(日) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30
  • 第103回 東京文学サロン月曜会 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』

みなさんこんにちは。東京文学サロン月曜会サポーターのマヤです!

8月26日(日)に開催された、第103回定例会ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』読書会の様子をお伝えします。



猛暑日続きだった今夏、8月も終わりというのに、この日も日差しが厳しい。
そんな太陽照りつける中、会場のchano-ma代官山には今回のドレスコードである涼し気なマリンスタイルの参加者たちが続々と集まってきます。



少し早めに会場に着いた方は、よくばり読書会に参加。
定例会の開始前に少し話すことで、疑問点や読書会本番で話したいことを整理することができます。



入り口で受付を済ませたら、自分の班のテーブルへ。
猫町倶楽部では6~7人の班に分かれて読書会を行います。
はじめて参加する方はもちろん、何度も参加している方も毎回違ったメンバーで話せるため、新鮮さがあるのです。



そしていよいよ読書会本番がスタート。
はじめに主催のタツヤさんから今回の課題本の選書理由を含む挨拶がありました。
それは、誰にでも理解しやすい本よりも、読みづらい、わかりにくい本の方が読書会は盛り上がるということ。
正直、わたしも読書会で何を話せばいいのか不安に感じながら当日を迎えましたが、この一言で不安が払拭されました。



はじめに班の中で一人、ファシリテーターと呼ばれる進行役を選びます。
今回はわたしもファシリテーターを務めることに!
ますますドキドキの読書会が幕を開けました。



猫町倶楽部では、読書会で必ずこれを話さなくてはならない、という決まりはありません。
唯一の禁止事項は他人の意見を否定しないこと。
このルールさえ守れば、何を話してもよいのです。

忠実に課題本の内容を語るもよし、脱線してもよし。
みんなで興味のある話題を探し、みんなで盛り上げるのが読書会の醍醐味の一つなのです。

「第一部は内容がつかみづらく読むのがつらかったけど、第二部に入って一気に興味がわいた。風が荒れた家の中を吹き抜けていくところが、とてもいい」
「リリーが作者の分身かと思っていたけど、ラムジー夫人もそうなのかな。二人は全く違うようで、似ている部分もあるよね」
「ラムジー氏のように、自分の仕事がどの程度世に影響力があるか考えてしまうことって、あるなぁ」
「登場人物たちのやり取りを見ていると、けっこう笑えるシーンもある。作者はユーモアも持っているよね」



読書会参加者には文学の専門家がいるわけではありません。
一読者たちが集まって、自由に自分の意見を出せる。
自分が読み飛ばしてしまったシーンに注目する人がいたり、全く異なる感想を抱いている人がいたり。
そんな話を聞きながら、自分の世界が広がっていくのを感じられるのが、読書会の最大の魅力かもしれません。
読書会で話題になったことを踏まえてもう一度最初から読み直したい、という声も多く聞かれました。

2時間も話題が続くかな、と不安を抱えながらスタートした読書会も、気がつけばあっという間に終了時刻。
最後に、班の中でこの日のベストドレッサーを選出します。
今回のベスト・オブ・マリンスタイルに選ばれたのはこちらの方々!



夏の海辺にぴったりの夏男・夏女のみなさん。
素敵なファッション、素敵な笑顔をありがとうございました!

さてさて、読書会は終了となりましたが、引き続き同会場で懇親会が行われます。
読書会では話しきれなかったことや、本以外の話題も挙がり、食事を囲んで会話がはずみます。
懇親会では席の移動もOK。読書会では違う班だった人たちとも交流できます。





そして、懇親会の中盤では猫町堂古書店がオープン!
こちらは本の交換コーナー。おすすめの本や読み終わった本を持っていくと、並んでいる本と交換することができます。
文学に限らずエッセイ、新書など、いろいろな本が並んでいますので、ご来場の際はぜひ一度のぞいてみてくださいね!



毎回ではありませんが、手作り紙芝居を観れることもあります。



懇親会も終わりに近づく頃には、はじめは緊張していた人もだいぶ打ち解けてきた様子。
少し名残惜しいけれど、定例会でまた会おう、と約束して閉会です。

それでもまだもう少し話したい!という方々は、三次会へと繰り出します。
さすが本好きの集団、三次会でも本の話は尽きませんでした。



次回の猫町倶楽部東京文学サロン月曜会の課題本は、梶井基次郎『檸檬』です!
2018年9月23日(日)に開催されます。
教科書で読んだなぁという方も、まだ読んだことのない方も、ふるってご参加ください!
皆様のお越しをお待ちしております。

記:マヤ 写真:hase、やま

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第141回 名古屋アウトプット勉強会『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月24日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
  • 第141回 名古屋アウトプット勉強会『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

824日、名古屋駅そばのウインクあいちで、第141回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。課題本は、「ぷろりん」の愛称で知られる『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』。著者は、20世紀初頭のドイツ人社会学者マックス・ウェーバーです。

天気予報では開催日にちょうど台風が上陸するかもしれないとのことでしたので、開催が危ぶまれましたが、1日早く通過したため、無事に開催することができました。(少し風は強かったですが。)

今回の課題本については、参加者の皆さんから「学生時代に読もうと思っていて、読了できずそのまま家に積読(つんどく)になっている。」「マックス・ウェーバーなんて、難しい感じがするけど最後まで読めるかな。」など、事前の感想がそれぞれ寄せられました。中には、「岩波文庫より日経BP社の版のほうが読みやすい。」「インターネット上に大学のレジュメが載っているので、このレジュメに書き込みながら読むと分かりやすい。」という情報交換もなされ、読了を目指す皆さんの意気込みが感じられました。また、当日は、東京の猫町倶楽部に参加している方が、「出張で名古屋に来たので、猫町倶楽部発祥の地に興味があった。」ということで、名古屋のアウトプット勉強会に来てくださいました。

では、当日の会の模様を見てみましょう。
サポーターからの諸注意(猫町倶楽部の唯一ルール、ベテランの参加者にはおなじみの「他者の意見を否定しない」ですね。)が述べられたあと、グループの中でファシリテーター(司会進行役)を選出します。選出方法としては、名古屋アウトプット勉強会では、サポーターが「ファシリくじ」を作成しています。このくじの中には数字が書いてあり、一番大きい数を引いた人がグループ内のファシリテーターとなります。

ファシリテーターが決まった後は、それぞれのグループでアウトプットが開始されます。今回は、どんなアウトプットがされたのでしょうか?

「学生時代、この作者の本に出会ったおかげで社会学に興味がでた。今でも色あせない内容。」
「キリスト教が根付いていない日本がなぜ資本主義となったのか。」
「プロテスタントと資本主義の考え方は、(この本を読む前は)真逆なのではないかと思っていたが、同じベクトルを向いていると学んだ」
「トルコやメキシコなど、労働力が過多であるにも関わらず資本主義が浸透していない地域があることも、プロテスタントが浸透していないことで説明ができる。」

 今回の課題本は、日本人として思う「キリスト教」についての感想が多かったようです。

「学生時代にプロテスタントの家庭とカトリックの家庭にそれぞれホームステイをしたが、雰囲気が全然違った。プロテスタントの家庭は質素で暗い感じで、カトリックの家庭は明るい感じで楽しかった。」
 「自分が思っていたプロテスタント像と違っていた。どちらかというとプロテスタントはお金を稼ぐイメージが強く、現代には「質素・倹約」というその本質が残っていないかもしれない。」
「そもそも現代の教会は公的な税金で運営されており、いいかえれば公務員のような位置づけとなっている。昔に比べて教会運営がゆるくなっている。」
 
また、現代人の働き方についての意見も多く出ました。
「現代の働き方は、アイデアを多く出すことがもてはやされることがある。そのためにリフレッシュの時間が必要となっている。」
「働き方の選択肢が多いのはいい。」

「働き方改革は、働かせ改革ともいえる。」

など、様々な視点のアウトプットが出されました。
 
アウトプットの終了後に明日からの自分に生かす「実行宣言」を書き出し、お互いに共有します。今回もどんな実行宣言がされたのでしょうか? 
「苦しい読書にこそ猫町の意味がある」
「人生の宿題が終わってよかった。宗教観が人に与える影響を頭に入れて交流しよう」
「自分の心理的推進力について考えてみます」
 などなど、皆さんのきっと今日の生活に生きていることと思います。

集合写真を撮影し終わった後は、懇親会会場へ移動しました。さらに、そこでも「ぷろりん」読了までの苦労?話で盛り上がりました。

 

最後に次回の予告をさせていただきます。次回、第142回のアウトプット勉強会は、917日(祝・月)に「教養主義のリハビリテーション」を課題本に開催します。当日は、著者である大澤聡先生もゲストとして参加されますので、ぜひご参加ください。多数のご参加をお待ちしております。
 
文・HIROKO/写真・オプレ

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年12月5日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜
  • 【東京シネマテーブル】『ボヘミアン・ラプソディ』ゲスト:フレイディ

猫町倶楽部の分科会-シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に鑑賞してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

東京シネマテーブル、12月はゲストにフレディマーキュリーのリップシンクパフォーマー、フレイディさんをお迎えして開催。課題映画は

 『ボヘミアン・ラプソディ 』11/9(金)公開
  劇場情報





<タイムテーブル>
19:00~ 受付開始
19:30~ 開始、最初の挨拶
19:35~ シネマテーブル
21:00~ 懇親会(食事)
21:30~ フレイディライブ!
21:50~ 懇親会(フレイディさんも参加)
22:30  終了


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。


*シネマテーブルはいつもわいわいにぎやかな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/52968
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/48103


■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

東京シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
猫町倶楽部ではmixiコミュニティを参加者の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付もあり!
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年12月8日(土) 受付開始16:10  読書会16:40~ パーティ-19:00~21:00
  • 【関西】 「クリスマス読書会&パーティー2018」【全分科会合同】

12月の関西猫町倶楽部はアウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル合同主催で、クリスマス読書会&パーティー2018を開催します。


課題本・課題作品は以下の4作品の中よりお選びください。(申込み欄のドロップダウンで選択してください。)

(1)エーリッヒフロム『愛するということ』(紀伊國屋書店)

(2)サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)

(3)近藤史人『藤田嗣治 異邦人の生涯』(講談社文庫)

(4)映画『ア・ゴースト・ストーリー
   11/17(土)公開   劇場情報


※読書会は7~8人のグループに分かれて行いますが、進行役+初参加者の方だけのグループをつくりますので初めての参加で緊張される方もどうぞご安心ください。

<タイムテーブル>
16:10  受付開始
16:40~ 読書会 
19:00~ クリスマスパーティー
21:00  終了

※クリスマスパーティーは、プレゼントの交換タイムがあります!プレゼント用の本かDVDをお持ちください。

去年のクリスマスパーティーの様子


■会場:ZAKURO -salon de desire-


■参加条件
・課題作品の読了または鑑賞
・ドレスコード「ゴールドクリスマス」の遵守
・クリスマスプレゼント(本またはDVD)の持参(パーティーで交換会があります)
■持ち物:クリスマスプレゼント(本またはDVD)
     

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
※関西シネマテーブルの mixiコミュニティはこちら

参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月23日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 梶井基次郎 『檸檬』

東京月曜会 9月の課題本は

  梶井基次郎『檸檬』 (角川文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月22日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪で開催】佐伯 胖『「きめ方」の論理 』

関西アウトプット勉強会 9月の課題本は

  佐伯 胖『「きめ方」の論理 』(ちくま学芸文庫)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月22日(土) 受付開始14:10 読書会&レクチャー14:30~17:50 懇親会18:30~20:30
  • 【東京】『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤聡

※名古屋会場も同じ課題本で行います。こちらは東京会場です。お間違いのないようにお願い致します。

9月の東京アウトプット勉強会は、ゲストに大澤聡さんをお迎えして開催します。

課題本は
 大澤聡著
  『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)

副読本は
 大澤聡編
  『1990年代論』 (河出ブックス)
  
※副読本の読了は参加条件ではありませんが、副読本も併せて読了して参加される方は参加申し込みのドロップダウンで「副読本も読了して参加」を選んでお申込みください。

 
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。


<タイムテーブル> 
14:10 受付開始
14:30 オープニング
14:40 読書会(80分)
16:20 休憩
16:30 レクチャー、質疑応答
17:40 告知、懇親会案内など 
17:50 終了
18:30 懇親会 (20:30 終了)

※ 進行状況により若干の時間変更が発生する場合があります。予めご了承ください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年9月22日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~19:30 懇親会19:30~
  • 【福岡】川端康成『眠れる美女』

9月の課題本は

  川端康成『眠れる美女』    

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【藤が丘会場―豊崎由美のこれを読め!第二回】小川哲『ゲームの王国』上下巻

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月21日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場―豊崎由美のこれを読め!第二回】小川哲『ゲームの王国』上下巻

藤が丘会場の課題本の選書は書評家の豊崎由美さん

名古屋月曜会 藤が丘会場9月 豊崎由美のこれを読め!課題本は
 
  小川哲『ゲームの王国』巻(早川書房)

 
<豊崎由美さん書評>
小説は書けても、読む能力がない。そういう作家はいる。特にエンターテンメント系に大勢いる。で、読む能力がないなら文学賞の選考委員など引き受けなければいいのに、増上慢はなはだしいことに、しゃあしゃあとその座を占め、よりにもよって自分より能力値の高い作家の作品にケチをつけたりもする。で、そういう阿呆のせいで受賞に至らない傑作は数多く存在する。最近でいうなら小川哲の『ゲームの王国』。
 社内下読み委員の節穴まなこのせいで、候補にも挙げられなかった直木賞。第29回受賞作である佐藤亜紀の『ミノタウロス』にもケチをつけた、つまり小説が読めない作家の典型たる大沢在昌によって全否定され、受賞に至らなかった吉川英治文学新人賞。才能の遇し方を知らない両賞は、己の恥も知れ、とわたしは言いたい。
 1950年代、秘密警察が跋扈し、圧政が強いられていたカンボジアで、ポル・ポト率いる過激派左翼勢力クメール・ルージュがいかに生まれ、1975年に権力の座についた後、前政府を上回る恐怖政治をどのように敷いていったか。サロト・サル(後のポル・ポト)の隠し子でありながら、苛酷な宿命を生きることになる少女ソリアと、貧しい村ロベーブレソンの村長の息子として生を受け、たぐいまれな知性と洞察力を発揮することになる神童ムイタック。カンボジア現代史を、2人の子供の成長を軸に駆け抜ける、これは素晴らしい、素晴らしい素晴らしい現代文学なのだ。
 恐ろしく知的な小説であるにもかかわらず、読んで面白いのもこの小説の美点。相手が本当のことを言っているかどうかがわかる聡明なソリア、神童ムイタック以外にも、輪ゴムをこよなく愛し、その愛に応えるかのように、輪ゴムから、切れることで誰かの死を予言してもらえるという異能を持つムイタックの幼なじみクワンや、土と会話ができる農民の泥、その兄で13年間喋っていなかった末に大変な美声を得るに至る鉄板などなど、土着的かつ魔術的異能を持つキャラクターが多々登場。彼らのエピソードが、史実をもとにした血なまぐさく苛烈なストーリーに、笑いや驚きや感動を加えて、「次は?」「次はどうなるの?」という読者の好奇心を引き出し続け、ページを繰る指が止まらなくなってしまう。これは、現代文学とエンタメの長所を併せ持つ小説なのだ。
 上巻の最後、美しく貴重な黄金のコインの裏表のような存在だったソリアとムイタックが、ある悲惨な出来事によって決定的に袂を分かつ。その2人が老境に入った21世紀のカンボジアを物語る下巻に対し、文学賞の選考委員や書評家や読者で「いらない」という感想を述べる人たちがいるけれど、わたしはそうは思わない。カンボジアのつらい過去と向き合う物語を書いてきた作者には、カンボジアの将来を見ようとする意志を示す義務がある。その意志が下巻にみなぎっている。『ゲームの王国』という稀有な物語には、この上下巻の長さが何としても必要だったのだ。

豊崎 由美
Yumi Toyozaki



■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京アウトプット勉強会 第108回「反知性主義:アメリカが生んだ熱病の正体」

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月4日(土) 
  • 東京アウトプット勉強会 第108回「反知性主義:アメリカが生んだ熱病の正体」

2018年8月4日(土)、TKPスター会議室六本木にて第108回東京アウトプット勉強会が開催されました。
今回は台風の影響により、急遽日程を一週間ずらしての開催となってしまいました。参加予定だったのに都合が合わなくなってしまった方々には大変申し訳ありませんでした!




今回の課題本は森本あんり著の「反知性主義:アメリカが生んだ熱病の正体」。

近年にわかに脚光を浴びるようになった「反知性主義」、元々は1950年代のアメリカに初めて登場したそうです。神学博士であり牧師でもある著者は、アメリカにおけるキリスト教の発展およびその変質と共に反知性主義は育まれていったと述べています。政治の話かと思いきや宗教という切口が意外でしたね。

以下、参加者の皆さんの意見を一部ですがご紹介していきます。

・猫町のイベントでキリスト教について一番話せた回でした。次の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」も参加してみたい!
・アメリカ、知性、宗教といった切口だけでなく、伝え方/言い方などで幅広く学べる。同じグループの人たちの視点の違いが、今回ほど面白かったことはなかった。
・アメリカは意外にも宗教の国だと分かった。
・宗教に騙されないようにしたい!
・トランプ大統領は反知性主義者といえるか?
・日本人には、キリスト教は合わない。
・反知性主義とは、知識を否定するものではなく「反権威」なのだと分かって良かった。
・課題本に共感できる所が少なかったからか、あまりピンとこなかった。
・一個人が神と対等に契約を結び、彼の努力に対しては現世での成功を、正当な対価として神に履行を迫るという、アメリカ人の資本主義精神のタフさに驚愕。



さぁ18:30まで読書会をした後は、お待ちかねの懇親会です。会場から徒歩3分圏内の激安居酒屋小松にて二時間飲み放題プラス食べ放題が19:00よりスタート!
なお、大人のマナーとして当然のことながら、食べ残しは厳禁ですよー。
毎回殆どの参加者の方が懇親会に参加され、今回も最後まで多くの方に楽しんで頂けました。

さて、次回の東京アウトプット勉強会は9月1日(土)16:30から今回と同じくTKPスター貸会議室六本木カンファレンスルームにて開催されます!課題本は、マックス・ヴェーバー著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【大阪で開催】『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月17日(日) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪で開催】『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

※2月は日曜日開催となります。お間違いのないようにお願いいたします。

関西アウトプット勉強会 2月の課題本は

ハンス・ロスリング
   『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月17日(祝・月) 受付開始13:10 読書会&レクチャー13:30~16:55 懇親会17:30~20:00
  • 【名古屋】『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤聡

※東京会場も同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお願い致します。

9月の名古屋アウトプット勉強会は、ゲストに大澤聡さんをお迎えして開催します。

課題本は
 大澤聡著
  『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)

副読本は
 大澤聡編
  『1990年代論』 (河出ブックス)
  
※副読本の読了は参加条件ではありませんが、副読本も併せて読了して参加される方は参加申し込みのドロップダウンで「副読本も読了して参加」を選んでお申込みください。

<タイムテーブル>
(若干変更となる場合がございますので、予めご了承ください。)
13:10 受付開始
13:30 読書会
15:20 休憩
15:30 レクチャー
16:30 質疑応答
16:45 クロージング
16:55 終了
17:30 懇親会 —
20:00 懇親会終了


■参加条件:課題本の読了 (副読本の読了は含まれません。)
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。



名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【東京文学サロン月曜会第二会場】 レイラ スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月17日(祝) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京文学サロン月曜会第二会場】 レイラ スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』

【東京文学サロン月曜会 第二会場(通称駒井組)】

9月の課題本は

  レイラ スリマニ『ヌヌ 完璧なベビーシッター』(集英社文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

※読書会のみのお申し込みは受け付けておりません。

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月15日(土) 受付開始15::00 読書会15:30~ 懇親会18:00~
  • 【漫画読書会】末次由紀『ちはやふ​る』全巻読書会

特別企画として名古屋では初の漫画読書会を開催します。

  課題作品は
     末次由紀『ちはやふる』1〜最新巻

1巻から最新巻(2018年8月現在39巻)全てを読書会までに読破してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。
※雑誌掲載分の未単行本化分と派生作品は含みません。参加申し込みは読破する前にしていただいて構いません。
※読書会当日に課題作品を持参する必要はありません。

■「ちはやふる」公式サイト

<タイムテーブル>
15:00受付開始
15:30 読書会(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題作品の感想を話し合います)
18:00 懇親会
*食事のスタートは18:00の懇親会からとなります。

 
■参加条件:課題本全ての読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。 

■ドレスコード:ちはやふる
※ドレスコードとは:参加者の服装などの装いに一定のテーマを設けて会をより楽しくする『遊び』です。自由な発想で楽しんでください。
例:襷、ハチマキ、チームTシャツ、その他なんでも「ちはやふる」から連想してくれれば結構です。なお会場に着替えをする場所はありません。
  
■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■「ちはやふる」は好きだけど、猫町倶楽部の読書会って具体的に何をやるの?という方はこちらを参照してください。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/54621
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/53724
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/52698


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年07月29日(日曜日) 受付開始14:30 読書会 15:00~17:00
  • 第102回 東京文学サロン月曜会 九鬼周造『「いき」の構造』

九鬼周造著『「いき」の構造』を読んだ。
この本は、日本人の美意識である「いき(粋)」について考察した本だ。
「いき」という言葉は聞いたことはあるし、その意味もなんとなく知っているつもりでいたが、この本を読んで、この言葉にそんなに深い哲学的な意味があるとは思わなかった。


え、なんでそんな小難しくて読みにくそうな本読んだのかって?
そんなことは決まっている。私が、こういういかにも高尚な本を読むのが好きなエリート階層の人間だからだ!


すいません。嘘です。
いつも参加してる読書会の課題本になってたから読んだだけです。
ちなみにそれは猫町倶楽部という読書会である。

猫町倶楽部の読書会には、その課題本が前から好きだった人や、私のように課題本になったから読んだという人など、さまざまな人たちが参加する。
参加条件は課題本の読了であり、課題本に対する深い理解や広範な知識は特に必要ない(もちろんあっても問題ない)。

猫町倶楽部は課題本の種類でいくつか分科会があるが、今回の『「いき」の構造』を課題本として取り上げたのは猫町倶楽部月曜会文学サロンである。

開催場所は、いつもは代官山chano-maだが、今回はここ清澄庭園大正記念館だ。


ドレスコードはこの季節と開催場所にぴったりな浴衣。


読書会当日は台風が直撃する予報だったが、運よく、前日に通り過ぎてくれたおかげで台風一過の綺麗な青空の下、夏の日本庭園で「いき」について語り合うことができた。



浴衣に身を包んだ「いき」な出で立ちの参加者も集まり、読書会が始まった。


「日本人が好きな色である藍色なんかにも『いき』の考えが背後にあることが興味深い」
「犬と猫なら、猫の方が『いき』だよね」
「あだ〇みつる先生に代表される、くっつくかくっつかないかよくわからない友達以上恋人未満の関係が延々と続く日本のラブコメ作品は決して連載を長引かせるためではなく、『いき』の媚態を表現していたんだ!」

などなど……
(本当に)自由な意見が飛び交った。

猫町倶楽部の読書会は、ルールが1つだけある。
それは、「他人の意見を否定しないこと」。それ以外は何でもOK。
なので、今回のような少し難しい本でも、自分が思ったことを自由に話すことができるのだ。


他にも、「いき」だと思う人はいるか?という話題も出た。

映画の「鬼龍院花子の生涯」の岩下志麻の演技には「いき」を感じた。
寅さんは、容姿はぱっとしないけど、なんかかっこいい。あれは「いき」のかっこよさなのでは?

でも最近の役者とかで「いき」な人って思い浮かばないかも……

たしかに、最近は「いき」という言葉を日常で使うことはない。
江戸時代のドラマや映画でたまに聞くくらいだ。

『「いき」の構造』の解説の中に、「不安定のうちにこそ自由と可能性がある」という言及があったが、そういう発想は自分の中にはこれまであまりなかった。
恋愛相談でも、「当たって砕けろ」とか、「きっぱり諦めたら」とかは良く聞くが、「あいまいな関係を楽しめば」というアドバイスはあまり聞いたことがない。

もちろん、不安定こそが正しいわけではないが、それを楽しむという生き方もあるというのを知って、人生を楽しむ選択肢が増えた気がした。

自分は正直、この本は今回課題本になっていなければ一生読まなかった可能性が高い。
猫町倶楽部の課題本には、今回のように一見とっつきにくい本も多く、そういう本は読むのが少し大変だ。しかし、そういう本こそ、読むことで自分の世界が広がることも多いのだ。


さて、今回の浴衣読書会では、読書会中に庭園に散策に出ることもできた。


散策しながらも、目の前の風景や自分の立ち振る舞いが「いき」かどうかを考えてしまう。

そんな中、一緒に散策している人がぽつりとつぶやいたのが聞こえた。
「あれこそ、まさに『いき』な立ち姿だ……」
「え、どれどれ?」



庭園の散策から会場に戻ると、ちょうど読書会の終了時間。
読書会終了後は、ベストドレッサー賞の選出となる。
今回で言えば、各班の中で一番「いき」な恰好の方を選ぶわけだ。


選出された方々はこちら。
さすがベストドレッサーに選ばれただけあって、みんなずいぶんと「いき」だねぇ。
ベストドレッサーに選ばれた方々おめでとう!

最後に全員で記念撮影。






撮影後は、懇親会。


料理は和洋折衷。



懇親会では、課題本について読書会では話したりなかった部分について語り合ったり、最近はまってる小説や漫画について話したりと自由に交流した。


こっちでは、最近読んだという地震学の本を紙芝居仕立てにして、皆に話しているようだ。



話したりない面々は三次会まで繰り出した。明日仕事な人も多い中、多数の方が三次会まで参加した。私もそのうちの一人だが。。。

しかし楽しい時間は過ぎるのも早い、そろそろ帰らなければ……
帰りたくないが、そういう時を楽しみつつも執着しないというのが「いき」なのだ。

次回の課題本はヴァージニア ウルフ著『灯台へ』である。
開催日は8月26日(日)、会場はいつもと同じ代官山chano-ma。
次回も普段は手に取らないような少し硬い本だが、それゆえに、自分の知らない世界が広がり、それについて皆と話し合えるのが楽しみだ。
私のように、これを機会に普段読まない本を読んでみようという方、元々その作品が好きな方、たまたま読書会で検索してこのページを見て興味が出た方、

是非、猫町倶楽部で会いましょう!

記:hase 写真:iken

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年7月28日(土曜日) 受付開始17:00、読書会17:30~19:45
  • 関西アウトプット勉強会 第99回「SHOE DOG」フィル・ナイト

「本州を東から西へ横切る!」という、これまでに見た事も無い様な珍しいコースを進む台風12号が近づく2018年7月28日、99回目となる関西アウトプット勉強会の読書会が大阪梅田の茶屋町アプローズ13Fの会議室で開催されました。

刻々と大阪に近付く台風の為、今回は読書会のみの開催となり、懇親会はキャンセルとなりました。
このところ、懇親会こそ本番!?という声もチラホラ聞かれたりしていたので、残念な事になってしまいましたが、何と言っても参加者の皆さんやサポーターの安全が最優先です。


今回の課題本は、今や押すに押されぬ世界最強のスポーツ・アパレルブランドとなったNIKEの創業者であるフィル・ナイト氏が自ら記した創業記、「SHOE DOG」です。
タイトルの「SHOE DOG」とは靴の製造や販売に命を懸ける人々のこと。フィルと一緒にNIKEの立ち上げに関わった面々の熱いストーリーです。


また、今回の課題本のユニークな点として、日本語版の累計売上20万部の突破を記念して、通常のデザインに加え、著者のフィルに馴染みの深い3都市をイメージした、「神戸ホワイト」、「ポートランドグレー」、「オレゴンブラック」の3種類の限定モデルも発売されています。今回の読書会では見事、4色全てが集まりましたー。


さて、読書会の受付では、浴衣を着たサポーターもお出迎え。

只今、関西猫町では3分科会が合同で、7~8月に開催している例会に浴衣で3回以上参加された方に素敵な記念品をプレゼントするという「夏だね、浴衣着て行こうかな」の企画を実施しています。サポーター内でもしっかり狙っている方もいます!


企画に誘われ、浴衣での参加者も集まり始めました。

読書会開始の時間になり、こちらも浴衣姿の司会役のサポーターから、読書会の説明があります。


猫町倶楽部の読書会のルールは主に2つ。
● 課題本を必ず読了してから参加すること
● 他人の意見を批判しないこと(本の内容についての批判はOKとなっています)
です。


今回の読書会の参加者は44人、初参加の方も1人いらっしゃいました。

各テーブルには、参加者の方にお願いしているファシリテーターがいらっしゃいます。ファシリテーターは、参加者の皆さんが気持ち良くアウトプット出来る様にサポートしてくれます。


今回の読書会でアウトプットされていた意見を少し挙げてみると・・・
● 猫町で、初の自叙伝だったので、いつもと違う話題があって面白かった! 著者が好きか嫌いか、本に登場した人は書かれていることとは違うことを言っていた!、この話は共感する!、など。
● 仕事の仕方を考え直すいい機会になった。
● 手紙に返事をくれなかったり、思い付きの人事異動をしてみたり、盗み見をしたりと、もしフィルが自分の上司だったら「マジか?」と思う事ばかりだろうが、一方「これくらいでもCEO(上司)が務まるんだ・・・」という点では変な自信をくれた!
● 「自分を信じろ。そして信念を貫けと。他人が決める信念ではない。自分で決める信念だ。心の中でこうと決めたことに対して信念を貫くのだ。」 の部分が特に心に響いた!
などなど。

また、今回の読書会では、他のエリアでの定例会での取り組みを参考に、読書会の終盤に「各自が気付いた事や、今後にどの様に生かして行きたいのか、などを付箋に書いてテーブル内で共有する」という試みを実施しました。






参加者の皆さんからは、「クロージングに動きが出て良かった!」などの感想や、「はじめに各自気になった所を付箋に書いて、そこから話を広げるというやり方もいいのでは?」というアイデアを頂いたりしました。

今後の参考にさせて頂きたいので、ご意見やアイデア、はたまた、ご質問などがありましたら、読書会にお越し頂いた際にサポーターに気軽に共有して下さいねー。よろしくお願いします!

読書会が終わった後には、参加者の皆さんで記念撮影。
写真に顔が出てしまうのは・・・という方は、本でお顔を隠しながら参加して頂いても大丈夫です。


読書会の後には、次回の定例会や、他の分科会の定例会、課外活動などの告知が行われました。


関西アウトプット勉強会は、なんと次回が記念すべき100回目の読書会! 2010年5月に第1回が開催されてから8年での快挙達成です。
100回記念の読書会は、ゲストに課題本の著者である大澤聡さんを迎えて、8月25日(土)の17:00から堺筋本町のドルフィンズ堺筋本店で開催いたします。

課題本は、大澤聡さんの「教養主義のリハビリテーション」(筑摩選書)です。
また、副読本は、三木清さんの「三木清教養論集」(講談社文芸文庫)となっています。
副読本の読了は参加条件ではありませんが、副読本も併せて読了して参加される方は参加申し込みの際に「副読本も読了して参加」を選んで下さいね。

19:00開始予定の懇親会は、100回記念という事で、いつもと違った趣向を準備中です! あと、記念品もありますので、乞うご期待ですよー。

100回記念の読書会への申込は、下記のリンクから是非どうぞ。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/58195

100回記念の会という事で、関西猫町の他の分科会からの臨時ヘルプのサポーターも含めて、サポーター一同記念すべき100回記念の読書会をみなさんと一緒に楽しむ事を楽しみにしていますねー。

文:そねっち  写真:典子、カズ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西文学サロン月曜会×猫町UGコラボ 第41回『O嬢の物語』ポーリーヌ・レアージュ

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月14日 受付開始15:30 読書会16:00〜18:00 懇親会18:00〜20:00
  • 関西文学サロン月曜会×猫町UGコラボ 第41回『O嬢の物語』ポーリーヌ・レアージュ

Oの恋人が、ある日、彼女を散歩に連れ出したのは、二人が行ったことのない界隈、猫町UGがまだ一度も開催されたことのない関西だった。地下鉄がとまっているのを見つけた。「乗れよ」と彼が言ったので、彼女は乗った。夕暮れも遠い、夏の日であった。

「さあ、今度は仮面をつけるんだよ」と彼が言った。どこへ行くのかもわからない地下鉄のなかで、彼女は、仮面だけはきちんとつけて、じっと身体を固くしたまま、だまっていた。

「着いたよ」と彼が急に言った。着いたのだ。


会場The Buggy


地下への階段を降りると…

「いいかい」と彼が言った、「ぼくはきみを置いて行くよ。受付を済ませたら、サポーターの人たちに命ぜられたとおりにふるまえばいい。ああ、ぼくもあとから行くよ。きっとね」


笑顔が素敵ですね

受付にいたのは二人の女、二十一世紀の可愛い猫町サポーターのような服装をした、若い美しい二人の女であった。二人とも、首からはネームホルダー、口のまわりにはマスクをぴっちり着けていた。


アンドレとジャンヌ…?

ともあれ、この女たちが、受付で戸惑っていたOにドリンクチケットとネームカードを手渡してくれたのであり、どのテーブルに行けばよいかを彼女に告げたのである。
彼女はそれから、言われるままに、かるくよろめきながらテーブルへ進んだ。テーブルの上には、課題本シールとネームホルダーとが置いてあった。頭上には、二階のバルコニーが張り出していた。



そうこうするうち、サポーターの女が、目の前に差し出されたOの白く豊かな紙質にひどく気をそそられて、これを用いて読書会を開始するべくマイクを要求した。そして火照ったOを両手で押し開き、かなり苦労して開会を宣言したが、読書会中、彼女のもらした感想によると、このUGをもっと開催する必要がある、とのことだった。


「第41回関西文学サロン月曜会×UGコラボを始めます!」

それから、Oは次のようなルールを聞かされた。 「お前は他の参加者によって意見を交換されるために、ここへ来たのだ。つまり、読書会に身をまかせることだ。お前が絶対に人の意見を否定しないことを命令する。」


ふくろうの仮面をつけたUG隊長チアキさんに司会をバトンタッチ

恋人はやさしく微笑を浮かべ、Oの手をとると、タツヤ卿だよ、と紹介した。Oはまるで、自分が課題本として値踏みされ吟味されているような気になった。事実、彼女が課題本であることは自分でもよくわかっていた。


主宰のタツヤさんによる挨拶

タツヤ卿の静かな落ち着いた声が、ふかい沈黙のなかで鳴り響いていた。
「きみは今日、ぼくと参加者たちとのあいだで、共有され語られることになるのだ」


チアキ隊長の「乾杯!」の合図とともに読書会スタート

こんな状態の彼女に向かって、ファシリテーターは次のように言い聞かせたのである。すなわち、参加者たちはこれからお前について語ろうとするだろう。それは長く、深く、しかも容易には終わらないはずだ。



・誰かが一方的に支配するというより、誰もが何かに服従している
・ルネやステファン卿はムキになってOに次々と試練を与えるが平然と超えられ、最後はOを怖くなったのでは?(展開がドラゴンボール的)
・ルネとステファンはOの強すぎる欲望の前では神であることに挫折するしかなかった



・穴に入れるか口でやってもらうか肉欲しかないなんて、なんて貧しい人たちなんだろう
・「あなたが喜ぶことなら何でもする」と言い切れるぐらい愛せる相手に巡り合えたOは幸せ
・自分の愛する人を他人に譲渡するというルネの行為には自己愛が含まれている



・Oの「くれくれ」態度にルネもステファン卿もひいているのでは?
・ロワッシーはみんな自分に都合のいい人たちの集まり
・Oの自殺は前向きな自殺で、彼女にとっては幸福な結末だった



・自分の愛する人が多くの他者から欲望されているのを見ることで優越感を感じ、自分の優位性を示すことができる
・現代では「自由」は幸福な状態とされているが、すべての選択を自分で行い責任をもつことを幸福だと思わない人もいるのでは?



Oはいまだかつて、これほど完全に自分以外の人の意志に身をゆだねたことも、これほど完全に課題本になったことも、そして、これほど課題本であることに生きがいを感じたこともないような気がした。


乗馬用の鞭!もしや下男ピエールの…?

チアキ隊長はふたたび登壇して、「そちらはベストドレッサーと呼ばれる方」と紹介し、「受賞者たちをこっちに連れてきてちょうだい。みんなによく見られるように」と各テーブルに命じた。


仮面もチャイナドレスもよくお似合いです


本場イタリアの仮面と、手作りの仮面でベストドレッサー

「美しくなるためには、そのくらいの思いをしなければね。これから毎日仮面をつけたままでいてちょうだい」


チアキ隊長とベストドレッサーのみなさん


参加者全員で集合写真

「おいで、O。きみに用があるんだ」とタツヤ卿は言った。そこでOは目をあけると、近くに、タツヤ卿以外のもう一人の男がいるのに突然気がついた。
タツヤ卿は男の名前を宗教人類学者の植島啓司さんだと言い、加えて「教授だよ」と言って慇懃に彼をOと参加者に紹介した。


植島さんは『O嬢の物語』が大好きだそうです

その日、Oは初めてタツヤ卿と、植島さんと、参加者と一緒に、仮面をつけたまま食事をした。鎖は脚のあいだに通して臀に引きあげ、腰のまわりに巻きつけておいた。





ようやく陽の光も消えはじめ、喋っていた参加者も残らず帰ってしまうと、タツヤ卿と教授とは、Oの足もとで後片付けをしていたサポーターを帰らせ、それからOを立ちあがらせ、彼女の鎖と仮面をはずし、彼女をテーブルの上から拾い上げ、二人でかわるがわる──────

削除された最後の章では、Oはふたたび会場The Buggyへもどり、そこで忘れ物を受け取るのである。
Oの物語には第二の結末がある。つまり、タツヤ卿に閉じられようとしている自分を見て、彼女はむしろ次の課題本になることを選んだ。タツヤ卿もこれに同意した。

(おわり)

※この開催レポートは課題本『O嬢の物語』の内容に忠実に従い書かれたフィクションです。登場する人物の台詞含む言動の大部分は実際と異なります。

*****

次回の定例会は浴衣読書会、8月4日(土)「さかい利晶の杜」茶室にて開催です。
お点前体験の後、岡倉覚三(天心)『茶の本』について語り合いましょう!

文章:まみ 写真:SSK、すっぱまん

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 7月9日(月) 
  • 第三回源氏物語読書会 『賢木』~『明石』

7/9 月曜日、梅雨が明けそうで明けない、しっとりとした夏の夜のJAZZ茶房 靑猫。
第3回『源氏物語』長編読書会が開催されました。
 


ちなみに『源氏物語』読書会では、各テーブルのファシリテーター(進行役)を
平安文学ならでは(?)の、とある方法で決めています。
これ、初っ端から盛り上がりますよ。

今回の課題帖は 賢木、花散里、須磨、明石の4帖。
天気が呼応したかのような不穏で急展開なお話。
でもやっぱり不穏なお話ってドキドキしますね。おかげさまで青猫内の皆さまのボルテージも 上がっております。




さて、主人公の源氏にとっては人生の不遇の時。
しかし不思議なことに源氏の不幸は蜜の味!?
みんなの語る口調は生き生きと、目はキラキラしています。
生れながらにモテモテで優秀なイケメンだからこそ、どん底に落ちる展開を見ると楽しいものでしょうか?
 

それぞれにジェットコースターのような展開を楽しむ意見が出ています。
そんな源氏に惹かれ、振り回され、心乱され、それぞれ生きていく女性たち。
女性の数ほど彼女たちに同感したり、応援したり、
どうしても女性の立場だと色々思うこともありますよね…?
 


さて、ここまで読まれて「まだ参加してないけど気になる!」「今から読みたいけどついていけるかな?」とお考えの皆さま。
安心してください。
『キャッチアップ読書会』を開催します。月曜日は当面参加が難しい、という方も、是非この機会に覗いてみてください。
【臨時開催】『源氏物語』長編読書会に追いつけ!キャッチアップ読書会
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/58376


 

さて、ベストドレッサーの発表です。
今回のドレスコードは「あらし」。

わりと変化球の難問だったようですが、 皆さま、思い思いのアイディアで参加していただきました。

「あらし」といえば、やっぱり某ジャ◯ーズ事務所のスーパーアイドルグループ!
メンバーカラーをあしらったお洋服や小物など、気合が入っております!!
 

こちらは瀬戸内訳10冊の中からメンバーカラーをチョイスしてきた方。

 

そういえば読書会の席でも「平安時代の人の源氏の君を見て涙が出るってどういう感覚?」「アイドルとかアーティストのコンサートに行って、登場した瞬間から泣くやつじゃない??」というやりとりがありました。
そうか、源氏の君はアイドルだからこのドレスコードでぴったりだったのか!!!
と、後付けですが、個人的には妙に納得したベストドレッサーの発表でした。

 

その勢いのまま懇親会へ。今回は猫町初利用の「門福」さん。
読書会ではしゃべり足りなかった源氏語り、スタートです。

 

読書会の勢いのまま喋ると、いつも以上に盛り上がりますよね。


 

 

次回第4回「源氏物語読書会」で、すでに54帖の1/3が読了できます!

懇親会は、会場 青猫のまま「そうめんの宴」を開催。
真夏の夜を涼しく楽しむ懇親会(いつもはお洒落でシックな青猫とそうめんってギャップがありますよね)こちらもお楽しみにー♪
お申し込みは、こちらからhttp://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/58029

文責:あきタマ
写真:ゆうみ、ジャスミン。okko

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年9月1日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

※名古屋会場も同じ課題本で行います。こちらは東京会場です。お間違いのないようにお申込み下さい。


東京アウトプット勉強会 8月の課題本は

 マックス ヴェーバー
  『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波書店)
    ※出版社は問いません。
 
 
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年9月1日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』

9月の課題本は

  アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫) 
   ※出版社は問いません。


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月4日 
  • 月曜会名古屋会場 レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』

今回の「大いなる眠り」はハードボイルド小説の名作の一つだそうです。
レポーターは、ウイスキーもたばことも縁遠い、ぬるま湯な生活を送っていますが、今回の作品は、70年近くも前という過去を超えて楽しむことができました。
読書会は名駅から柳橋市場を越えて少し行ったKAKOで7月4日に行われました。
参加者は41人(うち初参加者4人)でした。



レポーターとしては、ハードボイルド小説はあまり読まないジャンルのため、どちらかといえばふわっとした感じで読んで行ったのですが(読書会は本を読了し、最低限のルールさえ守れば参加できます。)とても活発な、煮え切った感じの読書会となりました。ハードボイルドなだけに・・・。



・生きざまがかっこいい。動作で語るというか。
・マーロウは優しい。悪い人にも優しい。
・会話芸が好き。

背中で語れるほどカッコよくなってから「不器用ですから」って言ってみたいです。



・マーロウのハードボイルド表現が婉曲的!京都人か?
・ハードボイルド主人公のクサい言動、モノローグにクスッとしちゃう
・最近は人の弱さに焦点を当てた話が多いが、ハードボイルド小説の様に、
人の強さ、強くあらねばという自尊心をクローズアップする話も必要だよね

京都の人は帰れっていうときにぶぶ漬けを勧めるみたいです。食べたことありませんが。



・「カーメン」は「カルメン」の英語読み。「大いなる眠り」は「カルメン」が下敷きになっているのではないか。
・マーロウは依頼者に嫌われても依頼者の利益を守る。
・バラバラのピースが一つにまとまっていくのが好き。

今度東京の芸術部ではオペラレクチャーをやるみたいです。名古屋でやらないかなあ・・・。
(注:7/21に行われた東京藝術部オペラレクチャー『魔弾の射手』レクチャーはこちらです)



・「超のつく有名作品。しかし、ピンとくるような面白さはなかった。」「つまらなくはないし、テンポも悪くないと思うんだけど…なかなかページが進まなかった。」
・「とにかく比喩表現が秀逸。元々の文体もそうであろうが、春樹訳によるところも大きいのでは。」「その比喩表現や、やたらと美女にモテるところが春樹に影響を与えたかも。」
・「登場人物の描写が多彩だが、マーロウの描写がほとんどない」「マーロウのイメージだけは固定化させたくなかったのだろう。」
・「マーロウは頭はいいのに上手に生きない。読者でさえ『何故こんなことを?』と思わせるほど、自分の流儀にストイック。」「それがチャンドラーが生み出し、多大な影響を与えたハードボイルドなのだろう。」

作品に忌憚ない意見を言ってもいいんですね!猫町では。ほかの人の意見を否定しなければ。

ハードボイルドとは、ゆで卵等が固くゆでられた状態をさし、そこから転じて感傷や恐怖などの感情に流されない、精神的・肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表すようになったとのことですが、今回のベストドレッサーもまさに、自分の信念をもって固く変えることのない意志を貫いたハードボイルドな方々が選ばれています。レポーターはゆで卵をセブンイレブンで買ってどや顔をしながら、出そうとしたんですが、ベストドレッサーに選ばれるような人々は・・・半端ないってもぉー!



ベスドレ取れる人たちって半端ないって!

夏なのにサンタさんめっちゃいたもん・・・

そんなんできひんやん普通、そんなんできる?言っといてや、できるんやったら…
凄い!

藤が丘、藤が丘の青猫行けよ!なんで名古屋に来るねん・・・
(藤が丘会場でも読書会があります。お時間のある方はぜひ!)

もうなんでやねん!浴衣読書会も行くよなみんな、・・・細雪めっちゃおもろいやん・・・

レポートや、もう全部レポートにかくんや。ベスドレ取れへんかったしもう・・・また来月やし。またまたまたまた参加するし。
(来月は、浴衣読書会です!とっても楽しみですね。)

温泉卵にしとけばよかった温泉卵に!くそぉー・・・

(俺最初ゆで卵でいいかと思った)俺もや、ゆで卵でいいと思った…「そんなんでベスドレ取れたらどうしよう」て。あーもぉー!

これ勝負卵やったのになぁ。73円で買ったったのになぁこれで。

ゆで卵の塩味効いててうまいなぁー。どうやったらベスドレ取れるんやろ?

監督「あれは絶対サポーター入るなぁ」(入りますねぇ!あれ、入りますね!)
(このレポートを書いた時点では募集していました。興味のある方はぜひ)

監督「あれは凄かった。俺握手してもらったぞ」
(自由な交流も猫町の魅力の一つです)

監督「いや、サポになろうかな思ったけど、参加回数が足らんかったんよ~」
(月曜会参加回数4回以上等のいくつかの条件を満たせばでサポに立候補できます。
 詳しくはmixiのトピックを見てね!)

監督「猫町にもっといこう」(よしっ)

こんな感じで、ドレスコードという楽しみがあるのも、月曜会の魅力の一つです。

そして、楽しい楽しい読書会が終わった後は、懇親会が待っています。



懇親会では平日の水曜日とは思えない盛り上がりが・・・

猫町倶楽部は、課題本を読了し、相手の意見を否定さえしなければ参加できます。
(大事なことなので2回言いました。)
そして、そのあと楽しい楽しい懇親会もあります。
何を隠そう、レポーターも最初は懇親会が楽しみで読書会に参加していました。
上司に忖度することなく健康で文化的な最低限ではないとても楽しい会話ができます。
いかがですか?


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!
●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066



文責:手乗りきんかちょう
写真:Yu

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年7月4日(水)  受付開始 19:00/シネマテーブル19:30~
  • 東京シネマテーブル 第45回 「万引き家族」

あの場面のあのシーン、あのセルフ
こう思った、こう感じた、みんなはどうなの?モヤモヤモヤ

映画を見て、そんな体験をしたら、平日の水曜日ビール片手にちょっとお話しに来ませんか?

東京シネマテーブルへようこそ。

去る7月4日の水曜日、渋谷の片隅にて東京シネマテーブルが開催されました。
今回の課題映画は『万引き家族』



是枝監督作品の上に、パルムドール受賞という話題性もあり、
ネットをはじめとした各種媒体にて様々な人の論評を目にする機会も多かったはず。
話題作ということもあり通常よりも多くの方々にお集まりいただきました。



安藤サクラの涙か・・・
樹木希林の妖怪っぷり溢れるしたたかさか・・・
リリ―・フランキーのまさに真骨頂”駄目な大人の優しさ”か・・・
皆さんはどんなシーン、どんなセリフに琴線触れましたか?

今回ご用意させて頂いたおやつは作品にも出ていた
●コロッケ(風スナック菓子)
●チョコレート
を主軸に絶対、主人公たち嫌いではなく一度は万引きの標的になったであろうおやつ
●ぱりんこ

そして、毎回恒例の課題映画にちなんだコスプレはまさかのスーツ(笑)
※高良健吾演じる刑事です



まずは、課題映画をテーマに前半戦がスタート

「映画の公開前後に目黒の虐待事件が起こって考えさせられた」

「リリー・フランキーの代役を他の俳優が務めるとしたら誰が考えられる?」

「じゅり・りん(佐々木みゆ)ちゃんの最後のシーンに何を思う?」

「映画では説明されてないけど書籍読んだところ本当は〇〇らしい」

など、自由な意見や感想が飛び交いました。



一通り課題映画について語った後は、

ディナータイムを挟んで第2部ラウンドテーブル!

今回のお題は
●第二課題映画「ワンダー 君は太陽」
●是枝監督&出演者関連作品
●リーダーマサトの来月の課題映画予習コーナー
●最近これ観た&これから観たい映画
の上記4テーマでした。



今回の作品はもっと色んな人の感想を聞きたいと思った方も多かったのか、
第2ラウンドテーブルでも課題映画の感想を別の切り口で話し合う場面が非常に多かったように感じました。

映画の中で監督自らの意見を押し付けない、余情や余韻を残す。観た者に結論を委ねる・・・まさに是枝監督作品ならではと言えるのではないでしょうか?



次回は8月8日(水)、課題映画は『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
19時受付開始、19時30分スタート、会場は今回同様、渋谷の「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。

また定例会とは別に随時、課外活動を企画中。
直近では8月4日(土)に『タイピスト!』の野外上映を観に行こう!ツアーを企画しています。※あいにくご好評につき現在、満員御礼

課外活動は基本的にはmixiのみ告知、応募人員が一定数に達すると締め切りとなるため、mixiのコミュニティも定期的に確認してみて下さいね★

通常の定例会よりもぐっと人数は減りますし、参加してみたいけど大人数は気が引ける・・参加したいけど平日は難しい・・・etcございましたら、ぜひ気軽に参加してみてください。

参加者との距離もぐっとちぢまりますし、定例会参加へのハードルも下がるはず。
メンバーは映画を通した新しい”出会い”を常に心待ちにしています!

なお、お忙しい中、今回ご参加いただいた方々ありがとうございました。
“今回限り”とは言わずにまたの再会をお待ちしております。

では、次回シネマテーブルでお会いしましょう♪

文章:団地化 撮影:マーシー

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年6月27日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~
  • 第94回名古屋シネマテーブル定例会『万引き家族』

6月27日(水)、第94回名古屋シネマテーブル定例会が開催されました。

今月の課題映画は、是枝裕和監督作品『万引き家族』です!

万引家族ビジュアル

 

参加人数は67名、うち13名の方が初参加でした。

いつも初参加の方が一定数いらっしゃいます。映画の話がしたいな〜と思ったら、お気軽にご参加くださいね。

 

第一会場:Nov.Cafe(ノブカフェ)さん [名古屋伏見駅徒歩5分程]

第二会場:Elephant’s Nest(エレファントネスト)さん [伏見駅徒歩3分程]

以上、2会場で行われました。



第1会場のNov.Cafe(ノブカフェ)さん。看板が目印です。

右上のイラストは・・・? 観た人にしか分からない、粋な落書きですね!



テーブルにはあの駄菓子も・・・!

いつもどれを選ぶか迷ってしまう名札に、今回はサポーターお手製の「万引き家族プリント」もあって、話しやすかったです。

シネマテーブルは、自由な発想で映画を楽しめる場所なんですね。



今回は、是枝監督のファンの方が多くいらっしゃって、「万引き家族」は是枝監督の総集編映画だ、というお話も聞けました。

全体的に高評価の印象がありましたが、そこはシネマテーブル。

乗り切れなかった、救いを持たせてほしい、解決はしないのか、などの意見もあり、良い議論に。

知らず知らずのうちに社会問題について話が展開していて、結局是枝監督の掌の上か!?などと盛りあがる場面もありました。



こちらは第二会場のElephant’s Nestさん。

自分がこういった問題に関われるとしたら、自分の視点はどこだろう。

子供の心を信じて声をかけられるのか?外から見えるだけの”正しいこと”しか言わないのか?

 

21時を迎え、話は尽きない中、懇親会へ・・・! かんぱーい!



引き続き懇親会会場のElephant’s Nestさん。
懇親会では、今月の話題映画テーブルが用意されています。

今月の話題映画は「デッドプール2」でした!



コアなマーベルファンが多い中、今回初めてデッドプールを観て、あまりの面白さに参加したという方もいらっしゃいました。

ちなみに私は、「これを観とけば絶対に本作を楽しめる映画」を厳選して教えてもらいました。すごい。

 

懇親会は、話題映画だけでなく、最近観た映画のことなど、自由にお話いただいてオッケーです。

沢山の方がいらっしゃるので、自分の雰囲気に合うかな〜という所にいれば、なんとなく盛り上がれます。

 

ここまでお読みくださってありがとうございました。

少しでも興味の湧いた方は、次回シネマテーブルに参加してみてはいかがでしょう。

 

次回の名古屋シネマテーブルは、7月27日(水)開催。

課題映画は、想田和弘監督作『ザ・ビッグハウス』です。

申込開始しております。こちらからどうぞ!

 

それではまた、名古屋シネマテーブルでお会いしましょう。

 

文章:なおこさん

撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第101回 東京文学サロン月曜会 サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018 年06 月24 日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 第101回 東京文学サロン月曜会 サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」

毎月恒例、猫町倶楽部東京文学サロン月曜会も6月24日の開催で101回目となりました。

開催日は梅雨真っ盛りで、前日から雨が降り続いていましたが、昼前にはすっかり止み、絶好の猫町日和に。会場はいつものように代官山chano-ma、課題本はサミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』です。

読書会は16:30からですが、本番前にもっと話したい! 色々な人の話を聞きたい! 時間間違って早く来ちゃった! という人のために、15:15から欲張り読書会が開かれています。

欲張り読書会の様子です↓


16:00からは受付が始まり、参加者が続々と入ってきました。

『ゴドーを待ちながら』は月曜会では珍しく戯曲作品。しかも内容は、登場人物の2人がゴドーという謎の人物をひたすら待つだけというもの。なかなかとっつきにくそうですが、それでも約80名の人が参加してくださいました。
まずは主催者のタツヤさんが挨拶。


注意事項の説明後、待ちに待った読書会です。今回は12のグループに分かれて作品について語り合いました。その様子はどんな感じなのでしょうか。ちょっと聞いてみましょう。

――どのような話題が出ていますか?
「ゴドーとは誰なのかという話がありました」
――何か、神じゃないかという説もあるみたいですけど。
「そうですね。神かもしれないと言う人もいれば、別の人物かもしれないと言う人もいました」
――ふむふむ
「でもあるいはゴドーというのはもっと抽象的なものなのかも……」
――まあ、人は皆、自分にとってのゴドーを待ち続けているのかもしれませんね。
「は、はい(何を言っているのだろう……)。私はゴドーについては良く分からなかったんですけど、ゴドーを待っているヴラジーミルとエストラゴンの2人の掛け合いが好きでした」
――なるほど。そうだ、この会場はフリードリンク制で、今回はお菓子も好きなものを選べるから、紅茶でも飲みながら話しましょう。(咳払いをして)これぞまさに、ゴゴ―の紅……
「あ、私はコーヒーにします」


「(プチたい焼きを食べながら)私は読書会って慣れていなくて、課題本も読んだけどあまり理解できなかったから不安だったんです。でも来てみたら私と同じこと思ってる人も多くて安心して話せました。それに、自分一人では分からなかったことをみんなに聞くこともできたし」
――それはよかった。
「芝居も見てみたい。でも用事があるからすぐには無理かも」
――用事?
「ゴドーを待つのさ」
――ああそうか。


猫町倶楽部のルール「他人の意見を否定しない」を守りながら、話は盛り上がったようです。

さて読書会終了後はベストドレッサー賞の発表。著者のサミュエル・ベケットはアイルランド出身、この戯曲はフランス語で書かれ初演もフランス、ということで、今回のドレスコードは英または仏。

見事選ばれたのはこちらの方々です。

国旗のトリコロールを意識した人や、ベケットの絵を描いてきた人。皆さん思い思いにドレスコードを表現していました。

19:00からは同じ会場で懇親会。料理や飲み物で楽しみながら、ベケットのこと、好きな本のこと、あるいは他の趣味のことなどなど、自由に語らいます。


chano-ma会場ではおなじみの、猫町堂古書店も開催されましたよ。自分の手持ちの本を、他の人が持ってきた本と交換することができます。
今回は本の入れ換え多めで、いつもと違った本も入ってきております。ぜひお立ち寄りください。

お名残り惜しいところではありますが、21:00で懇親会は終了。まだ話し足りないという人は、W杯の日本対セネガル戦直前という時間帯の中、代官山から渋谷方面へと、三次会に出かけて行ったのでした。
―完-

【次回予告!(元気よく)】
次回の猫町倶楽部東京文学サロン月曜会は、皆様お待ちかねの浴衣読書会です!
時は7月29日(日曜日)、受付開始14:30
場所は東京 清澄公園、清澄白河駅徒歩3分
課題本は九鬼周造『「いき」の構造』
楽しい庭園散策もできますよ。
そんなこと言ったって浴衣なんて持ってないし着たこともないし……、という人も、これを機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
多数のご参加をお待ちしています!(参加申し込みはお早めに)

記:たかはし  写真:マヤ

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年6月23日(土) 受付開始 17:10 読書会 17:30~
  • 関西アウトプット勉強会 第98回『印象派はこうして世界を征服した』

2018年6月23日(土)、茶屋町アプローズタワー13階12号室で第98回 関西アウトプット勉強会が開催されました。


今回の勉強会は、地震の直後で非常に不安の残る中でしたが33名の方にご参加いただき、そのうち初参加の方が1名いらっしゃいました。皆様、ご参加頂き本当にありがとうございました!


それでは、実際にどのような様子だったか見てみましょう!


会場に到着したら、会議室前で受付を済ませてください。


開始までは受付で指定された各テーブルに分かれて開始までご歓談ください。


定刻の17:30より、司会より本日の進行に関して説明があります。


その後、ファシリテーターと呼ばれる進行役がテーブル毎に議事進行していきます。先ずは自己紹介しながら雰囲気に慣れていただいて、だんだん課題本に関して意見を交換していきます。

 

猫町倶楽部には「他の人の意見を批判しない」というルールがあります。それさえ守っていただければ、どんな発言をされても大丈夫です。本の批判や否定でも、疑問に思ったことでも、どんどん発言していただけるとテーブルも盛り上がりますし、自分自身の勉強にもなると思います( ^ω^ )

猫町倶楽部は参加するハードルこそやや高めに設定していますが、読書会自体はゆるくしていく方針なので、安心してご参加いただけます!

さて、今回の課題本はフィリップ・フックによる『印象派はこうして世界を征服した』です。アウトプット勉強会では珍しく、芸術を題材とした課題本で、印象派の発祥からどのようにして世界中に絵画が渡り、経済的な価値を産み出すようになったかを、画商や支援者を話の中心にしながら見ていくといった内容の本でした。


各テーブルでどのような感想や意見が出たのか、抜粋してみました。

・普段意識しない画商やオークショニストの観点が分かり、勉強になった。
・純粋に芸術を扱っている本だと思っていたけど、ビジネスの観点からも楽しく読めた。
・漫画の「ギャラリーフェイク」を思い出した。
・日本と海外での生活の中でのアートへの関わり方の違いを感じた。
・印象派と現代アートの立ち位置に共通点を感じた。
・本の中では絵がモノクロでイメージが掴めなかったが、そねっちさんが用意されていたカラーのものを見ると印象が大きく変わった。

などなど、色々とあったみたいです。

約2時間に及ぶ読書会が終わり、各分科会の予定の告知です。
 

最後に全員で記念撮影!


定例会後は、お楽しみの懇親会♪

場所を移し、「茶屋町応援団 大分唐揚げと鉄板焼 勝男」さんへ。
一説によると、猫町倶楽部は懇親会が本番という考えもあるとか無いとか♪( ´▽`)

懇親会開始時は読書会の時と同じメンバーですが、後半は席替えを行います。
運営サポーターの趣味でいくつかテーマが決められ、それに対してゆるく語ろうというコンセプトです♪

 
今回のテーマは、
・これは詐欺やろ!
・住んでみたい町や国
・上半期の振り返り
・話し足りん
・フリーテーマ
でした〜( ^ω^ )皆さんどんな事を話されていたんでしょうね☆

次回の関西アウトプット勉強会は7月28日(土)に開催します。
課題本はフィル・ナイト著『SHOE DOG』です。
ナイキの創業物語です。ページ数は多いですが、読みやすくて読み終わる頃にはナイキが好きになっているかも??


そして、8月は、関西アウトプット勉強会が100回を迎えるという事で、
8月25日(土)に記念ベストイベントを行います!
課題本は『教養主義のリハビリテーション』で、著者の大澤聡先生をお招きしてレクチャーもして頂きます☆


皆様の参加をお待ちしております!

文 しみ
写真 そねっち、きんちゃん

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第139回 名古屋アウトプット勉強会 『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年6月22日 読書会19時~ 懇親会21時25分~
  • 第139回 名古屋アウトプット勉強会 『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』

2018年6月22日(金)、名古屋駅近くのウインクあいちにて第139回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。
課題本はトーマス・ラッポルト著『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』です。
ピーター・ティールは、PayPalの共同創業者として知られています。



当日は、この課題本で読書会に参加したいと遠く埼玉県からのご参加の方もいらっしゃいました。今回も満席に近い状態の読書会。各グループでどんなアウトプットがされたのでしょうか?



・ティールはSF小説を愛読しており、そこから着想を得ているのではないか。
・競争原理(競争を好む)というのは経済的な考え方で、競争を避けるというのは経営学的な考え方。だから、学問としても特に違和感があるものではない。
・ピーター・ティールはお金儲けのことだけではなくて、社会のことも考えている。それを見据えて投資をしている点は尊敬できるが、ピーター自身は決して善人ではない。
・PayPalやFacebookは独占企業のため、支配されている感じがする。
・地球の裏側にもITが発達していて連絡が取れるのに、結局シリコンバレーに住んでいる人が多い。この事実を考えると、物理的にお互い近くにいたほうがコミュニケーションが取りやすいからではないか。
・「君は人生の起業家」という言葉に励まされた。





この本はピーター・ティール自身が書いたものではなく、トーマス・ラッポルトの書いた本なので、どれぐらい本人と接触して書いたのか知りたい、また、トランプ政権との繋がりも大いに気になるという意見も出されました。





時間が経つのも早く、閉会の挨拶が始まります。今回は新サポーターの紹介もありました。
これからの活躍に乞うご期待ですね。



読書会の最後には集合写真を撮ります。今回は参加者の方でこの本の表紙のポーズを真似して撮りました。「はい、ティール!」という合図とともに手を顔に。参加者の方、皆さんが一つになった瞬間でした。





その後は、懇親会の会場へ。定例会でグループ席が一緒にならなかった人とも更なる意見を交換し、遅くまで語り合いました。



さて、次回の課題本はサイモン・シン著『フェルマーの最終定理』です。この本を読んで、少し現実から離れ、数のロマンに浸ってみてはどうでしょうか?多数のご参加お待ちしております。

文/ヴォート 写真/どんたく・Yuki

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 海猫沢めろんさんと行く!信州温泉読書会ツアー(課題本:キッズファイヤー・ドットコム)

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月16日(土) 
  • 海猫沢めろんさんと行く!信州温泉読書会ツアー(課題本:キッズファイヤー・ドットコム)

2018年6月16日朝8時、名古屋駅噴水前に集まる一団。我らはそう、「海猫沢めろんさんと行く!信州温泉読書会ツアー♪」の参加者なのです。ゲストに第59回熊日文学賞を受賞された海猫沢めろんさんをお迎えし、日本大正村、昼神温泉での読書会や温泉、星空観賞、馬籠妻籠を楽しもうという贅沢な企画となっています。



2年ぶりとなった猫町倶楽部月曜会旅行、朝早くにも関わらず、皆さまワクワクとした様子で集合場所に集まっています。

バスに乗り込みツアースタートです。
バスの中では自己紹介をしてから、歓談タイムへ。和気あいあいと盛り上がっていました。



SAにて、はいチーズ!

1時間半ほどバスに揺られているうちに、最初の目的地、日本大正村に到着です。
日本大正村ではサポーターによる歴史探索コースもしくは大正浪漫コース、もしくは自由行動の3つに分かれての観光となりました。




なんとも風情溢れる街並みに心満たされ、足取りも軽くなります。

歴史を感じさせる雰囲気の八王子神社。
社殿の造営は1678年だそう!








明智城跡は、おやおや…?思ったより坂がキツそう…。



「登るの止めましょうか?」
「いえ、行きます!!」



ほとんどの方が登頂!!良い汗かいた~~。


大正モダンな洋風建築の大正ロマン館。



館内にはアンティーク家具やオルゴール、アコーディオンの展示などがあり、レトロな雰囲気を漂わせていました。

旧三宅家ではなんと、本物の囲炉裏が!



さらに、薪割り体験もさせてもらいました。




「斧が意外と重い!!」
「振りかぶるのが怖い…」
やはり初めてではなかなかスムーズには割れません。貴重な体験となりました。


大正村で観光した後は、今回のお宿、ユルイの宿恵山へと向かいます。
到着したら、さっそく読書会の始まりです。
課題本は海猫沢めろんさんの「キッズファイヤー・ドットコム」。
ゲストのめろんさんには各テーブルを回り、感想を聞いたり質問を受けたりしていただきました。



「ホストの言葉遣いが面白い!」
「“今”読まないといけない本。世相を反映している。」
「クラウドファンディングでの子育ては、村社会の“みんなで育てる”習慣の最新版のように感じる。」



「ホスト達が“子育て”をしている感じがしなかった。“この子をどういう大人にしたいか”が抜けている。」
「キッズファイヤーと生活保護はある意味似ているのでは。」
「前半と後半では全然雰囲気が違うけれど、本当に書きたかったのはどちら…?」

著者ご本人を交えての読書会は、和気藹々と進んでいきました。

今回のドレスコードは「星」。皆さま星を上手くあしらって、キラキラと輝いていました。中でもひときわ輝いていた一等星(ベストドレッサー)の方達がこちら。
めろんさんと一緒に記念写真をパチリ。



読書会後は夕食です。



お肉ありお魚ありの豪華な食事に思わず顔がほころびます。
焼き魚や天ぷらなども運ばれ、大・大・大満足!

お腹がいっぱいになったら、今度はめろんさんのトークショーの時間です。



参加者の皆さまからの様々な質問に答えていただきました。
Q「最近のテクノロジーで興味のある分野は?」
A「お金関係、ビットコインに興味があります。」
Q「実際のホストも本に出てきたような感じですか?」
A「あんな感じですよ(笑)」
Q「読書会をするなら課題本は何にしますか?」
A「うーん、難しい本を僕以外に解説してほしいですね。」
どんな質問にも気さくに答えてくださいました。
中には“ここだけの話”も…?!



トークショー後は星空観賞へ。
今回星空を鑑賞した阿智村は、日本一星空が綺麗な村として環境省からも認定を受けているというこれ以上ないロケーション!ガイドさんの解説もつけてもらいました。
ところが、観賞場所に到着した時には曇り空。
これではあまり星が見えない、と残念な気持ちでいましたが…
「晴れてきた!!」



なんと、願いが通じたのでしょうか、どんどんと雲が薄らいでいき、視界には満天の星空が!!
レーザーポインタを使用したガイドさんの説明にも力が入ります。
北斗七星、夏の大三角形、春の大曲線…。
天体望遠鏡で木星の観察もさせてもらえました。

その後は露天風呂で星を見ながら入浴したり、集い部屋に集まって皆で飲みながら語り合ったり…夜が更けるまで皆さまエネルギッシュに活動していました。


翌日は朝食の後、馬籠・妻籠観光へ。
馬籠・妻籠をじっくり観光するコースと中山道ハイキングコースに分かれての行動となりました。
中山道ハイキングコースでは、馬籠峠から妻籠までの中山道をひたすら歩いて歩いて歩きます!





馬籠!



名物五平餅で腹ごしらえを!



これから歩くぞ!



歩いて



歩いて



歩く!



道すがら置いてある熊よけの鐘を鳴らしつつ…。





男滝女滝を鑑賞し…。



ちょっと休憩したり…。



童心に帰って花冠を作ってみたり…。
そうこうしているうちに…



やったぁ妻籠に着いたーーーー!



冷たいお蕎麦で体力回復!



名物おやきも食べないとね!

楽しいひと時にも終わりが来て、あっという間にバスの時間になってしまいました。
帰りの車内は大半の方がはしゃぎ疲れて眠ってしまったようです。旅の思い出を夢に見ているのでしょうか。

とても盛り上がった二日間、参加者同士の仲も深まり素敵な旅行になりました。
最初から最後までご一緒していただけました海猫沢めろんさん、ありがとうございました!

猫町倶楽部はこれからも様々なイベントを開催していきます。是非イベントに参加して、楽しい思い出を共に作っていきましょう!
皆さまの参加、お待ちしております!




(文:ゆき 写真:なな・Yu)

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月25日(土) 受付開始16::30 読書会&レクチャー17:00~ 懇親会19:10~21:00
  • 【関西100回記念イベント】『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤聡

2010年5月に第一回を開催した関西アウトプット勉強会。
おかげさまで8月で第100回!!
第100回記念読書会はゲストに大澤聡さんをお迎えして開催します。

課題本は
 大澤聡
  『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)

副読本は
  三木 清『三木清教養論集』(講談社文芸文庫)
※副読本の読了は参加条件ではありませんが、副読本も併せて読了して参加される方は参加申し込みのドロップダウンで「副読本も読了して参加」を選んでお申込みください。

<タイムテーブル>
16:30 受付開始
17:00 読書会
18:25 大澤聡さんレクチャー
19:10 懇親会開始
21:00 懇親会終了

※ 進行状況により若干の時間変更が発生する場合があります。予めご了承ください。

■参加条件:課題本の読了 (副読本の読了は含まれません。)
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月24日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:40~自由解散
  • 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

※東京会場も同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお申込み下さい。

8月の課題本は

  マックス ヴェーバー
  『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波書店)
    ※出版社は問いません。


■参加条件:課題本の読了
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 『恋はいつもなにげなく始まっ​てなにげなく終わる。』ゲスト:林伸次/紫原明​子

特別イベント

  • 2018年8月18日(土) 受付開始14:00 読書会14:30~ トークショー16:30~ 懇親会17:45~19:45
  • 『恋はいつもなにげなく始まっ​てなにげなく終わる。』ゲスト:林伸次/紫原明​子

できることなら永遠に続編を読んでいたい気持ちと、このすこし物足りないような感覚こそが贅沢なのだ、という気持ちとが交錯する。恋愛を人生のすべてと考えている人々のための一冊。――小西康陽(音楽家) 

課題本は人気恋愛エッセイストにして渋谷のバー店主である林伸次さんの
 『恋はいつもなにげなく始まっ​てなにげなく終わる。』(幻冬舎)

会場は林さんのお店bar bossaエッセイスト紫原明子さんとのトークショーもあり。

【林伸次 プロフィール】
1969年生まれ。徳島県出身。渋谷のワインバー「bar bossa(バールボッサ)」店主。レコファン(中古レコード店)で2年、バッカーナ&サバス東京(ブラジリアン・レストラン)で2年、フェアグランド(ショット・バー)で2年勤務を経た後、1997年渋谷にBAR BOSSAをオープンする。2001年ネット上でBOSSA RECORDSをオープン。選曲CD、CDライナー執筆多数。著書『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』『ワイングラスの向こう側』他。

■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。


<タイムテーブル>
14:00     受付開始
14:30~    オープニング
14:40~16:20 読書会
16:20~16:30 休憩
16:30~17:30 トークショー(聞き手:紫原明子)
17:45~19:45 懇親会(ドリンク飲み放題とおつまみ)


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月11日(月) 
  • 第二回源氏読書会『若紫』~『葵』

6月11日(月)、「源氏物語読書会」の第2回を開催しました。


1年(全12回)をかけて紫式部『源氏物語』口語訳の読了をめざす会です。


会場のJAZZ茶房青猫は前回に引き続いて65名の参加をいただき満員御礼、うち読書会自体が初めて、という方も3名いらっしゃいました。
源氏物語読書会は連続した会ですが、その時の課題帖まで読んで来さえすればいつでも途中参加ができる会でもあります。
今回の課題帖は若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、葵の五帖。
それでは読書会の様子を少しだけ覗いてみましょう。


 


 

源氏と紫の上の出会いが描かれた『若紫』から新枕を交わす『葵』まで、さまざまな意見や感想が飛び交いました。


 

「少女誘拐、拉致監禁、関係した女性のランク付けに、なんだかんだ義父と相思相愛な光の君、
まだ1巻目なのに、ぶっ飛ばし過ぎ!」


 

「和歌のやりとりを読むにつけ、舞もあるしミュージカルみたいよね?
いやいや、これ即座に返すなんてラップバトルみたいじゃない? ここんとこはビーフじゃない!」


「源氏に挑戦的な歌を詠んだ朧月夜が好きだなぁ。源氏に負けん気の強い頭の中将も良かった」

みなさん読んでくる訳本がさまざまなので、それぞれどう書いてあるのか
同じシーンを比べるのも面白いです。


 

 

今回のドレスコードは「はな」。
月曜会と同じく長編読書会でも会をより楽しくする遊びの要素としてドレスコードが設定されています。


 

 

懇親会は会場を移し藤が丘駅近く、洋食ベースの居酒屋「アサノ食堂へ」。
読書会の雰囲気そのままに楽しい時間を過ごしました。


 

 


これからの源氏物語読書会、予定は以下の通りです。

第3回:7月9日(月) 賢木・花散里・須磨・明石
第4回:8月6日(月)  澪標・蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔
第5回:9月10日(月) 少女~常夏
第6回:10月15日(月) 篝火~藤裏葉
第7回:11月12日(月) 若菜 上・下
第8回:12月10日(月) 柏木~雲隠
第9回:1月 7日(月)  匂宮~椎本
第10回:2月4日(月)   総角~宿木
第11回:3月11日(月)  東屋~浮舟
最終回:4月8日(月)   蜻蛉~夢浮橋

 

今回話題をさらった源典侍や末摘花も、このあとまた登場してくる模様。

たくさんのご参加、お待ちしています!

 

源氏物語読書会サポーター

写真:ゆうみ、ジャスミン。okko
文責:あじさい

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京藝術部 五十嵐太郎『現代建築に関する16章』 磯崎新『建築における「日本的なもの」』

東京藝術部

  • 2018年6月10日(日) 読書会 16:30~19:00 懇親会 19:30~21:00
  • 東京藝術部 五十嵐太郎『現代建築に関する16章』 磯崎新『建築における「日本的なもの」』

時の記念日である6月10日、久々の開催となる東京藝術部の読書会が開かれました。

今回のテーマは六本木の森美術館で開催中である「建築の日本展」に合わせ、建築にまつわる読書会で開催。
決してわかりやすいテーマではないですが、東京藝術部の開催はなんとこちらの企画以来7か月ぶりというのもあり、開催数日前には30名の定員も満席となりました。


今回の課題本は五十嵐太郎『現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉』、もしくは本書に加えて磯崎新『建築における「日本的なもの」』の2冊を読了の選択制。二冊合わせると分量はかなりのものですが、実に参加者の4割以上が2冊読了を選択。ハードルを挙げても参加者がそれに応えてくれるのは、サポーターとして嬉しい限り。

会場は東京文学サロン月曜会第二会場、通称駒井組で利用されているモンスーンカフェ銀座。普段は読書会のために向かう会場も、建築の本を読んでから向かうと景色が違って見えてきます。


司会による読書会の説明の後、今回は主催者のタツヤさんからも一言挨拶を。本業にも関係していることもあり、前々から建築での読書会はぜひやってみたかったとのこと。時に絵画、時に音楽、そして時には建築も。ジャンルを超えた守備範囲の広さも特徴の一つです。


『現代建築に関する16章』では住宅や身体、メディアや斜線といった具合に建築に関連する概念とテーマについて語り下ろされた、ちょっと変わった建築本。時代や場所を横断しながら、場所や空間に対するイメージを広げていく。中でも、エアコンによって外部との断絶が始まり、ショッピングモールのような画一的な景色が生まれたという指摘には目から鱗との声も多かったです。


『建築における「日本的なもの」』も読了してきたテーブルでは、より踏み込んだ内容に。桂離宮、東大寺南大門、そして伊勢神宮について触れた本書で話題になるのは、「日本的なものとはどのように語られてきたのか?」という問い。

もちろん、建築をテーマにしたからといって皆が建築に詳しい訳ではありません。参加者の多くは今回で初めて建築の本に触れています。角度を変えれば建物も違う表情を見せるように、書物も読んだ人の視点によって新しい発見に満ちています。藝術を楽しむのに必要なのは知識よりも、まずは好奇心。知らない世界の扉を開くのは、こんなにも面白い。

読書会を終えてそのまま同じ会場で懇親会へ。話し足りない!とばかりに読書会のでの話題に花が咲くテーブル、最近のお勧め本について話すテーブル、中には大きく盛り上がっているテーブルも。どんな話をしているのでしょうか…?





そんな訳で久々の東京藝術部の読書会も無事終了。次回の開催は7月21日(土)、年に一度の恒例となっているクラシック音楽評論家の鈴木淳史さんのレクチャー付き鑑賞会。
今回は鈴木さん一押しのオペラ、東京二期会『魔弾の射手』を事前レクチャー付きでの鑑賞。残念ながらこちらも既に定員のため参加締め切りとなっています。

また東京藝術部では現在サポーターを募集中。9月中に検討しているこちらの企画の実現に向けて、新規サポーターを応募しています。
参加すればするほど、面白さの引き出しを広げられる藝術部、サポーターとなって一番近くで楽しんでみるのはいかがでしょうか。


文:次郎 写真:次郎、麻子

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月9日 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第40回 関西文学サロン月曜会 江戸川乱歩『江戸川乱歩傑作選』

※このレポートは、江戸川乱歩の『人間椅子』を愛するサポーターが書いています。

 

先日、6月9日の『江戸川乱歩傑作選』の会に「参加」された方から、関西猫町クラブ月曜会サポーター宛てにお手紙をいただきました。以下で内容をご紹介します。

 

▽ ▽ ▽

 

サポーターの皆さん、6月9日の読書会はお疲れ様でした。

総勢60名を超える参加者で大盛り上がりでしたね。



私は、江戸川乱歩先生の大ファンでして(特に『人間椅子』が大好きなんです。)、もちろん課題本の『江戸川乱歩傑作選』も以前から愛読していました。

私は、とても人見知りなのですが、今回勇気を出して「参加」して正解でした。

私が居たところからは、角度的に見づらかったのですが、受付をされていたサポーターのお二人も蝶ネクタイがお似合いでした。



今回は、参加者が非常に多かったですね。会場であるラポーティアの店内に入りきらず、外にテラス席も設けられていましたね。

たくさんの参加者のいろんな意見が聞けて、非常に楽しかったです。



面白い意見がたくさんありましたが、特に私の記憶に残ったのは・・・

・『赤い部屋』の犯罪をやってみたくなった。

・「椅子」になりたいと思った。

・古い作品で、時代を感じさせる表現も多いが、読みやすい。

・最初から犯人がわかっている作品が多く、犯人に感情移入してしまった。

・異常な人間がたくさん登場するので、怖かった。

です。特に「椅子」になりたいという意見は、私も少しドキッとしました。

 

そういえば、今回のドレスコードは、「少年探偵団」でしたね。

某少年探偵の影響か、蝶ネクタイやメガネを着用している人が多かったですね。

皆さんの衣装は、どれも素敵でしたが、私の居たところからは少し見えづらかったのが、少し残念でした。



それにしても、参加者の皆さんの熱気には驚かされました。

椅子に張られた革を通じて皆さんの熱気が伝わってきました。

皆さん本当に楽しそうな笑顔をされていましたね。

私は、椅子に設けられたわずかな隙間からしか見れなかったのが、少々残念でしたが・・・

次回は、『O嬢の物語』(ポーリヌ・レアージュ著)が課題本らしいですね。

ドレスコードは、「マスク(仮面)」とのことですので、今度は恥ずかしがり屋の私でも、椅子の「外」で参加できそうです。

今度こそ、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!



 

▽ ▽ ▽

 

独創的なお手紙でしたね笑

さて、次回の関西猫町倶楽部月曜会は、7月14日(土)、受付開始は15時30分~です。

会場が、いつもの場所とは違うので、ご注意ください。

 

「 The Buggy(ザ バギー)心斎橋

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-1-10 プレリー心斎橋ビル B1F 06-6282-1007 」

 

たくさんの参加をお待ちしております!(皆さんは、椅子の「外」から参加してくださいね笑)

 

文章:パキスタン 写真:しほ まみ パキスタン

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年8月8日(水)⇒台風により8月29日(水)に延期致します。 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜
  • 【台風により延期】東京シネマテーブル『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

台風13号の接近に伴い参加者の安全を考慮した結果、やむなく8月8日の開催は中止し、8月29日(水)に延期することに致しました。お申込みいただいた方には事務局よりご連絡のメールを送りましたのでご確認ください。


猫町倶楽部の分科会-シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に鑑賞してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

東京シネマテーブル 8月の課題作品は
  
   『バトル・オブ・ザ・セクシーズ
    7月6日(金)より公開です。
    劇場情報


【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 懇親会/フリートーク~ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
*食事のスタートは21:00の懇親会からとなります。


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。


*シネマテーブルはいつもわいわいにぎやかな雰囲気で開催しています!
6月定例会 6/13(水)課題映画『犬ケ島』
5月定例会 5/16(水)課題映画『君の名前で僕を呼んで』


■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

東京シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
猫町倶楽部ではmixiコミュニティを参加者の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付もあり!
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月4日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』

東京アウトプット勉強会 7月の課題本は
  
  森本 あんり
    『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮社)
 
 
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年8月4日(土) 受付開始13:00 お点前体験と館内展示観覧13:30~15:15 読書会15:30~17:30 懇親会17:30~19:30
  • 【浴衣読書会@大阪】岡倉覚三『茶の本』

毎年恒例の浴衣読書会@大阪
今年はさかい利晶の杜で開催。

課題本は 

岡倉覚三(岡倉天心)『茶の本』(岩波文庫)

※出版社は問いません。

読書会前に茶室にてお点前を体験して頂きます。
お点前体験を希望されない方は「読書会・懇親会参加」あるいは「読書会のみ参加」でお申込み下さい。(その場合の受付時間は15時15分からとなります。)

  
■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■タイムテーブル
13:00~   受付開始
13:30〜15:15 お点前体験・館内展示観覧

15:15    読書会からの参加者 受付
15:30~17:30 読書会
17:30~19:30 懇親会(併設レストラン「梅の花」)


※昨年の浴衣読書会開催レポートは こちら

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

 
※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月29日(日) 受付開始14:30  読書会15:00~17:30 懇親会18:00~20:00
  • 【浴衣読書会@東京】九鬼周造『「いき」の構造』

毎年恒例の浴衣読書会@東京

課題本は
   
   九鬼周造『「いき」の構造』 ※出版社は問いません。


<タイムテーブル>
14:30~ 受付開始
15:00~17:00 読書会
17:00~17:30 ベストドレッサー賞発表・告知
17:30~18:00 撮影及び休憩
※庭園内を散策しても構いません
18:00~20:00 懇親会

■受付開始は14:30からですが、読書会開始前に庭園内を散策できます。

■会場: 清澄公園 大正記念館
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※昨年の浴衣読書会開催レポートはこちら

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。



開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年7月28日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪で開催】フィル・ナイト 『SHOE DOG』

台風12号の接近に伴い参加者の安全を考慮した結果、読書会は予定通り開催し「懇親会のみ中止」とさせて頂くことと致しました。お申込みいただいた方には事務局よりご連絡のメールを送りましたのでご確認下さい。

関西アウトプット勉強会 7月の課題本は

  フィル・ナイト 『SHOE DOG』(東洋経済新報社)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年6月6日(水) 読書会19:30~20:50、懇親会21:10~
  • 名古屋藝術部 小崎哲哉『現代アートとは何か』

 


 

皆さんは“現代アート”と聞いてどんなイメージを抱くでしょうか?

意味が分からない?難しい?

でも、「何となく迫力がある」「綺麗だった」の様な、モヤっとした印象の批評から脱却をして、一歩前に進む…。

それが猫町藝術部の目的です。

 


 

会場は伏見のNov.Café

シネマテーブルの会場でおなじみのオシャレカフェですが、藝術部では初めての使用でした。


 

読書会の参加者は21人、初参加の方は1人。

最近は土日開催で日本美術を取り上げることが多かったですが、今回は平日夜で現代アートがテーマ。

そのためかいつもと違ったメンバー、違った雰囲気に。

また、名古屋藝術部は、2011年12月に愛知県美術館で開催されていた「ポロック展」とのコラボ企画から始まったため、現代アートというルーツに戻った形の読書会となりました。


 

マーケットやミュージアムについてのトピックから、現代アートの動機や採点法など、多くの項目が詰め込まれている現代アートの手引書のような本。

そのため、読書会の時間がもっと欲しかったという声が続出でした。

 


 

・アートが株券みたいに扱われるのは何か嫌だ。

・批評の存在感って?

・デュシャンの≪泉≫を初めて観たらどう反応する?

・アーティストについて取り上げられている映画を観てみたい。

 


 

はたまた名前の響きが面白いアーティストについて盛り上がったテーブルもあったりと、様々な話題で盛り上がりました。

猫町には思っていたよりも現代アートが好きなメンバーが多いんですね。

 


 

懇親会はブリティッシュパブのエレファントネストへ。

異国感あふれる店内のあちこちで、読書会の話し足りん!などの話が盛り上がっていました。


 

テーブルを囲んで立ち飲みしながら話していた参加者も。どんな話題で盛り上がったんでしょうか。

 


 


 


さて、次回の名古屋藝術部は、7/16(月・祝)の佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期第4回。課題本は、藤森照信『人類と建築の歴史』(ちくまプリマ―新書)です。

第Ⅰ期を含めて通算7回開催されたこの講座も7月でいよいよ最終回。

1回毎に完結する講座なので、まだ参加したことが無い方もぜひご参加ください!

 

また、名古屋藝術部では会の運営を手伝っていただけるサポーターを募集しています。

運営側からの視点からも読書会を楽しめるし、友達も増えるし、オススメですよ!

詳細は以下のmixiのリンクをご覧ください。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=86225065&comm_id=5814860&__from=mixi

 

文:イノッチ、写真:レパード

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年7月27日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:40~自由解散
  • サイモン・シン『フェルマーの最終定理』

7月の課題本は

  サイモン・シン『フェルマーの最終定理』(新潮文庫)


■参加条件:課題本の読了
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年7月25日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『ザ・ビッグハウス』

猫町倶楽部の分科会-シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に鑑賞してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

名古屋シネマテーブル、7月の課題映画は、

   『ザ・ビッグハウス』

今池・名古屋シネマテークにて7/7(土)〜7/20(金)までの2週間限定上映となります。
*公開期間が短く、上映回数も少ないので、上映スケジュールにご注意ください。
【劇場情報】





【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)


*シネマテーブルはいつもわいわいにぎやかな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/57046
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/55992
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/54747


■参加条件:課題映画の鑑賞
猫町倶楽部参加の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は7/22(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります!

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。
案内に従って、第2会場であるエレファントネストに集合してください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年 毎月最終水曜日―2/28、3/28、4/25、5/30、6/27、7/25 19:15受付 19:30~21:30
  • 吉川浩満の哲学サロン第一期生募集【10名限定】

吉川浩満さんとともに学ぶ少人数の哲学サロン。吉川さんのファシリテーションのもと本格的な哲学書をがっつり読んでいきます!第一期の課題本はイマヌエル・カントの『純粋理性批判』 哲学初心者の方も大歓迎。

吉川浩満 プロフィール
文筆業。慶應義塾大学総合政策学部、国書刊行会、ヤフーを経て、現職。著書に『理不尽な進化』『脳がわかれば心がわかるか』『問題がモンダイなのだ』ほか。関心は哲学・科学・芸術、犬・猫・鳥、デジタルガジェット、映画、ロックなど。哲学愛好家。卓球愛好家。Tシャツ愛好家。ハーレーダビッドソン愛好家。

***************ごあいさつ  文:吉川浩満******************

たまには哲学書をがっつり読んでみよう! どうせなら本格的なやつ! というのが、この読書会の趣旨です。
 その目的に照らして、イマヌエル・カントの『純粋理性批判』以上にふさわしい書物はありません。哲学史上の最重要著作であるだけでなく、人類が書いた最も難解な書物と呼ばれるほどの難物です。チャラチャラした輩を寄せつけないゴリゴリに硬派なタイトルも含め、これぞ哲学書のなかの哲学書、哲学書地球代表といった存在なのです。
 内容的にも、同書はあらためて検討する価値のある作品です。私たち現代人が当然のように抱いている人間観・生命観・世界観は、まさにこのカントの仕事に多くを負っています。それがいま、人工知能やゲノム編集といったテクノロジーの進展によって再考を迫られています。『純粋理性批判』を読むことは、とりもなおさず私たちの足下を照らしだすことであり、それはよりよき未来を構想するための重要な里程標となるでしょう。
 それよりもなによりも、凶暴的なまでに難解な書物を七転八倒しながら読み通すという体験も、ときにはわるくないものです。それでなんになるのかはまったく不明ですが、少なくとも、どうにかこうにか読み通した暁には、「あの『純粋理性批判』を読んだ」という事実が残ります。
 ちなみに私は、困難な登山に挑戦する登山者を支援するシェルパのように、ガイド(解説、資料)を用意して参加者のみなさんの登山(読解)のお手伝いをしたいと思います。なお、地図(テキスト)には作品社の熊野純彦訳を用いますが、全訳であればお好きな版を持参していただいてかまいません。たくさんの日本語訳が刊行されており、私も六種類ほど所有しております。訳の違いを知るのもおもしろいかもしれません。

*********************************************************************
■課題本:イマヌエル・カント『純粋理性批判』※出版社・版は自由
■参加条件:毎回指定される範囲の読了
■開催日:2018年2月より毎月最終水曜日(2/28、3/28、4/25、5/30、6/27、7/25)
■開催時間:19:15受付 19:30スタート 21:30終了
■会場:山崎文庫(六本木駅から徒歩3分)
■参加費:全6回 45000円(毎回1ドリンクと軽食付)
■全6回を終了後、参加者有志で卒業旅行(1泊)も企画予定。こちらは参加費には含まれておりません。
■お申込みいただいた方には事務局より課題本指定範囲等をお知らせいたします。

※定員になり次第、受け付けを締め切ります。
※2月21日以降の参加費の返金は原則としていたしません。(下記のキャンセル規定を必ずご確認ください)
※参加者が一定数に達しない場合など、やむを得ず講座の開催を中止することがあります。その場合、お支払い済みの参加費は返金致します。
※ファシリテーターの急病や事故天災地変などのため、やむを得ず中止になった場合は日程を再調整して開催致します。
※毎回指定される範囲の読了されていない方は参加をお断りすることがあります。その場合の返金は致しませんのでご注意ください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年7月21日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~19:30 懇親会19:30~
  • 【福岡】『江戸川乱歩傑作選』

7月の課題本は

      『江戸川乱歩傑作選』 (新潮文庫)

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2018年7月21日(土) 11:30受付開始 11:45~レクチャー付ランチ会 14:00~オペラ開演(終演17:00前後)
  • 【東京】オペラレクチャー『魔弾の射手』 ゲスト:鈴木淳史

ちょっと敷居が高いかなと感じがちなクラッシックやオペラの世界を、わかりやすく楽しく紹介する猫町倶楽部のレクチャーシリーズ。クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんのイチオシのオペラを、鈴木さんの事前レクチャー付で観賞する贅沢この上ない企画です。オペラ初体験の方こそ大歓迎のイベントです。これを見ずしてドイツオペラは語れない!

※好評につき定員を50名に増やしました。もちろん猫町倶楽部の未経験方も大歓迎です。

■公演名:《ハンブルク州立歌劇場との共同制作》東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』

今こそ見るべき!コンヴィチュニーの最高傑作『魔弾の射手』文:鈴木淳史

■タイムテーブル(予定)
11:30 受付開始
11:45 レクチャー付ランチ会(※会場:フォーバルミート)
13:30 ランチ会終了~移動
14:00 東京文化会館 大ホールにてオペラ鑑賞
17:00前後 終演の予定
※終演後鈴木淳史さんを囲んで懇親会も開催。(参加費別途/当日集金)

■集合場所:ランチ会会場 フォーバルミート

■参加費: C席チケット付 8800円(税込)
※ランチ代は含んでおりません。当日受付にてお支払ください。

※ランチ代は含まれておりません。
※チケットの払い戻しができないため、キャンセルによる払い戻しはできません。ご了承の上お申し込みください。

※猫町倶楽部-藝術部のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【藤が丘会場―豊崎由美のこれを読め!第一回】チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月20日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場―豊崎由美のこれを読め!第一回】チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』

7月から藤が丘会場の課題本の選書は書評家の豊崎由美さん

豊崎由美のこれを読め!第一回は・・・

  チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)

ここ数年、日本の読書界にとってはマージナルな存在だったアジア文学が次々と翻訳されるようになって慶賀の至り。おかげで、チョ・セヒが1978年に発表した連作短篇集『こびとが打ち上げた小さなボール』がようやく日本語で読めるようになりました。「ようやく」というのも、この小説、言葉の自主規制はなはだしい日本では忌避される単語がバンバン放たれる、ただでさえ翻訳困難な内容になっているからです。
 なんせ冒頭の1篇が、自分たちの家を取り壊しておいて、相場より低い額の保証金しか払わなかった業者の男を、〈せむし〉と〈いざり〉が襲う話。で、最後に置かれた1篇も、同じコンビが、自分たちを置き去りにした見世物で人寄せする移動薬売りを、殺意をもって追いかける話。この2つの物語と、間に挟まれた10篇の舞台になっているのは、朴正煕による軍事独裁政権下、知識人が次々と連行され、資本家によって労働者が搾取される一方だった1970年代の韓国なんです。
 世の中の不公平さに苛立ちを覚えている中産階級の専業主婦が、〈こびと〉に水道を修理してもらい、自分もまた彼の仲間なのだということに思い当たる「やいば」。特権階級の父親に敷かれたレールに反発を覚える受験生が、自分でものを考え、曇りのない目で社会を見ることを学んでいく「軌道回転」と「機械都市」。巨大企業グループの直系一族の青年の目を通し、持てる者の残酷さを活写する「トゲウオが僕の網にやってくる」。
 などなど、さまざまな立場にいる人物を登場させることで、超絶理不尽な時代を立体化させるこの小説の中心にいるのが〈こびと〉一家です。長男ヨンス、次男ヨンホ、長女ヨンヒそれぞれの視点から、家族のために懸命に働いてきた愛情豊かで辛抱強い〈こびと〉の、報われなかった一生を描く表題作。資本家から人間として扱われない労働条件の下、権利意識を学び、組合を結成したヨンスが、静かに怒りを内に育てていく過程を描いた「ウンガン労働者家族の生計費」と「過ちは神にもある」。
 描かれていることの多くは、ギョッとするほど苛烈で過激で過酷です。でも、イメージ喚起力の高い、時に詩的とすらいってもいい文章が、この小説を貫く“悲しみ”に繊細な表情と普遍性を与え、日本人のわたしからも深いレベルにおける共感を引き出すんです。つまり、韓国文学を超えて世界文学になっている作品なんです。こういう小説がベストセラーになり、ロングセラーとして今も読まれ続けているという韓国の読書界を、わたしはリスペクトします。(豊崎由美)

◼️余裕のある方はファン・ジョンウン「誰でもない」(晶文社)も読んでいただけたら嬉しいです。チョ・セヒで1970年代の韓国を、若い作家ジョンウンの短篇集で今の韓国を感じ取っていただけると、視野がさらに広がると思います。(豊崎)
 


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年5月30日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~
  • 第93回名古屋シネマテーブル定例会『レディ・プレイヤー1』

5月30日(水)、第93回名古屋シネマテーブル定例会が開催されました。

課題映画はスティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』です!


 

今回の参加人数は62名、うち5名の方が初参加でした。沢山のご参加ありがとう

ございます! 毎回、初参加の方は複数名いらっしゃいます。ご興味のある方は

ぜひお気軽にご参加ください。

第一会場:N0v.Cafe(ノブカフェ)さん [名古屋伏見駅徒歩5分程]

第二会場:Elephant’sNest(エレファントネスト)さん [伏見駅徒歩3分程]

以上、2会場で行われました。

 


こちらはNov.Cafeさん。入口にシネマテーブル専用ブラックボードを

掲げております。

 

 


シネマテーブルサポーター:ゴーマーさん作成の名札。どれを選ぼうか

迷ってしまいます!

 

 


こちらはサポーター:シロさん作の紙製ゴーグル。

ちゃんと穴も空いており物が見えるという優れモノ。

装着するとこんな感じに↓ 壮観です^^


 

 

 

参加者の中にはこんな方も。なんと!このインベーダーTシャツは

まさにハリデー(映画の重要な登場人物)が着てたやつ!


 

 

 

 

各会場19時より受付開始。各テーブル6~8名のグループに

分かれ、19:30よりシネマテーブル開始です。

 


パンフレットのみならず、特集雑誌や原作本を持参頂いた方も。

話もより膨らみます!

 

 


 


 

 

簡単な自己紹介後、めいめい感想を話していきます。

 

VRゲーム世界が現実の日常に取って代わるほど発達した近未来を

舞台とした、ザ・エンターテインメント作品。

○ゲームの中のレースシーンやバトルシーン等の描写が臨場感たっぷり。

この映像はIMAXで観る価値あり!

○往年のゲーム・アニメ・特撮ヒーロー等のキャラクターがばんばん

登場する。名作映画のオマージュも随所に散りばめられ、小ネタ満載。

80′sポップカルチャーを通った者にはたまらない。

○ハリデー(登場人物の一人。劇中のVRゲーム世界〈オアシス〉の創始者)

がスピルバーグ監督と重なる。ハリデーのセリフは、スピルバーグの

遺言にも感じられグッときた。

といった好意的な意見や考察が多くみられました。

一方、物語的な書き込み部分に物足りなさを感じるという声もあり、

特にラストシーンについては賛美両論で、評価が分かれるところのようでした。

皆さん色々な分析があり、なるほど…!と思わず唸ることもしばしば。

こういった、様々な解釈が聴けるところもシネマテーブルの楽しさの一つです。

 

 

名残惜しいですが、定例会は21:00で終了。この後は、Nov.Cafeの参加者も

懇親会場のElephant’sNestへ移動・合流します。


 

皆で乾杯!

ちなみにこの日はちょうどサッカー日本代表の親善試合・対ガーナ戦が

行われていた事もあり、ブリティッシュパブであるElephant’sNestさんは

いつにも増してかなりの熱気に包まれておりました^^

 

 

 

懇親会では、定例会の課題映画とは別に、話題映画のテーブルを一つ

設けています。今月は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』


こちらも人気シリーズの最新作とあって、テーブルから人が溢れるほど

盛り上がっておりました!

 

尚、話題映画の鑑賞は任意ですので、懇親会では、定例会の課題作について

語り足りないことを話しても良し、最近観た面白かった映画について

話しても良し、自分のオールタイムベストについて話しても良し。

フレンドリーに楽しく語り合えれば何でもござれです。

 

今回ご参加頂きました皆さん、ありがとうごさいました!

参加を迷っている方、ぜひ一度お越し下さい♪

 

 

次回の名古屋シネマテーブルは6月27日(水)開催

課題映画は、是枝裕和監督作『万引き家族』です。


第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞作。

こちらも語りがいのありそうな作品…!

皆さんぜひご参加下さい。

 

それではまた、名古屋は伏見でお会いしましょう。

 

 

 

文章:cooney

撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年7月16日(月・祝) 受付開始13:30 読書会&レクチャー14:00~18:00 懇親会18:15~
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期最終回 『人類と建築の歴史』

講師に佐藤晃子さんをお迎えして開催する日本美術基礎講座第Ⅱ期 最終回

課題本は
  
    藤森 照信『人類と建築の歴史』 (ちくまプリマー新書)

    ※第一回~三回に参加していない方も単独で受講できます。
    
■副読本(任意)
  佐藤晃子著「国宝の解剖図鑑」
※副読本の読了は参加条件に含まれませんが、レクチャーの中でサブテキストとして使用する場合があります。

■各回単独で受講できるよう企画しておりますので、今までご参加されなかった方でも内容的にも問題なく受講できます。

<タイムテーブル>
13:30 受付開始
14:00 オープニング
14:10 読書会
15:55 休憩
16:15 レクチャー&質疑応答(90分)
17:45 クロージング
18:00 終了
18:15 懇親会
20:15 終了


■参加条件:課題本の読了
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月14日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:00~20:00
  • 関西文学サロン月曜会×猫町UGコラボ『O​嬢の物語』

関西文学サロン月曜会×猫町UGコラボ読書会

課題本は
 
   ポーリーヌ・レアージュ『O​嬢の物語』(河出文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:The Buggy(ザ バギー) 心斎橋
※心斎橋駅の南13番出口を出てすぐ


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年7月9日(月) 受付開始18:45 読書会19:00~20:45 懇親会21:00~自由解散
  • 長編読書会『源氏物語』第三回【賢木】【花散里】【須磨】【明石】



文学を読み解くとき、日本美術を鑑賞するとき、『源氏物語』を知っているかどうかが大きなカギとなることがしばしばあります。とはいえ54帖の物語、今まで読みかけても挫折してしまった人も多いのではないでしょうか?

みんなで読めば読了できる!のは猫町倶楽部では実証済み(長編読書会「カラマーゾフの兄弟」で読了したメンバーさん多数!)

毎月第2月曜日(※)に数帖ずつ読み進めて 12回で読了を目指します。 
会場はおなじみのJAZZ茶房青猫。
訳本はどれでもOK。(漫画は除く)12回通して参加できなくてもOK。
※月曜日が祝日の場合は前後の週にズラします。(下記Q&A参照)

■第三回参加条件
 
今回は【賢木】【花散里】【須磨】【明石】についての読書会になりますが桐壷~明石までを読了していることが参加条件となります。 (現代語訳で可。漫画版は除く)

※田辺聖子訳の場合は構成が違うので、他訳の賢木〜明石の帖もご参照ください。
※与謝野晶子訳は青空文庫でも読めます。


■推奨訳本 

谷崎潤一郎訳円地文子訳瀬戸内寂聴訳林望訳与謝野晶子訳

注:①田辺聖子訳「新源氏物語」「新源氏物語 霧深き宇治の恋」は原文の巻の並びが崩してあるところがありますので、他の訳本を参照していただく回があります

角田光代訳「源氏物語」(河出書房新社版 日本文学全集 上・中・下)は中巻の発刊が2019年11月28日(予定)のため、途中から他の訳本に変更される必要があります。

③「あさきゆめみし」など漫画版での参加は不可とします。

■よくあるご質問
Q.途中で参加できない会がありそうなので、参加を迷っています。
A.全12回のうち参加できない会があっても大丈夫です。欠席回分を読了していれば、次の回から参加できます。

Q.初回は参加していないのですが参加できますか?
A.該当回までの課題帖を読了されていれば参加できます。

Q.次回以降の予定を教えてください。
A.現在下記のように予定しています。
第4回:8月6日(月)  澪標・蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔
第5回:9月10日(月) 少女~常夏
第6回:10月15日(月) 篝火~藤裏葉
第7回:11月12日(月) 若菜 上・下
第8回:12月10日(月) 柏木~雲隠
第9回:1月 7日(月)  匂宮~椎本
第10回:2月4日(月)   総角~宿木
第11回:3月11日(月)  東屋~浮舟
最終回:4月8日(月)   蜻蛉~夢浮橋


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。
※第二回会場にて先行申込みをしていただいた方は改めての申込みの必要はありません。


開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月27日(日) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30
  • 第100回 東京文学サロン月曜会 ヘッセ「デーミアン」

こんにちは!

猫町倶楽部東京文学サロン月曜会はこの度記念すべき第100回目を迎えました!

今回の課題本はヘッセの『デーミアン』。

5月27日(日)に代官山chano-maで行われた読書会の様子をお伝えします。


 


 

まずは16:30から始まる読書会本番の前、15:15から「欲張り読書会」が行われました。

こちらは本番前の時間に余裕のある方や、読書会本番の前に話したいことを整理しておきたいという方、課題本についてたくさん話したいことがある方などなど、文字通り欲張ってフライング読書会しちゃおう!という時間です。


 

簡単な感想や作品を読んでいて浮かんだ疑問点などを話しているうちに、あっという間に本番の開始時間が近づいてきます。

 

読書会の受付が開始されると続々と参加者が集まってきました。

今回の参加者は全体で90名ほど。

一つのテーブルにつき7~8人のグループに分かれ、読書会が行われます。


 

最初に司会からアナウンスがありますが、この読書会の大事な決まりごとは「他人の意見を否定しないこと」。

それ以外なら、何を話してもOKです。

グループ内で一人、進行役のファシリテーターを決めたら、さあ読書会の開始です!

 

「自分の少年時代と重ね合わせて読んだ」

「主人公のモデルはヘッセ自身?だとすると、どこまでが実際に体験したことなのだろう?」

「デーミアンは実在の人物なのだろうか、それとも主人公の作り出した想像上の人物?」




 

共通の課題本を読んできた仲間だからこそ、初対面でも話が弾むのが読書会のいいところ。

他の人の感想に共感したり、自分では気づかなかったところに気づかされたり。

一人で読んだだけでは味わえない作品の魅力に出会えるのは、本好きの仲間たちが集う空間ならではです。

最初はちょっととっつきづらかった課題本が、読書会が終わる頃にはすっかり好きになっていることも。

 

読書会の最後には、ベストドレッサー賞を選びます。

今回のドレスコードは「明と暗」または「少年少女」。

各グループでドレスコードのテーマに合った一番オシャレな人をみんなの投票で決定。


 

今回のベストドレッサー賞はこちらのみなさん!



 

みなさん自分らしく「少年少女」や「明と暗」を表現した服装で参加されていました。

 

さて、これにて読書会は終了ですが、せっかく同じ本について語り合った仲間たちともっと話したい!という人のため、会場はそのまま懇親会へ。




 

料理を囲んで、ますます会話も弾みます。

 

今回は東京文学サロン月曜会第100回記念ということで、過去100回分の課題本を振り返る小冊子とクイズをご用意。



 

課題本のイントロクイズとタイトル穴埋めパズルは、「この本は楽しかった!」「これは自分は読んでないけど、読書会出たかったなぁ」など、これまでの月曜会を振り返りながらグループの仲間で協力して解いてもらいました。

 

そして、懇親会の半ばには「猫町堂古書店」が開店。



 

こちらでは自分のおすすめの本を一冊持ってくると、並んでいる本と交換することができます。

普段自分からは手に取らない本と出会えるかも?

ぜひお気軽にのぞいてみてくださいね。

 

宴もたけなわとなったところで、懇親会も終了です。

今回が猫町倶楽部初参加の人も、この頃には新しい読書仲間たちと打ち解けて「また読書会で会おうね」と挨拶を交わしていました。

 

そして懇親会が終わってもまだまだ話たりないという人たちは三次会へと繰り出し、第100回目の読書会は無事幕を閉じました。

 

さて、次回の東京文学サロン月曜会は6月24日(日)。

課題本はサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

 

記:マヤ 写真:hase、やまちゃん

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年5月26日(土) 
  • 東京アウトプット勉強会 第106回「フェルマーの最終定理」

2018年5月26日(土)、六本木の会場にて、第106回アウトプット勉強会が開催されました。

今回の課題本は、サイモン・シン著、「フェルマーの最終定理」(新潮文庫)です。
本書は、フェルマーの最終定理の証明までの過程を通して、数学の歴史を案内した書籍となります。
読書会では、「文系でも解りやすい内容だった」といった発言や文系と理系の違いなど考えたりと、和気あいあいとした雰囲気のもと、参加者の皆さんから次のような意見がアウトプットされました。

・文系の自分でしたが、様々な視点の意見が出て面白かったです。

・厚手の本で、読むのが大変でしたが、読後は楽しい気分になれました。アウトプットも楽しく、仕事やプライベートとは全然違う分野の話でしたが発見もあり有意義でした。

・数学がテーマの本なので、盛り上がらないかと思っていましたが、そんなこともなく楽しめました。文学の方も意外とスラスラと楽しく読めていたようで、新しい気づきでした。

・数論からスタートして、様々な分野の「学問とは?」「○○学とは?」が聞けてアウトプットらしい学びが得られました。また、本書は読みかけたままだったので、読破の良い機会でした。

・数学でも、人文科学でも、クリエイターの領域でもひとびとが熱狂する根源は同じなんだなと感じました。

・色々な方の話を聞くことができて有意義でした。皆が印象に残っている点もあれば、参加者独自の視点の様なものもあり、一人で読書するよりも、本を深く読むことができました。

・理系をテーマにした内容でここまで盛り上がるとは!! 猫町やっぱりスゴイネ。とても楽しめました。

・文系の方から見た数学など自分とは異なる意見や考え方を知れて良かったです。



その後、多くの方が懇親会に参加され、今回の読書会も多くの方に楽しんでいただけました。

次回の読書会は、2018年6月23日(土)、六本木の会場にて開催されます。 課題本は、フィル・ナイト著、『Shoe Dog』(東洋経済新報社)になります。

次回も多くの方のご参加をお待ちしております。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

<文:らい、写真:仔牛>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年5月20日 読書会15時から 懇親会17時30から 猫町ナイト19時から
  • 猫町倶楽部の全てがわかる!ビギナー限定イベント【名古屋会場】

まさに『青葉の候』という時候の挨拶がぴったりの過ごしやすい気候となった520()SAROS.the Quisson本山店にて名古屋猫町倶楽部の6つの分科会が一同に集結してのビギナー限定イベントが開催されました。



このビギナー限定イベントは猫町初心者の方(=過去参加回数02回までの方)を対象に猫町倶楽部の全分科会が一同に集結した読書会です。
各分科会のサポーター(運営ボランティア)が猫町初心者の方を迎えます。
 
その中には昨年のビギナー限定イベントに参加して以来猫町にハマり、今ではサポーターになった人も。
それぞれがそれぞれ、各会に参加し楽しかった思い出をさらにいろんな方に広めたい、という想いのもと集まったサポーター陣です。
 
 さて、6つの分科会の課題本・課題作品は以下となります。
名古屋アウトプット勉強会:リンダ・グラットン『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
名古屋文学サロン月曜会:宮沢賢治『新編銀河鉄道の夜』
名古屋藝術部:宮下規久朗『美術の力 表現の原点を辿る』
フィロソフィア名古屋:マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』
猫町UG(アンダーグラウンド):夢野乱月『甘美なる隷従』
名古屋シネマテーブル水曜会:『君の名前で僕を呼んで』





 今年の話題作あり、定番作品や隠れた名作に、サポーター陣のイチオシなどもあり……
と、どれで参加をしようか迷われた方もいらっしゃったかもしれません。
なお、猫町UG(アンダーグラウンド)では会の特徴である毒のある課題本に、事前に申し込まれた参加者は0だったのですが……後述します。
さて、定刻になりました。主宰より挨拶があり会が始まります。

 
「初心者限定なので、ちょっとのぞいてみようかと。」
「周囲に本を読む人がおらず、なかなか話ができなかった。」
「前からこの会が気になっていたときに、本を見てピンときて。」
「普段本を読まないからこそ、きっかけづくりとして。」
そんな感じの自己紹介を皮切りに各テーブルで意見が交わされます。
始めはちょっと緊張するのですが、次第に盛り上がってくると時間を忘れて語るほど。



 「子供の頃に読んで心を動かされた箇所が今読んでもピンと来ず大人になった悲しさを感じた。」
「繊細な登場人物が多いけれど、宮沢賢治自身が繊細だったのかな。」
「鉱物の描写が素敵。」
こちらは文学の分科会である月曜会。同じストーリーを読んできても、解釈の違いなど色々な視点を共有できる楽しさがあります。
 
フィロソフィアではお子さんから猫町倶楽部を紹介されたという参加者の方が。
「いつも自分が行く会ではしゃべり足らずに終わるけど、ここにはしゃべってもしゃべっても付き合ってくれる人がいてよかった。」
とても楽しんでいただけたようで何よりです!
 
 また、ビジネス書や人文書を課題本とするアウトプット勉強会の課題本からはこんな意見が。
「ボランティアでもいいので別の仕事を体験するだけでも、十分、先の人生への備えになると思う。」
「これから長い時間を生きていく若者向けの本かと思ったけど、実際は最近の若者が置かれている環境を理解していないシニア層にこそ読んで欲しい本。」
「『太陽にほえろ(1972)』の石原裕次郎は実は37才、『蜘蛛巣城(1957)』の三船敏郎は36才。今のそれくらいの年齢の方とは全然雰囲気が違う。今の方は若い!」
 
 藝術部では美術教育の話題について熱い意見が飛び交います。
「家庭環境の違いが美術を受け取る力の差にならないよう、学校で本物を観に行くなどする必要があるだろう。」
「小さなうちから美術に関わる機会が持てるよう、美術館などが受入れプログラムを検討する必要もあるのではないか。」
 

映画の分科会であるシネマテーブルでは。

「映像がとにかく美しい。」

「同性の恋愛における苦悩や葛藤がほとんど描かれていないことに違和感があった。」

「カムアウトする必要のない世界になるのが理想。」

映画の表現、そして内容から、扱うテーマやその背景などへ迫っていきます。

 時間が過ぎてもまだ話し足りない雰囲気のテーブルもちらほらと。


緊張の糸もほぐれた中盤以降は、会場の至るところで共感の声や笑いの声なども聞こえてきました。


 また、県外各所からの参加者の中には、はるばる北海道から名古屋まで来てくださったという方も。本当にありがとうございます!

 
読書会の後は各分科会のリーダーが前に立ち、事前に公募した質問に対し答えていきます。
「読んでみたら最後まで面白くなかった課題本ってある?」
「婚活に読書会、という猫町倶楽部の記事を読んだことがあります。実際のところどうなんでしょう?」
などなど中にはちょっと答えにくい質問も。
 
「あります。ですが、本が面白くなくてもその理由を会で語って楽しみます。」
(会の性質上)趣味が近い方が多く集まり、結婚に至る方もいらっしゃいます。でも、出会いだけを目的にしても会は楽しめませんし、そもそもうまくいきません。」
これらの質問に対しても各リーダーにて真摯に答えさせていただきました。
その他、ここだけの話もいくつか。猫町倶楽部のこと、少しでもわかっていただけたでしょうか。
そして、懇親会へ。色とりどりの料理が運ばれます。



今回は各分科会をより詳しく知りたい人向けのスペースに加え、参加者の方々が話すきっかけにとして、いくつかのテーマトークテーブルも設けられました。
 運営側であるサポーターも一参加者として楽しんでおりますよ!
 



懇親会では急遽、猫町UG(アンダーグラウンド)のテーブルも作られました。
その様子は猫町UG隊長のチアキさんのつぶやきでも!

https://twitter.com/CheeChiaki/status/998225379788664834
大変に盛り上がったようです。今回別の読書会で参加された方、次はUGでのご参加もいかがですか?
 



どのテーブルも話が尽きません。
運営側で用意したテーマだけでなく、メンバー同士が語りたいテーマで自然とテーブルができたところもあったようです。
 読書会から続いてきた盛り上がりは猫町常連参加者も加わっての猫町ナイトで更にヒートアップ。
 



さまざまなジャンルの音楽を猫町倶楽部の参加者達がDJとしてプレイ。
定番のクラブミュージックだけでなく、ロックあり、日本語ラップあり、更にはクラシックありとなんでもあり。
また参加者も曲のビートにあわせてダンス!
そう、読書だけでは終わらないのがこの幅広さ。これも猫町倶楽部らしさの一つなのです。
  



終電間近まで盛況だったビギナー限定イベント。いかがだったでしょうか?
今回ご参加いただいた方々も、また今回は参加できなかった方々とも、みなさまの笑顔にお会いできる機会をそれぞれの分科会でお待ちしております。
猫町倶楽部をこれからのあなたの仕事や人生をより豊かに変えていく礎に。
スケジュール等をご確認の上、ご参加ください!
 

:rakti(名古屋アウトプット勉強会)
写真:ttYuki(名古屋アウトプット勉強会)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月14日(月) 
  • 第一回源氏物語読書会

5月14日月曜日。

藤が丘駅より青々とした街路樹を眺めながら、真っ直ぐ道なりに歩いてJAZZ茶房 靑猫へ。

暖かな陽気の中、月曜会 長編読書会 第一回「源氏物語読書会」を開催しました。

1年(全12回)をかけて紫式部『源氏物語』口語訳の読了をめざす会です。

会場は定員64人で満席!

気温のせいなのか、みなさんの熱気なのか暑い……。
第一回課題は 桐壺、帚木、空蝉、夕顔 の4帖です。

各テーブルには、源氏物語に登場する姫君の名前のテーブル札(裏には姫君に関係のある和歌があしらわれています)。
また、1年間使用する名札には、国宝「源氏物語」絵巻(再現版)をシールで毎回貼っていただく仕様……と、参加者の皆さんを源氏尽くしでお出迎え。


今回のシールは、スタートということで源氏のお顔を。
第15帖 蓬生「よもを」より源氏が末摘花の屋敷を訪れたところ。

右が露を払う惟光、左が源氏です。
これから読む帖が楽しみですね。

いよいよ読書会が始まりました。
各テーブルでは主人公“源氏”に対する印象が二つに分かれました。
女性の気持ちを汲まない身勝手さは、貴族であり若さである故なのか、はたまた血筋なのか、好感が持てないといった男性陣からの一致した意見があったり、地位や権力、容姿に学才を備えた源氏に言い寄られたら…と萌えるテーブルもあったよう。

 


テーブルによって真逆の印象って面白い!


また、まだ幼い小君の奮闘ぶりや、乳兄弟である惟光の働きに言及したり、場面ごとの和歌や女性品定めの様子、姫君とのやった・やらない問題など(笑)。話題に尽きなく、盛り上がりの中時間はあっと言う間に過ぎていきました。

読書会後は、月曜会ではお馴染みのドレス・コード。

お題は「むらさき」です。
猫町メンバーは本当にドレス・コードを考えるのが上手!

服はもちろんのこと、口紅まで紫にして来られた方や、

源氏物語でよくある三角関係を形で表したピアスを付けられた方。

「源氏物語の色辞典」という本を参考に、紫系統の服を着て来られた方も(あ、それ紫じゃなくない?というツッコミが)。

いいんです! 猫町のドレス・コードは、それでいいから面白い♪
みなさんもこれからのドレス・コード、お題を楽しみにしていて下さいね!


 

最後に、先行予約の受付を。
先行予約では、次回課題帖の系図(サポーター・オリジナル作成版)がプレゼントされました。

毎回、その場で次回の予約をしていただくと、次へのモチベーションアップになる上、ちょっとお得&プレゼントがありますので、ぜひ活用してくださいね。
さて、懇親会も30人超!

月曜日から楽しい時が過ごせました。


 


また次回も読了&ご参加お待ちしてます!
これから一年ご一緒するサポーターです。よろしくお願いいたします!

 

次回は6/11(月)課題帖は、若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、葵の5帖です。
(瀬戸内訳で297ページ、谷崎訳で 222ページ)
第一回にご参加出来なかった方も、桐壺~葵までを読んで頂ければ
第二回の読書会が参加可能です。
あなたもぜひ「源氏物語」を読んでみて下さい♪

文責・カノン
写真・okko

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2018年5月12日(土) 受付開始12時 読書会12時半から14時半 講演会14時45分~16時
  • 猫町UG×都築響一【フランス書院文庫を読む】


 

「みなさんこんな天気のいい日に、こんな地下に集まって……」

2018年5月12日、初夏の陽光輝く街路を離れ照明を控えた阿佐ヶ谷ロフトAの地下会場、仮面をつけた参加者の前にゲストの都築響一さんはそう笑って登場されました。

 

猫町UG、この日の課題本は猫町倶楽部初めての試みとなる官能小説。

フランス書院文庫三冊の中から一冊を選んで語り合います。
 

 

夢野乱月『甘美なる隷従』

「夢野乱月版『O嬢の物語』」の帯の通り、主人公の女性がサディストの男性に見初められ、徐々にSMの世界へと踏み出していく物語です。

三冊の中では最も参加者が多く、女性も抵抗感なく楽しめたのではないでしょうか。
 

 


 

神瀬知巳『義母温泉』

厳しい日常から離れて官能小説に癒されたいときに人気の一冊。

温泉宿で童貞の少年が部屋を間違えたことから始まる年上女性3人とのくんずほぐれつ、最後には思いを寄せていた義母とも……ひたすら甘く幸福な性描写が魅力です。



 

結城彩雨『完全版人妻肛虐全書Ⅰ暴走編、Ⅱ地獄編』

この作品だけ前後編二冊になります。一冊がかなり読み応えのある厚さ。

その中で二人の女性が浣腸から始まりヤクザに売られ、肛虐の限りを尽くされます。

なかなかハードな内容に当初参加者の集まりが危ぶまれましたが6人の参加者が集まりました。
 

蓋を開けてみるとフランス書院文庫を読むのは初めての方が大半の読書会になりました。

また参加者は58名中13名が初心者の方でした。

官能小説という通常はひとりでひっそりと楽しむ性の文学を初対面の人と語り合う際に、ドレスコードの仮面の果たした役割は小さくなかったのではないでしょうか。

 

一般参加者に混じって官能小説家の深志美由紀さん、AV監督の二村ヒトシさんも仮面を着用され話の輪に加わりました。

 


 


 

この日はオリジナルのカクテルも提供されました。

カクテルの名前は

「桃尻先生」

「オルガズムソーダ」

ノンアルコールカクテルに「清楚の裏切り」

淫靡な名前の飲み物も雰囲気を盛り上げていきます。

 


読書会の後はベストドレッサー賞の発表です。

テーブル毎に一名ベストドレッサーを選び、ステージで一人ずつ猫町UG隊長のチアキさんが今日のポイントを伺います。

仮面といえども実は範囲が広いのです。

女性のスタンダードなレースのもの、舞台で使ったゾロの仮面、ヤクザ風の黒マスク、アニメのモチーフ、さっき総合スーパーで買ってきた下着まで……!

受賞者にはチアキさんお手製の課題本を入れるにぴったりの巾着がプレゼントされました。(あの厚い『人妻肛虐全書』も前後編二冊入るサイズです♪)

 

 

休憩を挟みまして後半は都築響一さんによる講演会。

と、その前に、急遽肛虐のレクチャーが始まりました。

これは猫町UGサポーターのヘイデンさんが今日の課題本の参考にと私物の肛虐道具を持って来て下さったのを見て、都築さんの提案で挟まれたものです。

ヘイデンさんによる実際の道具を紹介しながらの説明はとても刺激的。

猫町UGならではの一幕になりました。

 


 

道具を片付けましたらいよいよ都築さんの講演です。

 

今年30周年を迎えるフランス書院文庫の特長や、官能小説のタイプ、人気ヒロインの属性。

義母で女教師で隣人妻だとモテる?!都築さんの冗談を交えた語りに会場から笑いが起こります。

官能小説ビギナーの方もこの講演でフランス書院文庫に詳しくなったこと請け合いです。

話は最後に官能小説から現実で性を楽しむ人たちへと至りました。

これまで仮面を付けて外界から隔離されたような地下会場、非日常の世界を楽しんできたわけですが、実は普段の日常のすぐそこにこそ妄想を超えた世界が広がっているのかもしれません。

 


 


 


 

話は尽きることなく懇親会もほとんどの方が参加され、大いに盛り上がりました。

読書会、講演会、懇親会を通じて官能小説の楽しみを新たに発見した一日となりました。

 


 

texted by ささやか

Photo by やま

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月12日(土曜日) 受付開始 16:30 読書会 17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第39回 関西文学サロン月曜会 田中小実昌『ポロポロ』

「物語は、なまやさしい相手ではない。なにかをおもいかえし、記録しようとすると、もう物語が始まってしまう。」

最初に断っておくが、これは、ぼくの読書会の物語だ。

あなたの物語は、あなた自身で確かめて欲しい。

 

 

賑やかな公園の前を抜けると、店の入口に人が立っていて、ぼくは、おや、と思った。

今日参加する猫町倶楽部の読書会では、一つのカフェを貸し切って読書会をするらしい。

 



 

カフェ「ラポーティア」の入口を抜けると、そこにはお洒落で落ち着いた雰囲気の中で、読書会の開始を待ちながら談笑する人たちの姿があった。

入口で受付を済ませると、ぼくは自分の参加するテーブルを案内された。

ここでは5~7名程度のグループに分かれて、課題本について語り合うらしい。


案内されたテーブルに向かうと、既にテーブルにいた人にさっそく話しかけられた。

彼女はこのテーブルのサポーターだと言い、入口の人と同じくこの読書会の進行を担当する役回りなのだそうだ。

初めて参加するぼくにはなんのことだかよくわからなかったけれど、ともかくぼくは彼らに任せていればよいようだった。

 

 

定刻になる頃にはカフェには30人を超える人たちが集まっていた。

(会が始まってから分かったことだが、そのうちの10人ほどは初参加の方だったらしい。)

最初に読書会の約束事などの説明があって、田中小実昌『ポロポロ』読書会がスタートした。

 



 

さて、正直なところ、ぼくはこの本についてどう語ればいいかよく分からなかった。

作者はぼくが物心ついたころには亡くなっていて、この読書会で初めて知ったような作家だったし、ヒサンな従軍体験をしている割にあまり辛そうな感じがしない、この不思議な読後感をどう表現すればいいか迷っていた。

 

読書会は、まずおたがいに自己紹介をしあうところから始まった。

好きな本のジャンルや読書会の参加回数、『ポロポロ』についての簡単な感想などをそれぞれが順番に語っていった。

実を言うと他の人がどんな自己紹介をしていたのか、あまり覚えていない。

自分の自己紹介で何をしゃべろうかということで頭がいっぱいだったのだ。

ただ、自己紹介はとても緊張したけれども、終えてみるとすっきりして、少し気持ちが楽になったような気がした。

 



 

「『ポロポロ』って結局どういう意味だったんでしょうね?」

ぼくもよく分かっていなかった。ただ、この本のタイトルによく似合っているなとは思っていたけれど、この言葉が何なのか、ぼくの結論は出ていなかった。

「ポロポロは言葉にならない高ぶりや悲しみや怒りが入り混じった祈りではないか」

「戦争体験を祈りの言葉として書いているような気がする」

「考えるな。感じろ!と言われているように感じた」

「この本すべてがコミさんのポロポロだったのだと思う」

ああ、なるほど。そういう風に語ればいいのか。

それぞれが思い思いに自分の解釈を語っていく中で、ぼくもその対話の中に自然と参加していた。

「課題本を読んでくるだけでOK」「他人の意見は否定しない」

最初に説明されたときはピンと来なかったが、初参加でも話しやすいのはこの約束事があるからなのだろう。

 



 

読書会の時間は、あっという間に過ぎた。

筆者が指摘する「物語」論について話し合ってみたり、

この本が出版された1970年代の戦争認識に思いを馳せてみたり、

他の戦争文学や映画などと比べてみたり…

話が途切れそうなこともあったけれど、皆で読書会を楽しもう、話そうとしているうちに、また次の話題で盛り上がっていたように思う。

 

読書会の時間も終盤に入って、このテーブルのベストドレッサーを決めることになった。

今回の読書会にドレスコードがあることは聞いていたが、

今回は「あるがまま」とのことだったので、ぼくはいつも通りの恰好で来た。

けれども、皆「あるがまま」をいろいろな解釈で着飾っていて驚いた。



 

「一番大事にしているプレゼントを身に着けてきた」

「好きなもの全部盛り」

ベストドレッサーに選ばれた人たちともなるとそれぞれに工夫を凝らして楽しそうであり、ちょっとうらやましくなった。次は何か凝ってみようか…

 

最後に皆で記念撮影をして、読書会は終了、懇親会が始まった。

料理が運ばれ、お酒も飲みながらしばらく気ままなフリートークを楽しんだ。

 



懇親会での食事。量は十分ある。
懇親会での食事。こういう料理はお酒も進む。

読書会を終えて皆とてもリラックスしているように見えた。



その後皆で席替えをして、ほかのテーブルの人たちとも話をすることが出来た。

席替えの際には、テーブルごとに「旅行」「グルメ」「『ポロポロ』をもっと語りたい」という風にテーマが決まっていて、

自分の好きなものについて語ることが出来たのがとてもありがたかった。

 

このテーブルのテーマは「ネコネコファイナンス」。お金や投資の話などで大いに盛り上がったそうだ。



懇親会もいつの間にか解散の時間となっていた。

共通の趣味を持つ人たちとの会話は楽しく、まだまだ話したりなかったし、

今回話せなかった他のテーブルの人たちとも話してみたいと思った。

「猫町倶楽部の読書会はまず3回続けて参加してみてください。」

最初に司会の人が言っていた意味はこういうことなのだろう。

 

次回の読書会は、

6月9日(土)、今回と同じ会場のラポーティアにて、

江戸川乱歩『江戸川乱歩傑作選』

をテーマに開催されるらしい。

今回の読書会の様子なら、江戸川乱歩や推理小説に詳しくなくても大丈夫そうだ。

まずは手に取って読んでみようと思う。

 

皆満足そうな顔で帰っていく。mixiで友達申請しあう姿もあちこちにあった。

まだ夜の9時だから今から3次会に行くという人たちもたくさんいた。

うーん、どうしようか。ぼくはうなった。

 

文章:taisho 写真:しん、パキスタン

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月9日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 田中小実昌『ポロポロ』

2018年5月9日、名古屋文学サロン月曜会・名古屋会場の定例会が行われました。ゴールデンウィーク・ロスや五月病に打ち勝った猛者たちが続々と会場・KAKO柳橋店へ。(名古屋駅から徒歩10分、アクセス抜群!)



この日の参加者は32名(うち初参加の方が2名)。課題本は田中小実昌著『ポロポロ』。著者の過酷な戦争体験が、物語化を拒否する視線で描かれた連作短編です。
表紙のまるっこ~いゆる~いフォルムの人物と「えっこれ戦争体験のお話なの…!?」というギャップにびっくりされた方も多いのではないでしょうか。(私はしました)



テーブル札が作中の「ぼく」仕様でとってもかわいい!勿論、胸ポケットには箸代わりの小枝がさしてあります。これは過酷な状況下、配給されるご飯を食べ遅れることのないよう「ぼく」がやりだしたアイディアなのです。



19時になったところで読書会スタート。ここで司会の方から大切なお話が。
猫町倶楽部には唯一のルールがあります。それは「他人の意見を否定しない」ということ。ちなみに課題本の内容自体の否定はOKです。



そんなこんなでディスカッション開始!

「物語の起伏も少ないし、著者のとりとめのない考えが続いていくような文体のために読みづらかった…」
「戦争中に戦場で戦争してない人の話は珍しい。」
「大変な状況だけど、悲壮感を感じさせず、読みやすかった。」
「下痢の話ばかりが続いたのは、それが著者にとっての戦争体験だったからではないか。最前線で戦うのでもなく、戦火から逃れるために走り周るでもなく、下痢と向き合ったのが著者にとっての戦争。」



「そもそも『ポロポロ』って何のことだろう…祈祷会でつぶやかれていた祈りって書いてあるけど…」
「言語として聞き取れない念仏だろうか?」



「戦争をテーマにした文学なのに悲惨さが無い。また、著者の感情の動きもあまりはっきりしたものが書かれていない。これは、戦争を物語として語らないための、著者の作為的な表現なのではないか。」
「言葉って、どうやっても物語化すると思うんだが、どうしてこんなに物語化するのを嫌ったのだろう。」
「戦争が物語化されて美化されていくのがイヤだったのでは?」



読了直後はぼんやりしていた感想が、ディスカッションを通してドンドン膨らんでいく瞬間がとっても楽しいですよね!
戦争の物語ということもあり、参加者の方のご家族の戦争体験を伺いながら読書会ができたのが印象的でした。今回ならではの話題ですね。

さて、今回のドレスコードは「帽子」。作中、“みんなと同じ帽子をみんなと同じようにかぶっているのに、どこか違う者がいる”、というエピソードがありますが、各テーブルで選ばれたベストドレッサーの方々の帽子姿も他とは違う個性派ぞろいでした。



旅先での思い出とともに…



ヘルメットを用いたご家族の戦争体験エピソードを語って頂きました(現物がなかったため折り紙兜で代用とのこと!)



『堕落論』ブローチがイカしてます。



最後は皆さんで記念撮影。素敵なお帽子と、それにまつわるエピソードが聞けて、充実のベストドレッサー発表でした~!

課題本にちなんだ本日の一曲は『You’d Be So Nice to Come Home To』。戦場に送られた青年が、愛する女性を思う気持ちを歌い上げた、ジャズのスタンダードナンバーです。

読書会のあとは場所を移動して懇親会。
懇親会で何をしているのかといいますと…



違うテーブルだった人と読書会の続きをしたり
最近読んだ本・漫画・映画の話をしたり
読書会とは違った話題で盛り上がることができます。



本好き、エンタメ好きが集まっているため新しい刺激と出会えますし、
同じ本を読了してきた仲間なので話題にも事欠きません。
会を通して人の輪が広がっていくのが、猫町倶楽部の良い所。
皆さまのご参加を、サポーター一同お待ちしております!

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!
●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066


文責:おぜみさ
写真:Yu
名古屋月曜会第10期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月24日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京月曜会】サミュエル ベケット『ゴドーを待ちながら』

東京文学サロン月曜会 6月の課題本は

 サミュエル ベケット『ゴドーを待ちながら』
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年6月23日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪】フィリップ・フック『印象派はこうして世界を征服した』

※6月18日、大阪府北部を中心に発生した地震により被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。この読書会は予定どおり開催致します。


関西アウトプット勉強会 6月の課題本は

 フィリップ・フック
   『印象派はこうして世界を征服した』(白水社)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年6月23日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • フィル・ナイト 『SHOE DOG』

東京アウトプット勉強会 6月の課題本は
 
  フィル・ナイト 『SHOE DOG』(東洋経済新報社)
 

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年4月23日 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 第99回 東京文学サロン月曜会「ポロポロ」

扉を開けたらそこは異世界でした…ということは(たぶん)ありませんが、いつもの生活とはちょっと違う世界に行くことは可能です。

それは猫町倶楽部という同じ本を読んだ人だけが集まる世界。
そしてこの世界へ入るための条件は課題本の読了のみ。
猫町倶楽部は課題本の種類でいくつか分科会がありますが、そのうち文学を扱うのが猫町倶楽部月曜会文学サロンです。


4月23日には、代官山chano-maで第99回目が開催されました。
今回の課題本は田中小実昌の『ポロポロ』


私は猫町世界が好きなので、猫町倶楽部には良く参加しています。
この会も参加しましたので、その回顧録をここに残したいと思います。

まずはこの扉を開けて、同じ本を読んだ人だけが集まる世界へ入りましょう。
受付を済ませていざ猫町世界へ


ちなみにこの世界はフリードリンク制です。


こちらは「欲張り読書会」の様子。
これは読書会が始まる前の時間を使った事前のミニ読書会で、この作品について早く話したい!という人から、読書会前の時間が空いてる人まで誰でも参加できます。


読書会の開催が近づくにつれ、徐々に参加者が集まってきました。
今回の参加者は全体で80名ほど。


参加者はこの世界に入ると、最初に10人弱のテーブルに案内されます。そしてそのメンバーで課題本について語り合います。


各テーブルのメンバーは参加者からランダムに振り分けられるので、知り合いもいれば、全員初対面ということもあります。


猫町倶楽部文学サロン月曜会の課題本は、名作だけど一見読みにくい本も多いです。それだけに自分では読まないような作品に出会えることも多く、新しい世界の一端に触れることができます。
今回の課題本「ポロポロ」も、文章は平易ですが、ストーリーは明確な起承転結のあるものではなく、全体として内容や作者の言いたいことがわかりにくい作品です。
今回の参加者からも、最初の感想では読みにくかった。何が言いたいのかわからなかったという意見が多かった。
しかし、読書会が進むにつれてそれ以外の感想も出てきます。

・作者は小説の中で、物語化して語ることを避けようとしている。

・最初の章のポロポロは、全体の中で、少し異質な話。作者はこの章で、この小説がどういうものかの、ある種の説明をしているのではないか?

・通常の小説とは、異なる手法を用いることで、作者が表現したかったこととは?
などなど、それぞれがこの小説を読んで感じたことや、他の人の意見を受けて考えたことなどを述べていきます。

この猫町世界では、1つだけルールがあります。
それは「他人の意見を否定しない」というもの。
それ以外は、何でもOK。

そうやって自由に意見を交わしていくことで、自分の中でボンヤリとした考えがまとまったり、自分一人では得ることのできなかった新しい考えを得たりできます。

読書会の最後には、各テーブルでベストドレッサー賞の選出が行われます。
月曜会文学サロンでは、毎回異なるテーマでドレスコードを設定しています。
今回のテーマは、帽子とポロシャツ。
ベストドレッサーは参加者の投票で決まります。


そしてこちらが今回のベストドレッサーの方々!
ドレスコードの帽子とポロシャツは、どちらか一方でもOKですが、ベストドレッサーに選出された方は、皆さん帽子をかぶっていますね。ベストドレッサーに選ばれただけあって皆さん素敵な帽子です。


ぼう…し…?


私はこの世界に何回か参加していますが、まだまだわからないことはあります。
ただドレスコードは遊び心の一環ですので、そのテーマも各人自由に解釈してもらってOKなのです。
そして、彼は今回でこのベストドレッサーを10回連続で受賞したとのこと。
それで全てを察していただきたい……。


また、この猫町倶楽部には、文学を課題本にするこの月曜会以外にも、さまざまな分科会が存在します。
その分科会の1つに猫町アンダーグラウンド、通称猫町UGがあります。猫町UGでは性を題材にしたものを課題本にしています。これまでは、不定期開催でしたが、この度、定期開催されることになったとのことで、サポーターの方が宣伝に来ました。


…え?こっちは本当に異世界なんじゃないかって?
そう思うあなたは、ぜひその目で確かめてみては?
猫町UG世界への参加申し込みは、この文学サロン月曜会と同様に猫町倶楽部のHPから可能です。


後、今回はゲストとして文化系AV監督の二村ヒトシさん、エッセイストの柴原明子さんも参加されました。そして、読書会後には今回の課題本の著者、田中小実昌のお孫さんの田中開さんにも来ていただきました。




読書会自体はこれで終了ですが、その後、同じ会場で懇親会があります。

懇親会では、お好きな料理と飲み物を取って参加者同士で交流を深めます。





また、月曜会では懇親会中にも企画を模様しており、このテーブルはその企画の1つ、「猫町堂書店」
ここは参加者同士がオススメの本を持ち寄って交換するブースです。自分の本を忘れた方も、後日参加した際に本を持って来てくれればOKですので、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。


こちらは「ゲストテーブル」。さまざまなゲストの方と直接話ができます。


懇親会は21時でお開きですが、話し足りない方は三次会に繰り出します。

ゲストも多かったせいか、明日は月曜日にも関わらず多くの方が三次会まで参加してくれました。


さて、私ももっとこの猫町世界に浸っていたかったけど、終電も近いのでこの辺で…

次回の猫町倶楽部月曜会は5月27日、課題本はヘッセの『デーミアン』

これを読んでいるあなたと、猫町世界で会えることを楽しみにしつつ、この回顧録を終わりたいと思います。
See you next Nekomachi…



記:hase  写真:やまちゃん

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年6月22日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:40~自由解散
  • 『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』

6月の課題本は

 トーマス・ラッポルト
  『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』
(飛鳥新社)

■参加条件:課題本の読了
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月16日(土)~6月17日(日) 8:00名古屋駅集合
  • 【名古屋発】海猫沢めろんさんと行く!信州温泉一泊読書会ツアー♪

”初めて参加”でも”ひとりで参加”でも”久しぶりの参加”でも大歓迎の猫町倶楽部の読書会旅行。

今回は

『海猫沢めろんさんと行く! 信州温泉読書会ツアー♪』

今年は作家の海猫沢めろんさんをお迎えして、信州方面を昼神温泉中心に巡るプレミアムな旅行を企画しました。
日本一星空が美しいと言われている阿智村の夜景も体験出来るかも…!?

もちろん宿泊先で読書会も行います。
課題本は先日熊日文学賞を受賞した
  
     「キッズファイヤー・ドットコム」!!(講談社)

秘密の企画も進行中、盛りだくさんでお送りします!

※56名で締め切りますのでお早目にお申込みください。


■ゲストプロフィール:海猫沢めろん
高校卒業後、紆余曲折を経て上京。文筆業に。『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。『キッズファイヤー・ドットコム』で第59回熊日文学賞受賞。他に『零式』、『全滅脳フューチャー!!!』、『ニコニコ時給800円』、『夏の方舟』などがある。小説以外でも、エッセイ『頑張って生きるのが嫌な人のための本~ゆるく自由に生きるレッスン』、ルポ『明日、機械がヒトになるルポ最新科学』など多数。ボードゲーム、カードゲームなどのアナログゲームを製作するユニット「RAMCLEAR」代表。

■宿泊地
昼神温泉 ユルイの宿 恵山
※4人部屋となります。(若干の変更があることがありますので予めご了承お願い致します。)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

また、旅程の関係上徒歩での移動が多くなりますので、
スニーカーや運動靴など歩きやすい靴でのご参加をお願いします。

■参加費 27000円 (宿での夕食・朝食つき)

■旅程
【一日目 6/16(土)】
○8:00 名古屋駅西側 噴水前広場 (JR名古屋駅太閤通口の外) 集合~出発
    ※猫町倶楽部の猫マークを持ったサポーターが目印です。
10:10 日本大正村着~観光
12:30 日本大正村発
14:10 ユルイの宿着~読書会
17:30~19:00 夕食
19:00~20:00 夕食終了~トークショー
20:00~22:00 (希望者のみ・後述)阿智村に移動~星空鑑賞ツアー
○その後は心ゆくまで宴・語り合い・温泉をお楽しみください!

【二日目 6/17(日)】
10:00    チェックアウト
       馬篭方面の観光
       旧街道を歩いてみたい方には運営サポーターが
       ハイキング・ツアーも企画!(雨天中止)
17:30頃   名駅着

■集合場所 名古屋駅西 噴水前広場 (JR名古屋駅太閤通口の外)
■集合時間 AM8:00
※猫町倶楽部の猫マークを持ったサポーターが目印です。


☆星空鑑賞オプショナルツアーについて
バス・阿智村でのガイド料別途1500円(税込み)で参加できます。
また、悪天候の場合は中止になりますのであらかじめご了承ください。

【申し込み方法】
件名を「名古屋月曜会旅行申込み」とし、
下記事項を添えて info★nekomachi-club.com
(★を@に変えてください)までお申込みください。
折り返し、お振込先口座の案内を差し上げます。

1. お名前
2. フリガナ
3. mixiネーム(mixiご入会の方)
4. 生年月日(西暦)
5. 性別
6. 住所
7. 電話番号
8. 名古屋月曜会参加歴
9. 星空鑑賞オプショナルツアーへの参加を希望する・しない

■ 【重要】保険加入及び部屋割りのため、申込みの際にはお名前・生年月日・性別・電話番号・住所は必ず省略せず明記してください。

■申し込み締切期限; 6月11日(月)23:59
     振込期限: 6月12日(火)

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年6月16日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~19:30 懇親会19:30~
  • 【福岡】アゴタ クリストフ『悪童日記』

※開催時間がいつもと異なります。ご注意ください。

6月の課題本は

  アゴタ クリストフ『悪童日記』(ハヤカワepi文庫)
 

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年4月21日(土曜日) 受付開始17:00~ 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 関西アウトプット勉強会 第96回「人工知能時代を<善く生きる>技術」

4月21日(土)、第96回の関西アウトプット勉強会が開催されました。今回の参加者は40名。4名の初参加の方も交えて、盛況となりました。

暖かい季節を迎えて少し汗ばみながら、梅田の「ちゃやまちアプローズタワー」のエレベーターに乗って、13階の貸会議室に向かうと、関西アウトプット勉強会の看板が見えます。



受付を済ませたら、今日お話をする皆さんがいるテーブルへ。初めてお会いする方、遠くからお見かけしたことはあるけれど・・・という方、何度もご一緒した方、いろいろな皆さんがいらっしゃいますが、テーブルにつけば自然と歓談が始まります。今日はこのメンバーでどんなお話が聞けるかな、どんな会になるかな、と想像してワクワク。

さて、今回の課題本は、堀内進之介著『人工知能時代を<善く生きる>技術』です。この本は、「いつでも・どこでも・何でも・誰でもネットに接続され、膨大な量の情報が人工知能で分析される「人工知能時代」に、どのようにして善く生きるか、その方向性を示す」という内容の本です。

難しい内容でよく分からないなと思っても、課題本を読んでテーブルにつけば、あとは自由にお話ができます。時には脱線しつつ、思っていたことや、思いついたことを語り合います。(ただし、他の人の意見は批判しないでくださいね。)



今回の課題本では、

・これからどんな仕事が生まれていくか

・職場でこんな技術が導入された!

・身近にこんな人工知能技術があったらいいな・・・。

など、課題本の内容をもとに、いろいろな話題で楽しめました。



楽しい時間はあっという間。読書会が終わったら、次回のご案内の後で、皆さんで記念写真です。恥ずかしい方はお顔を隠して。


お時間のある方は、懇親会会場に場を移して乾杯!読書会よりもちょっと濃い(?)お話ができたり、課題本には関係のないお話をしたり。皆さんのいろんな一面が^^



さて、次回の関西アウトプット勉強会は5月26日(土)17:30から、今回と同じく梅田の「ちゃやまちアプローズタワー13階の貸会議室」にて開催されます!課題本は、畑村洋太郎『失敗学のすすめ』です。

興味を持たれた方は、こちらからどうぞ!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/55343

また、ビギナーの参加者(参加回数が0~2回の方)向けに、こんなイベントも☆
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/55205

皆さんお気軽にご参加くださいね♪

文章:典子 撮影:そねっち、セオ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 柴田元幸が月曜会へやってくる第8弾! マーク・トウェイン『ハックルベリーフィンの冒けん』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年4月8日(日) 
  • 柴田元幸が月曜会へやってくる第8弾! マーク・トウェイン『ハックルベリーフィンの冒けん』

桜散った後の、少し肌寒く感じた2018年4月8日。今年も藤が丘JAZZ茶房靑猫で、柴田元幸さんをお招きしての、月曜会特別イベントが行われました。今回は66名(うち初参加6名)の方にご参加いただきました。



今回の課題本は、マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒けん」です。アメリカで、1885年に発表された作品です。浮浪者ハックと黒人奴隷ジムが、ひょんなことから一緒にいかだでミシシッピ川を下ることになり、様々な騒動に巻き込まれていくようすが、ハックの一人称により語られています。

柴田元幸さんによる翻訳は、去年の12月に出版されました。帯には「柴田元幸がいちばん訳したかったあの名作」と書いてあり、みなさん興味をそそられたのではないでしょうか。



イベントは、第一部読書会、第二部トークショー・翻訳教室、第三部アフターパーティの三部構成で行われました。

まず、第一部の読書会が始まると、各テーブルで、色々な感想が飛び交いました。



「ハックの処世術はすごい。嘘が上手すぎる!うろ覚えの知識からよくそんな切り返しができるな、と感心してしまう」
「ハックの適応能力が高すぎ!育った環境を考えると仕方がないけど、なんだかな…」
「どんな問題にも立ち向かい淡々と解決するハックは、頭のいいリアリスト」「そんなハックが『キリスト教的正しさ』と『人格的正しさ』との間で悩み、成長していく物語」
「ハックは恵まれない環境だけど、真っ直ぐで、そこがこの物語の救いになっている」
「ハックって素直で良い子なんだろうなって思う。こんなに養子にしたいって人がいるんだから」
「ハックは辺境のヒーロー。トムみたいに村のコミュニティに属してないからこそ、別のコミュニティ(ジムを初めとする黒人社会)との橋渡し的存在になれる」
「ハックルベリー・フィンという名前はアメリカではどういうふうに捉えられるんだろう?トムとかメアリに比べて明らかに普通の名前じゃないよね?」



「トムがだいぶ嫌なというか変なというかぶっ飛んだやつになってますね…」
「ジムを小屋から救い出すところが面白かった。トムが可愛らしく思えた」

「ルールを作って行動するトムと、それに上手く付き合うハックが、アメリカとイギリスの関係みたいだった」「時事的に、私は高畑勲監督と宮崎駿の関係を重ねてしまいました」
「トムとハックは似ているようで違う二人。また、お互いを意識している。所謂バディものの原点のようなキャラクター設定が魅力的」



「ハックのジムへの眼差しは、父の影を追っているのではないか」
「ジムのハックへの優しさは、ジムの娘に対してできなかった優しさでは」
「ハックが「ジムの心は白人なんだ」とモノローグで語るシーンがショッキング。ハックにも差別の心がある。だからこそ、ハックとジムの関係、ハックの成長の重みが増す」
「国も時代背景も違うので、「ジム(ニガー)を助ける=裏切り」がしっくり来ない」
「ハックの良心と、ジムを逃がそうとする思いの葛藤が面白かった」



「当時のアメリカ南東部って結構豊かだったんだなぁって思った。判事がいる、劇場が立つ、既製服がすぐに買える」
「DV、宿怨、殺し、死体等は現代に生きる自分には肌に合わなかった」
「銃の文化も日本にないので、子どもが銃を持っているのが物騒に感じる」
「かなり衝撃的な描写もある中、卑猥さがないのがいい」
「一つ一つのエピソードは悲惨だったりもするが、ところどころ笑えて、読後感は爽やか」
「『トム・ソーヤーの冒険』も読んで欲しいです!こっちは比較的ほのぼのしてますよ」



「たまたま行ったのがトムの親戚の家だったというのが、ご都合主義に感じる」
「設定に少し無理があると言われてるけど、ドン・キホーテよりは全然ましだから読めた(笑)」「その無理めな設定と、主人公が子供ってことを活かして、複雑な問題を上手く表現していると思う」
「本そのものが宝の地図のよう。だから自由に読んでいいし、迷いながら読んでいい」「でも、そこに答えを見つけようとすると、撃たれちゃう(笑)」



読書会中、柴田さんも各テーブルを順番に回り、参加者の質問に答えてくれました。



第一部終了の時刻に近づくと、青猫マスターの高橋さんが、課題本に合わせて選んだ「今日の一曲」を紹介してくれます。今回は、Steve Kuhn、Joe Henderson、Steve Swallowが演奏している「Lazy Afternoon」でした。
「個人的な話ですが、夏が近づくとこの本が読みたくなって、この本を読むと釣竿を持って釣りに行きたくなる。けれど全然釣れなくて、河原で寝込んでしまう。そんなときの気分にぴったりな曲です。タイトルを直訳するとけだるい午後ですが、3人の演奏によって、けだるい雰囲気が出ています」とのことです。ゆったりとしたリズムで、のんびり、くつろいだ気持ちになります。



第一部の最後には、各テーブルで選ばれたベストドレッサーの発表がありました。今回のドレスコードは「冒けん」です。
それぞれ本日のポイントを教えていただきました。
「夜の川をイメージした服に、ジムとハックが乗っているいかだのブローチを付けてきました」
「ニガーのイメージで黒づくめの服に、カヌーのブローチにハックの帽子を作ってきました」
「トムが港に着いたときのイメージで、冒けんに欠かせない地図を持ってきました」
「いかだに乗ったハックの服装をしてきました。かぶっている帽子を前にすると花が付いており、可愛らしく女装したハックになります」



「自分が冒けんに行くならどんな服装か考えて、遭難したときのためのチョコも持ってきました」
「全身、冒けんするときのような格好をして、双眼鏡を持ってきました」
「ハックのように、片方だけサスペンダーをして、ぶかぶかのズボンにアメリカのシャツを着て、ハットを被ってきました」
「冒けんと聞いてジブリのラピュタを思い浮かべたので、パズーの格好をしてきました」



みなさんの考えた、各々の「冒けん」の世界観があって、見ているだけで楽しくなります。
そして今回は、柴田さんがベストドレッサーの中のベストを選出してくださいました。
選ばれたのは、Dテーブルのへなこさんでした。「みなさんクリエイティブですが、遭難したときのことも考えていたのが決め手」だそうです。おめでとうございます。



第一部はここで終了です。

つづいて、第二部のトークショー・翻訳教室が始まります。
トークショーでは、柴田さんに寄せられた多くの質問に対して、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
その一部をご紹介します。



Q.一番訳したかった理由は何ですか?
A.アメリカ小説で良いと思うのは声ですが、この作品は、語りののびやかさ、しなやかさが他のどのアメリカ小説よりもあって、魅力的でした。また、他の人がしていないことができるのではないかと思いました。でも、結局いい小説だから訳したいに尽きます。

Q.この作品で好きなシーンはどこですか?
A.第32章、p395最初からp397の1行目までです。ここだけ水が全くないけれど、しずけさがあります。この後トムが主役となり、このしずけさが戻ってこないと思うと、より好きです。

Q.p530に載っている「ハックとジムの旅」は、柴田さんの手書きですか?
A.そうです。この作品は、ご都合主義なところがあり、蓋然性はないですが、いきあたりばったりに書いている適当さが魅力だと思います。なので、地図を付けるにしても、精密なものでなく適当な、緩いものにしたいと思っていました。「このへん」とあるのも意図的です。

Q.ヘミングウェイは終盤のトム主導の茶番劇は「読まなくていい」と言いますが、柴田さんはどうお考えですか。
A.ハックが英雄的なことを考えて終わると、この本の魅力である適当さがダメになってしまうので、ドタバタ茶番劇を付け加えざるを得なかったのではないでしょうか。

・この作品で重要なのは、ジムの変容です。最初と最後で全然違っています。ジムは元々立派なものを持っていましたが、黒人奴隷として発揮できる場がないまま生きてきました。そのため人間が変わったというより、真の人格が現れたのです。
・ジムが実はハックの父は死んだと最後に言うことで、ハックが生物上の父から離れ、精神的な父ジムに出会う物語です。

Q.翻訳の合間の気分転換には、何をしていますか?
A.気分転換は必要ないです。翻訳が好きなので。人生の合間の気分転換に、翻訳をしているようなものです。パソコンではなく手書きでしているので、目も疲れません。気分転換が必要になったら、翻訳をやめるときかなと思います。

たくさんの質問に答えていただいた後は、翻訳教室の時間です。
今回の課題文は、Norman Lock, Trio (Triple Press, 2005) に収められた、“Émigrés”と題した断片集の中の一断片です。



事前に出された課題文に、35名の生徒がチャレンジしましたが、すべての訳に柴田さんが直接ペンを入れてくださいました。当日返してもらった添削を見て、みなさん嬉しそうでした。

選ばれたいくつかの訳は、前のスクリーンに映してその場で添削していただけました。



「同じ言葉の反復は減らした方がいい。亡命者と亡命があるから、亡命の方は、『祖国を離れた暮らし』などの表現に変えるとよい」
「『腕』ではなく、『脇』に挟んだ、としたところがいい。『一家をなしていた』という表現もいい」
など具体的に教えてくださり、勉強になりました。

そしてベスト翻訳に選ばれたのは、ゆきさんの訳でした。おめでとうございます。



柴田さんから、ジェームズ・ロバートソンの小説を訳した手書き原稿が贈られました。彼が1年かけて書いた365の短編小説のうち、1月2日の物語です。



第二部の最後は、柴田さんにギターの弾き語りをしていただきます。
今年の一曲は「スカボロー・フェア」です。きれいなギターの音色と歌声が、青猫に響き渡り酔いしれます。



第三部のアフターパーティでは、会場をトルタドゥエに移します。



柴田さんを囲んでまだまだ聞き足りないことについてお話したり、おいしいお酒とごはんと共に参加者同士語り合ったりと、楽しい時間を過ごしました。



第三部までは半日にわたる長丁場となりましたが、素敵な春の思い出になりました。

次回もまた、月曜会でお待ちしております。



猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。
●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixi – トピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

文責:なな
写真:苺、Yu
名古屋月曜会10.5期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

  • 2018年4月7日(土) 受付/16:30〜、読書会/17:00〜、懇親会/19:00〜
  • 関西文学サロン月曜会 第38回 三島由紀夫『金閣寺』

201847日、カフェバー「ラポーティア」にて『猫町倶楽部関西文学サロン月曜会』が開催されました。

今回の課題本は『金閣寺』。



実際に起こった金閣寺の放火事件を題材とした三島由紀夫の代表作であり、近代日本文学の傑作のひとつとして国内外で高い評価を得ています。

当日は肌寒く、小雨交じりの空模様でしたが課題本効果(!?)もあり、大変多くの方にご参加いただきました。また、4月開催ということもあり、フレッシュな初参加者の方々も多く見受けられました。少し緊張した面持ちで受付を済ませ、それぞれのテーブルへ。

「課題本を読む」という共通点がお互いの距離を縮めてくれるのが猫町倶楽部の読書会。読書会開始までの短い時間の間に、どうやら皆さんすっかり打ち解けた様子です。



でも、お楽しみはこれからが本番。


 

司会が登場し、タイムスケジュールや各テーブルの進行役などについての説明を始めました。また、「人の意見を否定しない」という、猫町倶楽部の大切な約束事についての確認も行われます。皆さん真剣に司会の話に聞き入っていますね。

さて、いよいよ各テーブルでの読書会がスタートしました。



進行役である「ファシリテーター」の皆さんの導きによって、さまざまな角度から『金閣寺』という作品の実像が紐解かれていきます。

「主人公が老師に期待していたもの、期待していた姿ってどんなものだったのかな」

「主人公と柏木の人間性についてはどう思う?」

「偉大なる美の象徴としての金閣寺を壊すことで、主人公は金閣寺を自分と同じレベルに落としたかったのかも」

「主人公の金閣寺に対する意識の変化が面白いよね」

「それはそうと、柏木はモテすぎじゃない?ずるやましいわ~」

大盛り上がりの読書会ですが、そろそろ月曜会恒例企画、ベストドレッサー賞を選出する時間です。今回のドレスコードはずばり「ゴールド」。皆さんは比較的自由なこのテーマをどのように解釈し、自分なりのオシャレとして表現したのでしょうか。

和気藹々としたムードの中、各テーブルから選出されたベストドレッサーの皆さんが集まってきました。



ベストドレッサー11人が行う本日の装いについての説明に、皆さん興味津々な様子。テーマに対する解釈はまさに十人十色です。


「今日のファッションのポイントは?」


「ゴールドの折り紙!これ姪っ子が折ってくれたんですよ~」


皆さん、彼女の爪にご注目。


「主人公の『美に縛られてる感』を表現してみました!」とのことですが、これ、すべて自作だそうです。

今回は「金閣寺の炎上」と絡め、ゴールドだけでなく赤も同時に取り入れたコーディネートの方が複数いらっしゃったのが印象的でした。

読書会の最後は参加者全員での記念撮影。

課題本を手に、はい、チーズ!


 

自然と拍手が起きたところで、課題本について話し合う前半の部は終了です。

引き続き懇親会がスタート。美味しいお料理と飲み物で、会話も弾みます。


 


 

素敵なデザートも出てきました。 読書会で脳をフル活用した皆さん、甘いものでしっかり糖分補給してくださいね。

ここで席替えタイム!

皆さん、どのテーブルに行こうか迷いながらも着席し、「グルメ」「芸術」「ダイエット」「マンガ」など様々なテーマで読書会とは違ったメンバーとも交流を深めているようです。

「参加するまで不安だったけど、会場に入った際の雰囲気で安心しました」

「最近読んで面白かったのはこの漫画!」

「新しいドラマ始まりましたね~!今期は何を見ようかな?」

「最近ジャズバーに通い始めたんです」

まだまだ話し足りない様子の皆さんですが、そろそろお開きの時間。楽しい時間が過ぎるのはあっという間ですね。



「読書」という行為はごく個人的なもののように思えますが、課題本を読み、さまざまな人の意見を知ることで自分の読書体験を何倍も、何十倍も豊かなものにできるのがこの読書会の醍醐味です。

また、課題本を通じた新たな出会いも、参加者の皆さんの人生を豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。

今回ご参加いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

 

次回は5/12(土)、課題本は田中小実昌『ポロポロ』。会場は引き続きラポーティア(大阪)です。ぜひ奮ってご参加ください。

当日、皆様にお会いできることを楽しみにしています。

 

(文・しほ 写真・しん、パキスタン)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年6月9日(土) 15:15受付開始 15:30~17:30 読書会  18:00~懇親会
  • 【富山で開催★猫町キャラバン】 魯迅 『故郷/阿Q正伝』

猫町キャラバン(全国を転々とする読書会) 第2回は富山県は高岡市で開催!
  
   課題本は魯迅『故郷/阿Q正伝』(光文社古典新訳文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】『江戸川乱歩傑作選』

6月の課題本は

   『江戸川乱歩傑作選』 (新潮文庫)
  

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年6月8日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】 海猫沢めろん『全滅脳フューチャー! ! ! 』

6月の課題本は

  海猫沢めろん
   『全滅脳フューチャー! ! ! 』(幻冬舎文庫)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年5月30日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『レディ・プレイヤー1』

猫町倶楽部の分科会-シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に鑑賞してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

名古屋シネマテーブル5月の課題映画は、

『レディ・プレイヤー1』

  劇場情報





<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は5/27(日)となります。早めに参加表明していただけると大変助かります。


*シネマテーブルはいつもわいわいにぎやかな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/53043
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/51655
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/51508


■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。


■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より別会場への案内が届く場合があります。案内に従って第2会場であるエレファントネストに集合してください。


名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
猫町倶楽部ではmixiコミュニティを参加者の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付もあり!
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。

またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月27日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • ヘッセ 『デーミアン』

東京文学サロン月曜会 5月の課題本は

  ヘッセ『デーミアン』 (古典新訳文庫)
    ※出版社は問いません

  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年5月26日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • サイモン・シン『フェルマーの最終定理』

東京アウトプット勉強会 5月の課題本は
 
 サイモン・シン著『フェルマーの最終定理』


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年5月26日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪】畑村洋太郎『失敗学のすすめ』

※名古屋会場でも同じ課題本で行います。こちらは関西会場です。お間違いのないようにお申し込みください。

関西アウトプット勉強会 5月課題本は

   畑村洋太郎『失敗学のすすめ』 (講談社文庫)
 

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年4月1日 
  • 長編読書会プレイベント 「源氏物語の基礎の基礎」

花も盛り、はらりと散り始めたうららかな日。
いつもの『JAZZ茶房 靑猫』の扉を開けると雅楽と琴と笛の音が流れる、
なんとも雅やかな空気が……

 


 

・・・と思いきや、

 
この熱気!参加者はなんと80名!

猫町倶楽部として初めて触れる王朝文学の世界へのワクワクした期待感が溢れています。東海地方だけでなく、東京など遠方からの参戦もありました!

ゲストは愛知淑徳大学 久保朝孝先生。

 
研究者として学生に講義されたりカルチャーセンターで生涯学習の一環としてお話しされることは多くとも、このように文学として興味を抱いて集まるオーディエンスの前でお話しされる機会は少ないとのことですが、
私たちが源氏物語の世界に入り込んでいきやすい、基礎を盛り込んだ資料をご用意いただきました。


 
さて、レクチャーの始まりです!

満開の桜並木の中駆けつけた私たちに、まずは問いかけ。
「桜の下で行うことは何か。 …………蹴鞠でしょ!」
茶目っ気たっぷりに、平安時代に引き込んでいただきます。


 
現代の私たちにはなかなか想像できない、源氏と数多の男女が生きた世界を、
当時の貴族のあり方や背景などから、とても丁寧にユーモアを交えてレクチャーしていだだきました。


 
源氏物語は全54帖、登場人物約400人(!)和歌数795首という、数字で表すととてつもない膨大なボリュームなのに、全編通して物語の破綻がほぼ無い、日本史上、いえ、世界史上類を見ない完成度の高い文学作品とのこと。


 
複雑で個性的な登場人物の背景が細やかに描かれていますが、
基本的には一話(帖)完結で読みやすいようです。

系図を書きながら読み進めると、なお楽しそうですね。
(私は、一年かけて系図を書いてみようと思います!)

ポイントとしては、
・『比類なき栄華』と『比類なき憂愁』。なかなか味わえるものではありません。
・「紫」の持つ本当の意味とは?
・王朝文学の語る、男女の『語らい』

お話は、現代語訳についても。
訳者の持ち味、バックボーンによる特色を丁寧に解説いただきました。
(詳細は、HPまたはmixiの第一回読書会の告知案内でご覧ください)

今回の長編読書会では、「源氏物語」の訳本であればどれでも問いません。
久保先生からは、まずは何でもいいから文章で読むべし!とのアドバイス。

 

大盛況のまま、懇親会へ突入。
上品なおばんざいが味わえる『鉢屋』さんでさらに語り合います。


 

美味しい食事と雅やかな世界の話題でお酒も進みます。

ほとんどの方が源氏物語は「何となく知っているけど、ちゃんと読んだことない」とのこと。
今回のレクチャーを聞いて読了へのモチベーションが上がったのが、この盛り上がりっぷりからも分かります。


 

久保先生のお席は、もっとお話しを聞きたいという皆様で満員です。
まさに「光源氏」状態。


 

男女の恋物語だけかと思いきや、え?まさかのBL展開もアリ!!??なんて話題も。

女性陣多めだからこそ、この機会に男性陣は源氏の君になれる……はず!
世界史上に残る長篇小説に触れることで、男も女も磨かれる、そんな予感がしました。

レクチャー・懇親会を通し、久保先生が伝えてくださった
「私たちが今回この作品に向き合うべき理由」は
まさにこの一言に尽きるでしょう。

「我々人類がこの宇宙に誕生した意味は、『源氏物語』を読むためである」

ぜひ、ここから1年かけて猫町倶楽部の壮大な「源氏物語絵巻」を
皆さんで描いていきましょう。

第一回を楽しみにしています。

5月14日(月)19:15~ 靑猫
課題帖:桐壺、帚木、空蝉、夕顔
お申込はこちらから

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/54683

 

文:あきタマ
写真:okko

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年5月25日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:25~自由解散
  • 【名古屋】畑村洋太郎『失敗学のすすめ』

※関西会場でも同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお申し込みください。


5月の課題本は

  畑村洋太郎『失敗学のすすめ』 (講談社文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年3月31日(土曜日) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 関西アウトプット勉強会 第95回「戦略と実行」

大阪では桜が満開の3月31日(土)、梅田の「ちゃやまちアプローズタワー13階の貸会議室」にて第95回の関西アウトプット勉強会が開催されました。今回の参加者は、4名の初参加の方も含めた36名でした。

課題本は清水勝彦さん著の「戦略と実行」です。「戦略の原点」、「経営意思決定の原点」に続く3部作の完結編で、戦略を実行に移すには「コミュニケーション」が重要である事が深掘りされている1冊です。



読書会の会場に来られたら、まずは受付で今日の参加テーブルをチェックして頂きます。席につかれましたら、読書会が始まるまでの間は各テーブルにてしばしご歓談を。



時間が来たら、いよいよ読書会のスタートです。
まずは、運営ボランティアのサポーターから読書会の説明があります。
注意点は、
・課題本を読了してくること
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容についての批判はOKとなっています)
の2点です。



また、各テーブルにはファシリテーターがいて、読書会に参加された方がバランス良く発言出来るようにコーディネートしてくれます。ですので、初参加を検討されている方も、参加回数が1~2回の方も、お気楽に勉強会ご参加いただいて、自身の意見を気兼ねなくアウトプットする事が出来ます。



読書会での参加者のご意見をいくつか紹介させて頂くと、
・職場のトップの考えを知るという点で、今回の読書会の意義がありました。トップが何を考えてるのか知ることは(それが賛同できるにせよできないにせよ)重要だと思いますし、それが分かれば自分の仕事も楽になるような気がします。
・「組織の実行力を測る10の質問」はテーブルのみんなの心に響いた感じで良かった。

本の内容をもとにした意見交換の中では、
・仕事ではコミュニケーションで悩む事が多く、「絶対にあっちが悪い」と思っていた立場(経営側)の人からの意見を聞けてすごく楽になれた。
・一度は嫌な思いをしてもへこたれずに、嫌な上司の癖を見抜いて次からはうまく行ったという話が聞けて、とても勉強になりました。
といったご意見もありました。



途中の休憩も含めて約2時間の読書会が終わると、各分科会のサポーターのメンバーから関西猫町の今後の読書会や活動の案内がありました。



関西月曜会の定例会の紹介では、次回のドレスコードが「金閣寺」と発表され、会場がどよめく一幕も!(直後に「ゴールド」である事が紹介されました。)



読書会の締めは、参加者全員での記念撮影です。写真NGの方は、本などで顔を隠してもらって参加して頂いて大丈夫です。



読書会が終わった後は、お待ちかねの懇親会です。
今回は、「茶屋町応援団 大分唐揚げと鉄板焼 勝男」で行われました。お酒に食べ放題の唐揚げを交えながら、楽しい会話が続きます。





途中からは、サポーターが選んだ6つのテーマのテーブルに自由に移動しておしゃべりは続きます。今回のテーマは「私の読書スタイル」、「シェア出来るもの・出来ないもの」、「生まれ変わったら就きたい職業」、「猫町課外活動」、「話足りん」、「フリーテーマ」でした。席替えでは読書会では別のテーブルだった方ともお話しが出来ます。



さて、次回の読書会は4月21日(土)17:30から、今回と同じく梅田の「ちゃやまちアプローズタワー13階の貸会議室」にて開催されます。
課題本は、堀内 進之介さん著の「人工知能時代を技術」です。
今流行りの「人工知能」がテーマとあって、「興味がある分野の本で楽しみ!」、「使いこなしたい!」といった期待の声が聞かれましたし、新書という事で「薄くて持ち運びしやすい!」、「鞄の中で場所を取らない!」といった声も挙がっていました。とても楽しみですねー。



次回の読書会に参加ご希望の場合には、こちらからどうぞ。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/54544

それでは、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
また、皆様と読書会でお会い出来ることを楽しみにしています!

(文:そねっち、写真:セオ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年3月28日(水) 19:30~21:30
  • 第91回名古屋シネマテーブル定例会 『シェイプ・オブ・ウォーター』

3月28日(水)第90回名古屋シネマテーブル定例会を開催しました。
課題映画は『シェイプ・オブ・ウォーター』



『パンズラビリンス』『パシフィックリム』のギレ・ルモ・デルトロ監督の最新作にして、第90回アカデミー賞で作品賞・監督賞・美術賞・作曲賞の四部門受賞!

話題作とあってか、初参加の方11名を含め70名と多くの方にご参加いただきました。
メイン会場のNov.Cafeとエレファントネストに分かれてスタートです。



 



こちらは今回の名札。ウロコ型です。



先ずはファシリテーターというテーブル毎の進行役を決めます。シネマテーブル参加歴4回以上の方にお願いしていますので、その時はぜひヨロシクです!
簡単な自己紹介の後アウトプット開始です。



主な感想は、「映像、音楽が素晴らしい」「ファンタジーだが、きれいなだけじゃないのがよかった」「敵役の男性にも優しいまなざしを感じた」「デル・トロ監督作品で一番好き!」等、好意的なものから、「二人がなぜ惹かれあったのか分からない」「結局現実世界では幸せになれないのか?」「女性が死んで(自分を殺して)相手の世界に行くのは古い結婚の考えなんじゃないか」
のように厳しめな感想も聞かれました。



参加者さんがイラストを描いてきてくれましたよ。上手い!



まだまだ話し足りないかもしれませんが、ここからは第二会場のエレファントネストで懇親会です。乾杯!



懇親会では話題映画テーブルを設けています。昨年の忘年会のクイズ大会優勝の特典がこの映画の選定権!というわけで今回は優勝者に選んでもらいました。



その作品は…『バーフバリ/王の凱旋』こちらも人気の作品ですね。「とにかく最高!」と盛り上がっていました。





話題映画は観ていなくても懇親会は参加できますので、ぜひお気軽にどうぞ。


≪今月のmotty≫



このTシャツは70年代のアメリカのTVドラマ『刑事スタスキー&ハッチ』です。課題映画も話題映画も関係ないです。すみません!
初めてシネマテーブルのイベントに着ていき、当時のサポーターさんと話すきっかけになったTシャツなんです。サポーター卒業に合わせて着てみました。
そんな訳で突然始まったコーナーですけど、一旦終了です。


さて次回の定例会は4月25日(水)開催です。課題映画は『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男



日本人アーティストの辻一弘さんがアカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞して話題の作品です。
募集開始しています。http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/54398
また名古屋は伏見でお待ちしてます。みんなで映画の話をしましょう!

タイトルのあがった作品
『パンズ・ラビリンス』監督作
『大アマゾンの半魚人』元ネタ
『スプラッシュ』似ているシーンあり
『美女と野獣』対照的な作品

文章:motty
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月20日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京文学サロン月曜会第二会場】 ゴールディング『蠅の王』

【東京文学サロン月曜会 第二会場(通称駒井組)】

5月の課題本は
  ゴールディング『蠅の王』 (ハヤカワepi文庫)
   ハヤカワepi文庫の翻訳指定。

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

※読書会のみのお申し込みは受け付けておりません。

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年5月20日(日) 受付開始14:30 読書会15:00~17:45 懇親会17:45~自由解散22:00まで
  • 【名古屋】猫町倶楽部の全てがわかる!ビギナー限定イベント【説明会付】

ビギナー限定イベントは猫町初心者の方(=過去参加回数0~2回までの方)を対象に猫町倶楽部の全活動を紹介する、半年に1回だけ開催する説明会つきの貴重なイベント! 



名古屋猫町倶楽部の6つの分科会がセレクトした課題作品は下記の通りです。お好きな課題本または課題映画を選んでご参加ください。
※分科会は特に意識して頂くことはありません。


★名古屋アウトプット勉強会選書
  課題本: リンダ・グラットン『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(定員24名)定員に達したため締め切りました。

★名古屋文学サロン月曜会選書 
  課題本:宮沢賢治『新編 銀河鉄道の夜』(新潮文庫)(定員24名)定員に達したため締め切りました。

★名古屋藝術部選書 
  課題本:宮下規久朗『美術の力 表現の原点を辿る』(光文社新書)(定員12名)

★フィロソフィア名古屋選書 
  課題本:マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)(定員6名)

★猫町UG(アンダーグラウンド)選書
  課題本:夢野 乱月『甘美なる隷従』(フランス書院文庫)(定員6名)

★名古屋シネマテーブル水曜会
  課題映画:『君の名前で僕を呼んで』(定員18名)

それぞれ定員に達し次第締め切ります。

<タイムテーブル>※若干の変更がある場合があります。予めご了承ください。
14:30 受付開始
15:00~17:45 読書会&説明会
17:45~22:00 懇親会(ただし20:00以降は自由解散)     
         
■参加条件
・猫町倶楽部参加回数が0~2回までの方(このイベント参加で3回目までの方)限定です。
 ※過去に3回以上参加された方はご遠慮下さい。

・課題本の読了または課題映画の鑑賞
 未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。

■読書会のみの受付はしておりません。

■前回の初心者読書会の開催レポートはこちら

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年5月19日(土) 受付開始13:10 読書会13:30~15:40 懇親会16:00~17:55
  • 【大阪】猫町倶楽部の全てがわかる!ビギナー限定イベント【説明会付】

※ビギナー限定イベントは、名古屋会場でも行います。こちらは関西会場です。お間違いのないようにお申し込みください。

ビギナー限定イベントは猫町初心者の方(=過去参加回数0~2回までの方)を対象に猫町倶楽部の全活動を紹介する、半年に1回開催する説明会つきの貴重なイベント! 



関西猫町倶楽部の3つの分科会がセレクトした課題作品は下記の通りです。お好きな課題本または課題映画を選んでご参加ください。
※分科会は特に意識して頂くことはありません。

★関西アウトプット勉強会選書
  課題本:リンダ・グラットン『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』

★関西文学サロン月曜会選書 
  課題本:夏目漱石『こころ』
   ※出版社は問いません。

★関西シネマテーブル水曜会
  課題映画:『君の名前で僕を呼んで
  4月27日(金)公開 TOHOシネマズなんば 他
  http://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=cmbyn

それぞれ定員に達し次第締め切ります。

<タイムテーブル>※若干の変更がある場合があります。予めご了承ください。
13:10~13:30 受付
13:30~15:00 読書会(90分)
15:00~15:30 説明会
15:30~15:40 告知&クローズ
16:00~17:55 懇親会(軽食付)
※ 懇親会会場:ファンタイム ボニーラ

■参加条件
・猫町倶楽部参加回数が0~2回までの方(このイベント参加で3回目までの方)限定です。
 ※5/19開催日までに3回以上参加された方はご遠慮下さい。

・課題本の読了または課題映画の鑑賞
 未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。

■読書会のみの受付はしておりません。

■過去の初心者読書会の開催レポートはこちら

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年5月19日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】田中小実昌 『ポロポロ』

5月の課題本は
 
  田中小実昌 『ポロポロ』(河出文庫)

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月18日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】金井 美恵子『愛の生活・森のメリュジーヌ』

5月の課題本は

  金井 美恵子『愛の生活・森のメリュジーヌ』 (講談社文芸文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年5月14日(月) 受付開始18:45 読書会19:00~20:45 懇親会21:00~自由解散
  • 【名古屋特別イベント】長編読書会『源氏物語』第一回



文学を読み解くとき、日本美術を鑑賞するとき、『源氏物語』を知っているかどうかが大きなカギとなることがしばしばあります。とはいえ54帖の物語、今まで読みかけても挫折してしまった人も多いのではないでしょうか?

みんなで読めば読了できる!のは猫町倶楽部では実証済み(長編読書会「カラマーゾフの兄弟」で読了したメンバーさん多数!)

毎月第2月曜日(※)に数帖ずつ読み進めて 1年間12回で読了を目指します。 
会場はおなじみのJAZZ茶房青猫。
訳本はどれでもOK。(漫画は除く)1年間通して参加できなくてもOK。
※月曜日が祝日の場合は前後の週にズラします。(下記Q&A参照)

■第一回参加条件
 紫式部「源氏物語」の現代語訳のうち 【桐壺】【帚木】【空蝉】【夕顔】 を読了していること (漫画版は除く)
※田辺聖子訳の場合は構成が違うので、他訳の桐壺~夕顔の帖もご参照ください。
※与謝野晶子訳は青空文庫でも読めます。


■推奨訳本 

谷崎潤一郎訳円地文子訳瀬戸内寂聴訳林望訳与謝野晶子訳

注:①田辺聖子訳「新源氏物語」「新源氏物語 霧深き宇治の恋」は原文の巻の並びが崩してあるところがありますので、他の訳本を参照していただく回があります

角田光代訳「源氏物語」(河出書房新社版 日本文学全集 上・中・下)は中巻の発刊が2019年11月28日(予定)のため、途中から他の訳本に変更される必要があります。

③「あさきゆめみし」など漫画版での参加は不可とします。

■よくあるご質問
Q.途中で参加できない会がありそうなので、参加を迷っています。
A.全12回のうち参加できない会があっても大丈夫です。欠席回分を読了していれば、次の回から参加できます。

Q.途中から参加できますか?
A.初回~該当回までの課題帖を読了されていればOKです。

Q.次回以降の予定を教えてください。
A.現在下記のように予定しています。
第2回:6月11日(月)  (若紫・末摘花・紅葉賀・花宴・葵)
第3回:7月9日(月)   (以下 検討中)
第4回:8月6日(月)
第5回:9月10日(月)
第6回:10月15日(月)
第7回:11月12日(月)
第8回:12月10日(月)
第9回:2019年1月7日(月)
第10回:2月4日(月)
第11回:3月11日(月)
最終回:4月8日(月)


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。
※4月1日のプレイベントで先行申込みをしていただいた方は改めての申込みの必要はありません。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年3月25日(日) 
  • 「ロシア音楽はこれを聴け」課題本「チャイコフスキーがなぜか好き」

2018年3月25日(日)猫町倶楽部 名古屋藝術部では、ゲストにロシア文学者で名古屋外国語大学学長である亀山郁夫先生をお招きして読書会&トークイベント
「ロシア音楽はこれを聴け」を開催しました。


課題本は亀山郁夫著「チャイコフスキーがなぜか好き 熱狂とノスタルジーのロシア音楽」
藤が丘のJAZZ茶房青猫での開催です。
たくさんの方に参加いただき、和気あいあいと楽しい読書会となりました。
読書会には39人の方が参加、初参加の方も6人いらっしゃいました。
参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

猫町倶楽部では、これまでにも亀山先生をお招きして、ドストエフスキー
「地下室の記録」「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」などのロシア文学を
課題本とした読書会を開催してきました。
今回はロシア文学に代わりロシア音楽について読み語り、お話を伺いました。
「19世紀後半から20世紀にかけて、クラシック音楽の世界で絶対的な地位を
占めているロシアの作曲家たち。なぜかくも私たちの心を揺さぶるのか?
近年のドストエフスキー・ブームの火つけ役の著者が、
死ぬまで聴いていたい“聖なるロシアの旋律”」に迫る課題本です。

読書会に先立って、課題本で触れられた作品について亀山先生選曲プレイリスト
が公開され、前もって視聴体験をして参加できました。

https://open.spotify.com/user/ndtbpojvjwkyraef3aztqpeo4/playlist/1tmRisFGTQWtpXMTX5vPcr?si=xYyvw7YeTUKHCM2ZmWnsfw



6~7人ずつのテーブルに分かれて読書会が始まります。
テーブルごとに進行役のファシリテータが読書会を進めます。
猫町倶楽部の読書会のルールはたった一つ、「人の意見を否定しないこと」だけです。

ロシア音楽が好きな方、チャイコフスキーが好きな方から、クラシック音楽はよくわからない、
ロシア音楽はあまり聴いたことがないという方まで、さまざまな人が一緒に感想を
語り合えるのが読書会の良い所です。



・現代音楽って良さがわからないのだけれど、どうしたら楽しめるの?
・音楽や美術は、わからないといけないのだろうか?好きなだけではいけないのか?



・どうしてロシア音楽に惹かれるのかがわかった
・作曲者や作品の背景がわかることで、より作品が理解できる



・反対に背景等を知ることで純粋に作品を受け止められずバイアスがかかるのでは?知りすぎずにフラットに聴きたい
・音楽は別の要素、聴いた時の体験や記憶に非常に強く結びつく
など様々な意見が出ました。



読書会では亀山先生が全テーブルを回り参加者の質問に答えて下さいました。本を読んで浮かんだ疑問を直接著者の方に聞けるというのもありがたい体験です。



例えば「実際にロシアに行ったことが無い人間は、ロシアを実体験している先生と同じ深さで聴くことはできないのでは?」という質問には、「音楽との関わりは非常に個人的なもので、自分の経験が媒介になる。それは出会いだったり失恋だったり。聴く作品によっても聴く方が要求されるものは一つ一つ違う」と、じっくり丁寧にお答えくださいました。



読書会の後はトークタイム。亀山先生が持参されたCDも使って、ロシア音楽について語られます。当時の時代背景のもとでの作曲者と作品の位置づけなどが、実際の曲を聴きながら易しく解説され、一層理解が深まります。



音楽との付き合い方にも話が及びます。亀山先生は先日の名フィルの定期演奏会でチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴かれ感動されたそう。「これまでに何度も「悲愴」は聴いてきたので、もう十分と思って最近は聴きにいくことはなかったけれど今回の「悲愴」は素晴らしかった、いくつになっても新しい出会いはある」とおっしゃっていました。
そして、どのように聴いたら良いのかという会場からの質問に「音楽は人と同じく多様なもので、人に対して一人一人に対応の仕方が異なるのと同じ姿勢で臨まなくてはいけない。音楽は広く深い。第一印象が悪くても意欲的に勉強することで変わることもある。自分から出会いを求めて音楽を聴いてほしい」とアドバイスくださいました。



課題本、読書会とレクチャーを通じて、クラシック音楽が身近に感じられた方も多かったのではないでしょうか。



その後の懇親会でも、亀山先生への質問や、読書会で別のテーブルだった参加者同士での会話が盛り上がり、どのテーブルも笑顔が溢れていました。同じ課題本を読み、レクチャーを聴いたものどうしということで、初めて会う相手とも「読書会ではどんな話題が出ましたか?」「どんな質問がありましたか」から好きな本、音楽など会話がはずみます。



参加者の皆様、長時間にわたり本当にありがとうございました。

さてこれからも猫町倶楽部では、定例読書会や興味深いイベントが開催されます。開催スケジュールはこのホームページのほか、mixiのコミュニティサイトでもいち早くアナウンスされます。このレポートを読んで興味を持たれた方、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

文:レパード,写真:未規(まき)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年3月23日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
  • 第136回 名古屋アウトプット勉強会 「アイデア大全」・「問題解決大全」

3月23日(金)名古屋駅近くのウインクあいちにて、第136回目の名古屋アウトプット勉強会が開催されました。





今回の課題本は本のプロフィール曰く“正体不明、博覧強記の読書家”である読書猿氏の著書『アイデア大全』『問題解決大全』の選択制です。
最近、満員御礼となることも多い名古屋アウトプット勉強会ですが、今回の会でも当初の想定を超える人気に、申し込み受付を増席しての開催となりました。
さて、概ねいつもと同じ流れなのですが、改めて会の流れをご説明します。

・予め設定された課題本を読了。概ね一ヶ月前程度には課題本が発表されています。

・会に事前に申し込みし、会場に来場。

・会場で課題本に沿った装飾などを楽しむ。


例えば今回の会では会でのチーム分けを示すためのテーブル札と、ファシリテーターを決めるくじのアイデアにおいて、課題本に関連付けています。
(『今回のようなテーブル札はもしよろしければお持ち帰りいただければ』とは作成担当者の弁。)
そして、テーブルでは「他者の意見は否定しない。」
このたった一つの原則を念頭においてそれぞれ会の場で発言していきます。
概ね一つのテーブルでMAX人数7名を目安として意見を共有しあっていくのですが、ここからは各テーブルでの様子を少しのぞいてみましょう。

課題本の1『アイデア大全』からいくつか抜粋させていただくと、


「アイデアのつくり方を以前から自身でまとめていた、先を越された感があり悔しい。」
「本のまえがきが読みづらい。難しく言い過ぎていないか?」
「ツールの中に役に立たないもの、使えなさそうなものも半分ある印象。」
少し否定的な意見を紹介してみましたが、これも会の特徴です。遠慮をせずに思った事を自由に発言してOKなのです。
もちろん原則は当初に述べたように「他者の意見は否定しない」ではあるのですが、本そのものへの批判などは問題ありません。


「紹介されたアイデアツールに沿って、偉人の思考を再現したAIが将来的に開発されるかも。」
「自分の中にかかっていたバイアスに気が付くことができた。」
「紹介されたツールを実際にやってみたら結構スッキリした。」
「自分自身が晩ごはんの献立を決めるのに使っている技法があった。」
今回はすぐに実践が出来る本であることから読了後、実際に取り組んでみた方や、自分の体験にも紐付けられた方も多くいらっしゃったようです。

さて、一方の課題本『問題解決大全』ではどうでしょうか?


「記載のトム・ソーヤの話にもある『リフレーミング』は是非やってみたい。」
「よくある問題解決の本とは違って著者の意見が前面に出ている。」
「実践するのはちょっと怖いツールも。興味はあるのだけども。」
著者の意見に同調する方もいれば、記載の例に躊躇してしまう方も。


「この本だけを読んでもダメで、これを活かすために今後も色々な読書も必要なのでは?」
「問題を擬人化するというのはツールがユニークで面白い。」
「これだけのツールがあり、いくつかのツールの組み合わせなどが出来る。」
「心理学をやっていたので、そちらとの関連性も感じれた。」
「アイデア大全とも関連しているので、そちらも是非読んで欲しい!」
選択制ではありましたが、双方読んでの参加の方もいらっしゃいました。

盛り上がってあっという間の約二時間の読書会。この後は懇親会にて更に参加者同士の交流を深めます。

今日の会場はこちら。


ここでの交流が今後の会などにも繋がっていきます。
今回の懇親会では課題本から発展したアイデアの実践を周りに語っていらっしゃる方や、猫町倶楽部での他の分科会の紹介をされる方など、こちらもテーブルによってそれぞれの模様を見せています。
終電間際の時間まで大変多くの方が残っていらっしゃいました。

さて、今回の会をサンプルとして、勝手ながらまとめると、この読書会の場は、
・予め設定された本との出会いから、より多くを得られる場である。
・自分一人では本から気付けなかったことも共有しあえる。
・会で出会える素晴らしい仲間との何にも代えがたい交流。
これらを広く提供できる場と自負しております。
また、当会の運営側であるサポーターに立候補すると、より会を楽しむことができます。
今回の会でも新たに複数の方が仲間に加わりました。


運営側では自分自身が楽しく感じれる活動を行っています。
もしご興味があれば、会で現在のサポーターにその雰囲気をお聞きいただければ、その楽し
さを精一杯説明させていただきます!

【今後の会について】
定例会は毎月一度名古屋駅近くの会場で開催を行っております。
今後も継続的に参加していただければ、より楽しく普段の読書をすすめることができます。
なお、当HPでのスケジュールによる記載の他、当会のコミュニティのあるmixiでは先行情
報や限定情報があります。
当会の第一義は、より良い仕事や充実した社会生活のための「勉強」や「スキルアップ」で
すが、mixiの登録及びコミュニティでの登録を行った上で、各参加者と交流いただき、是非
会をめいっぱい楽しんでもらえれば幸いです。
最後になりましたが、今回ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
そして、今後参加をご検討される方も含めまして、
皆さまと意見を共有し、会と本をより深く楽しむその時を運営一同お待ちしております。

(文:rakti, 写真:Yuki,tt)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 福岡文学サロン月曜会 第26回『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・パイヤール

特別イベント

  • 2018年3月17日 読書会16:30~ 懇親会18:30~
  • 福岡文学サロン月曜会 第26回『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・パイヤール

長い冬の寒さも緩み、社会人は年度末の忙しさもピークを迎え、なにかと落ち着かない春。
今回の課題本は、ピエール・パイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」でした。

いつもの定例会とは違い、今回はアウトプット会ということで男性が多めの回でした。

読了が鉄の掟の猫町倶楽部の読書会にて「読んでいない本について堂々と語る…?語っちゃっていいんですか…?いや、むしろ語らせてください!」
と、毎月の課題本の読了ごときにたまにひーひー言っているレポート主は、いざ往かん!と本を手に取ったのであります。



するとのっけから「私は批評しないといけない本は読まないことにしている。読んだら影響をうけてしまうからだ」というオスカーワイルドの
序文に脳髄に一撃。戻って目次の「Ⅰ 未読の諸段階(ぜんぜん読んだことのない本・ざっと読んだ本・人から聞いたことのある本…)」「Ⅱどんな状況でコメントするのか」「Ⅲ 心がまえ」のラインナップでニ撃。
今の時代本を読まなくてもスマホでググればすみますし、いやそもそも、もう本屋近所にないですしと言い訳可能な我々はともかく、著者(フランスの人文学の大学教授)もオスカーワイルド(小説家)さんもそれで飯食ってますよね?流し読みはともかく、ぜんぜんはだめだろ、そこまでぶっちゃけていいんですか」と

読書会の進め方としては、最初から順に内容について語るというより、ファシリテーターが提示した問いについて、本書を通じて感じたこと、または自分の見解を表明してもらうという形式をとりました。ですので、「本書を通して一番ガツンときた部分はどこか」という話題から「読書とは自分にとって何か」「本の定義とは(紙の本か電子書籍か情報か)」まで、ちょっといつもの定例会とは違って参加者自身の考え方を表明する場面が多かったかもしれません。1
読書とは自分にとって何か、という議題には、自分自身に対する投資である、または読書とは道具(ツール)である、時間つぶしである、情報を得るツールである、本の定義については、本とは一つの完成された世界である、電子書籍という媒体に接して、実は自分は本という形じゃなくて文字が好きであることに気が付いたや、さらに本とは「人」であるという意見まで、一つの「本」を通して、皆で話し合うことで、自分の読書体験もしくは考えを相対化する、その一連の営みも「読書」の醍醐味であると改めて思ったのでした。

実は、前半部分にのめりこみすぎて、後半部分がよく理解できていなかったファシリ(=レポート主)の苦肉の策だったのですが、あとで懇親会の時にメンバーで「後半部分の話題が少なかったからなんでだろうと思った」と即座に突っ込まれたので、なかなか読んでいない本について堂々と語るというわけにはいかないようです。

次の読書会も、日々の生活に追われながら、課題本を読むことになりそうです。それ以外の個人的な読書については、もしかしたら読んでいない本だけど、私は誰かに滔々と本について語っているかもしれません。 
「読了って何?そもそも『本を読む』って何だろうね」という疑問という名の毒を胸に秘めながら。



読書の後は、美味しい食事と楽しい会話。
いつも会場をお借りしているAfter the Rainさんは、向田邦子の「枝豆のしょうゆ煮」等、小説、文学にちなんだ美味しい食事と提供するにとどまらず、読んだ本を店に寄贈するとハイボール1杯サービスや、「朝からバーで古本市」等、本にまつわる素敵なイベントを多数開催されています。
毎回、本を片手に美味しい食事とお酒を飲み、気心知れたまたは初めましての方と過ごすのはまさに至福の時と申せましょう。






今回の定例会のドレスコードは「春」。名前に別の動物がばっちり鎮座しているのに、実は猫を飼っていて、ハンドルネームもねっこさん。




おめでとうございます。京都からいらっしゃったとのことですが、福岡の猫町倶楽部もありがたいことに毎回、他県から来られる方がいらっしゃいます。
いつもありがたがっているだけでは何なので、福岡の猫町倶楽部では「猫町キャラバン」と称して、年に何回か全国各地を遠征する読書会を開催することにしました。

次回の定例会、第一回の猫町キャラバンの舞台は大分・湯布院。場所は、ゆふいん文学の森。
何を隠そう、この建物は日本が誇る文豪太宰治が1936年11月から約7カ月間、2階の8畳間に住み、代表作『人間失格』の原型となる『HUMAN LOST』などを執筆した東京のアパート『碧雲荘』(東京都杉並区天沼)を移築した建物。宿泊もできますが、読書会のみの参加もOKです。
課題本は満を辞しての「人間失格」。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏はmixiを中心に様々なSNSにて情報発信を行っています。

福岡猫町倶楽部mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=6262623

福岡猫町倶楽部(twitter)


https://twitter.com/nekomachfukuoka

(他にfacebookコミュやLINEにて情報提供・共有をしております)

課外活動イベントの情報や課題本について深く話せたりできますので、ぜひご利用ください。

文責・写真 のuこ

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 平成30年3月17日(土) 
  • 関西文学サロン月曜会 第37回 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』



読書がお好きな紳士淑女の皆様、ようこそいらっしゃいました。こちらは猫町倶楽部関西文学サロン月曜会の会場となっております。今宵行われる読書会は、イギリスの女性作家ヴァージニア・ウルフ作「灯台へ」が課題本です。参加条件はたったひとつ、課題本を読了されていらっしゃること。準備はよろしいですか?お席の方へご案内いたしますね。

各テーブルはそれぞれ5名前後の方がいらっしゃる予定となっておりますので、今しばらくお待ちください。もしよろしければ、先にお好きなドリンクをお選びくださいね。

―――みなさまお揃いになりましたでしょうか。それではただいまより、第37回関西文学サロン月曜会を開催いたします。

 



読書会のルールはひとつ。他人の意見を否定しないこと。今回の課題本は、スコットランドの孤島で過ごす、とある一家の物語。女性作家らしい繊細な文章で登場人物たちの心を描いておられます。流石に読書がお好きな皆様、たくさんの意見や感想が出ていらっしゃるみたいですね。少しだけお伺いしてもよろしいでしょうか―――。

「心情描写が主な作風に戸惑いを覚えました」「少し読みにくく感じました」「登場人物たちの色々な女性像があって、どの生き方についても否定的に描かれていません」「だけど夫人の名前は最後まで明かされず、そういう時代背景だったのでしょうか」「作者自身の生い立ちに似通った部分がありますね」

…テーブルによって議題も多少異なるみたいですね。皆様それぞれの感じ方があって素敵ですね。

そろそろお時間になりましたので、今宵のベストドレッサーを表彰いたしましょう。テーマは「ノスタルジー」。様々な思考を凝らした素敵な方々が選ばれました。



続きましては、懇親会へと移らせていただきます。グラスの空いた方は、新たにドリンクをお選びになってお待ちくださいね。

関西文学サロン月曜会では、読書会の後にこのような懇親会も行っているんです。以前参加された方にお伺いしたところ、懇親会に参加されるとより一層距離が縮まって素敵な読書仲間ができたそうですよ。最初は緊張されるかもしれませんが、勇気を出してご参加されてみませんか?優しい方ばかりなので、きっと楽しんでいただけると思いますよ。



お料理はこちらにご用意しておりますので、ご自由にお取りくださいませ。そういえば、こちらのお店で人気のあるサンドイッチは、同じ会場で行われている映画について語り合う素敵な会でいただけるみたいですよ。もしよろしければそちらもぜひ。



懇親会では、課題本以外にも毎回違った様々なテーマについてお話していただくことができます。読書好きな集まりだからといって、皆様読書ばかりされていらっしゃるわけではないのですね。映画や芸術、お酒にスイーツなど、色んなところで話に花が咲いていらっしゃいましたね。

気が付けばあっという間に21時。そろそろおしまいのお時間です。今宵の読書会は楽しんでいただけましたでしょうか。



来月は、4月7日(土)に開催予定となっております。課題本は三島由紀夫の「金閣寺」。ドレスコードは「ゴールド」です。また来月も皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。

 

文章:しん  写真:すっぱまん、パキスタン

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年4月27日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:25~自由解散
  • 『ティール組織―マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現 』

※東京会場でも同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお申し込みください。


4月の課題本は

 フレデリック・ラルー
  『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』
   (英治出版)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年4月22日(日) 受付開始17:00 / シネマテーブル 17:30〜19:00 / 懇親会 19:00〜20:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】 『ラブレス』

※4月は日曜日開催の為、通常の開催時間と異なります。ご注意ください。

4月の第13回関西シネマテーブル
課題映画は
  『ラブレス』
   4月7日(土)より公開

  【劇場情報】
  シネマート心斎橋 他




<タイムスケジュール>
17:00 受付開始
17:30~19:00 シネマテーブル(1テーブル6〜8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
19:00〜20:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は4/20(金)となります。早めに参加表明していただけると大変助かります。

■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしています。事前にお願いすることもあれば、例会当日にお願いすることもあります。みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

*関西シネマテーブルは賑やかな雰囲気で開催しています!
2017年12月開催の様子

2018年1月開催の新年会(ベスト&ワースト発表会)の様子

◇関西シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年3月7日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 バージニア ウルフ「ダロウェイ夫人」

2018年3月7日、文学サロン月曜会の名古屋会場定例会が行われました。
3月とはいえまだまだ寒さが堪える夜でしたが、初参加者も含めて約30名の方にご参加いただきました。
今回の課題本はヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』。
主人公クラリッサ・ダロウェイの一日を描いた、モダニズム小説の代表作といわれる作品です。



今月の会場のお花はチューリップ!優しいピンク色が愛らしく、春を感じますね。
こちらの会場には、毎回季節のお花が素敵に飾られています。
連続参加していただくと、読書会で季節の移ろいを感じられるかもしれません。



さて、『ダロウェイ夫人』ですが、登場人物の「意識の流れ」を通して「生」「死」「時」を描いた作品だとされています。難解といわれるこの作品を通して、どのような意見が交わされたのでしょうか?



・「作者は、自身の感情を反映させた日記のような作品を残したかったのだろうと感じた。論理的でない文章が、本当に、本当に読みづらかった」
・「登場人物の視点が連続して変わる、独特の文体。私はクラシック音楽を聴くような感覚で楽しめた。まるで室内楽やアンサンブル、心情描写の流れを楽しむように読んだ」
・「作者が用意した細かな“仕掛け”を探すのが楽しい。一読しただけではわからない面白さがある」



・「こういった話で主人公が50代って、なかなかないですよね」
・「自分がもっと年を取ってから読んだら、印象が変わっていそう」
・「たくさんの登場人物の一生がこの1日に凝縮されている感じがする」



・「ダロウェイ(生)とセプティマス(死)の対比とは何だろうか?」
・「パーティーをしながら“生きている”人と関わるダロウェイと、“死んだ”エバンズに取りつかれるセプティマスという対比にもみえる。」



・「小説の中に出てくる、例えば自動車・飛行機・百貨店など、今は当たり前すぎてつまらないかもしれないが、当時は最新で“最先端の都ロンドン”を読者は楽しんだのでは」
・「同時代の第一次大戦後を舞台に描いたヘミングウェイの『陽はまた昇る』が退廃的な雰囲気なのに対して、「ダロウェイ夫人」は全体的に見ると爽やかさを感じた」



「面白かった」「面白くなかった」にとどまらず、それぞれの価値観や想いを知ることができるのは読書会の醍醐味です。


続いて、ベストドレッサーの発表です。
今回のドレスコードは「6月のロンドン」でした。「3月の名古屋」で、その表現にこだわり抜き、見事ベストドレッサーを獲得された皆様です!



「6月の花咲くロンドンをイメージした花柄を、スーツに取り入れた方」、「ロンドンらしい絵柄のスカートをまとった方」、「可愛らしい小花柄のワンピースがお似合いの方」、「品の良い英国紳士スタイルの方」、「色合いの美しい花の帽子をかぶった方」など、皆様それぞれとてもおしゃれな装いでした。

読書会が終わると、お待ちかねの懇親会が始まります。
『ダロウェイ夫人』の話から、最近読んだ本の話、おすすめの旅行先など、美味しいお酒やドリンクと一緒に楽しく語り合いました。



笑顔の懇親会でした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

最後にmixiコミュニティのご紹介です。
猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。
●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

次回もお待ちしております!


文責:ななほし
写真:Yu
(名古屋月曜会第10.5期サポーター)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2018年2月28日(水) 19:30~21:30
  • 名古屋シネマテーブル 第89回「ぼくの名前はズッキーニ」

2/28(水)、名古屋シネマテーブル第89回定例会を開催しました。課題映画は「ぼくの名前はズッキーニ」です。



「ぼくの名前はズッキーニ」
2016年スイス=仏(日本公開 2018年2月)
監督:クロード・バラス

第89回アカデミー賞ノミネートなど世界中の映画祭を席巻したストップモーションアニメです。母親を亡くし孤児院に預けられた少年ズッキーニと子供達との友情や初恋、成長を描いた作品です。



会場は、NOV.CAFEとElephant’s Nest。初参加10名を含む54名の方にご参加いただきました。





今回のテーブル札は舟の形。映画ではズッキーニがカミーユにプレゼントしてましたね。




みんなで折りました。

こちらは名札。可愛いですね。



そして19:30より1次会始まりました。
まずはご挨拶。



各テーブル自己紹介を済ませたらさっそく本題に。
みなさんの感想は、
「子供向けのようなのにハード。まるで大人の絵本」
「短い映画なのに中身が詰まってた!」
「人形の造形も演技も素晴らしかった」
「完全なハッピーエンドでないのが良かった」
「万人に伝わる普遍的なテーマがある」



その他にも、
「孤児院の子供たちのキャラが立っていてよかった」
「最初ちょっと不気味に思えていたズッキーニ達が最後にはすごくかわいく見えてきた」
「久しぶりに映画でいいお巡りさんを見た」
「悲惨なのに前向き。ユーモアがある」

などなど様々な感想が出て、各テーブル盛り上がりました。みなさん楽しんでいただけたようですね。



その後は、Elephant’s Nestにて懇親会。引き続きたくさんの参加者で賑わっていました。





懇親会話題映画は『デトロイト』


こちらのテーブルも、かなり盛り上がっていましたよ。



作品も好評で、起こり続けている黒人射殺事件を受けてこういう映画は必要だったという意見もありました。

今回の定例会も本当に楽しかったですね。ご参加の皆様、ありがとうございました!


次回第90回は3月28日(水) 課題映画はアカデミー賞最優秀作品賞、監督賞など4部門受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』です。


こちらも盛り上がりそうですね。
どんな話が聞けるか今から楽しみです。

お申し込み開始しております。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/44660

また、シネマテーブルでお会いしましょう!

《今月のmotty》
今回は、懇親会話題映画「デトロイト」繋がり。デトロイト出身のバンドMC5のTシャツだそうです。



文章:こつみん
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

★今回 映画「ぼくの名前はズッキーニ」各テーブルのアウトプット中に挙げられた関連作品★

「トガニ 幼き瞳の告発」

「ウォレスとグルミット」

「KUBO 二本の弦の秘密」

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

「17歳のカルテ」

「SUNNY」

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年4月22日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 田中小実昌 『ポロポロ』

東京文学サロン月曜会 4月の課題本は
  田中小実昌 「ポロポロ」(河出文庫)

  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年4月21日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪】堀内 進之介著『人工知能時代を<善く生きる>技術』

関西アウトプット勉強会 4月課題本は

 堀内 進之介著『人工知能時代を<善く生きる>技術』 (集英社新書)

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年4月21日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 『ティール組織―マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現 』

※名古屋会場でも同じ課題本で行います。こちらは東京会場です。お間違いのないようにお申し込みください。

東京アウトプット勉強会 4月の課題本は
 フレデリック・ラルー
  『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』
   (英治出版)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年4月7日(土) 15:15受付開始 15:30~17:30 読書会  18:00~懇親会
  • 【金沢】三島由紀夫『仮面の告白』

4月の課題本は
 
  三島由紀夫『仮面の告白』


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年4月7日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】三島由紀夫『金閣寺』

4月の課題本は
  
  三島由紀夫『金閣寺』(新潮文庫)
   

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年4月7日(土) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • フリードリヒ・W. ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』

猫町倶楽部の哲学・思想系分科会 【フィロソフィア東京】

課題本は
  フリードリヒ・W. ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』
  ※出版社・翻訳者は指定はありません。


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年02月17日(土)~2月18日(日) 午前8時30分 池袋駅集合 2/18夕方解散
  • 東京文学サロン月曜会 一泊読書会旅行 夏目漱石「草枕」【伊香保温泉】

2018/2/18(土) 8:30 池袋駅近くの某所

今日は猫町倶楽部 東京文学サロン月曜会の旅行読書会の日。
旅行の目的地は群馬県、伊香保です。
2月の早朝ということもあってそれなりに寒いですが、天気は晴れでまずまずの旅行日より。
今回の参加者には、旅行読書会の参加は初めてという方から、初回から全て参加しているという常連さんまで幅広くいらっしゃいます。
かくゆう私(月曜会サポーター)も旅行読書会は初参加。はてさて一体どんな旅行になるのでしょうか?
まずは参加者が全員そろうのを待ちましょう。
出発は9時予定で、今は8時半、徐々に参加者が集まってきました。
そして参加者全員が集まったのは8:45分。
は、早い…!!
私たちは予定より15分早く最初の目的地である「水沢うどん」を目指して出発。
まさに順調な旅を予感させるに十分な幸先の良いスタートでした。

車内ではまず自己紹介のため、ひとりひとりにマイクを回し、名前と今年始めたこと or 今年始めようとしていることについて、聞いていきます。
ゴルフの上達や、読書会の参加率UP、フィンランド語の習得、サカナクションのライブ最高だったからまた行きたい!…などなど多種多様な自己紹介で盛り上がる車内。
順調…圧倒的順調…。
私たちの旅行に何の障害も無いことはもはや明白でした。
…が…駄目!!
高速道路で頻繁に踏みしだかれるブレーキ…! 理外の交通渋滞…!!
車内も、ざわ…ざわ…と不穏な空気が流れ……
ない!?
さすがは文学を愛する者たち。どんな時でも人生を楽しむ術に長けているのか、さほど気にすることもなく、皆、隣の人たちと談笑していていました。
かくゆう私も前の席の人たちを巻き込んで、”某有名 格闘マンガはどこで方向性を間違えたか?”について熱く語っておりました。
途中SAに寄りながら、一時間遅れでひとつ目の目的地、「水澤亭」に到着。
ここで昼食として水沢うどんをいただきます。
マンガのはなしをしすぎておなか空いた…早く食べたい。

水沢うどんは群馬県渋川市の名物料理で、ツルっとした食感とコシが特徴。
その美味しさから秋田県の稲庭うどん、香川県の讃岐うどんと並んで日本三大うどんの一つと称されるほどとのこと。

食べてみると、たしかにコシと食感がいい!!
ごまとニンニク唐辛子を入れたおつゆをつけて食べるコシのあるうどんは最高でした。


おなかを満たした私たちはバスに乗り込み、次の目的地、「おもちゃと人形 自動車博物館」に向かいます。

到着した私たちをまずはスパイダーマンがお出迎え。
ここ「おもちゃと人形 自動車博物館」は、私設ミュージアムとして年間入館者数国内No.1にもなった日本最大級のアミューズメントスポットとのこと。
はてさてどんな博物館なのか、さっそく入ってみましょう!

館内に入った私たちが最初に目にしたのは、大量のテディベアでした。
カワユス…。
どんどん歩いていくと、今度は、飲み屋街が……ん??なぜ突然飲み屋街が…?
…という疑問を抱きながらも、ノスタルジックな感じがたまりません。
不思議な気持ちで歩いていると、今度は駄菓子屋に。

おお、懐かしい!!
駄菓子屋を抜けると、昔の看板やポスターが…。
おいおい、どこまで我々をノスタルジックな気持ちにさせるんだ!
そこを抜けた次のフロアには昔の自動車がズラッと並べてありました。
カッコいい…
今度は東西の人形が所狭しと…

…そう言えば、ここは「おもちゃと人形 自動車の博物館」でしたね。
ついついそう思ってしまうくらいカオスでノスタルジックな博物館でした。
カオスな空間を満喫し、次の目的地「石段街・竹久夢二記念館」へ向かうためバスに乗り込みます。

石段街と竹下夢二記念館は、選択制であるため、それぞれ2つのグループに分かれます。

竹下夢二記念館は、「大正ロマン」を代表する画家である竹下夢二の記念館です。
先程の「おもちゃと人形 自動車の博物館」は昭和の世界に迷い込んだ感じでしたが、今度は大正時代へとタイムスリップ!

館内では、夢二の美人画や詩、俳句、夢二が表紙を描いた「婦人グラフ」という大正時代に刊行されていた雑誌等が閲覧でき、大正時代の人たちの感性の一端に触れることができます。
また、100年以上前に作られたオルゴールの演奏や、館内に飾られている古き良き時代の調度品を堪能できました。
最後にお土産も購入し、大正時代を存分に満喫しました。

ところ変わって、こちらは石段街組。
石段街は伊香保温泉にある、長さ約300m、365段の石段の両側に温泉旅館、土産物屋、射的場、飲食店などが軒を連ねる日本有数の観光名所。
その歴史は古く、温泉街が形成されたのはおよそ400年前の戦国時代といわれています。
ではでは、歴史ある温泉街を散策です。

石段街にある店で団子買って食べたり、手裏剣なげたり。


最後に神社でお祈り。
さて今回の猫町倶楽部の旅行の運勢は……

小吉!!!

…みなさん石段街を満喫したところで、夢二組とも合流し、宿に向かいました。

さて、宿に着いてすぐ、旅行のメインイベントの1つである読書会へ。
読書会は旅館のコンベンションホールを借り切って行われました。
Enjoy Extraordinary(非日常を楽しもう)
旅行も非日常ですが、旅行中にみんなで一冊の本について語り合うのはさらに輪を掛けて非日常ですね。
今回の課題本は夏目漱石の「草枕」
「草枕」は、主人公である青年画家が山中の温泉宿に宿泊し、やがて宿の女性、那美と出会う物語。以下の冒頭部分が有名で、夏目漱石の初期の名作と評価されています。
「智が働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」
猫町倶楽部の読書会では1つだけルールがあり、それは他の人の意見を否定しないこと。それ以外は何を話してもOK。
では読書会スタートです!
「話の筋がわかりにくくて読むのに苦労した」
「自分も前半は退屈だったけど、ラストは凄く良かった」
「とにかく那美さんはすごくいい女」
という軽い感想から始まり…

「この小説の中で、非人情や憐れという言葉はどういう意味で使われている?」
「ラストをどう考えるか?」
「西洋と東洋の芸術について造詣が深い漱石が考える美とは?」
という作品に関する深い考察まで、班ごとにいろいろな観点から語っていきます。

読書は通常一人で行うものなので、本を読んだ直後は自分の感想しかありません。読書会では、1つの作品に対し、多様な感じ方、読み方があることを直に感じることができ、一人で読んだ時とは、また別の感想を本に抱くことができます。
今回の旅行読書会でもそれは同じ。しかも今回は自分たちも、小説の主人公と同じく温泉旅行中。温泉旅行で旅小説を語り合う。なかなかできない体験です。

読書会の後は、宴会!!!


「まぁ、まぁ、一杯」
「あ、どうも、どうも」

ウェーイ!

宴会の催し物は「人名ビンゴ!」

各人が渡されたビンゴの空欄に、今回の旅行参加者の名前を適当に書きます。
その後、司会者が袋の中から参加者の名前が書かれた紙を引き、紙に書かれた名前がビンゴの代わりになるというルールです。
さらに、名前を引かれた参加者に1つ質問をします。
「今まで読んだ本で、好きな登場人物は?」
「三国志の孫策!!」
しぶい!
「他人の萌える仕草は?」
「自分を見下す視線!!」
ざわ…ざわ…
…などなど、皆さん読書家集団らしい(?) 個性的な回答が多数飛び出しました。
人名のビンゴがそろった方には、豪華景品を贈呈!
ビンゴの方、おめでとうございます!!

宴会が終わった後は、完全フリーな夜が始まります。
部屋でゆっくり休む、温泉に行く、企画部屋でゲームや酒盛りの三次会で盛り上がるなど、各人がそれぞれ自由に伊香保の夜を楽しみます。
ここでは企画部屋の三次会の様子を覗いてみましょう。
こちらでは何やらカードゲームをやっています。

こっちはミニスーパーファミコンの元祖マリオカートで対戦プレイ。
「スーファミは青春だよねー」
「うん、うん」
「え、オレ、最初に買ってもらったのニンテンドウ64ですよ」
「悪いが、帰ってくれ!」
オセロとジェンガに興じる者たちも。

先にお風呂行ってた人たちも、ぞくぞくと三次会に参加。
宴会での人名ビンゴの質問を引っ張り出してきて、再度遊ぶ者たち。

他にも、テキーラのコーラ割り片手にポテトチップスをむさぼり食いながら、哲学を熱く語り合ったり、文学論を展開したり、ミスチルの歌詞について語りあったりと…みんなそれぞれ旅行の夜を楽しんでいる模様。
私は途中で寝てしまいましたが、カオスな三次会は深夜遅くまで続いたとか続いてないとか…

…気がつくと朝。
朝は、みんなで朝食。
出発までの時間、朝風呂に行ったり、ロビーでくつろいだりと、2日目の朝もそれぞれ自由に過ごします。

9:20に宿を出発。
二日目は大人の社会見学ということで、まずは世界文化遺産の「富岡製糸場」を目指します。
富岡製糸場は、明治5年に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場。
前日は、昭和と大正へタイムスリップしましたが、今日は明治へ。
教科書でしか見たことがなかった歴史的建造物の中へいざ入場です!


施設内はガイドさんの解説を聞きながら見学していきます。

こちらは製紙工場の内部。
うーん、みごとなトラス構造。


日本の近代化の始まりを直に感じることができた貴重な時間でした。

世界遺産を見てまわった後は、富岡製糸場から徒歩三分の食事処「かわら屋」へ

黄金鮎に天ぷら、富岡市郷土料理のこしね汁など、贅沢な昼食を堪能。



昼食を済ませると、バスに乗り込み最後の目的地へ…

旅行最後の目的地は「こんにゃくパーク」。
ここでは無料で工場見学&こんにゃくバイキングが楽しめるようです。
今回の旅行では昭和、大正、明治と過去へのタイムスリップを多くしてきましたが、最後は、現代の施設へGo!

まずは、こんにゃくバイキングへ。
え、さっき昼食食べたばっかりって?
大丈夫です!こんにゃくは別腹です!!

…そんなことなかった。
昼食食べたばっかりでのバイキングはそこまでテンション上がらないのか、みんな、取る量は控えめ…。

しかし…
あれ?これ美味しくない!?
急遽、おかわりに行く人が多数でたメニューがあった!
それがこれ、こんにゃくデザート!!
デザートは別腹の格言は本当だったようです。
実際これは本当においしかった。
後、フォローじゃないけど(フォローか)他のも良かったです(満腹じゃなければ…)。
ちなみに、このこんにゃくパークの商品は、スーパーやマツキヨ、ドンキとかの食材コーナーに結構置いてます。
ダイエット食品として優秀なこんにゃく。店頭で見かけたら買ってみてはどうでしょう。
私は後日、マツキヨでこんにゃくデザート買いました…。
バイキングの後は、工場見学。
実際に稼働している機械と、働いている人たちを見学することができました。
うーん、これはサボれない職場だ…。

工場見学の後は、おみやげ買ったり、2月の寒空の下、ソフトクリーム買ったりして、みんなのんびり過ごしました。

そうこうしていると、もう帰る時間に…。
皆でバスに乗って、池袋駅へ。
非日常の旅ももうすぐ終わり…
さみしい…

でも!
この旅行で新しく知り合ったり、前からの仲間とより仲良くなったりという、非日常の旅で得られた関係性や思い出はこれからも残ります。
帰り際に、今度あの定例会参加するからまたよろしく!と言い合って分かれたのが嬉しかった。
天候にも恵まれ、さまざまな時代の施設も満喫でき、そして、多くの素敵な参加者と語り合うことのできた充実の一泊旅行となりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
次の定例会は3月25日、課題本は「フォークナー短編集」です。

See you next Nekomachi…

記:Hase 写真:山ちゃん、さと

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年3月31日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 清水勝彦『戦略と実行』

3月の課題本は

   清水勝彦『戦略と実行』


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年3月31日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 畑村洋太郎著『失敗学のすすめ』

東京アウトプット勉強会 3月の課題本は

畑村洋太郎著『失敗学のすすめ』 (講談社文庫)

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2018年3月25日(日) 受付開始14:00 読書会&トークショー14:30~18:10 懇親会18:15~
  • 『ロシア音楽はこれを聴け』ゲスト:亀山郁夫

猫町倶楽部 名古屋藝術部ではゲストにロシア文学者の亀山郁夫さんをお迎えしてロシア音楽をテーマに読書会&トークイベントを開催します。
19世紀後半から20世紀にかけて、クラシック音楽の世界で絶対的な地位を占めているロシアの作曲家たち―チャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、そしてショスタコーヴィチ――。なぜかくも私たちの心を揺さぶるのか?近年のドストエフスキー・ブームの火つけ役の著者が、死ぬまで聴いていたい“聖なるロシアの旋律”に迫ります。

課題本は
  亀山郁夫「チャイコフスキーがなぜか好き」


<タイムスケジュール>
14:00 受付開始
14:30 読書会
16:15 休憩
16:30 トークショー
17:45 質疑応答
18:00 クロージング
18:10 終了
18:30 懇親会(~20:30)

■参加条件:課題本の読了
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 
 推奨:亀山郁夫選曲プレイリストの視聴 



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年3月25日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 『フォークナー短編集』 

東京文学サロン月曜会 3月の課題本は

 『フォークナー短編集』(新潮文庫)
 


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【本のフェス】『読んだことない本を語る読書会』【新しい仲間と出会える本の文化祭】

特別イベント

  • 2018年3月24日(土) 14:30受付開始 15:00~17:30読書会 18:00~20:00懇親会
  • 【本のフェス】『読んだことない本を語る読書会』【新しい仲間と出会える本の文化祭】

新しい本の楽しみ方を実践する今年で3回目を迎えるイベント「本のフェス」
今年は初めて猫町倶楽部も参加します。

猫町倶楽部がやるのは『読んだことのない本を語る読書会』
当日本のフェスで見つけた本を持ち寄って読書会をします。
本は買ってもよし、買わなくても読書会中のみの貸し出しができます。
もちろん当日見つけた本ですから参加者の皆さんが語るのは「読んだことのない本」
なぜこの本を選んだのかを中心に「読んだことがない本」について語り合う新しい読書会です。

―書物において大事なものは書物の外側にある。なぜならその大事なものとは書物について語る瞬間であって、書物はそのための口実ないし方便だからである。―【ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」

◼️タイムテーブル

15:00~15:15 オープニング

15:15~16:00 本探しタイム

16:00~17:20 読書会

17:20~17:30 クロージング



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年3月23日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:40~自由解散
  • 読書猿著「アイデア大全」「問題解決大全」

3月の課題本は 下記2冊の中から1冊お選び下さい。

  読書猿著「アイデア大全」

  読書猿著「問題解決大全」


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第8回 フィロソフィア東京「道徳を基礎づける――孟子vs. カント、ルソー、ニーチェ――」

特別イベント

  • 2018年2月4日 受付開始15:00~ 読書会15:30~17:30
  • 第8回 フィロソフィア東京「道徳を基礎づける――孟子vs. カント、ルソー、ニーチェ――」

2018年最初のフィロソフィア東京読書会が2月4日(日)開催されました。会場は、昨年7月以来久しぶりの開催となる門前仲町・深川東京モダン館。国登録有形文化財建造物にも登録されているレトロな建物です。



猫町倶楽部では、サポーターと呼ばれるボランティアスタッフが読書会の設営・進行などの運営を行っています。フィロソフィア東京では、古代ギリシャにちなんだ月桂冠がサポーターの目印。

今回は約40名の方々にご参加いただきました。猫町倶楽部唯一のルール「他人の意見を否定しないこと」に沿って、6テーブルに分かれて読書会開始です。



今回の課題本『道徳を基礎づける――孟子vs. カント、ルソー、ニーチェ――』はフランスの思想家、フランソワ・ジュリアンが西洋哲学と東洋思想を比較しながら「道徳」の基礎づけをこころみた一冊。本書によると「道徳を基礎づける」とは、「神の命令や、社会的有用性によってではなく、いったい何の名において道徳が正当化されるのかを述べること」。

カント、ルソー、ニーチェ等の西洋哲学だけではうまく位置づけられない「道徳」について、孟子を中心とした中国思想を対比させながら解き明かすとともに、「憐れみ」「性と生」「責任」「意志と自由」「幸福」などのキーワードについても比較しながら論じていきます。





これまでフィロソフィア東京の課題本ではほとんど取り上げてこなかった中国思想ですが、「犠牲に捧げられる牛を救う王」「井戸に落ちそうになっている子供」に始まる孟子の逸話は示唆に富んでおり、本書によって東洋思想に興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。また比較対照させることによって、西洋哲学への理解が深まる一面も。



各テーブルとも議論は白熱し、大変盛り上がった読書会となりました。
最後に全員で記念撮影を行い、読書会終了となりました。



読書会の後はイタリアンのお店に場所を移して懇親会。

読書会だけでは話し足りないとばかりに、引き続き熱く話し込む参加者の皆さんの姿が見られました。



ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
フィロソフィア東京では現在、次期サポーターを募集しています。応募要項についてはmixiの猫町倶楽部フィロソフィア東京コミュニティに掲載しています。ご確認の上ぜひご応募ください。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=6269977

次回開催は4月7日(土)、課題本はニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』です。(『ツァラトゥストラ』等、どの出版社・どの翻訳でもかまいません。)

参加申込は猫町倶楽部ホームページにて受付しております。こちらよりお申し込みください。

ご参加お待ちしています!

文・写真:凪

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年3月17日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」

3月の課題本は
  
  ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」(筑摩書房)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年3月17日(土) 15:15受付開始 15:30~17:30 読書会  18:00~懇親会
  • 【金沢】ヘミングウェイ「老人と海」

3月の課題本は
 
 ヘミングウェイ「老人と海」 
  ※出版社・訳者は問いません。
  

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 
 
■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年3月17日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】ヴァージニア ウルフ 「灯台へ」

3月の課題本は

   ヴァージニア ウルフ 「灯台へ」(岩波文庫)
     ※出版社・訳者の指定はありません。

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年3月16日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】ヴァージニア ウルフ 「灯台へ」

3月の課題本は

   ヴァージニア ウルフ 「灯台へ」(岩波文庫)
     ※出版社・訳者の指定はありません。


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 月曜会+シネマテーブル合同企画『オリエント急行の殺人』✕『オリエント急行殺人事件』

特別イベント

  • 2018年1月28日 (日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00 【東京】
  • 月曜会+シネマテーブル合同企画『オリエント急行の殺人』✕『オリエント急行殺人事件』

1月28日(日)、東京文学サロン月曜会と東京シネマテーブルの合同イベントが代官山 chano-maにて開催されました。

 



 

今回の課題作品は月曜会が小説「オリエント急行の殺人」(原作/アガサ・クリスティー)、シネマテーブルが映画「オリエント急行殺人事件」(監督/ケネス・ブラナー)。

本と映画、それぞれ読後、観賞後の感想を皆さんで話し合うコラボ企画です。



今回は100名以上の方に参加申し込みいただき、満員御礼となりました。

会場には小説について話すテーブルが6つ、映画が3つ、映画+小説が6つ、合わせて15のテーブルができました。

 

バッチリ決めたスーツ姿で司会が登場。二人はシネマテーブルと月曜会のサポーターです。



タイムスケジュールや「人の意見を否定しない」という約束事、各テーブル進行役の決定など、皆さんへの説明をしています。

 

「初めて参加したという方どのくらい居ますか?」こうして見ると、多くの方に初めて足を運んでいただいた様子。



 

さて、いよいよ各テーブルに分かれて読書会とシネマテーブルが始まります。



 

お店の奥側には小説について語り合う3つのテーブル。



 

このテーブルは男性のヒゲ率が高めですね。



 

映画について語るテーブルでは、「セットやロケーションが素晴らしかった」という意見や、「ジョニー・デップが思っていたよりハマり役だった」など、映画ならではの感想が聞かれました。

長距離列車旅行の体験談や、他ミステリー作品の話で盛り上がるテーブルも。話があちこちに脱線するのも読書会の楽しいところ。

 

 

本と映画のテーブルでは、「映画ではブークが軽薄でビックリした」、「小説とはラストの印象がだいぶ違う」など、キャストやストーリーの相違点に関する話題が多かったようです。以前(1974年制作)の映画作品やドラマ版「名探偵ポワロ」を観ていた方もいて、登場人物のイメージについて多くの意見が出ていました。

 

 

さて、月曜会の恒例企画、ベストドレッサー賞の時間がやってまいりました。

今回のドレスコードは「オリエント急行の乗客」。皆さんどのようにこのテーマを取り入れたのでしょうか。

 

発表者にみんなで拍手をおくるグループ。楽しそうです。



 

「せーの、あなた!」ここのグループでは圧倒的多数で受賞者が決まった様子。



 

各グループから選ばれたベストドレッサーの皆さんが勢揃い。今回はシックな装いの方が多いですね。



小説に書かれた衣装を忠実に再現する方、登場人物のイメージを膨らませる方、雰囲気を重視する方、ベストドレッサー賞の捉え方も色々あるのですね。

 

課題本や映画について話し合う前半の部は終了。

会の後半は食事と懇親会となります。

 

ドリンクも待機中。



 

たくさん話すとお腹がすきます。





 

自由に動き回って、たくさんの人と話すことができる懇親会。課題本や映画の話、共通の趣味の話などをしているうちに、あっという間にお開きの時間になってしまいました。

 

 

<東京文学サロン月曜会からのお知らせ>

 

一泊読書会旅行 夏目漱石「草枕」【伊香保温泉】

2/17(土)〜18(日) は、都会の喧騒を抜け出して一泊二日の伊香保旅行に出かけます!

メインの読書会はもちろん、素晴らしい眺めの温泉に水澤うどん、富岡製糸場や竹久夢二美術館の見学、大人数での宴会など楽しい企画が盛りだくさん。

月に一度の定例会と比べても、より一層メンバーと仲良くなれるのが月曜会の旅行企画。ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております!

 

詳しくはこちら↓

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/52048



 

 

今回の会も盛況となりました。

参加された皆さん、ありがとうございました。残念ながら今回は申し込みに間に合わなかった方も、次回のご参加をお待ちしています。

 

まだまだ寒い日が続きます。皆さん体調に気を付けて、また読書会やシネマテーブルでお会いしましょう。

 

 

文責 : たく(シネマテーブルサポーター)

写真 : 山ちゃん、さと(月曜会サポーター)、Katsumi(シネマテーブルサポーター)

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京文学サロン月曜会第二会場「駒井組」第6回定例会「トニ・モリスン 青い眼がほしい」(原作オマージュ版レポート)

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年1月14日(日) 16:30~19:00読書会、19:00~21:00懇親会
  • 東京文学サロン月曜会第二会場「駒井組」第6回定例会「トニ・モリスン 青い眼がほしい」(原作オマージュ版レポート)

「お店があります。高速道路の下にあるお店です。お店の入口はどこにありますか?橋の下を探すとそこにひっそりとあります。長い通路をくぐると受付があります。受付には優しそうなお兄さんがいます。お兄さんは笑っています。お兄さんの隣には駒井さんがいます。駒井さんも笑っています。お兄さん、駒井さん、笑って・・・。」



日曜夜更けの銀座の街で読書について語り合う紳士淑女がいた。明日から仕事というのに時間を忘れお酒やスウィーツを楽しんでいる。いったいどうしてこんなことになったのか・・・。



こんにちは。わたし、東京文学サロン月曜会第2会場「駒井組」サポーターをしています。
先日、この冬一番の寒波に見舞われた銀座のまちで第6回定例会がありました。

今回の課題本は「トニ・モリスン 青い眼がほしい」。オバマ元大統領が人生最高の書といった「ソロモンの歌」の作者、ノーベル賞も受賞した女性作家です。






わたしは駒井さんがとっても大好き。駒井さんは、いつものように本を読むためのヒントをくださいました。
「人種差別問題をあつかっていますが、社会科学的にではなく、文学的に読み解くべき作品です。昨年からアメリカ文学の中で黒人文学が多く翻訳出版されるようになりました。現代の世相が現れているのでしょうか。」



ここで、おどけた司会者が前に現れ、その呼びかけで読書会がはじまった。
参加者は8人ずつのテーブルにわかれ、それぞれで読書会が進む。

猫町の読書会では、皆さんのお話をスムーズに進行させて頂く進行役(ファシリテーター)を最初に決めて頂いています。
会場に来てから当日話し合って引き受けて頂く方です。なので、事前の準備もありませんし、専門家でもありません。読書会に参加される皆さんで進行役をもり立て、明るくて楽しい読書会をつくっていきましょう。



参加者は課題本から多くのメッセージを読み取っていった。
・白いことが美しいとされる当時の風潮に、美は刷り込みであると気づかされる。
・すべての人のスケープゴードであるということはどういうことか考えさせられる。
・アイデンティティを奪われることが如何に人生を歪めるのかを知らされた。
・強者のルールの中で弱者同士がさらなる貶めあいをする。
・親子や夫婦の憎しみの連鎖が更なる差別を生み出している。
・黒人問題に限定されない「差別」の本質を見せられた気がする。



・悲惨な話ではあるが、ソープヘッドなど奇妙なキャラクターを登場させることで読者へ救いを与えるといった作家の配慮を感じた。
・いじめる人間をつくることで醜い自分を受け入れざるを得ない、われわれ人間の性(さが)を厳しく指弾する最後の部分に作家からの強いメッセージを感じる。



参加者の置かれている状況によって作品の受容性も異なった。
・通常の社会生活の中ではこれまでどぎつい憎しみに出会うことはないが、「差別」はわれわれ一人一人の中に潜んでいることを感じ、興味を持った。
・この作品の内容は自分の日常生活とまったく同じで、読んでいてつらかった。



駒井さんがわたしたちのテーブルにもいらっしゃったわ。
今回の読書会に備えて、皆さんのためにレジュメをつくってくださいました。この本を読み解いてゆくヒントや、あわせて読みたいブックリストなどがのっています。

「駒井組」に参加した人だけのご褒美、気になる方は是非、読書会に参加してみてくださいね。



ところで、言い忘れましたが、猫町倶楽部の読書会では【他人の意見を否定しないこと】が大事な約束です。
この本の内容でも強く感じますが、個人の人格・尊厳を傷つけられるのは誰でも不愉快なことですよね。不快な気持ちが自分の態度・発言に現れ、お互いに良くない雰囲気になってしまう。みんなで仲良くして楽しい読書会をつくりましょう。

ベストドレッサーの表彰式がはじまった。
相変わらず辿々しい司会者の進行で各テーブルの受賞者が呼び出されていく。



この本の中では、タンポポ、マリ・ゴールド、野バラといった可愛いお花がたくさん出てきます。今回は「フローラルまたはスマートカジュアル」というテーマで服装や小物を工夫して頂きました。
とっても寒い夜でしたが、会場内が明るくなった気がします。

あるお姉さんは、本の中の少女たちが大好きなキャンディを大人たちのお髭に見立ててアクセサリーにしてました。わたしたちは、そのキャンディをお借りして「ひげ遊び」を楽しみました。


ベストドレッサーに選ばれた皆さんには猫町倶楽部特製のしおりのほか、わたしの大好きな駒井さんからも副賞としてアメリカ文学のお薦め本が贈られました。



受賞者の皆さん、ほんとうにおめでとうございます。



あら、月曜会第1会場-chanomaのサポーターのお兄さんたちが出てきました。
来月の2月17日〜18日の二日間で伊香保温泉へ旅行会があるそうです。
「猫町倶楽部でたくさんメンバーと知り合うには旅行会に参加するのが一番。
伊香保温泉一の眺望が楽しめるホテルで読書会、温泉・グルメを思いっきり楽しみましょう。
世界遺産の富岡製紙工場や、自分だけのキューピー人形もつくれるおもちゃ博物館を見学し、地元の野菜、豚肉を地元特産こだわり味噌でじっくり煮込んだ「こしね汁」も味わえます。」



とっても楽しそう。
皆さん、ぜひ参加してみて下さいね。

読書会と同じ会場で懇親会がはじまった。
いつの間にかひょうきんな司会者の姿はどこかへ消えてしまったようだ。
参加者は、話し足りなかった課題本の話の続きや、好きな本の紹介など情報交換、mixiなどでの連絡先を交換しはじめた。



わたしの所属する駒井組では、読書会から懇親会までをセットで申し込んで頂いています。
懇親会は、読書会と同じ会場なのでゆっくりとくつろげると思います。

わたしは、お酒は飲めないのですが、この会場には、おいしいお酒や飲み物が豊富にあります。
お兄さんたち、お姉さんたち、とても楽しそう。



そうそう、猫町では、mixiコミュニティを活用して情報交換をしています。
猫町には「駒井組」以外でも様々な定例会があって、開催スケジュールの先行情報や、同じ趣味の皆さんが集まった課外活動の募集など、活動の幅が広がります。

夜が更けてきました。一旦、懇親会はお開きになりました。

あら、お兄さん、お姉さんはお店の奥の席に移って、三次会がはじまったようです。


このお店には、かわったスウィーツがたくさん、わたしも今夜はすっかり食べ過ぎました。
わたしは、ミス・バーサのお店のキャンディが好きだけど、ここのお店も負けていません。



皆さん、如何でしたか?
「駒井組」の様子が伝わったでしょうか?
次回は3月11日(日)メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」です。

駒井さんからメッセージ
「映画などで様々な派生作品が生まれている本ですが、実は人間の孤独を表した優れた作品です。若き女性作家が怪物を生み出すというその素晴らしい構成力に驚かされます。」
とのことです。



面白そう。皆さん、是非またご一緒しましょうね。
サポーターのお兄さん、お姉さん、そして、大好きな駒井さんと一緒にお待ちしています。

(画像:ひとみ、マッチュ、文章:マッチュ)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年2月25日(日) 受付開始16:00  読書会&説明会16:30~19:00  懇親会19:00~21:00
  • 【東京】猫町倶楽部の全てがわかる!初心者限定読書会【説明会付】

初心者限定読書会は猫町初心者の方を対象に猫町倶楽部の読書会-6つの分科会-の全活動を紹介し、猫町倶楽部を気軽に体験してもらおうというイベントです。参加者は設営スタッフ以外全員猫町初心者ばかりです。このイベントは年に何度も開催するものではないので躊躇されている方はぜひご参加ください。

それぞれの分科会の課題本と募集人数は下記の通りです。お好きな課題本または課題映画を選んでご参加ください。
※分科会は特に意識して頂くことはありません。

★ビジネス・人文系読書会 「東京アウトプット勉強会」(定員18名)
課題本:リンダ・グラットン「LIFE SHIFT(ライフシフト)」
定員に達したため締め切りました。

★文学系読書会 「東京文学サロン月曜会」(定員18名)
課題本:谷崎潤一郎「春琴抄」(新潮文庫)
定員に達したため締め切りました。

★アート・音楽・芸能などの読書会 「東京藝術部」(定員12名)
課題本:宮下規久朗「モチーフで読む美術史」(ちくま文庫)
定員に達したため締め切りました。

★哲学・思想系読書会フィロソフィア東京(定員12名)
課題本:永井均「翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない」(ちくま学芸文庫)


★アンダーグラウンド系読書会「猫町UG(アンダーグラウンド)」(定員12名)
課題本:代々木忠「プラトニック・アニマル―SEXの新しい快感基準」 (幻冬舎アウトロー文庫) 定員に達したため締め切りました。

★映画を観てから感想を語り合う会「東京シネマテーブル水曜会」(定員12名)
課題映画:「スリー・ビルボード」(2月1日全国ロードショー)

それぞれ定員に達し次第締め切ります。


■参加条件
初参加の方または過去1回だけ参加されたことのある方限定です。
この日のイベントまでに2回以上参加された方はご遠慮下さい。)
・課題本の読了または課題映画の鑑賞
 未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。 

■読書会のみの受付はしておりません。

※前回の開催レポートはこちら 




※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年2月24日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

2月の課題本は

 フィリップ・K・ディック著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年12月29日(金) 
  • 名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2017』

暮れも押し迫った12月29日、
名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2017』が開催されました。

第6回目となった今回は42名のみなさんにご参加いただきました!

会場は毎年恒例、ナゴヤグランドホテルのお座敷宴会場です。
定刻通りに全員集合、司会のサポーターの掛け合いから…


代表の音頭で乾杯してスタート!

年間鑑賞本数、ベスト3&ワースト1とその理由、印象に残ったシーンを参加者全員が発表。
名前を名乗ってチャイムで開始、そして90秒後にベルの「チーン!」の音で終了です。

映画に対して思い入れが深い皆さん、お酒と食事を愉しみながも発表から目が離せません。
発表者に対する感嘆の声と爆笑。楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。

独特の語り口が印象に残る方、

思いの丈を全身全霊叫ぶ方、

凝った演出が魅力的な方等々・・・

全員の発表が終わりましたら、参加者が選ぶそれぞれのベスト3を
1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:1ポイントとしてカウントしてベスト3を発表します。

集計の間にクイズタイム!

参加者の皆さんから事前募集した難問奇問を出題、勝ち抜き形式の○×クイズ!

8問目で優勝者決定!
シネマテーブル参加無料券、そして懇親会での話題映画の選定権が商品です。
おめでとうございます!

 

さあ、集計結果が出ました。2017年の名古屋シネマテーブルベスト3の発表です!

今回は、なんと上位3本が同率1位!
2017年の名古屋シネマテーブルベストはこちら!

同率1位『メッセージ』

同じく『お嬢さん』

同じく『SING/シング』


 

そしてシネマテーブルのベスト3に近い作品を選んだ方を毎年表彰しています。
今年は『メッセージ』『お嬢さん』と2作品をベストに選んだろくさん!

クイズの優勝者どんたくさん、HiGH&LOWのロッキーになりきったあじさいさんと一緒に記念写真(凝ったコスプレをする人がいるのも伝統になってきました)。

歓談タイムには今年の映画談議に華が咲きます。

 

☆☆☆≪今月のmotty≫☆☆☆
お洒落にスエット履きこなす、我らが名古屋シネマテーブルサポーターmotty。
Tシャツは8月の「スパイダーマン・ホームカミング」を意識して
※mottyさんのベスト&ワーストにスパイダーマンあったっけ!?
ロンTは前回「名古屋猫町倶楽部 クリスマスパーティー」のドレスコード“ボーダー”からの流れでしょうか。
来年もシネマテーブルのファッションリーダーmottyから目が離せません!

スピーチ中で結婚を発表されたお二人も!

一年を締めくくる楽しい夜は更けていきました〜。
みなさま2018年もすばらしい映画にたくさん出会えますように!
*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティで当日のみなさんの発表原稿、ベスト10を掲載しています。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comment_count=13&comm_id=4993737&id=84890147

*次回定例会は1/31(水)開催!課題映画は『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』、『勝手にふるえてろ』の2本選択制です。
ご参加お待ちしております。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/51643

文 : Horike
写真 : なおこさん, 名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年2月24日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪で開催】読書猿著「アイデア大全」「問題解決大全」

2月の課題本は 下記2冊の中から1冊お選び下さい。

  読書猿著「アイデア大全」

  読書猿著「問題解決大全」

 
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年2月24日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 読書猿著「アイデア大全」「問題解決大全」

2月の課題本は 下記2冊の中から1冊お選び下さい。

  読書猿著「アイデア大全」

  読書猿著「問題解決大全」


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年2月23日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:25 懇親会21:40~自由解散
  • オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」

※読書会のスタートを今月より15分遅らせ19時15分としています。お間違えのないようご注意ください。

2月の課題本は

  オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」(ちくま学芸文庫)

   
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年2月21日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜22:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】『スリー・ビルボード』

猫町倶楽部の分科会-シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

大阪で開催している関西シネマテーブル2月の課題映画は
『スリー・ビルボード』
2月1日(木)より公開です。



【劇場情報】
TOHOシネマズ梅田 他

  
<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は2/19(月)となります。早めに参加表明していただけると大変助かります。

■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いすることがあります。
基本的にはテーブルの中で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。


*シネマテーブルはわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/43549

◇関西シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年2月17日(土) 15:15受付開始 15:30~17:30 読書会  18:00~懇親会
  • 【金沢】夏目漱石「三四郎」

2月の課題本は
 
  夏目漱石「三四郎」(新潮文庫)
  
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年2月16日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】島尾敏雄「死の棘」 (新潮文庫)

2月の課題本は

   島尾敏雄「死の棘」 (新潮文庫) 
   

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【フィロソフィア東京】フランソワ・ジュリアン『 道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ 』

特別イベント

  • 2018年2月4日(日) 受付開始15:00  読書会15:30~17:45 懇親会18:00~
  • 【フィロソフィア東京】フランソワ・ジュリアン『 道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ 』

猫町倶楽部の哲学・思想系分科会 【フィロソフィア東京】

課題本は

フランソワ・ジュリアン『 道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ 』 (講談社学術文庫)

■参加条件:課題本の読了
 課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年12月3日 受付開始16:00 読書会16:30~18:45 
  • 12/3(日) 関西全分科会合同 「クリスマス読書会&パーティー2017」

クリスマスムードただよう12月3日、大阪心斎橋近くのレアルタにて、「クリスマスパーティ2017」が開催されました。
今回は、関西アウトプット勉強会・関西文学サロン月曜会・関西シネマテーブル、全分科会合同ということで、総勢90名の参加者が集まりました。
関西アウトプット勉強会からの参加者はリチャード・セイラー著『セイラー教授の行動経済学入門』を、
関西文学サロン月曜会からの参加者はカズオ・イシグロ著『私を離さないで』を、
関西シネマテーブルからの参加者はリチャード・カーティス監督『love actually』を、
それぞれ読んで/観て感想を語り合い、パーティを楽しむ、素敵な一夜となりました。

一年ぶりの全分科会合同開催ということで、各分科会のサポーターたちも、いつにも増して準備に気合いが入ります。
会場の装飾は全て手づくり、パーティ企画の準備にも余念がありません。



初めてお会いする方、お久しぶりの方、みなさんそれぞれ読書会/シネマテーブルにご縁のある方に、たくさんお会いすることができました。
ドレスコードがクリスマスということで、おしゃれな(?)お召し物を拝見するのも楽しみの一つ♫


テーブルもクリスマス仕様で、いつもとは違ったムードのなか、テーブルごとに課題本や映画の感想を語り合います!
同じ本や映画から、自分が、他の人が、どのような感想を持ったのか。共感と、親しみと、驚きと、様々な感覚が体験できる楽しい時間です^^



存分に語り合った後は、ベストドレッサー賞の発表です!
甲乙つけがたいなか、選ばれたのはこちらのみなさま。おめでとうございます!

そしてそして、皆さんお待ちかねのクリスマスパーティ☆
関西アウトプット勉強会・関西文学サロン月曜会・関西シネマテーブル、それぞれの会の参加者が入り混じり、まずは乾杯!!メリークリスマス☆

この後は、サポーターやみなさんの総力を結集した、楽しい企画で盛り上がりました!!

まずはビンゴゲーム!読書会/シネマテーブルらしく、これまで課題となった本/映画がランダムで選ばれていきます。ドキドキしつつ、これまでどんなものを読んだかな、観たかな、と、懐かしさもありつつ。


男子限定参加のロシアンルーレットは、美味しいシュークリームの中に1つだけ何かが混入されていて・・・!?
女子限定参加の腕相撲も、とっても白熱する戦いでした!!


また、会場の壁の一つには本/映画のPOPコンテストのコーナーが。
随時参加者のみなさまによる投票が行われておりました。
選ばれたのはこちらのみなさま!どれも、これは読みたい、観たい、と思ってしまうような魅力的な作品でした。


そして、参加者全員でのプレゼント交換も(^^)
それぞれがオススメする本や映画の贈りもの。
自分が贈ったものは誰のところに?もらったものは誰から?本や映画で、人と人とがつながります。

最後に、同じ時間、同じ場所を共有したみなさんと、記念撮影。

楽しいひとときを、ありがとうございました♫

 


さて、次回1月の開催のお知らせです。
【関西アウトプット勉強会】
1月20日(土)17:00~ @ドルフィンズ堺筋本店
白河桃子/是枝俊悟『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』

※著者のお一人である是枝俊悟さんがゲストです!

【関西文学サロン月曜会】
1月13日(土)17:00~@ラポーティア
アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』

【関西シネマテーブル】

1月21日(日)17:30~@ラポーティア

新年会「 ベスト&ワースト映画2017」

 

初めての方も、そうでない方も、みなさまにお会い出来るのをお待ちしております♫

(文:典子 写真:のずみん、ssk、たけもと)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京開催【本×映画】「オリエント急行の殺人」×「オリエント急行殺人事件」

特別イベント

  • 2018年1月28日(日) 受付開始16:00  第一部(読書会&シネマテーブル)16:30~19:00 第二部(懇親会)19:00~21:00
  • 東京開催【本×映画】「オリエント急行の殺人」×「オリエント急行殺人事件」

※名古屋会場・関西会場も同じ課題作品で行います。こちらは東京会場です。お間違いのないようお願いいたします。

1月は文学サロン月曜会とシネマテーブルのコラボ企画で開催。
「課題本を読んで参加」「映画をみて参加」「課題本と映画で参加」のいずれかを選んでお申込みください。

■課題本:アガサ クリスティー「オリエント急行の殺人」(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

■課題映画:『オリエント急行殺人事件』 12月8日公開です。

   
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
※東京シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年1月27日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 【東京】「セイラー教授の行動経済学入門」【2017年ノーベル経済学賞】

1月度の課題本は
2017年のノーベル経済学賞を受賞した
リチャード・セイラーの「セイラー教授行動経済学入門」

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
読了されていない場合は当日でも参加をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年1月26日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 「古事記」

1月の課題本は
   
   「古事記」(古事記の現代語訳であれば出版社・訳者は問いません)

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月26日(日) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 第94回 東京文学サロン月曜会 カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」

紅葉が色濃く染まる晩秋、11月26日。代官山chano-maにて第94回東京文学サロン月曜会の読書会が行われました。103名の参加者が集まりました。
今回の課題本はカズオ・イシグロ「忘れられた巨人」。




こちらはよくばり読書会の様子。
本番前の時間を使った事前ミニ読書会です。「この作品は、読書会でどう話したらいいのか不安だったけど事前に確認できてすっきりした!これでちゃんと話せそう!」と本日初めてよくばり読書会に参加した方が嬉しそうに感想を言っていました。この作品が好き!語りたい!という人から疑問点があって話すのが不安…という人まで誰でも自由に参加できるのでお気軽に参加して下さいませ。



受付を終えたら指定されたチームに入ります。1チーム7~8名位で読書会を行います。始める前に猫町読書会参加歴3回以上の人たちからファシリテーターと呼ばれる進行役をチーム内で決めます。



猫町倶楽部の読書会では1つだけルールがあります。他の人の意見を否定しないこと。それ以外は何を話してもOK。それでは読書会スタートです!



 



「忘れられた巨人」
カズオ・イシグロが「わたしを離さないで」から10年振りに書いた長編作品。舞台は6世紀、アーサー王亡き後のイングランド。遠い地で暮らす息子を探す旅に出る老夫婦が主人公。主題さえ分からなくなるような追憶のファンタジー世界。滑らかなイシグロの文章と隠喩に込められた壮大な鍵の数々に、読者は不確かな霧の中に迷いこんでいきます。




登場人物達の語る内容がわかりにくくて読むのに苦労した…思い出と記憶の違いとは?…蝋燭や船頭、兎が意味するものとは?…「島」は天国か全然違う世界の事なのか?…夫婦愛について考えた…。などなど。
論点が盛り沢山な作品なので、話すことが尽きません。自分では気づかなかった見方にあぁそういう考えや解釈もあるのか!とまるで頭の中でもやもやとしていた霧が晴れて、視界が広がっていくようです。色んな人の感想を聞いてもう一度読み返したいと思ったという声も多く上がりました。



読書会の最後はベストドレッサー賞の発表です。今回のドレスコードは【英国風or日本風】。


英国といえばチェック柄!ということでチェックを素敵に着こなす方が多くノミネート。


同じ赤いチェックの小物使いでも和装はシックで粋に、洋装はキュートにと、装いの雰囲気が変わりますね。


一見、英国紳士風なスーツ姿ですがよく見ると英国俳優のベネディクト・カンバーバッチの缶バッチがついてます。いろんな意味でシャレてます。

ベストドレッサーの発表後は懇親会へと続きます。





カズオ・イシグロコーディネートのツーショット!(ピンとこない方は カズオ・イシグロ で検索して画像を見てみて下さいませ)ちゃんとあの作品のあの小道具もしっかり用意。ノーベル文学賞おめでとうございます!とつい声掛けたくなりますね。


こちらは猫町堂書店
参加者同士がオススメの本を持ち寄って本を交換するブースです。懇親会の途中で現れるのですが、毎回多くの人が集まってとても賑わいます。なかなか面白そうな本が並んでいて思わず立ち読み…。


まだまだ会は盛り上がりますがそろそろ終了のお時間。話したりない方々は三次会へと繰り出していきました。

本を通じて話していると初対面の相手でもいつの間にか深いところを語り合っていることに気づきます。
初めて参加して、あっという間だったなぁ読書会って楽しいなぁと思ったら。三次会だけじゃなく次の月も続けて参加してみる事をオススメします。
きっと今まで出会わなかった、新しい本と視点と素敵な仲間があっという間に増え、豊かな読書ライフが始まりますよ♪


注・こちらはカズオ・イシグロではなくサポーター(運営ボランティアスタッフ)のカズオ・ヒロスエくんです。

★★★

・東京文学サロン月曜会mixiコミュニティhttp://mixi.jp/view_community.pl?id=4502617:月曜会に参加している人達が集まるSNS。参加者が本のリコメンドをしてたり、よくばり読書会の告知やmixi限定で先行読書会告知などもしてます。どんな人が参加しているのか気になったら、お気軽にコミュニティに入って下さいね♪(コミュニティに入るには管理者の承認が必要です)

・東京文学サロン月曜会twitterアカウント@getsuyokaitokyo:読書会の受付状況や読書会の様子を呟いたり、文学ネタ?を囁いていたりします。お気軽にフォローを♪

次回は12月10日(日)全分科会合同のクリスマス読書会&パーティー
今年最後の読書会。初めての参加でドキドキの人も、そうではないけどなんかドキドキしている人も、大いに盛り上がっていきましょーー♪

記:ハルアキ 写真:キャナ子、mkz

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年11月25日 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 東京アウトプット勉強会 第101回「地政学入門 改訂 外交戦略の政治学」

11月25日(土)に開催された第101回東京アウトプット勉強会。
今回の会場は六本木を離れて、東京駅八重洲口近くの貸会議室プラザでした。
課題本は「地政学入門 改訂 外交戦略の政治学」。

「地政学」というなじみの薄い学問のうえ、課題本は入門書ということでその起こりから主としてヨーロッパを中心に論が展開されていたので、読書会ではどういう話の展開になるのだろうとドキドキしつつ参加したのですが、当日は地図を持参される方もあり、どのグループもそれぞれが読書会を楽しもう、課題本を通して学びを深めようと活発に意見を交わしていました。

「読了した時にはこの本でこんなに盛り上がるとは想像してなかった」という声も聞かれるほどでした。


 



参加者の皆さん感想です。

「地球儀が欲しくなった!」

「私たちが日本中心の世界地図で世界を捉えているように、ヨーロッパやアメリカ大陸を中心にした地図で世界を見ている人々もいる、地図ではなく地球儀で世界を捉える視点が必要だと感じた。」

「現代日本での地政学を考えたとき、中国や北朝鮮、東アジアとの関係、日本の地政学的リスクは? など実際的な話にまで及んだのが楽しかった。」

 




 

次回は12月10日(日)東京の全分科会合同の猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティーです。

東京アウトプットの課題本は、ジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」(第100回東京アウトプットの開催レポートに推薦文があります)。

一緒に1万3000年の人類史をひもときましょう!

 

<文:ゆい 写真:マサキ>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2018年1月13日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡で開催】カズオイシグロ「日の名残り」

1月の課題本は

  カズオイシグロ「日の名残り」(ハヤカワepi文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年1月13日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】アガサ クリスティー「オリエント急行の殺人」

1月の課題本は

  アガサ クリスティー「オリエント急行の殺人
    (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。


■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年1月10日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~自由解散
  • 【名古屋会場】アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」

1月の課題本は

   アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった
       (ハヤカワ文庫-クリスティー文庫)

 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。
 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年1月6日(土) 17:30受付開始 18:00開始~21:00終了
  • 【東京】新年会「ベスト&ワースト映画 2017」

東京シネマテーブル、年始の恒例行事!

2017年に劇場公開された新作映画からみなさんの「ベスト&ワースト2017」を発表する新年会、年明け早々に渋谷で開催します。
参加者全員のベスト&ワースト発表の後、みなさんのベスト3を集計して「東京シネマテーブル2017年ベスト3」を決定します!

*会当日は17:30会場入り、18:00乾杯にご協力ください。よろしくお願い致します。


■参加条件
・2017年に劇場公開された新作映画を2本以上鑑賞していること

【定員】
60名
*満席になる可能性が高いため、お早めの申込をおすすめします。

【会場】
ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ
渋谷駅より徒歩5分

【持ち物】
筆記用具(ベスト&ワーストアンケートに記入していただきます)

◇当日ひとり90秒で発表してもらう内容は以下の4点。
1. 今年の新作映画鑑賞本数
2. ベスト3
3. ワースト1
4. 今年最も印象に残ったシーン(ベスト&ワーストに選んだ映画に限らず)

対象となる映画は「2017年に劇場公開された新作」です。
※2016年の12月から2017年の1月にまたがって公開されていたものは可。
※DVDスルーの作品、旧作の再上映などは除く。
※DVDで劇場公開の新作映画を鑑賞した場合もランキングに含めて構いません。

◇今年公開の映画はこちらのサイト等を参考にしてください。

◇昨年の「ベスト&ワースト2016」まとめ、「東京シネマテーブル2016年ベスト3」はこちら


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年12月29日(金) 受付開始18:00 / 18:30~21:30
  • 名古屋シネマテーブル忘年会「ベスト&ワースト2017」

名古屋シネマテーブル年末の恒例行事!

今年劇場公開された新作映画からみなさんの「ベスト&ワースト2017」を発表する忘年会。今年もナゴヤグランドホテルのお座敷宴会場で開催します。
参加者全員の発表の後、みなさんのベスト3を集計して「名古屋シネマテーブル2017年ベスト3」を決定します!

*当日は18:00会場入り、18:30乾杯にご協力ください。よろしくお願い致します。

■参加条件
2017年度の名古屋シネマテーブル定例会に3回以上参加されていること。


【定員】
50名
*例年満席になりますのでお早めの申込をおすすめします。

【会場】
ナゴヤグランドホテル
名古屋駅より徒歩5分

【持ち物】
筆記用具(ベスト&ワーストアンケートに記入していただきます)


◇当日ひとり90秒で発表してもらう内容は以下の4点。
1. 今年の新作映画鑑賞本数
2. ベスト3
3. ワースト1
4. 今年最も印象に残ったシーン(ベスト&ワーストに選んだ映画に限らず)
対象となる映画は「2017年に劇場公開された新作」です。

※2016年の12月から2017年の1月にまたがって公開されていたものは可。
※DVDスルーの作品、旧作の再上映などは除く。

◇今年公開の映画はこちらのサイト等を参考にしてください。
http://www.allcinema.net/prog/theater.php#tn5

◇昨年の『ベスト&ワースト2016』忘年会の様子はこちらから。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41966
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4993737&id=81657158


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年12月27日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜22:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】『オリエント急行殺人事件』

【関西シネマテーブル】第十回の開催です。
シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

12月の課題映画は

   『オリエント急行殺人事件』
    12月8日公開です。

   劇場情報


   
  
<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は11/13(月)となります。早めに参加表明していただけると大変助かります。

■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いすることがあります。
基本的にはテーブルの中で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。


*シネマテーブルはわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/43549

◇関西シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年11月24日 読書会19時~ 懇親会21時25分~
  • 名古屋アウトプット勉強会 第131回「実践 行動経済学」

11月24日、名古屋駅近くのウインクあいちにて、第131回目の名古屋アウトプット勉強会が開催されました。

ここしばらく満員御礼が続いたアウトプット勉強会。

今回は課題本も2017年のノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー著の『実践 行動経済学』ということで、さらに注目度もアップ? 参加者は総勢60人、急遽会場を大きな部屋に変更しての開催となりました。

さて、あらためて課題本の『実践 行動経済学』について。

本書の原題は「Nudge(ナッジ)」。

耳慣れない言葉ですが、本のはじめに説明があるとおり、英単語としては「注意や合図のために人の横腹を特にひじでやさしく押したり、軽く突いたりすること」という意味があります。

転じて本書では、一方的な禁止や押しつけではない形で人々の行動を変えるための、あらゆる要素を指し示す言葉として使われています。

 喫煙や肥満を防止するナッジ。

保険や投資の商品を選ぶためのナッジ。

従来の経済学とは異なり、人間らしい感情や心理に焦点を当てた「行動経済学」。

参加者のみなさんはどのような思いで手にとられ、読了後はどのように感じられたのでしょうか。

司会による開会宣言の後、さっそく各テーブルでのアウトプットがはじまります。

どんな意見が出たか、すこしだけ覗いてみましょう。

・仕事以外の日常生活でも、思い当たることが多いと感じて読んだ。

・アメリカの事例は複雑で少しわかりにくいが、日本に置き換えても納得できることも多い。


・行動を促すために視覚に訴えることが効果的だと感じた。小学校のころ、テストで良い点を取ったときにもらえる花丸はナッジだったのではないか。

・子供や部下、後輩などをどう育てるかという観点でいうと、コーチやリーダーとは、うまくナッジを与える人なのだと感じた。


・この本を読むと、自分もナッジを仕掛けたくなる。

・自分が詳しくない分野では、専門知識のある人にうまくナッジしてもらうことが望ましいが、その人の都合の良いように誘導される恐れもある。だから、ときには自分が興味のないことにも関心を持つことが大事。


・行動経済学って、どこか心理学のよう。

・最近のスマホアプリなどは、ナッジの視点の工夫があるのかなぁ、と感じた。

・周りに流されやすいので、いい方向に流れられるように。

・武道の型などは自動システムという概念を克服するものではないか?

・住宅ローンは実際に選んだ立場として超複雑。保険もよくわからなさすぎる。

読書会も終盤に近づき、それぞれの実行宣言を書く時間に入ります。

 この本にも書かれていますが、本を読んだり勉強会をした直後はやる気満々なのに、結局そのまま何も行動を起こせないことが多いのも、また人間らしさのひとつ。

アウトプット勉強会の実行宣言は、会が終わったあとすぐ実行に移せる小さな行動を、一人ひとり付箋に書き出してもらうもの。

これもアウトプット勉強会ならではの、ミニ・ナッジ?

 実行宣言を各テーブルで共有したあとは、自分の書いた付箋を持ち帰ることができます。

手帳に貼って見返したり、毎日見える場所に貼ったりして、ぜひ今回の課題本や読書会で学んだことを忘れずに活かすきっかけにしてみてほしいです。

 終了後は今後の読書会の案内と、全員での集合写真撮影の時間です。

3,2,1,ナッジ!

このあとは、ウインクあいち前のブリティッシュパブ「HUB」へ移動して、懇親会がはじまります。

今回の課題本について、まだまだ話し足りないことを語ったり。

12月9日に予定されている、名古屋猫町倶楽部の全分科会合同クリスマス読書会&パーティの話題で盛り上がったり。

はたまた、猫町倶楽部のmixiコミュニティや運営サポーターへの勧誘合戦が行われたり…。

初参加や参加回数が少ない方でも濃密な交流ができ、さらに参加を重ねることでますます楽しくなる、そんな猫町倶楽部のナッジを感じていただけたのではないでしょうか。

次回、第132回アウトプット勉強会はクリスマス読書会とは別に、12月22日の定例会が予定されています。

課題本は曽村保信「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」です。

年の瀬とはなりますが、みなさまの参加をお待ちしています。

(文 Jun  写真 わとう・tt)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋藝術部【豊田市美術館コラボ】図録はこう読め!ジャコメッティ展【レクチャー付】

名古屋藝術部

  • 2017年11月12日(日) レクチャー&読書会14:30~18:00、懇親会18:30~
  • 名古屋藝術部【豊田市美術館コラボ】図録はこう読め!ジャコメッティ展【レクチャー付】

皆さんは、西洋の彫刻というとどのような作品を思い浮かべるでしょうか?

《ミロのヴィーナス》、ミケランジェロの《ダヴィデ像》、それともロダンの《考える人》でしょうか?

これらはどれも、人が写実的に表現された彫刻です。

しかし、ジャコメッティは人を題材としながらも、全く異なる見た目の作品を制作した彫刻家です。

いったいどんな作品なのか? その世界を覗いてみませんか?

 


今回は初めての豊田市美術館と猫町倶楽部のコラボ企画でした。


課題本はジャコメッティ展の図録。重厚感があります。

 

 


会場はもちろん豊田市美術館。

建物の前に広がる池が印象的で、青空と建物がキレイに映っていました。

設計した建築家は谷口吉生氏。葛西臨海水族園や東京国立博物館の法隆寺宝物館、最近の作品では京都国立博物館の平成知新館やGINZA SIXで有名な方です。

 


敷地内にある茶室「童子苑」では色鮮やかな紅葉が見事で秋の訪れを感じました。

 


受付を済ませ、読書会の前にまずは各自でジャコメッティ展の鑑賞タイム。

このポスターの《ヴェネツィアの女》がズラリと並んでいる様は壮観でした。また、当日はこの作品についてのボランティアの方々によるギャラリートークがあり、話を聴いていた参加者の方も多かったようです。

 


撮影可能な作品もあり、こちらは“猫”町倶楽部としては見逃せない《猫》。

ジャコメッティが「見えるものを見えるままに」製作するとこんなにスマートな姿に!

 


《歩く男》。人間よりもやや大きいだけに体型の独特さが際立っていました。

他にも、数cmの極小彫刻、アフリカやオセアニア的な作品、多くのデッサンも展示されており、ジャコメッティの幅広さを初めて知ったという感想を抱いた方が多かったようです。

 


展覧会観賞の後はいよいよ読書会&レクチャー。会場はこちらの髙橋節郎館。

 


外観とは裏腹にレクチャールームは木の温かみがある部屋でした。

 


各テーブルではサポーターの力作のテーブル札がお出迎え。

この《犬》は今回の課題本であるジャコメッティ展図録でも表紙になっています。

 


「ジャコメッティで何としてもイベントをやりたかった!」と意気込みを語る主宰のタツヤさん。

読書会は46名の方々にご参加いただきました。そして初参加者が12名も!

20世紀モダニズム彫刻というテーマでどのぐらいの人が集まるか未知数でしたが、予想を上回る盛況でした!

 


第1部はレクチャー。

ジャコメッティ展の担当学芸員である千葉真智子さんによる「図録はこう読め!ジャコメッティ展」。

千葉さんは図録内の解説文も執筆されています。

 


過去のジャコメッティの展覧会や、千葉さんが過去に関わった展覧会の図録を持ってきていただきました。

分冊にしたり、ジャコメッティの細長い像をイメージして縦長型にしたりと様々な工夫が。

 


話題は、解説の文章、章立てと作品解説、はたまた表紙の手触りなどなど多岐にわたりました。

デッサンだけしか展示できなかったけど、図録にどうしても写真を載せたかった作品がある、というお話も。

 


千葉さんが付箋だらけになっている図録をめくりながら、あちこちのページにどんどん話題が移りました。

参加者の皆さんも、レクチャーに聴き入って、あっという間の1時間でした。

 

 

休憩を挟んで、第2部は図録読書会。

テーブル毎に様々な話題で盛り上がりました。その一部を聞いてみましょう。

 


実物は立体なので展示では図録と違った視点から観られて面白かった。《犬》の真後ろからの姿が意外だった。

 


展示では別々のデッサンとされていたけど、図録で並べて観ると見開きの両ページに描かれていたと分かる作品があった。図録ならではの発見。

 


最初の解説文がとにかく読みづらくて挫折しそうになった…。

 


ジャコメッティは職人気質で頑固な人だった気がする。友達になれなさそう。

 


図録を読んでいなかったら、展示を観ても全然分からないまま終わっていたと思う。でも難しい。

 


デッサンでまなざしに対する情熱を感じた。

 

実は、藝術部の読書会で、既に全員が展覧会を観ているのはかなり珍しかったりします。(読書会&レクチャーの後に観に行く方も多い)

さらに、今回は図録で背景についてもガッツリ読み込んでいるので、普段の藝術部よりも深く話せたと感じました。

 

最後に、千葉さんのお言葉から。

「展覧会は一過性だが、図録は永遠に残る」

「図録でしかできないことはあるし、実際の展示でしかできないこともある。それぞれを感じてほしい」

 

図録を読み込んでから展覧会を観るという滅多にない体験をしたからこそ、新たに気付いたことも多かったのではないでしょうか。

 


会場を出たら外はもう真っ暗。普段あまり見られない夜の美術館の光景もまたキレイでした。

 


懇親会は豊田市駅前のプロントへ。

 


長丁場だっただけに様々な話題が生まれ、各テーブルで話に花が咲いていました。

 


 


 


 


 

 


さて、今後の名古屋藝術部の予定ですが、まず12/9(土)に全分科会合同で「クリスマス読書会&パーティー2017」が開催されます。

藝術部の課題本は左から3番目の本、クリスマスにちなんで中野京子さんの『名画と読むイエス・キリストの物語』です。東京で展覧会が開催されている『怖い絵』が有名ですね。

既に募集が始まっているので、詳細はこちらを。[http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/50441]

 

また、来年の1/14(日)には「佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期―第二回」が予定されています。

課題本やテーマはまだ決まっていなので、詳細が決まり次第、猫町HPもしくはmixiで告知させていただきます。

 

文:イノッチ

写真:まりそる、イノッチ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年12月22日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 曽村 保信「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」

※東京会場も同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようお願いいたします。

12月の課題本は
 
   曽村 保信「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」(中公新書)


 
■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年12月17日(日) 受付開始15:15 読書会15:30~17:30 トークショー・パーティー17:45~19:45
  • 【福岡】クリスマス読書会&パーティー 【ゲスト:紫原明子】

12月はゲストに福岡県出身の作家 紫原明子さんをゲストにお迎えしてクリスマス読書会&パーティーを開催。パーティーではトークショーも予定しています。

課題本は
紫原明子著「家族無計画」(朝日出版社)


■参加条件
・課題本の読了
・ドレスコードの遵守
交換用のプレゼント本を必ずお持ちください。
※プレゼントはラッピングしてお持ちください。

【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮下さい。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

紫原 明子(しはら あきこ)
エッセイスト。1982年福岡県生。15歳と12歳の子を持つシングルマザー。個人ブログ『手の中で膨らむ』が話題となり執筆活動を本格化。著書に『家族無計画』(朝日出版社)『りこんのこども』(マガジンハウス)。Webでは『世界は一人の女を受け止められる』(SOLO)をはじめとしDress ProjectAMHRナビポリタス等に連載、寄稿。2016年3月鷺森アグリ主宰abooksプロジェクト’dintje’執筆協力。Twitter ID:@akitect



12/17(日)、福岡猫町倶楽部のクリスマス読書会に参加します。拙著『家族無計画』を課題本にしていただき、みなさんの感想を伺いつつゆるくトーク、懇親会もあります。さらには懇親会からの打ち上げ、打ち上げからの美味しいラーメンを食べるところまでが読書会という心意気で、10時間超コース覚悟で参りますので、お近くの方ぜひ遊びに来てください。詳細は「猫町倶楽部」で検索していただきホームページからどうぞ! #猫町倶楽部 #読書会 #猫町倶楽部クリスマス読書会 #福岡 #天神 #紫原明子 #読書 #本 #本好きな人と繋がりたい #本好き

紫原明子さん(@akitect_chan)がシェアした投稿 –


◆また前日16日には筑後市立図書館の6周年イベントとして紫原明子さんと猫町倶楽部代表の山本多津也との対談が開催されます。こちらは参加費無料、申込みも不要ですのでぜひご参加ください。⇒http://library.city.chikugo.lg.jp/events.html#shihara

※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月12日(日) 16:30~19:00読書会、19:00~21:00懇親会
  • 東京文学サロン月曜会第二会場「駒井組」第5回 安部公房「砂の女」

「世界文学」とはなにか?

光文社古典新訳文庫 創刊編集長 駒井稔氏の選書による読書会 それが東京文学サロン第二会場「駒井組」。
今宵も、大人の街=銀座から、世界文学を巡る文学の旅に出かけます。





平成29年11月12日(日)、晩秋の冷たくも心地よい晴天の銀座で第5回定例会が開催されました。
今回の課題本は安部公房「砂の女」。

初回課題本 三島由紀夫「美しい星」から出発し、アフリカ、フランス、アメリカと世界を一周、一旦日本へ戻ってきました。





16:30、読書会の冒頭、駒井さんから選書理由、特に、世界文学としての安部公房作品についてご説明を頂きました。


・読者を強力に引き込む文章構成力、描写のリアリティがある一方で、世界中の読者が時代、地域を越えて自らにひきつけ楽しめる普遍性。
・20世紀文学がようやくたどり着けた、このような「世界文学」の到達点に1960年代の日本人作家が早くも達していた驚き。
・当時日本のムラ社会の閉鎖性を念頭に共感されていた作品が、現代の社会状況の中でも新たに読み解ける面白さ。
・晩年の作家が病気のため内向的になり、結果として90年代以降の日本社会が崩壊していく中で忘れ去られた面があるが、日本・アジアのエキゾティズムに依らない現代文学としてノーベル文学賞も意識されていたこの作家の作品を「イマ」読むことの意義。


このあと各テーブルで進行役(「ファシリテーター」)を決めて頂き読書会がスタート。

猫町では、参加者全員が協力して楽しい読書会をつくります。【他人の意見は絶対に否定しない】、これが大事なルール。
進行役を中心に、みんなでどんどん話を膨らませます。感想、疑問点、注目したポイントのほか、課題本にちなんだ書籍、映画、音楽、旅行などのリコメンド、参加者の思い出ばなし。本を通じて参加者同士が知り合うことも読書会の醍醐味です。



世界文学の旅では、参加者の皆さんが「水先案内人」。円滑で安全なご旅行をサポートするため、今回から各テーブルに「テーブル案内表示」と「参加者の皆さんへのお願い」を配置させて頂きました。



いよいよ読書会がスタート!各テーブルでは、様々な切り口で意見が交わされます。


・脱出困難な究極の状況に置かれ、次の展開に強く引き込まれた。
・(リアリティ溢れる描写ゆえ)男女の性が艶めかしく、刺激的過ぎると感じる。(逆に楽しんでいる参加者も?)
・「砂」が象徴的な作品。砂という環境に埋没した男女、村人が我々からは異常な存在に見えるのも理解できる。人間の存在、心の内面を考えさせられる奥深い設定。
・トカゲなど強い生き物を砂漠に誘い込み捕食してしまう昆虫「ハンミョウ」。外面の美しさ、妖しさと強かさが作中の女とつながって絶妙。
・通信手段が限られた時代、個人と世界の関係が途切れ自らを見失う、「失踪」する危険性、危うさを痛感。反面、現代の情報化社会でも、情報過多や地理的、制度的な「穴」に落ち込む恐ろしさがあるのではないか。
・社会主義とよく似た世界が描かれており、男をはじめ、登場人物の行動・心理を社会科学の観点から分析できて面白い。
・文章構成が巧みで、哲学的な面があり知性的である反面、(自分には)人間の感情を過度に抑え込み過ぎている印象もある。





このほか、実際に砂漠を旅した経験談、作家が傾倒した哲学者ハイデカーの影響、映画化作品の印象、関連するリコメンド作品なども。幅広い世代が参加する「大人の猫町」駒井組ならでは。話題が尽きません。
駒井さんも各テーブルをまわりテーブル毎の関心に即した世界文学をご紹介。安部公房作品としては、有名な「箱男」、「他人の顔」などでなく、むしろ「燃え尽きた地図」、「第四氷河期」をご推薦頂きました。



読書会の最後はベストドレッサー選出です。駒井組では、大人街にふさわしくお洒落をして参加して頂けるドレスコードを設定しています。
今回は「砂の女」に因んで「サンドベージュまたはスマートカジュアル」。
ショールで砂に閉じ込められた作品世界を表現したファッションや、サンドベージュと他の色の絶妙なコーディネート、アクセサリーや小物で登場人物をイメージさせるなど、フォーマルを基本としつつも様々な工夫を楽しんで頂きました。お着物で参加され、裏地で課題本の妖しい世界を表現されている方も。



ベストドレッサーの皆さんには、猫町特製しおりのほか、駒井さんから副賞として、何と!光文社古典新訳文庫の話題作をプレゼントして頂きました☆☆





受賞者のみな様、おめでとうございます!駒井さん選書のウイナー本でも世界文学をお楽しみ下さい。



19:00からは同じ会場で懇親会です。「駒井組は落ち着ける」というお褒めの言葉を頂けるようになりました。駒井さんを中心に参加者の皆さんのご協力があってのことと思います。
更に、おいしいお酒やお料理、任意参加ですが3次会まで同じ会場で、終電まで過ごして頂ける参加者が増えています。
駒井組の噂を聞きつけて、翌日の仕事が気になる日曜夜ではありますが、名古屋、大阪など他の分科会からも参加して頂いています。











夜が更けて3次会がはじまりました。この頃になると、引き続きお酒を楽しむ方、デザートを注文される方とわかれます。会場には、有料ですが、おいしいスイーツもたくさんあります。是非一度、3次会まで参加して味わってみましょう。





最後になりますが、今回も参加者の皆さんにはおおいに盛り上げて頂きました。わたくし、サンドベージュにとって初司会でしたが、楽しく進行できました。



次回は、新年1月14日(日)、トニ・モリスン「青い眼が欲しい」です。

サポータ一同、皆さまの参加を心よりお待ちしております。



(画像:ひとみ、真珠、レポート:昭和歌謡でお馴染みの「サンドベージュ・マッチュ」)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【祝100回】東京アウトプット勉強会「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年10月28日 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 【祝100回】東京アウトプット勉強会「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

今月で東京アウトプット勉強会はちょうど100回目を迎えました。
2009年2月に開始してから約8年半。
勉強会ブームや震災やさまざまなことがありましたが
このように変わらず100回目を開催できたことをサポーター一同嬉しく思っています。

さて、今月の課題本は「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」でした。
久しぶりのビジネス本ですが、80名以上の方が参加しました。



 

また、懇親会では100回目を記念して、12月10日の東京合同クリスマスパーティの課題本を参加者みなさんの投票で決定しました。結果は「サピエンス全史」と「銃・病原菌・鉄」が同票となりましたので、決戦投票を前に、サポータからそれぞれの応援演説が行われました!

①サピエンス全史 演説者:薄荷
「サピエンス全史は「幸福」という観点を通して人類史を再解釈した書です。みなさんも幸せというものには非常に興味があると思います。私もです。でも、個人の幸せと人類の幸せってどう違ってくるんだろう?その疑問に対する作者なりの解釈が書かれた本ですよ。」

②銃・病原菌・鉄 演説者:JUN
「なぜ人間は五つの大陸(ユーラシア大陸・アフリカ大陸・南北アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸)において異なる発展を遂げたのか?その謎を銃・病原菌・鉄をキーワードにして解いていきます。本書は世界地図を手元に置きながら読む事をお薦めします!人類史の壮大なミステリーをお楽しみ下さい!」

そして、決戦投票の結果、12月のアウトプット勉強会の課題本は「銃・病原菌・鉄」に決まりました!!
(2冊とも人間の歴史と進化の物語なので、アウトプットに参加する人は、進化に飢えているのだなと思いました笑。マサアキ)

 


 

ということで、是非JUNさんオススメの「銃・病原菌・鉄」を読んで12月のクリスマスパーティへの参加をサポーター一同お待ちしております。

と、その前に11月25日に101回目の定例会があります。
課題本は、曽村保信著「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」です。
「銃・病原菌・鉄」の前に読むにはもってこいの本ですね。

懇親会で配りました100回分の課題本と開催レポをまとめた資料をPDFで配布しますので、是非当時の熱気を感じてみてください。
クリパ課題本総選挙投票用紙

<文・写真 マサアキ>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年10月21日(土曜日) 16:30~18:30
  • 福岡文学サロン月曜会 第20回『第七官界彷徨』 尾崎翠

雨が降るたびに、どんどん気温が下がってきて、風が冷たくなってきました。

気が付けば、もう秋色にあちこち染まっています。

街では、クリスマスや年末までのカウントダウンが始まっていて、本当に時が経つのは早いなあ、と思います。そろそろ年賀状の準備をしなくては。

そんな読書の秋に開催された福岡猫町倶楽部の読書会。

会場は、前回とは違って、「After the Rain」です。

今回の課題本は、尾崎翠さんの「第七官界彷徨」。雨がぱらつく中、読書会がスタートしました。


個人的な印象なのですが、次回課題本はこれだよ、と教えて頂いた時、このタイトルを見ただけで、なんだか自分が作品の中で彷徨いそうな予感がしていました。

 

さて、今回もおいしいお菓子とお茶をお供に、読後の感想をそれぞれ話します。

私は、読む前の予感が見事的中。ぽよぽよ、ふよふよ、尾崎さんワールドをあてもなく彷徨うことになりました……。


何故か、私は文字を追いながら、最後までずっと調子はずれのピアノの音が耳にまとわりついて、もやっとした感触がずっと抜けないままに読了しました。

そのせいか、ぽよぽよ~と彷徨っていたのは、私だけ? 読書会でしゃべれるかな、と当日まで心配でしたが、読書会がスタートして、それが杞憂だとすぐにわかりました。

少し昔の少女漫画のような作中に出てくる感じがするなあ、という方。

「こやし」の臭いがずっとしている気がしました、という方もいらっしゃいました(何だかわかる気がします!)。

現代が舞台ではない小説なのでイメージがしずらかったです。と、みなさん、すっきりした気持ちで読了したようではないようでした。

良かった、良かった。

一安心のあと、では改めてこの作品に向かい合うと、様々な意見が出てきます。

キーワードは、やはり『恋』。主人公の恋の相手は誰なのか、という推理小説のように読める、という考えや

恋は恋でも、あとから「ああ、好きだったのね……」とわかるような、形の恋模様だね、と恋について話が盛り上がっていきます。

この気持ちはなんなのかわからない。けれど、しばらく時間がたってから、ふとした瞬間に「あれは恋だったのか」とわかること、ありますよね。

名前の付けようのない気持ちの振り回されて、もどかしい。あの時の気持ちは、恋をしていたからなのだな。

……わあ、懐かしいというより、少し恥ずかしいなあ(苦笑)。 あるある。そうだよねー、と言われると、恋って時代が違っても変わらない普遍的なものなのだなと思います。

そして、タイトルにも出てくる第七官界とは? という箇所ではズバリ「恋」なのではないだだろうか、と意見が一致。

おお! と盛り上がり、話もどんどん弾みます。

登場人物の一人である三五郎が隣の御嬢さんにとる行動。坂でその子と出会うと、目をそらしたくなる。

ああ、キライだけど、スキ。

こんな相反する気持ち。恋、ですよね。

主人公もえりまきを買ってくれた(「いちばん欲しいものは何かいってごらん」といってくれたのです。ここ大事!)

その男性の好きだった詩人のことを考えたり、と。……うん。恋ですね。

作者自身、こんな恋がしたことあるのかな。文章を書いたら、過去の恋愛遍歴が見えてしまう? という意見もでて、さらに話は盛り上がります。

が、お時間です。

ベストドレッサー賞を決めなくてはいけません!!

少し名残惜しいですが、各グループで一人ずつベストドレッサーを選びます。


今回は、主人公が持っていたえりまきに似たえりまきを選んだ方。そして、主人公にプレゼントしてあげたいえりまきを選んだ方。以上のお二人です。

とても似合っていらっしゃいます。

そして、集合写真。

いつもながら、皆さん良い笑顔です。


そして、懇親会スタートです。


いつもおいしい料理とお酒。ありがとうございます。

さて、次回の猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏は、長崎にて1泊2日の旅行読書会を予定しています。

課題本は「69 sixty nine」(文春文庫)です。

2017年11月18日(土)受付15:30~ 読書会 16:00~18:00

懇親会もあります(読書会だけの参加もOKです!)

今回の会場は、カフェわかば堂 (長崎市出島町10-3 2階)

*学生の方は学割もあります♪

宿泊先は、観光旅館・長崎スカイホテルを予定しています。

読書会以外にも、希望者による実費オプションなどもご用意しています。

皆さんのご参加お待ちしております!

猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏はmixiを中心に様々なSNSにて情報発信を行っています。

課外活動イベントの情報や課題本について深く話せたりできますので、ぜひご利用ください。

福岡猫町倶楽部mixiコミュニティ

http://mixi.jp/view_community.pl?id=6262623

福岡猫町倶楽部(twitter)

https://twitter.com/nekomachfukuoka

写真 みすず・ふゆ 文章 ふゆ

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年12月2日(土) 受付開始15:30  読書会&講演会16:00~19:20 懇親会19:20~21:20
  • [「逃げ恥」にみる結婚の経済学 ゲスト:白河桃子・是枝俊悟 

結婚が当たり前じゃなくなった時代の「結婚」をゲストに白河桃子さんと是枝俊悟さんをお迎えして真面目にに考えてみるイベントです。結婚したい人もしたくない人もぜひご参加ください。

課題本は
  
白河桃子/是枝俊悟 『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』 (毎日新聞出版)   


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。読了されていない方は会場で参加をお断りさせて頂くことになりますのでご注意ください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年11月29日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『ブレードランナー2049』

11月の課題映画は
   
  『ブレードランナー2049
   10月27日(金)より公開です。

【劇場情報】





<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブルはいつもわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/48669
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/47543
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/46826


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は11/26(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って第2会場であるエレファントネストに集合してください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。



名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティは定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付や、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年10月15日 (日) 
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期―第一回

この日は、朝から雨が柔らかく降り注ぎ、
気温も18°Cと少し肌寒く、秋を感じる一日でした。

読書会の会場である『JAZZ茶房 青猫』の階段横のつる草も、
雨に濡れて、心なしか風情を感じます。

今回は、第五期藝術部サポーター就任後、初の読書会です。
新サポーターは少し緊張気味ですが、気合は十分の様子。
皆さまの来場を心待ちにしながら、準備を進めました。



サポーターのレオパードさんが作成された案内用ポスター
愛知県立美術館で行われている長沢芦雪展の中でも、一番の見せ所である《虎図襖》
猫のように愛らしい虎がお出迎えします。
芦雪は、今回の課題本『奇想の系譜』においても取り上げられています。

今回もユーモラスな話で会場を沸かせてくれる
美術ライターの佐藤晃子先生が、芦雪を講義してくださいます。
豊富な知識に加え、話し手としても抜群のセンスを誇る佐藤先生。
読書会といっしょに拝聴できるなんて、本当に楽しみです。


続々と参加者が入ってこられます。



店内は大盛況!!
50名を超える参加者にお越しいただきました。



知り合いに声をかけたり、雑談したりするのも楽しいですね。
続けて3~4回参加されると、趣味の合う知り合いも増えて、話が弾みますよ。



佐藤先生が、小さく複製した絵巻や掛け軸を作ってきてくださいました。
今回のもう一つの課題本である『江戸の絵を愉しむ』において、
当時の設置状況を想像しながら絵画を見ることの重要性が説かれていましたので、
参加者にそれを体感してもらうためです。

「掛け軸の裾が曲がっている効果で、立体的に見えて迫力があるような気がする。」
「絵巻は何が出てくるのか分からないと思うとワクワクする。でも最後に巻き戻すのは大変そう。召使にさせたのかな?」
などと、皆さんそれぞれに感想を言い合いながら、興味深そうに手にとっていらっしゃいました。
こんな細やかな作業をしていただいた、心配りある佐藤先生に感謝です。

さて読書会が始まります。





真剣な眼差し!

参加者も色々な方がいらっしゃいます。
ご自身で絵を描く、個展を開くなど、
ご自身がアーティストという方がいらっしゃれば
興味のある展覧会を見るために東へ西へと渡り歩くような、
美術にどっぷりはまっている方もいらっしゃいます。

その一方、美術に興味はあるけれど、
美術館にそこまで足を運ぶわけでもないとか、
次に何を見に行ったらいいか分からないという参加者もいらっしゃいます。

読書会は、知識がどれだけあるかではなく、
皆の意見を上手に取り入れられる方こそが、
より楽しめる場所です。

自分の琴線に触れる話が出てきたら、
素直に聞いてみると、ご自身の世界が広がると思います。

また、課題本はもちろん読了していただく必要がありますが、
本の中身だけでなく、自分の好きな絵などの話に派生しても大丈夫です。
自分のスタイルで、気負わず参加してみてくださいね。



たくさんのほころんだ顔が見られる中、読書会は終了。



読書会の後は、佐藤先生の芦雪講座



「ヒャッハー」て、何これ?
芦雪は南紀に修行に出て、師匠である円山応挙の目が届かない場所で、
美味しい魚や酒を堪能し、水を得た魚のように生き生きと絵を描いたそうです。
このスライドは、その際の芦雪の心境だそう(笑)
酔っ払い、指に墨をつけて、即興で絵を描いたりと、まあ、やりたい放題。

また芦雪は多種多様な虎を描きましたが、
当時は虎を輸入することはできなかったため
虎の毛皮から想像して描いたという話もあるそうです。



「虎図襖」にあたっては、
伊藤若冲のコレクションを多々持っていることで知られるプライス氏にして、
「全財産をなげうってでも手に入れたい」と言わしめた一品。

師匠である応挙はもちろん凄いですが、
それに負けない芦雪の魅力を感じることができました。

今回も佐藤先生が沢山のスライドを用意してくださり、
沢山の興味深いお話を拝聴することができました。

佐藤先生は中日文化センターや毎日文化センター等で
美術講師も兼任されています。
興味がある方は是非、一度足を運んでみてください。

芦雪講座を終えて、懇親会場へ移動します。

エキゾチックな雰囲気で、ゴボウ揚げなどお料理も美味しいunvogueです。
この日の参加者は38名。

同じ興味を持つ仲間同志、会話が弾みます。

佐藤先生の周りには、参加者が入れ替わり立ち代りに集まり、質問しています。
今展示されている京都の国宝展や東京の運慶展の話もよく出ていましたね。

明日は月曜日ということで、仕事始めの方も多いですが、
皆さん、晴れ晴れとした顔でお帰りになられました。
サポーターもほっと一安心です。

週末のリフレッシュタイムに、
是非これからも藝術部へお越しくださいね。



【第五期 藝術部サポーター】
めの  イノッチ  だーしも  nao
未規  まりそる  レオパード  あや
 
文・写真 / あや

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月26日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • カズオイシグロ「忘れられた巨人」

東京文学サロン月曜会 11月の課題本は

ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロの「忘れられた巨人」(早川epi文庫)


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年10月8日(日) 
  • 図書館deひとめぼれvol.2『本の杜の処方箋』

思いっきり秋晴れの2017108日。豊田市駅前の図書館の一角に、続々と参加のみなさんが集まって来ています。豊田市中央図書館コラボイベント第二弾『図書館deひとめぼれvol.2「本の杜の処方箋」』、2年ぶりの開催です。

 

 今回は、114万冊を擁する広ーい図書館の「自分が読んだことがない本」から、テーマに沿った処方箋の本を探し出してきておすすめする、という企画です。いつもは課題本の読了が必須の読書会ですが、今日はどんな本と出会えるのかとっても楽しみ。103名のみなさんにお集まりいただきました。 

ドレスコードは処方箋にちなんだ「ドクターorナース」。席に着くやいなや白衣を羽織ったり聴診器を取り出す姿も。図書館スタッフの皆様もノリノリで準備万端です。

 

         

 

 館長さんと主宰から開会あいさつのあと、まず1回目の処方箋探し。さしずめ「初診」といったところでしょうか。テーマは「私のお悩みを解決する1冊」。3階から5階の開架書架から自己紹介をするための本を選びます。

 司会の合図とともに、一斉に処方箋を探索に出かけます。


 

 

開館時間内のイベントなので、3階から5階には一般の利用者さんもいらっしゃいます。その中を聴診器を首から下げたり白衣に身を包んだ私たちが一心に本を探す姿は、何ごとかと思われたかもしれませんね。



 


 まだ読んだことない本をつかって「自分のお悩みに、どうしてこれを選んだのか」をレコメンドしながらの自己紹介。本の魅力と、皆さんのインスピレーションの楽しさがあいまって、会場の熱量がグーンと上がります。



 

 

2回目の処方箋探しは、テーブルごとにテーマと探索階の指定があります。用意されたテーマは「大きなチャンスを目の前にしたときに読む本」「ドライブに行きたくなる本」「怒りを鎮めたいときに読む本」などなど。


 

 図書館のあちこちから12冊ずつ、206冊の処方が集まりました。こちらも個性あふれる本ばかり。1冊紹介されるごとにあちこちのテーブルから笑い声や驚きの声が上がります。


 

 

 


 



 

 

2回目の処方箋も書き終えたところで、ナイスドレスアップな方をお選びしました。18世紀ごろのペスト治療に医師が使用したというマスク姿、野戦病院の看護師さん、私たちのイメージするナース!、今回は3名の方を館長とサポーターで選び、図書館オリジナルグッズをプレゼントしていただきました。


 

 

ちょうどおなかもすいてきたところで、懇親会の時間となりました。

 図書館で飲食するちょっとした背徳感のなか、アルコールもご用意しています。読書会は初めてという方もあっという間に打ち解けます。


 


 

 

 

会場には、皆さんに選んでいただいた300冊をずらりと並べました。これだけ揃うと、やはり壮観ですね。

 気になった本を手にとって眺め入ったり、お互いの処方箋本を紹介しあったり、話はつきません。


 


 



 

懇親会ではバックヤードツアーが大人気!素敵な旗の先導で、図書館スタッフさんに「閉架書庫」「貴重図書室」「本の修復現場」など普段は見ることのできない裏側を案内していただきました。

 閉架書庫、めっちゃ広い!ずっと向こうの方からも歓声と「ここに棲みたい!」と言う声が聞こえてきます。


 


 



 


 

 

皆さんあちこちにピンとくる本が眠っているようで、興味津々。文豪の自筆原稿(複製)をまとめた本もあるのですねぇ。


さすがに車の街というだけあって、車の関連図書・カタログもバッチリ揃っています。中にはこんな古いものまで!!

 

私たちが手に取った300冊は、豊田市中央図書館4Fの一角にまとめて展示されています(11月初旬まで)。来館者からのお問い合わせも多く、貸出もしていただけるとのこと。どんな感想を持っていただけるか楽しみですね。

  (続きを読む…)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年11月25日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 曽村 保信「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」

会場決定いたしました。受付開始いたします。


※名古屋会場も同じ課題本で行います。こちらは東京会場です。お間違いのないようお願いいたします。


11月の課題本は

   曽村 保信「地政学入門 改版 – 外交戦略の政治学」(中公新書)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年11月24日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • リチャード・セイラー「実践 行動経済学」

11月の課題本は
 
  リチャード・セイラー「実践 行動経済学」


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年11月22日(水) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【フィロソフィア名古屋】 筒井康隆 「文学部唯野教授」

猫町倶楽部の哲学・思想系コミュニティ「フィロソフィア名古屋」

課題本は
    筒井康隆 「文学部唯野教授」(岩波現代文庫) 


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※フィロソフィア名古屋のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。  

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年11月19日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【フィロソフィア東京】 フロイト「夢判断」上・下

猫町倶楽部の哲学・思想系分科会 【フィロソフィア東京】

課題本は
   フロイト「夢判断」 (新潮文庫)


■参加条件:課題本の読了
 課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年9月27日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30
  • 名古屋シネマテーブル水曜会 第85回「ELLE」

 



「氷の微笑」のポール・ヴァーホーヴェン監督と“フランスの至宝”イザベル・ユペール(この形容、映画館で予告編を観ていると必ず出てきますよね 笑)がタッグを組んだ「ELLE」。ユペールのオスカーノミネート、ゴールデン・グローブ、セザール賞の主演女優賞受賞をはじめ、133ノミネート・69受賞という快挙を成し遂げた、まさに“世界激賞”の話題作です。自宅で覆面の男に襲われたゲーム会社の女社長が、自ら犯人をあぶり出すために恐るべき罠を仕掛けていく。強靭な精神力と妖艶な魅力を放つ彼女が事件の真相に迫るにつれ、事態は衝撃の展開に…。

という、この作品の読み解きに取り組んでくださったのは、総勢53名。伏見のNov.café、エレファントネストの2会場で、なごやかに、かつ熱くディスカッションを繰り広げました。注目の女性映画ということもあり女性の割合が少し高かったものの、男性陣も持論の展開や意見交換を楽しんでいらっしゃったようです。



レイプという重いテーマを軸にしたサスペンスでありながら秀逸なブラックコメディでもある本作。「登場人物の誰にも共感できないが、面白かった」「倫理から外れた話だが、それが開放感を生んでいる」という意見のほか、「カトリック批判の映画」や「“女尊男卑”の作風の監督によるジェンダーフリーを逆手にとったような映画」と捉えた人もいて、テーブルごとにさまざまな角度による考察が生まれていました。

また、サポーターとして嬉しく感じたのは「課題映画じゃなかったら観る気はなかったけれど、面白かった。観てよかった」という意見。私たちは、名古屋シネマテーブルをきっかけに、一人でも多くの方が自分の世界を広げてくれることを願っています。(私自身も、そんな経験をさせてもらっています!)



 

名古屋シネマテーブル水曜会サポーターシロさんによるテーブル札。主人公ミシェルをモチーフにしたミステリアスで官能的なビジュアル。



 

…の裏は鮨ネタ!レイプされた直後、ミシェルは冷静に出前の鮨を注文していましたね。ヘビーな映画だったので「話題に詰まった時の話題のネタに」という遊び心いっぱいの配慮も込められています。



<今回、話題にのぼった関連作品>

◎ポール・ヴァーホーヴェン監督作/「スペッターズ」「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」「ロボコップ」「氷の微笑」「ショーガール」「ブラックブック」

 

◎    女性ヒーロー映画/「ワンダーウーマン」「アトミック・ブロンド」



 

◎    その他/「サッドヴァケイション」

ブリティッシュパブ エレファントネストでの懇親会も、いつものように多くの方にご参加いただき、たくさんの会話の輪が出来ていました。話題映画は「ダンケルク」。こちらも話題作ですから「話したい!」とウズウズしている方が数多く、話は尽きなかったようです。





 

次回は、10/25(水)開催、課題映画は「ブルーム・オブ・イエスタデイ」です。(懇親会話題映画は「アウトレイジ最終章」)

お申込は猫町倶楽部公式サイト http://www.bookreading.nekomachi-club.com/ から!

秋の夜長、大好きな映画の話をたっぷり楽しみましょう。

皆さんのご参加を心よりお待ちしています!

文章:いなば

撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 11月18日(土)~19日(日) 
  • 【初心者大歓迎!】九州読書会一泊旅行【読書会のみの参加もOK】

宿泊先が変更になりました。ご確認ください。

九州エリアでの遠征読書会旅行です。
行先は明治日本の産業革命、潜伏キリシタンの世界遺産の街・長崎。 食べて呑んで、語り合う1泊2日、ふるってご参加ください。

 課題本は
村上龍『69 sixty nine』 (文春文庫)

 

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方、ご参加はご遠慮ください。


■集合時間/場所:
11/18(土)15:30
カフェわかば堂  長崎市出島町10-3 2階


■宿泊先
宿泊 長崎ホテル異邦館
長崎市筑後町2-1


■スケジュール
18日(土)
15:30 読書会会場にて受付開始
16:00-18:00 読書会 
18:30-20:30 夕食&懇親会(読書会会場にて)

語り尽くしを堪能ください。

19日(日)
朝食~10:00チェックアウト、解散  
グラバー園、出島歴史散策etc・・・お楽しみください。


■参加費
 宿泊費・懇親会費込 14,000円(税込)
  読書会のみの場合  2,160円(税込)

■交通手段
各自手配でお願いします。
集合はJR長崎駅から路面市電3駅(長崎駅前→出島)「出島」にある会場です。

【参照】各地からのアクセス情報 2017年8月時点
○ 博多駅からの場合
(特急かもめ13号)博多9:55→長崎11:50 …この間数本…(特急かもめ23号)博多12:55→長崎14:50
(バス)博多バスターミナル8:51→長崎駅前11:53…この間数本運行…(バス)博多バスターミナル11:51→長崎駅前14:53

○ 名古屋から遠征される場合(中部国際空港から ANA371便)
 中部国際空港7:35-長崎空港9:00着 (最新の時刻表をご確認ください。)



【お申込み方法】
下記アドレスまで必要事項を添えてお申込みください。
 info☆nekomachi-club.com (☆を@に変えて下さい)
お振込みのみの受付とさせていただきます。
折り返し振込先の案内を送らせていただきます。
※旅行保険加入のため必ずお答えください。
※「読書会のみ参加」の方は、保険には入りません。1~8のみお答えください。

・件名「長崎ツアー参加」
・必要事項
 1. お名前
 2. フリガナ
 3. mixiにご入会の方はmixiハンドルネーム
 4. 性別
 5. ご住所
 6. 電話番号
 7. 生年月日(読書会のみ参加の方は年齢)
 8. お申込み内容を下記よりお選びください。
   ①宿泊費・懇親会費込申込み 14,000円(税込)
   ②読書会のみ参加       2,160円(税込)
 9. 下記「旅行保険加入条件」のすべての条件に「すべてはい」または「一つ以上、いいえ」のどちらかをお答えください。
(なお、一部いいえがある方は、本グループでの旅行保険の対象外になります。)
◆記◆旅行保険加入条件
【1】現在、日本国内在住。
【2】過去3年間に、ケガによる傷害保険金、携行品損害による保険金請求、受領はない。
【3】(生命保険・カード付帯の保険を除く)他の保険契約等の傷害死亡保険金額の合計が5,000万円を超えていない。


■参加申込締切日
11/7(火)

キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【大阪で開催】入山 章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年11月18日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~
  • 【大阪で開催】入山 章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

11月の課題本は

  入山章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月17日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】 フィリップ・K・ディック 「ヴァリス」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

11月の課題本は

 フィリップ・K・ディック 「ヴァリス」〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)
 

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年11月11日(土) 15:15受付開始 15:30~17:30 読書会  18:00~懇親会
  • 【金沢】村上春樹「羊をめぐる冒険」(上)(下)

11月の課題本は

   村上春樹「羊をめぐる冒険」()()(講談社文庫)
 
 
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2017年11月8日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜
  • 【東京シネマテーブル】『ブレードランナー2049』

11月の【東京シネマテーブル】

課題作品は
  『ブレードランナー2049
   10月27日(金)より公開です。

【劇場情報】


東京文学サロン月曜会 フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とのコラボ企画となります。




【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 懇親会
フリートーク~ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
*食事のスタートは21:00の懇親会からとなります。

【会場】
ザ ギャンゲット バイ モジャ
*渋谷駅ハチ公口より徒歩6分。
*渋谷駅13a出口が会場から一番近いです。

*シネマテーブルはいつもわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/39240


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でかまいません。
※受付締切は11/5(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


東京シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋会場】フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月8日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~自由解散
  • 【名古屋会場】フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

※東京会場・関西会場でも同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。
お間違いのないようお願いいたします。

11月の課題本は
  
  フィリップ・K・ディック著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

※名古屋シネマテーブルではコラボ企画として11月の課題映画に「ブレードランナー2049」を予定しています。


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会 第129回 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年9月22日 読書会19時~ 懇親会21時25分~
  • 名古屋アウトプット勉強会 第129回 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

9月22日、名古屋駅近くのウインクあいちにて第129回目の名古屋アウトプット勉強会が開催されました。
参加者は嬉しい事に満員御礼の54名でした!



思わず?運営サポーターもピースサイン。

さて、課題本は加藤陽子著の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』です。



本書は2007年の年末から翌年のお正月にかけて著者の加藤陽子さんが中高生向けに行った講義をもとに構成されています。
歴史好きの方から、歴史は苦手だという方まで、様々な方にご参加頂きました。



司会からの案内の後、各テーブルの読書会に入っていきます。

参加者の意見をいくつかご紹介します。
・学生向けに書かれているので分かりやすく、教科書よりも深い事が書かれているので面白かった。
・正しい決定を下す為には広い範囲の過去の出来事がより多く頭に入っていないとダメだと感じ、歴史を勉強し直した。
・戦争に関するテーマは普段避けてきたが、歴史とは何かを考える上で避ける事は出来ない。歴史を知る事でこれからのことを考え直す良いきっかけになった。



・歴史の学び方を考えさせられた、(学校教育の現場にいるので)教える立場の大人が共有すべき内容の本だと思う。
・勝ち目が薄い状況でも、御前会議ではさも優勢であるかのような都合の良い情報だけを上に伝えている事は、現在の企業においても、似たようなところがある。
・昨今の世界情勢と昭和初期の違いを比較して考えると、また同じような状況になった時、日本人は正しい選択を行うことが出来るのだろうか?



・普選運動から富裕層以外に選挙権が与えられ、その結果貧困層である農民に選挙権にも付与され、多くの農民のニーズに当時マッチしていたという軍部の躍進へと繋がる歴史の流れにはピンと来るものがあった。
・この本は「事実を俯瞰的に眺めた本」という印象が強かった。自分が好きな『坂の上の雲』と比べると、歴史の動き・捉え方がずいぶん異なると感じた。
・日本という国、国民性について考えるきっかけになった。集団に同調する、反論しない国民性が戦争に向かっていったのではないか。



・日本軍の組織体制と、自分の会社の組織体制を比べて考えてみた。「組織」という視点で読むと面白い。
・学校で教えてもらった情報を点とするとなぜその結果に至ったかの考え方の線を教えてくれる本だと思う。
・その頃の民衆の教育の前提が今と違うので、「戦争」というものの捉え方が現代の日本人と違うのではないか?



自分で読んだ時には難しく感じた内容も、皆で意見を交わすことによって理解を深めることが出来る。
これも読書会の醍醐味の一つです。

会が終わった後は司会による今後の読書会の案内がありました。
また、猫町倶楽部ではmixiのコミュニティ活用を推奨しており、mixiの活用方法も案内させていただいております。



そして、読書会後は、お馴染みとなったブリティッシュパブ「HUB」へ移動して懇親会のスタートです。

お酒とお料理を交えながら、課題本について話足りなかったこと、違うテーブルだった参加者との意見交換、読書会で同じテーブルだった参加者とmixiで繋がったりと、密度の濃い時間を過ごしました。




読書会で話し足りなかった方はmixiのアウトプット勉強会コミュニティ「話し足りん!」トピックにてお待ちしております。



次回、第130回目となるアウトプット勉強会は会場はウインクあいちにて、10月27日(金)の19時から行われます。
課題本は、入山章栄 著「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」です。


満員御礼が続いておりますので、お早めのお申し込みをオススメします。

10月もアウトプット勉強会で皆さまとお会い出来る事を楽しみにしています。



(文:わとう、写真:tt、わとう)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年9月16日 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 東京アウトプット勉強会 第99回 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

9月16日(土)に開催された第99回東京アウトプット勉強会。
今回の課題本は、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』です。
会場は、3ヶ月ぶりに東京ミッドタウンに戻ってきました。

猫町倶楽部の読書会は、参加者の皆さまと共に盛り上げていくスタイルです。

読書会では、各テーブルに分かれ進行役のファシリテータを中心に7~8名で語り合います。今回は約50名の方にご参加いただきました。

会場の雰囲気

参加する程知り合いが増えていき、愉しめる要素も多くなります。今回は北朝鮮の時事問題等で盛り上がりました。

会場の雰囲気

参加者さんの感想です。

読書会で得られた気づきを、自分の仕事の現場で活用したい。
戦後70年以上経ち、戦争未体験者の割合が大きくなっており、敗戦感情だけにとらわれない新しい視点で考えるきっかけとなった。
クラウゼヴィッツの「戦争は政治の延長である」も踏まえると、現代の私たちはどのような政治を選択すべきなのかを考えるいい題材になった。
集合写真

懇親会では、お酒を飲みつつ今回でサポーターを卒業するメンバーもいたため、ご挨拶の時間をいただき有難うございました。

卒業サポーター

今回は、ファシリテーターの選出からはじまり、有志メンバーによる3次会も含め大いに盛り上がりました。サポーター一同、感謝しております。
次回からは新サポーターと共に、ますます盛り上げていきたいと思います。

サポーター集合写真

来月10月28日(土)は、いよいよ東京アウトプット勉強会の100回目を迎えます。
課題本は、入山 章栄「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」です。
会場はいつも通りの東京ミッドタウンになります。

100回目の記念となる読書会に、皆様のご参加をお待ちしています!!!
お申し込みはコチラから。

<文・写真:うっちー>

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京月曜会第二会場-「駒井組」第4回 チャンドラー「ロング・グッドバイ」(村上春樹訳)

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年9月10日(日) 16:30~19:00読書会、19:00~21:00懇親会
  • 東京月曜会第二会場-「駒井組」第4回 チャンドラー「ロング・グッドバイ」(村上春樹訳)


大人のための猫町「駒井組」。光文社古典新訳文庫 創刊編集長 駒井稔氏選書による読書会。

その第4回定例会が9月10日(日)、早くも秋が感じられる爽やかな銀座(モンスーンカフェG- Zone)で開催されました。



「駒井組」では、落ち着いた雰囲気を楽しみたい・・そんなご要望を受け、今回からしばらくの間、定員50名の小ぶりな会場を使って開催させて頂きます。更に、読書会のみでなく、 懇親会までを一連の流れとして楽しんで頂くことになりました。

駒井さんの編集者としてのプロの経験・視点を伺いながら、 改めて課題本をじっくりと読み、参加者同士の多様な読み方、 人となりを知る豊かな時間・空間となれば幸いです。

 

16時30分、前半の読書会がスタート。

猫町では「他人の意見を否定しない」が唯一・絶対のルールです。

社会・組織のしがらみの中、とかく意識過剰になりがちなわれわれ大人ですが、 今夜だけは、他者との垣根を乗り越え素直な気持ちで語り合いましょう。



今回の読書会では、チャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」を有名な清水俊二訳ではなく村上春樹訳で読むことに。

冒頭、駒井さんから、

・チャンドラー作品との出会いが作家-村上春樹に与えた影響

・海外の編集者とご自身が交流する中で感じた「世界文学」の胎動

・なぜ、アル中文学は米国にしかないのか

など、本日、村上訳によるこのチャンドラー作品を読む意義・ヒントをご紹介頂きました。

 

各テーブルでは、進行役(ファシリテーター)を選出、 その進行により読書会が進みます。

参加者からは、課題本そのものや、 他のチャンドラー作品の記述に即した丁寧な意見が交わされました 。

映画化された作品や他の訳者、ハードボイルド作家との比較についても情報交換がありました。

「マーロウの発言・行動の中に、社会の現実を直視する姿勢、 厳しい環境の中でも善良な人を救おうとする優しさを感じる」

「自意識を語らない独特の構成にも関わらず、 個々の登場人物の個性を十分に感じられる」



「(時代性からやむを得ないことだが)男性陣の共感が強い反面、 女性キャラクターの書きぶりに優しさを感じられない」

「マーロウよりも、キーパーソン:テリー・ レノックスに強く惹かれる」

「 ベトナム戦争に巻き込まれる前の自信にあふれたアメリカ社会の息づかいを感じる」

「イマとは大きくかけ離れた、いわゆる”マッチョ”な時代を想像するのは楽しい」

「独特の構成、美しい文章に読み惚れていると、 ストーリーの中にミステリーならではの伏線が隠されていて。緊張感をもって読み進めた」



主人公の自意識を徹底的に排除した中で切り取られる世界観、登場人物の行動や発言に関する濃密な記述を通じて全体のストーリーを読み解く、チャンドラー一流の「ハードボイルド小説」の世界をゆっくりと味わえたのではないかと思います。

その中で、アメリカ文化や世界文学とは何かを改めて考える貴重な時間となりました 。



読書会の締めはベストドレッサーの選出です。

「駒井組」では、 大人の街銀座にふさわしいドレスコードを設定しています。今回は個性的な課題本にも因み「 ハードボイルドまたはスマートカジュアル」。

暴力の世界を表現する特殊メイクや、 登場人物を感じられる衣装など、いつにも増して個性的な参加者が見られました。

受賞者のみな様には何と・・・駒井さんからブレヒト、 ハメットの作品がプレゼントされました!! おめでとうございます。





会の後半19時からは、懇親会です。

駒井さんを囲む「話し足りん」テーブルを中心に、アメリカ文学、お酒の思い出・失敗談など、課題本に因んだ話が盛りだくさん。

小ぶりな会場の特徴を活かし参加者の多くがテーブルを回って新しい友人が増えました。

猫町では、イベント告知や課外活動のお誘いなどメンバー同士の交流にmix iコミュニティーが活用されています。 今夜はたくさんのマイミクが誕生したようです。



懇親会のあとも有志が会場内に残って3次会。 終電近くまで話が尽きません。



最後に。

猫町は、参加者の皆さま方がご自身で盛り上げていく読書会です。

今回は、ファシリテーターの選出からはじまり、3次会も含め、皆さま方には大いに盛り上げて頂きました。

サポーター一同、感謝・感激しています。



次回は、11月12日。課題本は、安部公房「砂の女」です。

また一緒に盛り上がりましょう!お待ちしております。

(画像:真珠、やまちゃん レポート:マッチョロウ)

 

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年11月4日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • 【関西】フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

※東京会場・名古屋会場でも同じ課題本で行います。こちらは関西会場です。
お間違いのないようお願いいたします。

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」
11月の課題本は
  
  フィリップ・K・ディック著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

※関西シネマテーブルではコラボ企画として11月の課題映画に「ブレードランナー2049」を予定しています。




■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2017年11月3日(祝) 14:45受付開始 15:00~読書会 17:00~レクチャー 18:30終了 19:00~懇親会
  • JAZZ THE NEW CHAPTER【ゲスト柳樂光隆】

2017年はジャズ生誕100周年と言われている年ですが、実はここ数年、半世紀ぶりにジャズが面白いことになっています。「JAZZ」という額縁に飾られたイメージを越えた、様々なジャンルを横断して演奏するミュージシャンの数々。それはロックやヒップホップに留まらず、7月に配信限定でリリースされた宇多田ヒカルの新曲にも世界屈指のジャズドラマー、クリス・デイヴが参加し、新しい地平を切り開いています。

ジャズといえばお洒落だけどちょっと難しくて、とっつきにくい。そんなイメージでこれまで聴くのを躊躇っていた人も、正に今のジャズから触れる格好の機会。現代のジャズはそんなイメージを覆すくらい多様で、オープンで、何より楽しい音楽なのです。

今回の東京藝術部では、そんな現代ジャズの新しい潮流をムック本『Jazz The New Chapter(JTNC)』にまとめられた音楽評論家の柳樂光隆(なぎら・みつたか)さんをお迎えし、読書会とレクチャーの二本立てでJTNCの魅力についてたっぷり堪能してもらいます。

■参加条件:①課題本の指定範囲の読了と②プレイリストの視聴

①課題本Jazz The New Chapter~ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平 (シンコー・ミュージックMOOK)の指定範囲の読了。
 【指定範囲】
 ・前半53ページまでのロバート・グラスパー関連の記事
 ・76~79ページ 黒田卓也インタビュー
 

②柳樂光隆さん選曲のプレイリスト(YOUTUBE)視聴 ※お申込みされた方にDM致します。(PCのみ視聴可能)

■タイムテーブル ※予告なく変更する場合があります。

14:45-受付
15:00-読書会スタート
16:45 休憩(レクチャーからの参加受付)
17:00- レクチャー
18:30- 終了
19:00- 懇親会

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年10月28日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 入山 章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

※名古屋会場でも同じ課題本で行います。
こちらは東京会場です。お間違えのないようにお願いいたします。


10月の課題本は

  入山章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

 
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年10月27日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 入山 章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」

※東京会場でも同じ課題本で行います。
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようにお願いいたします。


10月の課題本は

  入山章栄 「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年9月6日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 大岡昇平「野火」

月曜会名古屋会場 大岡昇平『野火』

9月6日水曜日、文学サロン月曜会名古屋会場第117回定例会が行われました。
今回の課題本は戦争文学の代表作、大岡昇平の『野火』。藤が丘会場の課題本『黒い雨』と合わせて、9月の月曜会は戦争文学月間となりました。



今回は40名(初参加は6名)の方々にご参加いただきました。
最近の名古屋会場は満員御礼続き。早めの申し込みが重要です!

いわゆる戦争文学が課題本になるのは実は初めての猫町倶楽部。重いテーマに参加者の口も重くならないか、若干心配しつつ読書会スタートです…





「田村ってインテリだよね。作者はなんでインテリを主人公にしたんだろう?」
「安田と永松のコンビが好きです! 生きる意欲がめっちゃある所が!」
「地形や自然から女性を連想するのは何を表しているの?」
「地の文が哲学的で硬質な文体、それに対して会話文の軽さが印象に残る」
「『この辺りはいいホテルが建てられそう』とか戦場でもほっこりできるセリフが出てくる」
「死体の描写がすごい。一つ一つよく書けるなぁ」
「人が生きるのに塩がこんなに大事だとは…」

みんなしっかり話してました~♪
心配は要らなかったようです!





「空腹だと何も考えられないということが良くわかる。食べた後は主人公が深く思考する描写が多い」
「『自分はすでに死んでいるも同然』と意識するシーンが多く、それによって気が楽になるのが印象的だった」
「塚本版の映画は、戦争の苦しさ、困難さを感覚的によく伝えているが、田村の哲学的思索部分はすっぽり抜けている。そのためにも小説を読む意味があった」
 
比較的簡単な感想から深い話へ…普段は会話に出てこないカニバリズムや宗教の話もこの機会に。
 
「カニバリズムを本格的に取り上げていて、とにかく圧倒される」
「食人を躊躇う様子や心情が、間接的な表現でよく描かれていると思う」
「人肉食を拒否しつつも結局食べてんじゃん!って思った。いや、そこが良かったんだけど」
 
「戦争文学というより、宗教的な描写が印象的だった」
「神の声なのか、結局は自分の声だったのか」
「ここで出てくる神はキリスト教の神だよね? なんでキリスト教なんだろう? 仏教ではなくて」
 
話が重くなったり、上手く意見が言えなくなることも。そしたらまた別の感想を。いろんな人の感想を聞きながら、自分の頭もぐるぐる回ります。




「人間ってのはどんな事にも慣れていくんだよね。そして、精神的に異常な状態だから残酷になるのではない。人は正常なままどこまでも残酷になれるし、なっていく。それをこの本は良く表していると思う」


長いようで短い1時間45分でした。
 
さて、本日のドレスコードは「黒」
各テーブルで選ばれたベストドレッサーの発表です!
「黒」ってシンプルなドレスコードでも、猫町メンバーにかかると様々になるんですよねぇ♪



なんて素敵な黒のまとい方なんだろう…



黒地に赤い花を炎に見立てて。一見、ナチュラルなのに課題本に合った着こなし、素敵です!



今回も素敵な装いが見られました♪


さて、読書会後は懇親会です!
事前に「懇親会は課題本に合わせて焼肉ですよね!?」「猿がイメージのカフェはどう?」などの会話がありましたが、「ご飯は気楽に食べたいよう!」とすぐ近くの『イタリアン酒場・オリバ』になりました。
…オリバのご飯、とてもおいしいです。







まだまだ話し足りないよ…


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!
●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

次回もお待ちしております!



文責:へなこ
写真:Yu
名古屋月曜会サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年10月21日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • 【大阪で開催】上野千鶴子「女ぎらい――ニッポンのミソジニー」

大阪で毎月開催している関西アウトプット勉強会

10月の課題本は 上野千鶴子著「女ぎらい――ニッポンのミソジニー」
 
     
■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年10月21日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡で開催】 尾崎 翠「第七官界彷徨」

今月の課題本は

  尾崎 翠 「第七官界彷徨」(河出文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮下さい。

■会場の準備の為、10/19(木)で締め切ります。
■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年10月20日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】 獅子文六「娘と私」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

10月の課題本は
 
     獅子文六「娘と私」(ちくま文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年10月15日(日) 受付開始13:30 読書会&レクチャー14:00~18:00 懇親会18:15~
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座第Ⅱ期―第一回

講師に佐藤晃子さんをお迎えして開催する日本美術基礎講座  大好評につきⅡ期の開講です!

第一回の課題本は 以下2冊の中からお選びください。

 辻 惟雄 「奇想の系譜」(ちくま学芸文庫)

 榊原 悟「江戸の絵を愉しむ―視覚のトリック」 (岩波新書) ※こちらは絶版本です。



■副読本(任意)
  佐藤晃子著「画題で読み解く日本の絵画
※副読本の読了は参加条件に含まれませんが、レクチャーの中でサブテキストとして使用する場合があります。

■各回単独で受講できるよう企画しておりますので、今までご参加されなかった方でも内容的にも問題なく受講できます。

<タイムテーブル>
13:30 受付開始
14:00 オープニング
14:10 読書会
15:55 休憩
16:15 レクチャー&質疑応答(90分)
17:45 クロージング
18:00 終了
18:15 懇親会 会場:アンヴォーグ(藤が丘)
20:15 終了


■参加条件:課題本(いずれか一冊)の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。読了されていない方のご参加はお断りしております。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年10月8日(日) 受付開始15:30 読書会16:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 図書館deひとめぼれvol.2 本の杜の処方箋

豊田市中央図書館と猫町倶楽部との大好評コラボ企画。一昨年11月に続く、第二弾が開催決定です!

いつもの猫町倶楽部の読書会と違って、今回のイベントに課題本はありません。その代わり、参加者の皆さんには、広大な図書館を駆け回り、制限時間内に新たな本との出会いを“発掘”していただきます。

発掘のテーマは「思い切り泣きたいとき」「人を信じられなくなったとき」など、私達が日頃抱えるさまざまな悩みを解決する「処方箋」となる本。豊田市中央図書館の114万冊の蔵書の中から、これぞという一冊をインスピレーションで選び取り、いかに“効く”かを、即興で堂々とレコメンドしてください。

懇親会では、この日だけ特別に図書館で飲食ができるほか、一般には入れない図書館の裏側、「閉架書庫・貴重図書室ツアー」も併催。図書館好き、本好きの方は、このチャンスをお見逃しなく!

◆参考:一昨年の開催レポート【動画付】夜の図書館を駆け巡れ!特別イベント『図書館deひとめぼれ』

◆タイムスケジュール:
15:30~ 受付    
16:00~16:15 オープニング
16:15~17:20 第一ラウンド・・・自己紹介のための「未読本」を探し出してきて(20分)7~8人のチームに分かれレコメンド(45分)
17:20~19:00 第二ラウンド・・・課題にそった「未読本」を2冊探し(40分)同じチームでレコメンド(60分) 
19:00~21:00 懇親会
  ★図書館内会場で飲食ができます。
  ★図書館裏側ツアー(閉架書庫、貴重図書室-移動含めて20分、案内付)

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年10月7日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪で開催】須賀 敦子「ミラノ霧の風景」

※今月はいつもと会場が異なります。お間違えのないようにお願いいたします。


10月の課題本は
  
  須賀 敦子「ミラノ霧の風景
    ー須賀敦子コレクション (白水Uブックス―エッセイの小径)
  
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■会場:ラポーティア

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年10月7日(土) 受付開始15:15 読書会15:30~17:30 懇親会18:00~
  • 【金沢】安部公房「方舟さくら丸」

10月の課題本は
 
   安部公房「方舟さくら丸」 (新潮文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2017年8月19日(土) 
  • 猫町UG「ゲスママ」読書会&神田つばきトークショー

――――暗転。あやしいピアノの音色が響き始めると、客席は静寂につつまれステージに注目が集まる。黒い全身タイツに身を包み赤い首輪に真っ白なエプロンをしたマルチパフォーマーの若林美保さんがゲスママを妖艶に表現する。




「猫町倶楽部、猫町アンダーグラウンドへようこそ。猫町UGならではの非日常を楽しんでください」というゲスママ色のレースの浴衣に身を包んだチアキ隊長の始まりの言葉から開始した2017年8月19日の読書会。


課題本はAVシナリオライターである神田つばきさんのご著書
『ゲスママ』
会場は渋谷の駅からほど近く、階段を地下2階まで降りていくと赤いカーテンが張り巡らされた別世界が広がる、渋谷SuNaBa


この物語を単なるAV業界で働く女性のルポやSMの実話ととるか、親と子の、そして母親と娘の物語ととるか、女性の人生の探求の物語ととるかは人それぞれ。読書会を通じて神田さんが付けたタイトル『ゲスママ』に込めた思いを探っていきます。
ゲストには著者の神田つばきさんを初め、二村ヒトシさん(AV監督)紫原明子さん(エッセイスト)金井茉利絵さん(AM編集長)深志美由紀さん(官能小説家)小沢カオルさん(漫画家)、辻陽介さん(『ゲスママ』編集者)を迎え、神田さん以外は一参加者として各テーブルに入っていただき、それぞれの『ゲスママ』に対する思いを語ります。神田さんにはすべてのテーブルを回っていただき、参加者全員と交流を持っていただきました。


今回の課題本にも性的な描写がたくさん。猫町UGのドレスコードである「仮面」を付けているからこそ、体験とも妄想とも言えるそれぞれの「性」についての言葉が頻繁に飛び出し、そして「性」に対する熱い思いを語ることができる。初めて参加した人の中にはこれまでの人生でできなかったエロティックな会話が猫町UGの中では普通に話され、そして受け入れられていく快感に酔いしれる。

読書会後は各テーブルでベストドレッサーを選出し、合計13名の方がステージに上がり、それぞれの思いを語る。中にはベストドレッサーの常連も。猫町UGでは仮面と、それに合わせた衣装に身を包んで非日常を楽しめるのも魅力の一つ。






今回のベストドレッサーたちにはチアキ隊長お手製のトートバッグがプレゼントされました。どこまでも手の込んだチアキ隊長の演出に感服。


ベストドレッサーたちの集合写真の後は、神田つばきさんによる講演会。ご著書『ゲスママ』に込めた思いから、神田さんが影響を受けた文学作品や映画から絵画まで、たくさんご紹介いただき、神田さんを“AV業界のエロいおばちゃん”だと思っていた人はきっと神田さんの感受性の高さに度肝を抜かれたはず。




そして「ここには18歳未満はいないから大丈夫よね❤」とおちゃめに言ったかと思うと、神田さんお気に入りのAVビデオを鑑賞することに。「ダメなところは早送りしますね」と言っておきながら、うまく早送りできずに卑猥な映像が大画面に映し出されてしますと「あらあら大変」と突っ込みを入れながら、そのAVのストーリーになぜ自分の感情が揺さぶられるのかをたっぷりと語ってくださいました。

講演後は懇親会にはほとんどの方が参加し、読書会では話せなかったことを存分に語り親睦を深めることができました。ゲストの方との交流もできて思い出深い一夜となりました。


最後のゲストの方たちの告知タイムで二村さんから一言。
「猫町男子、猫町倶楽部に来て、僕に話しかけたり、握手を求めたりしていてはダメです。ここにはエッチな本を読んで集まっている女性がたくさんいるのです!!」


がんばれ、猫町男子。

text ヘイデン、photo 林

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月30日(土) 受付開始16:00 読書会16::30〜18:30 懇親会18:30 〜
  • 【福岡】没後30年記念企画 澁澤龍彦「高丘親王航海記」

今月の課題本は

  没後30年記念企画 澁澤龍彦「高丘親王航海記」(文春文庫)
 

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮下さい。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月30日(土) 18:30~21:30
  • 【東京】猫町ナイト@2017【渋谷】 

猫町倶楽部のクラブイベント”猫町ナイト2017”
本を読まなくても参加できる猫町倶楽部唯一のイベントです。
猫町倶楽部に参加したことのない方も大歓迎-!!
本好き、音楽好き、映画好き集まれ~\(^o^)/

ゲストDJ:國分功一郎/吉川浩満/紫原明子/二村ヒトシ

■参加費:税込4500円(飲み放題・ブッフェ)

「中動態の世界」読書会に懇親会セットでお申込みの方は猫町ナイト参加も含まれておりますのでこちらでのお申込みは不要です。









開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月30日(土) 受付開始13:30  読書会&講演会14:00~18:00 懇親会18:30~
  • 【フィロソフィア東京】 國分功一郎「中動態の世界」読書会&講演会

猫町倶楽部の哲学・思想系分科会 【フィロソフィア東京】

ゲストに國分功一郎さんをお招きします。

課題本は
  國分功一郎「中動態の世界 意志と責任の考古学」 (シリーズ ケアをひらく)


<タイムテーブル>
13:30 受付開始
14:00 オープニング
14:10 読書会
16:00 休憩
16:20 國分功一郎講演会・質疑応答
18:00  終了
18:30  懇親パーティー猫町ナイト(終了21:30)


■参加条件:課題本の読了
 課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■会場:スマートニュース株式会社 2Fイベントスペース
  東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル2F(旧 神宮前第23ビル)
(公共交通機関)
 明治神宮前駅 出口7から徒歩8分
 原宿駅 表参道口から徒歩10分
 渋谷駅 宮益坂口から徒歩13分
※明治通り沿いの1Fが【ABAHOUSE】というアパレルショップがある建物の2Fです。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年9月24日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 大岡 昇平 「野火」

9月の課題本は
  
   大岡 昇平 「野火」(新潮文庫)


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年9月22日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ 」

9月の課題本は

  加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ 」(新潮文庫)


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月20日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜22:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】『新 感染 ファイナル・エクスプレス』

【関西シネマテーブル】第七回の開催です。
シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。


課題映画は
  『新 感染 ファイナル・エクスプレス
   9月1日〜公開です。

【劇場情報】
なんばパークスシネマ他




 
<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は9/18(月)となります。早めに参加表明していただけると大変助かります。

■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いすることがあります。
基本的にはテーブルの中で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。


*シネマテーブルはわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/43549

◇関西シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月20日(水) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【フィロソフィア名古屋】 ヴォルテール著「カンディード」

猫町倶楽部の哲学・思想系コミュニティ「フィロソフィア名古屋」

課題本は
    
   ヴォルテール著「カンディード」 (光文社古典新訳文庫)


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※フィロソフィア名古屋のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。  

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年9月9日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢】ジェーン・オースティン「高慢と偏見」上・下

9月の課題本は

  ジェーン・オースティン「高慢と偏見」
   ※出版社はどこのものでも可


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年9月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • 9/9(土) 関西文学サロン『 フォークナー短編集 』 

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

9月の課題本は
  
    『フォークナー短編集』
 
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月28日 読書会19時~ 懇親会21時25分~
  • 名古屋アウトプット勉強会 第127回「はじめてのジェンダー論」

最近、猫町の各会は申し込み開始早々に参加表明が続々とあがり、いつの間にか申し込み締め切りになっているという声もちらほら。。。
今回の名古屋アウトプット勉強会は早々に定員となりました。
改めてありがとうございます。





そんな第127回名古屋アウトプット勉強会はウインクあいちで7月28日に開催されました。今回の課題本は加藤秀一著「はじめてのジェンダー論」。
デリケートな問題も内包する難しいテーマを扱っています。
そんな「ジェンダー」の基本的な各事項を広く扱ったこの本では、読了後にそれらの項目について考え、そして読者同士で議論するには最適な本だったかと思います。

読書会の各テーブルはそれぞれ大変な熱気に包まれています。
テーブルで出た意見などを少し拾ってみましょう。



・自分は「女の子だから」と言われて育ってきた、それがイヤだった。
・化粧をしなくても許されるなど「男性という性」が獲得している地位に甘えているところがあるとたまに考える。
・大人になる過程で声変わりして男の声になるのが残念だった。



・自分の子どもに対して、命名などからも性を意識せずに育ててきたつもりだったのに、娘が真っ先にピンクのランドセルを選んだときに、ジェンダーを意識した。
・職場でも、お茶汲みなどはジェンダーから派生した問題があるように感じる。
・自身が古いしがらみの中で生きていることに気が付いた。無意識に性の差別意識があるのでは、と自覚しなおそうと思った。

自分の今までの体験と重ね合わせたアウトプットをされている方が多く見られた印象です。
自分の意識が実は少し歪んだ目線を持っているのでは、と考える方も。

また、13章に分かれた本では、章の末に問いが用意されています。
そういった問いや、本から出た疑問についても、会の進行役であるファシリテーターを中心に各参加者が他の参加者に問いかけ、そこから、また議論が交わされます。
各テーブルで出た問いの一部も見てみましょう。



Q.身近な人に性別を変更したいと相談されたとき、どうサポートしますか?
Q.自分が違う性別に生まれていたら、今と生き方が変わっていただろうか?
Q.自分がいざ当事者の立場にたったとしたら、どのような振る舞いをするだろうか?

貴方なら、これらの問いにどう考え、どう答えますか?



なかなか普段語りにくい話題ではありますが、時に笑いの声などもあがるなど大いに盛り上がった会はあっという間に終了を迎えました。



さて、会が終わればサポーターよりいくつか案内が。
また、まだ発表になっていないここだけのお話も。
会に連続で参加すれば、いち早く情報も得られます!
会の後の懇親会では会場近くのブリティッシュパブで引き続き参加者同士で盛り上がります。
普段話さないテーマでも本を題材に色々と語れば、話は止まらなくなってしまうもの。
熱帯夜に負けない熱い夜は更けていきました。



次回の第128回 アウトプット勉強会は今回と同じくウインクあいちにて、8月25日(金)の夜に東浩紀著 「ゲンロン0 観光客の哲学」
で開催されます。

著者20年の集大成となる今年刊行の話題書での読書会。
次回も満員必至?お申し込みはお早めに!
皆さまにお会いできること、そして会で様々なお話ができることを楽しみにしております。





(文:rakti、写真:tt、わとう)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年7月26日(水) 19時半〜
  • 名古屋シネマテーブル水曜会 第83回「オクジャ」


Netflix映画「オクジャ」 2017年 韓国・アメリカ合衆国
監督:ポン・ジュノ
出演:ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール、アン・ソヒョン

https://www.netflix.com/title/80091936

 受付開始

第一会場のNov.Cafe、エレファント・ネストともに19時開場。
申込時のニックネームを受付で名乗っていただき、当日のテーブルへご案内。
開始時間までは おのおの本を読んだり店内をうろうろしたりと自由に過ごしています。


 シネマテーブル開始
不安定な空の下、今回は57名のみなさんにお集まりいただきました。うち初参加1名 、2回目の方が7名でした。
サポーターからの挨拶ののち、各テーブルにてシネマテーブル スタート!


まずは進行役のファシリテーターを決めます。
シネマテーブルに4回以上参加しているメンバーの中で、ファシリテーター経験の少ない人に権利があります。
(ファシリテーターでないからと遠慮して、自分の番まで黙って待っていることはありません。相槌や質問など、 どんどんしてくださいね。もちろん人のアウトプットの腰を折って自分の話にしてしまうようなことはないように!)


みなさんの感想
・とても美しい山奥の自然の風景、対して屠殺加工場…。
・問題提起をしつつ上手くコメディに落とし込めていた。
・韓国映画らしさを期待したが、消化不良だった。
・悪くはないけどきちんとまとまってない気がした。Netflixの映画は合わないのかも。
・スポンサードを得られにくいテーマなので、Netflixだからこそできた作品では。


・モヤモヤや考えさせられる点は残るがメインストーリーの落とし所は良かった。
・逆に後半がつまらなかった。
・ミランド社が悪く描かれているが、本当にそんなに悪いのか?対してALFは良く描かれすぎじゃないか?
・AFLを美化しすぎでアンチ資本主義感が強かったが、企業側も遺伝子組み換えの隠蔽等はまずいが安くて美味しい食肉の提供という理念は共感できる部分もある。
・コミカルに描かれるALFだが、歪曲な皮肉に感じた。

・ミジャの体を張ったアクション、チェイスシーンは高評価。「ダイハードか!」の声も。
・ラストシーンでミジャがスカートをはいていたのは成長の片鱗?

なんと観ながらアウトプットできる!
ハイテク!



 懇親会
徒歩5分程度の第二会場エレファント・ネストに合流して二次会です。
今回もこんなにわいわい!


(フードは中央の大皿からセルフでよろしくです。しかし奥のテーブルからはフードに気づきづらいので、大皿のそばの人は配ってくれるとありがたいです!)

壁際にはサポーター選定の「ありがとう、トニ・エルドマン」テーブルも設置。
こちらも盛り上がってましたね!




さて次回は8/30(水)第84回「スパイダーマン ホームカミング」。
お申込は猫町倶楽部公式サイトから!

月末の繁忙期で参加できない方は、次回の開催レポートをお楽しみに。

猫町倶楽部では全国各地でさまざまな読書会を開催しています。
ご都合の良いとき、気が向いたとき、お久しぶりでもいつでも どの会でも、お気軽にお越しくださいね。

● 今回 各テーブルで話題に上った作品 ●
過去作をご覧になっている方も多数。







「スノーピアサー」でも“食べる”ことが扱われているとか…。

屠畜関係


これはドキュメンタリー映画


こっちは森達也さんの本

遺伝子組み換え


“ルーシー、ナンシー姉妹が湯婆婆と銭婆みたい”というご意見も。

文章:シロ
撮影:シネマテーブル サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月22日 
  • 東京アウトプット勉強会 第97回「観光客の哲学」

7月22日に開催された第97回東京アウトプット勉強会。

会場は、いつもの六本木ミッドタウンから移動して渋谷のスマートニュース株式会社で行いました。今回も100人超えの109人の方にご参加いただきました。

課題本は「観光客の哲学」です。

今回は普段の定例会とは異なり、著者の東浩紀さんをお迎えして、読書会+講演会という盛りだくさんの内容でした。読書会では、東さんが各グループを回ってディスカッションに加わって頂きました。本を読んだ直後にその本の著者と話せるなんて本当に贅沢なことですよね。
fig1 私はそう実感したのですが、参加者の方はどう感じたのでしょうか。

「このたび、お話できた方々と素晴らしい読書体験ができ、有意義な時間を過ごせました。次回も参加したいと思います。」

「東さんから本の解説を聞けてとても嬉しかったです。」

「今日は貴重なイベントに参加できて良かったです。他の方の感想を知れたのはもちろん、著者の東さん自身から本に抜けている大きな2つの穴(時間性や生権力など)についての話を聞けたのは収穫でした。」

やはり、一生懸命読んできた本の著者に直接話を聞けるということはなかなか出来ない経験だと参加者の方も感じたのだと思います。

読書会の後には、東さんによる講演会が行われました。一時間ほどの時間で興味深い話を聞けたのはもちろんのこと、質疑応答にも一つ一つ丁寧に回答する東さんの姿勢が印象的でした。

fig2 講演会が終わった後は、会場を移動して渋谷のお洒落なバーにて半立食形式で懇親会が行われました。懇親会は読書会参加者の約9割にあたる86名の方に参加して頂きました。
いつもの懇親会とは違った会場だったため、どのような雰囲気になるのかと思いましたが、皆さん今日の読書会や講演会についてはもちろんのこと、様々なことを語り合っていて、大いに盛り上がった懇親会になりました。

fig3
次回、第98回のアウトプット勉強会は8月26日(土)に加藤秀一著「はじめてのジェンダー論」を課題本として行います。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月21日(金) 
  • 月曜会藤ヶ丘会場 D・H・ロレンス「チャタレー夫人の恋人」

ぐっと暑くなって、いよいよ夏本番という7月21日(金)、藤ヶ丘JAZZ茶房靑猫にて参加者52人(うち初参加5名)のもと、文学サロン月曜会-藤が丘会場7月定例会「チャタレー夫人の恋人」が開催されました。蝉の声を背にして階段を下り、荘厳な雰囲気の鉄扉を開くと、そこが会場です。

まずは藤が丘会場恒例の「猫町ジャズ講座mini・歴史編」から。今回取り上げるのはMiles・Davisの『Spanish Key』。
当時としては先進的な8ビートを取り入れたジャズということで、勢いのあるサウンドが会場を満たします。ついつい体を揺らしたくなるようなリズム感に、マスター曰く「若者がこぞってクラブに通い詰めたらしい」という当時の熱狂が想像できます。




さて、いよいよ読書会の開始です。
今回の課題本「チャタレー夫人の恋人」は、近年光文社古典新訳文庫でも出版され、さらに手に取りやすくなりました。おもしろい本だけが、時代を超え、古典になれる。「チャタレー夫人の恋人」も、かつて法廷に引きずり出され、わいせつ物頒布罪に問われたという歴史こそありながら、時代とともに受け入れられ現在まで読み継がれてきました。




恋愛という主題が身近であるためか、どのテーブルもたいへんな盛り上がりで、2時間があっという間です。
「コニーがメラーズの口ぶりをまねしていちゃつくところ、すごくキュンとするよね」
「そもそも二人はどこに惹かれ会ったんだろう」
「メラーズって何考えてるのかわからない!こういう男、どう思う?」
「物語の結末はオープンエンドだけれども、結果的に二人は結ばれるのかな・・・。」





みなさん、話の中で、物語の新たな読みを発見しているようです。
また恋愛だけでなく、階級・結婚・生活など、他のテーマについても話は弾みます。
「愛とか、男女の関係って、いつの時代も変わらない永遠のテーマだね」
「イギリスの階級社会問題についての描写が多い。イギリスのお金持ちは桁違いだ」
「だから、上流階級としてのクリフォードは悪く書かれているのかな」
「コニーとメラーズ以外の登場人物は、炭鉱とか、政治とか、みんな現実世界で向き合うべき仕事や生きがいがあるのに、二人にはそれがない」
「女性が結婚しないと生きていけない社会はつらいね」



そして、芸術とは何か、人生とは何かまで、普段の生活では話題にのぼらないことについて語り合うことが出来るのも、読書会の楽しさです。
「猥雑という点で争われたが、そもそも、そういった面も含めて芸術があるのでは」
「純粋な部分だけ書いてもしょうがない」
「人生そのものの中にどうしても猥雑な部分があって、そこだけ避けて隠す必要もない」





さて読書会も終わり、ベストドレッサーの発表です。今回のドレスコードは直球に「恋」。ネックレス、香水、花柄など様々なモチーフで「恋」を表現しています。中には小説のテーマの不倫・離婚にちなんで、結婚指輪を外してきた方も・・・!





次は、本日の一曲です。Gary Peacock Trioの『Christa』。実はゲーリー・ピーコックは相棒に妻を奪われ、相棒の元妻と再婚、ジャズ界では夫婦交換1号ということで有名になりました、とマスター。今回の課題本にもってこいのエピソードで会場が笑いに包まれます。さて『Christa』は、印象派というにふさわしい、抒情的でロマンティックな音色で、みなさんうっとりと聴いています。



今期の新規サポーターの紹介もありました。これから、1年間よろしくお願いします。
「読書会は参加者が楽しんで、共に作っていくものです」と主催者のタツヤさんのお言葉。一緒に楽しい読書会にできたらと思います!
懇親会は「Slow Camp」に移動して乾杯!読書会では違うテーブルだった方と本の感想を語り合ったり、熱気冷めやらぬ様子でまだまだ話は尽きません。みなさん、ありがとうございました。


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!
●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186
●mixi – トピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

次回は浴衣読書会です。お待ちしております!

文責:シータ
写真:苺奈津美
名古屋月曜会第10期サポーター



※お知らせ

名古屋文学サロン月曜会は公式LINE@アカウントでも情報発信しています。
各種お知らせや、月曜会をもっと楽しめる情報をダイレクトにお届け中!
LINEのID検索で”@blc9637c”をご入力いただくか、
下のQRコード読取からご登録をお願いします。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西アウトプット勉強会第87回 リチャード・ドーキンス著「利己的な遺伝子」

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月15日(土) 17:30~20:00
  • 関西アウトプット勉強会第87回 リチャード・ドーキンス著「利己的な遺伝子」

2017年7月17日(土)、梅田阪急ビルオフィスタワー26階の貸会議室にて第87回 関西アウトプット勉強会が開催されました。

本題に入る前に少し余談なのですが…大阪・梅田の中心地にあるこのビル、15階スカイロビーからは梅田を見渡すことができ、読書会前に眺めを見ながら一息つく方もいるとか。お越しの際は是非一度ご覧下さい(^^)

さて、今回は39名(内13名は初参加者)にご参加頂き、満員御礼!ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

課題本は「リチャード・ドーキンス著 『利己的な遺伝子』」。

補注なども含めると592ページとなる大大大ボリューム、重さ(T^T)も読み応えもバッチリでした。

会場到着後は受付を済ませ各テーブルへ。開始時刻の17:30になると、司会よりその日の大まかな流れとルールなどの説明があります。

ルールとは「他人の意見を否定しないこと」。本に対する批評は問題ありません!シンプルですが、これが皆で楽しく意見を言い合える秘訣なのかもしれません。
 
その後、読書会スタート。各テーブルにはファシリテーターという進行役がおり、全員簡単な自己紹介を済ませてから本題へ。

「面白かった」、「読みづらかったけど楽しめた」、「難しかったので皆の意見を聞いて理解を深めたい」等々、様々な意見がありました。

「遺伝子」というテーマの名のもと、課題本の9章にもあった「雄と雌の違い」を元に「なぜ浮気をするのか?」「なぜ人を妬むのか?」など、大いに話が盛り上がりました。遺伝子組み換え作物にまで話が及んだテーブルも(!)。

各テーブル適宜休憩を挟みながら、約2時間半の読書会にも終わりの時刻が近づきます。関西猫町倶楽部ではアウトプット勉強会以外にも様々な活動を行っており、主に文学を課題本とする「関西文学サロン月曜会」や、課題となる映画を鑑賞することが参加条件の「関西シネマテーブル」などがあります。閉会時には、そういった活動についても少しだけご紹介(^^)

最後に全員で集合写真!(写真NGの方は、本などで顔を隠して下さって構いませんのでご安心下さい)

 

読書会終了後はお待ちかねの懇親会。今回は会場より徒歩5分程にある「PRONTO 梅田楽天地ビル店」。

懇親会参加者は38名。読書会参加者は39名なので、初参加の方含めほとんどの方にご参加頂きました。

皆で乾杯!

懇親会では一度席替えを行うので、読書会で同じチームだった人達だけでなく、多くの方と交流できます。

最後になりますが、今回ご参加下さった皆様、有難うございました!

【次回8月関西アウトプット勉強会のお知らせ】

次回の関西アウトプット勉強会 課題本は、九鬼 周造 著『「いき」の構造』です!お申込みはコチラから。

「いき」な計らい、「いき」な着こなし―。この「いき(粋)」とは何かをテーマに、1934年発行以来読み継がれている名著です。
※複数の出版社から出版されていますが、課題本として読まれる際はどれを選んで下さっても大丈夫です。
※岩波文庫では「「いき」の構造」以外にも何編かの短編が収録されていますが、「「いき」の構造」以外は読んでも読まなくても構いません。(^^)
 
また、関西アウトプット勉強会では通常ドレスコードは設けておらず、今回も決して強制ではないのですが…「浴衣」でお越し下さった方には「ちょっといいこと」が起こります!もし良ければ、浴衣でお越しください♪

 
来月も皆様のご参加お待ちしています。

 
文: まり
写真: つぎ、かず

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年8月30日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 【名古屋シネマテーブル】『スパイダーマン:ホームカミング』

8月の名古屋シネマテーブルは、関西会場でも同じ課題映画で行います。
こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお申し込みください。

名古屋シネマテーブル水曜会 8月の課題映画は
  『スパイダーマン:ホームカミング
8月11日全国ロードショーです。




<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブルはいつもわいわいこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/45676
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/44849
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/44032


◆参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
受付締切は8/27(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

◆シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にファシリテーター未経験者の中で最も参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します!

◆メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。その場合は直接第2会場であるエレファントネストまでお越しください。

◆学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
mixiコミュニティは定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付や、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年8月26日(土) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 加藤 秀一著 「はじめてのジェンダー論」

8月の課題本は
 
  加藤 秀一著
    「はじめてのジェンダー論」(有斐閣ストゥディア)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年8月26日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~18:00 懇親会18:15~20:30
  • トリコ組 第9回猫町BL読書会(男子禁制) 中村明日美子「ダブルミンツ」

ついにファイナル!男子禁制!(懇親会からは男性参加歓迎)
猫町BL読書会(通称トリコ組) 第9回開催です!

ご自身もジェンダーフリーな作品を書かれていらっしゃる名古屋在住の小説家・吉川トリコさんとともにBL(ボーイズラブ)作品で読書会開催します。

BLを読んだことはないけれど、ちょっと興味があるという方、大歓迎です!
読書会に初めて参加される方も沢山いらっしゃいます。


第9回の課題本は
    中村明日美子「ダブルミンツ」(茜新社)
    選書はもちろん吉川トリコさんです!


課題本は、2017.6月に実写映画が公開された中村明日美子さんのBL漫画です。
「ミツオ」と「みつお」、高校時代主従関係にあったふたりの濃密な関係性を描くこの作品は、初出から10年経ったいまも人気の衰えない傑作です。
「最後は初回にやった明日美子さんで!」というトリコさんとサポーターの熱い思いで、原点回帰しました。

ファイナルは懇親会、男性解禁!
今まで参加してくれた方も、初めて参加の方も、
最後のBL読書会で思う存分、語り合いましょう✨


■参加条件:
課題図書の読了及びドレスコードの遵守
読書会:男性以外
(懇親会は男性参加OKです)
※課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■課題本にちなんで、今回のドレスコードは「ダブル」です。
自分なりに取り入れた服装や小物でご来場ください。

■また、自己紹介の時にお勧めしたいBL作品がある方は、当日是非お持ちください。

■男子は懇親会から参加受付します。お一人で参加OKです!
ただし懇親会といえども課題本読了は必須条件です。

お申し込み時のアンケート欄にて 以下より選択してください。
 ・BL作品を読むのは初めてです。
 ・今回の課題本以外にBL作品を読んでいます。(1〜10作品)
 ・今回の課題本以外に、BL作品を読んでいます(10作品以上)


※mixiに参加されている方は、HP申し込みをされたら、mixiコミュニティー猫町倶楽部「名古屋文学サロン月曜会」のイベントにてぜひ参加表明をお願いします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年8月25日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 東浩紀 「ゲンロン0 観光客の哲学」

※関西会場でも同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違いのないようにお願いいたします。


8月の課題本は

  東浩紀著
    「ゲンロン0 観光客の哲学


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年07月09日 (日) 
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座 第四回

7月9日に名古屋藝術部「佐藤晃子の日本美術基礎講座第4回」が開催されました。

昨年10月に始まった日本美術基礎講座は、今回が最終回でした。
参加された方は総勢44名、初参加の方は10名です。

今回の会場も藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」です。

今回サポーターに加わった、あやさん作成のポスターは、
佐藤さんの似顔絵付きです。

猫町メンバーのおりがみ氏(写真右)が、
今回もウェルカムボードを作成してくれました。


佐藤さんが持ってきてくださった、アンティークの眼鏡絵セットです。
レンズを覗くと中にある絵が立体的に見えるという、江戸時代に
大流行した3D玩具です。
円山応挙も修行中に眼鏡絵を描いていたそうで、
みなさん興味津々で覗いていました。

最初に佐藤さんから今回の課題本についての紹介です。
今回の課題本は山本陽子著「図像学入門 疑問符で読む日本美術」、
副読本は 佐藤晃子著「画題で読み解く日本の絵画」でした。

司会のちづのさんより読書会のルールについての説明です。

猫町倶楽部の読書会のルールは「人の意見を否定しないこと」です。
このルールがあるので、気軽に参加できる読書会になっています。

読書会の中では各テーブルを佐藤さんに回って頂きました。
どのテーブルでも話が尽きないようでした。


読書会の中では以下のような話題で盛り上がりました。
・『源氏物語絵巻』の引き目鉤鼻には、高貴な身分で似せて描けないので、
あえて省略して描いてるとは思わなかった。
・今まで日本美術に馴染みがなかったが、実物を見たくなった。
・本の中に書かれているように描かれているモチーフを知って絵をみると
より楽しめそう。
・本の中で取り上げられている作品ではどの作品が一番欲しいか。




読書会に参加されている人は、美術館に普段から行く人から、読書会が
きっかけになって日本美術に興味を持った人まで様々です。
今まで知らなかった分野についても気軽に参加することができ、
興味をもつことが増えるのも猫町の読書会の魅力です。

今回のレクチャーでは何と150枚のスライドが用意されてました。

レクチャーでは課題本には写真がない絵や、本の中ではわかりにくかった箇所を
中心に取り上げて頂きました。

仏像の種類です。「これが分かっているだけで、仏像をみるときに楽しめる。」


空海のレクチャーではみうらじゅんさんのエピソードを聞くこともできました。

曼荼羅で描かれている枠のイメージです。

曼荼羅の一部を拡大したスライドです、細かく顔が描かれています。
取っつきにくかった曼荼羅の見方がわかった気がします。

『山越阿弥陀図』の使われ方のイメージです。阿弥陀仏から
出ている糸を手にもち臨終を迎えます。
使われ方を見ることでより作品の意味が理解できますね。


奈良国立博物館の『地獄草子』です。『地獄草子』は東京国立博物館にもあります。
「奈良のはカラッと観られるけど、東博のはグロくて怖い」とのこと。


北野天神縁起絵巻』のレクチャーでは本には書かれていない話を
聞くことができました。

『源氏物語絵巻』については1つの場面で数時間語ることができるそうです。
佐藤さんの『源氏物語絵巻』についてのレクチャーも受けてみたいですね。

『伴大納言絵巻』では炎が出てくるまでの描き方や、風上、風下の場所に
よって人の表情が違うところなどの見どころが紹介されてました。

『男衾三郎絵巻』の一場面です。文章だけではよくわからなかった
箇所も写真でみるとインパクトがあります。

上が俵屋宗達、下が尾形光琳の『風神雷神図屏風』です。
画面内に収まるかどうかで大分印象が異なってきます。

円山応挙『雪松図屏風』です。リアルに見せるために影の表現がありません。

上村松園の『序の舞』です。影の書かない表現は
円山応挙から上村松園へと引き継がれています。

150枚のスライドでしたが、あっと言う間の95分でした。

レクチャーの終りには集合写真をとりました。

懇親会は「ばんばんざい」で行いました。

懇親会では引き続き課題本や美術のこと、猫町倶楽部の
こと等で盛り上がりました。

ご参加のみなさんありがとうございました。

佐藤さんが関わってる展覧会が愛知県美術館で予定されてます。
「長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー」
平成29年10月6日(金)~11月19日(日)
名古屋ですし、楽しみです。

佐藤晃子さんの日本美術基礎講座は予定していた4回を終えました。
この講座を受けてみて、美術館に行くのが楽しくなった、
今まで馴染みがない分野だったが楽しかったという声を
参加者の方からよく聞きます。

この講座は終わりましたが、また何かの企画で佐藤晃子さんには
来て頂きたいと思ってます。

また、今回の読書会から藝術部サポーターの一部が交代しました。
引き続きサポータ募集中ですので、興味がありましたらタツヤさん、
サポータまでお訊ね下さい。

文 めの、写真 ジャスミン。,しょうふう,めの

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月24日 
  • 東京アウトプット勉強会 第96回 「利己的な遺伝子」

6月24日に開催された第96回東京アウトプット勉強会。

今回もいつものように六本木はミッドタウンの会場です。100人の方にご参加いただきました。課題本は「利己的な遺伝子」です。

実はこの本、500ページを超える大書でもあるのです。この本を読んだ100人もの方々が一堂に会するなんて本当にすごいことですよね。

裏事情としまして、今回の課題本は「教養の入り口」というイベントで吉川浩満さんが推していたのがきっかけで決まったとかなんとか。それがご縁となりまして、吉川さんは今回ゲストとして読書会テーブルを回ってくれることとなりました。

ちなみに吉川さんには以前にも「理不尽な進化」という読書会でお世話になったことがあるのです。

 

そんな教養書としても捉えられる今回の課題本。読書会ではどのような話題が広げられたのでしょうか。



「どこまでが遺伝子で, どこからがミームなのか、 ミームという喩えは適切なのか、 遺伝子に全ての行動は規定されるのか……などなどすぐには答えが出ないような懐疑が多く挙げられました。課題本では科学から哲学までを広く扱っており、 それに対して様々な領域から話のキャッチボールができることが、読書会の魅力であることを改めて実感しました。」

「生命科学の本はあまり読んだことがなかったので新鮮で面白かったです。LGBTの問題やそもそもなぜ遺伝子はコピーをはじめるようになったかなどが話題となりました。」

「ずっと名前だけは知っていて読みたかった本、参加の強制力でようやく読めた」なんて意見もありました。

きっと多くの方の本音でもあるのでしょう。個人的には著者のドーキンスは自らの行動を言い訳するために学者の見地からこの本を著したなんて意見は非常におもしろかったです。読書会ではこのような普段の自らの思考とはまったく異なる点からの意見を聞けるというのも非常に興味深いことです。



その後の懇親会にも9割近いみなさまが参加され、アルコールも入ってやや馴染んできたのか、課題本以外の話でも大いに盛り上がることができました。

 

ありがたいことに初参加の方も50人を超えていました。猫町初心者会に似たような参加者比率でしたね。

その分、普段から来てくれている常連のみなさまに頼る部分も多かったです。ありがとうございました。特にファシリテータ―を快く引き受けてくれたみなさまには格別の感謝を。

 



 

 

次回は7月22日、著者の東浩紀さんをお迎えして「ゲンロン0 観光客の哲学」です。

 

みなさまのご参加お待ちしております。

 

★東京アウトプット勉強会Twitterはこちらから →Twitterアカウント

★東京アウトプット勉強会mixiコミュニティはこちらから →mixiコミュニティ

参加表明トピックス、「話し足りん」トピックスなど

より読書会を楽しみたい方はぜひのぞいてみて下さいね。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年6月18日(日) 読書会&レクチャー13:30~16:50 懇親会17:15~
  • 名古屋藝術部 能楽レクチャー付読書会 ゲスト:吉田篤史

能楽が気になっている人の心の謡が聞こえてきます…。


♪能楽や~

古典芸能 馴染みなく~

言葉遣いも 古臭く~

見どころ分からぬ 舞い謡い~

いざ鑑賞も 眠くなり~

これはイカンと 勉強を~

しようとすれど 五里霧中~


そんなあなたに猫町倶楽部!


 


 

今回の会場はこちら。名古屋城の東側にあるウィルあいち。

 


 

部屋に入って障子を開けると…、

 


 

 

ご覧ください。和室です!

読書会前から気分が盛り上がりますね。

 


 

この和室が参加者でびっしりに!

今回の参加者は42人。満員で締切となる大盛況でした。

 


 

さあ、司会の開会あいさつから今日のイベントの始まりです。

ゲストには、観世流能楽師シテ方の吉田篤史さんをお招きしました。後ほどレクチャーでお話と実演をしていただきます。

 


 

初めは読書会。課題本は白洲正子さんの『お能・老木の花』です。

各グループでは、

「入門書だと思って読み始めたら内容が深かった」

「白洲さんの能楽が好きな気持ちが伝わってきた」

「梅若実さんの話が面白い」

などの能楽に関することだけに留まらず、

 

「黙って千番は美術や音楽でも共通だと思う」

「無心で型通りにという姿勢は居合に通じるものがあると思う」

「大衆にウケる→現代のAKBとの共通点は」

のような他の分野の話を絡めるグループも。

 

本の中で、バレエ、香道、美術など多くの分野に触れていることに触発されて、グループごとに様々な話の広がりが生まれたようです。

 


 


 


 

畳に座布団というスタイルということもあって、テーブルを挟んでいる普段の読書会よりも、近い距離で話せました。

 

また、名古屋猫町倶楽部では、2016年に能楽に関するイベントを多く取り上げており、これらの感想も絡めて話す方もいらっしゃいました。

どんな会だったかは、以下のURLから各開催レポートをご覧ください。

5/20 名古屋アウトプット勉強会、世阿弥『風姿花伝』

8/13 名古屋月曜会 浴衣読書会、白洲正子『能の物語』

9/4  名古屋藝術部 能楽鑑賞会@名古屋能楽堂

 


 

休憩を挟んで、吉田さんのレクチャーへ。

年間で能のレクチャーを100回も開催されているとのことで、非常に分かりやすい!

初めに「能楽は、海外の劇を観たり音楽を聴いたりする時のように、肌で感じることが大切です」などのお話をしていただきました。

 


 

続いて、舞の実演。

まずは面の説明。これは大癋見(おおべしみ)という面。

眼の周りだけ木ではなく金でできており、これが超人的な力を持つことを表しているとのこと。

今回舞う演目では天狗を表すそうで、演目名はズバリ「鞍馬天狗」

 


 

 

翼を広げています。

 


 


 

これは「仕舞」というダイジェスト版で、クライマックスなどの見せ場を、謡を交えて舞うものだそうです。

本来は2人以上で行う場面を1人で行っているとのこと。

面が無いと部屋に声が朗々と響いて大迫力でした。

また、けっこう動きが激しく、能楽の舞はずっとゆったりしているというイメージが変わりました。

「鞍馬天狗」以外にも2種類の演目を舞っていただき、舞の多様さも知ることができました。

 


 

続いて、参加者の中から立候補を募って装束の着付け体験。

このボリューム!コレが1人分です。

思わず目を瞠ってしまいますね。

 


 

どんどん着せていきます。

実際には3~4人掛かりで10分ほどかかるそう。

 


 

まだまだ着せます。

鮮やかな装束を下に隠すように衣を重ねて、チラッと見せるのが日本の美学とのこと。

 


 

ついに堂々たる姿の天狗が完成!この絢爛さにしばらくカメラのシャッター音が鳴り止みませんでした。

立っているだけでも、装束は重くて暑いし、面は息苦しい、らしいです。

能楽堂は冷房強めにしているのもご理解いただきたい、というのも納得ですね。

 


 

続いて、全員参加で謡の体験。百聞は一見にしかず。百見は一行にしかず。

とにかく声を出すこと、と心構えを説かれ、歌詞と音の高さが書かれた紙を見ながら吉田さんに続いて、「♪たーかーさーごーやー」

1つ1つの音を伸ばすので、大声をキープしようとすると息が続きませんでした。

また、音の高さが変わる箇所もあり、これを舞いながら謡うのは相当大変だと実感した体験でした。

 

最後に、吉田さんから一言。

「能楽は世界無形遺産に選ばれており、世界の国々からは日本は文化が多いと羨ましがられているが、現代の日本では着物を持っていないとか、着られないという人が多く、自国の文化を捨てているようなものだ。何でもいいから日本文化を次世代につなぐようご協力いただきたい」

猫町藝術部の活動で、少しでも貢献できればと思うばかりです。

 


 

懇親会の会場はウィルあいちのB1Fのレストラン

立食で思い思いに移動しながら、和気あいあいとした雰囲気に。

吉田さんも加わり、テーブルを移動する暇がないほど終始参加者からの質問攻めに遭っていました。

 


 


 

 


 

 

 



さて、次回の名古屋藝術部は7/9(日)、美術ライター佐藤晃子さんの日本美術基礎講座です。

課題本は山本陽子著「図像学入門 疑問符で読む日本美術」です。

1年かけて開催してきたこの講座も、第4回にしてついに最終回。

佐藤さんの軽快で楽しいレクチャーを、お聴き逃し無いように!


文:イノッチ、写真:あにき、しょうふう、イノッチ

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2017年8月19日(土) 受付開始14:00 読書会/トークショー14:30~18:00 懇親会18:00~20:00
  • 18禁仮面読書会-猫町UG「ゲスママ」読書会&神田つばきトークショー

課題本は
  
   神田つばき 「ゲスママ

セックスレス、子宮頸癌、離婚、銀行勤務、出会い系、緊縛モデル、AV出演…
38歳・夏、ママの暴走が始まった―

母が働き、祖母が経営企画する、女三人だけの家庭―それが私の生家だった。二人の期待に応え、優等生になろうと願って成長しながらも、どこの家とも似ていないこの家庭が恥ずかしく、そして重荷だった。うちにはない「男性の匂い」、母と祖母が必死になって消している「性のぬくもり」、それは人が誰でも享受することのできる幸せなのだと、幼いながらに私は知っていた。私がそれを真剣に求めだしたのは、癌で子宮を全摘出し、離婚した38歳の夏だった。子供は12歳と8歳、思春期のただ中にいた娘二人は反抗し、やがて私は自分の手で家庭を解体していった。


私は宗教書を読むように、人知を越える世の摂理に震えた。本書は壮絶かつ崇高な叙事詩だ――宮台真司(社会学者)


ゲストに著者の神田つばきさんと若林美保さん(女優・モデル・マルチパフォーマー)をお招きして開催します。

※このイベントは都条例により18歳未満の方の入場はできません。当日入場の際に身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。撮影は禁止とさせていただきます。ご了承下さい。


【タイムテーブル】
14:00 受付開始
14:30 オープニング 若林美保パフォーマンス
14:45 読書会
16:45 神田つばきトークショー
18:00 懇親パーティー
20:00 終了

■参加条件 課題本の読了及びドレスコード「仮面」着用
*課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
*ドレスコードは「仮面」です。
 受付で仮面の着用を確認をさせていただきます。


■会場:SuNaBa
渋谷区 道玄坂 1-3-11 一番ビルB2F


※参加者の皆さんの仮面の例

※猫町UGのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※「猫町UGってどんな読書会なんだろう?」という方は是非こちらをチェックしてみてください。記者さんの体験レポートです。
・週刊エコノミスト(毎日新聞社)迎春合併号
禁断の「仮面読書会」に潜入 女性主導の恋愛論に発展
・月に吠える通信WEB
ドレスコードは仮面着用。アンダーグラウンドな読書会に参加してみた。
・Feti.Tokyo
智のいいなりになる悦び[前編] 

※猫町UG開催の様子


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年8月19日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • 【大阪で開催】九鬼 周造著『「いき」の構造』

8月の課題本は

  九鬼 周造著『「いき」の構造』 (講談社学術文庫)

   
■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年8月12日(土)  集合17:00 読書会17:00~20:00 懇親会20:15~
  • 【猫町UG事前読書会】「神田つばきが選ぶ3冊」ゲスト:神田つばき

猫町UG事前読書会「神田つばきが選ぶ3冊」

■課題本は以下の3作品

・若合春侑『カタカナ三十九字の遺書』(『脳病院へまゐります』に収録・絶版本)
・ポーリーヌ・レアージュ『O嬢の物語』(河出文庫)
・坂口安吾『桜の森の満開の下』(岩波文庫)



■会場は新宿2丁目新千鳥街にあるおかまとオカルトの古本を揃えたホモ本ブックカフェ「オカマルト」

「ゲスママ」の著者 神田つばきさん他 AV監督の二村ヒトシさんも参加予定

■参加条件(①②③をすべて満たしている方)
『8/19(土)18禁仮面読書会-猫町UG「ゲスママ」読書会&神田つばきトークショー』に参加する方(申込みを済ませていることが必要です)
②課題本3作品の読了
③ドレスコードの遵守

猫町倶楽部よりお申込者全員に絶版本の若合春侑『脳病院へまゐります』を進呈致します。 お申込みの住所に送付いたします。(申し込み後キャンセルされた場合は参加費返金額より500円を差し引かせていただきます)

※このイベントは「読書会のみ」の受付は致しません。

※猫町UGのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年8月5日(土) 受付開始13:00 読書会13:30~17:00 懇親会17:00~19:00
  • 【浴衣読書会@名古屋】 谷崎潤一郎 「吉野葛・蘆刈」

毎年恒例の浴衣読書会

  課題本は
    谷崎潤一郎  「吉野葛・蘆刈」(岩波文庫)
    ※「吉野葛」「蘆刈」の二編を読了していれば版元は問いません。


<タイムスケジュール>
13:00~ 受付開始
13:30~16:00 読書会
16:00~17:00 集合写真撮影~移動
17:00~19:00 懇親会
(白鳥庭園には読書会受付前の12時より入場して散策できます。正門前でサポーターが入場券をお渡しします)
 
      
■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
 
■開催場所 : 白鳥庭園 清羽亭
※正門から入場してください。月曜会サポーターが「入場整理券」をお渡しします。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※昨年の浴衣読書会開催レポートは こちら

 
※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月17日 
  • 関西アウトプット勉強会第86回 千葉雅也著「勉強の哲学」

2017年6月17日(土)、梅田阪急ビルオフィスタワー26階貸会議室にて第86回 関西アウトプット勉強会が開催されました。

今回の勉強会は、前回の勉強会に引き続き満員で、38名の方にご参加いただき、そのうち初参加の方が14名いらっしゃいました。


会場に到着したら、会議室前で受付を済ませて各テーブルに分かれて開始までご歓談ください。



定刻の17:30より、司会より本日の進行に関して説明があります。

その後、ファシリテーターと呼ばれる進行役がテーブル毎に議事進行していきます。先ずは自己紹介しながら雰囲気に慣れていただいて、だんだん課題本に関して意見を交換していきます。勉強会中は「人の意見を否定しない」というルールを守っていただければ、どんな発言をしていただいても大丈夫です。


今回の課題本は千葉雅也先生による「勉強の哲学 来たるべきバカのために」です。勉強をする事で、今まで縛られていた他者との関係性から自由になり、これまでの自分を破壊できるという趣旨に関して、身近な事例を使って説明していくといった内容の本です。


各テーブルでどのような感想や意見が出たのか、抜粋してみました。

・文末に、「です・ます」調と「だ・である」調が混在しているのが気になった。

・欲望年表(自分のライフステージを通してどのようなこだわりがあったのか書き出し、それを客観的に分析する事でこだわりから自由になるという手法)を実際に作ってみて勉強になった。

・読書ノートを本書に従って作ってみた。

・欲望年表とは少し違うが、断捨離をする事でも自分自身の過去のこだわりを客観的に分析できた。

・毎年、年初めにやりたい事を100個書き出しているが、それも欲望年表と同様の働きがあって自分の再発見につながっている。

・言葉の使い方が独特で、一回読んだだけではすぐには理解できなかった。

・この本に書いてある内容を無意識に身につけている人もいると思うが、それを改めて言語化している事がすごいと思った。



また、読書会の雰囲気に関して初参加の方から、「参加する前はどれだけ高度な議論を要求されるのかと身構えていたが、本を通じて自分が思った事を言えば良かったので楽しめた。」といった意見もいただけました。

猫町倶楽部は参加するハードルこそやや高めに設定していますが、読書会自体はゆるくしていく方針なので、初めての方でも安心してご参加いただける場になっていると思います。少しでも迷っている方がいらっしゃいましたら、是非一度ご参加下さい!

約2時間に及ぶ読書会が終わり、猫町倶楽部の主催者であるタツヤさんより一言ご挨拶をいただきました。

曰く、この本は猫町倶楽部の考え方に非常にマッチした本であり、自分自身のこれまでの環境から一歩踏み出す場として、少し自分にとって難しい本を読む読書会で勉強を仕組み化していく事が大切である、といった趣旨のお話でした。

最後に全員で記念撮影!皆様、ご参加いただきありがとうございます!


定例会後は、お楽しみの懇親会♪
梅田東通り商店街に場所を移し、「ALE HOUSE 加美屋」さんへ。


一緒に勉強会を乗り切った同志として、お酒を交えながら話に花を咲かせます。




懇親会には課題本著者の千葉雅也先生にもご参加いただきました。





気さくに交流していただき、課題本に関しての質疑応答もあり、より理解が深まりました。ありがとうございます。



次回の関西アウトプット勉強会は7月15日(土)に開催します。
課題本はリチャード・ドーキンス著「利己的な遺伝子」です。
40年以上前に出版され、未だに読み続けられている古典的な科学啓蒙書です。読み切るのは大変かもしれませんが、たくさんのご参加お待ちしております!


文 しみ
写真 VANちゃん、のずみん

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年6月7日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 ジョージ・オーウェル『一九八四年』

これはオセアニア真理省により削除されるはずだった資料が奇跡的に復元された貴重な例である。
ニュースピークからの翻訳は困難を極めたが、オセアニア圧政下の2017年6月、ジョージ・オーウェル作「1984年」を課題本として秘密裡に行われたという読書会の記録をここに公開したい。
なおオセアニアの資料に関わらず、写真に写っている人物がどう見てもイースタシア人な理由は目下のところ解明されていない。



「1984年」は課題本とされる禁書の中でも「読みにくい」との意見が多かったが、それにも関わらず40人以上の参加者が集まったことは驚異的である。
今回が初めて読書会に参加する者も多かったということで、若干の緊張をはらんで読書会は開始された。



なおオセアニア圧政下は食糧難だったはずだが、何故コーヒーやダブルチーズケーキなどといったものが供されていたのかも謎である。
もしかしたら読書会とは反体制派の秘密集会ではなく、党の特権階級の集会だったのかもしれない。



読書会では ー信じがたいことだがー 参加者それぞれが自由に意見を出し合ったとのことである。
「ウィンストンとジュリアの恋愛小説の一面がある」
「ウィンストンが敗北したことで、逆に人の心は自由であり誰にも侵されないということ印象付けているように感じた」
「この物語は『合理性』と『非合理性』を書いている」
「これまでと”戦争”のイメージが変わった。領土争いや宗教思想の違いによる争いではなく、国内での仕事を作るため(国の繁栄のため)の”戦争”もある」
これらは正にイングソックを超越した二重思考であると言わざるを得ない。



読書会の終盤にはドレスコードのテーマ「ディストピア」に合わせて「ベストドレッサー」というものを決める行事があったとのことである。
これが何の儀礼なのかは不明だが、党の制服であるオーバーオールを模した者、また「映画泥棒(監視カメラのことか?)」のコスチュームを模した者など、様々な格好をした者が見受けられる。







ディストピ「ア」!

その後「今回の一曲」なる儀礼があり、読書会会場のKAKOのマスターのリクエストによりヴァン・ヘイレンのアルバム「1984」から「パナマ」、及びサポーターの選曲によりデヴィッド・ボウイのアルバム「ダイヤモンドの犬」から「1984」なる曲が流されたとのことである。
真理省が作成したプロレ向け流行曲であろうか。

読書会の後には懇親会と呼ばれる、合理性を尊重したオセアニアの圧政下にしては甚だ不合理で不可解な集会が催された。
オセアニアの首都ロンドンにちなんでBIG BENというパブ&レストランが会場だったようである。





次回の読書会の開催情報や、課題本について更に語りたいという者の為に、mixiというSNS(テレスクリーンの一種か?)で情報交換が行われていたようである。

読書会名古屋文学サロン月曜会
http://mixi.jp/view_community_detail.pl?id=2226186

話し足りん!総合トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066&comment_count=194&from=community_list

※コミュニティは承認制である。管理人(ビッグ・ブラザーのことか?)に承認されたメンバーが閲覧できるようで、未承認のものは申請すれば良いらしい。


ニュースピークからの翻訳:涼
写真:Yu
(名古屋月曜会第9期サポーター)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年05月27日 
  • 東京アウトプット勉強会第96回 千葉雅也著「勉強の哲学」

第96回東京アウトプット勉強会の課題本は千葉雅也著『勉強の哲学―来るべきバカのために』でした。
4月に発刊され多くの書店で平積みされていた人気のある本であるだけに、読書会はちょうど100名(14チーム)と多くの方にご参加いただきました。
課題本
猫町倶楽部には「人の意見の批判・否定をしない」というルールがあるので、自由闊達な雰囲気の中でいろんな意見に耳を傾けつつ自分の考えを話すことができます。
今回は初参加者の方が多かったのですが、読書会の進行役であるファシリテーターの協力のもとにどのチームでも大いに盛り上がりました。
MTG
各チームでの話題をみていきましょう。

「勉強するってどういうことなのだろう?最近話題になっているアクティブラーニングのためにも必要な勉強のスタイルなのではないだろうか。」

「これからは勉強法としてアイロニーとユーモアのバランスを取っていこうと、自分の勉強法を省みる良い機会になりました。」

「コードの違う環境に移行するということは、 聞き慣れない言葉そのものに触れることだと、と課題本に書かれていることに納得できました。」

「課題本にあるアイロニーやユーモアのことは、いつも無意識にしていたのですが、課題本で言語化されていた事で改めて自覚できました。」

「次の読書会では思い切って「ノリの悪い」参加者になって、別のバカを目指してみようかなぁと思いました。」
読書会
「一人で読んだ時には気にならなかった部分が読書会に参加したことで他の参加者の発言から気づきを得られて「勉強」への理解が更に深まりました。」

懇親会

読書会終了後は懇親会会場へ移動します。まずは読書会のチーム毎に着席、暫くしてから席替えをします。同じ課題本でもチームによって話した内容はそれぞれ異なりますので、初対面の方同士でも課題本をきっかけに和やかに話をされていた場面を見かけました。

集合写真
課題本に「勉強というのは「問題意識をもつ」という、スッキリしない不快な状態をあえて楽しもう、それこそを享楽しようとすることなのです。」という記述がありました。アウトプット勉強会では様々な課題本が取り上げられますので、勉強を続けていくことで「来たるべきバカ」な参加者が増えていくと、また面白い読書会になるのではと思いました。

文責:macareo

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月29日(土) 受付開始14:20 読書会14::50~17:00 懇親会17:15~19:15
  • 【浴衣読書会】 谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

毎年恒例の浴衣読書会

 課題本は 
  
    谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」(中央文庫)


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
 
■開催場所 : 梅小路公園 緑の館 (京都駅から徒歩20分/バス10分)
※浴衣への着替えのスペースを用意してございますので、ご活用ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※昨年の浴衣読書会開催レポートは こちら



※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

 
※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月28日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 加藤 秀一著 「はじめてのジェンダー論」

7月の課題本は
 
  加藤 秀一著
    「はじめてのジェンダー論」(有斐閣ストゥディア)


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年7月23日(日) 受付開始17:30 / シネマテーブル 18:00〜20:00 / 懇親会 20:00〜21:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】 『ありがとう、トニ・エルドマン』

【関西シネマテーブル】第五回の開催です。
シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。


課題映画は

  『ありがとう、トニ・エルドマン
  
   【劇場情報





<タイムテーブル>
17:30 受付開始
18:00〜20:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
20:00〜21:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年7月22日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡で開催】アーウィン・ショー「サマードレスの女たち」

7月の福岡文学サロン月曜会

課題本は
   アーウィン・ショー
     「サマードレスの女たち」(小学館文庫)
    ※常盤 新平の旧訳「夏服を着た女たち」でも可


■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月22日(土) 受付開始13:30 読書会&講演会14:00~17:40  懇親会18:10~
  • 「ゲンロン0 観光客の哲学」 ゲスト:東浩紀 

7月の東京アウトプット勉強会は、ゲストに東浩紀さんをお迎えします。

課題本は

  東浩紀著
    「ゲンロン0 観光客の哲学


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


【タイムテーブル】※若干の調整が入る場合があります。
13:30 受付開始
14:00 オープニング
14:10 読書会
16:00 読書会終了~休憩
16:15 講演会 質疑応答
17:35 クロージング
17:45 終了
18:00 懇親会~


【会場】
スマートニュース株式会社 2Fイベントスペース
  東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル2F(旧 神宮前第23ビル)
(公共交通機関)
 明治神宮前駅 出口7から徒歩8分
 原宿駅 表参道口から徒歩10分
 渋谷駅 宮益坂口から徒歩13分
※明治通り沿いの1Fが【ABAHOUSE】というアパレルショップがある建物の2Fです。


■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月21日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】D.H. ロレンス「チャタレー夫人の恋人」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


7月の課題本は

  D.H. ロレンス著
     「チャタレー夫人の恋人」 (光文社古典新訳文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年7月15日(土) 受付開始13:00 読書会&講演会13:30~17:15 懇親会17:30~19:00 猫町ナイト19:30~自由解散
  • 【名古屋】「中動態の世界 意志と責任の考古学」 ゲスト:國分功一郎

猫町倶楽部の哲学・思想系コミュニティ「フィロソフィア名古屋」
ゲストに國分功一郎さんをお迎えして開催します。

課題本は
  國分功一郎著「中動態の世界 意志と責任の考古学


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


<タイムテーブル>
13:00 受付開始
13:20 オープニング
13:30~15:30 第一部 読書会 (1ドリンク付)
15:30~15:45 休憩
15:45~17:15 第二部 講演会 
17:30~19:00 第三部 懇親会 (軽食・フリードリンク付)
       ※懇親会は國分さんも参加されます
19:30~猫町ナイト(クラブイベント 國分さんのDJタイムあり)

※このイベントにご参加頂く方は猫町ナイトには無料で参加できます。
※19:30以降は出入り自由。自由解散。


※フィロソフィア名古屋のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。  

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年5月27日(土)読書会15:30~ 懇親会18:15~ 
  • トリコ組 第8回猫町BL読書会(男子禁制) 木原音瀬「箱の中」

5月27日(土)猫町倶楽部トリコ組 第八回BL読書会が、名古屋 藤が丘にある青猫刑務所……じゃなかったJAZZ茶房青猫さんで開催されました。





サポーターもはによる入魂の一筆。すばらしい。

今回の課題本はBL読書会では初となる小説、木原音瀬さんの「箱の中」です。BL界の芥川賞とうたわれ、一般の講談社文庫からも刊行されている作品です。ちかごろ話題の痴漢冤罪により刑務所に入ることになった主人公・堂野が、母親から虐待を受けていた喜多川と出会い関係を結んでいく……という社会派な内容にちなんで今回のドレスコードは「ハコ」(社会派とは……)。

「ダンボー(※「よつばと」でおなじみのあいつです)コスするしかないのか」「まさかドレスコードで段ボールをかぶることになるとは……」「運搬が大変そうなので前日に青猫に送っておいていいですか?」とまたもや迷走する参加者たち。ふたを開けてみたら段ボールをかぶっている人は24人中1人しかいませんでした(そりゃそーだ!)。



テーブル札はこちらももは作、AテーブルからDテーブルにかけてストーリー仕立てになっております。どっちの鳥が堂野でどっちが喜多川か、一目瞭然ですよね。



名札にはそれぞれ3ケタの囚人番号がふられています。受付の際に引いてもらうのでだれがどの番号になるかは神のみぞ知る……。当たりの番号はふたつ、堂野と同じ「145」とやおいの「801」。



まさか自分が「801」を引き当てるとは! 参加者のみなさん、運営側が当たりを引いてしまってすみません……やおいの神に愛されすぎてるもんで……。



会場には思いつきでこんなお遊びも。ほとんどの人が堂野と同じ「強制わいせつ罪」で冤罪を訴える中、「強制わいせつ罪したやつマジでぶっ殺す!罪」とかいうややこしい罪状の人もあらわれました。

開始前からぎゃーすか騒ぎすぎて汗だくになりつつ、いよいよ読書会スタートです! 読書会は6~7人にわかれたテーブルで感想を話し合います。ルールはただ一つ「人の意見を否定しないこと」。

今回は小説が課題本ということもあってか、おすすめ本の中に小説が多かった印象です。中には「課題本の描写じゃまだまだぬるいから『ゲルマニウムの夜』が読みたくなった」なんてつわものまで。



どのテーブルでも流されやすく独善的な主人公・堂野に対するバッシングがひどかったようですが、中には「堂野も喜多川も自己形成の段階にあるのだからそんなに悪く言われる意味が分からない」と仰る方も。
「堂野の愛はアガペーで、喜多川の愛はエロス」
「女性の描き方が非常にミソジニックでは?」
「芝視点で薄い本ください」
「堂野は喜多川があらわれなければ、妻の浮気が発覚してもそのままずるずる離婚せずにお腹の子を育てあげたのではないか?」

さまざまな意見が飛び交う中、木原音瀬ガチ勢からは「『箱の中』なんてまだまだぬるい。他のはもっとひどい」という意見もあり、作家論に発展していきました。
今回の読書会に参加して、「幸福であまい夢のような物語だけが人を救うわけではないのだ」と改めて感じさせられました。人間の悪辣さを見事に描き切ったBL界では異色とされる木原音瀬作品がここまで絶大な人気を誇っているのはその証左といえるでしょう。

最後は各テーブルから選ばれたベストドレッサーを発表。





「ハコ」=ライブハウス、ということでBL読書会Tシャツを自作!

読書会の最後は青猫マスターによる「今日の一曲」はエルトン・ジョンの「Your Song」。いつもながら不思議なテンションのマスター「最初は女性ばかりに囲まれてうれしいんだけど、だんだんさびしくなってくる……」。



読書会の後は会場を移動して懇親会。カップル限定参加の男性陣もくわわって楽しいゆうべとなりました。

次回BL読書会は8月26日(土)、課題本は第一回BL読書会課題本「同級生」の著者・中村明日美子さんの「ダブルミンツ」を予定しています。
この回をもちまして、トリコ組BL読書会はいったん終了とさせていただきます。泣いても笑ってもこれが最後。読書会は男子禁制ですが、懇親会の男性カップル制限をとりはらい、男性一人参加も可能にしたいと思っているのでぜひぜひふるってご参加ください。


※Twitterまとめはこちら
※猫町倶楽部トリコ組公式ツイッターアカウントはこちら


文責:トリコ
撮影:ayuppe

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年7月15日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • 【大阪で開催】リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」

※東京・名古屋会場でも同じ課題本で行います。
こちらは関西会場です。お間違えのないようにお願いいたします。


7月の課題本は
   リチャード・ドーキンス
     「利己的な遺伝子」 <増補新装版> (紀伊國屋書店)


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年5月24日(水曜日) 受付開始19:00~ シネマテーブル19:30~
  • 関西シネマテーブル 第3回『スウィート17モンスター』

ども!サポーターのねむこです。
早速ですが、5月24日(水)に開催された関西シネマテーブルについて
レポートいたします!

今回の課題映画は「スウィート17モンスター」、皆さんご覧になりましたか?
自意識こじらせちゃった女子高生ネイディーンが主人公なんですけど
私は、映画冒頭思いましたね、「君は私か。」と。


会場は大阪心斎橋のラポーティアさん。
参加者の皆様から「こんなおしゃれなお店あったんですね」と大好評のお店です。


平日にもかかわらず30人もの皆様にお集まりいただきました。
店内は貸し切りで映画のBGMが流れとっても素敵な雰囲気です。
みて!入り口からすでにシネマテーブル色に染まっております。


最初に司会者からその日のスケジュールや会のルールについて説明があります。
猫町俱楽部の大切なルール、「人の意見を否定しない」、皆様もう覚えたかな?
ご安心ください、人を否定し悪口を言いまくるネイディーンみたいな子は、
ここにはおりません。


いくつかのグループに分かれてシネマテーブル開始です。
私みたいにネイディーンに同感しきりの人もいれば
「こんな迷惑な女、近寄りたくない」という人もいらっしゃいます。
「キラキラ輝く青春時代」を送った人にとっては
この我儘で自己中で視野が狭くて周りの人間に甘え切った主人公に
同感できないのも道理ですよね。(あ、ちょっと私の中のネイディーンが・・・)
ちなみに当日テーブルに置いてある席札や参加者に使ってもらう名札は
この日のためにサポーターが手作りしたもの。
とってもオシャレでかわいいので、是非こんなところも楽しんでくださいね。


そして大好評、特厚ふわふわ卵焼き&ハムのサンドイッチ。
映画について夢中で話しているうちに、なんだかお腹が空いてきた‥、
そんな時、絶妙のタイミングで運ばれてきます。
本当に美味です。本当です。


なんと!今回、参加者の女性が課題映画のTシャツを着てきてくれました!
雑誌のプレゼント企画に応募して当選したそうです。
とってもかわいいTシャツに会場からも驚きと称賛の声が。素敵!!
折角なので関西シネマテーブルのリーダー、ビトーさんと記念写真をパチリ。


話したらん思いを残しつつ、前半のシネマテーブルは終了し
後半の懇親会開始です。
懇親会にも毎回事前に話題映画が選定されています。
5月は大ヒット公開中の「美女と野獣」です。
「夢見る女の子がうっとりキャッキャと話してるんでしょ」
なんて侮るなかれ。
「楽しい気持ちになるために安心して見られる映画、それがディズニー」
「あのくだりはいらない」「歌がうまくない」
「良い映画だけど、ここまで大騒ぎするほどではない」‥etc。
なんてことでしょう。
女性は映画が提供する雰囲気に合わせてノッてあげることができるのです。
そして、違和感や批判もしっかり認識しながら映画を見た後に
にっこり笑っているのです。
怖い!


こうして第3回のシネマテーブルの夜も楽しく更けていったのでした。
(写真はキャッシュオンでいただけるタルト。これまた美味。)

さて、次回、第4回関西シネマテーブルは6月21日(水)開催、
課題映画は河瀨直美監督の「光」です。
カンヌ国際映画祭で上演後、観客が約10分間もスタンディングオベーションした
という、これまた話題の作品です。
是非ご覧になって、大いに語りましょう!!
皆様のご参加をお待ちしております。

文章:ねむこ 撮影:わだ・ねむこ








開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年7月9日(日) 受付開始13:30 読書会&レクチャー14:00~18:00 懇親会18:15~
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座 最終回「図像学入門 疑問符で読む日本美術」

講師に佐藤晃子さんをお迎えして開催する日本美術基礎講座 最終回

課題本は

  山本陽子著「図像学入門 疑問符で読む日本美術」(勉誠出版)

■副読本(任意)
  佐藤晃子著「画題で読み解く日本の絵画
※副読本の読了は参加条件に含まれませんが、レクチャーの中でサブテキストとして使用する場合があります。

■各回単独で受講できるよう企画しておりますので、今までご参加されなかった方でも内容的にも問題なく受講できます。

<タイムテーブル>
13:30 受付開始
14:00 オープニング
14:10 読書会
15:55 休憩
16:15 レクチャー&質疑応答(90分)
17:45 クロージング
18:00 終了
18:15 懇親会
20:15 終了


■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月9日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京文学サロン月曜会第二会場】 ミシェル・ウエルベック 「服従」

*「読書会のみ」の募集は締め切りました。「懇親会セット」の募集は継続受付中です。

【東京文学サロン月曜会 第二会場(通称駒井組)】

7月の課題本は
   
   ミシェル・ウエルベック (著)「服従」 (河出文庫)


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年5月14日(日) 
  • 第4回 フィロソフィア東京 西田幾多郎『善の研究』

2017年5月14日(日)

第4回 フィロソフィア東京 西田幾多郎『善の研究』

猫町倶楽部における哲学・思想系分科会「フィロソフィア」。

その第4回読書会が5月14日(日)、前回と同じ深川東京モダン館にて開催されました。

IMGP4864.JPG

会場となった深川東京モダン会館は、東西線の門前仲町駅から徒歩5分ほどのところにあります。昭和7年に東京市営の食堂として建築され、国の有形文化財となってもいる歴史のある建物です。読書会の会場は2階の多目的ホールですが、1階には深川の文化や観光を紹介するスペースもありますので、ご来場の際には見学してみるのをお勧めします。

IMGP4869.JPG

IMGP4882.JPG

IMGP4885.JPG

今回の課題本である「善の研究」は西田幾多郎の最初期に書かれたものだそうです。日本語で書かれた哲学書として最も広く読まれており、西欧哲学の単なる紹介の域を超えた、日本人独自の体系の樹立を試みた最初の哲学として意義が大きい本とされています。

(出典:ブリタニカ国際百科辞典 小項目辞典)

単行本サイズながらその総ページ数は500ページを超え(講談社学術文庫の場合)、手元にあったタバコの厚さにも匹敵する分厚さでした。文章の多さ、内容の難しさ、そして時代背景、、読書会の課題本としてはかなりハードルが高い本かもしれません。

ファイル_001.jpeg

読書会はサポーターと呼ばれるボランティアスタッフが中心となって運営しています。フィロソフィア東京のサポーターは5人でやっており、少数精鋭?のサポーター構成です。

15時頃から受付が開始され、15時半に読書会開始となります。写真に写っているのはサポーターのリーダーをされているハンドルネームいんごまさん。

IMGP4902.JPG

今回は歯ごたえのある課題本を乗り越え、約30名の方が参加されました。事前に振り分けられたチームにわかれて読書会開始です。

IMGP4919.JPG

読書会自体は5~6名のチームごとに、ファシリテーターという進行役を中心にして進みます。ちなみにフィロソフィア東京ではチーム内の猫町倶楽部経験者の中から、当日ファシリテーターを決定する方法を採用しています。

今回の課題本はかなりハードルが高かったようで、本の内容に精通している人と、参加者に教わりながら本の理解を深めたい人に分かれていたように思えます。

途中チームメンバーのシャッフルをはさみつつ、各チーム予想以上の盛り上がりをみせていました。

約2時間ほどの読書会を終え、最後は参加者全員での集合写真。

IMGP4959.JPG

集合写真の後は、会場近くの居酒屋で二次会となります。

二次会は読書会の続きをする人、仕事の話をする人、共通の趣味が見つかる人などなど、、、お酒の席ということもあり、読書会以上に盛り上がることが多いです。

特にフィロソフィア東京は、他の分科会参加者からも個性が豊かといわれることが多い気がします。

今回は有志で三次会まで開かれたそうで、日曜日の夜にもかかわらず終電近くまで楽しんでいった方もいたそうです。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

さて、次回の開催日は7月2日(日)、場所は同じ深川東京モダン会館にて開催予定です。課題本は永井均著『翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない』です。

『善の研究』よりも読みやすそうに思えますが、すでに読了した方によれば「そう簡単には通読させてはくれない」奥が深い本だそうです。

ホームページでの受付も始まっております。そしてmixi未入会の方は是非ご入会いただき、ご参加をお待ちしております。

文:さとみ  写真:ぎょく

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年7月1日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • 【京都で開催】アーネスト・ヘミングウェイ 「移動祝祭日」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

7月の課題本は恵文社さんの選書。

アーネスト・ヘミングウェイ 「移動祝祭日」 (土曜文庫)
※出版社はどこのものでも可
 
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年7月1日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢で開催】スウィフト「ガリヴァー旅行記」

金沢文学サロン 次回課題本は

スウィフト「ガリヴァー旅行記」


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月30日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」

※東京・関西会場でも同じ課題本で行います。
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようにお願いいたします。


6月の課題本は
   リチャード・ドーキンス
     「利己的な遺伝子」 <増補新装版> (紀伊國屋書店)


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年6月24日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】宮沢賢治著「新編 銀河鉄道の夜」

【福岡文学サロン月曜会】

6月の課題本は
  
  宮沢賢治著
    「新編 銀河鉄道の夜」 (新潮文庫)
     ※出版社はどこのものでも可



■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月24日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」

※名古屋・関西会場でも同じ課題本で行います。
こちらは東京会場です。お間違えのないようにお願いいたします。

6月の課題本は
 
  リチャード・ドーキンス
     「利己的な遺伝子」 <増補新装版> (紀伊國屋書店)

  
■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西アウトプット勉強会 第85回『<インターネット>の次に来るもの』ケヴィン・ケリー著

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年5月13日 17:30~20:00
  • 関西アウトプット勉強会 第85回『<インターネット>の次に来るもの』ケヴィン・ケリー著

5月13日
ゴールデンウィークも明け、次の祝日を待ちわびる日々が続く中、
梅田阪急ビルオフィスタワー26階貸会議室にて
関西アウトプット勉強会が行われました。

実はこの日、関西アウトプット勉強会が発足して丁度7周年!(めでたい)
そんなメモリアルな今回、参加人数は34名、
内初参加の方が14名と非常にフレッシュ感のある読書会となりました!

課題本は『<インターネット>の次に来るもの』ケヴィン・ケリー著。

読書会に参加する為には、【課題本の読了が必要】です。
416ページの大ボリュームで、内容も易しいものとは決して言えないものですが、
その分読み応えは十分でした。

さて、読書会が始まる少し前、実はファシリミーティングという
簡単な打ち合わせをしています。
各テーブルには必ず一人、進行係としてファシリテーターがいるので、
初めての読書会でどのようにしていいか分からない!不安!という方でも
安心して参加出来ますよ♪

受付を通り…

 

開催の挨拶等を終えて…

 

いよいよ読書会のスタートです!
実は読書会には、課題本の読了の他にもう1つ、定められているルールがあります。

それは、【人の意見を否定しない】事です。

このルールがあるからこそ、皆で楽しく心地よく、
様々な人の意見から新しい知見を得るきっかけになっています!
(読了した本についての批評はOKです)


さてさて、今回の課題本『<インターネット>の次に来るもの』、
読書会は非常ーーーーっに大きな盛り上がりを見せました!!

話すテーマが多彩な一冊でしたが、私の参加したテーブルでは
今の技術環境から、未来環境について想像、妄想(笑)しあったり、
結局人間は何を望むべきか?という問いが出てきた中で、
「あがく」というキーワードでご自身の主張を発表したりと、
白熱した時間を過ごさせて頂きました。


そして約2時間半ある開催時間で、休憩無しで話をしてもまだまだ足りない勢いのまま、読書会は閉会へと向かいました。

関西猫町倶楽部では関西アウトプット勉強会の他に
主に文学書を取り扱う『関西月曜会』、
課題映画の鑑賞が参加条件の『関西シネマテーブル』、
その他様々な活動を行っています。
閉会の時間を使って、その活動を少しだけ紹介しています!

そして最後に集合写真!
(全員での集合写真ですが、諸々の事情で顔を出したくない方は課題本をかざして頂いても大丈夫です。)

読書会の後は、会場を移し懇親会が始まります。
今回は読書会会場徒歩5分程のところにある”鶏だらけ”での開催でした。

懇親会は読書会参加者の中で自由参加ですが、やはり皆まだまだ話足りないのか、
今回は約9割の方が参加頂きました!

懇親会はスタート時、読書会のテーブルメンバーで着席しますが、
その後”ゆる席テーマ”という企画で席替えをします。
ゆる席テーマとは、各テーブルでテーマが分けられ、
参加者は気になるテーマのもとへ席を替え、
そのテーマについて語るというものです。
ちなみに今回は
「スイーツ」、「週末何してる?」、「おすすめの本」、「一人暮らしあるある」
がテーマでした。
読書会では席が離れていて話ができなかった人とも、
ゆる席テーマをきっかけにすぐに談笑できますよ!

そして会場の規定時間が来たところで今回のアウトプット勉強会は終了。
約5時間程の時間で初参加の方、初対面の方ともあれだけ打ち解けられたのは、
やはり同じ本を読んでいる共通項があっての安心感もあると思いました

以上、第85回関西アウトプット勉強会の開催レポートでした。
ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回の関西アウトプット勉強会は6月17日(土)
課題本は『勉強の哲学 来たるべきバカのために』千葉雅也著
です。
次回も楽しい時間を過ごせると思います。
是非、皆さんのご参加をお待ちしております!

(文 : カズ 写真 : VANちゃん)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年6月18日(日) 受付開始13:10 読書会&レクチャー13:30~16:50 懇親会17:15~
  • 【能楽レクチャー付読書会】白洲正子「お能・老木の花」

名古屋藝術部が開催するレクチャー付読書会。今回のテーマは「能」 
ゲストに能楽師の吉田篤史さんをお招きして開催します。

課題本は白洲正子著「お能・老木の花」(講談社文芸文庫)


<タイムテーブル>
13:10 受付開始
13:30~15:00(90分) 読書会
15:00~15:10 休憩
15:10~16:40(90分)能楽レクチャー
16:50 終了
17:15~ 会場近くで懇親会


■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■会場: ウィルあいち  愛知県女性総合センター 4F和室


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月17日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • 【大阪で開催】千葉雅也「勉強の哲学 来たるべきバカのために」

6月の課題本は

 千葉雅也著
     「勉強の哲学 来たるべきバカのために」(文藝春秋)


■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年5月6日(土) 受付開始:16:30〜、読書会:17:00〜19:30
  • 第27回関西文学サロン月曜会 ジョージ・オーウェル「一九八四年」

2017年5月6日、春の余韻を残した京都oinai karasumaで関西文学サロン月曜会の定例会が開催されました。

課題本はジョージ・オーウェル著の「一九八四年」です。今回の課題本は2017年1月から米国の某書籍販売会社で売り上げ1位になっている作品で、全体主義や完全管理社会がテーマになっており、白熱した議論が繰り広げされそうです。参加者は合計40名、内6名が初参加者です。

読書会が始まる前に恒例のタクミバーでドリンクを注文し、同じグループになった人たちとおしゃべりして緊張をほぐしていきます。


読書会がスタートしました。
初めて参加の方も他の参加者の方と一緒にたくさん意見を交わしています。


まず、自己紹介と課題本を読んだ全体的な感想をそれぞれ述べていき、気になった点について、他の方の意見を聞いていきます。
同じ課題本読んでいるので、感想を共感できて嬉しかったり、同じ文章でも感じ方や自分とは違う見方・意見があることに刺激を受けます。また、読書会には色々なバックグラウンドの方が来られるので、時々自分の想像もつかない世界が広がったりします。


読書会の中で出てきたコメントを抜粋。

・社会評論、小説として出来が良く、どの時代でも当てはまる普遍的なテーマで面白かった。
・言葉の解釈は時代や、その言葉を最初に認識する環境によっても異なってくる。
・感情移入をして読むと拷問のシーンなどが重かった。
・この世界で生きる彼らにとって「幸せ」とは何なのか?どんな時に幸せを感じられるかが疑問。そもそも「幸せ」という概念が削られているのであれば、彼らは何のために生きているのか?
・オブライエンがどんな心情でいるのかがわからない。作中で「捕まったのはずっと前だよ」と言っていたが、それは冗談ではなく、党に拷問されたのではないか?
・ウィンストンの事例を見ると二重思考は相当体得するのは難しそう。子供の頃から思想統制されていれば受けいれやすいと思われるが、二重思考が一般かされる前の時代の人がどうやって受けいれたのか、その過程が気になる。
・全体主義への移行は社会主義からの移行だけではなく、現米政権やヒトラー政権のように民主主義から移行することもある。
・戦争状態を続け、憎悪の利用や二重思考を導入することで権力維持する方法があることはわかったが、その動機が理解できない。オブライエンの言う「権力のための権力」では説明不足な気がする。
・小説の中だけではなく、現実社会もネットによって監視社会が実現している。通販サイトのおすすめ情報などもそう。気持ち悪いと便利という意見が半々。また、監視社会について、安全とプライバシーのどちらを優先するべきか。監視カメラをつけることで犯罪を低減できるが、自分の行動が録画されることでプライバシーの侵害となっている。
・社訓を復唱する点など、現実社会でも似通っているところがある。
・抑圧がないと自由という概念は出てこない。
・愛というのは制度の中ではなく、ジュリアとウィンストンの関係のように本能的に生まれるものではないか。

意見交換の合間には、サポーターが選んだお菓子でホッと息を抜けます。
席表のイラストもサポーターの手作りでめっちゃかわいいー!!


各チームで本日のベストドレッサーを選出します。
今回のドレスコードは「数字」です。
皆さん趣向を凝らした服装で、見事ベストドレッサーを獲得されました。
おめでとうございます!!


最後に全員で記念撮影です。皆さん、お疲れさまでした!!


読書会のあとは近くのプロントで懇親会です。
課題本について続きや他の本、趣味などについて読書会メンバーとお酒を交えて話し、さらに仲良くなっていきます。


読書会には学生だけではなく、社会人も多く参加されているので、皆さん知識や経験が豊富でおしゃべりに熱が入っていきます。


社会人になってからは会社外ではなかなか仲のいい人を作る機会がないので、同じ趣味を持つ読書会メンバーは大切な存在です。


初心者の方も3回くらい通うとお互いに顔覚えてくるので、どんどん親近感が湧いて読書会が楽しくなってきます。
またのご参加をお待ちしています♪

 

続いて次回の読書会は、
2017年6月3日(土)17:00〜京都恵文社にて、
課題本:ミシェル・ウエルベック 『服従』で開催します。
皆さんのご参加お待ちしております!!

また関西文学サロン月曜会はmixiコミュニティを中心に情報発信をしています。
課題本の続きを話せたり、読書会メンバーとの課外活動イベントに参加できますので、ぜひご利用ください!!

<文章:りさぽん、写真:タクミ、しん>

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年3月26日 
  • 第87回 東京文学サロン月曜会 ジョージ・オーウェル「一九八四年」

◎第87回 東京文学サロン月曜会◎

課題本は、徹底した管理社会を描いたディストピア小説の傑作、ジョージ・オーウェル「一九八四年」。
参加者は49名、うち初参加者は8名でした。


まずは読書会前のお楽しみ《欲張り読書会》。

少し早めに集まった参加者たちで、和気あいあいと課題本について話します。

同じ本でもメンバーによって、読書会の雰囲気や話すテーマは違ってくるもの。

より課題本を楽しみたい方、よりたくさんの人と話したい方は、ぜひご参加ください。

16:30から、いよいよ読書会本編。

おいしいスイーツをつつきながら、みんなで課題本について話します。

「管理社会ってブラック企業っぽいよね」「作中の食べ物がとにかく不味そう」「登場人物のあの行動にはビビった」などなど。

各テーブルごとに色々な話題で大盛り上がり!

自分と同じ意見に共感したり、正反対の意見にハッとしたり・・・。

楽しい時間を過ごします。
 
18:20に読書会は終了。

続いてベストドレッサー賞の発表です。

今回のドレスコードは「1980年代」。

バブル期を意識したお姉さん、カーディガンをプロデューサー巻きにしているお兄さんなど、どのファッションもとっても素敵ですね。

 
19:00からは懇親会がスタート!

ビュッフェスタイルで、席の移動は自由。

作中とは大違いで美味しい料理がたくさん出てきます。

初参加者の方も常連の方も、みんなでわいわいおしゃべり★

好きな作家の話、今回の課題本について、本以外の趣味のこと・・・

さまざまな話題がつきません。

 
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎて、お開きの時間に。

まだまだ話したりないメンバーたちで、3次会に繰り出します。

 
猫町俱楽部・東京文学サロン月曜会では、ほぼ毎月、読書会を開催中!

はじめましての方も、おなじみの方も、おひさしぶりの方も、みなさん大歓迎です。

文学についてみんなで、和やかにおしゃべりする。

そんな時間を一緒に過ごしませんか?

文責:セワシ 写真:ちゅーやん

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年6月16日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】ミシェル・ウエルベック 「服従」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


6月の課題本は
ミシェル・ウエルベック (著)「服従」 (河出文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会 第124回『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年4月28日 読書会19時~ 懇親会21時25分~
  • 名古屋アウトプット勉強会 第124回『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』

2017年4月28日ウィンクあいちにて開催した名古屋アウトプット勉強会第124回定例会「サピエンス全史」上下巻の様相をお伝えします。
2017年度初めてのアウトプット勉強会は「文明の構造と人類の幸福」をテーマにした壮大なスケールの課題図書です。「今回が初参加です」とテーブルにつく方々の姿も数多く見受けられます。



読書会が始まると、各テーブルから活発な議論が起こってきました。
歴史、農業、経済、宗教、科学…。今回の課題図書が取り扱うテーマは非常に多岐にわたっています。



「人間が植物を利用して支配してきたと思っていたけど、植物側は人間を利用して反映したという視点に驚いた」「生物としての成功は自分のコピーが増えることであって個体の幸福ではないという考え方はショッキング」「家畜としての牛やニワトリの描写が生々しい」「農に関するテーマはサピエンスの犠牲になってきた他の生物たちへの鎮魂歌かもしれない」



「虚構によってサピエンスは強大になった、会社などの組織は特にその通りだと思った」「確かにもっとも優れたサピエンスが組織の頂点に立つとは限らないですね」「この本ではサピエンス全体がどんな虚構で発展してきたかを物語ってきているが、日本人はどのような虚構を信じてきたのか詳しく知りたくなった」→「古事記とかは参考になるかもしれないですよ?」

「古代の法律の理念が現代とかけ離れている」「銀で人の命が片づけられてしまうのはショック」「人間の命の価値ってよくわからない」「今の法律も遠い未来には野蛮になるのだろうか」

「サピエンスが地球上でもっとも危険な種族だと述べられていたけど、それはこれからもそのままだと思いますか?」→「私は人間が怖い、動物とちがって信じられなくなることがあります」

「宗教も経済も信じるという点では共通しているというのは初めて気が付いた」「信用創造とかまさにそれですね」

読書会も終了に近づいてきます。終了の時間が近づくにつれて話題は人間の未来や幸福などに移っていきます。
「結局、サピエンスの本質ってなんだろうか?虚構をサピエンスから取り払うとどうなるか恐ろしい」「近代以降未来を信じた人間が成長を実現してきた、今はどうだろう」「本当に問題提起が多い本ですね、今日の会を終えたらもう一度読み直したい」





読書会後は懇親会上に場を移します。今回の懇親会の会場は、名古屋アウトプット勉強会では最近の定番になりつつあるブリティッシュパブ「HUB」でした。初参加の方が多く、さらに次の日からゴールデンウィークが始まるということもあり、懇親会終了時刻まで各テーブル席で話が尽きませんでした。皆さん、楽しいひと時が過ごせたのではないでしょうか。



次回、名古屋アウトプット勉強会は開催日が5月26日(金)で、課題本は千葉雅也 著「勉強の哲学 来たるべきバカのために」です。当日は著者である千葉雅也さんが参加されます。皆さんのご参加をお待ちしております。

文:おりがみ 写真:わとう

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年 4月26日(水) 19時半〜
  • 名古屋シネマテーブル水曜会 第80回「ムーンライト」

4/26(水)名古屋シネマテーブル第81回定例会を開催しました。課題映画は「ムーンライト」です。



「ムーンライト」
2016年 アメリカ(日本公開 2017年3月31日)
監督:バリー・ジェンキンス
出演:トレバンテ・ローズ

会場は、NOV.CAFEとElephant’s Nest。あいにくの雨でしたが、初参加13名を含む 62名の方にご参加いただきました。



本年度アカデミー賞作品賞にも選ばれた『ムーンライト』。マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、3つの時代構成で描いたヒューマンドラマです。

今回、シャロンとケヴィンがワインを酌み交わすシーンにちなんで、NOV.CAFEではいつものドリンクメニューに加え、ワインも用意していただきました。みなさん映画気分を味わえたかな。



さて、各テーブルの様子ですが、ノレた人、ノレなかった人の差が如実に出ていたり、「良かった」と「う〜んよくわからず」と半々だったりと、感想がわかれたようです。初参加者の方も多く、「いろんな見方が知れた」と喜んでいただいたりもしました。



みなさんの感想はというと、
「音楽が良かった。サントラで詳しく知りたい」
「映像、色がきれい。カメラワークが上手」
「シーンの終わらせ方、切り替え方がかっこいい」
「シンプルで淡々としていたが、後からジワジワくる」
とか、
「貧困、ドラッグなどをテーマとして扱っているのに、社会派な感じではなかった」
「物足りない、もっと泣かせに行くようなところが欲しかった」
「愛とアイデンティティを描いていたので、普遍的な話だと思い共感した」
「3名の主演俳優がそれぞれ他の役者の演技を見ていないのに同じ人に見える(特に口の開き方)」
などなど。

ラストシーンは、あっけなく終わったという方と、最高に幸せなシーンで終わったので良かったという方も。
様々な感想がいっぱい出て、各テーブル盛り上がっていました。みなさん楽しんでいただけたようですね。



その後は、Elephant’s Nestにて懇親会。引き続きたくさんの参加者で賑わっていました。



懇親会話題映画は『レゴバットマン・ザ・ムービー
こちらのテーブルもかなり盛り上がっていましたよ。



今回の定例会も本当に楽しかったですね。ご参加の皆様、ありがとうございました!

次回第81回は5月31日(水) 課題映画は『バンコクナイツ』です。


お申し込みはこちらから。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/44660

また、シネマテーブルでお会いしましょう!

文章:こつみん
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

 

★今回 映画「ムーンライト」各テーブルのアウトプット中に挙げられた関連作品★


「ブエノスアイレス」1997年(原題:春光乍洩、英題:Happy Together
監督:ウォン・カーウァイ
出演:レスリー・チャン、トニー・レオン


「ブロークバック・マウンテン」2005年
監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール


「007 スペクター」2015年
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、レア・セドゥ


「トーク・トゥ・ハー」2002年(原題:Hable con ella, 英題:Talk to Her)
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ハビエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ

「キャロル」 
2015年
監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ


「アデル、ブルーは熱い色」2013年(原題:La vie d’Adèle – Chapitres 1 et 2)
監督:アブデラティフ・ケシシュ
出演:アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ



「お嬢さん」2016年
監督:パク・チャヌク
出演: キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ



「タンジェリン」2015年
監督:ショーン・ベイカー
出演:キタナ・キキ・ロドリゲス、マイヤ・テイラー


「ハッシュ!」2001年
監督:橋口亮輔
出演:田辺誠一、片岡礼子


「彼らが本気で編むときは、」2017年
監督:荻上直子
出演: 生田斗真、桐谷健太

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年4月22日 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 東京アウトプット勉強会 第95回 P・F・ドラッカー『「経済人」の終わり』

東京アウトプット勉強会4月の課題本はドラッカー29歳のときの処女作であり、偉大なる思想の原点となった歴史的名著「『経済人』の終わり」です。

gig.1
 

1人で読み終わった時にはさっぱり理解出来なかった本でも、読書会で話すことで理解が深まるから不思議です。

絶望の中にいて、大きな変革を求めてしまう、大きなカリスマを求めてしまう事は、現代にも言えることのように感じました。絶望の中で希望の光はとても眩しく見えるのかもしれないです。

現代において光は誰になるのだろうかと考えた時、YouTuberぐらいでないかとの意見は面白かったです。

fig.2

 

—参加者さんの感想—
みなさん課題本の難解さに苦しんで読み終えたそうで、出だしは重たい感じでした。でも途中からファシズムが生まれた背景に大衆の不満があったことに着目したことから話が盛り上がりました。今の日本であれば経済的な世代間格差が引き金となって大きなうねりが出てくるのではと、参加者の職業や興味のある、教育・IT・社会学などの観点からの考察で話し合いが活発になりました。また、人をひきつける政治家として小泉進次郎の名前があがっていました。

初ドラッカーの方が多かったので、マネジメントなどから想像できるようなイメージとは大きく離れていた点や、現在の自分との接点がなさすぎて戸惑った方が多かったようです。29歳で、しかもリアルタイムでこれを書き上げるドラッカーとはいったいなんなのかという話や、ナチスやヒトラーへのイメージが少し変わったと話されている方もいました。


 

次回の課題本は千葉雅也さんの「勉強の哲学」です。
読書会にはうってつけの課題本かなと思いますのでぜひご参加ください!!
(文 写真:Kobayashi)

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年4月8日土曜日 受付開始17:15 読書会17:45〜19:45 懇親会19:45〜21:15
  • 【小説開催レポ】関西文学サロン月曜会 第26回 村上春樹「騎士団長殺し」

ぼくはシロで、君はクロだった。
クロはぼくにとって、世界でたった一人の心をひらくことができる友だちだった。
ぼくはクロを救ってあげることができなかったーーー。

4月8日土曜日。ぼくは気心の知れた仲間たちと共に、京都御所で花見をしていた。
御所の一部のエリアには「貴白(きはく)」と呼ばれる、日本では絶滅してイギリスから逆輸入したとされる白い桜が咲き乱れている。



曇空に雨がちらつく心もとない天気だったからか、幸いにも周りに人はまばらにいる程度で、ぼくたちは難なく絶好の位置に陣取った。個々が持ち寄った一品料理やお菓子や果物に舌鼓を打ちながら、たわいもない話に花を咲かせた。
「桜の花って、みんなこっちを見ながら咲いてるように見えない?」と、仲間の一人が言った。
ぼくはそれを聞いてハッとした。同じ言葉を昔、聞いたことがある。
それは小学校5年生の時に密やかに仲良くしていた、クロが最後に教えてくれたことだった。
==============================
あれはぼくが小学校5年生の頃のことだ。ぼくはクロと初めて同じクラスになった。

クロは、生意気な猫のような目つきをした、浅黒い肌で黒檀のような髪の少年だった。まるで何代も続いて受け継がれてきたお下がりのような、くたびれた古着ばかり着ていた。それが黒色の服ばかりなもんだから、「クロ」と呼ばれていた。
クロはいつも一人だった。自分からクラスメートになじんでいこうとは決してしなかった。まるで路地裏で全身から人間に対する警戒のオーラを発している、やせっぽちの野良猫みたいな奴だった。

反面、ぼくはクラスメートとそれなりに仲良くやっていく術を身につけていた。
ぼくは母親の趣味で、パリッとアイロンのきいた白シャツと白のチノパンをよく着せられていた。周りには「いいとこのお坊ちゃんみたい」だとよくからかわれた。

クロと仲良くなるきっかけとなったのは、5月の林間学校だった(その時起こった出来事の詳細はまた今度話すことにする)。2人にはある共通点があることが発覚した。それは、簡単に周囲の人間には話せないような事柄だった。ぼくはぼくで一人で抱えて一人で頑張らなければならない”モンダイ”があり、クロも同様だった。ぼくたちは”モンダイ”を抱えていることで仲間意識が芽生え、2人で遊ぶようになった。

仲良くなってからは、放課後に”ヒミツキチ”で落ち合って、本やマンガを読んだり昨日観たテレビの話をした。それは”モンダイ”を忘れることができる、唯一の時間だった。そうして夏、秋、冬と、ぼくらは羽を休める時間を分かち合った。

クロがみんなの前から姿を消したのは、小学校6年生になる直前のことだった。
春休み、ぼくはクロと一緒に川原の桜を見に行くことになった。
「桜の花ってさ、みんな俺らの方を向いて咲いているように見えねぇ?だから俺、桜はけっこう好きなんだ」
いつもしかめつらのクロにしてはめずらしく、一瞬だけやわらかい表情をしてそう言った。
「ふうん、言われてみれば確かにそうだね。でもお前が花を好きって言うなんて、意外だな。カネにならないことは何にも興味がないって、いつも言ってるのに」
「桜は、特別なんだよ」
それはなんでもない、いつもの会話のひとつのはずだった。けれどその時の会話は、今もぼくの頭にこびりついて離れない。まるでフライパンの底で焦げついた砂糖みたいに。
その後クロは、「ちょっと家に帰って忘れ物をとってくる」と言って、そのまま世界から姿を消してしまった。
==============================
花見が終わって仲間と別れた後、ぼくは猫町倶楽部の読書会へ足を運んだ。
毎月1回開催されている、課題本を読んでみんなで感想を語り合う集まりだ。京都では知る人ぞ知る、恵文者一乗寺店という本屋の中にあるCOTTAGEというイベントスペースで行われている。



今月の課題本は村上春樹の新作、「騎士団長殺し」だ。第1巻と第2巻合わせて約1,000ページにものぼる、長編だ。



中に入ると、案内係の鮫頭(サメヘッド)の男がうやうやしく挨拶をしてきた。
その名の通り、頭は鮫で首から下は人間の半魚男だ。黒のタキシードジャケットにツータックのスラックス、プレーンな白シャツは全てコムデギャルソンのものだそうだ。彼は質の高いものを好むのだ。

「ようこそいらっしゃいました。いつもご参加いただきありがとうございます。本日はAテーブルでございます。どうぞ心ゆくまで、お楽しみくださいませ」
「ああ、ありがとう。何だか今日はいつにも増して歯が白くピカピカだね」
「おお、さすがお目が高い!実は今朝、全ての歯が生え変わったばかりなのでございます。実に爽快な気分でございます」
「そうか、鮫はうらやましいな。虫歯になってもすぐに生え変わるんだもの。ぼくは学生時代に怠惰な時期があったお陰で、今は治療後の歯ばかりだよ」
「おや、そうなのですか。しかしあなた様の歯もツヤピカで、十分お綺麗でございますよ」
「ありがとう」

Aテーブルについて間もなく、司会者が前に出てきて大きな鈴を鳴らし、読書会の始まりを告げた。



猫町倶楽部の読書会には一つだけルールがある。
「他人の意見を否定しないこと」
これにより、安心して自分の意見を打ち明けあうことができるのだ。

Aテーブルの6人が、ファシリテーターという司会進行役に促されて、まずは順番に自己紹介をしていく。年齢も性別も職業もバラバラで、色んな人がいる。
ぼくはその内の1人の男に、既視感を覚えた。どこかで会ったことがあるような気がする。けれど、その誰かとは決定的に中身が違う・・・。
猫のような目、浅黒い肌、黒檀のような髪。そうだ、クロだ。この男はクロにそっくりなんだ。
けれどぼくの対角線上にいるその男は、くたびれた黒の古着ではなく、上質なカシミアの白のニット、中に淡いブルーのボタンダウンシャツ、ベージュのチノパンという、いかにも上品ないでたちだ。顔つきは柔らかく、穏やかな話し方をして、周囲にこまめに気を配ることができている。
全身トゲだらけの鎧をまとって周囲を威嚇し、自分のことだけを考えていたあの頃のクロとはまるで正反対だ。

男を観察しているうちに、ぼくに自己紹介の順番がまわってきた。クロに似た男は、凪の海のような目でぼくを見ている。ぼくは名前や住んでいる場所、職業や最近読んだ本などを述べて、最後に彼を試すことを言ってみた。
「今日は友人たちと花見に行ってきたんです。ぼくは桜が好きなんです。どうしてかっていうと、桜の花は、ぼくたちの方を向いて咲いているように見えるから」
「ああ、僕も同じ理由で桜が好きですよ」
ニッコリと春の太陽みたいに微笑みながら、クロに似た男は相槌を打った。
ぼくの心は戸惑いに揺れた。この男は限りなくクロのようだけれど、昔と180°人格が違っている。それに何より、ぼくをシロだとまるで認識していないみたいだ。
ぼくはもう少しばかり様子をみることにした。



「今までの村上春樹の作品の要素が随所に散りばめられていて、集大成としてまとめている」



「免色さんは完璧を望んでいて、イレギュラーなものを受け付けない。実際になんでも持ってるんだけど、持ってないものがある」



「ロジカルな人間にとっても、細部まできちんと描写されているから納得しながら読むことができる」

個々が課題本の感想を述べていく。人それぞれが違うフィルターで本の世界を見ているから、色とりどりの意見を聞くことができる。それによって新しい発見や刺激を得られる。新しい自分を見つけることもある。それがおもしろくて、ぼくは読書会に通っている。
もしかしたらぼくは、自分の中に眠っているもう一人の自分に会いたいのかもしれない。

やがてベストドレッサーの発表の時間がやってきた。
この読書会では、毎回ドレスコードの指定がある。参加者は、それに沿った服や小物を持ち寄って発表し合う。一種の大人のお遊びだ。
今回のドレスコードは「騎士と姫」。
レースがふんだんにあしらわれたアンティークのブラウスに、ティアラと魔法のステッキを持った人。騎士のキャラクターフィギュアを持ってきた人など、今回も個性豊かで愉快な発表会となった。

読書会の終わりに、全員で集合写真を撮った。ぼくは職業柄、写真にうつるのは好ましくないので、毎回遠慮している。写真にうつることがあまり得意ではないということもあるんだけれど。



一区切り終えると、懇親会の始まりだ。前方のテーブルに、たくさんの料理が並んでいる。課題本や季節にちなんだ料理を、ケータリングの食堂スーフルさんに頼んでいるのだ。



さて、鮫頭の男は読書会中は何をしているかというと、扉のすぐ隣の椅子に足を揃えて座って文庫本を読んでいる。案内役は読書会中は暇なのだ。彼ははじめとおわりの、参加者の出迎えと見送りに全魂を捧げる職務なのだ。

~お品書き~
◆ハムとチーズのサンドイッチ
◆
ハムとピクルスとレタスのサンドイッチ
◆ローストビーフと紫キャベツのマリネサンドイッチ
◆
春キャベツのロールキャベツ
◆とろとろオムレツ
◆
春の野菜のお惣菜



オムレツは、オープンキッチンで作りたてのものが出された。口の中で卵があたたかくとろける。



村上春樹の小説によく登場するサンドイッチをほおばりながら、読書会の続きの会話に花が咲く。
ぼくはクロに似た男をチラチラ見ながら、発言する内容に耳をすませていたんだけれど、昔の欠片を感じることもなければ、ぼくがかつての友だちであることに気づく様子もまったくなかった。
やはり人違いなんだろうか?なんだかぼくばかり気を揉んでいるみたいで、損をしている気分だ。



懇親会の途中には席替えがあり、「村上春樹について語る」「映画」「グルメ」の3つのテーマにわかれて、改めて歓談が行われた。
ぼくは「映画」のテーブルに行き、最近観たSF映画の話をした。好きなジャンルの趣味が合う人がいて、お互いにおすすめの映画を紹介し合った。こんな風に新たに友人ができるのも、読書会の醍醐味のひとつだ。
クロに似た男はというと、「村上春樹について語る」テーブルで村上主義者たちと楽しそうに話している。
前に村上春樹が好きな同僚の女性に「ハルキストなんだね」と言ったら、怒られたことがある。ファンの間ではハルキストではなく、村上主義者であるというのが昨今の定説らしい。



その時ふと、クロに似た男と目が合った。彼は意味ありげに微笑んだように見えた。まるで目の中に、秘密の宝箱を隠し持っているみたいに。その瞬間の彼の目は、かつてぼくが親しくしていた、世界でたった一人の友だちの目だった。

司会者が懇親会の終わりを告げる。霞がかった夢のような時間が終わり、みんなそれぞれ現実世界へと戻っていく。
帰りがけに鮫頭の男が参加者全員に、丸みを帯びた水色の硝子のカケラのようなものを渡していく。それが現実世界へと帰り着く切符なのだ。

鮫頭の男に見送られながら、一乗寺駅へとみんなでぞろぞろと歩いていき、駅から叡山電車に乗る。すると途中でトンネルがある。そこをくぐる前に、カケラを手に握るのが帰りのルールだ。

トンネルの真っ黒な暗闇に、ダリの有名な絵のようなぐにゃりとした時計があちらこちらに現れる。その周りに、カラフルなランプがぼぅっと出てくる。手のひらに収まりそうな、透明なゼリーでできたような小人がランプに腰掛けている。時間の流れが45°ずれる。

前方に白い光が広がっていくと、もうすぐトンネルの出口だ。同時にそれは、現実世界の入口でもある。

出口に差し掛かる直前に、クロに似た男がぼくに近づいてきて、1冊の本を手渡した。唖然としているぼくをまっすぐに見据えて、彼はこう言った。
「あの時、忘れ物として取りに帰った本だよ。あれから俺はずっと別の世界にいて、今日ようやっとお前と再会できたってわけだ。もうしばらくは色んな世界を渡り歩くけど、また近いうちに会うことになるよ」
ぼくの視界は真っ白な光に覆われた。

ぼくは京阪電車に揺られている。手には1冊の本。夢だけど、現実だ。

ぼくは小学校5年生のあの頃、クロを救いたかったのかもしれない。
クラスでひとりぼっちのクロと仲良くすることで、救っている気分になっていたのかもしれない。同じ類の”モンダイ”を分かち合うことで、彼の支えになっているつもりだったのかもしれない。
でも実際に救われていたのは、ぼくの方だったと思う。
クロが消えてから、ぼくの人生はカラーからモノクロになったみたいだった。それなりに物事をこなしてそれなりに楽しんではきたけれど、肝心な何かが欠けているような気がしてならなかった。空虚さが常にまとわりついていた。
けれど今、ぼくは欠けていたパズルのピースを1つ、取り戻した。
本を開いてみると、あの時の薄桃色の桜の花びらが1枚、間に挟まっていた。

「さてさてこの開催レポートをご覧の皆様、ご機嫌うるわしゅう。ああ、申し遅れました、私鮫頭の男でございます。今回のお話はいかがでしたか?今回のシロとクロのお話、これはあくまでメタファーのほんの仮の一部にすぎないのでございます。もっと知りたいと思った方はぜひ、この先私が未来に向かって紡ぎ出す物語を、刮目してご覧くださいませ。次回の関西文学サロン月曜会は、ジョージ・オーウェルの『1984』でございます。場所はいつもと違い、oinai烏丸ですのでお気をつけください。それでは皆様、よい夢を・・・」

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称などは大体架空であり、実在のものとはあんまり関係ありません。

文章:あおい 写真:タクミ、ミク

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年5月28日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 吉田健一著「金沢・酒宴」

5月の課題本は

  吉田健一著「金沢・酒宴」 (講談社文芸文庫)



■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年5月27日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢で開催】ジョージ・オーウェル「一九八四年」

5月の課題本は

    ジョージ・オーウェル「一九八四年 」(ハヤカワepi文庫)
   ※新訳版でなくても可。


  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年5月27日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 千葉雅也著「勉強の哲学 来たるべきバカのために」

5月の課題本は

  千葉雅也著
    「勉強の哲学 来たるべきバカのために」(文藝春秋)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年5月27日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~18:00 懇親会18:15~20:30
  • トリコ組 第8回猫町BL読書会(男子禁制) 木原音瀬著「箱の中」

お待たせしました!
猫町BL読書会(通称トリコ組) 第8回開催です。

ご自身もジェンダーフリーな作品を書かれていらっしゃる名古屋在住の小説家・吉川トリコさんとともにBL(ボーイズラブ)作品で読書会開催します。

BLを読んだことはないけれど、ちょっと興味があるという方、大歓迎です!
読書会に初めて参加される方も沢山いらっしゃいます。


第8回の課題本は

   木原音瀬(このはら・なりせ)著 
       「箱の中」(講談社文庫)
 
   ※Holly NOVELS版「箱の中」「檻の外」の場合は、講談社文庫版に収録されている話を読了

選書はもちろん、吉川トリコさんです!


今回は、初のBL小説での開催です!
某雑誌の特集で「BL界の芥川賞作」と謳われた、木原音瀬さんの不朽の名作。
講談社文庫では、『箱の中』全編と、続篇の『檻の外』の表題作が一冊にまとまっています。
小説ということで、漫画とはまた違った視点で話が盛り上がりそうなこの作品。
BL読書会も残すところあと2回!皆さん、一緒に語り合いましょう!



■参加条件:男性以外
課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■課題本にちなんで、今回のドレスコードは「ハコ」です。
自分なりに取り入れた服装や小物でご来場ください。

■自己紹介の時にお勧めしたいBL作品がある方は、是非お持ちください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

男性はお二人参加限定で「懇親会のみ」参加受付します!
ただし懇親会といえども課題本の読了は必須条件です。
個別の申し込みは受け付けませんので、代表者がお二人まとめてお申し込みください。
懇親会費 : 3500円×2人  7000円
(お申し込み時のアンケートの「ご質問など」の欄に同伴者のお名前を入力してください)

お申し込み時のアンケート欄にて 以下より選択してください。
 ・BL作品を読むのは初めてです。
 ・今回の課題本以外にBL作品を読んでいます。(1〜10作品)
 ・今回の課題本以外に、BL作品を読んでいます(10作品以上)


※mixiに参加されている方は、HP申し込みをされたら、mixiコミュニティー猫町倶楽部「名古屋文学サロン月曜会」のイベントにてぜひ参加表明をお願いします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年5月26日(金) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:25~自由解散
  • 「勉強の哲学 来たるべきバカのために」 ゲスト:著書 千葉雅也

5月の名古屋アウトプット勉強会はゲストに著書である千葉雅也さんをお迎えして開催します。

課題本は

  「勉強の哲学 来たるべきバカのために」(文藝春秋)



■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年3月22日(水) 19時半〜
  • 名古屋シネマテーブル 第79回「ラ・ラ・ランド」

3/22(水)名古屋シネマテーブル第79回定例会を開催しました。
課題映画は『ラ・ラ・ランド』でした。



アカデミー賞6部門受賞作品で、アメリカで大ヒットと前評判十分な『ラ・ラ・ランド』。
参加者70名を越す賑やかな開催となりました。
中には「猫町倶楽部もシネマテーブルもはじめて」と話すお一人参加の方もいました。
私もかつてはそうでした。最初の参加って勇気が要りますよね、、、うれしい限りです!!
ジャズ好き、ミュージカル好き、BL好き、アメコミ好き、文学好き、初参加…
さまざまな参加者を迎えてシネマテーブル、スタートです。



今日の名札は、こちら!
ルームメイトとパーティーに向かいたくなる色合いです。
お好きな色をどうぞ。ミシン目で切り取って使います。



こちらはテーブル札です。
ゾートロープといって、回転させながらスリットをのぞくと内側の絵が動いて見える仕掛けです。
気分が上がりますね。

これらの作品はすべてサポーターのシロさんが製作したもの。
SEB'Sの看板も蛍光塗料で仕上げています。
クリエイティビティがまぶしくて直視できません。



今回は多くのテーブルで、評価が分かれてアツい議論が交わされたようです。

賛成派の意見は…
「とにかくオープニングが最高、あれだけで1800円の価値あり!」
「いかにもなロマンス描写キタって思うけど ときめいちゃう。」
「これまでの人生で何度も分岐点を経験している年の人にほど響くと思う。」
「音楽すごくいい、音楽にひっぱられた映画のように思える」などなど

否定派の意見は…
「期待していたが劇中のダンスシーンは思ったより少なくてがっかり。あのオープニングくらいのが最後にほしい!」
「引き受けたからには嫌な仕事でもきちんとやるべき(序盤クリスマスでのセブに対して)」
「(主人公2人の)車や映画館でのマナーが悪い!」
「セブの弾くジャズがダサすぎる。楽曲がダメ。」など、厳しい意見もありました。



また、自分自身の過去やこの映画の解釈についてもこんな意見が出ました。

「彼氏と見たけど、元彼のことを思い出して泣いてしまった。罪悪感」
「終わり方をハッピーエンドととるかバッドエンドととるか。
この映画は恋愛映画じゃなく夢を追う人たちのための物語だからこれは最高の終わり方」



話はつきませんが、会場を移動して懇親会です。
今回の懇親会の話題映画は『哭声/コクソン』。
韓国映画が立て続けに評判な昨今ですが、皆さんどのような感想を持たれたのでしょうか。



「監督の前作を観ていなかったので、なぜ牛骨で笑いが起こるのかわからなかった。」
「祈祷シーンがアガル」
などの声が聞かれましたが、結局どういうことだったのか?にはみんなそれぞれの解釈があったりなかったり…
話しても謎が謎のまま残ったようで、それもまた映画の醍醐味ですね。



あの初参加の方も懇親会で談笑されていました。
ご参加の皆様、ありがとうございました!
次回第80回は4月26日(水) 課題映画はアカデミー作品賞受賞で話題沸騰中の『ムーンライト』です。



お申し込みはこちらから。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/43767

またシネマテーブルでお会いしましょう!

文章:とみー
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年5月19日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~自由解散
  • 【藤が丘会場】村上春樹「騎士団長殺し」 

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


5月の課題本は2月24日に発売された
   村上春樹の新作『騎士団長殺し』
    第1部 顕れるイデア編 
    第2部 遷ろうメタファー編

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • ケヴィン・ケリー著「〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則」

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年5月13日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • ケヴィン・ケリー著「〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則」

5月の課題本は

 ケヴィン・ケリー著
  「〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則」(NHK出版)

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年3月12日 
  • 第1回 東京文学サロン月曜会第二会場 三島由紀夫『美しい星』

東京文学サロン月曜会は、代官山のカフェchano-maを主な会場として、文学作品について皆で語り合う、猫町倶楽部の分科会の一つです。

このたびその第二会場が発足し、記念すべき第1回が平成29年3月12日(日)に開催されました! その名も通称-駒井組、いったいどんな会なんでしょう!

-----------------------------

★第二会場の選書は、元・光文社古典新訳文庫編集長の駒井さん!

扱う作品は同じ文学作品ですが、主催のタツヤさんが選書する第一会場と異なり、なんとこちらの選書は、光文社古典新訳文庫の元編集長・駒井稔さんが担当されます!

会場は、オシャレでイマドキな第一会場のカフェ・chano-maとは打って変わって、ムーディーで落ち着いた雰囲気の、モンスーンカフェG-Zone銀座です!


 

さて、記念すべき第1回の課題本は、三島由紀夫の『美しい星』

駒井さん曰く、「三島ファンからは王道ではない作品のように言われがちだけれど、むしろ三島由紀夫らしさの強い作品。マイナーだけどぜひ読んで欲しかった。

また、三島というコンテクストが薄れてきた今こそ、純粋に読めるのではないか。そんな思いで選書した」とのこと。(筆者による、うろ覚えです苦笑)

今年5月には映画化も予定されている、話題の本書。一体、どんな読書会になるのでしょうか、楽しみです!


 

★読書会では、たった一つのルールさえ守れば、話題は自由!

3月12日夕刻、料峭たる風に身をすくめながら、銀座の街を駅から数分歩きますと、会場のモンスーンカフェG-Zone銀座が見えてきました。

店内に入って受付を済ませると、7~8人掛けのテーブルのいずれかに、誘導されます。同じテーブルに座られる方が、今日の読書会のメンバーです!

16:30、主催のタツヤさんが司会に立ちました。駒井さんの挨拶を挟み、会のコンセプトと読書会のルールを説明して、早速、読書会スタートです。

読書会のルール、それは「他人の意見を否定しない」こと。これは分科会を超えて、猫町倶楽部共通のルールにもなっています。

作者の批判も作品への反論も大いに結構ですが、共に語り合う参加者さんに対して「あなたの考えからは間違っている」と発言すること、これだけはNGです。


 

さて、読書会の内容ですが、班によって話題の焦点はバラバラだったようです! 読書会の面白さは、メンバーによって語る内容がぜんぜん違うところにありますね!

「主人公たち一家は本当に宇宙人かもしれない!」「ラストはいったいどうなったんだ!?」といった話で盛り上がる班もあれば、

「登場人物たちが自らを宇宙人を思わざるを得なかったのは、どうしてなのか?」一人一人について考える班もあり、

またクライマックスの論争の中で父親が語る主張について深く語る班、そして三島の他作品との関連や、ユングのUFO論の話が飛び出す班まで!

また、読書会中には駒井さんが各テーブルを回りながら、興味深そうに参加者のみなさんのお話を聞いてらっしゃいました。


 

★エレガントな衣装のベストドレッサーさんが勢揃い!

読書会の最後には、第一会場と同じく、各班からもっともステキな衣装の方を、ベストドレッサーとして選んでもらいます。今回のドレスコードは「エレガンス」!

ベストドレッサーの皆さんです。会場にピッタリな、大人っぽい衣装の方がズラリ!


 

ベストドレッサーの皆さんの中から、駒井さん一押しの駒井賞も選出! 三島繋がりで『黒蜥蜴』を意識した衣装とのことで、とっても素敵でした!

※ドレスコードはあくまでお遊びです。またドレスコードの解釈は自由です。ドレスコード難しいよ!ってお気軽に参加してくださいね!

★本場エスニック料理を頂きながらの懇親会!

読書会終了後、同じ会場で懇親会を開催しました。

ヘルシーなエスニック料理の専門店ということで、アジアンテイストなコース料理を頂きました! 読書会では班のメンバーが固定でしたが、懇親会では席移動自由!

読書会では話せなかったことを語るもよし、読書の趣味の合う方を探すもよし!懇親会も盛り上がり、あっという間に2時間が経過しておりました。

いつの間にやらすでに21時ということで、外はもうすっかり朧夜。しかしまだ「語り足りない!」という方みなさまは引き続き、3次会へ行かれていました。


---------------------------------

駒井組は隔月開催のため、次回は5月7日のクッツェー『恥辱』なります!

次回も、あるいは次回こそは、ぜひぜひお越しくださいまし!

記:ゆうううううう 写真:らっぱ、サボテン

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京藝術部 読書会&レクチャー企画 ボブ・ディランを1日で知る!『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』ゲスト:萩原健太

東京藝術部

  • 2017年3月11日(土) 14:00~20:00
  • 東京藝術部 読書会&レクチャー企画 ボブ・ディランを1日で知る!『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』ゲスト:萩原健太

「偉大なるアメリカの歌の伝統にのっとって、新しい詩の表現を創造したこと」という選考理由によって、2016年のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。
70を過ぎた今も世界中でツアーを続け、今年3月には3枚組ものアルバムを発売する精力的な活動を続けながらも、今だ多くの人には遠い存在であるディラン―そんなイメージを更新するためにも、東京藝術部では音楽評論家の萩原健太さんをお招きしてボブ・ディラン読書会&レクチャーを開催しました。

課題本は 萩原健太著『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』(ele-king books)とお勧めのCDを聴いてくるというもの。

     

会場は東京の寂しき4番街、神保町のレンタルスペースMACRIで開催。



まずはミスター・タンブリン・マン、萩原さんからご挨拶。
開催日が3月11日の為、東日本大震災の萩原さんの呼びかけで全員で黙祷を捧げました。



そして萩原さんを囲んでの読書会。
参加者はボブ・ディラン通から初心者まで、それぞれの著書や音楽の印象を語り合いました。萩原さんの音楽評論家として気をつけることとして、色々な人に音楽との最初の出会いに大いに影響を与えるので、一次情報の事実記載にはこだわるというの点は、非常に印象深いお話でした。




中にはお気に入りのボブ・ディランのレコードを持参する参加者も。萩原さんが”ディラン初心者はまずこれを聴け!3作品”のうちの1つにも選ばれた、70年代の傑作『血の轍』。1曲目の「ブルーにこんがらがって」はディラン代表曲のひとつです。
この日の読書会は決して人は多く集まりませんでしたが、くよくよするなよと言わんばかり、参加者の熱気の高い盛り上がりになりました。


続いては、お待ちかねのレクチャー。今回はレクチャーからの参加募集を受け付けたこともあってか、会場内の密度も高まってきたところ。ボブ・ディランの音楽家としての出発点から現在までを、萩原さんの膨大な資料を読み解きながらも、新たなボブ・ディランを面白くかつ分かりやすくご説明頂きました。

また萩原さんが厳選されたライブ映像やPVもいくつか流されました。
紹介されたのはウディ・ガスリーの影響下にあったフォーク期の演奏や2001年のアカデミー賞セレモニーでのライブ中継、映画化もされたThe Bandのラストコンサート、The Last Waltzに出演した時のパフォーマンスなど。
特に、「音楽家はなぜか映画や映像制作にはしる」というコメントのもと、ボブ・ディランが1985年の東京を舞台に映画タッチで制作された曲や、その延長線上に政策された2015年のPVは印象的でした。

Bob Dylan – Tight Connection To My Heart (Has Anyone Seen My Love)


Bob Dylan – The Night We Called It A Day


最後には、「このテンションのまま活動していたら、この人死んじゃうんじゃないかと思った」と言われる程の、60年代にフォークからロックに転向した直後、観客から「ユダ!」と叫ばれた時の演奏である「ライク・ア・ローリング・ストーン」のライブ映像全編を観賞し、さながらライブ会場で観る様な感覚。ボブ・ディランを浴びる 1日の素晴らしいクライマックスとなりました。

Bob Dylan and The Band – Like A Rolling Stone (rare live footage)




レクチャー後は風に吹かれて近くの神保町の中華料理屋で懇親会。まずは主宰のタツヤさんから乾杯のご挨拶。懇親会では、ボブ・ディランの話から音楽、文学、建築、映画など、多岐にわたります。東京藝術部の懇親会は、タツヤさんも驚くほどの盛り上がり。誰もがそれぞれの分野について初心者ながら、好奇心の強さからどんな話題でも話せる自由さが東京藝術部の強みです。



今回のボブ・ディラン企画を通じ、萩原さん、参加者の方がご指摘されていた通り、誰かのフィルターでのボブ・ディランでなく、自分なりのボブ・ディランを探してみるよいきっかけになりました。時代は変るし人も変わる。ディランのイメージも、人それぞれに変わっていくし、それでいいのだという後押しを受けたような思いです。

次回は4/8(土)に待望の音楽評論家、鈴木淳史さんのレクチャー付きクラシック鑑賞企画です。鈴木さんレクチャー後にマーラーの交響曲 第1番 ニ長調「巨人」をシルヴァン・カンブルランと読売日本交響楽団の公演を聴きます。次回の東京藝術部もお楽しみに。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/42514

 

文:麻子、次郎

写真:麻子

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年4月26日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 【名古屋シネマテーブル】 「ムーンライト」

4月の名古屋シネマテーブル

 課題映画は
    「ムーンライト

 伏見ミリオン座、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ他 市内劇場にて3/31より公開です。
 公開劇場一覧


<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブルはいつもわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41989
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41966
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41502


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は4/23(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。/

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

◇名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
http://c.mixi.jp/cinematable

mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。
http://mixi.at/wjMD4ne

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年4月22日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • P・F・ドラッカー『「経済人」の終わり』

東京アウトプット勉強会 4月課題本は

ドラッカー29歳のときの処女作であり、偉大なる思想の原点となった歴史的名著 『「経済人」の終わり』
 

■参加条件:課題本の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年4月22日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢で開催】三島由紀夫著 「春の雪―豊饒の海・第一巻」し

金沢文学サロン 4月の課題本は

 三島由紀夫著
   「春の雪―豊饒の海・第一巻」(新潮文庫)

   
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年4月22日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡で開催】坂口安吾著「桜の森の満開の下・白痴 他十二篇」

福岡猫町倶楽部-福岡文学サロンの4月課題本は

坂口安吾著「桜の森の満開の下・白痴 他十二篇」 (岩波文庫)


■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年4月19日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜22:30
  • 大阪で開催【関西シネマテーブル】 「ムーンライト」

【関西シネマテーブル】第二回の開催です。
シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

  課題映画は
    「ムーンライト



TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ二条ほか京阪神各劇場にて3/31より公開
公開劇場一覧


<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年4月19日(水) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【フィロソフィア名古屋】ハンナ アレント「人間の条件」

猫町倶楽部の哲学・思想系コミュニティ「フィロソフィア名古屋」

課題本は
  ハンナ アレント「人間の条件」(ちくま学芸文庫)


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※フィロソフィア名古屋のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。   

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会第122回『あれかこれかーー「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年3月1日(水) 
  • 名古屋アウトプット勉強会第122回『あれかこれかーー「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

31日(水)、第122回アウトプット勉強会がウインクあいちにて開催されました。参加者は35名でした。



 



回の課題本は野口真人著の「あれか、これか――『本当の値打ち』を見抜くファイナンス理論入門」。

企業価値評価の専門家が書いたファイナンス理論の本、というと堅い印象ですが、入門というだけあって、具体例もたくさん載っており、初心者にも(そして数式が嫌いな方にも…)読みやすい本であったかと思います。さて、本当に「本当の値打ち」を見抜けるようになるのでしょうか。

 アウトプット勉強会では、7人程度のグループに分かれて課題本について意見交換を行いますが、今回受付にご案内用のアプリが登場いたしました。



 

これでグループを聞き間違えることも無く、スムーズに受付が進むかも?無事に各テーブルへと着席したら、アウトプット勉強会の始まりです。

 

参加者はファイナンスって何?という初心者から、ファイナンスの知識が豊富な方まで様々ですが、だからこそ多様な意見が出て盛り上がったのではないかと思います。

 

我がDテーブルでまず話題になったのは、課題本の一番はじめに載っているクエスチョン。「ギザのピラミッドと、ヴェルサイユ宮殿と、現金10億円。もらえるなら、どれを選ぶ?」

ファイナンス理論としては、現金を選ぶのは愚かな選択だそうですが…。「まあ、理論は理論、実際は現金かな。」という現金派がどうやら多数派の模様。

その後も、投資に関する実体験から自身の資産運用についての相談まで、時に脱線しつつもファイナンスについて活発に議論が交わされました。

前回のアウトプット勉強会の課題本「LIFE SHIFT」が100歳まで生きると考えて人生設計をしよう、という本であったため、

今回の課題本はお金について考えるのにうってつけ、真剣に読んだとの意見も。

ファイナンス理論に詳しい方からは、実際の資産運用の参考にするには理論に偏りすぎているとの声がありましたが、総じてファイナンスの入門書としては高評価であったかと思います。





 2時間近くのアウトプットの後は、一人ひとり「実行宣言」。

名古屋アウトプット勉強会では、「現実にコミットする」をテーマに課題本を読んで自分が実行しようと思ったことを最後に宣言します。

皆さん、今回はいつにもまして現実にコミットした宣言を行った模様です。



アウトプットの後は懇親会会場へ移動し、話し足りないことを話し合いました。

美味しいお酒とご飯をお伴に、本の内容のほか、猫町倶楽部の様々な催しについて、それぞれの仕事の話から投資に関する具体的なアドバイスまで、遅くまで盛り上がりました。

 次回、第123回アウトプット勉強会はスティーヴン・R・コヴィーの「7つの習慣―人格主義の回復」です。

日時は329日(水)の19時から。開催時刻が今までより15分早くなりますのでご注意ください。皆さんのご参加をお待ちしております。

文 とも 写真撮影 わとう

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2017年4月8日(土) 11:30受付開始 11:45~レクチャー付ランチ会 14:00~コンサート開演 
  • 【東京】コンサートレクチャー ゲスト:鈴木淳史

クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんオススメのクラシックコンサートを、鈴木さんの事前レクチャー付で観賞する贅沢この上ない企画
※定員35名の限定企画です。もちろん猫町倶楽部の未経験方も大歓迎です。

■公演名: 4/8(土)読売日本交響楽団 第196回土曜マチネーシリーズ
     指揮=シルヴァン・カンブルラン

■プログラム 
ハイドン:交響曲 第103番 変ホ長調「太鼓連打」
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

■タイムテーブル(予定)
11:30 受付開始
11:45 レクチャー付ランチ会
13:30 ランチ会終了~移動
14:00 東京芸術劇場にてコンサート鑑賞
(16:00前後 終演の予定)

■集合場所: トラットリアロジック


■参加費: A席チケット付 7000円(税込)
※ランチ代は含んでおりません。当日受付にてお支払ください。

※ランチ代(1500円)は含まれておりません。
※チケットの払い戻しができないため、キャンセルによる払い戻しはできません。ご了承の上お申し込みください。

※猫町倶楽部-藝術部のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年4月8日(土) 受付開始17:15 読書会17:45~19:45 懇親会19:45~21:15
  • 村上春樹「騎士団長殺し」 

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

4月の課題本は2月24日に発売された村上春樹の新作『騎士団長殺し』
第1部 顕れるイデア編 
第2部 遷ろうメタファー編

※通常月と開催時間が異なっているのでご注意ください    

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年3月25日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢】シェイクスピア『マクベス』

金沢文学サロン 3月の課題本は

   ウィリアム シェイクスピア著
     「マクベス」(光文社古典新訳文庫)

※他の出版社のものでも可。

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月17日(金) 
  • 月曜会藤ヶ丘会場 モーム「月と六ペンス」

2017年2月17日名古屋文学サロン月曜会、「月と六ペンス」の様相をお伝えします。
暦の上では春ですがまだまだ寒い2月の半ば、久しぶりの青猫で藤が丘会場の定例会を開催しました。





まずは猫町ジャズ講座・歴史編から。昨年11月以来のジャズ講座です。今回取り上げるのは名盤中の名盤、Miles Davisの「Kind of Blue」より「So What」
青猫マスター高橋さんは「モード奏法という新しい技法がいろいろなフレーズやメロディを作り出し、自由度が高まった」との評。
今までの講座で登場した、ビ・バップなどのような曲調とはがらりと変わってしっとりと落ち着き知的でオトナ人な感じのよく伸びる音に会場一同うっとり。





読書会が始まりました。
今回は45名中なんと10名もの初参加のメンバーをお迎えしての読書会です。



今回は昨今話題の「ゴッホとゴーギャン展」にちなみ、ゴーギャンをモデルにした小説「月と六ペンス」が選書されました。



「ストリックランドは方々でいろいろな人に語られている、語られる人の数だけストリックランドがいる」「芸術を理解するにはトレーニングが必要、早期にストリックランドの作品を理解したストルーブはすごい人」



「ストリックランドみたいに放っておかれるのが好きなオトコってどう?」「めんどくさい」「結構はなしの構成があざとくて白々しいところがありますね」



「以前ストリックランドみたいなオトコにひっかかったから、ストルーブみたいなオトコをつかまえたい!」



「やりたいことに一途なストリックランドも、好きな女性の幸せがいちばん大切なストルーブもオレだ!」今回も各テーブル盛り上がっています。





本日の一曲はWayne Shorterの「Native Dancer」より「Diana」
とてもわかりやすくきれいなメロディを鑑賞しました。



今回のベストドレッサーの受賞者です。
ひまわりの花のアクセサリや画集などのアイテムや、華やかなファッションが決め手となりました。なお、本日も多くの個性的なベテラン勢が参加する中、初参加の方々が堂々の受賞、おめでとうございます。





読書会ののちに会場を移して懇親会はおなじみの「ばんばんざい」へ。物語の中でストリックランドが最後にたどりついた島のことば、タヒチ語で、「Manuia(乾杯)!」




今回も懇親会まで多くのご参加ありがとうございました。次回3月24日の藤が丘会場は久しぶりのラテンアメリカ文学、プイグ「蜘蛛女のキス」です。
また月曜会でお会いしましょう。


#お知らせ
名古屋文学サロン月曜会はmixiを母体に活動を行っています。気になった方はお気軽に中を覗いてみてください。
mixi – 名古屋文学サロン月曜会

文責:おりがみ
写真:hilo

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年2月11日(土) 受付開始13:15~ 読書会13:30~ レクチャー15:40~ 懇親会17:15~
  • 名古屋藝術部「ゴッホの手紙」読書会&レクチャー



ひまわりの絵といえばゴッホです。
でも、この絵を描いたのはゴッホではなくゴーギャン。
既に亡くなっていたゴッホを偲んで描いた絵だそうです。
「ゴーギャンにこの絵を描かせたゴッホとはどんな人物だったのか?」

「2人の人生はどう交わったのか? 」
ゴッホの手紙や絵を通して探りに行きましょう!


読書会に先立って、午前中にmixi限定募集で、愛知県美術館で開催中の「ゴッホとゴーギャン展」の鑑賞会を実施しました。

開場30分前から既に行列ができているほどの盛況ぶりでしたが、団体入場の申し込みをしていたおかげで優先的に入場でき、快適に鑑賞することができました。
初期の暗い色調の絵から、印象派と出会った後の明るい色調の絵まで展示されており、その変化が印象的だったという感想が多かったです。


午後からいよいよ読書会です!

会場は愛知県美術館の真上にあるセミナールーム。


ゴッホの肖像のウェルカムボードは猫町メンバーのおりがみさんの作品です。

いつもクオリティの高い作品にただ驚かされるばかりです。

当日は1月の日本美術基礎講座に引き続いてあいにくの雪でしたが、47人もの方々に参加いただき、部屋の中は外の寒さに負けないワクワク感と熱気に包まれていました。
そして、なんと東京猫町から遠征して参加してくださった方々もいらっしゃいました!

ありがとうございます!


初めに、主宰のタツヤさんから開会のごあいさつ。

実は、課題本の「ゴッホの手紙」は、タツヤさんが猫町倶楽部を発足させた時から、ず~~~~~~~~~~~~~~~っと読書会をしたいと思っていた本だそうです!


そして、いよいよ読書会のスタート!

今回、課題本が上・中・下と3巻あるので、選んだ巻ごとにテーブルを分けるスタイルとなりました。

・上:画家仲間ベルナールへの手紙。芸術や他の画家についての話が多め。
・中:弟テオへの手紙。南仏アルルに住み始めて希望でいっぱい。上り坂のゴッホ。
・下:弟テオへの手紙。ゴーギャンとの共同生活開始と破綻。精神を病んでいく…。下り坂のゴッホ。

それぞれ三者三様の魅力があり、全巻読んでどれにするか迷った方も多かったようです。


 


 


 


 


読書会では参加者の皆さんから様々な感想が飛び交いました。

「ゴッホは弟にお金をねだりすぎ!弟も兄を甘やかしすぎ!」
「文末の結びに毎回出てくる“握手を”がすごく気になった」
「すごくマメで他の画家も気にしているので、案外評論家に向いているのでは?」
「上巻は薄いからすぐ読めると思っていたけど、内容が濃くて大変だった」
「ゴッホのゴーギャンへのアルルへ来てほしいという想いが一途すぎる。そして、対照的なゴーギャンのつれない態度がもう…」
「入院してからも文面は意外と冷静で手紙では良いことばかり書いているのかも」
「売るためというよりも自分が描きたい絵をひたすら描いている気がする」

自分の感想と同じところ、違うところ、それぞれを話しながら課題本をより深く理解していけるのが、読書会の醍醐味なのです。


今回の読書会では、「ゴッホあるいはゴーギャン」がドレスコードでした。

こちらが各テーブルのベストドレッサーの皆様。華やかです!
他の方々も、絵が入ったアイテムを持参したり、ゴッホをイメージする黄色や花柄の服を着てくるなど、会場が明るい雰囲気になっていました。

 


読書会に続いてレクチャーへ。

ゲストに「ゴッホとゴーギャン展」の担当学芸員である森美樹さんをお招きし、話をして頂きました。


2人の画家のプロフィール、出会いのエピソードからスタート。


ゴッホとゴーギャンで同じ人物をモデルに描いた絵なのに、アプローチは全然違うという興味深い話も。

ゴッホはアトリエにいるモデルをそのまま描いたが、ゴーギャンはアトリエでの人物画とカフェの内部を想像で組み合わせて描いたそうです。
当時、ゴーギャンのように想像で絵を描く画家は他にいなかったそうで、ゴッホも後に自分の絵で試してみたそうです。性には合わなかったようですが…。


 

もちろん「ゴッホとゴーギャン展」の見どころについてもお話していただきました。

ゴーギャンの作品はアチコチに散らばっているため、21点もまとめて観られるのは滅多にないそうです。
一方、ゴッホはアムステルダムの美術館にまとまっているから、比較的集めやすいのだとか。
学芸員ならではのお話ですね。

また、ゴッホは悲劇的なエピソードが有名でそれに引きずられた先入観を持ってしまいがちだが、ゴーギャンの絵と比較しながらそのイメージをとらえ直してみてほしい、という狙いも展覧会には込めているそうです。

 


懇親会は、栄のイタリアンバルTHANK  YOUへ!
イタリアと、2人の画家が暮らしたアルルは共に地中海の陽光を浴びる明るい地域。
参加者の皆さんもおいしい料理とお酒で楽しく歓談されていました。


 

 


 

 


皆様ご参加ありがとうございました!

 

 

 


 


次回の名古屋藝術部は4/9(日)に開催します。
毎回好評の美術ライター佐藤晃子さんの第3回日本美術基礎講座です!
課題本は山口 晃「ヘンな日本美術史」です。募集が始まりしだい猫町HPやmixiで告知させていただきます。

4月も名古屋藝術部で皆さんと握手!

文:イノッチ、写真:めの、あにき

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月11日(土) 
  • 関西文学サロン月曜会 第24回 倉橋由美子「暗い旅」


 

一乗寺駅の改札を通り過ぎると、一つの看板が目に入った。

西へまっすぐ徒歩3分ひだり手――。

あなたの目的地はもうすぐそこだ。

 


 

なんのためにあなたは真冬の一乗寺までやってきたのか・・・・・・今日は2月の第2土曜日。普段ならば仕事の疲れを癒やすべく自宅でくつろいでいる。録画していたドラマやバラエティ番組を見たり、借りてきた映画を観たり、読書をしたり、音楽を聴いたり・・・・・・あなたにとってのこれまでの土曜日とは、一人の時間を有意義に過ごす曜日だったはずだ。それなのに、今日のあなたはあなた自身の意思で一乗寺駅までやってきた。ここになにがあるというのか。この時のあなたはまだ知っているようで知らない。

一歩踏み出すたびに期待と不安が交錯する。目的地に近くなったからか、それとも自らの足で歩み進めなければならないからか。電車に揺られていた時よりも幾分不安の方が勝っているような気がする。

やっぱり、やめておくべきではないだろうか? いまあなたは不安の毒にからだのなかを溶かされながらこの考えを噛みしめている・・・・・・いや、すでに数日まえからあなたはそれをガムのように噛み続けてきた、もうなんの味もなくなっているが、吐き捨てることもできないで、あなたはその考えをもてあましているのだ・・・・・・。

 


 

と、もてあましているうちに、どうやら着いてしまったようだ。

そうだった。

駅から徒歩3分だった。

思ったよりも近かった。

魅力的な外観に無音のため息が漏れる。店内もきっと素敵なはずだ。なかをのぞいてみたいという誘惑があなたをむず痒くする。

ところで、いま少し自重したほうがよいかもしれない。まだなにごとも決定的ではないのだから。これからあなたの内側に起こる変化、それはまだあなただけが自覚している幻の細胞に過ぎない、あなたはそれをどんなふうに証明することができるだろう? そんなものを他人の想像力のなかに移植する試みは、困難であるという以上にばかげたことではないか?

・・・・・・ハッとなり、あなたは時計を見た。気がつけば20分以上も時が進んでいる。あなたはもう店の中にいた。受付の時間はとっくに始まっている。あなたは慌てて店の奥にあるCOTTAGEへと向かった。恵文社COTTAGEこそが、あなたの目的地だ。

受付を済ませ、案内されたTテーブルへと向かう。テーブルの周りには6つの椅子があり、既に2つは埋まっていた。3つ目の席を埋めたあなたの事を知るものは誰もいない。それなのに、この居心地の良さは何だろう。彼らとあなたは自然と笑顔で挨拶を交わした。徐々に人も増え、Tテーブルの席は全て埋まった。6人でいくつかの雑談を交わしていると17時になったのを機に入口付近に一人の女性が立った。司会者である彼女が読書会の始まりを告げた。

関西猫町倶楽部の文学サロン月曜会に参加すること――。

これこそが、あなたが真冬の一乗寺まで足を運んだ目的だった。

猫町倶楽部の読書会は、指定された課題本を読了してくることがルールとなっている。ハードルが高いようにも思えるが、同じ本を読んでいるからこそ様々な感想や意見を共有する濃厚な時間が作られる。参加者一人一人が感じることは違う。今回の参加者は26名。つまり、26の解釈がこのCOTTAGEには集まっている。そして「他の人の意見を否定しない」という大切なルールを皆が守ることによって、一人一人が気兼ねなく発言出来る空間が保たれている。

テーブル内で自己紹介を終えると、あなた方は今回の課題本「暗い旅」について感想や疑問点を言い合った。

「愛とセックスを切り放せるのか」

「愛のあるセックスと愛のないセックスという形を固定観念に囚われることなくどちらも認めてもいいんじゃないの?」

「フランス語や画家の名前や知らんカタカナ用語がたくさん出てきて、よくわかんなかった。ググりながら読んだ」

「著者の主張には同意できないな」

「文章がなかなか入って来なかった」

「カレが契約婚約した理由が書いてなかったから不満」

「ミチオは最後どうなったのか?」

「主人公も彼も、周りの人間をすごく下に見ている。他人に対して冷たい」

「主人公はめんどくさい女。高潔を装っているけど、実際は彼や佐伯が関係した女性をものすごく気にしていて嫉妬している。その気持ちを素直に出した方が可愛げがあるのに」

「主人公も彼も日記を書いている。この小説自体が主人公の日記? さらに主人公の妄想が入った日記なのでは?」

「主人公と彼の関係はちょっと理解できない」

「これは少女小説。主人公が少女から、女になる前を描いたもの」

「彼とは中性同士のような、男女の双子のような関係性だった。それが、佐伯という社会における”男”との関係が発生することによって、主人公は”女”として覚醒した。そして高潔な少女の仮面から高潔な女の仮面へと付け替えて変化していった」

「主人公はありのままの自分を見せることを拒否して、記号的な、「女ってこんなもんでしょ?」と思う姿を演じている」

「主人公も彼も人と一定の距離を取りたがるタイプ。その原因は、家族との不仲だと思う。それがああいう歪な恋人関係を作り出したんじゃないだろうか」

「作者の悪意に満ち満ちている描写だ。だからこそおもしろい」

「伝統的な夫婦関係から離れた、各々が自立した人としての交際をしているのが主人公と「婚約者」のミチオ。そんなサルトルとボーヴォワールのようなある意味面倒臭い思想性や、ある意味重苦しい(その反面では安定した)伝統的夫婦観から離れたところに「逃げ恥」のライトな夫婦関係がある。60年代に一部の知的な人が読んでいた『暗い旅』から半世紀を経て、「逃げ恥」が商業的にも成功を収めるほど一般の人々の支持を得られる時代になった。日本の未来はそう捨てたもんじゃないなあ」

「二人称視点は、一人称視点よりも嘘がないように感じる。でも向こうから一方的に読者である自分を観察されているようで、読んでいて不快だった」

「主人公と彼は高潔な理念の上での付き合いだった。でも、彼がいち早く「こんな関係は無理なんだ」と気づいた。さらに、主人公の嫉妬など、生の”女”の部分に気づいて逃げていったのではないか?」

「何で主人公は体を粗末にするようなただれた関係を持っている?」

「体と精神を切り離して考えているから。体は精神の重荷だと思っている」

「牧子は何で死んだ?あまり描写もなかったし、死ぬほど彼のことが好きだったのかいまいちわかんない」

「主人公はすごい女である自分を嫌ってる、認めたがってない。過去に受けた辱めによって女であることを汚らわしいと思っているのではないか?」

「佐伯って何なの?主人公が寂しさを紛らわすために引き寄せた存在?”女”として覚醒するために必要だった存在では?」

「少女時期特有の潔癖さがある」

「新幹線登場以前なのでヒロインは特別急行第一つばめで6時間かけて東海道線を京都へ向かう。隣の席のおじさんが週刊誌2冊と漫画雑誌で暇つぶししてたり、トランジスタラジオ聞いてる若者がいたり、ビュッフェや食堂車を利用したり、スマホがない時代なので旅行案内や時刻表が全部本だったりと現代はない風俗に興じたりする一方、横浜で崎陽軒のシウマイ弁当買ったり食堂車で相席になったおじさんたちがヒロインを気にしないふりをしながら気にしてたり、と現代と変わらないところもあるよね」

様々な意見が飛び交い、二時間はあっという間に過ぎた。

ベストドレッサー賞発表の時間となった。今回のドレスコードは「ダーク・カラー」だ。各テーブルで選ばれた方々が立ち上がった。

 


 

ベストドレッサーの方々の撮影が終わった後、司会の女性が言った。

「次回は3月4日(土)、課題本は織田作之助の夫婦善哉決定版です」

 


 

最後に集合写真を撮って読書会は終了となった。

 


 

さあ、ここからは懇親会だ。

食堂souffleさんの今回のテーマは昭和の喫茶店。
バタートーストやポテトサラダ、コーヒーゼリー、ナポリタンとおいしい料理を食べながら、ヨガや刺繍など趣味の話に花が咲いた。途中でテーマが発表され、「スイーツ」や「シネマ」「自己啓発」の三つの席に席替えする。それぞれのテーマ席でも会話が弾む。あなたは自分でも初参加とは思えないほど、もうすでにこの場所に馴染んでいる。

たとえ難しい本でも、年齢・性別・職業など様々な人の意見を聞くことによって思いもしなかった発見をすることができる。一人で黙々と読書しているだけでは決して出来ない体験である。

話し足りない事があったら関西文学サロン月曜会のmixiコミュニティの「話し足りん」や「はじめまして」を覗いてみると良い。いや、話し足りない事がなかったとしても、とりあえず覗いて見ると良いだろう。その次には猫町倶楽部課外活動(関西)という世界も待ち受けている。次に行く時にはきっと顔見知りが増えていて楽しさ倍増だ。

この濃厚だった時間に感じたことや得られたことを、終わったばかりのあなたはまだ上手く表現出来ない。アウトプットしたことやインプットしたことは、時を重ねるごとに、思い出すごとに、あなたがこれまでに得てきた様々な知識や記憶と繰り返し結合あるいは分離して生成される。決定的な変化が起こるのはその時だ。いや、そう断言出来る機会というものはあなたにとっては永遠に来ないのかもしれない。

あなたは既にこの密度の濃い時間を求めている。

再び得るためには、また次の読書会に参加するしか手はないのだ。

■本の購入はコチラ

■次回読書会の参加申込はコチラ

文章:のり 写真:のり、あおい、タロウ、未来

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」上下巻

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年3月25日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」上下巻

3月の課題本は

 ユヴァル・ノア・ハラリ著
   「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」巻 (河出書房新社)


■参加条件:課題本(上・下巻2冊)の読了   
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年3月24日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】マヌエル・プイグ「蜘蛛女のキス」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

2月の課題本は
  
 マヌエル・プイグ 「蜘蛛女のキス」(集英社文庫)
  

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年3月22日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 名古屋シネマテーブル 『ラ・ラ・ランド』

3月のシネマテーブル、課題映画は『ラ・ラ・ランド』です。
http://gaga.ne.jp/lalaland/

ミッドランド スクエア シネマ、109シネマズ名古屋、伏見ミリオン座他 市内劇場にて上映中です。
http://gaga.ne.jp/lalaland/theater/index.php#%E6%9D%B1%E6%B5%B7




<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブルはいつもわいわいとこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41989
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41966
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41502


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は3/19(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。/

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

◇名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください!
http://c.mixi.jp/cinematable

mixiコミュニティを定例会の先行告知やmixi限定イベントの受付、会員同士の交流の場として活用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめしています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。
http://mixi.at/wjMD4ne

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【大阪で開催】関西シネマテーブル設立 第一回課題映画―『ラ・ラ・ランド』

特別イベント

  • 2017年3月20日(祝・月) 受付開始17:30 / シネマテーブル 18:00〜20:00 / 懇親会 20:00〜21:30
  • 【大阪で開催】関西シネマテーブル設立 第一回課題映画―『ラ・ラ・ランド』

関西シネマテーブル設立記念イベントです。
シネマテーブルとは課題となった映画をそれぞれ事前に観てから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合う会です。

  課題映画は
      『ラ・ラ・ランド

TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ二条他 京阪神の各劇場にて公開
公開劇場一覧




<タイムテーブル>
17:30 受付開始
18:00〜20:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
20:00〜21:30 懇親会

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


■会場:ラポーティア
*西大橋駅2番出口/四ツ橋駅2番出口/本町駅23番出口より徒歩7分。オリックス劇場左隣
*本町駅は路線により23番出口まで移動時間がかかりますのでご注意ください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。    

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズファイナル! 熱田神宮参拝&クロージングパーティ

特別イベント

  • 2016年3月19日(日) 受付開始17:00 読書会17:30~20:30
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズファイナル! 熱田神宮参拝&クロージングパーティ

名古屋のこと、そこに住んでいる人達のこと、どれだけ知っていますか?

話題の男子禁制BL読書会などで猫町倶楽部ととっても縁の深い名古屋在住の作家、吉川トリコさん。中日新聞ほっとweb上で連載された「名古屋16話」の書籍化を記念して、月一開催、名古屋16区を縦断する読書会を開催しています。
毎回それぞれの土地、それぞれのお店で趣向をこらした催しを企画。
16区を巡る冒険、最後は…「熱田区」!

特殊な土地として語られることの多い街、名古屋。
この街を好きな人も、複雑な思いを持つ人も、
本を読み、語り合うことで新しい何かを見つけに行きませんか?

課題本はもちろん
  吉川トリコ「名古屋16話
第十六話「夏休みの思い出」のみの読了で参加OKです!

今回は有志で熱田神宮にて参拝を済ませたあと、
近隣の会場で読書会&クロージングパーティを行います。


熱田神宮参拝に参加希望される方は、申込時にて「熱田神宮参拝&読書会/パーティーに参加」を選択し、15:15までに熱田神宮南門に集合してください。サポーターが案内します。
熱田神宮地図 
※雨天の場合は中止、読書会のみの催行となります。
mixi・名古屋月曜会コミュニティ
トリコ組twitterアカウント
にてお知らせしますので、ご確認ください。

熱田神宮参拝に参加せず読書会からのご参加の方は、申し込み時に「読書会/パーティーのみ参加」を選択し、直接読書会の会場 伊太利食房ZenZero 神宮店へお越しください!17:00~受付開始になります。


■これまで16話ツアーズに参加してくれた人にも、今回が初めての参加という人にも楽しめるような企画を進行中です。

■会場:伊太利食房ZenZero 神宮店
   JR熱田駅より徒歩5分
   地下鉄神宮西より徒歩12分


<タイムスケジュール>
15:15 熱田神宮南門集合
15:30 参拝~散策
16:30 読書会会場へ出発

17:00~17:30 読書会受付
17:30~20:30 読書会&クロージングパーティ


■参加条件:課題本「名古屋16話」第十六話の読了
 ※第十六話のみの読了で参加出来ます。
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年3月18日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】 遠藤 周作著「沈黙」 

【福岡文学サロン月曜会】

3月の課題本は

    遠藤周作著「沈黙」

 

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年3月11日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00 懇親会20:15~22:15
  • ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」

3月の課題本は
  
  ピエール・バイヤール著
    「読んでいない本について堂々と語る方法」(筑摩書房)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 3月11日(土) 13:45受付開始 14:00~読書会&レクチャー 18:00~懇親会
  • 『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』ゲスト:萩原健太

※ご要望にお応えし「レクチャーのみ」の募集を追加したしました。

2016年のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。ディランに興味はあっても50年以上にもおよぶ活動の中で生み出された膨大な作品の中から何をどう聴けばよいのかわからないという人も多いはず。そこで猫町倶楽部 東京藝術部ではゲストに音楽評論家の萩原健太さんをお招きしてボブ・ディラン読書会&レクチャーを開催。ディランファンはもちろんのこと、聴いたことがない、イマイチよさがわからないというディラン初心者も大歓迎。

課題本は
萩原健太著『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』 (ele-king books)

*************AMAZONより内容紹介より抜粋****************
ボブ・ディランとは何者なのか、彼は何を歌ってきたのか、
50年以上にもおよぶ活動の歩みをディスコグラフィ形式で綴る、渾身の書き下ろし!

ポップ・ミュージックに「歌詞マニア」を生んだと言われるボブ・ディランは、実際、これまで様々な解釈で語られている。
いったい、ディランは何がすごいのか……
レコードを通してそれを経験してきた日本で暮らすぼくたちにとって、それはどんなものだったのか……
およそ50年のあいだに残された、50枚以上のスタジオ盤/ライヴ盤/ベスト盤/シングルなどを解説しながら、
ポップ史上もっとも議論を呼んできた偉人の作品を萩原健太が詳述し、ぼくたちの“ボブ・ディラン”を浮彫にする。
*******************************************************
■読書会参加条件(レクチャーのみの方は適用除外)
課題本の読了と収録されている作品の中から1作品以上を聴いてくることが参加条件です。

※参考 『萩原健太が選ぶ”ディラン初心者はまずこれを聴け!3作品”』
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(1965)
『血の轍』(1975)
『モダン・タイムズ』(2006)



■タイムテーブル
13:45-14:00受付
14:00-15:40 「ボブ・ディランは何を歌ってきたのか」読書会(100分)
15:40-15:50 休憩  
 (※レクチャーのみ受付15:35~)
15:50-17:30 レクチャー(質疑応答含め100分)
17:40 終了
18:00~懇親会


※猫町倶楽部-藝術部のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。



開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年3月5日(日) 14:00 受付開始  14:30~18:00猫町式句会  18:30~20:30 懇親会
  • 【名古屋で初開催】俳句いきなり入門『猫町式作らない句会』

今、俳句がオモシロい!

昨年「これ、絶対流行らせたい!」とゲストの千野帽子さんを唸らせた「猫町式カード句会」いよいよ開催します。カードゲームを取り入れた猫町倶楽部オリジナル句会です。

そもそも「句会」ってなに?
「俳句を作ったり批評しあったりする集まり」と大辞林には出てきますが…

〈大丈夫です。俳句経験ゼロでも、一句も俳句を作らなくても、句会には参加できます。〉ときっぱり言ってくれるのが今回の課題本「俳句いきなり入門」千野帽子著。

〈俳人は路上でギターを弾き語りするソングライターではなくて「季語」と「それ以外」という二枚のディスクを選んでつなげるDJだ。〉

なんか…なんか、意外にカッコいい?
俳句は自分語りのツールでも表現でもない。「俳句いきなり入門」は
〈俳句への先入観を一旦チャラにして〉
〈自分の外に出るためのゲームとしてとらえなおす本〉です。

この課題本を読んで参戦する猫町式句会、ゲームのディーラーは千野さん。
千野さんが選んでくださった10句を参加者全員で選句(人気投票)し、希望者でテーブルを囲んでゲーム開始。
ディーラーが人気の句から評を聞いていきます。

自分の選んだ句を千野さんやみんなはどう評するのか?感じたままに自由に評して、聞いていくうちに2ラウンド終われば、きっと句会の楽しさにハマってるはず。

猫町倶楽部ではおなじみの書評家豊崎由美さんも超オシの
大人気トークライブ句会「東京マッハ Vol18」は昨年北軽井沢で開催され、次は名古屋?…の前哨戦となるか!?

あなたもぜひ、その歴史的瞬間に立ち会ってみてください。

【ゲストプロフィール:千野帽子】
福岡市生まれ。フランス政府給費留学生としてソルボンヌ大学博士課程修了。大学教授の傍ら2004年から休日のみの文筆業として『ユリイカ』などで執筆開始。文芸評論家、エッセイスト、俳人として著書、連載多数。毎回即日満席になるトークライブ句会「東京マッハ」を堀本裕樹、長嶋有、米本光一とともに18回開催。2016年6月猫町倶楽部名古屋月曜会旅行ゲスト。

◆参加条件 「俳句いきなり入門」千野帽子著 の読了。
新書版で、句会の楽しさから入るわかりやすい入門書です。

◆ドレスコード:なし

◆タイムスケジュール
14:00 受付開始 
14:30 開会・猫町式カード句会の説明
14:50~16:00 カード句会 1ラウンド 
   (休憩 10分)
16:10~17:20 カード句会 2ラウンド 
17:30~18:00 質疑応答
18:30~20:30 懇親会

◆参加費
猫町式句会のみ参加 2000円(1ドリンク付・税込)
猫町式句会、懇親会セット参加 6000円(税込)

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年3月4日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • 織田 作之助著「夫婦善哉 決定版」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

3月の課題本は

    織田 作之助著
        「夫婦善哉 決定版」 (新潮文庫)
※決定版には2007年(平成19年)に発見された『続夫婦善哉』が収録されています。
 
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年3月4日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~18:00 懇親会18:15~20:30
  • 【男子禁制猫町BL読書会】 第七回  秀良子「宇田川町で待っててよ。」

お待たせしました!
猫町BL読書会(通称トリコ組) 第7回開催です。

ご自身もジェンダーフリーな作品を書かれていらっしゃる名古屋在住の小説家・吉川トリコさんとともにBL(ボーイズラブ)作品で読書会開催します。

BLを読んだことはないけれど、ちょっと興味があるという方、大歓迎です!
読書会に初めて参加される方も沢山いらっしゃいます。


第7回の課題本は
  秀良子「宇田川町で待っててよ。
   選書はもちろん吉川トリコさんです!

女装している同級生に恋をしてしまった男子高校生と、彼に想いを寄せられ戸惑う同級生二人の揺れ動く気持ちや、危うい初恋を描いた、秀良子さんのBL漫画です。
2015年には実写映画化もされ、様々な視点で話が盛り上がりそうなこの作品。
皆さん、一緒に語り合いましょう!


■参加条件:男性以外
課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■課題本にちなんで、今回のドレスコードは「フェミニン」です。
自分なりに取り入れた服装や小物でご来場ください。

■自己紹介の時にお勧めしたいBL作品がある方は、是非お持ちください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

お申し込み時のアンケート欄にて 以下より選択してください。
 ・BL作品を読むのは初めてです。
 ・今回の課題本以外にBL作品を読んでいます。(1〜10作品)
 ・今回の課題本以外に、BL作品を読んでいます(10作品以上)

男性はお二人参加限定で「懇親会のみ」参加受付します!
ただし懇親会といえども課題本の読了は必須条件です。
個別の申し込みは受け付けませんので、代表者がお二人まとめてお申し込みください。
懇親会費 : 3500円×2人  7000円(税別)
(お申し込み時のアンケートの「ご質問など」の欄に同伴者のお名前を入力してください)

※mixiに参加されている方は、HP申し込みをされたら、mixiコミュニティー猫町倶楽部「名古屋文学サロン月曜会」のイベントにてぜひ参加表明をお願いします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月26日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 遠藤 周作著『沈黙』 【シネマテーブル連動企画】

東京文学サロン月曜会の2月課題本は

  遠藤周作著「沈黙」

※シネマテーブル連動企画です。東京シネマテーブル水曜会の3月課題映画はマーティン・スコセッシ監督作品『沈黙‐サイレンス‐』を予定しております。


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年2月25日(土) 受付開始15:30 / シネマテーブル 16:00〜18:00 / 懇親会 18:00〜20:00
  • 『沈黙‐サイレンス‐』 【名古屋月曜会連動企画】

※今月は水曜日ではなく、2/25(土)開催、16:00スタートです。お間違えのないようにお願いいたします。

2月の名古屋シネマテーブルは文学サロン月曜会との連動企画。
  課題映画は
     『沈黙‐サイレンス‐

3/8(水)名古屋月曜会名古屋会場との連動企画です。
是非、合わせてご参加ください。


109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマ他市内劇場にて公開です。




◇シネマテーブル定例会では各テーブルに1名ずつ参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
これまでは開催前に依頼しておりましたが、1月から参加された方の中からテーブルごとに当日その場で決定することにしました。基本的にファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当となります。
ご理解とご協力をお願い致します。

<タイムテーブル>
15:30 受付開始
16:00〜18:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
18:00〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41989
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41502
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41966


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は2/22(水)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。


*メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って第2会場であるエレファントネストに集合してください。

◇名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください。
イベントの告知、メンバーの流の場としてmixiを利用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめします!
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年2月25日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • リンダ・グラットン他著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」

【福岡文学サロン月曜会】

2月の課題本は
 
  リンダ・グラットン著/アンドリュー・スコット著
   「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」東洋経済新報社


■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2017年2月25日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢猫町倶楽部】アントニオ・タブッキ著「インド夜想曲」

金沢文学サロン 2月の課題本は

 アントニオ・タブッキ著
    「インド夜想曲」(白水Uブックス) 

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年1月15日(日) 14:00~15:55 読書会 16:15~18:00 レクチャー 18:15~20:15 懇親会
  • 佐藤晃子の日本美術基礎講座 第二回

名古屋藝術部の2017年最初の読書会&レクチャー会が1月15日に藤が丘のJAZZ茶房靑猫にて開催されました。
課題本は矢島 新 (著), 山下 裕二 (著), 辻 惟雄 (著)「日本美術の発見者たち」、副読本は佐藤晃子(著)「画題で読み解く日本の絵画」でした。

DSC_0098.JPG
DSC_0105.JPG
佐藤晃子さんの日本美術基礎講座は今回2回目です。
前日からの寒波の中、34名が参加されました。

*2枚目の写真ウェルカムボードは猫町メンバーのおりがみさんの作品です。

最初に主宰のタツヤさんからご挨拶。
DSC_0113.JPG
 

第1部はテーブル毎にわかれて読書会


DSC_0134.JPG
「日本美術の発見者たち」は縄文土器から現代の岡本太郎まで、伊藤若冲のような高い技術の画家から、素朴な民芸まで様々な時代、ジャンルのあまり注目されていなかった作品を、誰がどのように評価していったかを書いた本です。
山下裕二と辻惟雄の師弟関係ならでは、忌憚のないやりとりも載っています。
個人的には山下さんの実は仏教美術が苦手という告白が面白かったです。日本美術と一言にいっても色々で、楽しみ方も色々です。

DSC_0135.JPG
DSC_0130.JPG
DSC_0123.JPG
読書会の中では以下のような話が出ました。

「今は有名になっている画家も評価されるようになったのが最近だったとは知らなかった。」
「曽我蕭白は絵を描く時に、自分できれいと思いながら書いたのだろうか」
「柳宗悦の発見する感性だけでなく、収集をしに全国を廻る熱意もすごい。」
「実際に使ってみないと分からない魅力もある。織部焼の緑の魅力は中に抹茶を入れてこそ分かる。」
「トマソンは今でいう「タグ付け」の先駆者。それが広まった要因では。」

自分で読んでた時は思わなかったことを聞けることも読書会の魅力の一つです。

DSC_0157.JPG
第2部は佐藤さんのレクチャー。
今回は曽我蕭白をメインに「日本美術の発見者たち」で出てきた画家についてのレクチャーでした。


曽我蕭白は高い技術がありながらも独特な画風のため、いまひとつ人気がない画家です。

曽我蕭白が書いた作品とそれを模倣した作品をならべて、どちらが曽我蕭白作か見極めるコーナーがありました。
下の作品はどちらが曽我蕭白が書いた作品でしょう?

DSC_0172.JPG
本物の方は服の描き方に着物感あるけど、模倣した作品は線を書いているだけになっているように見えます。
曽我蕭白は本人作のものでも、技術的にいまいちな作品もあるそうです。

下の写真は右の曽我蕭白の絵を元に、左の上村松園が書いたのではないかということでした。

C2MhUSlXgAMePxs.jpg
同じ画題を時代を経て別の人が描いたり、人によって表現の違いをみることで、美術についてまた興味をもてると思います。
副読本の「画題で読み解く日本の絵画」の表紙は曽我蕭白とのことでした。課題本の表紙も曽我蕭白でした。
だんだん曽我蕭白のことが気になってきた方は、三重県立美術館に作品がありますので、そちらへもどうぞ。

下の写真は本に出てきた長沢芦雪の虎の絵で、2017年秋に愛知県美術館で開催される長沢芦雪展で展示されます。

佐藤晃子さんもこの展覧会に関わっているとのことでした。
こちらも楽しみです。
C2MmTRuXEAE3SmH.jpg
 

高い技術に基づく画家の作品ばかりではなく、柳宗悦が収集した素朴な絵についても紹介がありました。
下の写真は日本民藝館の「築島物語絵巻」です。

DSC_0184.JPG
絵の他には赤瀬川原平による超芸術トマソンの紹介もありました。

DSC_0197.JPG のコピー
*トマソンとは元巨人の打てない4番打者の名前で、役に立たないのに大事にされているという意味で使われています。使い道がないが残ったままになっているドア等をトマソンという呼び方がされています。
上の写真の使う用途がなくなったドアみたいなものをトマソンと呼んでいます。

最後に熱田神宮宝物館で展示されている平家納経について紹介がありました。

読書会の最後に記念写真を撮りました。

DSC_0220.JPG
 

レクチャーのあとは懇親会です。今回の会場は串あげがおいしい「花あかり」でした。

今回の懇親会では最初は読書会でのテーブルで着席し、その後座席移動を行いました。
参加者の中には今回の読書会が初対面という方も多くいらっしゃいます。共通の本を読んでいるので、打ちとけやすい懇親会です。

懇親会では課題本のことや佐藤さんへ質問をしたりと楽しく過ごしました。
DSC_0230.JPG
佐藤さんの今年の注目の展覧会は京都国立博物館で行われる開館120周年の国宝展とのことでした。
また佐藤さんは国宝関連で本を執筆予定とのことです。

次の第3回の講座は2017年4月9日(日)の開催、課題本は未定です。
第3回目からの参加でもわかる内容になっています。ぜひご参加ください。

名古屋藝術部は絵画、音楽が好きな方、藝術には縁がなくてという方も奮っての参加をお待ちしております。
同じ興味をもつ人と知り合うことができたり、新しく興味をもつことが増えたり、今まで知っていたこと への理解が、より深まる機会があると思います。

2017年も猫町倶楽部、名古屋藝術部をよろしくお願いいたします。

文:めの、写真:あにき

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年1月11日(水) 
  • 月曜会名古屋会場中勘助「銀の匙」「犬 他一遍」

年が明けた1月11日(水)、KAKO柳橋店で猫町倶楽部月曜会名古屋会場定例会が行われました。今回で109回目となりますが、これが今年最初の定例会です。
会場の定員いっぱいの45名(うち初参加者7名)が集まり、賑やかなスタートになりました。



今回の課題本は昨年12月行われた名古屋月曜会のクリスマスパーティーでレコメンド大賞に選ばれた中勘助著作の「銀の匙」「犬 他一遍」です。

(クリスマスパーティ時の写真。左側のけいさんが持っているのが「銀の匙」)

どちらか一冊を選択して読書会に参加していただきました。中勘助が描かれているテーブル札は今回からサポーターになったなほこさんが描いてくれました。素敵なテーブル札で読書会への期待が高まります。


初めに代表であるタツヤさんから新年の挨拶を込めて一言。また著述家、ディレクターと幅広く活躍されている湯山玲子さんがご挨拶のみですが、忙しい中駆けつけてくれました。湯山さんには猫町倶楽部全体でお世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします。



さて、読書会がスタートです。今回は満員御礼ということでテーブル席が少し狭くなってしまったかもしれませんが……人数か、活気か、読書に対しての熱意か、会場はスタートから大盛り上がりになりました。
今回は課題本ごとにテーブルが違うので「銀の匙」が3テーブル、「犬」が2テーブルの合計5テーブルです。
銀の匙テーブルを覗いて、どんな意見が出ているか集めてみました。


「幼少期の世界をここまでみずみずしく描いているのはすごい」
「主人公は成長しているようで、肝心なところ(大切な人との別れ)でいつも逃げていてヤキモキした」
「当時ならでは生活描写がどうしても実感として想像しにくかった。その時代だったら・・」



「前編と後編では物語の雰囲気がガラッと変わるためどちらが好みか」
「あとで読み返すとまた違った発見があるかも」
「あまり好きになれなかった後編の話も好きになれそう」



みんなの意見を聞いたことで「もう一度読み返してみたい!」と思った方が多いみたいです。次に犬のテーブルを覗いてみました。



「銀の匙は白勘助、犬は黒勘助」
「男性の中勘助がここまで女性の心情を描けるのはすごい」
「女性が可哀想でならない」
「僧侶は女性の声にもっと耳を傾けて聞くべきだった。そうすれば良かったのに」
犬テーブルでは僧侶が女性に好かれるためにはどうしたら良かったのか、という議論も交わされていました。登場人物に思いを詰め込めるのも読書会ならではです。


読書会が終わり、ベストドレッサーの発表です。今回のドレスコードは「銀あるいは犬」。みなさんの工夫をこらしたドレスコードが目白押しです。



銀の靴を履いて来られた女性。スカートもシルバーグレーとファッションセンスがばっちりです。



学生時代に自分がデザインした犬のキャラクターを作成してきた男性。キャラクターに思い入れがあるのが伝わってきます。
全員で記念撮影!みなさん、おめでとうございます!



読書会の最後に課題本を選出したけいさんから一言いただきました。



「銀の匙を読んで感動した後に犬を読んで衝撃を受けたので、この衝撃をみんなと共有したかった。今日はそれが叶って、とても嬉しいです」
嬉しそうな顔で語った女性。参加者の方の嬉しい、楽しいが読書会の原動力です。



新規サポーターの紹介です。これから一年、よろしくお願いします!

名古屋会場サポーターが選んだ本日の一曲は銀の匙に合わせて、娘を想った有名な曲―Stevie Wonder「Isn’t She Lovely」




読書会の後は懇親会です。銀の匙に出てくる章魚坊主の連想から、こちらのお店です。課題本にちなんだお店で本について会話も弾むことでしょう。
新年を迎え、終始めでたい雰囲気に包まれて終わった名古屋会場。この一年も楽しさに包まれた読書会が続きますように。みなさんの次回のご参加、お待ちしております。


~ちょっとお知らせ~
参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会


文:月曜会名古屋会場サポーター
撮影:Yu、司馬 甲子太郎利家

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 東京藝術部 クラーナハ展関連企画 「クラーナハ“ルター”―イメージの模索」

東京藝術部

  • 2017年1月8日(日) 読書会&レクチャー 13:45~16:50
  • 東京藝術部 クラーナハ展関連企画 「クラーナハ“ルター”―イメージの模索」

東京藝術部では2017年1月に国立西洋美術館の『クラーナハ展』(2017年1月に開催終了)に合せ、国立西洋美術館研究員の新藤淳さんをお迎えしてレクチャー付読書会を上野にて開催しました。

課題本は選択制。
マルティン・ヴァルンケ著『クラーナハ“ルター”』もしくは、『ドイツ・ルネサンスの挑戦 デューラーとクラーナハ』でした。


 

まずは主宰のタツヤさんからご挨拶。


続いて国立西洋美術館の新藤さんからご挨拶。新藤さんは2015年『No musium.No Life』の鑑賞会以来のご参加です。猫町倶楽部で国立西洋美術館単独の企画を取り上げるのは、初めての試みになります。



 

最初は読書会から。各グループに分かれ、課題本、展示について語り合います。当日改めて展示を観てきて興奮冷めやらぬ方や課題本以外の参考文献を読んできている方も多数いらっしゃいました。


 

各テーブルに新藤さんにも参加頂き、課題本や展示に関する疑問を答えて頂きました。


 

特に今回クラナーハと影響を受けた後世の美術家の作品も展示されていた背景等の質問が目立ちました。


 

続いては、レクチャー。ドイツルネサンスのデューラーを専門とする新藤さん視点から解説頂きました。宗教改革、ルターとの関係性、クラナーハのビジネス才覚、イタリアのルネサンスとの関係、女性像の不思議な体型の謎等、展示だけでは分からない解説が多く、クラーナハへの理解が深まりました。

 





懇親会では、各グループごとに意見交換したり、新藤さんを囲んで、語り合いました。美術に対する真摯な姿勢でかつ幅広い知識をお持ちの新藤さんと参加者との議論も現代美術から思想まで多岐にわたり、非常に盛り上がりました。


 


学芸員の方に展示の背景等を色々聞ける事は非常に貴重な機会でした。今後も東京藝術部としては色々な展示会を取り上げられたらとサポーター一同考えております。

文 麻子  写真 きむ,麻子

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【物語風開催レポート】関西文学サロン月曜会 第23回「クラウド・コレクター」

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年1月7日(土曜日) 
  • 【物語風開催レポート】関西文学サロン月曜会 第23回「クラウド・コレクター」

まっさらな一年が始まって間もない、2017年1月7日土曜日。

ぼくは会社の休みに京都の本屋、恵文社一乗寺店に来ていた。理由はもちろん、本が好きだからだ。
店内には独自のセンスが光る本達が、行儀よく陳列されている。昭和の香りを感じる実用書の文庫本、ジョルジュ・バタイユの怪しげでエロティックな本。
ゆっくりと店内を見て回る。ぼくは本屋で、「その時のぼくに必然な本」を探し出す行為が好きだ。
ふと、目線を下にやると、チョコレート色の重厚な本が目に飛び込んできた。表紙の真ん中には、シルクハットをかぶった猫のマーク。そのすぐ下に、「猫町倶楽部」と金色の文字。
これだ!と思った。これが今のぼくに必然な本だ。胸が高鳴り、ドキドキしながらその本を手に取った。ずっしりとした、心地よい重みだ。ぼくはその本の一ページ目を開いてみた。真っ白だ。心なしか、酒の香りがする。
その瞬間、強い目眩を感じて、足が崩れ落ちそうになった。そして開いたページが強力な引力を発したように、ぼくは本の中へぐいーっと引き込まれていった。

頭が痛くてボーッとする。ここはどこだろう。ふと足元を見やると、一枚のカードが落ちている。



猫のマークと猫町倶楽部という文字。さっきの本にもあったけど、これは一体何なんだろうか。ここはどこで、ぼくはどうなってしまったんだろう。
ええい、こうなったらこの「本の中の世界」を、心ゆくまで探検してやろう。ぼくは元来、好奇心旺盛で前向きだ。
まずあたりを見回すと、目の前に緑の扉がある。とりあえず、開けてみよう。ぼくは扉をギィと開けた。小さな黒板に、「関西文学サロン月曜会 クラウド・コレクター」と書かれている。



「クラウド・コレクター」。ぼくはこの本を15年ほど前、12歳の時に読んだことがある。
これは、現クラフト・エヴィング商會の先代である祖父が主人公の、不思議な国アゾットの旅行記だ。

ぼくは当時物語に感化されて、道端で拾った空壜を収集したり、台所の棚にある父の洋酒をこっそり持ち出してデタラメにブレンドした「オリジナル酒」をつくったり(もちろん後でこっぴどくしかられた)、近所の古道具屋で買ったタロットカードで妹を占ったり、父のフェルト帽を葉っぱや折り紙や鳥の羽で飾りつけた「とてもイカした帽子」をかぶって近所を練り歩いたりした(今度は父だけでなく母にもしかられた)。

「こんにちは」



昔の思い出にふけっていたら、目の前のテーブルの女性に声をかけられた。と思ったが、それはぼくに対してかけられたものではなく、左斜め前の別の男性に対してのものだった。
山高帽にネイビーの上質なウールのコートを着ている、背の高い男性だ。自分の名前を伝えている。どうやら受付を済ませているらしい。何かの集まりの会なんだろうか。

室内をぐるりと見回すと、真ん中に2つのテーブルとイスが16脚。人がまばらにいる。



おかしい。何かがおかしい。
ぼくは誰の目にもとまらないし、誰にも声をかけられない。どうやらここの人々には、”まるでぼくが見えていない”みたいなのだ。これはどういうことだろう。ぼくはこの世界で透明人間になってしまったのだろうか。
仕方がない、これはこれとして楽しむことにしよう。ぼくはやはり前向きなのだ。
そしてぼくは密やかな来訪者として、この会を心ゆくまで観察してみることにした。

会場には、時の流れのあたたかみを感じる不思議な飾り物がある。





アヒルの置物、ホルン、花のモチーフの窓、「ルミちゃん」という猫のイラスト。好ましい。







ポツリポツリと、男女で席が埋まっていく。間もなく、一人の女性が前に立って会の始まりを告げた。



話を聞くと、これはどうやら読書会というものらしい。課題本を読んで、その内容について語り合う。そこには一つだけルールがある。
「他人の意見を否定しない」
適度な距離感を保ちながらお互いを尊重する、大人の社交場だ。そして読書会は始まった。



「お酒がたくさん出てくるけど、みんなはどのお酒が好き?」
「アゾットとは、水銀・万能薬・全てを内包している、という意味」



「ハードカバーは写真、文庫本はイラストが挿絵。どちらも素敵!」
「ただモノを売るのではなく、物語を込めて売るというお酒の売り方を考案したのがすごい。いつか商売人になる日がきたら、こういう売り方をしたいな」

お菓子と飲み物が用意されていて、それをつまみながら会話に花が咲く。この日のお菓子は、「俵屋吉富の福豆」「聖護院八ッ橋の新年バージョン」。



中には本の内容にちなんでタロットカードを持ってきた人もいて、皆が占ってもらうことになった。こういう予想外の展開になることも、また楽しいことだ。

華やかな盛り上がりの中、ベストドレッサー賞というものを決める時間になった。この読書会には、毎回課題本にちなんだドレスコードがあり、各テーブルごとに代表の1名が選出されるようだ。今回のテーマは「酉(とり)」。といってもかしこまったものではなく、鳥の形のボールペンや、羽のネックレス、千鳥格子の服など、みんな気軽に楽しんでいる。



読書会後は、懇親会のはじまりだ。
くんくん、いいにおいがする。いつの間にか長机に料理が並んでいる。毎回課題本にちなんだ、スーフルというお店のケータリングの料理のようだ。今回は、「世界各国のお正月料理」。

~お品がき~
・豚のソーセージと豆ソース(イタリア)
・トルタデフランゴ(ブラジル)
・トック入りのスープ(韓国)
・シュトレン(ドイツ)





とてもおいしそうだ。ぼくは周りの人が見ていない隙に、少しずつ料理を拝借した。
豚のソーセージは、肉の香りとうまみがダイレクトに伝わってくる。トルタデフランゴは、鶏肉・コーン・グリーンピース・玉ねぎの、具材がぎっしり詰まったキッシュだ。トック入りスープは、ピリリとした辛さがやみつきになる。シュトレンは、ドライフルーツのしなやかな甘酸っぱさが心地いい。



みんなも料理に舌鼓を打ちながら、読書会のつづきの話で盛り上がる。



そろそろ懇親会もお開きの時間だ。この後さらに3次会に行く人たちもいるようだ。
つかの間の夢のような時間の後、みんないつもの日常へ戻っていく。

結局ぼくは最後まで誰の目にも触れず、透明な存在のままだった。誰もぼくを見つけなかった。けれど、不思議と寂しくはない。むしろ、じんわりとあたたかいものが胸に広がっている。
どうしてだろうか。ずっと忘れていた、幼い頃のことを思い出したからだろうか。それとも、みんなが楽しそうにしていたからだろうか。いや、同じ本を読んだ後の感覚を、誰かと共有できたからかもしれない。会話には参加できなかったけれど、なんだか見えない糸でみんなと繋がっている気がした。
ぼくはこれを感じたくて、この世界に迷い込んできたのかもしれない。

バーカウンターに1本だけ残っていた青の酒瓶を手に取った。
本の影響だろうか。何だか急に酒が飲みたくなってきた。瓶に直接口をつけて、ゴクリと一口飲み込んだ。
喉が燃えるように熱い。熱は一瞬で全身に広がり、体全体がメラメラと炎上しているような感覚に飲まれた。燃えて燃えて燃えて・・・・・・意識が薄くなっていったーーーーーー。

緑の扉がギィと閉まる。そこへギラリと黄色い目を光らせた黒猫が、さらりと踊り出た。口にくしゃくしゃの紙をくわえている。ポトリ、とそれを落とすと、夜の闇の中に消えていった。



「次回は2017年2月11日(土)、倉橋由美子『暗い旅』(河出文庫)、ドレスコードはダークカラー」

文章・写真:あおい

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月17日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】ウィリアム・サマセット モーム「月と六ペンス」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

2月の課題本は
  ウィリアム・サマセット モーム
     「月と六ペンス」 (光文社古典新訳文庫)
※出版社はどこのものでも可。


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2017年2月11日(祝・土) 受付開始13:15 読書会&レクチャー13:30~16:50 懇親会17:15~
  • 「ゴッホの手紙」

名古屋藝術部では現在愛知県美術館で開催されている「ゴッホとゴーギャン展」の関連イベントとして「ゴッホの手紙」を課題本とした読書会を開催します。
読書会後には愛知県美術館の担当学芸員の森美樹さんによるレクチャーを予定しております。

課題本は
「ゴッホの手紙」  (岩波書店)
上・中・下巻の中より1冊お選び下さい。
※お申し込み時のアンケート欄で選択して下さい。



※名古屋文学サロン月曜会でも連動企画としてゴーギャンをモデルとして書かれたサマセット・モームの「月と六ペンス」を課題本とした読書会を開催致します。

<タイムスケジュール>
受付開始 13:15
読書会  13:30~15:25
休憩   15:25~15:40
レクチャー 15:40~16:40 
(講師:ゴッホとゴーギャン展担当学芸員 森美樹さん)
終了   16:50
懇親会  17:15~

■参加条件:課題本の読了(1冊お選び下さい)
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■ドレスコードは任意です。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2017年2月8日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜
  • 『ネオン・デーモン』

2月の東京シネマテーブル 課題映画は

ニコラス・ウィンディング・レフン監督
エル・ファニング主演 『ネオン・デーモン』です。

TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ新宿にて公開中です。




【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 懇親会
フリートーク~ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
*食事のスタートは21:00の懇親会からとなります。

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。

【会場名】
渋谷 ザ ギャンゲット バイ モジャ
*渋谷駅ハチ公口より徒歩6分。
*会場に一番近いのは渋谷駅13a出口です。


*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/39240
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/37571


■シネマテーブル定例会では各テーブルに1人ずつ、参加者からファシリテーター(進行役)をお願いしております。
基本的にはテーブルの中でファシリテーター未経験者で参加回数の多い方が担当することになります。
みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月11日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • 倉橋由美子「暗い旅」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

2月の課題本は
   倉橋由美子「暗い旅」(河出文庫)

 
  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月8日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】岸本 佐知子 (編訳) 「変愛小説集」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します


2月の課題本は
   岸本 佐知子 (編訳) 「変愛小説集」 (講談社文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年1月27日(金) 受付開始 18:40  読書会・落語会 19:00~22:00
  • 【会場は大須】「落語百選 冬」ゲスト:雷門福三

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは特別会場(大須)です。お間違えのないようお願い致します。

1月の課題本は12月のクリスマス・パーティーでレコメンド大賞第一位を獲得したちかおのレコメンド本
 
  「落語百選 冬」(ちくま文庫)

今回はゲストに名古屋の人気落語家 雷門福三さんをお迎えしての開催です。

【タイムテーブル】
18:40 受付開始
19:00 オープニング
19:10 読書会~落語会
22:00 終了

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年1月26日(木) 受付開始19:00 読書会19:30~21:00
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズ! 第十五話 南区

名古屋のこと、そこに住んでいる人達のこと、どれだけ知っていますか?

話題の男子禁制BL読書会などで猫町倶楽部ととっても縁の深い名古屋在住の作家、吉川トリコさん。中日新聞ほっとweb上で連載された「名古屋16話」の書籍化を記念して、月一開催、名古屋16区を縦断する読書会を開催しています。
毎回それぞれの土地、それぞれのお店で趣向をこらした催しを企画。
今回は「南区」!!!

特殊な土地として語られることの多い街、名古屋。
この街を好きな人も、複雑な思いを持つ人も、
本を読み、語り合うことで新しい何かを見つけに行きませんか?

課題本はもちろん
  吉川トリコ「名古屋16話
第十五話「あの娘といた夜」のみの読了で参加OKです!

■会場:『隠れ家ギャラリー えん
  名古屋市南区呼続一丁目10-23
   名鉄本線呼続駅より徒歩5分
   地下鉄妙音通駅より徒歩10分

隠れ家ギャラリーえんは名古屋の南にひっそり佇む、築85年の日本家屋を利用したカフェ&ギャラリーです。
「水泡珈琲焙煎屋」としてコーヒー豆の自家焙煎・販売も行っているマスターのコーヒーは美味しいだけでなくほっこり暖かい気持ちになれます。
普段はあまり遅くまで営業していないお店ですが、今回はご厚意で読書会のために特別に夜営業していただけることになりました!
名古屋16話ツアーズもあと2回。16話ツアーズへの参加が初めての方もぜひ旅の道連れに立ち寄ってみてください。

<タイムスケジュール>
  19:00~19:30  受付
  19:30~21:00  読書会


■参加費:(1ドリンク+お茶菓子で参加)税込1620円
      (1ドリンク+軽食で参加)   税込1944円
  どちらかお選びください。
  学生の方は300円引きになります。当日必ず学生証をお持ちください。


■参加条件:課題本「名古屋16話」第十五話の読了
 ※第十五話のみの読了で参加出来ます。
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年12月18日(日) 読書会16:00~18:30、クリスマスパーティー18:30~21:30
  • 【動画付】東京猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2016

師走の慌ただしい雰囲気がクリスマスの興奮へと彩られてゆく12月18日、東京猫町倶楽部のクリスマスパーティー 2016が開催されました。今年新たに発足したフィロソフィア東京も含め、アウトプット勉強会、文学サロン月曜会、シネマテーブル水曜会、東京藝術部、猫町UG(アンダーグラウンド)という、東京猫町倶楽部の全分科会が1度に集結する一大イベントになることに。

今回の会場は、アジアンテイストなカフェ・モンスーンカフェ代官山。文学サロン月曜会では3次会のお店として普段使わせてもらっているこの場所を、本日は猫町倶楽部のクリスマス会のために特別貸切。サポーター・参加者含めこの日は240人近くが集まりました。お店のインテリアもすっかりクリスマス仕様、今日はいつもと違う特別な一日。


 


本日の各分科会の課題本/課題映画は以下の通り。

・アウトプット勉強会 – リンダ・グラットン『LIFESHFT(ライフシフト)』

・文学サロン月曜会 – トールマン・カポーティ『誕生日の子どもたち』

・東京藝術部 – マルセル・デュシャン『デュシャンは語る』

・フィロソフィア東京 – プラトン『ソクラテスの弁明』

・猫町UG(アンダーグラウンド) – 鹿島茂『SとM』

・シネマテーブル水曜会 – 新海誠『君の名は。』


 

それぞれ個性の違う分科会、課題本(映画)を一瞥するだけでその特色が伝わってきます。

受付も普段と違う華やかな感じ。会場は全3階、1・2Fと3Fの二つ分かれて読書会のテーブルが設営されています。


 

当日は250名近い参加者ということで受付も慌ただしい雰囲気ですが、この日は全分科会のサポーターが集合していることもあって、混乱もなく誘導が進んでいます。

猫町俱楽部のサポーターは、読書会に参加していくなかで一緒に盛り上げていきたい!と思った人たちによるボランティアスタッフ。条件はこれまで猫町に4回以上参加したことがある人ということで、猫町に参加して1年経たなくてもサポーターに立候補する人も毎年生まれています。


 


 

この日は猫町俱楽部の読書会に初参加の人が40名以上来られているということもあり、普段以上にサポーターの気配りが行き届くよう丁寧な対応を心掛けています。何年も続けてきているということで常連さんもおりますが、まずは初参加の人たちが楽しめる場を作る事、それはサポーター全員の共通認識。


 


 

司会の挨拶が終わった後、それぞれのテーブルで読書会の開始。猫町倶楽部のルールはたった一つ、「参加者の意見を否定しないこと」。課題本に文句があっても全然OK。読書会経験者の中から当日決めるファシリテーターの進行に沿って、それぞれで話が盛り上がっていきます。


 






アウトプット勉強会のテーブルで話題になるのは、来るべき長寿100年時代へのライフプラン。仕事や家族、資産についての具体的なトピックについて話し合いながらも、普段と違うパーティー仕様な会場に浮かれることなく、未来と将来にむけての議論の場となっています。


 

文学サロン月曜会の課題本は、少年とクリスマスに関わる短編集。カポーティの少年時代に自分を重ね合わせる人、無垢さに危うさを感じる人、文学の感想は人それぞれ。ドレスコードや会場について慣れていることもあって、比較的リラックスしたムード。申込みも一番人気でした。


 

東京藝術部で取り上げたのは20世紀における最も有名な芸術家の一人、マルセル・デュシャンのインタビュー。先月開催された東京都写真美術館でのレクチャー企画のゲスト、杉本博司さんも大きな影響を受けたというその芸術観について、深く広く話が広がっています。


 

東京フィロソフィアの課題本は、先週の定例会で取り上げた『饗宴』に続いてプラトンの著作を。歴史上の哲学者の中でも最も有名な人物の、最後に残した言葉について掘り下げていきます。多くの翻訳が出版されている本作、なんでも最近になって関西弁訳というものも出たんだとか。


 

猫町UG(アンダーグラウンド)では、SMの歴史について文学史や宗教と絡めて語られた、文学者による文明論。個人の性癖から文学、そして歴史へと縦横無尽に語られるそのテーブルは参加者こそ決して多くはないものの、大人の世界を決して下品になることなく語り楽しむ内容は、間違いなく一番濃密な読書会となっていました。


シネマテーブル水曜会の課題映画は、社会現象にもなった大ヒット作。今年8月の公開ながら年末になっても多くの映画館で上映されており、今回の課題映画に選ばれたから観たという人もちらほら。初参加者の割合も全分科会で一番高く、新鮮な賑わいで満ちていました。


 

時間も過ぎてあっという間の100分間。読書会終了後はプレゼント本の交換タイム。この日のために参加者が持参してきたお勧め本、読んでほしい本、プレゼントしたい本。それぞれがプレゼント本のプレゼン(?)後、クリスマスなBGMに合わせそれぞれのテーブルで本を交換することに。BGMが止まった瞬間に手元にある本が贈り物、ラッピングされた本には紹介カードを添えて貴方へと届きます。普段は手に取らない本でも不意にこの手に届いてしまう、今日は本の交差点。


読書会の最後は集合写真。今宵の読書会に集った240名ともなると壮観ですね。



 

そしてここからはクリスマスパーティー!エスニックな内装を照らす、会場内に煌めくシャンデリア。料理とお酒を楽しみながら、課題本について話したりない人、会場を探索する人、久々の再会に会話も募る人。楽しみ方は人それぞれ。


 

シャンデリアの煌きが、華やかな雰囲気をコーディネート。読書会の盛り上がりも冷めぬまま、この日はこれからが本番の人も?


この時間からは猫町倶楽部に縁のあるゲストにも多数参加して頂きました。以下、敬称略、順不同で紹介させて頂きますと、吉川浩満(文筆家)、紫原明子(エッセイスト)、五百田達成(作家・心理カウンセラー、読書会から参加)、一鬼のこ(ロープアーティスト)、安田理央(フリーライター)、駒井稔(光文社古典新訳編集長)、小沢カオル(漫画家)、二村ヒトシ(AV監督)、芳麗(ライター)、小野美由紀(文筆家)。参加して頂いた皆様には改めて感謝を。

懇親会の時間には会場のあちこちで各分科会のブースも開かれていました。参加したことがない分科会の内容が気になる人、これまでの課題本が気になる人、入れ替わり人が話し行き交っていました。また、過去課題本の人気投票を行っているブースも。来年参加してみたい分科会は見つかりましたか?


 


 

また、3階では猫町ナイトが開催!このイベントの為に店内にDJブースを設置し、サポーターが入れ替わりDJを。「ダンスフロアから失われたチークタイムを復活させる!」「音楽好きのメンバー・文化人がいきなりクラブデビュー!」がコンセプトのこの企画、サポーターもこの日DJ初体験なんてのもよくあること。クラブで踊るというと尻込みする人も多いかもしれませんが、やっていることは読書会と同じこと。DJがファシリテーターで、場を面白くするのは参加者の皆様次第。もちろんルールだって同じ、踊って楽しむ姿は誰にも否定されません。






そしてパーティー途中では、2階エントランスでベストドレッサー企画のファッションショーが行われました。本日のドレスコードに合わせたお召し物の中で、格別素晴らしかった方たちにペアになってもらってのランウェイ。ドレスコードにちなんだフォーマルな装いからサンタクロースまで、和装ではクリスマスツリーをモチーフにした帯留めなど、猫町クリスマスパーティーに相応しい、華やかさと大人の遊び心に溢れたショーとなりました。


 

フィロソフィアサポーター、ヘイデンさんのシスター衣裳からブラック・キャットスーツへの早着替えは圧巻!司会進行のチアキさんからは「ドレスコードはこれくらいやらなくちゃね!?やるよね!」と楽しみ方を堪能しているコメントを。


 


 

終わり間際には「チアキさんのファッションも紹介して〜」とのギャラリーの声に、衣裳を披露するチアキさん。白無垢をおもわせる和洋折衷の白いドレスはお手製だとか!金髪に映えます。


 

ファッションショーのブレイクを挟んで再び猫町ナイト。後半戦を飾るのはゲスト、吉川浩満!猫町ナイトでは既に何度もDJを経験しているだけあって慣れたもの。途中にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの曲を流すなど読書会ならではの選曲も。


 

そこからスペシャルパフォーマンスやチークタイム、ゲスト・紫原明子さんの飛び入りDJなど盛りだくさん。そして最後は今期のヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディング曲、通称「恋ダンス」をみんなで踊ってクロージング。


 


 


 


 



あっという間の約6時間、2016年の東京猫町俱楽部最後のイベントは大成功のうちに終了しました。来年も新年8日の東京藝術部のイベントを皮切りに、それぞれの分科会で読書会/シネマテーブルが開催されています。今回参加して頂いた人、初参加で来て頂いた人、読書会が気になってるけど参加を迷っている人、よろしければまずは一番興味のある分科会に足を運んでみて下さい。サポーターが歓迎してくれますし、まずは続けて3回参加してみると、その面白さがきっと理解してもらえると思います。2017年も猫町倶楽部をよろしくお願いします。


 

文責:次郎

写真:きむ、ぎょく、すぎゆり、たく、sui

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 12/17(土) 関西アウトプット勉強会・月曜会合同 「クリスマス読書会&パーティー2016」

特別イベント

  • 2016年12月17日(土) 
  • 12/17(土) 関西アウトプット勉強会・月曜会合同 「クリスマス読書会&パーティー2016」

12月17日(土)、関西アウトプット勉強会・月曜会合同開催「クリスマスパーティー2016」が開催されました!今年の会場は、大阪・堺筋本町駅を降りてすぐのベルギービール専門店「ドルフィンズ」。

12月の読書会は毎月の定例会とは少し違い、読書会とクリスマスパーティーが両方楽しめる会。

開始前からサポーターもウキウキ、事前準備にもいつも以上に力が入ります。


普段は関西アウトプット勉強会だけに参加している人も、月曜会だけの人も今日は皆一同に集まり、参加者は初参加者5名を含む58名にのぼりました!(ありがとうございます!)

読書会スタート!





課題本は橋爪三郎著「教養としての聖書」。
この本では聖書から『創世記』『出エジプト記』『申命記』『マルコによる福音書』『ローマ人への手紙』『ヨハネの黙示録』の6章に視点を絞り、著者と受講生の対話式で解説が進みます。初心者にとっても分かりやすよう解説した、ちょっと気軽に読める聖書と言えるかもしれません。

聖書やキリスト教には馴染みがない!という方も(私含め)多かったですが、「だからこそ面白く読めた!」、「これまで疑問に思っていたことが解けた」などなど、皆の話を聞いて理解が深まったという声も。色々な参加者との会話を通してアウトプットができる読書会ならではの良いところだと思います。


今回はクリスマスパーティーということもあり、ドレスコードは「クリスマス、あるいはセミ・フォーマル」。

各テーブルから1名ずつ選ばれた、ベストドレッサー賞受賞の皆さんです!

クリスマスにちなんだモチーフの装飾をつけられたり、サンタクロースのネクタイをされた方などなど・・・皆さん工夫を凝らして臨んでくださり、会を盛り上げてくれました!受賞者の皆さん、おめでとうございます(^^)

読書会後は、待ちに待ったクリスマスパーティー!
パーティーでは、美味しいお料理と会話を楽しみつつ、イベント企画も。
女装バトルでは、参加者4名で互いの女装っぷりを競い合いました。

中には女子顔負けの可愛さの人も・・・皆さんクオリティが高い!







見事優勝したのはこの人!! ↓↓↓↓↓↓




女装企画の後は、チーム対抗クイズ戦!
クイズ内容はクリスマスにちなんだものなどなど、合計5問。

第1問、「日本で初めてクリスマスが行われたのは、現在の何県?」
お題が出されたあとは、チームみんなで話し合い。

答えは、Bの山口県!日本で初めてクリスマスを祝った山口県では、なんと毎年12月、山口市が「クリスマス市」となってクリスマスにちなんだイベントを沢山開催するそうですよ。

得点の多かったチームから、プレゼント本を選びます!どんな本が当たるかは、開けてからのお楽しみ。皆さん、どうだったでしょうか?

会の最後は、参加者全員で集合写真をパチリ。

関西アウトプット勉強会と月曜会の合同開催クリスマスパーティーは、初開催となった昨年から今年で二回目を迎えました。来年も、楽しくて有意義な時間を皆様に過ごしていただけるよう、関西猫町サポーター一同全力で邁進します!

今回のクリスマス読書会&パーティーにご参加いただきましたみなさま、
今年の関西猫町の読書会にご参加頂きましたみなさま、本当にありがとうございました。

次回関西アウトプット勉強会は、

1月14日(土) 課題本「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」 リンダ・グラットン他著
お申込みはこちらから:
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/41023

関西文学サロン月曜会は、

1月7日(土) 課題本「クラウド・コレクター」 クラフト・エヴィング商會 (ちくま文庫)
お申込みはこちらから:
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/40816

皆様のご参加お待ちしております。

文: まり 写真: ゆうみ、ゆうこ

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年12月11日(日) 
  • フィロソフィア東京 第2回 プラトン『饗宴』



5月開催の第1回定例会よりスタートを切りました「フィロソフィア東京」。

待望の第2回定例会が12月11日(日) 開催されました。

課題本は、プラトン『饗宴』。

約2,500年前に書かれた、エロス賛美の対話篇である本書は、当分科会の名称「フィロソフィア」の由来を語る上で避けては通れない1冊です。

 

会場は門前仲町にある「深川東京モダン館」。

昭和7年(1932)に東京市営の深川食堂として建築され、平成20年(2008)には国登録有形文化財建造物にも登録された由緒ある建物です。

 



 

ただ今設営中です。

『饗宴』の舞台である古代ギリシャにちなんで、サポーター一同も月桂冠をかぶって参加者の皆様をお出迎え。

 



 

約50名の参加者が7つのテーブルに分かれて15時30分に読書会がスタート。

今回、ファシリテーター(進行役)は各テーブルでの話し合いで決定しました。

自己紹介の後、参加者に1枚ずつ書いていただいたカードの内容を元に、ファシリテーターが中心となってテーブルごとに読書会が進んでいきます。

 



 

少年愛という当時の風習や古代ギリシャ人の価値観について、ソクラテスをはじめとする才人それぞれの愛やエロスについての演説の内容や登場人物同士の関係について、美のイデアとは…等、各テーブルで思い思いに話は弾みます。

また、複数の出版社の翻訳を読み比べたり、関連書籍を読んだ上で読書会に臨まれた参加者も。議論を深める一助となったようです。

 



 

最後に参加者全員で記念撮影を行い、無事読書会終了となりました!

 



 

読書会の後は、近くの居酒屋に場所を移して懇親会を開催。

忘年会シーズンということで、博多風もつ鍋を囲んで参加者同士の交流も熱く盛り上がりました。

 



 

ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

 

次回開催は来年17年2月12日(日)、課題本はオルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』を予定しています。



詳細は猫町倶楽部HP、mixiなどで順次お知らせいたしますのでお待ちください。

 

文:凪  写真:ぎょく

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年12月10日(土) 
  • 名古屋文学サロン月曜会クリスマスパーティ2016

12月10日(土)名古屋文学サロン月曜会クリスマス読書会&パーティが開催されました。会場は名古屋・伏見の「ア レストランジェル コウベカン」。
107名(うち初参加者7名)の方にご参加いただきました。

今回の課題本は、少女や少年の無垢さをテーマにして描かれたカポーティの短編集「誕生日の子供たち」です。純粋で強く美しく、そして極めて脆く傷つきやすく、また毒を含んでアイロニックなカポーティの6つの物語を村上春樹が訳出。



今回はいつもと違って、受付で15種類のイラストの中から好きな絵を選んでもらって、同じ絵を選んだ仲間によるチーム分けをしました。偶然の一致を楽しんでもらえたでしょうか?



司会は9期月曜会サポーターの「かえるくん&カノン」コンビです。
ドレスアップして決まっています。
いい声のかえるくんと、司会をするたびにどんどんうまくなっているカノンちゃん。
安心安定の名司会者のふたりです。



それでは読書会からスタートです。
テーブルごとにファシリテーターが司会進行役をつとめ、カポーティの6つの短編について語り合います。
初参加の方が、緊張しながら感想をはなしたり、また別の参加者が子供の頃の自分のおじいさんの思い出と絡めて意見を語り合ったり。この時期にふさわしいクリスマスのお話や、通り過ぎてしまった無垢の時代に思いを馳せて参加者同士で話は弾みます。





今回のドレスコードはカポーティの伝説のパーティにちなんで
「ブラック&ホワイト ボール」あるいは「クリスマス」です。









こちらがベストドレッサー受賞のみなさま。
みなさん、いつもに増しておしゃれで素敵です。









ファッショニスタ勢揃いの光景はキラキラオーラであふれていますね。
ベストドレッサー受賞おめでとうございます!



さて、読書会のあとは、同じコウベカンの建物3階から最上階5階に移動して、ガラス張り&白亜の会場でクリスマスパーティです。



まずはみんなで乾杯です。「カンパーイ!」
パーティスタート!!



乾杯が終わると音楽がかかり、オープニングの面白ゲストの登場です!
赤いドレスの女(?)がディバイン(映画「ピンク・フラミンゴ」の登場人物)バリのメイクをし、手にはバズーカを持っています。そしてバックダンサーの男を2人連れて、会場の参加者に手拍子を無理やり要求(笑)



Bruno Mars 『Uptown Funk』でダンスタイムがスタート。




全然揃っていませんが、これは想定内なのです。
みなさん温かく見守ってくれてありがとうございます。

きょうへいディバイン、がんばったね!もちろんバックダンサーズも!




さて、にぎやかしの後は、各テーブルのベストレコメンドの発表です。
読書会時に今回のプレゼント交換本のテーマ「1月の課題本にしたい本」を紹介し合い、各テ-ブルの代表を選出してもらいました。
選ばれた15名のテーブル代表者による、ひとり1分間のプレゼンテーションが始まります。



後ろでタイムキーパーをつとめるDJおふとん(あじさい/月曜会副代表)が1分経つとブザーを鳴らします。



各テーブルの代表として選ばれた方と、その本もご紹介しますね。

【ベストレコメンド選出15名】
A.ららんこ「ノラや」内田百聞 
B.ラフィー「かもめのジョナサン」リチャード・バック
C.さおり「すきになったら」ヒグチユウコ 
D.わとう「後藤さんのこと」円城塔
E.あさぴー「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ 
F.ちかお「落語百選~冬~」麻生芳伸
G.machu 「月と6ペンス」サマセット・モーム 
H.comicu 「これからの出来事」星新一 
I.けい「銀の匙」「犬」中勘助
J.小川「今日の芸術」岡本太郎
K.まー「わたしのなかのあなた」ジョディ・ピコー
L.おがちゃん「ワンナイト」大島真寿美 
M.ぶんぶん「工学部・水柿助教授の日常」森博嗣
N.トリコ「女友達の賞味期限」ジェニー・オフィル編著 他
O.へなこ「ピーターパンとウェンディ」J.M.バリー





熱のこもった15名のプレゼンに、どの本に投票しようか迷ってしまいますねぇ。
投票は課題本になったらいいなと思う方の器に、コインチョコorキスチョコを入れて投票します。
さて、どの本がえらばれるのでしょうか??





お楽しみは、まだまだ続きます。
お次は、読書会時のテーブルごとに集まってもらいゲームをします。
「テーブル対抗プレゼント本獲得ゲーム」、出題される問題にいち早く答えたグループが勝ちです。



「出だしの一行、この本は何?」




本にまつわるクイズなどを出題し、挙手制で正解したチームからプレゼント本を選ぶことができます。

ずらりと並んだ参加者110名のプレゼント本たち!!
どんな素敵な本が巡りめぐって参加者の元に渡るのでしょうか?



光文社古典新訳文庫、駒井編集長を囲んで。



名古屋藝術部で「日本美術基礎講座」の講師をしてくださる佐藤晃子さんと、トリコ組16話ツアーズにもゲスト参加してくださったライターで浅野祥雲研究家でもある大竹敏之さん



全ての参加者にプレゼント本が渡ったところでもうひとつ発表です!
プレゼント本の中には4つの猫町マークの封筒が隠されていました。
特別賞を引いた幸運な4人です。ツイてますねー☆おめでとうございます。



まずはタツヤ賞。
毎年おなじみ主宰タツヤさんによるお姫様抱っこ。
タツヤさんの体力が続くまで、これからもやるはず!



毎年タツヤさんに抱っこされたひとは、このさき猫町俱楽部と深く関わることになるという楽しい言い伝えが。



サポーター男子賞は、談志師匠の落語DVD (駄洒落かよー。はいそうです!)
【立川談志:ひとり会’92~’98初蔵出しプレミアムベスト 第6夜 『大工調べ』『付き馬』」】



サポーター女子賞は、藤が丘会場の青猫マスターによるジャズのおすすめCD(手書きリスト付き)&名古屋会場KAKO特製焼菓子セットです。
靑猫マスターのリストの中からサポーター女子が選んだCDはこちら!
【マイケル・フランクス『Watching the Snow』】



そして、猫町賞は名古屋月曜会定例会読書会一年分無料券です!!
「おめでとうございます!」











みなさん、楽しんでいただけたでしょうか??
さて、パーティのクロージングは、ベストレコメンドの投票結果発表です。

1月の月曜会課題本になるベストレコメンドの2冊は、ちかおの「落語百選~冬~」(麻生芳伸編)と、
けいさんの「銀の匙」「犬」の2冊が選ばれました。
おめでとうございます!




年末年始のお休みには、選ばれた課題本を読んで、1月の定例会でまたお会いできることを楽しみにしています。
そして、今回のプレゼント交換本のみなさんのレコメンド文はmixiの名古屋月曜会コミュニティ内のページにて公開中です!!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=81256981




今年1年、ありがとうございました。
来年も猫町倶楽部をどうぞよろしくお願いします。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。



文責:ちかお
撮影:寺ちゃん、hilo 、司馬甲子太郎利家

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年1月20日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • リンダ・グラットン他著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」

1月の課題本は
       リンダ・グラットン著/アンドリュー・スコット著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」東洋経済新報社
   

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2017年1月18日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『無垢の祈り』

2017年最初のシネマテーブル、課題映画は『無垢の祈り』です。

1/7(土)より、シネマスコーレにて3週間限定レイトショー上映が決定しています。

1/15(日)には舞台挨拶も予定されています。



◇上映開始からシネマテーブルまで10日しかありませんので、課題映画の鑑賞は計画的に!




<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/41048
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/40033

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は1/15(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

*メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。


◇名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティにもぜひご入会ください。
http://c.mixi.jp/cinematable
イベントの告知、メンバーの流の場としてmixiを利用しています。
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをおすすめします!
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。
http://mixi.at/wjMD4ne

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年1月14日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~20:00  懇親会20:15~22:15
  • 【大阪で開催】リンダ・グラットン他著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」

大阪で開催している関西アウトプット勉強会。

1月の課題本は
  
  リンダ・グラットン著/アンドリュー・スコット著「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」東洋経済新報社

参考:目次




■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2017年1月14日(土) 受付開始17:30 / シネマテーブル 18:00〜21:00
  • 【東京】新年会「ベスト&ワースト2016」

東京シネマテーブル、年始の恒例行事!

2016年に劇場公開された新作映画からみなさんの「ベスト&ワースト2016」を発表する新年会、年明け早々に渋谷で開催します。
参加者全員のベスト&ワースト発表の後、みなさんのベスト3を集計して「東京シネマテーブル2016年ベスト3」を決定します!

*会当日は17:30会場入り、18:00乾杯にご協力ください。よろしくお願い致します。


■参加条件
・2016年に劇場公開された新作映画を2本以上鑑賞していること

【定員】
60名
*満席になる可能性が高いため、お早めの申込をおすすめします。

【会場】
ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ
渋谷駅より徒歩5分

【持ち物】
筆記用具(ベスト&ワーストアンケートに記入していただきます)

◇当日ひとり90秒で発表してもらう内容は以下の4点。
1. 今年の新作映画鑑賞本数
2. ベスト3
3. ワースト1
4. 今年最も印象に残ったシーン(ベスト&ワーストに選んだ映画に限らず)

対象となる映画は「2016年に劇場公開された新作」です。
※2015年の12月から2016年の1月にまたがって公開されていたものは可。
※DVDスルーの作品、旧作の再上映などは除く。
※DVDで劇場公開の新作映画を鑑賞した場合もランキングに含めて構いません。

◇今年公開の映画はこちらのサイト等を参考にしてください。

◇昨年の「ベスト&ワースト2015」まとめ、「東京シネマテーブル2015年ベスト3」はこちら

◇昨年の新年会の開催レポートはこちら


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【クラーナハ展関連企画】マルティン・ヴァルンケ著『クラーナハ“ルター”―イメージの模索』他

東京藝術部

  • 2017年1月8日(日) 受付開始13:30  読書会&レクチャー 13:45~16:50 懇親会17:00~19:00
  • 【クラーナハ展関連企画】マルティン・ヴァルンケ著『クラーナハ“ルター”―イメージの模索』他

東京藝術部では 現在国立西洋美術館で開催中の『クラーナハ展-500年後の誘惑』に合せ、国立西洋美術館研究員の新藤淳氏をお迎えしてレクチャー付読書会を開催します。 


課題本は、下記の2冊より1冊お選びください。

マルティン・ヴァルンケ著『クラーナハ“ルター”―イメージの模索

田辺 幹之助 (著, 監修), 新藤 淳 (著), 岩谷 秋美 (著)『ドイツ・ルネサンスの挑戦 デューラーとクラーナハ


<タイムテーブル>
13:30 受付開始
13:45 オープニング~読書会(100分)
15:25 休憩(10分)
15:35 レクチャー(60分)
16:35 質疑応答&告知など
16:50 終了
17:00 懇親会
19:00 終了

◾ゲスト講師
新藤淳(しんふじ・あつし)
1982年生まれ。国立西洋美術館研究員。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(西洋美術史専攻)。同年より現職。 共著に『版画の写像学」(ありな書房)、『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(竹林舎)2016年3月『ゲンロン3 脱戦後日本美術』に寄稿。展覧会企画(共同キュレーション含む)に「フェルディナント・ホドラー展」(2014-15年)、「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」(2015)対談に江國香織×新藤淳 「行くか、持ち込むか、創るか ~小説家と絵の物語を旅する~」(2014年11月新潮社la kagu)今後、映画監督の園子温との対談も予定されている。

※新藤氏の猫町倶楽部へのゲストは、「No Museum, No Life?-これからの美術館事典」(2015.7)鑑賞以来1年半ぶり。
その時の開催レポート http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/23864

◾参考文献
藝術新潮 2016年11月号 クラーナハ

https://www.amazon.co.jp/dp/B01LXFZGJ0

■参加条件:課題本(どちらか1冊)の読了
 課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


※藝術部のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年1月7日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:40
  • クラフト・エヴィング商會「クラウド・コレクター」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

1月の課題本は

 クラフト・エヴィング商會 「クラウド・コレクター」 (ちくま文庫)

  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年11月26日 16時30分から
  • 金沢猫町倶楽部 第14回 村上春樹『風の歌を聴け』

「完璧な読書会などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」


そんな風に始まったとか始まっていないとか(始まっていません)
第14回 2016年11月26日(土)、お馴染み片町のfull of beansにて
記念すべき第14回金沢月曜会定例会を開催いたしました。


11月の課題本は「風の歌を聴け」(講談社文庫)(著者: 村上春樹)です。
最近変化球ばかりの選書でしたが、今回はみんな大好き(もしくはその逆)の村上春樹です。


村上春樹は批評や批判に対して、否定も肯定もしない。
ただあいまいにうなづくだけ、なのがあらがえない魅力ですね。


あらすじを書くと
1979年の夏、大学生だった僕が神戸に帰省して友人の鼠とビールを飲んだり、女の子と会ったりする物語…
という形なのですが、超有名作だけに特にあらすじは必要なかったですね。やれやれ。





読書会の前にはリーダー兼受付兼会計兼ファシリテーターが
本のあらすじのおさらいや話題になりそうなポイントや疑問を考えています。
そのため、初めての方が参加していても、安心してご参加いただけます。
ちなみに今回の参加者の内訳は
男:女比は5:1
居住地別では石川:富山:神奈川が4:1:1でした。
神奈川から二か月連続で遠征さんありがとうございます。


初対面の方も毎回多くいらっしゃいますので、
まずはお互いの自己紹介をしてから読書会スタートです。
今回は、最近受けた衝撃的な話し。
抜歯を機会に断酒した話や、tricotが出るライブに行って出られなくなりそうだった話、
確実に読んだ本の内容を思い出せないなどの話など盛り上がりました。


今回は、村上春樹の「風の歌を聴け」です。
生粋のハルキストさんはいらっしゃらなかったのですが
あれも読んだ、これも読んだ、や、かつて経営していた喫茶店のメニューが出てくるなど
みなさん村上春樹にはひとかたならぬ思い入れがあるのですね、良くも悪くも。
(誰かが「マイペースないけすかない野郎」と評したとかしないとか)
いまでこそ当たり前になっている村上春樹の文体も処女作の本作で既に荒削りながら形作られていたのですね。
難解な章の立て方、小説の中で小説を書くと言う入れ子構造、一行目から既に村上春樹館満載の文体と
本作品を構成する要素は様々なのですが、まずは読んで欲しい一冊です(私見です)。


まずは、何度も登場する「タバコとビール」から話が始まりました。
一般的に言って人生の最後のモラトリアム、いわゆる青春期の通過儀礼でもあるような
退廃的な生活感(大学生が昼ごろ起きて、タバコ吸ってだらだらして、ビール飲んで寝るみたいな)が
倦怠感と既視感たっぷりに描かれており、みんなその時期の思い出が頭の中によぎったそうです。
つまり、この作品を読むと、以前この作品を読んでいた頃を思い出す、というような。
懐かしい気持ちと自分内なる気持ちが交差して、切なくなった方もいたようでした。


また、内容はもちろんのことですが、その特徴的な文体に惹かれた方も多くいたようでした。
「私の正義はあまりにあまねきため」(P.084)という表現は、みんな大好きになったようです
(懇親会でも何度も使われていました笑)

文章の中で登場する会話のシーンも、音楽のように流れる会話は文章的でもあり、
実際にはこんなやりとりは成り立たないのでシニカルでもある、なんて素敵な意見もありました。
ミュージカル調ってことなんでしょうかね。

加えて、参加者の中からは「村上春樹の特徴的な文体は、既にテイストが出ているが、また固まる前なので
「嫌さ」が幾分かマイルドになっている」などの後の作品から振りかえった意見を見られました。
「ノルウェイの森」や、石原千秋著の『謎とき 村上春樹』など、関連著書が多かったのも
村上春樹ならではの特徴だと思います。
やっぱりみんな一冊だと腑に落ちなくて、納得するために他の本も読んでしまうのかなぁ(私見です)。


今回も自分が一人で読んでいたら決して思いつかない話にたくさん出会えました。
ありがとうございました。


猫町倶楽部唯一のルールは「他人の意見は否定しない」です。
これさえ守っていただければ話す内容はどこまでも自由なので話題は尽きません。

読書会が終わるとドレスコードの紹介です。
今回のテーマは「80′s」ということで、
大学生風ファッションや、チェックのシャツにタートルネック、
プロデューサー風のカーディガン巻き、ベースボールキャップ、など勝手に80’sに浸りました。



パチリ




懇親会は、大学生みたくビールをピッチャーで頼んだり、ジャックダニエルのハイボールをみんなで飲んだりしました。

次回の定例会は12/17(土)、ミシェル・ウエルベック「ある島の可能性」(河出文庫)です。
みなさまのご参加お待ちしております。


どっとはらい

文 ふくしげ(「僕は・君たちが・好きだ」)
写真(撮影) ふくしげ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【祝☆満員御礼】関西アウトプット勉強会 第79回『「無知」の技法 NOT KNOWING』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年11月26日(土) 受付開始17:00 読書会開始17:30
  • 【祝☆満員御礼】関西アウトプット勉強会 第79回『「無知」の技法 NOT KNOWING』

こんにちは!レポーターの猫町猫美です★
今日は、初の満員御礼となったということで沸いている、関西アウトプット勉強会におじゃましてまいりました!

日程は、11月26日(土)
受付開始は17:00~、読書会開始は17:30~。
土曜日でも仕事のある人もぎりぎり参加出来つつ、終わってからも帰るのが遅くなりすぎない時間に設定しているそうです!
にくい心遣いですね~。

会場は、いつもの会場が先月から改装で使えないということで、
今月は、梅田阪急ビルオフィスタワー26階2番会議室で開催とのこと。
より各線からのアクセスもよく、窓から見えるHEP FIVEの観覧車のイルミネーションが綺麗な会議室でした。

今月は、第79回、関西猫町倶楽部累計で何と第100回目ということで満員御礼になったということで、
レポーターのワタクシもなんだか勝手に嬉しくなってしまいました♪


でもでも読書会って、常連さんで激アツな議論を繰り返している難しそうなイメージがあるのですが。。。?
「安心してください!
毎回10~20%程度初参加の方は必ずおりますし、
猫町倶楽部の読書会は、「ひとの意見を否定してはいけない」という唯ニのルールがありまして(もう一つのルールは課題本の読了)、
初参加者さんでも安心して参加できますよ~」

なるほど!、、、ん?あなたは??

「ボランティアで運営のお手伝いをしているサポーターです。
1年任期で、7人で今はサポーターをしておりまして、困ったことがあったら何でも私達に相談してくださいね。」


そんな方々がいるなら、緊張せずに参加できますね!

読書会は、参加歴などが各チーム平均的になるように、かつ毎回なるべく違ったメンバーにあたるようになど、
各参加者さんが満足に参加でき、かつ継続的に参加しやすいように、
あらかじめグループ分けをサポーターさんでされているそうです。
うーん、この心遣いもにくい!嬉しい!

ではでは、本番の読書会に潜入してみようと思います。
失礼しまーす!


今回の課題本は、スティーブン・デスーザ他『「無知」の技法 NOT KNOWING』だそうです。

おぉ!どのテーブルも盛り上がっている!!

今日は、初参加者さんが8名で計32名の参加ということでした。
各テーブルには、ファシリテーターと呼ばれる、その日の読書会の進行役が一人いるので、
話もスムーズに進行していきます。


アウトプット勉強会らしく、自分の仕事に絡めて意見をおっしゃっている方が多いように感じました。
普通の友人や会社の人と、なかなかこういった会話ってしないので、そういう意見を言い合える場って、なんかいいな~って思いました。


自分で経営を行っている方から、社会人1~2年目の方まで(時には小学生まで参加することも!)参加する会なので、
それぞれの立場から意見が聞けるので、本の感想も様々。でもそれでいいんです。逆にそれが楽しい!
仕事に対する悩み相談までできちゃいます★


なぜか必ず最後には恋愛の話になってしまうなんて人もいたり!?


笑顔がこらえきれません。


最後には全員で集合写真です。
みんな、同じ本を読んだ仲間。
何でしょうか、この一体感!!

読書会のあとは、場所を変えて、懇親会です。
今回は、ELE HOUSE加美屋さんにて、貸切にて行われました。


スタンディング形式で自由に動き回れるので、会話も弾みます♪
違うテーブルで参加していても、同じ本を読みきった仲間なので、すぐに打ち解けることが出来ます。


ここで参加者さんにインタビューを!

初参加とのこと、どうでしたか?
様々な立場の参加者さんがたくさんいて、いい刺激をもらいました。また参加します!
みなさん、仲よさそうでいい雰囲気だな~って思いました
みんな楽しそうだな~。

継続参加されているみなさん、どうして継続参加されているんですか?
毎月、必ず1冊本をを読む、いい勉強と思っている
サードプレイスというか、会社とも学生時代の友人とも違う、適度な距離感を保てる友人関係が心地よくて気に入っている
課題本が決まっている読書会が魅力。毎月必ず行われているのも参加しやすい
なるほどー!


今回、関西アウトプット勉強会さんにお邪魔させて頂いて思ったのは、
とってもいい雰囲気で和気あいあいと、でも真剣にアウトプットしている参加者さんの姿が印象的でした!
そしてその後の懇親会の楽しそうなことったら♪

次回は、関西にもう一つある分科会の、、関西文学サロン月曜会と合同開催で
12月17日(土)にクリスマス読書会&パーティーが大阪の堺筋本町のドルフィンズで行われるそうです。
課題本は、橋爪大三郎『教養としての聖書』(光文社新書)だそうです。
ドレスコードは、クリスマスorセミフォーマルということで、これは華やかになりそうですねー!
パーティーではサポーターさんが企画した楽しそうなイベントもあるということで、
これは今回はレポーターのワタクシもさっそく申し込みをしようかと思います。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/40161

では皆様また来月読書会にてお会いしましょう!

(文:のんこ 写真:ともとも、VANちゃん、のり)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年11月26日(土) 
  • トリコ組 第6回猫町BL読書会(男子禁制) 萩尾望都 「トーマの心臓」

11月26日(土)、猫町倶楽部トリコ組 第六回BL読書会が開催されました。



会場は名古屋藤が丘の「JAZZ茶房青猫」。



今回の課題本は、1975年に第一巻が刊行され、現在まで読み継がれている不朽の名作「トーマの心臓」です。





テーブル札はおなじみトリコ組リーダーの作による教会。そのお隣にはサポーターのもはさんによる入魂の一筆、作中に登場するトーマの手紙が添えられています(「再現率やばすぎ!」と大好評でした)。
 名札は宛名と差出人どちらか選べるようになっています。自分がもらうより差し出す側にまわりたいという方が多かった印象。

 トリコ組では作品にあわせてリクエストするのがすっかりおなじみになってしまったお茶菓子。今回は作品の舞台がドイツということもあり、スパイスをきかせたクグロフ風の焼き菓子をご用意いただきました。いつもわがままに応えていただいてありがとうございます!



受付前、青猫に集まったサポーター七人中六人がシュロッターベッツ生のコスプレ。打ち合わせもなしにこのシンクロ率。続々と集まってくる参加者の皆さんも白シャツ&リボンタイ率が非常に高かったです。


 毎回ぐずついたお天気に見舞われるトリコ組BL読書会。頻繁に女ばかりで狂乱の宴を開いているから神々の怒りを買っているのではないかと一部では囁かれていますが、今回はひさしぶりに気持ちよくさわやかなお天気の下、20代から50代まで幅広い年齢層の女性参加者28名で読書会スタートです。



 キリスト教的な主題を扱い、非常に難解で繊細な作品だけに真面目な話ばかりになるかと思いきや、
「『トーマの心臓』はBLじゃないという方が多いですけど、わたしはこれはBLだと思うんです!」
「ユーリは総受だけど、最後に総攻に転じる」
「バッカスはリバ」「サイフリートはド受」
 普段にもましてみなさん自由にお話しされています。
「名作で重厚な作品だから萌えちゃいけないと思っていたけど、やっぱり萌えますよね!!」
 とあっさり転がった方も。



 それにしても、やはりオスカー人気が圧倒的!
「孤独がオスカーをユーリに惹きつけた。だからオスカーにユーリは救えない」
 作品を読み解いていく上で、たびたびあちこちから「ああ、オスカー!」「ふびん!」とうめき声があがります。



「トーマの死の理由がはっきりと書かれていないから読者はこの物語に惹かれるのでは?」
「サイフリートはおそらくガチゲイ。異端ゆえに悪魔主義に走ったのでは」
「大人が記号的に描かれていない。どんな脇役にも物語がある。この先、何度読み返しても飽きないと思う」
 などなど、ほかにも様々な意見がかわされていました。
 BL愛好者だけでなく、普段はまったくBLを読まないという方にも参加していただいているのがトリコ組のいいところだと自負しております。専門的な話(萌え話)一辺倒もたのしいけれど、心に残るなにかや新たな気づきを持って帰りたいし、お持ち帰りしていただきたいですよね。

今回のドレスコードは「寄宿舎」。異様な白シャツ&リボンタイ率の中から選ばれたのはこちらの五名。



まさかのバッカスかぶり。



天使(トーマ)が地上に舞い降りました。



主人公ユリスモール。
と、ここまでは見事に全員キャラコスプレ。



最後のお一人は、東京から遠征でやってこられたもー様ヘビー読者。
「たぶん100回ぐらい読み返してます!!!」
『トーマの心臓』イラスト入りのTシャツを着ていらっしゃいました。



ベストドレッサーに選ばれた方には特製しおりを進呈しました。

 マスターの一曲は、ウィーン少年合唱団でモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ニ長調、K.618.
 きよらかな少年たちの歌声に我々の煩悩が浄化されていくようでした。



懇親会からは男性カップルが二組参加してくださいました。
「実際の寄宿舎なんてそんないいもんじゃない」
 と女性陣に厳しい現実を突きつけようとしていたようですが、
「そんなこたぁ百も承知だよ!!!!」
 とあっさり切り捨てられていました。

 11月開催だというのにまたしても冷房が入ったトリコ組BL読書会。
 暖かくなる前にまたお会いできることを願っています!

※Twitterまとめはこちら
※猫町倶楽部トリコ組公式ツイッターアカウントはこちら

文責:トリコ
撮影:ayuppe、もは、まさき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【恋愛・結婚・仕事・家族】アラサー・アラフォーのための人生100年時代の生き方&猫町ナイト2016★AUTUMN

特別イベント

  • 2016年11月23日 
  • 【恋愛・結婚・仕事・家族】アラサー・アラフォーのための人生100年時代の生き方&猫町ナイト2016★AUTUMN

 去る11月23日に名古屋にて開催された読書会についてのレポートをお届けします。課題本は『家族無計画』(紫原明子著・朝日出版社)です。

 会場の名古屋・栄のUnder Loungeに到着すると、受付にて自分の名前の書かれた名札をうけとり、指定されたテーブルに座ります。読書会により違いはありますが、お互いに話をしやすい人数として5〜7人で一つのテーブルを囲みます。
 初対面であっても読書に関心を持つ人同士、自然に今読んでいる本の話や開催中の美術展の感想など雑談しているうちに、ゲストとして本日の課題本の著者である紫原明子さんと文筆業の吉川浩満さんが登場、読書会が始まりました。



 猫町倶楽部では全国で読書会を開催していますが、どこにおいても絶対に守られるべきルールは「参加者は課題本を読了してくること」と「ひとの意見を否定しないこと」、これによって大人同士、和やかに楽しく話し合える雰囲気が作られています。

 各テーブルではファシリテーターと呼ばれる司会役の進行にしたがい、自己紹介のあと課題本についての感想や意見を述べてゆきます。
「著者の元・夫は有名人なので、結婚・離婚したのは聞いていたが、こんな事情があったとはびっくりした。」
「著者はとにかく明るい。そして前向きだから、いろんな苦労も『経験』としてポジティブな捉え方ができる。本書から勇気をもらった。」
「実は自分自身に結婚経験がなく、結婚願望もないので、正直いってあまり共感できなかった。」

「著者がシングルマザーとして時には『家事を手抜き』しつつも二人の子供を育ててゆけるのは本人の努力は勿論だが周りの友人・知人の影響も大きいのではないか。いろんな縁を大事にする生き方がこれからの時代のモデルになりそう。」
「自分は公共の場で子連れの人や高齢者にどう接しているのか、改めて振り返ってみたい。」
など様々な意見の出る中、今回の課題本の著者である紫原明子さんが各テーブルを廻り、本の感想を聞いたり、質問に答えてくださったりします。



課題本の内容について話しているうちに自分たちの恋愛観や結婚観、子育て体験の話から先日見た恋愛映画の話題に移ったり、テーブルによってはある参加者の現在交際中の彼氏にプロポーズさせるための作戦会議になったところもあったようです。



 二時間近くの読書会もあっという間に終わり、休憩をはさんで『アラサー・アラフォーのための人生100年時代の生き方』と題して紫原明子さんと吉川浩満さんによる対談が行われました。



 社会構造の変化や科学技術の発達により、人間がこれまでしていた仕事が無くなってしまったらこの長い人生、何に生きがいを見出すのか、どうやって社会に貢献するのか?との問題提起に始まり「他人の手を借りることで皆が幸せになる方法」「自立とは依存しないことではなく、依存先を増やすことである」「失敗すると人目を気にしなくなりかえって自由に生きられる」といった一見逆説的なお話の後、参加者からの質問や人生相談に答えるコーナーもあったのですが質問内容も回答もあまりに具体的で(その分『実践的』とも言えるわけですが)ここには書けないのが残念です。



 「紫原明子さんと話したい人向け」「吉川浩満さんと話したい人向け」「課題本について話したい人向け」「最近出会いが無いという人向け」「フリートークしたい人向け」の各テーブルに分かれての懇親会から引き続いて、猫町倶楽部のクラブイベント「猫町ナイト」が行われました。



 準備中のDJブースを覗いてみると今日、生まれて初めてDJをするという華やかな服装の女の子がベテランDJから機材の操作方法について説明を受けています。
 「細かい調整は僕がやっておいたから、君は持って来たCDをセットして、このツマミとこのスイッチを動かせば曲をつないでゆく事ができる。いろんな演出は今後の事として、まずは今夜は楽しんでやろうぜ!」
複雑な操作を知らなくても、なんとかなるようです。



猫町ナイトのDJは誰でも応募できるそうなので、次回はぜひ挑戦してみたいと思います。

↓ 最後にDJ AKIKOの十八番!!




文:タロウ  写真:岩ちゃん・タロウ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年11月20日(日) 
  • 第83回 東京文学サロン月曜会 谷崎潤一郎 「鍵・瘋癲老人日記」

小春日和の気持ちの良い午後、
第83回 東京文学サロン月曜会 谷崎潤一郎 「鍵・瘋癲老人日記」は、11/20(日)に代官山 chano-maにて開催されました。

開始1時間前、既に10名近く集まっている参加者の皆さま。


実はこちら、本番前に行われている「欲張り読書会」というイベントです。
「とにかく熱く語りたいので、ウォーミングアップしておきたい!」
「何を話していいか、いまいち掴みきれていないので、事前にブレストしておきたい!」
そんな欲張りさんのためのプレ読書会です。
知らなかった!という貴方、ミクシィコミュニティでアナウンスしていますので、チェックしてみてくださいね!



いよいよ、読書会スタートです。



8人ほどのグループに分かれて、簡単な自己紹介をしてから、課題本について話し合います。

今回の課題本は「鍵・瘋癲老人日記」。
晩年の谷崎潤一郎が描いた、観念的な性愛にまつわる二作です。



猫町倶楽部読書会の唯一のルールは「他の参加者の意見を否定しない」。
それ以外なら何を話してもOK!

「ファシリテーター」と呼ばれる進行係は、その場の話し合いで決めています。
以前は、常連の方を中心に事前にご依頼していましたが、
参加者の皆さんに満遍なく体験していただくことで、「参加者で作る読書会」の醍醐味を味わっていただいています。

進行係といっても、難しいスキルは一切不要。
グループの全員が一人一枚ずつ、小さなカードに「皆に質問したいこと」や「話題にしたいこと」のキーワードを書きます。
ファシリテーターは集めたカードを引いて、皆に話題を振るだけです。






「鍵」は、老年に差しかかった夫が、若い男をけしかけて妻と恋愛させ、嫉妬によって自らの欲望を奮い立たせるという物語。
夫婦が書いた日記という体裁で描かれています。日記といっても、お互いに盗み読ませる前提で書かれている、というところが曲者。
果たしてどこまで真実が書かれているのか?嘘をついた意図は? 議論が白熱します。
相手を騙したり、より多くの情報をつかんで上位に立とうと競り合うことで、倦怠しがちな夫婦関係に緊迫感を持たせ、それが欲情に繋がっているのでは、という意見があがりました。
また、不倫相手や娘など日記を書いていない登場人物が、実は鍵を握っているのでは?という意見も。



「瘋癲老人日記」は、息子の美しい嫁に下心を抱く老人の物語。
Sっ気のある嫁の颯子の、コケティッシュな描写が人気!

「颯チャン、颯チャン、痛イヨウ!」「一人デ勝手ニ泣イテラッシャイ」
若い嫁に虐げられて悦ぶ老人の姿は、気持ち悪い・・・と思いきや、
「何だか可愛い」「とにかく笑った!」「こんな老後、最高だよねー」
猫町女子は変態に寛容なようです。

映画では若尾文子が演じた颯子。現代の女優だと誰が適役だろう・・・?そんなキャスティング妄想も盛り上がりました。



二作品とも、片仮名まじりの表記で読み辛かった、という声もちらほら。でも、そのおかげで性愛の話でも生々しくなり過ぎず、一歩引いた目線で楽しめたという人もいました。
読み始めは取っつきにくかったけれど、課題本なんだからと頑張って読み進めると、意外にすごく面白かった、今回読んでみてよかった。そんな読後感を持った方が多かったようです。



読書会のラストは、ベストドレッサー賞の発表です。
今回のドレスコードは「フェティッシュ」。


絶対領域と胸元のチラリズム、大胆です。


足フェチの谷崎に因んで網タイツ!刺激的です。


読書会の後は、引き続きchano-maで懇親会が行われました。
ここからは、席の移動は自由。読書会のグループで引き続き語りあうも良し、他のグループに混ざるもよし。
ほとんどの方が席を立って、たくさんの方と交流を楽しみます。



好きな本を語ったり、おすすめの本を訊ねたり、初対面でも読書好きならすぐに意気投合。
観劇や音楽など、その他の趣味の話でも盛り上がります。
それぞれのジャンルで、とことん精通している方の興味深い話が聞けますし、どんなコアな話をしても引かれません。そこが猫町の良いところ。





フリートークの席の他に、
課題本に関連したテーマを語り合う「テーマトークテーブル」もあります。
今回のテーマは、「何フェチ?何萌え?」
好きな服装や体の部位など、様々な意見が飛び交います。
男性の大きな手に惹かれる女性が多数。筋張った腕や浮き上がった血管も人気のようです。
匂いという意見も多く上がりました。香水はあり?シャンプーは?など、細かいこだわりに熱くなる男性陣。
体毛フェチなんて声も・・・
いつもより若干アダルトな話題で、ディープに盛り上がりました。



古書店も盛況。参加者同士で、読み終わった本を持参して交換できるコーナーです。




2時間の懇親会は、毎回本当にあっという間。
まだまだ話したりない方々は、この後更に3次会に向かいました。

次回、12月18日(日)の定例会は猫町倶楽部の合同クリスマスパーティーです。
毎年大人気のイベント!今年は3次会会場でお馴染み、モンスーンカフェ代官山で行われます。
6つの分科会の課題作品から選択できますが、それぞれ定員が限られていますので、お申し込みはお早めに。

ぜひ来月もお会いしましょう★



記:みさき  写真:あんちゅー、せみ、あつこ

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年11月19日(土) 
  • 福岡文学サロン月曜会 第十回 太宰治「富嶽百景・走れメロス 他八篇 」

11月19日。第9回目となる福岡猫町倶楽部。場所は「After The Rain 」





課題図書は、岩波文庫版「富嶽百景 走れメロス」。

お供のスイーツは、向田邦子さんのレシピより『サツマイモと栗の蜂蜜レモン煮』。



「実は太宰治って教科書でしか読んだことなくて。」という人と

「10代、20代。。。節目節目で読み返す。」という人とが、

一冊の本について語り合う。

何度読んでいても気付かなかった、新たな視点や気づきが心地良い。



特に両テーブルで盛り上がった話題は

「『八十八夜』の”いたずら/悪事”はどの程度のものだったか」

各々の価値観が浮き彫りに(笑)



ドレスコードは「アウトロー」。
まさかの『チャンプロード』登場!



初参加のお二人も交え、お世話になりました。パチリ。



懇親会は、会場そのまま。初参加の方々とも話が弾みます。





そのまま二次会ヘ〜〜。



次回は、12月17日(土) 福岡猫町初のクリスマスパーティー☆

課題本は、村上春樹の『ノルウェイの森』 ドレスコードはクリスマスカラー。
時間帯は、16時受付の16時半開始。会場は、同じく「AFTER THE RAIN」

オススメ本のプレゼント交換会も企画しております!
ハルキストもそうでない方も、ぜひご参加下さいね。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/40416

(文責・美鈴)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【関西】猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2016【アウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同】

特別イベント

  • 2016年12月17日(土) 受付開始16:15  読書会16:45~ パーティ-19:00~21:30
  • 【関西】猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2016【アウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同】

12月の関西猫町倶楽部はアウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同主催でクリスマス読書会&パーティー2016を開催します。


課題本は
 橋爪大三郎「教養としての聖書」(光文社新書)


<タイムテーブル>
16:15 受付
16:45 読書会 
19:00 クリスマスパーティー
21:30 終了

※クリスマスパーティーは、プレゼント本の交換タイムがあります!プレゼント用の本を一冊お持ちください。

去年のクリスマスパーティーはこんな感じでした。

■会場:ドルフィンズ 堺筋本町店


■参加条件
・課題本の読了
・ドレスコード 「クリスマス」あるいは「セミ・フォーマル」の遵守

■持ち物:プレゼント用本
     
※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年12月17日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 パーティー18:45~20:45
  • 【福岡】猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2016

12月の福岡の定例会は、クリスマス読書会&パーティー2016を開催します。

課題本は
 村上春樹「ノルウェイの森」上巻下巻(講談社文庫)


※読書会の中でプレゼント本の交換タイムがあります!プレゼント用の本を一冊お持ちください。

■参加条件
・課題本の読了
・ドレスコード 「クリスマスカラー」の遵守
プレゼント用本の持参


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【ドグラ・マグラ風!?開催レポート】第21回関西文学サロン月曜会「ドグラ・マグラ」

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年11月5日土曜日 受付17:20〜 読書会17:40〜19:40 懇親会20:00〜
  • 【ドグラ・マグラ風!?開催レポート】第21回関西文学サロン月曜会「ドグラ・マグラ」

冒頭歌

猫町よ
猫町よ
何故本を読む
自分の内面がわかって
おそろしいのか

・・・・・・・・・・・・ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン・・・・・・・・・・・・・・・。

僕がウッスラと眼を開けた時、冷蔵庫が作動しているような音の残響は、まだ僕の耳の奥の方にボアンボアンと残っていた。

・・・・・・ここは何処ダ・・・・・・?

空を突き刺すような、ピカピカで鋭角的な形をしたビルディングが、ごたまぜになって周りにそびえ立っている。ハッと気がつくと、僕はうじゃうじゃと蟻のように行き交いしている人々の中にいた。頭がボーとしながら、フラフラと何処へともなく歩いて行くと、ある建物の前でビッと脳に電流が走り、その中に吸い込まれるようにスゥッと入っていった。僕は前を歩いていた、黒いセーターの見知らぬ男につられてエレベーターに乗った。グゥゥゥゥーーンと、上へ昇っていく機械音がする・・・。僕はエレベーターのこの音が嫌いだ・・・。

黒いセーターの男は5Fで降りた。なんとなく僕もつられて、同じ階で降りてみた。黒いセーターの男はエレベーターの目の前にある部屋へ、ドアをガチャリと開けて入っていった。



・・・・・・イッタイ何があるんだろう・・・・・・?

青いドアの右横の壁に張り紙がある。

[猫町倶楽部、第21回 関西文学サロン月曜会、課題本『ドグラ・マグラ』夢野久作(角川文庫)、ドレスコード『胎児の夢』、日時:11月5日(土)、場所:Blue+大阪

・・・・・・猫町倶楽部・・・・・・?関西文学サロン月曜会・・・・・・?ドグラ・・・・・・マグラ・・・・・・?胎児の・・・・・・夢・・・・・・?イッタイ何なのだ、コレは・・・・・・中で何が行なわれるというのだろうカ・・・・・・?もしや何かの怪しい集まりなのかしらん・・・・・・?

得体の知れないものに対する不安と恐ろしさで心がモヤモヤしながら、その一方で”猫町倶楽部”"関西文学サロン月曜会”という言葉に僕はノスタルジィを感じていた。僕は知っている・・・この会を・・・そう、読書会を・・・・・・。僕は中に入ってみることにした。

ヒヤリとする金属のドアノブをガチャリと回すと、床一面の芝生に、四方にはレンガ模様の壁、白いテーブルが5つに、色とりどりのイス、前方にはホワイトボードが2つ、ところどころの天井からは蔦植物の飾りが垂れ落ちている。緑に溢れた、清潔感のある部屋だ。好ましい。



「こんにちは」

ボーと突っ立っていると、左側から声をかけられた。女性の声だ。柔和な笑顔の綺麗な女性が、受付嬢さながらちょこなんと座っている。



「お申し込みされたお名前は何ですか?」

・・・・・・名前・・・・・・ナマエ・・・・・・?そうだ、ボクは・・・・・・誰ダ・・・・・・・?

ツゥゥーッと背中に冷や汗が流れる。受付嬢は目をキョロンとさせながら、小首をかしげている。僕は自分の名前が、自分が何者なのかすらわからないことに気がついた。何てことだ。自分という存在の中にあった大黒柱が急に消失して、骨抜きになった気分だ。恐ろしい。自分が何者なのかわからないことは、とてもとても恐ろしくてタマらない・・・・・・。
ア・・・ア・・・どうしよう・・・・・・と、小刻みに震える右手をズボンのポケットにおもむろに突っ込んでみると、名刺大の紙が出てきた。猫のマークが印刷されていて、黒のマジックで「イチロウ」と、堅苦しく神経質そうな文字が書かれている。それを見た受付嬢は、たくさんの名前がリストになった紙を見ながらペンでチェックマークをつけて、僕に向かって微笑んだ。

「あぁ、イチロウさんですね。確かにお申し込みいただいています。今日はAテーブルですよ。あちらへどうぞ」

促されるがままに、[A]の札が置かれたテーブルの席についた。僕以外に5人の男女がテーブルを囲んで雑談をしている。先ほどの黒いセーターの男も混じっている。周りをぐるりと見渡してみると、同じようにセッティングされたテーブルが全部で5つある。皆、同じ本を片手に近くにいる人と談笑している。どうやらその同じ本が、このイベントのキーアイテムのようだ。



・・・・・・本・・・・・・「ドグラ・マグラ」と表紙に書かれている・・・・・・僕はそんなもの持ってないゾ・・・・・・



途端にサァッと不安になって、じんわりと汗をかいた手のひらでズボンの全ポケットをまさぐると、2冊の文庫本が左のポケットからのそりと出てきた。「ドグラ・マグラ」上下巻。中には色とりどりの付箋が貼られている。僕はいつの間にこの本を読んだのだろう。本の内容など全く思い出せない。そもそもズボンの左ポケットに入っていることすら、今の今まで知らなかったのだ。どういうことなんだろう・・・。

そうこうしている内に、一人の男が皆の前に出てきて、話し始めた。どうやらこの不特定多数の男女の奇妙な集まりのイベントについての説明のようだ。男の話によると、これはやはり「読書会」なるものらしい。一つの課題本を読了した上で皆で集まり、意見を交換する場のようだ。そしてそこには一つだけルールがある。
「他人の意見を否定しない」
これを守ることによって、理性的な大人の社交場が保たれるというわけだ。



そして、読書会が始まった。

例の黒いセーターの男がはじめに喋り出した。黒縁の眼鏡をかけていて、弁当箱みたいに真四角な顔をした奴だ。男はファシリテーターという、グループ内での司会進行役なんだそうだ。まずは一人ずつ自己紹介がなされていく。名前・参加したきっかけ・職業・好きな本などを順繰りに話していく。皆、年齢も職業も好きな本もバラバラだ。そして僕の番が回ってきた。

・・・ア・・・こんにちは・・・・・・イチロウです・・・・・・

僕は、自分自身が誰なのか記憶を喪失していたはずだったのに、[イチロウ]と書かれた名刺大の紙を片手に、たどたどしくも口が勝手に自己紹介をつらつらと述べていた。・・・・・・不思議だ・・・・・・。まるで脳は自分のことを忘れているのに、体は覚えているみたいだ。僕が脳と体の不一致感について考え込んでいると、皆が本についての意見をそれぞれ言い始めた。



「精神病について語られている部分に共感シタ」



「正木先生が自殺シタのは、文学的に考えたら天罰とイエルと思う」



「胎児は一郎とモヨ子の子供のことではナイカ」



「コノ本は、作者の人生論の集大成」



「一つのテーマとして、人間の弱サが描かれてイル」

実に様々な意見が皆の口から出てくる。僕はこの本を読んだ覚えがないはずなのに、どうしてだか自然と皆に混じって自分の意見を発していた。

・・・・・・ナンダロウ、この感覚は・・・・・・気持ちがいい・・・・・・自分の意見を人に聞いてもらうというコノ感覚・・・・・・前にも味わったことがある・・・・・・頭では覚えてなくとも、体が、感覚が、知ってイルゾこの感覚を・・・・・・。

体がポカポカしてきて、高揚感が湧き上がってくる。目にはジワリと涙が滲む。そう、僕は以前にも味わったことがある。この、自己肯定感が満たされる感じを。

ふと黒いセーターの男に目をやると、口の端をクッと上げて、ベストドレッサーなるものを決める時間であることを告げた。今回のテーマは、「胎児の夢」。僕が所属する[A]テーブルからは、球体関節人形の足を模したタイツを履いた女性が選ばれた。他には、ヒトゲノムマップを持ってきた男性や、自分の娘のエコー写真を持ってきた女性など、皆それぞれ個性豊かな捉え方のドレスコードであった。



最後に皆で集合写真を撮る。



読書会はこれでひとまず終了らしい。次は別の場所で懇親会があるそうだ。運営スタッフと思しき男性が、皆で一緒に向かう旨をアナウンスしている。
僕はところどころで見知らぬ男女に「お久しブリデスね」と声を掛けられた。やはり前にもこの読書会に来たことがあるらしい。一体いつ、どこで、何の本の読書会に参加したかはさっぱりと記憶が洗い流されているのだが・・・。

読書会が開かれたビルから5分ほど歩いて、懇親会会場の「いち凛」という店に辿り着いた。落ち着いた和風の店内、掘りごたつのテーブルに読書会と同じグループで着席していく。料理と酒・ソフトドリンクを味わいながら、先ほどの読書会からの続きの話に花が咲く。テーマ別に席替えも行われた。





僕は酒でポーと気分が高揚してしまい、のべつまくなしにニコニコと笑顔で周りの人と談笑をしていた。僕が一体誰なのか、記憶はどこの彼方へ飛び去ってしまったのか、そんなことはもうどうでもよくなっていた。
名前や肩書きなんて所詮記号だ。失ってしまったら、また手に入れればいいだけの話だ。そして例え僕の脳の記憶は消失されていたとしても、体には記憶の断片が刻み付けられている。そして、僕のことを憶えてくれている人がいる。僕の話を聞いてくれる人がいる。受けとめてくれる人がいる。今はそれだけでいいじゃナイカ・・・。そんなことを考えているうちに、会はお開きとなった。



・・・・・・アレ・・・・・・目の前の視界がぐにゃりと歪んで・・・・・・頭の中がマーブル模様みたいにぐるぐるスル・・・・・・気ガ・・・・・・遠くなってイク・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン・・・・・・・・・・・・・・・。

白衣の男「エー、ここまでお読みくださった皆様方、誠に有難う御座いました。次回の関西猫町倶楽部は、月曜会とアウトプット合同で行います、聖ナル聖ナルクリスマスパーティーで御座います。場所は堺筋本町に御座いますドルフィンズ。日時は12月17日土曜日と相成ってオリまする。ドレスコードは『クリスマスorセミ・フォーマル』。課題本は橋爪大三郎『教養としての聖書』(光文社新書)で御座います。この日ならではのイベントも企画しておりますので、是非是非お越しくださいマセ。」



※この開催レポートにはフィクションが含まれています。登場する人物は架空であり、実在のものとは関係しない場合もあります。

文章:あおい 写真:タクミ、ゆうこ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 杉本博司さん自身のレクチャー有!「ロスト・ヒューマン」展鑑賞会&図録読書会

東京藝術部

  • 2016年11月3日 受付開始:8:40~
  • 杉本博司さん自身のレクチャー有!「ロスト・ヒューマン」展鑑賞会&図録読書会

東京都写真美術館のリニューアル・オープン記念として開催された「杉本博司ロスト・ヒューマン」展。
11月3日文化の日、猫町倶楽部東京藝術部では、杉本博司さんご本人にギャラリーツアーをしていただき、展覧会図録を課題本とした読書会まで行うという豪華企画が実現しました。
猫町倶楽部では普段、この開催レポートが掲載されている本HPからの申し込みを行っているのですが、今回は特別な機会ということもあり、mixiの東京藝術部コミュニティで先行募集を開始。結果、本募集を始める前に定員申込みとなる大盛況の会となりました。


 

東京都写真美術館への集合時間は‪、朝の9時‬。というのも、今回は杉本博司さん本人の解説を聞きながらの形でギャラリーツアーを行うため、一般の開館時間以前に猫町俱楽部の参加者を特別に入館させて頂く形での開催となったからです。
猫町俱楽部で美術館を貸し切ったような特別な機会、50名弱の参加者も遅刻ゼロという気合いの入りようでした。
 
 
ギャラリーツアーは3階からスタートします。3階の展示は<今日 世界は死んだ
もしかすると昨日かもしれない>と題され、文明が終わる33のシナリオに沿ったインスタレーションが展開されます。


 

 
 
エレベーターから杉本さんご登場!早速会場入口に置かれた巨大な地球儀にまつわるエピソードに話が進みます。この大きな地球儀、フランスの劇場コメディ・フランセーズでの舞台の道具として使用されたものを、杉本さんがオークションで手に入れたのだそう。

リニューアルしたての美術館ですが会場内は古びたトタン板で覆われ、さながら廃墟のよう。杉本さんの後に続いて、みんなで作品を順番に巡りました。
※会場内は撮影禁止のため、写真はありません。

文明が終わる33のシナリオはそれぞれ≪理想主義者≫≪比較宗教学者≫≪宇宙物理学者≫…と題され、遺書という形で33通りの文明の終わりが物語られます。このテキストも杉本さんの手によるもの。
化石や隕石、雷神像からラブドールまで、たくさんの物が集められ、その物たちと杉本さん自身の作品を織り交ぜた33通りの展示です。

どの展示物からも、その作品に込められた思いや、その物を手に入れた時の杉本さんご自身のエピソードに話が広がりました。ひとつひとつの物からストーリーが湧き立つ、まさに「物語」。お話を聞かなければ気づかなかったかもしれないポイントをいくつも知ることができました。

ツアー中には、ロックンロールを歌い踊る展示品のロブスターと一緒に杉本さんが英語の歌を口ずさむ一場面も。(美声でした!)
 
 

続いて2階の展示へ移動。この展覧会で世界初公開となる写真作品<廃墟劇場>は、杉本さんが1970年代から制作している代表作<劇場>が発展した新シリーズです。
撮影を行った実際の廃墟のひとつは全米での犯罪率1位という治安の悪いエリアにあり、夜中の撮影時に警察に銃を突きつけられるという危険な場面もあったそうです。

そして京都の蓮華王院本堂(三十三間堂)の千手観音を撮影した作品<仏の海>のインスタレーションを観て、ギャラリーツアーは終了しました。
人類の文明の終焉というテーマとは裏腹に、杉本さんには終始冗談も交えながら作品を解説していただき、笑いの絶えない和やかなギャラリーツアーとなりました。
 

 
 
休憩をはさんで後半は1階のスタジオで読書会。今回の課題本は「ロスト・ヒューマン展の展覧会図録」というこちらも普段とは違う形での開催です。図録には今回展示されていた文明が終わる33のシナリオと、廃墟劇場の作品ひとつずつに添えられていた文章が収録されていて、参加者は事前にそれらを読んでから集まりました。
 

感想を通じてやはり一番多かったのは、「事前に図録を観てからギャラリーツアーを見る事で、普段の美術館とは違う見方で鑑賞できた」という声。書物の形で集約された情報としてだけでなく、知った上で実物に触れるということ。事前のイメージと実物の印象を重ね合わせること。普段の読書とは真逆の方向かもしれませんが、そういった発見を共有するのもまた読書会の楽しみです。
 

読書会の後半からは杉本博司さんに各グループを順番に回っていただきました。著作やギャラリーツアーを通じて抱いた感想や疑問、気になる事を製作者自身に尋ねられる特別な機会。杉本さんも楽しそうに質問に応じていました。
 

終始穏やかながら、深い教養と洞察力、そして禅のようにハっとさせるユーモアを交えて言葉を交わす杉本さん。その佇まいが既に一つの作品のような存在感に溢れています。

読書会終了後には記念写真を一枚。なお、「猫町俱楽部のメンバーへのオススメ本」はジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』とのことでした。既にアウトプット勉強会で課題本に取り上げたことのあるこの本、未読の人は一度手に取ってみてはいかがでしょう。


読書会も終わり、最後は会場を変えてモンスーンカフェ恵比寿店での懇親会。これまた普段とは少し違ったランチタイムの懇親会、アルコールも入ってないはずなのに話し足りない美術館の話や今後の猫町のイベントについて、会話に花が咲いています。








今回の読書会についてはゲストの杉本博司さんはもちろん、東京都写真美術館のスタッフの方々の協力が無ければ実現不可能な企画でした。この場を借りて、改めて美術館職員の方々にお礼を述べさせて頂きます。

早いもので気が付けば今年もあと少し。2016年、東京藝術部のイベントは分科会が一同に集うクリスマス会を残すのみ。場所は今回の懇親会で使ったモンスーンカフェの代官山店、課題本は杉本博司さんも大きな影響を受けた20世紀最大の現代芸術家が受けたインタビュー、『デュシャンは語る』。次回もお待ちしています。

文:なり・次郎  写真:きむ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 平成28年10月28日 (金) 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第118回 橋爪大三郎「教養としての聖書」

10月28日(金)に第118回アウトプット勉強会が開催されました。今回の課題本は、橋爪大三郎先生の「教養としての聖書」。聖書を初心者にも分かりやすく解説された本でした。
当日はどのようなアウトプットがなされたのでしょうか?早速見ていきましょう。



まず、話題になったのは旧約聖書と新約聖書の印象の違いについてでした。
旧約聖書はどちらかというと日本の国生み神話「古事記」に似ている点という意見がありました。物語性に富んでいて、読んでいてとても面白かったといわれる方が多かったです。特にアダムとイブが禁断の木の実を食べエデンの園を追われてしまう話、また、ノアの洪水の話は、皆さんとてもよく知っていました。
それに対し、新約聖書はイエス・キリストについて見聞きしたことが手紙形式で残っていることを基としているので、現実感がある印象という意見がありました。



アウトプットの中で「聖書」って一体何?ということが話し合われました。「聖書」は神との契約という意味合いがある中で、人の生きる知恵の集合体、社会に適した形に変遷をたどったルールまたは生きる知恵などの意見がありました。また、イスラム教ではキリスト教のような布教活動を経典で認めていないので、キリスト教とは広がり方が違うなど、他の宗教との比較も話し合われました。皆さんのアウトプットを聞いていると自分が気づかなかった点または知らなかった点に気がつくことができ、とても充実した時間となるためあっという間に時間が過ぎていくように思います。



2時間近くのアウトプットの後は実行宣言を行いました。名古屋アウトプット勉強会では、「現実にコミットする」をテーマに課題本を読んで自分が実行しようと思ったことを最後に宣言します。
今回の課題本では、「隣人を愛する(Agroup)」「自分の欲求を大切にする(Bgroup)」「長生きして子孫繁栄(Cgroup)」「ほどほどに依存する(Dgroup)」「偉い人とも交渉する(Egroup)」という実行宣言が選ばれました。



テーマが「聖書」ということもあり、皆さん自分の気持ちに正直な実行宣言をされました。
気になっていたけれど、手に取れなかった「聖書」について知ることができた、充実した時間だったのではなかったでしょうか?

アウトプットの時間が終わると、懇親会の会場へ皆さんで移動。懇親会では、違うグループ席の人とも改めて「聖書」について話したり、猫町倶楽部で企画された課外活動について話をしたりなど様々なテーマで夜遅くまで盛り上がりました。転勤で名古屋に赴任されてきた方が同郷の方と繋がることもできたようです。1冊の本をきっかけに素敵な出会いがあるのですね。



次回、第119回アウトプット勉強会は、森信三著「修身教授録」を課題本に、11月25日(金)にウィンクあいちで開催されます。著者森信三は、戦前戦後を通じ、日本教育最大の人物ともいわれた教育者であり哲学者です。この本には人として生きる基本、原理原則が書かれています。今から80年近くも前の講義ですが、心に響く名著です。
ぜひ、この本を読んでアウトプットしませんか?皆さんのご参加をお待ちしております。



文 HIROKO
写真 ぶんぶん・おりがみ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年12月10日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~17:30 パーティ18:00~21:00
  • 【名古屋】読書会&クリスマスパーティー2016【文学サロン月曜会】

※運営サポーターからのお願い!mixiコミュニティに入会済の方でこのイベントにお申込みされた方はこちらでも参加表明をお願いします!

今年も名古屋文学サロン月曜会恒例、読書会&クリスマスパーティーを開催いたします!

読書会の課題本は
トルーマン・カポーティ「誕生日の子どもたち」(文春文庫)
※同内容の単行本でも可。

ドレスコードはカポーティ主催の伝説のパーティーにちなんで「ブラック&ホワイト ボール」あるいは「クリスマス」

クリスマスパーティーは、プレゼント本の交換タイムがあります!
プレゼント本のテーマは「読書会をしたい一冊」。
読書会中にそれぞれのテーブルでレコメンドをしていただき、
パーティで各テーブルから選ばれた本の投票を行います。
本の種類は小説・エッセイ・漫画・詩集・絵本・写真集・画集などなんでもOK。
(ただしビジネス本・DVDやCDは不可)
この本で語り合いたい! というあなたの思いをぶつけてください。
上位2冊に選ばれた本は1月定例会の課題本となります!!

ほかにも初めての参加者同士でも気軽にコミュニケーションをとれる企画を用意しています。
さぁ、今年も名古屋月曜会のクリスマスは見逃せません!乞うご期待!

ちなみに去年のクリスマスパーティは こんな感じ でした
一昨年は こんな感じ


■タイムテーブル
15:00  受付開始
15:30~17:30 読書会(1ドリンク)
18:00~21:00 クリスマスパーティー(プレゼント本交換タイムもあり)

■参加条件:課題図書の読了とドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■持ち物:プレゼント用本(テーマは「読書会をしたい一冊」)

■会場「ア レストランジェル コウベカン
地下鉄伏見駅9番出口から徒歩5分
名古屋駅より錦通を東へ徒歩13分
名古屋駅からタクシーでワンメーター

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年10月9日(日)〜10日(祝) 
  • 福岡文学サロン月曜会(湯布院旅行企画)第九回 川端康成「千羽鶴」

福岡猫町も立ち上げから約1年、ここにきての初の旅行企画は
復興支援も兼ねての大分県、小洒落た温泉街、湯布院へ。


SAでの買い食いも旅の醍醐味ですね♩


読書会の前には、有志で湯布院散策へ
湯布院の高名な旅館の中にある
昼はカフェ、夜はバーになる『天井桟敷』へ


『いつかここで読書会やりたいな〜♫』


そしてカツサンドが素晴らしい出来☆

食後は湯布院の町をぶらつきながら
本日の会場の『原っぱカフェ』へ


何かと風変わりな不思議系カフェでした
マスターも風変わりないい人♫


課題本は川端康成の『千羽鶴』

昼ドラのようなドロドロした前半部分から
爽やかな秋晴れのような後半部分


えっ!ここで終わり!と物語の途中での幕切れ
一方でそれが余韻となり、
なおかつ広がりを見せるからまた不思議


太田夫人のなんとも言えない色気と人としての足りなさ
ちか子の厭らしさとタフさ
因果に巻き込まれる文子さんに
ゆき子さんのいい人っぷりと
魅力のある登場人物が織りなす物語は
いくら時間があっても語り尽くせぬ感じでした

まさに読書会向きの1冊。

ドレスコードは「鳥」、
ベストドレッサーは小物使いが素敵なお二方。


最後はみんなで記念撮影のお時間☆彡


あっという間の2時間の後は
恒例の懇親会。


素晴らしいお料理と
楽しい仲間に囲まれてのお酒は格別でした☆



その後は宿に移動

温泉では大人のトークで盛り上がり

部屋に移っては大人のトークとお酒で盛り上がりと


終始盛り上がりを見せた湯布院旅行企画でした☆


次回は11月17日、太宰治の短編集です♩
富嶽百景、走れメロス…etc 魅力ある短編が一杯☆

ご参加受付はコチラから。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年11月25日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 森信三著「修身教授録」

11月の課題本は 世代を超えて読み継がれる不朽の名著
     
 森信三著 「修身教授録」 (致知選書)


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年11月23日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:00〜
  • 【東京】 『この世界の片隅に』

※11月のシネマテーブルは、名古屋会場と同じ課題作品で行います。
こちらは、東京会場です。お間違いのないようにお申し込みください。


11月の東京シネマテーブル
 課題映画は

  『この世界の片隅に

    ※11月12日(土)全国公開です。劇場情報
  



【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 シネマテーブル(1テーブル7〜8人のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 懇親会
フリートーク→ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
*食事のスタートは21:00の懇親会からとなります。

【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近観た映画、これから見たい映画
・もっとディズニー映画の話がしたい!etc…


【会場名】
渋谷 ザ ギャンゲット バイ モジャ
*渋谷駅ハチ公口より徒歩6分。
*会場に一番近いのは渋谷駅13a出口です。

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/37571
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/36752



■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は11/21(月)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋【恋愛・結婚・仕事・家族】アラサー・アラフォーのための人生100年時代の生き方【ゲスト紫原明子】

特別イベント

  • 2016年11月23日(祝・水) 受付開始13:00 読書会13:30~15:30 トークイベント15:45~17:15 懇親会17:30~
  • 名古屋【恋愛・結婚・仕事・家族】アラサー・アラフォーのための人生100年時代の生き方【ゲスト紫原明子】

恋愛、結婚、子育て、働き方、人生100年時代は全てが変わる。
これからの生き方を考えるイベント、課題本は
  
   紫原明子 「家族無計画」(朝日出版社)
(※リアル書店でご購入されたい方は名古屋駅前のジュンク堂に在庫があるそうです。←11/17現在の情報)

著者の紫原明子さんと吉川浩満さんをゲストにお招きします。

紫原 明子(しはら あきこ)
エッセイスト。1982年福岡県生。13歳と11歳の子を持つシングルマザー。個人ブログ『手の中で膨らむ』が話題となり執筆活動を本格化。著書に『家族無計画』(朝日出版社)『りこんのこども』(マガジンハウス)。Webでは『世界は一人の女を受け止められる』(SOLO)をはじめとしDress ProjectAMHRナビポリタス等に連載、寄稿。2016年3月鷺森アグリ主宰abooksプロジェクト’dintje’執筆協力。Twitter ID:@akitect




<タイムテーブル>
13:00 受付開始
13:30〜15:30 読書会
15:30〜15:45 休憩
15:45〜17:15 トークイベント&質疑応答
17:15〜17:30 告知など
17:30〜    懇親会(~猫町ナイト)



■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年11月19日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡】太宰治 「富嶽百景・走れメロス 他八篇」

【福岡文学サロン月曜会】

 11月の課題本は

   太宰 治「富嶽百景・走れメロス 他八篇 」 (岩波文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年11月19日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」

11月の課題本は
  
  ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」(筑摩書房)


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【藤が丘会場】「楽園のこちら側」「こわれる」「グレート・ギャツビー」【シネマテーブル連動企画】

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年11月18日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】「楽園のこちら側」「こわれる」「グレート・ギャツビー」【シネマテーブル連動企画】

※課題本が入手困難につき、
スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」を追加しました。



名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


名古屋文学サロン月曜会の11月の課題本は10月のシネマテーブルとの連動企画。
藤が丘会場では伝説の編集者マックス・パーキンズが手がけたスコット・フィッツジェラルドとその妻ゼルダの作品をとりあげます。

課題本は
スコット フィッツジェラルド「楽園のこちら側
ゼルダ・フィッツジェラルド 「こわれる
スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」※訳はどれでも可。

※上記の中から一冊お選びください。

■参加条件:課題作品(一冊)の読了及びドレスコードの遵守
課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■お申し込み時のアンケート欄にて課題本をお選びください。

★新企画★
前回藤が丘会場「禅と日本文化」読書会時に好評だった各テーブルでのレコメンド(1人1分程度)を今回も行います。
今回の課題本「天使よ故郷を見よ」または「日はまた昇る」を読んだ人にオススメの本や画集、CD、DVDなど、何でもいいので持参してきてください。強制ではありませんが、レコメンドにご参加いただけると課題本についてより深く考えるきっかけになるかも?


■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

シネマテーブ10月課題映画 『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』】

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【東京開催】男子禁制 猫町BL読書会 トウテムポール「東京心中」  選書:吉川トリコ

特別イベント

  • 2016年11月11日(金) 受付開始19:00 読書会19:30~21:00 懇親会21:00~22:30
  • 【東京開催】男子禁制 猫町BL読書会 トウテムポール「東京心中」  選書:吉川トリコ

男子禁制 猫町BL読書会(通称トリコ組) 、満を持しての東京初開催です!

ご自身もジェンダーフリーな作品を書かれていらっしゃる小説家・吉川トリコさんとともにBL(ボーイズラブ)作品で読書会開催します。

BLを読んだことはないけれど、ちょっと興味があるという方、大歓迎です!
読書会に初めて参加される方も沢山いらっしゃいます。


東京初開催の課題本は
 
  トウテムポール「東京心中」上巻下巻

選書はもちろん吉川トリコさんです!
トリコさんが「東京でやるならこれ!」と迷わず決めた、トウテムポールさんのBL漫画です。
TV業界を舞台に、リアルで厳しいお仕事と恋模様が繰り広げられるこの作品。
2014年度「このBLがやばい!」大賞マンガ部門の第1位にも選ばれています!
皆さん、一緒に語り合いましょう✨

■開催場所
【ザ ギャンゲット バイ モジャ(THE GUINGUETTE by MOJA)】
渋谷駅から徒歩5分

■参加条件:男性以外・課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。
※今回男性はご参加できません。

■課題本にちなんで、今回のドレスコードは「今夜は帰れない」です。
自分なりに取り入れた服装や小物でご来場ください。

■自己紹介の時にお勧めしたいBL作品がある方は、是非お持ちください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

お申し込み時のアンケート欄にて 以下より選択してください。
 ・BL作品を読むのは初めてです。
 ・今回の課題本以外にBL作品を読んでいます。(1〜10作品)
 ・今回の課題本以外に、BL作品を読んでいます(10作品以上)

※mixiに参加されている方は、HP申し込みをされたら、mixiコミュニティー猫町倶楽部「東京文学サロン月曜会」のイベントにてぜひ参加表明をお願いします。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第十二話「西区」

特別イベント

  • 2016年10月5日(水) 読書会19:00~20:30 懇親会20:30~ 
  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第十二話「西区」

2016年10月5日(水)、名古屋16話ツアーズ「西区」が開催されました。



吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわろうということではじまったツアーズもこれで12回目。

名古屋に住んでいても普段は行かない区・場所・お店に行ける、しかも回を重ねるうちにその区の名物だったりおいしいものだったりを食べられる! という+α付き読書会の様相を呈してきて好評をいただいております。

今回の会場は西区の円頓寺商店街にある老舗喫茶店「西アサヒ」さん。台風の影響もなんのその、今回も30人超えの大入りでした!





「西アサヒ」さんといえばもちろん玉子サンド!
開催前からmixiやTwitterなどで「玉子サンド……」とうわ言のようにつぶやく参加者たちが続出するほどでした。



今回のお話は「恋人たちの距離(ディスタンス)」。

軋みの見えはじめた恋人たちの微妙な関係を男女それぞれの視点から書いた読書会にはうってつけの短編です。

「デートでクーポンを使う男はありかなしか」
「デートなのに助手席に座ってむすっとしている女はいかがなものか」
「初デートに最適な場所は?」
「車社会・名古屋について」
などなど各テーブルでさまざまな話題が出ていましたが、
「クーポンを使ってもいいけどスマートにやってほしい」
「デートならある程度のレストランに連れてってほしい」
「男性に軽自動車は乗ってほしくない」
参加者の多くが独身者なのでついつい話題がふわふわとしがち。
そこへ、ベテランの既婚女性から「結婚生活においてこの経済観念はすごく大切ですよ!」という意見が飛び出し、
「耳が痛い!」と独身者たちが耳を塞ぐ場面もありました。

読書会後はそのまま西アサヒさんで懇親会に突入!
解散後は「国際センターのほうが近い!」「いや丸の内だろ!」「あ、うちらは名古屋駅まで歩くんで~!」とそれぞれ三方向に散っていきました。これまで電車組はほとんど一択で最寄り駅まで歩いて帰っていましたが、過去最高に交通の便がよかったようです。



次回は「中区」でお待ちしております!


※ここまでの名古屋16話ツアーズの記録はこちら

10月7日(水) 中区 Nov.Cafe・広小路キッチンマツヤ
11月5日(木) 北区 coboカフェ
12月2日(水) 中川区 自由空間
1月10日(日) 港区 荒子川公園(もちつき大会)
2月2日(火) 東区 撞木館
3月23日(水) 名東区 JAZZ茶房青猫
4月9日(土) 守山区 小幡緑地(花見)
5月16日(月) 昭和区 居酒屋『福わうち』
6月16日(木)特別篇「光の庭」 パルコ東館4F Carlova360 NAGOYA
7月12日(火) 緑区 ゲストハウスMADO
8月1日(月) 天白区 sandpit

文・トリコ 写真・ayuppe
猫町倶楽部トリコ組サポーターズ




開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【mixi先行予約済者用申込み】「ロスト・ヒューマン」展 鑑賞会及び読書会 をUPしました

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 【mixi先行予約済者用申込み】「ロスト・ヒューマン」展 鑑賞会及び読書会 をUPしました

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西文学サロン月曜会 第20回 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年10月1日(土) 
  • 関西文学サロン月曜会 第20回 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡


 

穏やかな陽気に包まれた或る秋の日、うららかな陽気に似つかわしくない低ーい声で、
どこからかひそひそ話が聞こえてきました。

「おい、どうやら今夜は俺たちの出番らしいぜ」
「そうそうか。。。今年もこの季節がやってきたか。。。」
「でも、ちょっと時期早くないかい?」
「ハロウィーンにはまだ早いが、本番前ににちょいと驚かせてやろうか。。」
そうです、今宵の読書会は、不気味で面白い「うろんな客」で有名な絵本作家
エドワードゴーリーが選書した短編集「エドワードゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡」
ゴースト大国??イギリスの作家が中心となって書かれた1800年代中盤から1900年代にかけての作品集です

怪談集と一言でいっても、Theゴーストな分かりやすい幽霊屋敷や、これぞ怪談の名著と言われるストーリー
疑心暗鬼に包まれた心理描写にせまる恐怖、夢か現実か分からない世界に呪いのまじない、教訓めいた話など バラエティにとんだ物語があなたをホラーの世界に誘います。
さて、今回初参加の人間界の方々及びゴースト達へ、守って頂きたいルールがあります。

本については、何を述べても良いが、他人(他のゴースト)の話は否定しない

このルールは、初参加の方でも常連の方でもみんな気持ちよく話せるための大切な決まりです。

「ふーん、俺らゴーストには関係ねえし」

「でも、郷に入れば郷にしたがえって言うし。。。。」
「しゃーない、ゴウストだけに郷には従おうぜ。。。。


 

ゴースト君たちもしぶしぶ納得してくれて、無事読書会の幕が開けました。
場所はおなじみ、恵文社一乗寺のレンタルスペース恵文社COTTAGEです。

月曜文学サロンの読書会は、ドリンクとお菓子をつまみながらのアットホームな会です。
お茶や缶ビール、チューハイなど取り揃えているのですが、何といっても
サポーターのたくみさんが作るオリジナルカクテルは大人気!!(通称タクミバー)
ノンアルコールも加わってカウンターには長蛇の列が並びました
 




 


今回は

○二層のフルーツティー(アプリコットと紅茶の嬉しいコラボ)
○パイナップルファンタジー(爽やかな甘さが美味しい!)
○YUKOカクテル子悪魔風(サポーターが持ってきた無添加葡萄酒がベース)

お菓子もゴーストらしく、ハロウィンにちなんだチョコレート菓子にお化けのスナックが華を添えました。

さて、自己紹介を終え、くつろいだ雰囲気に包まれた初参加のかたも常連の方もゴーストも??みんな和気藹々とおしゃべりしています
ちょっとのぞいてみましょうか。。。

「ゴーリーの絵が怖い! 12の怪談の順番が、フルコースみたい 前菜 メイン デザートって!」
「悪いことをしたら自分に帰ってくるのが〆のお話、スカッとするよね」
「世にも奇妙な物語みたい」

 



 

「空き家って京都にもいっぱいあるよねー!近づいたら行けないところ」

 



 

「幽霊ってみえる??」
「関西人だからか、ついオチを求めてしまうけどはっきりしないから色々な解釈できるよね!」

 

人間の知らないところで、ゴースト君の会話もはずんでいます。

「おいおい、まじかよ。最後殺しちまったよ!!」
「なんか一人でがんばりすぎ、個人主義のお国柄か?ご先祖様とか守ってくれないの??」
「昔はこんなわかりやすい幽霊話で怖がってくれたのに。。。いまどきの人間どもは、ちょっとやそっとじゃ驚いてくれないぜ」
「猿の手、おまえならどんな願いする??」「俺ら死んでるのに願い事ってなんだよ」

「最後の願いって何なんだ??」

ふと、時計をみるともうベストドレッサー賞を決める時間です。
毎回ドレスコードが決まっている月曜会ではテーマにちなんだ、ファッションやアイテムを持参します。
グループごとに1人選び、選ばれた人はみんなの前で今日のファッションポイントをお話して頂きます。

 


 

今日のドレスコードは「ゴースト」
ドラキュラを思わせる牙に百均の猿の手(笑)、 幽霊っぽい薄い色のワンピース、白いスカート、首吊りを思わせるひもをからめた
(でもかわいい!)お洒落幽霊、
ゴシック風のお洒落なドレスシャツに、きらきらはじけるTHEハロウィンな髪飾りなどなど、
みなさん、とても素敵でした^0^

 


 

読書会はここで終了。懇談会へと続きます。

今晩は久しぶりのスーフルさんのごはん。
ゴーストっぽく怖かわいい、でもとっても美味しいビュッフェをご用意して頂きました。
急な人数調整にも快く対応して頂き、ありがとうございます!

 



 


 



 

☆お品書き☆

ガイコツポテトサラダ スモークオイルサーディン
ビーツのポテトサラダ
指ウィンナー
目玉クラッカー
頭付きエビフライのバゲットサンド
オープンオムレツ
紫キャベツのマリネ
ブロッコリーとまいたけナムル
トマトチキンカレー
ワッフルとベリーソース

さて、ゴーストたちはごはんを食べなくても平気です。(というか食べれませんが)
あまりに美味しそうに食べてる私達をみて、ちょっぴりうらやましく思いました。
でも、あまりにみんな笑顔なので、普段はいかめしい顔をしているゴーストくんもついついニンマリしてしまいました。

「なんか、なごむぜ」
「おい、ゴーストだろ?しっかりしろよ!感化されてんじゃねえぞ」
「でも人間もまんざら捨てたもんじゃねえかも、、、世間では、いやーなニュースがいっぱいあって大変なこともあるけど、たまに美味しいごはんを食べながら本を通じて色んな話ができるなら、聞いてくれる人が
いるなら、また明日からがんばれるよな」
「ここに来る人間ってなんか感性が似てるからかな、初めてでも楽しそう」(ちょっとうらやましそうに)

「。。。。てお前人間かっ!!」

「200年前はね。。」

懇談会ではテーブルごとにテーマを決めて自分が話したい場所に移動します。
・芸術・読書・グルメ・タクミバー(マスターのカクテルを頂きながらカウンターでお話します)

 



 

 

マスターのお酒とタクミな話術にリードされて、ちょっとディープな大人なお話にドキドキしたり。

 



 

グルメのテーブルは、食べログでは3.0から3.5に絞るとか、宇治には美味しいパン屋さんがあるとか情報交換したり、
こてこて大阪人のおっちゃんに、下手な関西弁しゃべるなと毎回言われて大阪弁恐怖症になった(笑)など。

 


 

芸術では猫町主催のタツヤさんを中心に盛り上がっていますね
読書でも本の話は尽きることなくはずんでいるようです。
いつの間にかゴーストも、どこどこの幽霊屋敷は住みやすいやら、実は鏡の女に恋してるとか、
カーズウェルは死んでも、インチキ錬金術をゴーストに伝授してるらしいとか、色んな話で盛り上がっているようです。
さて、懇談もいよいよ終了の時間が近づいてきました。
名残惜しいですが、ご参加頂いた人間のみなさんもゴースト達も充実した時間を過ごせたようです。
怪談フルコースの今宵、お楽しみ頂けたでしょうか?
次回はあなたを更なる混乱と狂気の世界へ導く、ドグラ・マグラでお会いしましょう。

 


 

****************
「そういや勝手に進行役してたあいつ誰だ??」
「しょうもないギャグ入れすぎ、クレームつくんじゃねえの?」
「あんなやつ人間にいたっけ。。。」
「。。。。人間驚かすの忘れてた!。。。まいっか。。。今回は前夜祭、本当の恐怖は次回へと続く。。。。」

気が狂ってしまうほどの。



文 ゆうこ 写真 あおい shige

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年9月28日(水) 19:30〜
  • 第73回 名古屋シネマテーブル水曜会「君の名は。」

9月28日(水)19:30より、名古屋シネマテーブル第73回「君の名は。」が開催されました。


 

公開1か月で興行収入100億円を突破し、今も大ヒットし続けている新海誠監督の最新作「君の名は。」。

社会現象まで起こってしまう程の人気作品が課題映画ということもあり、あいにくの雨にもかかわらず、なんと96名の参加者にお集まりいただきました。初参加者は12名!

 

会場は「Nov.cafe」


「MITTS COFFEE STAND」


「Elephant’s Nest」

3会場13テーブルに分かれてスタートです。

新海作品ファンの方、新海作品を初めて観たという方、ハマって何度も観に行った方と参加者も様々で、どのテーブルも盛り上がっていました。



 



 

主な感想としては、

  • RADWIMPSの曲の歌詞と物語がマッチしているのが新鮮。
  • 前半と後半でストーリー展開がガラッと変わるのが面白かった。
  • 岐阜ネタが地元民としてうれしかった。
  • 風景の描写が素晴らしい。
とか、
  • 面白いとは思うが、なんでこんなに流行っているのかわからない。
  • もし自分が若かったらあれを観て運命を信じそうでヤバイ。
  • 曲がいいよね、バンプ・オブ・チキン。
などなど(笑)

また、もし自分が入れ替わるならどんな人になってみたい?とか、
もし自分なら口噛み酒を躊躇なく飲めるか?など話し合ったり、
みんなで時系列を整理したりと、どのテーブルもかなり盛り上がって、楽しい時間を過ごされていたようです。


 

もちろん、このままでは終わらない。
このあとは「Elephant’s Nest」に集合して、二次会(懇親会)スタートです。


 

二次会も引き続き、たくさんの方に参加していただき、会場は熱気ムンムン。


 

話題映画『スーサイド・スクワッド』のテーブルも、かなり盛り上がってた様子。


 

その他のテーブルのみなさんも、思い思いに映画の話に花を咲かせてました。


映画の話は聞くのも話すのもホント楽しい。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!

次回第74回シネマテーブルは10月26日開催、名古屋文学サロン月曜会とのコラボ!
課題映画は『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』です。

お申し込みはこちらから。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39102

 

ではまた来月お会いしましょう!

文章:こつみん
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月24日(土) 
  • 【開催レポ】東京アウトプット勉強会 『これからの「正義」の話をしよう』

9月24日。東京ミッドタウンにあるシスコシステムズの会議室にて猫町倶楽部東京アウトプット勉強会第88回定例会が開催されました。
今回の課題本は過去課題本の人気投票”猫町総選挙”を経て8月定例会でのビブリオバトルで決定したマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』です。
過去課題本になったのは第20回で、今回は第88回定例会なので歴史を感じます。


当日はあいにくの雨模様でしたが、70名を超える参加者がいらっしゃいました。

なお、今回はいつもと異なる試みがありました。
猫町倶楽部では7~8人で一班をつくり、読書会の最中はファシテーターと呼ばれる司会進行役があらかじめ決まっています。
しかし、今回は当日の話合いでファシリテーターを決めようということになりました。

スムーズな運営が行われるように、開始前にはサポーターで綿密な打ち合わせが行われました。
全員いつになく真剣な表情をしています。


アイスブレイクでなごんだところで、ファシリテーター希望のアンケートを行いました。参加回数少なめの参加者の方もかなり立候補してくれたようで運営側としてはうれしい限りです。急にファシリテーターをすることになっても準備をしてないからどう進めていいか分からない、なんてことがないように「話したいことシート」にあらかじめ記入をしてもらいました。


困ったら、ここから話題を振ればいいので安心です。
アウトプット勉強会ではファシリテーターをすることが一番勉強になりますし、醍醐味だと思います。


前回課題本になったときは小説家・エッセイストの中村うさぎさんが参加されていたそうで、本の内容をリアルな生活と絡めてお話をされていて説得力がすご過ぎたという話や、身近な共同体というとどうしても「会社」のことを話題にしてしまいがちのところを「この本は公共について書いてある本なので、会社はちょっと対象としてはずれてます」と軌道修正してくれる方がいたりと様々なバックグラウンドや知識がある方々が集まる読書会だからこそ出る話題もあり、あっという間に時間は過ぎてしまいます。

そして、恒例の全体写真で記念撮影!


読書会終了後は懇親会となります。東京アウトプット勉強会の懇親会では、はじめの1時間は読書会の班ごとに座ります。その後、「ゆる席」といわれる各テーブルに設定されたテーマ席に各参加者が自由に移動します。


今回の懇親会テーマは、「映画」「少女漫画」「酒」「話したりん」「猫町初心者」「旅」「フリートーク」でした。「酒」がテーマの席では酒好きだからこそ知っているおいしい日本酒がお得に飲めるお店の情報共有が行われ、とても有意義だったそうです。

毎度のサポーター集合写真ポーズテーマはジャスティス(正義)の『 J 』
ポーズが逆のような気がするのは私だけでしょうか・・・


来月の課題本は岸 政彦著「断片的なものの社会学」です。10月22日、東京ミッドタウンのシスコシステムズでの開催になります。また、皆様のご参加をお待ちしています。

(文・おみつ 写真・You、もこ)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第117回 ジャック・アタリ「危機とサバイバル――21世紀を生き抜くための〈7つの原則〉」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月23日(金) 
  • 第117回 ジャック・アタリ「危機とサバイバル――21世紀を生き抜くための〈7つの原則〉」

9月23日(金)、第117回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。

場所はいつもの「愛知県産業労働センター ウインクあいち」。
課題本はジャック・アタリ著「危機とサバイバル―21世紀を生き抜くための<7つの原則>」でした。

参加は今回26名にご参加いただきました。
9月4日行われたビギナー限定イベントの5名のほか、猫町倶楽部初参加の方も1名いらっしゃいました。

 

6年ほど前には、今回の課題本の著者ジャック・アタリの作品で「21世紀の歴史」を課題本に↓読書会を開催しています(第36回、2009/12/16(水))。当時の会に参加された方が3名参加して下さいました。

今年の9月で猫町倶楽部が始まって10年になります。読書会の冒頭では、改めて猫町倶楽部の設立背景やアウトプット勉強会への想いが語られる一幕もありました。

 

月刊Check11月号で猫町倶楽部が取り上げられていることの紹介がありました。9月に開催したビギナー限定イベントの模様や猫町倶楽部メンバーお勧めカフェ等が掲載されています。こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

今回の読書会では、サポーターから参加者皆さんに、ポケットサイズの紙片をお配りしました。
この紙には、課題本で紹介されている「7つの原則」が書かれ、著者の出身国にちなんでフランスの香水で香りをつけてお渡ししています。会場がほのかに香っていたのにお気付きだったでしょうか。

読書会は、4テーブルにわかれて行われました。読書会に参加した動機もジャックアタリのファンの人や勉強の場としたい人、猫町倶楽部の雰囲気が好きな人等色々です。

今回の課題本は、サバイバルのための原則を7つあげて個人、企業、国家、人類それぞれの場面で7つの原則を使って行動するにはという内容でした。
読書会では、7つの原則のうち力を入れていきたい原則がどれか、原則の一つである「自己の尊重」がとても難しいこと、今後どんな危機が具体的に待ち受けているか等が話題になりました。

アウトプット勉強会では、現実にコミットするための実行宣言として、本を読んで実行したいことを付箋紙に書き出しテーブルごとに発表しています。今回選ばれた実行宣言は、こちら。他の人の実行宣言を聞くことで気づきがあったり、課題本を再読しようと思ったりします。


  • 「しなやかに生きのびる」
  • 「20年後の自分を意識し「今」を大切に行動する」
  • 「(自分にとって大切である)数学さえも捨てる「ちゃぶ台返し」の覚悟を!」
  • 「自分にとって大切な要素(P178)を定義する。寝る前に思い出す。判断に迷ったときに思い出す」

 

最後に記念撮影。


読書会の後は懇親会。海の幸を楽しみました。
懇親会では、引き続き課題本の内容についてや、普段どんな本を読んでいるかの話題で盛り上がったほか、今名古屋で旬の話題として、あいちトリエンナーレの様々な催しも話題になりました。

 

次回の定例会は、橋爪大三郎「教養としての聖書」で、10/28(金)に開催します。場所は今回と同じく、名駅そばのウインクあいち、
本を読んでアウトプットする習慣を身につけてみませんか?


(写真)ぶんぶん (文)めの・もし

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年11月5日(土) 受付開始17:20 読書会17:40~19:40 懇親会20:00~
  • 【大阪】夢野久作「ドグラ・マグラ」上下巻

11月の課題本は

  夢野久作「ドグラ・マグラ」巻 (角川文庫)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年11月2日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~20:30
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズ! 第十三話 中村区

名古屋のこと、そこに住んでいる人達のこと、どれだけ知っていますか?

話題の男子禁制BL読書会などで猫町倶楽部ととっても縁の深い名古屋在住の作家、吉川トリコさん。中日新聞ほっとweb上で連載された「名古屋16話」の書籍化を記念して、月一開催、名古屋16区を縦断する読書会を開催しています。
毎回それぞれの土地、それぞれのお店で趣向をこらした催しを企画。
今回は「中村区」!!!

特殊な土地として語られることの多い街、名古屋。
この街を好きな人も、複雑な思いを持つ人も、
本を読み、語り合うことで新しい何かを見つけに行きませんか?

課題本はもちろん 吉川トリコ「名古屋16話」。
第十三話「忘れられない味」のみの読了で参加OKです!

会場は『KAKO 柳橋店』
coffee shop KAKOは1972年に名古屋で初めて自家焙煎のコーヒーを扱う喫茶店として開店しました。月曜会名古屋会場としてもおなじみの今回の会場『KAKO 柳橋店』はKAKOの系列として3番目にオープンしたお店です。読書会ではいつもおいしいコーヒーとケーキが迎えてくれます。
今回はお店のご厚意もあり、話にちなんでコンパルのエビフライサンド付きのセットも用意しました。名古屋に住んでいても意外と食べたことがない人も多いのではないでしょうか。この機会にぜひ!


読書会 1500円(1ドリンク+スイーツ)
    2000円(1ドリンク+エビフライサンド+スイーツ)
どちらかお選びください。
学生の方は300円引きになります。当日必ず学生証をお持ちください。

<タイムスケジュール>
  18:30~19:00  受付
  19:00~20:30  読書会


■参加条件:課題本「名古屋16話」第十三話の読了
 ※第十三話のみの読了で参加出来ます。
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年10月29日(土)~30(日) 8:30 新宿駅周辺集合
  • 【秋のオススメイベント=読書会旅行】サン=テグジュペリ「ちいさな王子」

初めてでも、ひとり参加でも猫町倶楽部に一気に馴染める読書会旅行!

行先は那須、宿泊は温泉旅館、観光に読書会においしい食事、夜のハロウィンパーティ!秋の那須を遊びつくそう!
はじめての方やまだ参加回数の浅い人にこそおすすめのイベントです。
 
※猫町倶楽部の旅行企画には毎回数名の初参加の方や参加歴の浅い方がたくさん参加されます。

課題本は
    サン=テグジュペリ「ちいさな王子」(光文社古典新訳文庫)
    ※「星の王子さま」でも可

【参考】昨年の読書会旅行の開催レポート http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/27871


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
 課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。読了していない方は参加をご遠慮ください。

■宿泊先:満寿家 
室生犀星、与謝野晶子、島崎藤村などの文豪も止まったことのある歴史ある温泉旅館です。猫町倶楽部で貸し切って利用します。

■スケジュール
1日目 (10/29)
8:30 新宿駅周辺集合(集合場所は後日ご連絡いたします)
12:30~14:00 千本松牧場(昼食含む)
14:30  塩原温泉
15:30  宿到着
自由時間の後、読書会、食事、ハロウィンパーティ

2日目(10/30)
9:30 出発
10:15~11:45 南ヶ丘牧場
12:00~14:00 森のビール園
14:30~15:30 那須とりっくあーとぴあ
18:30 新宿到着
※2日目は天候によっては観光場所を変更する場合がございます。


昨年度の旅行はこんな感じでした。


【お申込み方法】
猫町倶楽部へ下記必要事項を添えてメールにてお申込みください。
 info☆nekomachi-club.com (☆を@に変えて下さい)
お振込みのみの受付とさせていただきます。
折り返し振込先の案内を送らせていただきます。

件名「東京月曜会 1泊バス旅行」
 1. お名前
 2. フリガナ
 3. mixiにご入会の方はmixiハンドルネーム
 4. 性別
 5. ご住所
 6. 電話番号
 7. 年齢
★保険加入のため必要ですので、必ず省略せず明記してください。

※集合場所詳細は、申し込みされた方に追ってお知らせいたします。
※タイムスケジュールは交通事情や天候等の都合により、変更となる場合がございます。

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年10月28日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 橋爪大三郎著『教養としての聖書』

10月の課題本は


 橋爪大三郎著『教養としての聖書』 (光文社新書)




■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年10月26日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 監督トーク 21:00〜
  • 『ケンとカズ』 ゲスト: 監督 小路紘史 

10月の東京シネマテーブル定例会は、話題沸騰、アンコール上映も決定している『ケンとカズ』!
http://www.ken-kazu.com/
http://www.cinra.net/news/20160427-kentokazu

監督である小路紘史さんをお招きしてのミニ講演・質疑応答も合わせて開催します。


10/8(土)より下北沢トリウッド、横浜シネマ・ジャック&ベティ、10/22(土)よりキネカ大森にて上映されます。



◼︎小路紘史(しょうじ ひろし)監督プロフィール

1986年7月11日生まれ。広島県出身。
東京フィルムセンター映画・俳優専門学校を卒業。10作品以上の短編映画を制作。4年連続でショートショートフィルムフェスティバル&アジアで入選を果たすなど、日本・海外の映画祭で上映。
2011年に制作した短編版の『ケンとカズ』は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で奨励賞を受賞し、ロッテルダム国際映画祭2012をはじめ、リスボン国際インディペンデント映画祭2012などで上映されるなど、海外からも注目される。本作が長編デビューとなる。

【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 シネマテーブル(1テーブル7〜8人のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 小路紘史監督によるトーク&質疑応答

【会場名】
渋谷 ザ ギャンゲット バイ モジャ
*渋谷駅ハチ公口より徒歩6分。
*会場に一番近いのは渋谷駅13a出口です。


*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/37571
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/36752


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年10月26日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』【文学サロン月曜会連動企画】

10月のシネマテーブルは名古屋文学サロン月曜会との連動企画!

課題映画は
  『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』です。

10/14(金)より伏見ミリオン座、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティにて公開です。



コリン・ファース演じる映画の主人公マックス・パーキンズは20世紀初頭に活躍した編集者で、トマス・ウルフを見出したことで知られています。

映画に合わせて月曜会では
11/9(水)に名古屋会場で、トマス・ウルフ「天使よ故郷を見よ」、ヘミングウェイ「日はまた昇る」。
11/18(金)に藤が丘会場で、フィッツジェラルド「楽園のこちら側」、ゼルダ・フィッツジェラルド「こわれる」を課題本に読書会を開催します。
ぜひ合わせてご参加下さい。

*原作 / A・スコット・バーグ 「名編集者パーキンズ

<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/37667
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/36831



■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は10/23(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。


*メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。

*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。mixiをイベントの告知、メンバーのメインの交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2016年9月19日(月・祝) 受付開始13:00 レクチャー13:15~ オペラ鑑賞会15:30~ 懇親会18:15~
  • 鈴木淳史のクラシックレクチャーシリーズ@名古屋 第三弾「オペラ~魔笛」

昨年、ヴェルディのオペラ「椿姫」で開催し、大好評だった猫町名古屋藝術部のクラシックレクチャー。
今年はモーツァルトのオペラ「魔笛」です!
演出がダンサーの勅使川原三郎さん、プロデュースが芸術祭あいちトリエンナーレということで、大いに話題になっている公演でした。

観賞前にまずはレクチャー。こちらはオペラ会場の愛知県芸術劇場。


その建物の12Fにあるレクチャールームが会場です。


ゲストは、前日のシューマン読書会に引き続きクラシック評論家の鈴木淳史さん。
あらすじや聴きどころについて解説して頂きました。
魔笛のあらすじを桃太郎に例えてまとめた時には会場から笑いも。


また、フリーメーソンの象徴である「3」が随所に登場する、「夜の女王=古い世界」と「ザラストロ=新しい世界」が対比になっている、などの背景についても詳しく解説いただき、数々のお話に参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。


特に、レクチャーの中でも「モーツァルトのオペラには、多様性を受け入れるという特徴がある。予測不能の展開で、様々なものを一緒くたにするのに、オペラの流れを阻害しない。」という解説は、この後のオペラ鑑賞で実感した方が多かったのではないでしょうか。

レクチャー後は、いざ公演会場の大ホールへ!


レクチャーで高まった期待感で胸を弾ませながら、猫町メンバー30名でゾロゾロと客席へ向かいます。


オペラは2幕合わせて2時間15分という長さでしたが、終演まであっという間でした!
コミカルからシリアスまで場面の雰囲気がどんどん変わるし、魅力的な人物がとっかえひっかえ出てきて歌を披露してくれるので、飽きる暇がありませんでした!
また、演出の工夫が多く、リングが下がっているだけのモノクロでシンプルな舞台、ダンサーが後ろで踊っている、独特の衣装など視覚的にも楽しめるオペラでした!

懇親会は、栄のイタリアン「モエ・ダイニング」へ。
クラシックレクチャーシリーズの第一弾でもお邪魔したお店です。

 
早速、乾杯!


良い音楽を聴いた後はお酒がおいしい!
「夜の女王のアリア、すごかった!」「童子の衣装造形がかわいい」など、オペラを共に鑑賞した仲間として、あちこちで話が盛り上がっていました。




鈴木さんへ質問タイムも設けていただきました。
質問がどんどん飛んでくる中、1つ1つ丁寧に返答して頂きありがとうございました。




さて、10月以降の名古屋藝術部では、10/16(日)に「佐藤晃子の日本美術基礎講座」の記念すべき第1回を開催します。
美術ライターの佐藤晃子さんが日本美術についてレクチャーしてくださるこの講座は、全4回続きます!
第1回の課題本は金子信久「日本おとぼけ絵画史」、副読本は佐藤晃子さんの「画題で読み解く日本の絵画」です。


ご参加お待ちしています!

文:イノッチ、写真:イノッチ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年9月18日(日) 受付開始14:00 読書会14:30〜17:00 懇親会18:00〜20:00
  • 第81回 東京文学サロン月曜会 アゴタ・クリストフ「悪童日記」

9月18日、東京文学サロン月曜会「悪童日記」が開かれました。
場所はいつもとの代官山とは異なり、渋谷のmixi本社です。



洒落た広いラウンジですね。



mixi本社に入れるなんてことは中々珍しいのではないでしょうか。
素敵な会場で読書会もはかどります。

今回の課題本、「悪童日記」は戦時下の混乱を逞しく生き抜く双子の姿を描いた作品です。
「僕らは書き記す。この眼に映る、真実だけを」
なんてキャッチコピーで映画化もされましたね。



読書会には「悪童日記」本作だけ読まれた方ももちろん、映画を観た方や3部作全てを読まれた方もいらっしゃいました。

今回の参加者は106名、うち初参加の方が15名いらっしゃいました。
7、8名前後の人数で机を囲んで話し合います。



真実しか描かない、一切の感情を排除した文体に新鮮味を感じたとの声が多数。
「戦争が舞台の作品なのに戦争批判のメッセージ性がないのは珍しい」
「淡々とした文体だからこそ逆に痛ましさに胸を抉られた」
などという話もでました。



今回は配られた白い紙にひとり一つずつ疑問を書いてグループ内で見せ合いました。
「双子はなぜお母さんを殺したの?」
「双子は善か悪か」
「最後になぜふたりは別れたのか?」
一人じゃわからなかった疑問も他の人の意見を聞いているうちにわかることもあります。
作品の話自体は過酷な物語ですが、「「魔女」と恐れられてるおばあちゃんの性格が微笑ましい」なんていう穏やかな意見もありました。



さて、月曜会では毎回読書会後にベストドレッサーの選出が行われます。
月曜会の「ドレスコード」は固いものではなく、みなさんのアイデアで読書会を盛り上げるものです。
今回のドレスコードは「悪童」。
悪童ってなに?!ジャイ〇ン?!と、なかなか難しいものであったと思いますが…
そんな難しいテーマに素敵なドレスコードで来てくださったベストドレッサーの方々を紹介します。





悪童といえばノースリーブにショートパンツ!
小学生の時いませんでした?冬でもショートパンツの悪童、、



噛みつき事件、などで悪童っぷりが有名なサッカー選手のTシャツだそうです。
肩のところにあるBITE ME!の文字と歯型がインパクト大。



悪童日記の舞台のポーランド風衣装だそうです。
こんな可愛かったら悪いことされても許しちゃいますよね!



帽子とサスペンダーがポイント。確かに、ヨーロッパの昔の映画にでてきそうですね。

読書会後は中華料理店でお楽しみの懇談会。
美味しい料理とお酒をみんなで楽しみます。
席の移動は自由。話し足りない「悪童日記」のことはもちろん、それ以外のことも話が弾みます。



もりあがった読書会と懇談会にまだ足りないと3次会へ行かれる方も。



次回は、毎年人気のイベント、読書会旅行!
日程は10月29、30日 行先は那須塩原です。
課題本はサン・テグジュペリ「ちいさな王子」(星の王子さま)
貸切の温泉旅館にてのハロウィンパーティーや那須観光などお楽しみが盛り沢山。
楽しかった学生時代の修学旅行…大人になっても味わえます!

お申込みはこちらから。みなさまのご参加、ぜひお待ちしております。

記:ちゃんみな 写真:ノード、みさき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】クラシックレクチャー付読書会 奥泉光「シューマンの指」 ゲスト:鈴木淳史

名古屋藝術部

  • 2016年9月18日(日) 受付開始14:00 読書会14:30~ レクチャー16:30~ 懇親会18:15~
  • 【動画付】クラシックレクチャー付読書会 奥泉光「シューマンの指」 ゲスト:鈴木淳史

色彩々の大地の夢のなかで
あらゆる音をつらぬいて
ひとつの静かな調べが
密かに耳を澄ます者に響いている
   -F・シュレーゲル 

こんなロマンティックな詩を曲のモットーに掲げるシューマンという作曲家。
名前は知ってる!ピアノ曲の「トロイメライ」の人でしょ!という方は多いと思います。
でも、他にどんな曲を作った人かと聞かれたら答えられますか?
もっとシューマンについて知りたくはありませんか?

さあ、JAZZ喫茶「靑猫」の扉を開けて…。


読書会&レクチャーの始まりです!


シューマンの世界へ導いてくれるのは、クラシック評論家の鈴木淳史さん。
猫町倶楽部へは過去何回も参加いただき、毎回好評を博しています。


第1部はテーブルごとに分かれて読書会。
ガイドとなる課題本は奥泉光『シューマンの指』、シューマンがテーマのミステリー仕立ての小説です。
鈴木淳史さんがこの本を選んだ理由は、「ストーリーと音楽が密接となっている作品」、「曲の描写だけでなく、作品全体でもシューマンの世界観を表現している」からだそうです。


「作者のシューマン大好き!という気持ちがあふれている!」
「曲の説明が詳しくて、実際に曲を聴いてみたくなった」
「あのラストは必要?」
などなど各テーブルで話が盛り上がりました。






第2部は鈴木さんのレクチャー。




実はシューマンはピンとこない作曲家だったという話から始まり、「トッカータ」、「フモレスケ」、「謝肉祭」、「天使の主題による変奏曲」などなど、小説に登場する曲を流しながら解説して頂きました。
また、「シューベルトは日常から入って異界になっていくのに対し、シューマンは最初から世界がズレている」、「シューマンは“イデア”重視」など、シューマンの人となりについても分かりやすく説明して頂きました。

そして、レクチャー中には、猫町メンバーでもあるピアニストの守矢花梨さんによるピアノの生演奏も!
小説の1番重要な場面で登場する「幻想曲」の第3楽章を披露してくださいました!





静かに祈るような音楽に、みんなうっとり。至福の時でした。
何しろ目の前での演奏なので、CDやネットで音楽を聴くのとは、伝わってくるものが全然違います。
さらに、この後「子供の情景」の「詩人は語る」の演奏もしていただきました!





たっぷりとシューマンを堪能した後は、懇親会会場の「イル・アウトゥンノ」へ。
おいしいイタリアンを食べながら、あちこちで話に花が咲いていました。




店のピアノでも演奏して頂きました!





さて、10月以降の名古屋藝術部では、10/16(日)に「佐藤晃子の日本美術基礎講座」の記念すべき第1回を開催します。
美術ライターの佐藤晃子さんが日本美術についてレクチャーしてくださるこの講座は、全4回続きます!
ご参加お待ちしています!

文:イノッチ、写真:ちづの

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月17日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~20:00
  • 関西アウトプット勉強会 第77回「修身教授録 」(森信三)

読書の秋・芸術の秋・スポーツの秋を感じる9月17日(土)、関西アウトプット勉強会が大阪茶屋町ちゃやまちアプローズタワー13階会議室で行われました。

参加者は19名で、今回初めてご参加される方は、そのうち4名いらっしゃいました。

課題本は「修身教授録」(致知選書)です。
今回の本はハードカバーの531ページ、読了後には本の重みに勝るととも劣らない、ずしりと感銘をうける本でした。読書会への参加要件は「課題本を読み切る」のみです。


まず、入口には看板があります。毎回入るのはちょっとどきどきします。


「受付です、本日はよろしくお願いいたします。」入った瞬間、思わずにっこり。


自己紹介のあとは各テーブルで本についての感想を述べあいます。
「人生二度なし」本の根底に流れる思想です。本書では倫理・哲学の講師であった森信三先生が、「修身科」の授業で検定教科書を使用せず、独自の口述でされた講義を筆録したものです。まさに、先生の講義を直接受けているような感覚を受けます。


心に残る箇所はそれぞれ違いますが、人の意見を聞くのもまた勉強になります。
「私の会社では・・」「私が思うに・・」皆それぞれ自分の問題にひきつけ、現在の悩みや不快感を解決するヒントを得ていきます。そうそう、猫町倶楽部では「人の意見を否定しないこと」がルールです。否定どころか共感することが多いですが・・・


自分で読んだ本の価値をを1とすると、アウトプットで2になり、人の意見を聞くこと4でになります。最初は緊張しますが、時間がたつにつれ読み込み語る内容が深くなっていくのが特徴です。


最後に記念のショットです。気分は森先生の生徒!


読書会の後は、懇親会です。場所は同ビルの地下1階「北の華」でした。最初は同じテーブルで仲良くなったメンバーと美味しい料理とともに楽しくおしゃべり、1時間後には「酒」「読書の秋」「芸術の秋」と好きなテーマに分かれてゆるゆると語り合います。
懇親会に出ることで皆と仲良くなり、読んだ本の価値は倍の8になります(笑)次回も皆で参加しましょう!

普段は読もうと思ったことのない本との出会いで、自分の考えが広がり、世界が広がり、語りあうことで気づきが生まれます。「人生二度なし」だけど、本は自分以外の人生も教えてくれます。「修身教授録」にも大人になってからの勉強は読書会が一番とありました。まさに、森信三先生の教えを実践しています!


次回の関西アウトプット勉強会は、10月15日(土)です。

課題本:三枝 匡「経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ」
    (日経ビジネス人文庫)
時間: 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:00~20:00
場所: バー エスカ (大阪府大阪市北区浮田1-5-24 06-6292-6544)
※いつもと時間帯と場所が異なりますので、ご注意ください。

ムードたっぷりの古民家カフェで開催します。若き戦略型リーダーが、社内改革に乗り出す小説仕立ての本です。

猫町サポーター一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

(文 : あきちゃん 写真 : つぎ/のんこ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年9月14日(水) 
  • 川端康成「眠れる美女」名古屋会場

”「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。”

9/14(水)文学サロン月曜会 名古屋会場 喫茶KAKO 柳橋店
川端康成「眠れる美女」を開催致しました。

参加者44名(うち初参加者3名)
語りがいのある課題本のせいかまるで“猫町白熱教室”みたいな盛り上がりでしたが
皆さんいかがでしたでしょうか?

来られなかった皆さん、
初めての方にもちょっとだけ。。。
名古屋文学サロン月曜会の様子をお見せしますね!

会場入口より本書にある眠れる美女の館、
“秘密くらぶ”へようこそ!







名古屋会場KAKOさんでは、こんな素敵なカップや
レトロな物に囲まれながら行っています。
雰囲気あるでしょ?

では、1つのテーブルにクローズアップして内容を
聞いてみましょう♪

今回は新潮文庫より
「眠れる美女」「片腕」「散りぬるを」の3編です。



「女性への視線が昆虫観察のような感じ」

「主体的じゃないエロさ」

「共感は出来ない」

「文章がキレイ。」

「怪しげな人物なのに素知らぬふりをしていて、おとぼけ具合が面白かった」

「女性の描写のえり分けが上手い!実体験としてモテてたから書けたんだろうな」

「美女だと距離の遠さを感じるが、腋臭の女性はその生臭さこそが生命そのものであって死んでしまったことで死への恐怖感がある」



「ファンタジックな入り方から、突然のリアリティが面白かった」

「事実の所在が不確かな、気持ちの悪い作品だった」

「真相が分からない芥川龍之介の”薮の中”のよう」



いつもの読書会ではゆっくりと盛り上がっていくことが多いですが、今回は始めからワイワイ話しているテーブルが多いのが印象的でした。

お次はドレッサー賞を各グループ、投票で決めます。
今回のドレスコードは男性「老人」、女性「娼婦または少女」でした。
色々なイメージで皆さん参加して頂きましたよ!



・白いふわふわのワンピースやセーラー服、少女の片腕の入ったネックレスで少女を表現
・日本では少女だけど、この格好で外国へ行くと娼婦といった両方のドレスコードをイメージされた方
・老人なので赤の還暦ベスト
・娼婦はエドゥアール・マネの『オランピア』をイメージ

ベストドレッサー賞受賞者には、猫町の今までの課題本が載った栞をプレゼント! 裏には秘密の一言も…



月曜会名古屋会場では今日の1曲として、サポーターが作品のイメージから1曲を選曲して流しています。
今回はFiona Apple 「Sleep To Dream」


ここで読書会は一旦終了~。

お次は熱の冷めないうちに懇親会へ。
今日の課題本からのお話、広がりましたか?



変態本への鬱憤晴らしや、こういうお話のお好きな方、
色々な見方があったかと思いますが、めいっぱいお話出来ましたでしょうか?

来れなかった皆さんも、白熱した様子感じて頂けましたら幸いです。



そしてmixiでは予めご連絡していましたが、
今回はイレギュラーで少しだけお時間戴きまして
猫町倶楽部をきっかけにゴールインされたカップルさんの撮影がありました。
ご協力頂きました皆さん、ありがとうございました。



新郎の方のご挨拶で、お二人の出会いが「丁度そこのテーブルでした」とお話された時、読書会を通してという偶然の出会いは素敵だなぁと思いました。



~最後に~

今回から皆さんにやって頂いているファシリテーターのレジュメを見直し、簡略化しました。
自由度高く、もっとラフに、読書会をしていけたらいいなと思っています。

またのご参加、お待ちしてまーす!!

参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会


文:月曜会名古屋会場サポーター一同
写真:hilo、rakti

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年10月21日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】 鈴木大拙「禅と日本文化」 

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

10月の課題本は、
  鈴木大拙「禅と日本文化」 (岩波新書)


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。


***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年10月15日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:00~20:00
  • 【大阪】三枝 匡「経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ」

今月は、開催場所・時間が変更となっています。お間違えのないようご確認ください。

大阪で開催している関西アウトプット勉強会。
10月の課題本は
  三枝 匡「経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ」 
 

■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年10月9日(日)~10日(月・祝) 10/9(日)受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:30-20:30
  • 【湯布院ツアー】九州エリアでの遠征読書会 

全国の猫町倶楽部の皆さん!!九州エリアでの初遠征読書会です。
楽しみながら震災復興支援もできます。
行先は良質な温泉が湧く湯布院、宿泊は温泉旅館。
食べて呑んで、語り合う1泊2日、ふるってご参加ください。
(宿泊なしの参加コースもありますので最後までご覧ください!)

■課題本 川端康成「千羽鶴」

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■集合時間/場所:10月9日(日)15:30 原っぱカフェ 
     住所:大分県由布市湯布院町川上1525-12

■宿泊先
温泉旅館 やまなみ
湯布院の街中から少し離れた静かな温泉旅館です。
お部屋、テラスから由布岳の眺めは絶景。
湯布院の町も一望できます。大浴場は、源泉掛け流しの天然温泉。
朝食付き・お部屋は男女別2~3名で1部屋の予定です。

■スケジュール
9日(日)
15:30 読書会会場にて集合―受付開始 
16:00-18:00 読書会 
18:30-20:30 夕食&懇親会
宿にチェックイン~温泉&語り尽くしを堪能ください。
10日(月祝)
朝食~10:00チェックアウト、解散
湯の坪海道散策&ショッピング・金鱗湖・美術館etc・・・お楽しみください。

■参加費 (宿泊費・懇親会費込)
 読書会/宿泊 セット参加の場合 12,000円
 宿泊なしコース(読書会・懇親会のみ参加)の場合 6,000円

■交通手段
各自手配でお願いします。
集合はJR湯布院駅から徒歩12分の会場です。
【参照】各地からのアクセス情報 2016年8月時点
○ 博多駅からの場合
(特急ゆふいんの森1号)博多9:24→由布院11:36
(特急ゆふいんの森3号)博多10:25→由布院12:34
(ゆふ3号)博多12:20→由布院14:41
(バス)博多バスターミナル10:06→由布院駅前12:26
(バス)博多バスターミナル11:06→由布院駅前13:26
(バス)博多バスターミナル12:06→由布院駅前14:26

○ 名古屋からご参加の場合中部国際空港からの場合
  ANA3831便 中部国際空港8:00発→福岡9:25着


【お申込み方法】
下記アドレスまで必要事項を添えてお申込みください。
 info☆nekomachi-club.com (☆を@に変えて下さい)
お振込みのみの受付とさせていただきます。
折り返し振込先の案内を送らせていただきます。

・件名「湯布院ツアー参加」
・必要事項
 1. お名前
 2. フリガナ
 3. mixiにご入会の方はmixiハンドルネーム
 4. 性別
 5. ご住所
 6. 電話番号
 7. 年齢
 8. お申込み内容を下記よりお選びください。
   ①読書会/宿泊 セット申込み 12000円
   ②宿泊なしコース       6000円

■参加申込締切日
9/30(金)

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年10月9日(日) 受付開始 15:30  読書会16:00~ 懇親会19:00~
  • 【著者ゲスト】三宅隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・中級編」

10月はシネマテーブルとアウトプット勉強会合同で特別イベントを開催!
映画監督で脚本家、そしてスクリプトドクター(脚本のお医者さん)である三宅隆太監督をお迎えします。

課題本は三宅隆太監督の新作「スクリプトドクターの脚本教室・中級編」
*初級編を読んでいなくても問題ありません。

ゲストの三宅隆太監督は映画監督で脚本家。
近作は「クロユリ団地」「劇場霊」など、ホラー映画を中心に活躍されています。
スクリプトドクターとは「脚本のお医者さん」のこと。著者は”「うまくいっていない脚本」の問題点を分析し、治療するのが主な仕事”と説明されていますが、その脚本を書き直していく過程がカウンセリングにしか見えないという不思議な本。著者はスクリプトドクターの仕事に役立てるために心理カウンセラーの資格まで取ったそう。
映画のお仕事本としても無類におもしろいですが、意外に人生のヒントがたくさんつまっている、かも。


■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■タイムテーブル
15:30 受付開始
16:00 読書会(90分)
17:30 休憩(10分)
17:40 三宅監督による解説(30分)
18:10 質疑応答(30分~)
19:00 懇親会

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年09月07日(水曜日) 19:30~
  • 東京シネマテーブル 第28回「ゴーストバスターズ」

9月7日(水)19:30から第28回東京シネマテーブルが開催されました。

今回の課題映画は『ゴーストバスターズ』。

参加者は42名、そのうち5名ほどが初参加の方でした。

場所はおなじみのザ ギャンゲット バイ モジャです。

渋谷から徒歩五分くらいのところにあるお洒落なお店で、参加者の方からもすごく好評です。



 


可愛い動物たちがお出迎えです。

ちなみに毎月違うアイテムを身に着けているので、ご参加の際はぜひチェックしてみてください。

19:30からシネマテーブルスタートです。ドリンクを飲んだりおやつをつまんだりしがら、リラックスして話します。

今回のおやつは、マシュマロマンの形のマシュマロ(可愛い!)とポテトチップスです。

ちなみにポテトチップスは作中のとあるシーンで活躍しています。



「旧作ってどんな感じ?」

「エンドロールが最高すぎる!」

「いかにもアメリカの娯楽作だなと思った。」

などなど、いろいろな感想が飛び出します。

自分では気づかなかったことに気がついたり、自分と正反対の意見を聞いてなるほどと思ったり。

みんなでわいわい話します。

 

あっという間に前半終了。21:00から30分ほど、ごはんタイムです。

ピザや魚のフライやサラダなどがカウンターに出てきて、各自取ってくるスタイルです。

課題映画の話の続きだったり、好きな映画の話だったり、テーブルごとに話は尽きません。


ごはんタイムのあとは後半のラウンドテーブルです。

ラウンドテーブルではテーマごとの席、またはテーマを設けていないフリーゾーンに分かれて話をします。

と言っても、そのテーマに詳しい必要はありません。テーブルの移動も自由なので、ちょっと聞きたいなと思ったらお気軽に加わってください。

今回のテーマは「最近観た映画、これから観たい映画」と「‘80年代映画」の二つでした。

自分の好きな映画について熱く語ったり、面白そうな映画の情報をゲットしたり、フリーゾーンで顔見知りの人と話したりとみんな思い思いに楽しんでいます。

 

そうこうしているうちにお開きの時間に。ゴースト、というかお化けカボチャに見送られて解散です。


 

次回の定例会は10/26(水)、場所は同じくザ ギャンゲット バイ モジャで開催です。

課題映画は『ケンとカズ』です。アンコール上映も決定している話題作。

監督である小路紘史さんをお招きしてのミニ講演・質疑応答も合わせて開催する豪華版です!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/39115

皆さまの参加をお待ちしております。

 

文責:野比セワシ

写真:グリズリー

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年9月28日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『君の名は。』

9月の名古屋シネマテーブル、課題映画は『君の名は。』です。
http://www.kiminona.com

ミッドランドスクエアシネマ、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ他市内劇場にて公開中です。
http://www.toho.co.jp/theater/?no=195




<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/36831
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/34234
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/33076
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/24317


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
受付締切は9/25(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

*メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。
http://www.mitts-coffee.com/information/


*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
http://c.mixi.jp/cinematable
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。mixiをイベントの告知、メンバーのメインの交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年08月21日(日) 
  • 浴衣会 第80回 東京文学サロン月曜会 松尾芭蕉 「おくのほそ道」

台風が接近する中、天候が危ぶまれましたが、当日は見事な快晴。 第80回 東京文学サロン月曜会 松尾芭蕉 「おくのほそ道」は、8/21(日)に万緑が美しく映える清澄庭園大正記念館にて開催されました。今回は年に一度の浴衣読書会。風雅な浴衣姿での読書会となります。







今回の課題本は日本文学の古典中の古典、俳句と紀行文からなる『おくのほそ道』 どんな読書会になるのか楽しみです。



課題本にピッタリの見事な庭園。早めに到着され散策を楽しまれる方も。





15時からいよいよ読書会の開始です!司会は浴衣に身を包んだ謎の美女。その艶やかな姿に参加者の皆さんもハッと息をのまれたことでしょう。



読書会は8人ほどのグループに分かれて進行します。猫町倶楽部のルールはたったひとつ。『他の参加者の意見を否定しないこと』 緑豊かな庭園を眺めながら、参加者が作品について自由に語り合います。「世界で最も短い詩」とも言われる俳句。無駄がいっさい省かれ研ぎ澄まされた言葉の芸術についてさまざまな意見が交わされていきます。



芭蕉が辿ったみちのくの旅路に思いを馳せつつ、気に入った句について語るもよし。芭蕉忍者説や、芭蕉と弟子の曽良の関係など作品の背景に踏み込んだ意見も。助詞の違いによる微妙なニュアンスの違いなど、語り合ううち作品に対する読みはますます深まっていきます。



一区切りついたところで、庭園に出て散策。参加者の皆さんの浴衣姿が庭園に映えます。即興で作句される方も。下駄を引きずり風流を感じながら、日常から離れた時間がゆっくりと過ぎていきます。




読書会が終わり、いよいよ恒例のベストドレッサー賞の選出です。選ばれた方に服装のポイントについて語っていただきます。



深い藍の色と花模様のコントラストが鮮やかですね!



こちらは大正ロマン風。即興のハーモニカ演奏に会場も盛り上がります!



そして謎の美女の堂々のランクイン。妖艶な浴衣姿にますます会場が沸きあがります!
と、ここにきて種明かしとなりますが、実はこの方男性なんです!なんと見事な変身ぶりでしょう。



帯の中に泳ぐ金魚が涼しげです。





異国情緒あふれる個性的なデザインですね。



最後に記念撮影。まずは女性から。雅です!



お次は男性陣。粋ですね!



そして最後に全体写真。さすがに壮観です!



懇親会はそのまま読書会会場で。楽しい宴の時間です!





懇親会では席の移動も自由です。読書好きの仲間との交流がますます盛り上がっていきます。




宴たけなわの中でのお開き。読書会も懇親会も大盛り上がりでした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。語り足りないとこの後3次会へ繰り出す方もたくさんいらっしゃいました。



記:こじろう    写真:みほ、こじろう

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年8月13日(土) 
  • 東京シネマテーブル 第27回「シン・ゴジラ」

8月13日の土曜日、18時より、東京シネマテーブル定例会を開催しました。
課題映画は『シン・ゴジラ』。
場所は、渋谷・宮益坂下から徒歩5分の「ザ ギャンゲット バイ モジャ」です。
おなじみのクマも夏仕様。



今回は70名の申し込みがあり、初参加の方は普段よりは少なめで10名ほどでした。
公開後にぐいぐい評判が上がっていった話題の映画だけあって、シネマテーブルとしてはかなりの大人数での開催となりました。
お店の奥のVIPルームも使わせていただき、満席に近い状態です。


この日のおやつは、コラボ商品「ベビースター ドデカイラーメン シン・ゴジラーメン」ブラックペッパー味と、ホットチリ味でした。
食べた途端、口や背中から火を噴いて動きが停止してしまうほどの辛さ。嘘です。ほどよくビールに合う。


パンフレットのほか、市販の関連書籍を資料として持ってきてくださる方も。
こんなに出ていたのですね…!


今回の司会は三四郎さんです。
各テーブルでの盛会を目指し、作戦(シネマテーブル)が開始されました。


7-8人のグループに分かれて、感想を話し合います。

「作品中の萌えポイントはどこだった?」
「あのシーンが東京のあの場所なのには、こんな意味が!」
「ゴジラは何を象徴しているのか?」
「ラストシーンはどう解釈した?」
「エヴァンゲリオンとの関連性が沢山ありすぎて語りきれない!」

などなど、多くの話題で盛り上がりました。


19:30まで話したあとは、ご飯の時間です。
カウンターに、サラダやハムや肉料理、ポテトにピザなどがたっぷり出ます。


ご飯の後は、好きなテーマ別に分かれて話すラウンドテーブルの時間です。
今回のテーマは
「最近観た・これから観たい映画」
「エヴァンゲリオン」
どちらのテーマテーブルにも、たくさんの方が集まりました。
テーマテーブル以外のスペースはフリーエリアとしていますが、『シン・ゴジラ』について話し足りない方や、テーマ以外の話も楽しみたいという方々で、今回も賑わいました。

21時に一旦締めとしましたが、この日は土曜日で、普段より早めにスタートしたこともあって、お店に残って話していく方が多く見られました。


シン・ゴジラについて話し足りない方は、mixiの話し足りんトピをご活用ください。
定例会は来られなかったけど、映画は観たんだよーという方も、感想大歓迎です。

次回の定例会は9月7日(水)、場所は同じくギャンゲットバイモジャです。
課題映画は『ゴーストバスターズ』! 募集も始まっています。こちらからどうぞ。

9月17日には、名古屋シネマテーブルとの合同で、カナザワ映画祭にも参戦の予定です。
その後も特別イベントなど開催していきますので、皆さまぜひまたご参加ください。

写真:yossy
文責:千晶

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月23日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 「危機とサバイバル――21世紀を生き抜くための〈7つの原則〉」

9月の課題本は

ジャック・アタリ著
 「危機とサバイバル――21世紀を生き抜くための〈7つの原則〉


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年8月6日土曜日 受付開始14:20 読書会14:50〜16:50 懇親会17:15〜19:15
  • ◆浴衣読書会◆関西文学サロン月曜会第18回 永井荷風「濹東綺譚」

焼けつくような太陽の、汗も滴る真夏の午後。関西文学サロン月曜会の読書会が開催されました。
今回は年に一回の夏の特別なイベント、浴衣読書会です。その名の通り、ドレスコードの浴衣を着て参加します。浴衣着用というハードルがありながらも、42名もの参加者にお集まりいただきました。
課題本は、永井荷風の「濹東綺譚」
さて、どんな模様だったのでしょうか。ちょっくら覗いてみましょう。

開催場所は、梅小路公園の緑の館
和室の窓からは、綺麗な華咲く庭園が見えます。



扉を開けると、受付嬢がお出迎え。
名前をお聞きして、名札にその日呼ばれたい名前(ニックネーム)を書いていただいたりして、その日のグループのお席にご案内します。



読書会は6~7名のグループに分かれて、テーブルを囲みます。
それぞれのグループには、ファシリテーターと呼ばれる司会進行役が一名います。ファシリテーターが、会話の流れを作ったり取りまとめたりして、参加者をサポートしていきます。

続々と集まり始める参加者の皆様方。
浴衣姿がとっても華やか!その様子を眺めているだけでも幸せな気持ちになってしまいます。

開催時刻になったところで、司会からの挨拶と、全体の流れの説明です。



今回は、浴衣読書会ならではの特別に用意してあるものがいくつかあるんです。
順番に紹介していきましょう。

まずは昨年に引き続き、「青洋」さんオリジナルデザインの和菓子。
課題本を読んで、内容にちなんだデザインをしてくださったんです。
ういろうのモチモチした食感と、ほんのり甘酸っぱいフランボワーズの餡で、あっさりと食べやすい仕上がりになっています。
男女の恋物語をイメージして、フランボワーズを使ってピンク色で甘酸っぱくしたんだそう。ワンポイントで、猫町男爵もつけてくださったんですよ!



また、添え物のお菓子も和風で夏らしいものにしました。
お干菓子と金平糖です。



さらに、猫町倶楽部オリジナルうちわ2016年verも!お一人様一つずつ、お持ち帰りいただきます。
こちらは以前サポーターでもあった、ねむこさん渾身のデザインのもの。イラストレーターや写真の撮り方など、一から勉強して作り上げたそうです。

   



お菓子とうちわの紹介が終わり、いよいよ読書会・・・その前に!
猫町倶楽部のたった一つのルールを聞いてください。
「他人の意見を否定しない」
これが心地よく過ごすための、大切なルール。これさえ守ればあとは自由!
さぁ、楽しい読書会の始まりです!

「濹東綺譚」
作家の大江匡は、小説の取材のために玉の井という私娼街へ出掛ける。そこでお雪という娼婦に出会う。擦れていない、どこか純朴さが残るお雪との出会いと別れまでを描いたお話。



「情景描写が豊かで、心理描写が少ない」
「東京に住んでいたことがあるので、昔の記憶が懐かしく思い出されて楽しく読めた」
「江戸っ子ならではの会話のテンポがいい」



単純に、感じたことや思ったことから始まり・・・



「結局のところ、二人は愛し合っていたのか」
「主人公は永井荷風そのもの」
「60、70歳になっても恋愛を謳歌するのは羨ましいけど、実際はできないよね」
「主人公くらい高齢の男性から愛人にならないかと誘われたらどうする?」
「今の恋愛の感覚と昔の恋愛の感覚は全く違うので、理解できない」



疑問に思ったこと、内面世界に突っ込んだ話や、登場人物への批判が出たり。



「主人公はお雪さんの商売相手として手玉にとられただけだと思う」
「お雪さんは男性にとっての理想の女性像が入っている。だからこれは擬似恋愛ではないか」
「下町の方が銀座よりも裏表がない、実直さがある。永井荷風はそこが好きだったんじゃないか」



登場人物の真意や舞台裏の考察などに及んでいく。
心理描写が少ないからこそ、人によって色々な解釈がされたようです。

名残惜しいですが、読書会はこれで終了です。
各グループごとにベストドレッサーを1名ずつ選んでいきます。
皆さんそれぞれ素敵な浴衣姿なので、いつもよりベストドレッサーを選ぶのが難しかったのではないでしょうか。



妹さんの浴衣をレンタルした方、見た目の涼しさをテーマにした方、登場人物を模した方など、それぞれ想い想いの素敵なコーディネートです。

そして締めくくりに皆で課題本を手に集合写真をパチリ☆



場所を緑の館内の「京野菜レストラン」に移し、懇親会の始まりです。
「九条ネギのマリネ」「鯛のカルパッチョ」などの美味しいお料理とお酒が、テーブルを彩ります。





読書会の続きの話をしたり、そこから派生した話や好きな本の話、趣味の話などで再び盛り上がります。







夜が差し掛かったところで懇親会の終了です。
皆さん、お疲れ様でした。

有志を募って、3次会へ行くこともあるんですよ。



暑い中たくさんの人に参加していただき、運営スタッフとして嬉しく思いました。
グループごとに盛り上がるポイントだとか話の焦点が違ったりするのが、今回個人的におもしろく感じました。懇親会で別のグループの人と、お互いのグループではどんな話になったのかを聞き合ってみるのも、新たな発見があるかもしれませんね。



次回の関西文学サロン月曜会は9月3日(土)。課題本はガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」。ドレスコードは「ラテン」です。
会場がいつもと違うのでご注意ください。「oinai karasuma」というコワーキングスペースです。懇親会は別会場、京風イタリアンレストランの「アオゾラオソラ」です。
夏の名残を感じながら、ミステリ本片手に秋の入口へ参りましょう。

文章:あおい 写真:タクミ、ゆうみ

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2016年9月22日(祝・木) 受付開始13:20 第一部13:40~ 第二部15:20~ 懇親会18:00~
  • 【ゲストイベント】大谷能生×鈴木淳史のジャズvsクラシック大戦争

批評家・音楽家の大谷能生氏とクラシック音楽批評家の鈴木淳史氏をお迎えしておくるスペシャルな一日です。

第一部は読書会 (ゲストのおふたりの参加されます)
ジャズ派の方は大谷能生氏の著作、クラシック派の方は鈴木淳史氏の著作、どれでもよいので1冊読了して参加してください。(もちろん複数冊読んでの参加も大歓迎です!)読んできた本の紹介をする所謂「紹介型」読書会です。

※第一部の参加条件は課題本の読了となります。(第二部からの参加条件はありません)
お申し込み時のアンケート欄にて、課題本をお答えください。

第二部はDJバトル「ジャズvsクラシック大戦争」+懇親会
クラシック嫌いな大谷氏とジャズを聴かない鈴木氏のDJバトルで両ジャンルの違いや面白さを浮き彫りにします。
様々なお題に沿って大谷氏にはジャズから選曲、鈴木氏にはクラシックから選曲してもらい、よりテーマに適っている方はどちらであるかを参加者にジャッジ・投票してもらい合計点を競います。(昨年名古屋で開催した際の開催レポートはこちら



そのままゲストご両人も懇親会に参加

タイムテーブルは以下のようになります。

13:20 受付開始
13:40 オープニング
13:50~15:10 第一部:読書会
15:10~15:20 休憩(第二部から参加の方の受付開始は14:55より)
15:20~17:50 第二部:「ジャズvsクラシック大戦争」
18:00~20:00 懇親会


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年9月22日(祝・木) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【博多で開催】サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」

【福岡文学サロン月曜会】

 9月の課題本は

   サリンジャー 「ナイン・ストーリーズ」(出版者や訳はどれでも可)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2,016年9月18日(日) 受付開始14:30 読書会15:00~17:40 懇親会18:00~20:00
  • アゴタ・クリストフ「悪童日記」

9月は、会場がmixi本社になります。お間違いのないようにお願いいたします。

9月の課題本は

    アゴタ・クリストフ「悪童日記」

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2016年9月19日(月・祝) 13:00受付開始 レクチャー13:15~14:15 
  • 【レクチャーのみの受付】クラシックレクチャー  モーツァルト「魔笛」

こちらは鈴木淳史さんによるクラシックレクチャーのみの受付です。
レクチャー後のオペラ鑑賞は定員に達したため、締め切りました。



クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんオススメのクラシックコンサートを、事前レクチャー付で観賞する毎回大好評のクラシックレクチャーシリーズ。(前回の様子はこちら

名古屋第三弾はあいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラとして勅使河原三郎が演出するモーツアルトの『魔笛』です。

クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんによるレクチャー「魔笛」の見どころ・聴きどころを丁寧に解説してもらいます。

こちらは鈴木淳史さんによるクラシックレクチャーのみの受付です。
レクチャー後のオペラ鑑賞は定員に達したため、締め切りました。



<タイムテーブル>
13:00 受付開始 会場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースEF室
13:15~14:15 クラシック音楽評論家鈴木淳史によるレクチャー 



※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2016年9月19日(月・祝) 13:00受付開始 レクチャー13:15~14:15 鑑賞会 15:00~18:00
  • 【30名限定】クラシックレクチャー&オペラ鑑賞会 モーツァルト「魔笛」

クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんオススメのクラシックコンサートを、事前レクチャー付で観賞する毎回大好評のクラシックレクチャーシリーズ。(前回の様子はこちら

名古屋第三弾はあいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラとして勅使河原三郎が演出するモーツアルトの『魔笛』です。

まずはクラシック音楽評論家の鈴木淳史さんによるレクチャー
これから鑑賞する「魔笛」の見どころ・聴きどころを丁寧に解説してもらいます。
そして大ホールに移動、「魔笛」を鑑賞します。

<タイムテーブル>
13:00 受付開始 会場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースEF室
13:15~14:15 クラシック音楽評論家鈴木淳史によるレクチャー 
14:15~15:00 移動・休憩
15:00~18:00  あいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラ「魔笛」(C席) 

※終演後、有志にて懇親会を予定しております。(参加費は現地集金)

【重要】キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【クラシックレクチャー付読書会】奥泉光「シューマンの指」ゲスト:鈴木淳史

名古屋藝術部

  • 2016年9月18日(日) 受付開始14:00 読書会14:30~ レクチャー16:30~ 懇親会18:15~
  • 【クラシックレクチャー付読書会】奥泉光「シューマンの指」ゲスト:鈴木淳史

クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんをゲストにお迎えして開催するクラシックレクチャー付読書会のお知らせです。

課題本は
  奥泉光
   「シューマンの指」 (講談社文庫)



<タイムスケジュール>
14:00 受付開始
14:30 読書会
16:10 休憩
16:30 クラシック・レクチャー
17:45 クロージング
18:00 終了
18:15 懇親会

■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■参加費
 読書会/レクチャーのみ参加  2500円
 レクチャーのみ参加  2000円
 レクチャー/懇親会のみ参加 5500円
 読書会/レクチャー/懇親会すべて参加 6000円
 ※読書会のみ1ドリンクが付きます。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年9月17日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会21:00~
  • 【金沢で開催】 永井荷風著 「濹東(ぼくとう)綺譚」

金沢文学サロン 9月の課題本は

  永井荷風著「濹東(ぼくとう)綺譚」 (岩波文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

懇親会は、猫町倶楽部の映画の会シネマテーブルと合流、「マッドマックス怒りのデス・ロード」爆音野外上映を観賞後、21時からとなります。
※野外上映会は無料です。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年9月17日(土)~18日(日) 6:50東京駅集合
  • 【東京】カナザワ映画祭ツアー!

今年で十周年、最後の開催となるカナザワ映画祭

名古屋・東京のシネマテーブル合同で9/17(土)~9/18(日)の一泊二日のツアーを企画しました。
ツアーの目玉は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』怒りの野外爆音上映!!!!!!!!
映画祭の後は金沢の海の幸に舌鼓を打ちましょう!

映画祭タイムテーブル

カナザワ映画祭とは?
石川県金沢市で映画の上映活動を行う市民団体「かなざわ映画の会」が主催する毎年9月に行われている映画祭です。上映作品数、来場者数共にインディペンデントな映画祭だとは思えないほど大規模で、独自のエクストリームな作品選びで有名です。日本未公開作の上映や野外上映、大音響で名作を見る「爆音上映」など多様なプログラムで、日本で最も熱い映画祭です。


■日程
9/17(土)~9/18(日)の一泊二日

■旅費 (宿泊費・交通費・懇親会費込)
36,000円

■交通手段
行き帰りともに東北新幹線「かがやき」を利用します。
片道2時間半程度になります。
※乗車券の振替はできないため、時間厳守・遅刻厳禁でお願いします。
・行き
9/17(土)
かがやき503号 東京7:20発→金沢9:51着
・帰り
9/18(日)
かがやき516号 金沢19:47発→東京22:20着

■宿泊先
HATCHi(ハッチ)
金沢駅・映画祭会場よりバスで10分、徒歩で22分。
*昨年の東北新幹線開通により宿泊施設の混雑・価格の高騰を受け、今年のツアーはドミトリーの大部屋を貸切にしました。男女同室、二段ベッドとなりますのでご了承下さい。

■旅程
カナザワでは映画を見るも観光するも自由です。
9/17(土)夜の「マッドマックス 怒りのデス・ロード野外上映」をツアー参加者全員で見て、夜21時過ぎから映画祭の感想を話し合う懇親会を開催します。

映画祭チケット
映画祭のチケットは各自手配をお願いします。
当日券もありますが、受付が毎年混み合いますので事前予約をおすすめします。
※電車の都合上、日曜最後の上映は見られません。ご了承下さい。

■集合場所
9/17(土)6:50に東京駅集合でお願いします。
お申込みされた方に詳細は後日お知らせします。
※乗車券の振替はできないため、時間厳守・遅刻厳禁でお願いします。

■参加申込締切日
8/14(日)



【お申込み方法】
下記アドレスまで必要事項を添えてお申込みください。
 info☆nekomachi-club.com (☆を@に変えて下さい)
お振込みのみの受付とさせていただきます。
折り返し振込先の案内を送らせていただきます。

・件名「東京シネマテーブル カナザワ映画祭ツアー参加」
・必要事項
 1. お名前
 2. フリガナ
 3. mixiにご入会の方はmixiハンドルネーム
 4. 性別
 5. ご住所
 6. 電話番号
 7. 年齢
 ★名古屋シネマテーブルからお申込みされる方もいらっしゃいますので、件名は略さずお送りください。
 ★保険加入のため必要ですので、必ず省略せず明記してください。


*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年9月17日(土)~18日(日) 7:20名古屋駅集合
  • 【名古屋】カナザワ映画祭ツアー!

今年で十周年、最後の開催となるカナザワ映画祭

名古屋・東京のシネマテーブル合同で9/17(土)~9/18(日)の一泊二日のツアーを企画しました。
ツアーの目玉は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』怒りの野外爆音上映!!!!!!!!
映画祭の後は金沢の海の幸に舌鼓を打ちましょう!

映画祭タイムテーブル

カナザワ映画祭とは?
石川県金沢市で映画の上映活動を行う市民団体「かなざわ映画の会」が主催する毎年9月に行われている映画祭です。上映作品数、来場者数共にインディペンデントな映画祭だとは思えないほど大規模で、独自のエクストリームな作品選びで有名です。日本未公開作の上映や野外上映、大音響で名作を見る「爆音上映」など多様なプログラムで、日本で最も熱い映画祭です。


■日程
9/17(土)~9/18(日)の一泊二日

■旅費 (宿泊費・交通費・懇親会費込)
22,500円

■交通手段
行き帰りともに名古屋→金沢まで乗換なしの「特急しらさぎ」です。片道3時間程度。
※乗車券の振替はできないため、時間厳守・遅刻厳禁でお願いします。
・行き
9/17(土)
しらさぎ 名古屋7:50発→金沢10:48着
・帰り
9/18(日)
しらさぎ 金沢18:53発→名古屋21:50着

■宿泊先
HATCHi(ハッチ)
金沢駅・映画祭会場よりバスで10分、徒歩で22分。
*昨年の東北新幹線開通により宿泊施設の混雑・価格の高騰を受け、今年のツアーはドミトリーの大部屋を貸切にしました。男女同室、二段ベッドとなりますのでご了承下さい。

■旅程
カナザワでは映画を見るも観光するも自由です。
9/17(土)夜の「マッドマックス 怒りのデス・ロード野外上映」をツアー参加者全員で見て、夜21時過ぎから映画祭の感想を話し合う懇親会を開催します。

映画祭チケット
映画祭のチケットは各自手配をお願いします。
当日券もありますが、受付が毎年混み合いますので事前予約をおすすめします。
※電車の都合上、土曜最初・日曜最後の上映は見られません。ご了承下さい。


■集合場所
9/17(土)7:20に名古屋駅集合です。
集合場所は桜通口を入ってすぐのエスカレーター裏側です。
名古屋駅コンコース東側(タワーズ側)にある金時計前のエスカレーターです。
この地図の上部中央あたりになります。
※乗車券の振替はできないため、時間厳守・遅刻厳禁でお願いします。

■参加申込締切日
8/14(日)



【お申込み方法】
下記アドレスまで必要事項を添えてお申込みください。
 info☆nekomachi-club.com (☆を@に変えて下さい)
お振込みのみの受付とさせていただきます。
折り返し振込先の案内を送らせていただきます。

・件名「名古屋シネマテーブル カナザワ映画祭ツアー参加」
・必要事項
 1. お名前
 2. フリガナ
 3. mixiにご入会の方はmixiハンドルネーム
 4. 性別
 5. ご住所
 6. 電話番号
 7. 年齢
★東京シネマテーブルからお申込みされる方もいらっしゃいますので、件名は略さずお送りください。
★保険加入のため必要ですので、必ず省略せず明記してください。


*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。mixiをイベントの告知、メンバーのメインの交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月17日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~20:00 懇親会20:30~
  • 【大阪で開催】森信三著「修身教授録」

大阪で開催している関西アウトプット勉強会。

9月の課題本は世代を超えて読み継がれる不朽の名著
     森信三著 「修身教授録」 (致知選書)


■参加条件:課題本の読了  
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年9月16日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】ガルシア=マルケス『 わが悲しき娼婦たちの思い出』

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

9月の課題本は、
 ガブリエル・ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』 

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。



***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場では受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年7月30日(土) 
  • 福岡文学サロン月曜会第六回 幸田文「きもの」

今回は、福岡猫町倶楽部初めての浴衣イベント。

会場は、福岡の繁華街のど真ん中、

天神にある松楠居(しょうなんきょ)にて開催されました。

建物の紹介を見てみますと、

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

昭和初期の 歴史的木造民家を再生. 『松楠居』は、福岡市・大名にある

老舗醤油醸造元『ジョーキュウ醤油(当時は松村久商店)』の

3代目社長の住居として、昭和11年に作られた建物。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

とあり、とても味わいと風情ある建物でした。



 

課題本は幸田文の「きもの」 そしてドレスコードは「浴衣」

  
 

着物にしても、浴衣にしても、男性よりも女性の方が、なじみがあるようで、

参加者の割合をみても、女性の方が圧倒的に多かったですね。

 

そしてこちらでは有名な和菓子屋さん「鈴懸」のお菓子。

 

課題本と会場の雰囲気にぴったりの、オシャレな和菓子でした。

読書会中の雰囲気はこんな感じ。

 

課題本に関しては、着物に限らず、女性陣のお洒落に関する意識や感覚と、

男性陣の感覚というのは、随分と違う印象を受けました。

 

今回のベストドレッサーの方々。

浴衣をご自身で仕立てたられた方もいらっしゃって、

会場から、歓声があがっておりました。



最後は、みんなで記念撮影。

 

読書会が終わって、懇親会へ。

 

 

読書会中、別のテーブルでは、どういう話題が盛り上がったとか、

福岡猫町でも、常連さんが少しづつ増えておりますので、

課題本以外の、お話等々、盛り上がっていましたね。


 

 

それから、猫町倶楽部の3次会以降では珍しいのはないとか思われる。

「福岡猫町倶楽部、第1回カラオケ大会(仮称)」

懐メロから、アニメの歌まで、盛り上がっていました。

 

そして、まだ飲み足りない方は、4次会へ・・・。

天神の夜の街に消えていきました。

 

 

普段着慣れない浴衣で、「肩が凝った」とかいう方も多くて、

ご参加頂いた皆様、遅くまでお疲れ様でした。

次回は、8月27日(土)

課題本は、三島由紀夫「仮面の告白」です。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/36735

夏真っ盛りということで、

懇親会の会場をビアガーデンで予定しております。

 

それに伴って、読書会会場もいつものHabitでなく、

以前、カズオイシグロの会で利用させて頂いた

「風街」という喫茶店となっております。

http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40004346/

ご参加される方は、会場のご確認を再度お願いいたします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年 7月27日(水) 19:30〜
  • 名古屋シネマテーブル 第71回「ブルックリン」

7/28(水)名古屋シネマテーブル第71回定例会を開催しました。
課題映画は『ブルックリン』でした。





2016年、アカデミー賞の作品賞・脚本賞・主演女優賞にノミネートされた本作。
話題作ということもあってか、58名の方が集まりました。
二会場、8テーブルに分かれてスタートです。




アイルランドからアメリカに移民してきたエイリッシュ。
ブルックリンの夫と故郷の男との間で心は揺れます。

エイリッシュのキャラクターについて、「終始受身」という否定的意見と、
「故郷でちやほやされたらああなるのはわかる」など、肯定的な意見とに評価が分かれました。

自身の過去の苦い恋愛経験と照らし合わせて語る、経験豊富なお兄様も…
「相手を振る置き手紙に、自分なら何を書くか?」と恋愛力が試される質問も飛び出しました(汗)

「アメリカの移民社会がどんなものだったか勉強になる」
「メイクやファッションがかわいい」という声も上がりました。
「いい映画だと思うけど、なぜこんなに評価されているのかわからない」という厳しい意見もありました。



話はつきませんが、ここからは場所を移して二次会の時間です。
ほとんどの方にご参加いただきました。
今夜も映画に乾杯!



『ブルックリン』の話が尽きない女性たち、『シン・ゴジラ』に期待する人の輪、
ジョン・ウォーターズ論に花が咲く人たちも…
「二次会で薦められて観た映画が大当たりだった」なんてこともしばしばです。

こちらは二次会の話題映画『FAKE』のテーブル。
アツく盛り上がっている様子…私も見ればよかったと後悔です。



ご参加の皆様、ありがとうございました!
次回第72回は8月24日(水) 課題映画は『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』です。




お申し込みはこちらから。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/36373

またシネマテーブルでお会いしましょう!

文章:とみー
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年7月24日(日) 
  • 第79回 東京文学サロン月曜会 倉橋由美子 「聖少女」 

梅雨空が続いていた東京に、雲間から夏の気配を感じる陽光が差してきた頃、
第79回 東京文学サロン月曜会 倉橋由美子 「聖少女」は、7/24(日)に代官山 chano-maにて開催されました。

   



お洒落な代官山の街に佇む、大きな窓の明るいカフェ。真っ白なソファ席は寝そべることもできます。こんな和やかな空間で、東京月曜会は行われます。

読書会の前に行われている、ファシリ交流会。
各グループの進行役のファシリテーターは、回数を重ねた参加者さんにお願いしています。初心者の方も安心して参加することができるのは、ファシリの方々の温かい誘導のお蔭。ファシリを引き受けてくださった皆さん、ありがとうございます。



タイムテーブルを確認しつつ、今日はどんな風に話そう?切り口は?と、ファシリ同士でわいわい、ブレインストーミングします。
和気藹々と話すうちに場が温まり、緊張もほぐれてきた様子!準備万端で読書会に臨みます。

いよいよ、読書会スタートです。今回の参加者は99名、うち初参加の方が26名いらっしゃいました。



8人程度のグループに分かれて、ドリンクやケーキをつまみながら、感想を話し合います。



まずは、参加のきっかけや好きな作家など、簡単な自己紹介をします。
皆さんの参加の理由はさまざま。
「読書が大好き、とことん語り合いたい!」
「普段はビジネス書など別ジャンルの本を読んでいるけれど、課題本を読んで幅を広げたい!」
「引っ越してきたばかりで、友人が欲しい!」
どんな理由でも、「課題本を読了」の条件さえ満たせば、気軽に参加いただけます。
お隣の人と好きな作家が同じ!なんてこともしばしば…後の懇親会でゆっくり語り合いましょう。



猫町倶楽部読書会の唯一のルールは「他の参加者の意見を否定しない」。それ以外なら何を話してもOK!お互いの意見を尊重しあいながら、自由に話し合います。

今回の課題本は倉橋由美子「聖少女」。
熱狂的ファンも多い女性作家による、「この国で最も重要な少女小説」との呼び声高い作品です。
しかし、綺麗な少女には棘があるもの。ふわふわした少女小説とは一線を画する、凝った構成の前衛的な作品。テーマは「不可能な愛」。一筋縄ではいきません。

ある参加者さんが呟いた言葉、
「この本は、少女の頃に読んでしまったら、毒になる…」
それほどインパクトの強い作品でした。

カタカナ表記や個性的な比喩表現など、目まぐるしく言葉を操る独特の文体は、グルーブ感があって格好良い!派と、毒気が強すぎて乗れなかった…派と、感想が真っ二つ。両極端の意見が、いつも以上に会を白熱させます。




また、事実を語っているとは限らない「信頼できない語り手」が、ヒロインのノート、主人公が書いている小説、作品中に出てくる「作家」・・・と、幾層も出てきます。
虚構と真実の境は?と混乱してしまった人もいれば、ミステリー小説を読み解くように夢中になった、という人もいました。

難しくてよく分からなかった…という意見もちらほら。でも、グループに疑問を投げかけると、「僕もそこ分からなかった!」「私はこう思った」「ここの描写が意味あり気だと思わない?」と、次々声が上がります。
作家の経歴を調べてきてくださった方、同じ作家の他の作品を読んだことがある方、作家が影響を受けていそうなフランス文学や映画に詳しい方、皆のヒントを寄せ集めて、読みが深まっていきます。
完成された意見を持ち寄るというよりは、疑問をシェアして、みんなで様々な角度から議論する、これが猫町倶楽部の醍醐味です。



なぜ近親相姦は許されないのか?なぜ少女は自ら罰を求める?
母を殺し父と交わる聖少女が、ありふれた「幸福」な女になっていくとはどういうことか…
どんどんディープになったかと思えば、いつの間にやら脱線して、関係ないことで爆笑していたり…あっという間に2時間経ってしまいます。

読書会終了後にはベストドレッサーの選出が行われます。

読書会の「ドレスコード」は、文学サロンに華を添える、ちょっとしたお遊び。
今回のドレスコードは「赤」でした。皆さん思い思いの発想でテーマを取り入れて、会場は艶やかな赤色に染まっています。

参加者から選ばれた今回のベストドレッサーの皆さんがこちら。




エキゾチックな装い。小物や爪など細やかなところに赤が配されて素敵ですね。




こちらは作品の書かれた60年代テイスト。アンナ・カリーナみたい!




夏を感じるリゾート風。ワンピースの潔い赤さが目を引きます。




旬のお笑い芸人を模して。確かに赤い!



DJブースから曲が流れ、会場をさらに盛り上げます。課題本に因み、「少女」にまつわるナンバーばかり。猫町月曜会のmixiコミュ二ティでは、事前にその会の音楽テーマを発表し、参加者のみなさまのリクエストを受け付けています。興味のある方は是非ご参加くださいね!

読書会後は、同じ会場で、お待ちかねの懇親会。多くの方が、続けて参加されます。まだまだ喋り足りないですものね。
お好きなカクテルやワインを片手に、美味しいカフェご飯を囲めば、楽しい時間の始まり!
ここからは、席の移動も自由です。


ほかのグループでは読書会でどんなことを話したか、尋ねてみたり。
皆さん共通の本を読んでいますので、初対面でも話題に困ることはありません。


こちらは「猫町古書店」。読み終えた本を持ち寄って、交換するコーナー。


さすが読書家の皆さん、面白そうな本ばかり。mixiコミュニティでは、事前に持っていく本を紹介するトピもあります。目をつけていた本が残っているかな?
本を物色しつつ、お酒を片手にまったり、語りこんでいます。

なにやらひそひそと話し合う秘密の集団…こちらは課題本に因んだテーマを語り合う「テーマトーク・テーブル」、今回は「禁断の愛」について…


上司と部下、教師と生徒、不倫…許されないが故に燃え上がる愛は、小説に限らず、ドラマや漫画のモチーフとしても多く使われているだけあって、話は尽きません。
実際に身の回りにもいました!という声も。
でも、課題本に出てきた「近親相姦」を、自分の身に置き換えて想像すると…「絶対にない!あり得ない!」幼い頃から知っている家族を異性としては見られない、という意見が大半。やはり、フィクションだから面白いのでしょうか。



最後は、東京月曜会サポーターにして猫町のアイドル、司会のイワナ美ちゃんによるダンスパフォーマンス。
曲はPerfume「不自然なガール」


キレがあってとってもキュート!思わず会場全員が手拍子を始め、大盛り上がりの中、幕となりました。

この後、更に三次会へ!代官山の町に繰り出します。猫町の夜はまだまだ続く…

話し足りない方は、mixiの「話し足りん」トピを覗いてみてくださいね!

次回は、毎年大人気のイベント、浴衣会!
2016年8月21日(日)清澄公園大正記念館にて、課題本は松尾芭蕉「おくのほそ道」。美しい庭園を眺めつつ、俳句に親しむひと時。日本人らしい風雅な気持ちに浸れそうです。国語の教科書でも馴染みがある作品ですので、初心者の方にも取っつきやすいかもしれませんね。
この夏は浴衣を着る機会がないなあ、なんて方も、夏の思い出作りにいかがでしょうか?

お申込みはこちらから。

みなさまのご参加、お待ちしております。

記:みさき   写真:みほ・みさき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会 第115回 ジャン・ボードリヤール「消費社会の神話と構造」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年7月22日(金) 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第115回 ジャン・ボードリヤール「消費社会の神話と構造」

7月22日(金)に第115回名古屋アウトプット勉強会(哲学系分科会フィロソフィア名古屋とのコラボ)が開催されました。
参加人数は30人。はじめての参加という方も4人ありました。
5テーブルに分かれて読書会を行ないました。

課題本は、フランスの思想家ジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』です。1979年に日本で出版された本です。ボードリヤールは、現代人が重要視する「モノの価値」は「記号」であるとしたのです。




読書会では、課題本にならなかったら読まなかったであろう本だという意見から、ずっと前から読むべき本だと思っていてこれを機に読んでみたという意見までさまざまでした。




内容が十分に理解できないながらも、分からないことは質問したり、他の方の意見を聞くことによって、理解が深まったりします。読書会の醍醐味です。




今回は、フィロソフィア名古屋の進行形式を取りいれてみました。まずは、途中で席替えを行ないました。メンバーが入れ替わることで、また違ったアウトプットも聞くことができて新鮮でした。




読書会の最後には、各テーブルのファシリテーター(進行役)が前に出てどんな意見や感想が出たのかを発表しました。いつもは実行宣言を行なうので、これもまた新鮮な試みでした。













読書会が終わった後は、皆で記念撮影をしました。



お時間の許す方は、懇親会会場へ。
今回の課題本の著者がフランス人ということもあり、ヨーロッパの食事がしたいとお店を選びました。
読書会での話題や、好きな音楽、映画、本の話で盛り上がりました。


終電を気にしながら、それぞれ帰途につきました。

フィロソフィア名古屋の次回定例会は8月3日(水)、課題本は東浩紀さんの「動物化するポストモダン」です。こちらは「データベース消費」という概念を扱うそうです。


次回のアウトプット勉強会は、8月11日(木・祝)です。
海猫沢めろんさんをお迎えしての読書会です。
課題本は「明日、機械がヒトになる」もしくは、「海の方舟(はこぶね)」のいずれかの選択制です。
皆様、ふるってのご参加をお待ちしております。

文 こころ(フィロソフィア名古屋サポーター)
写真 hilo(フィロソフィア名古屋サポーター)、おりがみ

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年7月20日(水) 
  • 東京シネマテーブル 第26回「裸足の季節」

7月20日(水)19:30から、東京シネマテーブル第26回『裸足の季節』が開催されました。
        

会場は渋谷駅からほど近い「ザ ギャンゲット バイ モジャ/ THE GUINGUETTE by MOJA」。入り口の階段を降りていくと、そこにはお祭りやサーカスのような雰囲気のお店が。


 

クマも揃ってお出迎え。


週半ばの平日ですが、大勢の方にご参加いただきました。
この会は、初参加の方が必ず毎回いらっしゃいます。今回も参加者のうち約4人に1人が初めて参加という方でした。
受付ではボランティア運営スタッフ「サポーター」がお名前の確認と席のご案内を。
また、各テーブルにも進行役やサポーターがおりますので、ご質問など何かありましたらお知らせください。

司会のご挨拶、スケジュール説明が終わると、シネマテーブル前半のスタートです。
今回の課題映画は米アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど、多くの映画賞で受賞やノミネートとなった話題作です。トルコ出身のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督、長編初監督となる作品。




各テーブルからは色々な感想が。
「女性監督ならではの感性があり、そこに魅力を感じた」という方、「登場人物それぞれが良かれと思ってする行動が相手にとって悲劇を生んでいる」という意見、邦題とは異なる原題に込められた意味について語る方も。感じたことや考えたことを各々率直に語られていたように思います。
また、舞台となったトルコ風景の色鮮やかさや、女性が身に着ける衣装についても多くの方々が話題にしていました。

課題映画について語る前半は、ひとまず終了。21:00頃から食事となります。
たくさん話した後はおなかが減ります。食事が並ぶカウンター前は、始めのうち少々混み合いますが、列が空いてからでも充分間に合います。
ゆっくり後から来ても大丈夫ですのでご安心を。

後半からはフリータイムとなります。
毎月変わるテーマ別のテーブルへ行くもよし、「フリーエリア」で知り合いになった人と話すのもよし、課題映画について更に深く語り合っている輪の中に飛び込んでみるのも楽しそうです。



ちなみに今回のテーマテーブル、ひとつ目は定番の「最近見た映画、これから見たい映画」。
自分と映画の好みが合う人を見つけたら、その人のお勧めを自分が観る作品選びの参考にする、という方法もありますね。
もうひとつのテーマテーブル「青春映画」では、始終テーマから脱線しつつも、なぜか話題は尽きないまま、あっという間にお開きの時間を迎えてしまいました。

次回の定例会は8月13日、いつもと異なり、土曜日の開催となります。
課題映画は 『シン・ゴジラ』。庵野秀明監督、多彩な出演者を迎えた話題作です。


本格的に夏が到来、暑い日が続きます。皆さま体調に気を付けて、次回お会いしましょう。

記:たく
写真:グリズリー

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年7月16日 
  • 関西アウトプット勉強会 第75回「物欲なき世界 」

7月16日。照りつくような日差しの中、大阪茶屋町にて第75回関西アウトプット勉強会が開催されました。課題本は菅付雅信著「物欲なき世界」。
今回は初参加者2名を含む20名の方にご参加いただきました。

会場はお馴染みのちゃやまちアプローズタワー13階にある会議室です。
入り口に立つとスタッフお手製の案内板が目に入ります。



中に入ると、「サポーター」というボランティアのスタッフが笑顔でお出迎えします。名前を書いてお進みください。

定刻になり、まずは司会者からの挨拶。つづいて読書会の流れについて説明します。
なんでもあり、ゆるく楽しむがモットーの関西猫町ですが、一つだけ大切なルールがあります。

それは「相手の意見を否定しない」ということです。


お互いを尊重し、気持ちよく屈託のない交流の時間にするための唯一の大切なルールです。


いよいよ読書会スタートです。今回は3つのテーブルにそれぞれ6~7名で分かれて開始です。
各テーブルには、「ファシリテーター」という進行役がいます。読書会がスムーズに流れるよう参加者をフォローします。


比較的読みやすい課題本であったことも手伝って、各テーブルで活発な意見が交わされました。
「消費の対象が物欲から他のものに変わったことが、人間にとってステップアップと呼べるのか?」
「5章以降は哲学的な内容であり、興味深く読めた」


読書会が進むにつれて、参加者もヒートアップします。個人的な体験・考察を交えて切り込んでいきます。
「すべての人が自己実現や個人的な幸福を追求することは、経済の衰退につながるのではないか?」
「好きなことをしているときが、一番自分らしさを感じる」


ここで読書会は終了。最後は恒例の集合写真撮影。


最初は緊張していた参加者も、読書会が終わるころにはこの通り(笑)
意気投合したところで、この後は懇親会に続きます。


会場は同じ建物の地下にある居酒屋「北の華」。移動もスムーズです。


おいしいお酒と料理をいただきながら、打ち解けた雰囲気の中で楽しく盛り上がりました。


懇親会ではより多くの人と交流できるように「ゆるゆる席替え」といって、各テーブルごとに話のテーマが決まった席替えを行っています。
今回のテーマは「酒」「本」「夏・夏・夏」「関西猫町倶楽部で次にやりたい分科会」でした。

名残惜しいですが、懇親会も終わりの時間です。
仲良くなった人たちは、それぞれ3次会へと向かいます。

次回の関西アウトプット勉強会は、8月20日(土)、課題本は「新訂 孫子」を予定しています。
古の兵法の極意について語り合いましょう。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/36266

サポーター一同、お待ちしております!

文:タクミ 写真:ともとも

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年9月4日(日) 受付開始15:00 読書会15:30~17:30 懇親パーティー17:30~
  • 【名古屋】猫町倶楽部の全てがわかる!ビギナー限定イベント【説明会付】

ビギナー限定イベントは猫町初心者の方(=過去参加回数0~2回までの方)を対象に猫町倶楽部の全活動を紹介する、半年に1回開催する説明会つきの貴重なイベント! 



名古屋猫町倶楽部の6つの分科会がセレクトした課題作品は下記の通りです。お好きな課題本または課題映画を選んでご参加ください。
※分科会は特に意識して頂くことはありません。
※お申し込み時に入力フォームの最下段にあるアンケート欄にて、参加希望の課題作品をお選びください。



★名古屋アウトプット勉強会選書
  課題本: 「孫子」(岩波文庫)

★名古屋文学サロン月曜会選書 
  課題本:坂口安吾「堕落論」(岩波文庫)
  (「堕落論」「続堕落論」「日本文化私観」を読了すれば可)
 
★名古屋藝術部選書 
  課題本: 世阿弥「風姿花伝」(岩波文庫) 

★猫町UG(アンダーグラウンド)選書
  課題本:植島啓司「官能教育」(幻冬舎) 

★フィロソフィア名古屋選書 
  課題本:東浩紀「弱いつながり」(幻冬舎)

★名古屋シネマテーブル水曜会
  課題映画:「ゴーストバスターズ」 
※8/19~ 109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマ他で上映
 
それぞれ定員に達し次第締め切ります。

<タイムテーブル>
★第一部
15:00 受付開始
15:30 オープニング 
15:40~17:10 読書会
17:10~17:30 休憩
17:30~18:50 懇親会
18:50~19:30 猫町倶楽部の説明会
★第二部 一般メンバー参加
19:30~23:00 猫町ナイト
第二部以降どの時点で帰って頂いても構いません。
         
■参加条件
・猫町倶楽部参加回数が0~2回までの方限定です。
 ※過去に3回以上参加された方はご遠慮下さい。

・課題本の読了または課題映画の鑑賞
 ※未読または未見の方はご参加はご遠慮ください。

■会場:under lounge 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

お申し込み時に入力フォームの最下段にあるアンケート欄にて、課題作品をお選びください。


3月に開催された初心者読書会はこちら


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2016年9月4日(日) 集合9:15 鑑賞9:30~12:50 懇親ランチ会13:15~15:15
  • 【名古屋-先着30名】能楽鑑賞会

新しい扉がひらく猫町倶楽部名古屋藝術部のイベント、今回は能楽鑑賞会。
名古屋能楽堂 9月定例公演を観賞します。

【演目】
能「巴 (ともえ)」 (宝生流)/シテ 玉井博祜
狂言「引括 (ひっくくり)」 (和泉流)/シテ 藤波徹
能「杜若 (かきつばた)」 恋之舞 (観世流)/シテ 清沢一政


<タイムスケジュール>
9:15   名古屋能楽堂前集合
9:30   開場
10:00  開演
12:50  終演(予定)
13:15〜15:15 懇親ランチ会 

■会場: 名古屋能楽堂 
 懇親ランチ会:カフェブランカ


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年9月3日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:30 懇親会20:00~22:00
  • ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」

9月の課題本は

ガルシア=マルケス
  「予告された殺人の記録」(新潮文庫)


■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年8月13日(土) 受付開始17:30 / シネマテーブル 18:00〜19:30 / 懇親会 19:30〜
  • 『シン・ゴジラ』

★8月定例会は土曜開催、いつもより早めの18:00スタートとなります。ご注意ください。


8月の東京シネマテーブル、
  
    課題映画は『シン・ゴジラ』です。

7/29(金)よりTOHOシネマズ新宿他、都内劇場にて公開です。

予告編


【タイムテーブル】
17:30 受付開始
18:00 シネマテーブル(1テーブル7〜8人のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
19:30 懇親会
フリートーク→ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
*食事が出るのは19:30の懇親会からとなります。

【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近観た映画、これから見たい映画
・もっと怪獣映画の話がしたい!etc…

【会場名】
渋谷 ザ ギャンゲット バイ モジャ
*渋谷駅ハチ公口より徒歩6分。
*会場に一番近いのは渋谷駅13a出口です。

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/report/34917


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は8/11(木)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年8月13日(土) 受付開始13:30~ 読書会14:00~16:00
  • 白洲正子著 「能の物語」

毎年恒例の浴衣読書会

  課題本は
     白洲正子著 「能の物語」(講談社)
 
    
■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
 
■開催場所 : 白鳥庭園 清羽亭

※正門から入場してください。月曜会サポーターが「入場整理券」をお渡しします。
※昨年の浴衣読書会開催レポートはこちら

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

■関連イベント:能楽鑑賞会はこちら
 
※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

◆昨年の浴衣読書会の様子◆



開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年8月11日(木・祝) 受付開始13:10 読書会13:30~15:30 トークショー15:40~17:00 懇親会17:15~
  • 特別イベント 『海猫沢めろんを読む』

8月のアウトプット勉強会は特別イベントとして祝日に開催。
ゲストに海猫沢めろんさんをお迎えします。

課題本は

明日、機械がヒトになる ルポ最新科学」 (講談社現代新書)
夏の方舟」 (角川書店単行本)

上記2冊より、一冊お選びください。


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


<タイムスケジュール>
13:10 受付開始
13:30 読書会オープニング
13:40 読書会スタート
15:30 読書会終了
15:40 トークショー
16:45 クロージング
17:00 終了
17:15 懇親会


※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年7月30日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~17:30 懇親会18:00~
  • 【福岡浴衣読書会】 幸田文著 「きもの」

【福岡文学サロン月曜会】
 今月は浴衣読書会です。

 課題本は 
   幸田文著 「きもの」(新潮文庫)


■会場:松楠居

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■受付開始は15時からですが、会場は13時から利用できます。着替えなどにご利用ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※福岡文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】猫町倶楽部の旅行!『千野帽子さんと行く!温泉&宇治散策よくばりツアーズ♪』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年6月11日(土) 
  • 【動画付】猫町倶楽部の旅行!『千野帽子さんと行く!温泉&宇治散策よくばりツアーズ♪』

梅雨入りの宣言が相次ぐ6月11日の朝、名古屋駅噴水広場には多くの人が集まってきました。ここに集まる皆さんは名古屋月曜会旅行の参加者です。今回の旅行は「千野帽子さんと行く!近江八幡&宇治よくばりツアー!」と題し、休日文筆家の千野帽子さんをお迎えしての旅行となりました。









恒例のおやつが配られて出発です!


バスの中では、ゲストの千野帽子さんと猫町倶楽部主催のタツヤさんから一言ずつあり、参加者の自己紹介が始まりました。今回はベテランの方から、まだ猫町倶楽部に参加し始めて日が浅い方、関西から来た方、関東から来た方と幅広く、多くの方に参加していただけました。 みなさんから今回の旅行の楽しみが伝わってきます。 最初の目的地!近江八幡に到着したら昼食です。有名な「たねや」「クラブハリエ」などで食事をされた方や、近江牛を使ったコロッケなどを食べて、夜に行われる読書会への体力をつけていました。ここは観光名所としても有名で色々な施設を見回ってきた方も見えました。






 

 







今回の宿、琵琶湖グランドホテルに到着です。



このホテルは琵琶湖が一望でき、浴場からも琵琶湖が見られるという好立地! 映画『ちはやふる』のロケ地としても使用されたそうです。「温泉良かった!」という参加者の声も多く好評でした。ただ、あまりにも広く、「ホテル内で迷った・・・」という声も。

ホテルに到着後すぐに読書会の開始。
今回の課題本はゲストの千野帽子さんの著書である「読まず嫌い」「俳句いきなり入門」の選択制。

     

「読まず嫌い」のテーブルでは、これを読んで自分が好きなジャンルの再確認ができた。自分の読書歴を見返す良い機会になったという人も。









「俳句いきなり入門」のテーブルでは、俳句や詩歌といった本をテーマにした読書会が夢だったという方も! 千野さんには各テーブルを回っていただき、本を読んだ感想に耳を傾けたり、疑問点などにも積極的に答えてくださいました。 今回の読書会のドレスコードは「帽子」。 ベストドレッサーに見事選ばれた方は、みなさん素敵な帽子を身につけていらっしゃいました。



読書会の後は、待ちに待った夕食です!月曜会旅行史上一番!? とも思われるような豪華な夕食。



和やかに歓談しているところに、どんどん運ばれてくるお料理の数々・・・。おなかいっぱいで食べ切ることが出来ないくらいでした。







夕食の後は、トークショーです。





最初は今回の課題本にまつわるお話などを聞かせていただく予定だったのですが、参加者からの質問用紙の束を見た千野さんは「これをメインに話したい」とのことで企画が変更!



千野さんのご好意で、全員の提出した質問、全てに丁寧にお答えしてくださいました。

とくにある参加者からの
「同じ作品を見た人が『わからなかったから何が面白いのか教えてほしい』といってきた時、どう対応すればいいのか」
という質問には千野さんも参加者もヒートアップ。熱い論考が行われました。

千野さんのtwitterの当日のつぶやきより。


>「わからない」ときには、理解を拒んでいる可能性がある。

「意味がわからない」というとき、しばしば、自己愛的自己防衛が「わからない」ようにしている。 あるいは、「わかる」を非常に狭くとらえていて、いろんな「わかる」があることをわかっていない。

>このときこの人にとっての「わかる」は、「それまでわかっていたこと」を再確認することだけになっている。つまり自己肯定の作業が「わかる」である。 この人は、「いまわかっていないこと」に遭遇すると、自分を否定された感じがするのだ。乱暴に言うと、意気地なしの人だ。

>たしかに、「それまでわかっていたこと」を再確認することは「わかる」と呼ばれる。 でもそれだけではなくて、「いまわかっていないこと」に遭遇して、それを驚きつつ受け入れることも、「わかる」と呼ばれる。 まったく違うふたつのことを、僕らは「わかる」と呼んでいる。これは混乱する。

>それまでわかっていたことを再確認すること(わかるA)は、いま持っている自我を傷つけまいと徹底防衛する作業。 逆に、いまわかっていないことに遭遇して、驚きつつそれを受け入れること(わかるB)は、いま持っている自我を置き去りにして先に進むことだ。 「わかるB」は「かわる」なのだ。





 

トークショーの後は月曜会旅行の恒例だった花火が2年ぶりに復活! みなさん、子どものように大はしゃぎで花火に夢中でした。手持ち花火をするのは数年振りという方もみえ、良い思い出になったようです。







楽しい花火が終われば、今日のスケジュールはここまで。
そのまま部屋に戻る方や温泉に入る方、話し足りん部屋に行かれる方など、思い思いの時間を過ごします。

話し足りん部屋では今回の課題本の一つ「俳句いきなり入門」に登場する「スタンド句会」の簡易版、サポーター考案の「カード型スタンド句会」に挑戦!

 




千野さんが見守っていてくれる中、句会の楽しさを簡易的な形でしたが味わえました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2日目は朝食のあとホテルを出発して、宇治へ。
まずは平等院に入館し、ひとまわりしてからそれぞれが希望したサポーターツアーズに分かれます。
当日はあいにくのくもり空で水面に映った鳳凰堂はみられませんでしたが、みなさん思い思いに堪能されたようです。

 


サポーターツアーズAコースは鳳凰堂の内部見学。
2014年に改修が終了した内部は残念ながら撮影禁止でしたが、そのスケールに感動の声が。
壁面にあった楽器を演奏する菩薩、雲中供養菩薩にも魅了されました。


サポーターツアーズBコースは縁切り縁結びツアー。
悪縁切りで有名な橋姫神社と、縁結びのコノハナサクヤヒメを祭った縣(あがた)神社をハシゴして、人生を切り開こうという壮大な趣旨のツアーです。
みんなで揃っておみくじを引きました。凶の方はいませんでした。


お犬様がいたので、たわむれてみました。


悪縁を切って(?!)、良縁に繋がればよいですね。


そしてサポーターツアーズCコースは、宇治といえば! の抹茶作り体験。
自分で挽いたお茶と一緒にお菓子をいただけるのが素敵です。







美味しいお茶もより美味しくなったかも・・・?

楽しい思い出の数々に名残惜しいものですが、瞬く間に時間となってしまいました。
宇治を出て、名古屋に向かいます。
バスの中でみなさんに旅行の思い出を語っていただきました。遠方から来られた方も満足されたようで、良い旅行となりました。

夜のスタンド句会に参加された方は句会に興味が出てきたみたいです。
もしかして、特別な動きもこれからあるかも?!

 

これからの猫町倶楽部の活動にも大注目です!


#Facebookの猫町倶楽部ページでは掲載しきれなかった旅行の写真も多数掲載中です!
ぜひチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1084437448302960.1073741860.109354559144592&type=3

(文・写真:名古屋月曜会8期&月曜会旅行特別サポーター)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年7月8日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】没後400年ウィリアム・シェイクスピア「リア王」

※4月より名古屋会場と藤が丘会場で異なる課題本で行っています。

名古屋文学サロン月曜会-藤が丘会場 
 
 7月の課題本は没後400年のシェイクスピア。
   
     「リア王」(光文社古典新訳文庫)

光文社古典新訳文庫の駒井編集長参加予定
※他の出版社のものでも可。

    
■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
 課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

***********藤が丘会場だけの特別企画*********************

藤が丘会場では特別企画として「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤ担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。

***********************************************************************

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • トリコ組 第4回猫町BL読書会(男子禁制) よしながふみ「ジェラールとジャック」

特別イベント

  • 2016年5月21日(土) 
  • トリコ組 第4回猫町BL読書会(男子禁制) よしながふみ「ジェラールとジャック」

5月21日(土)、猫町倶楽部トリコ組 第4回BL読書会が開催されました。



 会場は名古屋藤が丘の「JAZZ茶房青猫」。今回BL会が初めてという方も7名が参加してくれました。
 課題本はもはや国民的人気漫画家といっても過言ではないよしながふみさんの初期の傑作BL『ジェラールとジャック』。フランス革命期のパリを舞台にした課題本にあわせて、いつもジャズが流れている店内にはクラシックが流れておりました。



 テーブル札は作中に登場するルソーの「社会契約論」。チラシや名札もトーンを揃えてクラシカルなあしらいになっています。



 お茶菓子は特別に「これはおまえのマドレーヌだ」というフランス語のメッセージカード付きマドレーヌをリクエストしました。メッセージに気づいた参加者から「ぎゃー!」という悲鳴があがります(こちらも作中に登場するんです)。



「よしながふみさんの文法は現代の漫画のそれとはちがう。24年組の影響がかなり強い」
「彼らのあいだには恋愛だけではなく、家族愛や友情すべての愛情が含まれている」
「当時のフランスにおいて、不道徳で性に奔放な価値観は貴族にとってはあたりまえのこと。だからこそ同じ価値観をもって人を愛することのできる貴族出身のジャックと出会えて、ジェラールは救われたのではないか」



「最終的にはジャックとジェラールになる」
「家族に捨てられたお金持ちのお坊ちゃんをやさぐれた年上の男が拾いあげ、セックスから関係がはじまりやがて家族になっていく。時代背景や構成がちがうだけで、前回の課題本『新宿ラッキーホール』とほとんど同じ話」



 よしながふみさんご自身が『ベルサイユのばら』の熱心な読者だったということもあり、各テーブルでは当時のフランス貴族たちの生活様式や価値観など、参加者たちが持てる知識をフルに出しあって、彼らの背景を少しでも理解しようとつとめておりました。いつものことながらジェンダー論から家族観まで話は多岐にわたり、とても二時間では語り尽せません。



 今回のドレスコードは「ロココ」。
 ハードルが高すぎると毎回ブーイングが飛び交うことでもおなじみになったBL読書会のドレスコード。しかし、そのハードルを軽々と飛び越えてきたお嬢様たちの勇姿をごらんください。



 フェミニンながらどこかマスキュリン。まさにオスカル様の休日スタイルのようです。



 宮廷音楽家をイメージしたという彼女は、この日、午前出勤をされてきたそうです。



 ガチすぎて当日彼女のまわりはカメラ娘たちが群がっておりました。
「ほんとうは宮廷服を着たかった」とのこと。いやいやもう十分です!



 遠方から参加のこちらの方は娘さんに手伝って仮面舞踏会用の仮面を作ってもらったとか。すばらしい!



 バラのモチーフがあしらわれた淡いピンク色のドレスがすてきでした。



 まるでソフィア・コッポラの映画から飛び出してきたようなすてきな五人!



 ベストドレッサーに選ばれた方には特製しおりを進呈させていただきました。

 この日のマスターの一曲は「フランス革命」にちなんで、モーツァルトの「夜の女王のアリア」。よしながふみさんの他BL作品「ソルフェージュ」にも登場する有名な一曲に、「神選曲!」と会場がざわつきます。




 懇親会からは、男性もカップル(2名1組)で参加できます。今回参加してくださった男性陣は3組でした。
 懇親会では、浮気相手の子どもを自分の子どもとして受け入れられるか、という男性視点の話を聞けて興味深かったです。



 王妃様とスウェーデンの将校、それとばあやかな?



 現在トリコ組内部で話題の「キンプリ」。多くの人が応援グッズ「キンブレ」を持参し、懇親会会場は異様な雰囲気に。自動的にキンプリテーブルまでできあがっていました。



 今回も大盛りあがりだった読書会。BL好きというだけで魂で結ばれている気がしてしまうから不思議です。
 BLってほんとにいいものですね!

※猫町倶楽部トリコ組公式ツイッターアカウントはこちら


文責:トリコ
撮影:ayuppe、ちづの、トリコ

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年7月2日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:45
  • 「そこのみにて光輝く」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

7月の課題本は

  佐藤泰志著「そこのみにて光輝く」(河出文庫)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年7月2日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~20:45
  • 【福岡文学サロン】夏目漱石「夢十夜 他二篇」

【福岡文学サロン月曜会】
  今月の課題本は  

   夏目漱石「夢十夜 他二篇」 (岩波文庫)
   ※「夢十夜」のみの読了で参加できます。


■参加条件:「夢十夜」の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • フィロソフィア東京 /第1回 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 『ドゥルーズの哲学原理』

東京藝術部

  • 2016年5月14日 
  • フィロソフィア東京 /第1回 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 『ドゥルーズの哲学原理』

ついに東京にもフィロソフィアがやってきた!

昨年春、名古屋で始まった哲学/思想系分科会「フィロソフィア」。東京での第1回目となる今回は、「フィロソフィア」の名付け親でもある國分功一郎さんをゲストにお迎えしての開催となりました。
課題図書は、ご著書の『暇と退屈の倫理学』と『ドゥルーズの哲学原理』からの選択。
國分功一郎さん人気もあるのでしょうか、難しい哲学書の読書会におよそ100名の申し込みがあり、しかも「2冊とも読んで参加」の方がそのうちの4割も占めました。

5月14日(土)当日、場所は渋谷にあるmixi本社 コラボレーションスペース。今まで猫町倶楽部で何度か使わせもらっている会場です。

13時15分に司会第一声のあと、代表のタツヤさんから挨拶。
國分さんからも一言あって、早速、読書会スタート。

フィロソフィア東京 オープニング



会場は1テーブル約8名、13卓。自己紹介のあと、ファシリテイターの進行のもと各テーブルで意見や感想を述べ合います。話が弾むテーブルもあれば、やはり哲学書ということもあり苦戦しているところもありましたが、途中から國分さんが各テーブルに入ってもらい、質問などに応えてもらいました。

読書会風景




『暇と退屈の倫理学』は「人間はなぜ退屈するのか?」という問題をラッセル、パスカル、ホッブス、ルソー、ハイデッカーなどの哲学者たちの叡智を援用しながら迫っていくのですが、そこに國分功一郎のさんの哲学的テーマがあります。端的にいうと「人間は生活の快適さや効率を求めて進歩してきたはずなのに、その一方で生活が安定すると退屈をしてしまうのはいったい何故なのか?」ということになるでしょうか。
本文にある「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない」という言葉が印象的です。



『ドゥルーズの哲学原理』はフランスの哲学者、ジル・ドゥルーズの思想を掻い摘まんで解説している入門書です。ドゥルーズというと、精神科医のフェリックス・ガタリとの共同作業「ドゥルーズ=ガタリ」での活動が有名ですが、この本ではガタリの要素を分別し、ドゥルーズの思想のみが立ち上がるように書かれていて、ドゥルーズがなぜガタリを必要としたのかなども順を追って丁寧に説明されています。
こちらの本は『暇と退屈の倫理学』に比べると、ふだんから哲学書を親しんでない方は少々手こずったかもしれません。



実は会場には、作家の吉川浩満さん、クラシック評論家の鈴木淳史さんにも一般参加として各テーブルに加わっていただきました。





休憩を挟み、國分さんによる講演。
ドゥルーズの映像を流したあと、ドゥルーズにからめ「猫町倶楽部だから…」と断った上で、現在、ご自分が向き合っている哲学上の問題を忌憚なく語っていただきました。
またその後の質疑応答も、一人ひとりの質問に丁寧に応えていて、実にお人柄の出る質問タイムでした。







記念撮影の後、近くの居酒屋で懇親会。
ここでも國分さんは席をまわって交流を深めてもらいました。



以上、第1回目のフィロソフィア東京は、國分功一郎さんのお力と参加されるみなさんのおかげで無事、終了することができました。
ありがとうございました。

しかしこの日の國分功一郎さんはこれだけでは終わりません。
引き続き、19時15分から猫町ナイトがありました。

会場は紫原明子さん、二村ヒトシさん、海猫沢めろんさん、鈴木淳史さん、吉川浩満さん、そして國分功一郎さんがDJとして加わり、大いに盛り上がりました。















次回のフィロソフィア東京は9月頃を予定しています。
課題本はこれからですが、決まり次第、mixi等で告知していきます。

(文)いんごま (写真)みのる

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年5月14日 
  • 【動画付】新カラマーゾフの兄弟 上下巻読書会(藤が丘会場第101回定例会)

早くも夏のような5月の週末、著者の亀山郁夫さんをお迎えして『新カラマーゾフの兄弟』上・下巻読書会を開催しました。

 

上巻読書会から2ヶ月、上下巻合わせて1400ページを超える長編を読み切った皆さんの晴れやかな笑顔が集まってきました。

会場の靑猫でお迎えするのは、表紙をコラージュしたポスターやオリジナルのブックカバー.

そして、テーブルごとに絵柄が違う切り絵の札。参加者の数だけのフクロウも。


 



読書会テーブルには、亀山先生も加わっていただきました。



読書会が進むにつれ、会場が盛り上がってくるのが分かります。
12日間のできごとながら、細部にわたって作りこまれた物語、話すことはつきません。


 
「みなさんに(読了のために)長い時間を遣わせてしまって…」とテーブルを移動するたび恐縮される亀山先生。初めての小説だけに、読者の反応もとても気になるご様子。質問には丁寧に答えていただき、物語の核心をつく質問には「そう!いいところに気が付いたね」とお顔がほころびます。裏ドレスコードともいえる「フクロウ」の小物を持ってきた人には「それ、譲ってくれない?」とお茶目な一面が…





「亀山先生のドストエフスキーと『カラマーゾフの兄弟』への壮大な愛を感じる作品」という感想もあちこちで聞かれました。





「ドストエフスキーの他の作品に似ている」とか「男性に対して父殺しのようなイメージを持ったことがあるかどうか」など、とても深い話ができたり、『本カラ』の登場人物との違い、K先生には「どこまでがご自身のことを書かれているのか」などといった興味も津々。あっという間の1時間半でした。

読者会の後は、ベストドレッサーの選出です。今回のドレスコードは「白」。会場は白を決めた方ばかりで爽やかな雰囲気。全身白でコーディネートした人が並ぶと、どこかの怪しい団体のようでもあり(笑)…ドレスコードで遊べるのも、月曜会の魅力です。

ベストドレッサーのみなさん、頭から足元までキマってます!

 

名古屋月曜会藤が丘会場では、毎回靑猫のマスターに「課題本に合わせた1曲」を選んでいただきます。いつもはJAZZが多いのですが、今回は下巻に登場する、バッハ「マタイ受難曲47番」。荘厳な曲を聴きながら読書会が修了しました。

 

読書会の後は、亀山先生のレクチャーです。




今回も新カラについてよく出る「質問」に答える形で解説していただきました。



作品が書かれた背景、物語の時代、登場人物のモデルの話など、聞くとさらに深まる伏線や拡がり、また父権の推移と「父殺し」についても。



作品の中にも様々なシーンで登場しますが、PP資料にも1画面ごとにユニークなフクロウの写真が出てきて、会場の皆さんもどんどんフクロウ好きに(?)



またここには書けないようなエピソードも(!)いくつかご紹介していただきました。




懇親会では亀山先生にサインをいただきましたよ。ひとりずつ違うデザインで、フクロウのハンコがとても可愛かったです。



まだまだ聞き足りない方も、亀山先生のテーブルを囲んで、色々なお話を聞くことができました。



あちこちで作品の感想をシェアし合ったり、映画や本の話で盛り上がりました。初めてお会いした方とも話が弾むのは長編を読みきった連帯感でしょうか。

懇親会中には、サポーターのちづのさん撮影の画像を流しました。

作品中の舞台、野方、七井、益子、名古屋では城山神社や岩崎神社など。mixiの「新カラ、今どこ読んでる?」トピックで小出しに紹介されていたので「こんな場所なんだ」と思いを馳せ、読み進む励みになった、と嬉しい感想も。



『カラマーゾフの兄弟』を読んだ方は改めて理解が深まり、まだの方には「『本カラ』読んでみよう」と思わせてくれる大作。1995年、ショッキングな事件や新たな局面を迎えた日本という舞台で、私小説とのパラレルな世界が広がる物語。今回読みそびれた方も、ぜひ手に取ってみてください。

暑い中、参加していただいた37名の皆さん、本当にありがとうございました。





「ypa! ypa! カラマーゾフ!」

感想などmixi「話したりん」に一言お寄せいただけると嬉しいです。

*****
次回月曜会は、6月11日(土)・12日(日)9周年1泊バス旅行です。俳人で文芸評論家、東京マッハでも大活躍の千野帽子さんをゲストにお迎えしての楽しい2日間。

ご参加お待ちしております。



グッズ製作:シロ、おりがみ
文:こころ
写真:rakti、okko

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【日本美術基礎講座】ゲスト:日本美術史家・山下裕二『山下流日本美術の見方』

名古屋藝術部

  • 2016年6月26日(日) 受付開始13:30  読書会&レクチャー14:00~17:45 懇親会18:00~
  • 【日本美術基礎講座】ゲスト:日本美術史家・山下裕二『山下流日本美術の見方』

名古屋藝術部では日本美術史家である山下裕二さんをゲストにお迎えして読書会・レクチャー『日本美術基礎講座-山下流日本美術の見方』を開催します。

課題本は

【課題本A】「驚くべき日本美術」 (知のトレッキング叢書)

【課題本B】「日本美術応援団」(ちくま文庫)

■参加条件:2冊の課題本A・Bのうち1冊の読了(2冊読了ももちろん可)
お申込み時に「A」「B」「A・B(2冊)」を選択してください。
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■タイムテーブル
13:30~    受付開始
14:00~15:50 読書会 (山下さんも参加されます)
16:00~17:30 レクチャー・質疑応答
17:45     終了
18:00~    懇親会

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • レイ・カーツワイル著「シンギュラリティは近い」「ポスト・ヒューマン誕生」

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年6月25日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • レイ・カーツワイル著「シンギュラリティは近い」「ポスト・ヒューマン誕生」

6月の課題本は

レイ・カーツワイル著
[課題本A]「シンギュラリティは近い(エッセンス版)
[課題本B]「ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき

どちらか1冊を選択してください。
前者は後者のエッセンス版です。


■参加条件:課題本の読了 (どちらか1冊選択してください)
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋】「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年6月24日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋】「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」

6月は、【関西会場】も同じ課題本で行います。
こちらは【名古屋会場】です。お間違いのないようにお申込みください。


6月の課題本は

松尾豊著
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
(角川EPUB選書)

副読本:海猫沢めろん「明日、機械がヒトになる ルポ最新科学」 (講談社現代新書)


■参加条件:課題本の読了 (副読本の読了は任意です)
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年6月18日(土) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30 懇親会18:45~
  • 【金沢】井伏 鱒二著「山椒魚・遙拝隊長 他7編」

金沢文学サロン 6月の課題本は

 井伏 鱒二著
   「山椒魚・遙拝隊長 他7編」(岩波文庫)
  

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年6月18日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~20:00 懇親会20:30~
  • 【関西】「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」

6月は【名古屋会場】も同じ課題本で行います。
こちらは【関西会場】です。お間違いのないようにお申込みください。


6月の課題本は

松尾豊著
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
(角川EPUB選書)

副読本:海猫沢めろん「明日、機械がヒトになる ルポ最新科学」 (講談社現代新書)


■参加条件:課題本の読了 (副読本の読了は任意です)
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年6月16日(木) 受付開始18:45 読書会19:15~21:00 懇親会21:15~
  • 吉川トリコ「光の庭」読書会(「名古屋16話ツアーズ!」特別編)

「あの日、あの瞬間、あたしたちは最高だった」

吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月1回、名古屋の全ての区を横断中の読書会「名古屋16話ツアーズ!」

今回は特別編として、吉川トリコさんの新刊「光の庭」で読書会を行います!
登場人物のほとんどが女性の本作ですが、トリコさん曰く男性にもぜひ読んでほしいとのこと。読むと必ず人と語り合いたくなる、読書会にもってこいの1冊です。

<タイムスケジュール>
  18:45~19:15  受付
  19:15~21:00  読書会
  21:15~23:00  懇親会

■会場:Carlova360 NAGOYA
カルロバは名古屋のファッション文化の中心地・パルコの東館4Fにあるブックカフェです。今回はお店のご厚意で特別に読書会を開催させてもらえることになりました!

■参加費
読書会 1500円(ドリンク&スイーツ付)
懇親会 3500円⇒懇親会のみ定員に達したため締め切りました。

■参加条件(読書会のみ):課題本「光の庭」の読了
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年4月29日(祝) 
  • 福岡文学サロン月曜会第三回 泉鏡花「春昼・春昼後刻」

4月29日、第3回目となる福岡猫町。場所はHabit。



ゴールデンウィーク初日とあってか、他県からの参加者も多数。

 

今回の課題図書は泉鏡花の「春昼・春昼後刻」。

参加者の中には

「最後まで読んだけどよく分からなかった」
「正直、読むのが辛かった」
などの感想も。



それでも、いや、それだからこそ、

他人がどう読み解いたのか?
どういう感想を抱いたのか?を聞くのがとても楽しい!



「○△□だったら、一番エロイのは△よねえ。」
「鏡花は幼い頃に母親を亡くしているから、自身を投影しているのかも。」
などなど。思ってもみなかった視点から課題本に向かい合えます。



最後に、ベストドレッサー賞の発表。
今回のドレスコードは「○△□」。
アクセサリーで表現したり、紙芝居?で表現したり、肌に直接描いてみたり。



懇親会は階上に移動し、美味しい食事とお酒で懇親会。
お互いのテーブルでの話はもちろん、映画の話、恋愛の話、際どい話などなど。
年齢も住んでる場所も職種も全く違う初対面の男女が、
こんなに盛り上がる猫町マジック!



次回は6月4日(土)。場所は同じくHabit。
課題本は、ヘッセ「デミアン」。ドレスコードは「ドイツ」です。
皆様のご参加をお待ちしております!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/33394

(文責・美鈴)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】東京アウトプット勉強会 三宅隆太著『スクリプトドクターの脚本教室・初級編』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年4月23日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 講演会18:00~18:50 懇親会19:30~21:30
  • 【動画付】東京アウトプット勉強会 三宅隆太著『スクリプトドクターの脚本教室・初級編』

4月23日(土)、三宅隆太著『スクリプトドクターの脚本教室・初級編』を課題本に、猫町倶楽部 第83回東京アウトプット勉強会が開催されました。

会場は、久しぶりのホーム会場、東京ミッドタウンです。当日は天候にも恵まれて、暑いくらいの陽気でした。

まずは、いつもの通りサポーターによる会場設営から。これは、読書会中に皆さんにつまんでもらうお菓子の準備をしている様子です。


 


開始時間とともに参加者の皆さんが続々と集まり、いよいよ読書会がスタートしました!






今回の読書会では、著者の三宅先生の講演会付き!しかも、三宅先生は講演会のみならず、読書会にも参加いただくことができました。こちらは開始に先立ってのご挨拶の様子です。




こちらは、読書会中に各テーブルを回って質問に答えて頂いている様子。





読書会で話し合いながら、同時に著者の方に質問もできちゃうなんて豪華ですね。参加者の中には、実際に映画に近い業界で働いている方から、三宅さんのラジオのファンなんです、という方まで様々でした。年に100本単位で映画を見られる方から、そうでない方まで、いろんな映画のストーリーについて話すことができました。

その後、三宅さんによる50分の講演会がありました。



参加者全員で聞き入ってしまい、残念ながら写真はありませんが、大学の先生もされている三宅さんの講演会、50分があっ!というまに過ぎたのではないでしょうか。脚本家志望の方はもちろん、そうでない方もとっても楽しめる内容にしていただきました。

読書会の最後に、参加者全員での記念撮影。


あれっと思った方もいるでしょうか?そうです、東京アウトプットではお馴染み、3月の定例会でもお世話になったAV監督の二村ヒトシさんがご参加だったんです。同じテーブルになった人は、びっくりしたかもしれませんね~。猫町倶楽部の定例会は、様々なゲストの方が頻繁に来てくれるのも魅力の一つですね。

興奮冷めやらぬまま、懇親会会場へ移動です。


最後までお付き合いいただいた三宅さん・二村さんとサポーター全員で記念撮影。


懇親会の後半では「三宅さんを囲む席」も設けました。著者の方とお酒を飲みながらお話聞けるなんて、つくづく豪華ですね。三宅さん、長時間のご参加、ありがとうございました!

次回の東京アウトプット勉強会は、5月21日(土)森時彦著『ザ・ファシリテーター』、会場は東京ミッドタウンです。4月の課題本とはガラリと変わって、お仕事の話がたくさん出そうな課題本ですね。次回も、刺激と興奮に満ちた会になりそうな予感がぷんぷんしてきますね~!皆さまのご参加、お待ちしております!

<文:すぎゆり 写真:夢遊、郡、拓>

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2016年4月17日(日) 
  • 【動画付】『カラヴァッジョへの旅』ゲスト:美術史家 宮下規久朗

今回の東京藝術部は、国立西洋美術館で開催中の『カラヴァッジョ展』関連企画として、読書会・レクチャーイベントが行われました。

会場は猫町倶楽部のコミュニティでお馴染みの「mixi(ミクシィ)」本社。



当日はカラヴァッジョの破天荒な人生を彷彿させる暴風雨にもかかわらず、50名を超える方々にご参加いただきました。





ゲストは、イタリア17世紀バロック美術を専門とする美術史家の宮下規久朗さん。

宮下さんの著作は東京藝術部では「ウォーホルの芸術」「モチーフで読む美術史」に続き、今回の課題本「カラヴァッジョへの旅‐天才画家の光と闇」で3回目となりました。



読書会では、課題本で初めてカラヴァッジョを知った方,宮下さん著作のファンの方,カラヴァッジョ展で興味を持った方やイタリアでカラヴァッジョ絵画に感銘された方などさまざまな感性が集結した読書会となり、課題本を通じてカラヴァッジョ絵画についての忌憚ない意見が飛び交いました。



バロック美術の巨匠・天才画家にして犯罪者というカラヴァッジョの数奇な人生が織り成す光と闇を抜きにしてはカラヴァッジョ絵画は語り尽くせず、読書会でも画家の人生にフォーカスした意見が多く聞かれました。
また、課題本を通じてキリスト教絵画の見方が分かったという貴重な意見も。

宮下さんの著作は中世美術絵画をモチーフから読み解く分かりやすい解説が魅力的で、今回の課題本でもカラヴァッジョの宗教画家としての革新性,写実主義について、キリスト教画の主題・モチーフから解説されています。



 

読書会終了後は、約1時間半に渡り宮下さんによるレクチャーが行われました。



カラヴァッジョ略年表から、38年という画家の短い生涯を追って解説していただき、スライドを用いた絵画の解説も行われました。



初期のカラヴァッジョ絵画《病めるバッカス》では、画家自身がモデルとして描かれており、青白い顔は画家の栄養状態が良くなかったのだろうというお話や、《果物籠を持つ少年》では、果物というモチーフから果物が肉欲の象徴として果物を差し出す少年のホモエロティックな表現に着眼して鑑賞出来るなどといった、カラヴァッジョ研究をご専門とする宮下さんのお話を聞く事が出来ました。

更に『カラヴァッジョ展』で展示されている《トカゲに噛まれる少年》《果物籠を持つ少年》《女占い師》《ナルキッソス》《メドゥーサ》《エマオの晩餐》等の作品についてもレクチャーしていただきました。



また、今回の『カラヴァッジョ展』では観ることの出来なかった礼拝堂壁画についてもレクチャーしていただき、薄暗い礼拝堂で見上げた際の光線の当たり方、明暗法がもたらす効果についてもお話していただきました。
イタリアでのカラヴァッジョ絵画の見方、「美術は実際のものを現地で観ないと絵の角度による光の当たり方、見え方が分からない」という一言はとても印象的でした。

 

懇親会はmixi本社より徒歩5分の南国亭さんにて、ゲストの宮下さんにもご参加いただき和やかな雰囲気の中、開催されました。



宮下さんには各テーブルを回っていただき、参加者からの質問等にもお答えいただきました。



宮下さんとカラヴァッジョの出会いはテレビ番組の「美の美」であった事、美術史家は絵が上手いか下手かどちらかしかいない、音声ガイドを作る上での苦労話、入場者10万人目は家族連れか美男美女カップルがなりやすい(?)などといった、懇親会ならではのユニークな裏話まで飛び出して、大変盛り上がりました。



『カラヴァッジョ展』をはじめ、読書会・レクチャーを通じてカラヴァッジョ絵画を体得する事ができたのではないでしょうか。

読書会を開催するにあたって会場を提供していただいたmixiさん,スタッフさん,美術史家の宮下規久朗さん,ご参加いただいた皆様に感謝いたします!



 

次回の東京藝術部は5/28(土) コンサートレクチャー「ニッポンが誇るド直球クラシック音楽を三本まとめて聴く!」クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんのレクチャー付き観賞会となります。ご参加お待ちしております。

 

文:あっきー 写真:次郎

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【東京】挫折派・積読派のための長編小説 完読支援企画 「カラマーゾフの兄弟を読む」

特別イベント

  • 2016年6月12日(日) 受付開始16:00  読書会&レクチャー16:20~19:40 懇親会19:40~21:30
  • 【東京】挫折派・積読派のための長編小説 完読支援企画 「カラマーゾフの兄弟を読む」

※挫折派・積読派のための長編小説完読支援企画「カラマーゾフの兄弟を読む」

ドストエフスキーは、あらゆる分野の文学や哲学、芸術に影響を与え続けている世界的にも稀有な作家です。そのドストエフスキーの作品群の中でも特に名作として取り上げられることも多い「カラマーゾフの兄弟」 しかしながらその長さや登場人物の多さ、覚えづらく変化する名前…興味を持って読み始めても途中で諦めてしまった方も少なくないのではないでしょうか?
そこで猫町倶楽部では皆さんの「カラ兄」完読を支援するイベントを企画しました。
翻訳書としては100万部を超える異例の大ヒットとなった光文社古典新訳文庫版の「カラマーゾフの兄弟」の訳者ご本人の亀山郁夫先生をゲストにお迎えして読書会とレクチャーを開催します。

読書会第2回は光文社古典新訳文庫版「カラマーゾフの兄弟」の第1巻~第5巻まで全巻読了をしてご参加ください。

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(光文社古典新訳文庫•全5巻)
  第1巻第2巻第3巻第4巻第5巻

■タイムテーブル
16:00      受付開始
16:20~19:40  読書会&レクチャー
19:40~21:30  懇親会

■参加条件:光文社古典新訳文庫版「カラマーゾフの兄弟」全巻の読了及びドレスコード遵守

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

2/28に開催したプレイベントまたは4/10の第1回読書会のどちらかにご参加された方は、500円引きとなります。 

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年06月11日(土)~12日(日) AM8:45集合 JR名古屋駅西口噴水前広場
  • 初参加者大歓迎『千野帽子さんと行く!温泉&宇治散策よくばりツアーズ♪』

参加締め切りました

猫町倶楽部の旅行は”初めて”でも”ひとり”でも”久しぶり”でも大丈夫!

毎年恒例の名古屋月曜会の読書会旅行。9周年の今回は

『千野帽子さんと行く! 温泉&宇治散策よくばりツアーズ♪』

通算開催回数100回を超えた月曜会9年目の今年は文芸評論家・俳人の千野帽子さんをお迎えし、琵琶湖の西岸1200年の歴史をもつおごと温泉と、数多くの文学作品とのゆかりも深い京都宇治の双方を巡る旅行を企画しました。

もちろん読書会も行います。
課題本は千野帽子さんの
読まず嫌い。
俳句いきなり入門」!
(どちらかお好きな1冊を選んでご参加ください)

秘密の企画も進行中。盛りだくさんのよくばりな旅行でお送りする予定です!

ちなみに昨年は、こんな感じでした。

■ゲストプロフィール:千野帽子
福岡市生まれ。フランス政府給費留学生として、パリ第4大学(ソルボンヌ大学)に学び、博士課程修了。2004年から休日のみの文筆業として『ユリイカ』などで執筆開始。著書に『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』(河出書房新社、2006)、『文學少女の友』(青土社、2007)、『世界小娘文學全集 文藝ガーリッシュ 舶来篇』(河出書房新社、2009)、『読まず嫌い。』(角川書店、2009)。『ミステリマガジン』『日経ビジネスオンライン』などで連載。

■宿泊地
琵琶湖グランドホテル

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

【一日目 6/11(土)】
○8:45 名古屋駅西側 噴水前広場 (JR名古屋駅太閤通口の外) 集合
※猫町倶楽部の猫マークを持ったサポーターが目印です。
9:15 名古屋出発
~SAで1度休憩~
11:30 近江八幡着 昼食・自由行動
13:00 近江八幡発
14:00 ホテル着~読書会
16:30 読書会終了
18:00 夕食開始
19:30 夕食終了~トークショー
21:15 花火(予定)~就寝(もしくは夜通し語り合いましょう)

【二日目 6/12(日)】
7:00~朝食
9:30 ホテル出発
10:40 平等院着 自由行動もしくは平等院観光後サポーターツアーズへ
14:30 平等院出発~SAで1度休憩
17:30頃 名駅着予定

■集合場所 名古屋駅西 噴水前広場 (JR名古屋駅太閤通口の外)
■集合時間 AM8:45
※猫町倶楽部の猫マークを持ったサポーターが目印です。


【申し込み方法】
件名を「名古屋月曜会旅行申込み」とし、
下記事項を添えて info★nekomachi-club.com 
(★を@に変えてください)までお申込みください。
折り返し、お振込先口座の案内を差し上げます。

1. お名前
2. フリガナ
3. mixiネーム(mixiご入会の方)
4. 年齢
5. 性別
6. 住所
7. 電話番号
8. 課題本の選択
9. 名古屋月曜会参加歴

【重要】保険加入及び部屋割りのため、申込みの際にはお名前・年齢・性別・電話番号・住所は必ず省略せず明記してください。

申し込み締切期限;5月31日(火)24:00
     振込期限;6月3日(金)

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2016年5月25日(水) 受付開始19:00 / シネマテーブル 19:30〜21:00 / 懇親会 21:10〜
  • 『マクベス』

5月の名古屋シネマテーブル課題映画はマイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール共演『マクベス』です。
http://macbeth-movie.jp/

5/13(金)より伏見ミリオン座、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ他、市内劇場にて公開です。
http://macbeth-movie.jp/theaters/




<タイムテーブル>
19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(1テーブル7〜8人程度のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜 懇親会 (別会場に移動して二次会。いつも映画の話題で盛り上がります!)

*シネマテーブル定例会はいつもこんな雰囲気で開催しています。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/33076
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/side/24317


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※受付締切は5/22(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

*メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。
案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。
http://www.mitts-coffee.com/information/


*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
http://c.mixi.jp/cinematable
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
mixiをイベントの告知や参加メンバーのメインの交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 公園でお花見読書会! トリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第七話「守山区」

特別イベント

  • 2016年4月9日(土) 
  • 公園でお花見読書会! トリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第七話「守山区」

4月9日(土)、名古屋名古屋16話ツアーズ第七回「守山区」が開催されました。

吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわり、全てを繋げるというこの企画。
名古屋に住んでいても普段は行かない区・場所・お店に行けるということで、読書会に+αの楽しみがあると好評です。

今回は第七話「いつかの晴れた週末に」。今回が16話ツアーズ初参加という方も7名が新しく旅の道連れに加わってくれました。
開催場所は守山区小幡緑地公園、名古屋16話ツアーズとしては1月に続いて二度目の公園での開催となります。



1月の読書会は公園内の喫茶室を借りて行いましたが、今回は読書会もブルーシートを敷いて行います。
と、いうことは…



そう、お花見です!!





サポーターが設営の準備中。



今回は野外企画ということで親子での参加もOK。



開放的な気分でまずは読書会スタートです。



第七話「いつかの晴れた週末に」は震災がテーマの一つとして語られています。



作品の感想から、自然と話題は
「あの日自分たちが何をしていたか? あの地震のあとで何が変わったか?」を話し合う流れに。
会社勤めをしていない、フリーランスで働いている人にとっては、社会との関わりを強制的に意識させられる出来事だったという意見も。



晴れた週末にみんなで損得なく意見を話しあえることは、それだけでかけがえのない日常なのかもしれませんね。



***


読書会が終わり、お待ちかねのお花見弁当の登場です。



今回のお弁当はべべのおそうざいさんの「ローヌ」!
行楽らしく三色団子も入った豪華なお弁当。味も最高です。

べべのおそうざいさんは東区の高丘に店舗があるのですが、トリコ組でお弁当を出すなら絶対にここがいい!
というサポーターからの推しもあり問合せをしてみたところ、なんとセントラルキッチンが守山区にあるとのことで
公園の入口まで約40人分のお弁当を届けてくださいました。







小さな恋のメロディ?


***

初参加でも、常連でも、名古屋のことが大好きでも、複雑な気持ちを抱いていても、どこからでも参加出来る名古屋16話ツアーズ。
ご参加お待ちしています!

※猫町倶楽部トリコ組公式ツイッターアカウントはこちら



文・写真:トリコ組名古屋16話ツアーズサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年5月20日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 世阿弥「風姿花伝」 / 安田理央「痴女の誕生」

※安田理央さんのゲスト参加が決定しました。

5月の名古屋アウトプット勉強会は名古屋藝術部と猫町UG(アンダーグラウンド)名古屋とのコラボ企画です。

藝術部が選書した課題本は
   世阿弥「風姿花伝」(岩波文庫)
   ※角川PHPの現代語訳付バージョンでも参加いただけます。

UGが選書した課題本は
   安田理央 「痴女の誕生」(太田出版)

上記2冊より1冊お選びください。


■参加条件:課題本(どちらか1冊)の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年5月16日(月) 受付開始18:45~ 読書会19:15~21:00
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズ!第八話 「昭和区」

名古屋のこと、そこに住んでいる人達のこと、どれだけ知っていますか?

ますます盛り上がる第八回、今回は「昭和区」で飲み屋街探検?!

シネマテーブル課題映画『グッモーエビアン!』の原作や、月曜会旅行のゲスト、話題の男子禁制BL読書会などで猫町倶楽部ととっても縁の深い名古屋在住の作家、吉川トリコさん。中日新聞ほっとweb上で連載された「名古屋16話」の書籍化を記念して、月一開催、名古屋16区を縦断する読書会を開催します。
毎回、それぞれの土地、それぞれのお店で趣向をこらした催しを企画中です。複数回の参加ももちろん大歓迎!
特殊な土地として語られることの多い街、名古屋。
この街を好きな人も、複雑な思いを持つ人も、
本を読み、語り合うことで新しい何かを見つけに行きませんか?


課題本は、もちろん
    吉川トリコ「名古屋16話
  ※第八話「名前なんていらねえよ」のみの読了で参加OKです!
 
副読本:大竹敏之「名古屋の商店街」「名古屋の居酒屋
  ※副読本の読了は参加条件ではありませんが、読んでいただくとよりこのイベントを楽しめます。

■会場は桜山ボンボンセンター内 福わうち
  名古屋市昭和区桜山町4丁目70
  参考:http://matome.naver.jp/odai/2136067839676549301

今回も特別企画!
惜しまれながら去年末に閉店した昭和区桜山の洋菓子の名店「ボンボン」。
そのすぐ隣の路地に、まるで映画のセットに迷い込んだかのように昭和の香りを色濃く残す、飲み屋横丁「ボンボンセンター」があります。
10数件の居酒屋・スナック・バーが軒を連ねる、一部では名古屋の酒飲みの聖地とも言われている場所です。
今回はその登竜門ともいえる居酒屋「福わうち」で読書懇親会!
お酒好きのトリコさんと一緒に、ビールで乾杯しましょう!
また、今回の副読本の著者、名古屋在住のライター大竹敏之さんも特別ゲストとして読書会に参加されます!
ディープな名古屋の話が聞けそう…。

■アルコールを飲まれない方もソフトドリンクで参加できます。
但し場所・企画の性質上今回は未成年の参加はご遠慮ください。


<タイムスケジュール>
  18:45~19:15  受付
  19:15~21:00  読書会

■参加条件:課題図書「名古屋16話」第八話の読了
 ※第八話のみの読了で参加出来ます。
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【月曜会100回記念】柴田元幸が月曜会にやってくる第6弾!!スティーヴ エリクソン「黒い時計の旅」

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年4月2日(土) 
  • 【月曜会100回記念】柴田元幸が月曜会にやってくる第6弾!!スティーヴ エリクソン「黒い時計の旅」

目が覚めると、私はスティーヴ・エリクソン「黒い時計の旅」を開いていた。



青猫カフェと藤が丘駅を行き来する道は、いつもある季節だけ、カフェも駅も満開の花で見えなくなる季節がある。
4月2日土曜日は、まさにその季節だった。

三部構成となった第一部は、ゲストがまだ見えていない中で会が始まり、絶妙なタイミングで会場の扉から外の光が差し込んで来た。
司会「今日のゲストは柴田元幸さんです!」
ギ、ギー…
猫町倶楽部 名古屋文学サロン 月曜会は爆笑と拍手の渦の中、第100回目を迎える。



ゲストの柴田さんと主催のタツヤさんの挨拶もほどほどに、会はスタートした。

皆、名前や好きな作家などの自己紹介をすると、あるテーブルでは読んだ印象で面白かったか否かの挙手をしてみた。



柴田さんも認める難易度の高い本であったにも関わらず、8人中6人が面白かったと認めた。

あたりのテーブルを見渡してみる。



「色々な話が交差していて、どっちがどっちの話だか分からない。」
「初めの話と終わりの話が繋がり、ループしているよう。」



「伏線回収で話が結ばれ面白かった。」
「半分読むまでに時間がかかり、その後半は分かって来て読むペースも早くなった。」



「難しくて、分かったのかどうかも怪しい。」
そんな話から、段々と深い話へ流れていく。

この日のドレス・コードは、本のタイトルより”BLACK”。
暖かい気候の中、暑苦しくも私たちは黒にまとわれやって来ていた。











マフィアが2人。
正装が2人。
ラフが1人。
黒い時計仕掛けが1人。
黒い時計の足袋が1人。
栄えある初心者が1人。
髪を金髪から黒にした者が1人。

中でも2人は服や小物を手作りしていた。
気合い十分。
こだわり十二分。
勿論、他の皆もこの日の為に全力を注いで準備している。



本日の一曲は定例会でもお馴染み青猫マスター高橋さんより。
そして、この青猫カフェも10周年である。



第二部はトークショーへ。
柴田さんから今回の課題本を選ばれた理由や、スティーヴ・エリクソンについて教えて頂いた後、現代アメリカ文学に関するいくつかの事、そしてそれにまつわるこぼれ話を聞いた。



更に雑誌[MONKEY]より朗読を。
また、翻訳教室では添削をして頂き、いかにして違和感無く日本語を読ませるかを堪能した。





最後に柴田さんより猫町倶楽部恒例の”アレ”をご披露頂く。




第三部アフターパーティーでは、柴田さんとお話をしたり、一緒に課題本を読み抜いた有志たちで賑わった。





その後も三次会へと流れ、皆あちらこちらへ。
私はもう一度、青猫カフェのある地下へ潜り、こんなことを考えていた。

What book must the two men have buried here in order to effect this subterranean transformation?

二人の男は地下にこのような変化をもたらすために本を埋めたに違いないが、どんな本なのだろう?

by 課題文の抜粋より 1位表彰:あさぴーさん訳


私は、目が覚めると「黒い猫町倶楽部の旅」を読み終えていた。



<完>

—–

柴田さんのアレや、青猫マスターの曲タイトル、課題文等気になる方は、読書会の感想も含めてぜひmixiの「話し足りん!」トピックへ。


次回以降の猫町倶楽部もお楽しみに♪


文責:カノン 写真:月曜会第8-9期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年4月24日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京文学サロン月曜会】 カズオ・イシグロ著「わたしを離さないで」

東京文学サロン月曜会 4月の課題本は

  カズオ・イシグロ著「わたしを離さないで


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2014年3月19日 
  • 【動画付】猫町UG&東京藝術部合同イベント『会田誠を読む』

「エロティシズムの内的体験は、その体験者が、禁止の侵犯へ駆り立てる欲望に対して、さらには禁止の根底をなす不安に対しても、多大な感受性をもつことを要求する。」

 ―ジョルジュ・バタイユ、酒井健訳『エロティシズム』




春の気配も近づく319日、新宿歌舞伎町のロフトプラスワンで猫町UG・東京藝術部による読書会合同企画を行いました。

 今回は現代美術家である会田誠さんをゲストに迎え、その著作3冊を課題本にしての一大企画。更にはパフォーマンスや3次会までイベントが用意されているということで、受付はロフトプラスワンらしからぬ午前11時半という健康的な時間からのスタート。それにも関わらず90名近くの方々にお集まりいただきました。

猫町UGといえばお馴染みとなりつつあるドレスコードマスク。普段は人目が憚られ読書会で話題に出来ないことも、仮面を被り私じゃない私になることで自然と語る事の出来てしまう―そんなドレスコードですが、合同企画ということで今回は特別。参加者全員に、受付で会田誠さんが今回のために描いてくれた「おにぎり仮面」をプレゼント。

オープニングを飾るのは、若林美保さんによるパフォーマンス。顔面も全て覆ったラバースーツによる匿名的な舞いは、日常から非日常への入口であり誘い口でもあります。


パフォーマンスの後は、UG隊長・チアキさんによる猫町倶楽部の趣旨とスケジュールについての説明の後、会田誠さんのご紹介。


いよいよ読書会の開始です。今回は課題本3種類に加え、3冊全部読了した班という、計4種類のテーブルが作られています。




課題本の1冊目はカリコリせんとや生まれけむ。著者自身の生い立ちや家族について赤裸々に語られ、一部奥さんが代筆した本書は、人間・会田誠にぐっと踏み込むことのできる内容。「自分の子供がADHD(多動性障害)だったら…」そんなリアルな話も飛び出しました。また、話題になるのが本作の表紙の作品「滝の絵」。いかにも日本的な陽光照らす滝と苔むす山奥の水辺に、所狭しと描かれたスクール水着の少女たち。これが4×3m近い巨大な作品と知って「ぜひ実物を見てみたい!」なんて声も。

2冊目は美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか。こちらも挑発的なタイトルながら、内容は至って真面目な現代美術と個展に向けての準備録。時に中国における現代美術のエネルギーに圧倒され、時に公開制作という不慣れな環境に狼狽しながら、悪戦苦闘する仕事人としての会田誠さんの素顔が浮かび上がります。また、本作の表紙となっているのは「灰色の山」の部分抜粋。これは水墨画風の山に見えながら、その実は一人ひとり丁寧に書かれたサラリーマンの死体という代物。こちらも本来は縦3m、横7mという超巨大な作品でありながら、前述の通り細部まで緻密で描かれた異形の作品となっています。

 そして3冊目は青春と変態。こちらは他の2冊と違い、なんと会田誠さんがこれまでに書いた唯一の小説作品。有名な古典文学のパロディから始まる本作は、自らの名前を主人公に冠した青春録。捻れた趣味を持ちながらも卑屈になり過ぎず、時にそのアブノーマルな嗜好への深い思弁を垣間見せる本作は、ひょっとして自伝なのでは?というドキドキ感もありながら、明るくも後ろめたい10代という時代についてのトークに花が咲きました。また、本作の表紙となっているのは、おにぎり仮面の元でもあるオブジェ、「考えない人」。

また、3冊全て読了した班には会田誠さん自身が読書会に入ってもらうことに。課題本や自身のことについて時に熱く、時に赤裸々に語ってもらいました。ハードルが一番高い班であるにも関わらず、今回一番人数が多かったのが三冊読了者の班であるというのが参加者の熱気の高さを表しています。





 

休憩を挟んで、まずはベストドレッサーの発表から。今回はドレスコードのマスクが会場配布という形でしたが、それでも選ばれた方々はおにぎり仮面に合わせた服装、会田さんの作品に合わせた衣装、小説の登場人物のコスプレ、そして自らの身体に刻まれた意匠(!!)と人様々。会田誠さんにもベストドレッサー賞を1名選出してもらいましたが…決め手は何だったのでしょう?






 

本日のプログラムはまだまだ折り返し。続いては会田誠さんのトークショー。『青春と変態』に続く小説についての構想や、それに関連する美術大学・美術予備校についてのあれこれについて、少しばかり緊張した面持ちで話す会田誠さん。話す内容も興味深いですが、それ以上に語るその佇まいが一つの作品として成立していたように見えるのは気のせいでしょうか。




後半では参加者の質疑応答タイム。参加者の言葉にしっかりと耳を傾け、丁寧に答えようとする会田誠さん。それは挑発的でインモラルな作品が生み出すイメージとは正反対の、人たらしで紳士的な人間、会田誠の姿でした。会った人誰もが好きにならずにいられない、人柄に触れた人全てが親しみを持たずにいられない―そんな魅力的な佇まいが何より印象的でした。

 

そして次は七菜乃(なななの)さん、一鬼のこ(はじめきのこ)さんによる緊縛パフォーマンス。お二人が今回のテーマに選んだのは、個展でのゾーニングの問題でも取り上げられ、マルキド・サドの表紙にも使われた会田誠さんの作品「犬」。包帯姿のショッキングなビジュアルに会場が騒めきながらも、その陶酔と恍惚が入り混じり、苦痛が慈愛に昇華されていくようなステージが進むにつれ、次第に参加者の皆が引き込まれていく。自分自身も最初は…と思っていたはずなのに、その姿が物象化され美へと侵犯していく様子には揺さぶられ、縄だけでなく信頼によって結ばれていくそのパフォーマンスを魅入らずにはいられませんでした。

 

これにてロフトプラスワンのでの催しは終了。移動の前に記念撮影。今回は全員におにぎり仮面が配布されているということで、読書会参加者には全員仮面を被っての記念撮影をパチリ。

 

まるで加工された写真にも見えるし、個性や匿名性について問いかけるようでもある、そんな不思議な集合写真。

地下のロフトプラスワンから出てお次は懇親会。読書会で話きれなかったあの話、ベストドレッサーの印象的な姿、そしてゲストのパフォーマンス…。話題には事欠かない様で、否応なく盛り上がっていました。

本日のイベントはまだまだ終わらない。この後は3次会でもある猫町ナイトの会場へ…の予定ですが、ここで主催者のタツヤさんからちょっとした提案。移動ついでに、おにぎり仮面を付けたまま歌舞伎町を練り歩こうというフラッシュモブを行いました。道行く人が思わず振り返り、交番のお巡りさんもびっくりな、参加者がアートの主体となる街中パフォーマンス。




そして猫町ナイト

本企画のコンセプトは「音楽好きのメンバーをいきなりクラブ
DJデビューさせる」そして「ダンスフロアから失われてしまったチークタイムを復活させる」。藝術部やUGだけではなく、アウトプット勉強会や文学サロン月曜会、シネマテーブル水曜会といった各分科会のサポーターがDJとなってまだまだ遊び足りない参加者、猫町ナイトから参加した人たちを盛り上げてます。

人生初DJにはサポーターも流石に緊張気味?





中には手慣れたアナログレコードでDJを行うサポーターも。




  また,DJデビューするのは猫町のサポーターに限りません。これまでゲストとして猫町倶楽部に関わってくれた文化人の方々にDJデビューしていただくのも猫町ナイトの特徴。本日DJを行ってくれたゲストは音楽評論家・鈴木淳史さん、エッセイスト・紫原明子さん、文筆家・吉川浩満さん、AV監督・二村ヒトシさん、そして本日お世話になったロフトプラスワンのブッキングプロデューサー・田実健太郎さんの5名。皆さん猫町ナイトで人生初DJを経験した人ばかり、本日が初DJという方もいましたが皆さん揃って盛り上げてくれました。








 丸半日にも及ぶ、本日のイベントもようやく終了。最後まで参加してくれた方はお疲れ様でした。今回は藝術部・UGが合同で行うという初めての形での開催となりましたが、参加してくれた皆さんに楽しんでもらえたのなら、サポーターにとってそれに優る喜びはありません。次回もお待ちしております。

【togetterまとめ】猫町倶楽部「会田誠を読む」猫町UG×東京藝術部コラボ企画

【togetterまとめ】猫町ナイト・東京20160319

文:次郎

写真:テラ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第82回 東京アウトプット勉強会 二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』×川崎貴子著『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年3月12日(土) 
  • 第82回 東京アウトプット勉強会 二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』×川崎貴子著『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』

3月12日(土)、二村ヒトシ著『すべてはモテるためである』、川崎貴子著『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』を課題本に、猫町倶楽部東京アウトプット勉強会が開催されました。

会場は、昨年12月のクリスマスパーティーでも使用された晴海ふ頭客船ターミナルホールです。


2冊の課題本読了が参加条件でしたが、副読本である二村ヒトシ著『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』を読まれて申し込みをされた人も多かったとか!また猫町倶楽部に参加するのが初めてという方が100名以上も!総勢200名以上の方にご参加いただきました。


読書会は二部構成で行われました。

「川崎さんの本は第一章から、女性はこんな悩みを抱えているのかと驚かされた。読み終わって、女性に優しくしないといけないなって思った」、「同じ目線に立って話せない人ってキモチワルイ!二村さんの本を読んで共感するところが多かった」等、課題本に触れながら、普段は話せない恋愛や結婚、これからの生き方についてどのテーブルでも話が盛り上がっていました。




著者のお二人には各テーブルに回っていただき、話し合いに参加いただいたのですが、「憧れの著者が目の前で話してくれて嬉しい」、「じっくり参加者の質問に答えてくれた!」と参加者の皆さんからも大好評でした。







普段の読書会とは違うのが、今回の特別イベント。
続いて、二村ヒトシさんと川崎貴子さんによる講演会です!

今回、特別ゲストとして、小説家の白岩玄来さん、官能小説家の大泉リカさん、ライターの福田フクスケさん、エッセイストの紫原明子さんにも加わっていただきました。





課題本を書いたきっかけや書いてからの反響についての話題から始まった講演は、二村さんより「恋愛は趣味なんじゃないかと思うようになった」という爆弾発言をいただき会場がどよめいた場面もありましたが、人生における優先順位づけの重要さや今後の恋愛はどのように進んでいくのか等、ずっと聞いていたくなるような講演会となりました。

そして講演会の後は、課題本をもっての集合写真!


懇親会はそのまま続きます。

川崎さんや二村さんを囲んで歓談するテーブルもあれば、読書会で同じグループだった人たちと楽しく会話するテーブルもちらほら。


恋愛雑学クイズでは男女ペアになってもらいました!








楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、終わりの時間がやってきました。

次回の課題本は、三宅隆太著『スクリプトドクターの脚本教室・初級編』です。著者ご本人もいらっしゃるんだとか!皆様、奮ってご参加くださいね♪

今回で運営スタッフを卒業するメンバーもいたため、ご挨拶の時間をいただき有難うございました。次回からは新しい運営スタッフも加わって、ますます盛り上がっていきます!

※猫町倶楽部東京アウトプット勉強会は、各種ソーシャルメディアでも情報発信をしています。
イベントの募集開始の告知やウェブサイトだけではお伝えできない様々な情報をお届けしていますので、よろしければ「いいね!」や「フォロー」をお願いします。

東京アウトプット勉強会mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?from=home_joined_community&id=3928594

東京アウトプット勉強会facebookページ
http://www.facebook.com/nekomachi.tokyo.op

東京アウトプット勉強会Twitter
http://twitter.com/tokyo_op

ご参加の方の感想ツイート&実況まとめ
http://togetter.com/li/952480



開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年2月26日 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第110回 斎藤環「生き延びるためのラカン」

2月26日(金)、第110回目の名古屋アウトプット勉強会が開催されました。

課題本は斎藤環著「生き延びるためのラカン」。



 

参加者は40名を超え、そのうち初参加の方も8名いらっしゃいます。1テーブルに7~8人、6テーブルに分かれて感想や意見を話し合いました。



 

書名から、人生指南書だと思われた方も多かったようですが、内容は哲学者ラカンの解説書にして精神分析入門。

「難しかった」という声も多く聞かれました。



 

欲望について、

ジェンダーについて、

フェティシズムについて、

いろいろな感想が飛び交いました。



 

心理学を専攻している学生さんの見解を聞いて理解が深まったり、

教育関係のお仕事をされている方の感想をきっかけに気づかなかったことがあったことに気付いたりもしました。

お互いのアプトプットから刺激を受けることができるのも、読書会の素敵なところです。



 

普段は読書会がひと段落した後に「実行宣言」というセッションを行い、「明日から行動に移す具体的なこと」を発表しています。

今回は、本の趣旨から「実行」というのはなじまないため、「印象に残った部分」を書いてもらいました。



 

読書会のあとは懇親会に移動。26名の方に参加いただき、大盛況となりました。

たくさんのご参加、ありがとうございました。



 

次回は、3月25日(金)に開催。課題本は、2冊からの選択制です。 (詳しくは[こちら]から)

村上春樹著「職業としての小説家」

三宅隆太著「スプリクトドクターの脚本教室・初級篇」

 

また、日程が迫っておりますが、3月5日(土)には、初心者読書会も開催されます。

アウトプット勉強会からは、ドラッカー著「プロフェッショナルの条件」を課題本としています。

こちらもご参加お待ちしております。

 

文 なるみ、 写真 なるみ、もし

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年4月23日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~19:00 懇親会19:30~
  • 【著者参加決定!】三宅 隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」

4月の課題本は 

 三宅 隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

著者の三宅さんの参加決定! 

■三宅隆太さんの講演会も併催することになりました。
タイムテーブルは以下のようになります。

受付開始15:30 
読書会16:00~18:00
三宅さん講演会・クロージング 18:00~19:00
懇親会 19:30~


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会「アテンション――「注目」で人を動かす7つの新戦略」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年4月22日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 名古屋アウトプット勉強会「アテンション――「注目」で人を動かす7つの新戦略」

4月の課題本は

ベン・パー著『アテンション――「注目」で人を動かす7つの新戦略』

■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 挫折派・積読派のための長編小説 完読支援企画 「カラマーゾフの兄弟を読む」

特別イベント

  • 2016年02月28日(日) 受付開始16:00  講演会16:30~17:40 懇親会17:40~20:00
  • 挫折派・積読派のための長編小説 完読支援企画 「カラマーゾフの兄弟を読む」

村上春樹を課題本とした月曜会の翌週の日曜日。

カラマーゾフの兄弟」の翻訳者、亀山郁夫さんをお迎えし、普段は月曜会が行われている会場であるchano-maにて、挫折派・積読派のための長編小説完読支援企画「カラマーゾフの兄弟を読む」が開催されました。



実は今回、猫町倶楽部としては珍しく読書会ではありません。長編を読む前にみなさんのモチベーションの向上を目的とした決起集会です。

いつも以上の密度と熱気の中、亀山先生の講演会から特別イベントは始まります。

この本は一生で絶対に読まなければならない本だと、亀山先生はカラマーゾフの兄弟・ドストエフスキーへのご自身の熱い想いをこちらへと向けられるように、読む上での大事なポイントを語っていただきました。



レクチャーは、ドストエフスキーの人生に触れつつ、当時のロシアの情勢や作品ごとのテーマの変遷など貴重なお話を聞くことができました。

もちろん今回のメインテーマでもあるカラマーゾフの兄弟を読み解くためのポイントも語っていただきました。



講演会終了後、ベストドレッサーの方々と亀山先生で記念写真です。

今回は「黒」という難しいテーマでした。しかしさすがのみなさま、素敵な装いです。



そして今回の懇親会では読了に向けたお遊び企画をサポーターから用意しています。

それはお互いに励まし合うパートナーを探してもらうこと。
パートナー登録をしていただいた方々には亀山先生と一緒に写真を撮ることができるという特典もあります。



パートナーを探している方も、腰を落ち着けて話している方も、亀山先生を囲む方も。

みなさま思い思いに楽しまれているようです。今回は猫町倶楽部初参加の方が多かったのですが、馴染んでいただいているようでとても良かったです。



「カラマーゾフの兄弟」をすでに読んでいる方はもちろん、挫折してしまった方も、今回の特別イベントはカラマーゾフの兄弟を読む絶好の機会になるはずです。

次回以降は読書会です。興味のある方はぜひご参加ください。

読書会第1回予定 4月10日(日) 1巻から2巻まで読了

読書会第2回予定 6月 5日(日) 全5巻完読

 

情報はmixitwitterでも更新しております。ぜひフォローをお願いします。

 

記:薄荷  写真:さき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • トリコ組 第3回猫町BL読書会(男子禁制) 雲田はるこ「新宿ラッキーホール」

特別イベント

  • 2016年2月27日(土) 
  • トリコ組 第3回猫町BL読書会(男子禁制) 雲田はるこ「新宿ラッキーホール」

2月27日(土)、猫町倶楽部トリコ組 第3回BL読書会が開催されました。

トリコ組というのは、名古屋在住の作家・吉川トリコさんが有志を集めてBL読書会をしようと目論んでいたところ、それを聞きつけた代表が「だったら猫町でやりましょう」と始まった企画です。
2015年8月1日(やおいの日)に始まり、今回で3回目を迎えました。



会場は、名古屋藤が丘にある「JAZZ茶房青猫」。

地下にある青猫の入口でお出迎えしていると、皆さん階段を降りてくる時から満面の笑顔で、読書会へのワクワク感が伝わってきました!



毎回趣向を凝らして作っている名札、テーブル札などの小物。
今回は課題本に出てくる登場人物の名刺を模した名札で、皆さんにポルノスターになっていただきました!
そして散らばるお札は…え?801札⁉︎
(課題本の中で札束が出てくるのです)

今回の課題本は、現在本格落語漫画「昭和元禄落語心中」が大人気で注目の作家、雲田はるこさんのBL作品『新宿ラッキーホール』です。

ゲイビデオ制作会社を経営する元ポルノスターと元ヤクザ2人の、15年にわたる物語。

「大好きな作品です!待ってました!」というコアなBLファンから、「今回初めてBL作品を読みました」といったさまざまなBL読書歴を持つ参加者たちによる読書会の始まりです。

しかも今回は、トリコさんたっての希望でドキドキのR18!
どんな話が飛び出すのでしょうか…?





「恋だけじゃない色々な感情が含まれる関係性に萌えます!」
「BLを本当に理解するには行間を読む力が必要。ぽんとそれだけ渡されてもきっと理解できない」



「人って、生きていく方法を一生懸命探して生きていくんだなと思いました」
「関係性を固定しないのがBLの良いところ!」



登場人物の揺れ動く関係、性についての考察に、語り合うことで新たな発見をして盛り上がるなど、どのテーブルでもファシリテーター(各テーブルの司会進行役)の差配がいらないくらいに次々に意見が飛び交い、あっという間に2時間が過ぎました。

最後は、BL読書会恒例となった「皆さん(現世に)戻って来てくださ~い!」という司会の呼びかけで、読書会終了です。

今回のドレスコードは、吉川トリコさんがこれしかない!と決めた「ポルノスター、またはピンク」。



ハードルが高いかな?と思いきや、皆さん思い思いに趣向を凝らして来てくださいました。



「レジでコレだけ買うの恥ずかしかったです!」と、薔薇柄の赤いパンツ形ポーチを持って来てくださった方。
作品のイメージにバッチリ合ってますね~。



「作中に出てくる幻のお蔵入りゲイビデオのパッケージを自作してみました!」とニッコリ。衣装も細部までとても凝っていて、素敵でした。



ベストドレッサーに選ばれた方には、特製のしおりをお渡ししました。

ベストドレッサーの発表の後は、青猫マスターが選ぶ今日の一曲です。
課題本のイメージ「腐れ縁」にちなんで選んでくださったのは、James Taylor「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」。作中の登場人物2人に思いを馳せながら聴きました。



懇親会からは、男性もカップル(2名1組)で参加ができます。
今回参加してくださった男性陣は4組。

今回、なんと男装で懇親会から参加してくださった女性カップルもいました!
麗しい男装に、女性陣から嬌声が。



懇親会では、801札がおひねりとして大活躍しました!



男性陣も課題本読了が参加条件のため、男女交えて課題本の話で盛り上がったり、BLに対する意見交換をしたりと、懇親会も熱気に溢れていました。

また、次! 早く次を~! という熱い声にお応えして、次回開催を5/21(土)に決定しました。
お待ちかねの課題本は、よしながふみさんの『ジェラールとジャック』です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/32580
BLビギナーの方も、BL大好きで語り合いたい方も、ぜひご参加お待ちしております!




文責:おがちゃん
撮影:よるこ、ayuppe

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年2月21日(日) 受付開始16:00 読書会 16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第74回 東京文学サロン月曜会 村上春樹 『国境の南、太陽の西』

第74回 東京文学サロン月曜会 村上春樹 『国境の南、太陽の西』は
2/21(日)に代官山 chano-maにて開催されました。

チャノマ

今回の課題本は人気の村上春樹ということもあり、満員御礼です!
100人以上入ることが出来る代官山 chano-maも、読書会の参加者で一杯となりました!(130名ほどご参加頂きました)



今回の読書会の特徴はいつもよりも男性の参加者が多かったとのこと。
男性を引きつける何かがあったのでしょうか・・・

また、今回の読書会の試みとしてシャッフルを行いました。
いつもの読書会は男女混合で少人数に別れた各テーブルにて、
2時間読書会を行っています。

ですが、今回は同性だけのテーブルで読書会を行ってから、
その後に男女混合で読書会を行う二段構えの読書会でした。

読書会風景
一度で二度美味しい!?

読書会の魅力は他者の視線を取り入れられることで、
いまいちだなと感じた作品でも、気づかなかった魅力に気づけたり
新しい読み方が出来るところではないかと思います。

男女それぞれの感じ方や解釈の違いなどにふれることで、
多角的な視野で今作品を楽しむことが出来たのではないでしょうか。

東京文学サロン月曜会恒例のベストドレッサーの選出です。
ドレスコードは「ジャズ」だったので、それにちなんで
楽器を持参される方も・・・!

ベストドレッサー

ベストドレッサー

ベストドレッサー

トータルコーディネートでも、ワンポイントのアイテムでも、
その会のドレスコードにちなんだものを取り入れて頂ければ大丈夫。



ジャズにちなんだトランペットのネクタイが素敵。



着物の帯に音符が散りばめられていて、オシャレですね♪

ドレスコードは読書会を楽しくするための「遊び」ですので、
ドレスコードがあるからちょっと敷居が高いなあと思う方も、
構えずに月曜会に参加してドレスコードを楽しんでみてくださいね。

読書会の後で開催された懇談会でもいつもと違う一工夫と言うことで、
村上春樹の小説のタイトルが書かれたくじをひいて、
同じ小説タイトルのくじをひいた人を探す「お楽しみ」企画も行いました。

春樹くじ

集まることができたグループには、先着で一週間遅れの
バレンタイン・チョコレートのプレゼント♪

春樹くじ

また、懇談会に参加される方限定でご参加頂ける、
本やCD、DVDを交換できる「猫町堂書店」というコーナーもあります。

猫町堂書店

参加者の皆様がそれぞれ本を持ち寄って交換できるので、
他の参加者の方との話題作りにもなりますし、思いもよらない作品との新しい出会いがあるかも?

次回の定例会は3月27日(日)
J.D.サリンジャー著「キャッチャー・イン・ザ・ライ」

春樹つながりということで村上訳でも、
歴史のある野崎訳でも、どちらでもご参加可能となっています!

記:ぺけくん 写真:バベルの塔の狸、nitty

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 関西アウトプット勉強会 第70回 エイドリアン・スライウォツキー『ザ・プロフィット』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年2月20日(土曜日) 17:30~20:00
  • 関西アウトプット勉強会 第70回 エイドリアン・スライウォツキー『ザ・プロフィット』

2月20日(土) 猫町倶楽部 関西アウトプット勉強会が開催されました。
記念すべき70回目の課題本は、エイドリアン・スライウォツキー著 『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』でした。


なかなか読み応えのある課題本でしたが、 参加された皆さまのおかげをもちまして今回も会場は盛り上がりました。


打ち合わせ・設営準備をするサポーター一同。
今回は関西文学サロン月曜会の2期サポーター、タロウさんも助っ人に来てくれました。


いよいよ読書会スタート。頼れる司会者まきしむさん登場です。


続いて主催者のタツヤさんも駆けつけてくれました。


いよいよ読書会スタートです。 読書会は6~7人のテーブルに分かれて行います。 さっきまでの楽しい雰囲気とは打って変わって、皆さん真剣な表情です。


各テーブルには進行役「ファシリテーター」がいます。
中にはファシリテーター初挑戦の方もいます。ありがとうございました。


今回の課題本では23のビジネスモデルが紹介されています。 それをそのまま自分の仕事に当てはめるのではなく、 どうやって応用させるのかについて活発な意見が交わされました。


読書会には、たくさんの読書仲間が集います。
中にはインプット(本を読む)だけでなく、 アウトプットを目的に参加される方もたくさんいます。
意見を交換し新しいアイディアにつなげる。読書会の醍醐味ですね。


読書会終了。
今回は名古屋アウトプット勉強会サポーターのこころさんも参加してくださいました。


リーダーのんこさんから、新サポーター募集の告知。

関西アウトプット勉強会では、ただいまサポーターを募集しております。
参加する側から、作る側になることでより猫町倶楽部が楽しめますよ。


最後は恒例の集合写真。
夜も更け、読書会はこの後、懇親会へと続きます。
懇親会が猫町倶楽部の第2の本番という噂も!?

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回定例会は、3月26日(土)。 課題本はデール・カーネギー著の『人を動かす』です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/30966
こちらは関西アウトプット勉強会の記念すべき第一回と同じ課題本となります。 興味を持った方はぜひお越し下さい。猫町サポーター一同、お待ちしております。

<文:タクミ 写真:みぞえもん>

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第81回 東京アウトプット勉強会 エイドリアン・スライウォツキー 著『ザ・プロフィット』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年02月20日(土曜日) 受付開始15:30 読書会 16:00~18:30 懇親会 19:00~21:00
  • 第81回 東京アウトプット勉強会 エイドリアン・スライウォツキー 著『ザ・プロフィット』

【2月定例会レポート】
2016年2月20日(土)雨ニモマケズ、第81回 東京アウトプット勉強会が開催されました。課題本は、エイドリアン・J・スライウォツキー 著『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』です。3か月ぶりに六本木ミッドタウンに戻ってきました。

まずは、「サポーター」と呼ばれる運営スタッフが読書会の数時間前に集合し、
会場設営などの事前準備を行います。
こちらは各テーブルに配るお菓子の準備をしている様子です。

【事前準備】



事前準備の中では
各グループの司会進行役「ファシリテーター」を有志で引き受けて頂いた皆さんと打ち合わせもしています。ファシリテーターのみなさんで積極的に
「課題本のどの部分が印象に残ったか」「どうやって読書会を盛り上げようか」などを話し合います。

【ファシリミーティング】



そして、定刻となり、司会の挨拶と共に読書会開催です。

【司会進行】



読書会はファシリテーターを中心に、7人前後のグループ単位で行われます。
今回の課題本は難易度が高いように思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
それでも、時にはそれぞれの職場でのエピソード等を交えながら楽しい雰囲気で話せるのが猫町倶楽部定例会です。

【定例会の様子】



また、サポーターのうちの一人が有志で課題本の要点をまとめた利益モデルを作ってきてくれました。
「この利益モデルのお蔭で理解が深まって助かった」という声が多かったですね。

【利益モデル】



本を読んでいて、よくわからなかった箇所があっても、
同じ班の他のメンバーの解釈を聞ける事で新たな気付きを得られたりと
見識を深められるのと同時に、時には笑い有りの非常に和やかな雰囲気でしたね。

あっという間の2時間半の読書会の後、読書会の終わりには恒例の課題本を持っての集合写真撮影です。
今回の読書会では、雨の中、70人前後の方々が参加して下さいました。

【定例会後全体写真】



参加者のみなさんが、懇親会会場に向かわれた後
サポーターは会場の後片付けを経て懇親会会場に向かうのですが、
途中、あまりにも綺麗なイルミネーションを背景に一度サポーターみんなでパシャリ!!

【懇親会前サポーター写真】



そして、お待ちかねの懇親会へLet’s go!!
懇親会前半では、定例会で仲良くなった同じ班のメンバーで乾杯!
定例会で互いの意見を遠慮なく述べ合えた事で、この頃にはみなさん、すっかり打ち解けていましたね。

【懇親会写真】



そして、懇親会後半では、話したいテーマごとに集まって語れる「ゆるゆる席替え」
今回のテーマは
・旅行
・最近読んだ本
・マーケティング
・芸能記事
・酒
・フリートーク

どれも楽しそうです。
年明けから衝撃的な話題に事欠かない『芸能記事』のテーブルは相当盛り上がっていたようですね。

楽しい楽しい懇親会もあっという間にお開きに。
今回のサポーター集合写真は、課題本の「ザ・プロフィット」にちなんで、
お金ポーズで、ハイチーズ!

【懇親会後サポーター集合写真】



サポーター同士も仲良く楽しみながら、力を合わせて会を作り上げられています。
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
来月の定例会でも、またお会いしましょう!

次回の東京アウトプット勉強会は3月12日(土)、300人読書会です。
課題本は
■二村ヒトシ 著「すべてはモテるためである」
■川崎貴子 著「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。」
の2冊です。

ゲストは今話題のコンビ、二村ヒトシ先生と川崎貴子先生です。
読書会では、先生方も各テーブルに回られるので、直接お話し出来ちゃうかもしれませんよー。
参加された皆様の記憶に残る「楽しい読書会になる事、間違いなし!」です。
皆さんのご参加お待ちしております!!

お申込みはこちらから

<文:あんちゅー  写真:Uboy、みや>

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 村上春樹著「職業としての小説家」・三宅 隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」

特別イベント

  • 2016年3月25日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 村上春樹著「職業としての小説家」・三宅 隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」

3月の名古屋アウトプット勉強会は名古屋文学サロン月曜会と名古屋シネマテーブル水曜会とのダブルコラボ企画。「職業としての小説家」は文学サロン月曜会から、「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」はシネマテーブル水曜会からの推薦本です。ビジネス書はとっつきにくいなという方も、ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。

課題本は下記2冊の課題本から1冊選んで読了しご参加ください。

村上春樹著「職業としての小説家
三宅 隆太著「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

※3/5(土)に開催された初心者イベントに参加された方は読書会受付にて500円キャッシュバックとなります。申込みフォームの「ご質問など」の欄に「3/5参加」と記入をお願い致します。

■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年3月19日(土) 11:30〜受付開始 12:00〜16:00読書会&トークショー&パフォーマンス 16:30〜18:30懇親会
  • 猫町UG×東京藝術部『会田誠を読む』ゲスト:会田誠

現代美術家の会田誠さんをゲストにお迎えして猫町UG東京藝術部のコラボイベントを開催します。



会場は新宿ロフトプラスワン

絵画、写真、立体のみならず、漫画、小説、エッセイなど多岐にわたる表現領域で活躍中の会田誠さんの著書を課題本に読書会とトークショー、そして猫町UGお馴染みのアンダーグラウンド・パフォーマンスの豪華ラインナップでお送りするスペシャルプログラム。

課題本は
「美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか」
「カリコリせんとや生まれけむ」
「青春と変態」
3冊すべて読むもよし、どれか1冊で参加するもよし。
同じ本を読んだ者同士でテーブルを囲み感想を語り合いましょう。

そして、会田作品の世界観を表現するパフォーマーには一鬼のこさん、七菜乃さん、若林美保さん。
「会田誠を読む」のために作られた演目での登場です。
世界10カ国以上でショーやワークショップを行うロープアーティスト一鬼のこさんによる美少女緊縛ショーは必見!

ドレスコードは仮面(マスク)
今回特別に会田さんが描いてくださった「おにぎり仮面」のお面を参加者全員にプレゼント! みんなで「おにぎり仮面」になっちゃいましょう!! もちろん自前の仮面での参加も大歓迎です。

注意/このイベントは都条例により18歳未満の方の入場はできません。
当日入場の際に身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。撮影は禁止とさせていただきます。ご了承下さい。

◆タイムテーブル (若干の前後することもありますのでご了承ください)
11:30 受付開始
12:00 オープニング
12:15 読書会
14:30 トークショー&パフォーマンス
16:00 終了
16:30〜18:30 懇親会

◆参加費
読書会&トークショー&パフォーマンス 3500円
*ドリンク代500円別途必要。当日受付時にお支払ください。
懇親会 3800円(料理+飲み放題)

◆ドレスコード 仮面(マスク)
会田誠さん描き下ろし「おにぎり仮面」のお面を参加者全員にプレゼント

◆参加条件 課題本の読了及びドレスコードの遵守
未読の方のご参加はご遠慮ください

※お申し込み時に入力フォームの最下段にあるアンケート欄にて、参加希望の課題本をお選びください。

◆会場 新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7 ハヤシビル B2F

◆ゲスト
会田誠(現代美術家)
一鬼のこ(ロープアーティスト)
七菜乃(特殊モデル)
若林美保(女優・モデル・マルチパフォーマー)

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年3月19日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~20:45
  • 「Carver’s dozen レイモンド・カ-ヴァ-傑作選」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会「関西文学サロン月曜会」

3月の課題本は恵文社セレクト
   「Carver’s dozen レイモンド・カ-ヴァ-傑作選
    (村上春樹訳 / 中公文庫)

  
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年3月13日(日) 14:00受付開始/読書会14:30~16:30/懇親会17:00~19:00
  • 【金沢で開催】夏目漱石『夢十夜 他二篇』

金沢文学サロン 3月の課題本は


     夏目漱石「夢十夜 他二篇」 (岩波文庫)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋■『新カラ兄』から『カラ兄』へ遡れ!亀山郁夫「新カラマーゾフの兄弟」

特別イベント

  • 2016年3月13日(日) 受付開始14:30 読書会&レクチャー15:00~17:40 懇親会18:00~19:30
  • 名古屋■『新カラ兄』から『カラ兄』へ遡れ!亀山郁夫「新カラマーゾフの兄弟」

―『新カラ兄』から『カラ兄』へと遡る、これもまた新しいドストエフスキー発見の道だ(光文社古典新訳文庫編集長・駒井稔)―
  
ドストエフスキーの未完の傑作「カラマーゾフの兄弟」をロシア文学者の亀山郁夫さんが19世紀末ロシアから現代日本に舞台を移し完結させた「新カラマーゾフの兄弟

この大著(上巻664ページ、下巻769ページ 合計1433ページ)読了を応援するプレイベント第二弾! まずは上巻の読了です。新カラマーゾフの兄弟の中にも登場するJAZZ茶房青猫を会場に、亀山郁夫さんをお招きして上巻までの読書会とレクチャー&サイン会を開催します。「カラマーゾフの兄弟」を読んでいない人も躊躇する必要はありません。むしろ大歓迎。この機会に「新カラ兄」を入口に「カラ兄」へと遡りましょう。

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではこの「新カラマーゾフの兄弟」が5月の定例会の課題本です。

亀山 郁夫(かめやま・いくお)
1949年栃木県生れ。ロシア文学者。名古屋外国語大学学長。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『謎とき『悪霊』』で読売文学賞。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の新訳はミリオンセラーとなり、本国ロシアからプーシキン賞を贈られた。『磔のロシア』『謎とき『悪霊』』他著書多数。


■タイムテーブル
14:30      受付開始 
15:00~16:30 上巻読書会
16:40~17:40 レクチャー 
18:00~19:30 懇親会

※懇親会は、キックオフ会でも大好評!出張料理人「たけ・やさいや」さんによる美味しい創作料理を亀山先生も一緒に囲みます。
※食材準備の都合上、懇親会のみ2日前の24時にて締切ります。お早目にお申込みください。

■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
  課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 『すべてはモテるためである』『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年3月12日(土) 受付開始12:30 読書会&講演会 13:00~17:30 懇親会18:00~ 20:00
  • 『すべてはモテるためである』『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』

「あなたはなぜモテないのか。それは、あなたがキモチワルいからです。」という名言を生み出したAV監督二村ヒトシの「すべてはモテるためである」と、恋愛に失敗し苦しみ悩んでいる女性たちに「愛される」ことばかりを望むのではなく「愛する」技術を行使せよと語りかける川崎貴子の「愛は技術」。この2冊を課題本に著者のおふたりをゲストにお迎えし恋愛・結婚を大いに語ろうという読書会イベントです。

課題本は2冊です。2冊とも読了してご参加ください。
■二村ヒトシ著「すべてはモテるためである」(文庫ぎんが堂)
■川崎貴子著「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。」(ベストセラーズ)

副読本
■二村ヒトシ著「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか
副読本の読了は必須参加条件ではありませんが、副読本を読んで参加されると500円引きになります。また読書会では副読本まで読了した方のグループを作ります。

■参加条件:課題本の読了

【お願い】
※課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。


■二村ヒトシ(にむら・ひとし)
1964年六本木生まれ。慶應義塾幼稚舎卒、慶應大学文学部中退。95年まで劇団『パノラマ歓喜団』を主宰。
97年にアダルトビデオ監督としてデビューし、『美しい痴女の接吻とセックス』『ふたなり』『妹に犯されたい』『集団痴女』『すべての女性があなたより背が高い世界』『マ○コがマ○コに恋をする理由(わけ)』『女装美少年』などでジェンダーを越境する画期的な作品を数多く演出。現在4つのAVレーベルでプロデューサー兼チーフ・ディレクターを務めるほか、ベイビー・エンターテイメント、ソフト・オン・デマンド、エスワン、ムーディーズ等からも監督作品を発売。

twitter:@nimurahitoshi,@love_sex_bot

■川崎貴子(かわさき・たかこ)
1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社、株式会社ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆。10歳と3歳の娘をもつワーキングマザーでもある。また、秘密の婚活結社「魔女のサバト」を主宰 著書に課題本の「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。」(ベストセラーズ)の他、「私たちが仕事をやめてはいけない57の理由」(大和書房)「結婚したい女子のための ハンティング・レッスン」(総合法令出版)
twitter: @takako_kawasaki

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年2月12日(金) 
  • 「カフカ短編集」藤ヶ丘会場

春一番までもうすこしですがまだまだ寒さが厳しい2月12日(金)、名古屋藤が丘のJAZZ茶房靑猫にて開催された第98回名古屋文学サロン月曜会、2月の定例会の模様をお伝えします。今回の課題は「カフカ短篇集」(岩波文庫)です。



ファンが着々と増え続けている「猫町ジャズ講座mini・歴史編」、今回のテーマはクール・ジャズです。
ジャズをたしなむ上では避けて通ることができないマイルス・デイヴィスの「BIRTH OF THE COOL」より「ISRAEL」を鑑賞。
前回の熱くて速いビ・バップとは一変してさらりとした知的な旋律はまさにクール!
第一回から参加しているとだいぶモダン・ジャズに親しみを感じるようになってきますね。
次回はハード・バップの講座です。マスターの高橋さんいわく「カンブリア紀の大爆発」のような華やかなジャズとのこと。次回も楽しみです!





読書会が始まると、さっそく熱心なカフカ談義があちらこちらから聞こえてきました。みなさんどんなテーマで話しているのでしょうか。



こちらは「火夫」について話しているようです。
「火夫が言いたいことが伝えられない様子がもどかしい!」「登場人物の周囲の人間の感情の動きがよくわかる、すごい文章だ」



「掟の門」で盛り上がっているようですね。
「これって人間の挑戦する精神のことをいっているのかな」「するとこの門番は自分自身のネガティブな意識なのかな?」「学生時代に仲間で話し合ったけど懐かしいなあ」



カフカについての話も聞こえてきます。
「『変身』もおもしろいいですね」「太宰治に似てる?」「夏目漱石の「夢十夜」を思い出した」「カフカって理解しにくいけどそれでこそカフカ!」




 今回は特に様々な解釈があり、会場もいつも以上に活気があったのではないでしょうか。名古屋文学サロン月曜会など猫町倶楽部の情報はmixiをメインに展開されています。「話し足りん!」トピックもありますのでぜひチェックしてくださいね。



今日の一曲はセロニアス・モンクのアルバム「クインテット」より「煙が目にしみる」です。
カフカの作品のように奇妙でユニークな調べはとても印象的です。





ベストドレッサーに輝きましたのはこちらの方々です!
今回のドレスコードは「変身」です。



「本日のアピールポイントは?」「普段は着ることがない色の服で変身してみました!」





懇親会はばんばんざいで乾杯! 課題本以外の話にも花が咲きます。





!こちらでは先日キックオフイベントがあった「新カラマーゾフの兄弟」(5月定例会の課題本です!)について盛り上がっているようですね。



次回は村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」(新潮文庫)です。それではみなさま3月11日(金)もまた藤が丘で!初めての方もベテランの方もお久しぶりの方も一同心待ちにしております。


文責:かたばみ
写真:藤ヶ丘会場第8-9期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年2月10日(水) 
  • 「カフカ短編集」名古屋会場

暖冬と言われる今年の冬ですが急に冷え込んだ2月10日(水)、喫茶kako柳橋店で月曜会名古屋会場「カフカ短篇集」読書会が行われました。



テーブルでは子供時代のカフカが神妙な表情でお出迎えしてくれます。
(テーブル札は新サポーターのカノン作)

さて、それでは読書会スタートです!

まずは全体の感想から。
「長い話のほうが安心して読める」
「途中でがらっと展開が変わる話が多い」
「短いものは格言のような感じ、裏にある意図を考えてしまう…」



それぞれの話の突っ込んだお話も。

判決
「結局ゲオルクの友人は本当に存在したのか?」
「読んでる自分の精神状態でどう感じるかが変わりそう」
流刑地
「拷問道具の描写がすごく執拗に続くのが印象的」
「外から見ると歪に見えても、中の人間にとってはそれが安定した状態である、ということもあるのでは?」
中年のひとり者ブルームフェルト
「ブルームフェルトの生活は今の“ていねいな暮らし”に通じるのではないか」
「自分もこんな自分の生活のこまごましたルールを作って生活する偏屈なおじさんおばさんになるのかもしれない…」
独身者は身につまされますね。



カフカに影響を受けた作家として村上春樹の話題も(次回の課題本ですね、タイムリー!)。
またカフカの経歴を調べて父親と複雑な確執があったこと、ユダヤ人だったことなどを背景に作品を読む解釈も聞かれました。深いです…



名古屋会場 今日の一曲はオーストラリア出身のサイケデリックロックバンドTame Impalaの最新アルバム「Currents」より「Let it Happen
少し奇怪ですがどこか楽しい音楽性が「現代のお伽話」とも言われるカフカにもつながる一曲です。

今回のドレスコードはカフカにちなんで「変身」。
カツラやマスクなどでまさに“変身”してきた方、メイクや服をいつもの自分とは違うテイストのものにしてきた方、過去の変身写真を持ってきた方も。
ベストドレッサーの方たちはこちらです、おめでとうございます!







読書会の後はDOWNTOWN BEER87にて懇親会です。
美味しいビールを片手に話が弾みました。



次回の読書会は3月9日(水)、課題本は本日話題にも上がった作家村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」です。
カフカとの繋がりを感じるのもあり、有名作家をみんなどんな風に読んでいるのかな?と楽しむのもあり、是非次回の参加をお待ちしています!


文責:ろく(名古屋会場第8-9期新サポーター)
写真:rakti(名古屋会場第8-9期新サポーター)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2016年2月7日(日) 
  • 福岡文学サロン月曜会第一回 谷崎潤一郎「春琴抄」



初めては一度しかないから素晴らしい。

このフレーズがぴったり、
夢は無限大の猫町@福岡、第一回でした。

0回に参加したメンバープラス、
セレンディピティで集ってくださった方、総勢15名。



美味しいケーキをおつまみに、
否定しない、ことだけがルール、

ざっくばらんに、しかし濃いめに…
2時間みっちり谷崎の世界観を語り尽くしました。
今回も全国津々浦々、福岡、大分、熊本、名古屋…から
課題本「春琴抄」を読了する事だけがミッションで集う猫町倶楽部。





年齢も、職業も、思想も、育ちも、学歴も、関係なく
楽しく読み解く事だけがテーマの集まりは、
他を知ることで自己を知る、絶好の場である!と改めて実感しました。



お遊びの「和」のドレスコード、

ベストドレッサー賞は和服の貴女と、
歌舞伎手拭いをスカーフに工夫された貴方、

素敵なお二人に拍手で終了。

そこからは…

楽しく懇親会でカンパーイ( ´ ▽ ` )ノ

イカ♡モツ鍋♡
博多らしさ満載でした!

来月は3月26日 土曜日です(^人^)
課題本はカズオ・イシグロ著「わたしを離さないで」です☆

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「新カラマーゾフの兄弟」決起集会』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年2月6日(日) 
  • 『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「新カラマーゾフの兄弟」決起集会』

2月にしては穏やかな日曜日、名古屋月曜会特別イベント、
『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「カラマーゾフの兄弟」と「新カラマーゾフの兄弟」』-を開催しました。

「新カラマーゾフの兄弟」の著者 亀山郁夫さんをお迎えした会場は、小説のなかでも実際に登場する名古屋・藤が丘のJAZZ茶房靑猫です。

今回は読む前の決起集会。猫町倶楽部は読書会なので、課題本を読まなくても参加できるとても貴重な会です。

2014年には、名古屋月曜会で「カラマーゾフの兄弟」を読む、長編読書会(全3回)が行われました。その時にも亀山先生から日本を舞台とした続編「新カラマーゾフの兄弟」を構想、執筆中であることのお話がありました。あれから2年、今回は「新カラマーゾフの兄弟」の読書会(今回を含め全3回)の開催です。

まずは、亀山先生の講演会からスタートです。

「新カラマーゾフの兄弟」を書くきっかけとなった先生ご自身の貴重な体験や、「カラマーゾフの兄弟」の新訳を出されたときのお話、そして、今回の小説に込めた思いなどをお話いただきました。


もちろん、原作のドストエフスキーや「カラマーゾフの兄弟」に関することも、猫町倶楽部のイベント用に作ってくださった資料を使ってレクチャーしていただきました。


「新カラマーゾフの兄弟」の舞台となる1995年の時代背景や当時のロシアの情勢など、小説を読むにあたってのポイントも解説。

今回は著者ご本人から、小説にまつわる貴重なお話を聞くことができ、これから物語を読む楽しみが増えるネタ満載の講演会になりました。
講演会終了後には、一人ずつに丁寧なサインも!


 

さて、今回の懇親会は、亀山先生を囲んで「たけ・やさいや」さんの出張料理!
懇親会場もそのまま靑猫にて、出来たてのほやほやのお料理をいただくことができました。
課題本にちなんでロシア風のオリジナル料理も2品入った特別メニューです。


「オリビエサラダ(ロシア風ポテトサラダ)は自家製スモークチキンを入れ、自家製マヨネーズで合わせ、さっぱりしたグリーントマトとレッドトマトをあしらいました…」

と、メニューについて、料理人 中山さん。

こだわりの食材に色とりどりのお料理!どれも、とっても美味しかったですねー!!




こちらは、ロシア風ミートボールの「ヨーシキ」


美味しい料理を楽しみながら、もっと聞きたいこと、話したりないことなど、亀山先生を囲んでお話はつきません。


 

今回は猫町倶楽部初参加の方はもちろん、東京や滋賀県からの遠征の参加者さんもいらっしゃいました。
 


 

 

そして、少し早めでしたが、亀山先生のお誕生日を参加者のみなさんと一緒にお祝いしました!!


「おめでとうございまーす!!」


 

小説では、「白いフクロウ」も登場します。




最後に亀山先生と参加者全員でパチリ。ご参加ありがとうございました!!



ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」を読んだ方はもちろん、まだ読んでない人も、途中で挫折した人も、このイベントは絶好のカラマーゾフ入門になるはず!

ご興味のある方は「新カラマーゾフの兄弟」読書会にぜひご参加ください。

お待ちしておりますー!!

【今後の予定】 いずれも亀山先生のレクチャーあり。 会場はJAZZ茶房青猫
上巻読書会 3月13日(日)
(現在参加募集中です。「開催スケジュール」よりお申込みください。)

◆上下巻読書会 名古屋文学サロン月曜会5月定例会にて開催

mixiでは「カラマーゾフの兄弟」長編読書会の「今、どこ読んでる?」トピを「新カラ」版として、また復活させます。こちらも、ぜひご覧ください。
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=2226186&id=79227699&comment_count=22

そして、『新カラマーゾフ・プロジェクト』では、関連した課外活動も企画中です。お楽しみにー!

(文:ちかお  写真:okko

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第五話「東区」

特別イベント

  • 2016年2月2日(火) 
  • 通うほどに名古屋のことが好きになるトリコ組『名古屋16話ツアーズ!』 第五話「東区」

2月2日(火)、名古屋16話ツアーズ第五回「東区」が開催されました。

吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわろうということではじまったこの企画。ほぼ毎回参加という常連さんも、今回がはじめてという初参加者さんも、途中で乗り降り自由、乗り合いバスのようにゆるやかに楽しめる会になってまいりました。


今回の会場は、高岳駅から歩いて十分ほどの住宅地にある<文化のみち橦木館>。
かねてより猫町のイベントで撞木館を利用したかったという主宰の念願がついにかないました。





今回のお茶&お茶請けは
東区 「正林堂茶舗」の深むし煎茶
東区 「芳光」のわらび餅
北区 「白木」のあられいろいろ(山盛り☆)



グルメ担当のサポーターがほうぼう駆けずりまわって集めてきたこだわりの味だけあってたいへん好評でした。



21名3テーブルで読書会スタートです!
各テーブルで話題にのぼったのが、「どうして舞台がナゴヤドームなのか?」というもの。
たしかに、名古屋市民の生活に密接した舞台をチョイスしたほかの区とくらべると、趣がちがって感じられるのかもしれません。
著者としてはそのちがいを嗅ぎ取ってもらえるのはうれしいかぎり。
実は東区だけ、この小説を連載していた媒体((^ε^)-☆Chu日新聞)より、リクエストをいただいてしまったという大人の事情があったのです……。






今回は離婚して別々に暮らす父と娘がナゴヤドームで再会する、という少々ビターなお話だったため、あちこちのテーブルで家庭環境や夫婦、親子関係についての話題がのぼりました。
バツイチの人、親が離婚した人が存外多く、話しているとついついしんみりしてしまう……と思いきや、みんなどこか自分を突き放すように笑いながら話していました。ひょっとしたら課題本がクッションになっているのかな? これも読書会の良さの一つですよね。



回を重ねるごとに、自分の知ってる名古屋がいかに狭く、限られたものであったのか思い知らされます。
名古屋で暮らしていながら「名古屋ってつまんない町だ」と感じている人にこそ参加してほしい会だと思います。あなたの知らない名古屋がきっとここにある☆彡



次回は第六話「名東パン通りにて」を題材に、名東区で実施します。
お次はどんな話が飛び出してくるのか、いまから楽しみにしています。


※猫町倶楽部トリコ組公式ツイッターアカウントはこちら


文責:吉川トリコ
写真:よるこayuppe

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会 第109回 P.F.ドラッカー「イノベーションと企業家精神」 

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年1月22日(金)  
  • 名古屋アウトプット勉強会 第109回 P.F.ドラッカー「イノベーションと企業家精神」 

名古屋アウトプット勉強会 第109回P.F.ドラッカー「イノベーションと企業家精神」


2016年1月22日(金)、2016年初の名古屋アウトプット勉強会が開催されました。
会場は、おなじみのウインクあいちです。

課題本はピーター・F・ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」。
今回の参加者は31名。
「ドラッカーを読んでみたかったから」と、初めて参加された方もいました!
管理人も気合が入ってます。


8人ずつ、4つのテーブルに分かれて、課題本について話し合いました。
課題本を通して、初対面でも話が弾みます。

「自分は企業家ではないが、参考にできることが数多くあった」と、自分の仕事に置き換えながら読んだ人が多かったようです。


また、管理職や事業主の参加者からは、「本で書かれていることを実施するのが、現実には難しいこともある。」との声も。


幅広い年齢層、いろいろな職業の方の感想を聞けるのも、猫町倶楽部の魅力のひとつです。

本の同じ箇所でもグループによって異なるアウトプットになることもあります。

第3章「予期せぬ成功と失敗を利用する」のアウトプットでは、あるグループは成功について、別のグループでは失敗についてのアウトプットになっていました。




ディスカッションのあとは、「実行宣言」。
「明日から行動に移す具体的なこと」を1つ書き出します。

各テーブルから1名、ベスト実行宣言者を選びました。
今回は、4人中3名が、なんと初参加者!


読書会の後は、近所の居酒屋「わたみん家」に移動して懇親会。
課題本の内容から趣味の話まで、さまざまな話題で盛り上がりました。


次回の開催は2月26日(金)。課題本は、斎藤 環著「生き延びるためのラカン」です。[詳細はこちら]
ご参加お待ちしております。


文・写真ともに:ぶんぶん・なるみ

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年3月11日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】村上春樹著「神の子どもたちはみな踊る」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

3月の課題本は、

  村上春樹著 「神の子どもたちはみな踊る」


■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
  課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

***********藤が丘会場だけの新企画*********************

昨年9月より受付時間を使って「猫町ジャズ講座・歴史編」を開催しています。 毎月の定例会の受付時間を15分間利用して時代を象徴する名曲を1曲に絞って紹介しジャズの歴史を勉強していきます。講師はJAZZ茶房 青猫マスターの高橋さん、生徒役の聞き手は猫町倶楽部主宰のタツヤが担当。読書会に参加する人だけを対象としてます。参加費は無料受講する・しないは自由受講したい人は19:00までに会場の青猫にお越しください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2016年3月9日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~21:00 懇親会21:00~
  • 【東京】『ディーパンの闘い』

3月の東京シネマテーブル課題映画は
 昨年のカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した
  『ディーパンの闘い』です。

TOHOシネマズシャンテ、角川シネマ新宿にて公開中です。

予告編

■タイムテーブル
19:00  受付開始
19:30  シネマテーブル(1テーブル7〜8人のグループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00  懇親会
フリートーク→ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)

【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近観た映画、これから見たい映画
・もっと「シャマラン」の話がしたい!


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。
※お早めに参加申込していただけると運営の都合上大変助かります。


*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
mixiを定例会の告知、会員同士の交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。
※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年3月9日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】村上春樹著 「神の子どもたちはみな踊る」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。

3月の課題本は

 村上春樹著 「神の子どもたちはみな踊る」



■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
  課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】トリコ組『名古屋16話ツアーズ』 第四話「港区」&もちつき大会!

特別イベント

  • 2016年1月10日(日) 
  • 【動画付】トリコ組『名古屋16話ツアーズ』 第四話「港区」&もちつき大会!

1月10日(日)、名古屋16話ツアーズ、第四回「港区」&もちつき大会が開催されました。

吉川トリコ「名古屋16話」を課題本に月に一回、名古屋の全ての区をまわろうということではじまったこの企画。今回は日曜日ということもあり、港区は愛知県内でも有数の大型公園「荒子川公園」、その敷地内にあるティールーム「紫苑」さんで読書会を、そして懇親会としてデイキャンプ場でもちつきを行いました。






読書会だけで30人越えと、いつもより少し多めの人数で賑やかにスタートです。



「シンくんはどこの国のひと?」
全ての参加者テーブルを回ってくれたトリコさんからの回答は…「東南アジア全般」。特定されないようにふんわりさせたとのこと。中国、タイ、ベトナム、台湾あたりでは? という意見が多かったです。



今回は16話の中でもめずらしく名古屋を外側に見た話しだったからか、客観的に名古屋ってここがヘン、わたしたちがあたりまえに思ってることが外から見るとどうもおかしいらしい、という話に発展してるのも面白かったです。
参加者には仕事の都合などで名古屋に住んでいる人も意外と多く、生粋の名古屋人でない人が多かったから自然とそういう話になったのかも。






みなとまつりに行ったことはありますか?
意外に行ったことのある人が少なく、カップルで行った人たちはことごとく酷い目に遭ってだめになってるという話がどのテーブルでも出ていました。
みなとまつりにカップルで行くと別れる、は新たな名古屋のジンクスに加えてもいいのかも…。





読書会の後は、喫茶から徒歩五分のデイキャンプ場へ!



特大のかまどでもち米を蒸していきます。






もちつき開始!







大盛況です。
きな粉やポン酢おろし、おしるこ(!)など、思い思いの味付けで正月の風物詩を楽しみました。
芋煮や甘酒のふるまいも!








トリコさんも挑戦!




青空の下、おなかいっぱい、笑顔もいっぱいで大満足の会になりました。
今年も名古屋16話ツアーズをよろしくお願いします!



<写真・文責>
猫町倶楽部トリコ組・名古屋16話ツアーズサポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年1月8日(金) 
  • 「好色一代男」「雨月物語」 (日本文学全集11)藤ヶ丘会場

年も明けて1月8日(金)、名古屋藤が丘のJAZZ茶房靑猫にて第97回名古屋文学サロン月曜会、1月の定例会を開催しました。
新年を迎え、今年最初の課題は「日本文学全集11」より「好色一代男」「雨月物語」です。



恒例の「猫町ジャズ講座mini・歴史編」、今回取り上げるのはディジー・ガレスピー
解説のマスター高橋さんによると彼は「器用貧乏」。今回も個性的なミュージシャンです。今回は彼のアルバムの「Groovin’ High」より「Things to Come」を鑑賞。豪快で速いテンポの演奏が参加者一同を魅了しました。



読書会開始、一度はきいたことがある有名なタイトルの作品ですが、今回初めて読んだという方が大多数を占めていました。江戸時代の作品はどのように読まれたのでしょうか。



こちらは「好色一代男」のアウトプット中のようです。
「官能小説だとおもってたけどさっぱりとした話ですね」
「学校でタイトルだけは覚えたけどこんな話だったとは」
「世之介ってひどい男!」
「でも最後はかっこよかったよね」
「現代語訳がちょっと個性的ですよね」



かわってこちらは「雨月物語」を語っています。
「いろいろなタイプのお話が合って読んでておもしろいですね」
「女の嫉妬、恐ろしいですね」
「世之介なんかより豊雄の方が誠実でステキ!」
「貧福論ためになるなあ」



もっともっと語りたいみなさま、気になることが残っているみなさまはmixiの「話し足りん!トピ」をチェックしてみてください。投稿お待ちしています!



青猫マスターによる恒例の今回の1曲はミシェル・ペトルチアーニによる「パゾリーニ」でした。


今回のドレスコードは「お正月」、見事な和装が映えます!ベストドレッサーはこちらの方々です、おめでとうございます!







会場を移動しての懇親会、「ばんばんざい」で乾杯! 世之介御一行に負けずに参加者一同楽しい時間を過ごしました。



次回の課題本は「カフカ短編集」(岩波文庫)です。第100回までもう少しですね。それではまた藤が丘会場にて。次回のご参加をお待ちしています!


文責:おりがみ
写真:名古屋月曜会第8期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年1月6日(水) 
  • 「好色一代男」「雨月物語」 (日本文学全集11)名古屋会場

みなさんあけましておめでとうございます。
2016年最初の猫町倶楽部は1月6日(水)、ここ名古屋会場は<喫茶かこ 柳橋店>からスタートです。



店内では雪だるまがお出迎え(写真では背中ですが…)

今回の課題本は「池澤夏樹個人編集 日本文学全集(11)」から「好色一代男」「雨月物語」の二作です。
アウトプットの順番が決められていた訳ではないのですが、まずは「好色一代男」の話から始まったテーブルが多かったようです。



「当時の時代背景や風俗事情がわかって興味深い」
「子供の頃の話はドラマチックだけど、あとはサザエさん的に定番の話が続いていく感じ」
「契った女は3742人、男は725人って最初にあるのに男色の話はあまり出てこなくて残念」
「一代男っていうけど子供いるよね?」



続いては「雨月物語」。こちらはうってかわって怪異小説。
行きずりではない(笑)深い情愛の話も多く、物語世界に引き込まれた人も多かったようです。



「現代でも元ネタにされてる話があるような気がする」
「『夢応の鯉魚』って泳げたいやきくんかな?」
「テーマが少しずつ重なっていて9本目から1本目の話に戻る円環構造になっているのではないか」
「安井金比羅宮に行ったことがあるので崇徳上皇の話が面白かった」


名古屋会場の今日の一曲は「好色一代男」の少年期からインスパイアされて、17歳のヒップホップアーティスト「ぼくのりりっくのぼうよみ」の「CITI」。
作中、17歳の世之介は商売の勉強のために奉公に出されていました。時代の隔たりを感じますね。



今回のドレスコードは「お正月」。
礼装に和服、縁起物や紅白まで、みなさん、思い思いのお正月を表現していました。

懇親会は雨月物語にちなんで「月の宴 名駅店」で…。
浅い話から深ーい話まで、初参加のメンバーさんからベテランのサポーターまでみんなで語り合いました。



次回も月曜会名古屋会場でお待ちしています!


文責:あじさい
写真:名古屋月曜会第8期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年12月29日(火) 
  • 名古屋シネマテーブル忘年会「ベスト&ワースト2015」

シネマテーブルの恒例行事となった年末の『ベスト & ワースト忘年会』今年も満員御礼、人気の会となってます。
参加者はお座敷宴会場いっぱいの53名、内この忘年会が初参加という方が8名も!


司会進行は、去年一番話題をさらった作品、マッドマックスの”人喰い男爵”!!
「どうなってるか気になる人は間近でどうぞ」との事 (^^;;


2015年公開の新作映画のベスト作・ワースト作・印象に残ったシーンと感想を一人90秒で発表します。


皆の発表をひたすら聞くだけの会なのに、これが無類に面白い!
自分と違う観点・面白ポイントが知れたり、誰かのベストが誰かのワーストだったり。
「あーー、そう言えばそんな作品あったあった!!」と一年の振り返りもできます。


90秒、長いようで短い!90秒経ったら容赦なくベルが鳴ります。
特にベスト作品に対しては皆、つい熱い気持ちが。時間切れの人が続出。


途中休憩の歓談タイム。


今回の名札は、名前と共に各自のベスト3作品が記入できる仕様。
「◯◯◯が1位って意外!」
「◯◯◯、いいですよね!私もベストに挙げようか悩みました!」
等々のトークで盛り上がります。


『マジックマイクXXL』をベストに挙げた方からは男性ストリッパーへのおひねりを模した”五円(ご縁)札”がバラ撒かれました!
シネマテーブルと皆さんにご縁がありますように……


人喰い男爵とイモータン・ジョーのツーショットも!


映画の登場人物にならいラップで発表など大いに笑わせてくれる発表者もいますが、発表の仕方はそれぞれ。マイペースでOK。
しっかりアウトプットしてくれる発表者の話を皆さん真剣に聞いています。


mixiコミュニティに参加者全員の発表原稿の書き起こしがありますのでぜひご覧ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=4993737&id=79224072

合計53名の発表が終了!
サポーターは集計作業に入ります。


その間に……
主宰”ワカマツ賞”とシネマテーブルの論客”ふぢい賞”の発表。
ワカマツ賞はマッドマックスをあえて1位にしない人が多数いる中、ベスト1に堂々マッドマックス、男前なラインナップをファインティングポーズで熱く語ってくれたもはさんに。


M・ナイト・シャマラン監督が好きなふぢいさんが選んだのは『ヴィジット』をパフォーマンス交え熱く語ってくれたAYA さんとかえるくんの二人。
劇中でおばあちゃんが「ヤッツィー!」と叫びながら貪り食べた”ナナおばさんのクッキー”と”ヤッツィーゲーム”。
どちらも完成度高い!






そして集計の結果は……
1位  :  『マッドマックス  怒りのデス・ロード』
2位  :  『セッション』
3位  :   『Mommy/マミー』『恋人たち』

結局はダントツでマッドマックスが1位!

この結果に近いベスト3を挙げた参加者3名に”2015年もっともシネマテーブル的な人賞”を進呈。


最後はV8ポーズで締め!!

その後、ベスト名札を付けたまま多くの方が二次会に参加。
遅くまで盛り上がりました!

無理に観に行く必要はないけれど、その年の新作をたくさん観ている方が楽しさ倍増のシネマテーブル忘年会。
定例会の課題作品はもちろん、その後の懇親会の話題映画に上がった作品やコアタイムで話題になった作品などをおさえるのがコツかもしれません(昨年で言うなら『ヴィジット』『恋人たち』『Mommy』など)。

次回定例会は1月27日(水)、課題映画はスティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/29146
皆さんのご参加をお待ちしております。

(文 : 小麦番長。)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年2月12日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】「カフカ短篇集」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

2月の課題本は、
      「カフカ短篇集」(岩波文庫)  


■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
  課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※注意:初めてお申込みされる方はメールの受信設定を必ずご確認下さい。PCメール受信拒否等で返信メールが届かない場合があります。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年12月12日(土) 
  • 亀山郁夫さんも参加! 名古屋月曜会クリスマスパーティー2015

毎年恒例となっている名古屋文学サロン月曜会クリスマスパーティー。
今回は名古屋における緑と文化の中心地、白川公園に程近い「熟成肉バル ティンバー栄」にて開催されました。

第一部、読書会の課題本はサン=テグジュペリ『ちいさな王子』。
この作品は『星の王子さま』という名前で馴染み深い方も多いかもしれませんね。



読書会のテーブルとテーブルに間にはキラキラの星が散りばめられたリースが。
作品の世界観を表しているようですね!

そして、今回のパーティーの受付では「二人で一輪のバラを持ってきた」ペアは特典が受けられます!性別は問いません。



二人でパシャリ。
今回お持ちいただいたバラは大切にしてくださいね。

続々と集まった参加者は実に100人超。
各自少し緊張しながら「何を話そうか」と胸に秘め、いよいよ読書会開始です!







本そのものの分量はすぐに読める本ですが、各々の受け取るイメージは違います。
「この表現ってどういう意味だろう。」「子どものとき感じた印象と違うぞ?」





「当時の時代背景はどうだったんだろうか?」
「(著者の母国である)フランスという国の国民性も考えてみたら面白いかもしれない。」
あらゆる方向で意見の交換や共有がなされ、各テーブル大いに盛り上がったところで、読書会は終了しました。



さあ、そしてここで各テーブルベストドレッサーの発表です。
今回のドレス・コードは「登場人物+クリスマス」
多様なキャラクターが登場する作品だけに、各テーブルからの色とりどりの衣装が飛び出します。





まずはなんといっても王子様から!
クリスマスカラーもとりいれて、きまっていますね!





艶やかなこちらのお二人。
共に素敵な星が散りばめられた衣装ですね!









二人の王子を中心にベスト・ドレッサーみんなで記念撮影。どの方も本当に素敵です!




さあ、読書会に引き続いては第二部のパーティーが始まります。
たくさんお話をして、お腹が空きましたね!



そして、食事のスタートとともに「猫町ビンゴ」と称したゲームも同時スタート。
まずはマスを埋めるところがゲームのスタートです。
このパーティーのビンゴのマスは数字ではなく、参加された方の名前を書いてもらいます。
参加者一人ひとりが声をかけあい、合わせて「イチオシの作家」と「趣味」を記載してもらいながら、交流を深めます。













マス埋めの最中にも
「この作家さんの○○好きなんですよ!」「今度、一緒に○○いきませんか?」
そんな会話があちらこちらで交わされます。
こういったふとした会話から様々な交流がはじまるのもこの会の楽しさです。
また、今回のパーティーでは各自が持ち寄った本の交換もありました。
プレゼント本のテーマは「枕元に置きたい一冊」
ビンゴの名前を書いてもらうと同時に各自の手元にある本を交換しあいます。
マスは3×3の9マスが用意されているので、9回交換することになります。



そんな100を超えるプレゼント本にこめられた想いについては壁一面に貼り出しがありました。
各自が各自で選んだ素敵な本の数々、大切にしてくださいね。

さぁ、そしてビンゴのマスが埋まれば、お待ちかねのビンゴタイム。
サンタが参加者の名前を呼び上げていきます。



参加者の名前が次々に読み上げられ「リーチ」の声も次々にあがるなか、一発目の「ビンゴ!」の声と共に選ばれた賞品はなんと似顔絵。



なんと、この場で書き上げたこの世に一つしかない素敵なイラストです。
この他、紹介しきれないほどの多くの素敵なプレゼントが。
獲得された皆様、おめでとうございます!

そして、今回のパーティーには名古屋外国語大学学長でロシア文学者の亀山郁夫先生がなんと特別ゲストでいらっしゃいました。






亀山先生からは、このたび発刊された著書「新カラマーゾフの兄弟」のサイン本のプレゼントタイムが。
ただし、亀山先生とのじゃんけん大会での勝利者一名だけという条件に力が入ります。



勝ち得たのはこちらの方。
亀山先生との記念撮影つきです。
猫町倶楽部では2016年、この「新カラマーゾフの兄弟」でプロジェクトも始動します。
皆さんも情報をチェックしてご参加くださいね!

盛りだくさんで、時間も経つのも忘れて、食べて、飲んで、語りに語り合ったパーティーも終了です。
そして、2015年も一年間ありがとうございました。
皆様と2016年も様々な場所の様々なイベントでお会いできますことを心より楽しみにしております。




文責:rakti(名古屋月曜会8-9期サポーター)
写真:名古屋月曜会8期&クリスマス臨時サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋】ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「カラマーゾフの兄弟」と「新カラマーゾフの兄弟」

特別イベント

  • 2016年2月6日(土) 15:30受付開始  15:50~17:30講演会・サイン会  18:00~19:30懇親会
  • 【名古屋】ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「カラマーゾフの兄弟」と「新カラマーゾフの兄弟」

※懇親会は定員に達したため締め切りました。講演会&サイン会のみ受け付けています。

注)このイベントは読書会ではありません。(課題本はありません)

ドストエフスキーの未完の傑作「カラマーゾフの兄弟」をロシア文学者の亀山郁夫さんが19世紀末ロシアから現代日本に舞台を移し完結させた「新カラマーゾフの兄弟」 猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではこの「新カラマーゾフの兄弟」を今年5月の定例会の課題本とする予定です。

       

そしてこの上巻664ページ、下巻769ページ 合計1433ページの大著を読了するための2つのプレイベントを開催。
第一弾は2月6日(土)の亀井郁夫さんの講演会&サイン会、第二弾は3月13日(日)上巻読書会です。

今回はその第一弾。新カラマーゾフの兄弟の中にも登場するJAZZ茶房青猫を会場に
亀山郁夫さんをお招きして講演会とサイン会を開催します。題して…

『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「カラマーゾフの兄弟」と「新カラマーゾフの兄弟」』

「カラ兄」をまだ読んでない人も、途中で挫折した人も、このイベントは絶好のカラマーゾフ入門になるはず。ぜひご参加ください。

当日会場にて「新カラマーゾフの兄弟 上・下巻」を20%OFFで販売いたします。
上巻(2,052円)下巻(2,268円)=4,320円のところ3456円でお買い求めいただけます。
購入希望される方はお申込みフォーム「ご質問など」に「購入希望」と記入してください。
会場受付にて受け渡しとなります。(お支払いは現金のみ。クレジットカード不可。)

■タイムテーブル
15:30 受付開始 
15:50~17:30 講演会・サイン会  
18:00~19:30 懇親会

※懇親会は、出張料理人「たけ・やさいや」さんによる美味しい創作料理を亀山先生も一緒に囲みます。
食材準備の都合上、懇親会のみ4日の24時にて締切ます。お早目にお申込みください。

亀山 郁夫(かめやま・いくお)
1949年栃木県生れ。ロシア文学者。名古屋外国語大学学長。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『謎とき『悪霊』』で読売文学賞。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の新訳はミリオンセラーとなり、本国ロシアからプーシキン賞を贈られた。『磔のロシア』『謎とき『悪霊』』他著書多数。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年1月22日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • P.F.ドラッカー著「イノベーションと企業家精神」(ドラッカー名著集)

1月の課題本は

  P.F.ドラッカー著「イノベーションと企業家精神(ドラッカー名著集)


■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年1月17日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~18:30 懇親会18:30~21:00
  • チェーホフ著「ワーニャ伯父さん/三人姉妹」

東京月曜会 1月の課題本は

チェーホフ (著)「ワーニャ伯父さん/三人姉妹 」(光文社古典新訳文庫)

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコード遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年1月16日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 野中郁次郎 竹内弘高著『知識創造企業』

注)東京アウトプット勉強会1月定例会は会場が渋谷のmixi本社となります。

課題本は
  
『知識創造企業』 野中 郁次郎 (著), 竹内 弘高 (著), 梅本 勝博 (翻訳)

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年1月16日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~20:00 懇親会20:30~
  • エーリッヒ・フロム著「愛するということ」

関西アウトプット勉強会 1月定例会の課題本は
 
   エーリッヒ・フロム著「愛するということ」 

  
■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【関西アウトプット勉強会】第67回 P・F・ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年11月21日(土) 読書会17:30~ 懇親会20:15~
  • 【関西アウトプット勉強会】第67回 P・F・ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』

3連休初日の11月21日(土)に関西アウトプット勉強会第67回定例会が行われました。
課題本は、P・F・ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ』。
ドラッカーが課題本になるのは関西アウトプット勉強会では4回目となります。

場所は、そろそろおなじみの、ちゃやまちアプローズタワー(梅田芸術劇場の入っているビルです)の13階会議室です。
今回は30名の方にご参加頂きました。

猫町倶楽部は、サポーターと呼ばれる運営ボランティアが運営のお手伝いをしております。受付でサポーターがお待ちしておりますので、今回の自分の参加テーブルはそちらで確認をしてもらっています。初参加でも最初から自分のテーブルが決まっているとちょっと安心しますよね~(←こう見えても私は人見知りです)

定刻になりまして、今回の司会役のタクミさんから開会の挨拶と注意事項の説明です。

猫町倶楽部の読書会は、本の読了さえ出来ていれば誰でも参加ウェルカ~ムの開かれた会ですが、お約束がたった一つだけあります。「他人の意見を否定しないこと」です。だからこそ自分の思ったままの感想をアウトプット出来るんですね~。

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2016年1月8日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】「好色一代男」「雨月物語」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

1月の課題本は、
  「日本文学全集11」(河出書房新社)より
    「好色一代男」(島田雅彦訳) 
    「雨月物語」(円城塔訳)

 ※上記2作品の読了が参加条件となります。 


■参加条件:課題作品の読了及びドレスコードの遵守
  課題作品の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
 入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年12月29日(火) 受付開始17:30 / 18:00~21:00
  • 12/29(火) シネマテーブル忘年会「ベスト&ワースト2015」

シネマテーブル年末の恒例行事!
今年劇場公開された新作映画からみなさんの「ベスト&ワースト2015」を発表する忘年会、お座敷宴会場で開催します。
各人の今年のベスト3とワースト1を制限時間1人90秒で次々に発表して今年の映画を総括!
これが無類におもしろい。「人生で一番おもしろかった忘年会」との評判もいただいております。

当日ひとり90秒で発表してもらう内容は以下の4点です。

1. 今年の新作映画鑑賞本数
2. ベスト3
3. ワースト1
4. 今年最も印象に残ったシーン(ベスト&ワーストに選んだ映画に限らず)

☆対象となる映画は「2015年に劇場公開された新作」です。
※2014年12月から2015年1月にまたがって公開されていたものは可。
※DVDスルーの作品、旧作の再上映などは除く。
※DVDで新作映画を鑑賞した場合も鑑賞本数、ベスト&ワーストに含めて構いません。

*今年公開された映画はこちらのサイト等を参考にしてください。

*昨年の「ベスト&ワースト2014」まとめ、「名古屋シネマテーブルの2014年ベスト3」はこちら(閲覧には名古屋シネマテーブルmixiコミュニティの入会が必要です)。


■参加条件:今年劇場公開された新作映画を2本以上鑑賞していること。
※受付締切は12/24(木)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。
※去年は満席になりましたので、参加希望者はお早めの申込をおすすめします。

—-
当日みなさんの発表台本代わりにもなる「ベスト&ワーストアンケート」をPDFでアップしました。


当日その場で記入される方の分も用意していきますが、印刷してあらかじめ用意してきていただけると運営上大変助かります。


*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
参加を迷われている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。mixiをイベントの告知、メンバーのメインの交流の場として使っています。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • トリコ組 第2回猫町BL読書会(男子禁制) ヨネダコウ「どうしても触れたくない」

特別イベント

  • 2015年11月14日(土) 
  • トリコ組 第2回猫町BL読書会(男子禁制) ヨネダコウ「どうしても触れたくない」

大反響を呼んだ、第一回トリコ組から3カ月後。
来たる11月14日(土)に、第二回BL読書会を開催しました。

トリコ組というのは、名古屋在住の作家・吉川トリコが有志を集めてBL読書会をしようと目論んでいたところ、「だったら猫町でやりましょう」とそれを聞きつけた代表が名乗り出て、トントン拍子に企画された猫町倶楽部の特別イベントです。



会場は第一回と同じく、名古屋藤が丘にある「JAZZ茶房青猫」。
トリコ組サポーターよるこさんが今回の課題本をイメージして書いてくださった淡いピンクのポスターで、参加者の皆様をお出迎えです。



あいにくの雨模様でしたが、皆様早くからお集まりいただき、開会前から意欲満々な様子!



今回の課題本は、ヨネダコウさんの『どうしても触れたくない』です。

現在連載中のBL『囀る鳥は羽ばたかない』が、一般女性誌の年間マンガ大賞で第1位に輝くなど、BL界を牽引する人気漫画家ヨネダコウさんの、初単行本にしていまだ人気の衰えない有名作品。

今回、名札は登場人物達の勤める会社の社員証を模して作成しました!

「ヨネダさんのリツイートからこの会を見つけた」というコアなヨネダ先生ファンの方から、BLはほとんど読んでこなくて…今回初めてヨネダさんの作品を読みました、といったさまざまなBL読書歴を持つ参加者たちによる読書会、ワクワクのスタートです。



「一番最初に身体で『触れられる』ものに全部触れてしまって、最後に目に見えない『触れられない』ものに”触れる”という流れが、タイトルに込められているのでは」
「攻の視線にも受の視線にも俯瞰でも、どんな読み方もできる。そこが少女漫画とちがう」
「BLという枠を超えた普遍的な作品」
「モノローグと絵が相まって感情に訴えかけてくる」
「登場人物がみんな優しい。ベタベタしない大人の優しさがある」
「ヨネダさんの描く背中が好き!」
「BLにいいイメージがなく今まで敬遠してきたけれど、これを読んでBLのイメージが変わった」
「この会がきっかけでヨネダさんの作品を初めて読んだ。他の作品も読んでみたい」


大学でBLについて研究している留学生や、お仕事でBL論文を書かれた方、この会のために北海道や東京からいらしてくださった方など、年齢も職業も住まいも様々な方々が集まり、多岐にわたる意見が飛び交いました。



萌えの話から、登場人物についての考察、それぞれのBL観やなぜこの作品好きなのかについて語り合うなど、どのテーブルも熱気に溢れ、最後には司会の読書会終了の声も聞こえないほど興奮は最高潮に。

また今回は初の試みとして、オススメしたいBL作品を持ち寄って紹介をしてもらったのですが、皆さん作品に対する愛に溢れ、熱い思いが伝わるプレゼン大会がどのテーブルでも繰り広げられていました!

今回のドレスコードは、トリコ組の組長吉川トリコさんがコレ!と決めた「オフィスラブ」。



女社長に扮するトリコ社長をはじめ、新卒採用の新入社員(男装)や、スーツ美女など、皆さん思い思いに趣向を凝らしたドレスコードに身を包んで来てくださいました。



作品内に登場する会社の名刺を自作してきてくれた方が!クオリティにびっくり!



「コネ入社の社長秘書兼愛人の設定。それと…嶋くんホクロを書いてきました」
設定と作品の取り入れ方が素敵!お見事です!



「エロいOLの格好してきました!実はこんなのも履いてます」
と美しいおみ足をチラリ?に会場から歓声が上がりました!



ベストドレッサーに選ばれた方には、特製のしおりをお渡ししました。

ベストドレッサーの発表の後は、青猫マスターが課題本にちなんで選ぶ一曲です。

チック・コリア&ゲイリー・バートン「What Game Shall We Play Today」
マスターの「ゲイリー・バートンは実はゲイで、生涯デュオばかり好んで演る人で…」という説明を聞きながら、美しい雨音のようなヴィブラフォンの音色を堪能しました。



そしてこのあとは、勢いが止まらないまま懇親会に突入です。



今回はなんと男性カップルが3組も来てくださいました!
男性はカップル(2名1組)での参加と課題本読了が条件のため、女性から、課題本に対する男性の感想や意見を聞いたり、反対にBLについて男性から質問されたりと、皆さん楽しく交流を深めていました。

多くの方から「楽しすぎて声が枯れました!」「開催してくれてありがとう!」など嬉しいお言葉をいただきました。

また、次を求める皆さんの声にお応えして、早くも次回開催を2/27(土)に決定しました!

課題本は雲田はるこさんの『新宿ラッキーホール』です。
HP募集開始は年明け一月頃を予定しています。

サポーター一同、今後もより一層良い会にしていけるよう努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。


※猫町倶楽部トリコ組公式Twitterはこちら


文責:おがちゃん
撮影:よるこayuppe

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年11月13日(金) 
  • 古井由吉「杳子・妻隠」藤ヶ丘会場

2015年11月“13日の金曜日”…ちょっぴり妖しい気配をはらんだ今夜は、名古屋文学サロン月曜会。
読書会の前に…。*・★藤が丘会場では受付時間を使ってマスターによる「猫町ジャズ講座mini・歴史編」を開催しています♪
今日ご紹介いただいたのはジャズ・ピアニスト「バド・パウエル」。



現在ではスタンダードな、ピアノ・ベース・ドラムスによる“ピアノトリオ”の祖であり、作品の中でもアルバム「バド・パウエルの芸術」はジャズピアノの聖書と評されるほどだそう。「クレオパトラズ・ドリーム」と「テンパス・フュジット」の2曲を題材に、私生活にまつわる一風変わったエピソードやその功績など楽しく解説していただきました♪

和やかなムードの中、読書会スタートです



今回の課題本は古井由吉「杳子・妻隠」。
テーブルには“喫茶店で待つ杳子”の姿が。影絵風の素敵な切り絵はサポーターおりがみ君の作品です。司修氏の妖美な装画も目を惹きます。





「杳子」は1971年の芥川賞受賞作品です。また同回の候補作として「妻隠」もノミネートされています。
その独特な筆致から「文体に慣れるまで時間がかかった」という声も多く聞こえてきました。



しかし次第に惹きこまれ・・・
「杳子に共感しすぎている自分が居た」「ラストの台詞が心に響いた」
「あらすじを追うのではない読み方の姿勢に気付いた」
と、さまざまな感想が飛び交います。



「杳子とS君の間に愛はあったのか」
「物語の結末に感じるほの暗さの正体はなんだろう」
といった疑問から
「杳子」と「妻隠」、二つの作品を行き来しながらのアウトプットもきこえてきました。
また小説が書かれた当時の、個人の内面を描き出した作風(内向の世代とも)についてなど、話題は社会背景にまで。





今回は特に一人ひとり捉え方・読み方の違いがおおきく現れた、新しい発見の多い読書会だったのではないでしょうか。



さて、お気づきかもしれせんが、今夜は「チェック」を身にまとった方がたくさんいらっしゃいますね。
本日のドレスコードは「アウトドア・山ガール」♪

読書会終了後はテーブル毎にベストドレッサーを選びます。

ここでもう一度アピールタイムです♪



七つ道具を携えた登山家さんから・・・





上の方はなんと、アウトドアスポーツウェア!ロードバイクですね!(衣装の詳細が解る方は、ぜひ筆者とお友達になってください)
下のグリーンのアウターの方は機能的で温かいアウトドア用品を普段着として愛用しているそうです♪

★☆★強豪の集う中、見事ベストドレッサーに輝いたみなさんはこちら★☆★





山ガールが勢ぞろい!ちょっと登山へいってきまーす♪





こちらは「杳子のイメージ」&「山の柄行の着物」個性的で素敵です♪





ザ・アウトドアスタイルのお二人!
下の方のリュックからはアウトドア用品が続々。双眼鏡に片手鍋に・・etc♪





みなさん、おめでとうございました!

ベストドレッサー発表の後は青猫マスターが“課題本にちなんで選んだ一曲”の鑑賞です♪
♪曲はウェイン・ショーターのアルバム“精神分裂症”(Schizophrenia)より…「ミヤコ」

https://www.youtube.com/watch?v=OtBGUWoMH4E

彼の活躍した1960年代後半のモード・ジャズ(50年代までは和音で展開するモダン・ジャズ。モードとは音階=スケールのこと)は、ジャズが好きな方でもきくのを挫折してしまいがちな所だそう。ただ、そこを乗り越えると・・・それまでの何倍にもジャズを楽しめる世界が広がっていきますよ、というマスターの言葉が印象的でした。いつかそれを味わえるようになりたいものです…!





読書会が終わり、懇親会スタート!
今回が初参加という皆さんも多数ご参加いただきました。本の話から趣味の話まで、お酒を交わしながら親睦を深めていただけたようです。





次回12月12日土曜日は猫町倶楽部恒例、クリスマスパーティー&読書会!!
課題本はサン=テグジュペリ「ちいさな王子」(光文社古典新訳文庫版)☆*・。
ご参加お待ちしております♪


文:よるこ
写真:おりがみよるこ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋藝術部 鈴木淳史のクラシックレクチャーシリーズ@名古屋 第二弾「はじめてのオペラ~椿姫」

名古屋藝術部

  • 2015年11月3日 
  • 名古屋藝術部 鈴木淳史のクラシックレクチャーシリーズ@名古屋 第二弾「はじめてのオペラ~椿姫」

大好評のクラシックレクチャーシリーズ、
今回のテーマはオペラです。



鑑賞するのは『椿姫』!
オペラ初心者におすすめと言われている作品です。



第一部は「オペラテーブル」です。
予習として事前にDVDやYoutubeで『椿姫』のオペラを鑑賞してきていただき、ディスカッションするというもので、25名の方にご参加いただきました。



オペラ好きの方、オペラを観るのが初めての方、DVDで何作も観比べた方、Youtubeで歌詞がわからず苦労された方など、いろいろな参加者がいらっしゃいました。

先月の月曜会で原作の小説が課題本になっていましたので、小説を読まれている方も多く、小説とオペラとの違いについても、たくさんの意見が出ました。



第二部は、クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんをお迎えしての「レクチャー」です。56名の方にご参加いただきました。



敷居が高いように思われがちなオペラですが、鈴木さんのレクチャーはとても親しみが持てる内容で、楽しいお話がいっぱい出てきました。



例えば、配役と声の音域 についてのお話では、「魔女役はアルト、お馬鹿な男性役はテノール」なのだそうです。また演出についても「お金が派手に出てくる場合、ヒロインが娼婦であることを強調している」など、オペラを聴くポイントだけでなく、観るポイントについてもたくさん教えていただきました。

ちなみに、鈴木さんがお好きなシーンは、「第二幕でアルフレートが炎上するところ」なのだとか。



また今回の歌姫デジレ・ランカトーレについても紹介がありました。「声質が明るいオペラ歌手なので、悲劇のヒロイン椿姫をどのように歌うのか楽しみ」といったオペラの鑑賞の仕方もあるというのも、とても面白いと思いました。

そして、いよいよ、愛知県芸術劇場大ホールでのプラハ国立歌劇場による『椿姫』開演です。



事前に猫町倶楽部で入手したチケットは40枚ですが、ご自分でチケットを手配されている方も多数いらして、レクチャーに参加されたほとんどの方がオペラ鑑賞されたようです。



白と黒のモダンな印象の舞台です。札束の海にいたヴィオレッタが、アルフレートと出会い、真実の愛を知り、しかしアルフレートの父親であるジェルモンに二人の仲を引き裂かれ・・・。

レクチャーや、事前のDVD鑑賞等で予習をしていますので、聴きどころや観どころを逃すことなく、オペラ鑑賞を堪能できました。

懇親会には鈴木淳史さんも含め、32名の方が集まり、お気に入りのシーンや歌について、話が弾みました。



中には、椿姫第一幕の「乾杯!」のメロディーが頭の中を流れ続けているという方もいました。





第一部から懇親会までフル参加の方は、12時間を超える長い1日になりました。どっぷりオペラ『椿姫』、素敵な休日になったのではないでしょうか。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年11月1日(日) 
  • 豊崎由美 の 猫町書評講座@東京 第2回

そろそろ季節は秋から冬へと移りかわろうとしている11月の1日。渋谷のダブルトールカフェでは、二度目の猫町書評講座が行われました。

今回も参加者のみなさんには、事前に書評を書いていただいてます。書評は、以下の3冊の課題本のなかから好きな一冊を選んで書いていただきました。

エドゥアルド・メンドサ    「グルブ消息不明」    東宣出版
フリードリヒ・デュレンマット  「失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選」 光文社古典新訳文庫
東山 彰良    「流」     講談社

課題本3冊と、読了が参加条件になっている豊崎さんの著書『ニッポンの書評』です




そしてこの講座は書評を書いて提出するだけでは終わりません。みなさんには、提出された書評を1~10点で評価していただきます!!しかしその採点は持ち点制なので、点数のつけ方はとっても悩むところです。その集計結果は、書評講座当日に発表されます!!みんなドキドキです。

さて、そんな心境で迎える当日。今回も講師はこの方、豊崎由美さんです!!

今回も講師はこの方!!われらの豊崎さんです!!よっ!!社長!!



ぞくぞくと参加者のみなさんが集まり、講評が始まります。



今回も一つ一つの書評についての講評を丁寧に行ってくれる豊崎さん。また書評とともに、事前に集計した点数についても採点の根拠について豊崎さんに聞かれます。書評を「書く力」と「読む力」。両方伸びるのが『豊崎由美の書評講座』なのです!!

「あらすじだけの書評があってもいい。きちんと読めている人のあらすじはそうでない人のものとはまったくちがう。」

「書評を採点するときも耳触りのいい言葉にだまされず、きっちりと細部まで書評を読み込むことが大事。」

など、今回も貴重なお話がいくつも飛び出し、今回も若干延長した白熱の書評講座でした!!

さて、そんな白熱した書評講座でしたが、今回提出された書評のなかでいちばん参加者の皆さんの評価を集めたのは…..
デュレンマットの 「失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選」で書評を書いた 次郎さん でした!! おめでとうございます!!

二代目書評王!!おめでとうございます!!



さて、書評講座のあとは、これまた楽しい懇親会です!!






どこのテーブルも書評片手にみなさんで作品の講評をしあったり、なんといまから次回の書評の構想を練っている参加者もいらっしゃいました。



二度目の書評講座も大盛況のうちに幕を閉じました!!ありがとうございました!!


次回の開催は 2016年 2月 7日 (日) を予定しております。

それではまた次回の書評講座でお会いしましょう!!


【文】あおき

【写真】耳ラッパ あおき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】大谷能生・鈴木淳史の「ジャズvsクラシック大戦争」&猫町ハロウィンナイト

特別イベント

  • 2015年10月31日(土) 受付開始14:30 第一部 15:00~ 第二部 18:30~
  • 【動画付】大谷能生・鈴木淳史の「ジャズvsクラシック大戦争」&猫町ハロウィンナイト

第一部 ジャズVSクラシック大戦争
ゲスト:大谷能生(批評家・音楽家)、鈴木淳史(音楽評論家)

ハロウィン当日の10/31に開催された猫町ハロウィンナイト。場所は、今池ライブシアターVelvet i Screamさんです。住宅街にあるマンションの階段を下りていくと、真っ赤なドアがお出迎え。妖しく可愛い雰囲気に気分が盛り上がります。



受付には、ジャック・オ・ランタンが鎮座。カボチャに紛れて柿くんもいます。



第一部は「ジャズVSクラシック大戦争」と題して、大谷能生さんと鈴木淳史さんをゲストにお迎えしてのトークバトルです。
クラシックが嫌いな大谷さんとジャズが苦手な鈴木淳史さん。さて、どんなディスり合いを聴かせてくれるのか期待が高まります。



会場はほぼ満席の中、トークバトルが始まりました。
バトルの形式は、予め設定された8つのお題に沿って、大谷さんはジャズから選曲、鈴木さんはクラシックから選曲をして1曲ずつ交互に流していき、参加者が よりテーマに適っている方はジャズとクラシックのどちらであるか、をジャッジして投票をしていく・・・という点数方式。「紅白歌合戦、ジャズ・クラシック版!」(大谷談)これは、ゲストはもとより聴く側にも熱が入ります。






そして、1曲目のお題は「運転するときの眠気覚まし」

大谷さんの選曲はこちら
[Jazz] John Coltrane / Impressions

ジョン・コルトレーンが長々とソロを取っている中、痺れを切らしたエリック・ドルフィーが突如として切り込んでくる、その切り替わりポイントが「はっ!」と目が覚めるポイントとのこと。何ともマニアック。

続いて、鈴木さんの選曲はこちら
[Classic] スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.141(フェゲレイド)(演奏違い)

「お題に対して、大谷さんのような説明は特にないんですが・・・」とさりげなくディスりつつ、チェンバロの音がポイントとのこと。曲の後半になるにつれ、どんどん盛り上がっていきます。
これは参加者がどんなジャッジをするか楽しみです。(最後に結果発表です)

***

続いて、2曲目のお題 「都市」

先攻が入れ替わって、鈴木さんからの選曲
[Classic] プーランク:フルート・ソナタより第1楽章(ドュフール&ル・サージュ) (演奏者違い)

「クラシックで都市って難しいけど、これかな、と思った曲です。」とのこと。隠す感じ、白黒はっきりしない感じ、というキーワードが出ていました。

大谷さんの選曲
[Jazz] Billy Strayorn &Orc/I Got It Bad(and That Ain’t Good)

「ジャズで都会を感じる曲は沢山ある」と自信のコメント。「曲名も良いんだか、悪いんだか分かんない感じです。」とこちらも白黒はっきりしないことが話にでていました。曲が終わると鈴木さんも思わず「良いね〜!」とコメントされていました。

***

3曲目のお題は「謎解き」

お二人とも、かなり頭を悩ませたようです。運営サポーターズとしては嬉しいコメント。
[Jazz] Miles Davis / Honky Tonk

曲の途中でリズムが変わる、マイルスの思惑や曲の解釈について、人々の意見が分かれる一曲。
「謎なんだよ~。俺は今回分かったけどね」とのこと。

[Classic] 黛敏郎:映画「赤線地帯」オープニング・テーマ

売春防止法制定前後の社会情勢を扱った映画「赤線地帯」のオープニング・テーマ曲。
今聴いても前衛的です。当時の若者たちも、度肝抜かれたようです。大谷さんも「俺も大好き!」とコメントされていました。
これは票が割れそうですね。

***

続いて、4曲目のお題は「孤独」

[Classic] シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番より第1楽章(アファナシェフ)

大谷 「これだよ、俺が嫌いなクラシック。面倒くさいオヤジが悦に入っている感じ!」
鈴木 「(嬉しそうに)そ~お?僕は嫌いじゃないんだよね。ねっとりした感じが楽しい。」
大谷 「そういうところがクラシックファン。。変態だな、と思いますね。クラシックファンに変態、というと嬉しそう~にするんだよ。」
鈴木 「(嬉しそうに)変態って言われると嬉しいよねぇ。」


[Jazz] Thelonius Monk / All Alone

大谷 「セロニアス・モンクさんの曲です。この人は本当のキチガイ。大好きですけどね。」
鈴木 「曲名がまんま、ですね。」
大谷 「直球です。暗くて悲しい、という感じじゃなくて、まぁ 俺は一人でやっていくよ、という感じの曲です。」





会場の雰囲気がしっとりしたところで、前半戦の終了。中締めの休憩です。

***

まだまだ続きます。後半戦に突入。5曲目のお題は「眠れない夜」

お二人とも、「眠れない夜はないんですよねぇ。よく寝られる方だからw」というトークから始まりました。
鈴木 「昼寝し過ぎて夜寝れない、ならある。」
大谷 「それは、眠れない夜 とは違うと思う。あなたを思って寝られない、とか。センチメンタルな情緒に欠ける二人です。」
鈴木 「あなたを思っていても、寝ちゃうw」
お二人の選曲はこちら

[Jazz] Bill Evans / B Minor Waltz
大谷さんの入眠用アルバムとのこと。

[Classic] サーリアホ:秘密の花園II(ユッカ・ティエンスー)
この曲は、鈴木さんの着信音だったこともあるそうです。

「眠れない夜」の解釈が分かれた5曲目でした。面白いですね。こちらも票が割れそうです。

***

6曲目のお題は「邪悪」

大谷 「ジャズで邪悪って、あんまり無いんだよねぇ。」
鈴木 「そうなんだ、クラシックは結構あるよ。良い音楽には邪悪の要素が入っているよね。」

鈴木さんの選曲は、フランスのバロック作曲家リュリの曲から。フランスの町人貴族からみたトルコ人の儀式、という視点が邪悪とのこと。
[Classic] リュリ:第1組曲「町人貴族」より「トルコ人の儀式のための行進曲」(サヴァール指揮ル・コンセール・デ・ナシオン)

対して大谷さんの選曲は、

[Jazz] Chet Baker / Anger Eyes
「この人が歌うと、地獄に引きずり込まれそうになる」とのこと。
あらゆるドラッグを摂取して、最後は階段から落ちて死んだチェット・ベイカーの歌声に納得です。

***

7曲目のお題は「競争」

現代のHipHopのラップ合戦を引き合いに、1940年代のビバップ期に盛り上がった、ジャズのテクニックを競い合うジャムセッションの話が紹介されました。大谷さんの選曲は、ビバップ期を代表するトランペット奏者のディジー・ガレスピーとサックス奏者のチャーリー・パーカーが、超絶技巧を競い合う一曲。

[Jazz] Dizzy Gillespie&Charlie Parker / Salt Peanuts
鈴木 「クラシックには協奏曲というのがありまして・・・」
大谷 「それ、違うキョウソウでしょ!」

という鈴木さんの選曲
[Classic] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番第3楽章より(ホロヴィッツ,セル指揮ニューヨーク・フィル)

どちらも競争を感じる曲・・・選ぶのが難しい〜!

***

最後になりました。8曲目のお題は「仕事に行きたくないとき電車で聴く曲」

鈴木 「会社に行きたくないな、という感情から一歩ひいてフラット気持ちになれる曲です。」
日航機墜落事故を題材にした「クライマーズ・ハイ」の映画にも使われていた曲とのことで、それがお題とリンクする鈴木さんの感性が、何とも独特です。
[Classic] モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番第2楽章アンダンテ(コーエン,コワン指揮リモージュ・バロック・ アンサンブル)

鈴木 「まぁ、会社で働いたことないから、お題のシチュエーションは無いんですけどね。」
大谷 「俺も。通勤ラッシュの電車とか乗らないからね。」
鈴木 「行きたくないときは行かないからね。」
大谷 「そうそう。って、そんなこと言ってたら刺されますよ!」
という大谷さんの選曲はこちら
[Jazz] Fats Waller / Two Sleepy People

どちらの曲も、のんびりリラックスを誘う曲で、余計会社に行きたくなくなるな・・・というサラリーマン的意見は置いておいて。
8曲出そろいました!投票結果はこちらです!



「謎解き」「眠れない夜」「競争」は票が拮抗していますね。お二人の解釈の違いが票にも表れています。
「都市」「孤独」「仕事に行きたくないとき・・」はジャズ優勢、「運転するときの眠気覚まし」「邪悪」はクラシック優勢。
ジャズの勝ち星4つ、クラシックの勝ち星も4つ。全体のポイント数では、ジャズ218:クラシック224でクラシックが勝者となりました!
この企画、面白いので内容をアレンジして第2弾があるかもしれませんね。

【お詫び】
運営サポーターズから謝罪があります。当日発表した点数と改めて集計した結果が大幅に異なっていました。
当日の集計作業にミスがあったためで、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

第二部 猫町ハロウィンナイト

猫町倶楽部、初めてのハロウィンパーティが開催されました。
仮装のテーマは「一冊の本」。仮装をしてくるとドリンク1杯サービスです。



皆さん、思い思いの仮装をしてパーティを盛り上げてくれました。
絵本やマンガ、ゲーム、映画のキャラクターなど何でもありです!






DJパーティのスターターは藝術部から、DJ rated XXX!



続いて、「理不尽な進化」著者の吉川浩満さん!DJデビュー!マッドマックス、イモータン・ジョーの仮装です。
初のDJ後、「話すより2,000倍楽しい!」とおっしゃっていました。






猫町ナイト、恒例のチークタイム★



今回のゲスト、鈴木淳史さん!「踊れる曲を」のリクエストに「イマイチ踊れない曲」で応えて頂きました。






猫町メンバー AYAちゃん・もはちゃんによるショータイム!芸達者!







そして猫町倶楽部でお馴染になりつつある、二村ヒトシさん!仮装は代表タツヤさんと一緒に「ぐりとぐら」でした。
YouTubeを使ってその場で選んだアニソンをかける、という現場力は流石の一言です。楽しそう!










今回のもう一人のゲスト、大谷能生さん!





手慣れた感じでパーティを盛り上げてくれます♪



ブックマークナゴヤからもDJ参加頂きました。



大盛況のうちに初の猫町ハロウィンパーティが終了しました。
ご参加の皆さん、楽しかったですね♪
今回は参加できなかった皆さんも、また次の機会にお会いできるのを楽しみにしています。

記:まゆ  写真:okko

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【関西】猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2015【アウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同】

特別イベント

  • 2015年12月20日(日) ■第一部読書会15:50~ ■第二部クリスマスパーティー 19:00~
  • 【関西】猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2015【アウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同】

12月の関西猫町倶楽部はアウ​トプット勉強会・文学サロン月曜会合同主催でクリスマス読書会&パーティー2015を開催します。

課題本: サン=テグジュペリ「人間の大地」 (光文社古典新訳文庫) 
※すでに別出版社版でお読みになった方もこの読書会はこの新訳を読んでご参加ください。

ゲスト:光文社古典新訳文庫 編集長 駒井稔さん


■タイムテーブル
15:30      受付開始
15:50~17:40  第一部 読書会
17:40~18:40  光文社古典新訳文庫 編集長 駒井稔さん講演会
19:00~21:00  第二部 クリスマスパーティー
 

■会場:レアルタ
・心斎橋駅徒歩5分 長堀橋駅徒歩3分

■参加条件
・課題本の読了
・ドレスコード「クリスマスカラー」の遵守

■持ち物(※パーティー参加者のみ):プレゼント用本
     
※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年12月18日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • D.カーネギー著「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣」

12月の課題本は

 D.カーネギー著「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣


■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年12月12日(土) 15:00受付開始 読書会15:30~17:50 パーティ18:30~21:30
  • 12/12(土)「名古屋文学サロン月曜会 クリスマスパーティー&読書会2015」

今年も名古屋文学サロン月曜会恒例、読書会&クリスマスパーティーを開催いたします!

読書会の課題本は
サン=テグジュペリ『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)

「星の王子さま」でも可。これからお読みになる方は、光文社古典新訳文庫をお選びください。

ドレスコードは「登場人物+クリスマス」

クリスマスパーティーは、プレゼント本の交換タイムがあります!
あなたが贈りたい「枕元に置いておきたい一冊」を忘れずにお持ちください。
ほかにも参加者同士気軽に話せる&ふれあえる企画を計画しています!
猫町倶楽部初参加のあなたも大丈夫!
さぁ、今年も名古屋月曜会のクリスマスは見逃せません!乞うご期待!

※ちなみに昨年のクリスマスパーティーはこんなでした。

■タイムテーブル
15:00      受付開始
15:30~17:50 読書会(1ドリンク+スイーツ)
18:15      パーティー受付開始
18:30~21:30 クリスマスパーティー(プレゼント本交換タイムもあり)

■参加条件:課題図書の読了とドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
※クリスマスパーティのみのご参加の方は課題本の読了の必要はありません。

■持ち物(※パーティー参加者のみ):プレゼント用本(プレゼント用本(テーマは「枕元に置いておきたい一冊」※ビジネス書は不可)

■会場:熟成肉バル ティンバー栄

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年12月2日(水) 受付開始18:45 読書会19:15~21:00
  • 吉川トリコ「名古屋16話」ツアーズ! 第三話 中川区

名古屋のこと、そこに住んでいる人達のこと、どれだけ知っていますか?
ますます盛り上がる第三回、今回は「中川区」!!!

シネマテーブル課題映画『グッモーエビアン!』の原作や、月曜会旅行のゲスト、話題の男子禁制BL読書会などで猫町倶楽部ととっても縁の深い名古屋在住の作家、吉川トリコさん。中日新聞ほっとweb上で連載された「名古屋16話」の書籍化を記念して、月一開催、名古屋16区を縦断する読書会を毎回、それぞれの土地、それぞれのお店で趣向をこらして開催しています。今回が初めての方はもちろん、複数回の参加も大歓迎です!

特殊な土地として語られることの多い街、名古屋。この街を好きな人も、複雑な思いを持つ人も、本を読み、語り合うことで新しい何かを見つけに行きませんか?

課題本はもちろん 吉川トリコ「名古屋16話」。
第三話「中川区 ハムくんは宇宙人」を読了してご参加ください。(もちろん全編通しての読了して頂いても結構です。)

会場は地下鉄八田駅4番出口より徒歩5分の自由空間八田
古民家がそのままカフェになっている、素敵なお店です。店内にはオーダーこだわりの雑貨や作品がいっぱい。もちろんコーヒーも絶品。座布団でちゃぶ台を囲み、語り合いましょう!

<タイムスケジュール>
  18:45~19:15  受付
  19:15~21:00  読書会
※今回懇親会の設営はありません。

■参加条件(読書会のみ):課題図書「名古屋16話」第三話の読了
課題本の指定箇所の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年11月23日(月・祝) 開催予定 
  • 【事前開催レポート】図書館deひとめぼれ 体験してきました!

11月23日に開催される豊田市中央図書館と猫町倶楽部のコラボイベント「図書館deひとめぼれ」。

「読んだことない本を語り合うって、なにをしゃべるの?」
「本にひとめぼれってどういうこと?」などなど…想像できないこと、たっくさんあると思います。
私たちサポーターも初めてのチャレンジ。わからないことだらけ。

そこで!お試しでやってみました!
本探しは30分、本の紹介時間45分で当日とほぼ同じ時間配分です。
3階に渡る広大な本棚群、限られた時間ではたして探せるでしょうか?

さあ、「ひとめぼれ本」との出会いを求めて、めいめいに本棚の世界へ出かけていきます。


事前にフロア案内図を見て行き先を決めた人もいれば、
なにも情報なしに足の向くまま出かける人もいたり。ひとめぼれの入り口は人それぞれです。




閉館後の図書館は普段以上に静かで、不思議な雰囲気。
ふと目に留まった本に手を伸ばして、どんな本なのか確かめます。
あれ、思わず笑みが…ひとめぼれしちゃったかな?


途中から、BGMが流れ出すと、残り時間が少なくなってきたお知らせ。
たくさんの「ひとめぼれ本」があれば、本命を決める時間です。
出会った本を片手にみんながテーブルに戻ってきました。


テーブルに本を並べて、みんなが出会った本たちを眺めてみます。
どれも初めて出会う本ばかり。これから、どこにひとめぼれしちゃったのかみんなで
「出会いのきっかけ」を共有します。



好きなものをもっと知ることができそう!
この写真がかわいくて!!
理想の暮らしのヒントがいっぱいありそう!!!
タイトルの答えが最初の5ページで終わっちゃった!先が気になる!
などなど…その本のちょこっとしたところに心を捕まれちゃったみたいです。


選んだ本がどの分類の棚にいたのか、というのもおもしろい発見があったりします。
また、出版された年から、その当時の社会ってどんなことが流行していたか…など、
本が生まれた社会背景にも思いを馳せるひとときでした。


このように本へのひとめぼれの中にも様々な発見があります、こんな発見の楽しさを私たちと共有しませんか?

申し込みはこちらから→図書館deひとめぼれ
事前情報はTwitterもチェックしてみて下さいね☆→猫町倶楽部図書館探検部@豊田市

文・みなみちゃん 写真・柴田、よるこ

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2015年11月28日(土) 受付開始15:30   第一部16:00~18:30  第二部 18:45~深夜 ゲストトークショー&猫町ナイト
  • 【禁断の18禁読書会】猫町UG@名古屋 マルキ・ド サド著「ソドム百二十日」



きみがあらゆるものを恐れているのなら、この本を読みたまえ。
だが、その前に断っておきたいことがある。
きみが笑うのは、なにかを恐れている証拠だ。
一冊の本など、無力なものに見えるだろう。たしかにそうかもしれない。
だが、よくあることだが、きみが本の読み方を知らないとしたら? 
きみはほんとうに恐れる必要があるのか……? 
きみはひとりぼっちか? 
寒気がしているか? 
きみは知っているか、人間がどこまで「きみ自身」であるか? 
どこまで愚かであるか? 
そしてどこまで裸であるか?


   ジュルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」序文

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

名古屋猫町UG(アンダーグラウンド)の第二回はゲストに
女優・モデル・マルチパフォーマーの若林美保さんと官能小説家の大泉りかさんをお迎えして開催。

課題本は
 マルキ・ド サド著「ソドム百二十日

副読本はゲスト・大泉りかさんの「女流官能作家が教える 愛が深まる ライトSM

■参加条件 課題本の読了及びドレスコード遵守
※副読本の読了は任意ですが、課題本と併せて2冊読了されて参加の方は参加費500円ディスカウントさせて頂きます。

■ドレスコードは「仮面」

■会場:ヴェルベット アイスクリーム

◆タイムテーブル
15:30~ 受付開始
【第一部】
16:00~ 若林美保オープニングパフォーマンス
16:15~18:30 読書会
【第二部】
18:45~ 永遠嬢緊縛ショー、大泉りかトークショー、若林美保パフォーマンス、猫町ナイト

■参加費
第一部のみ参加 2500円
第一部のみ副読本も読了して参加 2000円
第二部のみ参加 3000円
第一部/第二部セット 5000円
第一部/第二部セット副読本も読了して参加 4500円
※ドリンク代500円別途必要(当日受付時にお支払いただきます。)

※このイベントは条例により18歳未満の方の入場はできません。当日入場の際に身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。撮影は禁止とさせていただきます。ご了承下さい。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

■前回 名古屋猫町UG 読書会の様子


※「猫町UGってどんな読書会なんだろう?」という方は是非こちらをチェックしてみてください。記者さんの体験レポートです。
・週刊エコノミスト(毎日新聞社)迎春合併号
禁断の「仮面読書会」に潜入 女性主導の恋愛論に発展
・月に吠える通信WEB
ドレスコードは仮面着用。アンダーグラウンドな読書会に参加してみた。
・Feti.Tokyo
智のいいなりになる悦び[前編] [後編]

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年11月27日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • ぜひ読んでほしい3冊―リバイバル読書会

11月は過去解題本からぜひ読んでほしい、また読み返してほしい3冊でリバイバル読書会を行います。

  東浩紀「弱いつながり 検索ワードを探す旅
  クレイトン・クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ
  楠木建「ストーリーとしての競争戦略

以上、3冊の中より1冊お選び下さい。
※お申し込み時のアンケート欄にてお選びください。

■参加条件:課題本の読了
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年10月18日(日) 
  • 第70回 東京文学サロン月曜会 尾崎翠 「第七官界彷徨」

夏の思い出がすっかり過ぎ去った
秋の気配が街全体を包んでいるかのような秋晴れの日曜日。
70回目の猫町倶楽部東京月曜会の定例会は、
いつも(といってもいいでしょう)の代官山 Chano-maで開催されました。

チャノマ


サポーター(ボランティア運営スタッフ)を中心に、
猫町倶楽部の運営は行われていますが、
今回で一部の東京月曜会のサポーターが退任となり、新しいサポーターに
そのバトンを渡す入れ替わりの回でもありました。

なので、定例会前のランチミーティングにはいつも以上に熱気があるような。。



また、読書会の議事進行をしていただく、
ファシリテーターの交流会も、読書会の前に行っています。



ファシリテーターの皆様も、すべてボランティアの参加者の方々です。
猫町倶楽部は、一人一人の参加者が主役となって、
素晴らしい読書空間と体験を創りあげる場所でもあります。

ファシリテーターをやることで、また違った見方で
読書会を楽しむことができるのです。


さあ、今日も準備ができました。受付のスタンバイもばっちり!

今回の課題本は尾崎翠『第七官界彷徨』です。
(ちなみにしおりはサポーターの手作りです)



独特の世界観と、少女漫画の源流とも言われる、知る人ぞ知る作品です。
尾崎翠の創りあげた世界観と、登場人物の感性をどのように解釈したのか?
第七官とはいったい何なのか? などなど、活発な議論がそれぞれのテーブルで繰り広げられました。



今回は大入りの120名の方に参加して頂いています!




月曜会といえば、ドレスコードも一つの楽しみでもあります。

今回のドレスコードは主人公・町子の赤い髪にちなんで、「赤」です。



ドレスコードでそれぞれのテーブルから選出されたベストドレッサーの皆様です!

皆様思い思いの解釈でドレスコードを楽しんでいらっしゃいますね。
まったくの初対面なのに、同じブランドの色違いの服を着てきたというミラクルもあったとか!




ベストドレッサーになるとこちらのしおりや
選出5回ごとに特製のノートがプレゼントされます。

しおりの裏にはベストドレッサーだけが読むことができる
素敵なメッセージが書かれているとかいないとか。。。



読書会が終わった後に今回は次回の旅行の告知などの
プレゼンが行われました。



ユーモアたっぷりのプレゼンに
参加者の笑いが起こることもしばしば。
プレゼン後はそのまま同じ会場で懇談会が行われます。



ほとんどの参加者の方が読書会に引き続き参加されますし、
何よりも共通の本を読んでいるということで、
初対面の方でも話題に困ることがないのです。





そして、次回の東京月曜会は、読書会一泊旅行
ゲストに小説家の海猫沢めろん先生をお招きします。

課題本は海猫沢めろん先生著作「全滅脳フューチャー!!!」または「愛についての感じ」のいずれか、またはその両方です。

一緒にバスで移動もして頂きますし、読書会にもご参加頂きます。
現役の小説家の方とその著作について直接お話しできること
なんてなかなかあることではないですし、
もしかしたら、個人的に仲良くなれちゃうかも??

初参加の方や参加歴が浅い方にこそ、ぜひ参加して頂きたいと思っておりますので、
ご参加をお待ちしています!

記:ぺけくん   写真:耳らっぱ、ひとみ

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年10月17日(土) 
  • 東京アウトプット勉強会 第78回 三枝匡著「戦略プロフェッショナル」

実は今回の定例会から6名の新サポーター(運営ボランティア)が仲間に加わりました。ですが、この街のハロウィンムードの中でただの新サポーター紹介だけの会にはしません。

実はハロウィングッズを用意して、参加者の皆さんをお迎えしました!



そして、懇親会でのゆるゆる席替えの案内もハロウィン仕様♪



ハロウィンで浮かれていると思いきや、そこはアウトプット勉強会です。
もちろん、緩急はしっかりつけていきます。
実は、新サポーターが集まるのはこれがはじめてなので、読書会の進行とサポーターの役割について打合せ中



もちろん、参加者の皆さんに読書会を満喫していただくために、ボランティアで読書会の進行役を引き受けていただいたファシリテーターの皆さんとの打合せも熱が入っています。
実はファシリテーターとサポーターとで事前に簡単な読書会のような場を持って、課題本のどの点を取上げたり、どういう風に話を進めれば参加者の皆さんが読書会を満足していただけるのかについての意見交換を毎回行っています。



そして読書会の始まりです。
最初のハロウィングッズですが、サポーターはもちろん、参加者の方にもつけていただいて、会場をハロウィンの雰囲気にするのに協力していただきました。





ハロウィンの仮装でにぎやかな雰囲気でしたが、読書会が始まると一転して、課題本の内容と参加したみなさんそれぞれの仕事の経験を織り交ぜての話等で、どのテーブルも熱い会話で盛り上がっていました。課題本の「戦略プロフェッショナル」は著者の三枝さんの実体験に基づいた小説仕立ての本なので、参加者の皆さんそれぞれに、共感させられる部分、考えさせられる部分が多々あり、聞いているだけでも面白かったし、私も思わずいろいろと話してしまいました。
私が参加した班では、うまくいってるところはコミュニケーションがしっかりしていてそれぞれ当事者意識を持っている、という話がとても印象的で、同じ一冊の本でいろんな立場の方の考えを聞けたのはとても有意義な時間でした。


そして読書会のクロージングではサポーター全員が集合しての新体制のご紹介。
これから半年、このメンバーで素晴らしい読書会になるようにしていくので皆さんよろしくお願いします。


読書会の終わりには恒例の課題本を持っての集合写真です。


そして、読書会の熱気も冷めやらぬまま寿司居酒屋に移っての懇親会
読書会の盛り上がりのまま、会話の弾む非常に楽しい懇親会でした。



こちらも懇親会恒例のサポ集合写真
今回のポーズはハロウィンということで猫耳(?)でした。


次回の東京アウトプット勉強会は11月21日(土)、カーネギー著「心を動かす話し方」です。
カーネギーは名作ばかりなので、間違いなく楽しい読書会になると思っています。

皆さんのご参加お待ちしております。

<文:You  写真:You、すぎゆり>

この記事が気に入ったらいいね!で最新情報をお届け♪



Twitterで東京アウトプット勉強会を……



!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?’http’:'https’;if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+’://platform.twitter.com/widgets.js’;fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, ‘script’, ‘twitter-wjs’);

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年11月23日(祝) 17:00 受付開始 17:30〜 21:00
  • 図書館を遊び尽くす新しい読書会「図書館deひとめぼれ」

114万冊の蔵書から面白本を発掘する新しい読書会!

延床面積12,567㎡、蔵書数114万冊を誇る豊田市中央図書館。図書館の魅力はなんといっても閲覧がフリー(無料)であること。「もし三省堂の、丸善の、ジュンク堂の本がみんな無料だったら?」皆さんはどのジャンルの棚から見に行きますか?更には図書館は新刊本だけでなく今や本屋には並んでいない本もカテゴリに分かれて、魅力的な情報が、分類、整理されています。

 このイベントでは、図書館で本を見つける楽しさを再発見します。巨大な図書館を縦横無尽に駆け巡り、制限時間内に「読んだこともないけれど面白そうな本」を発掘、その後チームに分かれて、ピックアップした本についてのプレゼン読書会。あなたの人生を変える素敵な本と人にきっと出会うことでしょう。お待ちしています!

読んだことがない本のプレゼンってどうやるの?と思った人はこちらをご覧下さい。→事前開催レポート

17:00 受付開始:6Fエレベーターホールまでお上がり下さい
17:30 オープニング
18:00 1回目選書タイム:制限時間20分で蔵書114万冊から「自己紹介の本」1冊選書
18:20 1回目読書会タイム:グループに分かれて本を使って自己紹介をします。
19:00 2回目選書タイム:「大切な人に贈りたい本」1冊+ひとめぼれ本1冊(自由選書)計2冊選書
19:45 2回目読書会タイム
21:00 終了~クロージング

21:30~ 懇親会 (23:00まで)※懇親会は締め切りました。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • P・F・ドラッカー著「ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる」

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年11月21日(土) 受付開始17:00 読書会17:30~20:00 懇親会20:30~
  • P・F・ドラッカー著「ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる」

11月定例会の課題本は

   P・F・ドラッカー著
    「ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる


■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • D.カーネギー著「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣」 る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年11月21日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • D.カーネギー著「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣」 る

11月の課題本は

 D.カーネギー著「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
参加を躊躇されている場合はまずmixiコミュニティに入会されることをオススメします。(入会申請には一言でかまいませんので必ずメッセージを添えてください。無言申請は承認しておりません。
※すでにmixiメンバーの方はお手数ですがmixiコミュニティーでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年10月3日(土) 
  • 関西文学サロン月曜会 第9回「カフカ短篇集」

秋晴れの京都、10月関西文学サロン月曜会の読書会が開催されました。
なんと今回は初参加13人を含む、36人が恵文社一乗寺店COTTAGEに大集合。

関西文学サロン月曜会では、課題本を恵文社と猫町倶楽部が交互に選書します。
10月は猫町倶楽部選書の「カフカ短篇集」(岩波文庫)です。

ということで、10月は初参加率がとても高かったので、初参加さんからの疑問、質問にお答えする形式で開催レポートをお届けしたいと思います。

16:30 受付開始
「会場の恵文社に到着しましたが、入るのにドキドキしちゃいます……。」

初めての参加は、少し緊張してしまいますよね。でもご心配なく。
まず入り口の受付で、お名前を教えてください。ここで名札(今日、呼んでほしいニックネーム)を書いていただき、今日のテーブルにご案内します。

読書会は6~8人のグループに分かれて進めていきますので、読書会の開始まで「どこから来ましたか?」なんて軽く自己紹介をしながら待ちます。わくわく。


 

17:00 読書会開始
「読書会では、何から話したら良いんだろう……?」

まず全体で本日のタイムテーブルなどを説明した後、各テーブルで読書会をスタートします。
各テーブルにはファリシテーターという司会役がいますので、まずはファシリテーターの進行に沿って、自己紹介や参加のきっかけなど順番にお話ししていきましょう。

 

17:15 自己紹介も終わり、そろそろ課題本の話を……
「むむっ、テーブルにお菓子が?!」

ここで関西月曜会の本領発揮!! 本日のお菓子のご紹介です。
毎月、季節や課題本にあわせてセレクトしています。

え~、写真の手前に見えますのは~、永楽屋のおひがし「ハロウィン」でございます。ほろっと崩れる和三盆糖の優しい甘さにほっこり。
奥に見えますのは~、京都北山マールブランシュの「京サブレ秋の収穫祭」。今日は秋限定「カボチャ×ホワイトチョコレート」味と「栗×ミルクチョコレート」味です。ハロウィンなので紫のコウモリも飛んじゃいます。

いやぁ、秋ですね。おいしいお菓子で緊張もほぐれて、会話も進みます。


 

18:00 さあ読書会も中盤。盛り上がってまいりました。
「読書会ではみんなどんなお話をしているのですか?」


それでは、テーブルをちょっとのぞいてみましょう。

カフカ、難しかったですね~。(一同無言でうなずく)

 

社会主義的な時代背景が、大きな影響を与えていると思う。
反社会主義的な主張を比喩的に表現していたのではないか?

 

『喩えについて』
最後の「喩えのなかでは負けている(233ページ)」ってどういう意味だと思う?

 

暗い印象だったカフカでなぜか大爆笑のテーブルも!!

 

参加者には「もう、カフカが好きで好きで。」という方から、
「カフカは初めて読みました、、、、あっ、そういえば『変身』は読んだことあります!」という方も。
もちろん課題本イコール愛読書の読書会も楽しいですが、普段は読まない作家やジャンルの本に挑戦して、新たな発見をするのも読書会の魅力です。

 

18:40 ベストドレッサー発表
「で、ドレスコード、、、、、何を着ていけばいい?」

そう、月曜会には読書会を盛り上げる遊びとしてドレスコードが設定されています。
今回のドレスコードはカフカにちなんで「変身」でした。

ハロウィンらしくかわいい悪魔になった人、学生時代にタイムスリップした人、はたまた「夏から秋への『変身』の訪れです」と色づきかけた紅葉をしおりの代わりに挟んできた人など、思い思いの解釈でドレスコードを表現しています。
各テーブルのベストドレッサーの皆さんで記念撮影。


 

19:00 懇親会の始まりです!!
「懇親会って、なんですか?」

読書会が終わったら、ご飯を食べながらカジュアルな雰囲気で懇親会が行われます。
好きな作家や本の話題はもちろん、カフカの生まれ故郷チェコの話に、京都のおすすめ穴場スポット、「最近、なにか運動してますか??」なんていう情報交換まで、読書会とはひとあじ違った交流が楽しめるのも猫町倶楽部の魅力です。

今日のケータリングは、月曜会ではお馴染みの食堂スーフルさん。
ハロウィンなフィレオフィッシュバーガーに、フライドチキンと万願寺唐辛子、ゴーストが飛び交うサラダとパンプキンスープ。おいしい料理に会話も弾みます。


 

20:45 懇親会終了です。
「お疲れさまでした~。あ~あ、楽しかった。」

さてさて、話は尽きませんが、約4時間に及ぶ読書会と懇親会の終了です。
4時間なんて長そうだな、と思ってしまいますが、本当にあっという間なんです。

最後にどどーんと集合写真。
初参加のハードルは高く見えるかもしれませんが、その先にはきっと楽しい世界が待っているはず。

それでは、みなさん、恵文社でお会いしましょう!!

 

さて、11月の月曜会はちょっとお休み。

関西ではビジネス書の読書会であるアウトプット勉強会も開催しています。
次回の課題本は2015年10月24日(土)三枝匡著「 V字回復の経営―2年で会社を変えられますか」です。
文学とビジネス、たまにはいつもと違うジャンルの本を読んでみるのも楽しいかも?!

記:あいこ  写真: Shige、ひろ

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年11月21日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:30~20:30
  • 【福岡で初開催!】ドストエフスキー「罪と罰」【ブックオカ2015】

福岡の本のお祭り「ブックオカ2015」に猫町倶楽部が参加!
福岡での猫町倶楽部開催は今回が初めてです!

懇親会にはロシア文学者の亀山郁夫さんと光文社古典新訳文庫の駒井編集長が参加されます。
お二人のお話を聞くことのできる絶好の機会です。
是非とも懇親会までご参加ください!(懇親会費2500円)

課題本は猫町倶楽部ではお馴染みの亀山郁夫さん訳のドストエフスキー
   「罪と罰1」(光文社古典新訳文庫)
   「罪と罰2」(光文社古典新訳文庫)
   「罪と罰3」(光文社古典新訳文庫)


■参加条件:課題図書1巻~3巻の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

協賛 株式会社 光文社

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年9月26日(土) 
  • 【関西】第65回クリステンセン著『イノベーションのDNA』

今回の関西アウトプット勉強会は、課題本はクレイトン・クリステンセン他著「イノベーションのDNA」です。

ちなみに今回よりサポーターが交代して第五期になっております。
フレッシュな新サポーターの司会・ももずさんより会の進行の説明があり、そして本会代表のタツヤさんより一言本について紹介です。


今回も総勢読書会34名・懇親会29名のみなさまにお越しいただきました。
まずは参加者の様子を知っていただきたたく皆様の集合写真です!!


各チーム、真剣な表情です。

難しい本でもみんなで読めば理解も深まるし、考えもどんどん発展していく。
それが、読書会の良さです。
理解できないこと、人の意見が聞きたいと思うこと、そういうところがあればすぐに周りに尋ねることができます。

ちなみに今回の読書会では
・「関連づける力」「質問力」「観察力」「ネットワーク力」「実験力」のイノベーターの5つの力について
・特に質問力やネットワーク力っが上記でも大事なんでは??
・「発見力を磨く」をトレーニングをしてみよう!
・そもそもイノベーターとはバカになりバランスを欠かないとなれない(by主宰タツヤさん)
などなどの意見が出ていたようです。


参加者全員が全力で読了してくる課題本から始まって、深い思いに触れること。
そして思いをシェアできる仲間に出会えること。
それが猫町倶楽部の醍醐味なんだと思います。

そしてここから第二の本番の懇親会
読書会では語れなかったこともここで改めて語ることができ一層交友を深めることができます。(レポートを書いているワタクシはここからがさらなるの本番だと思っています。)

最初は定例会のチームでお話ししますが一時間後に席替えをします
その席替えですが共通の趣味や、話題による「ゆるゆる席替え」がおこなわれます。
定番の「酒」はもちろん設置していますが
今回はその他に「懐かしのサブカル」・「もしも生まれ変わったら〜?」などが盛り上がっていました!!


【最後に少しだけ会の説明を!】

今回より第五期サポーターにて運営させていただきます。少しでも参加者の方々と仲良く楽しく今後運営していきたいですので簡単に全員の紹介を!!(9/29現在)

のんこ:前期からの継続してサポーターをしています。とにかくお酒大好きです。グルメも任せてください!!そしてなによりおしゃれな美人リーダーでございます。
みぞえもん:東京でもサポーターをしていた猫町大好き人間です。お酒と野球が生きがいです。サブリーダーでございます!
まきしむ:なんとこれで三回目のサポーターです!まさに関西猫町倶楽部の生き字引!!昔から参加している方も安心して参加してくださいませ。
いそ:スーパーファシリが一年ぶりにサポーター復帰いたしました!説明不要な様々な意味でステキ女子です♪
ももず:今回初めてと思えないぐらいステキに司会をしていましたサポーターです。ご存知参加歴は結構長いです!!
タクミ:クールっぽいですが実は話すと人一倍楽しく話せるサポーターです。次回以降参加予定です。
しば:人の話をしっかり聞ける芯のしっかりしたサポーターです。有数の癒し系でもあります。
のり:サポーターでは珍しくかなりのマッチョ系です。一目でわかる明るくナイスガイです!!
グレープフルーツ:リケジョ的な冷静かつそれでいて癒し系な珍しきバランスをお持ちの性格なステキな女子です。

最後になりますが関西アウトプット勉強会並びに関西月曜会を今後ともよろしくお願いいたします!
※猫町倶楽部関西アウトプット勉強会は、各種ソーシャルメディアでも情報発信をしています。
・関西アウトプット勉強会mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?from=home_joined_community&id=4791644
・猫町倶楽部-関西猫町倶楽部課外活動(@Facebook)
https://www.facebook.com/groups/oyomiyasu/

次回の関西アウトプット勉強会は2015年10月24日(土)
三枝匡著 「 V字回復の経営―2年で会社を変えられますか」 (日経ビジネス人文庫) です!!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/26107
(文:みぞえもん 写真:いそ・グレープフルーツ)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年9月19日(土) 
  • 【東京】第77回 クリステンセン著「イノベーションのDNA」

このところ雨ばかりで憂鬱でしたが久しぶりの晴天!気持ち良い秋晴れの9月の土曜日、六本木ミッドタウンにて、第77回東京アウトプット勉強会が開催されました。65名の方にご参加いただいた今回の課題本は、クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのDNA」です。


 運営スタッフは皆さんより少し早めに会場入りし、準備を進めています。こちらは今回初めて行う企画の説明をしている様子です。今回の課題本は新しいことを始めるのにふさわしいですね。






 読書会の進行役を担うファシリテーターの皆さんも読書会開始前に集まっていただき、当日の話題や気になったトピックスなどの意見交換の場を設けています。ファシリテーターが初めての方も、この場で先輩ファシリテーターにアドバイスをもらえるので、安心です。




 司会のアナウンスにより、いよいよ読書会開始となります。読書会は7−8名ごとのグループに分かれファシリテーターの進行の下、課題本について話し合います。






 各テーブルではさっそく「イノベーションとは」について、お話が盛り上がっています。お仕事の内容に関する話題が中心でしょうか。話す方も聞く方も熱が入っています。




 今回の課題本では「発見力」という言葉がキーワードとなっていました。例えば、コンサルタント業界の方は常に顧客へ質問を繰り返し最善の解を見出していくことが仕事そのものだそうで、「発見力」は非常に重要だとおっしゃっていました。
 一方で、デザイン業界の方からは、ある商品が、なぜそのデザインに至ったのかという文脈が大事だというお話を伺います。商業だからこそ哲学が重要なんですね。芸術性だけでは計れないのが深いですね。
 皆の生活に馴染みの深い医療や郵政関連の分野では、イノベーションを起こすのは難しいという認識も。それでも、少しでも日々の仕事を良くしようという熱意が感じられてなんだか嬉しくなりました。様々な業種の方のお仕事の話を聞けるのも読書会の醍醐味の一つですね。

 読書会へはみなさんに課題本をお持ちいただいています。とある参加者の方は出張が多いので電子書籍は購入・持ち運びに便利だとお話しされていました。なるほどですね。




 今回は新しい試みで、皆さんに「実行宣言」をしていただきました。読書会を通じて得た学びをどう日常に落とし込んでいくか、各自が付箋に記入していきます。グループごとにベスト実行宣言を選出して皆の前で紹介するのですが。。。ボツワナ?卵を産む?診察券?世界はどうやらイノベーションに満ちていそうです!






 読書会はいったん終了で、告知の時間です。猫町倶楽部にはアウトプット勉強会の他にも文学、映画、芸術に関する様々な定例会があります。どれに参加しようか目移りします。次回の定例会の課題本、三枝匡著「戦略プロフェッショナル」のご案内も。非常に評価の高い本なので来月も楽しみですね。






最後に皆で集合写真。課題本を手にハイチーズ!




 さて、徒歩五分の居酒屋さんに場所を移して、恒例の懇親会の時間です。先ほどは真剣な表情で話し合っていた皆さんも、少しお酒が入ってだいぶリラックスした表情ですね。



 途中で席替えを行い、各テーマに分かれてトークに花が咲きます。秋の味覚や最近読んだ本、ディズニーなどなど。ここから話が盛り上がって皆で出かける企画が生まれたりするんですよ。




名残惜しいですが、今回はこれにてお開きとなりました。今回も無事に開催できてよかった!
(一部の参加者の方々は三次会、四次会まで飲み明かしたようです)

 次回、10月の定例会からは新しい運営スタッフも加わり、アウトプット勉強会はますます盛り上がっています。皆様、奮ってご参加くださいね。


※猫町倶楽部東京アウトプット勉強会は、各種ソーシャルメディアでも情報発信をしています。イベントの募集開始の告知やウェブサイトだけではお伝えできない様々な情報をお届けしていますので、よろしければ「いいね!」や「フォロー」をお願いします。

東京アウトプット勉強会mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?from=home_joined_community&id=3928594
東京アウトプット勉強会facebookページ
http://www.facebook.com/nekomachi.tokyo.op
東京アウトプット勉強会Twitter
http://http://twitter.com/tokyo_op
ご参加の方の感想ツイートまとめ
http://http://togetter.com/li/879390

<文:あかね  写真:もこ、zawa>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年9月12日(土) 読書会・ゲスト講演会13:00~18:00 懇親会18:00~21:00
  • ゲスト白河桃子×川崎貴子「これからの女と男の話をしよう」

9月12日、猫町倶楽部特別イベント「これからの女と男の話をしよう」と題して、結婚や恋愛、これからの男女の生き方について語り合う読書会&トークショーが開催されました。



今回の課題本は、ゲストでもある白河桃子さんの「専業主婦になりたい女たち」と
川崎貴子さんの「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる」の二冊です。



会場は名古屋伏見の「ア・レストランジュ・コウベカン」。レストランウエディングや結婚式の二次会にも人気のお店です。ヨーロピアン調で落ちついた雰囲気の会場です。





受付開始前に、今回の特別イベントサポーターズが着々と準備しています。







今回のお菓子のひとつ「ハッピーターン」。課題本「愛は技術 女は何度でも幸せになれる」からきています。(このお菓子のネーミングも「幸せは広がって、またかえってくる」とのこと!)今日の会場がHappyで満ちますように!
とのサポーターの願いも込めて。



ファシリミーティングでは、各テーブルのファシリテーターさんに、今回のイベントの流れを説明しています。(猫町倶楽部の読書会では毎回ファシリテーターの進行のもと、読書会をおこなっています。グループの参加者一人ひとりが、楽しく、落ち着いて発言できるような雰囲気を作り出したり、バランスよく発言を促したり、時間を管理したりしつつ、読書会を楽しく、有意義なものにするために欠かせないボランティアの参加者です。)



今回は、婚活パーティを意識した読書会ですが、結婚したい人・恋愛したい人に限らず、いつか結婚したい人、できないのではないかと不安な人・結婚なんてしたくない人、わけありの人、みんな集まれっ!てことで、参加者はなんと110名!たくさんの方にご参加いただきました。







今回の名札は、婚活パーティっぽくナンバリングと、参加者の皆さんにフローチャート診断を行ってもらい、名札に色分けのシールを貼ってもらいました。
例えば、今パートナーがいて幸せな人シールや、相手を急募している人シールなど…



そして、イベントの最中も状況(気持ち)が変わったら、張り替えることが自由なシステムです。
「ゲストのお話を聴いたらすぐにでも結婚したくなった」とか、「すごく素敵な人がいたから何とかしたい!(笑)」逆に「結婚したいと思っていたけど、そうじゃなくてもよいかな…」など任意で意思表示してもらいました。

今回は「恋多き男&女」で思い浮かぶ著名人がテーブル名になっていて、「矢口真里」テーブルや「森重久彌」テーブルといった恋多き13名に見守られながらの話し合いをしてもらいました。

さて、代表のタツヤさんの挨拶から、第1部スタートです。



そして『butterfly』の音楽でゲストのおふたりの登場です。
シャボン玉が舞うなか、参加の皆さんの拍手とともに登場していただきました。






課題本の著者、白河さん、川崎さんにも、各テーブルをまわっていただき読書会にも参加していただきました。参加者から質問を受けたり、テーブルの議論に加わってもらったり、皆さんと交流していただきました。











課題本別の読書会、第1ラウンド終了後、トークショーが始まりました。前半の読書会時間に各テーブルから集めた質問&相談を織り交ぜながら、ゲストのおふたりにお話しいただきました。









白河さんからは、おもに女性の働き方についてのお話中心に、川崎さんからは、経営者の視点からやご自身の経験談を絡めながら、女と男の生き方についてお話しいただきました。
白河さんが、いろんな事例を紹介されながらお話しされれば、女子が深くうなずき、悩み相談では、川崎さんの的確な回答に女性陣から大きな拍手が起きました。やさしく包み込む白河さんと、頼れるおねえさんの川崎さん!本当に課題本を読了した印象そのままの、とても素敵なおふたりのお話でした。

トークショー後は、参加メンバーをオールシャッフルして、2ラウンド目の読書会です。ゲストのトークショーを聞いてどう思ったのか?1回目の読書会テーブルで盛り上がった話や、疑問に感じたことなど、理想のパートナーシップや人生で大切にしたいことなどを、各テーブルで話してもらいました。









読書会終了後は、ベストドレッサーの発表です!今回のドレスコードは「お見合いファッション」です。各テーブルから選ばれたベストドレッサーの方に思い思いのお見合いファッションを披露してもらいました。



こちらの方は、スリーピースが素敵ですねぇ。



こちらの方は、裏地にもこだわったオーダーメイドのスーツとのこと。男性陣は、スーツでビシッとキメたり、ジャケット着用したり、女性はかわいらしく華やかな服装の方がたくさんみえました。



さて、読書会終了後、懇親会に参加される皆さんとちょっとしたゲームをしました。
手をつないで輪になってもらい、男性の輪と女性の輪で会場をぐるりと囲みました。
「30秒褒め殺しタイム」と名付けて、参加者全員との交流タイムです。
男女がそれぞれ二重の輪になって30秒ごとにひとりずつ回転して、お互いを褒め合ってもらいました!








一周すれば、すべての異性とわずかな時間ですが、言葉を交わせる仕組みです。
30秒があっという間だったり、初めての人とお話しするのは、どきどきしたり…。会場は熱気に包まれました。





このあと5階に移動して、星空がみえるガラス張りのロマンチックな会場で懇親会スタートです。



褒めまくり時間のあとで、みなさん喉がカラカラだったはず…。楽しんだ方も、苦手だけど、がんばって参加いただいた方も、ありがとうございました!
ゲストの白河さん、川崎さんもご一緒に、みなさんで『乾杯―――!』





中二階バルコニー席から、見守るゲストのおふたりと主宰のタツヤさん。



みなさん、にこにこ楽しそうですねー!







赤いシールは「今、幸せです♡」のシール!幸せアピールですねぇ♪(ヒューヒュー)



懇親会では参加の皆さんも、白河さん川崎さんを囲んでお話したり、質問したり楽しく語り合います。









今回、懇親会では、猫町倶楽部で、はじめての試みだと思いますが、カップリングをしました。
トークショーで白河さんが「今日、運命の相手と出会うのは難しい。一緒にお茶したい人を探して!」とお話しくださったので、サポーターも「お茶してみたいなという異性の番号を書いてね」とお声掛けしました。
結果は…なんと10組のカップルが誕生しました!!







成立したカップルには、「ご祝儀・仮」として、将来今回のカップルがめでたくご結婚されたときに、猫町倶楽部の読書会が1回無料になるのをプレゼント!





今回、カップリングにはならなかったけど、たくさんの方がお茶してみたいなという相手を書いてくだいました。ぜひ気軽にお茶しに行ってくださいね!
はじめて猫町倶楽部に参加してくださった方も、ゲームに付き合ってくださってありがとうございました。「楽しかったから、読書会にまた参加したい!」と思っていただけたら、ぜひご参加くださいね。続けて参加すると顔見知りもできて、もっと楽しくなりますよ。

















今回は懇親会まで参加すると8時間という大イベントでした。
『婚活』というキーワードや一歩踏み込んだ企画は、参加者の方に受け入れられるかどうか不安もありましたが、多くの方に楽しんでもらえたようです。参加したことで何か新たな発見があったり、新しい人との出会いで刺激を受けたり、そんな時間があったのなら幸いです。



愛が人生を実りあるものにすると信じている人も、結婚の現実をシビアに考える人も、参加してくださった皆さんが、今回のイベントで感じたことをこれからの力にして、それぞれご自身が思う幸せに向かって、一歩踏み出せますように!!



また、当日の盛り上がりの様子はこちらも見てみて下さい!→これからの女と男の話をしようtogetter
(文責:ちかお  写真:ます@、okko )

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年9月5日(土曜日) 
  • 関西文学サロン月曜会、第8回、福永信『一一一一一』

関西文学サロン月曜会も8回目を迎えました。

 

前回は梅小路公園で華やかに行われましたが、今回はいつもの恵文社一乗寺店のCottageに戻っての開催です。



恵文社さんは独特なたたずまいを見せるステキな本屋さんです。わざわざ店内の様子などを見に遠くからの観光客も足を運ぶほど。

 

 

関西文学サロン月曜会では、課題本を恵文社と猫町倶楽部が交互に選書することになっています。今回は恵文社さんの選んだ一冊。福永信の『一一一一一』。あれ?と思われる方もいるでしょうが、決してタイプミスではありません。



名前のない二人の人物が登場し、片方が一方的にしゃべり続け、もう片方はただ相槌をうっているだけというユニークな文章が続く、実験的な文体の短編集です。装丁がとても凝っているのも特徴的で、それをお見せしきれないのが残念なほどです。

 

恵文社さんの担当者の話によると、作者の福永信さんは京都出身であり、恵文社さんとも縁の深い方で、そんな彼の作品の中でもタイトルのインパクトが強く、読み直すたびに発見のある面白い本だから選んだとのことでした。

 

そんなムズカシイ本を読んできているのだから、どんな凄い人ばかりが集まっているのだろう?と思った方もいるかもしれませんが。どうかご心配なく。参加者たちの職業や年齢も様々ですし、学問としての文学の専門家はほとんどいません。毎回初参加の方も多数来られます。色んな立場の方の感想が聞けるのが、何よりもこの読書会の醍醐味なのです。

 

大切なルールは一つ。それは「相手の意見を否定しない」こと。この読書会は議論する場でもディベートをする場でもありません。課題本の読み方に正解を求める集まりではないのです。だからこそ、奇想天外な意見も飛び出す熱いトークが繰り広げられるのです。



そんな熱いトークの合間にはお茶を飲みたくなりますね。今回はいつものドリンクに加えて、『一保堂茶舗』さんのグリーンティーをご用意させていただきました。

 

さて、いよいよ読書会のスタートです。テーブルごとで簡単な自己紹介から始まって、感想や意見が交わされていきます。

 

今回は実験小説であるがゆえに色々と想像をめぐらせる部分が多く、多様な感想・解釈が飛び交う非常に白熱したトークになりました。



「文中に『うがいして』や『はい、次の人』なんて台詞もあるから、一方的にしゃべっているほうの人物は歯医者さんで、相槌をうっているだけの人物はその患者なのではないか?」



「本の帯に登場人物一覧があるけど、これが一種の読書ガイドの役割を果たしている気がする。他にも、この本独特の凝った装丁を生かした“しかけ”がたくさんあるのではないか?そんなことを意識しながら読み直してみたい。」



「伏線が回収されているようなされていないようなというモヤモヤした感じがある話ばかりだけど、それがかえって面白い。」



関西文学サロン月曜会では、毎回「ドレスコード」というのがあります。そしてそのドレスコードにあわせた思い思いの衣装の中から、各テーブルでもっとも評判のよかった方がベストドレッサーとして選ばれます。今回のドレスコードは「ストライプ」。4名の方がベストドレッサーに選ばれました。



実は右端の男性は靴下までもがストライプでした。

 

毎回、ベストドレッサー発表のときにはBGMを用意させてもらっています。今回のBGMは、ドレスコードの「ストライプ」にあわせまして、The White Stripesの“Seven Nation Army”でした。

 

今回もお茶請けに『京菓子』をご用意させていただきました。今回の課題本のタイトルは『一一一一一』。それにあわせて漢数字の「一」をイメージしたお菓子を取り揃えました。



まずは京都の老舗和菓子屋の『千本玉寿軒』さんと、手紙まわりのオリジナル文具を扱うお店『裏具』さんとのコラボ企画として開発されたお菓子「日月菓」。材料は“さぬき和三盆糖”だけというシンプルなもの。上質な砂糖の香りが口一杯に広がるとても上品な味わいのお菓子です。



そして『あめんぼ堂』さんの「かりんとう」です。味はしょうが・七味・黒コショウの3種類。ピリッとした大人の味わいはお茶請けにぴったりです。

 

読書会を終えたあとは懇親会です。関西文学サロン月曜会では会場を変えずに、その場で懇親会に突入します。今回もお食事を用意してくださったのは、『スーフル食堂』さん。もちろん料理のテーマは「ストライプ」。



ご飯もストライプ。



サラダもストライプ。



見ているだけでも楽しい盛り付けですね。もちろん味の方も折り紙つきです。是非、懇親会にもご参加ください。



多彩な方々が集まるこの読書会。懇親会でも多様な趣味の話などで大盛り上がりになります。



最後に課題本片手に参加者全員集まって記念の一枚。

 

次回は10月3日に行われます。課題本は猫町倶楽部の選書で『カフカ短編集』(岩波文庫)です。

 

稲穂も垂れる時期の京都で、読書の秋を満喫しませんか?是非、恵文社一乗寺店に足を運んでみてください。

(記:レンゾウ  写真:ほずみ、ともこ)

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】著者イベント・関西アウトプット勉強会 植島啓司「きみと地球を幸せにする方法」

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年8月29日(土曜日) 受付開始14:20 読書会&講演会14:50~18:30 懇親会18:40~
  • 【動画付】著者イベント・関西アウトプット勉強会 植島啓司「きみと地球を幸せにする方法」

第64回関西アウトプット勉強会は、ゲストに課題本の著者、宗教人類学者の植島啓司先生をお招きして開催されました。

「なぜ、たっぷりと食べた客のように、人生から立ち去らないのか」
今回の課題本「きみと地球を幸せにする方法」に引用されていた、古代ローマのルクレティウスの言葉です。-いったい人はどうすれば幸せになれるのか」-この難しく、そして人生にとって大切なテーマについて、著者とともに考える読書会です。



会場は大阪、本町のイタリアンレストランDECOさん。関西では久々となる著者をお迎えしてのイベントであり、いつもより多い50名近くの方が参加されました。内容も普段の読書会とは異なり、植島さんの講演会を含んだ3部構成のイベントです。



代表のタツヤさんの挨拶に続き、読書会がスタートです。



読書会は各テーブルのファシリテーターによるガイドで進行します。簡単な自己紹介から始まり、課題本についての感想を語り合います。今回の課題本は個人の人生観やものの考え方によって共感の度合いや受け取り方が異なり、ビジネス書を取り上げる回とはまた違ったおもしろみのある読書会となりました。



課題本の著者、植島先生には読書会中、各テーブルを巡回していただきました。
参加者の質問に答えていただいたり、テーブルの議論に加わってもらったりと、参加者と直接交流していただきました。著者本人に本の内容について質問できるなんて、とても貴重な体験ですよね。参加者は少し緊張しながらも、豊潤な時間を過ごしていたようです。





ここでもう一人のゲスト登場。「すべてはモテるためである」などの著作があるAV監督の二村ヒトシさんが関西猫町倶楽部に遊びに来てくれました。二村さんにも各テーブルを回っていただき、課題本について独自の視点や見解を提供してくれました。



年代もバックグラウンドも異なる参加者が、月に一度、同じ課題本を読んで集まる。一人で課題本を読んでいるときには気づかなかったこと、自分とは違った読み方、同じ文章なのに人により異なる解釈。本の内容やそこから広がる人生観や価値観について、会社でも、家族でもない、「第3のコミュニティ」である猫町倶楽部の読書会だからこそ、参加者は素直にそして大胆に語ることができるのではないでしょうか。この「第3のコミュニティが心のバランスをもたらす効用」については、この後の講演会で植島先生も触れておられました。

読書会の後は、質疑応答を交えて植島先生の講演会です。
前半は課題本に触れながら、課題本の背景にある思想や、エピソード、取材での体験談などについてお話いただきました。



講演会後半では「人との出会い」「旅」「倫理と官能」などのテーマについて、二村さんとの軽妙なトークセッション。最後は参加者との質疑応答の時間をとっていただきました。



講演会の中のお話に「人の幸福感は、出会った人の数に比例する」というある研究からの引用がありました。読書会には毎回初参加の方がいらっしゃいます。読書会への参加のルールはただ一つ、「課題本を読了していること」。みなさんの参加をお待ちしています。ぜひたくさんの方とお会いできることを楽しみにしております。



そしてタツヤさんの乾杯の挨拶で始まった懇親会。



植島先生、二村さんとともに語らう楽しい時間となりました。二村さんが「猫町の本番はここから」とおっしゃっていましたが、読書会に参加されるのであれば、ぜひ懇親会にも参加されることをおすすめします。



読書会本編とは違った語らいや、猫町倶楽部課外活動のお誘いなど、猫町倶楽部のもう一つの魅力的な時間です。普段のアウトプット勉強会では、共通の趣味や、話題による「ゆるゆる席替え」がおこなわれます。



関西アウトプット勉強会は毎回多数の参加者に来ていただき、このような著者を招いたゲストイベントを開催できるまでに盛り上がりを見せています。2014年8月、東浩紀著「弱いつながり 検索ワードを探す旅」からスタートとなったわたしたち第4期サポーターは、今回の定例会をもって任期終了となります。1年1ヶ月という濃密で幸せな「旅」でした。第4期サポーターの任期終了とともに、いままで会をひっぱて来てくれた偉大なリーダーが卒業を迎えることになりました。



懇親会のなかで、少しお時間を拝借し、セレモニーを行いました。



関西猫町倶楽部には、課題本にある心の持ち方「贈与する人々」「シェアする人々」「共感する人々」「歓待する人々」を体現する人たちがいて、幸せな時間を共有しています。次回からは第5期サポーターによる運営となります。関西アウトプット勉強会がますます盛り上がり、これからも参加者に喜んでもらえるような会であり続けることをわたしたち第4期サポーターは願ってやみません。参加者をはじめ、運営に協力してくださった皆さん、ありがとうございました。



次回の関西アウトプット勉強会は、 2015年9月26日(土) 「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」受付開始17:00 読書会17:30~20:00 懇親会20:30~です。みなさんのご参加をお待ちしております。

記:すっぱまん  写真:マガリ、ねむこ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年8月23日(日) 
  • 【動画付】東京文学サロン月曜会 浴衣読書会 夏目漱石『それから』

 2015年8月23日の日曜日、第68回東京文学サロン月曜会が開催されました。場所は南青山にある根津美術館、今回は年に一度の『浴衣読書会』です。
 勿論ドレスコードは全員『浴衣』で課題本は夏目漱石の『それから』です。





早速、会場入りされた方はお庭を散策したり・・・



カフェでお食事したり・・・



美術品を鑑賞したりと楽しんで頂きました。

さて、14時からいよいよ読書会開始







読書会は6〜8人のグループに分かれて感想を語りあいます。親の脛をかじって生活をする主人公の代助、そして親友の平岡について等、様々な意見が交わされていました。

自分の事は棚に上げ、代助や平岡の批判を続ける男性陣達。「お前が言うな!」という女性陣の心の声・・・では無く、生の声が聞こえていたような・・・。




そして毎回恒例のベストドレッサー賞の選出



ベストドレッサーに選ばれた人達が、服装のポイントについて発表していきます。







今回、ベストドレッサーに選ばれた方々です。おめでとうございます!



そして読書会の最後は記念撮影を行い、2次会会場へと移動しました。



2次会は表参道駅周辺の『プロント』で





読書会で打ち解けた後なら、初参加の方達も大いに楽しめます。勿論、常連になればもっと楽しめますよ。



ってな感じで、無事『浴衣読書会』は終了致しました。

次回の課題本は『ボヴァリー夫人』で9/20(日)に行います。

皆様のご参加を心よりお待ちしております!




記:バベルの塔の狸   写真:もののふ、ogi ogi










開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】東京アウトプット勉強会 第76回 男の生き方・女の生き方大激論!ゲスト:湯山玲子

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年8月22日(土) 
  • 【動画付】東京アウトプット勉強会 第76回 男の生き方・女の生き方大激論!ゲスト:湯山玲子

今回はいつもの定例会と違った特別イベントということで、サポーター(運営ボランティア)のみんなで入念に準備をしました。写真はひと月前にサポーターの皆で会場を下見したときの様子です。
これ以外にも、参加者の皆さんに楽しんでもらえるようにいろいろと企画を準備しました。



さて、読書会当日!
実は東京アウトプット勉強会では、月曜会の浴衣会と日程を間違えたフリして浴衣を着て来るというネタ的なことを毎年数名でやっています。
今回の誘導・受付担当のサポーターです。浴衣、風流で良いですよね!





さて、肝心の読書会ですが、
今回の読書会はゲストに著者の湯山玲子さんをお迎えしての開催です。
湯山さんと猫町倶楽部代表タツヤさんのツーショット!!



課題本はいつもと違って、男性側は「男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋」、女性側は「文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!~ 」男女で別々でした。
なので、読書会前に行われる、ボランティアで読書会の進行役の「ファシリテーター」を引き受けて頂いた皆さんとの打合せも真剣そのもの?



そして、参加者の皆さんには受付でトランプを引いてもらいました。
さて、このトランプは何に使うのでしょうね?



実は、今回は三部構成の読書会でした。
第一部の読書会は男女別々の班での話し合いです。




湯山さんにも各テーブルに回ってもらい、話し合いに参加していただきました。
そして、第二部・第三部では、席替えをして男女が混ざっての話し合いです。受付で引いてもらったトランプはここで登場します。実は席替えに使いました。
そして第三部では各テーブルの進行役のファシリテーターはなんと王様ゲームで決めました!




赤い印がある串を引いた人がファシリテーター!



今回の読書会、男女別テーブルや席替え等いつも違ったことをやったのですが、女子会トークみたいで楽しかった!や、前のテーブルではこういう話がでたよー、というのがとても良かったと参加者の皆さんには大好評でした。
肝心の話し合いも、
「ここに書いてある、にわか文科系女子を男はかわいいと思うの?」
「恋愛がこれからなくなるって言ってるけど、人生で誰も愛さないっていうのは悲しい。」
等、普段は話せない男性論・女性論や恋愛についての話でどのテーブルも大盛り上がり。
参加者の皆さんも、湯山さんにこれからの男性・女性や恋愛について熱心に質問をしていました。



男女別、席替え、王様ゲームと盛りだくさんの読書会でしたが、今回は特別イベント、これで終わらないです!ここからは湯山さんの講演会。講演会には、なんと!特別ゲストで、音楽評論家の大谷能生さんとAV監督の二村ヒトシさんにも加わっていただきました!



講演会は湯山さんがブレーン・構成として関わっている「メンズ温泉」というTV番組の話題からスタート。「メンズ温泉」とは男性が温泉に入っている様子を映す、要は女性向け男性グラビア番組だそうです。「メンズ温泉」から始まった講演は、女性の男性に対する視線の多様化やエロスの教養の低下、そして今後の結婚がどうなるか等、非常に幅広い内容になったのですが、三人のエッジの利いた軽妙なトークで、時間が過ぎるのも忘れるとても楽しい講演会でした。



そして読書会後は恒例の課題本を持っての集合写真


今回の読書会、まだまだ、終わりません!実は、読書会後の懇親会も盛りだくさんです!! なんと! 懇親会のスタートは歌舞伎町のホストのお二人のコールでのシャンパンタワー!!







また、懇親会では湯山さんを囲んでのお悩み相談の席も設けさせていただきました。満員御礼で、皆さん真剣に湯山さんのお話を聞いていました。(入れなかった方、ごめんなさい!)




そして懇親会に参加していただいた皆さんでお名前ビンゴ!



景品は湯山さんの爆音クラシックや次回定例会の課題本や、シャンパンコールをしていただいたホストの方のホストクラブの招待券等、どれも魅力的なものばかりでした!

最後に恒例のサポーター集合写真!


<文:You、写真:あみ、もこ>

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年8月8日(土) 
  • 必見!!【動画付】名古屋月曜会 浴衣読書会 @白鳥庭園 夏目漱石「草枕」

毎年恒例の浴衣読書会、今年も昨年と同じ名古屋市熱田区にある白鳥庭園内の茶室、清羽亭で行われました。白鳥庭園は全体を中部地方の地形をモチーフにした「水の物語」がテーマの池泉回遊式日本庭園です。その中にある清羽亭は本格的な数寄屋建築。外観は白鳥を舞い降りる姿をイメージしているそうです。
今回の課題本は夏目漱石の『草枕』。本に出てくる主人公が滞在した宿を彷彿とさせる清羽亭の内装です。










テーブル札はサポーター力作の『起こし文』。気づいた方も見えるかもしれませんが、テーブルごとにテーマが違いました。共通しているのは『夏のひととき』。主人公も宿に泊まりながら、このような景色も見ていたかもしれません。





今回は初心者の方でもすぐに猫町倶楽部になじめるよう、名札も違いました。
初心者の方の名札は『カエルと団扇』。回数が多い方の名札は『金魚と蓮の傘』。




そして、団扇と言えば、恒例の猫町倶楽部、特製団扇。好評でした。





サポーターで準備が終わったら、すぐに参加者の方が見えました。
早めに来られた方は、清羽亭の中を散策して見えました。









「ここはいつ来ても最高だね」とはしゃぐ猫町倶楽部代表の姿も……。



お時間になりましたので、読書会スタートです。








『画家という設定なのに、主人公、絵を描いているのかな?描いている様子がないけど・・』






『那美さん、魔性の女だよね。でも、憧れる』




『冒頭の文章ってすごく有名。だけど、草枕の内容は有名じゃないってなんで?』




『小説を好きなところだけ読むって、ある意味ありだよね。漫画とか映画とか、そういう考え方の人いるから小説もあり』
本の感想から主人公への思い、そして那美さんへの思い、また草枕の作者である夏目漱石の自身についての話……。みなさん、色々な感想や考えを持って読書会に参加していただき、ありがとうございます。





読書会の時間はあっという間に過ぎ、ベストドレッサーの発表です。この日のために浴衣を新調した方、草枕で出た小道具を自作してきた方、様々な方が見えました。受賞、おめでとうございます。






今年は男性の方が2名受賞されました。日本男子の魅力ですね。






最後に全員で集合写真を撮りました。今回は晴天だったので外で撮ることができました。





女性だけでの集合写真。浴衣美人がたくさんですね。





恒例の主催者特権、ハーレム写真!後ろで待機していた男性の視線が……。




男性だけでも撮りました。どなたも浴衣でかっこいいですね。





二次会は昨年と同じワイン食堂UNOで行いました。オススメの本を教え合ったり、読書会の感想を言い合ったり……。にぎやか~。












リベンジベストドレッサーの発表。今年は、この2名!おめでとうございます~。




今回、リベンジベストドレッサーの景品は飾り結びで作った小物。ピンなどでアクセサリーにしても良し、コースターとして使っても良し、の優れもの!
サポーターの手作りです。色々と凝っていますね。




その後の三次会も多くの方に参加していただきました。







みなさんが「楽しい!」「楽しかった!」「次もまた参加したい!」と言ってくださって、すごく嬉しかったです。浴衣読書会だけでなく、定例会でのご参加もお待ちしております。
ただし、浴衣美人や浴衣イケメンを見られるのは、浴衣読書会だけです!
来年も是非、皆さんの参加をお待ちしております。




【お知らせ】
名古屋月曜会には公式LINE@アカウントがあります!
各種お知らせや速報、他にも月曜会をもっと楽しめる情報をダイレクトにお届けしています。
(匿名で登録可能です。こちらからは誰が登録しているかはわかりません)
LINEのID検索より”@blc9637c”をご入力いただくか、
下のQRコードを読取からご登録をお願いします。




また、参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会



文責:りお
写真:名古屋月曜会第8期サポーター&ジャスミン

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年8月1日(土)  
  • 【動画付】浴衣で読書会@京都 幸田文『きもの』


今回は念願の関西初の浴衣読書会!会場は京都の梅小路公園内、緑の館の和室を借り切っての開催となりました。

夏の京都と言えば知る人ぞ知る暑さですが、梅小路公園は京都駅からはちと遠いので、皆さん無事に到着できるのか、ドキドキ・・・



こちらが緑の館。案の定 当日はうだるような暑さでしたが、緑の館だけは涼しげ!



こちらが和室から見える朱雀の庭。モダンなお庭です!



ファシリテーターミーティングも浴衣なのでいつもと雰囲気が違います!



ちょっとちょっと、始まる前に着付け直してあげるよ、なんて光景が猫町で見られるのも1年に1回だけですね!



さて、本編の前にお菓子のご紹介です。今回は凝っています!!なんとオリジナル和菓子なんです。「きもの」の主人公 るつ子がはじめて自分で選んだ着物として本文54ページに出てくる「白地に濃紺と草色と代しゃの線」が表現されています。猫町男爵のハットもワンポイントとして添えられています。爽やかな口どけの本当に美味しい和菓子でした!

 

そしてついに、本編である浴衣読書会スタート!






さすがこの課題本で集まられた皆さん。目が覚めるような美しさです。さまざまな柄や色が溢れています。

着るという行為を通じてるつ子の人生を描写するという手法に、皆さん感嘆。るつ子に共感するという方、おばあさんの教えに頭が下がるという方、さまざまでした。結婚相手である保二との距離が近づいてくるにつれ、るつ子の感情が変わっていくさまが興味深いという方もいらっしゃいました。着物の手触りや質感から直感的にその着物の良さを感じるるつ子は、男性すら感性で見極めてしまうのかも・・・と。かなり色々な読み方ができる課題本でしたね!大勢で実際に浴衣を身につけながら「きもの」について語るのは、格別な趣がありました。

 

そして、今回のベスドレッサー発表。残念ながら、皆さん顔出しNGでしたが、ご自分の浴衣の柄や帯などについて熱く語って下さいました!



顔を隠しているので、なんだかミステリアス!でも、顔を隠されていても、お召し物の美しさはわかって頂けますよね・・・!?

 

 

さてさて、和室からフロアを変えて懇親会です。こ、これ、見てください!

どどーん!









いつもお世話になっているスーフルさん渾身の、色とりどりの手まり寿司!浴衣の華やかな柄をイメージしながら作って下さったそうです。これを見た参加者の方からは感嘆のため息が漏れました!

 

浴衣で懇親!浴衣でご飯を食べるとまた格別の味わいです!





 

最後は全員で記念写真をパチリ。まずは猫町倶楽部代表のタツヤさんと女性陣。  (代表の特権!)



続いて今度は全員で。こうやって見ると壮観ですね!



懇親会を終えて外に出ると、そこには蒸し暑い京都の夜が待ち受けていました。でも、「きもの」について語りあった後だからか、この不便さを受け入れている自分がいました。もしかしたら自分の中に「きもの」の登場人物達が乗り移ったのかも・・・

関西猫町の浴衣読書会は来年も開催の予定です。今回は参加できなかった方も、来年の夏こそは浴衣を準備してぜひご参加下さい!

次回開催は9月5日(土)になります。課題本は福永信さんの「一一一一一」(イチイチイチイチイチ)。どのような話が盛り上がるのか、今から楽しみですね。

それではまた次回 お会いしましょう!

記:ともこ 写真:あっしー、のんこ、レンゾウ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年9月19日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 

【9月の定例会は、名古屋・東京・関西すべて同じ課題本で行います。
 こちらは東京会場です。お間違えのないようにお願いいたします。】

9月定例会の課題本は
  
クレイトン・クリステンセン他 著
イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2015年8月9日(日) 
  • 大谷能生の21世紀芸術学講座第3回 椹木野衣『シミュレーショニズム』

今年3月より東京藝術部で開催してきた大谷能生の21世紀芸術学講座、いよいよ今回が最終回となりました。

最後を飾る会場は大谷さん推薦のお店でもある、代官山駅から徒歩30秒のお洒落な風土カフェ&バー「山羊に、聞く?」。


 

聞けば 地下にあるライブハウス「晴れたら空に豆まいて」もまた系列店なんだとか。この少し変わった店名とどこにもない異国風の内装は、芸術学講座のラストを飾るに相応しい場所ではないでしょうか。


 


 

そして今回の課題本は、美術評論家である椹木野衣の『シミュレーショニズム』。

東京国立近代美術館で行った芸術鑑賞講座でお世話になったキュレーター、桝田倫広さんも「名著中の名著」とお勧めする一冊です。


 

オープニングが終わった後は、各チームに分かれて読書会の開始。

当時の時代の雰囲気や聞き慣れない現代アートの固有名詞に戸惑う人が多い中、どのチームも徐々に話が広がっていくことに。



 

これまで同様に、大谷さんにはそれぞれのテーブルを回ってもらいながら解説をしてもらうことに。

課題本のテーマとなる「サンプリング/カットアップ/リミックス」の違いとは、何だったのでしょうか?


 

休憩を挟んだ後はレクチャー開始。今回の課題本の著者である椹木野衣さんの名前はドイツの実験的ロック・バンド、NEU!(ノイ!)から来ているという話から始まり、ライブイベントとしても活用されるお店の音響設備を最大限活用して様々な音楽を流してもらいました。


 

著者が言及している80年代のハウス・ミュージックの数々を再生していく大谷さん。J.M.Silkの「Jack Your Body」をCDJでこれでもか!と繰り返し再生しながら軽妙な解説を加えていきます。



また音楽だけでなく、当時の時代の盛り上がりを切り取った貴重な雑誌も紹介。


『Remix』の雑誌の前進となる『mix』で特集されたハウス・ミュージックを中心に置かれた意味深なSPACE MAPは、当時における衝撃の大きさを物語ってます。


 

 

レクチャーの後は懇親会。スタッフ絶賛のシェフによる料理は美味しいだけでなく、添えられた花がまた素敵ですね。


 

 

懇親会では課題本についての話題だけでなく、最近面白かった本や映画、大谷さんへの質問とこちらも盛り上がっていました。




 

 

最後に記念写真を。3回に渡って講師を引き受けてくれた大谷さん、そして告知から当日の会場設営まで快く協力して頂いた山羊に、聞く?のスタッフには改めて感謝を。


東京藝術部の次回企画は9/6(日)の神保町「Editory」で開催。課題本は暮沢剛巳『美術館はどこへ?-ミュージアムの過去・現在・未来』もしくは同『美術館の政治学』の選択制となっております。


現代アートとミュージアムの歴史をなぞる前者か、それとも日本の美術館の実態と動向について述べられた後者を取るか。お待ちしています。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年8月1日(土) 
  • トリコ組 猫町BL読書会(男子禁制) 中村明日美子「同級生」

8月1日(土)将来的には国民の休日になるであろうやおいの日に記念すべき第一回トリコ組が開催されました。
トリコ組というのは、名古屋在住の作家・吉川トリコが有志を集めてBL読書会をしようと目論んでいたところ、「だったら猫町でやりましょう」とそれを聞きつけた代表が名乗り出て、トントン拍子に企画された特別イベントです。





会場は名古屋藤が丘にある「JAZZ茶房青猫」。
よく晴れた夏の日にぴったりの、真っ青なポスターで淑女のみなさんをお出迎え。





今回の課題本は、BL界において絶大な人気を誇る中村明日美子さんの『同級生』です。
いずれは『風と木の詩』や『トーマの心臓』と並べて語られる歴史に残る名作なのではないのでしょうか。2008年に単行本が発売され、ゆるりとシリーズが続いている今作ですが、もはやクラシックの佇まい!


参加者42名中、猫町初参加という方が14名。
男子禁制ということで、会場中どこをみわたしても女子! 女子! 女子! 壮観です。





「BLを読むのはこれがはじめて」「特にBLが好きというわけではないのだけれど興味を惹かれて」「ずっとお休みしてたけどひさしぶりに読みました」という方から、「『同級生』で検索をかけたらたまたまこの会を見つけた」という熱心な明日美子先生ファンの方、創世記からずっぷりどっぷり三十年来のBL愛好者の方まで、さまざまなBL読書歴を持つ参加者たちによる読書会スタートです。





「男女では置き換えられない関係性にぐっとくる」
「説明的なコマや台詞がなく、表情やちょっとした仕草、なにげない日常会話などからキャラクターの心情が読み取れる」
「最初はただの少女漫画じゃないかと思ったけど、カップル両者の気持ちがこんなに描かれているのはBLならでは」
「普段はもっとハードなBLを読んでいるので、あまりにさわやかで汚れきった己に気づいた」
「男女だと純粋な気持ちだけではいられないからこそ、男性同士の恋愛に憧れるのでは?」
「あんまりいいイメージがなかったけど、これを読んでBLのイメージが変わった」





ハラセン! ハラセン!
「ハラセンは受! 圧倒的な受!」
「もはや総受けといっても過言ではない」
「うむ、悪くない……」
(会話は写真の人物とは関係ありません。彼女たちの名誉のために誓ってほんとうです!!!)





萌え話から、巧みな表現技法について、ジェンダー論や個人の恋愛観まで、多岐にわたる意見が飛び交います。
萌えあがりすぎてやたらと悲鳴が飛び出すテーブル、それとは対照的に冷静に理性的に分析を続けるテーブル、それぞれのBL観について語るテーブルなど、テーブルごとにカラーが様々なのも印象的でした。


さてさて今回のドレスコードは「音楽」
会場にはわざわざ髪を黒く染めて、佐条くんのコスプレをしてきた強者までいました。





片耳だけの音符モチーフのピアス
「どうして片耳だけかというとハラセンが一人だからです」
の説明に会場中から悲鳴が!





浴衣姿にお好きな声優さんのグッズを紹介。
ちょっとちょっと! 興奮のあまりお顔が見えなくなってますよ!





自作の音符柄リボンにギターのピアスで。
あのかわいい娘はだれ? と会場中から声が。





草壁くんのコスプレに、自作のピアノ柄のブックカバー。
懇親会では彼女を中心にプチ撮影会が行われていました。





学生っぽい白シャツに、ピアノの鍵盤柄のふんわりスカートを合わせて。
こちらのスカートも自作だそうです。





ベストドレッサーの発表の後は、青猫マスターが課題本にちなんで選ぶ一曲です。
すみちゃんとステゴザウルス「キャンパス・レポート もっとクリスタル」
曲がかかったとたん、「まさかマスターが課題本を読んだなんて……!」とざわついていた会場が一転、爆笑の渦に巻き込まれます。


このあとの懇親会も女ばかり(+男性カップル1)で大変な盛り上がりを見せました。
多くの方から「次はいつ?」「男子の意見も聞いてみたい」「課題本はあれがいい」など様々な意見をいただきました。
これからサポーター一同、より良い会にしていけるよう努力していきますので、どうぞよろしくお願いします。


※猫町倶楽部トリコ組Twitterはこちら


文責:吉川トリコ
撮影:よるこayuppe

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年7月29日(水)  
  • 名古屋シネマテーブル「マッドマックス 怒りのデス・ロード」



名古屋シネマテーブル第59回定例会の課題映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でした!


過去最大規模、77名もの方にご参加頂きました!
第2会場MITTS COFFEE STANDに加え、今回は初めて第3会場まで設ける運びとなり嬉しい悲鳴。こちらはメイン会場、NOV.CAFE。



先日行われた初参加限定読書会にてシネマテーブルを知り、分科会紹介プレゼンバトルで1位になったシネマテーブルへの特典・初参加割引を利用して参加の方々など初めて参加された方も20名以上みえました。
今月の課題作品「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は普段あまり映画を観ない人にも取っ掛かりやすいエンターテイメント作品。約3年振りに映画館へ足を運んだと言う初参加の方も。

MITTS会場では『普段はこういうジャンルの映画は観ないのに何故かこの映画は惹かれてしまい、その謎を解きに来ました』という猫町ビギナーさんもみえました。


 

1回でも十分楽しめるけど2回、3回と観ると色んな発見があり、マッドな中毒性も魅力の今作。
第3会場のElephant’s Nestには5回~8回鑑賞、平均が3回と強者揃いのテーブルも。参加者の中には最高10回鑑賞(V10!)の人も!


 

シネマテーブルではドレスコードを設けていないのに、自ずとプチコスプレされてる参加者の姿もチラホラ。今作の世界観への支持の高さが伺えます。
代表タツヤさん始めイモータン・ジョーのマスクで参加する強者も。


 

サポーター制作による登場人物とセリフのイラストを見て劇中シーンを思い出したりしつつ、各々の感想を自由にアウトプットしてゆきます。



『主人公はフュリオサでは?男前で主人公マックスの影が薄過ぎ』『イモータン・ジョーは独裁的ではあるものの、果たしてフュリオサは彼に代わって統治できるのか』『ニュークスがカッコ良過ぎる』『ニュークスが高校球児に見えて愛おし過ぎる』『5人の妻達の間には女同士の微妙な力関係がうかがえ、カーストが垣間見える』などなど色んな意見が。
懇親会は第3会場にも利用したブリティッシュパブ「Elephant’s Nest」にて。
シネマテーブル代表による乾杯の音頭で全員でV8!V8!


これは劇中で指導者イモータン・ジョーを讃える合掌ポーズ。
60人超でやると圧巻でテンションも上がります!



 

懇親会は〝 今月の話題映画(7月は『バケモノの子』)〟〝 もっとマッドマックス〟〝 最近劇場で観た映画〟等にザックリ分かれて好きな話題で盛り上がります。


 

懇親会ではサポーター制作による特性銀スプレーもお披露目。


 

使用方法のラベルにはちゃんと『素敵にヴァルハラへ行ける使い方』が記載される凝りよう。食用銀粉スプレーは直接口に吹き付けるとかなりまずい。


 

今回の課題映画はたまたま2回以上鑑賞する人も多い作品でしたが、シネマテーブルに参加するには事前に一度鑑賞していれば大丈夫です。
コスプレの必要もありません。通常は皆、普段着です!
次回第60回定例会は8月26日(水)、課題映画は8月にふさわしく『日本のいちばん長い日』です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/24000
皆さんのご参加をお待ちしています。

文:小麦番長。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【金沢文学サロン月曜会 シネマテーブルコラボ企画】「キングコング」鑑賞会&シネマテーブル

特別イベント

  • 2015年9月19日(土) 集合19:00 上映会19:30~21:10 懇親会21:30~
  • 【金沢文学サロン月曜会 シネマテーブルコラボ企画】「キングコング」鑑賞会&シネマテーブル

9月の金沢文学サロン月曜会は、シネマテーブルの”カナザワ映画祭ツアー2015″に合流して、映画の感想を語り合う「金沢シネマテーブル」を開催します。

【名古屋】カナザワ映画祭ツアー!

2015 カナザワ映画祭 

課題映画はカナザワ映画祭の目玉「キング・コング」野外上映!

参加者全員で野外上映を見てから、名古屋からのツアー参加者と共に映画の感想を話す懇親会を開催します。


<タイムテーブル>
19:00      集合(金沢都ホテルロビー
19:30〜21:10  「キング・コング」野外上映(無料)
21:30〜     上映会場近くの居酒屋にて懇親会
        
・上映会会場:横安江商店街 野外上映会場
・懇親会会場:魚楽食堂 海ん中

<参加費> 4000円
 ※割り勘となりますので、超過分は当日現地にて現金集金させていただきます。

※参加締切日は9/19(土)午前中までとなります。会場確保の都合上、早めに参加表明していただけると大変助かります。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年9月19日(土)〜20(日) 7:20 名古屋駅集合
  • 【名古屋】カナザワ映画祭ツアー!

シネマテーブル定例行事となった秋の金沢旅行。
今年で四回目となるカナザワ映画祭ツアー!

◇カナザワ映画祭とは
石川県金沢市で映画の上映活動を行う市民団体「かなざわ映画の会」が主催する毎年9月に行われている映画祭です。
2012年は「エロ」、2013年は「ギミック上映」がテーマであることからわかるように、独自のエクストリームな上映プログラムで有名です。上映作品数、来場者数共にインディペンデントな映画祭だとは思えないほど大規模で、今日本で最も熱い映画祭です。
野外上映や爆音上映(コンサート用の音響システムでの大音量上映)などの特別プログラム、ここでしか見られない映画も多数上映されています。

◇毎年大盛り上がりのツアーの様子はこちら
 2014 カナザワ映画祭ツアー
 2013 カナザワ映画祭ツアー

今年は一泊二日のツアーを組みました。みんな最高に楽しい映画祭です。
初めての方でも、知り合いがいなくても大丈夫!(映画を見まくるだけだから)

■交通手段
行き帰りともに名古屋→金沢まで乗換なしの「特急しらさぎ」です。片道3時間程度。
今年も「車内シネマテーブル」やるかも?
※乗車券の振替はできないため、時間厳守・遅刻厳禁でお願いします。
・行き
9/19(土)
しらさぎ 名古屋7:50発→金沢10:49着
・帰り
9/20(日)
しらさぎ 金沢18:51発→名古屋21:46着

■宿泊先
金沢駅からすぐ、上映会場もすぐ近くのホテル2軒を予約しています
一室2~3名、食事なしのプランです。
金沢都ホテル
金沢セントラルホテル

■旅程
基本的には映画を見るも観光するも自由です。
初日の全上映終了後、感想を話し合う「金沢シネマテーブル」(という名の飲み会)を開催予定です。
映画祭のチケットは各自手配をお願いします。

■集合場所
7:20に名古屋駅集合でお願いします。
集合場所は桜通口を入ってすぐのエスカレーター裏側です。
(名古屋駅コンコース東、タワーズ側にある金時計前エスカレーターの裏側)。
http://www.jr-odekake.net/eki/premises.php?id=0530116
この図の上部中央あたりになります。

■参加申込締切日
8/23(日)
※締切日8/23(日)以降のキャンセルはできません。ご了承下さい。


*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
主にmixiに定例会の告知、会員同士の交流をしておりますので、継続して参加される場合は入会されることをおすすめします。またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年9月18日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 

【9月の定例会は、名古屋・東京・関西すべて同じ課題本で行います。
 こちらは名古屋会場です。お間違えのないようにお願いいたします。】

9月定例会の課題本は
  
クレイトン・クリステンセン他 著
イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press) 」 


■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年7月26日(日) 
  • 東京文学サロン月曜会 D・H・ロレンス 「チャタレー夫人の恋人」

素晴らしいお天気にめぐまれた2015年7月26日(日)、

第67回東京文学サロン月曜会の定例会が代官山のcafe、Chano-maにて開催されました。


chano-maはおしゃれでゆったりとした素敵なカフェです。



課題本はD・H・ロレンス「チャタレー夫人の恋人」(光文社古典新訳文庫)です。

今回は、特別ゲストとして翻訳者の木村政則さんと、

光文社古典新訳文庫の駒井編集長をお呼びしました!

「チャタレー裁判」でも有名な「チャタレー夫人の恋人」。

まだまだ「わいせつ」な本という印象が世間では強い本ですが、

実は「わいせつ」描写はあまり多くないうえに、恋愛小説としてだけではなく、

社会的、文化的な側面からも大変面白い小説です。


右は翻訳者の木村政則さん。とってもかっこいいです。意外とパンクなロレンスの小説にぴったり。



読書会受付開始前に、毎回、各グループの進行役である

ファシリテーターのミーティングを行います。

ファシリテーターは参加回数4回以上の人を対象に

サポーターが声をかけています。

進行役といっても、その小説について特別詳しくなくても大丈夫!

何よりも楽しくやることが一番です。


ファシリミーティングはプレ読書会のようなもので、読書会でどんなことを話題に出すかを、みんなで和気あいあいと話し合います。



読書会スタート!




木村先生も読書会中に、各グループをまわっていただき、参加者の質問に答えていただきました。
既存の訳と比べて意識して変えた点、訳者としてゆずれなかったシーン、お気に入りのシーンなど。とっても気さくな方で、いろいろと答えてくれました。




どのキャラクターが好きか?という話題から(ボルトン夫人が意外と人気でした)、男女による見方の違い、イギリス階級社会の話、現代社会への批判や、ロレンスの理想論、欧米人の肉体賛美について、などなど話題は多岐にわたり盛り上がりました。



恒例のベストドレッサー選出!

今回のテーマは「主人公のコニーもしくは、夫のクリフォード、

もしくはコニーの恋人となる森番メラーズ」です。


コニーとメラーズが結ばれるきっかけになった雛鳥を手にのせて・・・。森をイメージしたランプの小道具もいいですね。




森番らしい服装と、なんとメラーズがつかう「キジ笛」も!実際に吹いてもらいました。笛の音は、実際のメスのキジの声に似ているそうです。




コニーが着ていた青いドレスをイメージして・・・。素敵ですね!




コニーの内面を表現した、大胆かつ素敵なTシャツです。※猫耳は関係ありません。




サポーターが独断と偏見で選ぶサポーター賞はこちらの方。森をイメージしたかわいいフクロウのぬいぐるみです。




そして、もう一人のサポーター賞は木村先生です!作中でコニーとメラーズの二人がお互いの裸に花をつけるロマンチックなシーンがあるのですが、そのシーンをイメージして白い花をつけてきてくれました!





ベストドレッサー賞をとった皆さん

お待ちかねのゲストトークです。 社会的・文化的背景が

想像しづらい海外文学は ゲストの方の解説が大変ためになります。


まずは駒井編集長からひと言。「わいせつ」本として誤解が根深い「チャタレー夫人の恋人」。その世間の印象を変えるためにも、ご自身の新訳にかける想いは強かったとのこと。






木村先生はなんと、当初はロレンスがあまり好きではなかったとのこと。そこからなぜロレンスを好きになったのか、というロレンスとのなれそめから、既存訳として有名な伊藤整訳や、ロレンスの原文に忠実な武藤浩史訳との違いを説明。今回は「読みやすさ」はもちろんのこと、「物語性」を重視して訳したそうです。また、ロレンスが描く男女のちょっとした会話やしぐさは抜群にうまいと力説。



最後は懇親会です。


読書会のテーブルでそのまま話を続ける人もいれば、立って自由に会話に加わる人もいます。今回は女子だけ集まって、「メラーズってどう?」みたいな女子会トークが繰り広げられたテーブルもあったようです。




駒井編集長も今回に参加しました。熱い翻訳文学への想いがほとばしります。翻訳業界事情も聞けておもしろかったです。




木村先生も懇親会に参加!気さくな方なので、たくさん人が集まりました。特に女子率が高くほぼハーレム状態に・・・。



次の定例会は毎年人気の浴衣を着て行う「浴衣読書会」!

8月23日(日)になります。

会場は根津美術館。著名建築家による和の現代建築と、

日本庭園が見どころの美術館です。

館内の作品と日本庭園の鑑賞もできます!

次回の課題本は夏目漱石『それから』。

皆様、ふるってご参加下さい。

記:かなこ  写真:アイハナ、バベルの塔の狸

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】「これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」鑑賞会

東京藝術部

  • 2015年07月25日(日曜日) 
  • 【動画付】「これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」鑑賞会

1月の「高松次郎ミステリーズ」以来、久々の芸術鑑賞企画となりました今回の東京藝術部。場所は国立近代美術館、キュレーターのに解説をして頂きながらの鑑賞会となります。



当日は当初の定員を超える、80名もの方々にお集まり頂きました。
参加者の半分近くは藝術部企画初参加というのもあり、「普段美術館にはあまり足を運ばないけど、今回のようなキュレーターの話を聞きながら、みんなで観れる機会なら自分も楽しめそうだと思った」という声も多かったです。





今回、キュレーターを務めてもらうのは本展覧会の企画者である桝田倫広氏(東京国立近代美術館)と、新藤淳氏(国立西洋美術館)のお二人。桝田氏には高松次郎ミステリーズでもお世話になりましたが、今回も快く引き受けて下さいました。



「これからの美術館事典-国立美術館コレクションによる展覧会」のキャッチコピーは「No Mueum, No Life?」。これはご存じの通りタワーレコードのコーポレイトボイスであり、アートディレクター/クリエイターである箭内道彦による「No Music, No Life」からの引用。



キュレーターのお二人は、この言葉に、「美術館があることで、私たちの人生に彩りが加わるのでは?」という問いかけと、「美術館なしには、作品の生命を守ることができない」という2つの意味を込められて命名しています。



AからZまで、36のキーワードで構成された作品たち。普通に鑑賞しただけでは気付かない点や見落としてしまう箇所も丁寧に解説されることで、その楽しみ方が広がっていきます。






今回の企画展は美術館が所蔵する作品のため、一部作品を除いて写真撮影が自由というのも大きな特徴。
作品も贋作や企画の為に使用された書類やミニチュア、更には「Youあなた」自身も含まれたりと一風変わった内容となっています。







またその構成も一直線の流れがあるわけでなく、事典をめくるようにZからAの順番に鑑賞しても成立する構成。会場内の壁も事典風のレイアウトになってます。



会場内で所々に存在する壁の穴。これにはキーワード同士の繋がりが込められており、離れた場所でもその意味の関連を感じて欲しいという意図が込められているんだとか。



それ以外にもFrame-「額・枠」の場所では額縁の中心が壁の穴と繋がっており、反対側に移動すれば誰もが作品の一部になれる仕掛けになっています。



解説の合間に、参加者の質問にも答えていく桝田氏。「夏休みで子供たちもやってくる時期、もっと敷居を下げた企画でも良かったのでは?」という質問に対し、「敷居を下げるのでなく、間口を広げたい。間口を広げれば、敷居を下げなくても届いてくれるものだと思ってる」と答えられた内容には頷くばかりでした。





鑑賞会の後は神保町の上海庭に場所を写して懇親会。こちらも50名以上の方が参加してくれました。



懇親会には桝田氏と新藤氏も来ていただき、テーブルを回って参加者の声を聞いてもらいました。



最後には今後の課題本も告知、第三期サポーター、ごちょうリーダーからは8/9(日)の大谷能生さんによる21世紀芸術学講座、第三回の課題本である椹木野衣『シミュレーショニズム』を。キュレーターのお二人からも「名著中の名著」とリコメンドの声が。


そして本企画と関連した読書会は9/6(日)に神保町で開催予定。課題本はキュレーターに選書して頂いた、暮沢剛巳『美術館はどこへ?-ミュージアムの過去・現在・未来』もしくは同『美術館の政治学』の選択制となっております。こちらについては桝田さんからお勧めの言葉を頂きました。

今回の企画に協力して頂いた東京国立近代美術館のスタッフ、キュレーターのお二人、そして参加して頂いた方々には改めて感謝を。


東京藝術部は今月から第三期メンバーに衣替え。新しい仲間たちと共に、人とアート、本と作品、そして人同士が結びつく場を生み出していきますので、今後ともよろしくお願いします。

文 次郎 写真 艶月堂・いんごま

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年9月5日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 恵文社コラボ読書会 福永信「一一一一一」

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会
 
  9月の課題本は
    福永信著「一一一一一」(河出書房新社)      

   
■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

【恵文社一乗寺店COTTAGE】

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年9月4日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】 太宰治「斜陽」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

9月の課題本は
   太宰治著 「斜陽」(新潮文庫)
    ※新潮文庫でなくても可


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年7月18日(土曜日) 
  • 東京アウトプット勉強会 第74回「愛するということ」

時折雨も混じる梅雨明けきらない7月の土曜日、六本木ミッドタウンにて、第74回東京アウトプット勉強会が開催されました。130名近い満員御礼となった今回の課題本は、エーリッヒ・フロム著『愛するということ』です。

 

こちらはファシリミーティングの様子。参加者の方にどういった話題を振るか、有志のファシリテーターのみなさんで積極的にディスカッションが行われています。


 

ちなみにファシリテーターとは読書会の進行役の方のことで、読書会はファシリテーターを中心に、8人前後のグループ単位で行われます。ファシリミーティングでは、ファシリテーターのみなさんに読書会の開始時刻より早く少し集まっていただき、当日の話題や気になったトピックスなどの意見交換をしていただいています。

ファシリテーターが初めての方も、この場で先輩ファシリテーターにアドバイスをもらえるので、安心ですね。今回は、誰にとっても身近だけどとっても奥が深い「愛」について、さてどのように話を広げたものか・・・。

 

受付が開始されました!今回はおかげさまで非常に人数も多く、受付も少し忙しい様子でしたね。参加者のみなさん、ようこそ東京アウトプット勉強会へ!


 

司会のアナウンスにより、いよいよ読書会開始となります。130名近いと、やっぱり壮観!


 

ちなみに今回は、東京アウトプット勉強会では比較的珍しい男性司会。とっても仕切り上手ということで、みなさんから好評でしたね。


 

さてさて、各テーブルではさっそく「愛するということ」について、お話が盛り上がっていますね。今回の参加者は、女性比率が非常に多いようでした。女性参加者の愛についての価値観に、男性のみなさんはどのようなリアクションを返したのでしょうか?


 

勉強会にはみなさんに課題本をお持ちいただいていますが、こちらの方はふせんがとってもたくさん!予習はばっちりですね。


 

なんと英語版をお持ちの方も!ちなみにArtって、一般的に知られる芸術という意味以外に、「コツ」という意味もあるらしいですよ!本書の場合はこっちが適切な訳になりそうですね。ホント読書会って、勉強になります。


 

課題本だけでなく、タブレットに参考図書を入れてお持ちの方もいらっしゃいました。こちらはNHK出版の「100分de名著」のテキスト版ですね。参加者の方の学ぶ意欲の高さは、毎回すばらしいものがありますね。


 

読書会はいったん終了で、告知の時間です。猫町倶楽部には他にも様々な定例会がありますが、今回はちょっと珍しい書評の書き方について学ぶ「書評講座」なんてイベントもあるみたいですよ!プロからコメントをいただけるって、すごい!


 

そしてなんとなんと、8月イベントの著者であり当日ゲストである湯山玲子先生が、サプライズゲストとして、駆けつけてくださいました!イベントの事前告知ということでしたが、お話もとっても面白く、「わざわざゲストの方が事前告知されるんだから、8月も申し込まなきゃ!」という参加者の方もいらっしゃいました。

湯山先生、当日は本当にありがとうございました。


 

さて場所を移しまして、恒例の懇親会となります。今回は課題本が課題本だけに、お酒が入って「で結局、恋愛体験に当てはめるとどうなの?」なんて赤裸々トークも。私も(当方男性サポーター)、なかなか鋭いツッコミを女性の参加者の方からいただき、少々タジタジでした(汗)


 

こちらは女性席。手に持っているのは、どうやら恋愛漫画家に関する雑誌記事のようですが、とっても華やかなトークが繰り広げられていそうですね!


 

今回のサポーター集合写真は、課題本の「愛するということ」にちなんで、ハートを作って、ハイチーズ!
おやおや?なんだか違うポーズをしている人も・・・?


 

さて名残惜しいですが、今回はこれにてお開きとなりました。
また次回、8月のイベントでお会いしましょう!

※猫町倶楽部東京アウトプット勉強会は、各種ソーシャルメディアでも情報発信をしています。イベントの募集開始の告知やウェブサイトだけではお伝えできない様々な情報をご覧いただけますので、よろしければ「いいね!」や「フォロー」をお願いします。

東京アウトプット勉強会mixiコミュニティ
東京アウトプット勉強会facebookページ
東京アウトプット勉強会Twitter
ご参加の方の感想ツイートまとめ

 

<文:もこ  写真:yossy、あかね>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年7月11日(土) 
  • 【動画付】名古屋猫町倶楽部のすべてがわかる!初心者限定読書会

梅雨明けを待つ7月11日(土)名古屋今池のライブシアターVelet i Screamにて初心者限定読書会を開催しました。この日は急激な熱波がやってきましたが、過去参加回数2回以下の初心者の方々が続々と会場に集まってくださいました。





初心者限定の会は過去に分科会ごとに行われていましたが、猫町合同での開催「名古屋では」今回が初めてです。猫町倶楽部の全貌を一気に知ることができる一大イベント、どんな会になるのでしょうか。
仄暗い場内にはやや緊張した面持ちの参加者のみなさんが着席、オープニングセレモニーののち、さっそく読書会の開始です。





「気になっていたけど、ちょっとハードルが高い気がして…この会なら参加できると思いました」「過去に参加したけど久しぶりに」「途中で挫折した作品にこの機会に再挑戦したい」「Twitterのつぶやき見てきました!」など参加理由は様々です。



名古屋アウトプット勉強会の課題本はドラッカー『マネジメント【エッセンシャル版】』、東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』です。毛色の違った2種類の本、各テーブルではどのような話題で盛り上がっているのでしょう。





名古屋文学サロン月曜会の課題本はサリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』です。名古屋在住の作家の吉川トリコ先生も参加されました。



猫町UGの課題本は鹿島茂『SとM』です。非日常的な空間でのトークが繰り広げられています。



名古屋藝術部の課題本は辻惟雄『奇想の系譜』です。エレガントな空気がただよっています。



フィロソフィア名古屋の課題本は國分功一郎『暇と退屈の倫理学』です。今春スタートしたばかりのもっともフレッシュな分科会で、哲学、現代思想をテーマにしています。



名古屋シネマテーブル水曜会の課題映画は『海街diary』です。カンヌ映画祭にも正式出品された話題作にテーブルは盛り上がっています。



2時間にわたる読書会もあっという間に終了。猫町初心者の方々からは「じっくり話すことができておもしろい!」「チャレンジするいいきっかけになった」などの声が。中には「これこそワタシがしたかったことです!」というありがたいお声も。みなさまぜひまた参加してくださいね。



読書会ののちには各分科会の紹介を行いました。ビブリオバトル形式によるプレゼン合戦、チャンプの分科会には後述の豪華特典がつくことも相まって、各分科会の初心者争奪の激しい抗争が繰り広げられたのでした。









手の込んだスライドあり、寸劇あり、中には完全アドリブなど各分科会ごとに趣向を凝らしたプレゼンで会場をわかせました。
参加者の投票の結果、バトルを制したのは名古屋シネマテーブル!優勝特典としてなんと初心者読書会に参加してくださったみなさんは7/29開催のシネマテーブルで当日500円のキャッシュバックを受けられます!(詳細はこちらから)



熱気に包まれたまま会場は懇親会へと移行、初心者の方も打ち解けた様子、新たな人間関係ができ始めています。







宴もたけなわとなっても、まだまだイベントは続きます。宵も過ぎると猫町常連メンバーの方々を中心に猫町ナイト参加者が集結したのでした。
失われたチークタイムの復活を目論む野心的なイベントに猫町のDJが続々登場、今池の夜をわかせました!

■20:00~20:25■
1)フィロソフィア名古屋
タツヤ「そのうち復活させてやるからな!ディスコ!MIX」


■20:25~20:50■ DJ名古屋藝術部ジャスミン。「Welcome to 猫町 藝術部ガールズMIX 2015」




■20:50~21:15■ 猫町UG DJチアキ&ちかお「80′s selection feat.Shi-hoo」






■21:15~21:40■ 名古屋アウトプット勉強会 DJもしおともはこ「ベストヒット昭和歌謡」




■21:40~22:05■ 名古屋文学サロン月曜会
DJ おふとん(あじさい)「ひとりルナフェス」



DJ はんしょくウサギ「セクシャルヒーリング No.1 Mix」




■22:05~22:30■ 猫町ナイト DJyasswee「日本語ラップなど」








■22:30~22:55■名古屋シネマテーブル水曜会 DJワカマツ「サマーアイドルソングMIX ’15」















■22:55~Last 東京藝術部からゲストDJ JIRO





読書会、ビブリオバトル、懇親会、猫町ナイトと特濃の一日、最後までお付き合いくださいましたみなさまおつかれさまでした。本日参加してくださった方々と次にお会いできる機会を各分科会、首を長くしてお待ちしています。

【 文 】かたばみおりがみ
【写真】名古屋猫町倶楽部サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年06月27日(土曜日) 
  • 東京アウトプット勉強会 第74回「フリーエージェント社会の到来」

梅雨真っ只中の6月27日(土)、東京ミッドタウン21階にて第74回東京アウトプット勉強会が開催されました。今回の課題本はダニエル・ピンク著『フリーエージェント社会の到来』です。

運営サポーターは会が始まるより少し早い時間帯に集合し、準備を始めています。

今回ご紹介するのは、読書会時に参加者が軽くつまむことのできるお菓子を準備する場面です。会議室にてビジネス書片手に行う読書会では、どうしても雰囲気が殺伐となりがちです。そこで参加者に少しでもリラックスして頂くためにお菓子を用意しています。


 

参加者に手に取ってもらえるよう、盛り付けにも気を配ります♪


 

お菓子のごみを捨てるためのごみ箱も丹精込めて作ります。大人になってからの折り紙って楽しいんですよ(笑)このように↓↓


 

また、今回から開始した体験サポーター制度の第1号、夢遊さん(左)にもご活躍頂きました。夢遊さん、ありがとうございました!


 

サポーターによる準備が終わると、ファシリミーティングの時間です。当日班の進行を担当するファシリテーターの方々が続々と集まり、ミーティングを開始します。「参加者にどのような質問をしてみたいか?」「話が盛り上がりそうなトピックは何か?」などを意見交換しました。
どのような場面でも事前準備って本当に重要ですね!読書会前の事前共有の場については、ファシリテーターの方々にも好評頂いています。


 

いよいよ読書会のスタートです!!
テーブル毎に自己紹介から始まり、感想や意見をシェアしていきます。
こちらの班は早速、笑顔が見えています。これはナイスファシリですね!


 

『フリーエージェント社会の到来』は、題名通り社会人のライフスタイルについて議論するための本。
「あなたはフリーエージェントになるべきか?」をテーマに、フリーエージェントとしての働き方とその魅力について光を当てた一冊です。
読めばこんな風に語りたくなること請け合いです。


 

日本では今後、社会人のフリーエージェント化は進んでいくのでしょうか?
SE、コンサルタントなど職種によってはフリーエージェントとして働く人は今後も増えていくでしょう。一方で、全ての社会人がフリーになってしまったら、製造業や社会インフラなどが成り立たなくなってしまうため、それは難しいでしょう。またこの本にはフリーエージェントのいい部分は書いてあるものの、会社勤めの人と比較したデメリットに触れられていないという意見もありました。

大切なのは「フリーエージェント意識を持つこと」だと思っています。
会社勤めのサラリーマンであっても、フリーエージェントになった場合の自分の市場価値を意識することで、仕事の質が変わってきます。どのような形態で働いていても、我々社会人に求められることは本質的には同じなのかもしれません。


 

真面目な内容…とはいえ、読書会は楽しく!
各々の立場から出てくる、各々の意見を皆さん楽しんで頂けたことと思います。

読書会の締めは総勢84名の参加者の皆さんとパチリ!



 

読書会の後は、お待ちかねの懇親会。
前半は読書会のグループごとに座り、主に読書会の感想の話で盛り上がります。

中盤には「ゆるゆる席替え」と称して、設けられたテーマのうち自分が語りたいものを選んで席を移動します。
今回のテーマは、「旅行」「酒」といった定番ものから「夏祭り・花火大会」「株主優待」といった初登場のものまで、全部で10テーマありました。何を選ぼうかな?と迷うのも、懇親会の醍醐味です。


 

こちらは、「猫町初心者」席。
こちらの席では猫町倶楽部の読書会に参加間もない方々が集まり、会全体の感想で盛り上がりました。
初めて参加する方に「東京にもこういった集まりがあるんだ♪」と思って頂ければ幸いです☆


 

そして名残惜しくも、今回の定例会もお開きとなりました。
8月定例会は東京ミッドタウン外での開催となりますので、先日幕張メッセでのワンマンライブを成功させた”BABYMETAL”にあやかり、運営サポーターのフォックスサインとともにお別れです。いいね!


 

次回開催は7月18日(土)、課題本はエーリッヒ・フロムの『愛するということ』です。久しぶりの哲学系課題本です。
六本木の中心で愛を語らいましょう♪

皆様のご参加をお待ちしております!

★ご参加の方の感想ツイートまとめはこちらから → 感想ツイートまとめ
★東京アウトプット勉強会mixiコミュニティはこちらから →mixiコミュニティ
※参加表明トピックス、「話し足りん」トピックスなど、より読書会を楽しみたい方はぜひ覗いてみて下さいね。

<文:nimo  写真:すぎゆり、あんちゅー>

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年6月28日(日) 
  • 第66回 東京文学サロン月曜会 内田百閒 「ノラや」

梅雨入り後の貴重な晴れ間でした。代官山のcafe、Chano-maにて、第66回東京文学サロン月曜会の定例会が開催されました。

課題本は内田百閒「ノラや」です。

 

サポーターは会場入り前に、ちょっと早く集まってランチミーティングをしています。ミーティングと言うよりは、ランチの方が目当てだったり笑??
今回は恵比寿のアジアン料理屋さんでした。


 

開場一時間ほど前には準備を開始しています。当日班の進行を務めて下さるファシリテーターの方が続々集まり、ミーティングです。「どんな風に進行しようか」、「話題に困ったらこういう事を聞いてみたらいいのでは?」と緊張をほぐすように意見交換が成されています。


 

さてさて、受付を済ませたら読書会の開始です。
 

6~7人ほどの班であれこれお喋り。今回は飼い猫がいなくなってしまうという筋のお話であり、猫トークやペットロスについて語った班も多かったようです。猫を飼っていたことがある人、無い人ではまた視点が違ったり、猫と犬のイメージの違いを語ったり。猫一匹いなくなっただけなのに、新聞広告を見て連絡してくる人がたくさんいるし、近所の人も確認しに行ってくれる等のエピソードから現代と当時における人々の余裕の差なんて話も飛び出しました。





 

猫町月曜会では、読書会の終わりに本日のベストドレッサーを決定しています。今回のテーマは「猫」です。


肉球プリントが愛らしい。フードを被っても可愛いです。


仮面のお方…「猫の恩返し」のバロンみたいですね。猫町には仮面着用のアンダーグラウンド(通称UG)もございますので、是非参加お待ちしております。


猫柄のストールに、首元に鈴のチョーカーを付けて。チリチリ涼しげな音色でした。


ドラえもんは猫に含まれます。


ドラえもん二人目。お腹にあるのは三次元ポケットだそうです(四次元ではナイ)。


セクシーな黒猫。ノラが追いかけた雌猫イメージだそうです。


しっとりと着物の方。帯が猫柄です、雅!


こちらはキュートな黒猫。


猫耳が光っています!手に持ったうちわは、猫の大好物だそうです。


サポーターが特別に選ぶサポーター賞の方。猫のプリントに猫バッグに…猫グッズがいっぱいですね。


ベストドレッサー一同

 

 

 

読書会の後は、お酒と軽食をお供に懇親会です。


近くの方と話したり。


動き回って、遠くの班の人と話したり。



なかなか皆さん、楽しそう。

 

にゃーにゃーにゃー
しろねこ、くろねこ、なめねこ、光るねこに、耳がぴこぴこ動くねこ…等々。
猫耳さんたちに集合してもらいました。
会場に華を添えて頂きありがとうございます!


 

 

 

次回の課題本は『チャタレー夫人の恋人』です。
若い夫人と過去に傷ついた男性との間の、愛情と自由と、そして官能。
前週に行われるOP会と合わせまして、7月は『愛』に関する月になりそうです。
次の定例会は7月26日(日)になります。皆様、ふるってご参加下さいませ。


 

記:アイハナ  写真:ogioigi

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年8月21日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • エーリッヒ・フロム「愛するということ」 

8月定例会の課題本は
  
     エーリッヒ・フロム「愛するということ」 
  

  
■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2015年8月19日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30~21:00 懇親会21:00~
  • 「バケモノの子」

8月の第17回東京シネマテーブル、課題映画は『バケモノの子』です。




TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ渋谷他、都内劇場にて公開中です。


会場は「森の図書室

【タイムテーブル】
19:00  受付開始
19:30  シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00  懇親会〜フリートーク〜ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)

【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近劇場で観た映画
・これから見たい映画
・好きな俳優etc…


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※参加申込の締切は8/16(日)となっております。お早めに申込していただけると運営の都合上大変助かります。よろしくお願い致します。


*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年8月19日(水) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【フィロソフィア名古屋】プラトン「ソクラテスの弁明」

猫町倶楽部の哲学・思想系コミュニティ「フィロソフィア名古屋」

第二回の課題本は

   プラトン「ソクラテスの弁明」 (出版社はどこのものでも可)

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※フィロソフィア名古屋のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2015年8月9日(日) 受付開始14:00 読書会&レクチャー 14:30-17:45  懇親会18:00-20:00
  • 大谷能生の21世紀芸術学講座 第三回 椹木 野衣著「シミュレーショニズム

猫町倶楽部-2015年の東京藝術部は音楽家であり評論家でもある大谷能生氏を講師にお迎えし全3回の芸術学講座を開催致します。


課題本は 椹木 野衣著「シミュレーショニズム  」(ちくま学芸文庫)

88~91という、現在の世界的状況への過渡期に書かれた美術/音楽批評書を、現在の視点から読み直してみます。

■タイムテーブル
14:00 受付開始
14:30-16:20 【第1部】読書会(大谷能生氏参加)
16:20-16:30  休憩
16:30-17:45 【第2部】レクチャー
17:45-18:00  休憩
18:00-20:00  懇親会(大谷能生氏参加)


■参加条件:課題本の読了
 課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


大谷能生
1972年生まれ。批評家、音楽家。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。
2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義 を担当。
『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、
『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。
2007年9月に月曜 社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。
2006年12月にはソロ・アルバム『「河 岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。
2007年には待望の第一批評集『貧しい音楽』(月曜社)を上梓。
2008年には 菊地成孔と共著で待望の『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(エスクアイア マガジン ジャパン)を発表。
また、2008年には 第二批評集『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(メディア総合研究所)も発表された。
大谷能生の朝顔観察日記 


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年8月8日(土) 受付開始13:30~ 読書会14:00~16:00
  • 【毎年恒例-浴衣読書会】 夏目漱石「草枕」

毎年恒例の浴衣読書会

   課題本は
     夏目漱石「草枕」(新潮文庫版でなくても可)

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
※猫町倶楽部のブックカバーをお持ちの方はぜひ使用してご参加下さい。
         
  
■開催場所 : 白鳥庭園 清羽亭

※正門から入場してください。月曜会サポーターが「入場整理券」をお渡しします。
※昨年の浴衣読書会開催レポートはこちら

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2015年6月27日(土) 
  • 【動画速報】猫町UG@名古屋 緊縛☓生花コラボSHOW「O嬢の物語」



緊縛:永遠嬢
生花:ちかお 
モデル:さくら

【動画作成:もっしゃん

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年6月13日(土)~14(日) 
  • 【動画付!】月曜会8周年『ミドリの奈良ぶらりぶらこツアー』

梅雨の合間の天候に恵まれた6月13日(土)から14日(日)の二日間、名古屋在住の作家の吉川トリコさんをゲストに招いて猫町倶楽部月曜会8周年旅行を開催しました。

今回が初めての猫町倶楽部への参加という方から、お久しぶりの方、ベテランの方まで40名以上が参加しました。




13日の朝、猫町倶楽部のの元に続々と集まる参加者たち。これから貸し切りバスで出発です。






お菓子が配られ、自己紹介も始まって大人の修学旅行気分が盛り上がります。







今回の行き先は奈良県の橿原市や吉野など。修学旅行っぽいしおりもあります。
サポーターの腕章も、トリコロールに「ぶらりぶらこの恋」や「ミドリのミ」をあしらった特別仕立てです。
名札もこの写真だと見られないけど、裏面にまで工夫がしてあるんですよ。





奈良に着いたら、サポーターが考案した3つのオプショナルツアーか、ぶらことぶらおの自由行動が選択できました
こちらは橿原神宮周辺ツアー。



神宮の広大な境内と美しい森が印象的でした。



ここでトリコさんが引いたおみくじは大吉でしたが、「色に溺れ酒にくるへば凶なり」とも書いてありました。




こちらは飛鳥サイクリングツアー。
謎とロマンに満ちた古代史の舞台、飛鳥をのんびりサイクリング
蒸し暑くて坂道がきつかったけれど、里山ののどかな景色を見ながら良い汗をかきました。




こちらは大神神社飲んだくれツアー。
お酒の神様でもある大物主大神を祭る大神神社と、古い町並みが残る今井町を散策しました。酒造でお土産の日本酒も購入しました。




観光の後は宿泊するホテルの会場で読書会です。課題本はトリコさんの作品「ぶらりぶらこの恋」or「ミドリのミ」。のどちらかを選択でした。
「ぶらりぶらこの恋」では、意見を出し合っているうちに参加者の性癖があぶりだされるねなんて話も…?!




読書会中にトリコさんが各テーブルを回って、課題本について参加者からの質問を受けたり、逆に質問したり。






課題本にちなんだドレスコードからベストドレッサーの選出です。
今回のドレスコードは「トリコロール」or「ミドリ」とあって、課題本の主人公のコスプレから、この写真だと分からない小ネタまで、皆さん趣向をこらしたドレスアップでした。



ベストドレッサー()たちとトリコさんとで記念撮影



トリコさんに著書へサインしていただきました。ちゃんと日付と「奈良にて」と入っている、この旅行でしかいただけなかった記念のサインです。




読書会の後は夕食を挟んでトリコさんのトークイベントです。



参加者からの質問に答える形で、創作秘話から作品の解釈、BL論そしてここでは書けないことまで、お話は尽きませんでした。






トークイベント終わったあとは毎年恒例の部屋飲み
毎年夜中遅くまで(時には朝まで)盛り上がります。どんな話をしたのか内緒


二日目は朝食バイキング楽しんだ後ホテルをチェックアウト
それから吉野へ移動して観光と昼食です。
世界遺産もある吉野をのんびり散策。吉野葛や柿の葉寿司といったおいしい吉野名物を楽しんだ方も多かったようです。








世界遺産でもある金峯山寺。






同じく世界遺産の吉水神社へ。








吉野から名古屋駅までの帰途では旅の疲れか、それとも夜通し語り合ったからか、皆さんお疲れでした。初参加の方も二日目にはすっかり月曜会に馴染んでいたようです。


楽しい時はあっという間に過ぎてしまいます。しかしお楽しみはまだまだ続きます。この旅行中に生まれたトリコ組、第一回の企画「男子禁制 猫町BL読書会」の案内はコチラ


<文:涼 写真:名古屋月曜会第7期サポーター

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年6月19日(金) 読書会:18:50~21:00 懇親会:21:15~23:15
  • 名古屋アウトプット勉強会 第102回 木下是雄「理科系の作文技術」

「盛り込むべき内容をどう取捨し、それをどう組立てるかが勝負だ」

 

2015年6月19日(金)に第102回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。

場所は、名古屋駅近くのウィンクあいち。

課題本は木下是雄著の『理科系の作文技術』。

独自の発想で知られる物理学者である著者が、理科系の研究者・技術者・学生のために、論文・レポート・説明書・仕事の手紙の書き方、学会講演のコツを具体的にコーチした本。

今回の参加者は、39名。就職活動中の大学院生の方、大学生のお子様をお持ちの主婦の方、企業にお勤めの方など、色んな方にお集まりいただきました。

司会は、だらだらあひるさん。

まずは猫町倶楽部代表のタツヤさんからの挨拶。

各テーブル毎に、まずは自己紹介、その後、本を読んだ感想や意見をシェアしていきます。疑問に思ったことを質問していただいても結構です。一人で本を読んでいるだけでは分からなかったことが解決できることもあります。こんな読み方もあるんだと刺激をもらえます。

タイトルには理科系とありますが、文系の方にも役立つ内容でした。

今回から初の試みの実行宣言を行ないました。

実際本を読んで各自が実行する内容をふせんに書き、各テーブル毎に宣言してもらいました。各テーブル毎にベストを選出し、それぞれ発表。ベスト・オブ・ベストを選出しました。今回のベスト・オブ・ベストは、初参加のなほこさん。おめでとうございました。

これぞアウトプット勉強会の醍醐味。「本を読んで実行しないのは、本を読んでいないのと同じこと。」アウトプット勉強会は、「実社会においてコミットする力をつける会」です。もしこれを読んでためらっている方がいらっしゃいましたら、是非尻込みせず、参加してみて下さい。きっと新しい世界があなたを待っていることでしょう。

最後は、参加者皆で記念撮影。皆いい顔しています。

お時間の許す方は、勉強会が終わった後、懇親会会場へ。参加者は28名でした。

課題本に関する話題、その他の話題でも盛り上がりました。

話し足りない方達の中には、三次会に行かれた方もあったようです。

次回定例会は、7月18日(土)、課題本は吉川浩満著の『理不尽な進化』。

ゲスト吉川浩満さんをお招きしてのイベントになります。

ふるってのご参加を、サポーター一同お待ちしております。

最後に、皆さんの実行宣言はこちら









 



参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください。→ 名古屋アウトプット勉強会mixiコミュニティ

<文:こころ、写真:シロ、もは、だらだらあひる、もし>

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年8月2日(日) 受付開始15:30 書評講座16:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 豊崎由美の猫町書評講座【東京】

書評家の豊崎由美さんによる書評講座を猫町倶楽部(東京)で開催します。

書評の課題本は以下3冊です。
・ブッツァーティ「神を見た犬」(関口英子訳 光文社古典新訳文庫)
・呉明益「歩道橋の魔術師」(天野健太郎訳 白水社)
・柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文藝春秋)
このうち、どれか一冊を選んで書評を提出していただきます。

また、事前に、豊崎由美「ニッポンの書評」(光文社新書)を読んで来てください(こちらの書評は必要ありません)。

【書評提出及び採点の流れ】
1)まずは書評を提出しましょう
※提出される場合は、次の3つを必ずお守りください
 ■締め切り:7/18(土)
 ■原稿規定:1行20字換算で40行~80行
 ■書評を書く媒体(どんなところ向けに書いたか。雑誌名、新聞など)を明記してください。
応募フォームはこちら

2)締め切り後、提出された書評をまとめて参加者全員にメールいたします
  (各書評は誰が書いたのかわからないようにします)

3)それぞれ1~10点で採点し、別途ご連絡するフォームより投稿してください。
  ※7/28(火)までに投稿をお願いします。

4)書評講座当日は、メールでお送りした書評をプリントアウトして各自ご持参ください。

あとは当日。自分の書いた書評は何点なのか楽しみでもあり、怖くもあり……。
そして、豊﨑さんの講評を存分に味わってください。
書評のプロに、自分の書評をチェックしてもらえる!こんな貴重な体験、またとないチャンスです!

※書評を提出しない場合は採点のみでも参加できます。
参加条件は、
1.「ニッポンの書評」読了
2.「神を見た犬」「歩道橋の魔術師」「ナイルパーチの女子会」のいずれかの読了
3.採点の提出
となります。

※懇親会には豊崎さんも参加されますので、ぜひご参加ください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年8月1日(土) 14:00受付開始 14:30~16:30読書会 16:45~懇親会
  • 【浴衣読書会】 幸田文「きもの」

浴衣読書会
 
   課題本は  幸田文 「きもの



■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年8月1日(土) 受付開始15:00 読書会15:30~18:00 懇親会18:15~20:30
  • 男子禁制 猫町BL読書会開催決定!中村明日美子「同級生」 選書:吉川トリコ

男子禁制 猫町BL読書会(通称トリコ組)開催決定!

課題漫画は中村明日美子「同級生  選書は名古屋在住の作家・吉川トリコさん。

副読本:中村明日美子「卒業生-春-」「卒業生-冬-
※参加条件には入りませんが、読んでいただくとより楽しめます。

開催日はやおいの日=8月1日(土)

BLを読んだことはないけれど、ちょっと興味があるという方、大歓迎です!
読書会に初めて参加される方も沢山いらっしゃいます。
課題本は、入門編にぴったりのあまずっぱい青春物語です。


■参加条件:女性限定
課題図書の読了及びドレスコードの遵守
※課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※男子はおふたり参加限定で懇親会のみ参加受付します!
ただし懇親会といえども課題本の読了は必須条件です。
個別の申し込みは受け付けませんので、お二人まとめてお申し込みください。
懇親会費 : 3500円×2人  7000円
(お申し込み時のアンケートの「ご質問など」の欄に同伴者のお名前を入力してください)

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年7月29日(水) 受付開始19:00 シネマテーブル19:30〜21:00 懇親会21:10〜
  • 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

7月の第59回名古屋シネマテーブル
課題映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード



109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマ他市内劇場にて公開中です。

<タイムテーブル>
19:00      受付開始
19:30〜21:00  シネマテーブル(1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:10〜     懇親会(別会場に移動して二次会。いつも映画の話で盛り上がります!)

■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加申込は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※受付締切は7/26(日)となります。会場確保の都合上早めに参加表明していただけると大変助かります。

■メイン会場の定員を超えた場合、猫町倶楽部事務局より第2会場への案内が届く場合があります。
その時は案内に従って、第2会場であるMITTS COFFEE STANDに集合してください。

■名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
主にmixiに定例会の告知、会員同士の交流をしておりますので、継続して参加される場合は入会されることをおすすめします。またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2015年5月30日(土) 
  • 【動画付】大谷能生の21世紀芸術学講座第2回 ゲスト 菊地成孔

音楽評論家である大谷能生氏の21世紀芸術学講座。第2回は「10年後の東京大学のアルバート・アイラー」として東京藝術部待望の「ジャズ」を神保町STORAGEにて開催しました。藝術部初の90人に近い方々にご参加頂きました。






今回の課題本は、10年前に発売された「東京大学のアルバート・アイラー 歴史編」(青本)、副読本として「東京大学のアルバート・アイラー キーワード編」(赤本)。


参加者はJazzを初めて勉強したい方から趣味で聴き込んでいる方まで様々でした。課題本の音源を聴き込まれて参加された方も少なくありませんでした。



各チームに大谷さんも参加頂き、課題本の疑問、共著の作り方等の質問に答えて頂きました。
なんと課題本の表紙で着られていたTシャツを着てきて頂いたとの事で今回の会への気合いが感じられます。





休憩時間には、大谷さん自ら、自著やCDの物販も。中々手に入らない大谷さんが過去に主宰されていた雑誌はあっという間に完売でした。



レクチャーでは共著者である音楽家・文筆家の菊地成孔さんも参加!



東京大学での講義の裏側のお話から、共著や音楽活動を長年活動共にされているお二人の仲の良さが伺えるお話が続きます。





後半は実際に音源を聞きながら、ビバップの誕生等のテーマについて語って頂き時間が足りなくなる程でした。







懇親会は神保町にある上海庭で開催されました。



大谷さんを囲み、読書会、レクチャーの追加質問等に答えて頂きました。



最後に大谷さんから「読書というのは一人でするものであると思っていたが、猫町倶楽部に参加して皆で感想を言い合うのもまたよいものだ。」とのコメントを頂きました。




今回初会場開催にて、ご参加の皆様には多々ご協力頂き、ありがとうございました。
二期サポーターでの運営は今回が最後でした。次回から三期サポーターでの運営になります。引き続き東京藝術部をよろしくお願いします。

文 麻子 写真 はた、きむ

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【動画付】ゲスト:佐藤良明 ピンチョン「LAヴァイス」&PTA「インヒアレント・ヴァイス」

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月17日(日) 16:30~21:20
  • 【動画付】ゲスト:佐藤良明 ピンチョン「LAヴァイス」&PTA「インヒアレント・ヴァイス」

天候にも恵まれ、早くも初夏の陽気となった5月17日(日)、chano-ma代官山にて第65回東京文学サロン月曜会の定例会が開催されました。今回は第6期サポーターとしての初仕事であり、猫町倶楽部の映画の分科会「東京シネマテーブル水曜会」とのコラボ企画。ゲストはアメリカ文学/ポピュラー音楽研究者の佐藤良明さん。

課題本:トマス・ピンチョン「LAヴァイス
課題映画:『インヒアレント・ヴァイス

先ずは毎回恒例のサポーターランチミーティングからのスタートです。おいしいランチをいただきながら、ワイワイガヤガヤ。



こちらはファシリテーターミーティングの様子です。タイムテーブルの確認を済ませ、「今日はどんなことを話そうか?」など、早速話が弾みます。



今回のドレスコード「70年代ファッション」・「西海岸スタイル」に身を包んだ参加者の皆さんも集まり、会が始まります。



まずは課題本の訳者である佐藤良明さんの講演です。原書の時代設定である1970年代の世相なども含めて、笑いを交えながらの解説もあって本・映画への理解が一層深まります。









そして講演後、読書会に突入。



佐藤さんには各テーブルを回っていただき、参加者の皆さんと意見を交わしました。
「映画で描いて欲しかった思う原作シーンは?」など、行く先々で質問が飛び交います。





各テーブル、どんどん話が盛り上がります。同じ本・映画を読んでも・観ても、感じ方・捉え方は十人十色。様々な意見に出会えることもこの会の魅力♪





続いて、ベストドレッサー賞の選出です。作品中の登場人物をイメージした西海岸スタイルで受賞。




アピールポイントは、「チェックのシャツで西海岸テイストを表現しました!」。




お次の方は、作品の主人公「ドック」をイメージしたファッションで登場。
*注)写真左側は司会者です。偶然にも、恰好が似てますが。。。



ゲストの佐藤さんも受賞。70年代ファッション、キマってます!



「ベスト・オブ・ベストドレッサー賞」を佐藤さんに選んで頂きました。
ズラリと並んだベストドレッサーの皆さんの後ろから佐藤さんが肩をたたいたのは・・・

1970年代といえばヒッピー!ヒッピーをイメージしたファッションで見事に受賞。素敵なヘアバンドは、なんと、自作だそうです♫
おめでとうございます!



ベストドレッサー賞に選ばれた皆さんで記念撮影。



ここからは懇親会です。美味しいお酒・料理を片手に、会話も弾みます。





同じ本・映画を読んだ・観たことで、共通の話題ができ、初対面同士でも話が盛り上がります♪話は尽きません(^^♪



ゲストの佐藤さんの気さくな人柄もあって、大賑わいヽ(^o^)丿



今回は東京月曜会第6期サポーターとしての初めての定例会でありましたので、上手く運営できるか不安な点もありましたが、おかげさまで無事に運営できました。参加者の皆さんが笑顔で会場を後にしていく姿を見て、サポーター一同からも笑顔がこぼれます。


参加してくださった皆さんありがとうございました!
6月定例会は6月28日(日)chano-ma代官山にて開催です。課題本は、内田百けん『ノラや』 となりました。
ご参加を心よりお待ちしております。それでは、また来月によろしくお願いします!

記:らち(月曜会) 写真:ひーくん(シネマ)・メメントモリ(月曜会)

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年7月11日(土) 受付開始15:00 第一部15:30~18:30 第二部18:30~23:00
  • 【名古屋】猫町倶楽部の全てがわかる!初心者限定読書会【説明会付】

初心者限定読書会は猫町初心者の方(=過去参加回数0~2回までの方)を対象に猫町倶楽部の読書会の全活動を紹介し、猫町倶楽部はどんな雰囲気の会なのかを体験してもらおうという半年に一回だけ開催する貴重なイベント! 名古屋猫町倶楽部の6つの分科会が一堂に会して開催する説明会つきの読書会&パーティです。



それぞれの分科会の課題本と募集人数は下記の通りです。
※分科会は特に意識して頂くことはありません。お好きな課題本または課題映画を選んでご参加ください。



★名古屋アウトプット勉強会(定員18名)
課題本:ドラッカー「マネジメント【エッセンシャル版】

東浩紀「弱いつながり 検索ワードを探す旅」(幻冬舎)締め切りました

★名古屋文学サロン月曜会 (定員24名)
課題本:サリンジャー「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(白水社)


★猫町UG   (定員6名)
課題本:鹿島茂「SとM」(幻冬舎新書)

★名古屋藝術部 (定員6名)
課題本:辻 惟雄「奇想の系譜」(筑摩書房)


★フィロソフィア名古屋 (定員6名) 
課題本:國分功一郎「暇と退屈の倫理学


★名古屋シネマテーブル水曜会 (定員18名)締切りました。
課題映画:是枝裕和監督「海街diary

******************************************

それぞれ定員に達し次第締め切ります。
お申し込み時のアンケート欄にて、課題本(課題映画)をお選びください。

【タイムテーブル】
【第一部】  (※1ドリンク付き)
15:00~     受付開始
15:30~15:40 オープニング
15:40~17:40 読書会
17:50~18:30 分科会紹介(1分科会持ち時間5分)
【第二部】 (※1ドリンク付き)
18:30~20:00 懇親会
20:00~23:00 猫町ナイト(既存メンバーとの交流タイム)

■参加条件
・猫町倶楽部参加回数が0~2回までの方限定です。
※過去に3回以上参加された方はご遠慮下さい。
・課題本の読了または課題映画の鑑賞
※未読または未見の方はご参加はご遠慮ください。

■会場: Velvet i Scream

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年7月10日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】 アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

7月の課題本は
   アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」  

■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年7月8日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】 アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。

7月の課題本は

  アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」  


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月13日(水) 
  • ミシェル・ウエルベック「素粒子」【名古屋会場】

長いようで短かったGWも終わり、心機一転(?)
第89回月曜会名古屋会場は「珈琲店かこ 柳橋店」で行われました。





課題本はミシェル・ウエルベック「素粒子」。
フランスの現代文学を代表する作家ウエルベックの最高傑作ともいわれており、本国では大ムーブメントを巻き起こした本作。連休前ということもあり、443ページ(文庫版)と久しぶりにボリュームのある課題本となりました。





今日のおやつは杏のロールケーキ。





サポーターの挨拶から、読書会スタートです!!








セクシュアルな描写が多いのも特徴の本作。賛否両論巻き起こります。

かと思えば、「課題本はいつも買うけど読み切れずに参加出来ないことが多くて…でも今回は面白くて最後まで読めちゃいました」という参加者の方も。








(次回の月曜会旅行ゲスト、吉川トリコさんのお姿も…)





今回のドレスコードは「70年代テイスト」
ベストドレッサーはこの方々!





今日の一曲は同じく70年代つながり、The Nolans「I’m In the Mood for Dancing」


名古屋会場では恒例になりつつある、課題本の一節の朗読。
今回の担当はサポーターのスミー君。





軽快なポップスに合わせて、本編終盤に出てくる重厚な内容の詞を読んでくれました。
このミスマッチさ、不条理なフランス文学っぽいといえなくもないかも。


ラストは集合写真で。





猫町倶楽部でのサポーター任期は1年。
次回の旅行を残し、この会場の現サポーターでの設営はラストでした。
読書会を彩るテーブル札も、サポーターが交代で手作りしています。





というわけで(?)
名古屋文学サロン月曜会では、次期サポーターの募集もしています。
やってみたい、という方はこちらの応募要項をお読みの上、お申込みください
猫町倶楽部を楽しみ尽くすにはサポーターになるのが一番の近道! …かも?




***



懇親会は場所を移し、ヨーロッパの香り漂うワインダイニングで行われました。





週の半ばにもかかわらずの大盛り上がりで、終電を逃したメンバーさんもちらほら…。
お疲れ様でした。




※お知らせ

名古屋文学サロン月曜会の公式LINE@アカウントをはじめました!
各種お知らせや、月曜会をもっと楽しめる情報をダイレクトにお届けしていきます。
LINEのID検索で”@blc9637c”をご入力いただくか、
下のQRコード読取からご登録をお願いします。





また、参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会



レポート:あじさい
撮影:スミー

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年5月10日(日曜日) 
  • 参加に躊躇してる人のための初参加者限定読書会を開催

初夏を思わせる、さわやかに晴れた5月の日曜日。
代官山chano-maにて、初参加者限定読書会が開催されました。

このイベント、参加者はサポーター(運営ボランティア)を除く全員が猫町倶楽部に初参加の方、しかも、普段は別々に定例会を行っている東京の全分科会(「アウトプット勉強会」「文学サロン月曜会」「藝術部」「シネマテーブル」猫町UG(アンダーグラウンド)」)が一堂に会しての合同読書会という、とってもぜいたくな企画!!猫町倶楽部史上はじめての試みです。


開場前の準備に追われながらも、楽しげなサポーターたち。
自ら楽しまなければ、参加者のみなさんに楽しんでいただくことはできません♪



これは、各分科会の代表者によるくじ引きの様子です。一人ひとり、箱に手を入れて、紙を開いては、一喜一憂。
さぁ、これは何のためのくじ引きでしょう?(答えは後ほど♪)



受付が始まりました。やや緊張した面持ちで次から次へとやってくる参加者のみなさんを、笑顔でお出迎えします。
今回の受付を担当してくれたのは、このchano-maがホームグラウンドの月曜会サポーターのメンバーです。ありがとうございます!







司会による全体説明と代表者のタツヤさんからの挨拶のあと、いよいよ、読書会開始!分科会ごとに8人前後のグループに分かれて、進行役のファシリーテーターを中心に、それぞれの課題本(または課題映画)についての感想を語り合います。
今回の課題本は、アウトプット勉強会が「夜と霧」、月曜会が「グレート・ギャツビー」、藝術部が「奇想の系譜」、猫町UGが「谷崎潤一郎フェティシズム小説集」。シネマテーブルの課題映画は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」です。

参加者のなかには「これが人生初の読書会なので、うまく感想を言えないかもしれません」と心細そうな方も。それでも同じテーブルを囲むグループ全員が自己紹介を終えるころには、場が和みはじめ、自然と笑顔がこぼれます。

読書会だからといって、「きちんとした真面目な感想を言おう」とか「難しいことを言わなければ」なんて気負う必要は、まったくありません。他の方の感想や意見に耳を傾けているうちに、知らずしらず触発されて、自分でも思ってみなかったぐらい、すらすらと感想が口から飛び出してしまうもの。これが、猫町倶楽部の読書会の魅力なのです。



会場のあちらこちらから、話し声に混じって、楽しそうな笑い声が聞こえていました。



読書会の次は、本日のもうひとつの特別イベント。分科会対抗プレゼンバトルです!
各分科会の代表者が4分の持ち時間を好きに使って、思い思いの趣向を凝らしたアピールを繰り広げました。
(先ほどのくじ引きは、その順番を決めるためのものだったんですね♪)

優勝した分科会には、なんと!!この初参加者限定読書会にいらした方が5・6月に開催される定例会に申し込まれ、今回使用したネームカードを受付で提示してくださった場合には、その場で500円をキャッシュ・バック、という特典が!!


プレゼンでは、ドレスコード「マスク」を着用し、艶やかなドレス姿で熱のこもったスピーチをしてくれた「猫町UG(アンダーグラウンド)」



チャイムの音とともに指し棒を手にした女教師が登場し、chano-maを学校に一変させてしまった「東京アウトプット勉強会」



サポーターが全員前に立ってプレゼンした「東京文学サロン月曜会」



悠然と語りながらも4分の終わりを告げるタイマー音とぴったり同時に終わらせて会場をわかせた「東京藝術部」



こちらは映画を語る会「東京シネマテーブル水曜会」


それぞれ各分科会の個性がプレゼンにも出ていますね。







参加者のみなさんには投票用紙が配られ、プレゼンを見て「参加したくなった」分科会に1票を投じていただきました。


 

開票の結果、優勝したのは……


67票中24票を獲得した、東京アウトプット勉強会でした!!
アウトプット勉強会のサポーターのみなさん、おめでとうございます♪


初参加者限定読書会前半は、これにて終了。この後は、懇親会に入ります。お酒を片手に、料理をつまみながら、会場のあちらこちらで話に花が咲いています。
はじめは読書会のグループごとに固まっていましたが、時間が経つにつれて、同じ分科会の違うグループと合流したり、サポーターが他の分科会のテーブルに混ざったりと、グループや分科会の枠を超えて、新たな輪がいくつも生まれていました。



 

笑い声と話し声が響き合い、初対面同士とは思えないほどの盛り上がりでしたね♪
終了後には、輪になってLINEのIDを交換し合う参加者の姿も見られました。


参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!

各分科会へのご参加を、心よりお待ちしています♪

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月8日(金) 
  • ミシェル・ウエルベック「素粒子」【藤ヶ丘会場】

第89回名古屋文学サロン月曜会 ミシェル・ウエルベック「素粒子」。
藤ヶ丘会場ではJAZZ茶房青猫にて開催されました。

テーブル札は、サポーターの手作りです。
課題本にちなんで、カナリアの鳥籠をイメージしてみました。





それでは、読書会スタートです。
「文系なので、理系はちょっと苦手。」
「理系用語の説明は、難しかった」苦手意識が高い意見が。





「ミシェルとブリュノのどっちが好き?」
「読んでみたら、SFっぽくない。意外と下ネタが多い」など





「女性は、ブリュノに対して共感できない」
「70年代の時代背景がよくわかる」
「以前の課題本、オルダス・ハクスリー『素晴らしい新世界』の影響が作風に影響しているのでは?」などの意見が出ました。





読書会も終わり、ベストドレッサーの発表です。
今回のドレスコードは「70年代」
お母さんの若い頃着ていたワンピース、「素粒子」にちなんだ水玉柄、アロハシャツなどがベストドレッサーに選ばれました。おめでとうございます!





ベストドレッサーの発表の後は、青猫マスターが課題本にちなんで選ぶ一曲です。
曲はミシェル・ペトルチアーニ「Looking Up」
作曲者は、身長が140センチしかなく、曲もピアノソロでなんとなく悲しい曲。登場人物たちの誰にも理解されない孤独感を表現したような感じでした。





読書会の後は、懇親会。終電間際まで話が尽きません。
皆さん、お疲れ様でした。




※お知らせ


名古屋月曜会では、次期7月からのサポーターの募集をしています。
やってみたい、という方はこちらの応募要項をお読みの上、お申込みください
猫町倶楽部を楽しみ尽くすにはサポーターになるのが一番の近道! …かも?


そしてもうひとつ、
名古屋月曜会では公式LINE@アカウントをはじめました!
各種お知らせや、月曜会をもっと楽しめる情報をダイレクトにお届けしていきます。
LINEのID検索より”@blc9637c”をご入力いただくか、
下のQRコードを読取からご登録をお願いします。




また、参加者同士の情報交換はmixiコミュニティが充実しています。お気軽にご参加ください!→ 名古屋文学サロン月曜会


レポート:きょうへい
撮影:ちづの

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月2日 
  • 【恵文社コラボ】第4回関西文学サロン月曜会「氷」



5/2に行われた第4回関西文学サロン月曜会。日中は熱くなりましたが、初夏のひんやりした感じを味わうということで今回の課題本は、「氷」です。GW真っ只中にもかかわらず参加された29人の皆様ありがとうございました。



今回の課題本は非現実的なところもあり、スリップストリーム文学と位置づけられています。「課題本の読了」、「他人の意見を否定しない」のルールのもと読書会が始まります。どのような意見が出たでしょうか?4つのチームから出た意見を一部紹介いたします!(※各チームには「ファシリテ―ター」という有志で司会進行をしてくださる方がいますが、決して本書の専門家というわけではありません。)



全体的に冷たい感じなところもあり、なかなか感情移入できないという共通の意見も出ましたが、普段手に取らない本を読めるのは読書会の魅力の1つだと思います。

一方で、明晰な文章で「見たことない景色」の描写でそれを想像して楽しむことができたという意見もありました。



登場人物や物を何かに置き換えて読んでみると面白く読めるのでは?という意見があり、登場人物の関係から、恋愛小説であったり、家族との関係を記述しているのでは?と推測されたりしていました。中には他の媒体から作家の人生など調べた上で登場人物や物を何かに置き換えて読んだ方がいらっしゃり、同じテーブルにいた参加者は非常に納得されている様子でした。



結末については意見が分かれました。どう捉えるかは読み手によって変わりますが、そこを語り合って共有することで新たな視点を見つけることができます!

月曜会では、その回ごとに指定されたドレスコードがあります。ドレスコードは、参加者の服装など装いに一定のテーマや決まりを設定することにより、会をさらに楽しくする『遊び』を取り入れています。今回は「ブリッティッシュスタイル」で、以下各テーブルから選出されたベストドレッサーの皆様です!皆様思い思いのスタイルを楽しんでらっしゃいます♪



関西で開催されておりビジネス書を主に扱う「関西アウトプット勉強会」の紹介もあったので、こちらも紹介させていただきます。

5/23(土) 吉川浩満著「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」



興味を持たれましたら下記リンクをご確認下さい。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/20970

続きまして懇親会。「ブリティッシュスタイル」繋がりでイングリッシュ・ティーパーティー風!食事も課題本、ドレスコードと合わせると場の雰囲気がいっそう良くなり会話も弾みます(^^)





次回の課題本は、 宮沢賢治「銀河鉄道の夜(新潮文庫版)」で、6/6(土)の開催を予定しております。

読まれた方もたくさんいらっしゃるかと思われますが、この本について語る場は希少だと思います。申し込みはお早めに!

文: ケンサク 写真: しんちゃん

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第二部のみ当日券あり!【禁断の18禁読書会】永遠嬢×猫町UGコラボ「O嬢の物語」@名古屋

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2015年6月27日(土) 15:30~受付開始、16:00~第一部、19:50~第二部
  • 第二部のみ当日券あり!【禁断の18禁読書会】永遠嬢×猫町UGコラボ「O嬢の物語」@名古屋

猫町UG満を持して名古屋で開催!


名古屋初開催の今回は名古屋で活躍中の女王様・永遠嬢(写真下)とのコラボでお送りします。



課題本はポーリーヌ・レアージュ「O嬢の物語」
澁澤龍彦訳 O嬢の物語
高遠弘美訳 完訳Oの物語
どちらをお読みになってもご参加いただけます。

★「完訳Oの物語」(高遠弘美訳)を編集担当をされた幣旗愛子さんから読みどころを教えていただきました。

宗教人類学者植島啓司さんによるトークショー
若林美保さんのパフォーマンス
永遠嬢の緊縛ショー
アフターパーティはDJイベント・猫町ナイト“分裂病者のダンス・パーティ”

猫町UGならではのアカデミックでフェティッシュなイベントです。
猫町UGは同じことは二度とやりません。
お見逃しなく!!

◆参加条件
課題本の読了とドレスコードの遵守
*「第二部のみ参加」の方は課題本を読まなくてもご参加いただけます。
*ドレスコードは「マスク」です。
受付でマスクの着用を確認をさせていただきます。

◆会場
Live & Lounge Vio
名古屋市中区新栄2丁目1-9 flexビル b2(地下鉄東山線新栄駅下車)

◆参加費 ・第一部のみ 2500円(読書会+若林美保パフォーマンス+植島啓二トークショー)
・第二部のみ 3000円(永遠嬢緊縛ショー+猫町ナイト)
・セット参加 5000円(第一部+第二部)
※ドリンク代500円別途必要(当日受付時にお支払いただきます。)
※第二部のみ参加される場合は課題本を読まなくてもご参加いただけます。

◆タイムテーブル
15:30~ 受付開始
【第一部】
16:00~ 若林美保オープニングパフォーマンス
16:15~18:30 読書会
18:40~ 植島啓司トークショー
【第二部】
19:50~ 永遠嬢緊縛ショー~猫町ナイト“分裂病者のダンス・パーティ”

※このイベントは条例により18歳未満の方の入場はできません。当日入場の際に身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。撮影は禁止とさせていただきます。ご了承下さい。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

※「猫町UGってどんな読書会なんだろう?」という方は是非こちらをチェックしてみてください。記者さんの体験レポートです。
・週刊エコノミスト(毎日新聞社)迎春合併号
禁断の「仮面読書会」に潜入 女性主導の恋愛論に発展
・月に吠える通信WEB
ドレスコードは仮面着用。アンダーグラウンドな読書会に参加してみた。
・Feti.Tokyo
智のいいなりになる悦び[前編] [後編]

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年4月25日(土) 
  • 【動画付】名古屋アウトプット勉強会第100回記念 ゲスト湯山玲子



2006年9月に始まった名古屋アウトプット勉強会も、今回でなんと100回を迎えました。
猫町倶楽部のすべてはここから始まった!ということで記念すべき100回目は、歴史を振り返る展示あり、これからを語るイベントあり、初心者説明会あり、さらにはゲストに湯山玲子さんをお迎えして、112名の男女が熱く語り合う盛り沢山な読書会となりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

会場は、毎度おなじみウインクあいち。第1部は無料開放ということで、13:30の受付開始と共に続々と入場者が訪れました。



過去課題本にその時のエピソードを添えた猫町年表や、掲載雑誌などの展示物を熱心に読んでます。




Twitterで皆さんがつぶやいていた「猫町倶楽部でやりたいこと」や、課題本の名言集「猫町倶楽部bot」もピックアップしました。

開催のあいさつで代表のタツヤさんからは、「参加者4人からスタートしたこの会が、今では全国で年間130回、約6,000人の方が参加している日本で一番大きな読書会組織になっています。始めた時はこんなことになるなんて、夢にも思ってなかった。」とのお言葉。(も1年前までこんな巨大組織に関わるなんて思ってなかったよ!)



14時からは「名古屋アウトプット勉強会 100の軌跡」と題した初心者説明会。壇上に上がったのは、2年間副管理人を務めたひこさん。着物姿もばっちり






過去の懐かしい写真をちりばめながら、
・勉強会と言っても硬い話ばかりじゃなく、懇親会は和やかで楽しいこと。
・定期的に著者ゲストイベントがあって、直接お話できる機会があること。
などの楽しいお話がありました。

続きましてはプチイベント、ブレインストーミング大会!テーマは「アウトプット勉強会でやりたいこと」。ブレインストーミングとは、否定禁止・相乗り上等・質より量がポイントのアイディア出しの手法です。
まずは黙々とふせんに書き込み、後から繋げたり加えたりとアイディアを形にしていきます。限られた時間にも関わらず、なかなか突飛なアイディアがたくさん出た模様。



面白そうなものは、近いうちに課外活動で実現するようです。

そして第2部は、2ラウンド制の読書会!
課題本は男性が「男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋」
女性が「文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!~ 」
前半は男女別、後半は男女混合での仁義なきアウトプット。





「紅一点になった女子は男性化するかオカンになるしかない」
「ファッションにこだわる姿勢はすごく共感できる」



「男性がサードプレイスを確保するには、相応の努力がいる」
「40代以上には理解しがたいかもしれないが、若年世代には仕事だけにこだわらない姿勢が浸透しつつある」



著者の湯山さんもテーブルを回って熱弁を奮います。





(殴り合いも否定もしませんが)2ラウンドに渡る熱き戦いを終え、休憩をはさんでお次は著者、湯山さんによる講演会。
子供の頃のお話や、最近推している映画、果ては村おこしについてなど、湯山さん節の利いた痛快なお話でありました。







そしてお待ちかねの懇親会は、いつもと雰囲気を変えて結婚式にも使用される「ラ・エテルニータ」にて。



今回はお久しぶりの参加者も多く、懇親会にも8割を超える92名が参加、懐かしい話に大いに花が咲いた様子です。









そこで行われた湯山さんによる公開人生相談も、こじらせ男子への生き方相談や、ファッションアドバイスなど多彩な湯山さんワールドで大盛り上がりとなりました。





今回の読書会は、現役サポーターだけでなく歴代サポーターも集結しての精鋭部隊で準備を進めてきました。短い準備期間の中で、意思疎通や時間配分など、難しい場面もありましたが、それも含めてお祭りのように楽しめたこと、また無事開催することができ、本当に得難い経験となりました。何より会場の皆さんが笑顔と熱気に溢れていたのが、とても印象に残っています。この笑顔がある限り、猫町倶楽部はこれからも200回、1,000回と続いていくのだと思います。

そして、今回は15名超の方が初参加でした。まだ猫町倶楽部に来たことがないという方も、課題本にちょっと足踏みしているという方も、次回こそLet’s try!
湯山さんも言ってます。「すべての悩みはやってみれば解決する!」

詳しい情報はこちらまで→ 名古屋アウトプット勉強会mixiコミュニティ
湯山さんの痛快トークが気になる方はこちらもどうぞ→ 名古屋アウトプット勉強会100回イベントTogetter

(文・もは/写真・hilo、okko、もは)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年4月18日(土) 
  • 【名古屋シネマテーブル】『チョコリエッタ』監督×原作者トークショー

4月の名古屋シネマテーブルは、特別イベント!



矢場町spazio-ritaにて、
映画「チョコリエッタ」の監督・風間志織さんと、
原作者・大島真寿美さんを招いたスペシャルトークショー
を開催いたしました。


準備を終え、受付でスタンバイするサポーターの二人です。
さあ、開場。



今回も会場定員いっぱいの多くの方がご来場下さり、
賑やかな雰囲気の中、シネマテーブルスタートです。



原作者の大島先生もいらっしゃるからか、
多くの方が映画だけでなく、原作も読んで参加されたようです。
原作との差、映画化ならではの面白みなどについても
会話が交わされました。







また、チョコリエッタは地元名古屋がロケ地になった映画ということもあり、
撮影場所の話題など、本作ならではの話も弾みました。



シネマテーブルの後は、いよいよ
風間志織監督(写真左)と大島真寿美先生(写真右)のトークショー。
お二人は二十年来の飲み友達とのこと。
乾杯のかけ声でスタートです。



風間監督は、高校時代に映画に救われたというご自身の過去と
重なるところのある、原作・チョコリエッタに大変思い入れがあり、
映画化の話が出た際、「映画化されるなら自分がやるしかない!」
と決意され、今回の映画化に至ったとのことでした。



参加者の皆さんがあらかじめ書いておいた質問をもとに、
Q&A形式でお話が進んでいきます。
司会ワカマツさんの手元には、たくさんの質問用紙。



風間監督は、2021年という時代設定の中で、放射能汚染や軍隊が存在する日本を
描いた理由や、3時間近い長編になった理由から、作中のフェリーニ映画
のコピー作品やロケ地の裏話など、一つ一つ丁寧にお答え下さいました。

また、主演の森川葵さんについてのエロス、フェチについての質問や、
菅田将暉さんに関する仮面ライダーの話などでも会場を湧かせていました。



大島先生は、作中で大きな役割を占めている
フェリーニの映画「道」について、個人的に大切なフェリーニ作品は「8 1/2」
だけれども、チョコリエッタは「道」でなければ駄目だった、という
書き手のインスピレーションのお話をされて、刺激的でした。

また、映画に関しては、空気感が原作ととても合っているところがよかったとのお話。
お気に入りのシーンは映像の力を感じたという、クジラバスのシーンとのことでした。



最後まで多くの方がゲストお二人のトークに聞き入っていました。





また、当日物販にはジュンク堂さんが入っていて、
大島先生の本を購入したら、その場でサインをしていただけました!



最後はゲストと関係者の皆さん、スタッフに加え、
「チョコリエッタ」にジェルソミーナ役で出演された竹内咲衣さん、
そして風間監督のお子さんも一緒に、記念撮影。

風間監督、大島先生、参加者の皆さま、ありがとうございました!
なお、名古屋シネマテーブルは今回より
新たに第3期サポーターを含めた新体制となりました。
今期もどうぞよろしくお願いいたします。

(文:とーる, 写真:りん)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 5/17(日)映画を観るか?原作を読むか?「インヒアレント・ヴァイス」&「LA・ヴァイス」 ゲスト:佐藤良明 

特別イベント

  • 2015年5月17日(日) 受付開始16:00  読書会&トークショー16:30~19:45  懇親会19:45~
  • 5/17(日)映画を観るか?原作を読むか?「インヒアレント・ヴァイス」&「LA・ヴァイス」 ゲスト:佐藤良明 

東京文学サロン月曜会&東京シネテマテーブル水曜会 コラボイベント  
ゲストに佐藤良明さんをお迎えします。 

課題本は
   トマス・ピンチョン「LAヴァイス

課題映画は
   『インヒアレント・ヴァイス4/18公開

<タイムテーブル> (若干の変更がある場合があります。)
16:00       受付開始   
16:30~17:30 トークショー 
17:30~17:45 質疑応答 
17:55~19:45 読書会
19:45~21:30 懇親会


■参加条件:・課題本の読了または課題映画の鑑賞
      ・ドレスコードの遵守
    ※課題本も読んで課題映画も観て参加は500円引きになります。 
    ※未読または未見の方はご参加はご遠慮ください。
 
■参加表明は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 5/16(土)バーバラ ミント著『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年5月16日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 5/16(土)バーバラ ミント著『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』

5月の定例会の課題本は

バーバラ ミント著『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』(ダイヤモンド社)

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年3月21日 
  • 豊﨑由美の猫町書評講座(第三回)

2014年6月の月曜会旅行をきっかけに始まった新企画「豊﨑由美の書評講座」。
8月・11月に続き、第3回の開催です。

今回の課題本は、以下の3冊。
■ミハル・アイヴァス「黄金時代」
■滝口悠生「愛と人生」
■松尾スズキ「私はテレビに出たかった」



参加者が課題本のいずれか1冊を選んで書評を書いて、
その全ての原稿を講座の2週間前にサポーターが集め、
誰が書いたかわからないように1冊の書評集にし、
参加者に送ります。

参加者は届いた書評集を読んで、
1点から10点の間で各原稿を採点します。
採点結果はサポーターが一覧表にまとめ、
豊﨑さんの採点を含め、講座当日に発表されます。

いよいよ、講座がスタート。



点数の高い書評から、順番に講評されていく豊﨑由美さん。
採点表を見ながら参加者を指名し「なぜこの点数を付けたのか?」と理由を聞かれます。



課題本の1つ「愛と人生」は、映画「男がつらいよ」シリーズを題材にした小説。
多様な読みを許す作品であるために、書くのに苦戦した人も多かった様子。

豊崎さんはある書評での筆者の誤読を指摘しつつ、「たとえ誤読だとしても、美しいことばならアリだと思う。」

一作、一作、いいところは大いに褒めてもらえます。

「10人が読んで10人ともが好きという書評はない。全ての人に好かれる文章を書こうとすると面白くなくなる。」

「自分の解釈を断言することが大事。あなたが断言しても世界はビクともしない。違うと言われたらギャフンと言えばいい。」

豊﨑さんの力強いコメントが飛びます。

講座を終えての記念写真。



あっと言う間の2時間でした。

 

懇親会はもちろん豊﨑さんを交えて。

課題本や講座の感想を話したり、辛口採点の理由を豊﨑さんへ直接聞きに行ったり(笑)。

話は尽きません。豊﨑シャチョーのお話も毎回面白すぎる!


 

今回の書評王は、ラジオDJの語りで「黄金時代」を評したスミー君。
なんと、第2回に続いての2連覇です。
記念に豊崎さんとのツーショットをパシャリ。


 

懇親会の後は再び靑猫へ。終電まで語り合いました。



さて、全3回の予定で開催してきた書評講座も、今回で一段落。

たった1冊の本であっても、読む人それぞれの解釈があって、それぞれの語り方がある。

「書評を書く」という試みは、自分らしさと向き合うことなのだと感じました。

 

文責:かずいち(月曜会6期サポーター、書評講座リーダー)

撮影:キム、okko

 

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2014年3月14日(土) 
  • 【動画付】鈴木淳史のコンサートレクチャーシリーズ @名古屋藝術部第一弾

東京でも大好評だったクラシックレクチャーシリーズ!
名古屋では昨年6月のクラシック野獣主義以来、2度目の開催です。
今回は、クラシック音楽評論家の鈴木淳史さんのおすすめのコンサートを、鈴木さんと一緒に聴きに行くというとても贅沢な企画です。

聴きに行くコンサートは、東京都交響楽団創立50周年記念 名古屋特別講演 
エアリフ・インバル(指揮)
ワーグナー《トリスタンとイゾルテ》より「前奏曲と愛の死」



ブルックナー交響曲第4番変ホ長調《ロマンチック》






まずはランチ会で、コンサート前に鈴木さんから事前レクチャーを受けます!
ランチ会場は愛知県芸術劇場近くのイタリアンのお店です。






藝術部サポーターズが参加のみなさまを笑顔でお出迎えします。
続々と集まってまいりました!




この日の特製ネームカード♪水玉です。臨時サポーターチアキさん制作




藝術部サポーター、しょうふうさんの司会でスタートです。
鈴木さんに今回のコンサートを選んだ理由を話していただきました。




今回のコンサートは、初心者向けというより、マラソンでいうならフルマラソン?!とのこと…。
鈴木さん「決して聞きやすい曲ではないけれど、いきなりフルマラソンに挑戦するのもいいじゃないかと。」これは、事前レクチャーがあってよかったですねー!!




まずは猫町倶楽部主宰タツヤさん、乾杯の挨拶から!!






続々とお料理が並びます。テーブルごとに歓談中。











さて、お腹も満たされたところで…
鈴木さんのレクチャータイムです。


まずは、ワーグナーの『トリスタンとイゾルテ』のレクチャーからです。
ワーグナー以前のオペラというのは社交の場であって、作品よりもいろんな人が集ってワイワイガヤガヤして楽しむ場でありました。それを現代のような劇場で集中してみる形にしたのは、ワーグナーなのだそう。






『トリスタンとイゾルテ』は全部で4時間のオペラ。
今回の都響の演奏は、オペラの中でも最初と最後を抜粋した超いいとこ取りの演奏が聴けます!



「トリスタンとイゾルテ」の物語のあらすじも詳しく説明してもらいます。
鈴木さん、最後に一言「まあ、簡単に言うと不倫の話です(笑)」
参加者「わかりやすいー」との声…!会場にどっと笑いがおきました。


つぎに、実際に音を出してもらって、解説です。
何ともいえないような音「トリスタン和音」を聴き、説明してもらいました。



ワーグナーは不安にさせるような流れの旋律を使うことで、終わらない雰囲気やセクシャルな感じを出したかった。うねうねとした雰囲気はどこに進んでいくかわからない、漂う感じを出しています。


こちらは「愛の死」の歌詞です。





ワーグナーの作品は女性が必ず死ぬ。最後に死ぬことによって物語が解決するのだそうです。
「いわゆるワーグナーはマザコンなのですよ。『女性によって世界は救われる』というのが彼のオペラには必ず入っている。」と鈴木さん

続いて、ブルックナー交響曲第4番変ホ長調《ロマンチック》のレクチャーです。
ブルックナーの特徴と言えば…
・長い 
・地味である 
・くり返しが多い
・うるさい
・男子トイレに行列ができる(→女子が少ない)
・幼女好き
(最後の項目に会場がざわざわします)

ブルックナーは一つの作品を何度も改訂している作曲家で、弟子にこうしたほうがよいと言われるとすぐ直すひとでした。
ブルックナー好き=オタク!
日本のブルックナーファンが一番オタクだそうです。
鈴木さん「オタクって細かい違いが好きでしょ?」

今回の交響曲4番はブルックナーの中でも一番わかりやすくて、人気があるそうです。
(およそ一時間の演奏時間)

ブルックナーの音楽は長くて、同じフレーズの繰り返しで今どこにいるのかわからなくなる感覚と、それでいてすごく緻密に考えられたひとつひとつの部分が全体をつくっているのだと。
それは、普通、相いれないものであるのだけど、その両方をあじわえるのがブルックナーの音楽だとのことです。(なんとも奥が深そうですね…)
このあとも、ブルックナーに関して、愛のある講義が続きました。
第1楽章から第4楽章までの、交響曲の形式(ソナタ形式、ロンド形式、スケルツォ、など)も実際に
主題の音を聴かせてもらって解説していただきました。


さて、コンサート会場の愛知県芸術劇場に歩いて移動します。






コンサート前に集合してパチリ




いよいよ、コンサートの始まりです!!
(何だか男性の観客が多いような…。トイレは行列なのだろうか?)






コンサート終了後




レクチャー後のオーケストラの演奏、みなさま楽しんでいただけましたでしょうか?



今回は、急遽、懇親会を設けました。
会場は、名古屋猫町でもおなじみの「音楽&薬草バー スキヴィアス」です。










鈴木さんにもDJをしていだたきました!










鈴木さんとスキヴィアスのマスター、おふたりのコラボDJもありました。
何だか音楽の話で気が合っていて楽しそう~。




名古屋猫町DJのふたり♪




恋チュン』が流れると自然にみんな踊りだします






みんなニコニコ楽しそうですねぇ~。








としちゃんのレコード!!




主宰のなでくり。さすがにきまっています!




この日は、ジャスミンちかおの小料理的なものもお出ししました!












藝術部2日間連続イベント、一日目にして濃厚で楽しい一日でした。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。「コンサートレクチャーシリーズ」なので
次回があるかも?!しれません。次回開催をお楽しみに~!!
そして、この後、二日目、「爆クラ@名古屋」イベントに続きます!




最後に、
今回のコンサートレクチャーで参加者のみなさまにお配りした「初めてのクラシックコンサート レジュメ」を掲載します。
鈴木さんへの質問&回答が、とても素敵で、クラシックコンサートへのとっつきにくさをグッと和らげてくれると好評でした。今回参加できなかった方も、次回の参考にしていただければと思います。

*****************************************************************

【初めてのクラシックコンサート レジュメ】
質問1 最初、何を観に行けばいいのかわかりません。
全くの初心者です。家で鑑賞することもありません。webで検索すると好きなものを観に行けだとか地元の交響楽団を聴きにいけだとかありますが、いまいちピンときません。鈴木さんならではのポイントはありますか?

難しい質問です(笑)。北方謙三なら、たぶん「そうやって童貞をこじらせるくらいなら、黙ってソープに行け」などと言いたくなるに違いありません。何に頼ろうと構いませんので、どうか自分なりの方法で探して下さい。音楽に限らず、日頃から好奇心のアンテナの感度を上げていくと、向こうのほうから、これを聴け、ここに来い、と勝手に呼びかけられるものです。

質問2 ドレスコードはありますか?
普段着、ジーパン姿でもかまわないとありますが、本当でしょうか?もし本当でもそれは日本だけのような気がします。


ありません。何かしら服さえ着ていれば、たとえ上下スエットのちょっとコンビニ行ってくるスタイルでも入場できますので、90年代のディスコより敷居は低いです(ただ、コンビニ行ってくるスタイルだと少し目立つことがあるので、そういう目線を気にしてしまう人はジーンズくらいは履いていったほうが得策と思われます)。ドレスコードがあるのは、世界中見渡してもグラインドボーン音楽祭くらいなもので、そういう場合は事前に説明があります。

質問3 持っていったほうがいいものはありますか?
演奏者を観るためのオペラグラス、急な咳を緩和するために、のど飴、ハンカチは持っていったほうがいいとありました。その他にあるといいものを教えてください。


とくに思いつきません。身軽なほうがいいでしょう。でも、わたしはチケットや財布を忘れて汗が噴き出したことが幾度かあります。

質問4 開演何分前に会場に入るのがベストですか?遅刻してしまいました!どうすればいんでしょう?

入ったことがない会場なら少し早めにいくのがベターでしょう。日本では通常開演30分前には開場しています。遅刻したら、レセプショニストに従うこと。楽章間か曲間で入れてもらえます。

質問5 演奏中にやってはいけないことはなんでしょう?
静かにする、音は立てない、腕時計のアラームや携帯電話のスイッチを切る。などはわかりますが、その他にしていけないことはありますか?咳止めの飴を出し忘れてしまいました。どうすればいいんでしょう?


音以外では、むやみに身体を動かしたり、前のめりになると、周囲に嫌がられることが多いです。飴を出し忘れたら、諦めましょう。飴を剥く音より咳のほうが気にならないものです。

質問6 拍手のタイミングがわかりません。
曲が終わったらするとあります。でも基本クラシックは楽章ごとに分かれていますよね。ここで拍手したら恥ずかしいですよね?


演奏者の「もう終わりだよ」という顔の表情を見て一息入れてから拍手すればいいだけなのですが、慣れないとそうした気配に気づきにくいので、客席が拍手をし始めたら5つ数えて止む様子がなければ自分もする、という様子見の姿勢でいいのではないのでしょうか。楽章間で拍手をするのは恥ずかしいというより、迷惑になることも多いので、やめたほうがいいと思います。

質問7 クラシックコンサートの席について
真ん中が人気があるのは分かりますが、あえて右に座る人、左に座る人もいるようです。これは何故でしょう?


ホールによって音の伝わり方が違うからです。とくに残響の多そうな場所では、横側に陣取って直接音を聴いたほうが細かいところがわかって得した気分、というわたしのような人がいます。

(レポート:ちかお

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月13日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】5/13(水)ミシェル・ウエルベック「素粒子」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。

今月の課題本は
   ミシェル・ウエルベックの「素粒子


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年3月22日(日)  受付開始16:00  読書会16:30~18:30  懇親会18:30~21:00
  • 第63回東京文学サロン月曜会 コンラッド 「闇の奥」

冬の寒さも大分やわらぎ、桜のつぼみがほころぶのを待つばかりの3月の日曜日、第63回 東京文学サロン月曜会の定例会を、代官山のcafe、Chano-maにて開催しました。今回の課題本はコンラッドの「闇の奥」。今回も100名以上の方々にご参加頂きました。



定例会開催の1時間前からは、ファシリテーターの皆さんの事前ミーティングが行われます。進行役のファシリテーターは、何度かご参加いただいている参加者さんにお願いしています。いつもありがとうございます。



16:00よりいよいよ開場です。皆さん続々と受付を済ませ来場してきます。




各班7~8人で感想をシェアし合います。







各テーブルで話が盛り上がります。
今回の課題本は難解に感じた参加者さんが多かったようです。しかしそんな本だからこそ、みんなで感想や考えをシェアすることで、理解を深めることができるのかもしれません。


そして読書会の締めくくりは「ベストドレッサー」の選出。月曜会ではちょっとしたお遊び要素として、読書会にドレスコードを取り入れています。今日のドレスコードは「闇の奥」にちなんで「ダークカラー」。2班で1人ずつ、ベストドレッサーの方を選んでいきます。


今回選出されたのはこちらの方々。おめでとうございます!!


読書会の後はお酒も入って懇親会です。みなさん席も話題も自由に楽しんでいます。





テーブルによっては何やら紙とペンを使ったワークショップが開かれているようですよ。




「偏愛マップ」という、教育学者の齋藤孝さんが考案した初対面の人が仲良くなれるコミュニケーションメソッドなんだそうです。こういったお楽しみ要素があるので、初参加の方もすぐ仲良くなれますよ!


今回も楽しくてあっという間の定例会でした!!
次回の開催は4/19(日)、課題本は太宰治の「晩年」です。早めの定員が予想されますので、申し込みはお早目に!!


さて、2014年5月から運営してきたわれわれ東京月曜会第5期サポーターですが、次回の定例会が第5期の運営する最後の定例会となります。精一杯楽しい定例会にしますのでみなさんぜひご参加ください!お楽しみに!!


記:あおき  写真:アンツ、まき

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【金沢支部設立記念 金沢文学サロン第一回】5/9(土)吉田健一「金沢・酒宴」

特別イベント

  • 2015年5月9日(土) 受付開始12:30 読書会13:00~15:00 懇親会18:00~
  • 【金沢支部設立記念 金沢文学サロン第一回】5/9(土)吉田健一「金沢・酒宴」

金沢支部設立記念 金沢文学サロン

第一回の課題本は
   吉田健一「金沢・酒宴 (講談社文芸文庫)」

■タイムテーブル
12:30~ 受付開始
13:00~ 読書会スタート
15:00  読書会終了
(15:00~ 有志で21世紀美術館鑑賞会 参加費別途)
18:00~ 懇親会
20:00 終了

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月8日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【藤が丘会場】5/8(金)ミシェル・ウエルベック「素粒子」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。

今月の課題本は
   ミシェル・ウエルベックの「素粒子


■参加条件:課題図書の読了及びドレスコードの遵守
  課題本の読了はこの会の大切な条件です。未読の方のご参加はご遠慮ください。 

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 名古屋アウトプット勉強会 第99回「なぜ人と組織は変われないのか―ハーバード流 自己変革の理論と実践」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年03月20日(金) 
  • 名古屋アウトプット勉強会 第99回「なぜ人と組織は変われないのか―ハーバード流 自己変革の理論と実践」

下心があることをみんなが自覚するべき



前後編に分けて開催されるほど厚いトマ・ピケティ「21世紀の資本」(728ページ)での1月2月に続いて、3月の課題本はロバート・キーガン他「なぜ人と組織は変われないのか」、なんと440ページ。1月2月より読む量は多いです。鬼!






「ビジネス系読書会ブームも落ち着いた感のある今、一過性に終わらず きちんと勉強を続けていくという姿勢を見直したい。そこであえて手軽な本でなく、こういったゴリゴリのビジネス書で集まってくれる人たちと盛り上げていきたい」という代表タツヤさんの
熱くハードコアな挨拶からスタート。



人は成人以降も心理面で成長し続けることは可能であるが、多くの人が変わりたくても変われない・行動を起こせないのはどういうことかを発達心理学の専門家たちが説いた本書。
数々の事例が示す「裏の目標」が人それぞれなように、みなさんの参加動機も「中間管理職の立場として他人事ではない」「振り回されることの多い部下として」「名古屋アウトプット勉強会が来月100回目を迎えるこのタイミングでの選書には意味があるはず」「タツヤさん渾身の自虐ギャグに乗らないわけにはいかない」などさまざま。





自身の所属する会社やサークルなどの組織における実体験や、権限譲渡ができない背景はヒーロー映画のように問題解決を全部自分でするのを当たり前と思い込んでしまっているせいなのでは(だとすれば昭和特撮と魔女っこものも同罪だ!)など各々の原体験にまで踏み込んだアウトプットも飛び出し、フリーセッションの時間になっても話は尽きることなく大いに盛り上がりました。



興奮さめやらぬまま皆で記念撮影
お写真の苦手な方には著者ロバート・キーガンのお面を。
How many キー顔☆



そして二次会。
年度末の忙しい中 集まってくれたみなさん、ありがとうございました



来月はいよいよ100回目を迎える名古屋アウトプット勉強会。
ゲストは先日藝術部 爆クラにもお越しくださった湯山玲子さん!
読書会は男女に分かれ、
 男性「男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋」
 女性「文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~」
で開催します。もちろん2冊読んでもOK!


湯山さんtweet
「『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』が角川書店から発売。従来のおトクだった価値観が大きく転換している男性とその環境を浮き彫りに。不自由な鎧を脱ぐ考え方を記述。」

詳細は各SNSにて順次発信いたしますので、こちらもご覧くださいね。

mixi  
twitter  
 ハッシュタグ #猫町倶楽部 #名古屋OP会 #名古屋OP100

ということで来月の100回記念イベント、乞うご期待

B.G.M.クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」
 

レポート作成:シロ
写真撮影:ほずみ☆もはシロ

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2015年5月1日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【フィロソフィア名古屋】5/1(金)「ドゥルーズの哲学原理」

猫町倶楽部 の新分科会がスタートします!
「フィロソフィア名古屋」哲学・思想系読書会です。
「フィロソフィア」という会名は哲学者の國分功一郎さんが付けてくださいました。
ギリシャ語のphilein(愛する)+sophia(知恵)=philosophia 哲学を意味する言葉です。





第一回の課題本は
  
   國分功一郎著「ドゥルーズの哲学原理」 (岩波現代全書) 


■参加条件:課題図書の読了
  この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。 
■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年4月19日(日) 受付開始16:00  読書会16:30~18:30  懇親会18:30~21:00
  • 4/19(日) 太宰治「晩年」

4月の課題本は

   太宰治「晩年
   
■参加条件:課題図書の読了
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年4月18日(土) 受付開始14:30  読書会&講演会15:00~18:30 懇親会19:00~
  • 4/18(土) 吉川浩満「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」 ゲスト:吉川浩満

4月定例会の課題本は
  
吉川浩満著「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」(朝日出版社)

ゲストに著者の吉川浩満さんをお迎えします。

吉川さんからのメッセージ
『進化論といえば、自然科学の一専門分野にすぎないと思われるかもしれません。でも、それだけではありません。進化論は、私たちの日常的な世界像を形作る巨大な思想でもあります。だとすれば、進化論を知ることは私たち自身をより深く知ることにもつながるのではないか、そんな思いからこの本を書きました。ふだん進化論に触れる機会の少ない方にも、ぜひお楽しみいただけたらと思います。ビジネスからアートまで、進化論の途方もない射程をご体感ください。』

・「理不尽な進化」特設サイト
各紙誌書評一覧


<タイムテーブル>
14:30  受付開始
15:00~17:00  読書会
17:15~18:15  講演会&質疑応答
18:15~ 告知など
18:30   終了
19:00~ 懇親会

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋シネマテーブル】4/18(土)『チョコリエッタ』監督×原作者トークショー

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2015年4月18日(土) 受付開始16:30  一次会17:00~20:00 懇親会20:00~22:00
  • 【名古屋シネマテーブル】4/18(土)『チョコリエッタ』監督×原作者トークショー

4月は映画「チョコリエッタ」の監督である風間志織さん、原作者である作家の大島真寿美さんのトークショーをシネマテーブルと併せて開催します。

「チョコリエッタ」は3/21(土)より名古屋シネマテークにて公開です。
http://cineaste.jp/
http://cineaste.jp/l2/2400/2443.htm

原作者の大島さんは名古屋出身、現在も名古屋在住で昔から風間監督と親交があるそうです。
「チョコリエッタ」はロケに名古屋市内を多く使っているそうで、実は地元映画です。

◆副読本:大島真寿美「チョコリエッタ
映画の原作です。文庫で164ページと短い作品なので、ぜひご一読されてからご参加ください。

<タイムテーブル>
16:30 受付開始
17:00-18:30 「チョコリエッタ」の感想を話し合うシネマテーブル
18:30-20:00 監督×原作者トークショー
20:00-22:00 ゲストおふたりを交えての懇親会

■参加費
  1次会のみ (シネマテーブルとトークショー) 1500円
  1次会と懇親会に参加 2500円
  ※会場にて1ドリンク500円をお支払いいただきます。ご了承ください。
■会場 spazio-rita
■参加条件:課題映画の鑑賞
  この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
  ※参加表明は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。


◇ゲストプロフィール
 風間志織
1966年、埼玉県出身。桐朋女子高校1年生の時、文化祭のために処女作『お楽しみは悲劇から』(8ミリ)を撮り、映画制作の楽しさに惹かれる。翌年、高校2年生にして撮った『0×0(ゼロカケルコトノゼロ)』が、84年度PFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選。第1回PFFスカラシップを獲得して、16ミリで短編『イみてーしょん、インテリあ。』を監督、トリノ国際映画祭招待作品となる。22才で撮った8ミリ長編作品『メロデ』はレイトショー公開され、多くの観客を集めると同時に高い評価を得た。『メロデ』のあと、準備に3年・撮影に8ヶ月かけて『冬の河童』を監督し95年に完成、翌年のロッテルダム映画祭でタイガー・アワード(新鋭監督賞)を受賞。2002年の『火星のカノン』はベルリン国際映画祭、モントリオール国際映画祭などに招かれ絶賛された。04年の『せかいのおわり』もベルリン国際映画祭など数十ヶ国の映画祭に招待されている。
本作は10年ぶりの新作。脚本、編集も担当している。

 大島真寿美
愛知県名古屋市出身。1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞受賞。2012年「ピエタ」で第9回本屋大賞第3位。透明感のある文体と優しさ溢れる視点で人間模様を描く実力派女性作家。著書に「宙の家」「水の繭」「虹色天気雨」「ふじこさん」「三人姉妹」「戦友の恋」「ビターシュガー」「それでも彼女は歩きつづける」「ゼラニウムの庭」など。「チョコリエッタ」は2003年に角川書店から出版された。
映画の中で知世子が通う学校は大島さんの出身校で撮影された。



※名古屋シネマテーブルは日本最大の読書会「猫町倶楽部」の分科会として2010年春に設立した”読書会のように映画の話をする”会です。1テーブル8人程度のグループに別れて各々の感想を話し合う定例会を月に一度開催しています。
名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

※mixiの猫町倶楽部コミュニティに入会されている方は必ず氏名と合わせてmixiネームをお書き添えください。
※参加申込の締切日は4/15(水)となっております。できるだけお早めに申込していただけると運営の都合上大変助かります。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 動画付【恵文社コラボ】第2回関西文学サロン月曜会 アゴタ・クリストフ 「文盲」

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年3月7日(土) 
  • 動画付【恵文社コラボ】第2回関西文学サロン月曜会 アゴタ・クリストフ 「文盲」

前回、鮮烈なデビューを果たした関西文学サロン月曜会。会場は初回と同じく本好きの聖地「恵文社」!今回の課題本はアゴタ・クリストフの「文盲」。最近では同著者の「悪童日記」映画化が記憶に新しい方もいらっしゃるかと思います。今回40人の方が参加し、7チームに分かれて感想などをシェアしました。


各チームには「ファシリテ―ター」という司会進行役がいますが、参加者の方に事前に依頼しています。(ご承諾ありがとうございます!)「ファシリテ―ター」のミーティングをしているのが上の写真で何を話したいかどう進めたいかをお互い共有しています!



この写真は参加者の受付。こちらでは参加者に名札の着用、指定されたテーブルに着席をお願いしています。初めて参加された人も着席している参加者と話をし緊張をほぐすことができます。


定刻になり、司会からの挨拶が始まり本会の進め方の説明し、「課題本の読了」「人の意見を否定しない」「ドレスコード」の3つのルールに従い読書会を行います。


以下、参加者のテーブルの様子の写真をお見せしつつ、感想の一部をアップします。



「淡々と、感情を抑えた文章が印象的。」



「悪童日記でも出来事が淡々と語られている。」



「進学、就職で故郷を離れたときに感じた疎外感を思い出した。」



「他の文化に合わせるということは、けっしてその文化に屈することではないと承知していても、心の中に反発や葛藤は生じる。」



「日記を書くこと、その意義」



「書く暇あるなら読みたいが、どうしても読めなくなったときに書くことをはじめる。」


とこんな感じですが、やはり「会場」で参加者と意見を共有することをオススメします。その瞬間を共有できることが読書会の醍醐味です☆


本会では、参加者の方の服装などの装いに一定のテーマや決まりを設定する「ドレスコード」があり、「悪童」が今回の「ドレスコード」です。

各テーブルで「ベストドレッサー」を決めます。ベストドレッサーは以下の皆様!





ネットで悪童のファッションを参考にされた方、某国民的アニメのキャラをイメージされた方、和服に洋物を取り入れるなど、アイテムで差をつけた方などがいました。みなさんワルよの~



読書会も無事終わり懇親会!乾杯の音頭は東京から遠征に来られたお二人に!そのほかにも名古屋から7名の方が来られました!参加者1/4近くが関西地方に在住していません。恐るべし「恵文社」!!



飲食を楽しみながら、お互いの趣味、読書会で話し足りなかったことを語りあっています。



お酒は言うまでもなく、オシャレに並べられた食べ物が参加者の会話を弾ませるのに一役買っています!周りの環境がいいとテンションあがりますよね↑


次回の関西文学サロン月曜会の課題本は4月11日(土)『古事記』です。

本会は猫町倶楽部代表タツヤさんと恵文社さんとの隔月選書予定で、次回はタツヤさんの選書となります。次回から定員数を増やす予定ですのでぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか?

たくさんのご参加をお待ちしております!

(文:ケンサク 写真:すっぱまん、のんこ)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 白河先生とこれからの人生について考える読書会-正直、結婚ってどうなんですか?

特別イベント

  • 2015年4月4日(土) 受付開始13:30 読書会・ワークショップ14:00~18:45 懇親会19:15~21:15
  • 白河先生とこれからの人生について考える読書会-正直、結婚ってどうなんですか?

結婚をしたい人・したくない人、結婚なんかまだ遠い先と思ってる人、もしかして結婚しないんじゃないかと思ってる人、結婚に絶望してる人、結婚に失敗した人、男性も、女性も、全員で結婚の話をしよう! ゲストに「婚活」という言葉の生みの親であり、女性のライフプラン、キャリア、男女共同参画、ワークライフバランスなどをテーマに取材を続ける少子化ジャーナリスト・白河桃子さんをお迎えして開催。

『白河先生とこれからの人生について考える読書会 〜正直、結婚ってどうなんですか?』

課題本は 「専業主婦になりたい女たち」 


<タイムテーブル>
13:30~14:00 受付
14:00~14:15 オープニング
14:15~15:15 男女別 読書会 (60分)
15:30~16:45 男女混合 読書会(75分)
17:00~18:30 白河先生講演・婚活ワークショップ(90分)
18:30~18:45 クロージング
19:15~21:15 懇親会(120分)

■参加条件:課題本の読了
  課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
  課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2015年02月11日 
  • 智のいいなりになる悦び 猫町UG読書会 [前編]

極めて日常的で個人的な営み、読書。

ワタクシにとっては基本、作品との対話。
感想を言うにしても友達とあーだのこーだが関の山。

「100人前後の参加者が
ココロの奥のひだひだやもやもやを
あけっぴろげに仮面で語り合う読書会」

そんな非日常的なイベントが
新宿ロフトプラスワンで開催と聞きつけ
単純になんだか好奇心が。

だったら、行ってみましょうよ。

それが猫町UG読書会



猫の町は何処にある

書痴やらビブロフィリアやらのコトバもあるように
古来書籍にはフェティッシュな愛情を注ぐ人は多いわけです。

”ココロの中で膨らませる”のは
読書もフェティシズムも共通しますし
親和性が高いのも頷けるお話。

そもそもどんな集まりなのか
世間知らずなワタクシ

2006年に名古屋でスタートして以来
段々と参加者を増やして、mixiのコミュを伸ばして
ついにはのべ8300人の参加者を数えるまでになった
国内でも屈指の規模を誇る読書会なのだとか。

とはいえ、参加するには難しいかと言うと
・課題図書を読むことが大前提
・UGには仮面着用のドレスコードが付加
という全然お手軽お気楽な条件なんです。

UG読書会のほうは課題図書も蠱惑的。

第1回「悪徳の栄え」サド
第2回「O嬢の物語」ポーリーヌ・レアージュ
第3回「ロベルトは今夜」山口椿、ピエール・クロソウスキー

そして今回、第4回目の課題図書は谷崎潤一郎
フェティシズム小説集 」と「マゾヒズム小説集
なおなおむくむく興味が湧いてまいります。

なんてなうちにJR新宿駅東口に降り立った次第。

さて猫の町の裏路地
ようよう抜けた先には
蛇這う薮か、花香る園か。



表紙をめくるように

会場に訪れる方々は
年代も性別もさまざまに
仮面と装いもそれぞれに
定刻にはしっかりと席も埋まって。

司会進行役、猫町UG隊長のチアキさん
開会の挨拶とともに滑り出します。

こっから一体どんな展開になるんだろうという初参加ゆえの興味と不安。
テーブルに座っている初参加の方々もきっと同じような気持ちでしょう。

「どんな場面でも頭でっかちな人が博識を振りかざしては興醒め。
100人もいたら、そんな人も集まるかな、どーなるんだろう。
けっこう、論に偏ったりして、シラケたりもヤだなぁ。」

と思っていると冒頭、この読書会の諸ルール説明の中で
「同じテーブルに着いた者同士、出された意見を否定しない」と
くっきり一本の釘が打ち込まれました。

他者否定の禁止、いわゆるブレインストーミングの基本ルールですが
コレを聞いて「あ、これで面白くなる」とグッと自己内ワクワク増加。
高尚なご高説は結構ですが、人の話を聞けない人との席は窮屈ですもん。
心配事も段取り万全、諸事抜かりなく。

ここで当代きっての踊り子若林美保さん
の名前がアナウンスされて会場は暗転。



5分間の踊りは全身をゼンタイに包んだ女性の
全身のシルエットの美しさに目が向かいます。
ただしここはあくまで食前酒、静かな小品といった風情。



その意味する所を考えてみると
”非開示の開示”とでも言うんでしょうか。
『わたしはまだあなたに何も許していないし
だから何も見せないということをお見せします』
そんな自己紹介の印象。



「ちょうどこの場にいる個々の参加者の気持ちを代弁するみたいだ」
と暗がりの中でぼんやりと思いつつ会はスタートするのでした。



Blow Blow Blow


ワタクシは各テーブルを移動しつつ繰り広げられる展開を拝聴。


各テーブル、うまいこと進んでいくなぁと感心していると
それもそのはず、様々な業界の興味深い面々が参加との由。

鈴木淳史(クラシック評論家)
大泉りか(官能小説家)
水嶋かおりん(メイクラブアドバイザー)
小沢カオル(漫画家)
中宮崇(ライター)
杏美月(AV女優)
斎藤亮一(プランナー)
順不同敬称略
側面から運営を支える隊員の皆さんも適材適所。

お邪魔した途端にスッとワタクシに話を振って
すっと取り込んでくださる和装のご婦人が、小沢カオルさんだったり。

序盤からかなり濃いめの領域に乗り入れていたのは
中宮崇さん・大泉りかさんのテーブルだったり。



また、杏美月さんのテーブルでは『刺青』興に乗せられて
横から和彫りの刺青話を出したワタクシを皆さん快く受け入れてくださったり。



各テーブル驚くほど様々。
共通する感想があれば、独走する慧眼もあり
重厚な話題もあれば、軽妙な感想もある。
課題図書に沿った厳粛な話し合いもあれば
自己の告白からのカジュアルな暴走もあり
思い思い十人十色・百席百想。



生まれたそれぞれのトピックは
そのテーブルにいたその人たちからしか生まれない
そういう希有なナマモノ。

幾つか聞こえて来たものをご紹介すると
「文体の入りやすさ。
何十年も前の作品とは思えないくらい共感した」
という発言があれば
「”踏まれたい”が分からない、自分にはない感覚」
という感想も出て来て。

『悪魔』に出てくる一場面からは
「作中の”ハンカチを嘗める”描写が汚く感じない。
それは、巧みな表現でズルイとさえ思わせる」

白熱する話題と参加者の衣装と相まって

非日常感と熱気が渦巻き出す空間に。



また谷崎の愛情が向かうモチーフとして
「足への執着はどこから来たのだろう」
という問いかけに対して
「幼少期の性の目覚めの猛烈さに似ている」
「幻想の維持、中学生的な熱量の維持」
など、ご自身の経験からの推論が返されたり。

グッと分け入って『刺青』の彫り師に見るS性から
「SとM、どちらがハンドルを握っているのか」
「実は痛みを与えるSではなく
受けるMこそが支配者なのではないか」
「酷いことをされてるわたしが好きというMの底知れない心理」
「わたしにこんなことしていいのはあなただけ」
という包括的圧倒的M心理のお話が飛び出す席も。



そして、誰しもが思う”愛すること”に焦点を当てた
「愛の反対語は無関心と言われる、その典型のようなエピソード」
という問題提起がされると『青い花』の中から
「主人公にとって、もう少し踏み込んでしまうと
最後はヒロインも不要になるのではと感じた」
「つまりは”本当にその人を愛しているのか”の問題」
「全く不要なのではなく、イデアを体現するため
”依り代”として必要なのでは」
と作者の内面を探るような考察も繰り広げられたり。

「自分はあまり、フェティッシュな部分への強い愛着がない。
強いて言えば二の腕かな」
「幼少期の自慰経験の芽生え」
など身近な愛玩の対象や性体験の話題に発展し、更に進んで
「セックスで”代替不可能なもの”がフェチなのではないか。
だとするならば自分は結局、そこまでのものはない。
セックスが全ての上位互換であり置換できてしまう。
それは、好い事なのか悪い事なのか考えてしまう」
と谷崎を読んだ事からの深堀りが発生する参加者の方も。



他にも芥川龍之介の作品『鼻』と対比して
「芥川は醜を憎悪し、谷崎は美を礼賛する」
「美しい、じゃだめなひとがいると知った」
「谷崎が肢なら、村上春樹の『羊を巡る冒険』では
完璧な耳のモデルが登場する」
「二次元における美を現すならば
眼は大きく、口は小さく、鼻はいらない」
と美や、その要素を探るテーブルもあり。

この辺りまで来ると会場全体次第に熱を帯びて来て
不明瞭だった考えが骨を生じ、肉が付き、血が通い
ついには身体を得たような気持ちになります。



いよいよ議論の声も高々と意見の往来盛んになって来たトコロで…

後編へと続きます。

テキスト:Feti.Tokyo hachi
フォト:Feti.Tokyo
フォト(若林美保):寺田幸弘

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年2月1日(日) 
  • 【恵文社コラボ】第1回関西文学サロン月曜会 谷崎潤一郎「春琴抄」

ついに、ついに、この日が訪れました!
関西メンバー一同心待ちにしていた月曜会!しかもなんと会場はあの本好きの聖地・恵文社!
申し込み開始から1週間程度で満員御礼で募集終了となりました。これは皆さんの期待を感じますね~。

30分ほど早くお越し頂いてのファシリミーティング。皆様いつもご協力頂きありがとうございます!
是非ファシリやってみたいという方ご連絡お待ちしております^^


記念すべき第一回目の課題本は、2015年が没後50年ということで何かと話題の谷崎潤一郎『春琴抄』。
春琴と佐助の純愛物語…と言い切ってしまうには、なかなか一般的には理解がし難い関係性に、
皆様議論が盛り上がったようです。



春琴の強気さや攻撃性は、弱さの裏返しなのではないか?
佐助は春琴の実物を愛していたわけではなく、佐助が妄想する春琴を愛していたのではないか?
二人の関係は純愛ではなくて、サド・マゾ的な依存関係に過ぎないのではないか?
春琴の子供に対する愛着の無さが気になったが、
そもそも春琴は子供が何故産まれるかもどういった存在であるかも理解していなかったのではないか?

読書の仕方は十人十色。参加者の数だけ読み方がある。
他の参加者の意見を聞くと、読書が何倍も面白くなる。だから読書会って面白いんですよね。



句読点が極端に少ない文体に最初は抵抗感が少しあった方も沢山いらっしゃったようですが、
慣れてしまうと、とても知的で理的で、文章の内容自体は性的な表現もたくさんあったのに、
美しい文章にまとめあげている、谷崎潤一郎の筆力は感嘆せざるを得ません。



愛の話としてとらえがちですが、春琴を芸術の神(ミューズ)ととらえて、
谷崎は芸術を極めることの難しさや過酷さを表現したかったのでは、という意見もありました。
なるほど!



今回は春琴抄にちなんで、ドレスコードはアイウェア。
各テーブルで選出したベストドレッサーで記念撮影☆
春琴の生きた時代の盲目の方にちなんだスタイルでいらした方や
手作りのレースのアイウェアでいらした方、あえてアイを頭につけちゃったり、
眼鏡を指にはめちゃったり、皆様とってもおしゃれです。



そして、同会場でそのまま懇親会です。
引き続き、春琴抄の話で盛り上がったり、
おススメの本を聞いたり、みなさまとっても楽しそう!
猫町倶楽部の参加者は芸術・文化方面に詳しい方もたくさんいるので、
気になっていることの球を投げれば、必ず誰かが返してくれるのも嬉しいところ♪



猫町倶楽部は東京・名古屋・関西の3拠点を中心として現在活動しているのですが、
今回は名古屋からも沢山の参加者の方がいらっしゃったので、名古屋・関西の交流も深りました。



猫町倶楽部は、初めて行っても、久しぶりに行っても、毎回行っても、みんながほんわか楽しめて笑顔で帰っていける、そういった活動を目指しております。
毎回初参加者の方も1~2割程度いらっしゃいますので、お気軽にお越しくださいね。
次回は3月7日(土)アゴタ・クリストフ自伝『文盲』です。
今後、関西月曜会では、タツヤさんの選書と恵文社さん選書と交互に開催していく予定ですが、
こちらが初恵文社さんの選書になります。
こちら既にかなり申込が沢山いらっしゃるので、皆様早めのお申込みお願いします!



(文:のんこ  写真:すっぱまん)

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2015年1月31日(土) 直前鑑賞会 12:45~14:30 読書会:15:00~17:00 懇親会: 17:00~19:00
  • 「高松次郎ミステリーズ」 読書会

1月10日に開催いたしました『高松次郎ミステリーズ』展 講演会&鑑賞会に続き、国立近代美術館で開催中の「高松次郎ミステリーズ」の関連イベント第二弾として、読書会を開催いたしました。

今回のイベントでは、第一弾の鑑賞にご参加いただけなかった方、まだ見ていない方にも、読書会の前に作品を見ていただき、読書会で語るときのイメージを持っていただけるためにも、直前観賞会を行いました。

直前鑑賞会1

美術館内には、高松次郎の「影」シリーズの作品原理を体験できるゾーンである「影ラボ」があり、そちらでは、撮影をすることも可能です。影で遊んでみました。

直前鑑賞会2

直前鑑賞会3

企画展の出口には、なぜかサングラスが置いてある写真撮影ゾーンもありました。高松次郎になりきってみました。

直前鑑賞会4

 鑑賞会を行った後、読書会の会場に移動しました。今回は、鑑賞会を開催いたしましたが、読書会からの参加も可能です。

読書会の会場は、国立近代美術館の近く、BISTRO Kuu神保町店です。

 

読書会1

読書会2

課題本は、2冊の中から1冊を選択していただく方式でした。

 
  1. 「高松次郎を読む」 (水声社)
  2. 赤瀬川原平 東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)
 

読書会3

 

申し込み頂いた方々のほとんどの方がそろい、開始時刻になりましたら、運営をお手伝いしているサポーターから注意事項等をアナウンスした後、読書会に移っていきます。

 



 

唯一のルールは、他人の意見を否定しないということです。本を読み感じたこと、参加者さんの話を聞いて気がついたこと等を、ざっくばらん話しながら、会は進んで行きます。



1テーブルあたり7~8人ほどの班に分かれます。



各テーブルには、ファシリテーターと呼ばれる司会進行役がおり、ファシリテーターを中心にして読書会が進みます。







今回は、高松次郎ミステリーズの担当キュレーターである、蔵屋さんにも読書会にご参加いただきました。全てのテーブルを回っていただき、高松次郎について、課題本の疑問点について、企画展の裏場話等、参加者の皆様からの色々な質問に答えていただきました。



高松次郎ミステリーズの出口にサングラスがおかれた写真撮影スポットが設けられていたのですが、その意味がようやくわかりました。

読書会はとても盛り上がりました。残念ながら、楽しい時間はすぐに終わってしまいます。最後に参加者全員で写真撮影をして読書会終了です。

 



会場近くでは、強風注意報が出るほどの風が吹き、寒いなか、多くの方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして、各テーブルを回っていただき、質問に丁寧にお答えくださった蔵屋さん、本当にありがとうございました。

東京藝術部の次回の開催は3/8の予定です。内容はまだ未定ですが、決まり次第、お知らせをいたします。皆様とお会いできることを楽しみにしております。

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年1月24日(土) 
  • 第69回東京アウトプット勉強会トマ・ピケティ「21世紀の資本」読書会

1月24日の土曜日、第69回東京アウトプット勉強会が行われました!
今回の課題本は話題の本、トマピケティ『21世紀の資本』
分厚くお値段も・・・なこの本でどれだけ人が集まるのか!?
今回は前半、第6章まで♪



まずは各グループの進行役であるファシリテーターのミーティング。
「こういう質問をしてみると話しやすいと思う」などなど話し合います。
関連本を持ってきている方もいらっしゃいました。



1Fでお出迎え~
(会場のあるビルに入るのに必要な入館証をお渡ししてます。
お忘れなくお受け取りくださいね)



こちらは会場入り口の受付です。

今回の参加者はなんと74名!
入り口で「こんなに沢山集まったんですね~」と
驚かれている方もいらっしゃいました。



代表の挨拶で、早速読書会のスタートです。







各グループでのディスカッションが続きます。
資本とは、格差とは、皆で課題本を読み解いていくと
一人で読んでいたときは分からなかった事が理解できて
これぞ読書会の醍醐味!ではないでしょうか。

もちろん固い話ばかりではなく
たまに脱線しつつ笑、
お菓子もつまみつつ、
あっというまに時間がすぎていきます。



ピケティを読んできた74名の集合写真!
壮観ですね~

ちなみに今回の読書会は新聞社、テレビに取材していただきました!

さて、場所を移動して懇親会へ。

居酒屋トークの雰囲気も混じり
あちこちで笑いが、いや爆笑があがっています。笑



途中、トークテーマ別の席替えも。
東京アウトプット勉強会名物の「ゆるゆる席替え」といい
「旅行」「料理」など好きな話題を思いっきり話します。

ちなみにトークテーマは前日に
mixiのコミュニティにて発表しているので
よかったら覗いてみてくださいね。
他にも「今回行くよ!よろしく!」を書き込めるスレッドなどもあり
猫町倶楽部を楽しむ必須ツールと言われるmixi、
ぜひぜひご活用ください☆

東京アウトプット勉強会mixiコミュニティ



楽しい会もここでお開き。
皆さまお疲れさまでした!

ご参加された方の感想ツイートをまとめましたので
よかったらこちらもご覧ください。
感想ツイートまとめ

感想ツイートをつぶやく時はハッシュタグ
#猫町倶楽部 #東京OP会をつけてくださると嬉しいです。
よろしくお願いします!

さて次回は2月21日土曜日、課題本は『21世紀の資本』後半です。
1月に参加してなくても大丈夫ですよ。
皆さまのご参加をお待ちしております☆

開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年3月7日(土) 17:00~受付開始 17:30~19:30読書会 19:30~21:30懇親会
  • 3/7(土)恵文社コラボ読書会 「文盲」 アゴタ・クリストフ自伝

猫町倶楽部 と恵文社とのコラボ読書会第2回の課題本は

「文盲」 アゴタ・クリストフ自伝 (白水ブックス)

■参加条件:課題本の読了及びドレスコードの遵守
【お願い】
課題本の読了はこの会の大切な参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

【恵文社一乗寺店COTTAGE】

※関西文学サロン月曜会 mixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年1月25日(日) 
  • 第61回東京文学サロン月曜会 須賀敦子「ヴェネツィアの宿」

第61回東京文学サロン月曜会、課題本は須賀敦子の「ヴェネツィアの宿」。
修善寺旅行、2会場開催のクリスマスパーティーを終えての定例会で、こころなしか運営サポーターものんびりモード。ランチミーティングで軽く打ち合わせをしてからChano-maに赴きます。



30分早く集まってのファシリミーティング。進行役のファシリテーターは、回数を重ねた参加者さんにお願いしています。
いつも快くファシリを受けてくださるみなさん、ほんとうに有り難うございます。



ドレスコードにぴったり、スマートエレガンスな受付嬢のお出迎えです。



今回は116名の皆さんにご参加頂きました。代表のタツヤさんの挨拶で会がスタート。課題本の選出理由が「須賀敦子を読んでる女性っていいよね」だなんて、うーん、タツヤさんらしい。
【いやいや、もちろんエッセイとしてとても優れた作品だから、ですけどね(^^;) タツヤ本人より】





抑えた文体でありながらまるで昨日のことのようにありありと目に浮かぶ思い出の数々。華々しいのに鼻につかない、彼女の生き方を表しているような洒脱な文体に魅了された方も多かったようですね。
エッセイという形をとりながらも、そこには事実と虚構が織り混ぜられていて、人の記憶の在り方についても考えさせられる本でした。

短編集ということもあって、好きな短編を選んでもらったチームもあったようです。みなさんのお気に入りはどの作品でしたか?







こちらはある参加者の方がつくってくださった力作!!!素敵すぎます!!



読書会を終えると恒例のベストドレッサーの選出。今回は正統派なお洒落さんが多く、ベストドレッサーさんも華やかでしたね。

こちらの方はお母さまから譲り受けたお着物で。課題本にも沿っている大人の着こなしに会場がどよめきました。



こちらの方は究極のスマート骸骨くんに、エレガンスを体現した手作りの薔薇を持たせたウィットに富んだ演出。



全員揃っての記念撮影。



ベストドレッサーに5回選出されるとこちらの特製ノートがもらえちゃいますよ。



藝術部のサポーターさんから1/31(土)の高松次郎ミステリーズ・読書会の告知もありました。



そしてお酒も入っての懇親会。






三次会は夜風を浴びてMonsoon Cafe代官山まで歩きます。どうやら今日お誕生日の方もいらっしゃったようです。





今回も笑顔がいっぱい、あっという間の一日でした。

次回は2/22「33年後のなんとなく、クリスタル」。
なななんと田中康夫さんと菊地成孔さんという豪華ゲストのおふたりがいらっしゃいます。いつもより早い締め切りが予想されますので、早めのお申し込みをっ。

記:びっくぼ  写真:まき、びっくぼ

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2015年1月10日(土) 
  • 『高松次郎ミステリーズ』展 講演会&鑑賞会

2015年の猫町倶楽部は、昨年同様、東京藝術部からスタートしました!



場所は竹橋の東京国立近代美術館。現在開催中の「高松次郎ミステリーズ」展を鑑賞し、1月31日(土)に開催する「高松次郎ミステリーズ・読書会」に備えようという企画です。同美術館でこの展覧会を担当した研究員二人(保坂健二朗さん・桝田倫広さん)による解説付きの大変豪華な催しです。現代美術というと、あまり馴染みのない分野で参加者が少ないのでは、と心配していましたが、全くの杞憂でした。当日は約70名もの方々にお越しいただき、大盛況の幕開けとなりました。



まずは第一部として、桝田倫広さんに地下講堂でレクチャーをしていただきました。お話は高松次郎の芸術活動をベースに、1960年代の世相や芸術活動全般に及びます。高松が目指したもの、そして数理的な考え方を重視した高松に影響を与えた数学理論まで、作品の背景にあるものをご紹介いただきました。



その後の参加者からの質問には桝田さん・保坂さんのお二人で丁寧に答えていただきました。



高松次郎についての大まかな知識を得た上で、第二部の展覧会鑑賞に進みます。



会場の入口にある、「影ラボ」では、高松作品で大きな役割を果たす「影」について数々の不思議な体験ができます(ここだけ写真撮影可)。これまで自分の影なんて、きちんと観察したことはなかったので、驚きの連続でした。

展覧会は全3章構成で、高松の制作した年代順に作品を追っていきます。前半を桝田さんに、後半を保坂さんに解説していただきながらの鑑賞となりました。
高松が会社員をしながら制作した60 年代初頭の〈点〉と〈紐〉シリーズから始まり、立体・平面構成を捉えた作品に移ります。その中で「影」を実体として捉えていく思考や、『カーテンをあけた女の影』の作品構成、制作意図について丁寧に解説していただきました。

また、後半では『万物のくだき』『石と数字』など、数理的テーマに興味があった高松の表現方法、晩年に油彩画の世界に戻ってきた高松が描いた抽象画について、それまでのテーマとの共通点や相違を教えていただきました。
普段現代美術に縁のない私にとっては、「なぜこれが芸術作品なのか?」という疑問に答えていただける、とても有意義な鑑賞会でした。





その後、神保町「上海庭」まで移動して懇親会に移りました。保坂さん・桝田さんにもご参加いただき、各テーブルとも中華料理を味わいながら鑑賞会の感想や次回の東京藝術部読書会の課題本について話が弾みました。

今回の鑑賞会にご協力をいただきました、東京国立近代美術館の皆様には深く感謝申し上げます。

次回はいよいよメインの読書会です。1月31日(土)15:00~「高松次郎ミステリーズ・読書会」を神保町のBISTRO Kuu で行います。奮ってご参加ください。

文・写真 はた

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年12月20日(土曜日) 
  • 第68回東京アウトプット勉強会クリスマスパーティー【動画付】

第68回東京アウトプット勉強会、課題本はエーリッヒ・フロム「自由からの逃走」でした。

今回は12月ということで会場が普段の六本木ではなく、代官山のカフェを貸し切ってのクリスマスver.です。

いつもの真面目な雰囲気に加えて、クリスマス特有の楽しげな空気も味わえるそんな両得のイベントとなりました。



とはいえ、読書会はいつもと変わらず熱く語っております。クリスマスだからといって手は抜きません、みなさま真剣です。







教会による宗教的な支配から資本主義による経済的な支配への変遷、そんな社会構造の変化に際して人々は「自由」というものをいったいどのように捉えていたのか、抽象的な概念であるがゆえに難しかった、という声も散見されましたが、2014年を締めくくるにふさわしい議論ができたのではないでしょうか。



そしていよいよ懇親会、クリスマスパーティーのスタートです。

今回の目玉企画はV.S.猫町チーム対抗のクイズバトルです。このバトルの成績優秀チームからプレゼント本を選べます。プレゼント本がかかっておりみなさま読書会の熱気に勝るとも劣らず真剣に、かつ和気あいあいと問題に挑んでいます。



問題の一例ですが、「門構えの漢字を出来る限り書いてください」など一筋縄ではいかない問題がバンバン出題されておりました。



そして勝者の勝ち取ったプレゼント本はこちら。これだけ並ぶとさすがに壮観ですね。



中には贈り主からのメッセージカードも入っています。









どれにしようかな~??



そして全国の猫町メンバーが参加した“恋するフォーチュンクッキー”の「踊ってみた」も公開! 発案者もノリノリ!!





最後はみんなでサンタ帽にクラッカーで締めくくり。



みなさまご参加いただきありがとうございました。

次回は1・2月の2か月をかけて大書「21世紀の資本」に挑みます。

こちらの参加もぜひご検討ください。

 

P.S. 過去課題本68冊の人気投票の結果ですが、第4位「ストーリーとしての競争戦略」、第3位「暇と退屈の倫理学」第2位「善悪の彼岸」そして第1位は「夜と霧」となりました。こちらは4月に予定されている初参加者読書会の課題本となります。投票してくださったみなさまどうもありがとうございました。



また、今回のtwitterでの反響をまとめてありますのでこちらもご参考にどうぞ。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年2月20日(金) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋】 2/20(金) ピケティ「21世紀の資本」

【東京・関西も同じ課題本で行います。こちらは名古屋会場です。お間違えのないようにお申し込みください。】

2月定例会の課題本は

 トマ・ピケティ「21世紀の資本

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。
※前編(1/23開催)に参加されていなくても、読了すればご参加いただけます。


■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【抽選で猫町倶楽部オリジナル付箋紙プレゼント】猫町倶楽部 を楽しむ3つのコツ

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 【抽選で猫町倶楽部オリジナル付箋紙プレゼント】猫町倶楽部 を楽しむ3つのコツ

猫町倶楽部を楽しむ3つのコツをツイッター上でつぶやいてくださった方
抽選で10名 猫町倶楽部オリジナル付箋紙をプレゼントします。

■期間は2014年12月31日まで。

■ハッシュタグ「 #猫町倶楽部を楽しむ3つのコツ 」必ず付けてください。ついてないものは無効になります。
■ひとり1回まで。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年1月25日(日) 16:00受付開始  読書会16:30~18:30   懇親会18:30~21:00
  • 1/25(日)須賀敦子「ヴェネツィアの宿」

東京文学サロン月曜会 1月の課題本は

  須賀敦子「ヴェネツィアの宿

■参加条件:課題図書の読了
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。
■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。 



※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年1月24日(土) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 【東京】1/24(土)まずは第6章まで!ピケティ「21世紀の資本」前編

1月定例会の課題本は

 トマ・ピケティ「21世紀の資本


1月定例会では「はじめに」から第6章(第Ⅱ部)まで
2月定例会(2/21開催)で最後まで完読します。


■参加条件:課題本「はじめに」から第6章(第Ⅱ部)までの読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申し込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2015年1月23日(金) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋】1/23(金)まずは第6章まで!ピケティ「21世紀の資本」前編

1月定例会の課題本は

 トマ・ピケティ「21世紀の資本


1月定例会では「はじめに」から第6章(第Ⅱ部)まで
2月定例会(2/21開催)で最後まで完読します。


■参加条件:課題本「はじめに」から第6章(第Ⅱ部)までの読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■学割で申し込まれた方は、当日必ず学生証をお持ちください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

※キャンセル規定を必ずご確認の上、お申込みください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第56回関西アウトプット勉強会「グレート・ギャツビー 」&クリスマス・パーティー【動画付】

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年12月14日(日曜日) 
  • 第56回関西アウトプット勉強会「グレート・ギャツビー 」&クリスマス・パーティー【動画付】

12月14日(日)、第56回関西アウトプット勉強会「グレート・ギャツビー 」&クリスマス・パーティが開催されました。今回のアウトプット関西アウトプット勉強会は、第一部が文学の読書会、そして第二部は少し早めのクリスマスパーティです。会場はいつも勉強会が行われる京都ではなく、大阪本町にあるカフェFlou Cafeさん。



今回の課題本は、スコット フィッツジェラルド「グレート・ギャッツビー」。そしてドレスコードは「ギャツビー邸のパーティー」 。クリスマスパーティということもあって、みなさんドレスコードを楽しんでいらっしゃり、会場も華やかでした。



第一部の読書会は参加者40名。女性がやや多かったです。名古屋からの遠征でいらした方や、久しぶりに参加される方、そして初参加の方も8名いらっしゃいました。毎回初参加の方がいらっしゃいますので猫町倶楽部読書会への参加を検討されている方は、安心していらしてください。

グレートギャッツビーの映画を見たことがあるという方や、読書会で取り上げられる以前から愛読しているという方も多く、20世紀を代表するアメリカ文学と評されるのもうなずけます。



本作「グレート・ギャッツビー」は複数の翻訳があります。中でも村上春樹氏による翻訳が有名で、氏は本作を絶賛しています。昨年12月の読書会課題本は村上春樹氏の「ノルウェイの森」であり、作品のなかでも主人公が「グレート・ギャッツビー」を愛読している描写が出てきました。村上春樹氏のファンだから氏の翻訳書なので手に取ったみたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。



物語の舞台は1920年代のアメリカ・ニューヨーク。第一次世界大戦後、好景気に沸くニューヨークへ、証券会社で働くことになったニックが引越してくる場面から始まります。ギャッツビーとの出会い、狂乱のパーティ、ギャッツビーとデイジーの5年越しの再会、そして物語は悲劇的なクライマックへ疾走しいきます。



主人公のギャッツビーだけでなく、語り部であるニック、ヒロインのデイジーやその夫トムなどなど、登場するキャラクターは非常に多彩で、躍動しており、読書会では登場人物たちの魅力について盛り上がっていました。



主人公のギャッツビーについては好きになった方が多かったようで、一途な愛、とめどない向上心、そして悲劇的な最後、人間の幸せとはいったい何なのか、彼が求めていたものは何なのか、議論が白熱しました。



デイジーは最もさまざまな意見が出たキャラクターでした。女性として魅力的なのはもちろんですが、ギャッツビーへの恋心、愛する娘を持つ母親としての顔、物語終盤の変わり身。参加者の間でも共感や疑問が渦巻いていたようです。



一方、物語の語り手であるニックには好感を持つ声が多く、ギャッツビーへの変わらぬ友情や、パーティ参加者への醒めた目線、ギャッツビー死後態度が豹変する人々への嫌悪など、読者が最も感情移入しやすいキャラクターだったようです。



ストーリーはとても引き込まれるものがあり、一気に読んでしまったという声も多かったです。また各所にちりばめられた箴言にもはっとさせられるものが多く、付箋を貼ってある箇所を紹介しあう姿がありました。

第一部、読書会の時間はあっという間に終わり、最後はベストドレッサーの発表をもって終了です。各チームで選ばれたベストドレッサーに集合してもらい、全員で写真撮影を行いました。





ここからは第二部クリスマスパーティの始まりです。今回は、一人の猫町男子を猫町女子二人がコーディネートして変身させてしまう「Before/After企画」、チームで協力して謎を解く「猫町猫を探せゲーム」、そして毎年恒例の「プレゼント本交換」と盛りだくさんの内容でした。

まずは「Before/After企画」。今回の参加チームは4組。この写真だけを見てもカオスだと思いますが、変身男子登場前には各チームのPVが流れました。変身男子とコーディネート女子へのインタビューや買い物の様子を、かっこよくそしておもしろく編集したPVが各チーム流れました。












続いて「猫町猫を探せゲーム」。かなり練りこまれた内容で、参加者も皆うなっていました。各テーブルに置かれたエアメール。そこに書かれた謎を解くと、さらに指示が。スマホを使った情報へのアクセス、インターネット上の置かれたヒント動画、そして最後には運試し!みなさん本気で取り組んでいましたね。



猫町倶楽部のクリスマスパーティといえば、これ。「プレゼント本交換」です。本好きなみなさんだけに、用意した本も個性的。交換後にはチョイスした本についてインタビューも行われました。



第二部クリスマスパーティ終了後に、全員で当たったプレゼント本を持ち記念写真を撮りました。今年の関西アウトプット勉強会はこれで終了です。来年からは関西でも文学を扱う月曜会が立ち上がります。ぜひ来年も関西猫町倶楽部をよろしくお願いします。



(文:すっぱまん 写真:ねむこ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2014年12月28日(日) 受付開始17:30 / 18:00~20:00
  • 12/28(日) シネマテーブル忘年会「ベスト&ワースト2014」

シネマテーブルの年末恒例行事!
今年劇場公開された新作映画からみんなの「ベスト&ワースト2014」を発表する忘年会、去年に引き続きナゴヤグランドホテル宴会場で開催します。

ひとり90秒以内で次々にランキングを発表し、最後にはシネマテーブルランキング2014を発表します。

—————————–
当日参加者のみなさんに発表してもらう内容は以下の4点(ひとり90秒以内)。
1. 今年の新作映画鑑賞本数
2. 今年のベスト3
3. 今年のワースト1
4. 最も印象に残ったシーン(ベストとワーストに選んだ映画に限らず)

対象となる映画は「2014年に日本で劇場公開された新作映画」です。
※2013年の12月から2014年の1月にまたがって公開されていたものは可。
※DVDスルーの作品、旧作の再上映などは除く。
※映画館での鑑賞にかぎらず、DVDで新作映画を鑑賞した場合もランキングに含めてかまいません。

今年公開の映画はこちら等を参考にしてください。
http://www.allcinema.net/prog/theater.php#tn4
http://bit.ly/1wjnHFM

昨年の「ベスト&ワースト2013」まとめはこちら


■参加条件:今年劇場公開された新作映画を2本は見ていること。
■参加申込の締切日は12/21(日)となっています。できるだけお早めに申込していただけると運営の都合上大変助かります。よろしくお願い致します。
■持ち物
筆記用具(ベスト&ワーストをアンケートに記入していただきます)



*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。
※mixiにて猫町倶楽部コミュニティに入会されている方は必ず氏名と合わせてmixiネームをお書き添えください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2014年12月26日(金) 受付開始19:00 / 19:30~22:30まで
  • 12/26(金) 『ゴーン・ガール』

12月の第10回東京シネマテーブル

  課題映画は『ゴーン・ガール』です。

12/12(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ渋谷他都内劇場にて公開です。


【タイムテーブル】
19:00 受付開始
19:30 [シネマテーブル](1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00 食事~フリートークタイム
21:30 [ラウンドテーブル](テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
22:30 終了

【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近劇場で観た映画
・これから見たい映画
・好きな俳優etc・・


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加表明は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。

■参加申込の締切は12/23(火)となっております。できるだけお早めに申込していただけると運営の都合上大変助かります。よろしくお願い致します。



*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年12月26日(金) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 12/26(金)エーリッヒ・フロム 「自由からの逃走」

※こちらは名古屋会場です。
 関西も同じ課題本で行います。お間違えのないようにお願いします。


12月定例会の課題本は

  エーリッヒ・フロム 「自由からの逃走

※会場が変更となっておりますのでご注意ください。

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年11月14日(金) 
  • 第84回 サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」読書会【藤ヶ丘会場】

11月14日。ぐっと寒い時期になってきましたね。読書家の隠れ家「JAZZ茶房青猫」にて、第84回月曜会読書会を開催致しました。
課題本はノーベル賞作家、サミュエル・ベケットの代表作『ゴドーを待ちながら』。月曜会初の戯曲となります。この不条理の世界に対して、参加者の皆さまからどんな意見が飛び出すのでしょうか?



テーブル札はサポーター手作りの切り絵。ヴラジーミルとエストラゴンが待つゴドーは果たして誰なのでしょう?

今回のドレスコードは浮浪者のイメージから「ストリートファッション」。おかげで、いつもの読書会の雰囲気とは違い、常連の方にも新鮮な会になりました。



Q.これからクラブですか?
A.いいえ、読書会です。

さて、時間になりました。読書会スタートです!



50名参加の内、なんと12名が初参加でした!何故か初心者多めです。みんなベケットのファンなんですか?と聞いてみましたが、誰ひとりイエスと答えず。偶然なのです。何かしらの意味を考えてしまうのは、本の読み過ぎですね。



とあるテーブルでは、
「ストーリーはわからないけど、ドキっとする一説がある。」
「戯曲だから動きがあるなしでは大分違う。」



「二人は実在してるのか?」
「この意味のない掛け合いの意味は?」
「ゴドーとは何者?」



「不条理は不条理として受け入れないといけない…」
「面白いのか?つまらないのか?」



などなど、興味深い意見がたくさん出たようです。印象的だったのは、「面白いと思えなかったのに、それを語る読書会はすごく面白い!」というお話。そこが読書会の魅力のひとつであります。基本的に同じ課題本は二度とやりません。参加された方は貴重な体験をしたのではないでしょうか。

読書会も終わりベストドレッサーの発表です!ドレスコードに則して、一番ステキな人をテーブルごとに選出して頂きました。



カッチョイイ男性の方、女性の方が選ばれています。わかりにくいですが、ヘッドフォンなどの小物が決め手だったみたいですね。



こちらの方のジャケットは自作。ブックカバーもいつも作品に合わせて手作りしている程の熱意!



目が!サングラスに目が!



ジャケットが良く似合う、大人のオトコって感じですね!



対してこちらはヤングファッション。キャップがトレードマークですね。



こちらの女性はこだわりのライダースジャケット。ビシっと決まってます。
(顔出しNGということでしたので服だけで失礼)



こんなオジサマもランクイン。シャツがキラキラしてイカす感じでした。



ベストドレッサーおめでとうございます!珍しく男性多め。しかも、常連だけど初めてベストドレッサーとれた!という方が何人も。何から何まで予想外の会となりました。

ラストは恒例の青猫マスターによる課題本のイメージに合わせた一曲、Eric Dolphyの『Far Cry feat.Booker Little』でお別れです。



・・・




二次会は藤が丘駅前「unvogue」にて
お疲れ様でした!



次回は12月13日クリスマス読書会です!
課題本はフィッツジェラルドの『グレート・ギャッツビー』
毎年すぐ定員が埋まるので、参加される方は申し込みはお早めに!


(第7期サポーター:スミー)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年10月25日(土)~26日(日) 
  • 必見!!キャンプ読書会   開催レポート【動画付】 

『人生にノイズを!』
インドア派の猫町倶楽部メンバーをアウトドアへいざなう企画が登場!
BBQ、キャンプファイヤー、フォークダンスに野外レイヴ…といろんな楽しみをいっぱい詰め込んだ猫町倶楽部初のキャンプ読書会。愛知県知多郡美浜町の小野浦キャンプバンガロー村で開催されました。いつも参加してくれるメンバーだけでなく初参加者も一緒になって大盛り上がり! 開催レポートぜひ最後までご覧ください。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

受付開始!今回バスを運転できるキャンプサポーターが、千種駅から現地までバスをレンタルしての送迎も。荷物の多い女子も安心して現地に到着!



キャンプと言えばなんといっても”BBQ&野外料理”
早速料理人チームが準備開始。運営サポ-ターだけでなく一般参加メンバーもお手伝いに参戦!丹精込めて栽培した新米を持参してくださり、火を熾しかまどで炊き、男衆でおにぎり!



今回は猫町倶楽部名うての料理人のスペシャル料理もプラスで味わえちゃったんです!



ケークサレや季節のフルーツを使ったサラダやピクルス。こんな素敵なお料理が野外で!



野外で揚げ物!?ちゃんと炊事場も整った施設のおかげでやれちゃったんです。名物ザンギ!おいしかった~。



かまでじっくり焼きあげた丸どりを、手作りトルティーヤで巻いてパクッ!



地元美浜の新鮮な魚介をふんだんに使ったブイヤベース!アイオリソースも手作りで。魚介のうまみがいっぱいでした!





皆で食べるだけでもおいしいのに、野外でスペシャル料理も味わえて大満足!

そして今回はハロウィンも近いということで仮装も。
猫町UG(アンダーグラウンド)隊長(写真右↓)が衣装をたくさん用意。なんと手作り!すごい!




…そして日が落ちて、、



キャンプファイヤー&フォークダンスの始まりです。



マイムマイムやオクラホマミキサーを男女手をつないで。超高速マイムマイムも。「こんなにフォークダンスって息きれたっけ?(笑」







フォークダンスが終わったら猫町ナイトDJによる選曲でレイヴタイム!!

キャンプ直前に舞い込んできた東京猫町倶楽部の猫充(※)たちがつくっているという企画にのっかって「恋するフォーチューンクッキー猫町倶楽部ver.」はご覧の通り大盛り上がり!!
(※猫町倶楽部でリアルが充実している人たちのこと。)



ダンスする人、料理人のスペシャル物販を楽しむ人、暗闇でこっそり語り合う人(!)。消えかかるキャンプファイヤーの炎のしっとりした明かりの中、最後にはおなじみチークタイムもあったり。


さあ、そして・・・

猫町倶楽部はここからが本番!!
22時開催「真夜中の読書会」語るは橋本治の名著『恋愛論』。
明かりはランタンのみ。各テーブル、どんなアウトプットが飛び出したでしょうか?
「恋愛って必要ないものだと思うんですよ」
「まじで?」
「どうしたら人のことを好きになれるの?」
「好きになれないなら好きになる必要ないじゃん」
「結婚しないといけないかな。」
「人を愛するって?」
「同性を好きになったことある?」
「橋本さんの気持ちすんごくわかる」

野外で真夜中という環境の中、いつもの会議室では出てこないであろう、超赤裸々体験恋愛話が飛び出したテーブルも。







読書会終了後も、たくさんの人がお酒を交えつつあんな話やこんな話を朝までしてたとか・・・



そして翌朝。

健全にラジオ体操の歌の合唱からそしてラジオ体操を。朝まで語り明かしてたメンバーもシャキッと!えらい!







そして「恋するフォーチューンクッキー猫町倶楽部ver.の撮影も。昨晩野外レイヴの時に何度も曲をかけて練習した成果!素晴らしい!!





ラジオ体操とダンスで腹ペコになった後は待ちに待った朝ごはんタイム!



ベーコンは何日も前から丁寧に仕込み、キャンプ場で燻製にしたもの。さすが料理長、段取りばっちり!



具たっぷりのミネストローネと、トーストにトローリチーズとベーコンをのせて、いただきます!!朝から贅沢!






そして、盛りだくさんの2日間もこれで幕を閉じます。
閉会式はまだまだ楽しみたい気持ちがいっぱいのメンバーからブーイング(笑)



(ごめんなさい。ヤラセですw)


ご参加いただいた皆様、ケガや事故もなくスムーズにスケジュールが進んだこと、たくさんのご協力をいただきありがとうございました!最後に私たち6期サポーターが運営に携わらせていただいたこの1年間の感謝とともに、読書会参加本シールを10枚集めたメンバーには、猫町倶楽部オリジナルクリアファイルを贈呈。コツコツと読書会に出席していただいた成果ですね!おめでとうございました!



今回のキャンプ読書会は初めての試みばかりの中、私たち6期サポーターだけでなく、本当にたくさんの方がキャンプサポーターとして関わって力をあわせていただき、当日までの準備も紆余曲折、試行錯誤はしましたが、どこをとっても楽しんでやることと、そして何より参加者の皆さんの笑顔もプラスされ、本当に心に残る読書会が開催できたのではないかと感じました。皆様、本当にありがとうございました!


(記 名古屋アウトプット勉強会サポーターリーダー hilo)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 第66回東京アウトプット勉強会「イノベーションと企業家 精神」P.F.ドラッカー

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年10月25日(土曜日) 受付開始15:30  読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 第66回東京アウトプット勉強会「イノベーションと企業家 精神」P.F.ドラッカー

ハロウィン直前の土曜日・10月25日、仮装した人で賑わう六本木の、東京ミッドタウンにて第66 回東京アウトプットを開催いたしました♪課題本はP.F.ドラッカーの『イノベーションと企業家精神』です。

今回はハロウィン仕様…というわけで、サポーターも仮装でお出迎え。


 

Trick or Treat!

ご参加の皆様からは「素敵ですね!」というお褒めの言葉から「…今日ってドレスコードありましたっけ?」というご質問など(不安にさせてごめんなさい!)いただき、好評でした…かな?笑

ハロウィン仕様はこんなところにも。


そして今回からの試みはテーブルにセッティングしたお菓子たち。ちょっとした糖分があると頭の回転もよくなって議論が活発になるのでは!?というアイデアから始まった「イノベーション(?)」です!


そんな準備をしつつ好評のファシリテーターミーティング。


グループの進行役・ファシリテーターを今回も12名の方にお願いさせてもらいました。初ファシリの方もこのミーティングでベテランファシリの方から「この本の場合、どんな話題で盛り上がると思う?」「話が止まっちゃったとき、どんな質問をしてみたらいいかな」などについてアドバイスをもらえるので安心なんです。

そして皆様をお迎えして読書会の開始です。


 

ドラッカーはディスカッションするにはちょっと難しいかも?という心配も無用だったようで、どのグループも大盛り上がり!
「本の内容は少し前の時代だけれど、テクノロジーが進化した今だと変わったことってあるかな」
「みなさんが思う『これはイノベーションだと思う!』ってものって何?」
「自分の会社は、組織は、イノベーションを起こすことができるかな」
などなど、話題にあがっていたようです。
難しい話をしなくちゃいけない…というプレッシャーもなく、自由に思ったことを発言できるのが猫町倶楽部の魅力。中にはA●B48におけるイノベーションとは!?なんて話もあったそうですよ。笑
そしてそんな話をしながらでも発見・気づきを得られるのがまた魅力でもあるのです。

コスプレしてもらったファシリさんも、真剣にディスカッション。


ちょっと不思議な光景ですね。笑

集合写真はこちら。


今回は73名の方にご参加いただきました。

2時間半もあっという間、会場を移動して懇親会です。こちらも60名近くの方にご参加いただき ました!
お酒も入ってみなさん少しゆる~い雰囲気。



途中で東京アウトプット名物の「ゆるゆる席替え」ももちろん実施。テーブルごとに決まったテーマについて話をしよう!という席替えですが、「旅行」「酒」などの定番に加え今回の目玉は「懐かしのジャンプ漫画」。沢山の人が集まり盛り上がっていましたよ。笑

ちなみに、ゆるゆる席替えのテーマはmixiで開催前に告知してます!事前にチェックしておくと行きたいテーブルが決めやすいかもしれませんね★

mixiはコチラ→ 東京アウトプット勉強会mixiコミュニティ

大盛り上がりで懇親会も終了、三次会も行われたとか。ご参加の皆さん、お疲れ様でした!

次回は11/29、課題本はピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか 』です。早くも「この本は盛り上がりそう!」という評判ですので、ぜひ初めての方も久しぶりの方もご参加くださいね。お待ちしております!

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  
  • 第83回 柳田国男「遠野物語 山の人生」【名古屋会場】

10/8「遠野物語・山の人生」開催レポート 名古屋会場

第83回名古屋文学サロン月曜会は、柳田国男「遠野物語・山の人生」の読書会でした。
国語の授業で日本民俗学の草分けといえば柳田国男!という感じで、名前は知っていても、本を読んだのは今回初めて、という参加者が多かったように思います。

さて、本の舞台は日本ですが、お店はハロウィーンシーズン♪
ということで、ジャックオーランタンがお出迎えです。


徐々に参加者の方たちが集まってきます。読書会ベテランの方は慣れた感じで、初参加の方は少し緊張した面持ちで受付を済ませていきます。名古屋会場は、初参加の方が多い会場なので、今後参加したいと思っている方も一度遊びにきてみてください☆


テーブル札も凝っています。
筆で書いたテーブル名と、遠野物語の中で印象的だった話を、雰囲気たっぷりに書き上げています。
サポーターが作った、遊び心あふれるテーブル札も毎回見物です。


スタート時間になり読書会が始まりました。まずは自己紹介から。一人ずつ名前と好きな作家などを紹介していきます。続いて、各テーブルのファシリテーターが推進役になって、テーブルの話し合いが展開していきます。

「山男とか河童とか、この時代の人たちは心から信じていたんですね」
「昔、遠野に行ったことがあります。結構、観光地化されていて・・・」
「わたしの実家の田舎にも似たような風習があって・・・」
「印象に残った話は、美女と馬が夫婦になる話!」
「現代におきかえると、山男は漂流してきた外国人だったのでは?」
「子供と女が、やたらといなくなっていますね」
「神隠しは、口減らしを正当化するためのお話だったんだよ」
「河童の子というのも、奇形で生まれた子を殺すための言い訳だったのかな・・・」
自分が知らなかった話、新しい視点がどんどん出てきて、話し合いも熱を帯びてきます。
これが読書会の醍醐味!
話し合いは、より突っ込んだ内容に進展していきます。
「マヨイガは、実はこつこつ努力して裕福になった家が、いらぬ妬みを買わないために作ったお話なんじゃないかな。妬み回避のための、この時代の知恵。」
「なるほど。たまたま山からの授かりものがあったから裕福になっただけで、個人の才能や努力はあまり関係ないと思わせるためか。欲のない人間ほど、ラッキーに当たるってお話だものね」
「そう考えると、同一社会・ムラ社会の秩序を維持するためのお話にも思えてくるね」
「逆に没落しても、個人の才覚の問題じゃなくて、座敷童がいなくなったから。で説明できちゃうのは気が楽かも」


どのテーブルも、盛り上がっているようです。時おり、弾けるような笑い声も聞こえてきます♪

今回は平日にもかかわらず、着物姿の人が目立ちます。なんたって、ドレスコードは「和」。着物好きな方には着物を着ずにはいられない日ですね。
約2時間の話し合いも、あっという間に終了です。
(話し足りないくらいが丁度いいんです。2次会もありますからネ。)


今回は、名古屋会場 初の試みで「朗読」を行いました。お題はマヨイガ。
サポーターのみゆきんによる朗読で、照明を落とし、妖しい旋律の音楽にのせて、雰囲気たっぷりに朗読してもらいました。好評だったので次回もやります。


ちなみに曲はこちらです。

G.I.Gurdjieff’s music – No 40 from Asian Songs and Rhythms



そして最後は、恒例のベストドレッサーの発表です。
今月はツワモノぞろいでした!
カッコいい昔ながらの前掛け(エプロン)姿に、着物美人、村娘、剣を携えた女性に、百名山を征した現代の山男。皆さんドレスコードを思う存分楽しんでいます☆


さて、次回は11月12日(水)サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」
不条理演劇の代表的作品。賛否両論の問題作です。楽しみですね。
それでは次回のご参加をお待ちしております。

(作:第7期サポーター まゆ)

(おまけ)
2次会は、おばんざいが豊富でとっても美味しかった「コビトカバ」さんでした。
カンパーイ♪


大根のどて煮。味がよくしみていて大変美味でした♪♪


おしまい

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  
  • 月曜会7周年 豊﨑由美と行く琵琶湖周遊バスツアー♪

名古屋文学サロン月曜会、7周年目の旅行は『豊﨑由美と行く、琵琶湖周辺バスツアー』!
テーマは大人の修学旅行、書評家の豊﨑由美さんをお招きしての読書会、書評講座、トークショーと大変贅沢な二日間となりました。
6/7 一日目
集え!猫町の旗のもとに!

 

バスの中で自己紹介も済ませ、土山サービスエリアで一服。

 

再びバスに揺られていると風景はどんどんと長閑になっていきます。カーブの多い山道を進んだ先はお待ちかねミホミュージアム!



入り口から美術館までは徒歩で15分程。その間には総チタン製のトンネルが。

 

建物設計は、ルーブル美術館の「ガラスのピラミッド」を手がけた建築家イオ・ミン・ペイ
展示物も見所が多くて、あっという間に時間が経ってしまいました。


宿に到着後は豊﨑さんと一緒に読書会スタートです。

課題本は豊﨑さんが選んでくださった4冊の中から好きな本を1冊選んで行いました。
「火葬人」ラジスラフ・フクス
「もう一度」トム・マッカーシー
「問いの無い答」長嶋有
「海うそ」梨木香歩




 

どの本を選ぶか?迷うのもまた楽し。
書評を書くことを意識して読むと、いつもとちょっと違った読み方ができたかも。

今回のドレスコードは「リゾート」
ベストドレッサーの中には、水着を着込んで来てくれた方も!
おしゃれなみなさんと、琵琶湖畔ですっかりリゾート気分です。

 

読書会後の夕食はすき焼き、お酒も入ってご機嫌です。乾杯!


 


実は鍋奉行だった豊﨑さん(笑
手際もよく、驚愕高校生時代のお話なども…



トークイベントでは、豊﨑さんの駆け出し時代のお話や書評に関して、そしてこの場でなくては聞けないようなあれこれを聞かせて頂きました。

 

とにかく笑い過ぎて頬が痛い!
その後は場所を移して、恒例となりつつある花火!


 

そして酒盛り。


 


一日目の夜はまだまだ続きました。

 

 

6/8 二日目
二日目はこの旅行最大の山場、書評講座からスタートです。

4冊の課題本の中より一冊を選び、媒体を設定して書評を書き、全提出作品に採点を行います。

かなりハードルの高い課題かと思いきや、提出数42作品!
参加者の皆様のガッツを感じ、サポーター一同胸が熱くなりました。

豊﨑さんの「メッタ斬り」講評!? を覚悟してみんなどきどき…してましたが…

参加者の採点についても意見を聞きながら、書評作品のいいところも大いに褒めてくださりながらの講評。
ちょっとずつ書評がわかってきた…かな。

初代猫町書評王はちかおさん、得点上位メンバーにもプレゼント進呈!

媒体を想定して、文章を書く。
普段本を読み慣れていても、いざ書くとなると苦労した人もあったかと思います。
書評で四苦八苦した分、講座で得られた事もまた多かったのではないでしょうか。

出発前に宿前で記念撮影。
宿を後にし、一路長浜黒壁スクエアへ。


 


お寿司に舌鼓を打ったり、


 


地ビールで一杯してみたり、
 


 

 

吹きガラスに挑戦したり、
 

海洋堂ミュージアムではしゃいだりと時間までたっぷり楽しみました。

楽しい時間はあっという間でした。
また来年も皆と大人の修学旅行ではしゃぎたい!

旅行の後、なんと豊﨑さんのご厚意で「猫町書評講座(全3回)」を開催していただけることになりました。
 第一回 8月23日
 第二回 11月22日
 第三回 2月開催予定 

開催スケジュールで募集しますので、ぜひご参加ください。

(名古屋文学サロン月曜会6期サポーター フカツ)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年11月26日(水) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 11/26(水) 「ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか 」

※東京アウトプット勉強会・関西アウトプット勉強会も同じ課題本で行います。
 こちらは名古屋会場です。お間違えのないようにお願いします。
※今月の定例会は水曜日に行います。


11月定例会の課題本は

  「ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか



■会場の設営上、定員が54名になっております。参加を予定されている方はお早めにお申込みください。

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。



※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

東京シネマテーブル水曜会

  • 2014年11月26日(水) 受付開始19:00 / 19:30~22:30まで
  • 11/26(水) 『6才のボクが、大人になるまで。』

11月の第9回東京シネマテーブル、課題映画は

    『6才のボクが、大人になるまで。

「ビフォア・サンライズ」シリーズのリチャード・リンクレイター最新作。
6才の少年とその家族の物語を同じキャストで12年間かけて撮影した驚異的な作品です。
ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作。

11/14(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館にて公開です。


【タイムテーブル】
19:00   受付開始
19:30   シネマテーブル開始。1テーブル8人程度のグループにに分かれて課題映画の感想を話し合います。
21:00   食事~フリートークタイム
21:30   ラウンドテーブル(テーマ別のテーブルに分かれてトーク)
22:30   終了


【ラウンドテーブル(アフターパーティーチーム分け)のテーマ例】
・最近劇場で観た映画
・これから見たい映画
・好きな俳優
etc…


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加表明は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。

※参加申込の締切日は11/23(日)となっておりますが、会当日より一週間前の11/19(水)までに申込みしていただけると運営の都合上大変助かります。



*東京シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。


開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年11月22日(土) 受付開始15:30 読書会16:00~18:00 懇親会18:00~
  • 11/22(土)豊崎由美の猫町書評講座 第二回

8月に開催した第一回は満員御礼だった『豊崎由美の猫町書評講座』
好評につき第二回を開催します。

課題本は以下2冊です。
・トム・ジョーンズ「コールド・スナップ」(訳:舞城王太郎)(河出書房新社)
・中島京子「かたづの!」(集英社)
この内、どちらか一冊を選んで書評を提出して頂きます(両方も可)。

【書評提出及び採点の流れ】
1)まずは書評を提出しましょう 
※提出される場合は、次の3つを必ずお守りください
 ■締め切り:11/8(土)
 ■原稿規定:1行20字換算で40行~80行
 ■書評を書く媒体(雑誌名、新聞など)を明記してください 

応募フォーム

2)締め切り後、提出された書評をまとめて参加者全員にメールいたします
  (各書評は誰が書いたのかわからないようにします)

3)それぞれ1~5点で採点し、別途ご連絡するフォームより返信してください。
  ※11/20(木)までに返信をお願いします。

4)書評講座当日、メールでお送りした書評をプリントアウトして各自ご持参ください。

あとは当日。自分の書いた書評は何点なのか楽しみでもあり、怖くもあり…。
そして、豊﨑さんの講評を存分に味わってください。
書評のプロに、自分の書評をチェックしてもらえる!こんな貴重な体験、またとないチャンスです!

※書評を提出しない場合は採点のみでも参加できます。

※懇親会には豊崎さんも参加されますので、ぜひご参加ください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2014年11月21日(金) 受付開始19:00 / 19:30~21:00
  • 11/21(金) 「紙の月」

11月は名古屋テレビ塔でシネマテーブルを開催します。

名古屋シネマテーブルは11/17(月)~11/23(日)まで名古屋テレビ塔、久屋大通公園で行われる「大名古屋自転車風俗展示会」に参加します。

11/21(金)19:30から、名古屋テレビ塔3Fにて「映画の感想を話す会」シネマテーブルを開催します。

課題映画は「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督、宮沢りえ主演
    
 「紙の月

11/15(土)よりミッドランドスクエアシネマ、イオンシネマ・ワンダー他市内劇場にて公開です。


■参加条件:課題映画の鑑賞
この会の唯一のルールです。未見の方はご参加はご遠慮ください。
※参加表明は課題映画を鑑賞される前でもかまいません。

■参加費  1500円(1ドリンク+軽食付き)
*会場にケータリングが入りますので、追加で注文することもできます。

■最初の自己紹介時に「自転車が印象的な映画」を発表していただきますので、一人一本考えてきてください。会の最後に集計して「ベスト自転車映画」を発表します。

■参加申込の締切日は11/18(火)となっております。できれば会当日から一週間前あたりに申し込んでいただけると運営の都合上大変助かります。



☆猫町倶楽部 名古屋シネマテーブルとは
会員数8000名を超える日本最大の読書会「猫町倶楽部」の『映画の感想を話す』会です。
課題となった映画を事前に鑑賞してから集まり、少人数のグループに分かれて感想を話し合うのが主な活動です。
映画を見るのは年に数本という方から熱心な映画ファンまで、毎月50~70名が集まります。
初参加の方も毎回2~3割いらっしゃいますので、ぜひ一度お気軽にご参加ください。

*名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをおすすめします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiコミュニティでの参加表明も併せてお願い致します。

※mixiにて猫町倶楽部コミュニティに入会されている方は必ず氏名と合わせてmixiネームをお書き添えください。



お問い合わせはこちらのメールアドレスよりお願いします。
info@cinematable.net

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 9月23日(祝・火) 
  • 第53回 アダム グラント『GIVE &TAKE 「与える人」こそ成功する時代』

去る9月23日(祝・火)、第53回関西アウトプット勉強会が開催されました。
火曜日ということもあり参加者は少なめでしたが、
なんと!テレビの取材が入ることになり、とっても楽しい読書会になりました。

今回の課題本は
アダム グラント著 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』、
翻訳は猫町では御馴染みの楠木健さんです。
以前読書会でご本人の著書が課題本になったこともありました。


まずは主催者であるタツヤさんより、会の趣旨やルールについて説明がありました。
読書会のルールはとても簡単、
「課題本の読了」と「他人の意見を否定しないこと」
簡単ですが大切な約束です。


早速読書会のスタートです。
今回の参加者は17名(男性10、女性7)、うち初参加の方は3名でした。
テレビ取材が入るということで、
名古屋から遠征してくださった方もいらっしゃいます。
読書会への愛を感じますね。


読書会の様子を撮り続けるJ:COMのカメラマンさん。
参加者の皆さん、緊張したかな?


参加回数10回超の常連さんから今回初めて参加される方まで、
みんなで課題本について話し合います。
読みやすかった人、読みにくかった人、感動した人、反感を持った人、
同じ本なのに感じ取ることは人それぞれ、全く違います。


~「与える人(ギバー)」こそ成功する時代~
そんなタイトルのついた今回の課題本、
そもそも競争社会で本当にギバーは成功できるのでしょうか?
ギバーになれるのは特別な才能を持った人だけなのでは?

何のためにギバーでいるの?自分の為?それとも他人の為?
いったい自分はギバー、マッチャー、テイカーのどのタイプなんだろう?
この本を読んで実行できることって何?様々な疑問と意見が飛び交います。
こんな質問をされたら、皆さんならどう答えますか?

2時間半の読書会は瞬く間に終わってしまい、
話し足りん方々は二次会会場の「栞屋」さんへ。
今回の二次会参加者は16名、
京町屋を改造した雰囲気のあるお店で
美味しいお料理を頂きながら、おしゃべりは続きます。
読書会の様子は9月25日の関西TODAY(J:COMチャンネル)で紹介されました。

さて、次の関西アウトプット勉強会は11月1日(土)に開催されます。
課題本はサリンジャー 「ナイン・ストーリーズ」。48回目以降久しぶりの文学です。
ドレスコードは「プレッピー」。
読書の秋、猫町倶楽部で大いに文学を語ってみては如何でしょうか?

第54回関西アウトプット勉強会

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/14576

皆様の参加を心よりお待ちしております。

(文:ねむこ 写真:すっぱまん)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 『GIVE &TAKE 「与える人」こそ成功する時代』

第63回の東京アウトプット勉強会、課題本はアダム・グラント著『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』でした。

ファシリテーターの方にも早めに集まっていただき、ミーティングです。どのように読書会を進行させていくかについて意見をシェアしていきます。



参加者の方も集まり、読書会が開始されます。



今回は90名超の方にお集まりいただきました。
初心者の方も全体で2割以上参加されており、和やかな雰囲気の中、一冊の本について二時間程度語り合います。







相手のことを考え、惜しみなく与える人「ギバー」、自分と他人の損得のバランスを考える人「マッチャー」、常に自分の利益を優先させる人「テイカー」
と人間は上記の3種類におおよそ分類される。
長期的な視点で考えた場合「ギバー」がもっとも成功するということを筆者は主張しており、その「ギバー」の中でも
「他社利益への関心」が高いだけでなく、「自己利益への関心」も高い人が特に成功するということで、そのようなギバーになるにはどうすれば良いか等、熱い議論が交わされました。

読書会の最後には課題本の表紙をカメラに向けて参加者全員で記念撮影です。



読書会終了後は、懇親会へと移ります。懇親会には読書会参加者の約8割の方達が参加されます。東京ミッドタウンの会場から歩いて5分程の所にある「まっちゃん」というお店を良く使わせて頂いており、懇親会会場まで読書会のチーム毎の移動となります。

懇親会では最初、チーム毎で席に着きますが、途中でゆるゆる席替えを行います。ゆるゆる席替えとは、「旅行」「映画」「フリートーク」等いくつかのジャンルのテーブルを設け、好きなテーマの席に移動します。そこでは自然と共通の趣味の人に出会えるので、新しい友達も出来やすいですよ。



懇親会の終わりに、我々サポーターで撮る恒例の集合写真です。



懇親会の後に有志で3次会も、行われたそうです。

次回の開催日は8月30日(土)です。サポーター一同ご参加お待ちしております。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年09月10日 
  • 第82回 J=Dサリンジャー「フラニーとズーイ」読書会【名古屋会場】

名古屋文学サロン月曜会9月定例会、名古屋会場はKAKO柳橋店で開催されました。
課題本はJ・Dサリンジャーの『フラニーとズーイ』です。
最近、村上春樹氏による訳が発売され、話題になったこともあってか満員御礼での開催となりました




「フラニーとズーイ」はグラース家を描くサーガの一部でもあり、過去に課題本にもなった「ナイン・ストーリーズ」などサリンジャーの他の作品ともリンクしています。
他の作品も読んでみたくなりますね。





物語は「フラニー」「ズーイ」の2編で構成されています。「フラニー」では、フラニーとその恋人レーンの会話に昔(もしくは今)を思い出した方も多かったんではないでしょうか。特に女性の共感が得られていたのが印象的でした。
反面「ズーイ」は宗教的な主題が展開していてなかなかに難解。テーブルでも様々な議論が繰り広げられました。





今回のドレスコードは女性はフラニー、男性はズーイです。難しいドレスコードでしたが
「ドレスコードは遊びです。」との文言通り、みなさん自由な解釈でおしゃれを楽しんでいますよ。今回は女性ばかりでいつにもまして華やかです!




場所を移して、二次会は倫敦塔で行われました。
引き続き課題本や読書会の感想について語りあったり、趣味の話をしたりと様々な話題に花が咲きます。
二次会に参加されると、顔見知りが出来やすく、続けて参加していく仕組みができます。続けて参加していきたいと考えている方は是非ご参加くださいね。


次回課題本は10月の課題本は柳田国男の「遠野物語 山の人生」です。
皆様のご参加 心よりお待ちしております。


(作:第7期サポーターRIE)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年8月31日 
  • 第56回 三島由紀夫 「真夏の死」

8月の最終日、三島由紀夫の「真夏の死」で東京文学サロン 月曜会が行われました。

「三島由紀夫が大好きです!」という方から「普段はあまり小説を読みませんが…」という方まで、一冊の同じ本を読んだ人たちが代官山のカフェに集まります。



ドレスコードはリゾートファッション。会場はいつにも増して華やかな雰囲気。



7人ほどの班に分かれて読書会開始です。

お茶とお菓子も毎回の楽しみ。今回のお菓子はバナナケーキでした。



何かもう少し書かれ足りない気がする、という感想は共通していても、じゃあ何が足りないのか、には読み方の違いが現れます。



11の話からなる短編集ですがやはり表題作の「真夏の死」についての話題が多かった印象でしょうか。

こんなに苦しいのに発狂「できない」という問題の掘り下げや、悲しみの受け入れ方について、
「翼」で象徴されるものや「サーカス」の描写で気づいたことなどを語り合います。



「離宮の松」からディズニーアニメのアナと雪の女王の話になったり、
「雨の中の噴水」のような状況になったらどうするか、の答えに「いったい今までどんな恋愛を!?」と騒然としたり。



「なんかもう全てが同性愛の話に読めます」という告白がされたり、
例の「ぬげばいいんでしょ、ね、ぬげばいいんでしょ」という台詞がどんなトーンで言われたのかの朗読大会になったり。

同じ本を読んでいても班ごとにまったく違う話題になります。まさに一期一会。

他の班の話題も知りたい!という方はぜひmixiの月曜会コミュニティに参加して
話し足りんトピックをチェックしてみてください。

そして読書会の締めくくりはベストドレッサーの選出です。
各自が今日のドレスコードのポイントを説明。
さりげなく深い意味を込めるのが上手い方も多く、説明を聞いた人たちがどよめくこともしばしば。



2班で一人ずつ選ばれた今回のベストドレッサーの方々はこちら。



後ろに海や森が見えそうな正統派リゾートスタイルの人、
虫取り網と虫かご、しかも中には蒸しパンを入れて「葡萄パンのほうがよかったですかね?」と課題本ギャグを飛ばす人、
どちらもありなのが猫町ドレスコードです!

読書会後の懇親会ではごはんを食べながら席も話題もさらに自由に盛り上がります。
懇親会からはお酒も飲めますよ♪



好きな作品について語れてよかった、好きだという人の読み方を知れてよかった、とそれぞれ楽しんでいただけたようです。

幅広い話題の中で意外な共通の趣味が発覚したり、おすすめの本を紹介しあったり、どんどん世界が広がっていくのも猫町の楽しいところです。



まだまだ話し足りません!

次回の開催は9月28日(日)、課題本はミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」の予定です。

こちらも皆で話すのが面白そうな本ですね。

詳細は開催スケジュールでご確認ください。

記:芙 写真:耳ラッパ・yoji

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』【名古屋アウトプット勉強会 第91回】

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年08月29日 
  • 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』【名古屋アウトプット勉強会 第91回】



8月29日(金)第92回名古屋アウトプット勉強会は, アダム・グラント著 「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」 でした。



ファシリテーターさんの事前ミーティング中です。ファシリの皆さんが、テーブルごと、和やかに進行して下さいます。みなさん、ありがとうございます!



今回の課題本では、人間の思考と行動の3つのパターン“ギバー(与える人)”“テイカー(受けとる人)”“マッチャー(バランスをとる人)”について、分析され議論されています。



特にこの本はビジネスの現場での実際の事例(ギバー・テイカー・マッチャーの思考・行動とその結果)が多く出てくるため、参加者の皆さんが実際の自分と照らし合わせて読むことも多かったようです。 本を読み終えて、「私はどのタイプなのだろうか」と振り返ったという感想が多くきかれました。





アウトプット勉強会では、「読んで得た知識を生かし何をするか」を大切にしています。「Give & Take」は、何かを生かし実践しよう!と思える課題本だったのではないでしょうか。



さて、ここからは恒例の懇親会の風景です。みなさん、食べてますね~!飲んでますね~! 初参加の方も、2次会まで参加すると、色々な方とより仲良くなれます。





次回名古屋アウトプット勉強会は9月26日です。課題本は、東浩紀著「弱いつながり 検索ワードを探す旅」です。皆さんのご参加をお待ちしております。

写真&文:miho

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年8月9日 
  • 第81回 浴衣読書会浴衣読書会@白鳥庭園 谷崎潤一郎「陰翳礼讃」

毎年恒例浴衣読書会は、昨年度に引き続き白鳥庭園の中にある茶室、清羽亭で開催されました。名古屋の中心部にありながら、都会の喧騒から逃れひっそりと佇んでいるかのような優美な空間が拡がります。
この清羽亭は、内面を磨いて客をもてなすという茶人たちの精神性を反映し、格式ばった豪華な装飾を避けた数寄屋建築の建物で、普段はお茶会や歌会に使われています。






現代からするとこの渋さが逆に高価そうにも見えますね。


課題本は会場の雰囲気にぴったりな谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。
(↑陰翳って感じがするでしょ?)

嵐をモチーフにした柄の浴衣を着用したサポーターが居たせいでしょうか?
台風11号が接近し、雨はしとしと止みません。


でも雨の白鳥庭園も風情があります。
可愛らしい蓮にまぁるい雨粒、池の鯉も気にせず悠々と泳いでいます。


サポーターの気分も昂揚して、早速入り口で記念写真!
よし! 会場準備にとりかかるぞ!


「お茶菓子の数は合ってる? テーブル札も全部設置したよ。後、何やるんだっけ?」
章の一つ「旅のいろいろ」にある旅館をイメージしたかのような温泉饅頭。
サポーター力作のテーブル札は、何と扇型!

サポA子:浴衣着ると3割増可愛くなるよね?今日モテモテになってしまったらどうしよう?!
サポB子:それだと普段可愛い子も3割増になるよね。
サポ一同:ダメじゃん!
何だか空しい会話が流れますが、準備は着々と進みます。


入り口の案内、準備整いました~!


ねえ、台風大丈夫かな、皆来られるかなぁ?
後は祈るだけです。


信じる者は救われる!
祈りが通じたのか、この後皆さん続々といらっしゃいます。足元にお気をつけて!

みんなカッコ良く! 可愛くなれちゃう浴衣の魔法!
毎回皆さんの浴衣姿を拝見するのが本当に楽しみ!
正統派の浴衣、色とりどりの浴衣、手作りの浴衣、お婆さんから受け継いだ浴衣と楽しませてくれます。


普段の洋服では取り入れない大胆な色柄も、ほらこんなに似合っちゃう!


落ち着いた紺色の浴衣に赤い帯がアクセント。上品な着こなし。


ご夫婦での参加もちらほら、爽やか~!



佇まいが艶っぽくて上品! 着慣れているのかな?


浴衣姿と清和亭の佇まいで非日常感満載! 気分も高揚して話に花が咲きます。
「羊羹の描写が見事だよね。そんなに好きではないけど食べたくなった」
「厠に対するこだわりが強いけど、そこに関しては現代の方が清潔でいいと思った。厠限定ではないけど、それぞれの家に独特の匂いがあるのは分かる」
「谷崎の小説は苦手なんだけど、今回はフェテシズムがないから比較的読みやすかった」
「私も尻尾が欲しい! でも犬の尻尾だと好きな人に気持ちがバレちゃう」

どこに共感できるかは、人によって若干異なっていたのが面白かったですね~。


総勢100名近くが浴衣で会して、同じ課題本で語るのですよ。圧巻!


ひな壇にお座りいただいたベストドレッサーの皆さん。雅でございますこと。
今年も女性陣が圧勝! 男性陣も来年こそはガンバレ~!


主催者特権、ハーレム写真! 羨ましい~。


しっとり美女のハーレム写真。
「姉御オレたちどこまでもついて行きます」
いやいや、極妻と極道の写真ではありません(笑)


二次会は雰囲気をガラリと変えて、洋風でお洒落なワイン食堂へ!
話したりないことでいっぱい!盛り上がりました。


何やら撮影会を始める人も…


リベンジベストドレッサー対決!しかし、その結末は……。


リベンジベストドレッサーの景品。腰ひもに可愛い猫町ロゴの刺繍入り。
何とサポーターの手作りです。


皆さんにテーブル札の裏面に一言ずつ書いて頂きました。

二次会終わってもまだまだ元気!ということで、台風で交通機関の状況が気になる最中、50人近くの方が三次会まで来てくださいました。 サポーター冥利に尽きます~!


今回配られたうちわは、表面はポップな柄、裏面は猫と戯れる女の子が描かれた風雅なデザイン。制作してくださったmachu.さん(写真左)、ありがとうございました。

思い返すと、皆さんの笑い顔が瞼に焼き付いています。
いやぁ、浴衣姿堪能させていただきました。また来年も絶対に行くぞ!

追伸:女性の浴衣姿が華やかで女性の写真が多めになってしまいしたが、男性陣も粋でカッコ良かったですよ。

文  あや
写真 たくすけ ちづの ジャスミン ららんこ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年8月3日 
  • 第55回 浴衣読書会 谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

今回は毎年恒例の浴衣読書会です。会場はなんと東京国立博物館にある九条館と応挙館をお借りして行いました。課題本との相性がばっちりで話も自然と盛りあがりました!



写真の建物は応挙館で、寛永2年(1742)に名古屋郊外の明眼院の書院として建てられ昭和8年(1933)に寄贈されたそうです。室内に描かれている墨画は円山応挙が揮毫したもので、広さとしては十八畳二室の43坪になるとのこと。

九条館も同じように昭和9年(1934)に九条氏より寄贈されたものを移築したもので、こちらの広さは十畳二室の44坪だそうです。



会場設営前の状態です。物が無いのでとても広い印象を受けますね。



サポーターも着付けを終わり次第集合し会場設営を行いました。写真は一息ついてお弁当を食べながらサポーターミーティングをしている風景です。



今回も各班の進行役の皆さんに30分程前に集合して頂き、読書会でのどのような話題が盛り上がりそうかなどを共有しました。



ということでいよいよ開場時間です。場所は東京国立博物館西門から入った奥にあり、また会場も2箇所となっていたので西門から誘導を行いました。



受付風景ですがなんだか落ち着きますね。



主催者の挨拶のあとさっそく読書会の開始です!



狩野派による著色山水図を背にして陰翳礼讃を語り合います。



ところで今回は班の名前をいろはほへとにしましたが、皆さんはどこまで覚えているでしょうか!?

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす



それからお茶菓子は上野ということで岡埜栄泉総本家の『台東くんパンダ饅頭』にしてみました!



後半になると廊下側に席を移し涼をとる班も出てきましたが、このように臨機応変に対応できるのは日本家屋の素敵な部分ですよね。



読書会のあとはベスト・ドレッサーの発表です。こちらの方は猫柄の帯。



花柄の中にさらに花が描かれています。



こちらの方は手提げがふろしきでした。



和装ならではでしょうか。祖母や母から受け継いだという人や、学生のころに自分で縫った人などそれぞれに物語があったのが印象的でした。



ベストドレッサー発表のあとは撮影タイムです。まずは応挙館をバックに全体集合写真。



こちらは女性陣。色鮮やかですね。



男性陣は紺色が多かったでしょうか。



最後はベストドレッサーの皆さんを左からグラデーションにしてパチリ。おめでとうございます!



三々五々に写真を撮った後は、みんなで上野公園をぞろぞろ歩いて涼しい懇親会会場へ。本日は大変お暑い中お疲れ様でした!

如何だったでしょうか?

お昼過ぎからの開催でしたがとてものんびりした時間を過ごせたのではないでしょうか。事前に懸念されていた暑さも個人的には思った程でもなく、むしろ風の気持ち良さを体感できてとても良かったです。普段とは違った環境で本を読み話し合うというのも楽しいものですね。

次回開催は8月31日(日)になります。課題本は三島由紀夫の『真夏の死』です。どのような話が展開されるのかこちらも楽しみですね。

それではまた次回お会いしましょう!

記:もののふ 写真:さき びっくぼ もののふ

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年8月31日(日) 16:00受付開始  読書会16:30~18:30   懇親会18:30~21:00
  • 8/31(日) 三島由紀夫 「真夏の死」

8月の課題本は
 
  三島由紀夫 「真夏の死


■参加条件:課題図書の読了
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。


※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年8月23日(土) 受付開始18:00 読書会18:30~21:00 懇親会21:15~
  • 8/23(土) 東浩紀著「弱いつながり 検索ワードを探す旅」

8月の課題本は

   東浩紀著「弱いつながり 検索ワードを探す旅


■参加条件:課題本の読了


【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら 
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年07月11日 
  • 第80回 ガルシア=マルケス追悼企画「族長の秋」読書会【藤が丘会場】

名古屋文学サロン月曜会は、今回で第80回を迎えました。
今回の読書会は、4月に亡くなったラテンアメリカ文学の巨匠、ガルシア=マルケスの追悼企画として『族長の秋』が課題本となりました。ガルシア=マルケスの代表作のひとつ『百年の孤独』は、第29回の月曜会で課題本になったことがあり、今回の参加者の中には二回目のマルケス読書会となった方もいらっしゃったようです。

藤が丘会場は、直前まで台風8号の接近の恐れがあり、ハラハラしながら準備をしていましたが当日はすっかり台風も過ぎ去り、無事に開催することができました。地下にある「青猫」の入り口から見上げると、建物の間から青空が。


牛が浮かび上がったテーブル札に、物語にちなんだ占いつきのドリンクチケット。
どちらもサポーターの力作です。


さぁ、受付開始!


今回の参加者は 男性21名、女性13名。
参加者の皆さんのラテンなコスチュームで、会場は南米の様な熱気に包まれながら、読書会が始まりました。難解な作品であるだけに、アウトプットも盛り上がったようです。

「改行が無くて読みにくかったー!!」
「カギ括弧がないからセリフも分かりにくかったね。」
「そうそう、いつの間にか誰かしゃべってる」


「印象に残ったシーンはどこ?」
「気になる登場人物はだれ?」
「感情移入できた人はいる?」


「こんな大統領、居たらどうする?」
「現実的じゃないよ。」
「でも、権力者ってみんなこんなもんだって!」


「マジックリアリズムってなんだろう。」
「南米あるある、みたいな……?」
「こんなあるある、嫌だよ。」


「ちょっと、グロテスクなシーンがキツかったなぁ」
「その一方で、幻想的なシーンも多いよね。」
「気がつくといろいろなシーンにとばされていて、その浮遊感が面白かった。」


「ラテンアメリカの文学って余りなじみがないよね」
「ガルシア=マルケスの他の作品を読んだことは?」
「『百年の孤独』に挑戦してみようかな」


読書会終了後はベストドレッサー賞の発表です。
今回のドレスコードは「ラテン」!
各テーブルから、最もラテンな人が選ばれました!

W杯で健闘中のアルゼンチンのユニフォームをイメージ


コーヒー農場で働く日系移民をイメージ


カリブ海の浜辺に居そうな女性に、男性陣の視線は釘付け!


最後はベストドレッサーの皆さん全員で。おめでとうございます!


さて、場所を移動して懇親会が始まりました。
今回の懇親会にはスペシャルゲストがいらっしゃいました。
第五回月曜会旅行にゲストとしてお招きした、歌人の桝野浩一さんです。
トークショーでは短歌について、語っていただきました。
参加者も桝野さんのトークに引き込まれ……


短歌について質問してみたり、著書について質問してみたり、枡野さんご本人についてちょっと突っ込んだ質問をしてみたり、笑いの絶えないトークショーとなりました。
参加者の皆さんに、短歌について興味を持っていただけたら幸いです。


さて、今回の定例会から、第七期サポーターが月曜会を運営することになりました。
これからの読書会を思いっきり盛り上げていきたいと思います!
一年間よろしくお願いします。


次回は毎年恒例の浴衣読書会です。
日時は8月9日(土)、場所は熱田区の白鳥庭園です。課題本は谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。
次回お会いできるのを楽しみにしています!


(第7期サポーター/ららんこ)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年6月29日(日) 
  • 第54回 東京文学サロン月曜会  野崎歓が選ぶフランス文学の3冊

今回の東京文学サロン月曜会は翻訳者の野崎歓さんを迎えてのフランス文学3冊。課題本は野崎さんが選書した『異邦人』『赤と黒』『素粒子』のうちのどれかです。申込者総数は過去最大級の127人となりました!



作品ごとの参加者ですが『異邦人』を2とすると『赤と黒』『素粒子』がそれぞれ1の割合でした。どのように感じるでしょうか!?



会に先立ち進行役のファシリーミーティングの風景です。今回は野崎さんが読書会中に回る席をこの場でジャンケンにて決めました。



開場にあわせて突然の集中豪雨となりましたが、電車等の大幅な遅れも無くほっと胸をなでおろします。



ゲストの野崎歓さんから簡単な挨拶を頂いたあと、さっそく読書会の開始です!



手前は『異邦人』、奥は『素粒子』のテーブルといったように課題本ごとに分かれての読書会になります。



この頃になるとすっかり雨も上がり、明るい雰囲気の中での読書会となりました。



直接この距離でお話を聞いたり質問できるのは、ゲストイベントならではですね。



こちらは『素粒子』テーブル。『素粒子』はその表現方法にも関わらず女性参加者が多かったのが印象的です。どのような会話がなされたのでしょうか。



読書会のあとは恒例のベストドレッサーの発表です。



今回のドレスコードは『フランス』。三色旗をイメージされいる方が多かったでしょうか。



『ベルサイユのばら』のプリントに会場がざわつきます 笑



こちらの男性は作家名とブランド名を合わせて来るという技で。色々発想の方法がありますね!



最後はベストドレッサーの皆さん全員で。おめでとうございます!



ベストドレッサー発表のあとはいよいよ野崎歓さんのレクチャーです。専門家ならではのお話にみなさん興味津々の様子。



フランス文学を前進させてきた力はどこから来たか、スタンダールの画期的だった部分はどのような部分なのか、ウェルベックが扱っている問題意識とは何か、などといった視点をはじめ色々な側面から今回の課題本について解説をして頂きました!



質疑応答では作品に関するものから、作家について、翻訳をする際に心がけていること、フランス文学に対する情熱はどこから来ているのかなどが問いかけられ、野崎さんご本人についても迫る事ができました!

パーソナルなお話を聞けると親近感が沸きますね。



最後はお酒やご飯を入れながらの懇親会です。自分が選んだ課題本以外の感想を聞いたり、知っている人に挨拶をしたり、テーブル上にある過去のおすすめ本一覧などをネタに盛り上がりました。

いかがだったでしょうか。

今回は野崎歓さんのレクチャーは非常に良かったという感想が多く、サポーター一同とても嬉しかった会となりました。

個人的にも、スタンダール、カミュ、ウェルベックと違う時代の作家を結びつけて考える骨格を得ることができ、その上で野崎さんがおっしゃったいた『現在進行形の小説』ウェルベックに触れることが出来たのはとても面白い経験となりました!

次回は毎年恒例の浴衣読書会となります。

日時は8月3日(日)、場所はいつものchanomaではなく東京国立博物館の奥にある九条館と応挙館にて行います。

課題本はいまのところ未定なので開催スケジュールをチェックして頂ければと思います。

それでは次回お会いできるのを楽しみにしています!

TO THE HAPPY FEW

記:もののふ 写真:かつのり

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年8月2日(土) 受付開始18:00 読書会18:30~21:00 懇親会21:15~
  • 8/2(土) スティーブン・R・コヴィー 「7つの習慣」

【7月の定例会は8/2(土)に行います】

7月の課題本は

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら 
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

特別イベント

  • 2014年7月5日(土) 朝9時から12時まで
  • 猫町倶楽部の一日古本ショップ 「猫町倶楽部books」@名古屋

猫町倶楽部の一日古本ショップ
「猫町倶楽部books」OPEN!

猫町倶楽部が始まった町・藤が丘で行われている朝市、
「藤が丘マルシェ earlybird」に猫町倶楽部が
古本ショップ「猫町倶楽部books」として参加します。

国内外の小説から映画、音楽、アートなどの本や
実用書、雑誌、絵本etc.……
猫町倶楽部のメンバーでとっておきの古本を
持ち寄って開く、一日だけのショップです。

マルシェにはグルメやオシャレな雑貨のお店もたくさん。
みなさま、ぜひぜひ遊びに来てくださいませ。

★猫町倶楽部のフライヤーも置いてあります。
読書会に興味のある方はメンバーにお気軽に質問してくださいね!

藤が丘マルシェ

https://www.facebook.com/earlybird.web

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年5月11日 
  • 月曜会新企画【長編読書会】カラマーゾフ・プロジェクト<後編>

今年2月に前編が開催された長編読書会「カラマーゾフ・プロジェクト」、
前編の会場は満席でご参加いただけない方があり(大変申し訳なかったです)、今回は席数の多い「ウインクあいち」にて開催しました。

課題本はドストエフスキー著「カラマーゾフの兄弟」、今回は全5巻読了が参加の条件だったのですがそんな高いハードルを超えて集まった参加者はなんと100人!大盛況となりました。

ゲストには前回に引き続き、課題本の翻訳者である亀山郁夫先生。大学の学長というお忙しい中、駆けつけてくださいました。感謝。

今回の課題本は全5巻と相当なボリュームがあったので、話したいことも聞きたいこともたくさん。
各テーブルでは白熱したやりとりが繰り広げられてました。
物語の面白さはもちろんですが、それ以外にも社会的、宗教的なテーマなど多岐な部分に渡っているため、みなさん、いつも以上に盛り上がってましたねー。
課題本を手に持って言葉を交わす様子は、これぞ読書会!って感じですよね。
もっとも、みなさんリラックスして楽しくやってるので、初心者の人も遠慮なくご参加くださーい。

 

そして会の終わりには恒例のベストドレッサー発表!各テーブルから選出されたみなさんです。 今回のドレスコードは作品にちなんで「黒」。みなさん、いつもとは違う怪しい雰囲気(笑)で読書会を楽しんでました。ベストドレッサーに選ばれたみなさん、おめでとうございます!
読書会の後は亀山先生の講演。作品を一読しただけではわからなかった作品の魅力や当時の背景、宗教的な側面などわかりやすく、そして面白く解説してくださいました。
翻訳者直々に話が聞ける機会なんてそんなにないので、みなさん真剣に耳を傾けてましたよ。
さて、講演が終わった後の二次会はプレ読書会でも利用させてもらったロシア料理店「ロゴスキー」にて。今回の長編読書会ではここの店には本当にお世話になりました。
この長い作品を頑張って読み終えた達成感に包まれたみなさん、お互いの労をねぎらいながらロシア料理に舌鼓を打ってました。名駅のロシア料理といえば「ロゴスキー」!
また、ピロシキとか食べたいなぁ。
そして、料理を楽しみながら亀山先生を囲んでのサイン会!
読書会の時間に聞けなかったあんなことやこんなことをみなさん質問してましたよ。 ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださった亀山先生、本当にありがとうございました!

月曜会初の試みだった長編読書会、成功するか心配でしたが蓋を開けてみれば大盛況!
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
なお、亀山先生が「また、『悪霊』(ドストエフスキー著)で会いましょう!」と仰られていたので、
次回、亀山先生に会えるのを楽しみに待ちましょう

(6期サポーター キム)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2014年4月30日(水) 
  • 第44回 名古屋シネマテーブル「白ゆき姫殺人事件」

4月から5年目に突入した名古屋シネマテーブル。
第44回定例会の課題作品は湊かなえさん原作の邦画、『白ゆき姫殺人事件』でした。




初参加の方14名、
男性24名、女性28名、合計52名の方にお集まり頂きました!!

ミステリーの形式を呈しながらSNSやマスコミ報道、現代の情報社会の滑稽さも描かれた今回の作品。
色んな視点、意見がアウトプットされました。

Aテーブル。
原作の話から俳優・女優さん達の出どころ、演技力、ミステリーの描き方、監督と原作者との関連性など色々な話題が出た模様。


 

Bテーブル


Cテーブル
劇中で描かれていた女性同士のドロドロに関して男女の意見が交わされたり。



ちょっと個室的な、ひっそり趣あるDテーブル。


参加者多数のため、会場すぐ近くのTiger cafe にてもうあと3テーブル設けられました。
一次会終了後、新サポーターの紹介。
今回は第二期サポーター体制となって初の定例会。サポーターも初仕事。

参加者名札を課題映画で頻繁に出てきた Twitter 風にしてみたり。


映画の中のエピソードから、劇中のセリフ付きの栗が提供されたり。


その後、映画のロケ地になったエスケー石鹸のコラボ商品、『白ゆき肌石鹸』が今回一番最初に参加表明した人にプレゼントされると言う粋な図らいも。


懇親会(二次会)は近くのブリティッシュパブにて。約40名が参加。

こちらでも2次会ではテーマ毎に『最近公開された作品を語るテーブル』、『フリートーク』、『初参加テーブル』などが設けられます。
事前に発表される今月の2次会話題映画は『アデル、ブルーは熱い色』でした。

初参加の方も含め、どのテーブルに着くかは自由ですし、フリーに席を移動して頂いてもオーケー。
お酒も入って各々、好きなトーク、語りたかった作品について盛り上がります。

運営部 gimuraさんの好意により、『テルマエロマエ』鑑賞チケットをGETする〝 テルマエじゃんけん〟が催されました。
女性希望者に囲まれたgimura さんがアマゾネスに襲われる部族の長のよう。


毎月盛り上がっている名古屋シネマテーブル、次回の定例会は6月25日(水)、課題映画はウェス・アンダーソン最新作「グランド・ブダペスト・ホテル」です。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/12516

皆さんのご参加をお待ちしております。

(名古屋シネマテーブルサポーター/小麦番長。)

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年4月27日 
  • 4/27(日) カルヴィーノ「むずかしい愛」【東京文学サロン月曜会 第52回】

4月の東京文学サロン月曜会(第52回)は4/27に開催



課題本は、20世紀イタリアの国民的作家とされるカルヴィーノの「むずかしい愛」でした。
あまり馴染みのない方も多い課題本でしたが、今回も80人が集まりました!



窓の外は青葉が美しくなってきましたね!
読書会開始です。



いい雰囲気ですね。





各テーブルとも和気あいあいとしています。





定番のチャノマ席(靴を脱いで上がるソファー席)も盛り上がりました!

いよいよベストドレッサーの発表です。
ドレスコードは、カルヴィーノにちなんで『イタリア』でした。
どんな衣装の参加者が選ばれたのでしょうか。









イタリア国旗にちなんだコーディネートが目を引きました。
みなさん素敵ですね。







小物に工夫を凝らした皆さん。
キュートですね。



男性は2人・・・やはりかなり悩んだ方が多かったようです。





こちらの女性たちも素敵ですね!



ベストドレッサー全員で集合写真です。


その後は、いつも通り、アフターパーティーに突入。
ちょっと今回は写真がないのですが・・・
いつも通り楽しい雰囲気でパーティーは終了しました!


今回が、第4期サポーターでの最後の定例会となりました。
みなさん一年間ありがとうございました!

また5月の定例会でお会いしましょう!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名古屋アウトプット勉強会 第87回】ロバート・B・チャルディーニ「影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく」

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年03月28日(金曜日) 
  • 【名古屋アウトプット勉強会 第87回】ロバート・B・チャルディーニ「影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく」

2014年3回目の名古屋アウトプット勉強会の課題本は、「影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか」の新訳「影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく」です(旧版タイトル「影響力の武器」)。



原題は、 influence ということで、影響について書かれた一冊でした。

セールスマンから詐欺師まで、彼らのテクニックのメカニズムを解説。
参加者からは、これらのテクニックが実際に自分に使われた経験談が披露されていました。



本書では、テクニックだけではなく、影響力を行使された場合の、身の守り方が書かれてあり、その部分が良かったとの声も!



アウトプットされる意見に、賛同する参加者の声が多かったのも今回特徴的だったように思います。



6種類に分類された影響力について、なんでもかんでも守りの姿勢に入ってしまうと、こころからの好意による行動も防いでしまう。そのため、社会生活を送る上では、見極めやさじ加減も大切という意見もありました。





次回の名古屋アウトプット勉強会の課題本は、超訳『資本論』です。
ご参加お待ちしています!

▼超訳『資本論』募集ページ

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/124

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年3月21日(金) 
  • 第76回 夢野久作「少女地獄」読書会【藤が丘会場】

名古屋文学サロン月曜会、3月定例会の課題本は夢野久作『少女地獄』。

年度末の忙しい時期にもかかわらず、藤が丘会場・名古屋会場ともに満員となる人気でした。

 

祝日開催の藤が丘会場。

JAZZ茶房 靑猫に約70名が集結! 男女比はおよそ4:6でした。


 


『少女地獄』は3つの作品を収めた短編集。

人気を集めた第1編『何んでも無い』を中心に、会は進みます。

登場人物の姫草ユリ子は、虚言癖で周囲を混乱させる困った少女です。

「ユリ子みたいな人、たまにいる~」

「なんでユリ子は自殺したのかな?」

「一人称だと、何がうそで真実なのか、本当にはわからなくない?」

「うそには自分を守るものと、他人を傷つけるものがあるよね」

などなど、話は尽きません。


 


課題本が最初に刊行されたのは昭和11年。

『25,6の年増』『今年40の姥桜』など、時代を感じさせる年齢表現も話題に上りました。

「姥桜だなんて、失礼ね!」

「俺はもうじじいなのか……」

憤慨する女に、落胆する男。感想はさまざまです。




「この作品、桜庭一樹に似てる」

「京極夏彦は夢野久作の直系だと思う」

という意見も。読書会をきっかけに、読みたい本がますます増えます。

 

今回のドレスコードは「うそつき」でした。

色でも物でもない抽象的なお題に、頭を悩ませた方も多かったようです。

その分、多彩な発想の「うそつき」が揃いました。

 

読書会の最後には、8つのグループから1名ずつベストドレッサーを選出します。

ベストドレッサーには、特製しおりをプレゼント。

 


靑猫に白衣の天使が舞い降りた!? 実は、姫草ユリ子も看護師なんです。


こちらは時事ネタ。割烹着がとても似合っています。


うそつきは泥棒の始まり、という諺もありましたね。

泥棒の犯行予告!?

「ベストドレッサー、いただきました!」

 

読書会のあとは課題本をイメージした靑猫マスターの1曲。

この日はMichael Franksの“Double Talk”。直訳すると「二枚舌」です。

 


ユリ子にちなんだ百合のテーブル札


『火星の女』作中の新聞記事を作ってデザインした、ドリンクチケット。

ともに、サポーターの手作りです。

 

読書会に続いて、近くのイタリアンレストランで懇親会。


ドレスコードや課題本の内容にとどまらず、読書会では語りきれないことをたっぷり話せます。


 

 


うそつきだらけの中、「私はあくまで正直」!

 

懇親会が終わっても、まだまだ話し足りない!

ということで、mixiの「話したりん!」トピックで引き続き盛り上がりました。http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=75856547

 

SNSの良さは、会場も日程も越えて感想を共有できたり、読書会のない期間もメンバー同士でコミュニケーションできたりするところです。

HPからだけでも参加できますが、継続参加するならmixi登録をオススメします。

(第6期サポーター   かずいち)

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2014年03月09日(日曜日) 
  • 3/9(日)『ウォーホルの芸術』

国内最大規模となるアンディ・ウォーホルの回顧展が森美術館で始まりました。
猫町倶楽部 藝術部では、この絶好の機会に美術史家の宮下規久朗氏をお迎えしてウォーホル完全攻略読書会を開催しました!

3/9(日) ウォーホルの芸術 ゲスト:宮下規久朗(美術史家)
開催日時 2014年03月09日(日)
開催場所 東京都(東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー25階シスコシステムズ会議室)
課題本:宮下規久朗「ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡」 (光文社新書)


藝術部では、受付時間の30分前に、
各班の進行を進めて下さるファシリテーターさんに集まっていただきまして、
事前に簡単なミーティングをしています。
進行スケジュールの確認などに加えて、読書会の中で取り上げたい議題などの確認もしています。

ファシリさんの登場です。ご自宅の最寄り駅からこの銀の風船三つを身体につけて、電車に乗っていらしたそうですよ。

ただいま、ファシリミーティング中です。
ウォーホールをイメージした銀のカツラですね。気合が入っています。
こちら、受付です。

ミッドタウンのオフィスフロア1階入口のEV前などで、
サポーターが案内をしております。

まずは、主催者のタツヤさんの挨拶です。
藝術部の趣旨説明、ルールの確認をしています。

この後、読書会開始です。

課題本は、宮下規久朗著「ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡」(光文社新書) http://amzn.to/1jdqxCh
今回の読書会のために、増刷をして頂いたそうです。

6つの班に分かれての読書会になります。



 

読書会に、ゲストの宮下先生も参加してくださいました。




今回は、全ての班に回っていただくことが出来ました。
著者の先生に質問できる貴重な機会ですね。

読書会終了後、班ごとに選出されたベストドレッサーさんに舞台に上がっていただきました。

こちらの方はウォーホールの顔写真のプリントのTシャツですね。
ウォーホールの作品のプリントのTシャツを赤いジャケットに合わせて、着こなしていらっしゃいます。

ファクトリーガール、イーディ・セジウィックをイメージしましたとのこと。

ベストドレッサーと宮下先生を囲んで記念撮影。
宮下先生から特別に、著書とウォーホール展のチケットを頂きました。
ありがとうございましたー。

 

最後に、会場の皆さんの集合写真を撮影しました。


つづきましては、
ゲスト、宮下規久朗先生の講演です。
スライドを利用してレクチャーが行われました。
課題本をもとにしながら、ウォーホール作品についての分析です。

 

講演の後半では質問時間を設けました。
参加者の皆さんから、次々に質問が出てきます。

 

質問時間も盛況に終わりました。
宮下先生、ありがとうございました。

懇親会は、ウォーホールの活躍したアメリカにちなみまして、
六本木の「ウルフギャング・パック カフェ 六本木ロアビル店」で行いました。

実は、読書会の時間に、参加者の皆さんのポートレート写真を撮影して頂いていました。
懇親会会場にて、ポートレイト写真をiPadのアプリを利用して、
ウォーホールの肖像の様に加工したものをプロジェクターで投影しました。


 


 


 

懇親会も盛り上がりましたー。

今後も、藝術部での読書会を企画していきます。
詳細が決まりましたら、猫町倶楽部ホームページ等でご案内をさせて頂きます。
またのご参加をお待ちしております。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  
  • 第75回 森鴎外「 「舞姫・うたかたの記、他3篇」 【藤が丘会場】


名古屋月曜会 2月定例会の課題本は、森鴎外「舞姫・うたかたの記 他三篇」
藤が丘会場は、いつも通り「jazz茶房 青猫」での開催です。
(テーブル札の裏側には、ドイツの地図が…)


さぁ、読書会が始まりました。
まず読了後の感想を聞いてみると、「文語体で読みにくかった」という感想を持った方が多かったみたいです。

各テーブルでは、舞姫にスポットを当て、豊太郎のダメンズぶりを語り合ったり、
文語体(原典)を読むことの意味について語り合ったりと盛り上がってます。







「うーん、豊太郎の気持ちがイマイチ理解できない…」消防団員が考え込んでいます。

4つの短篇の中では、どの女性が一番ピュア?
共感できる登場人物は?
日本人ってそんなにモテたの?
いろんな側面から読み解いていきます。




読書会に続いて、ベストドレッサーの発表です。
今回のドレスコードは、「帽子もしくはヘッドドレス」
思い出の品や帽子がトレードマークの人や徹夜で作った自作の衣装などバラエティに富んだメンバーが選ばれました。

定例会開催当日は、2月14日。そう世間では、バレンタインデーです。
そこでサポートメンバーから一番おしゃれな男性・女性にバレンタイン・チョコをサプライズでプレゼント!!

舞姫の舞台となったドイツでは、バレンタインデーはカップルや夫婦などのお祝いの日とさえれており、男性から女性に花を贈るのが一般的だそうです。
同じバレンタインデーでも国によって違いがあって面白いですね。

さぁ、読書会の次は会場を移し、懇親会。
会場は、恒例のイルマティーノにて立食形式での開催です。

各テーブルでどんな話題で盛り上がったのか、ファシリテーター(もしくはサポーター)の方々に語ってもらいました。
11月の定例会から始めた試みですが、定着しつつあるかな!?毎回テーブルごとで盛り上がった内容が異なっていて興味深いです。


課題本の話や最近のオススメ本などの話題で話は尽きません。

慣れない文語体での読書会でしたが、日本語の本来持つ独特なリズムと美しさに触れ合えた読書会になったのではないでしょうか。
もう一度読む時は、声に出して読んでみるとまた違った読書体験ができそうですね。
参加してくださったみなさん、ご参加ありがとうございました!!

(6期サポーター かっちゃん)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年2月9日(日) 
  • 月曜会新企画【長編読書会】カラマーゾフ・プロジェクト<前編>


本が好きな方なら、一度は耳にしたことがある『カラマーゾフの兄弟』。聞いたことがある・手にとったことがあるという方は多いと思いますが、実際に読みきった方は少ないのではないでしょうか? そんな方に朗報、月曜会に参加すれば、あの長編小説「カラマーゾフの兄弟」を読破できる!・・・はず(笑)

計画段階では、読むのに大変な本だから、そこそこの人数が集まれば御の字・・・なんて声もありましたが、蓋を開けてみれば満員御礼。会場は冬の寒さも吹き飛ぶ熱気に包まれました!

読書会でカラマーゾフが取り上げられると聞いて、遠方から来られたという方もいらっしゃいました。

前編では、まず第一巻・第二巻を読んでの読書会&レクチャーです。


 


 


カラマーゾフ家の人々を取り巻く様々な物語が錯綜するこの本、膝をつき合わせれば、十人十色の感想が飛び出します。


 

 

そして会場には前回のプレイベントに引き続き、ゲストとして課題本の翻訳者の亀山郁夫先生に来ていただきました。   各テーブルを周っていただき、我々の話に耳を傾けていだたきました。

 


フョードルは中小企業の社長によくあるタイプ? 3兄弟では誰が好き?
大審問官の読み解き方、様々な質問や意見が出ていました。


 

読書会の後は、課題本にちなんだ一曲♪ 今回は、亀山先生の選曲です。

ショスタコーヴィチ 「交響曲第13番」

 

そして、月曜会は長編読書会でもドレスコードがありますよ。

今回のドレスコードは「ロシア風」。帽子やスカーフ、ルパシカに小物、お洒落なロシア風が揃いました!今回のベストトレッサーの皆さんは、亀山先生とご一緒に記念撮影。


 

 

後半は亀山先生による、カラマーゾフの兄弟を読み解くレクチャータイム!

身振り手振りも交えて課題本の深い世界を語っていただきました。


 

 


 

また、たくさん集まった質問の中から、いくつかを選んで丁寧にお答えいただきました。


質問されたみなさんと。


あっという間の1時間半。その後の懇親会でも・・・


「まだまだ話し足りない」という参加者の皆さんが亀山先生を囲み、トークタイム延長戦に突入。


さらにディープな内容になり、参加者の皆さんは前のめり! まさに「話し足りん!!」ですね。

 

  

 
カラマーゾフ・プロジェクトでは、毎回「オリジナルしおり」をプレゼント。今回は二男イワンをイメージしています。また、テーブル札の裏側にはロシア正教の十字架をあしらいました。


長編読書会「カラマーゾフ・プロジェクト」の後編は5月11日に開催します。

次回は会場を名古屋駅前ウインクあいちに変更し、広い会場でゆったりお話ししていただけます。

前編の読書会に参加していなくても、光文社版5冊を読了すれば、もちろん参加できますので、

この機会にみんなでカラマーゾフの兄弟を読んでみませんか?

 

 

(月曜会6期サポーター うっかりどん兵衛)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 著者の國分功一郎さんも登場!「来るべき民主主義」【名古屋アウトプット勉強会 第85回】

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 著者の國分功一郎さんも登場!「来るべき民主主義」【名古屋アウトプット勉強会 第85回】

第85回名古屋アウトプット勉強会は國分功一郎氏の著書「来るべき民主主義」を課題本に開催。
國分先生を名古屋にお迎えしての講演会及び、猫町藝術部とのコラボレーションによる猫町ナイトもあり、
新年を迎えるにふさわしい、大変華やかな会でした。



今回の会場はこちら、名古屋市内某所にあるクラブです。





代表のタツヤさんの挨拶と、ゲストの國分功一郎先生のご紹介があり、読書会が始まりました。



課題本では東京都小平市での住民運動を取り上げていましたが、行政に制度の改善を求めて働きかけた経験のある方や、行政機関で働く方の率直な感想など様々な立場から活発な意見の交換がありました。また國分先生も各テーブルをまわってくださいました。







読書会の次は、國分功一郎先生が今回の為に特別に作成されたレジュメを用いて、本の内容をさらに深めたお話や、今話題となっている特定秘密保護法について講演してくださいました。



参加者も真剣に耳を傾けています。



講演会後には参加者で集合写真をパチリ。皆さんいい笑顔です。



さて、照明がさらに落ち着いて艶っぽくなってきました。猫町ナイトが始まります。



参加者から歓声があがった國分功一郎先生によるDJも。

また、猫町倶楽部が主催するクラブイベントではチークタイムもあるのです。
気になるあのヒトに思い切って声をかけるチャンス…かもしれません。

國分DJ
6時間を超えるイベントでしたが、名古屋アウトプット勉強会にお越しくださった参加者の皆さん、充実した講演のみならず初DJにしてフロアを華やかに彩ったゲストの國分功一郎先生、ありがとうございました!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【長編読書会プレイベント】亀山先生を囲んでロシア料理を楽しむ会~みんなでハラショー~

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  
  • 【長編読書会プレイベント】亀山先生を囲んでロシア料理を楽しむ会~みんなでハラショー~


 

猫町倶楽部、2014年最初のイベントは、2月から始まる長編読書会「カラマーゾフ・プロジェクト」の プレイベント、
その名も「亀山先生を囲んでロシア料理を楽しむ会~みんなでハラショー~」!


ゲストに「カラマーゾフの兄弟」の翻訳者、亀山郁夫先生をお迎えし、ロシア料理店ロゴスキー で開催しました。


参加はお店満席の80名!みなさん、亀山先生に会えるのを楽しみに参加されたようです。

 

食事の前に亀山先生から「カラマーゾフの兄弟」についてプチレクチャーが行われました。 物語の背景や当時のロシアの情勢など、長編を読むにあたって大切なポイントをお話してください ました。参加者のみなさん、翻訳者の生の声に真剣に耳を傾けてましたねー。



レクチャーの後はお待ちかねのロシア料理!!! テーブルには豪華な料理の数々、そしてウォッカにワインとアルコールがずら~り並んでました。 いやー、どれも美味しかったなぁ。


 

たくさんの食事とお酒を楽しんだ後は、亀山先生を囲んでのお待ちかねのサイン会です! みなさんが手に持っているのは、長編読書会で課題本となっている「カラマーゾフの兄弟」  第一巻。


 



 

プレイベントに参加したみなさん一人一人に、亀山先生直筆のサインが!なんて贅沢なっ! これから長く険しい長編読書会が始まりますが、みなさん頑張って読了しましょう~。

カラマーゾフ・プロジェクトでは月曜会サポーターより「特製しおり」もプレゼント!
ロシアの教会のモザイク壁を飾り枠型に切り抜き、

黒衣のマトリョーシャは、三男アリョーシャをイメージしています(作成:フカツ)


 

読了して読書会に参加された方には、最後に素敵なプレゼントもありますよ。多数のご参加おまちしてます!

■長編読書会は、藤が丘 JAZZ茶房青猫にて開催。「開催スケジュール」よりお申込みください。

第1回前編 2月 9日(日) 1巻から2巻まで

第2回後編 5月11日(日) 3巻から5巻まで

■mixiでは、長編読書会「今、どこ読んでる?」トピを立てています。こちらも、ぜひご覧ください。http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=75610423&comment_count=34&comm_id=2226186

(月曜会 6期サポーター キム)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 2014年読書会初めは東京藝術部!「モオツアルト」を読んでモーツァルトを聴く【音楽レクチャシリーズ最終回】

東京藝術部

  • 2014年1月11日 受付開始14:45 読書会 15:15~17:15 レクチャー17:30~19:00 懇親会19:30~
  • 2014年読書会初めは東京藝術部!「モオツアルト」を読んでモーツァルトを聴く【音楽レクチャシリーズ最終回】

2014年の猫町倶楽部の読書会は、東京藝術部の音楽レクチャーシリーズによって幕を開けました。

 

 

音楽評論家の鈴木淳史さんをゲストにお迎えし、クラシック音楽を勉強しちゃおうという企画の最終回、第三回目です。1月11日に東京ミッドタウン21階 シスコシステムズトレーニングルームで開催いたしました。

 

 

今回のテーマは、『「モオツアルト」を読んでモーツァルトを聴くと』いうもの。「AKBで踊って精神を奴隷化させられるより、モーツァルトを聴いて革命を夢見る方を僕は選ぶ」、というサブタイトルがついております。課題本は、小林秀雄の「モオツアルト」でした。

 

 

本文にときどき、楽譜の一部が引用されています。音楽経験者であれば、頭の中で音を奏でることができるのでしょうが、そうでない人には難しいこと。課題本に出てくるページに合わせ、事前に聴いていただく課題曲もあり、より理解しやすくなっておりました。課題曲は以下の通り。


  • ƒ ト短調シンフォニイ(P.13)
  • ƒ ト短調クインテット K.516(P.45)
  • ƒ 三十九番シンフォニイの最後の全楽章(P.53)
  • ƒ 四十一番シンフォニイの最初の主題(P.54)
  • ƒ ハ短調クワルテット(K.465)の第二楽章(P.55)
  • ƒ アヴェ・ヴェルム(P.69)
  • ƒ 魔笛のモノスタトスの歌(P.69)
  • ƒ 鎮魂曲(P.72)

 

大学受験で取り上げられることも多く、「小林秀雄」の名前を聞いたことがある方が多いと思います。が、著作を一冊読んだことがある人となると、それほど多くはなくなるようです。アンケートを取ってみたところ、私を含めですが、今回初めて読んだという方も多くいらっしゃいました。そんな方でも問題なく、十分に読書会を楽しんでいただくことができます。

 

読書会は、1テーブルあたり7~8人ほどの班に分かれ、本の内容について思ったことを語りあう形式で進んでいきます。

 

 

 

鈴木さんにも読書会に参加していただき、各テーブルを15分ずつ、すべてのテーブルを回っていただきました。本の内容について、小林秀雄について、モーツァルトについて、クラシックについて、ざっくばらんに会話をしていきます。

 

 

今回の課題本はとても難しかったと、参加者の多くの方が感じられたようです。そんな難しい本でも、鈴木さんの解説、班のメンバーと話をすることで得られた色々な見方などを通じ、理解することができたとの感想を、たくさん聞きました。

 

読書会に続き、鈴木さんに、課題本について講演をしていただきました。小林秀雄について、モーツァルトについて、そして、サブタイトルの意味についても。

 

モーツァルトの音楽の特徴についても解説をいただきました。講演の中で実際に音楽を聴くことができ、さらに理解が深まります。

 

まさか、クラシックのレクチャーで、昭和の香りが漂う「明るいなかま」や、「ウルトラマンエース」のテーマソングを聴くとは…それも、モーツァルトのすごさについて、理解を深めるためのものです。

 

みなさんとても熱心に聴講されていました。

 

質疑応答もとても参考になりました。初歩的な質問にも、あの曲を聴きたいといったリクエストにも、応えて下さりました。

 

「レクチャーを終えた鈴木さんの心情的に、かけたいクラシックは何ですか?」という質問に対して、スピーカーから流れてきた曲は、なんと…笑ってしまうくらい、あんなに音程をはずしていても、カーネギーホールで歌うことができるとは…難しい本なのに、笑いもあるクラシックレクチャーでした。

 

 

最後に全員で記念撮影をして読書会終了です。今回は、60名程度の方に参加いただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

 

レクチャーシリーズは今回が最終回。3回に渡りレクチャーをして下さった鈴木淳史さん、堅いイメージのクラシックを、陽気な雰囲気でわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。シリーズはこれで終了となりましたが、鈴木さんによる、単発のレクチャーなどのイベントを、今後企画する予定です。

 

次回は、森美術館で開催される「アンディ・ウォーホール展」に合わせ、アンディ・ウォーホールについて、読書会を行う予定です。詳細が決まりましたら、猫町倶楽部ホームページにご案内をさせていただきます。今しばらくお待ち下さい。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 村上春樹「ノルウェイの森」でクリスマスパーティー【関西アウトプット勉強会 第44回】

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年12月28日 19:00 受付開始  19:30-21:00 第一部 読書会  21:00-23:00 第二部 クリスマスパーティー
  • 村上春樹「ノルウェイの森」でクリスマスパーティー【関西アウトプット勉強会 第44回】

京都会場第44回 12月定例会は、クリスマスパーティを兼ねたスペシャル版で開催しました。
課題図書は、村上 春樹 『ノルウェイの森』 です。

村上春樹自身がデザインしたとされるクリスマスカラーの上下巻。1000万部を超える大ベストセラーで、日本で最も読まれた長編小説の一つですね。

 

いつもは京都駅近くの会議室を借りての読書会ですが、今回は4か月に1度の文学の会、そしてクリスマスに近いということもあり(28日開催でしたので、若干過ぎてはいましたが・・)、大阪本町にあるカフェ「GARB」にて開催する運びとなりました。

入り口では黄金のトナカイ(?)がお出迎え。

 


 


 

普段とは違ったおしゃれな雰囲気、そしてかなり大きめの会場ということもあり、事前よりフライヤー配布やWEB告知などサポーターによる広報活動に力を入れました。

結果、46名(パーティ参加43名)の方にご参加いただきました。
これは、関西アウトプット勉強会の単独開催としては最多となります。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

今回含め文学の会の際は、ドレスコードが参加条件の一つとなっています。今回のドレスコードは、”クリスマス”。それぞれ思い思いの衣装をまとって会場へと足をお運びいただきました。一部ご紹介。

 

今回は、第一部 「ノルウェイの森」読書会 が1時間30分、第二部 クリスマスパーティー が約2時間。

いつもの読書会に比べて1時間短い読書会となりましたが、密度の濃い議論になったかと思います。

 

「ノルウェイの森」は、セックスや死などがテーマであり、普段なかなか話しにくい内容でもあるのですが、間接照明のやや暗がりの雰囲気の中もあって、各テーブルとも話が弾んでいたように思います。(普段の会議室の蛍光灯の下では、こうはいかなかったかも・・)

 

読書会の後は、総合司会のサポーターの発声により2次会スタート。

 

2次会では、GARBの料理を楽しみながら、サポータ企画による「クイズ大会」、「本のプレゼント交換」、「ベストドレッサーの授賞式」が行われました。

まずクイズ大会では、各テーブルごとのチーム対抗戦でおこわなれました。

 

問題は、以下の3問。解答数の合計で勝敗を決める方式。それぞれ3-5分程度の回答時間。

・関西アウトプットで過去に取り上げられた課題本をできるだけ多く答える。
・村上春樹の作品をできるだけ多く答える。(穴埋め問題)
・各チームの代表者に作者の似顔絵を描いてもらい、その作者の作品をできるだけ多く答える。

各チームとも大盛り上がりでしたが、中でも似顔絵問題では、感嘆の声や大爆笑などが起こりました。

さて、下の似顔絵はどなたでしょう?(答えは最後にあります。)

 


 

勝利チームはタツヤさん率いるチーム。おめでとうございました。

 

「本のプレゼント交換」では、各テーブルでそれぞれが持ち寄ったプレゼント本を音楽にのせて回していき、音楽がストップしたところでその本をプレゼントとして受け取るという形式で行いました。

プレゼント交換後に、サポーターがなぜこの本を選んだのかなどをインタビュー。

 

それぞれとてもユニークな理由もあってとても楽しいイベントとなりました。インタビュー後もプレゼントされた方/した方各々で、本の内容について語り合いました。

 

「ベストドレッサー授賞式」では、各テーブルでもっともドレスコードにあった方を選出。思い思いの”クリスマス”にちなんだ衣装を披露いただきました。中には、「クリスマスの日に奥さんにプロポーズした時の衣装で来ました」なんていうロマンチックな理由も。

 

最後に、参加いただいた方で集合写真。2013年を締めくくる思い出深いイベントになったのではないかと思います。

 

今後も楽しいイベント盛りだくさんな読書会にしていきますので、ぜひご期待ください。

次回のお知らせですが、
1月25日(土)、課題本は、植島啓司「生きるチカラ」です。

ご参加お待ちしています!!

申込みは「開催スケジュール」から。

*似顔絵問題の正解:上が三島由紀夫、下が太宰治でした。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年12月14日(土) 
  • 第73回「猫町・他17篇」読書会&クリスマスパーティ

毎年12月の月曜会はいつもとちょっと違い、読書会とクリスマスパーティーの両方が楽しめる特別な定例会です。サポーターもウキウキ気分で皆さんの到着を待っています。

12人のファシリテータのみなさん、事前のミーティングにも力が入ります。
ファシリテータは4回以上参加の方に順次お願いしています。
(課題本の専門家でなくても大丈夫! 立候補お待ちしてます^^)

さぁ、読書会の開始です。
今年も会場は満員御礼。100名を超える方に参加していただきました!

まずは読書会がスタート。課題本は萩原朔太郎の「猫町 他十七篇」。
「猫町倶楽部」という名称は、月曜会の生まれたお店の名前でもある朔太郎の「靑猫」や「猫町」からインスパイアされているのですが、実は課題本に取り上げるのは今回が初めて。

朔太郎の摩訶不思議な世界観が垣間見られる作品でした。




それぞれの作品に対する関する思い思いの感想が飛び交ったようです。


今回のドレスコードは『クリスマス』。会場にはトナカイも登場!

かわいいツリーをドレスコードにあしらった方も。


 

 

いなせな「伊勢木綿」、 キリっと「袴」も決まってますね。
   
 

二年越しに天使が舞い降りた!?

 

ベストトレッサーに選ばれた皆さん! いつもより気合が入っていますね。


 

さて読書会の後は、皆さんお待ちかねのクリスマスパーティーがスタート♪


 

サンタやクリスマスツリーが会場を盛り上げます!

DJも盛り上げますよ!

 

クリスマスといえばプレゼント。今年は「好きな人に読んでもらいたい本」を用意していただいて、本の交換会を行いました。さてさて、皆さんの手元にはどんな本が届いたでしょうか?


みなさんが好きな人にこの本を選んだワケは…


 

プレゼント交換の後はおいしい食事とビンゴで交流。

初めての人どおしでも気軽にお名前や好きな本が聞けちゃいます。


 


 

ビンゴ!になった方にはサポーターからのオリジナルプレゼント♪ 今年もユニークなプレゼントが勢ぞろい!
  
 
 
 
      
このプレゼントは一体…!? 倍返し!?
 
主宰、タツヤさんからは「おひめさまだっこ」のプレゼント。おめでとうございます!


 


 

いつも素敵なご夫妻での参加 

 

 

最後は全員で記念撮影。来年のクリスマスパーティーも楽しみです!


そして次回はドストエフスキー「地下室の記録」読書会。
今年月曜会初チャレンジの「長編読書会・カラマーゾフプロジェクト」のその前に、翻訳の亀山郁夫先生をお招きしての開催です。(1月終了)

(6期サポーター うっかりどん兵衛)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 著者の鈴木謙介さんが登場!「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」【名古屋アウトプット勉強会 第84回】

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 12月21日(土) 
  • 著者の鈴木謙介さんが登場!「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」【名古屋アウトプット勉強会 第84回】

12月21日(土)に行われた第84回 名古屋アウトプット勉強会は、

社会学者である鈴木謙介さんの「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」が課題本でした。

この日は著者の鈴木さんにお越しいただき、読書会のテーブルに来てくださったり、講演をしていただけるというスペシャルな回。著者の方が実際にいらっしゃることもあるのが猫町倶楽部の醍醐味の一つです。



前回の読書会から使用しているのが、オリジナルのマイ名札。参加する度に持ってきて、その時の課題本のシールを貼っていきます。今回は2回めなので2つめのシールをペタ。これ、達成感が感じられますね。



ちなみに12個シールを集めると「何かいいこと」があるそうですよ!

そして読書会には「ファシリテーター」と呼ばれる各テーブルの進行役の方がいらっしゃいます。こちらは参加歴が4回以上の方であればどなたでもやっていただけます。

開始の30分前に集まっていただいて、こんなふうに事前ミーティングがあるので、初めての方も安心ですよ。

今回からファシリテーターを4回以上行うと、「いつもありがとう」の気持ちを込めて猫町倶楽部オリジナル付箋セットが進呈されます
これを見た方たちは「これ、ほしい〜!」と評判でした。

早速読書会が始まりました。

FacebookやTwitterなど誰しもがSNSを使うようになってきている今だからこそ、この本に対して様々な意見が出ていました。
「人と話している時にスマホを見るのはどうなのか」という問が出ると、「それは一言断ればいい」という対面コミュニケーションを重要視する意見があったり、個人の記録用なのに写真を取るのにいちいち断りを入れるのはどうなのかという疑問があったり。

その場に求められる様式を、スマホのカメラで撮影したり、友達とLINEをすることで場を壊すことに関してのそれぞれの見解などを各々意見交換しました。

鈴木さんも各テーブルを回って一緒に意見交換をしました。

ここでは「昔は教室は先生と教科書からしか情報が入らなかったのに、今はスマホで様々な情報が入ってくるようになった。」と大学の講義の多孔化についてお話されていました。みなさん真剣に聞いています。

読書会のあとはおまちかねの鈴木さんの講義。本には書いていない多孔化の背景について1時間お話いただきました。

メモをとる人も多く真剣に皆さん聞き入っていました。

空間やイベントというところで「市民マラソンについてどう思うか」など事前に集めた鈴木さんへの質問にも答えていただき、盛り上がった講演会になりました。



会場は変わって2次会です。引き続き鈴木さんにもご参加いただきました。


ここでも鈴木さんへ質問タイム。2次会はちょっとくだけた質問が飛び出しましたよ。

ほとんどが鈴木さんの個性的な髪型やファッションについてで、苦笑いしながら「真面目な質問してるのに、わざわざ服装についての質問に書き直してる人まで(笑)」と、参加者に突っ込んでおられました。

他の質問としては「リア充はキライですか?」「社会学者って普段何してるの?」とかや「昔好きだったアイドルは?」などの質問に、おもしろおかしく答えていただき皆、大爆笑でした。

今回は趣向を凝らして席替えタイムは話したい話題のテーブルに移動することに。その分野は「鈴木さんと話す」「さらにアウトプットする」など読書会に関連することから、文学や歴史、スポーツなど趣味について語るテーブルも用意。

それぞれのテーブルで皆さん盛り上がっていました。こんな風に読んだ本の著者と話しながら、参加者同士で本について語り合えることってそうそうないですよね。





この読書会は初めて来た方でも楽しんでいただけます。今回初参加の方にお話を聞くと「とっても楽しかった」「いろいろな人が話しかけてくれて安心して楽しめた」という意見をいただきました。初めての人でも、今回仲良くなった人と「mixiでマイミク申請するね」などとコミュニケーションを深めていましたよ。

今回は読書会、講演会、2次会と約8時間の長いイベントでしたがあっという間でした!

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年2月25日(土) 18:00受付開始 読書会18:30~21:00 懇親会21:15~
  • 1/25(土) 植島啓司「生きる力」

1月の課題本は

  植島啓司「生きる力」(集英社新書) 


■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら 
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。




開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2014年1月25日(土) 14:45受付開始【第一部】読書会&講演会15:30~19:00【第二部】懇親会19:15~22:00
  • 【著者参加】1/25(土)國分功一郎「来るべき民主主義」 &猫町ナイト!

1月の定例会はゲストに國分功一郎さんをお招きして開催します。

小平市都道328号線問題を通じて民主主義のあり方を問う必読の書です。

課題本は「来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題」 (幻冬舎新書)

懇親会は会場を変えず猫町ナイト。國分さんもDJで登場予定!

■参加条件:課題本の読了
 課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。 

■タイムテーブル
14:45 受付開始
15:30~17:30 【第一部】読書会
17:40~19:00 講演会&質疑応答
19:15~22:00 【第二部】懇親会(猫町ナイト)


※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年1月15日(水) 18:30受付開始 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】1/15(水) ドストエフスキー「新訳 地下室の記録」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。

1月の課題本は   
  ドストエフスキー「新訳 地下室の記録
※旧訳本「地下室の手記」で参加も可


■参加条件:課題図書の読了
※この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2014年1月12日(日) 16:30 受付開始 17:00~19:00
  • 1/12(日)【長編読書会プレイベント】亀山先生を囲んでロシア料理を楽しむ会

名古屋文学サロン月曜会が挑戦する”猫町史上初の”「長編読書会」、名付けて「カラマーゾフ・プロジェクト」!
そのプレイベントとして『亀山先生を囲んでロシア料理を楽しむ会~みんなでハラショー』を開催します。プレイベントですからこれから読もうという方大歓迎のイベントです。ロシア料理と一緒に、訳者ご本人の亀山郁夫先生から、作品の魅力を「読む前に」味見?できる贅沢で気軽な会です。

■参加条件:カラマーゾフ・プロジェクトに興味のある人

光文社古典新訳文庫 亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟 第一巻」を持ってきた方は、亀山先生の激励サインがもらえます!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

≪カラマーゾフ・プロジェクトとは≫
名古屋文学サロン月曜会が挑戦する”猫町史上初の”「長編読書会」、
名付けて「カラマーゾフ・プロジェクト」!
「なかなか読む機会がないけどいつかは読みたい!」 そんな大作をみんなで読破して、読書会をしよう!という企画です。
今回課題本として取り上げるのは、世界文学の最高峰とも言われる
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(光文社古典新訳文庫•全5巻)。  
全2回の読書会です。 会場:JAZZ茶房 靑猫(名古屋市名東区)
 第1回 2月 9日(日) 1巻から2巻まで
 第2回 5月11日(日) 3巻から5巻まで
 (課題本は、光文社古典新訳文庫版です。他の訳本で読まれた方もぜひ光文社古典新訳文庫版で再読の上、ご参加ください。)

第1回、第2回ともに、名古屋外国語大学学長でロシア文学研究家であり、光文社古典新訳文庫版「カラマーゾフの兄弟」の訳者である亀山郁夫先生をゲストにお招きします。

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年11月22日(金曜日) 19:15~21:30
  • ドラッカー「経営者の条件」【名古屋アウトプット勉強会 第83回】

第83回 名古屋アウトプット勉強会はP.F.ドラッカーの名著「経営者の条件」でした。

「人をマネジメントできるなどということは証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である」という言葉を序章にした名著で、経営者だけでなくても是非読んでおきたい一冊。



原題の「The Effective Executive」は真意を訳せば「できる人」。
まさに「できる人」を目指してのアウトプットが始まりました。

全8章からなる「経営者の条件」。参加者の皆さんそれぞれの仕事上の立場からや、日常の個人的に思い当たる事まで、各テーブル沢山のアウトプットがされました。



どのテーブルの参加される方は、年齢・経験・職業…などが様々ですので、一冊の同じ本からでも、本当に沢山の意見や感想を聞くことが出来ます。自分はどう感じたか、ほかの人はどう思ったか?

日頃の読書ではなかなか、それを「声に出す」ことはありません。どうしても自己完結しまいがちな「読書」という行為を「読書会」で話し聞くことにより、さらに「読書」に奥行が出、ひろがります。



時間の管理についての話では、「実際に時間の記録をしてみた!」「やらなくていい無駄なことをして潰してしまう…」など、時間は誰もが平等に持っているものであるからこその意見がアウトプットされていましたね。



「人の強みに焦点を当てることで強いチームができる」何もかもができる人…いませんよね。互いの出来ることをつなげて、弱いところを補えれば、上手くいくことがいっぱいありますね。



ちなみに、読書会ではテーブルごとに進行役の「ファシリテーター」という方がいます。読書会に4回以上参加された方の中からチャレンジしていただけます。グループの進行をしていただく方ですので、本の専門家というわけではありません。この読書会での唯一のルール「人の意見を否定しない」をみなさんで守っていただきながら、グループないで、発言しやすいように取り仕切っていただく役割です。

「(実はファシリテーター)やってみたかったんだー」と読書会の後の懇親会でおっしゃっていただき初チャレンジされた方は、「緊張したけど。また、やります!」と、おっしゃっていましたよ。



読書会のあとの懇親会は「わたみん家」さんでした。

読書会ではグループごとでのアウトプットになりますので、「隣のテーブルではどうだった?」と、もう一度、課題本の話になったり、もちろん他の本の話や趣味、仕事の話などで盛り上がります。

ここでもやはり年齢・職業など関係なく「一冊の本を読み終えた」という達成の連帯感で和気あいあいとと尽きることなく盛り上がります。





今月からの参加者さんの名札をすこしエコに。

かわいい猫町君のイラストは、男性女性が大人かわいくつけれるよう色合い。そして、写真にはないのですが、配布される課題本シールをぺたぺた貼っていただけるようになっています。



1年後12枚集め終わって、課題本シールで埋めつくされたら、何かいいことあるかも!?次回参加される時にも、必ずお持ちくださいね♪



そして、この11月から、名古屋アウトプット勉強会は、第6期のサポーターチームにバトンタッチされました。

10名のサポーターで、参加者の皆さまがより読書会を楽しんでいただけるように、準備や会場設営をお手伝いをさせていただきます。

参加していただける皆さんが猫町倶楽部の読書会に「来てよかった!」と感じていただけるように、小さなことからコツコツと…私たちサポーターも楽しみながら準備をさせていただきました。「これはどうする?」「こうしたらもっといいんじゃない!」などなど、日頃の仕事とは違いチームで準備をするのはさながら「大人の部活動」です。

なかなか、こんな機会、読書よりも(!)貴重です!

至らぬ点も多いかと思いますが、そのあたりは、すこーし目をつぶっていただき、皆さんと一緒に猫町倶楽部の読書会を楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年12月21日(土) 14:30受付開始 15:00~19:00 読書会&講演会 19:15終了 19:30~懇親会 
  • 12/21(土) 鈴木謙介「ウェブ社会のゆくえ―多孔化した現実のなかで」

12月の課題本は社会学者の鈴木謙介さんをお招きして開催。
課題本は
「ウェブ社会のゆくえ―<多孔化>した現実のなかで」 (NHKブックス No.1207)

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年10月26日 受付開始18:00 読書会 18:30~21:00
  • 「老子」【関西アウトプット勉強会 第42回】

京都会場第42回 10月定例会にご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
課題図書は、『老子』 です。


 

老子は、今から2000年以上も前に創案された道教の中心人物です。
今回は、老子が書いたとされる「老子道徳経」を中心に、老子の思想哲学について語り合いました。
老子の思想を一言で表すのは難しいですが、”無為自然”、”人為的な道徳・学問の否定”、”不争の徳”、”柔弱にして謙虚な態度”などがあげられるでしょうか。”大器晩成”や”上善は水のごとし”などのことわざも有名ですね。

参加人数は、台風が接近していたこともあり15名と若干少なめでしたが、女性の参加率は非常に高かったです。
柔弱を是とする老子の思想は、女性受けが良いのかもしれませんね。

課題本について「なぜ(学問の重要性を説く)孔子でなく、老子なの?」との疑問が寄せられたとのことですが、
主催者のタツヤさん曰く、読書会に来るような向学心溢れる人には敢えて『老子』を読んでほしいとのこと。

まずは、代表のタツヤさんから会の趣旨やルールなど説明していただきました。


 

猫町倶楽部の読書会は、アウトプットを重視した読書会です。ただ漠然と読書をすることに比べ、アウトプットを前提に読書をすることで深い理解をすることができます。

読書会では、”課題本を最後まで読み切ること”・“人の意見を否定しない”というルールを設けています。
”人の意見を否定しない”という大原則があるので、自由に思い思いの発言をしていただけます。

また読書会に参加して様々な話をしたり、聞くことで新たな気付きや発見がたくさん生まれます。
読書会の後にもさらなるアウトプットができるよう、mixiにて「話したりん!」というトピックをご用意していますので、ぜひご活用ください。

今回は2つのグループに分かれ、進行役のファシリテータを中心に7~8名で語り合いました。


 

まずは、自己紹介をしつつ、場を温めていきます。

自己紹介では差支えのない程度で職業やお住まい、読書会に参加した動機などを伺います。
関西アウトプット勉強会では、開催地の京都はもちろん、大阪、兵庫、滋賀、奈良など近畿一円非常に幅広い地域からご参加いただいています。
中には、愛知や広島から参加されるといった猛者もおられますよ。

関西アウトプット勉強会は、実用書・ビジネス書を中心に扱ってきた経緯もあり実用的な観点から読書をされる方が多いようですが、今回の「老子」はアカデミックな内容でもあり、実用的な視点とアカデミックな視点の両極の視点が入り混じる展開となりました。

アカデミックな視点としては、主流だった儒学への批判性としての「老子」の位置づけ、”道”についての考察、また「徒然草」や「方丈記」といった日本の古典に見られる無常観と絡めて語られる方もおられました。

実用的な視点としては、”法律やルールを作らず自主性を重んじる”といった統治論や、”存在することしか意識されないようなリーダーが最も良い”というリーダーシップ論について議論が交わされました。


 

今回私の参加したAグループは、高校教師、予備校講師(漢文)、図書館司書、メーカーエンジニア、ケアマネジャー、職人、そして主催者のタツヤさんとと非常にバラエティーのとんだメンバー構成となりました。

様々な職種、年代のメンバーが参加されているのも、猫町倶楽部の読書会の魅力の一つです。

Aグループでは、中国古代思想史を専門に勉強された方がおられこともあり、アカデミックな内容中心に話が進みました。


 

アカデミックな内容中心だと、私のような中国思想と全く縁のない生活をしている人にとって非常に敷居が高く感じられますが、参加者すべての方が話しやすいようにファシリテータが進行しますので、安心して思い思いの感想を述べることができます。

また、特定の分野について深く学問されて来られた方にとって、多様な意見が聞けることはとても新鮮で発見が多いことでもあるようです。
今回ご一緒した中国古代思想史を勉強された方からは、学問的見地からしか読むことしかできなくなっていることに気づかれ、学問や知識を批判する老子の教えに深く納得されておられていたのが印象的でした。

Bグループでは、老子の思想である“無為自然“からアンチエイジングなどのガールズトークにも花が咲いたとのこと。こちらもまた興味深いですね。


 

同じ課題図書でも、ファシリテーター(進行役)の進行やメンバー構成、その場で熟成される雰囲気などによって話される内容も大きく変わってきます。これもまた、多くの人と一つの課題本について語り合う際の魅力かもしれません。

約2時間あまりの議論の後は、懇親会へ。

懇親会では食事やお酒を楽しみつつ、読書会では語りきれなかった話やプライベートな話などリラックスした雰囲気で会話が弾みます。懇親会と合わせて参加していただくことで、よりメンバー同士の親交が深まり楽しい会になります。


 

次回のお知らせですが、
11月23日(土)、課題本は、ダグラス・ストーン 【話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」】です。

こちらは、主催者タツヤさんの今年ベスト3に入るほどの良書とのこと。

言いたい放題で傾聴の姿勢がなっていない私は、心して拝読したいと思います。
また、皆さんが当日どのような”話す技術・聞く技術”を実践されるのか、そちらも楽しみとしたいと思います。

今回からサポーターは腕章をつけることになりました。お困りの方はお近くのサポーターにお声かけ下さい。


 

ご参加お待ちしています!!

申込みは「開催スケジュール」から。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年10月25日(金曜日) 19:15~21:30
  • 「話す技術・聞く技術」【名古屋アウトプット勉強会 第82回】

かんばんわ

10月の名古屋アウトプット勉強会、課題本は「話す技術・聞く技術」




季節外れの台風27号の影響で開催も危ぶまれしたが、晴男晴女が集まったのか読書会には74名の方が参加しました。




アウトプット勉強会というと堅苦しいイメージをイメージを抱く方も多いようですが、時折、笑い声も混じる和やかな雰囲気のアウトプットでした。










いくつかのテーブルで話題に挙がっていたのは「加担」という言葉の意味。
第4章で「責めと加担」という言葉が出てきますが、原書では「Blame and Contribution」(直訳すると”責任と貢献”でしょうか)という表現になっています。

また11章で「なおかつのスタンス」という表現。これってどんな意味?という意見がありましたが、原書では「And Stance」という、いたってシンプルな表現。

言葉の一つ一つの意味を取っても受け取り方は人それぞれ。いろいろな読み方、さまざまな意見に接することが出来るのも読書会のメリットです。










2次会は5月に利用して好評だった「ワイン食堂 ウノ」、56名の方が参加しました。

まったく面識がなかった人も読書会で後ではみなさん和やかな雰囲気。











今回はアウトプット勉強会の運営のお手伝いをしてきた第5期サポーター任期最後の読書会でした。
1年間(中には2年間、副代表に至っては4年間!!)、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。




次回は11月22日(金)に開催。課題本はP.F.ドラッカー「経営者の条件」。
名古屋アウトプット勉強会では「マネジメント」以来3年ぶり4回目のドラッカーです。

サポーターも第6期へとバトンタッチ。多数のご参加お待ちしています。
そして、これからもアウトプット勉強会をよろしくお願いします。

(文・サポーター kazny)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月23日(水) 
  • 第71回 尾崎翠「第七官界彷徨」読書会 <名古屋会場>

尾崎翠(おさきみどり)の『第七官界彷徨』。名古屋会場では、課題本の読みやすさもあってか、キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり。読書会参加回数が20回・30回というベテランの方だけでなく、初参加・まだ参加回数が浅い方も多かったです。
 


課題本の簡単な『あらすじ』

人の『第七感』に響く詩を書きたいと夢見る少女が、変わり者の兄2人といとこの4人の共同生活を始めます。同居人や隣人のドタバタに巻き込まれる中で、少女は第七感を探し求める・・・という内容が少女の目線でつづられています。


少女漫画のような展開に、『話が盛り上がるかなぁ』と心配していました。が、読書会が始まってみれば心配する間もなく、『第七感って何だろう?』 『グッと来る登場人物や場面は?』 『変わった登場人物ばかりだけれど、付き合ってみるなら誰?』・・・など話は盛り上がり、自分が思ってもいない意見や感想が聞けました。これがこの読書会の醍醐味ですね。さて皆さんは『第七感』をどんなものととらえましたか?

 


上の写真は読書会のサポーターが毎回手作りで用意しているテーブル札です。こちらも是非注目して下さいね。

読書会の後はベストトレッサーの選出です。

 
 
   

ドレスコード『赤』を意識して皆さん赤い小物を身につけたり、作品に出てくるミカンの香りの香水を身にまとったり、自分の充血した『赤い目』もドレスコードとして使ってみたり(笑)

ベストトレッサーは、ユニークさで勝負をしてもOKです!

また、参加回数が増えると月曜会オリジナルブックカバーがもらえます。今回で40回目の参加という方もいらっしゃいました! 将来、参加回数が100回なんて方が出てきたら、『金色のブックカバー』が登場するのでしょうか!?

名古屋会場の二次会は、毎回課題本のイメージに合わせたお店で食事会です。今回は古民家を改造したお店で鶏肉料理を堪能!

 

こちらも月曜会の先ほどの読書会では語りきれなかった話、よもやま話で盛り上がっていました。

皆様ご参加いただきありがとうございました!

(6期サポーター we+うっかりどん兵衛)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月18日 
  • 第71回 尾崎翠「第七官界彷徨」読書会 <藤が丘会場>

10月の名古屋文学サロン月曜会の課題本は尾崎翠の『第七官界彷徨』。

おなじみ『青猫』での読書会。今回の課題本の、少女マンガのような独特の作品世界に、不思議な印象を抱いた方も多かった様子。


 



変わった人だらけの登場人物たちや、何度も言及される「こやしの匂い」など、風変わりな作品なだけに、各テーブル大盛り上がり。

「この雰囲気、好き?嫌い?」「第七官って何だろう?」など、話は尽きません。


 


読書会後、各テーブル1名ずつ、ベストドレッサーを選出。今回は全員女性です。

ドレスコードは「赤」。シンプルなだけに個性の光るメンバーさんが選ばれました。

 

定例会の恒例、青猫マスターによる「今日の一曲」。

主人公の町子が口笛を吹いていたシーンからの連想により、

ミシェル・ペトルチアーニの『100ハーツ』を選曲していただきました。
 

二次会はイルマティーノで。立食形式でワイワイガヤガヤ、読書会で話し足りなかったことを始め、いろんな話で盛り上がりました。

 

こちらは読書会のテーブル札。今回ももちろん、サポーターの手作りです。
 

ドリンクチケットはピアノ風。登場人物の三五郎が、作中で奏でていましたね。
実は右下にいろいろコメントが入ってるの…お気づきでしたか?

(5期のサポーターからのアイデアで、あちこちに話題のタネを仕込んでいます。)

 

ところで、今回の読書会で「尾崎翠を初めて知った!」という方も多かったようです。

普段なら決して手に取ることのない作品を読めるのも、読書会ならでは。

あなたも月曜会で未知の読書体験をしてみませんか?

 

(第6期サポーター かずいち)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年9月23日(祝) 読書会16:30~19:30
  • 村上隆「芸術起業論」【東京アウトプット勉強会 第53回】

9月の東京アウトプット勉強会、第53回目の課題本は
日本が誇る…世界で輝くアーティスト!村上隆さんの「芸術起業論」でした。



そして読書会の会場は、mixi本社 渋谷オフィスのコラボレーションスペース!


今回はmixiさんとのコラボ企画ということもあり、ご厚意で使わせていただきました。
とても素敵です!

いつもと会場が異なるので、サポーターも誘導に気合が入っていました!



ちなみに、読書会前のファシリミーティングはこのような感じ。
会場の一角にある畳のスペースで行いました!

こちらもおしゃれです。



 

読書会スタートの前に、代表のタツヤさんがご挨拶。



 

あれ?
タツヤさんから手渡しでブックカバーをもらっている人が。



一定の参加回数以上で、もらえる猫町特製ブックカバー。
今回手渡されているブックカバーは参加回数30回以上のバージョンです!すごいですね。

みなさま、ぜひ一度だけと言わず複数回お越しくださいませ♪

 

さてさて、今回の読書会の参加人数は112人。



各チーム、盛り上がっていました。

 



 

読書会では、村上隆さんの芸術作品に対しての率直な感想、ジブリが欧州で認められる文脈について、はたまた営業論について等、様々な話題がでていました。



 

読書会に参加してみると、一人で読書している時には考えもしなかった発想や視点に触れることができます。
読書会の醍醐味ですね。



 

最後に集合写真をパシャリ!



 

読書会後の懇親会。こちらもいつもと異なる場所でした。

お料理がとても美味しく大満足!



 

懇親会では「みんなでスーパーフラットアートしちゃおう」企画を開催しました!
参加者のみなさんにシールを貼ってもらい、一つの作品を創りあげました。



みなさん、楽しそうにシールを貼ってくれました。

完成品はこちら!



いかがでしょうか。

 

読書会、懇親会ともに盛り上がりました。

余談ですが、猫町読書会に初めていらっしゃったという方に参加のきっかけを聞いてみますと「すでに参加している友達の紹介です」との声が!そうなんです。最近、このような声が多いんです。
嬉しい限りですね。

ではでは、次回のアウトプット勉強会は10/19(土)です。
課題本は「老子」です。

 

―連載  *課外活動紹介 Vol.3*
今回、読書会の終わりにサポーターの課外活動班が直近の課外活動を紹介をしました!



11月30日(土)には第2回ファシリテーター読書会を開催予定です。
第1回はかなり好評いただきまして、参加者の方々からも「仕事でも必要とされるスキルだと思う」「次回はファシリに挑戦したい」等の感想をいただきました。
ちなみに、読書会の各テーブルで進行役を務めるファシリテーターは読書会に4回位上参加している方にお願い&立候補していただいています。
気になる方はぜひ立候補を!

みなさま、mixiの猫町課外活動コミュにもぜひ参加されてくださいね。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年09月21日(土曜日) 14:30~17:00
  • 3年ぶりの合同読書会!「老子」【名古屋アウトプット勉強会 第81回】

9月21日(土)、名古屋アウトプット勉強会と名古屋文学サロン月曜会による2010年6月以来の合同読書会が行われました。今回は合同開催という事もあり、申込み開始直後から盛況ぶりをみせ、読書会、二次会共に100名を超える参加となりました。




今回課題本となった「老子」は、NHK放映の「100分de名著」でシリーズ化されたことも耳に新しいかと思いますが、世間では静かなブームを呼んでいるようです。

現代にも十分通用する部分が多いとされてはいるものの、やはり2500年前の賢人が示した言葉を理解するのは「難しい」「読み終えられるのか…」など、参加前からちらほらと不安の声も聞かれましたが、今回課題となった岩波書店のものだけでなく、他社の本や解説本を副読書として臨みながら読了した方も多かったようです。




100名を超える参加という事もあり、今回は普段の倍近くのグループ数となりましたが、多くの方がファシリテーターに立候補、快諾して下さりました。(ご協力ありがとうございました。)アウトプット勉強会、月曜会それぞれ初めての方から何度も経験されている方まで、この17人のファシリテーターの方がミーティングに臨みます。




代表のタツヤさんからの開始のあいさつ後、読書会のスタートです。
開始の合図とともに、堰を切ったかのように各テーブルでのディスカッションがスタートし、会場内は一瞬で熱気を帯びた雰囲気に変身します。




老子の壮大な宇宙観や自然観に感銘を覚えたという意見から、個人的な体験に照らし合わせた意見、現代社会の在り方に対するものまで、幅広い意見のやりとりが活発に行われています。
老子の投げかけた言葉から、現代の「求めすぎる」風潮に疑問を改めて感じたといった意見や、「欲」とは何か、などの意見が多く聞かれていたようです。




また、「上善水の如し」「大器晩成」など、おなじみの故事の真髄に触れられたという意見や、言葉の響きの美しさに魅力を覚えた、などの声も聞かれました。




中には学生時代から老子を読み込んでいた方、中国文学を専攻していた方が同じグループだったこともあり、背景も理解できて勉強になったという感想も聞かれています。




そして、名古屋アウトプット勉強会、文学サロン月曜会には「人の意見を否定しない」というルールがあります。
作品の良かった所だけではなく、中には肌に合わない、好きになれなかった…など、様々な受け止め方があるかと思います。しかし、率直な意見を交わしあいながら考察することで、本に対する理解が一層深まるようです。
また、同じ一冊の本を通して多様な考えに触れること、他とは異なる考えを受けとめてもらうという体験は、この読書会の持つ魅力のひとつもしれません。






中国つながりということで、二次会は「熱烈的中華 四川菜園」で行われました。
まずは、二次会企画第一弾。一次会終了時にこれまでの課題本の人気投票が行われ、二次会では順位予想クイズで盛り上がりました。




3位から発表される度に会場から歓声・ため息入り混じったどよめきが上がります。皆さんの投票した本は、ランクインしていましたか?




プレゼントは次回の課題本です。ぜひ読了し、次回の参加をお待ちしています。

こちらは歓談中の様子です。












お久しぶりの顔見知りの方同士や、初対面の方同士でもあちこちで会話が弾んでいます。

二次会企画第二弾では、各グループの一言感想カードが掲げられました。




有意義な話し合いの様子がうかがえる感想で、皆さんこぞって真剣に読んでいます。それぞれのテーブルの色が表れていて、とても面白いですね。
ほんの一言ずつですが、味わい深く、ユニークなひとことが盛りだくさんでした。

なお、こちらの感想カードは以下のページでも公開していますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください♪

https://plus.google.com/photos/100624227921176927234/albums/5926415085325128593

今回の合同読書会では、両方の読書会に長く参加されている方もいれば、アウトプット勉強会、月曜会どちらか一方の参加が中心で、もう一方への参加は初めて、もしくは数回という方も少なくなかったようです。

月曜会中心の方からは「普段は文学系の本を読むことが多く、ビジネス書が主体のアウトプット勉強会は敷居が高いという印象でした。今回はそのイメージが変わり、とても楽しく参加できました。これからはもっとアウトプット勉強会にも参加したいです。」といった声や、アウトプット勉強会中心の方からは「読書はビジネス書が中心で、これまで小説などはあまり触れてこなかったのですが、文学系の本も読もうと思い始めたところなので、これからゆっくり参加していけたらいいですね。」「あまり大きな差は感じませんでした。」などの感想がありました。

それぞれ系統の違う本に挑戦しながら、読書のスタイルや、本を通じた人とのつながりが拡がっていけるといいですね。そして、皆さまの読書ライフがさらに充実したものとなることを、アウトプット勉強会、文学サロン月曜会ともに願っております。

次回の開催案内です。




名古屋アウトプット勉強会
10/25(金)
課題本「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す『3つの会話』」

名古屋文学サロン月曜会
10/18(金)藤が丘会場 10/23(水)名古屋会場
課題本「第七官界彷徨」

(申込みは「開催スケジュール」より)

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/124

それではアウトプット勉強会、文学サロン月曜会で、皆さまとお会いできる時を楽しみにしています!

(文・サポーター たかこ飯)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年10月25日(金) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 10/25(金) 話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」

10月の定例会の課題本は

話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月23日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】10/23(水) 尾崎翠「第七官界彷徨」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。


10月の課題本は

尾崎翠
   「第七官界彷徨
  
■参加条件:課題図書の読了
  この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。     
  

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【映画合評会/東京シネマテーブル】10/20(日) 「ムード・インディゴ うたかたの日々」

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月20日(日) 16:00受付開始 合評会16:30~18:30 アフターパーティ18:30~21:00
  • 【映画合評会/東京シネマテーブル】10/20(日) 「ムード・インディゴ うたかたの日々」

東京猫町倶楽部では初の開催になる映画合評会「東京シネマテーブル」
課題となった映画をそれぞれが観てから集まり、少人数(6~8人)のグループに分かれて感想などを話し合います。(進行方法は読書会と同じです)

 課題映画は
   ミシェル・ゴンドリー監督により話題沸騰中の
       「ムード・インディゴ うたかたの日々」 




■参加条件:課題映画の観賞
【お願い】
課題映画の観賞はこの会の唯一の参加条件です。
観賞していない方は参加ご遠慮ください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • 2013年10月19日(土) 受付開始17:00 読書会 17:30~20:00 懇親会20:20~22:20
  • 10/19(土) 「老子」

10月の課題本は

   「老子

※「老子」には様々な出版社の本がありますが、指定はありません。ダイジェスト版ではなく、全81章が取り上げられているものであればどの出版社のものでもOKです。

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月18日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:15 懇親会21:30~23:30
  • 【藤が丘会場】10/18(金) 尾崎翠「第七官界彷徨」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


10月の課題本は

尾崎翠
   「第七官界彷徨
  
■参加条件:課題図書の読了
  この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。     
  

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2013年08月31日(土曜日) 読書会 15:15~17:15 レクチャー 17:30~19:00
  • 【東京藝術部新企画:音楽レクチャーシリーズ】「クラシック野獣主義」

残暑厳しい東京で8月の最終日、東京藝術部新企画:音楽レクチャーシリーズ「クラシック野獣主義」第一回が開催されました。

初心者にはちょっと敷居の高いクラシック。
興味はあるけど何をどう聴いたらいいのか迷ってる、そんなクラシック初心者から熱心なクラシックファンまで一緒に楽しくクラシック音楽の勉強をしましょうというこの企画。
ゲストに音楽評論家の鈴木淳史さんをお迎えして開催されるレクチャーシリーズの第一回です。
今回は約50名の方にお集まりいただきました。



課題本は以下の3冊のうちどれか1冊を選択していただく方式。

・ 鈴木淳史『不思議な国のクラシック―日本人のためのクラシック音楽入門』
・ 岡田暁生『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 』
・ 許光俊 『クラシックを聴け!完全版』

また、今回は「当日までにこの曲を聴いて来てください」という課題曲視聴の宿題もありました。

●バード/4声のミサ曲より「キリエ」
●ヴィヴァルディ/協奏曲ヘ短調《夜》
●ハイドン/交響曲第101番《時計》より第2楽章
●シューマン 交響曲第4番第1楽章
●リゲティ:レクイエムより「怒りの日」

 



まず第一部は読書会。
『クラシックを聴け!完全版』を選択された方はいらっしゃいませんでしたので、『不思議な国のクラシック』は5チーム、『西洋音楽史』は1チーム、それぞれ7、8人ほどのチームに分かれて読書会スタートです。

 



ゲストの鈴木淳史さんにもそれぞれのチームを回っていただきました。
鈴木さんの『不思議な国のクラシック』は、クラシックってどんなもの? 日本人はクラシックをどう聴けばよいのだろうか? クラシックを聴く自分たちの環境はどのようなものかという点について解説した入門書。

クラシック初心者の方からはカジュアルな文章で、いい意味でクラシックの堅いイメージが壊れ取っ付きやすくなったとのご意見も聞かれました。

またクラシックファンの方からも、『不思議な国のクラシック』のような観点でクラシックを聴いたことがなかったので新鮮でした、というお話も伺えました。

 



参加者のおよそ7割が女性!浴衣姿の方もいらっしゃって華やかです。

 



各チーム、宿題の課題曲を聴いた感想もお話されていたご様子。

 



こちらは唯一の『西洋音楽史』チーム。音楽史とそれが生まれた西洋の当時の時代背景がよくわかる本でした。


休憩をはさんで第二部は鈴木淳史さんによるレクチャー。



前半は主催者であるタツヤさんと対話形式でお話が進みます。
鈴木さんによると、やっぱりクラシックは演奏家が大事、嫌いな(?)作曲家の曲でも好きな演奏家の演奏なら意外と聴けるようになるのだそう。

 



中盤以降はクラシックミニ鑑賞会です。

ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、現代音楽、それぞれの代表的な曲を鈴木さんに選曲していただき、実際に会場で流して鈴木さんによる解説が加わります。
同じ曲でも演奏者の違う2パターンを聴き比べてみます。
演奏者によって全く印象が異なるので新たな驚きがありました。

 



続いて質疑応答のコーナー。





鈴木さん自身のクラシック音楽との出会いのお話や、おすすめのクラシックのホール、席による音の聴こえ方の違いのお話も聞けました。

 



最後に全員で課題本を掲げて記念撮影、パチリ。おつかれさまでした!


そして懇親会の会場へ移動。会場は六本木「松ちゃん」。



もちろん鈴木さんも参加です。

 



やはり話題の中心は当日の読書会の感想。またそれぞれ自分自身とクラシック音楽とのかかわりの話でも盛り上がっていました。



子供の頃ピアノをやっていました、中学の部活がブラスバンドでクラリネット吹いてました、今現在ヴァイオリン弾いてます、アマオケでトロンボーン吹いてます、パーカッションやってます、大晦日は家族で第九を歌います、などなど、次々に話が飛び出しでみんなで感心!

演奏経験のある参加者の方が多かった印象です。また今回は遠方からご参加いただいた方もいらっしゃって大変嬉しく思いました。

改めまして、ゲストの鈴木さん、参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

 



次回、音楽レクチャーシリーズ第二回は11月2日(土)、テーマは「オペラ」を予定しております。
より一層楽しい会を目指します。みなさまのご参加お待ちしております!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【速報】本日開催の予定の「斎藤環の精神分析学講座」は台風18号の影響により中止とさせて頂きます。

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 【速報】本日開催の予定の「斎藤環の精神分析学講座」は台風18号の影響により中止とさせて頂きます。

本日開催の予定の「斎藤環の精神分析学講座」は台風18号の影響により中止とさせて頂きます。
参加費は全額返金処理をさせていただきます。
よろしくお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年08月30日(金曜日) 19:15~21:30
  • 村上隆(著)「芸術起業論」【名古屋アウトプット勉強会 第80回】

名古屋アウトプット勉強会、第80回の課題本は、村上隆著「芸術起業論」です。




普段と雰囲気の違う課題本だな~という意見も多かったこの本、実は第60回アウトプット勉強会でのクリスマス企画において、代表のタツヤさんがクリスマスプレゼントとして参加者にプレゼントしていた本なのです!覚えている方はいらっしゃいますでしょうか?

当時タツヤさんが「芸術の本のように見えるけど、この本はとても面白いビジネス書だから!」と言っていたのを思い出します。



(写真は#60 アウトプット勉強会2次会より)

そんな芸術とビジネスの懸け橋となるこの本、締切より先に満員御礼となり、当日は会場定員である80名も満席と、とても活気のある読書会となりました。




この本は芸術を題材にしたビジネス書であり、かつ本の中には参考になる題材が多くちりばめられているため、課題本の感想だけでなく芸術の見方や部下の教育、本の中に出てくる作品、果ては村上隆氏本人についてまで、賛否両論、様々な内容の熱い議論が部屋中を飛び交っていました。

芸術についての意見では

「日本の芸術が大成しなかった理由がとても腑に落ちました。」
「作品にストーリーを込める、という部分がとても興味深かった。」
「日本人がアートを買って飾らないのは、身の回りに四季を感じる美しいものがたくさんあるからでは?」

など、芸術に対する視点や日本人と欧米人の違いなど様々な論点で議論されていました。





ビジネス書としての視点では

「読んでいて先の課題本『イノベーションのジレンマ』での、開発における最大の課題はマーケティング・営業戦略にあるという一説を思い出した。」
「芸術家の成長には怒りが不可欠であるという意見には大いに頷かされた。」
「著者独特のプロ意識は一歩間違えるとブラック起業の経営者とも捉えられかねない。」

など、営業・教育・経営などについて様々な意見が交わされていました。




そして村上隆氏本人についても

「何よりも自分を信じる『傲慢さ』を持っていたからこそ成功できたのではないか。」
「この本を通じて、美術を学ぶ人に夢と現実を教えようとしているのでは?」
「近い将来、著者の作品が美術の教科書に載る日がくるのかな?」

など、興味深い議論が交わされていました。




猫町倶楽部では3回以上参加されますと、回数に応じて特製ブックカバ-がもらえます。皆様とまた読書会で会えることをお待ちしています!





2次会は会場近くの居酒屋にて、50名以上の方に参加いただきました。




今回の二次会で使用される名刺・自己紹介カードには著者の村上隆さんの作品が記入してあり、その作品の書いてあるテーブルで交流するというお洒落な懇親会になりました。
テーブルに飾られた作品たちが懇親会を彩ります。






そして、今回はとても素敵なイベントが開催されました!各テーブルの代表がじゃんけんをし、優勝したテーブルの人一人一人に、なんとタツヤさんがその人に合った本を即興で選んでくれるという企画!

まずはテーブル内でじゃんけんして代表者を決めます。



そして各テーブルの代表者が自己紹介、優勝を目指してじゃんけん!



優勝したのはEye Love Superflatチーム。




優勝チームのメンバーにインタビュー中のタツヤさん。




少しの間、考えたのち、プレゼント進呈!




そしてさらに、『大タツヤチャンス!』として、その場でタツヤさんと勝負!
みごと勝利し、特別プレゼントをゲット!そのプレゼントの中身は次回の合同読書会の課題本「老子」です(笑)。






また今回は初参加の人も多く、多くの貴重なご意見を頂きました。
その一部をご紹介します。

「あがり症の自分ですが、色々な面白い企画もあり、緊張せず楽しく参加できました。」
「同じ本を読んでいるのに、見方や感じ方が様々なことにとても驚きました。」
「仕事関係者とは利害関係により、本音を交わす機会が限られる中で お互いが感じたままのことを発言できるというシステムに感動しました。」

初参加の皆様、ご参加いただきありがとうございました!

ちょうど愛知県では都市を挙げた芸術イベント、「あいちトリエンナーレ2013」も開催されています。今回の課題本を読んで作品を見てみると、普段とはまた違った見方で作品を見ることができるのではないでしょうか。

次回は名古屋文学サロン月曜会との合同企画、課題本は「老子」です。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/8884

文学作品を主に取り上げる月曜会との合同企画、普段の読書会とはまた違った刺激や体験を得ることができるのではないでしょうか。
また定例会、二次会共に頂けるよう、さまざまなしかけを用意して皆様をお待ちしています!

今回はご参加いただき、ありがとうございました。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  •  
  • 【藤が丘会場】8/23 第69回 マルグリット・デュラス「ラ・マン」読書会

会場は藤が丘駅の人混みを抜けて、ひっそりと佇む3階建てのビル。
階段を下りると、重厚な鉄の扉。
扉を開けると、薄暗い店内、オレンジ色の裸電球の下、本好きの仲間達がテーブルを囲む、JAZZ茶房「靑猫」。
まずは受付から。浅黄色の腕章を付けたサポーターがテーブルをご案内します。


藤が丘会場の参加者は、今回男女比5:5でした。

店内では、

「文章がきれい」「読みにくい」
「お金の為に、愛人にはなりたくない」
「当時のフランスの時代背景を知れば、もっと深く理解できたかも?」
などなど、盛り上がっています。



本の内容だけでなく、自分の体験談に乗せて話すとより深みが増します。
しかし、今回は、愛人体験をした参加者はゼロ? …あっても言えないですよね。

読書会も終わり。ベストドレッサーの発表です。テーマは「熱帯夜」。
本の舞台がサイゴンなので、アジアを意識したファッションが多かった気がします。
ダジャレもありましたが、ご愛嬌。

こちらはベストドレッサー15回目受賞!のお洒落番長。
おめでとうございます!
 

 

僕は、ちなみに熱帯夜では、パンツ一丁で寝ています。
今回、女性が下着姿で来る人がいるかな?とひそかに期待しましたが、期待損でした。

 

続いて、懇親会です。

靑猫から歩いて5分。イタリアンなお店「イルマティーノ」。

乾杯!

 

立食形式で、いろんな方とお話しすることができますよ。

 

ドリンクチケットは月曜会サポーターの手作り。
デザインも課題本にちなんで毎回変えているので、チェックしてみてください。

(写真は読書会のテーブル札と靑猫スィーツ、上方にドリンクチケット。今回は仏語)

テーブル札の裏側… 実はデュラスの映画のフライヤーでした。


 

サポーター腕章も今回から導入。誰がサポーターか、わかりやすかったかな?

最後に、僕の三行ラマン感想

①愛するあなたのまなざしがあたしを愚かな少女に変えるのです。
②たまりませんわ。あなたの微笑があたしを抱きます。
③ああー金欲しい。マネー イズ クレイジー。

参加していただいた方、ありがとうございました。

読んだら、話しましょう。
あなたの新鮮な読書体験が、腐ってしまうその前に、まずはご参加を!

(6期サポーター きょうへい)

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年8月21日 
  • 【名古屋会場】8/21(水)マルグリット・デュラス「愛人(ラ・マン)」

7月の名古屋文学サロン月曜会、課題本はマルグリット・デュラス「ラマン」。

名古屋会場は、おなじみKAKO 柳橋店で開催されました。
名古屋会場の参加者は、8割近くが女性!実に華やかな会となりました。
フランス文学の翻訳作品、独特な文体や時系列の曖昧さに読み進め難かったという声も少なくなかったようですが...。
アウトプットしづらい?かと思いきや、いずれのテーブルもそれぞれに和気あいあいと盛り上がっていた模様。
「愛人」だけに、女性ならでは・男性ならではの意見も。

男女の視点や捉え方の違いを聞くのも面白いですね。

読書会も終わり、各テーブルのベストドレッサー賞の発表です。

今月のドレスコードは「熱帯夜」。

皆さん、それぞれの「熱帯夜」を身にまとっています。
こちらはサポーターが選ぶ、サポーターベストドレッサー賞。


赤いシャツに黒い帽子姿がひときわ目を引いていましたね。
選ばれた皆さんでパチリ記念撮影。おめでとうございます。

続いて懇親会です。

名古屋会場は、課題本に合わせて毎回お店をセレクトしています。

今回のお店は、エスニックでスパイシーなベトナム料理!


美味しい料理を楽しみながら、まだまだ話はつきません。
ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。

次回はアウトプット勉強会との合同開催「老子」です
皆さんのご参加をサポーター一同お待ちしています。

(6期サポーター ごま)

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年08月17日 受付開始:17:00 読書会:17:30~20:00
  • E.H.カー(著)「歴史とは何か」【東京アウトプット勉強会 第52回】

会場の六本木ミッドタウンの高層階から、神宮花火大会の花火が見える8月の夜、東京アウトプット勉強会が開催されました。



課題本は歴史学の名著E・H・カー著の「歴史とは何か」。
今回は、お盆休みの中総勢107名の参加となりました。
準備中のサポーターも夏らしく浴衣で参加です!



こちらは、開始前のファシリテーターミーティングの様子です。
今回から、ファシリテーターの間で課題本について意見交換する時間を設けました。
みなさん真剣そのもの。



冒頭、代表より開催の挨拶と今月の課題本の選定理由と読みどころに対するコメントがありました。こちらも夏の装いです★


 

今回の課題本の感想としては、読んでいる時は難しくてぴんとこないまま参加したという意見が多く聞かれました。

「歴史とは」という問いを通じて、自分の見方や価値観は社会や時代など様々な要素によってフィルターが掛かっているものである、等私たちの生き方や仕事などに対する示唆に富んだ内容が含まれているということに気が付いたという参加者の声がありました。


 

一見難解な本ほどみんなで読んで意見・感想を交換することで、一人で読んだときより、多くの気づきを得られることができるものだと思います。そこがOP勉強会の醍醐味です。


 

読書会の最後に参加者全員で記念撮影。


 

読書会後は、近くの居酒屋で懇親会です。当日は、93名の方が参加し、そのまま盛り上がって朝まで飲んでいた人もいるとかいないとか。

「日本酒冷2合はいりまーーーーす!!!!」



次回の東京アウトプット勉強会は、9/23(月)に開催されます。
課題本は、村上隆さん著「芸術起業論」です。
来月はMixiとのコラボレーションで、Mixiの会議室での開催です。
参加者の皆様、場所をお間違えないように!

―連載  猫町付箋、作ってます。

東京アウトプット勉強会サポーターでは、いつもファシリテーターとして会を盛り上げてくれている参加者のために、ファシリ特典としてプレゼントするオリジナル付箋を作成中です。現在、鋭意デザイン中で、ファシリテーターを複数回担当してくれる参加者の皆さんにプレゼント予定です。

付箋が気になったら、来月ファシリテーターに挑戦してみてはいかがですか??


 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【著者の片岡剛士さん登場!】「アベノミクスのゆくえ」【東京アウトプット勉強会第51回】 

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年07月20日(土曜日) 16:00~20:00
  • 【著者の片岡剛士さん登場!】「アベノミクスのゆくえ」【東京アウトプット勉強会第51回】 

梅雨も開けた、真夏日の東京。
風鈴の連なる東京ミッドタウンで、第51回東京アウトプット勉強会が
開催されました。



課題本は片岡剛士さん著の「アベノミクスのゆくえ」。
今回は、総勢103名の参加となりました。誘導係のサポーターもこの笑顔。



冒頭、代表のタツヤさんより30回目の参加者の方にブックカバーのプレゼント。
猫町倶楽部では、参加回数に応じてブックカバーのプレゼントを行っています。
是非、参加回数を重ねてブックカバーをゲットして下さいね。



そして、今回は著者の片岡剛士さんにお越し頂きました。
まずはタツヤさんより紹介。



読書会の間、幾つかの班に著者の片岡さんが来て下さることになりました。
どの班に来てもらうかを、読書会の進行役であるファシリテーターのくじ引きで
決めます。ドキドキしているファシリテーターたち。緊張の瞬間です。



くじを開けた瞬間に歓声が沸き起こります。
くじに当った班も、外れた班も笑顔なのがいいですね。



そして、今回は初の試みとして、より読書会が円滑に進むように、
著者の片岡さんより「『アベノミクスのゆくえ』を読むために」という内容で
40分間の事前レクチャーを行って頂きました。
ミクロ経済とマクロ経済の違いといった基礎的な知識から、他国と比べても
圧倒的に低い成長率という日本経済の現状まで、短時間で経済について
体系的に学ぶことが出来ました。



レクチャーの後は、いよいよ読書会の始まりです。
レクチャーで本に関する理解が深まったことにより、どの班も盛り上がっています。



翌日は参院選だったということもあり、話題は経済から政治まで幅広く展開。
真剣な議論をしながらも、皆さん楽しそう。



片岡さんに来て頂いた班では、アベノミクスに関する話題を中心に、
活発な意見が飛び交いました。著者の方と直接話せる機会が多いのも、
猫町倶楽部ならではのメリットです。



読書会が終了した後は、再び片岡さんの講演会です。
内容は「出版後のゆくえ」ということで、「アベノミクスのゆくえ」出版後の
数ヶ月の間に移り変わった日本の状況について講演頂きました。
また、参院選前日に相応しい、各政党の主張・方針についてもお話頂き、
大変勉強になりました。



講演会後の質問タイムも、時間が足りなかったほど、沢山の人にご質問頂きました。
質問によって、また違った角度から片岡さんのお話を伺えるということもあり、
皆さん真剣な表情です。



片岡さんを囲んでの集合写真。
やはり103人の読書会は圧巻ですね。



そして、夜も更け、興奮冷めやらぬままに懇親会会場まで移動。
東京ミッドタウンでは、夏の夜に浮かび上がる幻のダイオウイカの上映中でした。



著者の片岡さんには、この後の懇親会、そしてなんと3次会にまで来て頂きました。
特に3次会では、片岡さんの気さくなお人柄にファンになるメンバーが続出!
終電になるまで日本経済に関する熱い議論が続きました。


 

次回の東京アウトプット勉強会は、8/17(土)に開催されます。
課題本は、E.H.カー著「歴史とは何か」です。
夏休み中の方も多いかと思いますが、そんな時こそ歴史学の古典的名著を読んで、
教養を深めたいですね。

 

―連載  *課外活動紹介 Vol.2* 猫町Makers活動中!!

現在、東京アウトプット勉強会サポーターの有志のメンバーで、
昨年課題本にも取り上げられたクリス・アンダーソンの”Makers”にちなみ、
実際にレーザーカッターや3Dプリンターを使ったものづくりを体験するための
活動をスタートしています。そして、とうとう第1作目のブックスタンドが完成!
メンバー内でデザインの検討・設計を行ったブックカバーは、今後定例会会場で
使用します。是非注目してみて下さいね♪

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 猛暑でも涼やかに!浴衣読書会 第68回有吉佐和子「香華」読書会 名古屋月曜会

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年7月27日(土) 
  • 猛暑でも涼やかに!浴衣読書会 第68回有吉佐和子「香華」読書会 名古屋月曜会

今回の会場は、三年ぶりの白鳥庭園 清羽亭。池のほとりに佇む姿が何とも美しい、本格的数寄屋作りの茶室です。

 


 


 


 

色とりどりの鯉に、もうすぐ見頃を迎える睡蓮、渡り廊下からの眺めも見事でした。


 


 

涼やかな浴衣姿が次々と集合。



受付は、揃いの手ぬぐいが目印!の新サポーターズ。



ファシリミーティングの様子。
ファシリの皆さん、今日はよろしくお願いします。

いよいよ読書会が始まります。

本日の課題本は、有吉佐和子「香華」。

母娘三代の40年にも渡る愛憎と波乱の生き様が描かれている大作です。

 


600頁を超える長編、手に取った瞬間「読了出来るかな」と不安に思ったけれど、読み進めるにつれ、いつの間にかぐっと話に引き込まれていた...という方もちらほら。
登場人物が纏う着物の色柄や質感も、物語に彩りを添えていました。


 

自分勝手で奔放な母 郁代を疎ましく思いつつも、どこか放っておくことが出来ない娘 朋子。

こんな母娘ならではの関係性に、理解しがたい部分をぬぐい去れない男性陣も少なくなかったようですね。

 


今日のドレスコードは、もちろん「浴衣」。


ベストドレッサーはなんと、全員女性でした。

皆さんそれぞれに、趣向を凝らした着こなしが本当に素敵。


お母様の箪笥で見つけた浴衣は「本の柄」!



今年のオリジナルうちわは淡水色。やさしく涼やかですね。
デザインはサオリさん(名古屋たまき会サポーター)にお願いしました。

また、今回の浴衣読書会では、猫町倶楽部初の海外メディアからの取材が!
日本の先進読書会を取り上げ「読書の秋(韓国でも!)」に向けた特別ドキュメンタリーとのこと。取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
このあとコーディネーターのソンさんには集合写真を撮って頂くというムチャぶり!

ベストドレッサー×5 の特典 ハーレム写真!



女子だけの集合写真

 

全員集合

 

 

思い思いに記念撮影も



 

その後、二次会三次会と楽しい時間は続きました。


暑いなか、ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました。

 

最後になりましたが、今回から始動の月曜会第6期サポーターです。
皆さま、一年間どうぞよろしくお願いいたします。

文:月曜会6期サポーター ごま
撮影:キム、we+うっかりどん兵衛、他

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年07月19日(金曜日) 19:15~21:30
  • E.H.カー(著)「歴史とは何か」【名古屋アウトプット勉強会 第79回】

2013年7月 第79回アウトプット勉強会は一足早い猛暑のなか、読書会参加50名 二次会37名の参加者が集まりました。




今回の課題本 E.Hカー著「歴史とは何か」は、1961年にケンブリッジ大学で行われた講演に基づいた作品であり、歴史学における基本的なテキストといわれています。
「歴史とは現在と過去との対話である」という本著中のフレーズは、歴史学会において引用頻度が高いフレーズの一つとされ、歴史を手に取るうえで通り過ぎることのできない書ともいえます。

まずはおなじみのファシリテーターミーティングの光景です。







今回は何度も経験されている方から本日デビューの方まで、様々なファシリテーターの顔ぶれです。開催前より「難解だった」という声がちらほら聞かれていた今回の課題本。ファシリテーターからも「今回はどのように進めたらいいのか…」など、戸惑いの声もちらほら聞かれていました。

そして開始の合図とともに、各チームでのアウトプットが始まります。




難しかったという前評判とは裏腹に、スタートと共にどのチームも活気あふれる意見交換が展開されていきます。意見に真剣に耳を傾けながら、時には笑いも交えつつ、1冊の本と真摯に向き合い、「汗をかく読書」の成果をお互いに分かち合う場となっています。

客観性のみで歴史を語ることを試みた近代歴史学を著者カーはこの本の中で批判していますが、どのチームでも共通して話題に上がったのは、客観とは?主観とは?という点だったようです。




歴史は主観によって物語られたものであるからこそ物事に疑問を持って取り組むことの必要性を伝える意見や、主観こそが歴史を作り上げるものであるといった意見もあり、主観的なものの見方、客観的なものの見方それぞれに役割があることを改めて考えさせられます。

また、大河ドラマの例から、焦点をあてる人物や立場によって物語が異なるという点を挙げているチームもありました。人物や取り上げる歴史家のみならず、その時代背景によっても受け止め方が異なるという事により、歴史には究極の客観性はないのではないかという意見から、歴史そのものも生きているのだということを示してくれているようです。




そして参加者が考える歴史とは?歴史の役割とは?歴史解釈を通じて他国と柔軟に対話できるのではないか、という意見や、歴史を後世に伝えるのは、歴史により人々に勇気や希望を与えるため、といった、とても興味深い意見も聞かれています。

そして、アウトプットの熱気の余韻を残しつつ、会は終盤に向かいます。
ここで恒例のブックカバー贈呈式です。




おめでとうございます。忙しい中を縫っての読了と参加には、頭の下がる思いです。

今回ブックカバー贈呈対象ではありませんでしたが、中には45回以上連続参加の方もおられるとの事!その巧みな時間管理の秘訣や読書会にかける熱意など、ぜひお聞きしてみたいですね。

二次会は同ビル内のつくねやで開催されました。
先月試みられた名刺交換が、引き続き今月も行われました。




くじ引きの席ではアウトプットとはまた違う方とのテーブルとなり、初めてお話しする方どうしも多かったのではないでしょうか。




そして裏のお題は「心に残ったアウトプットは?」
ほかのテーブルでのアウトプットの様子を聞くことはできましたか?
この名刺が皆さまにとって楽しい二次会になるスパイスとなれたら、私たちも嬉しく思います。




最後に、今回初めてファシリテーターを務めた、Fさんの声を紹介させていただきます。

今回、これまで経験したことのなかったことをやってみたいという気持ちがあり、初めてファシリテーターに挑戦しました。実は人見知りをしてしまうこともあり、お声をかけて頂いてから返事をするまで、随分悩みました。背中を押してくれたのは、ファシリテーターへのお誘いのメールの中の「ものの見方が変わります」という言葉でした。実際にその立場に立って、ものの見方を変えることは、自分自身にとって良い経験になると思い、魅力的に映りました。それと、この読書会自体に魅力を感じていたので、ファシリテーターを務めることで、どのように読書会が見えてくるのかという点にも興味がありました。

お引き受けしてから定例会まで、やはり不安はありました。

特に今回の課題本はとても難解で、自分の中で消化しきれなかったこともあり、果たして自分に務まるのか、すごく不安でした。
実際にやってみて大変だったのは、時間の管理や突発的な事への対応、話題の方向がずれそうになった時の修正などでした。今回はベテラン参加者の方にたくさんフォローしていただいて、とても心強く思いました。会が進み雰囲気に慣れてくると、発言された方への言葉に対して聞き役に徹したり、コメントを述べられることができたことを「楽しい」と感じることができました。

そしてファシリテーターとして参加したことで、今後も読書会でもっと「楽しい」時間を過ごしたいと思うようになりました。
これからファシリテーターをやってみたいという方、引き受けるかどうか迷っている方へは、引き受けるか否かは、自分の気持ちに正直に、素直になって答えを出してほしいと思っています。

自分の学びになることがあると感じるのなら、是非挑戦してみてください。何よりファシリテーターを「楽しもう」とする気持ちが大切だと実感しました。

Fさん、初めてのファシリテーターお疲れ様でした。そして貴重な体験談をお聞かせ頂き、ありがとうございました。
私も同じチームで参加し、初ファシリならではの緊張感はありながらも、時間を追うごとにFさんらしい真摯さが垣間見られ、意見をしっかり聞きとめながら一生懸命言葉を考えて伝える姿は、とても素晴らしいと思いました。

そして、このファシリテーターの資格はただ一つ「アウトプット勉強会に4回以上参加された方全員」です。興味のある方、迷っている方は、お近くのサポーターまでご相談ください。

そして少しでも「やってみたいな…」というお気持ちがあれば、ぜひ、立候補してみてくださいね。
皆さまの立候補を、サポーター一同心待ちにしております。

来月は第80回、節目の会となります。
課題本は村上隆(著)「芸術起業論」8月30日(金)の開催です。皆さまふるってご参加ください。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋藝術部

  • 2013年9月1日(日) 開場15:00 第一部15:30~ 第二部17:00~ 猫町ナイト19:00~
  • 9/1(日)猫町ナイト+大谷能生の20世紀芸術学講座最終回!

長らくお待たせ致しました。「大谷能生の20世紀芸術学講座」 の最終回は猫町ナイトと併催です。(大谷さんもDJで登場!!)

課題本は

   大谷能生著「ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く」 


◆タイムテーブル
  15:00- 受付
  15:30- 第一部 読書会
  17:00- 18:30 第二部 大谷さんレクチャー
  19:00- 猫町ナイト
  23:00- 終了

■参加費 
  フル参加 4000円
  一部のみの参加費 1500円
  二部のみの参加費 2000円
  一部/二部の参加費 3000円
  猫町ナイトのみの参加費 2000円 
  二部~猫町ナイトの参加費 3500円

第一部は課題本の読了が参加条件です



大谷能生(おおたによしお)

1972年生まれ。批評家、音楽家。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。
様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門 200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年9月に月曜社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。

大谷能生の朝顔観察日記 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 課題本入手困難につき追加本【東京藝術部新企画 音楽レクチャーシリーズ】8/31(土)クラシック野獣主義

東京藝術部

  • 2013年08月31日(土) 受付開始14:45 読書会 15:15~17:15 レクチャー17:30~19:00 懇親会19:30~
  • 課題本入手困難につき追加本【東京藝術部新企画 音楽レクチャーシリーズ】8/31(土)クラシック野獣主義

満を持しての音楽レクチャーシリーズの開講です。
ゲストに音楽評論家の鈴木淳史さんをお迎えしてクラシック音楽のお勉強をしちゃおうという企画。
クラシックが好きな人はもちろんのこと、クラシック音楽に興味はあるけど
何をどう聴いたらいいのか迷ってる人にうってつけのレクチャーシリーズです。
隔月で全3回の予定。(好評であればさらに継続します!)

もちろん猫町倶楽部ですから音楽といえども課題本は当然あり、です。
さらに今回は「当日までにこの曲を聴いて来い!!」という宿題もあり!

まずは課題本。

  第一回は講師の鈴木さんの著書
   
 「不思議な国のクラシック―日本人のためのクラシック音楽入門

入手困難になってきているようなので下記の2冊でもOKです。3冊のうちどれか一冊を読了してご参加ください。
注文画面にて課題本の選択を行ってください。

岡田 暁生
西洋音楽史―「クラシック」の黄昏(中公新書)

許光俊
クラシックを聴け!完全版 (ポプラ文庫)

そして宿題の課題曲鑑賞は以下の5曲 
課題書の156ページ、「ルネサンス」以降の時代様式にそれぞれ対応しています。

●バード/4声のミサ曲より「キリエ

●ヴィヴァルディ/協奏曲ヘ短調《夜》

●ハイドン/交響曲第101番《時計》より第2楽章

●シューマン 交響曲第4番第1楽章

●リゲティ:レクイエムより「怒りの日」
************************************************************

タイムテーブル

受付開始            14:45~
第一部/読書会         15:15~17:15(120分)
休憩・レクチャーからの参加受付 17:15~17:30(15分)
第二部/レクチャー       17:30~19:00(90分)
告知等             19:00~19:15
懇親会             19:30~

■参加条件:課題本の読了と課題曲の試聴

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年08月30日(金) 18:45受付開始 読書会19:15~21:30 懇親会21:40~23:30
  • 8/30(金)  村上隆著 「芸術起業論」

8月の定例会の課題本は

村上隆著  「芸術起業論



■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※名古屋アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • クレイトン・M・クリステンセン著「イノベーション・オブ・ライフ」【東京OP勉強会 第50回】

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年06月22日(土曜日) 17:00~20:00
  • クレイトン・M・クリステンセン著「イノベーション・オブ・ライフ」【東京OP勉強会 第50回】

6月の東京アウトプット勉強会、記念すべき第50回目の課題本は
「イノベーションのジレンマ」で有名なクレイトン・M・クリステンセン著
「イノベーション・オブ・ライフ 」 でした。
ついに東京アウトプット勉強会も記念すべき50回目の節目を迎えました。



アウトプット勉強会は、参加者全員が同じ課題本を読むことが条件。
一人で読んで終わってしまうよりも、職業も年齢も様々な他の参加者と本の感想や意見を交換することで、本の内容をさらに理解し、自分の明日の仕事や生活に役立てるような場を提供することが目的としています。


参加者の中には、「ここの部分がわからなかったから皆さんに聞いてみたいな」「わたしはここのポイントが気に入っているんだけど、他の人はどうなのだろう」と気になっている部分をまとめたり、何枚か付箋をつけたり、印をつけたりする方もいらっしゃいます。



 

 
こちらは読書会前のファシリミーティングの様子。
猫町のファシリは4回以上なら誰でもOKです。
やってみたいなって人がいましたらお近くのサポーターまで!!



気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが先月から東京OPサポーターの腕章作りました!!
爽やかなブルーがこれからの季節には映えますね。何かわからないことがありましたら、腕章をしているサポーターまでお声かけ下さい。



 

 

今回の参加人数は135人。前回の合同会に負けないくらい盛り上がりました。



 

盛り上がった話題について読書会の最後に一言いただきました。

・男女の人生の優先度について
・創発的な参加者各々のキャリアについて
(今やっている仕事は社会人になった時に想像していたものではない人が多い)



・モチベーションに関して職業ごとに議論が深まった。
研究関係、技術者、医療、書店員、教員etc
特に、書店員のモチベーションについて「本が好きでないとやってられない」



・人生の資源(時間)をどのように分配するか、
・理想は50%だが現実は仕事が5/7という人が多かった。



・関連本「人を動かす」「7つの習慣」「海賊と呼ばれた男」なetc
・創発的、と、意図的戦略について
逆算型は欧米的で日本ではなじまないのではないか

……など
自分の仕事、家族、友人や
人生を見直すきっかけになったという感想が多かったです。



今月のタツヤさん。
白のパンツにブルーのシャツで夏を先取りです!!さわやか~。

―連載  *課外活動紹介 Vol.1* 猫町Makers始動!!

東京アウトプット勉強会サポーターの有志のメンバーで、昨年課題本にも取り上げられたクリス・アンダーソンの”Makers”にちなみ、実際にレーザーカッターや3Dプリンターを使ったものづくりを体験するための活動をスタートさせました。



第1作目は、定例会の会場でも使用できるブックスタンドを作成することに決め、メンバー内でデザインの検討・設計を行いました。これからデザインに合った材料を購入して、製作開始です。できあがりは、今後の開催レポートと、定例会でお披露目します!
今後課外活動としてもスタートさせる予定ですので乞うご期待!




次回は7/20(土)
課題本は、今ニュースで聞かないことはないアベノミクスについての一冊
片岡剛士著「アベノミクスのゆくえ」です。
著者である片岡さんも参加決定です。
まだまだHPで受付中です。



開催結果レポート一覧に戻る

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年08月24日(土) 18:00受付開始 読書会 18:30~21:00
  • 8/24(土) ボリス・ヴィアン著 「日々の泡」

8月の定例会の課題本は

ボリス・ヴィアン著  「日々の泡



■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。


※関西アウトプット勉強会 mixiコミュニティはこちら 
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年8月24日(土) 開場 17:30 開演18:00~(20:00終了予定) 懇親会20:30~22:30
  • 【名古屋シネマテーブル水曜会】8/24(土)アメリカ学園映画講義

猫町倶楽部の映画を語る分科会「名古屋シネマテーブル水曜会」のこの夏の一大イベント!今やアメリカ娯楽映画の一大ジャンルとなっている”学園映画”。日本でなじみの薄いこのジャンルの紹介にとどまらず、最良のアメリカ文化辞典となってしまった名著『ハイスクールU.S.A.―アメリカ学園映画のすべて』の著者おふたりを迎えて、2013年現在のアメリカ学園映画について語っていただきます。

○ゲスト
長谷川町蔵, 山崎まどか
※イベント終了後、同会場にてゲストも参加する懇親会を開催します(20:30~22:30)←締め切りました。(8/22)
 


○参考図書
ハイスクールU.S.A.―アメリカ学園映画のすべて」長谷川町蔵, 山崎まどか著


○ゲストからのオススメ映画
ブレックファスト・クラブ (1985)
25年目のキス (1999)
21ジャンプ・ストリート (2012)

※参考図書、参考映画はあらかじめ鑑賞しておくと講義がより楽しめます

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年8月23日(金) 受付開始18:45 読書会19:15~21:15 懇親会21:30~23:30
  • 【藤が丘会場】8/23(金)マルグリット・デュラス「愛人(ラ・マン)」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは藤が丘会場です。お間違えのないようお願い致します。


8月の課題本は

マルグリット・デュラス「愛人(ラ・マン

■参加条件:課題図書の読了
  この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。     
  

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年8月21日(水) 受付開始18:30 読書会19:00~21:15 懇親会21:40~23:30
  • 【名古屋会場】8/21(水)マルグリット・デュラス「愛人(ラ・マン)」

名古屋文学サロン月曜会は二ヵ所で開催しております。       
こちらは名古屋会場です。お間違えのないようお願い致します。


8月の課題本は

マルグリット・デュラス「愛人(ラ・マン

■参加条件:課題図書の読了
  この会の唯一のルールです。未読の方はご参加はご遠慮ください。     
  

※名古屋文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
 継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年08月18日(日) 受付開始 15:00 読書会15:30~18:00  懇親会18:00~20:15
  • 8/18(日)浴衣読書会-永井荷風「墨東綺譚」

毎年恒例の浴衣読書会

課題本は

    永井荷風 「墨東綺譚




■開催場所 : 小石川後楽園 涵徳亭 

■参加条件:課題本の読了、ドレスコード遵守
 課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■参考:昨年の浴衣読書会

※東京文学サロン月曜会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。
またすでにmixiメンバーの方はmixiでの参加表明も併せてお願い致します。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年08月17日(土) 受付開始17:00 読書会 17:30~20:00 懇親会20:20~22:20
  • 8/17(土)E.H.カー著 「歴史とは何か」

※浴衣で参加された方にはもれなく猫町倶楽部オリジナル団扇をプレゼントします!

8月の定例会の課題本は
  
   E.H.カー著   「歴史とは何か

■参加条件:課題本の読了
【お願い】
課題本の読了はこの会の唯一の参加条件です。
課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

※東京アウトプット勉強会のmixiコミュニティはこちら
継続して参加される場合はmixiコミュニティに入会されることをオススメします。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年6月8日(土)~9日(日) 
  • 月曜会6周年旅行 「植島啓司さんと行く!神島と遷宮の伊勢」

 【1日目】6/8
 

梅雨入り宣言が出されておりましたが、皆の旅行にかける意気込みが勝ったのか快晴!まずは神島をめざし名古屋駅を出発。バス~定期連絡船と乗り継いで行きます。

連絡船のオープンデッキではさながらパーティのよう…



神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になった場所。
そこかしこに潮騒の説明文を掲載した看板がありました。

さて神島に到着した一行。まずは読書会です。
今回の課題本はゲストである植島敬司さんの著作「偶然のチカラ」。
お弁当(その名も「潮騒弁当」!)を食べながらのランチ読書会のはじまりです!

「偶然」とは何か?占いやギャンブルの話を交えながらつづられた本です。
植島さんが各テーブルを回られ、読者の生の声に応えてくださいました。

会場は神島連絡所。体育館のように広ーく、港を見下ろす眺めもばっちり。



自由闊達に意見交換がされる中、
植島さんがにこやかに回答されていた姿がとっても印象的でした。




そして今回のベストドレッサーのみなさん。逆ハーレムって月曜会史上初!


読書会に続きましては、いよいよ「潮騒」の舞台、神島を巡ります。
今回は気力、体力に合わせて3つのコースをご用意
 1.「健脚商売!神島ぐるり1週コース」
 2.「その火を飛び越えてこい!監的哨コース」
 3.「告白してね!八代神社~灯台コース」
予想をはるかに超える8割!の方が健脚コースへ!!

神島の風景をちょっとだけ写真でご紹介しましょう♪
「潮騒」にも登場した、当時島で唯一の時計。ひっそりと今も島の時を刻んでいます。

神島の名にふさわしく(?)さながら天にも昇るかのようなたくさんの階段、
坂道に軽くトレイルランニング気分が味わえちゃいます。

登りきって見られる風景は格別です。海風も心地よいです♪


「潮騒」にて新治と初江が逢瀬を交わした場所。

写真左下の場所が新治と初江が初めて出会った場所です。一目惚れっていいですよね~。




神島灯台。「恋人の聖地」として認定されているそうです。



眺めのよし!風も心地よし!話に花が咲きます。



「潮騒」と言えば『監的哨』
かの有名な「その火を飛び越してこい!」のシーンの舞台です。



たき火を飛び越えてみせる方も多かったです(笑)



カルスト地形は市の指定天然記念物だそうです。ギリシアっぽい?




せっかく海に来たんだからね♪思わず裸足で駆け回っちゃいます。


山に海にそして時折、島に住む方にお声をかけてもらったり。
たくさん歩きましたが、笑顔が絶えませんでした。


背負うのは猫町の旗印!

 

温かい空気をたっくさん!味あわせていただきました。神島ありがとう!



さて、ぐるりと神島を巡った一行は再び船~~バスを乗り継ぎ、宿泊ホテルへ。

美味しいお魚料理がた~っぷり♪



食事を済ませて今度は植島敬司さんのトークショー。
破天荒な植島さんの人生、伊勢神宮の話から調査に行かれた諸国の聖地の話、次から次へと楽しいお話はつきません。

みんな熱心に聞き入ってます。


聖地についての質問から恋愛の質問まで快くお答えいただきました。

 

ちなみに聖地というのは「神が下りた場所」だったり「ある種の力が働いている場所」のことを指し、パワースポットというのは自分がパワーをもらえてる!と感じる場所のことのようです。普段社会で働いて、夜くつろげる場所。もしかしたら猫町倶楽部はパワースポットになってるかも?

すでに絶版の「分裂病者のダンスパーティ」についての質問には「この本が話題になって嬉しいね」と目を細めていらっしゃいました。

トークショーが終わってもまだ夜は終わらない!のが月曜会旅行。
花火に夜の座談会と皆思うがままに楽しみました。

今回もっとも花火を楽しんだのは…この方かも!?(笑)

 

花火の後も飲むべし!語るべし!このあと、植島さんには最後まで(なんと4時!)お付き合いいただいたようです。

 

【2日目】 6/9
月曜会の朝は早い…。
とばかりにみんな早起きして伊勢神宮めぐりツアーに向かいます。

<石神さん(石神神社)>
女性の願いごとを一つだけ叶えてくれるという神社です。

皆さんはどんな願い事を書いたのでしょうか?

  

男性禁制!?というわけではなく男性用(?)には「長寿の館」という
ご神木のある館で長寿祈願をすることができますので、健康祈願したい方は是非どうぞ!
植島さんも 宮司さんにもお話を伺われるほど興味津々のご様子でした。

石神さんのある相差(おうさつ)は、海女さんの町。
参道では、本物のの「海女ちゃん」がひじきやあらめを販売中。

<伊雑宮(いぞうぐう(いざわのみや))>

天照大神の遠宮とも呼ばれている場所だそうです。
入った瞬間、空気が変わった気さえするほど静けさに包まれていました。

植島先生の解説を聞きます。


<月読宮(つきよみぐう)>
こちらも静かな場所。


<宇治山田神社(うじようだじんじゃ)>
神社の奥に足を運ぶと神籬(ひもろぎ)があります。これは結界を張って神聖な場所としたものです。今ある神社の原型と言われているそうです。この山自体を神と奉っているとのこと。
ちなみに伊勢神宮を巡るということは即ち外宮、内宮とその周りにある125の社を巡ることをいうそうです。
そんなにいっぱいあるんですね~♪

さて一行は伊勢神宮の内宮へと進みます。
その前に…おかげ横丁で腹ごしらえ

<おかげ横丁>
遷宮効果もあってかものすごく賑わっています。ちなみに昔からこの辺りには芝居小屋や
色町など活気のある町であったそうです。

<伊勢神宮~内宮~>

五十鈴川です。涼やかな空気が漂っていました。

境内はとっても広く、境内を歩いているだけで心が浄化されるような…?


内宮で最も神の力が強く働いている荒祭宮(あらまつりのみや)
写真右に見えるのは遷宮を前にした新しい社です。
さてなぜ20年ごとに遷宮をするのでしょう?
それは技術の伝承と、神様が常に新しく力が衰えないようにとの願いが込められているそうです。
神様が新しい社にお移りになられるのは2013年10月とのこと。
この機会に一度お伊勢参りしてみてはいかが?

神島でゆったりとした時を楽しみ、伊勢神宮の新たな魅力に触れ、そして植島さんのパワーに圧倒され…。
あっという間の二日間を皆で満喫しました。
私たちの先生として、時に参加者として楽しんでいただけた植島さん、ご参加のみなさん
二日間、本当にありがとうございました。 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」【名古屋アウトプット勉強会 第77回】

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年05月24日(金曜日) 19:15~21:30
  • クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」【名古屋アウトプット勉強会 第77回】

5月の名古屋アウトプット勉強会、課題本は『イノベーションのジレンマ』をはじめ、多数の名著を著した技術経営の大家クレイトン・M・クリステンセンの「イノベーション・オブ・ライフ」でした。




「イノベーションのジレンマ」で有名になったクリステンセン、タイトルも「イノベーション~」とあるだけにザ・ビジネス書というイメージを持ちましたが、家族や、恋人、友人関係といった人間関係に関する話題が多く、普段ビジネス書を敬遠される方にも取っ付きやすい本だったのではないでしょうか。








今回趣向を凝らし2つの試みを行いました。
一つ目は参加回数でチーム分け!




普段のチーム分けでは、ある程度、参加歴のバランスをみてチーム分けを行うのですが、
ベテラン参加者の重厚感溢れるチームから、初々しさの残る初心者チームまで、それぞれのテーブルで全く違った雰囲気!

初心者チームの参加者(女性:4回目)より感想。
「いつもは常連さんの意見を聞くのが中心だったけど、今日は自分より参加回数が少ない方が多かったので、その分、ガンバってたくさん喋ったと思います(笑)。私の意見に対しての感想には緊張しましたが、いつもより楽しめました。」




反対に常連チームの参加者(男性:12回目)からの感想も。
「テーブルのメンバー全員顔見知りというのが不思議な感じでした。回数が進むにつれて、同時期に参加し始めた人が少なくなりましたが、皆さんガンバって参加しましょうよ!」

二次会はおしゃれなワインバル「ワイン食堂ウノ」で行いました。






ここで二つ目の試みの「リアルブックバトン」。
Mixiではコミュニティ対抗戦を開催中のブックバトン、これをリアルで紹介し合おうという企画です。各自オススメの本を書いたカードを次から次へと読み合いましたが、皆さん気に入った本はありましたか?






ブックバトン効果か、今回はいつも以上に読書の話題が多く上がったように思います
読書会は、自分では読まないようなジャンルの本も「あの人が面白いと言う本だったら間違えない」というように、人との出会いの数だけ本との出会いのある場所です。
きっと、読む本の幅も広がりますよ。

次回の定例会は6月21日(金)。
課題本は地元愛知県出身のコンサルタント、片岡剛士さんの「アベノミクスのゆくえ 現在・過去・未来の視点から考える」になります。
皆さんの参加お待ちしております。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【300名参加!】二村ヒトシ著読書会&トークショ―(東京OP会×月曜会×藝術部)

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年5月18日(土) 読書会14:15~17:15 トークショー&質疑応答 17:30~19:00
  • 【300名参加!】二村ヒトシ著読書会&トークショ―(東京OP会×月曜会×藝術部)

東京の5月の猫町倶楽部は、ゲストに二村ヒトシさんをお迎えし、
300人近くがあつまる過去最大規模の読書会となりました。

今回は東京OP会×東京文学サロン月曜会×藝術部のコラボ企画。
それぞれの色をだしながら、「恋愛・モテる」というコンセプトに相応しい読書会になるように読書会の構成も工夫してみました。

☆男女別読書会
男性だけ女性だけのグループでざっくばらんに読書会。
☆男女混合読書会
男性と女性が一緒のグループになって読書会。

☆ベストドレッサー
文学サロン月曜会定番コンテンツ。今回のドレスコードは「モテ服」でした。

☆二村ヒトシさんトークショー&質問コーナー
今回の課題本、モテについてのトークショーです。
参加者からの質問にも答えていただきました。
スペシャルゲスト、サプライズゲストも登場しました。

☆猫町ナイト(懇親パーティー)
六本木のクラブを貸切にして大盛況の懇親パーティーにとなりました。


課題本は、男女それぞれの視点から「恋愛・モテる」をテーマにしたものが2冊。
『すべてはモテるためである』(男性視点)
『恋とセックスで幸せになる秘密』(女性視点)
みなさんに、2冊とも読んで参加いただきました。


読書会の各テーブル進行をお願いしている一般参加者のファシリテーターの方は今回はなんと総勢36名の大人数。
初めてファシリをご担当される方はとても緊張されていました。
ファシリテーターの皆さん、いつもありがとうございます!


会場入り口の受付の様子です。参加者が続々と集まってきました。


男女混合読書会のテーブルを決めるためのくじ引き。

さて、読書会の開始です。

まずは代表のタツヤさんから挨拶


つづいてゲストの二村さんからの挨拶

さて、男女別読書会のスタートです!


二村さんも各テーブルを回って読書会にご参加いただきました。

つづいてテーブルをかえて、

男女混合読書会です。
男女別⇒男女混合形式は面白かったというご意見を頂きましたが、
かなり盛り上がっていました。

ひと休憩して、
東京文学サロン月曜会の恒例企画「ベストドレッサー」の発表です。
各テーブルから1名ベストドレッサーを選んでいただきました。

ベストドレッサーのみなさんで集合写真!
個性豊かな「モテ服」が揃ってますね。

さらに二村さんに、ベストドレッサーの中から2名の
ベスト・オブ・ベストドレッサーを選んでいただきました。

二村さん曰く、まずは首輪している彼でしょ!


二村さん曰く、正統的な「モテ服」。

つづいては、トークショーと二村さんへの質問コーナーです。

タツヤさんと二村さんが話していると、、、

スペシャルゲスト登場!
「妊活」という言葉を生み出した事で有名な作家の『白川桃子さん』がトークショ―に参加です。

つづいて二村さんへの質問タイムです。

読書会中に参加者が記入された質問を読み上げています。
「モテの哲学本」に相応しく様々なトーンの質問が飛び交いました。

つづいての質問は、「枡野浩一さんからです」
うむっ!?

最近ゾロメガネンという芸人を始めた歌人の枡野浩一さんでした。
サプライズゲストとして舞台にあがっていただきました。


恒例になりました。参加者全員で記念撮影。
後ろが見えません。300名が揃う過去最高規模の読書会でした。

読書会の後は猫町ナイト!
今回は六本木のクラブを貸切にして懇親パーティーを行いました。

読書会に参加された方の90%超の270名にご参加いただきました。

タツヤさんのDJでスタート。
音がフロアに響きます。

猫町ナイト始まりました。


チークタイムイベントは大盛況!!


歓談スペースではゆっくりと。

参加者のみなさんはそれぞれの仕方で猫町ナイトを楽しんでいただけたようです。

二村さん始め、読書会を盛り上げてくださった白河さん、桝野さん、スペシャルサンクスとしてご協力くださった方々ありがとうございました。
そして読書会に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

開催結果レポート一覧に戻る

東京藝術部

  • 2013年4月27日(土曜日) 受付開始15:30 読書会 16:00~18:00 講演会 18:15~20:15
  • 【本格始動!!】 フランシス・ベーコン大研究 【東京藝術部】

今年から本格的活動となる猫町倶楽部 東京藝術部のイベントといたしまして、「フランシス・ベーコン大研究」を東京ミッドタウン内シスコシステムズ会議室で開催いたしました。

国立近代美術館で3月8日~5月26日に開催中のフランシス・ベーコン展を、もっと深堀りして勉強しようという企画です。同展覧会のキュレーターの保坂健二朗さんをゲストにお迎えしました。

勉強会は2部構成となっており、第1部は読書会、第2部では保坂さんに講演をしていただきました。読書会の課題本は、保坂さんに選出していただいた

 

  • £ デイヴィッド シルヴェスター 『肉への慈悲』  小林 等訳、筑摩書房

  • £ マイケル・ペピアット 『フランシス・ベイコン』  夏目幸子訳、新潮社

  • £ T.S.エリオット 『四つの四重奏』  岩崎 宗治訳、岩波文庫

の3冊で、この中から選んで1冊読了していただくことが参加の条件でした。

 

フランシス・ベーコン大研究 課題本と副読本

ベーコンの作品がカラーで掲載されていてわかりやすいということで、藝術新潮4月号を副読本として挙げていただきました。

 

四つの四重奏で3テーブル、フランシス・ベイコンで1テーブル、肉への慈悲で2テーブルに分かれて読書会を行い、各テーブル10分程度ずつですが保坂さんに回っていただき、疑問点などに答えていただきました。

 

「肉への慈悲」は、猫町倶楽部の歴代の課題本の中でも、もっとも金額の高い本ではないかと思われる5250円(!)。募集開始時には美術館のミュージアムショップでは入手できるものの、Amazonでも書店でも在庫がなく、1週間前になりようやくAmazonに入荷されるような、入手困難な本でした。そのような本にも関わらず、15人の方に課題本として選んでいただいたのはとても驚きでした。

 

フランシス・ベーコン大研究 読書会の様子その1

 

四つの四重奏はエリオットの詩集ですが、講演を聞く前には、なぜエリオット?と、疑問に思われた方も多かったのではないかと思います。

 

フランシス・ベーコン大研究 読書会の様子 その2

 

私自身は、フランシス・ベイコンのテーブルに参加させていただきました。絵の話、ゲイの話、サドマゾの話、色々な話ができました。保坂さんが来られたとき も質問が尽きず、すぐに時間が過ぎてしまった気がします。読書会が始まってから参加したため、参加された皆さんが、なぜ伝記であるこの本を選択されたかな ど、聞くことができずとても残念です。

 

フランシス・ベーコン大研究 名札

藝術部のイベントということで、今回は名札に、タイトルを印字してみました。



 

第二部の講演では、非常に貴重なお話を聞かせていただきました。保坂さんがどのように考えられて今回の展覧会の作品を選定されたのかということ、最先端のベーコン研究の状況など、課題本にも、副読本にも、美術館の展覧会情報にも書かれていないことを、わかりやすくお話いただきました。

 

フランシス・ベーコン大研究 講演会 その1

フランシス・ベーコン大研究 講演会 その2

フランシス・ベーコン大研究 講演会 その3

フランシス・ベーコン大研究 講演会 その4

フランシス・ベーコン大研究 講演会 その5

 

質疑応答の時間中は質問もつきず、質問自体も深い内容で、質問にも、回答にもついつい聞き惚れてしまいました。

 

 

引き続き、懇親会の様子です。今回の勉強会は、初参加の方も多かったのですが、課題本について思ったことを語りあった後だけあってか、非常に盛り上がりました。

 

フランシス・ベーコン大研究 懇親会 その1

フランシス・ベーコン大研究 懇親会 その2

フランシス・ベーコン大研究 懇親会 その3

 

フランシス・ベーコン漬けのとても有意義な一日でした。お忙しい中、講演のみならず、読書会にも懇親会にも参加してくださった保坂さん、そして、読書会に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

次回の日程、内容はまだ未定ですが、「音楽」をテーマにしようかと、話を進めております。詳細が決まりましたら、猫町倶楽部ホームページにてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。

 

今回の「フランシス・ベーコン大研究」に先駆け、事前鑑賞会を開催しておりました猫町倶楽部ホームページでは募集を行わず、Mixiのみでの募集でした。Mixiにしかアップされない情報などもございますので、Mixiの猫町倶楽部芸術部コミュニティへの参加をご検討いただけると幸いです。

 

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【名著!】D.カーネギー「人を動かす」【名古屋アウトプット勉強会 第76回】

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年04月26日(金曜日) 19:15~21:30
  • 【名著!】D.カーネギー「人を動かす」【名古屋アウトプット勉強会 第76回】

4月の名古屋アウトプット勉強会、翌日から大型連休に入る方も多いなか、読書会73名、懇親会45名の参加者が集まりました。

今回も会場は名古屋駅から徒歩5分、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)になります。


まずは開始前の風景から。参加回数が浅い方には、各テーブルのファシリテーターを始め、常連メンバーが積極的に声を掛けてリラックスしてもらっています。



名古屋アウトプット勉強会では、参加回数ごと(3回、10回、20回、30回、40回)に猫町倶楽部特製ブックカバーをプレゼントしています。今回が対象となる方には受付のサポーターより手渡しでプレゼント!ぜひ、次回の課題本から利用してください♪


19:15に開会、まずは代表のタツヤさんから挨拶。
この後、11チーム(!)に分かれて読書会がスタートとなります。


今回の課題本はD.カーネギーの名著「人を動かす」。1937年に発売以来、世界で1500万部以上も売り上げた名著です。

名古屋アウトプット勉強会にとっては記念すべき第1回の課題本、その後、東京・関西でも同様に第1回の課題本に選ばれています。今回は3月定例会での人気投票で課題本に選ばれましたが、まさに「いつ読むの?今でしょ!」


今回は1チーム当たり6,7人と少なめに設営しましたので、皆さんの気付いたことや疑問に感じたこと、十分話しあうことができたのではないでしょうか?




「やっぱり、人から褒められるとモチベーションが上がります」

「自分が言われて嫌なことを、なぜ人には平気で言ってしまうのか」

「相手が最も食いつく話題を振ると、そのあとの会話がスムーズに行くよね」

といった意見が次々とアウトプットされます。



また、読んで感心するだけでなく実践しないと意味がないということで、どのようにして次の日から実践すべきか話し合っているチームもありました。

なかには手帳のカレンダー欄に友人や知り合いの誕生日を記載して、当日、お祝いの言葉を掛けているという方もいました。また、朝から笑顔のチェックを欠かさない方も。

他の参加者が実践しているアクションを聞いて納得している方もいました。



ここで今回が初めてという参加者の感想を紹介。
「読書会の存在を知ったのは月刊ケリーを読んで。そこから猫町倶楽部HPを検索して今回の課題本を知りました。ビジネス本と聞いてハードルが高いかと思いましたが、雰囲気が和やかでとても楽しかったです。この本を読んで気を付けたいなと思ったのは、ネガティブな言葉を発するよりもポジティブな言葉を話した方が周りとの関係もうまくいくことです。皆さんの意見も参考になりました。また、次回も参加したいです。」

また、1月から毎月連続して参加している方の感想も。
「入社して3年経って、後輩に指示を出したり取引先にお願いをすることも増えてきてコミュニケーションに悩んでいたので、タイミング的にはちょうどいい本でした。ただ読むだけでなくて、実際にアクションを起こしている方の意見を聞くことができて、やる気が湧いてきました!」


毎回のことですが、一冊の本を通して色々な観点からのアウトプットを得ることが出来るのは、この会ならでは醍醐味ですね!

読書会終了後は懇親会。今回は隣接するビル内の居酒屋で開催。
課題本について話し足りなかった話題で議論しあうテーブルもあれば、お互いの趣味や最近の出来事、GWの予定について盛り上がっているテーブルも。皆さん、それぞれの話題で楽しんでいます。




ここでまた初参加の方に感想を聞いてみました。
「普段、会社で同僚と本について話すことなんかないし、また、ここではバックグラウンドが異なる皆さんと交流を深めることができて楽しかったです。文学にも興味がありますので、都合が合えば文学の会(名古屋文学サロン月曜会)にも合わせて参加したいです。」
分科会の名古屋文学サロン月曜会は6月(6/8,9)に6周年の記念旅行(三重県・神島)を予定しています。こちらもきっと楽しい会になりますので是非ご参加ください!




懇親会は今回も大盛り上がりの中、終電間際まで行われました。
参加者の皆さん、ありがとうございました。

次回の定例会は5/24(金) クレイトン・M・クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」です。
ハーバード・ビジネススクールの人気講師が病床の中、教壇に立った最後の講義を1冊にまとめた本です。

多数のご参加、お待ちしています。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年4月19日(金) 
  • 初参加者限定!読書会レポート

まだ寒さが残る4月19日金曜日、3回目となる初参加者限定の読書会が『青猫』で開催され70名のフレッシュな面々が集まりました。

課題本は夏目漱石「夢十夜(短編集)」、ドレスコードは「夢十夜に出てきた色」。

今回は名古屋の月刊情報誌「KELLy」との合同企画ということもあり女性比率が高い!!



 

まずは定例会と同じように、代表タツヤさんの挨拶から第一部の読書会が始まりました。

次にパワーポイントを使って「月曜会ガイド」。初参加者のみなさんが「月曜会」を楽しめるようルールを説明するのは月曜会サポーターOBのgimuraさん。初参加者読書会は、月曜会のサポーターOBが中心になって運営しています。


 

そしていつもの定例会より(若干!?)緊張感高めの読書会がスタートです。

各テーブルでは月曜会ベテランメンバーがファシリテーター(進行役)を務めます。

 

 

最初は緊張気味にさぐりさぐり発言していた人が多かったようですが、時間が進むにつれてちゃんと和気あいあい♪笑顔がたくさん出てきましたよ!


 

「全部読むの?夢十夜しか読んでないよ!」

「夏目漱石なんてこんな機会が無ければ読まなかったかも」

初々しい発言が飛び交います。

 

「え?飛び込んだ海の底にはキラキラした世界がある?すごくポジティブな意見ですね!」

自分とはまったく違った読み方をされている方の意見を聞く驚きとおもしろさ。

これが読書会の醍醐味です。

 

「実はロマンチストなんじゃないですか?」

第一夜を選んだ人はロマンチスト!?隠していたって人柄もばれてしまいますよ。

これも読書会の醍醐味です。

 

大いに盛り上がった読書会の後は、月曜会お決まりの「ベストドレッサー」の選出です。初めてでも、みなさん上手にドレスコードを取り入れてらっしゃいました。

1テーブルからひとり、せーので指差し選びます。

選ばれたみなさんで集合写真。素敵な表情いただきました!


おっと、その前に。

月曜会藤が丘会場のお楽しみのひとつ「マスターの一曲」


毎回、課題本にちなんだJAZZの一曲を青猫のマスターが選んでくださいます。

 

再び「月曜会ガイド」の後半。コアタイム、他の分科会の活動など、さらに月曜会を楽しむ秘訣をお話しします。

タツヤさんから締めの挨拶と次回案内で、初参加限定読書会は終了。

 

第二部の懇親会会場、藤が丘駅前の「イルマティーノ」へ会場を移します。

懇親会は立食形式。自由に動き回りながら、お酒も進みお話も弾みます。


 

「いろんな職業の方がいますね。」

そうです、猫町倶楽部は多種多様な人たちの集まりです。

「お家は近いんですか?」

いえいえ、名古屋だけではありませんよ。三河、尾張、そして岐阜!三重!いろんなところから集まっています。

「ベテランのみなさんは仲良いんですね。」うーん不思議です。職業や年齢が違っても、こんなに打ち解けてしまう場所が猫町倶楽部なのです。


参加されたみなさんは新しいお友達できましたか?

猫町倶楽部気に入っていただけましたか?

この二人は、二次会へ移動する途中で仲良しに。「違うテーブルの人の話も聞けてよかったです」



「敷居が高いと思って今まで参加できなかった」

「難しい本だと難しい話をしなきゃいけないと思っていた」

「一人で参加するのは勇気がいった」

それぞれの不安を抱えた人が参加された初参加者限定読書会。

そんな不安もあっという間に消えていった和やかな読書会となりました。



みなさん、ぜひまた猫町倶楽部に来てくださいね。

そしてまた、たくさんたくさん語りましょう。

お疲れ様でした。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年4月13日 受付開始14:30 読書会 15:00~17:30 レクチャートーク 18:00~20:00
  • 第二回 斎藤環の精神分析学講座

うららかな土曜の昼下がり、精神科医であり評論家でもある斎藤環さんを講師にお迎えしての精神分析学講座(通称:たまき会)第二回をJAZZ茶房青猫(名古屋市名東区藤が丘)にて開催しました。

今回も第一部 読書会、第二部 レクチャートーク の2部構成です。
前回に続き満席となった参加者の中には、作家の吉川トリコさんも!


今回の課題本は「母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか」。
本の感想にご自身の体験含めてアウトプットしていただいた方も多く(みなさんありがとうございました。)中には感情の震えを抑えながらお話しされる方もあったのが印象的でした。






各テーブルを回っていただいた斎藤さんに、自分の家族との関係について話したり、
直接質問することもできる有意義な時間でした。







第二部はレクチャートーク まず前半は「精神分析のそもそも」にも触れていただきました。
心理学とは違い「無意識があるに違いない」という精神分析は、
実は臨床治療に使われるわけではない、
などなど学校の授業より真剣に(?)聞いて、精神分析がちょっとずつわかってきました。


後半では、読書会で集めた参加者からの質問に答えていただきました。
とくに多かったのは「男性は母娘関係にどうかかわればよいか」「自分が母親になった時、何に気をつければよいか」という質問。今回は、質問者の方にはマイクをもって自分の言葉で質問をしていただきました。






質問がひと段落したところで、あらかじめ参加者の皆さんに読んでいただいた斎藤さんと中村うさぎさんとの対談(婦人公論)について、どちらのスタンスに共感するかを聞いてみました。
半々だったのは少し意外でしたが皆さんはいかがだったでしょうか。
斎藤さんいわく「対立しているつもりはなくて、それぞれが「正論」だと思う。」というのはなるほど。課題本に対してもさらに理解が深まったと思います。
対談についての質問や意見も聞いてみました。

次回の開催は6/1(土)を予定しています(会場未定)。
課題本は『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』 です。

今回の課題本から派生したテーマで、精神分析への理解がさらに広がるのではないでしょうか。いろいろ資料も持ってきてくださるそうですよ。

6回を予定していたこの講座ですが、後半3回は東京へでの開催となりました。名古屋では次回が最後となりますので、奮ってのご参加をお待ちしています!興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年3月17日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」【東京文学サロン月曜会 第39回】

3月の東京文学サロン月曜会、課題本は村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」。

 


 

今回も会場は代官山「Chano-ma」です。

前回と同様に、100名以上の方にご参加いただくことができました!

まずは第一部の読書会、スタートです♪

 


 


 


 


 


 


 

今回の課題本は500ページを超える刺激的な内容ということもあり、どのテーブルでも話題が尽きず、盛り上がっていました。

 


 


 


 

・・・おや?何か変な旗がありますね。

 


 


 


 

第一部読書会の最後は、ベストドレッサー賞の発表です。
今月のドレスコードは「ドラッグ・セックス・ロックンロール」です。みなさん、どのようなファッションなのでしょうか?

 


↑会田誠の新作《小腸》をプリントしたマルチクロスで作った自作のワンピース!! 手に持っている本にかけたカバーも同じ生地!靴もステキ。


 


 


 


 

 

みなさん、ロックで素敵なファッションですね!

 


 

こちらの方は楽器も!

 


 

最後はこの方!さっきの旗はドレスコードだったんですね。

これにはびっくりです!

最後に受賞者のみなさんで記念撮影。おめでとうございます♪

 


 

続いて第二部のアフターパーティー。

 


 

こちらも楽しく盛り上がりました!

 


 


 


 

次回の読書会もお楽しみに♪

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【著者の三宅秀道先生登場!】「新しい市場のつくりかた」【東京アウトプット勉強会 第48回】 

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 【著者の三宅秀道先生登場!】「新しい市場のつくりかた」【東京アウトプット勉強会 第48回】 

4月の東京アウトプット勉強会、
第48回目の課題本は三宅秀道さんの「新しい市場のつくりかた」でした。



今回も、東京ミッドタウンの25階に、続々と参加者が集まります。


その数なんと、総勢129名!



開始前には、猫町図書館ともいえるシェア本のコーナーをのぞく方も。

その一部がこちら。



 

この勉強会、参加の唯一の条件は「課題本の読了」です。

ふせんをたくさん貼ってくる方もいれば、

開始時間ぎりぎりに何とか読み終わった方まで、読了の形も様々です。

最近では、電子書籍もちらほらと見かけるようになってきました。



ちなみに、参加回数を重ねるにつれ、ブックカバーのプレゼントも。



 

さて、今回は、名古屋に続き、

著者の三宅英道さんがゲストとして参加してくださいました。

出来る限り多くのグループを回っていただくため、

各グループのファシリテーターがくじ引きを行います。

ドラフト風の封筒を手に取って、緊張の瞬間…!



そしていよいよ、読書会のスタートです。



 

今回の課題本は、

企業の具体的なエピソードが多く盛り込まれていたこともあり、

参加者自身の体験談や、属している組織のエピソードも多く語られていました。



もちろん、「新しい文化を作るとは何か」「そのために組織はどうあるべきか」

と、課題本の内容についても、大いに盛り上がります。

三宅さんも、愉快なエピソードを織り交ぜながら、真摯にお話に加わってくださいました。



 

あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

 

つづいて、全体での三宅さんへの質疑応答に。

ここでも、最後は時間切れになってしまうほど、多くの質疑が出ました。



大学院生時代のエピソードはとても面白く、三宅さんも参加者も笑いが止まりません。



 

どの質疑も興味深かった中で、

「どんな読者をターゲットに執筆されたのか」という質問に、

三宅さんが「こういう本を書いているのに、読者層を初めから決めつけるなんて、するわけないでしょう」と回答されたのが、特に印象的でした。

参加者の皆さんは、思わず納得してしまったのではないでしょうか。

三宅さん、本当にありがとうございました!

 

そしてなんと、今回は、次回の課題本の著者、二村ヒトシさんもお越しくださいました。



次回の5月は、東京アウトプット勉強会&月曜会の合同企画。

課題本「すべてはモテるためである」「恋とセックスで幸せになる秘密」は、

アウトプット勉強会としては異色の内容に聞こえますが…

二村さんの話を聞いていると、ビジネスやコミュニケーションの勉強に最適!と思わずにはいられません。

 

最後に、全員で記念撮影を。



 

そして、読書会の後の二次会も、なんと114名の方々が参加され、大いに盛り上がりました。

前半は読書会のグループ、

後半は「旅行好き」「本好き」「お酒好き」等のゆるゆる席替えで、おしゃべりが尽きません。



 

参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!!

次回は、5月18日(土)、東京アウトプット勉強会と月曜会の合同企画です。お楽しみに!

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年3月16日(土) 読書会17:30~20:00 懇親会20:20~22:20
  • 【東浩紀氏が選書!】「ミカドの肖像」【東京アウトプット勉強会 第47回】

今回の東京アウトプット勉強会は、思想家・東浩紀さんに選書をしていただきました!
本は猪瀬直樹著「ミカドの肖像」です。 実は今回で、今まで読書会の運営を陰ながらお手伝いしてきた第3期サポーターメンバーの任期終了。特に、第2期から継続してサポートしていたメンバーは全員卒業となります。『全員集合!』というわけにはいきませんでしたが、最後に集合写真を撮影しました。
みなさま、今までありがとうございました!読書会を一番楽しんでいるのは、実は当のサポーターです(笑) メンバーの入れ替えはありますが、これからもよろしくおねがいします。


さて、いよいよ読書会のスタートです。
いつも通り、はじめに代表の山本より一言本について紹介です。


今回の課題本は猫町倶楽部にも度々お越しいただいている、思想家の東浩紀さんに選んでいただきました。


ほとんどの人は文庫版を持ってきましたが、中には1986年に出版され第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞を受賞した単行本を持ってきたツワモノも。さすが猫町倶楽部です(笑)


なかなか厚みのある本ですが、今回も総勢100名のみなさまにお越しいただきました。
各チーム、真剣な表情です。





でも、難しい本にも関わらず、参加者からは笑顔も。



難しい本でもみんなで読めば理解も深まるし、考えもどんどん発展していく。
それが、読書会の良さです。



理解できないこと、人の意見が聞きたいと思うこと、そういうところがあればすぐに周りに尋ねることができます。



話しているうちに、新しい答えにたどり着くこともあります。



本の話から発展して、仕事のこと、家族のこと、人生のこと、その他、色々。
普段の忙しい日常では、自分ですら気づかない思いに、触れることもあります。



たった1冊の本から始まって、深い思いに触れること。
その思いをシェアできる仲間に出会えること。
それが猫町倶楽部の醍醐味なんだと思います。




冒頭でもお伝えした通り、今回の読書会はサポーターにとっては少し特別な読書会。
第3期のサポーターはこれで任期満了となり、次回から、新しく第4期のサポーターが会を運営していきます。
サポーターを継続するメンバーもいますが、これで卒業となるメンバーもいます。

毎回、最後に撮影する集合写真。



この写真の笑顔を見ると、『今回も運営を頑張ってよかった。』と思います。
人と人がつながる素晴らしさ。

今回も、最高の笑顔を、ありがとうございます!

読書会のあとの2次会も、いつも通り盛り上がりました。





サポーターもほろ酔いで大満足です。
これからも、猫町倶楽部をよろしくお願いします!

最後に、この2年間の東京アウトプット勉強会を牽引してくれたサポーターの1人であるみぞえもんさんのインタビューをご覧ください。



①東京アウトプット勉強会にきたきっかけは何ですか?

仲のいい友達が名古屋猫町にいまして、彼からこういう会があるよ、と勧められたのがきっかけです。

②参加してみてどうでしたか?

勉強の気付きよりも、コミュニティ全体の面白さに惹かれました。今もいるこの「場」が凄く面白い。そう思ってます。

③サポーターとして誘われたのはいつ頃ですか?

参加していくうちに、ファシリテーターもお願いされるようになって…。
何回かしたら、みぞえもん君やってみない?と誘われて、その日の2次会で、仲良くなった友達(3期サポーター)に「一緒サポーターやろうよ!」「やりまーす!」って。そこはもうノリで(笑)。
この場(東京アウトプット勉強会)が楽しくて、面白かったんで、運営やってみたいなーって思ってました。まだ当時2期、2年目だったので、この会を、もっと広めたい!と思って。その気持があって。

④やってみてどうでしたか?

いやもう面白かったですね(笑)2期の途中から3期の終わりまで、取りまとめ役をさせてもらって。やりがいがあったなあ、って。
何が一番良かったか、っていうと、サポーターが、一緒に運営してくれた仲間が、みんな素晴らしい人ばっかりだった、っていうのが。
サポーターそのものが、まとまりのある、質の高いコミュニティだった。それが、面白く続けられた最大の要因ですね。

⑤次期サポーターにメッセージがあればどうぞ。

いろんな細かいことは、その時のサポーターがどんどん変えて、良くしていってほしい。
その上で、根本的な文化、面白い「場」であること、これは維持して欲しいと思います。

⑤まだやりたい?

本音を言えば、4期もやりたいです(笑)
そのぐらい、サポーター面白いですから!
猫町倶楽部はサポーターやるのが面白い!そう思ってます。

⑥最後に一言。

次期サポーターの皆さん、あとはよろしくお願いします!
いい意味で裏切ってくれることを期待してます!

みぞえもんさん、ありがとうございました!
2年間お疲れ様!



それでは、皆さんまた次回の読書会でお会いしましょう!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【ゲストに東浩紀氏登場!】「日本2.0」【東京アウトプット勉強会 第46回】 

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年2月9日(土) 読書会15:00~17:30 講演会18:00~19:30
  • 【ゲストに東浩紀氏登場!】「日本2.0」【東京アウトプット勉強会 第46回】 

今回の東京アウトプット勉強会は、思想家の東浩紀さんをゲストにお迎えし、
「日本2.0」を課題本として開催いたしました!

 

…が、その前に。。。

 

実はもうひと月以上前のことですが、猫町倶楽部の代表である山本多津也さんが
お誕生日を迎えました。

日ごろお世話になっているサポーターから、この機会になにかプレゼントを
贈ろう! ということになり、Facebookのチャットを使って毎日のように密談
していました。

 

そんなわけで、読書会開催前の準備時間で、サプライズのお誕生日プレゼント
贈呈式を急きょ敢行!



突然のことに驚くタツヤさん。
箱を開けると……、



中には、メンバーで相談して決めた、猫町倶楽部のロゴを刺繍したハンカチが!!




タツヤさん、遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます!
実り多き一年になりますように☆

 

 

さて、本題に戻って今回の課題本は「日本2.0」です。



筆者の東さん自ら参加して下さるとのことで、ファシリテーターミーティングも
緊張気味です。



そしていよいよ開場時間。



 

東京アウトプット勉強会は、通常六本木ミッドタウンの中にあるシスコシステムズの
会議室で開催されます。セキュリティが厳重なので、いつもビルの入り口付近に
誘導係がついています。



参加者が続々と集まってきます!
ちなみに、受付に置いてあるのは猫町倶楽部のブックカバー。
参加回数に応じてプレゼントされますよ☆



さて、定例会スタートです。



今回の課題本「日本2.0」は、628ページにも及ぶ分厚い本です。
いつもはすべてを読了しないと参加できない読書会ですが、
今回は読了範囲を設けました。



難しい内容にもかかわらず、議論が弾みます。
あるチームでは、メンバーの世代が近かったということもあり、世代による仕事や
政治に対する意見の違いの話で盛り上がりました。



またあるチームでは、日本国内に住む外国人に対して選挙権、被選挙権を付与する
ことの是非について話し合いました。多様性があることは良いことですが、日本という
国を考える時に、何か統一できるものを模索する必要があるのではないかという意見
などが出たそうです。



そしていよいよ、東浩紀さんの登場です!



東さんも、各テーブルを回ってディスカッションに参加!



東さんがチームに入ってくれるのは、嬉しい反面、緊張も!
「何を質問しようか?」「どんなことを言われるんだろう??」
でも東さん、かなり気さくにお話しして下さいます!



各グループ、熱い議論が交わされました!



そしていよいよ、東さんの講演会です。



さすが日本の次世代を代表する思想家です!
話は尽きるところを知りません!!



参加者も、息を飲んで聞き入っていました!



そして講演会終了後は、いつもの集合写真の撮影。
今回は100名近くの方にご参加いただきました!
みなさま、いつもありがとうございます!!



そして恒例の二次会!
最初はグループごとに着席するので、初参加の人でも楽しむことができますよ!





途中、恒例となった「ゆるゆる席替え」実施。
テーブルごとにテーマを発表し、参加者は興味があるテーブルに自由に
席替えできます。興味の方向性が近い仲間同士で集まるので、話に花が咲きます。
今回のテーマは、旅行、マンガ、音楽、スイーツなどでした!

 

本が読めて、話し合いができるだけでなく、気の合う仲間も見つけられる
猫町倶楽部の読書会。

 

次回もぜひご参加ください!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 【ゲストに亀山郁夫氏】ドストエフスキー「罪と罰」【東京文学サロン月曜会 第37回】

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年1月27日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 【ゲストに亀山郁夫氏】ドストエフスキー「罪と罰」【東京文学サロン月曜会 第37回】

1月の東京文学サロン月曜会、課題本はドストエフスキー「罪と罰」。

今回も会場は代官山「Chano-ma」。


運営スタッフ(サポーターと呼ばれます。)がお出迎え。パンダもいます。

 


課題本が長編だったにも関わらず、110名以上の方にご参加いただきました!
今回のゲストは光文社古典新訳文庫の『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』の翻訳者としても著名な東京外国語大学学長の亀山郁夫さんです。
読書会にも参加していただきました!

 


 


 

亀山さんのお話を、みなさん熱心に聞かれています。

 

そのほかのテーブルでも、会話が盛り上がっているようですね。

 


 


 



 

第一部の読書会、最後はベストドレッサー賞の発表です。

今月のドレスコードは「白と黒」。

 


 

すてきな着物ですね。

 


 

こちらの方も、白と黒の着物。さっきから、後ろの動物が気になります・・・。

 


 

でました、パンダ。「迫力がありますね」とパンダに申し上げたところ、「本物のパンダも熊なので、結構なものですよ」とのことでした。

 


 

お次はペンギンの方も。さながら動物園ですね。
続いて、おしゃれにきめていただいた正統派のお二人です。

 


 


 

 

最後に受賞者のみなさんで記念撮影。おめでとうございます♪

 


 

第二部はまず、亀山先生の講演会でした。


 

「罪と罰」はとても厳しく辛い物語ですが、そこに救いを見出す亀山さんのお話に、みなさん熱心に耳を傾けてらっしゃいました。

 


 

続いてのアフターパーティーも盛り上がりました!

 


 


 


 


 

代表のタツヤさんの誕生日を、サプライズでお祝いする一コマも。

 


 


 

次回の読書会はバレンタイン・スペシャル!お楽しみに♪

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年01月25日(金曜日) 19:15~21:30
  • クリス・アンダーソン「MAKERS」【名古屋アウトプット勉強会 第73回】

今年最初の名古屋アウトプット勉強会はクリス・アンダーソン「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」が課題本でした。


 

 

アイデアさえあれば誰にでも始められるといったメイカーズ(モノ作る人々)ムーブメントについて描かれた今回の課題本。私もワクワクしながら読んでいました。
何か作りたくなったという方も多かったのではないでしょうか?


 


 

私のいたテーブルでも3Dプリンタがあったら、何が作りたいか?
アメリカと日本の文化の差異についてなど多岐にわたる議論がされ、興味深いお話が聞けました。

印象的だったのは、3Dプリンタにカラーバリエーションができているという話。
性能だけで売る時代は終わり、一家に一台3Dプリンタという時代も遠くないのかもしれません。


 

今回が初めてという参加者に感想を聞いてみました。
「今回の課題本は製造業に務めている自分にはちょうどいいと思い、普段は読まないビジネス本に手を出してみましたが、CADを使っている自分にとっては、器具が揃えば簡単にモノづくりが出来そうだと感じました。また、普段話すことがないような人たちと意見を交わすのは新鮮でした。」


 

また久しぶりに参加したという女性参加者にも感想を聞いてみました。

「文中に出てくる3Dプリンタのイメージが思いつかず、ピンと来なかったです。ただ、インターネット技術の発展によって、どんどん世界が変わっていくんだと実感しました。技術革新についていけない会社は淘汰されていくのか不安になりました。」


 

読書会が終わった後は二次会へ今回は「甘太郎」で行いました。

今回は読書会時のグループで固まって座ってもらったので、引き続き議論される方も多く賑やかでした。


 

二次会での感想も聞いてみました。

「今までどんな会か気にはなっていたのですが、なかなか踏み出すことができませんでした。まさか、こんな沢山の人たちが集まっているなんて、会場に来てビックリしました。皆さんと一緒に一冊の本について話し合うということが新鮮で、とても楽しかったです。もっと早く参加すればよかったと後悔してます。」


 

忙しい中でも参加していただいた皆さんありがとうございました。
次回のアウトプット勉強会は2月22日(金)、課題本は三宅秀行(著)「新しい市場のつくりかた」です。ぜひご参加ください!
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/6424

 

また、2月6日(水)には初参加者限定 読書会&説明会を開催します。
課題本はヴィクトール・E・フランクルの名著「夜と霧」です。

「読書会とはどんなものなのか」「気になるけどちょっと敷居が高いなぁ」と思っている方もぜひ1度体験してみてください。お待ちしております。
http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/6174

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2013年1月19日 17:30~20:00
  • リバイバル読書会!!フランクル「夜と霧」【東京アウトプット勉強会】 

週の初めに降った大雪がまだ溶けきらない関東地方。



2013年一回目の東京アウトプット勉強会はヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」でした。

今回の選書は12月に行われたクリスマスパーティーの中で参加者に

「東京アウトプット勉強会でもう一度とりあげて欲しい過去の課題本」のアンケートを取り1位に選ばれた本です。



普段の定例会はお休みし「リバイバル読書会」と銘打って開催!!

今回の参加者は128名、18チームに分けて行いました。



そして今回は東京アウトプット勉強会初、女性の参加者数が半数を超えました!!

いつもどうやったら女性の参加者が増えるのか?と悩んでいるサポーターもこの笑顔。



フェルト生地で素敵なネームホルダーを作って来られた参加者さんもいました。



こちらは開始前のファシリミーティングの様子

ファシリの人数も多いですね。



こちらは今回集まったシェア本



シェア本の前に猫町倶楽部のPVを流したタブレットを置き、参加者の来場を迎える準備は整いました。

PVは(サポーターの手作業で)エンドレス放送でした。



17時30分、司会の挨拶で開催です。



今回は副代表パクちゃんからの挨拶。

東京アウトプット勉強会で夜と霧を過去に課題本としてとりあげた経緯を話していただきました。



どうですかこの数。盛況で嬉しい限りです。



今回の課題本は160P前後と読みやすさもあってか、皆さんよく読みこんで参加してくださいました。



「夜と霧」は、第二次大戦中、ナチスドイツの収容所に入れられた著者の体験と心理学的な解釈を綴った本です。

心理学者である著者は、収容所での自らと周囲を心理学的に分析し、ある種の支えとして極限状態を生き抜きます。



この本の特徴は、苦しみや憎しみ、絶望を描きながらも、主題としては人間に対する希望を描いている点です。

我々はなぜ生きているのか?全ての尊厳を奪われ、なくしてしまっても、どうして人は生きているのか?



過酷な体験を特定の集団や文化のせいにせず、深い人間への愛情に満ちた文章です。

著者自身の体験から生まれる言葉の重さは、読む人の胸を打ちます。



我々は幸いにして、豊かで平和な社会に生きています。

この幸運をどのように使うべきか?どう生きていくべきか?とても考えさせられる一冊でした。



そうこうしているうちに、あっという間に2時間半が経ちました!

最後にみんなで記念撮影!!



二次会も119名に参加いただき大変盛り上がりました!!

参加者の皆さん本当にありがとうございました!

 

次回の東京アウトプット勉強会は2月9日(土)

課題本は東浩紀さんの「日本2.0 思想地図β vol3」です。

次回もよろしくお願いします!!

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年1月12日(土) 読書会 15:00~17:30  レクチャートーク 18:00~20:00
  • 斎藤環精神分析講座-第一回 「関係する女 所有する男」

会場は月曜会でおなじみの、藤が丘 JAZZ茶房青猫です。

10~11名のグループに分かれて、第一部読書会のスタート。
見慣れない精神分析用語に戸惑った、という声もありましたがどのテーブルでも話題は尽きず、
著者も交えての読書会はとっても盛り上がりました!



斎藤環さんにも、各テーブルで参加して頂きました。「おとこソファー」や「(斎藤さん夫婦の)ゴマ団子の話」など、課題本の内容に関する質問に笑いも起きつつ、参加者さんの意見に真摯に耳を傾けていらっしゃる様子が印象的でした。


恋とセックスで幸せになる秘密」等の著者、二村ヒトシさんにもご参加頂き、約70名での賑やかな会となりました。

二部はレクチャートーク。「講演会は良くあるけれど、今回の本(「関係する女 所有する男」)について話すのは初めてなんですよ」とのこと。ジェンダー論や、本を書くに至った経緯などをユーモアを交えてお話下さいました。読書会で集めた参加者からの質問にもたくさん答えて下さり、その後は質疑応答も。課題本に対してより理解が深まったと思います。


次回の開催は4/13(土)、 課題本は『母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか』 です。 第一回の課題本とも密接に関係している内容ですので、 続けてのご参加をお待ちしています。 また2回目からでも、もちろん大丈夫です! 興味のある方は、お気軽にご参加ください。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」&クリスマスパーティー【東京アウトプット勉強会 第44回】

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年12月23日(日曜日) 16:00~21:30
  • 「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」&クリスマスパーティー【東京アウトプット勉強会 第44回】

2012年最後の東京アウトプット勉強会は、クリスマスパーティを兼ねた特別版でお送りしました!
いつもの会場は六本木ミッドタウンですが、今回は代官山のカフェ・chano-maでの開催です。ここは姉妹コミュニティの「月曜会文学サロン」の会場でもあります。



いつもの会議室とは打って変わって、オシャレな雰囲気。 参加者の期待も高まります!



 

まずは副代表のパクちゃんから開催の挨拶です。



手にはしっかり猫町倶楽部のブックカバーが持たれていますね!



それでは読書会の開始です!



今回は会場がカフェということで、皆さんにデザートが出ました!嬉しい特典付きですね!

 

今回の課題本は、「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」。

以前東京アウトプット勉強会でも取り上げた「フリー」の著者でもあるクリス・アンダーソンの最新作ということで、いま注目の1冊です。



インターネット・デジタル革命の波は、予想以上の変化を我々にもたらし続けています。

情報が無料化され、全てが共有される社会に起こる新しい変化…製造業の革新とは?



クリス・アンダーソンの著作は、猫町倶楽部でもおなじみです。

いま起こっているムーブメントと、その行く先について。 わかりやすい筆致はファンも多い様子。



我々の未来はどうなるの?こうなるのかな?

いろいろな人々が集まる読書会では、想像もしなかった意見が聞けます。



製造業の方、IT産業の方、権利に関わるお仕事の方。

全ての人々が興味津々で参加して下さったのは、それが我々自身の未来の話だから、なのでしょうね。

2時間以上の読書会でしたが、各グループ、大いに盛り上がっていました!



さて、通常の読書会は終了です。
いよいよクリスマスパーティの開催です!

パーティの目玉は、美味しい食事にお酒!そして3つのイベントを設けました!

1. 猫町統一試験
2. リバイバル読書会の投票
3. プレゼント本の交換

サポーターがんばりました!それではイベントの様子を見てみましょう。

 

1. 猫町統一試験
猫町倶楽部やクリスマスに関するクイズを出題!
クイズの内容はサポーターがご用意。 『サンタクロースといえば赤と白の衣装がおなじみですが、あの衣装を初めてデザインしたのは、ケンタッキー・フライドチキンのポスターである。○か×か?』と言った具合です。



回答はチーム毎に。チーム対抗です!



正解すると嬉しい!盛り上がっております。



見事1位になったチームには、豪華賞品(笑)! おめでとうございます!

さらに、ここでの順位が、プレゼント交換本を選ぶ順位になります。楽しみですね!

 

2. リバイバル読書会の投票
続きまして、リバイバル読書会の投票です。
会場には、過去42回の東京アウトプット勉強会で取り扱った課題本を一堂に並べられており、その中から 「もう一度読書会をしてみたい本」 を投票します。



1番になった本は、『リバイバル読書会』として再び読書会を開催します!



 

投票の結果、栄えあるリバイバル読書会の課題本は、

『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル(第12回)

になりました! リバイバル読書会は1月19日に開催予定です!
ご興味ある方は是非ご参加ください!

 

3. プレゼント本の交換
最後に、メインイベントのプレゼント本の交換です。

今回、プレゼントされる本は、参加者の皆さんが持ち寄ってくれたオススメ本。
本には、どうしてこの本?この本はここが好き!という持ち主からのメッセージが添えてあります。



クイズの順位が良かったグループから!お好みの本を選んで頂きました。

1位のグループは狙いの本をゲットできたようです。うらやましい!



普段自分ではなかなか手を伸ばさない本に出会えるのも、読書会の醍醐味です。

喜んでいただけましたでしょうか?

 

楽しいクリスマスパーティもいよいよおしまい。
最後に一本締めではありませんが、みんなでクラッカーを鳴らして閉会となりました。



 

みなさま、よいクリスマスの思い出になりましたでしょうか?
2013年も、引き続き猫町倶楽部をよろしくお願いします!

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年12月14日(金曜日) 19:15~21:30
  • 「マイケル・ポーターの競争戦略」【名古屋アウトプット勉強会 第72回】 

第72回名古屋アウトプット勉強会の課題本は、ジョアン・マグレッタ著「〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略」でした。
今回は年の瀬の週末ということもあり、参加された方は31名と規模の小さな会となりました。忙しさの合間を縫って課題本を読了された皆さんの努力には頭が下がります。

 

今回の課題本のベースとなっているマイケル・ポーターの「競争の戦略」は、ファイブフォース分析やバリューチェーンなどの手法が提唱された戦略論の古典として、経営者や経営学を学ぶ方に読み継がれている書です。

しかしその難解さから本書中にもあるように、「誰もが読んでおけばよかったと思うが、誰も読みたいとは思わない」などと称されており、参加者の方の多くが読んだことはない、あるいは着手したけど断念した…とのことから、敷居の高さがうかがえます。

さて、皆さんのアウトプットはどのような感じで進められたのでしょうか…?

いよいよ読書会のスタート…、と、ちょっとだけその前に。
今回、試験的に取り入れてみたことがあります。いつもと少しだけ会場の設営を変えてみたのですが、お気づきでしょうか?

 

参加者どうしの距離を縮め、対角線上のメンバーの方の意見も聞き取りやすくするため、テーブルを小さく配置してみました。


 


 

「とても声が聞き取りやすかった」などの声も聞かれる一方、「スペースが狭いのでメモなどが置きにくかった」といった意見も頂いております。ご意見、ご感想ありましたら、ぜひサポーターまでお声を聞かせてください。

どんなことを言おうか、どう意見をまとめようか…と、開始直後は緊張の面持ちです。とくに参加回数が少ない頃や、初めてファシリテーターを務める時はとても緊張しますが、参加回数を追うごとにリラックスし、自分のカラーを出せるようになる方が多いようです。

 

参加者の言葉にじっくり耳を傾け、考えをめぐらせます…。

 


 

メンバーが抜粋したページを「私もここは重要だと思いました。」「気づかなかった!」など言い合いつつ、一斉にチェックするのもおなじみの光景です。お互いの考えや気づきをシェアすることで、学びがより深まります。

 


 

徐々に緊張がほぐれて、思わず笑いが湧き上がる場面も。


 

終始穏やかな雰囲気で進むグループもあり、ファシリテーターやメンバーそれぞれの色がグループ全体のアウトプットに反映されるのも、興味深いところです。

 


 

初めは経営者と雇用されている者とは立場が違うという思い、所属する組織の方向性と本書で提唱されている内容とのジレンマ、そもそも戦略ってなんだろう?という声が聞かれました。

私のテーブルで話題に上ったのは、「最高ではなく独自性を目指せ」という内容についてです。ただ最高を目指し、目的がはっきりしない活動を拡げがちな組織の中にあって、自分たちはどのように振る舞うべきなのか…?組織の中で決定権を持たない自分たちは、どのように働くべきなのか、自問自答する姿がうかがえました。

また「生物の世界と共通するものを感じる。なぜすべての動物がライオンにならなかったのか」と、生物が最強ではなく最適な進化を遂げてきたことと企業や組織が独自性をもって生き残ったことに着目した、とても興味深いアウトプットが聞かれ、これに対し「利己的な遺伝子(リチャード・ドーキンス著)」が話題に挙がるなどの場面もありました。


 

そして話し合いが進むなかで、戦略的な思考をどのように活用していくかという、個々の行動に焦点が移っていきます。モチベーションを上げる鍵は、目的や意味をいかに持たせていくかという点であること、そして、「優れた戦略は使命感を持たせる」という内容から、組織の戦略が優れていると目的や方向性を理解でき、その上で各社員に広い裁量を与えられているため働く人の満足度が高い傾向にあるという某コーヒーチェーンの例が挙げられました。

現状はすぐに変化しないかもしれませんが、日々の仕事の中で、「バリューチェーンの一つ一つを理解し、何が価値となっているか理解して取り組んでいきたい」という前向きな意見も聞かれました。開始当初は遠い存在のように感じていた戦略を、アウトプットしていく中でこれからの行動指針に落とし込んでいく姿は見事だと思います。

本にしっかり印をつけ、ノートにきれいにまとめて会に臨むなど、一冊の本にこれほど真摯に取り組まれる方が多くみられるのも、アウトプット勉強会ならではの風景です。

 


 


 

初めての方とも、なじみの方とも、一冊の本を通して語り合い、これからの仕事や人生にどのように生かしていくか、などを分かちあえることがこの会の醍醐味といえるでしょう。

そして、場面は変わって二次会へ・・・
「さかなやま」にて、アットホームな雰囲気で催されました。


 

今回は定例会の初めに、名古屋アウトプット勉強会特製しおりのプレゼントが配られました。

このしおりには、Twitter上の猫町bot(@nekomachibot)、また、各サポーターが過去の課題本から選別んだ名言がデザインされています。

そして、サポーターが選んだ名言のしおりをもらった二次会参加者の方には、サポーターセレクトのプレゼント付きというサプライズが!

上質の紙が使用された、ecaro(愛媛のメーカー)のノートと、記者必携の書き心地の良
さ抜群・プレスマン製シャープペンの、サポーターセレクトセットが見事当たりました!
おめでとうございます!充実の読書&お勉強ライフをお送りくださいね!

このほか、しおり、ブックカバーなどの読書にお役立ちのグッズや、読書の合間のリラックスタイムにと、紅茶のセット、チョコレート、アイマスクなどなど、中には猫町倶楽
部特製のブックエンドもあり、バラエティに富んだプレゼントがありました。
プレゼントを見事ゲットされた皆様、ぜひお楽しみくださいね。


 

2013年最初の名古屋アウトプット勉強会は、1月25日(金) クリス・アンダーソン著「MAKERS」が課題本です。ぜひふるってご参加ください。

それでは2013年の皆様の読書ライフが、より豊かとなるようお祈り申し上げます。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 11月17日 18:00~20:00
  • 『イノベーションのジレンマ』【東京アウトプット勉強会 第43回】

東京アウトプット勉強会、11月は、名著『イノベーションのジレンマ』で開催いたしました!



この本は、ビジネス書の中でも長年親しまれてきた正統派の名著。

なかなか固めのテーマですが、78名の参加を頂けました!ありがとうございます!



こちらは準備中のサポーター。

皆様に快適な読書会を提供するため、手作り感満載でお送りしております。



開催前、ファシリテーターミーティングの様子です。

さすがにベテランな方が多いので、安定した進行です。

ファシリテーターの準備が終われば、あとは参加の皆様の入場を待つばかりです。

 

~~~ ここで開催前にCMです! ~~~

 



猫町倶楽部、東京アウトプット勉強会では、

有志の方による本の貸し出しサービス『猫町図書館』を行なっております!

今日は、その様子をご覧ください!



登場しましたのは、参加者のJさんです。

「この本、とっても面白かったけど、1人で読んでるだけじゃもったいないなあ……。」



「そうだ!『猫町図書館』に持って行こう!」

Jさんは定例会に本を持って来てくれました!



Jさんの本が並びました!

猫町図書館には、ビジネス書に限らず、いろんな本が並んでいます。

みんなに読んで欲しい本をいつでも募集しています!



そこに現れたのは参加者のTケンさん。どうやら本を探している様子です。

「何か面白そうな、本ないかなあ……?」



「よし!このド◯ラの本にしよう!」

Tケンさん、面白そうな本を見つけました!



さっそく、本に貼り付けてあるシェアカードに自分の名前を記入します。

シェアカードに書く名前は、本名でなくても結構です。

どんな人がこの本を借りたのかな?ということがわかるので、趣味の合う人が見つかるかも!



Tケンさん、本を借りることが出来てウレシイ!

Jさんは、同じ本を読んだ人が増えてウレシイ!

読み終わったら、定例会の時に持ってきて返してくださいね!

『猫町図書館』は、あなたの読みたい!読んでほしい!を応援します!

 

~~~ 猫町図書館からのCMでした!~~~

 



18時。皆様いらっしゃいました!主宰の山本の挨拶で開始です。



今回の本は、「なぜイノベーションが理屈通りに起こらないのか?」という企業の永遠の悩みに光を当てる一冊。

参加者それぞれの立場から、感じるところがあった様子です。



何故大きな企業になるほど、イノベーションの芽は摘まれてしまうのか?

それは、社員それぞれの能力が劣っているから……ではないようです。



「成功すること」そのものが、次のチャンスを阻むことがある。

それは、大きな成功であればあるほど、みんなで達成したことであればあるほどそう、なのかも知れません。



真面目な内容…とはいえ、読書会は楽しく!

それぞれの立場から出てくる、それぞれの意見を皆さん楽しんでいただけたことと思います。



20時半、読書会終了!

今回もたくさんの参加をいただきまして、ありがとうございました!

 

 

~~~ それではここで参加者インタビューを! ~~~

 

 

【 ayaさん 】

『お名前と参加回数、参加のきっかけをお願いします!』
「ayaと言います。元々読書が好きで、mixiでこのコミュニティを見つけたのがきっかけで参加するようになりました。」

『本は買う派ですか?借りる派ですか?』
「買うことが多いですね。本屋さんが好きなんです。特に目的なく本棚を見ながら歩いて、その時のフィーリングで選びます。あとは成毛眞さんの書評ブログなども参考にしています。」

『今回の課題本で気に入ったフレーズがありましたら教えてください!』
「専門家の予測はかならず外れる、というフレーズは印象的でした。そもそも既存の発想を超えて起こるのが「破壊的イノベーション」ですから、現在の枠組みの中でプロフェッショナルな人には理解が出来る分けないんですよね。」

『最近あった自分のイノベーション、ありますか?』
「あります! 家中断捨離しました! ゴミゴミしていた環境がキレイになったら、それだけで気分もいいですね!」

『シェア本に本を出して頂いてありがとうございます!どんな本ですか?その本を持ってきた理由があれば教えて下さい。』
「以前「チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち」(遠藤誉/朝日新聞出版)をシェア本に出したことがあります。自分が読んで、すっごく面白くてみんなにも読んでほしいと思ったのです。現代の中国の権力図がわかって、すごくスリリングでした。」

『どんな本が増えたら嬉しいですか?』
「シェア本の良さって、普段自分で買うことはないような本と出会えることにあるんだと思います。人文系の本を買うことが少ないので、そういった本が充実したら新しい出会いがあってよいな、と思います。」

ayaさん、ありがとうございました!

 

 

【 カノンさん(東京アウトプット勉強会サポーター) 】

『カノンさんはシェア本企画 『猫町図書館』 の発案者です!この企画を思いついたきっかけ、経緯があれば教えて下さい』

「以前、課題本で「シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略」(日本放送出版協会/レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース:著)を読んだのがきっかけです。」

「シェアが21世紀の社会と経済を変えていく! という内容に刺激を受けて。課題本を読むだけでなく、実際にシェアを体感することにより新しい社会についての仕組みを勉強してみたい、と思ってはじめました。」

『今まで、どんな本がシェア本として提供されてきたでしょうか?』

「フリー」( 日本放送出版協会/クリス・アンダーソン)、「シェア」、「7つの習慣」(キングベアー出版/スティーブン・R・コヴィー)といった過去の課題本が多いですね。最近はマンガ、歴史小説、写真集などいろいろなジャンルの本が増えてきました。

『これから猫町図書館にどんな本が増えたら嬉しいですか?』

「今まで自分では手に取らなかったような本が増えてくると楽しそうですね。」

『今後の猫町図書館に期待することは何ですか?』
「参加者が読書会に来る楽しみのひとつになれたら嬉しいですね。シェアしていただける本がありましたらぜひお持ちください!」

『最後に、参加者に向けてのメッセージがあればお願いします。』
「東京アウトプット勉強会が、参加者にとって、もっともっと新しいアイディアを実践していくきっかけの場になっていければと思っています。」
「運営や企画について、どんどん考えていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。」

カノンさん、ありがとうございました!

 

 

~~~ お二人とも、ご協力ありがとうございました! ~~~

 

次回の東京アウトプット勉強会は、12月23日にクリスマスパーティーを企画しております!

課題本は、話題の新刊 『MAKERS(メイカーズ)』(クリス・アンダーソン)!いつもの六本木ミッドタウンではなく、代官山で開催いたします!

参加者がおすすめの本を持ち寄っての、プレゼント交換もあります!ふるってご参加ください!!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年11月18日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • ガルシア=マルケス「族長の秋」【東京文学サロン月曜会 第35回】

11月の東京文学サロン月曜会、課題本はガルシア=マルケス「族長の秋」。


 

今回の会場は、いつもの代官山Chano-ma。


 

今回は少しハードルが高めの選書なので、参加される方も少ないかと思いきや、なんと100名以上の方にご参加いただくことができました。

 


 

読むのが大変だったという声もありましたが、その分話題が尽きず、どのテーブルも盛り上がっていたようです!

 


 


 

第一部読書会、最後はベストドレッサー賞の発表です。

今月のドレスコードは「エスニック」。


 


 


 


 


 


 

みなさん思い思いのエスニックなお姿で、素敵ですね!

 

最後に受賞者のみなさんで記念撮影。おめでとうございます♪


 

第二部のアフターパーティーも楽しく盛り上がりました!


 


 


 


 

次回はクリスマスパーティです。お楽しみに!

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年12月23日(日) 【第一部】 受付開始15:30 16:00~18:30 【第2部】18:30~21:30 
  • 12/23(日)クリス・アンダーソン「メイカーズ」&クリスマスパーティ

★第二部のみの参加は課題本の読了は必要ありません。
 初めての方も久しぶりの方もぜひこの機会に!!

今年最後の定例会の課題本はクリス・アンダーソンの最新刊

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』 

■ 第二部の懇親会はクリスマスパーティです。
  プレゼント本の交換タイムがあります。
  (クリスマスパーティはプレゼント本の持参が参加条件となります。)

■参加条件:課題本読了とプレゼント本の持参
 ※ 本のプレゼント交換します。 単行本・文庫問いません。
   簡単でOKですので包装して一冊ご持参ください。  
 【お願い】
 第一部の読書会は課題本の読了はこの会の参加にあたっての絶対条件です。
 課題本を読了していない方は参加ご遠慮ください。

■「過去に一度でも参加したことのある方」なら、クリスマスパーティ(第二部)だけは 課題本を読了していない人も参加できます。


■ 会場はいつものミッドタウンではなく 代官山のchano-maで開催します。

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • リンダ・グラットン「ワーク・シフト」【名古屋アウトプット勉強会 第71回】 

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年11月16日(金曜日) 19:15~21:30
  • リンダ・グラットン「ワーク・シフト」【名古屋アウトプット勉強会 第71回】 

第71回名古屋アウトプット勉強会は、リンダ・グラットン(著)「ワーク・シフト – 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」が課題本でした。


 

今回は、会の運営を行わせていただいているサポーター第5期メンバー初の仕事であり、少し緊張した幕開けでした。


 

こちらは受付です。

テーブルの上に筒状になっているのは猫町倶楽部特性ブックカバー。

参加回数に応じて色の違うブックカバーがもらえます。

 


 

身ぶり手ぶりを交えて、それぞれの方が持つ意見をアウトプットしています。


 

お互いの参考になる意見に、メモを取る方も結構いらっしゃいます。


 

和やかな雰囲気のテーブルも。


 

以下、こちらのテーブルでの意見交換の様子です。

●Aさん:個人で働いていくという事に対しては細かく書かれていましたが、大企業目線が無かったように思いました。

●Bさん:ITが発達して、自分のアバターが外との繋がりを担う様になると、人間そのものの存在とアバターとの間にずれが生じ、自然体の人間として生きられなくなり、人が精神異常を来してくるのではないでしょうか。

●Cさん:今後機械がもっと発達していったら、人がやらなくてはならない仕事がどの程度残るのでしょう。

●Dさん:人と人とが実際に会って接するのは大切な事。機械化が進むにつれて、逆にその大切さに気づくようになりますよ。

 

まだ見ぬ未来に漠然とした不安を感じ、それでも「やはり人と人とのアナログ的な繋がりが大切ですよね。」と、最後には生身の人同士の繋がりを大切に想う言葉がありました。

一人で読む“理解する”ではなく、読書会ならではの、“様々な方とのコミュニケーションを通して理解を深める。”を感じた瞬間でした。


 

こちらは全体の様子。


 

みなさん、生涯を共にする仕事との関係をどのように築いて行くかを自分自身にあてはめ、一生懸命考えながら話に夢中になっています。

 

さて、ここからは2次会の様子です。


 

中には初参加の方もいらっしゃいますが、同じ本を最後まで読み通した同士、熱く語りながらも既に打ち解けている雰囲気です。


 

読書会の感想を伺いました。

●初参加のYさん:

HPを見て今回初めて参加しました。私は公務員だから、今回のこの本に描かれているような自分が何か技能を身に付けた上で他の方とタッグを組んで仕事をするという事は考え辛いですが、色んな方の意見が聞けて面白かったです。

●常連のNさん:

便利だと思って、顔を合わせなくてもミーティングの出来るシステムを作ったのだけれど、今思うと、便利な半面、実際に会って話す機会を無くしてしまったのですね。今回の課題本を読んで、正に時代を行く自分達の考えたシステムも本で出て来た例と同じ方向へ向かっていると感じましたよ。


 

みなさん、カメラに注視してくださっていますが・・・中では結構きわどい話をされていたとの噂も。。。

それもこの会の醍醐味です。(笑)

 

勉強会と銘打っていますが、お固く勉強をするだけでなく、普段会わないような人達との語りを通して人生を楽しく生きる為の秘訣を学ぶ会でもある訳です♪

猫町倶楽部の読書会へ参加されると、様々な職業・立場の方との意見交換によって、新たな自分を発見できますよ。

 

次回は今年最後。是非参加してくださいね!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年12月23日(日) 【第一部】 受付開始15:30 16:00~18:30【第2部】受付開始18:30 18:45~21:30 
  • 12/23(日)「夜は短し歩けよ乙女」&「邪道モテ」クリスマスパーティ

毎年恒例大人気のクリスマスパーティ 12/23(日)に代官山UNICEで開催します。

今年のクリスマスパーティのゲストは犬山紙子さん&峰なゆかさんです。

【第一部 読書会】 受付開始15:30  読書会16:00~18:30

課題本は2冊。

森見 登美彦「夜は短し歩けよ乙女」 
犬山紙子&峰なゆか「「邪道モテ」 
この2冊を読んでご参加下さい。ゲストのおふたりも読書会から参加されます。

■参加条件:二冊の課題本の読了とドレス・コード遵守


【第二部 クリスマス・パーティ】 18:45~21:30 (二部のみの参加受付18:30~)
猫町倶楽部に参加されたことのない方も楽しめる企画です。

18:45 オープニング
19:00~20:00  犬山紙子&峰なゆか トークショー
20:00~21:30  プレゼント交換 食事・歓談タイム

■参加条件:プレゼント本の持参 とドレス・コード遵守
※ 本のプレゼント交換します♪ 単行本・文庫問いません。
  簡単でOKですので包装して一冊ご持参ください。

■第二部をより楽しむための副読本(読了は参加条件ではありません)
    「アラサーちゃん」 
    「負け美女 ルックスが仇になる」 

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年12月22日(土) 【第一部】 受付開始18:00 18:30~21:00 【第2部】21:15~ 
  • 12/22(土)カポーティ「ティファニーで朝食を」&クリスマス・パーティ

12月の定例会は文学編。
課題本は トールマン・カポーティの「ティファニーで朝食を」

村上春樹訳 (新潮文庫)
龍口 直太郎訳 (新潮文庫) 
上記どちらでもOKです。



そして二次会はクリスマスパーティ。
初めて猫町倶楽部に参加される方も自然と会話が生まれる仕掛けもバッチリです。

■読書会参加条件:課題本の読了とドレス・コード遵守

■二次会(クリスマスパーティ)参加条件: プレゼント本の持参 とドレス・コード遵守
プレゼント本の交換をします。単行本・文庫問いません。簡単でOKですので包装して一冊ご持参ください。二次会から参加される方は課題本の読了は必要ありません。

■二次会会場 Slowly(スローリー)

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 内田樹が猫町倶楽部にやってくる!! 名古屋&関西アウトプット勉強会 京都旅行

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年10月13日(土)~14日(日) 
  • 内田樹が猫町倶楽部にやってくる!! 名古屋&関西アウトプット勉強会 京都旅行

10月の名古屋アウトプット勉強会は7年目にして初の旅行イベント、そして、ゲストには内田樹さんが登場、題して「内田樹完全攻略!」を開催しました。
また、今回の舞台は京都、ということで今回は関西アウトプット勉強会との合同読書会となりました。

 

まずは10/13(土)の早朝、猫町倶楽部マスコットキャラの旗を目印に、一行は名古屋駅に集まり高速バスで京都に向かって出発!(なお、この旗は運営サポーターのみちこさんお手製です!)

 

京都駅前に昼過ぎに到着、各自で昼食休憩を取った後、読書会の会場かつ宿泊先となるハトヤ瑞宝閣にチェックイン。

 

早速、全10チームに分かれ、第一部の読書会がスタート。

普段とは違い、名古屋と関西のメンバーがシャッフル、また畳の上での読書会ということで戸惑っているメンバーもいましたが、徐々に慣れてきた模様。

 

 

以前、名古屋文学サロン月曜会イベントにゲストとして来てくださった二村ヒトシさんが、なんと今回は一参加者として登場するサプライズも。なんでも内田さんの大ファンだとか。

 

さて、今回の課題本は内田さんに著書の中より選んでいただいた3冊。
 ・『街場のメディア論』
 ・『私家版・ユダヤ文化論』
 ・『レヴィナスと愛の現象学』

まずは『街場のメディア論』チームの様子を。
各テーブルで話題になったのは「メディアの質」「著作権」「メディアリテラシー」「教育」などなど。また、テーブルによっては最近のテレビ番組の質についての白熱した議論もありました。

 

続いて『私家版・ユダヤ文化論』チームの様子。
この本を読むまでユダヤ人のイメージは、世界史や都市伝説的な陰謀論のイメージ等遠い存在の印象を持っていた方が多かったようです。テーブルによっては身近にユダヤ人と係った経験を持っている方の話もあり、また見方が変わったのではないでしょうか。

 

 

 

最後は『レヴィナスと愛の現象学』チームです。
今回の3冊の中では最も難解と言われていましたが、いざ会が始まると最も活発に意見が飛び交っていたのは、この本ではなかったでしょうか。

 

このテーブルには二村さんも一参加者として加わりました。

なお、今回の名札はこのイベント限定。よーく見ると課題本によってデザインが異なります。参加者の皆さんは大切に保存してくださいね!

 

どのテーブルも非常に盛り上がっている雰囲気の中、約2時間の読書会が終了。

読書会終了後は、京都キャンパスプラザに移動して、いよいよ第二部の講演会。
そうです、内田樹さんの登場です。

 

 

この日も内田さんは直前まで神戸で別のお仕事、と非常に多忙な中、駆け付けてくださったのですが、そんな素振りは全く見せず穏やかな語り口で淡々と話される姿に参加者も真剣に聞き入っています。

 

 

私自身、印象的だったのは「情報格差社会から抜け出すために、情報源として信じられる人間のスクリーニングを行いなさい」という話でした。氾濫しすぎた情報に対して何を信じていいのか基準を設けること、そのために信頼できる人を探すこと、もう少し自分でも整理して実践してみたいと思います。

 

また、「教育に必要なのは必ずどこかで学びが機動するという子どもの可能性に対しての全幅の信頼ととにかくそれを『待つ』ということである。」という意見には、お子さんのいらっしゃる参加者はもちろん、多くの方が共感されたようです。

最後は30分程の質疑応答、一つ一つの質問に丁寧にお答えいただきました。

 

講演会が終わり、一日目の最後は内田さん、二村さんを囲んでの打ち上げ。
また名古屋・関西の枠を超えて多くの方が普段話すことのないメンバー同士の交流を楽しみました。

 

 

続く二日目(10/14)は大人の修学旅行。運営サポーターの選んだ以下のツアーに分かれて、それぞれ京都観光を満喫しました。

 ・「縁結び祈願と嵐山・嵯峨野散策」ツアー
 ・「京都・お土産を買おう」ツアー
 ・「日本庭園とラーメンを堪能して恵文社へ遊びに行く」ツアー
 ・「国際マンガミュージアム」ツアー
 ・「保津川下り!!」ツアー

 

 

 

 

中には小学校以来の京都、という参加者もいたようですが普段のストレス解消(?)と言わんばかりにはじけてもらいました。

帰りのバス、集合は二条城前。

 

ここで名古屋からの参加組全員で記念写真。このあと、『予定通り』渋滞に巻き込まれつつ、夕方には名古屋に到着、解散となりました。

本当に参加者の皆さん、お疲れさまでした。
来年はどこに行きましょうか?

最後に、今回の京都旅行イベントの企画・運営に携わった名古屋アウトプット勉強会、関西アウトプット勉強会の運営サポーター集合写真です、お疲れさまでした。

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • リンダ・グラットン「ワークシフト」【東京アウトプット勉強会 第42回】

 第42回東京アウトプット勉強会の課題本は「ワークシフト」でした。

 開始前、ワークシフトの本の編集をされたプレジデント社の中嶋さんより一言ご挨拶。中嶋さんには併せて定例会にも参加していただきました。

「未来の生き方・働き方」について様々な角度から問題を考察し、提言されている今回の課題本。

課題本を読んで、参加者の皆さんは一体どんな考えを持っていたのでしょうか?

 では実際に参加チームでどんな話し合いがされているのか、一部をご紹介します。

①「まずはみなさん、本を読んでどんな感想を持ちましたか?」

Tさん:この本に書かれている未来は、すでに来ていると思う。自分が見ていても、未来に向かって主体的に行動している人と、漫然としている人の差が大きくなっているように感じます。周りの人にも勧めたい1冊ですね。

Mさん:自分の働き方についてあらためて考えさせられる本でした。自分はこの本でいう『Y世代』に当たるのですが、これからどの様に行動すべきだろうか?と考えながら読んでいました。まだ本全体の理解がふわっとしているので、みなさんのお話を聞けたら嬉しいです。

Aさん:世界が繋がっている時代になって、24時間どこでも仕事があることが現実になりつつありますよね。自分は忙しい職場、ゆっくりとした職場、両方の経験があるのですが、どちらがいいかは結論が出ません。自分の働き方について改めて考えるのにふさわしい本でした。

Hさん:自分は大学院在学中なので、まだ就職したことがないんです。なので、この本には自分にとっては漠然としている未来がはっきりと書かれていて、とても面白かったです。できることなら『協力しあえる未来』へ進みたいものだと思いました。

Sさん:世の中がどんどん便利になっているのは良いが、ときどき便利すぎてついていけなくなる気がします。絶え間なく努力してそれについていく社会というのは、大変だなあという思いがあります。

②「皆さんの仕事と生活のバランス、いかがですか?」
Sさん:私はSEなのですが、この仕事は忙しい時期とヒマな時期の振れ幅が大きいので、全体としてのバランスはとれていると思っています。

Aさん:理想は何年かに1度に大きな余暇が取れる働き方なのですが、現実は結構忙しいですね。

Mさん:今の仕事は時間に余裕があるのですが、やりがいに欠けるところがあります。収入よりも、社会参加できているという実感がほしいですね。

Tさん:自分は自営業なので比較的自由に時間を使えますが、周囲にいる人の働き方はそれぞれなので、誰かに会いたいと思っても時間を合わせるのが大変ですね。やはり、意識的に、主体的に動けるかどうかが大切です。

E さん:性格的に漫然と過ごすのが嫌で、暇やゆとりに耐えられないんです(笑)忙しく頑張っている時の方が楽しいし、充実している。逆に言うと、そうじゃな い時は心配になってしまう。なんで、バランスは取れていないかもしれないけれど自分という人間にはあった生き方をしていると思います。

Sさん:過去にマネージャーをしていた時はとても忙しかった。今は派遣の仕事をしていて楽だけど、やりがいが少ない。忙しいけれど充実している人と、楽だけれど満たされない人との2極化があるのではないでしょうか。

Hさん:大学時代に飲食店でバイトリーダーをしたことがあるのですが、月に300時間も働いたのにやりがいがまったく見いだせなかった。仕事で残業ばかりは嫌だな…という思いがある。やりたいことを仕事にしたいですね。

 ③「この本を読んで感じたことを話して下さい!」

Sさん:この本の言うように専門的な力を主体的に磨いていきたいが、はたして10,000時間を投入できるだろうか??

Kさん:いつもなんとなくテレビを見ている様な時間を人との繋がりのために使いたいですね。
この本にはもっとローカルな繋がりの側面も盛り込んで欲しかったのと、また食料・水・医薬品などの問題についても、もっと踏み込んだ内容があると良かったかなと思いました。

Sさん:本に出てくる中国のミニ起業家のように年齢に関わらず、無理せず生き生きと働ける様になりたい。創造的な仕事はなにか?もっと模索していきたいですね。

Eさん:全体の内容がとても腑に落ちるもので、とても共感できた本でした。
これからは『身の丈にあった』働き方をする人が増えるだろうし、自分もそうなりたいです。

Aさん:世代の感覚として、前の世代の人々は内省ということをすることが少なかったのではないでしょうか?中国の若い人と話すと、前の世代の大人たちは何を買ったか?で物を語ろうとする。それが嫌だ、と言っていました。
我々の世代は内省の必要にどうしても迫られている。何に対して時間を投入するか?が大事かなと。

Hさん:自己再生のコミュニティの必要性を感じます。ただ、それは家族であったり兄弟でもいいのでしょうか?
自分は仕事とネットの往復のような生活は嫌だしそれは空しいと思う。何も通用しないところに行って自分をあらためて作り直すような体験が必要だと思うが海外に行く事でそれが出来ないだろうか?と思いました。

  未来に対して希望や不安、疑問など色々な捉え方があるかとおもいますが、この課題本を読むことで『これから訪れる未来』について各人が考え、向き合ういいきっかけになったと思います。

 今月のシェア本は、猫町倶楽部のキャラクターの刻印を押したブックエンドにまとめてみました。

 二次会恒例となった『ゆるゆる席替え』のジャンル発表。

『旅行』『お酒』『本が好き』『フリートーク』『話し足りん』『マンガ・アニメ』『歴史』『グルメ』『恋愛』『課外活動』の10テーブル。

今回はどの席がどんな話題で盛り上がったのでしょうか?

 約130名の参加者となった今回の定例会。皆さんありがとうございました。

 

 二次会も盛り上がりました!!

最後に今回の参加者のインタビューをご覧ください。

参加者インタビュー 木幡さん(男性・初参加)
1、読書会に参加したきっかけ
「読書が好きでmixiにて読書会を検索したところ一番大きなコミュニティーとして東京アウトプット勉強会が出てきたので参加してみました。」

2、今回の課題本での学び、面白かったところはありますか?
「学びとしては、今までぼんやりと考えていた未来のことを違った業界や違った世代の方と話をすることで具体的にイメージすることができるようになりました。
本の面白かったところは、具体例が豊富にあったこと。
書かれている内容は目新しいものではなかったが、読書会をした時の題材として『こういう未来が来る』という中で未来の話をすることは非常に話しやすくて深い内容の本だったと思います。」

参加者インタビュー 最所さん(女性・初参加)
1、アウトプット勉強会に参加した感想を聴かせて下さい
「以前、月曜会に参加したことがありそこで発言が自由な印象を受けました。アウトプット勉強会も2時間あり、ファシリテーターの方によって進め方や雰囲気作りがそれぞれあって活動の幅が広い印象を受けました。」

2、課題本の中で印象的な部分はどこかありましたか?
「本の引用で気になった部分は古代ローマの哲学者キケロの言葉です。『世界で最も強い満足感をもたらす経験とは地球上のあらゆる題材について自分自身に向かって語るのと同じくらい自由に話せる相手を持つことである』
今 まで、『仕事』ってなんだろう?ということを真剣に語る相手がいなかったけど、会社に入って同期ができて共通言語で話せる相手が現れてそれによって『仕事』に対してとても満 足している。これからの価値観が物質的なところから人間関係に移行していくところが日頃から肌感覚で感じていたことだったのでとても印象に残っていま す。」

3、これから参加を考えている方に向けてメッセージがあればお願いします。
「私の中で本は書いた人との対話だと思っていま す。しかしそれはクローズドなもの。作者が書いたことに対して、どういう思いを持ったのかをバックグラウンドの違った方たちと共有することで新しい価値観 が生み出されると思うので、この会に参加して一歩踏み出せばもっと新しい世界が広がるのではと思います。」

木幡さん、最所さんどうもありがとうございました。

次回の東京アウトプット勉強会は11月17日「イノベーションのジレンマ」です。

それでは、また会場でお会いしましょう!!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 岡田斗司夫の選ぶSF小説を200人が読む!読書会&講演会!【東京OP&月曜会合同】

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年9月15日(土) 読書会15:00~17:30/講演会18:00~20:00
  • 岡田斗司夫の選ぶSF小説を200人が読む!読書会&講演会!【東京OP&月曜会合同】

東京での9月の猫町倶楽部は、東京アウトプット勉強会と東京文学サロン月曜会の合同企画「岡田斗司夫の選ぶSF小説を200人が読む!読書会&講演会」 でした。

合同開催、しかも岡田斗司夫さんも読書会から参加され、しかも講演もあるということで、この日は猫町倶楽部始まって以来の、200人近くの参加申し込みがありました。 

ということで、開催前からサポーターも 準備に張り切り、この日も開場時間ギリギリまで準備をしていました。

写真は、懇親会で企画したゲーム用の景品作りをしている様子です。

200人近くが参加するということで、読書会も22チームとなり、22人の大所帯のファシリテーターミーティングとなりました。

会場では岡田斗司夫さん率いるFREEex(フリックス)が発行する同人誌「岡田斗司夫のひとり夜話」も販売。

今回の読書会は月曜会との合同開催のため、月曜会の定番企画「ドレスコード」がありました。
「ドレスコード」というのは、参加者全員が当日の洋服や持ち物などに指定された色やアイテムを身につけてくるように指定することで、今回は岡田さんのご指定で「銀色」がテーマでした。銀色の宇宙船・銀色の宇宙服……、20世紀のSFには「銀色」がつきものだったのです。

みなさん頭をひねるドレスコードですが、今回はこんな奇抜な格好をした参加者もいました。

さて、いよいよ読書会のスタートです!
今回は 東京アウトプット勉強会と東京文学サロン月曜会の合同開催ということで、司会も両会から1人ずつ選出して進行しました。 

岡田さんからのご挨拶です。
会場の視線が一気に集まります!

岡田さんは講演会だけでなく、読書会中も各グループを回って一緒に議論に加わってくれます。ただし、限られた時間ですべてのチームを回ることは出来ませんので、まずはファシリテーターによるくじ引きを開催し、岡田さんが回るグループを決めます。
各チーム、くじの結果を見て一喜一憂。 

そしていよいよ読書会が始まりました!
今回は岡田斗司夫さんが事前に選んだ3冊のSF小説、
「月は無慈悲な夜の女王 」
「タイタンの妖女 」
「神の目の小さな塵 」
 の中から1冊を選ぶ形式を取りました。 

読書会中もドレスコードを身につけています。
こちらの女性は、かわいい銀色のリボンをつけていらっしゃいます。

参加者の他にも岡田さんの会社である「FREEex」の社員の方や、雑誌の取材の方もいらっしゃっていて、会場で記録を取ったり参加者にインタビューをしたりという姿も、ちらほら見受けられました。

各チーム、ファシリテーターを中心に議論を重ねます。

岡田さんもチームに加わって下さいました!

課題本によっても、チームによっても、それぞれ違った内容の話が交わされていきます。

チームの数だけ、色々なテーマが生まれて行き、色々な考え方がシェアされて行きます。みんな真剣に、仲間の話を聞いています。

過去最大規模の読書会ということで、今回は人が通るのも大変なくらいぎっしりと椅子が並べられました。圧巻です!

読書会の後は、月曜会恒例 「ベストドレッサー」 の発表です!

今回のドレスコードは 『銀色』 。 隣り合った2チームから1名づつ選出されます!

……なかなか個性的なメンバーですね!

ベストドレッサーみんなで岡田さんと記念撮影!

読書会のあとに行われた、岡田さんによるSF入門講座。

 岡田さんに「SFとは何か?」をテーマに約1時間半語っていただきました。

 まず最初はSFから観る歴史について。

岡田さん曰く「SF小説は未来を予見するために読む、スティーブジョブズやビルゲイツなどの名だたる経営者もSFを読んでいた。」とのこと。

最初はとっつきにくいと思われたSFの話も岡田さんの軽妙な語り口によって

参加者もどんどんと引き込まれていきます。

 

 SFの歴史の次にお話いただいたのは、岡田さんが今回の課題本以外に読んでもらいたいSF小説の推薦図書を紹介していただきました。

推薦図書は1950~70年代に出版されたものが多かったです。

(写真の本は2001年宇宙の旅)

 

参考までに、以下に列挙します。
 

① 『銀河市民』 (ロバート・A・ハインライン)
広大な銀河社会を舞台に、1人の人間の、様々に変わる境遇を描いた未来の市民物語。異常に作りこまれた世界が面白い!

② 『エデン』 (スタニスワフ・レム)
人類の理解を超える異文明!未知なるものとの接触を描く、これもまたSFの醍醐味!

③ 『われはロボット』 (アイザック・アシモフ)
筆者が生み出し、現在にも生き続ける 「ロボット3原則」 を軸に展開するSF推理小説!

④ 『ファウンデーション (銀河帝国の興亡) 』 (アイザック・アシモフ)
心理歴史学(サイコヒストリー)という架空の学問が、銀河を支配する広大な帝国の崩壊を予測してしまう!SF史に名を輝かす長編!

⑤ 『地球幼年期の終わり』 (アーサー・C・クラーク)
地球外知的生命体と人類の接触!圧倒的な科学力と不気味な沈黙…果たして彼らの意図は??

⑥ 『刺青の男』 (レイ・ブラッドベリ)
“男”の刺青たちが語りだす、宇宙世界の神秘と美しさ!先年惜しまれつつも亡くなった著者の傑作短篇集!

【番外】 『ベスト&ブライテスト』 (デイヴィッド・ハルバースタム)
非SFにつき番外。ケネディ政権に集められた「最高のスタッフ」たちは、いかにしてベトナム戦争という泥沼にはまりこんでいったのか?アメリカの悲劇を追う傑作レポート!

⑦ 『月は無慈悲な夜の女王』 (ロバート・A・ハインライン)
今回の課題本。流刑地から地球の植民地として発展した月世界。主人公はある出会いを機に、月世界の独立運動に身を投じる!読書会参加者の感想は末尾に!

⑧ 『2001年 宇宙の旅』(アーサー・C・クラーク)
映画であまりにも有名になった傑作SF。「小説版を読むと映画版でわからなかったところが楽しめる!」(岡田さん)

⑨ 『神の目の小さな塵』 (ラリー・ニーヴン、ジェリー・パーネル)
今回の課題本。遠い未来、ついに訪れた異文明との接触の瞬間を、複数の人物の視点から描く長編!読書会参加者の感想は末尾に!

⑩ 『宇宙のランデブー』 (アーサー・C・クラーク)
ある日、太陽系に飛来した直径7kmの巨大な円筒!これは一体何なのか?? 「女性が1人も出てこないむさ苦しい話……なのになんでこんなに面白いのか!」 (岡田さん)

⑪ 『宇宙への旅立ち』 (ジェームズ・A・ミッチェナー)
フォン・ブラウン博士の亡命から始まる、人類の宇宙への挑戦!アポロ計画からスペースシャトルの時代を描くノンフィクションノベル! 

⑫ 『リプレイ』 (ケン・グリムウッド)
 18歳から43歳の間で繰り返される人生?巨大な可能性と意外な展開!

⑬ 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 (コリィ・ドクトロウ)
近未来、ついに不老不死を達成した人類!1世紀以上生きて、ついに夢の国の夢の職業についた主人公を待ち受ける不思議な事件!

以上13冊で、残念ながら時間切れ!

講演会後の質疑応答では、「日本のSFオススメは?」という質問に対し、
『石の血脈』(半村良)、『百億の夜と千億の昼』(三瀬龍、荻野望都)『マルドゥック・スクランブル』(冲方丁)を挙げて下さいました!

また、「マンガでは?」との質問には、 『デビルマン(漫画版)』(永井豪)、「初期の松本零士作品」を挙げ、漫画版『バビル2世』の魅力について語ってくださいました!

映画からは面白いところで1作品、 洋画 『地球爆破作戦』 の名が。(英題 『Colossus』) 岡田さん曰く 「邦題で損している」 とのこと。

最後に岡田さんを中心にして記念撮影。

 岡田さん、どうもありがとうございました!!

  

 2次会の様子です!今回は147人の参加!!HUBの店内はご覧のとおりです!

当然、立食パーティー状態!ドリンクにはビールを求める列が!

2次会からは、AV監督の二村ヒトシさんと歌人の枡野浩一さんが来てくださいました!ありがとうございます!

大盛況でした!

次回からは再び月曜会&アウトプット勉強会に分かれて活動いたします!

それでは、10月19日の東京アウトプット勉強会 『ワーク・シフト』 (リンダ・グラットン) および10月20日の東京月曜会 『小僧の神様・城の崎にて』 (志賀直哉) でお会いしましょう!!

 

 

追記 : 各グループで交わされた、今回の課題本の感想をまとめました。参考にどうぞ!

 

【各グループの感想 … 『タイタンの妖女』 (カート・ヴォネガット・ジュニア)】

①全体にまとまりがなく、話がわかりにくかった……という意見が多かった。

 男性は「面白かった」、女性は「面白くない」という班も??

 話全体ではなく、1章、1エピソードについて話す人が多かった様子。

 『水星での「ハーモニウム」のエピソードが印象的だった。
  ボアズとハーモニウムの関係は相手の存在を認め合う愛の形なのでは?
  ハーモニウムの「2種類だけのテレパシー」、「水星の歌を食べること」、「幻想的な色合い」
  に作品隋一の美しい響きを感じた。読んでいて癒された。』

 『この小説は各章ごとに全く異なる種類の話が書かれており、
 「読者の腑に落ちる(ツボにはまる)」箇所というのがどこかに出てくる』(岡田斗司夫さん)

②キーセンテンスは「利用」
 
 『ベアトリスは利用され尽くした人生を振り返り、
  例え利用されていたとしても、自分の意思で行動できる、
  また人を活かすことができるということを「利用してくれてありがとう」という一文に込めている。』
 
 『一方でラムファードは他人を利用しているつもりだったが、
  実は自分も別の存在に利用されていたことを知り、失意を見せる。』
 
 『「幸せは主観であり、心で感じるもの」という意志が行間に見える。
  地球の人々は幸せだったろうか?ボアズは?アンクたちは?
  たったそれだけのことのために、実は緻密に物語が積み上がっている様に見える。』

③その他、『映像にして見たい』『原文のほうがいいのでは?』『作者の捕虜体験が下敷き?』などなど、様々な意見が。

 

【各グループの感想 … 『月は無慈悲な夜の女王』 (ロバート・A・ハインライン)】

 読みやすいという人と、そうでない人とに分かれました。

読みいくいという人は翻訳の質を気にされていて、読みやすいという人は「タイタンの妖女」などに比べて起承転結がはっきりしており、原因と結果がわかりやすいとのことです。
一番盛り上がったのは「マイクはなぜしゃべらなくなったのか」で、

・単純に壊れてしまった
・月は勝って、もう自分は不要と思ったのであえてしゃべらなくなった

という意見が出ました。ハーンラインの真意が気になります。
また、この小説には複数の月星人と万能な機械「マイク」が登場しますが、最も人間らしいのが実はマイクだったのではないか、という意見もありました。
この手の人間と機械の物語の場合、最後は機械が反乱を起こしたり、人を裏切ったりするストーリーが多いような気がしますが、最後までマイクは人間の良い友であり、とにかくチーム内ではマイクが人気でした。

 

【各グループの感想 … 『神の目の小さな塵』 (ラリー・ニーヴン、ジェリー・パーネル) 】

 

・登場人物について
サリーにイラッとした。サリーだけではなく、親モート派にはイライラさせられた。
イライラはしたけど、それぞれの立場について理解はできた。
また、悪人が出てこない点が面白い。
商人のベリーが悪役になるのかと思ったら、意外に良いやつだった。自分が襲われてからのベリーは好感が持てた。

・表紙の絵は何
表紙に書かれているの何か?
神の目?モート人の宇宙船?マッカーサー号?

・人類の進化
1000年後の世界が舞台なのに、人間では身体的に進化していない。進化していてもいいのに。
1000年程度じゃ生物学的な進化はしないだろう。
そもそも進化とは環境に適応するために起こる事で、人間は環境に適応するために体を進化させずとも、社会、科学技術の進歩で環境適応をしているのだろう。

・年齢について
主人公は20前半で士官でなおかつ艦長なのはなぜだろう?
コネがあるにしても、士官候補生も10代だし、やけに若い。

 

以上でした!

 

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年08月25日(土曜日) 受付開始18:00 読書会 18:30~21:00
  • 『失敗の本質』【関西アウトプット勉強会 第28回】

京都会場第28回 8月定例会に、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

課題図書は、日本軍の失敗から、日本人や組織論を学ぶ『失敗の本質』でした。

今回の参加人数は、27名で、前回37名ほどではありませんが盛況で、楽しい会になりました。

当日は、主催者のタツヤさん不在でしたが、サポーターのまとめ役、あっしーさんの発声で会は始まりました。

※サポーター:会の運営をお手伝いしてる人々

 

今回は、先頃、この勉強会について掲載いただきました雑誌ビッグイシューを見て初参加くださった方もいらっしゃいました。

3つのグループに分かれて語り合いました。各グループの楽しそうな雰囲気をご覧ください。

 

大東亜戦争の内容が説明される第1章に苦戦された方も多かったようですが、そこは読書会、詳しい人、詳しくない人、様々な参加者が、教え合いながら理解を深めて行けます。

日本軍の様々な失敗事例を議論し、日本人論を語ったり、現実の会社と結びつけて教訓にしたり、議論は深まって行きます。

やっぱり、いろんな人に話を聞いてもらったり、意見を聞いたりするのって勉強になります。

名古屋発祥のアプトプット勉強会は、東京とここ京都で開催しています。今回は、以前東京で参加していた方が、引越しで関西へ来て参加してくれたり、現在も名古屋で活躍されている方が参加してくれたりと、地域を超えた交流もありました。

課題本について楽しく語り合った後は、さらに交流が深まる二次会です。二次会も18名参加と盛況でした。

美味しい鍋や料理を囲んでの二次会、参加されるとさらに仲良くなれます!

前回の開催報告にもありましたが、

来る10月13日には京都で、名古屋アウトプット勉強会との合同イベントがあります。ゲストは『日本辺境論』他多数の著書をお持ちの内田樹さんです!!

徐々に、イベント詳細も決まりつつあります。

ビッグイベント前の最後の定例会は来月です。メンバーと馴染む意味でも次回定例会にも参加されることをお勧めします。

次回は、9/29(土) クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』です。

主催者のタツヤさんはじめ、優しいメンバーが会場で待ってますので、初めての方にも安心して来ていただけます。ご参加、お待ちしています!!

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 8/18失敗の本質 日本軍の組織的研究 (第37回 東京会場)

8月の東京アウトプット勉強会は「失敗の本質 日本軍の組織的研究」でした。

今回は定例会101名の方にご参加いただきました。

会場の東京ミッドタウンタワー25階シスコシステムズさんの会議室から見える景色です。この日の夜には遠くで上がった花火もはっきり見えました

左側では会場の設営にとりかかるサポーター。右側ではファシリテーターミーティングが行われています。

開場前の受付の様子。101名の参加者をこちらで対応します。主催者の山本が手にする団扇は翌日行われた浴衣読書会の参加者に限定配布されたものです。

今回集まったシェア本。課題本にまつわる戦争、歴史関連の本から過去の課題本、マンガなど様々な本が集まりました。

 

今回は課題本の選書によるものなのか半年~2年ぶりの参加となった元サポーターの方や昔の常連だったメンバーさんの姿が会場にちらほらとありました。

再び来ていただけて嬉しい限りです。

課題本についてグループごとに話す内容はそれぞれ。時には熱い話になったり

冷静になって意見交換をしたり

時には笑顔が見えたり、笑い声も聞こえたりと。

例え1人では読解が困難な本であっても、一冊の本を通して様々な人と意見を交わして、様々な感情やアイデアに触れることができるのはこの読書会の一つの醍醐味ではないかと思います。

最後に記念撮影をして、2次会へと突入です!!

2次会は91名の参加となりました。今回も居酒屋さんを貸し切りにさせていただきました。

みんなお酒も入って会話も弾みいい気分になってます。

こちらはお酒が入りすぎてヒートアップした人たちです(笑)

それでは、今回も参加者のインタビューをご覧ください。

まず1人目は初参加の長谷部さんです。

Q1、今日の感想をお願いします
初参加で最初はどんな感じか分からなかったですが、最終的にはしゃべりすぎた感もあるくらい楽しくて、私が思いつかないことを皆から聴けて有意義な時間でした。

Q2、印象に残ったことは何かありますか?
課題本を通して皆さんの仕事に絡めた話や様々な話題が出てきて話ができたことで今後の自分に生かせそうな感じがしました。

Q3、これから参加を考えている方に一言お願いします。
参加前は少し心配でしたが、皆さん優しくて気軽に打ち解けられる雰囲気があるので、是非一度参加してもらいたいと思います。

長谷部さんありがとうございました。

2人目は約半年ぶりに参加していただきましたくるまつさんです。

Q1、今日の感想をお願いします
課題本は小難しい話でしたが、参加者に恵まれ面白おかしく過ごすことができて2時間あっという間でした。

Q2、久しぶりに参加されてみて感じたことは何かありますか?
以前よりも、非常に和やかな会に変貌していますしサポーターから参加者をどうやって楽しませようかという創意工夫や配慮が感じられて、コミュニティーの価値が上がっていると思います。

Q3、これから参加される方へ一言お願いします
1人で本を読んでいて気付かないことはたくさんあるし、その中で東京アウトプット勉強会は色んな視点、自分以外の本の読み方を体感できる場としては非常にいいところなので、是非一度遊びに来てください!!

くるまつさんありがとうございました。

 

次回の東京アウトプット勉強会は9月15日(土)です。東京文学サロン月曜会との合同開催となります。

皆さん来月も是非遊びに来てください!!それでは、また。

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 7月28日(土) 
  • 名古屋月曜会の浴衣読書会 7/28(土)第56回 角田光代「曾根崎心中」

月曜会、夏の風物詩「浴衣読書会」も今年で4回目となりました。

36度を超す猛暑日、名古屋城をぐるりと裏手へ回ると、そこには…

 

 名古屋市内とは思えない深い木陰と石畳。

通常、一般公開されていない茶室、4つの建物に分れての開催です。

まずは、ファシリミーティング。 今日はよろしくお願いします!

さて、いよいよ読書会開始。今日の課題本は「曾根崎心中」

ご存知近松の世話物を、

角田光代が遊女お初の心映えを通して描いています。 

書院は満席! にぎやかにアウトプットが続きます

 

 

書院奥の 猿面望岳茶席  時おり風が通り抜けていきます。

 

又隠茶席(ゆういんちゃせき)

 

 

徳兵衛の人となりや最期のシーンに、解釈の幅を持たせた作品だったせいか、
現代に生きる月曜会女子には、色男の徳さまも不人気だった模様。
選択肢の少ない時代、ある意味幸せなのかも、という声も聞かれました。

今日のドレスコードは、もちろん「浴衣」!

 

ベストドレッサーのみなさん

 

鮮やかなグリーンのうちわが浴衣に映えます。 浴衣読書会参加者だけのプレミアム。
デザインは月曜会サポーターで、名古屋会場リーダーのジャスミン。です。
 

今年は素敵な「帯どめ」をつけた方が多かったですね

妻の浴衣も夫の帯も妻の手作り!のご夫妻。

 
 
 

オトコマエ2割増! メンズ大集合

 

浴衣でさらに輝くレディスと …  ん? これぞ役得!w

浴衣でさらに輝くレディスと …  ん? これぞ役得!w

今回の席札には二羽の鶴、赤い糸で結ばれています。

 

二次会も8割を超える参加で大いに盛り上がりました! 

   

 

暑い中ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

後日(8月4日)代表の発案で、10名で大阪の文楽劇場まで曾根崎心中鑑賞にも行きました。

縁の下に徳兵衛を隠しての名シーンを演じるために、文楽の女性人形にしてはめづらしく「足」があること、その足で心中への覚悟を確かめ合うときの恍惚とした表情を出すために「目」を閉じる頭を使っていること、など、興味深く観ることができました。

 

 

最後に、今回から始動!の第Ⅴ期サポーターです。

(写真には写っていませんが、このほか早朝から準備に来てくれた秘密兵器3名。)

1年間どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012/07/28(土曜日) 受付開始18:00 読書会18:30-21:00
  • 猫町倶楽部は京都でも開催!!【関西アウトプット勉強会】

 

京都会場第27回 7月定例会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

課題図書は、内田樹著「日本辺境論」。

今回の参加人数は37人とゲストを迎えた特別イベントを除いた関西での定例会では、もっとも大人数となりました。

第27回京都開催イメージ1

 

また、初参加の方、特に女性の方が多い会となりました。

実際、参加された女性に話を伺いましたが、内田樹さんの大ファン!とのこと。
内田樹さんの人気のほどがうかがえます。

これをきっかけに、さらに関西も盛り上がっていけるといいですね。

今回は、それぞれ7-8名のグループが5つ用意されました。

各グループの白熱した議論の様子をご紹介します。

第27回京都開催イメージ2

Aチーム

 

第27回京都開催イメージ3

Bチーム

 

第27回京都開催イメージ4

Cチーム

 

日本人とは何ものかという問いに対して、「日本人とは辺境人である」という答える本書。

第27回京都開催イメージ5

Dチーム

本書を語り合うことで日本人としての自身を省みるきっかけとなり、またそれぞれの「日本人とは・・」を発見されたのではないかと思います。

第27回京都開催イメージ5

Eチーム

 

2次会にもほとんどの方が参加されて、恒例のモツ鍋を囲みながら、さらに盛り上がりました。

第27回京都開催イメージ6

2次会の様子

 

すでにご存知の方もおられると思いますが、

来る10月13日に名古屋アウトプット勉強会との合同イベントがあります。。ゲストは今回の著者、内田樹さんです!!

詳細は現在企画中のため明らかにされていませんが、

暑さも緩む絶好の読書シーズンにこのイベント、盛り上がること間違いなしですね。個人的に今から待ち遠しい。
っと、前のめりになりすぎました・・。

その前に定例会ももちろんありますよ~。ビッグイベントの前に、メンバーと馴染む意味でも次回定例会にも参加されることをお勧めします。

次回は、8/25(土)「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」です。

奮ってのご参加、お待ちしています。

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年07月22日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 7/22(日)追悼レイ・ブラッドベリ 「華氏451度」【第31回】

7月の東京文学サロン月曜会、課題本は6月5日に惜しくも他界したレイ・ブラッドベリの「華氏451度」。

 

 

今回も会場は代官山「Chano-ma」。

 

 

今月もたくさんの参加者が集まりました!

 

 

スリルあふれるSFでありながら、現代社会に対する問題提起とも読み取れる課題本について、各グループで活発な意見交換が行われました。

 

第一部読書会、最後はベストドレッサー賞の発表です。

今月のドレスコードは「華氏451度」。

SF感のあるメガネですね!

 

素敵なドレスですね。炎をイメージされたのでしょうか。

 

こちらは消防署の方でしょうか?(笑)

 

最後に受賞者のみなさんで記念撮影。おめでとうございます♪

 

第二部のアフターパーティーも盛り上がりました!

次回は浴衣読書会です。お楽しみに!

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 7/21 内田樹 「日本辺境論」 【東京会場 第36回】

 

7月の東京アウトプット勉強会は内田樹 「日本辺境論」 が課題本でした!

 2010年新書大賞第一位!のこちらの本は、読みやすく、分かりやすく、面白い!の三拍子揃って、参加者の皆様も納得の内容。

参加者数は前回の2.5倍! 131人に達しました。ありがとうございます!!

 こちらは会場前のファシリテーター(司会)ミーティングの様子です。

1グループ7~8人に1人、ファシリテーターがつきますが、今回はそのファシリも多い!ウレシイ!

  開場。 どうですか、この人数。

ちなみに会議室からは六本木の街が見下ろせます。いい景色です。

 本日の司会のアナウンスにより開始です。ちょっと緊張してますね?

 課題本の紹介と猫町ルールの説明です。

猫町ルールとは、 「相手の意見を否定しちゃダメ」 という、たったひとつのルールのことです。

正しく守って、楽しい読書会!

 

開始です!

今回の本は、読みやすさもあって、すべり出しは順調な様子。

 こちらの班は早速、笑顔が見えています。

これはナイスファシリですね。

 「日本辺境論」は、題名の通りの随筆風日本人論。

日本人とはなにものか?をテーマに、日本人を説明することの難解さと面白さを、洒脱に説き起こした一冊です。

読めばこんなふうに語りたくことうけあいです。

 こちらの班は、お互いの意見に興味津々。

いつの間にか、窓の外では日が暮れています。

 

 

大いに盛り上がる会場。

なんでこんなに日本人論は盛り上がるんでしょう?

 課題本の言葉を借りれば、それは、私達が日本人だからです。

果てしなく他人の意見を意識する、日本人とは何者か?を論じあう我々は、この日、まさに日本人らしい日本人でした。

 

 それにしても、そんな人達が131人。

……あらためて、すごいですね。

 皆さん楽しんでいただけた様子です。

時間の立つのは早いもので、盛況の内に読書会は終了!

 

 

 

最後に全員で記念写真。

このぐらいの人数になると、見ごたえありますね!

 ここでお知らせ。

東京アウトプット勉強会では、有志により本の貸し出しを行なっています。

希望者には、受付のサポーターのお姉さんがナイスな笑顔で貸してくれます! 宣伝でした。

 ここからは2次会の様子です。

遠ーくでピース頂いてる方が。ちょっと寄ってみましょう。

 綺麗どころが多くて華やかですね!

みなさん楽しんでますか?ますね? 何よりです。

 

 

 

 

 こちらは落ち着いた感じで楽しんでらっしゃいますね。

結構、テーブルごとに住み分けも行われております。

 そんなこんなで、2次会も盛況の内に終了しました!

3次会に行った猛者達のその後は、ぜひ参加してお聞きください!

 それではここからは参加者のインタビューを。

初参加者の 『格さん』 です!よろしくお願いします!

 

Q、初参加のきっかけは?
A、元々読書会に興味があって色々調べていました。猫町倶楽部は規模も大きくてしっかり運営されているようだったので、試しに参加してみました。

Q、この会のことはどうやって調べたんですか?
A、インターネットで検索して、猫町倶楽部のホームページにたどり着きました。

Q、実際に参加して、想像と違ったところはありましたか?
A、読書会と聞くとすごく真面目な会なのかと思っていたのですが、ただ真面目なだけじゃなくて、みんな楽しく議論していて入りやすかったです。

Q、読書会への参加を検討中の人に向けてアドバイスをお願いします!
A、堅苦しい会ではなく、本当に楽しく話ができます。読書会後の飲み会も盛り上がります。まずは気軽に参加してみればいいと思います。

格さん、ありがとうございました!また会場でお待ちしております!

 続いては、参加多数のベテラン、 『タクミ』 さんです!よろしくお願いします!

 

Q、今回の課題本の感想は?

A、普段「日本人」ということを意識してこなかったのですが、この機会に改めて「辺境にある影響」というのを受けながら文化がつながってきたんだな、ということを意識しました。

Q、普段はどんな本を読んでいますか?

A、元々読書がそんなに好きだったわけではなく、仕事の関係でビジネス書・自己啓発書を読むのが中心です。

Q、元々読書が好きなわけではないとのことですが、タクミさんは常連ですよね?(笑)

A、はい。実を言うと、最初は仕事で本を読まなくてはいけない部署に異動になってしまい、それじゃ読書会でも行ってみようか、という気持ちで参加したのですが、楽しくてすっかり居着いてしまいました(笑)

Q、参加を検討している人に対して一言お願いします!

A、元々本が好きでなかった僕ですら楽しく参加していますので、きっとみなさん楽しめると思います。是非いらしてください!

 

タクミさん、ありがとうございました!また来月、会場で!

 いかがだったでしょうか?こんな雰囲気で、毎月楽しんでおります!

次回は8月18日、「失敗の本質」で開催いたします!ぜひご参加ください!!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 6月16日(土) 【東京会場 第35回】 反原発の思想史 ~冷戦からフクシマへ~ スガ秀美 著

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 平成24年6月16日 18:00~20:30
  • 6月16日(土) 【東京会場 第35回】 反原発の思想史 ~冷戦からフクシマへ~ スガ秀美 著

 6月16日の東京アウトプット勉強会の課題本は、スガ秀美・著

「反原発の思想史」

「思想史」とあって通常のビジネス書と違い、今回は皆様なかなかの苦戦で合った模様。

開始前のファシリテーター打合せ。

ファシリテーターに緊張している方もあり、皆さん真剣です。

18時 主宰の山本の挨拶で読書会のスタートです。

今回は47名の参加がありました。

さすがに難関を突破してきた精鋭揃い。各グループ論議が始まっております。

作中では、戦後の左翼運動・冷戦構造下の国際関係から、原発・反原発運動のたどってきた複雑な歴史が説き起こされています。

震災後、にわかに蘇った原発拒否の心理の中で、日本の社会は一体どこへ向かうのか?

その背景を踏まえていくべきだ、と作者は主張しています。

我々はそれをどう受け止め、どう発展させていくのか?

こういった会では、ファシリテーターの裁量も大きな要素。

参加者の様子を見て、バランスよく話を振ってくださいます。

とはいえ、笑いも絶えないのが猫町倶楽部の気風。

分からないなら、分からないなりに正直に。

こちらは本のシェア企画。

過去の課題本を中心に、有志からの提供で本の貸し出しを行なっております。

あっという間に2時間半が終了。

これは、2次会での『ジャンル別席替え』の説明の様子。

この後は、2次会会場に移動します。

これは2次会の様子です。

1次会の参加者の、ほとんど全員が参加してくださいました!

では今回の感想を聞いてみましょう。こちらはサポーターのテッケンさんです!

Q1. 今回の本の感想をお願いします。

率直に言って今までの課題本で一番難しかったです。理由​は左翼の歴史について知らなかったことと、固有名詞が多​くて混乱したからです。

 Q2. 普段はどんな本を読んでいるんですか?

ビジネス書ですね。特に自己啓発です。

 Q3. 参加を悩んでいる人に対して、一言アドバイスをお願いします!

『本は好きなんだけど、読書会ってなんだかうさんくさいよな…。』と思うかもしれませんが、、この会はそんなことないので、ぜひ気軽に参加してみてください!

続いて、初参加のエリさんです!

Q1. 参加するきっかけは?

元々本を読むのが好きで、感想を人といろんな人と話し合​えたらいいなと思って参加しました。

 Q2. 普段はどんな本を読んでいますか?

小説が多いですね。阿川佐和子さんや宮本輝さん、あと江​國香織さんも好きです。

 Q3. 実際に参加してどうでしたか?

もっとカタい会で、感想とか意見をしっかり言えないといけ​ない空気なのかな? と思っていたけれど、意外とみんなふ​わっとしていて、「わからない」って正直に言ってもよい​雰囲気が良いと思いました。

 Q4. この会に参加しようか悩んでいる方にメッセージをお願い​します!

あまり難しく考えずに、すっごくアットホームな会なので​、勇気を持って来てください。

エリさんは、mixi上で挨拶した際のサポーターの対応を褒めてくださいました。

写真右が、その時に対応したアンツさん。ご対面に一同拍手!記念の1枚です。

以上、今回も楽しい会となりました!

次回は7月21日「日本辺境論」でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年04月22日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 4/22(日)夏目漱石「こころ」【第28回】

東京文学サロン月曜会、4月の課題本は夏目漱石の「こころ」。


会場の代官山 chano-ma には、今回も多くの参加者が集まりました。




第一部、読書会の模様。
「何年かぶりに読んだ」という方が多かったようですが、今読み返すことで初めて読み取れることや、新鮮な発見も多かったのではないでしょうか?
どのグループも、とても盛り上がっていました。










第一部ラストは恒例のベストドレッサー賞の発表、今回のドレスコードは「トライアングル」。

アクセサリーで、小物で、コスプレ?で・・・、みなさんそれぞれの思うトライアングルを表現していました。







なるほど! さすがですね^^



最後に受賞者みんなで記念撮影。おめでとうございます!


第二部アフターパーティーも盛り上がりました!
次回もお楽しみに!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2012年02月19日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 2/19(日)谷崎潤一郎「春琴抄」【第26回】

東京文学サロン月曜会、2月の課題本は
谷崎潤一郎の「春琴抄」。

 

今回はなんと参加者100名以上!



 
 
第一部の読書会の模様。
今回は分量的には薄めの課題本になりましたが、その重厚な作品世界や描かれるテーマ、独特の挑戦的な文体など、決して楽に読みこなすことができるような作品ではありません。
どのグループも参加者も、「どれだけ話しても話し尽くせない」という様子で、時間いっぱいまで熱のこもったトークを続けていました。





 
 
ベストドレッサーの発表、今回のドレスコードは「フェティッシュ」。

「メガネからタイツまで、フェチ対象となるパーツを一通り取り揃えてみました!」という方から、春琴抄の登場人物になりきる方、そして今日の自分のどこがドレスコードにマッチしてるのか、本人的にもまったく分からない方まで、実にバラエティに富んだ受賞者のみなさんでした。







作品世界を忠実に再現(笑)







おめでとうございます!


 
 
代表のタツヤさんから、猫町ブックカバーについての説明がありました。
累計の参加回数ごとに、貰えるブックカバーの色が変化します。また、「喫茶店など、町でこの猫町ブックカバーしている人を見かけたら、猫町メンバーはその人に声をかけてOK!」というルールが誕生。声をかけられたくないシャイな方は、外では外しておきましょう(笑)。

猫町ブックカバー。参加回数ごとに貰えるカラーが変わります。



次回もお楽しみに!

開催結果レポート一覧に戻る

  • HOME>
  • 開催結果レポート>
  • 1/7(土)A会場「パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ 」 ジェフ・ジャービス

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2012年01月07日(土曜日) 受付開始15:30 読書会16:00~18:30
  • 1/7(土)A会場「パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ 」 ジェフ・ジャービス

1月の東京アウトプット勉強会、課題本はジェフ・ジャービス (著)
パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ』。


昨年の『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』同様、翻訳者の関美和さん、担当編集・NHK出版の松島倫明さんのお二人、そしてさらに今回は監修・解説の小林弘人さんもご参加!

翻訳者の関美和さん(写真左)と担当編集の松島倫明さん(写真右)

翻訳者の関美和さん(写真左)と担当編集の松島倫明さん(写真右)



監修・解説の小林弘人さんご参加!

監修・解説の小林弘人さんもご参加!



小林さん、関さん、松島さん、それぞれ各グループを廻り、熱のこもったディスカッションに加わってくださいました。




会場、各グループのディスカッションの模様。


ソーシャルメディアの普及をはじめ、社会が大きな変革期を迎えている今、我々の生活が、仕事が、生き方がどう変わるのか?


中でも、日本においても本格的な普及期を迎えたといえるFacebookに代表されるソーシャルメディア上で、自分についての情報をどこまでパブリックにし、どこからはパブリックにしないのか・・・?


我々一人ひとりの生き方や考え方に直結する、至極具体的な問題提起であるだけに、どのグループも活発に意見が飛び交い、議論は尽きません。






 

読書会終了後、最後に一言ずつコメントをいただきました。



「今日は読者の方々と直接議論ができて、とても刺激になりました」と小林弘人さん。

「今日は読者の方々と直接議論ができて、とても刺激になりました」と小林弘人さん



「松島さんに『今回はソーシャルリーディングをやります』とお聞きして、私が訳したものをいろんな人たちがネット上で修正していくのかと(かなり長い期間)勘違いしてました(笑)」と関さん。



これからの合言葉は・・・「飲んだらネットに近づくな!」?

これからの合言葉は・・・「飲んだらネットに近づくな!」?



本のミニチュアボックスのキャラメルをプレゼント♪

本のミニチュアボックスのキャラメルをプレゼント♪ 喜んでいただけたようです。



最後に記念撮影。パブリックを手に・・・、皆さん、いい笑顔です!


最後に猫町倶楽部のメンバーに、コメントをいただきました。



小林弘人さん、関美和さん、松島倫明さん、ありがとうございました!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年12月18日(日) 受付開始14:45  読書会15:15~17:45 クリスマスパーティ18:00~21:00
  • 12/18(日)クリスマス・パーティ ゲスト:中村うさぎ&二村ヒトシ

12月は猫町倶楽部 文学サロン月曜会恒例のクリスマスパーティ、 今年はゲストに作家の中村うさぎさんとAV監督二村ヒトシさんをお迎えしての開催となりました。


そしてさらに特別ゲストとして、歌人の枡野浩一さんもご参加くださいました!

左から枡野浩一さん、中村うさぎさん、二村ヒトシさん。手にしているのは
猫町倶楽部オリジナルブックカバー!(来年、メンバー限定で配布予定です)



課題本は
・中村うさぎ著「こんな私が大嫌い」
・二村ヒトシ著「恋とセックスで幸せになる秘密」

第二部をより楽しむための副読本として

・枡野浩一著「結婚失格」


こちはらイベント告知時に戴いたコメントです。



 

第一部の読書会。ドレスコードはもちろん「クリスマス」!




一部クリスマス過ぎる方もいらっしゃる中(笑)、クリスマスカラーの服装やさりげない小物使いなど、皆さんそれぞれにクリスマスを感じさせる素敵なコーディネイトで集まってくれました。


 

第一部のラストは恒例のベストドレッサーの発表。











この度、猫町4組目(5組目だったかも?)のメンバー同士のゴールイン。
ご結婚おめでとうございます!



みんなで祝福。お幸せに!









ゲストの中村うさぎさん、二村ヒトシさん、枡野浩一さんに、大賞を選んでいただきます。



なんと3人一致で・・・



この方に決定!!



最後に記念撮影。受賞者の皆さん、おめでとうございます!

 

続く第二部は、皆さんお待ちかね!のクリスマス・パーティです。


猫町特製ケーキも振る舞われました。


乾杯!


 

ゲストの皆さんにご著書にサインを求める猫町メンバー。

皆さん、快く応じてくださいました。




 

そしていよいよ中村うさぎさん × 二村ヒトシさん、さらに枡野浩一さんを特別ゲストに迎えてのトークショーがスタート!!

テーマは『恋とセックスで幸せになれるか?』







 

今回はUSTREAMでのライブ中継も実現!
放送禁止用語連発のトークでしたが(笑)、会場に来れなかった方、
名古屋、関西の猫町メンバーの皆さんにも楽しんでいただけたと思います。


ストリームで実況も。



会場の盛り上がりもお伝えできたと思います。


 

3人のトークは佳境へ ― 。
恋愛とセックス、女性の自己評価、心の穴、自分が子どもだったころの親と今の自分。そして、親との関係を投影してしまう、対等でない恋愛からの脱却・・・。


中村うさぎさん「君たち(男)が本当に間違うのは、男に肯定されることで女の自己評価が上がると考えること。モテることだけでは女の自己評価も価値も上がらない。女の方もそれで勘違いして、自傷的な間違った恋愛に走ってしまうことがある。でもその先には”達成”がない。」


二村ヒトシさん「今日この壇上でお二人とこのテーマで話ができたことで、やっと自分のことを少し話せたと思う。こういう形で話したのは初めてで、すごく刺激的でした。」


枡野浩一さん「結局、”どうすればいい”って結論は出ないけど、出ないでんすよね、人生って結論が。そういう保留状態で迷いながら、続けるしかないんだってことを、改めて自覚しました。」
 
 
最後は枡野さんが詩を朗読。
タイトル、「キスがすき」。


USTREAMのアーカイブの公開もOKいただきました。全編公開!
ぜひご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/nekomachi-ust
 

ありがとうございました!

 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年11月27日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 11/27(日)ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」

11月の東京文学サロン月曜会、課題本はボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」(「日々の泡」)。


会場は代官山「Chano-ma」。


今月もたくさんの参加者が集まりました!



 

悲恋の物語ではありながら、自由奔放でイマジネーションあふれる課題本の作品世界さながら、各グループ楽しげで活発なディスカッションが行われました。








 

第一部読書会、最後はベストドレッサー賞の発表です。
今月のドレスコードは「登場人物(登場人物の誰かをイメージしてください)」。
女性はやはりヒロイン、クロエが多かったようです。










ベストドレッサーみんなに、バラの花のプレゼント。



 

第二部のアフターパーティー。リラックスしたムードで、思い思いに楽しみます。



 

そして今回でこの東京文学サロン月曜会はめでたく2周年!


「おめでとう!」・・・のクラッカーです(笑)



代表のタツヤさんに花束が手渡されました。



「ではあらためて・・・、乾杯!」



次回は今年最後の東京月曜会、スペシャルなゲストを迎えてのクリスマスパーティーです。是非ご参加ください!
 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年10月30日(日曜日) 受付開始16:00 読書会 16:30~18:30
  • 10/30(日)フランツ・カフカ「変身」

東京文学サロン月曜会、10月の課題本はフランツ・カフカ 「変身」


ドレスコードも「変身」。
“ハロウィン読書会”として開催しました!










 

そしてお待ちかね、ベストドレッサーの発表。
さすがは月曜会、みなさん見事な「変身」ぶりでした!




「変身といえば幼虫、幼虫と言えばガチャピ・・・え、幼虫じゃない?」



「爬虫類?」




「・・・ていうか、誰なの?」





けにー君でした!





カワイイです。






来月もぜひお楽しみに!

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2011年09月17日(土曜日) 読書会16:30~18:45 講演会19:00~20:45
  • 9/17(土) 岡本吏郎が選ぶ4冊&トークイベント

9月の東京アウトプット勉強会は、猫町倶楽部代表の山本が読書家としてもたいへん尊敬している経営コンサルタント、岡本吏郎さんに課題本を選書して頂き、読書会と講演会のセット企画で開催しました。
(岡本さんのホームページはこちら http://www.awn.jp/



岡本さんには「ビジネス書だけが勉強ではない、というテーマで選書を」とお願いをし、下記の4冊を選んでいただきました。

■『かくれた次元』 エドワード・ホール みすず書房http://amzn.to/nsNFUC



岡本さんより:
「昨年、当社開催読書会のメイン本。現代を生き抜く基本書の1冊という位置づけ」


■『思考と行動における言語』S・I・ハヤカワ 岩波書店 http://amzn.to/oODeG0



岡本さんより:
「一般意味論関係の翻訳本。コージブスキー著作の翻訳がないため、これが唯一の正当本? NLPの言語研究の大元。NLPの今の流行り方に疑問を感じているので、こんな本でも・・・」


■『補給戦』 マーチン・ファン クレフェルト 中公文庫 http://amzn.to/onWJV0



岡本さんより:
「再び、『失敗の本質』が売れているけれど、バカの一つ覚えに辟易。
あの本は名著だが、果たして21世紀に読んで学びがあるかは別問題。
もう少しいろいろな関連本を読むべきと思うので、そんな関連本を1冊。
1980年頃の登場時には、大変話題になった本。」


■『神話がわたしたちに語ること』カレン・アームストロング 角川書店 http://amzn.to/oHy2b4



岡本さんより:
「世の中に、神話関連本はたくさんあるけれど、これはわかりやすいうえに、根底にある”意味づけ”が個人的に好き。人の指向性の問題を、神話の角度から考えた本と理解するのがいいか・・・?」


岡本さんには「ビジネス書だけが勉強ではない、というテーマで選書を」とお願いをしたわけですが、ベースとなる世界観や言語・思考・コミュニケーション能力、戦略眼、そして深層からの人間理解・・・など、どの課題本もビジネスの能力をビジネス書よりも深いところから鍛え上げてくれるような、一切妥協ナシ!の選書だったと思います。

読了した課外本ごとにグループ分け。「なぜこの課題本を?」という理由のところから議論が盛り上がりました。
















第一部の読書会終了後は、いよいよ岡本吏郎さんのトークイベント!



参加者の皆さんは、岡本さん「深く広い」、縦横無尽で刺激的なトークに、開始から最後の質疑応答まで、深く聞き入っていました。















読書論から始まり、意味論、認識論、ビジネス観、歴史観、人間観、そしてビジネスの成否を分け、さらには二分という人間が「どう生きるか」を大きく左右するキーとなる「脱同一化」という概念について・・・。

岡本さんの子供時代からの膨大な読書経験、映画、アニメまで含めた大量のインプットと深い思考から醸成された世界観を、たっぷりと語っていただきました。





質疑応答も時間いっぱいまでお答えいただきました。









岡本吏郎さん、ありがとうございました!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年8月21日(日) 受付開始 PM3:00 PM3:30~6:00
  • 8/21(日)浴衣読書会―幸田文「きもの」【第20回】

夏といえば月曜会の浴衣読書会の季節。東京ではこれが2回目となりました。


課題本は幸田文の「きもの」でした。



会場は世界的な名園として国の特別史跡、特別名勝に指定された日本庭園、小石川後楽園の涵徳亭。


美しい日本庭園の夏の表情を愛でつつの、情緒あふれる読書会となりました。

 

ドレスコードはもちろん「浴衣」。


男性も女性も、和装の持つ華美でない、つつしみ深い美しさの中の艶やかさを感じさせる素敵な装いで集まってくださいました。





事務局の聖子さんもこの装いです^^




「ん?」




 
和菓子も振る舞われました。食べるのがもったいないくらいの美しさ。



 

読書会そのものも、もちろん大盛り上がりでした!











 

そしてベストドレッサーの発表!
選ばれた方はどなたも多くの票を集めた、接戦となりました^^





ん、この女性は・・・・



妖艶です。



妖艶すぎます。



でも"アリ"です(笑)







受賞者みんなで記念撮影。



何か違った意味でも記念撮影。


 

第一部の読書会は、最後に参加者全員での記念撮影で終了。

※ クリックして拡大


 

第二部のアフターパーティー。
美味しい料理とくつろいだ会話、皆さん最後まで存分に楽しんでいただけたと思います。




 

来年も楽しみにしていてください!

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年07月10日(日曜日) 受付開始 PM3:00 PM3:30~5:30
  • 7/10(日)菊地成孔が選ぶ3冊

7月の東京文学サロン月曜会は「菊地成孔が選ぶ3冊」の第3弾を開催!!

音楽家・文筆家の菊地成孔さんに選定いただいた3冊の課題本をテーマに、第一部の読書会へのゲスト参加、さらには読書会終了後のトークライブまで実施。
第3弾となった今回も、菊地成孔ワールドにドープに浸り切れる、まさに月曜会以外では考えられない贅沢なイベントとなりました!


※菊地成孔プロフィール・・・http://bit.ly/mp5i3G
※第1弾のときの菊地さんのブログ 2008年9月・・・http://bit.ly/iVHT0U



第一部の読書会、課題本はこの3冊でした。

1. エロチック街道 筒井 康隆

2. 裸体の森へ―感情のイコノグラフィー 伊藤 俊治

3. ものぐさ精神分析 岸田秀

1. と 2. は絶版本ですが、絶版本でも課題本にしてしまうのが月曜会。菊地さんが以前どんなに探しても手に入らなかったはずの本が当日、会場に普通に置いてあることに驚愕し、「山本さんが何か良からぬ手段で調達したに違いない」とおっしゃってました(笑)

 

第一部の読書会とベストドレッサー賞の発表の模様。


ドレスコードも菊地さんにご指定いただきました。男女共通で「上がフォーマル、下がカジュアル or 上がカジュアル、下がフォーマル」。

お一人目は名古屋から参加のこの男性、ですが・・・



上が・・・フォーマル??










 

そして、今回の菊地成孔賞は・・・

やっぱり彼?(笑)



そう、あなたです(笑)



おめでとう!



受賞者みんなで、菊地さんと。


 

そして第二部は菊地成孔トークライブ。質疑応答も含め、2時間たっぷり、縦横無尽に語っていただきました。





 


 
 

質疑応答も白熱!何人もの質問に時間ギリギリまで、エンジン全開で答えてくださいました。












 
菊地成孔さん、本当にありがとうございました!
 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年06月12日(日曜日) 受付開始 PM3:45 PM4:00~6:00
  • 6/12(日)サガン「悲しみよこんにちは」

6月の東京文学サロン月曜会、課題本はフランソワーズ・サガン「悲しみよ こんにちは」。


新潮文庫 http://amzn.to/jMIA3k
 

今回も多数の参加者が集まり、なんとA~Qチームまでに分かれての読書会となりました。
18歳のサガンが、その奇跡のような瑞々しい感性で描いた眩しい夏の南仏の情景、幼さと憧憬に彩られた愛と悲しみの物語を、心行くまで堪能しました。























 
恒例のベストドレッサー賞。今回のドレスコードはズバリ、「サガン」。
こちらは、各グループ(今回は2グループ毎に1人を選定)のベストドレッサーを選んでいるシーンです。








 

そして選ばれたベストドレッサーたちが壇上に。
今回、女性陣は夏の南仏を思わせる爽やかなコーディネートが目立ちました。
男性陣は・・・どうもネタに走りがちだったようです(笑)。もちろん、みんな素敵でしたけど^^



























コーディネートのポイント、「親子」(笑)



将来、パパを恋人に取られないようにね!







なお、今回の聖子賞は・・・



この方! シルバーグレーが良くお似合いでした。



受賞者みんなで記念撮影。



 
今日の一曲はミッシェル・ルグラン演奏の「ジムノペディ第3番」(エリック・サティ)。





続いて7月のゲスト、ジャズミュージシャンの菊地成孔さん(DCPRG)のアルバム「REPORT FROM IRON MOUNTAIN」(邦題「アイアンマウンテン報告」)から、「MIRROR BALLS」。


 
アフターパーティーも、皆さん思い思いに楽しんでいました。






 

最後に東京の月曜会の開催と運営を支えてくれている、第3期サポーターのメンバーを紹介。いつもありがとうございます!


 
次回は7/10(日)、「菊地成孔が選ぶ3冊」の第3弾です!
読書会の後のアフターパーティは菊地成孔さんご本人をゲストにお招きしてトークライブ&パーティも併催します。ぜひご参加ください。
 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年05月15日(日曜日) 受付開始 PM3:45 PM4:00~6:00
  • 5/15(日)坂口安吾「堕落論」

生きよ、堕ちよ。堕ちること以外の中に人間を救う道はない ― 。

5月の東京文学サロン月曜会、課題本は坂口安吾の「堕落論」でした。



集英社版 http://amzn.to/gSCU0Y

 
会場となった代官山 Chano-ma 。ムードたっぷりです。



 
今回も多くの参加者が集まり、廃退的で刺激的な世界にハマり込んでの(!?)
ディープなディスカッションを繰り広げていました。




作品世界に没入 ― 。 これぞ純文学!?


 

今回のドレスコードは「堕落論」の世界観から、「デカダンス」。

廃退的、虚無的、病的・・・などがキーワードの、19世紀末のフランスを中心とした文学のトレンドや生活態度のことで、以下各グループから選ばれたベストドレッサーの皆さんの「廃退」ぶり(?)をご覧ください(笑)。

ベストドレッサー賞の発表




一人ひとり壇上へ。コーディネイトとそのココロを披露。




「廃退的・・・といえば やはり“とろろ昆布”ということで」 あー、なるほど・・・って何故っ!?




ダンディーです。




どうです?みなさん!




シックです。コーディネイトの理由の説明も納得!の「デカダンス」です。




・・・っていうか、あなたは何故に「ととろ昆布」?




真っ赤なネイルとルージュ。存在感あります。




小物使いも重要です。こちらの男性はウィスキーの小瓶持参で。廃退的です(笑)。




昭和初期の、和のデカダンス・・・? まさに「堕落論」の世界です。




ショールがポイントでした。




やはりデカダンスには必要不可欠なバタフライ(笑)。背中がセクシーです。




モノトーンのアイテムでコーディネート。




ポイントは「分針」しかない腕時計。「今何時かぼんやり分かる」のがデカダンス(笑)




こちらの女性も酒瓶持参! 男前でステキです(笑)




そして、今月の聖子賞はこの方に決定!




再度にベストドレッサーみんなで記念撮影。



 
今月の一曲、タツヤさんの選曲はアキコ・グレース「EVANESCENCE OF SAKURA」でした。



 
読書会終了後の第二部、ビュッフェ形式アフターパーティー。
おいしい食事と楽しいお酒を、みなさん思い思いに楽しんでいました。













来月6月の月曜会、課題本はサガンの「悲しみよこんにちは」です。
文学サロン月曜会ははじめて、という方も、ぜひ一度ご参加ください!(開催スケジュール一覧)。

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年4月17日 PM4:00~6:00
  • 4/17(日) 久生十蘭/藤沢周平/太宰治

2ヶ月ぶりの開催となった4月、第15回の東京月曜会定例会の課題本は
「植島啓司が選ぶ3冊」 。
前回2月にゲストでいらしていただいた植島啓司さんに選書をお願い
しました。(前回の開催レポートはこちら

会場は代官山「chano-ma」



1)久生十蘭「予言」-『久生十蘭短篇選』岩波文庫 青空文庫 

2)藤沢周平「神隠し」-『神隠し』新潮文庫 

3)太宰治「誰も知らぬ」-『文豪ミステリ傑作選 太宰治集』河出文庫(絶版)
             青空文庫



【植島さんからのメッセージ】 選書に当たって
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

どれも謎がいっぱいで、普通に読むと、どう解釈していいか迷わされます。

「予言」では、いったい何が真実なのか?
「神隠し」では、誘拐された女将はいったい何を考えていたのか?

「誰も知らぬ」では、女主人公の突発的な行動の理由はどう説明されるのか? 

読む人によって違った解釈が浮かび上がってくることでしょう。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


会場では、どのグループもくつろいだ雰囲気の中、それぞれの課題本が持つ
作品世界を掘り下げた深みのあるトークを、思い思いに楽しんでいました。














 
毎回設定されるドレスコードで遊ぶことも、月曜会の楽しみの一つです。
今回のドレスコードは「ミステリアス」。

タツヤさんもミステリアス(笑)


 
読書会終了後のベストドレッサー賞の発表では、各グループで選出された
候補者たちが、それぞれの「ミステリアス」な世界観を服装と言葉で
表現してくれました。














 
 
そして今月の「聖子賞」はこの方。


 
受賞理由は・・・「見ればわかるでしょう?(笑)」。

確かに、「ミステリアス」以外の何者でもありません!
 
 
受賞者全員で記念撮影。さすが、みんなシックですね。


 
 
今回、名古屋の月曜会で制作された『月曜会新聞』と翻訳者柴田元幸さんの
トークイベントの内容を書き起こした小冊子『柴田元幸とアメリカ文学で遊ぶ』も
披露されました。どちらも素晴らしいクオリティ!

どちらも来場者限定です。



名古屋から駆けつけてくれました!


 
 
最後に、第二部のアフターパーティーの模様です。




 

 
 
それでは、来月の開催も楽しみにしていてください!
 
 
 

開催結果レポート一覧に戻る

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2011年02月13日 第一部16:00~18:00 第二部18:00~21:00
  • バレンタインイベントに『心コレクション』著者 植島啓司さんが参加!

2月の東京文学サロン定例会はバレンタインデーの特別イベントとして、代官山ユナイスにて開催。80名を越える参加者が集まり大盛況!


 
 
課題本は植島啓司さんの『心コレクション』
 
本当に素敵な装丁の本ですが、この本には、最初に「Dear ○○」と名前を書けるスペースがあります。第一部の読書会終了後のプレゼント交換会では、一番好きな言葉のページに印をつけて渡す相手の名前を書き込み、プレゼントとして交換しました!

本の「Dear ○○ 」のスペースに名前を入れて交換



 
今回は課題本『心コレクション』の著者であり、新書でも『生きるチカラ』、『偶然のチカラ』など味わい深い珠玉の人生論を著しておられる宗教人類学者の植島啓司さんもご参加!

『心コレクション』著者の植島啓司さん

『心コレクション』著者の植島啓司さん




さらに今回、なんとyacco(ヤッコ)さんこと高橋靖子さんも飛び入りで参加してくださいました!

飛び入り参加のヤッコさん。ドレスコード「ハート」にちなんだ赤いジャケットでご登場です。

飛び入り参加のヤッコさん。ドレスコード「ハート」にちなんだ赤いジャケットでご登場です。


 
 


第一部の読書会がスタート。どのグループも華やいだ雰囲気の中、課題本『心コレクション』の選び抜かれた100の「心あることば」を味わい、互いの共感を深め合うような深みのあるディスカッションが時間いっぱいまで続きました。


 
バレンタイン特製スイーツも振舞われました!

バレンタイン特製スイーツも振舞われました!


 
植島さんも各テーブルを回り、議論に加わってくださいました。

植島さんも各グループを回り議論に加わってくださいました。


 
 
ヤッコさんも楽しそう♪

ヤッコさんも楽しそう♪



小物入れもハート!



笑顔が本当に素敵です☆

笑顔が本当に素敵です☆



植島さんとヤッコさん。終始笑顔が絶えません。

植島さんとヤッコさん。終始笑顔が絶えません。


 
 
読書会後、恒例のベストドレッサー賞の発表です。今回のドレスコードは「ハート」。それぞれのグループから推薦された候補者たちが、今日のコーディネートとそのココロを、一人一人披露します。











『バカでも年収1000万円』著者の伊藤喜之さん

『バカでも年収1000万円』著者の伊藤喜之さんもノミネート(笑)


 
 
植島さん、ヤッコさんに、それぞれベストドレッサーを選んでいただきました。

「ハートとは盗むもの。盗むといえば・・・」そう、あの人です(笑)

「ハートとは盗むもの。盗むといえば・・・」そう、あの人です(笑)



日本最初のスタイリスト、ヤッコさんが選んだのは・・・

日本最初のスタイリスト、ヤッコさんが選んだのは・・・



この方!合わせ方がヤッコさんと似ているのだとか。

この方!合わせ方がヤッコさんと似ているのだとか。



2人並んでパチリ。確かに似てるかも?

2人並んでパチリ。確かに似てるかも?



最後にみんなで記念撮影

最後にみんなで記念撮影

 
 
 
そして第一部終了後のプレゼント交換会。会場のどこかにいる自分と同じトランプのカードを持った人を見つけて、本を交換しました。

トランプの同じカードを持った人と本を交換。でも見つけるのが大変!

トランプの同じカードを持った人と本を交換。でも見つけるのが大変!



自分の好きな言葉にしるしをつけた本に、相手の名前を書き、プレゼントとして交換しました。

自分の好きな言葉にしるしをつけた本に、相手の名前を書き、プレゼントとして交換しました。



盛り上がりました!

盛り上がりました!


 
 
続く第二部のアフターパーティは、著者の植島啓司さんを囲んでのトークライブ&ビュッフェディナー! 植島さんの歩まれてきたドラマチックな(ドラマチック過ぎる!?)半生を振り返りながらの楽しくも含蓄あるトークの数々に、みなさん一言も漏らすまいと耳を傾けていました。












 
 
最後はヤッコさんも壇上にお招きしてコメント。植島さんも「お会いできて本当に嬉しい」とおっしゃってました。



大盛況の内に幕を閉じました。

大盛況の内に幕を閉じました。


 
 

開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2011年02月12日 読書会15:00~17:30 Facebookセミナー 18:00~20:30
  • 2/12(土)「シェア」&Facebook活用セミナー

2011年2月12日・東京アウトプット勉強会の課題本は、『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』。なんと過去最多、163名の参加者が集まりました!

過去最多、163名の参加者が集まりました。

過去最多、163名の参加者が集まりました。第二部も通算すると170名越え!



課題本『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』

課題本『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』。右に見えるのはFacebookの「いいね!」ボタンにちなんだ『いいね!飴』。名古屋のまいあめ工房さんからのプレゼントです。



みんなで課題本の『シェア』を掲げて記念撮影。本当に壮観でした!

みんなで課題本の『シェア』を掲げて記念撮影。本当に壮観でした!



読書会スタート! すごい熱気です。

読書会スタート! すごい熱気です。



右は『シェア』の翻訳を手がけられた関さんです。「こんなにたくさんの読者の方々に一度にお会いできたのは初めてです(笑)」とコメントくださいました!

右は『シェア』の翻訳を手がけられた関さんです。「こんなにたくさんの読者の方々に一度にお会いできたのは初めてです(笑)」とコメントくださいました!



『シェア』の編集者の方も参加してくださいました。
『シェア』の編集者の方も参加してくださいました。読書会中のつぶやきはこちらをフォロー!-> http://twitter.com/Share_Biz

岡田斗司夫さんも参加

岡田斗司夫さんも参加!



東京アウトプット勉強会のハッシュタグ

東京アウトプット勉強会のハッシュタグ #dtopb (何の略だか考えてみよう!笑)



Twitterでもシェア!

Twitterでもシェア!



どのグループも盛り上がっていました。

どのグループも盛り上がっていましたね。着物で熱弁!ステキです(笑)。



第一部の読書会を通して、楽しくも活発な議論が続きました。

第一部の読書会を通して、楽しくも活発な議論が続きました。



第一部終了後、岡田斗司夫さんに登壇いただきコメントを頂戴しました。
曰く、「シェアには3つの軸がある。1)所有が労苦になった。リサイクルを途中で断ち切る奴が悪者。2)シェアできない一線は?業や嫉妬心まで含めて考える。3)ITによってビジネス自体が終わりつつある社会で究極のシェア(対象)は「仕事」。(@Share_Bizさんのツイートより)

 
第二部はソーシャルメディア研究所代表、『Facebookをビジネスに使う本」著者の熊坂仁美さんをゲスト講師にお招きしての「Facebook活用セミナー」。こちらも150名以上の参加者が熱心に聴講しました。

ゲスト講師にお招きした熊坂仁美さん。(株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役、『Facebookをビジネスに使う本』著者)

ゲスト講師にお招きした熊坂仁美さん。(株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役、『Facebookをビジネスに使う本』著者)



「Facebook などのソーシャルメディアよりも、ブログなどのオウンド(自己所有)メディアをしっかりと構築することが重要」、「海外のブロガーは”ジャーナリスト”。自らの情報発信のあり方を見直すべき」、「グローバルな視点を持ち、保守的な考え方から脱するべき」など、興味深い視点が提示されました。

Facebook活用のポイントを、具体例を交えて説明くださいました。

Facebook活用のポイントを、具体例を交えて説明くださいました。



参加者からの質問タイム。熱心な質問がたくさん寄せられました。

参加者からの質問タイム。熱心な質問がたくさん寄せられました。





時間ギリギリまで質問が飛び交いました。mixiコミュやFacebookページ( http://www.facebook.com/nekomachi.club )にもぜひコメントを寄せてくださいね!

開催結果レポート一覧に戻る

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2010年10月29日(金曜日) 19:00~21:20
  • サンデル『これからの「正義」の話をしよう』 10/29

10月の課題本は今話題沸騰中の・・・

マイケルサンデル著
『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』


≪参加者チポさんの声≫

多くの方がおっしゃっているように、今回のサンデル教授の本は情報が膨大で
読むのにエネルギーを要すなあと思いました。
でも、この本が大学の講義というライブの場から生まれた本であることを考えると、
文字言語に変換された場合やや読みにくいのは当然かも知れないとも思います。
TVで見たハーバード白熱教室や東大での白熱教室の迫力に比べると、
文字に表されたサンデル教授のことばを噛み砕くのはやっぱり大変でした。。

でも!
やっぱりこの本を読んだことはとても価値のあることでした。
TVを見て「すごい~」と感心するにとどまるのではなくて、文章をじっくり
読んで考えると理解度が全然違いますね。
そして、皆さんと共にアウトプットできたことはさらにさらに価値のある
ことだったと思います。
改めて、このビッグな本を読む機会を与えてくれたOP勉強会に感謝します!

Eチームで出たトピックの中で、いくつか目からうろこのアウトプットがありました。
あーさんの「何を『幸福』とするのか。それは人間の視点からだけでよいのか?地球上の他の生物のことも考えるとまた答えは違ってくるのではないか」
というのは新鮮なご意見だなと思いました。
そこからCOP10の話題まで広がりましたしね。
また、Suzukiさんの「一人の人間には複雑な側面があり、状況によって
軸とする理論は異なるのかも」というご意見も、面白いと思いました。

そして、Eチームで話題になった邦題の副題の「いまを生き延びるための」という部分の
謎ですが、最後の岡田氏の白熱教室で明らかになったのでは?と思いました。
そう、岡田氏命名の絶妙なネーミング「Sandel’s Boot Camp」。
正義について、美徳について、一人一人が考えていくことが大事ということ。
答えをすぐに求めるのではなく、自分で&対話を通して考え続けることで
自分を鍛え続けるということ。
それが、混沌とした現代社会を生き抜く道であるということ。
まさに、「いまを生き延びる」ということ。
・・・と、私は解釈してちょっとすっきりしました。
チームの皆さんはどうだったでしょうか・・・?

最後の岡田氏の白熱教室は、もやもやしていた頭をすっきりさせてくれる
素晴らしい講義だったと思います!
これだけ価値が多様化している世界の今後のあり方を考えるとき、
どんな社会にしたいのか??と個々人が考えることが大切だ、という
サンデル教授の持論をとてもわかりやすく説明して頂きました。
わたしたち一人一人が「こうありたい」という理想に近づけるよう、
日々真面目に誠実に生きていくことが世界を動かすのでしょうね。
そう思うと力が湧いてくるような気がします。

来月も都合が合えば是非参加したいです。
よろしくお願いします。


開催結果レポート一覧に戻る

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  •  
  • 開催スケジュール

開催結果レポート一覧に戻る

最新の開催結果
【猫町オンライン】シネマテーブル『ザ・ファイブ・ブラッズ』
【猫町オンライン】シネマテーブル『ザ・ファイブ・ブラッズ』
開催結果をすべて見る
  • 入会・参加方法
  • メディア掲載実績
  • 取材について
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 名古屋シネマテーブル水曜会

このページのTOPに戻る